JP2004233809A - 面光源ユニット、それを用いた電気光学装置並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正な駆動電圧で複数の発光素子を駆動する構成であっても輝度むらが発生せず、かつ、1つの発光素子が壊れて断線状態になっても光の出射を継続することのできる面光源ユニット、電気光学装置、電子機器を提供すること。
【解決手段】面光源ユニット3は、導光板31と発光部33とを有し、発光部33は、発光素子としての複数のチップ形のLED333が多層配線構造のLED実装用基板330上に実装されている。複数のLED333は、2つのグループ331、332の各々において直列に接続されている。LED333は、異なるグループ331、332に属するLED333同士が隣接するように配置されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネルなどの電気光学パネルに向けて光を出射する面光源ユニット、この面光源ユニットをバックライト装置として用いた電気光学装置、およびこの電気光学装置を用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一対の基板間に液晶などの電気光学物質が挟持された透過型あるいは半透過反射型の電気光学パネルを用いた電気光学装置では、電気光学パネルの背面側にバックライト装置としての面光源ユニットが配置され、この面光源ユニットから出射された光を利用して所定の画像が表示される。ここで、面光源ユニットは、平板状の導光板と、この導光板の端部に光を出射する発光部と、この発光部を駆動する電源とを有しており、発光部から出射された光を導光板の光出射面から出射する。
【0003】
このような面光源ユニットにおいて、従来は、発光部として冷陰極管が用いられている。但し、電気光学装置を携帯電話機やモバイルコンピュータなどの表示部として用いた場合、このような携帯用電子機器はバッテリ駆動であるため、面光源ユニットには、消費電力が低いことが求められる。このため、近年、発光部として、砲弾型のLED(発光ダイオード)が用いられつつある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ここで、LEDは点光源であるため、複数のLEDを導光板の側端面に対向するように、かつ、側端面に沿って配置される。また、LEDを点灯させた際、LEDの間で出射光量にばらつきがあると、電気光学装置の画面に輝度むらが発生し、好ましくない。
【0005】
そこで、従来は、全てのLEDを直列に接続することにより、各LEDに流れる電流値を等しくし、輝度ばらつきを防止している。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−160892号(第3頁および図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように、全てのLEDを直列に接続した場合には、高い駆動電圧を必要とするため、バッテリによって駆動される携帯用電子機器では、発光部として搭載できるLEDの数が限られてしまうという問題点がある。
【0008】
また、全てのLEDを直列に接続した場合、LEDが1つでも壊れて断線状態になると、残り全てのLEDが点灯しないことになり、電気光学装置で画像を一切、表示できなくなるという問題点がある。
【0009】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、適正な駆動電圧で複数の発光素子を駆動する構成であっても輝度むらが発生せず、かつ、1つの発光素子が壊れて断線状態になっても光の出射を継続することのできる面光源ユニット、この面光源ユニットを用いた電気光学装置、およびこの電気光学装置を用いた電子機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、平板状の導光板と、該導光板の端部に光を出射する複数の発光素子を備えた発光部と、前記複数の発光素子を駆動する電源とを有し、前記複数の発光素子から出射された光を前記導光板の光出射面から出射する面光源ユニットにおいて、前記複数の発光素子は、グループ毎に発光素子が直列に接続された複数のグループに分けられているとともに、当該複数のグループの各々に前記電源から定電圧が印加されていることを特徴とする。
【0011】
本発明では、面光源ユニットに構成できる電源が生成できる電圧で駆動できる数の発光素子を直列に接続したものを1つのグループとして扱うとともに、このようなグループを複数、構成し、これらの各グループに対して電源から電圧を印加する。このため、少なくとも同一のグループ内に属する複数の発光素子には同一の駆動電流が流れるので、発光素子からの出射光量が一定であり、輝度ばらつきが発生しない。また、全ての発光素子を直列に接続して駆動する場合と比較して低い駆動電圧で済む。さらに、グループの数を増やすだけで必要な光量を確保できる。さらにまた、いずれかの発光素子が壊れて断線状態になったとき、この発光素子が属するグループは消灯状態になるが、他のブロックは点灯状態にある・それ故、光の出射を継続できるので、電気光学装置は、画像を表示し続けることができる。
【0012】
本発明において、前記複数の発光素子は、例えば、前記導光板の側端面に対向し、かつ、当該側端面に沿って配列されている。
【0013】
本発明において、前記発光素子は、チップ形のLEDであることが好ましい。このようなチップ形のLEDは、砲弾型のLEDと比較してそれを配置するスペースが狭くてよいという利点がある。
【0014】
本発明において、前記複数の発光素子は、異なるグループに属する発光素子同士が隣接するように配置されていることが好ましい。このように構成すると、グループ間で発光素子からの出射光量がばらついている場合でも、異なるグループに属する発光素子同士が隣接していれば、このような出射光量のばらつきがあっても、輝度むらが発生しない。
【0015】
このように構成するにあたって、前記複数の発光素子は、多層配線構造の剛性基板上に実装されていることが好ましい。このように多層配線構造の基板を用いると、グループ毎の配線が容易である。また、剛性基板であれば、基板が撓むことがないので、発光素子の位置がずれることがない。
【0016】
本発明において、前記複数の発光素子は、多層配線構造の可撓性基板上に実装されている構成であってもよい。このように多層配線構造の基板を用いると、グループ毎の配線が容易である。また、可撓性基板であれば、薄いので、基板を配置するスペースが狭くてよい。
【0017】
本発明において、前記複数のグループ同士は、例えば、並列に電気的に接続されている場合には、前記電源として、前記複数のグループの全てを駆動する共通の電源を用いることができる。
【0018】
本発明において、前記電源として、前記複数のグループの各々に電圧を印加する複数の電源が用いられている構成であってもよい。
【0019】
これらいずれの形態においても、前記複数のグループは、グランドが共通になっていることが好ましい。
【0020】
本発明において、前記発光部に対して保護回路が構成されていることが好ましい。また、前記複数のグループの各々に対応する複数の電源が用いられている場合には、前記グループの各々に保護回路が構成されていることが好ましい。このような保護回路には、例えば、ツェナーダイオードを用いることができる。
【0021】
本発明を適用した面光源ユニットは、電気光学装置において、電気光学パネルに対するバックライト装置として用いられる。また、本発明に係る電気光学装置は、例えば、携帯電話機、PDA、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、モバイルコンピュータなどの電子機器に用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
[実施の形態1]
(電気光学装置の全体構成)
図1は、本発明を適用したバックライト付き電気光学装置の全体構成を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すバックライト付き電気光学装置の要部の構成を示す断面図である。
【0024】
図1および図2において、本形態の電気光学装置1は、携帯電話機、PDA、パーソナル・デジタル・アシスタント、モバイルコンピュータなどといったバッテリ駆動の電子機器などに表示部として搭載される。
【0025】
この電気光学装置1は、下ケースを兼ねる金属製の下シールド板2、後述する面光源ユニット3(バックライト装置)、枠状のスペーサ8、下偏光板4、電気光学パネル5、上偏光板6、上ケースを兼ねる金属製の上シールド板7をこの順に重ねた構造になっており、いずれの構成要素も概ね、矩形の平面形状を有している。これらの構成要素を下シールド板2と上シールド板7との間に収納するにあたって、本形態では、矩形枠状の樹脂ホルダ9が用いられ、この樹脂ホルダ9の内側に面光源ユニット3、スペーサ8、下偏光板4、および電気光学パネル5が配置されている。ここで、スペーサ8は、面光源ユニット3と下偏光板4との間に所定の隙間を確保している。
【0026】
上シールド板7には、以下に説明する電気光学パネル5の画像表示領域に対応する大きさの表示窓71が形成されており、上シールド板7は、電気光学パネル5の画像表示領域の外周領域を覆うとともに、電気光学パネル5を物理的に保護している。
【0027】
本形態において、電気光学パネル5としては、TFTアクティブマトリクス型の透過型液晶パネルが用いられている。この種の液晶パネルとしては、周知のものを用いることができるので、詳細な説明を省略するが、画素電極や画素スイッチング素子などを備えた画素がマトリクス状に形成されたTFTアレイ基板51と、同じく石英ガラスや耐熱ガラスなどの基板の表面に対向電極やカラーフィルタなどがが形成された対向基板52と、これらの基板を貼り合わせるシール材と、基板間でシール材で区画された領域内に封入、保持されている電気光学物質としての液晶とから概略構成されている。
【0028】
対向基板52は、TFTアレイ基板51よりも小さく、TFTアレイ基板51の周辺部分は、対向基板52の外周縁よりはみ出た状態にある。従って、TFTアレイ基板51において、画像表示領域の周囲には、画素スイッチング用のTFTと同時形成された駆動回路用のTFT(図示せず。)を用いて走査線駆動回路やデータ線駆動回路などを形成することができる。また、TFTアレイ基板51において対向基板52の端部からはみ出した領域に入出力端子を形成しておけば、図1に示すように、これらの入出力端子に対して駆動用IC54がCOF実装された可撓性基板53を実装することができる。本形態では、可撓性基板53に対しては、さらに、面光源ユニット3の電源回路などを構成する各種電子部品55が実装された可撓性基板56が接続されており、可撓性基板56の細長く延びた部分が、面光源ユニット3のLED実装用基板330に接続されている。
【0029】
このように構成した電気光学装置1において、電気光学パネル5のTFTアレイ基板51の側(光入射側)、および対向基板52の側(光出射側)には、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、プラスチックシートからなる下偏光板4、および上偏光板6が所定の向きに配置される。
【0030】
なお、本形態では、TFTアレイ基板51の方からバックライト装置用の面光源ユニット3の光が入射して、対向基板524の方から出射される構成になっているが、その逆に、対向基板524の方から光が入射して、TFTアレイ基板51の方から出射される構成であってもよい。また、電気光学パネル5としては、TFTアクティブマトリクス型の透過型液晶パネルの他、TFDアクティブマトリクス型の透過型液晶パネル、パッシブマトクス型の透過型液晶パネルなどを用いてもよい。また、透過型液晶パネルに限らず、半透過・反射型の液晶パネルを用いてもよい。
【0031】
(面光源ユニット3の構成)
図3(A)、(B)、(C)、(D)は、図1および図2に示す電気光学装置1でバックライト装置として用いた面光源ユニット3の発光部の構成を示す底面図、この発光部の等価回路図、図3(A)に示す発光部をA−A′線で切断したときの断面図、および図3(A)に示す発光部をB−B′線で切断したときの断面図である。図3(A)、(B)は、図1および図2に示す電気光学装置1において、面光源ユニット3のLED実装用基板の樹脂ホルダへの取り付け構造を示す斜視図、および平面図である。
【0032】
本形態の電気光学装置1において、バックライト装置として用いた面光源ユニット3は、透光性を備えた樹脂成形品からなる矩形の導光板31と、LED実装用基板330を備えた発光部33と、この発光部33を駆動するための電源回路39とを備えている。また、面光源ユニット3では、導光板31の下面側に反射シート35が重ねて配置されている一方、導光板31の上面側には、レンズシートや拡散シートなどといったシート状光学部品37が配置されている。
【0033】
発光部33において、LED実装用基板330としては、細長く切断された剛性のガラス−エポキシ基板が用いられ、このLED実装用基板330の下面には、発光素子としての複数のチップ形のLED333が一列に実装されている。ここで、LED333はいずれも、導光板31の4つの側端面のうちの1つの側端面311に対向し、かつ、この側端面311に沿うように配列されている。
【0034】
ここで、複数のLED333は、図3(A)、(B)に示すように、2つのグループ331、332に分けられており、この2つのグループ331、332のいずれにおいても、複数のLED333、例えば、5つのLED333が直列に接続されている。また、2つのグループ331、332同士は、並列に電気的に接続されている。すなわち、2つのグループ331、332同士は、陽極側配線338、およびグランド配線339が共通配線とされ、そこに電源回路39が接続されている。さらに、発光部33には、保護回路としてツェナーダイオード38が並列に接続されている。
【0035】
また、本形態では、複数のLED333は、異なるグループ331、332に属するLED333同士が隣接するように配置されている。このため、LED実装用基板330において、第1のグループ331に属するLED333に対する第1の配線パターン336と、第2のグループ332に属するLED333に対する第2の配線パターン337は、交差することになる。そこで、本形態では、図3(C)、(D)に示すように、LED実装用基板330として、配線パターン336、337が異なる層間に形成された多層配線構造のガラス−エポキシ基板が用いられている。
【0036】
このように構成した面光源ユニット3において、上シールド板7と下シールド板2との間で複数のLED333が導光板31の側方に近接配置するにあたって、樹脂ホルダ9の内側に反射シート35、導光板31、およびシート状光学部品37を重ねて配置するとともに、複数のLED333を下に向けてLED実装用基板330を樹脂ホルダ9に取り付ける。
【0037】
すなわち、図4(A)、(B)に示すように、樹脂ホルダ9の相対向する枠部の端部には、LED実装用基板330の両端部が嵌る凹部91がそれぞれ形成されいている。また、凹部91の底部には係合突起92が形成されている一方、LED実装用基板330の両端部には係合穴334が形成されている。このため、樹脂ホルダ9の凹部91の内部にLED実装用基板330の両端部を嵌めるだけで、係合突起92が係合穴334が嵌ることにより、LED実装用基板330を樹脂ホルダ9に位置決め、保持させることができる。
【0038】
また、LED実装用基板330は、剛性の強いガラス−エポキシ基板である。さらに、図2および図3(A)に示すように、LED実装用基板330の一方の端縁は、導光板31の一方の端縁の上に重なるように配置され、LED実装用基板330の長手方向における中央部分は、導光板31で支持された状態となる。従って、LED実装用基板330の両端部を樹脂ホルダ9で支持する構造であっても、LED実装用基板330が下方に撓むことがない。それ故、図1.図2、および図3(C)、(D)に示すように、LED333は、下向きで導光板31の側端面311に対向し、かつ、この側端面311に沿うように配置される。
【0039】
ここで、LED実装用基板330の一方の端縁を導光板31の上に重ねた部分は、導光板31に対してシート状光学部品37を重ねたことによって生じた空きスペースであり、かつ、LED実装用基板330は、シート状光学部品37の総厚みと同等かそれより薄い。従って、LED実装用基板330の一方の端縁を導光板31の上に重ねた場合でも、厚さ寸法が大きくなるなどの問題は発生しない。
【0040】
(動作)
このように構成した電気光学装置1において、面光源ユニット3でLED333を点灯させると、LED333から出射された光は、導光板31に入射し、この導光板31内、あるいは反射シート35で反射を繰り返しながら、導光板31の上面である光出射面315(シート状光学部品37の側)に向かって出射される。そして、シート状光学部品37に入射した光は、シート状光学部品37によって光散乱性が付与されるなどの作用を受けた後、電気光学パネル5に出射される。一方、電気光学パネル5では、画素電極に印加した画像信号によって、液晶の配向状態を画素毎に制御する。例えば、電気光学パネル5をTNモードで構成した場合に、液晶は、基板間で90°の角度をもって捩じれ配向し、このような捩じれ配向は、基板間で液晶に電場をかけることによって解放される。従って、基板間に外部から電場を印加するか否かによって、液晶の配向状態を画素毎に制御することができる。
【0041】
それ故、電気光学パネル5において、面光源ユニット3から出射された光は、入射側の下偏光板4によって所定の直線偏光光に揃えられた後、液晶の層に入射し、ある領域を透過する直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられて出射される一方、他の領域を通過した直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられることなく出射する。このため、入射側の下偏光板4と出射側の上偏光板6を互いの透過偏光軸が直交するように配置しておけば(ノーマリホワイト)、電気光学パネル5の出射側に配置された上偏光板6を通過するのは、液晶によって透過偏光軸が捩じられた方の直線偏光光のみである。これに対して、入射側の下偏光板4と透過偏光軸が平行になるように出射側の上偏光板6を配置しておけば(ノーマリブラック)、電気光学パネル5の出射側に配置された上偏光板6を通過するのは、液晶によって透過偏光軸が捩じられることのなかった直線偏光光のみである。よって、液晶の配向状態を画素毎に制御すれば、任意の情報を表示することができる。
【0042】
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本発明では、面光源ユニット3の電源回路39で生成できる電圧で駆動できる数のLED333を直列に接続するとともに、このように直列接続した複数のLED333からなるグループ331、332を2つ構成し、これらの各グループ331、332に対して共通の電源回路39から電力供給を行う。このため、少なくとも同一のグループに属する複数のLED333には同一の駆動電流が流れるので、LED333からの出射光量が一定である。従って、導光板31から出射される光に輝度ばらつきが発生しない。
【0043】
また、複数LED333の全てを直列に接続した場合と比較して低い駆動電圧で済む。従って、本形態に係る電気光学装置1を携帯電話機、PDA、パーソナル・デジタル・アシスタント、モバイルコンピュータなどといったバッテリ駆動の電子機器に搭載した場合に、これらの電子機器の電源回路では、高い駆動電圧を生成するための昇圧回路を必要としない。
【0044】
さらに、本形態の面光源ユニット3では、LED333のグループの数を増やすだけで、導光板31に入射すべき光量を確保できるので、電子機器の表示部において、適正な明るさの画像を表示できる。
【0045】
さらにまた、面光源ユニット3の発光部33において、いずれかのLED333が壊れて断線状態になったときでも、このLED333と同一のグループに属するLED333は消灯状態になるが、他のグループに属するLED333は点灯状態にある。それ故、電気光学装置1での画像の表示を継続することができる。
【0046】
また、本形態において、チップ形のLED333を用いているので、砲弾型のLEDを用いた場合と比較してそれを配置するスペースが狭くてよい。
【0047】
しかも、複数のLED333は、異なるグループに属するLED同士が隣接するように配置されている。従って、グループ間でLED333からの出射光量がばらついている場合でも輝度むらが発生しない。また、一方のグループに属するLED333が消灯状態になっても、他のグループに属するLED333は点灯状態にあるため、光量は低下するものの、面光源ユニット3の全面から光が出射される。それ故、電気光学装置1では、画像表示領域の全面で画像を表示することができる。
【0048】
[実施の形態2]
図5(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置でバックライト装置として用いた面光源ユニットの発光部の構成を示す平面図、この発光部の等価回路図、図5(A)に示す発光部をC−C′線で切断したときの断面図、および図5(A)に示す発光部をD−D′線で切断したときの断面図である。
【0049】
実施の形態1では、グループ331、332同士を並列に電気的に接続することにより共通の電源回路39を用いたが、図5(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、グループ331、332の各々に電圧を印加する個別の電源回路391、392を用いてもよい。この場合もグランド配線339は共通配線になっている。また、グループ331、332の各々に保護回路としてのツェナーダイオード381、382が並列に接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
【0050】
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に用いた面光源ユニットの発光部の構成を示す断面図である。
【0051】
実施の形態1では、LED実装用基板330としてガラス−エポキシ基板を用いたが、本形態では、図6に示すように、LED実装用基板330として、多層配線構造の可撓性基板を用いる一方、樹脂ホルダ9の内側に基板固定用の張り出し部95を設け、この張り出し部95の下面にLED実装用基板330の上面を接着固定している。また、本形態でも、LED実装用基板330の一方の端縁は、導光板31の一方の端縁の上に重なるように配置されている。従って、LED実装用基板330は、下方に撓むことがないので、LED333は、下向きで導光板31の側端面311に対向し、かつ、この側端面311に沿うように配置される。また、LED実装用基板330として多層配線構造の可撓性基板を用いため、LED実装用基板330を配置するスペ−スが狭くてよいので、面光源ユニット3の薄型化を図ることができるという利点がある。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したバックライト付き電気光学装置の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明を適用したバックライト付き電気光学装置の要部の構成を示す断面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)は、図1および図2に示す電気光学装置でバックライト装置として用いた面光源ユニットの発光部の構成を示す平面図、この発光部の等価回路図、図3(A)に示す発光部をA−A′線で切断したときの断面図、および図3(A)に示す発光部をB−B′線で切断したときの断面図である。
【図4】(A)、(B)は、図1および図2に示す電気光学装置において、バックライト装置として用いた面光源ユニットのLED実装用基板の樹脂ホルダへの取り付け構造を示す斜視図、および平面図である。
【図5】(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置でバックライト装置として用いた面光源ユニットの発光部の構成を示す平面図、この発光部の等価回路図、図5(A)に示す発光部をC−C′線で切断したときの断面図、および図5(A)に示す発光部をD−D′線で切断したときの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る電気光学装置で面光源ユニットの発光部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置
2 下シールド板
3 面光源ユニット(バックライト装置)
4 下偏光板
5 電気光学パネル
6 上偏光板
7 上シールド板
8 スペーサ
9 樹脂ホルダ
31 導光板
33 発光部
35 反射シート
37 シート状光学部品
38、381、382 ツェナーダイオード(保護回路)
39、391、392 電源回路
51 TFTアレイ基板
52 対向基板
53、56 可撓性基板
54 駆動用IC
91 樹脂ホルダの凹部
92 係合突起
95 樹脂ホルダの張り出し部
330 LED実装用基板
311 導光板の側端面
315 導光板の光出射面
331、332 LEDのグループ
333 チップ形のLED(発光素子)
334 係合穴

Claims (14)

  1. 平板状の導光板と、該導光板の端部に光を出射する複数の発光素子を備えた発光部と、前記複数の発光素子を駆動する電源とを有し、前記複数の発光素子から出射された光を前記導光板の光出射面から出射する面光源ユニットにおいて、
    前記複数の発光素子は、グループ毎に発光素子が直列に接続された複数のグループに分けられているとともに、
    当該複数のグループの各々に前記電源から定電圧が印加されていることを特徴とする面光源ユニット。
  2. 請求項1において、前記複数の発光素子は、前記導光板の側端面に対向し、かつ、当該側端面に沿って配列されていることを特徴とする面光源ユニット。
  3. 請求項1または2において、前記複数の発光素子は、いずれもチップ形のLEDであることを特徴とする面光源ユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記複数の発光素子は、異なるグループに属する発光素子同士が隣接するように配置されていることを特徴とする面光源ユニット。
  5. 請求項4において、前記複数の発光素子は、多層配線構造の剛性基板上に実装されていることを特徴とする面光源ユニット。
  6. 請求項4において、前記複数の発光素子は、多層配線構造の可撓性基板上に実装されていることを特徴とする面光源ユニット。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、前記複数のグループ同士は、並列に電気的に接続されているとともに、
    前記電源として、前記複数のグループの全てを駆動する共通の電源が用いられていることを特徴とする面光源ユニット。
  8. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、前記電源として、前記複数のグループの各々に電圧を印加する複数の電源が用いられていることを特徴とする面光源ユニット。
  9. 請求項7または8において、前記複数のグループは、グランドが共通になっていることを特徴とする面光源ユニット。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、前記発光部に対しては保護回路が構成されていることを特徴とする面光源ユニット。
  11. 請求項8において、前記グループの各々に対して前記保護回路が構成されていることを特徴とする面光源ユニット。
  12. 請求項10または11において、前記保護回路には、ツェナーダイオードが用いられていることを特徴とする面光源ユニット。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに規定する面光源ユニットを電気光学パネルに対するバックライト装置として用いたことを特徴とする電気光学装置。
  14. 請求項13に規定する電気光学装置を用いたことを特徴とする電子機器。
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