JP2004233713A - 表示装置のデータ側駆動回路 - Google Patents

表示装置のデータ側駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】電源電圧に対応したバイアス電流の切換えを自動で行えるようにする。
【解決手段】コンパレータ21の出力CLK’が電源電圧判定回路50に入力されると、内部でCLK’の波形の傾きが検出され、電源電圧判定回路50からバイアス切換え信号生成回路60に、コンパレータ21への電源電圧Vcc=Vcc1のとき、“H”レベルが出力され、Vcc=Vcc2(Vcc1>Vcc2)のとき、CLK’の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号が出力される。そして、バイアス切換え信号生成回路60からバイアス制御回路22に、Vcc=Vcc1のとき、バイアス切換え信号BIC=“L”レベルが出力され、Vcc=Vcc2のとき、2つ目のパルス信号に同期してBIC=“H”レベルが出力される。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置のデータ側駆動回路に関し、特に小振幅差動信号形式のデータ信号を入力とする表示装置のデータ側駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドットマトリックス型表示装置として、液晶表示装置が、薄型、軽量、低電力という特長から、パソコンなど様々な装置に用いられ、特に画質を高精細に制御するのに有利であるアクティブマトリックス方式のカラー液晶表示装置が主流を占めている。
【0003】
この種の液晶表示装置の液晶表示モジュールは、図8に示すように、液晶パネル(LCDパネル)1と、半導体集積回路装置(以下、ICという)からなる制御回路(以下、コントローラという)2と、ICからなる複数個の走査側駆動回路(以下、走査側ドライバという)3およびデータ側駆動回路(以下、データ側ドライバという)4とを具備している。液晶パネル1は、詳細を図示しないが、透明な画素電極および薄膜トランジスタ(TFT)を配置した半導体基板と、面全体に1つの透明な電極を形成した対向基板と、これら2枚の基板を対向させて間に液晶を封入した構造からなり、スイッチング機能を持つTFTを制御することにより各画素電極に所定の電圧を印加し、各画素電極と対向基板電極との間の電位差により液晶の透過率を変化させて画像を表示するものである。半導体基板上には、各画素電極へ印加する階調電圧を送るデータ線と、TFTのスイッチング制御信号(走査信号)を送る走査線とが配線されている。
【0004】
コントローラ2は、入力側がPC(パソコン)5に接続され、出力側が走査側ドライバ3およびデータ側ドライバ4に接続されている。走査側ドライバ3およびデータ側ドライバ4の出力側は、液晶パネル1の走査線およびデータ線にそれぞれ接続されている。走査側ドライバ3およびデータ側ドライバ4は、製造上の制限よりチップサイズが制限され、従って、IC1個で出力できる走査線およびデータ線に対応する出力数も制限され、液晶パネル1のサイズが大きい場合、それぞれ複数個を液晶パネル1の外周に配置する必要がある。例えばXGA(1024×768画素)カラー表示の液晶パネルの場合の各ドライバ3,4のモジュールへの実装は、
▲1▼走査側ドライバ3は、768本のゲート線を駆動する必要があり、例えば192本分の駆動能力を有する場合、4個必要とし、液晶パネル1の左側外周にカスケード接続で片側配置される。
▲2▼データ側ドライバ4は、1画素をカラー表示するためにデータ線はR(赤)、G(緑)、B(青)用の3本が必要なため、1024×3=3072本のデータ線を駆動する必要があり、例えば、384本分の駆動能力を有する場合、8個を必要とし、液晶パネル1の上側外周にカスケード接続で片側配置される。
【0005】
PC5から画像データが液晶表示モジュールのコントローラ2に送られ、コントローラ2から走査側ドライバ3には、クロック信号等が各走査側ドライバ3に並列に送られ、垂直同期用のスタート信号STVが初段の走査側ドライバ3に送られ、カスケード接続された次段以降の走査側ドライバ3に順次転送されていく。また、コントローラ2からデータ側ドライバ4には、クロック信号等のタイミング信号やデータ信号が各データ側ドライバ4に並列に送られ、水平同期用のスタート信号STHが初段のデータ側ドライバ4に送られ、カスケード接続された次段以降のデータ側ドライバ4に順次転送されていく。そして、走査側ドライバ3から各走査線にはパルス状の走査信号が送られ、走査線に印加された走査信号がハイレベルのとき、その走査線につながるTFTが全てオンとなり、そのときデータ側ドライバ4からデータ線に送られた階調電圧が、オンとなったTFTを介して画素電極に印加される。そして、走査信号がローレベルとなり、TFTがオフ状態に変化すると、画素電極と対向基板電極との電位差は、次の階調電圧が画素電極に印加されるまでの間保持される。そして、各走査線に順次走査信号を送ることにより、全ての画素電極に所定の階調電圧が印加され、フレーム周期で階調電圧の書き替えを行うことにより画像を表示することができる。
【0006】
上述の液晶表示モジュールへのPC5からの画像データの高速転送には、EMI(lectro agnetic nterference)ノイズを低減するために、LVDS(owoltage ifferential ignaling)インターフェースが標準インターフェースとして一般的に採用されている。このLVDSインターフェースは、画像データのパラレル信号をシリアル変換して小振幅差動信号として出力するトランスミッタと、入力された信号をパラレル変換して元の画素データに戻すレシーバとで構成され、トランスミッタはPC5側に配置され、レシーバは液晶表示モジュール側に配置される。LVDSレシーバは、コントローラ2に内蔵したものが主流となっている。
【0007】
一方、液晶表示モジュール内におけるIC間の信号転送において、従来、その振幅が電源電圧(“H”レベル)とグランド(“L”レベル)とで変化する2値の電圧信号(以下、CMOSレベルの電圧信号という)を伝送手段とするCMOSインターフェースが用いられている。画質の高精細化が進むに従い、液晶パネルの画素数も増加し、XGAからSXGA(1280×1024画素)、UXGA(1600×1200画素)の市場も拡大してきており、PC5からのクロック信号は、XGAでは、現在60MHz程度であるが、UXGAでは160MHz以上となり、さらにその2倍の320MHz以上にしようとしており、液晶表示モジュール内のコントローラ2とデータ側ドライバ4間においてもクロック信号やデータ信号等の高速転送が必要であるが、従来のCMOSインターフェースでは、パラレル伝送方式をとらざるをえず配線本数が増加するという問題があった。また、EMIノイズを防止するために液晶表示モジュール内の信号配線上に多数のEMIフィルタを必要とするという問題があった。
【0008】
そこで、上述の問題を解決するために、表示装置のデータ側ドライバ4において、例えば、小振幅差動信号伝送方式が用いられている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0009】
以下に、従来の小振幅差動信号伝送方式について、上記文献1を参考に、図8に示す液晶表示モジュールのコントローラ2からデータ側ドライバ4への各種信号線を図9に示して説明する。データ側ドライバ4は、液晶パネル1の上側外周に沿って8個(A、B、…、H)で配列され、コントローラ2から各種信号が次のように転送される。クロック信号CLKおよびデータ信号DAは、コントローラ2から各データ側ドライバ4に小振幅差動信号形式で並列に転送され、各データ側ドライバ4に内蔵された後述のインターフェース回路でCMOSレベルの電圧信号にレベル変換され、内部の後段回路に供給される。また、ラッチ信号STBおよび極性信号POLは、従来通りCMOSインターフェースを用いてコントローラ2から各データ側ドライバ4に並列に転送される。スタート信号STHは、従来通りCMOSインターフェースを用いて、コントローラ2から初段のデータ側ドライバAに送られ、カスケード接続された次段以降のデータ側ドライバB、C、…、Hに順次転送されていく。
【0010】
データ側ドライバ4に内蔵された小振幅差動信号方式のインターフェース回路は、図10(b)に示すように、非反転入力(+)、反転入力(−)2本の入力端子と1本の出力端子を持つ差動増幅器型の複数のコンパレータ21…で構成されている。すなわち、インターフェース回路20は、図10(a)に示すように、クロック信号およびデータ信号の非反転入力(+)、反転入力(−)の入力端子CLK,DAに電圧1.0V−1.4Vの低振幅レベルを持つパルス信号がツイスト状態で入力されると、コンパレータ21によって比較後レベルシフトされ、図10(c)に示すように、例えばコンパレータ21の電源電圧Vccを3Vに設定することで、出力端子から0V−3VのCMOSレベルをもつパルス信号が出力される。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−194737号公報(段落番号「0032」−「0039」、図50)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のインターフェース回路20のコンパレータ21は、差動増幅器により構成されており、その入出力波形間に遅延を有しており、CMOSインターフェースで転送されるスタート信号STHとのセットアップ/ホールドのタイミング関係を満たすために、所定の遅延時間となるように差動増幅器のバイアス電流が調整されるとともに、遅延回路でタイミングを合わせている。しかし、この遅延時間に電源電圧依存性を有する差動増幅器を用いている場合、データ側ドライバ4を用いる液晶表示モジュールのメーカにより差動増幅器の電源電圧が異なると、遅延時間も異なるため、これに対応するため、例えば、図10に示すように、2種類の電源電圧、第1電源電圧および第2電源電圧(第1電源電圧>第2電源電圧)に対応してバイアス制御回路22にバイアス切換え信号入力端子23からバイアス切換え信号を供給することによりそれぞれの電源電圧に対応したバイアス電流を供給するようにしていた。しかし、この場合、データ側ドライバ4にバイアス切換え信号入力端子23が必要となり端子数が増加するという問題がある。また液晶表示モジュールのメーカ側で、バイアス切換え信号入力端子23を電源電位または接地電位に接続する場合、その工数が必要となるという問題があった。また、バイアス切換え信号入力端子23を設けずに、差動増幅器の電源電圧を基準電圧と比較してその比較結果によりバイアス電流を切換えるようにすることが考えられるが、この場合、基準電圧を生成する回路のチップに占める面積が大きくなるという問題がある。また、バイアス電流を切換える構成とせずに、第1電源電圧の場合も第2電源電圧に対応するバイアス電流に設定した場合、第1電源電圧のときの消費電流が必要以上に大きくなるという問題がある。
従って、本発明の目的は、内蔵された小振幅差動信号方式のインターフェース回路のコンパレータに複数の所定の電源電圧のどれでも供給可能とした表示装置のデータ側駆動回路において、データ側ドライバの入力端子数を増加させることなく、また液晶表示モジュールのメーカ側で電源電圧に対応したバイアス電流の設定の必要がなく、さらにチップ面積および消費電流をあまり大きくせずに、コンパレータへの電源電圧に対応したバイアス電流の切換えを自動で行えるようにした表示装置のデータ側駆動回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のデータ側駆動回路は、内蔵された小振幅差動信号方式のインターフェース回路に含まれる差動増幅器に複数レベルの電源電圧のどれでも供給可能とした表示装置のデータ側駆動回路において、前記インターフェース回路の出力波形の傾きを検出することにより、前記複数レベルの電源電圧のどれが供給されているかを判定し、前記差動増幅器への電源電圧に対応したバイアス電流の切換えを自動で行えるようにしたことを特徴とする。
(2)本発明のデータ側駆動回路は、複数レベルの電源電圧のどれかが供給され、小振幅差動信号を入力としCMOSレベルの電圧信号に変換出力するコンパレータと、前記コンパレータのバイアス電流をバイアス切換え信号により切換え制御するバイアス制御回路と、前記コンパレータの出力波形の傾きを検出することによりコンパレータに複数レベルの電源電圧のどれが供給されているかを判定する電源電圧判定回路と、前記電源電圧判定回路からの判定信号に基づき前記差動増幅器への電源電圧に対応して前記バイアス切換え信号を生成するバイアス切換え信号生成回路とを備えている。
(3)本発明のデータ側駆動回路は、上記(2)項において、前記電源電圧判定回路は、前記コンパレータの出力を異なる閾値のインバータに供給することにより前記出力波形の傾きを検出することを特徴とする。
(4)本発明のデータ側駆動回路は、上記(3)項において、前記複数レベルの電源電圧が第1電源電圧および第2電源電圧(第1電源電圧>第2電源電圧)であり、前記電源電圧判定回路は、判定信号として、前記コンパレータに第1電源電圧が供給されたとき、2値のうち一方の一定レベルの信号を出力し、第2電源電圧が供給されたとき、前記出力波形の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号を出力することを特徴とする。
(5)本発明のデータ側駆動回路は、上記(4)項において、前記バイアス切換え信号生成回路は、前記判定信号が一定レベルの信号のとき、その一定レベルの信号を検出して、第1電源電圧用のレベルのバイアス切換え信号を生成し、パルス信号のとき、そのパルス信号を検出して、第2電源電圧用のレベルのバイアス切換え信号を生成することを特徴とする。
(6)本発明のデータ側駆動回路は、上記(3)項において、前記複数レベルの電源電圧が第1電源電圧、第2電源電圧および第3電源電圧(第1電源電圧>第2電源電圧>第3電源電圧)であり、前記電源電圧判定回路は、第1および第2の電源電圧判定回路を有し、第1の電源電圧判定回路は、判定信号として、前記コンパレータに第1電源電圧が供給されたとき、2値のうち一方の一定レベルの信号を出力し、第2電源電圧または第3電源電圧が供給されたとき、前記出力波形の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号を出力し、第2の電源電圧判定回路は、判定信号として、前記コンパレータに第1電源電圧または第2電源電圧が供給されたとき、2値のうち一方の一定レベルの信号を出力し、第3電源電圧が供給されたとき、前記出力波形の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号を出力することを特徴とする。
(7)本発明のデータ側駆動回路は、上記(6)項において、前記バイアス切換え信号生成回路は、前記第1および第2の電源電圧判定回路からの各判定信号が一定レベルの信号のとき、第1電源電圧用のレベルの2ビットのバイアス切換え信号を生成し、前記第1の電源電圧判定回路からの判定信号が一定レベルの信号および前記第2の電源電圧判定回路からの判定信号がパルス信号のとき、第2電源電圧用のレベルの2ビットのバイアス切換え信号を生成し、前記第1および第2の電源電圧判定回路からの各判定信号がパルス信号のとき、第3電源電圧用のレベルの2ビットのバイアス切換え信号を生成することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1実施例について、図1を参照して説明する。尚、図8と同一のものは同一符号を付して、その説明を省略する。液晶表示装置の液晶表示モジュールは、液晶パネル1と、コントローラ2と、複数個の走査側ドライバ3およびデータ側ドライバ14とを具備している。
【0015】
図1に示す液晶表示モジュールのコントローラ2からデータ側ドライバ14への各種信号線を図2に示して説明する。データ側ドライバ14は、液晶パネル1の上側外周に沿って8個(A、B、…、H)で配列され、コントローラ2から各種信号が次のように転送される。クロック信号CLKおよびデータ信号DAは、コントローラ2から各データ側ドライバ14に小振幅差動信号形式で並列に転送され、各データ側ドライバ14に内蔵された後述のインターフェース回路でCMOSレベルの電圧信号にレベル変換され、内部の後段回路に供給される。また、ラッチ信号STBおよび極性信号POLは、従来通りCMOSインターフェースを用いてコントローラ2から各データ側ドライバ14に並列に転送される。スタート信号STHは、従来通りCMOSインターフェースを用いて、コントローラ2から初段のデータ側ドライバAに送られ、カスケード接続された次段以降のデータ側ドライバB、C、…、Hに順次転送されていく。
【0016】
データ側ドライバ14に内蔵された小振幅差動信号方式のインターフェース回路40は、図3に示すように、複数レベルの電源電圧として、第1電源電圧Vcc1および第2電源電圧Vcc2(Vcc1>Vcc2)のどちらか一方が供給されるVcc端子、小振幅差動信号を入力する非反転入力(+)および反転入力(−)端子、およびCMOSレベルの電圧信号を出力する出力端子を持つ差動増幅器型の複数のコンパレータ21と、コンパレータ21のバイアス電流を1ビット(2値)のバイアス切換え信号により切換え制御するバイアス制御回路22と、コンパレータ21からの復調されたCMOSレベルの電圧信号の出力波形の傾きを検出することによりコンパレータ21に第1電源電圧Vcc1および第2電源電圧Vcc2のどちらが供給されたかを判定する電源電圧判定回路50と、電源電圧判定回路50からの判定信号に基づきバイアス切換え信号を生成するバイアス切換え信号生成回路60とで構成されている。電源電圧判定回路50は、図3では、クロック信号CLKが小振幅差動信号で入力されるコンパレータ21出力を入力としているが、データ信号DAが小振幅差動信号で入力されるコンパレータ21出力を入力としてもよい。
【0017】
電源電圧判定回路50およびバイアス切換え信号生成回路60の一例を図4を参照して説明する。電源電圧判定回路50は、コンパレータ21からのクロック信号CLK’が共通入力される第1インバータ51および第2インバータ52と、第1インバータ51の出力に1段で直列接続された第3インバータ53と、第2インバータ52の出力に2段で直列接続された第3インバータ54,55と、第3インバータ53,55の出力を2入力とするNAND回路56と、NAND回路56の出力Xに接続された抵抗、コンデンサおよび2段のインバータで構成された波形整形回路57とを有している。第1インバータ51の閾値電圧Vth1は第3インバータ53の閾値電圧Vth3より低く、第2インバータ52の閾値電圧Vth2は第3インバータ53の閾値電圧Vth3より高く設計されている(Vth1<Vth3<Vth2)。各閾値電圧Vth1,Vth3,Vth2は、例えば、インバータを構成するMOSFETのゲート幅を調整することにより制御することができ、閾値電圧Vth1は、第1インバータ51のNチャネルMOSFETのゲート幅を第3インバータ53より広く設計し、閾値電圧Vth2は、第2インバータ52のPチャネルMOSFETのゲート幅を第3インバータ53より広く設計することによりVth1<Vth3<Vth2とすることができる。電源電圧判定回路50は、NAND回路56からの出力Xを波形整形回路57を介して出力することにより、電源電圧判定回路50の出力Yが、コンパレータ21に第1電源電圧Vcc1が供給されたとき“H”レベルのほぼ一定な信号になり、第2電源電圧Vcc2が供給されたとき、パルス信号の波形になるように波形整形回路57の抵抗とコンデンサによる時定数が調整される。
【0018】
バイアス切換え信号生成回路60は、電源電圧判定回路50の出力Yに2入力のうちの一方の入力が接続されたNAND回路61と、NAND回路61の出力に1段で接続されたインバータ62と、NAND回路61の出力に正相入力CLおよびインバータ62の出力に負相入力CLバーが接続された2分周回路63と、2分周回路63の正相出力Qに負相入力CLバーおよび負相出力Qバーに正相入力CLが接続された2分周回路64と、2分周回路64の負相出力QバーおよびNAND回路61の他方の入力に1段で接続されたインバータ65とを有している。尚、2分周回路63,64の出力の初期値は、正相出力Qが“L”レベルおよび負相出力Qバーが“H”レベルに設定されている。
【0019】
次に、電源電圧判定回路50およびバイアス切換え信号生成回路60の動作について、図5および図6を参照して説明する。
(コンパレータ21に第1電源電圧Vcc1が供給されたとき)
図5(a)に示すように、コンパレータ21からクロック信号CLK’が電源電圧判定回路50に入力されると、第1インバータ51および第2インバータ52に共通入力され、NAND回路56の2入力に、インバータ53から出力Aが、クロック信号CLK’と同相で出力されるとともに、インバータ55から出力Bが、クロック信号CLK’と逆相で出力される。そして、NAND回路56から波形整形回路57に出力Aと出力Bとで否定論理積された出力Xが出力される。このとき、出力Aの“H”レベルと出力Bの“H”レベルとの重なり幅は、クロック信号CLK’の波形の傾きがVcc=Vcc2のときに較べ急峻なため、Vcc=Vcc2のときに較べ狭くなり、この“H”レベルの重なりが反転しても完全な“L”レベルにならず出力Xの波形は、三角波となる。その結果、波形整形回路57に入力された出力Xは、波形整形回路57で三角波がほぼなくなり、波形整形回路57から“H”レベルの出力Yがバイアス切換え信号生成回路60に出力され、コンパレータ21に第1電源電圧Vcc1が供給されたと判定される。
【0020】
図6(a)に示すように、バイアス切換え信号生成回路60に出力Yが“H”レベルで入力されると、NAND回路61の2入力にこの“H”レベルと、2分周回路64の負相出力C2バーの初期値=“H”レベルとが入力され、NAND回路61からの出力信号C0は“L”レベルとなる。そして、C0=“L”レベルおよびインバータ62からの出力信号C0バー=“H”レベルが2分周回路63の正相入力CLおよび負相入力CLバーに入力されると、2分周回路63の正相出力Qおよび負相出力Qバーからの出力信号C1およびC1バーは、C1=“L”レベルおよびC1バー=“H”レベルとなる。さらに、C1=“L”レベルおよびC1バー=“H”レベルが2分周回路64の負相入力CLバーおよび正相入力CLに入力されると、2分周回路64の負相出力Qバーからの出力信号C2バーは、C2バー=“H”レベルとなり、バイアス切換え信号生成回路60からバイアス切換え信号BIC=“L”レベルが出力される。Vcc=Vcc1が維持されると、電源電圧判定回路50からの出力Yは、“H”レベルを維持し、NAND回路61の2入力は常に“H”レベルとなり、バイアス切換え信号BICは“L”レベルを維持する。
【0021】
(コンパレータ21に第2電源電圧Vcc2が供給されたとき)
図5(b)に示すように、Vcc=Vcc1のときと同様に、コンパレータ21からクロック信号CLK’が電源電圧判定回路50に入力されると、NAND回路56から波形整形回路57に出力Aと出力Bとで否定論理積された出力Xが出力される。このとき、出力Aの“H”レベルと出力Bの“H”レベルとの重なり幅は、クロック信号CLK’の波形の傾きがVcc=Vcc1のときに較べ緩慢なため、Vcc=Vcc1のときに較べ広くなり、この“H”レベルの重なりが反転して完全な“L”レベルになり出力Xの波形は、CLK’の立ち上がりおよび立ち下がりごとのパルス信号となる。波形整形回路57に入力された出力Xは、波形整形回路57で、パルス信号の波形を維持したまま、波形整形回路57から出力Yとして出力され、コンパレータ21に第2電源電圧Vcc2が供給されたと判定される。
【0022】
図6(b)に示すように、
(1)時刻t0において、バイアス切換え信号生成回路60に出力Yが“H”レベルで入力されると、Vcc=Vcc1のときと同様に、バイアス切換え信号生成回路60からバイアス切換え信号BIC=“L”レベルが出力される。
(2)時刻t1において、出力Yが“H”レベルから“L”レベルになると、C0=“H”レベル、C1=“H”レベルおよびC1バー=“L”レベルとなり、C2バー=“H”レベルおよびBIC=“L”レベルのままとなる。
(3)時刻t2において、出力Yが“L”レベルから“H”レベルになると、C0=“L”レベルとなり、C1=“H”レベル、C1バー=“L”レベル、C2バー=“H”レベルおよびBIC=“L”レベルのままとなる。
(4)時刻t3において、出力Yが“H”レベルから“L”レベルになると、C0=“H”レベル、C1=“L”レベル、C1バー=“H”レベル、C2バー=“L”レベルおよびBIC=“H”レベルとなる。
(5)時刻t4において、出力Yが“L”レベルから“H”レベルになると、NAND回路61の2入力にこの“H”レベルと、C2バー=“L”レベルとが入力され、C0は“H”レベルのままとなる。従って、C1=“L”レベル、C1バー=“H”レベル、C2バー=“L”レベルおよびBIC=“H”レベルのままとなる。
(6)時刻t4以降において、出力Yが“H”レベルから“L”レベルおよび“L”レベルから“H”レベルになっても、NAND回路61に入力されるC2バーが常に“L”レベルであるため、C1=“L”レベル、C1バー=“H”レベル、C2バー=“L”レベルのままとなり、BICは、時刻t3以降、“H”レベルを維持する。
【0023】
以上の構成により、Vcc=Vcc1のときは、バイアス制御回路22にBIC=“L”レベルが入力されて、コンパレータ21のバイアス電流はVcc=Vcc1に対応した電流となり、Vcc=Vcc2のときは、バイアス制御回路22に図6(b)の時刻t3の時点でBIC=“H”レベルが入力されて、コンパレータ21のバイアス電流はVcc=Vcc2に対応した電流となる。
【0024】
次に、本発明の第2実施例について説明する。第1実施例と異なるのは、データ側ドライバのインターフェース回路が、第1実施例では、2つのレベルの電源電圧に対応しているのに対して、第2実施例では、3つのレベルの電源電圧、第1電源電圧Vcc1、第2電源電圧Vcc2および第3電源電圧Vcc3(Vcc1>Vcc2>Vcc3)に対応している点であり、そのため、データ側ドライバ14において、第2実施例では、インターフェース回路40の替わりにインターフェース回路70が内蔵されている。以下、インターフェース回路70について、図7を参照して説明する。尚、図3と同一のものは同一符号を付して、その説明を省略する。インターフェース回路70は、複数のコンパレータ21と、コンパレータ21のバイアス電流を2ビット(3値)のバイアス切換え信号により3つのレベルの電源電圧に対応して切換え制御するバイアス制御回路71と、コンパレータ21からの復調されたCMOSレベルの電圧信号の出力波形の傾きを検出することによりコンパレータ21に第1電源電圧Vcc1、第2電源電圧Vcc2および第3電源電圧Vcc3のどれが供給されたかを判定する電源電圧判定回路80と、電源電圧判定回路80からの判定信号に基づき2ビットのバイアス切換え信号を生成するバイアス切換え信号生成回路90とで構成されている。
【0025】
電源電圧判定回路80は、第1電源電圧Vcc1およびそれ以外の電源電圧(第2電源電圧Vcc2または第3電源電圧Vcc3)のどちらが供給されたかを判定する第1の電源電圧判定回路50aと、第3電源電圧Vcc3およびそれ以外の電源電圧(第1電源電圧Vcc1または第2電源電圧Vcc2)のどちらが供給されたかを判定する第2の電源電圧判定回路50bとを有している。電源電圧判定回路50a,50bは、図4に示す電源電圧判定回路50と回路構成は同じであるが、各電源電圧判定回路50a,50bの出力Yが、コンパレータ21に供給される電源電圧のレベルにより、つぎの波形となるように、電源電圧判定回路50aと50bとで波形整形回路57の時定数を異ならせている。すなわち、第1電源電圧Vcc1が供給されたとき、各電源電圧判定回路50a,50bの出力Yが“H”レベルのほぼ一定な信号になるようにする。第2電源電圧Vcc2が供給されたとき、電源電圧判定回路50aの出力Yが“H”レベルのほぼ一定な信号になり、電源電圧判定回路50bの出力Yがパルス信号の波形になるようにする。第3電源電圧Vcc3が供給されたとき、各電源電圧判定回路50a,50bの出力Yがパルス信号の波形になるようにする。従って、波形整形回路57の時定数は、電源電圧判定回路50aのほうを電源電圧判定回路50bより大きくして調整されている。バイアス切換え信号生成回路90は、2個のバイアス切換え信号生成回路60を有し、各電源電圧判定回路50a,50bからの判定信号に基づきそれぞれ1ビットのバイアス切換え信号を生成する。従って、バイアス切換え信号生成回路90からは、2ビットのバイアス切換え信号が出力される。
【0026】
次に、インターフェース回路70の動作について説明する。
(コンパレータ21に第1電源電圧Vcc1が供給されたとき)
コンパレータ21からクロック信号CLK’が電源電圧判定回路80に入力されると、各電源電圧判定回路50a,50bにおいて、NAND回路56から波形整形回路57に三角波の出力Xが出力される。そして、各波形整形回路57に入力された出力Xは、各波形整形回路57で三角波がほぼなくなり、各波形整形回路57から “H”レベルの出力Yがバイアス切換え信号生成回路90に出力され、コンパレータ21に第1電源電圧Vcc1が供給されたと判定される。各バイアス切換え信号生成回路60に出力Yが“H”レベルで入力されると、各バイアス切換え信号生成回路60の出力は“L”レベルを維持し、バイアス切換え信号生成回路90から2ビットのバイアス切換え信号BIC=“L”“L”レベルが出力される。
【0027】
(コンパレータ21に第2電源電圧Vcc2が供給されたとき)
Vcc=Vcc1のときと同様に、コンパレータ21からクロック信号CLK’が電源電圧判定回路80に入力されると、各電源電圧判定回路50a,50bにおいて、NAND回路56から波形整形回路57にCLK’の立ち上がりおよび立ち下がりごとのパルス信号の出力Xが出力される。そして、電源電圧判定回路50aでは、波形整形回路57に入力された出力Xは、波形整形回路57でパルス信号から“H”レベルのほぼ一定な信号になり、波形整形回路57から “H”レベルの出力Yがバイアス切換え信号生成回路90に出力される。また、電源電圧判定回路50bでは、波形整形回路57に入力された出力Xは、波形整形回路57で、パルス信号の波形を維持したまま、波形整形回路57から出力Yとしてバイアス切換え信号生成回路90に出力される。これにより、コンパレータ21に第2電源電圧Vcc2が供給されたと判定される。電源電圧判定回路50aから一方のバイアス切換え信号生成回路60に出力Yが“H”レベルで入力されると、そのバイアス切換え信号生成回路60の出力は“L”レベルを維持する。そして、電源電圧判定回路50bから他方のバイアス切換え信号生成回路60に出力Yがパルス信号の波形を維持したまま入力されると、2つ目のパルス信号に同期してそのバイアス切換え信号生成回路60の出力は“H”レベルとなる。これにより、バイアス切換え信号生成回路90から2ビットのバイアス切換え信号BIC=“L”“H”レベルが出力される。
【0028】
(コンパレータ21に第3電源電圧Vcc3が供給されたとき)
Vcc=Vcc1のときと同様に、コンパレータ21からクロック信号CLK’が電源電圧判定回路80に入力されると、各電源電圧判定回路50a,50bにおいて、NAND回路56から波形整形回路57にCLK’の立ち上がりおよび立ち下がりごとのパルス信号の出力Xが出力される。そして、各電源電圧判定回路50a,50bでは、波形整形回路57に入力された出力Xは、各波形整形回路57でパルス信号の波形を維持したまま、各波形整形回路57から出力Yとしてバイアス切換え信号生成回路90に出力され、コンパレータ21に第3電源電圧Vcc3が供給されたと判定される。各電源電圧判定回路50a,50bから各バイアス切換え信号生成回路60に出力Yがパルス信号の波形を維持したまま入力されると、2つ目のパルス信号に同期して各バイアス切換え信号生成回路60の出力は“H”レベルとなり、バイアス切換え信号生成回路90から2ビットのバイアス切換え信号BIC=“H”“H”レベルが出力される。
【0029】
以上の構成により、Vcc=Vcc1のときは、バイアス制御回路71にBIC=“L”“L”レベルが入力されて、コンパレータ21のバイアス電流はVcc=Vcc1に対応した電流となる。Vcc=Vcc2のときは、バイアス制御回路71にBIC=“L”“H”レベルが入力されて、コンパレータ21のバイアス電流はVcc=Vcc2に対応した電流となる。Vcc=Vcc3のときは、バイアス制御回路71にBIC=“H”“H”レベルが入力されて、コンパレータ21のバイアス電流はVcc=Vcc3に対応した電流となる。
【0030】
尚、上記実施例では、液晶表示装置を例として説明したが、これに限定されることなく、データが小振幅差動信号形式の他の表示装置のデータ側ドライバにも用いることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数レベルの電源電圧のどれか1つが供給され、小振幅差動信号を入力としCMOSレベルの電圧信号に変換出力するコンパレータのバイアス電流を、コンパレータの出力波形の傾きを検出することによりコンパレータに複数レベルの電源電圧のどれが供給されたかを判定して、その供給電圧に対応したバイアス電流に自動的に切換えることができる。その結果、バイアス切換え信号入力端子を設ける必要がなくなる。また、差動増幅器の電源電圧を基準電圧と比較してその比較結果によりバイアス電流を切換える構成に較べて、チップ面積を小さくすることができる。また、バイアス電流を切換える構成とせずに、複数レベルの高いレベル側の電源電圧の場合も低いレベル側の電源電圧に対応するバイアス電流に設定した場合に較べて、高いレベル側の電源電圧のときの消費電流を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のデータ側ドライバを搭載した液晶表示モジュールの概略ブロック図。
【図2】図1に示すコントローラとデータ側ドライバ間の各種信号の転送を説明する図。
【図3】本発明の第1実施例のデータ側ドライバに内蔵されたインターフェース回路の概略ブロック図。
【図4】図3のインターフェース回路に用いられる電源電圧判定回路およびバイアス切換え信号生成回路を示す回路図。
【図5】図4の電源電圧判定回路およびバイアス切換え信号生成回路の動作を説明するための波形図。
【図6】図4のバイアス切換え信号生成回路の動作を説明するための波形図。
【図7】本発明の第2実施例のデータ側ドライバに内蔵されたインターフェース回路の概略ブロック図。
【図8】従来の液晶表示モジュールの概略ブロック図。
【図9】図8に示すコントローラとデータ側ドライバ間の各種信号の転送を説明する図。
【図10】図8に示すデータ側ドライバに内蔵されたインターフェース回路の概略ブロック図。
【符号の説明】
1 液晶パネル
2 コントローラ(制御回路)
14 データ側ドライバ
21 コンパレータ
22 バイアス制御回路
40、70 インターフェース回路
50、80 電源電圧判定回路
50a 第1の電源電圧判定回路
50b 第2の電源電圧判定回路
51 第1インバータ
52 第2インバータ
53、54、55 第3インバータ
56 NAND回路
57 波形整形回路
60、90 バイアス切換え信号生成回路
61 NAND回路
62、65 インバータ
63、64 2分周回路

Claims (7)

  1. 内蔵された小振幅差動信号方式のインターフェース回路に含まれる差動増幅器に複数レベルの電源電圧のどれでも供給可能とした表示装置のデータ側駆動回路において、
    前記インターフェース回路の出力波形の傾きを検出することにより、前記複数レベルの電源電圧のどれが供給されているかを判定し、前記差動増幅器への電源電圧に対応したバイアス電流の切換えを自動で行えるようにしたことを特徴とする表示装置のデータ側駆動回路。
  2. 複数レベルの電源電圧のどれかが供給され、小振幅差動信号を入力としCMOSレベルの電圧信号に変換出力するコンパレータと、
    前記コンパレータのバイアス電流をバイアス切換え信号により切換え制御するバイアス制御回路と、
    前記コンパレータの出力波形の傾きを検出することによりコンパレータに複数レベルの電源電圧のどれが供給されているかを判定する電源電圧判定回路と、
    前記電源電圧判定回路からの判定信号に基づき前記差動増幅器への電源電圧に対応して前記バイアス切換え信号を生成するバイアス切換え信号生成回路とを備えた表示装置のデータ側駆動回路。
  3. 前記電源電圧判定回路は、前記コンパレータの出力を異なる閾値のインバータに供給することにより前記出力波形の傾きを検出することを特徴とする請求項2記載の表示装置のデータ側駆動回路。
  4. 前記複数レベルの電源電圧が第1電源電圧および第2電源電圧(第1電源電圧>第2電源電圧)であり、前記電源電圧判定回路は、判定信号として、前記コンパレータに第1電源電圧が供給されたとき、2値のうち一方の一定レベルの信号を出力し、第2電源電圧が供給されたとき、前記出力波形の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号を出力することを特徴とする請求項3記載の表示装置のデータ側駆動回路。
  5. 前記バイアス切換え信号生成回路は、前記判定信号が一定レベルの信号のとき、その一定レベルの信号を検出して、第1電源電圧用のレベルのバイアス切換え信号を生成し、パルス信号のとき、そのパルス信号を検出して、第2電源電圧用のレベルのバイアス切換え信号を生成することを特徴とする請求項4記載の表示装置のデータ側駆動回路。
  6. 前記複数レベルの電源電圧が第1電源電圧、第2電源電圧および第3電源電圧(第1電源電圧>第2電源電圧>第3電源電圧)であり、前記電源電圧判定回路は、第1および第2の電源電圧判定回路を有し、
    第1の電源電圧判定回路は、判定信号として、前記コンパレータに第1電源電圧が供給されたとき、2値のうち一方の一定レベルの信号を出力し、第2電源電圧または第3電源電圧が供給されたとき、前記出力波形の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号を出力し、
    第2の電源電圧判定回路は、判定信号として、前記コンパレータに第1電源電圧または第2電源電圧が供給されたとき、2値のうち一方の一定レベルの信号を出力し、第3電源電圧が供給されたとき、前記出力波形の立ち上がりおよび立ち下がりごとにパルス信号を出力することを特徴とする請求項3記載の表示装置のデータ側駆動回路。
  7. 前記バイアス切換え信号生成回路は、
    前記第1および第2の電源電圧判定回路からの各判定信号が一定レベルの信号のとき、第1電源電圧用のレベルの2ビットのバイアス切換え信号を生成し、
    前記第1の電源電圧判定回路からの判定信号が一定レベルの信号および前記第2の電源電圧判定回路からの判定信号がパルス信号のとき、第2電源電圧用のレベルの2ビットのバイアス切換え信号を生成し、
    前記第1および第2の電源電圧判定回路からの各判定信号がパルス信号のとき、第3電源電圧用のレベルの2ビットのバイアス切換え信号を生成することを特徴とする請求項6記載の表示装置のデータ側駆動回路。
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