JP2004233113A - エンジン検査用スタータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン90の回転軸92に取り付けられているギヤ91に噛み合わせるための噛み合わせ用可動体1と、この噛み合わせ用可動体1を略水平方向に延びる中心軸周りに回転可能に保持するホルダ2と、を備えているエンジン検査用スタータAであって、ホルダ2とはそれぞれ別体に形成された支持部材4および中間部材3と、支持部材4に対して中間部材3をスライド可能に連結する第1のスライドガイド手段5Aと、中間部材3に対してホルダ2をスライド可能に連結する第2のスライドガイド手段5Bとを備えており、第1および第2のスライドガイド手段5A,5Bのスライドガイド方向は、上記中心軸が延びるx方向と交差する面方向のうちの互いに直交するy,z方向とされている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、製造されたエンジンを車体に搭載する前などにおいて検査するのに用いられるエンジン検査用スタータに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの製造分野においては、製造されたエンジンを実際に回転させることにより、その検査を行なうことが一般的に行なわれている。このための手段として、従来においては、図4に示すようなエンジン検査用スタータBがある(たとえば、特許文献1)。
【0003】
このエンジン検査用スタータBは、歯80aを備えた一対のアーム80bを有する噛み合わせ用可動体80が、モータ(図示略)により回転されるスプライン軸81に外嵌されていることにより、回転可能となっている。この噛み合わせ用可動体80は、ホルダ82に保持されており、このホルダ82が往復シリンダ83によって水平方向に往復動させられると、この噛み合わせ用可動体80もこれに伴って往復動するようになっている。
【0004】
このエンジン検査用スタータBにおいては、噛み合わせ用可動体80の前方(図面左方向)にエンジン90が配置された状態において、ホルダ82および噛み合わせ用可動体80を前進させることにより、エンジン90の回転軸90aに取り付けられているリングギヤ91aに歯80aを噛み合わせる。次いで、スプライン軸81および噛み合わせ用可動体80を回転させると、エンジン90の回転軸90aが回転し、このことによりエンジン90の検査を行なうことができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−113388号公報(図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
エンジン90の検査を行なう場合、エンジン90はたとえばパレットに載せられた状態で噛み合わせ用可動体80の前方に搬送されてくる。したがって、エンジン90の位置決めが不正確な場合があり、この場合には、エンジン90の回転軸90aの中心C1と、噛み合わせ用可動体80およびホルダ82の中心C2とにずれが生じる。これに対し、上記従来技術においては、そのような中心ずれを解消するための手段は設けられていない。したがって、従来においては、上記中心ずれが生じたままエンジン検査用スタータBを動作させる場合があり、エンジン90やエンジン検査用スタータBの各部に大きな振動が生じて大きなダメージを受ける虞れがある。
【0007】
上記不具合を解消する手段としては、図5に示すように、ホルダ82をたとえば4つのバネ85を用いて支持することにより、このホルダ82を上下左右方向に位置ずれ可能とし、このホルダ82の中心をエンジン90の回転軸90aの中心に合わせることができるようにすることが考えられる。ところが、このように4つのバネ85を用いた求心構造では、たとえば符号n1で示す方向と、符号n2で示す方向とでは、バネ85の弾発力およびこれに基づく求心力が相違することとなり、中心のずれ方向によっては求心性が非常に悪くなる場合がある。また、鉛直方向においては、ホルダ82および噛み合わせ用可動体80の重量が作用するために、バネ力の調整も難しくなる。さらに、バネ85は長期使用によりその弾性を徐々に失っていく場合があるが、このような事態が生じると、求心性がより悪くなるため、噛み合わせ用可動体80およびホルダがエンジン90の回転軸90aに対して位置ずれしたまま回転し、これらが大きく振動して各部にダメージを生じる虞れもある。
【0008】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、エンジンの回転軸に対する噛み合わせ用可動体の中心合わせを適切に行なうことができ、各部の回転振れを抑制することが可能なエンジン検査用スタータを提供することをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
本願発明によって提供されるエンジン検査用スタータは、エンジンの回転軸に取り付けられているギヤに噛み合わせるための噛み合わせ用可動体と、この噛み合わせ用可動体を略水平方向に延びる中心軸周りに回転可能に保持するホルダと、を備えている、エンジン検査用スタータであって、上記ホルダとはそれぞれ別体に形成された支持部材および中間部材と、上記支持部材に対して上記中間部材をスライド可能に連結する第1のスライドガイド手段と、上記中間部材に対して上記ホルダをスライド可能に連結する第2のスライドガイド手段と、を備えており、上記第1および第2のスライドガイド手段のスライドガイド方向は、上記中心軸が延びる方向と交差する面方向のうちの互いに直交する方向とされていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によれば、上記ホルダは、上記支持部材に対して、上記中心軸が延びる方向と交差する面方向内のいずれの方向にも移動可能となる。より具体的には、上記ホルダは、鉛直方向、水平方向は勿論のこと、これらに対して傾斜した上下斜め方向などのいずれの方向にも移動可能となる。したがって、検査対象となるエンジンをエンジン検査用スタータの前方にセットしたときに、このエンジンの回転軸と上記噛み合わせ用可動体との中心がずれていても、上記ホルダの移動によりそれらの中心合わせを行なわせることができる。上記ホルダは、上記第1および第2のスライドガイド手段によりスライドガイドされていることにより移動可能であるため、たとえば既述の4つのバネを用いて支持された場合とは異なり、その移動方向によってはホルダが移動し難くなるといったことはなく、エンジンの回転軸と噛み合わせ用可動体との中心ずれ方向を問わず、優れた求心性が得られることとなる。その結果、本願発明によれば、エンジンの回転軸に対する噛み合わせ用可動体の中心合わせを適切に行ない、中心ずれに起因する各部の回転振れを抑制し、回転振れによって各部がダメージを受けるといったことを適切に回避することができる。
【0012】
本願発明の好ましい実施の形態においては、上記支持部材に対する上記中間部材のスライド方向は略水平方向であるとともに、上記中間部材に対する上記ホルダのスライド方向は略鉛直方向であり、かつ上記ホルダを昇降可能に支持するバランスシリンダをさらに具備している。このような構成によれば、上記バランスシリンダにより上記ホルダの重量を負担することとなって、上記ホルダが上下左右などの種々の方向に移動する際の動作をさらに円滑なものにすることが可能となる。
【0013】
本願発明の好ましい実施の形態においては、上記支持部材に対する上記中間部材のスライド動作、および上記中間部材に対する上記ホルダのスライド動作を規制可能なロック機構を備えている。このような構成によれば、噛み合わせ用可動体をエンジンの回転軸の歯車に噛み合わせる直前までは上記ロック機構を利用することにより上記ホルダおよび上記噛み合わせ用可動体の中心を一定の位置に保持させておくことができるために、上記噛み合わせ作業を容易かつ的確に行なうことが可能となる。
【0014】
本願発明の好ましい実施の形態においては、上記噛み合わせ用可動体または上記ホルダの回転振れを検出するための回転振れ検出手段をさらに備えている。このような構成によれば、何らかの事情により、上記噛み合わせ用可動体または上記ホルダが異常な回転振れを生じた場合には、これを検知してその回転を停止することにより、エンジン検査用スタータの各部の破損などを未然に防止することができる。
【0015】
本願発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0017】
図1〜図3は、本願発明の一実施形態を示している。なお、これらの図において、x,y方向は、ともに略水平方向であって、互いに直交する方向である。z方向は、略鉛直方向である。
【0018】
図1によく表われているように、本実施形態のエンジン検査用スタータAは、噛み合わせ用可動体1を回転可能に保持するホルダ2が、中間部材3を介して支持部材4に支持された構造を有している。また、このエンジン検査用スタータAは、支持部材4に対して中間部材3をy方向にスライド可能に連結する第1のスライドガイド5A、中間部材3に対してホルダ2をz方向にスライド可能に連結する第2のスライドガイド5B、および回転振れ検出用のセンサ65をも備えている。
【0019】
支持部材4は、略平板状の基部40と、この基部40の上面部に立設された起立板部41とを有している。この支持部材4は、基部40の底面に設けられている一対の溝32(図2参照)がベース部材60上に設けられたレール61に嵌合しているとともに、往復シリンダ62の往復ロッドが基部40に連結されていることにより、往復シリンダ62の駆動力によってx方向に往復動自在である。
【0020】
各第1のスライドガイド5Aは、直線状に延びるレール部材50aと、このレール部材50aがスライド可能に嵌入する凹溝を備えた受け部材51aとからなる。図2によく表われているように、これらレール部材50aおよび受け部材51aは、支持部材4の起立板部41の側面と中間部材3の一側面とにそれぞれ水平方向に延びるようにして取り付けられており、このことにより中間部材3は支持部材4に対してy方向にスライド可能である。レール部材50aと受け部材51aとは、これらがx方向に抜け外れないように連結しており、このことにより支持部材4に中間部材3が保持されている。
【0021】
支持部材4および中間部材3には、中間部材3のy方向へのスライド動作を阻止可能なロック機構7Aが設けられている。このロック機構7Aは、支持部材4の起立板部41の上部に設けられた略L字状のブラケット部70aと、このブラケット部70aから下向きに突出したストッパ71aとを有している。ストッパ71aは、中間部材3の上部の上向き開口状の凹部72aに嵌入することによって中間部材3のy方向への移動を規制するものであり、凹部72aに対する嵌入とその脱出との切り替えが可能に昇降自在である。
【0022】
各第2のスライドガイド5Bは、レール部材50bおよび受け部材51bを備えており、これらは第1のスライドガイド5Aのレール部材50aおよび受け部材51aと同様な構成である。図2および図3によく表われているように、レール部材50bおよび受け部材51bは、中間部材3およびホルダ2の側面に略鉛直方向に延びるようにして取り付けられており、このことによりホルダ2は中間部材3に対してz方向にスライド可能である。
【0023】
中間部材3およびホルダ2にも、ロック機構7Bが設けられている。このロック機構7Bは、中間部材3の側面部に設けられた略L字状のブラケット部70bと、このブラケット部70bから横向きに突出したストッパ71bとを有している。ストッパ71bは、ホルダ2の一側部に設けられた横向き開口状の凹部72bに嵌入することによってホルダ2のz方向への移動を規制するものであり、凹部72bに対する嵌入とその脱出との切り替えが可能にy方向に往復動自在である。
【0024】
図1に表われているように、ホルダ2は、噛み合わせ用可動体1を複数のベアリング69を介して支持する円筒部20と、この円筒部20に繋がったフランジ板部21とを有している。円筒部20は、中間部材3および支持部材4にそれぞれ設けられた孔部39,49に対して遊び代をもって貫通している。ホルダ2は、中間部材3の上部に取り付けられたブラケット部70cにバランスシリンダ68およびコネクタ68aを介して吊り下げ支持されている。バランスシリンダ68は、ホルダ2がz方向に昇降する動作を妨げることなく、ホルダ2やこのホルダ2に保持された噛み合わせ用可動体1の重量を負担している。
【0025】
噛み合わせ用可動体1は、ホルダ2に保持されてx方向に延びる略円筒状の軸部10と、この軸部10の先端部に連結された一対のアーム11と、これらアーム11の先端部に設けられた一対の歯12とを有している。各アーム11は、図示されていない機構により軸13を中心として矢印N1方向に回転可能であり、この噛み合わせ用可動体1がエンジン90に向けて前進するときには各アーム11の先端部が開き、かつ各アーム11が噛み合わせ対象となるエンジン90の回転軸92に取り付けられているリングギヤ91の周囲に到達すると、図1の仮想線で示すように元の状態に閉じるようになっている。この動作により、リングギヤ91に一対の歯12が噛み合うこととなる。
【0026】
噛み合わせ用可動体1の軸部10は、図示されていないモータにより駆動回転自在な駆動軸76に対し、ワンウェイクラッチ79、第1および第2のカップリング78a,78b、ならびにスプライン軸77を介して連結されている。ワンウェイクラッチ79は、エンジン90の回転数が駆動軸76の回転数よりも高くなったときにエンジン90の回転が駆動軸76を介して上記モータに伝わらないようにし、上記モータの保護を図る役割を果たす。第1のカップリング78aは、ワンウェイクラッチ79とスプライン軸77とを連結しており、第2のカップリング78bは、スプライン軸77と噛み合わせ用可動体1の軸部10とを駆動連結している。ただし、この第2のカップリング78bは、スプライン軸77に対して噛み合わせ用可動体1の軸部10がx方向に移動することを許容するようになっている。駆動軸76が上記モータにより回転させられてスプライン軸77が回転すると、噛み合わせ用可動体1は軸部10の中心軸C周りに回転するようになっている。
【0027】
回転振れ検出用のセンサ65は、噛み合わせ用可動体1またはホルダ2の回転振れの大きさを検出するためのものである。本実施形態においては、第2のカップリング78bの外周面の振れを検出しており、噛み合わせ用可動体1やホルダ2の回転振れを間接的に検出するようにしているが、本願発明においては、このような構成にしてもかまわない。もちろん、噛み合わせ用可動体1やホルダ2の回転振れを直接検出するようにしてもかまわない。この回転振れ検出用のセンサ65としては、たとえば光学的または磁気的な検出手段によって振れ検出の対象となる部材表面の位置変動を検出する非接触式のセンサが用いられているが、これに代えて接触式のセンサを用いることも可能であり、その具体的な構成は限定されない。
【0028】
次に、上記構成のエンジン検査用スタータAの作用について説明する。
【0029】
まず、検査対象となるエンジン90を噛み合わせ用可動体1の前方に配置するが、その際には予めロック機構7A,7Bを利用することにより、ホルダ2および噛み合わせ用可動体1がy方向およびz方向に移動しないようにロックしておく。具体的には、図2に示した2つのストッパ71a,71bを凹部72a,72bに嵌入しておく。このことにより、噛み合わせ用可動体1の中心軸Cが一定の位置に固定されることとなり、噛み合わせ用可動体1の前方にエンジン90をセットするときに、エンジン90の回転軸92の中心が噛み合わせ用可動体1の中心軸Cに合うように位置決めする作業が容易となる。
【0030】
エンジン90のセット後には、往復シリンダ62を作動させることにより支持部材4を矢印N2方向に前進させる。すると、この支持部材4の前進に伴って、中間部材3、ホルダ2、および噛み合わせ用可動体1も前進する。噛み合わせ用可動体1がエンジン90に向けて前進していくと、既述したとおり、一対のアーム11が開いてからリングギヤ91を掴むように閉じ、これにより一対の歯12がリングギヤ91に噛み合う。ただし、一対の歯12がリングギヤ91に噛み合う直前に、ロック機構7A,7Bによるホルダ2および噛み合わせ用可動体1のロック状態を解除させる。すると、ホルダ2および噛み合わせ用可動体1は、支持部材4に対してy,zの両方向に複合的に移動可能となる。すなわち、x方向と直交する面方向のいずれの方向にも移動可能となる。したがって、一対の歯12がリングギヤ91に噛み合うときには、求心作用が的確に得られ、リングギヤ91や回転軸92の中心軸に対して噛み合わせ用可動体1の中心軸Cが一致するように噛み合わせ用可動体1が移動することとなる。
【0031】
上記した求心動作時におけるホルダ2および噛み合わせ用可動体1の移動は、第1および第2のスライドガイド5A,5Bのガイド作用によりなされており、たとえばホルダ2を4つのバネを用いてその四方から支持する場合とは異なり、ホルダ2の移動方向如何によってホルダ2が移動し難くなるといったことはない。したがって、ホルダ2および噛み合わせ用可動体1の移動は円滑であり、求心性が優れたものとなる。また、ホルダ2や噛み合わせ用可動体1の重量は、バランスシリンダ68によって負担されているために、たとえばこれらの部材が上方へ移動するときにそれらの自重によりその動作の円滑さが損なわれるといったことも抑制される。したがって、求心性がさらに優れたものとなる。
【0032】
このようなことにより、このエンジン検査用スタータAにおいては、リングギヤ91に噛み合わせ用可動体1の一対の歯12を噛み合わせたときのそれらの中心ずれ量を無くし、あるいは非常に小さくすることができる。したがって、その後噛み合わせ用可動体1を回転させてエンジン90の回転検査を行なうときに、エンジン検査用スタータAの噛み合わせ用可動体1やその他の部材に大きな回転振れが生じないようにし、それらの部材が大きなダメージを受けないようにすることができる。特殊な事情により、大きな回転振れが発生したときには、回転振れ検出用のセンサ65によってこれが検出されるために、この場合には直ちに噛み合わせ用可動体1の回転を停止して、リングギヤ91に対する噛み合わせ用可動体1の噛み合わせ作業をやり直すことにより、各部の破損を的確に防止することができる。
【0033】
本願発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。
【0034】
たとえば、本願発明においては、上述の実施形態とは異なり、支持部材4に対して中間部材3を鉛直方向にスライド可能とするとともに、この中間部材3に対してホルダ2を水平方向にスライド可能としてもかまわない。また、中間部材3やホルダ2のスライド方向は、鉛直方向や水平方向に限らない。中間部材やホルダがスライドする方向は、ともに噛み合わせ用可動体の中心軸が延びる方向と交差する面方向であって、かつ互いに直交する方向であればよく、上記部材がたとえば斜め上下方向にスライドするように構成することも可能である。
【0035】
第1および第2のスライドガイド手段は、レール部材と受け部材とを組み合わせたものに限らず、たとえば支持部材、中間部材、およびホルダに、レールとなる凸部やレール受けとなる凹溝などが一体的に形成された構成とされていてもかまわない。
【0036】
噛み合わせ用可動体、ホルダ、支持部材、および中間部材などの具体的な形状やサイズなども、上述の実施形態とは異なる構成にすることができることは勿論であり、本願発明に係るエンジン検査用スタータの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るエンジン検査用スタータの一実施形態を示す要部断面図である。
【図2】図1に示すエンジン検査用スタータの要部分解斜視図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】従来技術の一例を示す断面図である。
【図5】従来技術の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
A エンジン検査用スタータ
1 噛み合わせ用可動体
2 ホルダ
3 中間部材
4 支持部材
5A 第1のスライドガイド(第1のスライドガイド手段)
5B 第2のスライドガイド(第2のスライドガイド手段)
7A,7B ロック機構
65 センサ(回転振れ検出手段)
68 バランスシリンダ
90 エンジン
91 リングギヤ(ギヤ)
92 回転軸
Claims (4)
- エンジンの回転軸に取り付けられているギヤに噛み合わせるための噛み合わせ用可動体と、この噛み合わせ用可動体を略水平方向に延びる中心軸周りに回転可能に保持するホルダと、を備えている、エンジン検査用スタータであって、
上記ホルダとはそれぞれ別体に形成された支持部材および中間部材と、
上記支持部材に対して上記中間部材をスライド可能に連結する第1のスライドガイド手段と、
上記中間部材に対して上記ホルダをスライド可能に連結する第2のスライドガイド手段と、を備えており、
上記第1および第2のスライドガイド手段のスライドガイド方向は、上記中心軸が延びる方向と交差する面方向のうちの互いに直交する方向とされていることを特徴とする、エンジン検査用スタータ。 - 上記支持部材に対する上記中間部材のスライド方向は略水平方向であるとともに、上記中間部材に対する上記ホルダのスライド方向は略鉛直方向であり、かつ上記ホルダを昇降可能に支持するバランスシリンダをさらに具備している、請求項1に記載のエンジン検査用スタータ。
- 上記支持部材に対する上記中間部材のスライド動作、および上記中間部材に対する上記ホルダのスライド動作を規制可能なロック機構を備えている、請求項1または2に記載のエンジン検査用スタータ。
- 上記噛み合わせ用可動体または上記ホルダの回転振れを検出するための回転振れ検出手段をさらに備えている、請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン検査用スタータ。
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