JP2004233106A - レーザ測距装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測距対象物にレーザを照射して測距対象物までの距離を算出するレーザ測距装置である。これにおいて、測距対象物へレーザ光を照射する投光部1と、測距対象物からの反射光を受光する受光部2と、投光部1から受光部2にレーザ光が到達する時間により測距対象物までの距離を算出する演算部3とから構成されるレーザ測距部4を備える。物差しのようにして距離を測定し得る物差し状測距器具5を備え、物差し状測距器具5により測定される一定距離とレーザ測距部4で実測した距離との差を算出すると共にその差によりレーザ測距部4の測距値を校正する手段を演算部3に備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、測距対象物にレーザを照射して測距対象物までの距離を算出するレーザ測距装置に関し、詳しくはレーザで測距する距離を校正する機能を備えたレーザ測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図14に示すように互いに対向し合うように平行に配置された一対の平面鏡aと、この一対の平面鏡aのうち一方の端部近くに配置された基準検出対象物bとを有する基準距離設定具cを備え、レーザで測距する距離を校正する機能を持たせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかるレーザ測距装置dでは上記基準距離設定具cを取り付け状態でレーザ測距装置dからレーザ光を基準検出対象物bに当て、レーザで測定した距離と基準距離設定具cで設定された距離とを比較してレーザで測定する距離を正しく校正するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−271448号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来例にあっては、レーザで測定する距離を校正するために基準距離を設定する基準距離設定具cを特別に設けなければならなく、構造が複雑になると共に校正しないときは基準距離設定具cが邪魔になるためにそれを取り外さなければならなくて取り扱いがしにくいという問題がある。また基準距離設置具cは校正するときに基準距離を設定するという機能しかない。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、物差し状測距器具を設けるという簡単な構造でレーザで測定する距離を校正できると共に取り扱いがしやく、物差し状測距器具自体でも測距できて校正以外にも利用できて便利に測距できるレーザ測距装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のレーザ測距装置は、測距対象物にレーザを照射して測距対象物までの距離を算出するレーザ測距装置において、測距対象物へレーザ光を照射する投光部1と、測距対象物からの反射光を受光する受光部2と、投光部1から受光部2にレーザ光が到達する時間により測距対象物までの距離を算出する演算部3とから構成されるレーザ測距部4を備え、物差しのようにして距離を測定し得る物差し状測距器具5を備え、物差し状測距器具5により測定される一定距離とレーザ測距部4で実測した距離との差を算出すると共にその差によりレーザ測距部4の測距値を校正する手段を演算部3に備えたことを特徴とする。
【0008】
物差し状測距器具5にて測定する実際の距離とレーザ測距部4で測定する距離との差を比較してレーザ測距部4で測定する測距値を校正することができる。このとき物差し状の測距器具5にて校正するときの基準距離を設定するために従来の校正のための専用の基準距離設定具に比べて構造が簡単で且つ取り扱いが容易にできる。また物差し状測距器具5を使って物差しのように距離の測定も行うことができる。
【0009】
また物差し状測距器具5は巻尺5aであることを特徴とすることも好ましい。物差し状測距器具5として巻尺5aはコンパクトで本体構造を大きくすることなく校正機能を持たせることができ、携帯性を向上できる。
【0010】
また物差し状測距器具5はスケール5bであり、レーザ測距装置本体6にスケール5bの一端を差し込んでスケール5bを保持する手段を具備したことを特徴とすることも好ましい。スケール5bが必要でないときには簡単に取り外すことができ、軽量化できて携帯性を向上できる。
【0011】
また物差し状測距器具5がレーザ測距装置本体6に着脱自在に装着されたことを特徴することも好ましい。物差し状測距器具5必要ないときは取り外すことで軽量化が図れ、携帯性を向上できる。
【0012】
また物差し状測距器具5が90°毎に角度を設定して固定可能にされたことを特徴とすることも好ましい。レーザ測距部4と物差し状測距器具5との両方を用いて測距することにより直角の位置関係にある測定面を測定できる。また1つの装置で2点の距離を同時に測定することができる。
【0013】
またレーザ測距部4で測距する向きと180°反対の向きに物差し状測距器具5を向けて固定できる構造にされたことを特徴とすることも好ましい。2つの測定面間の任意の位置から、これらの測定面間の距離を測定することができる。1つの装置で2点間の距離を測定することができる。
【0014】
また物差し状測距器具5をレーザ測距部4のレーザ光出射方向と同じ向きを向けたときだけ校正作業を行うことが可能となる切り替え制御手段を有することを特徴とすることも好ましい。校正作業と測距作業の切り替えが単純な切り替え構造で実現できると共に校正作業と測距作業とを明確に分離した使用ができる。
【0015】
またレーザ測距部4からのレーザ光が垂直に当る板7をレーザ光が当る位置とレーザ光が当らない位置とに位置変更可能なように物差し状測距器具5に設けたことを特徴とすることも好ましい。物差し状測距器具5に設けた板7にレーザ光を当てて反射させることによりレーザの測距値の校正ができ、校正するときの基準面の有無や基準面までの距離に影響されずに校正作業を行うことができる。また校正作業状態を保持した状態、測距作業中に一時的に校正作業を実行した状態からでも板7にレーザ光が当らないように位置変更することで測距作業を連続的に行うことができるので、作業効率が向上する。
【0016】
また上記レーザ光が当る板7が反射板であることを特徴とすることも好ましい。投光部1から照射したレーザ光を確実に反射して受光部2に受光することで測距でき、レーザが照射される面の形状、色、材質に依存せずに校正作業を行うことができる。
【0017】
また受光レンズ8に着脱自在に装着し得るレンズカバー9に反射面を備え、このレンズカバー9が上記レーザ光の当る板になっていることを特徴とすることも好ましい。通常時にレンズカバー9をレンズ保護用のカバーとして取り付けていることで携帯性の妨げにもならず、校正作業時にはレンズカバー9の反射面を基準面として使用でき、測距作業時にはレンズカバー9の反射面を測定面として使用できるため、作業性と携帯性を向上できる。また測距作業時にレンズカバー9の反射面を測定面とすることで測定面の形状、色、材質に依存しない正確な測距作業ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1、図2に示すように本発明のレーザ測距装置はレーザ測距部4を有するレーザ測距装置本体6に物差し状測距器具5を組み込むことでレーザ測距部4で測距した測距値を校正し得る機能を持たせてある。レーザ測距部4は測距対象物にレーザ光を照射して対象物までの距離を算出するものであって、測距対象物へレーザ光を照射する一つの投光部1と、測距対象物からの反射光を受光する一つの受光部2と、投光部1から受光部2にレーザ光が到達する時間により測距対象物までの距離を演算する演算部3とから構成されている。上記受光部2には受光レンズ8が設けられている。レーザ測距装置本体6には表示部10が設けられており、レーザ測距部4で測距して演算した距離がデジタル表示のような表示で表示されるようになっている。
【0019】
物差し状測距器具5は物差しのように距離を測定するものであって、本例の場合、所謂コンベックスと称される巻尺5aで形成されており、この巻尺5aがレーザ測距装置本体6に組み込まれている。この巻尺5aは巻き戻すことで距離が計れるようになっているが、この巻尺5aで測定した距離はレーザ測距部4の演算部3に入力されるようになっている。例えば、巻尺5aの巻き出した長さを検出することで自動的に巻尺5aで測定した長さを演算部3に入力できるようになっている。この際、巻尺5aで測定した距離も表示部10で表示できるようになっていてもよい。この物差し状測距器具5としての巻尺5aで測定した距離を基準としてレーザで測定する距離を校正できるようになっており、演算部3にこの距離を校正する校正手段を備えている。
【0020】
レーザ測距部4で測定する距離を校正する場合、先ず、図3(a)のような差演算フローで測距値の差を演算し、次いで図3(b)のような測距値校正フローにてレーザの測距値を校正する。物差し状測距器具5としての巻尺5aを用いて図4(a)に示すように基準面11までの距離を測定し(測距値1)、レーザによる測距方式を用いて図4(b)に示すように基準面11までの距離を測定し(測距値2)、測距値1と測距値2との差Dを算出する(差D=測距値1−測距値2)。このように前処理として図3(a)のような差演算フローを実行して差Dを算出した後、次のように図3(b)のような測距値校正フローにてレーザの測距値を校正する。レーザ測距方式を用いて距離を測距し(測距値A)し、上記差Dを測距値Aに加算して測距値A′に校正する。
【0021】
上記のように巻尺5aにて測定する実際の距離とレーザ測距部4で測定する距離との差を比較してレーザ測距部4で測定する測距値を校正することができる。このとき巻尺5aにて校正するときの基準距離を設定するために従来の校正のための専用の基準距離設定具に比べて構造が簡単で且つ取り扱いが容易にできる。また巻尺5a自体を使って距離の測定も行うことができる。また物差し状測距器具5として巻尺5aはコンパクトで本体構造を大きくすることなく校正機能を持たせることができ、携帯性を向上できる。
【0022】
また上記のようにして測距値を校正できるようになっていると、図5(a)(b)に示すようにレーザ測距装置本体6から基準面11までの基準距離をL1、L2と任意の距離にしても校正を行うことができる。このように任意に基準距離を設定して校正作業を行うことができると、作業空間の広さに依存しないで校正作業を行うことができる。
【0023】
図6は他の例を示すものである。本例の場合、物差し状測距器具5としてスケール5bを用いている。図6(c)(d)のようにレーザ測距装置本体6の下面側に差し込み溝12を設けると共に差し込み溝12にバネ13を内装して保持部を形成してあり、図6(a)(b)のようにスケール5bの一端を差し込み溝12に差し込んでバネ13にて保持してあり、スケール5bが抜き差しで着脱できるように着脱自在に装着してある。
【0024】
上記のように構成せるレーザ測距装置はスケール5bをレーザ測距装置本体6に装着すると、スケール5bの長さを基準距離して上記例と同様に測距値を校正することができる。スケール5bが必要でないとき(校正しないとき)には簡単に取り外すことができ、軽量化できて携帯性を向上できる。またスケール5b自体を用いて寸法を計測することもできる。
【0025】
図7は他の例を示すものである。本例の場合、物差し状測距器具5として所謂コンベックスと称される巻尺5aを用いており、この巻尺5aをレーザ測距装置本体6に着脱自在に取り付けてある。この場合、巻尺5aを装着すると、上記例と同様に測距値を校正することができ、また物差し状測距器具5としての巻尺5aが必要でないときは取り外すことで軽量化が図れ、携帯性を向上できる。
【0026】
図8は他の例を示すものである。本例の場合、物差し状測距器具5としての巻尺5aが360°回転可能になるようにレーザ測距装置本体6に装着してあり、90°毎に角度を設定して固定可能にされている。このようにしてあると例えばレーザ測距部4を用いて矢印αのように第1の測定面15aまでの距離を測定すると共に巻尺5aで矢印βのように第2の測定面15bまでの距離を測定することができる。レーザ測距部4と巻尺5aとの両方を用いて測距することにより直角の位置関係にある測定面を測定できる。また1つの装置で2点の距離を同時に測定することができる。
【0027】
また図9は他の例を示すものである。本例の場合、レーザ測距部4で測距する方向と同じ方向を向けて巻尺5aを固定できる以外に、レーザ測距部4で測距する向きと180°反対の向きに巻尺5aを向けて固定できる構造になっている。レーザ測距部4で測距する方向と同じ方向に巻尺5aを向けて固定した状態では上記例と同様にレーザによる測距値を校正できる。またレーザ測距部4で測距する向きと180°反対の向きに巻尺5aを向けて固定すると、レーザ測距部4で矢印αのように第1の測定面15aまでの距離γを測定し、巻尺5aで矢印βのように第1の測定面5aと対向する第2の測定面15bまでの距離δを測定することができ、これにより第1、第2の測定面15a,15b間の距離ε(測定面間距離ε=距離γ+距離δ+巻尺本体長さη)を測定することができる。これにより2つの測定面間の任意の位置から、これらの測定面間の距離を測定することができる。1つの装置で2点間の距離を測定することができる。
【0028】
図10は他の例を示すものである。本例の場合、巻尺5aのような物差し状測距器具5をレーザ測距部4のレーザ光出射方向と同じ向きを向けたときだけ校正作業を行うことが可能となる切り替え制御手段を有する。図10に示すように物差し状測距器具5の取り付け位置角度が0度(物差し状測距器具5の測距向きとレーザ測距部4の測距向きが同じ)か否かを判定すると共に物差し状測距器具5が使用状態か否かを判定し、両者がYESなら校正処理をし、それ以外のときは測距処理をするように切り替えることができるようになっている。このようになっていると、校正作業と測距作業の切り替えが単純な切り替え構造で実現できると共に校正作業と測距作業とを明確に分離した使用ができる。
【0029】
図11は他の例を示すものである。本例の場合、物差し状測距器具5は巻尺5aであり、巻尺5aの先端にレーザが当る基準面となる板7が設けてある。この板7は図11(a)のように水平に倒した状態から図11(b)のように垂直に立てるとレーザ測距部4からのレーザ光が垂直に当り、この状態でレーザの測距値を校正することができる。また図11(b)のように板7を垂直に立てた状態から図11(c)に示すようにレーザ光の方向と平行な向きに向けることができ、校正途中でもレーザ光を測定面に照射した測距作業ができるようになっている。このようにすると、校正するときの基準面の有無や基準面までの距離に影響されずに校正作業を行うことができる。また校正作業状態を保持した状態、測距作業中に一時的に校正作業を実行した状態からでも板7にレーザ光が当らないように位置変更することで測距作業を連続的に行うことができるので、作業効率が向上する。
【0030】
図12は他の例を示す。上記例のように垂直に立てたときレーザ光が当る板7が反射板7aで形成されている。拡散面を持つ反射板7aで形成されていると、投光部1から照射したレーザ光を確実に反射板7aにて反射して受光部2に受光されることで測距でき、レーザが照射される面の形状、色、材質に依存せずに校正作業を行うことができる。
【0031】
図13は他の例を示す。受光レンズ8には受光レンズ8を保護するためレンズカバー9が図13(a)に示すように着脱自在に装着されているが、このレンズカバー9の内面に反射面を備えている。このレンズカバー9は取り外したとき、レンズカバー9を図13(b)のように巻尺5aの先端に配置または取り付けしたり、測定面に配置したりできるようになっている。このようにすると、通常時にレンズカバー9をレンズ保護用のカバーとして取り付けていることで携帯性の妨げにもならず、校正作業時にはレンズカバー9の反射面を基準面として使用でき、測距作業時にはレンズカバー9の反射面を測定面として使用できるため、作業性と携帯性を向上できる。また測距作業時にレンズカバー9の反射面を測定面とすることで測定面の形状、色、材質に依存しない正確な測距作業ができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、測距対象物へレーザ光を照射する投光部と、測距対象物からの反射光を受光する受光部と、投光部から受光部にレーザ光が到達する時間により測距対象物までの距離を算出する演算部とから構成されるレーザ測距部を備え、物差しのようにして距離を測定し得る物差し状測距器具を一体に備え、物差し状測距器具により測定される一定距離とレーザ測距部で実測した距離との差を算出すると共にその差によりレーザ測距部の測距値を校正する手段を演算部に備えたので、物差し状測距器具にて測定する実際の距離とレーザ測距部で測定する距離との差を比較してレーザ測距部で測定する測距値を校正することができるものであって、このとき物差し状の測距器具にて校正するときの基準距離を設定するために従来の校正のための専用の基準距離設定具に比べて構造が簡単で且つ取り扱いが容易にできるものであり、また物差し状測距器具を使って物差しのように距離の測定も行うことができるものである。
【0033】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、物差し状測距器具は巻尺であるので、巻尺はコンパクトで本体構造を大きくすることなく校正機能を持たせることができ、携帯性を向上できるものである。
【0034】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1において、物差し状測距器具はスケールであり、レーザ測距装置本体にスケールの一端を差し込んでスケールを保持する手段を具備したので、スケールが必要でないときには簡単に取り外すことができ、軽量化できて携帯性を向上できるものである。
【0035】
また本発明の請求項4の発明は、請求項1において、物差し状測距器具がレーザ測距装置本体に着脱自在に装着されたので、物差し状測距器具が必要ないときは取り外すことで軽量化が図れ、携帯性を向上できるものである。
【0036】
また本発明の請求項5の発明は、請求項4において、物差し状測距器具が90°毎に角度を設定して固定可能にされたので、レーザ測距部と物差し状測距器具との両方を用いて測距することにより直角の位置関係にある測定面を測定できるものであり、また1つの装置で2点の距離を同時に測定することができるものである。
【0037】
また本発明の請求項6の発明は、請求項4において、レーザ測距部で測距する向きと180°反対の向きに物差し状測距器具を向けて固定できる構造にされたので、2つの測定面間の任意の位置から、これらの測定面間の距離を測定することができるものであり、また1つの装置で2点間の距離を測定することができるものである。
【0038】
また本発明の請求項7の発明は、請求項4において、物差し状測距器具をレーザ測距部のレーザ光出射方向と同じ向きを向けたときだけ校正作業を行うことが可能となる切り替え制御手段を有するので、校正作業と測距作業の切り替えが単純な切り替え構造で実現できると共に校正作業と測距作業とを明確に分離した使用ができるものである。
【0039】
また本発明の請求項8の発明は、請求項1において、レーザ測距部からのレーザ光が垂直に当る板をレーザ光が当る位置とレーザ光が当らない位置とに位置変更可能なように物差し状測距器具に設けたので、物差し状測距器具に設けた板にレーザ光を当てて反射させることによりレーザの測距値の校正ができ、校正するときの基準面の有無や基準面までの距離に影響されずに校正作業を行うことができるものであり、また校正作業状態を保持した状態、測距作業中に一時的に校正作業を実行した状態からでも板にレーザ光が当らないように位置変更することで測距作業を連続的に行うことができるので、作業効率が向上するものである。
【0040】
また本発明の請求項9の発明は、請求項8において、上記レーザ光が当る板が反射板であるので、投光部から照射したレーザ光を確実に反射して受光部に受光することで測距でき、レーザが照射される面の形状、色、材質に依存せずに校正作業を行うことができるものである。
【0041】
また本発明の請求項10の発明は、請求項8において、受光レンズに着脱自在に装着し得るレンズカバーに反射面を備え、このレンズカバーがレーザ光の当る板になっているので、通常時にレンズカバーをレンズ保護用のカバーとして取り付けていることで携帯性の妨げにもならず、校正作業時にはレンズカバーの反射面を基準面として使用でき、測距作業時にはレンズカバーの反射面を測定面として使用できるため、作業性を携帯性を向上できるものであり、また測距作業時にレンズカバーの反射面を測定面とすることで測定面の形状、色、材質に依存しない正確な測距作業ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のレーザ測距装置を示す斜視図である。
【図2】同上の構造を示すブロック図である。
【図3】(a)(b)は同上の動作を説明するフローチャートである。
【図4】(a)(b)は同上の校正作業を説明する斜視図である。
【図5】(a)(b)は同上の校正作業を説明する斜視図である。
【図6】同上の他の例を示し、(a)はスケールを取り付けた状態の斜視図、(b)は要部の断面図、(c)はスケールを取り外した状態の斜視図、(d)は(c)の要部の断面図である。
【図7】同上の他の例を説明する斜視図である。
【図8】同上の他の例を説明する説明図である。
【図9】同上の他の例を説明する説明図である。
【図10】同上の他の例を説明するフローチャートである。
【図11】(a)(b)(c)は同上の他の例を説明する説明図である。
【図12】同上の他の例を説明する斜視図である。
【図13】(a)(b)は同上の他の例の説明する斜視図である。
【図14】従来例を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 投光部
2 受光部
3 演算部
4 レーザ測距部
5 物差し状測距器具
5a 巻尺
5b スケール
6 レーザ測距装置本体
7 板
8 受光レンズ
9 レンズカバー
Claims (10)
- 測距対象物にレーザを照射して測距対象物までの距離を算出するレーザ測距装置において、測距対象物へレーザ光を照射する投光部と、測距対象物からの反射光を受光する受光部と、投光部から受光部にレーザ光が到達する時間により測距対象物までの距離を算出する演算部とから構成されるレーザ測距部を備え、物差しのようにして距離を測定し得る物差し状測距器具を備え、物差し状測距器具により測定される一定距離とレーザ測距部で実測した距離との差を算出すると共にその差によりレーザ測距部の測距値を校正する手段を演算部に備えたことを特徴とするレーザ測距装置。
- 物差し状測距器具は巻尺であることを特徴とする請求項1記載のレーザ測距装置。
- 物差し状測距器具はスケールであり、レーザ測距装置本体にスケールの一端を差し込んでスケールを保持する手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のレーザ測距装置。
- 物差し状測距器具がレーザ測距装置本体に着脱自在に装着されたことを特徴する請求項1記載のレーザ測距装置。
- 物差し状測距器具が90°毎に角度を設定して固定可能にされたことを特徴とする請求項4記載のレーザ測距装置。
- レーザ測距部で測距する向きと180°反対の向きに物差し状測距器具を向けて固定できる構造にされたことを特徴とする請求項4記載のレーザ測距装置。
- 物差し状測距器具をレーザ測距部のレーザ光出射方向と同じ向きを向けたときだけ校正作業を行うことが可能となる切り替え制御手段を有することを特徴とする請求項4記載のレーザ測距装置。
- レーザ測距部からのレーザ光が垂直に当る板をレーザ光が当る位置とレーザ光が当らない位置とに位置変更可能なように物差し状測距器具に設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザ測距装置。
- 上記レーザ光が当る板が反射板であることを特徴とする請求項8記載のレーザ測距装置。
- 受光レンズに着脱自在に装着し得るレンズカバーに反射面を備え、このレンズカバーが上記レーザ光の当る板になっていることを特徴とする請求項8記載のレーザ測距装置。
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