JP2004232115A - パンティストッキングシリーズ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】全てのサイズにおいて快適なはき心地が得られるようにするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に対し、小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ大きく設定し、かつ前記各パンティストッキングの太もも部の度目を相互間で実質的同一にする。製造法は、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側の丸編機の釜径を小さく、大サイズ側の丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にして製造する。
【選択図】 なし
【解決手段】標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に対し、小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ大きく設定し、かつ前記各パンティストッキングの太もも部の度目を相互間で実質的同一にする。製造法は、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側の丸編機の釜径を小さく、大サイズ側の丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にして製造する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類のサイズが異なるパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、全てのサイズで快適なはき心地を得られるようにするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パンティストッキングは、S、M、Lなど複数種類の異なるサイズが製造され、着用者が自己の身体にあったサイズを選択できるようにしてある。近年では、そのサイズの種類が次第に増加し、例えばSS、S−M、M−L、L−LL、JM−L、JJM−Lなど多種類の設定がされるようになっている。
【0003】
従来、ストッキングメーカが、上記のように多種類のサイズのパンティストッキングを1銘柄のシリーズとして製造する場合、釜径(シリンダ径)と針数が特定された同一の丸編機を使用して全サイズの筒編を編成しており、各サイズ毎のストレッチ寸法(幅方向に一定の力で引っ張ったときの幅寸法)は、編針のリフト量、すなわち、編地にしたときの度目寸法(編目ループの高さ)を変えるだけで調整していた。
【0004】
しかし、全サイズが同じ釜径で編成されることで同一筒編径であり、度目寸法だけでストレッチ寸法を調整するようになっているので、径方向に伸縮可能な余裕量には限界がある。そのため、大きいサイズのパンティストッキングでは、着用したとき伸縮余裕量の限界いっぱいまで伸ばされることになり、締付け感を大きくし、逆に小さいサイズのパンティストッキングでは、ルーズになりやすいという問題があった。したがって、中間サイズを標準にしてはき心地が良好になるように設定すると、大きいサイズと小さいサイズではそれぞれ良好なはき心地が得られないことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の問題を解消し、全てのサイズにおいて快適なはき心地が得られるようにするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のパンティストッキングシリーズは、少なくとも大中小3種類のサイズのパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズにおいて、中間サイズを標準にし、該標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に対して、小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ大きく設定し、かつ前記各パンティストッキングの太もも部の度目を相互間で実質的同一にしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明のパンティストッキングシリーズの製造方法は、少なくとも大中小3種類のサイズのパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズの製造方法において、中間サイズを標準にし、該標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一の条件にしてそれぞれ編成することを特徴とするものである。
【0008】
上記のように本発明では、中間サイズの標準パンティストッキングに対して、太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを、小サイズ側のパンティストッキングでは共に小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングでは共に大きく設定したため、各サイズにおいてストレッチ寸法の伸縮量に余裕を与え、その上で、さらに小サイズ側から大サイズ側まで太もも部での度目を相互に実質的同一にしたので、全サイズにおいて標準パンティストッキングと同等の快適な締付け圧からなるはき心地を得ることができる。
【0009】
また、本発明の製造方法によれば、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対し、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さくし、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きくし、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にしたので、上記のように全サイズにわたり快適なはき心地のパンティストッキングシリーズを効率よく得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において「パンティストッキングシリーズ」とは、大中小少なくとも3種類のサイズが異なるパンティストッキングを一組として構成されたパンティストッキング群をいう。例えば、同一商品名を付した複数サイズのパンティストッキングからなる群をシリーズとして商品化したものをいう。
【0011】
サイズは着用する人の体型に応じて複数に分類され、一般には中間サイズを標準のサイズに設定して、この標準より小さい体型の人用には標準サイズより小サイズのパンティストッキングを設定し、また標準より大きい体型の人用には標準サイズより大サイズのパンティストッキングを設定する。例えば、小柄で細めの体型をSS−S、標準的な体型をS−M及び/又はM−L、標準より大きめの体型をL−LLなどに分類することができる。さらに、特にヒップにゆとりが欲しい肥満体型用にJM−LやJJM−Lを分類することもある。
【0012】
本発明のパンティストッキングシリーズでは、大中小のうち中間サイズを標準パンティストッキングとして設定し、この標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法に対して、標準サイズよりも小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法を小さく設定し、また標準サイズより大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法を大きく設定する。さらに重要なことは、太もも部のストレッチ寸法と共に非ストレッチ寸法についても、標準サイズよりも小サイズ側のパンティストッキングは小さく設定し、標準サイズより大サイズ側のパンティストッキングは大きく設定してあることであり、従来のパンティストッキングシリーズには無かったことである。
【0013】
ここで中間サイズとは、所謂肥満体型用とされるJM−LやJJM−Lなどの特別サイズ(特大サイズ)を除いたときの中間を意味する。また、中間サイズからなる標準サイズの設定は、原則として1サイズでよいが、近似する2サイズを設定するようにしてもよい。
【0014】
また、「ストレッチ寸法」とは、パンティストッキングの脚部(筒編部)を偏平状態にし、その両端部を幅方向に荷重8kgで引っ張ったときの伸長寸法をいう。「非ストレッチ寸法」とは、上記のように荷重を負荷しない無負荷のときのパンティストッキングの脚部の幅寸法をいう。本発明において、太もも部のストレッチ寸法を特定したのは、この太もも部における締付け圧が、パンティストッキングのはき心地を最も左右する箇所になるからである。図1におけるモデル図においては、Aで示す寸法部分が太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に相当する。また、「度目」とは、図2に示すように、編地における編目ループの高さHで定義される。
【0015】
従来のパンティストッキングシリーズは、釜径と針数が同じ同一の丸編機を使用して各サイズを編成しているので、非ストレッチ寸法は各サイズとも同一になっている。ただストレッチ寸法だけを、度目を変化させて調整しているだけである。しかし、度目の調整だけで設定したストレッチ寸法は、伸縮の余裕量に限界があるので、大サイズ側と小サイズ側のパンティストッキングで、そのはき心地が犠牲になっていたのである。
【0016】
しかし、本発明においては、各サイズに対してストレッチ寸法だけを変化させるのではなく、非ストレッチ寸法も小サイズ側のパンティストッキングでは共に小さく設定し、大サイズ側のパンティストッキングでは共に大きく設定しているので、各サイズにおいてストレッチ寸法の伸縮量に大きな余裕を与えることができる。その上で、さらに小サイズ側から大サイズ側まで度目を相互に実質的同一にしたので、全サイズにおいて標準パンティストッキングと同等の快適な締付け圧のはき心地にすることができる。
【0017】
このような本発明による効果は、標準パンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数に対し、小サイズ側のパンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数を大きく設定することにより、さらに向上することができる。
【0018】
上記のように各サイズのパンティストッキングの度目を相互間で実質的同一に揃える目安としては、各サイズのパンティストッキングの度目をHとし、当該シリーズにおける全サイズの度目の平均値(総和平均値)をHo〔=(H1 +H2 ・・・+Hn )/n)〕(H1 ,H2 ,Hn は各サイズの度目、nは当該シリーズ内に設定されたサイズ数)とするとき、各サイズの度目Hの総和平均値Ho対するバラツキEを下記の式で定義すると、そのバラツキEを±5%の範囲にすることが望ましい。
E=〔(H−Ho)/Ho〕×100 ≦ ±5(%)
【0019】
度目HのバラツキEが±5%の変動幅よりも大きいと、従来のパンティストッキングシリーズにおける度目のバラツキと実質的に変わらなくなり、全サイズについて快適なはき心地にする効果が得にくくなる。
【0020】
本発明のパンティストッキングシリーズの製造方法としては、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングを編成する丸編機の釜径を小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングを編成する丸編機の釜径を大きく設定すると共に、各丸編機のゲージを相互間で実質的に同一になるようにして各サイズの筒編を編成することである。さらに好ましくは、丸編機の針数も、標準パンティストッキングの丸編機に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機は小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングの丸編機は大きく設定するとよい。
【0021】
本発明において丸編機の「ゲージ」とは、針床2.54cm(=1インチ)当たりの針数をいう。上記のように各サイズの丸編機のゲージを編機相互間で実質的同一に揃える目安としては、各丸編機のゲージをGとし、全サイズの丸編機のゲージの平均値(総和平均値)をGo〔=(G1 +G2 ・・・+Gn )/n)〕(G1 ,G2 ,Gn は各丸編機のゲージ、nは当該シリーズ内に設定されたサイズ数)とするとき、各丸編機のゲージGの総和平均値Go対するバラツキFを下記の式で定義すると、そのバラツキFを±5%の範囲にすることが望ましい。
F=〔(G−Go)/Go〕×100 ≦ ±5(%)
【0022】
パンティストッキングに使用する糸としては、従来と同じものを使用してよく、特に限定されるものではない。例えば、合成繊維一般に使用可能であるが、特にナイロン6やナイロン66などのポリアミド繊維が好ましい。特に仮撚加工糸のような伸縮糸が好ましい。また、ポリウレタン糸と交編したり、或いはポリウレタン糸のカバーヤーンを用いたりしてもよい。
【0023】
以下、図に示す実施形態を参照して具体的に説明する。
【0024】
図1は、本発明のパンティストッキングシリーズを構成するパンティストッキングの一つを例示したものである。
【0025】
パンティストッキング1は、左右一対のストッキング部2,2とパンティ部3とを一体に連結するように構成されている。左右のストッキング部2,2はそれぞれ筒編からなり、かつそれら筒編部の上部内側面側が切開されると共に、切開された縁部同士を縫合してパンティ部3を形成している。筒編は丸編機で編成され、その筒編に脚型を挿入して所定形状の太もも部2aや足首部2bを有するストッキング部2に成形される。ストレッチ寸法は図中のAで測定される。
【0026】
本発明のパンティストッキングシリーズでは、上記構成のパンティストッキング1として、大中小少なくとも3種類の異なるサイズを設定するとき、中間サイズを標準パンティストッキングとして、その標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とに対して、標準サイズよりも小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを共に小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを共に大きく設定する。さらに好ましくは、筒編1周当たりの総編目数についても、標準パンティストッキングに対して小サイズ側のパンティストッキングを小さく設定し、大サイズ側のパンティストッキングを大きく設定するとよい。さらに各パンティストッキングの度目H(図2参照)を相互間で実質的同一にする。具体的には、各パンティストッキングの度目HのバラツキEを±5%の変動幅内にする。
【0027】
このようなパンティストッキングシリーズは、標準パンティストッキングの丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さく設定する一方、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にして編成することにより製造することができる。この場合、さらに各丸編機の針数についても、標準サイズの丸編機に対して、小サイズ側の丸編機を少なく設定し、大サイズ側の丸編機を多く設定するとなおよい。用意された各サイズの筒編は、以後、脚型を挿入して成形し、それをパンティストッキングに縫製すればよい。
【0028】
【実施例】
表1に記載した釜径と針数を有する丸編機をそれぞれ使用し、6種類のサイズSS−S、S−M、M−L、L−LL、JM−L、JJM−Lからなるパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズを製造した。これら6種類のサイズのうち、JM−LとJJM−Lは肥満型用の特大サイズである。また、6種類のサイズのうち、標準サイズとして中間サイズのS−MとM−Lの2サイズを設定した。
【0029】
なお、表1には、6種類のサイズの表記と共に、これら各サイズに対応する適用体型(ヒップ、身長)を併わせ記載した。
【0030】
上記6種類のパンティストッキングについて、それぞれのサイズに対応した適用体型を有する6人のパネラーを選任し、これらパネラーにより着用試験を行った結果、6人全員のパネラーから、締付け感やルーズ感のない快適な着用感であったとの報告を得た。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、中間サイズの標準パンティストッキングに対して、太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを、小サイズ側のパンティストッキングでは共に小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングでは共に大きく設定したため、各サイズにおいてストレッチ寸法の伸縮量に余裕を与え、その上で、さらに小サイズ側から大サイズ側まで太もも部での度目を相互に実質的同一にしたので、全サイズにおいて標準パンティストッキングと同等の快適な締付け圧からなるはき心地を得ることができる。
【0033】
また、本発明の製造方法によれば、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対し、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さくし、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きくし、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にしたので、上記のように全サイズにわたり快適なはき心地のパンティストッキングシリーズを効率よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンティストッキングシリーズを構成するパンティストッキングの一つを例示した正面図である。
【図2】図1のパンティストッキングの編目を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 パンティストッキング
2 ストッキング部
2a 太もも部
2b 足首部
3 パンティ部
H 度目
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類のサイズが異なるパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、全てのサイズで快適なはき心地を得られるようにするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パンティストッキングは、S、M、Lなど複数種類の異なるサイズが製造され、着用者が自己の身体にあったサイズを選択できるようにしてある。近年では、そのサイズの種類が次第に増加し、例えばSS、S−M、M−L、L−LL、JM−L、JJM−Lなど多種類の設定がされるようになっている。
【0003】
従来、ストッキングメーカが、上記のように多種類のサイズのパンティストッキングを1銘柄のシリーズとして製造する場合、釜径(シリンダ径)と針数が特定された同一の丸編機を使用して全サイズの筒編を編成しており、各サイズ毎のストレッチ寸法(幅方向に一定の力で引っ張ったときの幅寸法)は、編針のリフト量、すなわち、編地にしたときの度目寸法(編目ループの高さ)を変えるだけで調整していた。
【0004】
しかし、全サイズが同じ釜径で編成されることで同一筒編径であり、度目寸法だけでストレッチ寸法を調整するようになっているので、径方向に伸縮可能な余裕量には限界がある。そのため、大きいサイズのパンティストッキングでは、着用したとき伸縮余裕量の限界いっぱいまで伸ばされることになり、締付け感を大きくし、逆に小さいサイズのパンティストッキングでは、ルーズになりやすいという問題があった。したがって、中間サイズを標準にしてはき心地が良好になるように設定すると、大きいサイズと小さいサイズではそれぞれ良好なはき心地が得られないことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の問題を解消し、全てのサイズにおいて快適なはき心地が得られるようにするパンティストッキングシリーズ及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のパンティストッキングシリーズは、少なくとも大中小3種類のサイズのパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズにおいて、中間サイズを標準にし、該標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に対して、小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ大きく設定し、かつ前記各パンティストッキングの太もも部の度目を相互間で実質的同一にしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明のパンティストッキングシリーズの製造方法は、少なくとも大中小3種類のサイズのパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズの製造方法において、中間サイズを標準にし、該標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一の条件にしてそれぞれ編成することを特徴とするものである。
【0008】
上記のように本発明では、中間サイズの標準パンティストッキングに対して、太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを、小サイズ側のパンティストッキングでは共に小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングでは共に大きく設定したため、各サイズにおいてストレッチ寸法の伸縮量に余裕を与え、その上で、さらに小サイズ側から大サイズ側まで太もも部での度目を相互に実質的同一にしたので、全サイズにおいて標準パンティストッキングと同等の快適な締付け圧からなるはき心地を得ることができる。
【0009】
また、本発明の製造方法によれば、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対し、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さくし、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きくし、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にしたので、上記のように全サイズにわたり快適なはき心地のパンティストッキングシリーズを効率よく得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において「パンティストッキングシリーズ」とは、大中小少なくとも3種類のサイズが異なるパンティストッキングを一組として構成されたパンティストッキング群をいう。例えば、同一商品名を付した複数サイズのパンティストッキングからなる群をシリーズとして商品化したものをいう。
【0011】
サイズは着用する人の体型に応じて複数に分類され、一般には中間サイズを標準のサイズに設定して、この標準より小さい体型の人用には標準サイズより小サイズのパンティストッキングを設定し、また標準より大きい体型の人用には標準サイズより大サイズのパンティストッキングを設定する。例えば、小柄で細めの体型をSS−S、標準的な体型をS−M及び/又はM−L、標準より大きめの体型をL−LLなどに分類することができる。さらに、特にヒップにゆとりが欲しい肥満体型用にJM−LやJJM−Lを分類することもある。
【0012】
本発明のパンティストッキングシリーズでは、大中小のうち中間サイズを標準パンティストッキングとして設定し、この標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法に対して、標準サイズよりも小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法を小さく設定し、また標準サイズより大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法を大きく設定する。さらに重要なことは、太もも部のストレッチ寸法と共に非ストレッチ寸法についても、標準サイズよりも小サイズ側のパンティストッキングは小さく設定し、標準サイズより大サイズ側のパンティストッキングは大きく設定してあることであり、従来のパンティストッキングシリーズには無かったことである。
【0013】
ここで中間サイズとは、所謂肥満体型用とされるJM−LやJJM−Lなどの特別サイズ(特大サイズ)を除いたときの中間を意味する。また、中間サイズからなる標準サイズの設定は、原則として1サイズでよいが、近似する2サイズを設定するようにしてもよい。
【0014】
また、「ストレッチ寸法」とは、パンティストッキングの脚部(筒編部)を偏平状態にし、その両端部を幅方向に荷重8kgで引っ張ったときの伸長寸法をいう。「非ストレッチ寸法」とは、上記のように荷重を負荷しない無負荷のときのパンティストッキングの脚部の幅寸法をいう。本発明において、太もも部のストレッチ寸法を特定したのは、この太もも部における締付け圧が、パンティストッキングのはき心地を最も左右する箇所になるからである。図1におけるモデル図においては、Aで示す寸法部分が太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に相当する。また、「度目」とは、図2に示すように、編地における編目ループの高さHで定義される。
【0015】
従来のパンティストッキングシリーズは、釜径と針数が同じ同一の丸編機を使用して各サイズを編成しているので、非ストレッチ寸法は各サイズとも同一になっている。ただストレッチ寸法だけを、度目を変化させて調整しているだけである。しかし、度目の調整だけで設定したストレッチ寸法は、伸縮の余裕量に限界があるので、大サイズ側と小サイズ側のパンティストッキングで、そのはき心地が犠牲になっていたのである。
【0016】
しかし、本発明においては、各サイズに対してストレッチ寸法だけを変化させるのではなく、非ストレッチ寸法も小サイズ側のパンティストッキングでは共に小さく設定し、大サイズ側のパンティストッキングでは共に大きく設定しているので、各サイズにおいてストレッチ寸法の伸縮量に大きな余裕を与えることができる。その上で、さらに小サイズ側から大サイズ側まで度目を相互に実質的同一にしたので、全サイズにおいて標準パンティストッキングと同等の快適な締付け圧のはき心地にすることができる。
【0017】
このような本発明による効果は、標準パンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数に対し、小サイズ側のパンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数を大きく設定することにより、さらに向上することができる。
【0018】
上記のように各サイズのパンティストッキングの度目を相互間で実質的同一に揃える目安としては、各サイズのパンティストッキングの度目をHとし、当該シリーズにおける全サイズの度目の平均値(総和平均値)をHo〔=(H1 +H2 ・・・+Hn )/n)〕(H1 ,H2 ,Hn は各サイズの度目、nは当該シリーズ内に設定されたサイズ数)とするとき、各サイズの度目Hの総和平均値Ho対するバラツキEを下記の式で定義すると、そのバラツキEを±5%の範囲にすることが望ましい。
E=〔(H−Ho)/Ho〕×100 ≦ ±5(%)
【0019】
度目HのバラツキEが±5%の変動幅よりも大きいと、従来のパンティストッキングシリーズにおける度目のバラツキと実質的に変わらなくなり、全サイズについて快適なはき心地にする効果が得にくくなる。
【0020】
本発明のパンティストッキングシリーズの製造方法としては、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングを編成する丸編機の釜径を小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングを編成する丸編機の釜径を大きく設定すると共に、各丸編機のゲージを相互間で実質的に同一になるようにして各サイズの筒編を編成することである。さらに好ましくは、丸編機の針数も、標準パンティストッキングの丸編機に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機は小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングの丸編機は大きく設定するとよい。
【0021】
本発明において丸編機の「ゲージ」とは、針床2.54cm(=1インチ)当たりの針数をいう。上記のように各サイズの丸編機のゲージを編機相互間で実質的同一に揃える目安としては、各丸編機のゲージをGとし、全サイズの丸編機のゲージの平均値(総和平均値)をGo〔=(G1 +G2 ・・・+Gn )/n)〕(G1 ,G2 ,Gn は各丸編機のゲージ、nは当該シリーズ内に設定されたサイズ数)とするとき、各丸編機のゲージGの総和平均値Go対するバラツキFを下記の式で定義すると、そのバラツキFを±5%の範囲にすることが望ましい。
F=〔(G−Go)/Go〕×100 ≦ ±5(%)
【0022】
パンティストッキングに使用する糸としては、従来と同じものを使用してよく、特に限定されるものではない。例えば、合成繊維一般に使用可能であるが、特にナイロン6やナイロン66などのポリアミド繊維が好ましい。特に仮撚加工糸のような伸縮糸が好ましい。また、ポリウレタン糸と交編したり、或いはポリウレタン糸のカバーヤーンを用いたりしてもよい。
【0023】
以下、図に示す実施形態を参照して具体的に説明する。
【0024】
図1は、本発明のパンティストッキングシリーズを構成するパンティストッキングの一つを例示したものである。
【0025】
パンティストッキング1は、左右一対のストッキング部2,2とパンティ部3とを一体に連結するように構成されている。左右のストッキング部2,2はそれぞれ筒編からなり、かつそれら筒編部の上部内側面側が切開されると共に、切開された縁部同士を縫合してパンティ部3を形成している。筒編は丸編機で編成され、その筒編に脚型を挿入して所定形状の太もも部2aや足首部2bを有するストッキング部2に成形される。ストレッチ寸法は図中のAで測定される。
【0026】
本発明のパンティストッキングシリーズでは、上記構成のパンティストッキング1として、大中小少なくとも3種類の異なるサイズを設定するとき、中間サイズを標準パンティストッキングとして、その標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とに対して、標準サイズよりも小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを共に小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを共に大きく設定する。さらに好ましくは、筒編1周当たりの総編目数についても、標準パンティストッキングに対して小サイズ側のパンティストッキングを小さく設定し、大サイズ側のパンティストッキングを大きく設定するとよい。さらに各パンティストッキングの度目H(図2参照)を相互間で実質的同一にする。具体的には、各パンティストッキングの度目HのバラツキEを±5%の変動幅内にする。
【0027】
このようなパンティストッキングシリーズは、標準パンティストッキングの丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さく設定する一方、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にして編成することにより製造することができる。この場合、さらに各丸編機の針数についても、標準サイズの丸編機に対して、小サイズ側の丸編機を少なく設定し、大サイズ側の丸編機を多く設定するとなおよい。用意された各サイズの筒編は、以後、脚型を挿入して成形し、それをパンティストッキングに縫製すればよい。
【0028】
【実施例】
表1に記載した釜径と針数を有する丸編機をそれぞれ使用し、6種類のサイズSS−S、S−M、M−L、L−LL、JM−L、JJM−Lからなるパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズを製造した。これら6種類のサイズのうち、JM−LとJJM−Lは肥満型用の特大サイズである。また、6種類のサイズのうち、標準サイズとして中間サイズのS−MとM−Lの2サイズを設定した。
【0029】
なお、表1には、6種類のサイズの表記と共に、これら各サイズに対応する適用体型(ヒップ、身長)を併わせ記載した。
【0030】
上記6種類のパンティストッキングについて、それぞれのサイズに対応した適用体型を有する6人のパネラーを選任し、これらパネラーにより着用試験を行った結果、6人全員のパネラーから、締付け感やルーズ感のない快適な着用感であったとの報告を得た。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、中間サイズの標準パンティストッキングに対して、太もも部のストレッチ寸法と非ストレッチ寸法とを、小サイズ側のパンティストッキングでは共に小さく設定し、また大サイズ側のパンティストッキングでは共に大きく設定したため、各サイズにおいてストレッチ寸法の伸縮量に余裕を与え、その上で、さらに小サイズ側から大サイズ側まで太もも部での度目を相互に実質的同一にしたので、全サイズにおいて標準パンティストッキングと同等の快適な締付け圧からなるはき心地を得ることができる。
【0033】
また、本発明の製造方法によれば、標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対し、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さくし、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きくし、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一にしたので、上記のように全サイズにわたり快適なはき心地のパンティストッキングシリーズを効率よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンティストッキングシリーズを構成するパンティストッキングの一つを例示した正面図である。
【図2】図1のパンティストッキングの編目を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 パンティストッキング
2 ストッキング部
2a 太もも部
2b 足首部
3 パンティ部
H 度目
Claims (7)
- 少なくとも大中小3種類のサイズのパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズにおいて、中間サイズを標準にし、該標準パンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法に対して、小サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの太もも部のストレッチ寸法及び非ストレッチ寸法をそれぞれ大きく設定し、かつ前記各パンティストッキングの太もも部の度目を相互間で実質的同一にしたことを特徴とするパンティストッキングシリーズ。
- 前記度目の全サイズの平均値Hoに対して前記各パンティストッキングの度目のバラツキEを±5%の範囲内にした請求項1に記載のパンティストッキングシリーズ。
- 前記標準パンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数に対し、小サイズ側のパンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの筒編1周当たりの総編目数を大きく設定した請求項1又は2に記載のパンティストッキングシリーズ。
- 前記標準パンティストッキングとして、中間の2サイズを設定した請求項1に記載のパンティストッキングシリーズ。
- 少なくとも大中小3種類のサイズのパンティストッキングを一組とするパンティストッキングシリーズの製造方法において、中間サイズを標準にし、該標準パンティストッキングを編成する丸編機の釜径に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の釜径を大きく設定し、かつ各丸編機のゲージを相互間で実質的同一の条件にしてそれぞれ編成することを特徴とするパンティストッキングシリーズの製造方法。
- 前記全サイズの丸編機のゲージの平均値Goに対して前記各丸編機のゲージのバラツキFを±5%の範囲内にした請求項5に記載のパンティストッキングシリーズの製造方法。
- 前記標準パンティストッキングを編成する丸編機の針数に対して、小サイズ側のパンティストッキングの丸編機の針数を小さく設定すると共に、大サイズ側のパンティストッキングの丸編機の針数を大きく設定する請求項5又は6に記載のパンティストッキングシリーズの製造方法。
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