JP2004231386A - カード処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者に対するサービスを向上させるとともに、コストの削減を図る。
【解決手段】ロックレバー53Aがカム51Aに係合することにより、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6とが閉じカード処理通路7が形成される。カム用モータ52によってカム51Aの小径部がロックレバー53Aの係合部61に対接すると、天井部4と底板6との間が間隙D2だけ開く。この状態で、駆動ベルト21と従動ベルト39とが対接した状態を保持している。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的剛性を有するカードをカード搬送路内を搬送させ処理するカード処理装置に関し、特にカード搬送路内でカード詰まりを起こしたカードの返却を円滑に行うカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックによって形成され比較的剛性を有するカードは、熱等によって湾曲した状態に塑性変形しやすい。このように塑性変形したカードがカード処理装置内に取り込まれると、カードが搬送途中でカード搬送手段やカードガイド等と干渉を起こし、カード詰まりが発生し、極端な場合にはカード処理装置を破損してしまうといった問題があった。この問題を解消するものとして、カード搬送路内にカードの塑性変形を矯正する矯正手段を備えたものがある。(例えば、特許文献1および2参照。)。
【0003】
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−143068号公報(段落0029、図1)
【特許文献2】
特開平5−143838号公報(段落0016、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のカード処理装置においては、矯正手段によって塑性変形したカードを矯正して搬送手段によって搬送するものであるため、矯正されたカードに内部応力が発生する。したがって、この内部応力によってカードと搬送手段の搬送壁等との間に搬送手段の搬送力よりも大きな摩擦抵抗が発生するため、必ずしもカード詰まりを排除することができなかった。カード詰まりが発生すると、人手によってカード搬送路を開放し、詰まったカードを取り除く作業が必要になるため、取り除くまでに時間を要し利用者に対してサービスの低下を招くばかりではなく、予め作業員を配備しておきカード詰まりを起こしたカード処理装置の設置場所まで派遣しなければならないためにコストが増大するといった問題があった。
【0006】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、第1の目的は利用者に対するサービスを向上させることにある。第2の目的はコストの削減を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、互いに開閉自在で閉じることによりカード搬送路を形成するロアーケースおよびアッパーケースと、これら両ケースに設けられ互いに対接する方向に付勢され対接することによりカードを搬送するカード搬送手段とを備えたカード処理装置において、前記両ケースが閉じた状態から前記両カード搬送手段が対接した状態を維持している範囲で両ケース間を開く開閉手段を設けたものである。
したがって、塑性変形したままの状態でカードをカード搬送手段によってカード処理装置の外部に排出できる。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記開閉手段を、前記両ケースのいずれか一方に設けたロックレバーと、前記両ケースの他方に設け前記ロックレバーが係合することにより両ケースを閉じた状態に保つロック部材と、両ケース間を互いに開く方向に付勢する付勢手段とによって構成し、前記ロック部材を駆動源によって回動するカムとしたものである。
したがって、ロック部材を回動させると付勢手段によって両ケースが閉じた状態から両カード搬送手段が対接した状態を保持する範囲で両ケース間が開く。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置の平面図、図2は図1におけるII−II 線断面図、図3は同じく詰まったカードを返却する状態を示す図1におけるII−II 線断面図、図4は同じく要部の側面図で、同図(a)は通常の状態を示し、同図(b)は詰まったカードを返却する状態を示し、図5は同じく両ケース間を大きく開いた状態を示す。
【0010】
図2に符号1で示すカード処理装置は、ロアーケース2とアッパーケース3とを備えており、ロアーケース2は下方が開口し断面が略コ字状の箱形に形成され、天井部4と両側板5,5とが設けられている。アッパーケース3は上方が開口し断面が略コ字状の箱形に形成され底板6が設けられており、ロアーケース2の両側板5,5の後側(矢印A方向)の上部間に、横架された軸9aを介してロアーケース2に回動自在に枢着されている。
【0011】
したがって、ロアーケース3を軸9aを回動中心として図中反時計方向に回動させると、ロアーケース3の底板6とアッパーケース2の天井部4とが間隙D1をおいて対向し、これら底板6と天井部4間が閉じてこれら底板6と天井部4とによってカード処理通路7が形成される。このカード処理通路7の矢印B方向端には、スリット状に形成されたカード排出口としても兼用されるカード挿入口8が設けられている。上記軸9aにはねじりコイルばね9が巻回され、このねじりコイルばね9の一端は軸9aに一体的に設けた係止片(図示せず)に係止され、他端はアッパーケース3に設けた係止部材10に形成されている。このねじりコイルばね9のねじりモーメントによって、アッパーケース3は軸9aを回動中心として時計方向に付勢されており、アッパーケース3が時計方向に回動することにより、図5に示すように、アッパーケース3の底板6とロアーケース2の天井部4間が開き、カード処理通路7が開放されるように構成されている。
【0012】
ロアーケース2の後部側には搬送用モータ12が設けられており、この搬送用モータ12のモータ軸13には、小径のプーリ14が軸着されている。15はロアーケース2の側板に回転自在に支持された駆動軸であって、この駆動軸15のロアーケース2の外側に突出した一端部には大径のプーリ16が軸着され、このプーリ16と上記したプーリ14との間にはベルト17が張架されている。駆動軸15のロアーケース2の内側に突出した他端部には、駆動プーリ18が軸着されており、この駆動プーリ18の上端部がロアーケース2の天井部4に設けた切欠きからカード処理通路7に臨んでいる。
【0013】
ロアーケース2内のカード挿入口8側には、ロアーケース2の側板に支架された軸19に回転自在に支持された従動プーリ20が設けられており、この従動プーリ20の上端部はロアーケース2の天井部4に設けた切欠きからカード処理通路7に臨み、この従動プーリ20と駆動プーリ18との間には駆動ベルト21が張架されている。22はテンションローラであって、ロアーケース2の側板に揺動自在に支持されたレバー23の揺動端部に枢支され、ねじりコイルばね24のねじりモーメントによって駆動ベルト21にテンションを付与している。
【0014】
図2に符号26で示すテンションローラは、ねじりコイルばね27のねじりモーメントによって、後述するピンチローラ33とともに、駆動ベルト21と従動ベルト39とをカードに圧接させて両ベルト21,39によるカードの搬送力を増大させるように、カード処理通路7側に付勢されている。
【0015】
30は駆動プーリ18に対向するピンチプーリであって、アッパーケース3の一方の側板5に揺動自在に支持されたレバー31の揺動端部に回転自在に支持されている。このピンチプーリ30は、ねじりコイルばね32のねじりモーメントによって、アッパーケース3の底板6に設けた切欠きから駆動プーリ18側に所定量移動できるように付勢されている。レバー31の基端部にはテンションローラ26に対向するピンチローラ33が回転自在に支持されている。
【0016】
35は従動プーリ20に対向するピンチプーリであって、アッパーケース3の一方の側板5に揺動自在に支持されたレバー36の揺動端部に回転自在に支持されている。このピンチプーリ35は、ねじりコイルばね37のねじりモーメントによって、アッパーケース3の底板6に設けた切欠きから従動プーリ20側に所定量移動できるように付勢されている。このピンチプーリ35と上記ピンチプーリ30間には、アッパーケース3の底板6の切欠きからカード処理通路7に臨む従動ベルト39が張架されている。この従動ベルト39は、図2に示すようにロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6とが閉じた状態で上記した駆動ベルト21に対接する。
【0017】
40はテンションローラであって、アッパーケース3の一方の側板5に揺動自在に支持されたレバー41の揺動端部に枢支され、ねじりコイルばね42のねじりモーメントによって従動ベルト39にテンションを付与している。
【0018】
次に、図1および図2を用いて、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間を閉じた状態、すなわちカード処理通路7を形成する本発明の特徴である開閉手段としてのロック装置50について説明する。
図2に符号50で示すロック装置は、回動自在なカム51A,51Bと、このカム51を回動させる駆動源としてのカム用モータ52と、カム51に係合することにより、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間を閉じるロックレバー53A,53Bとによって概略構成されている。
【0019】
カム51A,51Bは、図1に示すように、ロアーケース2の両側部間に回転自在に支持された回動軸55のロアーケース2の両側部から突出した両端部に軸着され、外周面に大径部と小径部とからなるカム面55が形成されている。回動軸55には大径ギア56が軸着されており、この大径ギア56にカム用モータ52のモータ軸に軸着されたモータギア57が噛合している。大径ギア56の外周縁の一部には切欠き58が穿設されており、この切欠き58を検出してカム51A,51Bの初期位置を検出するホームポジション用の検出センサ59,59が設けられている。
【0020】
ロックレバー53A,53Bは、アッパーケース3の両側部間に回転自在に支持された回動軸60のアッパーケース3の両側部から突出した両端部に軸着され、この回動軸60を回動中心としてアッパーケース3に回動自在に支持されており、引張りコイルばね63の引張力によって図2中時計方向に付勢されている。
ロックレバー53A,53Bは、図2に示すように下方に延設され、下端部には、上記カム51A,51Bのカム面55に係合する係合部61が直交するように一体に突設されている。一方のロックレバー53Aの上端部には、直角に折り曲げ形成された操作部62が一体に設けられている。
【0021】
このように構成されたロック装置50においては、ロックレバー53A,53Bの係合部61がカム51A,51Bのカム面55の大径部に係合することにより、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が閉じて所定の間隙D1からなるカード処理通路7が形成される。一方、ロックレバー53A,53Bの係合部61がカム51A,51Bのカム面55の小径部に係合することにより、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が、図3に示すように、間隙D2だけ開く。
【0022】
このとき、ピンチプーリ30がねじりコイルばね32のねじりモーメントによって駆動プーリ18側に移動するとともに、ピンチプーリ35がねじりコイルばね37のねじりモーメントによって従動プーリ20側に移動し、従動ベルト39が駆動ベルト21に対接した状態が保持される。換言すれば、ロック装置50によって、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が閉じた状態から、従動ベルト39が駆動ベルト21に対接した状態を保持している範囲で、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が開く。
【0023】
さらに、一方のロックレバー53Aの操作部62を把持し、ロックレバー53Aが回動軸60を回動中心として図2中反時計方向に回動するように操作することにより、ロックレバー53A,53Bの係合部61,61とカム51A,51Bとの係合が解除される。したがって、アッパーケース3はねじりコイルばね9のねじりモーメントによって、軸9aを回動中心として時計方向に回動し、図5に示すように、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底部6との間が間隙D2を維持する分だけ開く。図1に符号65,66,67はカード処理通路7に設けたカード位置検出用のセンサ、68はカードの情報を処理する磁気ヘッドである。
【0024】
次に、このような構成のカード処理装置におけるカード処理動作を説明する。
予め、ホームポジション用の検出センサ59によって大径ギア56の切欠き58を検出するまでカム用モータ52を駆動し、カム51A,51Bのカム面55の大径部にロックレバー53A,53Bの係合部61を係合させ、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間を閉じた状態とする。
【0025】
この状態としてから、図示を省略したカードをカード挿入口8からカード処理通路7内に挿入すると、カード位置検出用のセンサ65によってカードの先端部が検出されるため、搬送用モータ12が正方向に駆動し、駆動プーリ18が図2中時計方向に回転する。駆動ベルト21が矢印A方向に走行し、駆動ベルト21に対接している従動ベルト39も追従して矢印A方向に走行するから、これら両ベルト21,39に挟持されてカードも矢印A方向に搬送される。
【0026】
カードの先端部がカード位置検出センサ67によって検出されると、磁気ヘッド68によってカードに記録されている情報の処理が開始され、カードの後端がカード位置検出センサ66によって検出されると、磁気ヘッド68による情報の処理が終了し、搬送用モータ12が逆方向に駆動する。したがって、駆動プーリ18が図2中反時計方向に回転するから、駆動ベルト21が矢印B方向に走行し、これに追従して従動ベルト39も矢印B方向に走行するため、カードはこれら両ベルト21,39に挟持され矢印B方向へ搬送される。カードの後端がカード位置検出センサ65によって検出されると、搬送用モータ12が駆動を停止し、カードは先端部をカード挿入口8から突出した状態で停止する。
【0027】
次に、湾曲した状態に塑性変形したカードがカード挿入口8から挿入された場合を説明する。
この場合にも、カード挿入口8からカード処理通路7内に挿入されたカードの先端がカード位置検出センサ65によって検出されると、搬送用モータ12が駆動し駆動ベルト21と従動ベルト39とが矢印A方向に走行する。
【0028】
カードが湾曲した状態に塑性変形しているために、これら両ベルト21,39の矢印A方向への走行にもかかわらず、カードが矢印A方向へ搬送されないか、または搬送速度が低下した場合には、カード位置検出センサ66によってこれが検出され、搬送用モータ12の駆動が停止する。同時に、カム用モータ52が駆動し、モータギア57、大径ギア56を介して回転軸55が回転するため、カム51A,51Bが回動しカム51A,51Bのカム面55の小径部が、図3に示すように、ロックレバー53A,53Bの係合部61に対接してカム用モータ52の駆動が停止する。
【0029】
したがって、アッパーケース3はねじりコイルばね9のねじりモーメントによって、軸9aを回動中心として時計方向に、駆動ベルト21と従動ベルト39とが対接した状態を保持している範囲で回動し、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が間隙D2となるように開く。この状態で、搬送用モータ12が逆方向へ駆動し、駆動ベルト21とこれと対接した従動ベルト39とが矢印B方向へ走行する。
【0030】
ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が間隙D2だけ開いているために、湾曲した状態で塑性変形しているカードは、ほとんど塑性変形した状態が保持されているから、両ベルト21,39によってカードが搬送されるときに、カードと天井部4との間またはカードと底板6との間に大きな摩擦力が発生するようなことがない。したがって、塑性変形したカードは、両ベルト21,39によって、矢印B方向に搬送されカード挿入口8から排出される。
【0031】
塑性変形したカードがカード挿入口8から排出されたことをカード位置検出センサ65によって検出されたら、カム用モータ52が駆動しカム51A,51Bのカム面55の大径部が、図2に示すように、ロックレバー53A,53Bの係合部61に対接すると、ホームポジション用のセンサ59が大径ギア56の切欠き58を検出するため、カム用モータ52の駆動が停止する。したがって、アッパーケース3はねじりコイルばね9のねじりモーメントに抗して軸9aを回動中心として図中反時計方向に回動して、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間が間隙D1となるように閉じてカード処理通路7が形成される。したがって、この後、引き続きカード挿入口8からカードを挿入してカード処理を行うことが可能になる。
【0032】
このように、塑性変形したカードをカード処理装置1内からカード挿入口8から排出することができるため、カード詰まりを防止できるばかりではなく、カード詰まりによる利用者へのサービスの低下を防止できる。また、カード詰まりの発生の度にカード処理装置1が設置されている場所に保守要員を派遣する必要がなくなるため人員コストを削減することができ、特に無人管理のカード処理装置に有効である。
【0033】
ここで、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間を間隙D2だけ開いても、カードの変形量が大きい等の原因によって、両ベルト21,39の矢印B方向への走行にもかかわらず、カードが矢印B方向へ搬送されない場合には、カード位置検出センサ65ないし67によってカード詰まりが検出される。この場合には、保守要員によって一方のロックレバー53Aの操作部62を把持しロックレバー53Aを回動軸60を回動中心として図3中反時計方向に回動操作する。この操作によって、ロックレバー53A,53Bの係合部61とカム51A,51Bとの係合が解除されるため、アッパーケース3はねじりコイルばね9のねじりモーメントによって、軸9aを回動中心として時計方向に回動し、図5に示すようにロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底部6との間が大きく開くから詰まった容易にカードを取り除くことができる。
【0034】
このように、ロアーケース2の天井部4とアッパーケース3の底板6との間を間隙D2だけ開くのに、ロックレバー53A,53Bに係合する既存のロック部材をカム51A,51Bとし、このカム51A,51Bをカム用モータ52によって回動させる構造としたものである。したがって、既存のロック部材を設計変更するだけで対応できるため、既存のカード処理装置を利用できるから製造コストを低減することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、塑性変形したカードを装置内から排出することができるため、カード詰まりを防止できるばかりではなく、カード詰まりによる利用者へのサービスの低下を防止できる。また、カード詰まりの発生の度に保守要員を派遣する必要がなくなるため人員コストを削減することができ、特に無人管理のカード処理装置に有効である。
【0036】
また、請求項2に係る発明によれば、既存のロックピンを設計変更するだけで対応できるため、既存のカード処理装置を利用できるから製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード処理装置の平面図である。
【図2】図1におけるII−II 線断面図である。
【図3】本発明に係るカード処理装置において、詰まったカードを返却する状態を示す図1におけるII−II 線断面図である。
【図4】本発明に係るカード処理装置における要部の側面図で、同図(a)は通常の状態を示し、同図(b)は詰まったカードを返却する状態を示す。
【図5】本発明に係るカード処理装置において、両ケース間を大きく開いた状態を示す。
【符号の説明】
1…カード処理装置、2…ロアーケース、3…アッパーケース、4…天井部、6…底板、7…カード処理通路、8…カード挿入口、9…ねじりコイルばね、12…搬送用モータ、18…駆動プーリ、20…従動プーリ、21…駆動ベルト、30,35…ピンチプーリ、39…従動ベルト、50…ロック装置、51A,51B…カム、52…カム用モータ、53A,53B…ロックレバー、59…ホームポジション用の検出センサ、62…操作部、65,66,67…カード位置検出用のセンサ、68…磁気ヘッド。

Claims (2)

  1. 互いに開閉自在で閉じることによりカード搬送路を形成するロアーケースおよびアッパーケースと、これら両ケースに設けられ互いに対接する方向に付勢され対接することによりカードを搬送するカード搬送手段とを備えたカード処理装置において、前記両ケースが閉じた状態から前記両カード搬送手段が対接した状態を維持している範囲で両ケース間を開く開閉手段を設けたことを特徴とするカード処理装置。
  2. 請求項1記載のカード処理装置において、前記開閉手段を、前記両ケースのいずれか一方に設けたロックレバーと、前記両ケースの他方に設け前記ロックレバーが係合することにより両ケースを閉じた状態に保つロック部材と、両ケース間を互いに開く方向に付勢する付勢手段とによって構成し、前記ロック部材を駆動源によって回動するカムとしたことを特徴とするカード処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010202326A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Nidec Sankyo Corp カードリーダ

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