JP2004231153A - 前後輪操舵装置 - Google Patents

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Masaaki Kono
昌明 河野
Toshio Asaumi
壽夫 浅海
Koichi Kitazawa
浩一 北沢
Kunio Shirakawa
邦雄 白川
Nobuo Sugitani
伸夫 杉谷
Osamu Tsurumiya
修 鶴宮
Yoshinobu Mukai
良信 向
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】ステア・バイ・ワイヤを採用した前後輪操舵装置において、特別のバックアップ手段を付加することなく故障時の操舵を可能にする。
【解決手段】前後輪操舵装置を備えた車両は、ステアリングホイール13と前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRとの機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイール13の操作量を電気信号に変換し、電子制御ユニットUが前記電気信号に基づいて前輪WFL,WFRを操舵する第1ステアリングアクチュエータ11および後輪WRL,WRRを操舵する第2ステアリングアクチュエータ12を制御する。前輪WFL,WFRの操舵系が故障したとき、前記電子制御ユニットUは前輪WFL,WFRを中立位置に保持するとともに、第2ステアリングアクチュエータ12を介して後輪WRL,WRRのみを操舵することで車両の走行を可能にする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイールと前輪および後輪との機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイールの操作量を電気信号に変換し、操舵制御手段が前記電気信号に基づいて前輪を操舵する第1ステアリングアクチュエータおよび後輪を操舵する第2ステアリングアクチュエータを制御する前後輪操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリングホイールと車輪との機械的接続を断ち、ステアリングホイールの操作量に対応する電気信号でアクチュエータを駆動して操舵を行うSBW(ステア・バイ・ワイヤ)式操舵装置は、例えば下記特許文献により公知である。
【0003】
このSBW(ステア・バイ・ワイヤ)式操舵装置は、前輪用のアクチュエータと後輪用のアクチュエータとを独立して備えており、車両の前進時には前輪用のアクチュエータを作動させて前輪のみを操舵し、車両の後進時には後輪用のアクチュエータを作動させて後輪のみを操舵することで、前進時および後進時に同様の操舵感覚が得られるようにしている。
【0004】
【特許文献】
特開2000−108920公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでSBW式操舵装置では、ステアリングホイールと車輪とが機械的に接続されていないため、操舵制御装置やアクチュエータが故障すると車輪の操舵が困難になる可能性がある。そこで従来は、ステアリングホイールと車輪とをクラッチ機構を介して機械的に接続可能にしたり、故障時にのみ作動する専用のアクチュエータを設けたりして、操舵制御装置やアクチュエータの故障時における車輪の操舵を可能にしていた。
【0006】
しかしながら、上記したような特別のバックアップ手段を設けると、その分だけ構造が複雑化して部品点数が増加するため、コストアップの要因となる問題がある。
【0007】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ステア・バイ・ワイヤを採用した前後輪操舵装置において、特別のバックアップ手段を付加することなく故障時の操舵を可能にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ステアリングホイールと前輪および後輪との機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイールの操作量を電気信号に変換し、操舵制御手段が前記電気信号に基づいて前輪を操舵する第1ステアリングアクチュエータおよび後輪を操舵する第2ステアリングアクチュエータを制御する前後輪操舵装置において、前輪の操舵系が故障したとき、前記操舵制御手段は前輪を中立位置に保持するとともに、第2ステアリングアクチュエータを介して後輪のみを操舵することを特徴とする前後輪操舵装置が提案される。
【0009】
上記構成によれば、操舵制御手段からの指令で作動する第1、第2ステアリングアクチュエータで前輪および後輪をそれぞれ操舵するものにおいて、前輪の操舵系が故障したときに該前輪を中立位置に保持して後輪のみを操舵するので、故障の発生後も支障なく操舵を行って車両の走行を継続することができる。しかも、故障時に既存の後輪用の第2ステアリングアクチュエータを用いて操舵を行うので、故障時のための特別のバックアップ手段を設ける必要がなく、コストアップを最小限に抑えることができる。
【0010】
尚、実施例の電子制御ユニットUは本発明の操舵制御手段に対応する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】
先ず、図1に基づいて本発明の第1実施例を説明する。
【0013】
図1に示すように、四輪操舵車両は、エンジンEにトランスミッションTを介して接続された駆動輪としての左右の前輪WFL,WFRと、車両の走行に伴って回転する従動輪としての左右の後輪WRL,WRRとを備える。左右の前輪WFL,WFRは共通の第1ステアリングアクチュエータ11により操舵され、それと独立して左右の後輪WRL,WRRは共通の第2ステアリングアクチュエータ12により操舵される。ステアリングホイール13は前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRに対して機械的に接続されておらず、ステアリングシャフト14を介して接続された操舵反力アクチュエータ15により擬似的な操舵反力が付与される。
【0014】
ステアリングホイール13に設けた操舵角センサSaで検出した操舵角θと、ステアリングホイール13に設けた操舵トルクセンサSbで検出した操舵トルクTと、前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRにそれぞれ設けた車輪速センサSc…で検出した車輪速(つまり車速V)とが入力される電子制御ユニットUは、それら操舵角θ、操舵トルクTおよび車速Vに基づいて、第1ステアリングアクチュエータ11、第2ステアリングアクチュエータ12および操舵反力アクチュエータ15の作動を制御する。
【0015】
次に、上記構成を備えた実施例の作用を説明する。
【0016】
先ず、前輪WFL,WFRの操舵系が故障していない通常時の作用を説明する。ドライバーがステアリングホイール13を操作すると、操舵角センサSaで検出した操舵角θと車輪速センサSc…で検出した車速Vとが電子制御ユニットUに入力される。電子制御ユニットUは、例えば、ステアリングホイール13の操舵角θに比例した前輪WFL,WFRの目標操舵角が得られるように第1ステアリングアクチュエータ11を駆動し、かつ前記操舵角θに比例した後輪WRL,WRRの目標操舵角が得られるように第2ステアリングアクチュエータ12を駆動し、これにより前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRの両方が操舵されて四輪操舵が実現される。
【0017】
このとき、例えば、車輪速センサSc…で検出した車速Vに応じて前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRの目標操舵角(操舵方向を含む)を変更することにより、車速Vに応じた適切な操舵角を得ることができる。
【0018】
また電子制御ユニットUは、ステアリングホイール13に擬似的な操舵反力を付与すべく操舵反力アクチュエータ15を駆動する。操舵反力アクチュエータ15が発生する操舵トルク(操舵反力)は、例えば、操舵角センサSaで検出した操舵角θが大きくなるほど目標操舵トルクが小さくなるように制御される。そして操舵トルクセンサSbで検出した操舵トルクTが前記目標操舵トルクに一致するように、操舵反力アクチュエータ15の出力がフィードバック制御される。このように、操舵反力アクチュエータ15でステアリングホイール13に擬似的な操舵反力を付与することで、SBWに特有のドライバーの違和感を解消することができる。
【0019】
さて、前輪WFL,WFRの操舵系が故障した場合、具体的は第1ステアリングアクチュエータ11が故障した場合や、電子制御ユニットUにおける第1ステアリングアクチュエータ11の制御部が故障した場合には、前輪WFL,WFRをニュートラル状態に固定し、後輪WRL,WRRだけを操舵して車両の運転を継続できるようにする。
【0020】
即ち、第1ステアリングアクチュエータ11のアクチュエータモータが未だ作動可能な状態にあれば、そのアクチュエータモータで前輪WFL,WFRをニュートラル状態に復帰させて固定し、またアクチュエータモータが完全に作動不能な状態にあれば、第1ステアリングアクチュエータ11に設けたニュートラル復帰用スプリング等の手段で前輪WFL,WFRをニュートラル状態に復帰させて固定する。
【0021】
このようにして操舵系の故障により前輪WFL,WFRがニュートラル状態に固定されたとき、目標ヨーレートを変更せずにそのまま維持することで後輪WRL,WRRの目標操舵角は通常時に比べて大きく設定され、旋回に必要な車両のヨーレートが確保される。
【0022】
尚、四輪操舵車両では、もともと前輪WFL,WFRの目標操舵角に比べて後輪WRL,WRRの目標操舵角が小さく設定されているため、後輪WRL,WRRの操舵系が故障した場合でも、修理工場までの短時間の走行は支障なく行うことができる。
【0023】
以上のように、SBW式の四輪操舵車両が前輪WFL,WFR用の第1ステアリングアクチュエータ11および後輪WRL,WRR用の第2ステアリングアクチュエータ12を備えていることに着目し、前輪WFL,WFRの操舵系が故障した場合に後輪WRL,WRR用の第2ステアリングアクチュエータ12を制御して車両を継続的に走行させることができる。そしてSBW式の四輪操舵車両にもともと備えられている第2ステアリングアクチュエータ12を利用することで、故障時のための特別のバックアップ手段を設ける必要をなくしてコストアップを最小限に抑えることができる。
【0024】
次に、図2に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0025】
第1実施例では、左右の前輪WFL,WFRを共通の第1ステアリングアクチュエータ11で操舵し、左右の後輪WRL,WRRを共通の第2ステアリングアクチュエータ12で操舵しているが、第2実施例では左右の前輪WFL,WFRをそれぞれ左右の第1ステアリングアクチュエータ11L,11Rで操舵し、左右の後輪WRL,WRRをそれぞれ左右の第2ステアリングアクチュエータ12L,12Rで操舵している。このように、四輪に対応して4個のステアリングアクチュエータ11L,11R,12L,12Rを設けることで、一層きめ細かい操舵制御が可能になる。
【0026】
そして、第1実施例と同様に前輪WFL,WFRの操舵系が故障した場合、具体的には左右の第1ステアリングアクチュエータ11L,11Rの少なくとも一方が正常に機能しなくなった場合には、左右の前輪WFL,WFRを共にニュートラル状態に固定し、左右の後輪WRL,WRRだけを操舵して車両の運転を継続する。
【0027】
しかして、この第2実施例によっても、前述した第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0028】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0029】
例えば、実施例では前輪駆動車両を例示したが、本発明は後輪駆動車両や四輪駆動車両に対しても適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、操舵制御手段からの指令で作動する第1、第2ステアリングアクチュエータで前輪および後輪をそれぞれ操舵するものにおいて、前輪の操舵系が故障したときに該前輪を中立位置に保持して後輪のみを操舵するので、故障の発生後も支障なく操舵を行って車両の走行を継続することができる。しかも、故障時に既存の後輪用の第2ステアリングアクチュエータを用いて操舵を行うので、故障時のための特別のバックアップ手段を設ける必要がなく、コストアップを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る四輪操舵車両の全体構成図
【図2】本発明の第2実施例に係る四輪操舵車両の全体構成図
【符号の説明】
11,11L,11R 第1ステアリングアクチュエータ
12,12L,12R 第2ステアリングアクチュエータ
13 ステアリングホイール
U 電子制御ユニット(操舵制御手段)
WFL,WFR 前輪
WRL,WRR 後輪

Claims (1)

  1. ステアリングホイール(13)と前輪(WFL,WFR)および後輪(WRL,WRR)との機械的接続を絶った状態で、ステアリングホイール(13)の操作量を電気信号に変換し、操舵制御手段(U)が前記電気信号に基づいて前輪(WFL,WFR)を操舵する第1ステアリングアクチュエータ(11,11L,11R)および後輪(WRL,WRR)を操舵する第2ステアリングアクチュエータ(12,12L,12R)を制御する前後輪操舵装置において、
    前輪(WFL,WFR)の操舵系が故障したとき、前記操舵制御手段(U)は前輪(WFL,WFR)を中立位置に保持するとともに、第2ステアリングアクチュエータ(12,12L,12R)を介して後輪(WRL,WRR)のみを操舵することを特徴とする前後輪操舵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107454881A (zh) * 2015-04-14 2017-12-08 沃尔沃卡车集团 用于优化转向辅助的方法
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WO2024004646A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 株式会社デンソー 転舵制御装置

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