JP2004230684A - グローブ成形方法および飾りバンド付きグローブ - Google Patents
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Abstract
【課題】飾りバンドが外れにくいグローブならびに主にそのために適合するグローブ成形方法を提供する。
【解決手段】熱軟化させたアクリル樹脂などの樹脂板1を上型2と下型3の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板1の外周部を前記上型2と下型3の周部間に挟み込んで凸部4を形成するグローブ成形方法である。その特徴点は、前記上型2または/および下型3の周部における対向部の少なくとも一方に凹部5を形成することにより、この凹部5に前記凸部4の側部を食い込ませることにより突起6を形成するものである。また、このようにして成形されたグローブ7の突起6に断面略コ字状で環状の飾りバンド8を係止して飾りバンド付きグローブが得られる。
【選択図】 図9
【解決手段】熱軟化させたアクリル樹脂などの樹脂板1を上型2と下型3の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板1の外周部を前記上型2と下型3の周部間に挟み込んで凸部4を形成するグローブ成形方法である。その特徴点は、前記上型2または/および下型3の周部における対向部の少なくとも一方に凹部5を形成することにより、この凹部5に前記凸部4の側部を食い込ませることにより突起6を形成するものである。また、このようにして成形されたグローブ7の突起6に断面略コ字状で環状の飾りバンド8を係止して飾りバンド付きグローブが得られる。
【選択図】 図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グローブ成形方法および飾りバンド付きグローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は特願2002−153403にて、熱軟化させた樹脂板を上型と下型の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板の外周部を前記上型と下型の周部間に挟み込んで凸部を形成するグローブ成形方法を出願した。そして、前記凸部には断面略コ字状で環状の飾りバンドを係止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、飾りバンドを引っ張ったりしたときに凸部から外れやすい問題が解決されていなかった。従って、本発明はこのような解決すべき課題を鑑み、飾りバンドが外れにくいグローブならびに主にそのために適合するグローブ成形方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を要約すると、熱軟化させた樹脂板を上型と下型の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板の外周部を前記上型と下型の周部間に挟み込んで凸部を形成するグローブ成形方法であって、前記上型または/および下型の周部における対向部の少なくとも一方に凹部を形成することにより、この凹部に前記凸部の側部を食い込ませることにより突起を形成するものであるグローブ成形方法である。また、このようにして成形されたグローブの突起に断面略コ字状で環状の飾りバンドを係止すると飾りバンド付きグローブが得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】
図示の実施形態は、熱軟化させたアクリル樹脂などの樹脂板1を上型2と下型3の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板1の外周部を前記上型2と下型3の周部間に挟み込んで凸部4を形成するグローブ成形方法であって、前記上型2または/および下型3の周部における対向部の少なくとも一方に凹部5を形成することにより、この凹部5に前記凸部4の側部を食い込ませることにより突起6を形成するものであるグローブ成形方法である。また、このようにして成形されたグローブ7の突起6に断面略コ字状で環状の飾りバンド(軟質ゴムや軟質樹脂製など)8を係止して飾りバンド付きグローブが得られる。
【0007】
さらに詳述すれば、図1〜7は圧空成形法によるグローブ成形工程を順に示し、まず、図1のように台座9に熱軟化させた樹脂板1を載置する。次に図2のように、台座9を上昇して樹脂板1の外周縁を下型3との間にクランプしてから、台座9に形成した孔10から空気を送り込み、予張する。なお、下型3、3は横方向に分割した一対の割型からなる。そして、予張が設定高さに達すると、図3のように空気の送り込みを停止し、上型2を下降させる。
【0008】
そうすると図4のように、膨脹した前記樹脂板1の外周部は外側に膨れて、前記上型2と下型3の周部間に挟み込まれるようになる(要部拡大は図8に示す)。次に図5のように、さらに上型2を下降してから再び孔10から空気を送り込んで最終的に圧空成形する(要部拡大は図9に示す)。そして、図6のように台座9を下降し上型2を上昇してから、図7のように下型3、3を横方向に離反すると成形したグローブ7を取り出し可能となる。
【0009】
本実施形態によれば、飾りバンド8が外れにくいグローブ7ならびに主にそのために適合するグローブ7の成形方法を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形工程1を示す断面図
【図2】成形工程2を示す断面図
【図3】成形工程3を示す断面図
【図4】成形工程4を示す断面図
【図5】成形工程5を示す断面図
【図6】成形工程6を示す断面図
【図7】成形工程7を示す断面図
【図8】図4の要部拡大断面図
【図9】図5の要部拡大断面図
【図10】飾りバンド付きグローブの要部拡大断面図
【符号の説明】
1 樹脂板
2 上型
3 下型
4 凸部
5 凹部
6 突起
7 グローブ
8 飾りバンド
【発明の属する技術分野】
本発明は、グローブ成形方法および飾りバンド付きグローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は特願2002−153403にて、熱軟化させた樹脂板を上型と下型の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板の外周部を前記上型と下型の周部間に挟み込んで凸部を形成するグローブ成形方法を出願した。そして、前記凸部には断面略コ字状で環状の飾りバンドを係止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、飾りバンドを引っ張ったりしたときに凸部から外れやすい問題が解決されていなかった。従って、本発明はこのような解決すべき課題を鑑み、飾りバンドが外れにくいグローブならびに主にそのために適合するグローブ成形方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を要約すると、熱軟化させた樹脂板を上型と下型の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板の外周部を前記上型と下型の周部間に挟み込んで凸部を形成するグローブ成形方法であって、前記上型または/および下型の周部における対向部の少なくとも一方に凹部を形成することにより、この凹部に前記凸部の側部を食い込ませることにより突起を形成するものであるグローブ成形方法である。また、このようにして成形されたグローブの突起に断面略コ字状で環状の飾りバンドを係止すると飾りバンド付きグローブが得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】
図示の実施形態は、熱軟化させたアクリル樹脂などの樹脂板1を上型2と下型3の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板1の外周部を前記上型2と下型3の周部間に挟み込んで凸部4を形成するグローブ成形方法であって、前記上型2または/および下型3の周部における対向部の少なくとも一方に凹部5を形成することにより、この凹部5に前記凸部4の側部を食い込ませることにより突起6を形成するものであるグローブ成形方法である。また、このようにして成形されたグローブ7の突起6に断面略コ字状で環状の飾りバンド(軟質ゴムや軟質樹脂製など)8を係止して飾りバンド付きグローブが得られる。
【0007】
さらに詳述すれば、図1〜7は圧空成形法によるグローブ成形工程を順に示し、まず、図1のように台座9に熱軟化させた樹脂板1を載置する。次に図2のように、台座9を上昇して樹脂板1の外周縁を下型3との間にクランプしてから、台座9に形成した孔10から空気を送り込み、予張する。なお、下型3、3は横方向に分割した一対の割型からなる。そして、予張が設定高さに達すると、図3のように空気の送り込みを停止し、上型2を下降させる。
【0008】
そうすると図4のように、膨脹した前記樹脂板1の外周部は外側に膨れて、前記上型2と下型3の周部間に挟み込まれるようになる(要部拡大は図8に示す)。次に図5のように、さらに上型2を下降してから再び孔10から空気を送り込んで最終的に圧空成形する(要部拡大は図9に示す)。そして、図6のように台座9を下降し上型2を上昇してから、図7のように下型3、3を横方向に離反すると成形したグローブ7を取り出し可能となる。
【0009】
本実施形態によれば、飾りバンド8が外れにくいグローブ7ならびに主にそのために適合するグローブ7の成形方法を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形工程1を示す断面図
【図2】成形工程2を示す断面図
【図3】成形工程3を示す断面図
【図4】成形工程4を示す断面図
【図5】成形工程5を示す断面図
【図6】成形工程6を示す断面図
【図7】成形工程7を示す断面図
【図8】図4の要部拡大断面図
【図9】図5の要部拡大断面図
【図10】飾りバンド付きグローブの要部拡大断面図
【符号の説明】
1 樹脂板
2 上型
3 下型
4 凸部
5 凹部
6 突起
7 グローブ
8 飾りバンド
Claims (2)
- 熱軟化させた樹脂板を上型と下型の間で袋状に膨脹させ、膨脹した前記樹脂板の外周部を前記上型と下型の周部間に挟み込んで凸部を形成するグローブ成形方法であって、前記上型または/および下型の周部における対向部の少なくとも一方に凹部を形成することにより、この凹部に前記凸部の側部を食い込ませることにより突起を形成するものであるグローブ成形方法。
- 請求項1により成形されたグローブの突起に断面略コ字状で環状の飾りバンドが係止された飾りバンド付きグローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003021421A JP2004230684A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | グローブ成形方法および飾りバンド付きグローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003021421A JP2004230684A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | グローブ成形方法および飾りバンド付きグローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004230684A true JP2004230684A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32950756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003021421A Pending JP2004230684A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | グローブ成形方法および飾りバンド付きグローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004230684A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102476443A (zh) * | 2010-11-29 | 2012-05-30 | 比亚迪股份有限公司 | 灯罩吹塑模具装置和灯罩吹塑成型工艺 |
WO2012124351A1 (ja) * | 2011-03-16 | 2012-09-20 | パナソニック株式会社 | 発光装置、及びその発光装置用合成樹脂グローブの製造方法 |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003021421A patent/JP2004230684A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102476443A (zh) * | 2010-11-29 | 2012-05-30 | 比亚迪股份有限公司 | 灯罩吹塑模具装置和灯罩吹塑成型工艺 |
WO2012124351A1 (ja) * | 2011-03-16 | 2012-09-20 | パナソニック株式会社 | 発光装置、及びその発光装置用合成樹脂グローブの製造方法 |
CN102959317A (zh) * | 2011-03-16 | 2013-03-06 | 松下电器产业株式会社 | 发光装置及该发光装置用合成树脂灯罩的制造方法 |
US9383074B2 (en) | 2011-03-16 | 2016-07-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Light-emitting device and production method for synthetic resin globe for said light-emitting device |
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