JP2004230381A - 医療用装置塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 医療用装置の安全で、効率がよく、経済的な塗布を広範囲のポリマーおよび治療薬、剤および/または化合物に対して可能にする塗布方法を提供すること。
【解決手段】 医療用装置、特に埋め込み式医療用装置を塗布して医療用装置の生体への導入に対する反応を低減または実質的に除去することができる。浸漬塗布方法を用いて無駄をなくす。水性ラテックスポリマーエマルジョンを用いて任意の医療用装置に、順次浸漬と乾燥サイクルを繰り返すことにより、塗布して所望の厚みにする。さらに、水性ラテックスポリマーエマルジョンは有機溶剤系ポリマーに伴う架橋現象が生じる機会がより少ない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療用装置塗布方法に関し、さらに詳しくは水性ラテックスポリマーエマルジョンを用いて複雑な形状または構造を有する医療用装置を浸漬塗布する方法に関する。
ステントは一般に開いた管状構造を有するが、体腔の機能を回復する医療処置においてますます重要になっている。ステントは、現在では、心臓への十分な血流を回復する血管形成術のような管腔通過処置に普通に使用されている。しかしながら、ステントは異物反応を刺激して血栓症または再狭窄を生じることがある。これらの合併症を避けるため、種々のポリマーステントコーティングおよび組成物が文献に提案されているが、いずれもこれらまたは他の合併症の発症を低減するため、あるいは血栓溶解剤のような治療化合物を管腔に送達することにより血栓症または再狭窄を予防するためである。例えば、ヘパリンのような血栓溶解剤を含有するポリマーを塗布したステントが文献に提案されている。
ステントは典型的には、ポリマーまたはポリマーと製薬/治療剤または医薬を用いて単純にステントを浸漬または噴霧塗布することにより、塗布される。これらの方法は、ワイヤまたはリボンから作製された開放構造をもつ初期のステントのデザインに対しては受け入れられるものであった。比較的に塗布重量が低い(約4%のポリマー)浸漬塗布は余分なコーティング架橋のような問題を生じることなくそのようなステントをうまく塗布することができた。この架橋は開放構造のより少ないより現代的なステントを塗布する際には特に問題となる。開放空間(スロット)の架橋(bridging)は望ましくないが、その理由は、架橋によりステントの機械的性能、例えば血管の管腔内に配置する際の拡張を妨げるからである。架橋部は拡張時に破壊され、隣接する血流力学環境に流動障害を生じることにより血小板の沈着を活性化するサイトを提供するか、または架橋膜片が分離してさらなる合併症を引き起こすことがある。開放スロットが架橋されても、上皮細胞の移動が阻止されることがあり、それによってステントの上皮細胞による被包が困難になることがある。この架橋の問題は多数の曲面を備えるステントのような、複雑な形状またはデザインの医療用装置では特に重大である。
同様に、噴霧塗布は、噴霧工程中に著しい量の噴霧損失があり、かつ装置に導入しようと思う製薬剤の多くは非常に高価である点で、問題がある。加えて、ある場合には、コーティングと医薬とを多量に塗布したステントを提供することが望ましい。高濃度コーティング(ポリマー約15%に医薬を追加)は医薬の高負荷装入を達成する好ましい手段である。多重浸漬塗布が文献に、より厚いコーティングをステント上に形成する手段として記載されている。しかしながら、製薬剤の組成と層分散が該製薬剤の徐放性に影響する。加えて、低濃度溶液から多重浸漬コートを適用するとしばしば限界負荷レベルに到達する効果が生じるが、これは溶液濃度とステント上に堆積された、製薬剤を含むまたは含まない、コーティングの量とが平衡状態に達するからである。したがって、新しい改善されたステント塗布技術に対する需要が引き続き存在する。
複雑なデザインや形状をもつステントおよび他の埋め込み式の医療用装置に関連する他の潜在的な問題は、有機系溶剤の使用である。現在、ポリマーコーティングは1種以上のポリマーを1種以上の溶剤に溶解した溶液から適用している。これらの溶剤は浸漬を繰り返して所望量のコーティングを形成することができないが、これは溶剤が前回の浸漬の際に適用されたコーティングを再溶解してしまうからである。したがって、スピンまたは噴霧塗布技術が用いられている。しかしながら、上述のように、このタイプの塗布方法は著しい量の材料の損失を生じることがある。
有機溶剤を用いる噴霧塗布は一般に1種または複数種の溶剤中に1種または複数種のポリマーおよび1種または複数種の治療剤を溶解することを含む。ポリマー(複数種のポリマー)および治療剤(複数種の治療剤)は同時にまたは異なる時に溶解してもよい。例えば、治療剤(複数の治療剤)の貯蔵寿命が短いので、塗布直前に治療剤(複数種の治療剤)を添加するとよい。ある治療剤は有機溶剤に溶解してもよいが、他のものは有機溶剤に溶解してはならない。例えば、パラマイシンはポリ(ビニリデンフルオライド)−コ−ヘキサフルオロプロピレンと混合し、メチルエチルケトン(MEK)とジメチルアセタミド(DMAC)の混合物に溶解してステント上のコーティングとして用いて再狭窄を防止または実質的に低減してもよい。水系治療剤は有機溶剤には溶解できないことがあるが、非常に微細な粉末の形状の治療剤を有機溶剤ポリマーエマルジョン中に分散させることが可能であることがある。したがって、全てのクラスの治療剤が埋め込み式の医療用装置上への局所送達適用に使用するのに利用可能ではないであろう。
加えて、有機溶剤は潜在的に引火性または可燃性であるため取り扱いが難しいことがある。
したがって、医療用装置の安全で、効率がよく、経済的な塗布を広範囲のポリマーおよび治療薬、剤および/または化合物に対して可能にする塗布方法に対する需要が存在する。
本発明の課題は、簡単に上述したように、医療用装置の塗布に伴う欠点を、浸漬塗布方法においてポリマーおよび治療薬、剤および/または化合物の水性ラテックスエマルジョンを用いることによって克服することである。
一態様に従うと、本発明は医療用装置の塗布方法を対象とする。本発明の方法は、水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製する工程、上記水性ラテックスポリマーエマルジョン中に医療用装置を浸漬する工程、上記医療用装置上の前記水性ラテックスポリマーエマルジョンを乾燥して上記医療用装置上にコーティングを形成する工程、および上記水性ラテックスポリマーエマルジョンが所定の厚みに到達するまで上記浸漬工程および乾燥工程を繰り返す工程を備える。
一態様に従うと、本発明は医療用装置の塗布方法を対象とする。本発明の方法は、水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製する工程、所定の疾患を治療するために上記水性ラテックスポリマーエマルジョンに治療用量の少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を添加する工程、上記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む上記水性ラテックスポリマーエマルジョン中に前記医療用装置を浸漬する工程、上記医療用装置上の前記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む前記水性ラテックスポリマーエマルジョンを乾燥して上記医療用装置上にコーティングを形成する工程、および上記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む前記水性ラテックスポリマーエマルジョンが所定の厚みに到達するまで上記浸漬工程および乾燥工程を繰り返す工程を備える。
治療薬、剤および/または化合物を含んでいても含んでいなくてもよい水性ラテックスポリマーエマルジョン中に医療用装置を浸漬塗布する本発明に従う方法は、単純または複雑な形状またはデザインをもつ医療用装置の安全で、効率のよい、経済的な塗布方法である。この浸漬方法は任意の数の生体適合性のポリマーから水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製し、特定の疾患を治療することが所望であれば医薬、剤および/または化合物をこのポリマーエマルジョンに添加し、医療用装置をこの任意の医薬、剤および/または化合物を含むエマルジョンに浸漬し、このポリマーエマルジョンを上記医療用装置上で乾燥することで上記医療装置上にコーティングを形成し、所望の厚みが達成されるまで上記浸漬工程および乾燥工程を繰り返すことを含む。上記医薬、剤および/または化合物は上記エマルジョンに固体または溶液のいずれとして添加してもよい。上記医療用装置は水を蒸発させることにより、または扇風機のような乾燥装置を使用して乾燥させてもよい。
本発明に従う方法は無駄を最小限に抑える。医療用装置を噴霧塗布すると、過噴霧現象により無駄が生じる。この無駄は、特に医薬、剤および/または化合物を用いている場合は、著しい材料および金銭の損失を招く。所望のコーティング厚は水性ラテックスポリマーエマルジョンを用いる浸漬塗布方法を用いることによっても達成できる。有機系溶剤のポリマーエマルジョンでは、浸漬を繰り返すと、以前に塗布した層が溶解されてしまう。本発明の水性ラテックスポリマーエマルジョンは以前の浸漬工程の際に塗布された材料を溶解せずに多重浸漬することが可能であるため、所望の重量または厚みのコーティングが形成できる。加えて、複雑な形状またはデザインをもつ医療用装置はより効率よく塗布することができるが、これは、水性ラテックスポリマーエマルジョンは医療用装置の構造部材間の隙間に架橋することが実質的によりありそうにないからである。
本発明の方法は安全に実施できる。水系エマルジョンは使用するのがより安全であるが、これは着火や爆発の機会が少ないからである。加えて、廃棄の観点からも本発明はより安全である。有機系溶剤ポリマーエマルジョンの廃棄は厳格な環境ガイドラインに従ってなされる必要があるが、水系ポリマーエマルジョンは廃棄がずっと容易である。
本発明の上記およびその他の特長並びに利点は、添付の図面に示したような本発明の好適な実施の形態の、以下のより詳細な説明から明らかであろう。
本発明によれば、医療用装置の安全で、効率がよく、経済的な塗布を広範囲のポリマーおよび治療薬、剤および/または化合物に対して可能にする塗布方法が提供される。
医薬/医薬の組合せの局所送達を利用して広範囲の疾患を任意の数の医療用装置を用いて処置することができる。例えば、白内障手術後に視力回復のために置かれた眼球内レンズはしばしば第2の白内障を形成するという危険を生じる。後者は往々にしてレンズ表面における細胞の過成長の結果であり、上記装置を医薬または複数種の医薬と併用することにより最小限に抑えることができる。組織の内方成長またはタンパク性物質の装置内、上および周囲への蓄積によりしばしば作動しなくなる他の医療用装置、例えば脳水腫用シャント、透析グラフト、人工肛門バッグ取付装置、耳ドレナージ管、ペースメーカー用リード線、および埋め込み式の除細動器も装置−医薬併用アプローチから利益を得ることができる。組織または器官の構造および機能を改善するのに役立つ装置も適切な剤または複数種の剤と併用すると利益を得ることができる。例えば、埋め込み式装置の安定性を向上させるために整形外科装置の骨同化(osteointegration)の改善は同装置を骨形態形成タンパク質のような剤と併用することによって達成できる可能性がある。同様に、他の外科装置、縫合糸、ステープル、吻合装置、脊椎ディスク、骨ピン、縫合固定子(suture anchors)、止血材料、クランプ、スクリュー、プレート、クリップ、血管インプラント、組織接着剤およびシーラント、組織用足場、種々のタイプの手当て用品、骨代替物、管内装置、および血管サポートもこの医薬−装置併用アプローチを用いて患者の利益を向上させることができよう。本質的には、任意のタイプの医療用装置をある仕方で医薬または医薬の組合せを用いて塗布してもよく、それにより装置または製薬剤の単独使用よりも治療が向上する。
種々の医療用装置に加えて、これらの装置上のコーティングを用いて治療および製薬剤を送達してもよく、治療および製薬剤としては、ビンカアルカロイド類(すなわち、ビンブラスチン、ビンクリスチン、およびビノレルビン)のような天然製品、パクリタキセル、エピジポドフィロトキシン類(すなわち、エトポシド、テニポシド)、抗生物質類(ダクチノマイシン(アクチノマイシンD)、ダウノルビシン、ドキソルビシンおよびイダルビシン)、アントラサイクリン類、ミトキサントロン類、ブレオマイシン類、プリカマイシン類(ミトラマイシン)およびマイトマイシン、酵素類(L−アスパラギン酸を全身代謝し、自己のアスパラギンを合成する能力を持たない細胞を破滅させるL−アスパラギナーゼ)を含む抗増殖/抗細胞分裂剤類;G(GP)IIb/IIIa阻害剤のような抗血小板剤およびビトロネクチン受容体拮抗剤類;ナイトロジェンマスタード(メクロレタミン、シクロホスファミドおよび類縁体、メルファラン、クロランブシル)、エチレンイミン類およびメチルメラミン類(ヘキサメチルメラミンおよびチオテパ)、アルキルスルホネート類−ブスルファン、ニトロソ尿素類(カルムスチン(BCNU)および類縁体、ストレプトゾシン)、トラゼン類−ダカルバジニン(DTIC)のような抗増殖/抗細胞分裂剤類;葉酸類縁体(メトトレキセート)、ピリミジン類縁体類(フルオロウラシル、フロクスウリジンおよびシタラビン)、プリン類縁体類および関連阻害剤類(メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチンおよび2−クロロデオキシアデノシン{クラドリビン})のような抗増殖/抗細胞分裂抗対謝剤類;白金配位錯体類(シスプラチン、カルボプラチン)、プロカルバジン、ヒドロキシ尿素、マイトテイン、アミノグルテチミド;ホルモン類(すなわち、エストロゲン);抗凝集剤類(ヘパリン、合成ヘパリン塩類その他のトロンビン阻害剤類);線維素溶解剤類(例えば、組織プラスミノーゲンアクチベーター、ストレプトキナーゼおよびウロキナーゼ)、アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン、クロピドグレル、アブシキシマブ;抗移動剤;抗分泌剤(ブレベルジン);副腎皮質ステロイド類(コルチゾール、コルチゾン、フロドロコーチゾン、プレドニソン、プレドニソロン、6α−メチルプレドニソロン、トリアムシノロン、ベタメタゾンおよびデクサメタゾン)、非ステロイド剤類(サリチル酸誘導体、すなわち、アスピリン);抗炎症剤パラ−アミノフェノール誘導体、すなわちアセトミノフェン;インドールおよびインデン酢酸類(インドメタシン、スリンダックおよびエトダラック)、ヘテロアリール酢酸類(トルメチン、ジクロフェナックおよびケトロラック)、アリールプロピオン酸類(イブプロフェンおよび誘導体類)、アントラニリン酸類(メフェナミン酸およびメクロフェナミン酸)、エノール酸類(ピロキシカム、テノキシカム、フェニルブタゾンおよびオキシフェンタトラゾン)、ナブメトン、金化合物類(オーラノフィン、オーロチオグルコース、金ナトリウムチオリンゴ酸);免疫抑制剤類(シクロスポリン、タクロリムス(FK−506)、シロリムス(ラパマイシン)、アザチオプリン、ミコフェノレート、モフェチル);血管形成剤類:血管上皮成長因子(VEGF)、線維芽細胞成長因子(FGF);アンジオテンシン受容体ブロッカー類;一酸化窒素供与体類;アンチセンス・オリゴヌクレオチド類およびそれらの組合せ;細胞周期阻害剤、mTOR阻害剤、および成長因子受容体信号トランスダクションカイネース阻害剤類;リテノイド類;サイクリン/CDK阻害剤;HMGコエンザイムレダクターゼ阻害剤(スタチン類);およびプロテアーゼ阻害剤類が挙げられる。
本発明は、治療薬、剤および/または化合物を含んでいてもよいまたは含んでいなくてもよい水性ラテックス(天然ゴム、合成ゴムおよびエマルジョン重合により調製されたビニルポリマー類の安定な水性分散物を含む)ポリマーエマルジョン中に医療用装置を浸漬塗布する方法を対象とする。浸漬塗布方法を用いると、噴霧塗布方法に比べて無駄が抑えられる。また、水性ラテックスポリマーエマルジョンを使用することにより、所望のコーティング厚が達成されるまで浸漬塗布工程を繰り返すことができる。換言すると、コーティングの重量および厚みをより大幅に制御することができる。加えて、複雑な形状または構造をもつ医療用装置、例えばステントをより効率的に塗布することができるが、その理由は、水性ラテックスポリマーエマルジョンは上述のような医療用装置の構造部材間の隙間に架橋することが実質的によりありそうにないからである。
図1を参照すると、医療用装置を塗布する方法のフロー・チャート100が示されている。浸漬方法は水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製し102、所望により、医薬、剤および/または化合物を治療用量でこのポリマーエマルジョンに添加し104、医療用装置をこのポリマーエマルジョン中に浸漬し106、このポリマーエマルジョンを上記医療用装置上で乾燥し108、コーティングが所望の厚みであるか否かを決定し110、かつ工程106から110を所望のコーティング厚が達成されるまで繰り返すことを含む。典型的には、コーティング厚は約4マイクロメータ〜約100マイクロメータの範囲内であり、好ましくは約4マイクロメータ〜約15マイクロメータである。
本発明に従えば、任意の数の生体適合性ポリマーを使用することができるが、例示的な水性ラテックスポリマーエマルジョンは2種類のモノマー、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンとから形成される。これらのモノマーは大気圧でそれぞれ気体である。従って、重合反応器は重合工程の間、これらのモノマーが液状または液相にある約550psi〜約1800psiの範囲内の圧力に加圧される。液体状態のこれらのモノマーは水に同時添加してもよく、異なる時に添加してもよい。これらのモノマーは水に所定の重量比で添加される。モノマー対水比は約5:95〜約35:65の範囲内であり、好ましくは25:75である。
重合は、本質的に、反応性中間体またはモノマー類からの反復構造単位を含む、通常高分子量の化合物の形成である。任意の開始剤を用いて重合工程を開始することができる。これは水系ポリマーであるため、任意の数の水溶性開始剤を使用することができ、この水溶性開始剤としては過酸化水素または部分的水溶性過酸化物およびアゾ化合物が挙げられる。この例示的な実施の形態においては、過硫酸アンモニウムが水とモノマーの混合物に開始剤として添加される。水系開始剤は重合反応器により制御された昇温温度で水に溶解することで作用してフリーラジカルを形成する。次いでこのフリーラジカルがモノマー分子と反応し、新しいフリーラジカルを創出することにより重合を開始し、次いでこの新しいフリーラジカルがモノマーまたはモノマー類が消費されるまで重合工程を継続する。
界面活性剤は分子を懸濁状態に維持し、エマルジョンの構成成分が凝集するのを阻止する。本質的に、界面活性剤は乳化剤として作用する。界面活性剤を使用しないで重合工程実施することが可能である。界面活性剤を使用しないときは、ポリマー鎖の末端の開始剤残基が安定化剤として作用してポリマーのフロッキュレーション、すなわち凝集を阻止する。界面活性剤を使用するときは、任意の数の化合物を使用することができる。この例示的実施の形態においては、フッ素化モノマー類との相溶性があるので、フッ素化界面活性剤類、フルオラッド(Fluorad)FC−26およびゾニル(Zonyl)TBSが使用される。これら界面活性剤は、水性媒質内に重合開始用の場所として作用する、ミセルまたは界面活性剤に富む領域を形成することで作用する。ポリマー粒子が成長するにつれて、界面活性剤はポリマー粒子の外側に移動し、疎水性(水に対する親和性を欠く)端部はポリマーに付着し、親水性(水に対する強い親和性)端部は水性媒質または水中に延びている。この作用はポリマー粒子を安定化使用とするため、ポリマー粒子が衝突および凝集するのを阻止している。
水、モノマー類、開始剤および界面活性剤類の組合せは全重合工程を通して常に撹拌される。任意の適当な手段を用いて重合反応器内でこの混合物を撹拌することができる。重合工程の持続時間は約2時間〜約20時間の範囲内である。重合工程または反応時間は、転化、開始剤濃度および温度の所望のレベルによるが、一般に約7時間である。重合反応は約75℃〜約110℃の範囲内の温度で行うことができる。反応時間の長さが最終的なポリマー中のモノマー類の比を決定している。
ポリマーの純度を上げるには、重合反応器内に窒素ブランケットを用いる。できるだけ多くの酸素を除去して重合体に導入される酸素ができるだけ少なくなるようにするために、
反応室にポンプで窒素を送る。重合反応器は約550psi〜約1800psiの圧力に加圧されていることを思い起こして、窒素ブランケットはこの圧力で使用してもよい。
ひとたび所望の反応時間が達成されると、重合反応器の内容物を周囲温度まで冷却し、反応器の閉じたシステムを換気して大気圧にする。重合反応器を換気すると反応器および工程から窒素が除去され、かつモノマー残滓があれば除去される。モノマー残滓が存在するのはポリマーへの転換率100%を達成するのは困難であるからである。ひとたび換気が完全になされると、重合反応器は、医療用装置を塗布するのに用いることができる水性ラテックスポリマーエマルジョンを含んでいる。
まさにこのポリ(ビニリデンフルオライド)/ヘキサフルオロプロピレン水性ラテックスポリマーエマルジョンまたは1種以上の治療薬、剤および/または化合物とポリマーエマルジョンとの混合物もしくは分散物中に医療用装置を浸漬することができる。任意の数の医薬、剤および/または化合物を治療用量でこのポリマーエマルジョンに混合または分散することができる。医薬、剤および/または化合物は固体または液体状態であってもよい。医薬、剤および/または化合物は水に溶解性であってもよく、例えばヘパリンであり、水に溶解性でなくてもよく、例えばラパマイシンであってもよい。これについては次に詳しく説明する。医薬、剤および/または化合物が水性ラテックスポリマーエマルジョンに溶解性でないならば、任意種数のよく知られた分散技術を用いることでポリマーエマルジョン中にそれらを分散させてもよい。
上述のように、医療用装置を、医薬、剤および/または化合物を含むまたは含まない水性ラテックスポリマーエマルジョン中に浸漬する。次いで、医療用装置をポリマーエマルジョンから取り出し、水を蒸発させると、エマルジョンを形成する残りの粒子が医療用装置の表面上にコーティングを形成するが、装置の部分間の隙間には形成しない。上記のように、医療用装置の乾燥の際に扇風機、ヒーター、送風機等を用いて支援してもよい。ひとたび医療用装置が「乾燥」すると、コーティングの厚みを任意数の測定技術を用いて決定することができる。より厚いコーティングが望まれるならば、所望の厚みが達成されるまで医療用装置を繰り返し浸漬および乾燥してもよい。浸漬を継続しても、エマルジョンの水部分は医療用装置の表面で乾燥したポリマーを再溶解しない。換言すると、浸漬を繰り返しても粒子状物を水に再溶解させない。有機溶剤を使用するときは、上述のように、浸漬を繰り返すことはうまくゆかないので使用できない。
本発明の浸漬方法はステントを塗布するのに特に有用である。冠状血管のステンティングを用いて、バルーン血管形成術後の血管狭窄を有効に防止することができる。しかしながら、ステントが再狭窄過程の少なくとも一部分を阻止する限りにおいて、平滑筋細胞の増殖を阻止し、炎症を低減し、および凝着を低減し、あるいは平滑筋細胞の増殖を多数の機構により防止し、炎症を低減し、および凝着を低減する医薬、剤および/または化合物をステントと組合せると血管形成術後の再狭窄のもっとも有効な治療法を提供することができる。医薬、剤および/または化合物の全身的使用を同じまたは異なる種類の医薬、剤および/または化合物の局所送達と併用してもよい治療オプションを提供することができる。
ステントからの医薬/医薬の組合せの局所送達には以下の利点がある。すなわち、ステントの足場形成作用による血管の反跳およびリモデリングの防止および新成内膜過形成または再狭窄の多重成分の防止、並びに炎症および血栓症の低減である。ステントを埋め込んだ冠状動脈へ医薬、剤および/または化合物をこのように局所投与することによっても追加の治療上の利益があるかもしれない。例えば、医薬、剤および/または化合物の高い組織中濃度が全身投与よりも局所送達を用いて達成することができる。加えて、全身投与ではなく局所送達を用いて、高い組織中濃度を維持しつつ全身的毒性の低減を達成することができる。また、全身投与ではなくステントからの局所送達を用いる際には、単一の処置で十分であるため、患者の薬剤服用遵守が改善される。併用医薬、剤および/または化合物療法の追加の利益は治療薬、剤および/または化合物のそれぞれの用量が低減し、それにより毒性を抑えられる一方、依然として再狭窄、炎症および血栓症の低減が達成されることである。局所ステント埋め込み療法はしたがって抗再狭窄、抗炎症、抗血栓症薬、剤および/または化合物の治療比(効率/毒性)を改善する手段である。
本発明に従えば、経皮的管腔通過冠状血管形成術後に用いることができる多数の異なるステントを用いることができるが、説明を簡単にするために、本発明の例示的実施の形態においては、1つのステントを記載する。技術に習熟した者は任意の数の材料から構成された任意の数のステントを用いてもよいことが分かるであろう。加えて、上述のように、他の医療用装置を用いてもよい。
ステントは管の内腔内部に残されて閉塞症を取り除く環状構造として普通に使用されている。通常、ステントは非拡張形態で内腔内に挿入され、次いで自動的に、または現場の第2の装置の助けで拡張される。典型的な拡張方法はカテーテルを搭載した血管形成バルーンを用いて行われ、このバルーンは狭窄を起こした血管内または体内通路内で膨張して血管壁の成分と関連した閉塞を剥ぎ取り、崩壊させて、拡大された内腔を得る。
図2は本発明の一例示的実施の形態に従って使用することができる例示ステント200を示す。拡張可能な円筒状ステント200は血管、導管または内腔内に置かれて血管、導管または内腔を開いた状態に保持し、さらに詳しくは血管形成術後に動脈セグメントを再狭窄から保護するための有窓構造を備える。ステント200は円周方向に拡張され、拡張された形状に維持され、円周方向または半径方向に堅い。ステント200は軸線方向に柔軟であり、バンドにおいて曲げられたとき、ステント200には部品部分が外側に突出することがない。
ステント200は一般に第1および第2の端部とそれらの間に中間部とを備える。ステント200は縦軸を有し、複数の縦方向に配置されたバンド202を備え、各バンド202は縦軸に平行な線分に沿う一般に連続的な波を描いている。複数の円周方向に配置されたリンク204はバンド202を実質的に環状の構造に維持している。本質的には、それぞれ館に配置されたバンド202が複数の周期的位置において隣のバンド202に短い、円周方向に配置されたリンク204により結合されている。バンド202のそれぞれに関連する波は中間部においてはほぼ同じ基本的空間周波数を有し、バンド202はそれらバンドに関連する波が一般的に相互に位相が一致するように全体的に整列されている。図に示したように、それぞれ縦に配置されたバンド202は隣のバンド202に対するリンクが現れる前にほぼ2サイクル波打っている。
ステント200は任意の数の方法を用いて作製することができる。例えば、中空または成形ステンレス鋼から作製され、レーザー、放電フライス、化学エッチングその他の手段により加工することができる。ステント200は非拡張形態で体内の所望の部位に挿入・配置される。一つの例示的実施の形態において、拡張は血管内でバルーンカテーテルにより行われ、ステント200の最終的直径は使用するバルーンカテーテルの直径の関数である。
本発明に従うステント200は、例えば適当なニッケル・チタン合金またはステンレス鋼を始めとする形状記憶材料で実施してもよい。ステンレス鋼から形成した構造は所定の方法でステンレス鋼を形状決定することにより、例えばステンレス鋼を捩じってブレード付き形状にすることにより、自動拡張性にしてもよい。この実施の形態では、ステント200が成形された後、血管その他の組織内に挿入手段により挿入することが可能になるように十分小さいスペースを占めるように圧縮してもよく、その際挿入手段としては適当なカテーテルまたは可撓性ロッドが挙げられる。カテーテルから出現する際、ステント200は所望の形状に拡張するように形状を決定するもよく、その際拡張は自動的であるか、または圧力、温度または電気的刺激により引き金を引かれる。
ステント200は上述の水性ラテックスポリマーエマルジョン並びに治療用量の任意数の医薬、剤および/または化合物で塗布してもよい。ラパマイシンは著しく再狭窄を低減することが示された。
ラパマイシンは、米国特許第3,929,992号公報明細書に記載されているようにストレプトマイセス・ヒグロスコピクス(Streptomyces hygroscopicus)により産生された大環状トリエン抗生物質である。とりわけラパマイシンは血管の平滑筋細胞の増殖をインビボで阻害することが見いだされている。したがって、哺乳類における内膜性平滑筋細胞過形成、再狭窄、および血管閉塞、特に生物学的または機械的に媒介された障害の後、あるいは哺乳類をそのような血管障害を受け易くする条件下で処置する際に、ラパマイシンを使用してもよい。ラパマイシンは平滑筋細胞の増殖を阻害する作用をするが、血管壁の再内皮細胞化に影響を与えない。
ラパマイシンは、血管形成術により誘発された障害の間に放出される細胞分裂シグナルに応答して平滑筋増殖に拮抗することにより血管過形成を低減する。細胞周期のG1相における成長因子およびサイトカイン媒介平滑筋増殖の阻害はラパマイシンの作用の主要なメカニズムであると考えられている。しかしながら、ラパマイシンはまた全身投与するとT−細胞の増殖および分化を阻止することが知られている。これがラパマイシンの免疫抑制活性および移植拒絶反応阻止能力の基礎である。
本明細書において使用されているように、ラパマイシンはラパマイシンとその全ての類縁体、誘導体およびFKBP12に結合する同種のもの、および他のイムノフィリン(immunophilins)類を含み、TORの阻害を含むラパマイシンと同じ薬理学的効果を有する。
ラパマイシンの抗増殖効果は全身的使用により達成することができるが、化合物の局所送達によりよりすぐれた結果が達成される。本質的には、ラパマイシンはこの化合物の近傍の組織中で作用し、送達装置からの距離が増加するにつれて効果が低下する。この効果を利用するために、ラパマイシンを管腔壁と直接接触させることが望まれるであろう。そこで、好適な実施の形態においては、ラパマイシンをステントまたはその部分の表面上に導入する。本質的に、ラパマイシンは望ましくは図2に示すステント200内に導入し、その際ステント200は管腔壁と接触する。
ラパマイシンは多くの方法によりステント上にまたはステントに添えて導入することができる。この例示的実施の形態において、ラパマイシンはポリマーマトリックス中に直接導入され、ステント200は上述の方法を用いて浸漬塗布される。ラパマイシンは時間をかけてポリマーマトリックスから溶出し、周囲の組織内に入る。ラパマイシンは好ましくはステント上に少なくとも3日間ないし約6カ月まで、好ましくは7日間〜30日間残留する。
上述のように、医療用装置の構造部材間の開放空間を横切る膜形成または架橋は浸漬塗布方法においては特に重大である。複雑な形状または構造は架橋し易い。例えば、ステントデザインに曲線があると膜の形成を促進し易い。ステントの解放空間における膜形成は問題を引き起こす可能性があり、これには組織の内方成長およびステントの拡張の際の塞栓(embolic)を引き起こす物質の放出の阻止が挙げられる。水は表面張力が高いので容易に架橋膜を形成しない。従って、本発明の水性ラテックスポリマーエマルジョンは浸漬塗布工程において架橋膜を形成することは著しくありそうにない。
図示し説明したのは最も実際的かつ好適な実施の形態であると考えられるものであるけれども、ここに説明され図示された特定のデザインおよび方法からの逸脱も技術に習熟した者におのずと示唆され、本発明の精神および範囲を逸脱することなく使用することができることは明らかである。本発明は上記および図示された特定の構造に限定されず、本発明の範囲内に入る全ての変更と密接に関連している。
(好適な実施の形態の例示)
本発明の好適な実施の形態の例は次の通りであるが、本発明はこれらの例示に限定されない。
(1) 上記水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製する工程は、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンを水に混合することを含む請求項1に記載の医療用装置塗布方法。
(2) 上記ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンを水に混合する工程は、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンを水に約25対75の重量比で添加することを含む上記実施の形態1に記載の医療用装置塗布方法。
(3) 上記医療用装置上で上記水性ラテックスポリマーエマルジョンを乾燥して上記医療用装置上にコーティングを形成する工程は、上記水性ラテックスポリマーエマルジョンから水を蒸発させることにより上記医療用装置の表面上に膜を堆積する請求項1記載の医療用装置塗布方法。
(4) 上記水性ラテックスポリマーエマルジョンのコーティングが所望の厚みに到達するまで上記工程(b)および(c)を繰り返す工程は、約4マイクロメータ〜約15マイクロメータの範囲内のコーティングを創出することを含む請求項1に記載の医療用装置塗布方法。
(5) 上記水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製する工程は、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンを水に混合することを含む請求項2に記載の医療用装置塗布方法。
(6) 上記ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンを水に混合する工程は、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンを水に約25対75の重量比で添加することを含む上記実施の形態5に記載の医療用装置塗布方法。
(7) 上記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を添加する工程は、抗増殖剤を添加することを含む請求項2に記載の医療用装置塗布方法。
(8) 上記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を添加する工程は、ラパマイシンを添加することを含む上記実施の形態7に記載の医療用装置塗布方法。
(9) 上記医療用装置上の上記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む上記水性ラテックスポリマーエマルジョンを乾燥してコーティングを形成する工程は、上記水性ラテックスポリマーエマルジョンから水を蒸発させることにより、上記医療用装置の表面上に膜を堆積することを含む請求項2に記載の医療用装置塗布方法。
(10) 上記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む上記水性ラテックスポリマーエマルジョンのコーティングが所定の厚みに到達するまで上記工程(c)および(d)を繰り返す工程は、約4マイクロメータ〜約15マイクロメータの範囲内のコーティングを創出することを含む請求項2に記載の医療用装置塗布方法。
本発明に従う医療用装置の塗布方法のフロー・チャートである。 拡張前のステント(終端は示さない)の長さ方向の説明図であり、ステントの外表面および特徴的な象眼パターンを示す。
符号の説明
100 フロー・チャート
102 調製工程
104 添加工程
106 浸漬工程
108 乾燥工程
110 厚み決定工程
200 ステント
202 バンド
204 リンク

Claims (2)

  1. (a)水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製する工程、
    (b)前記水性ラテックスポリマーエマルジョン中に医療用装置を浸漬する工程、
    (c)前記医療用装置上の前記水性ラテックスポリマーエマルジョンを乾燥して前記医療用装置上にコーティングを形成する工程、および
    (d)前記水性ラテックスポリマーエマルジョンのコーティングが所定の厚みに到達するまで前記工程(b)および(c)を繰り返す工程
    を備える医療用装置塗布方法。
  2. (a)水性ラテックスポリマーエマルジョンを調製する工程、
    (b)所定の疾患を治療するために前記水性ラテックスポリマーエマルジョンに治療用量の少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を添加する工程、
    (c)前記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む前記水性ラテックスポリマーエマルジョン中に前記医療用装置を浸漬する工程、
    (d)前記医療用装置上の前記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む前記水性ラテックスポリマーエマルジョンを乾燥して前記医療用装置上にコーティングを形成する工程、および
    (e)前記少なくとも1種の医薬、剤および/または化合物を含む前記水性ラテックスポリマーエマルジョンのコーティングが所定の厚みに到達するまで前記工程(c)および(d)を繰り返す工程
    を備える医療用装置塗布方法。
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