JP2004229928A - 電気洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯兼脱水槽と撹拌翼の駆動形態切り換え機能を実現するクラッチ/回り止め装置における摺動子操作レバーの振動防止と構造の簡素化を実現する。
【解決手段】洗濯兼脱水槽5に連なる軸610に係合させた摺動子616をばね621によって撹拌翼7に連なる軸607に結合した摺動子駆動歯部材620と係合するように押圧し、摺動子をばね621に逆らって移動させて回り止め歯部618に係止するようにばね623によって付勢した摺動子操作レバー624を排水電動弁装置4のカム406によってばね623に逆らって転角させるように構成した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−14977号公報
特許文献1には、洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動する駆動機構に噛み合い式のクラッチ/回り止め装置を設け、駆動電動機によってこのクラッチ/回り止め装置を介して前記洗濯兼脱水槽および撹拌翼を一体的または洗濯兼脱水槽を停止させた状態で撹拌翼を回転駆動する電気洗濯機が記載されている。
【0003】
クラッチ/回り止め装置は、洗濯工程では、洗濯兼脱水槽を停止状態に係止して撹拌翼のみを駆動電動機によって回転駆動するように機能し、脱水工程では、洗濯兼脱水槽と撹拌翼を一体的に駆動電動機によって回転駆動するように機能する。
【0004】
このような駆動形態の切り換え機能を実現するクラッチ/回り止め装置は、撹拌翼駆動用軸に結合されて駆動電動機の駆動プーリにベルト掛けされる従動プーリと、洗濯兼脱水槽駆動用軸の外周に形成したスプラインに係合して上下動することにより前記従動プーリ側に形成した係合部またはハウジング側に形成した回り止め部に選択的に係合する摺動子と、この摺動子を押し下げるように押圧して従動プーリ側に係合させるように設けたコイルばねと、摺動子をコイルばねの押圧力に逆らって押し上げて従動プーリ側から解放して回り止め部に係合させるように前記摺動子に作用する操作レバーと、排水電動弁装置のカムによって駆動されて前記操作レバーを駆動する駆動レバーと、前記カムを回転駆動する弁駆動電動機を備える。
【0005】
排水電動弁装置は、洗濯工程においては、排水弁を閉じるように弁駆動電動機を運転してカムを駆動するときの該カムの回転によって駆動レバーを介して操作レバーを押し上げて摺動子を回り止め部に係合させて係止する。また、脱水工程では、排水弁を開くように弁駆動電動機を運転してカムを回転駆動することにより該カムの回転によって駆動レバーを介して操作レバー押し上げ力を解放し、これにより、コイルばねの押圧力で摺動子を押し下げて回り止め部から解放して従動プーリに係合させることにより従動プーリと一体的に回転させる。
【0006】
このようなクラッチ/回り止め装置は、洗濯工程において、駆動レバーによって操作レバーを押し上げる過程で摺動子が回り止め部に噛み合わないで途中で停止してしまうと駆動レバーと操作レバーに大きな反力が作用することから、駆動レバーと操作レバーの間に後退可能な操作子を設けて過大な反力が発生するのを防止するようにしている。また、脱水工程において、摺動子を従動プーリに係合させるために操作レバーを完全に解放してしまうと該操作レバーが自由状態になって振動騒音を発生する原因となることから、脱水工程においても操作レバーを摺動子に軽く接するような押圧力を作用させておくことが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電気洗濯機におけるクラッチ/回り止め装置は、構造が複雑で寸法精度管理が面倒である。すなわち、洗濯工程において、摺動子の噛み合い不良時に大きな反力が発生するのを防止するために後退する操作子が必要であり、脱水工程において、操作レバーを摺動子に軽く接するような押圧力を作用させておくための寸法精度が必要となる。しかも、脱水工程における摺動子は回転するので、操作レバーと摺動子の接触部は、対摩耗構造であることが必要である。
【0008】
本発明の1つの目的は、洗濯兼脱水槽および撹拌翼を回転駆動する駆動機構において、洗濯兼脱水槽駆動用軸を回り止めして撹拌翼駆動用軸を回転駆動し、または、洗濯兼脱水槽駆動用軸と撹拌翼駆動用軸を一体的に回転駆動する駆動形態切り換え機能を実現するクラッチ/回り止め装置における摺動子を操作するレバー機構の振動防止と構造の簡素化を実現することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、このようなクラッチ/回り止め装置における構成部品の寸法精度を緩和することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、更に、前記レバー機構を駆動する駆動力を排水電動弁装置の弁駆動電動機から得るようにすると共に該弁駆動電動機の駆動負荷の増加を軽減することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外槽内に洗濯兼脱水槽と撹拌翼を回転可能に設け、排水電動弁装置のカムにより駆動される摺動子操作レバーによって操作される摺動子を備えたクラッチ/回り止め装置を介して洗濯駆動電動機の回転を前記洗濯兼脱水槽および/または撹拌翼に伝達し、洗濯兼脱水槽を係止して回り止めする電気洗濯機において、
前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽駆動用軸に係合させた摺動子を第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように押圧し、前記摺動子操作レバーはこの摺動子を第1のばねに逆らって移動させて回り止め部に係止するように第2のばねによって付勢しておき、
前記排水電動弁装置は、弁体を操作するカムによって前記摺動子が第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように移動するのを許容する方向に前記摺動子操作レバーを第2のばねに逆らって転角させるように構成したことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、外槽内に洗濯兼脱水槽と撹拌翼を回転可能に設け、排水電動弁装置のカムにより駆動される摺動子操作レバーによって摺動子を操作するクラッチ/回り止め装置を介して洗濯駆動電動機の回転を前記洗濯兼脱水槽および/または撹拌翼に伝達し、洗濯兼脱水槽を係止して回り止めする電気洗濯機において、
前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽駆動用軸に係合させた摺動子を第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように押圧し、前記摺動子操作レバーはこの摺動子を第1のばねに逆らって移動させて回り止め部に係止するように第2のばねによって付勢しておき、
前記排水電動弁装置は、第3のばねにより排水通路を閉じるように付勢されている弁体を開放操作する操作ロッドとカムを自由に相対的移動可能な範囲をもつように連結し、このカムの自由な相対的移動可能範囲内の回転領域において、前記摺動子が第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように移動するのを許容する方向に前記摺動子操作レバーを第2のばねに逆らって転角させるように構成したことを特徴とする。
【0013】
そして、前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽を係止または回転自由状態にすることを特徴とする。
【0014】
また、前記摺動子操作レバーは、カムの山部の頂部によって転角した状態では摺動子との間に間隙を形成し、谷部の底部に対向するように転角した状態では該底部との間に間隙を形成するように構成したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態を示す電気洗濯機の縦断側面図、図2は、その外槽の底部に位置する洗濯兼脱水槽の底部と撹拌翼とクラッチ/回り止め装置を拡大して示す縦断側面図、図3は、その外槽の底部に位置する駆動電動機とクラッチ/回り止め装置と排水電動弁装置の一部を切り欠いて示す底面図、図4は、洗濯工程におけるクラッチ/回り止め装置と排水電動弁装置をその中心に沿って断面すると共に展開して示す縦断側面図、図5は、脱水工程におけるクラッチ/回り止め装置と排水電動弁装置をその中心に沿って断面すると共に展開して示す縦断側面図、図6は、制御回路図、図7は、クラッチ/回り止め装置における摺動子と操作レバーと排水電動弁装置におけるカムの関係を洗濯工程(a)と脱水工程(b)について示す模式図、図8は、排水電動弁装置における弁体と操作ロッドとカムとクラッチ/回り止め装置における操作レバーとカムの位置関係を示す模式図(a)〜(c)とカムに作用する駆動負荷特性図(d)である。
【0017】
この実施の形態における電気洗濯機は、図1〜図5に示すように、外枠1として、側面を取り囲むように略4角筒状に構成した鋼板製の側板101と、その上部の開放端を覆うように側板101の上端に設置した上カバー102と、側板101の下端に設置した外枠ベース103を備える。側板101は、前面と両側面を形成する略コ字状の鋼板と後面を形成する略平坦な鋼板を組み合わせて構成する。
【0018】
上カバー102は、合成樹脂を成型した部材であり、その略中央部に衣類投入口102aを備え、この衣類投入口102aの前側部分にフロントパネルボックス102bを備え、衣類投入口102aの後側部分にバックパネルボックス102cを備える。フロントパネルボックス102bには、操作パネル105や制御回路基板や洗濯水位センサーなどを内蔵し、バックパネルボックス102cには、給水電磁弁などを内蔵する。
【0019】
外枠ベース103は、底面の中央部分を開放した形状に合成樹脂を成型した部材であり、その側面に排水ホース引き出し穴(図示省略)を備え、その4隅部に脚104を備える。
【0020】
外蓋2は、前後方向の略中央部位を折り目にして山折りに折り曲げ可能にヒンジ201によって結合した前側部材202と後側部材203によって構成し、後側部材203の後端部分に設けたヒンジ204を軸にして転角して前記衣類投入口102aを開閉するように上カバー102に取り付ける。
【0021】
前側部材202は、その後端部に、この外蓋2を山折りにして開放操作するときに指をかける取っ手202aを備える。また、後側部材203は、折り目側に沿って弦を位置させて形成した略半円形状の吸気窓203aと、折り目(弦)側に設けたヒンジ205を軸にして転角して前記吸気窓203aを開閉する吸気窓蓋206を備え、この吸気窓蓋206は、最後端縁に、開閉操作するときに指をかける取っ手206aを備える。
【0022】
外槽3は、洗濯水を溜める水槽であり、底部に形成した排水口301および駆動軸貫通穴302と上部の開口端縁の内側に庇を形成するように開口端に結合した外槽カバー303を備え、上部開口端が前記衣類投入口102aの直下に位置するように前記側板101の上端四隅部から防振支持装置(図示省略)によって懸垂支持して取り付ける。
【0023】
排水口301には、排水電動弁装置4を介して排水ホース(図示省略)を接続し、外枠ベース103に設けた排水ホース引き出し穴から機外に導出する。
【0024】
排水電動弁装置4は、図4および図5に詳しく示すように、押しばね(第3のばね)401によって弁座402に押接されて排水口301と排水ホースに連なる排水通路403を閉止する弁体404を備え、弁駆動電動機405によってカム406を回転駆動し、このカム406に起立させた係合ピン407に長穴408aを係合させた弁操作ロッド408によって前記弁体404を押しばね401に逆らって後退させて排水通路403を開放する構成である。弁操作ロッド408の長穴408aは、係合ピン407が弁操作ロッド408を押しばね401に逆らって移動させる負荷を作用させることなくカム406が自由に回転することを可能にする自由な相対的移動可能範囲を提供する。また、この排水電動弁装置4におけるカム406は、後述するクラッチ/回り止め装置における摺動子を操作するための駆動力の発生にも利用する。
【0025】
洗濯兼脱水槽5は、ステンレス鋼板製の略円筒状の胴部501と合成樹脂を成型して形成した底部502と金属製の結合フランジ503と流体バランスリング504と洗濯水循環ダクト505と糸屑捕集フィルタ506を備える。
【0026】
この洗濯兼脱水槽5における胴部501は、多数の脱水穴501aと縦方向に伸びるように内側に突出した多数の凸条501bを備える。また、底部502と結合フランジ503は、インサート成型することによって一体的に形成して前記胴部501の下端に結合する。結合フランジ503には、予め多数の水抜き穴(図示省略)を形成しておき、底部502には、成型時に多数の水抜き穴(図示省略)を形成する。
【0027】
また、流体バランスリング504は、内部に水を封入した環状部材であり、胴部501の上端に結合する。この流体バランスリング504は、図示説明は省略するが、吸気羽根を一体的に成型して設置することにより冷風乾燥における吸気を支援するようにすると良い。
【0028】
洗濯水循環ダクト505は、胴部501の内面に沿わせて取り付け、下端は撹拌翼の裏羽根(後述する)によって加圧された洗濯水を受け入れるように開口させ、上端は胴部501の中間部に開口させて前記糸屑捕集フィルタ506を内蔵する。
【0029】
駆動機構6は、変速歯車機構601と、クラッチ/回り止め装置602と、洗濯駆動電動機603と、取り付けベース604を備える。
【0030】
変速歯車機構601は、減速歯車機構605の入力歯車606を内端部に形成した内周側入力軸607と、内端部を減速出力歯車608に結合した内周側出力軸609と、前記内周側入力軸607の外周に相対回転可能に設けた外周側入力軸610と、この外周側入力軸610の内端に結合した減速歯車ケース611にその内端部を結合すると共に前記内周側出力軸609の外周に相対回転可能に設けた外周側出力軸612と、前記外周側入力軸610と外周側出力軸612を軸受613,614を介して支持して内包する変速歯車機構ハウジング615を備える。
【0031】
この変速歯車機構601は、変速歯車機構ハウジング615を鋼板製の取り付けベース604に取り付け、更に、変速歯車機構ハウジング615の出力軸側部分が外槽3の駆動軸貫通穴302に水密状態に嵌着するように前記取り付けベース604を該外槽3の底部の外側に取り付けて前記内周側出力軸607と外周側出力軸612を外槽3の底部の内側に突出させ、外周側出力軸612の外端には前記洗濯兼脱水槽5の結合フランジ503を結合し、内周側出力軸609の外端には後述する撹拌翼7を結合する。
【0032】
そして、この変速歯車機構601は、内周側入力軸607に単独に入力した回転力は減速して内周側出力軸609に伝達し、外周側入力軸610に単独に入力した自由回転力または回り止め力はそのまま外周側出力軸612に伝達し、内周側入力軸607と外周側入力軸610に一緒に入力した回転力は、そのまま内周側出力軸609と外周側出力軸612に伝達する。内周側入力軸607は、撹拌翼駆動用軸として機能し、外周側入力軸610は、洗濯兼脱水槽駆動用軸として機能する。
【0033】
クラッチ/回り止め装置602は、その上側部に係止歯部616aを設け、その下側部に駆動歯部616bを設け、外周側入力軸610の外周に形成したスプライン610aに相対回転不能および上下方向子揺動可能に係合させた摺動子616と、前記変速歯車機構ハウジング615の下端面に取り付けた固定部材617に形成した摺動子回り止め歯部618と、洗濯駆動電動機603から回転駆動力を受け取る従動プーリ619の内側に位置させて内周側入力軸607の外端部に結合した摺動子駆動歯部材620と、軸受613の内輪と摺動子616の間に圧縮状態に介在させて摺動子616を摺動子駆動歯部材620に向けて押し下げて駆動歯部616bを摺動子駆動歯部材620に噛み合わせるコイルばね(第1のばね)621と、その一端を前記摺動子616を前記コイルばね621に逆らって押し上げる向きに該摺動子616の鍔部616cに対向させ、その他端を前記排水電動弁装置4のカム406に対向させるように前記固定部材617に形成した操作レバー支持座622に転角可能に取り付けて設置し、コイルばね621を圧縮して摺動子616を押し上げて係止歯部616aを摺動子回り止め歯部618に噛み合わせる向き(図2,図4において時計方向)に捩じりばね(第2のばね)623によって転角力を与えた摺動子操作レバー624を備える。
【0034】
このように構成したクラッチ/回り止め装置602は、摺動子操作レバー624を時計方向に転角させることによって、摺動子616を押し上げて係止歯部616aを摺動子回り止め歯部618に噛み合わせると、外周側入力軸610は係止されることから、この係止力を外周側出力軸612に伝達して洗濯兼脱水槽5を係止させると共に内周側入力軸607の回転を変速歯車機構601によって減速して内周側出力軸609に伝達して撹拌翼7を回転させる回転伝達系を形成させる。また、摺動子操作レバー624を反時計方向に転角させて摺動子616をコイルばね621によって押し下げて係止歯部616aを摺動子回り止め歯部618から解放すると、外周側入力軸610の係止を解いて洗濯兼脱水槽5を回転自由な状態にすると共に内周側入力軸607の回転を減速して内周側出力軸609に伝達させて撹拌翼7を回転させる回転伝達系を形成させる。そして、摺動子616を更に押し下げて駆動歯部616bを摺動子駆動歯部材620に噛み合わせると、内周側入力軸607と外周側入力軸610を一緒に回転駆動させてその回転力をそのまま内周側出力軸609と外周側出力軸612に伝達させて、洗濯兼脱水槽5と撹拌翼7を一体的に回転させる回転伝達系を形成させる。
【0035】
摺動子操作レバー624の前記他端に対向する排水電動弁装置4のカム406は、摺動子616をコイルばね621の伸力によって摺動子駆動部材620に向けて押し下げて駆動歯部616bを摺動子駆動歯部材620に噛み合わせるために、捩じりばね623による摺動子操作レバー624の転角力に逆らって該摺動子操作レバー624を反時計方向に転角させる山部406aと、摺動子616をコイルばね621の伸力に逆らって押し上げて係止歯部616aを摺動子回り止め歯部618に噛み合わせるように捩じりばね623によって摺動子操作レバー624を時計方向に転角させるのを許容する谷部406bを備える。
【0036】
カム406の谷部406bの平坦な底部は、図7(a)に示すように、捩じりばね623によって時計方向に転角した摺動子操作レバー624との間に間隙を形成する低さに形成し、山部406aの平坦な頂部は、(b)に示すように、摺動子操作レバー624が摺動子616の鍔部616cから離れて該鍔部616cとの間に間隙を形成するように該摺動子操作レバー624を転角させる高さに形成する。このように摺動子操作レバー624の一端に間隙を形成する構成は、関連する構成部品の寸法精度(加工精度や組み立て精度)を緩和するために有効である。しかも、一端に間隙を形成した状態における摺動子操作レバー624の他端は、捩じりばね623によってカム406または摺動子616に押接されているので、摺動子操作レバー624が自由状態になって振動騒音を発生することはない。
【0037】
また、カム406の山部406aと谷部406bが摺動子操作レバー624に対向する回転角度と、このカム406に起立した係合ピン407が弁操作ロッド408の長穴408a内で自由に相対的に移動することが可能な範囲の関係は、カム406が摺動子操作レバー624を転角駆動する谷部406bと山部406aの間の傾斜部の領域、特に摺動子操作レバー624を捩じりばね623に逆らって反時計方向に転角させる斜面部では、係合ピン407が長穴408a内を自由に移動し、カム406の平坦な山頂の平坦部分に摺動子操作レバー624が接触する位置まで回転したときに係合ピン407が弁操作ロッド408に操作力を作用させて該弁操作ロッド408を移動させるように構成する。
【0038】
このような弁操作ロッド408の長穴408aによる自由な相対的移動可能範囲は、カム406を回転駆動する弁駆動電動機405の負荷の増加を軽減する。すなわち、図8に示すように、カム406の回転角度が0の状態(a)では、弁操作ロッド408の長穴408aの後部に係合ピン407が係合しているので、弁体404は押しばね401に押されて弁座402に圧接して排水通路403を閉止している。このとき、カム406の谷部406bの底部が摺動子操作レバー624に対向しているので、摺動子操作レバー624は捩じりばね623によって時計方向に転角させられて摺動子616をコイルばね621に逆らって押し上げて係止歯部616aを摺動子回り止め歯部618に係合させて外周側入力軸610を回り止めしている。
【0039】
カム406が回転して山部406aに向かう傾斜部が摺動子操作レバー624に作用すると、カム406は摺動子操作レバー624を捩じりばね623に逆らって該摺動子操作レバー624を反時計方向に転角させて摺動子押し上げ位置を下降させ、摺動子616がコイルばね621によって押し下げられるのを許容する。摺動子616がコイルばね621に押されて下降すると、係止歯部616aが摺動子回り止め歯部618から離脱して外周側入力軸610を自由回転状態にする。そして、カム406が更に回転して山部406aの平坦な頂部が摺動子操作レバー624に作用する回転角度に達すると、摺動子操作レバー624は、摺動子押し上げ位置が摺動子616から離れるように下降するまで反時計方向に転角し、駆動歯部616bが摺動子駆動歯部材620に噛み合い、内周側入力軸607と外周側入力軸610を一緒に回転させるようになる。カム406の傾斜部が摺動子操作レバー624に作用して該摺動子操作レバー624を転角駆動する状態における該カム406の駆動負荷は、捩じりばね623に打ち勝つための大きさとなるが、山部406aの平坦な頂部が摺動子操作レバー624に作用する状態になると、カム406に作用する駆動負荷は、摺動子操作レバー624との摩擦力となる。この間、カム406の係合ピン407は、弁操作ロッド408の長穴408a内を自由に相対移動して該弁操作ロッド408を移動させることがなく、カム406に弁体駆動負荷が作用することはない。
【0040】
カム406の回転角度が90度の状態(b)になると、係合ピン407が長穴408aの先端まで移動して弁操作ロッド408を押しばね401に逆らって引いて弁体404を後退(開弁)させるようになる。カム406の回転が進行することによって弁操作ロッド408の引っ張り操作量が大きくなって押しばね401の圧縮量も多くなることから、カム406の駆動負荷も大きくなる。この間、摺動子操作レバー624は、山部406aの平坦な頂部に作用している状態であるので、カム406に作用する摺動子操作レバー駆動負荷は、摺動子操作レバー624との摩擦力である。
【0041】
カム406の回転が更に進んで180度の状態(c)になると、弁体404の開度が最大になる。この状態では、カム406は、開弁駆動(押しばね401の圧縮操作)を終了するので、弁体駆動負荷が0となる。
【0042】
カム406の回転角度が180度を過ぎると、排水電動弁装置4は、閉弁駆動状態となる。この閉弁駆動状態では、押しばね401の引っ張り力がカム406の回転を加速(マイナス駆動負荷)するように作用する。そして、弁体404が弁座402に着座すると、押しばね401からカム406に作用するマイナス負荷はなくなり、係合ピン407は、操作ロッド408の長穴408a内を自由に移動するようになる。
【0043】
その後、カム406の山部406aから谷部406bに向かう傾斜部が摺動子操作レバー624に対向すると、カム406は、摺動子操作レバー624が捩じりばね623によって摺動子616を押し上げるように時計方向に転角するのを許容し、この摺動子操作レバー624を介して捩じりばね623から加速力(マイナス駆動負荷)を受けながら、初期の状態(a)に戻る。
【0044】
図8の(d)は、このようなカム406の回転角度と該カム406の駆動負荷の関係を示しており、破線で示す特性曲線は、摺動子操作レバー駆動負荷特性、実線で示す特性曲線は、弁体駆動負荷特性である。
【0045】
洗濯駆動電動機603は、回転軸に駆動プーリ625を嵌着した可逆回転型の誘導電動機を取り付けベース604に取り付け、駆動ベルト626を駆動プーリ625と従動プーリ619に掛けまわして回転駆動力を従動プーリ619に伝達する構成である。
【0046】
撹拌翼7は、洗濯兼脱水槽5の胴部501の内径よりも僅かに小さい程度の大径の皿状部材であり、その表面は、中心部分を凸状に滑らかにわん曲させ、中程を凹状に滑らかにわん曲させ、外周部を滑らかに立ちあげるようにわん曲させ、更に凸条を放射状に形成した撹拌羽根701を形成し、中程から外周部にかけて多数の通気穴702を表裏方向に貫通するように形成し、その裏面には、放射状の洗濯水循環裏羽根703を形成した構成である。この撹拌翼7は、駆動機構6の内周側出力軸609に嵌着して洗濯兼脱水槽5の底部の内側に回転可能に位置するように設置する。
【0047】
この電気洗濯機の制御回路は、図6に示すように、操作パネル105は、電源スイッチ1051と、入力スイッチ群1052と、表示素子群1053を備える。入力スイッチ群1052は、各種の洗濯コースを設定するボタンスイッチ群と各種の冷風乾燥コースを設定するボタンスイッチ群を備え、表示素子群1053は、設定された洗濯コースや冷風乾燥コースの表示とその進行状態を表示する表示灯群を備える。
【0048】
主制御回路8は、マイクロコンピュータ801と負荷駆動装置802を備え、前記電源スイッチ1051が投入されるとマイクロコンピュータ801が起動して制御処理プログラムを実行し、前記操作パネル105における入力スイッチ群1052からの入力に従って洗濯コース,冷風乾燥コースを設定し、洗濯水位センサー901から出力される水位検出信号を参照して、給水電磁弁902,排水電動弁装置4および駆動機構6における洗濯駆動電動機603を駆動するように負荷駆動装置802を制御して洗濯,脱水および冷風乾燥の制御を実行し、その進行状態を表示するように表示素子群1053を点灯/消灯制御する。
【0049】
洗濯コースが設定されているときには、マイクロコンピュータ1061は、布量・布質検出,洗濯水量・洗濯水流設定,洗い給水,洗い撹拌,洗い排水,濯ぎ給水,濯ぎ撹拌,濯ぎ排水,遠心脱水の洗濯制御処理を実行する。
【0050】
布量・布質検出では、排水電動弁装置4のカム406の谷部406aが摺動子操作レバー624に対向し、弁体404が排水通路403を閉止する状態となるように弁駆動電動機405を制御する。この状態は、図4に示すように、摺動子操作レバー624が捩じりばね623によって時計方向に転角し、摺動子616を押し上げて摺動子回り止め歯部618に噛み合わせて外周側入力軸610を係止することにより、洗濯兼脱水槽5を回転不能に係止させ、内周側入力軸607の回転を減速して撹拌翼7に伝達する駆動形態である。
【0051】
この駆動形態で洗濯駆動電動機603を回転させて撹拌翼7を駆動することにより、撹拌翼7に作用する回転負荷(乾布負荷)を検出して布量を検出し、更に、給水電磁弁902を開いて所定の水位まで給水した後に、再び、洗濯駆動電動機603を回転させて撹拌翼7を駆動することにより該撹拌翼7に作用する回転負荷(湿布負荷)を検出し、この湿布負荷と前記乾布負荷を参照して布質を検出する。
【0052】
洗濯水量・洗濯水流設定では、布量に応じて洗濯量(水位)を設定し、布質に応じて洗濯水流を設定する。
【0053】
洗い給水では、給水電磁弁902を開き、洗濯水位センサー901の検出信号を参照しながら洗濯水位まで給水する。
【0054】
洗い撹拌では、洗濯兼脱水槽5を係止させた状態で洗濯駆動電動機603によって撹拌翼7を往復回転駆動する槽固定洗いと、洗濯兼脱水槽5を回転自由の状態にして洗濯駆動電動機603によって撹拌翼7を往復回転駆動する槽自由洗いを選択的に実行する。槽固定洗いを行うときには、排水電動弁装置4のカム406は、布量・布質検出のままとする。しかしながら、槽自由洗いを行うときには、排水電動弁装置4の弁駆動電動機405を運転してカム406を回転させ、摺動子616がコイルばね621に押されて下降して摺動子回り止め歯部618から解放されて外周側入力軸610を自由に回転することができる状態となるように摺動子操作レバー624を捩じりばね623に逆らって反時計方向に転角し、内周側入力軸607の回転を減速して撹拌翼7に伝達する駆動形態にする。この槽自由洗いを行うために、摺動子616が摺動子回り止め歯部618と摺動子駆動歯部材620の何れにも噛み合わない中間位置に安定に位置させるためには、カム406の谷部406bから山部406aに向かう傾斜部の途中に摺動子操作レバー624の転角動作を安定に停止させる平坦部を設けると良い。
【0055】
洗い排水では、排水電動弁装置4の弁駆動電動機405を運転してカム406を更に回転させ、弁操作ロッド408を引いて弁体404を弁座402から引き離して排水通路403を開放する。このとき、反時計方向に更に転角させられることから、摺動子616がコイルばね621に押されて更に下降して摺動子駆動歯部620に係合し、外周側入力軸610を内周側入力軸607と一緒に回転させ、洗濯兼脱水槽5と撹拌翼7を一緒に回転させる駆動形態となる。従って、必要に応じて洗濯兼脱水槽5と撹拌翼7を一緒に回転駆動して遠心脱水することができる。
【0056】
濯ぎ給水では、排水電動弁装置4の弁駆動電動機405を運転して弁体404が弁座402に接触して排水通路403を閉止するまでカム406を回転させ、布量検出・布質検出〜洗い撹拌と同様な状態にする。その後、給水電磁弁902を開いて濯ぎ水を給水する。
【0057】
濯ぎ撹拌は、洗い撹拌と同様に行う。
濯ぎ排水は、洗い排水と同様に行う。
遠心脱水では、洗い排水および濯ぎ排水と同様に排水電動弁装置4を制御し、洗濯駆動電動機603を一方向に連続的に駆動して洗濯兼脱水槽5と撹拌翼7を一体的に高速回転させる。
【0058】
冷風乾燥コースの設定は、遠心脱水した洗濯物を洗濯兼脱水槽5に入れ(または解した状態で残し)、吸気窓蓋206を開放した状態で設定する。そして、この冷風乾燥コースが設定されていると、マイクロコンピュータ801は、排水電動弁装置4の排水通路403を開放するようにカム406を回転させた状態で洗濯兼脱水槽5および撹拌翼7を脱水回転速度(870〜950rpmの高速度)で回転させる冷風乾燥運転制御を実行する。
【0059】
この冷風乾燥制御が実行されて洗濯兼脱水槽5と撹拌翼7が高速回転すると、洗濯物もこれらと一体的に回転して洗濯兼脱水槽5内の空気に触れた状態で該空気と高速度で相対移動することから該空気に水分を効率良く蒸発させる。
【0060】
ここで、洗濯兼脱水槽5と撹拌翼7と洗濯物が高速回転すると、洗濯兼脱水槽5内の空気はこれらとの摩擦力によって旋回し、更に、洗濯兼脱水槽5の凸条401bと撹拌翼7の撹拌羽根701と洗濯水循環裏羽根703が高速回転して遠心送風羽根車として機能することから、洗濯兼脱水槽5内の空気が旋回しながら該洗濯兼脱水槽5内の内周縁部に移動して上縁から溢れて外槽3内に流れ出し、脱水穴501aから外槽3内に吹き出し、撹拌翼7の洗濯水循環裏羽根703に引かれて該撹拌翼7の通気窓から該撹拌翼7の裏側に移動した後に該撹拌翼7の外周縁と洗濯兼脱水槽5の内周面の隙間から該洗濯兼脱水槽5内の内周縁部に吹き出すと共に洗濯水循環ダクト505を通して該洗濯兼脱水槽5内の内周縁部に吹き出し、更には、洗濯兼脱水槽5の底部の水抜き穴から外槽3内に吹き出す。
【0061】
外槽3内に吹き出した空気は、その一部は、底部に開口している排水口301から排水電動弁装置4および排水ホースを介して機外に流出し、他の一部は、外槽3の内壁に沿って上昇して外槽カバー303の縁から外枠1内に流れ出る。
【0062】
このようにして外枠1内に流れ出た空気は、外槽3との間の隙間を下降して外枠ベース103の下側から機外に流れ出す。
【0063】
このようにして洗濯兼脱水槽5内の空気が洗濯物から水分を蒸発させて機外に流れ出る空気の流れを良くするためには、機外から洗濯兼脱水槽5内に新しい空気を効率良く給気することが必要である。洗濯兼脱水槽5内の空気が流れ出すと該洗濯兼脱水槽5の中心部分が負圧状態になることから、この洗濯兼脱水槽5の中心部の上方に位置して開放している吸気窓203aから機外の新しい空気が流れ込んで洗濯兼脱水槽5の中心部に効率良く流入(給気)することができる。
【0064】
このような冷風乾燥によれば、2〜3立方メートル/分の吸気流量を発生して乾燥度約102%の冷風乾燥を実現することができる。しかも、この冷風乾燥は、温風乾燥のように湿潤した温風を吹き出して生活環境を悪化させることがなく、また、洗濯物を熱収縮させることがない。
【0065】
冷風乾燥コースは、操作パネル105における入力スイッチ群1052を操作することによって、3時間コースと2時間コースと90分コースと60分コースと30分コースを設定することができるように構成する。
【0066】
【発明の効果】
本発明は、洗濯兼脱水槽駆動用軸を係止して回り止め/または撹拌翼駆動用軸と一体的に回転駆動する駆動形態切り換え機能を実現するクラッチ/回り止め装置における摺動子を操作するレバー機構の振動防止と構造の簡素化を実現することができる。
【0067】
また、操作レバーは、カムの山部の頂部によって転角した状態では摺動子との間に間隙を形成し、谷部の底部に対向するように転角した状態では該底部との間に間隙を形成するように構成したことにより、関連する構成部品の寸法精度を緩和することができる。
【0068】
また、前記レバー機構を駆動する駆動力を排水電動弁装置の弁駆動電動機から得るようにすると共に弁体の開放と駆動時期を変えたことにより、弁駆動電動機の駆動負荷の増加を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電気洗濯機の縦断側面図である。
【図2】図1に示した電気洗濯機における外槽の底部に位置する洗濯兼脱水槽の底部と撹拌翼とクラッチ/回り止め装置を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】図1に示した電気洗濯機における外槽の底部に位置する駆動電動機とクラッチ/回り止め装置と排水電動弁装置の一部を切り欠いて示す底面図である。
【図4】図1に示した電気洗濯機の洗濯工程におけるクラッチ/回り止め装置と排水電動弁装置をその中心に沿って断面すると共に展開して示す縦断側面図である。
【図5】図1に示した電気洗濯機の脱水工程におけるクラッチ/回り止め装置と排水電動弁装置をその中心に沿って断面すると共に展開して示す縦断側面図である。
【図6】図1に示した電気洗濯機における制御回路図である。
【図7】図1に示した電気洗濯機のクラッチ/回り止め装置における摺動子と操作レバーと排水電動弁装置におけるカムの関係を洗濯工程(a)と脱水工程(b)について示す模式図である。
【図8】図1に示した電気洗濯機の排水電動弁装置における弁体と操作ロッドとカムとクラッチ/回り止め装置における操作レバーとカムの位置関係を示す模式図(a)〜(c)とカムに作用する駆動負荷特性図(d)である。
【符号の説明】
4…排水電動弁装置、401…押しばね、403…排水通路、404…弁体、405…弁駆動電動機、406…カム、407…係合ピン、408…弁操作ロッド、408a…長穴、5…洗濯兼脱水槽、6…駆動機構、601…変速歯車機構、602…クラッチ/回り止め装置、603…洗濯駆動電動機、607…内周側入力軸、609…内周側出力軸、610…外周側入力軸、612…外周側出力軸、616…摺動子、618…摺動子回り止め歯部、621…コイルばね、623…捩じりばね、624…摺動子操作レバー、7…撹拌翼。

Claims (5)

  1. 外槽内に洗濯兼脱水槽と撹拌翼を回転可能に設け、排水電動弁装置のカムにより駆動される摺動子操作レバーによって操作される摺動子を備えたクラッチ/回り止め装置を介して洗濯駆動電動機の回転を前記洗濯兼脱水槽および/または撹拌翼に伝達し、洗濯兼脱水槽を係止して回り止めする電気洗濯機において、
    前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽駆動用軸に係合させた摺動子を第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように押圧し、前記摺動子操作レバーはこの摺動子を第1のばねに逆らって移動させて回り止め部に係止するように第2のばねによって付勢しておき、
    前記排水電動弁装置は、弁体を操作するカムによって前記摺動子が第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように移動するのを許容する方向に前記摺動子操作レバーを第2のばねに逆らって転角させるように構成したことを特徴とする電気洗濯機。
  2. 請求項1において、前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽を係止または回転自由状態にすることを特徴とする電気洗濯機。
  3. 外槽内に洗濯兼脱水槽と撹拌翼を回転可能に設け、排水電動弁装置のカムにより駆動される摺動子操作レバーによって摺動子を操作するクラッチ/回り止め装置を介して洗濯駆動電動機の回転を前記洗濯兼脱水槽および/または撹拌翼に伝達し、洗濯兼脱水槽を係止して回り止めする電気洗濯機において、
    前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽駆動用軸に係合させた摺動子を第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように押圧し、前記摺動子操作レバーはこの摺動子を第1のばねに逆らって移動させて回り止め部に係止するように第2のばねによって付勢しておき、
    前記排水電動弁装置は、第3のばねにより排水通路を閉じるように付勢されている弁体を開放操作する操作ロッドとカムを自由に相対的移動可能な範囲をもつように連結し、このカムの自由な相対的移動可能範囲内の回転領域において、前記摺動子が第1のばねによって撹拌翼駆動用軸と係合するように移動するのを許容する方向に前記摺動子操作レバーを第2のばねに逆らって転角させるように構成したことを特徴とする電気洗濯機。
  4. 請求項3において、前記クラッチ/回り止め装置は、洗濯兼脱水槽を係止または回転自由状態にすることを特徴とする電気洗濯機。
  5. 請求項1〜4の1項において、前記摺動子操作レバーは、カムの山部の頂部によって転角した状態では摺動子との間に間隙を形成し、谷部の底部に対向するように転角した状態では該底部との間に間隙を形成するように構成したことを特徴とする電気洗濯機。
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