JP2004229770A - 食器洗い機 - Google Patents
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Abstract
【課題】水道水の含有成分の鉄やカルシウムが通常より多い場合、洗浄槽内に電気分解水を一気に投入してしまうと、電気分解水と鉄が反応し酸化鉄となり洗浄槽を変色させる恐れがあった。
【解決手段】電気分解槽により電気分解水を生成し、除菌行程時の給水で水道水と稀釈させながら洗浄槽に投入することで、除菌に必要な濃度となり除菌行程を実施することで食器、まな板等に付着している雑菌を除菌する。
【選択図】図4
【解決手段】電気分解槽により電気分解水を生成し、除菌行程時の給水で水道水と稀釈させながら洗浄槽に投入することで、除菌に必要な濃度となり除菌行程を実施することで食器、まな板等に付着している雑菌を除菌する。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の食器洗い機は、例えば特許文献1のように、残菜フィルターと洗浄ポンプとの間の循環経路中に電気分解用の電極を設け、洗浄槽に食塩を投入して電気分解を行うことにより電気分解水を生成し、食器類を洗浄するようにした技術が開示されている。
【0003】
また、特許文献2のように、食器洗い機の開閉蓋に電気分解装置を設け、開閉蓋を開いた状態で、電気分解装置に少量の食塩と水を入れ、開閉蓋を閉じた状態で電気分解を行い、電気分解水を生成して食器類を洗浄するようにした技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−137689号公報(第3頁第左欄38行−同右欄第6行、図1b)
【特許文献2】
特開平5−329088号公報(第3頁左欄第22行−同第40行、図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術においては、洗浄槽内に水が供給されてから電気分解を始めるので、例えば洗い行程からすすぎ行程へ移るときに、直ぐに電気分解水を供給できないといった欠点があった。
【0006】
また、上記特許文献1に開示の技術においては、残菜フィルターを通過する微細な残菜が電極に付着してしまい、分解性能が低下する恐れがあり、さらには洗浄槽の中に電極を設けているために、電気分解通電中に使用者が洗浄水に触れると感電してしまう恐れがあった。
【0007】
また、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、電気分解水を生成するにあたり、その都度食塩を投入しなければならず、煩わしいといった欠点があった。
【0008】
さらに、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、食塩の投入を忘れてしまった場合には、電気分解水が生成されず、使用者の要求に応じた漂白、殺菌といった行程がなされずに、洗浄が行われてしまうという欠点があった。
【0009】
さらにまた、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、食器洗い機の洗浄行程では、洗い、すすぎ1、すすぎ2、乾燥といったように水の給水、排水といった行程を数回繰り返す必要があるので、電気分解水を用いた洗いあるいはすすぎは1回限りとなり、1つの洗浄行程の中で数回行うことは出来なかった。
【0010】
さらにまた、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、水道水の含有成分の鉄やカルシウムが通常より多い場合、洗浄槽内に電気分解水を一気に投入してしまうと、電気分解水と鉄が反応し酸化鉄となり洗浄槽を変色させる恐れがあった。
【0011】
そこで本発明の目的は、上記課題を解決し、短時間で電気分解水を供給でき、1つの洗浄行程の中で電気分解水を用いた洗いあるいはすすぎを数回行うことが可能であり、しかも食器洗浄の都度食塩の投入の必要がない食器洗い機を提供することにある。
【0012】
また、本発明の目的は、安全性で、しかも電気分解水投入時に、電気分解水と水道水の含有成分の鉄やカルシウムとが反応して酸化鉄となることによって生じる洗浄槽の変色を防止した食器洗い機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の特徴とするところは、給水弁により水道水を送水する給水手段と、水道水を電気分解し、電気分解水を生成する電気分解槽と、食器を収納し洗浄を行う洗浄槽と、洗浄槽内の水を機外に排出する排出手段とを備え、洗浄及びすすぎ行程を複数回繰り返すことによって、食器の洗浄及びすすぎを行う食器洗い機において、前記電気分解槽を、給水弁から洗浄槽までの給水経路の一部に設置し、水道水を電気分解し生成された電気分解水を、給水弁の開動作により送水される水道水と共に稀釈させながら、洗浄槽に電気分解水を投入することにある。
【0014】
本発明によれば、電気分解槽を給水弁と洗浄槽の給水経路中に設けたことで洗浄槽内で電気分解をすることがなく、また洗浄水とは電気的に非接触となるため、万一の場合でも感電することが無く安全である。また、自動的に食塩水を電気分解槽に添加できる循環ポンプを配置することで使用者が毎回食塩を添加する必要がなく使い勝手を大幅に向上する。また、電気分解槽が洗浄槽の外にあるため洗浄中の洗浄水に含まれる残菜が電極に触れることが無いために電気分解性能が低下することがない。また、電気分解水を生成する方式として、高濃度を1回で生成する方式と、1回で生成すると水道水中の鉄に電気分解水が反応して酸化鉄が生成され、酸化鉄が洗浄槽に付着すると変色する不具合があるため、生成濃度を低濃度として、電気分解水を複数回に分けて洗浄槽に投入することで変色の不具合を抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る食器洗い機の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機の正面図である。図2は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機のドア開時の正面図である。図3は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機の縦断面図である。図4は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機の背面断面図である。
【0016】
図1から図4の食器洗い機1は、洗浄すべき食器などを出し入れするための開閉自在のドア2と洗浄すべき食器を配置するための上カゴ3及び下カゴ4と下カゴ4の下部方向であって、洗浄水を貯溜するための洗浄槽5と、洗浄槽5下部の左右に各々設置されている回転自在の回転ノズル6と、ほぼ中央にある下固定ノズル7と、上カゴ3に設置された食器を洗浄するための上固定ノズル8が配置され、洗浄により食器から落とされた固形の食物残滓などを補集する残菜フィルター9と、洗浄槽5内に設けられた洗浄水を加熱するための加熱ヒータ10と、洗浄水を洗浄ノズルに供給するための洗浄ポンプ11と、洗浄水を排水管に排出するための排出ポンプ12と、洗浄水を供給するための給水ホース13と、給水ホース13からの給水を制御するための給水弁14と、洗浄された食器を乾燥させるための送風を行う乾燥用ファン15と、乾燥用ファン15から送風された風を加熱するための温風用ヒータ16と、食器洗い機1全体を制御するための制御装置17とから構成されている。
【0017】
次に、この食器洗い機1の洗浄動作について簡単に説明する。まず、前面ドア2を開けて洗浄すべき食器などを上カゴ3、下カゴ4の所定の位置に収納し、専用洗剤を投入してドア2を閉じ、スタートボタン22を押すことで制御装置17が動作して運転を開始する。運転が開始すると給水弁14の開動作により給水ホース13を通して所定量の洗浄水を洗浄槽5に供給する。
【0018】
続いて、洗浄ポンプ11の運転により加圧された洗浄水が、洗剤とともに各洗浄ノズルの噴射孔から食器に噴射され、洗浄行程が行われる。この洗浄行程は洗浄槽5内に貯溜された洗浄水が洗浄ポンプ11により循環しながら加熱ヒータ10により洗浄水を一定温度まで加熱しながら洗浄をする。一定温度まで達すると洗浄行程が終了し排出ポンプ12により洗浄水が機外に排出される。以後、同じように複数回のすすぎ行程及び乾燥行程が行われ食器洗い機の運転が終了する。
【0019】
近年の食器洗い機1の製品開発においては、より使い勝手の向上を図るために、洗剤を投入しないで洗浄する運転コースや、耐熱表示のない樹脂容器を洗浄する低温運転コースが開発されており、また、洗剤の成分では除菌できない雑菌の種類や量、及び水道水に含まれる雑菌などは除菌できないものであった。
【0020】
本発明の食器洗い機1は、近年の清潔感、衛生感の向上により、一層の除菌効果が望まれており、その課題を解決するための方法として、除菌行程の追加を出来る電気分解槽18を食器洗い機1に搭載したものである。
【0021】
次に、除菌行程の一実施例について図1から図4を参照しながら説明する。
食器洗い機1の前面ドア2を開けて洗浄すべき食器やまな板などを上カゴ3、下カゴ4の所定の位置に収納し、専用洗剤を投入して運転を開始する。運転を開始すると、まず排出ポンプ12が動作し洗浄槽5内に残水がある場合は機外に排出する。そして、給水弁14の開動作により給水ホース13を通して所定量の水道水を洗浄槽5に供給する。この時、水道水は電気分解槽18を通過して供給されるため、所定量の水道水を供給した後は、電気分解槽18内には常に水道水で貯溜されている。次に食器洗い機1の除菌運転を実施した時の洗い、すすぎ行程について説明する。所定量の水道水が洗浄槽5内に給水されると、水位センサー19が動作し、給水弁14が閉となり給水動作が終了する。次に洗浄ポンプ11が動作し、回転ノズル6、下固定ノズル7、上固定ノズル8から洗浄水が噴射し、上カゴ3と下カゴ4に設置された食器を洗浄する。この洗浄行程は洗浄槽5内に貯溜された洗浄水が洗浄ポンプ11により循環しながら加熱ヒータ10により洗浄水を一定温度まで加熱しながら洗浄をする。一定温度まで達すると洗浄行程が終了し排出ポンプ12により洗浄水が機外に排出される。洗い行程は、1回または複数回実施される。次のすすぎ行程は複数回実施される。、第一すすぎ行程は、給水ホース13を通して所定量の水道水を洗浄槽5に供給し、洗い行程と同じ方法にて食器のすすぎ行程の運転を実施する。食器のすすぎ行程は、洗浄した食器や洗浄槽内をすすぐ目的で複数回実施される。この際、供給された水道水温ですすぎ行程を実施する場合と加熱ヒータ10により所定の水温まで加熱する場合がある。
【0022】
次に電気分解槽18による電気分解水の生成方法について説明する。
【0023】
まず、電気分解装置構成及び動作について図5から図7を参照し説明する。図5及び図6は電気分解装置の給水動作を示す図であり、図7は食塩水の浸透状態を示す図である。
【0024】
電気分解装置は電気分解槽18、循環ポンプ20、食塩水容器21により構成され、循環ポンプ20の吐出側20aと食塩水容器21の流入側21aと、食塩水容器21の吐出側21bと電気分解槽18の流入側18bは、夫々ゴムチューブにより連通されている。動作について説明する。
【0025】
図5を参照し通常の給水動作を説明する。給水動作が開始すなわち給水弁14が開すると水道水が給水ホース13から給水弁14を通過し電気分解槽18を通過し洗浄槽5の給水口からはいる。洗浄槽5の給水口の高さ位置は洗浄水位より高い位置にあるため給水動作が終了した時には必ず電気分解槽18には水道水が溜まっている。
【0026】
次に図6、図7を参照し電気分解水の生成方式について説明する。給水行程が完了し、洗浄槽5内では洗いまたはすすぎ運転を実施している。この時にまず電気分解槽18の電極23に電圧を印加し、次に循環ポンプ20が動作し電気分解槽18内の水道水が循環ポンプ20の吐出側20aを通過しゴムチューブD25を通過し、食塩水容器21の流入側21aに到達する。食塩水容器21内では、食塩水の浸透圧により浸透した食塩水が予め溜まっており、循環ポンプ20により流入した水道水と混ざり合い食塩水容器21の吐出側21bを通過し、ゴムチューブ゛U24を通過して、電気分解槽18の流入側18bより食塩水が電気分解槽18内に添加され、所定量の食塩水が添加された時点で循環ポンプ20が停止する。電気分解槽18内には所定濃度の食塩水になっており、電極23に所定時間または、一定濃度になるまでの時間を、電流を通電し電気分解槽18内の食塩水を電気分解して電気分解水を生成し電気分解槽18に溜まっている。
【0027】
図7において食塩水の浸透について説明する。食塩水容器21には飽和食塩水が入っている。ゴムチューブ側は水道水である。中間に親水性多孔質体のフィルター26があり、飽和食塩水と水道水があるため浸透圧により飽和食塩水が水道水側に浸透する。浸透した食塩水を循環ポンプ20により電気分解槽18に添加する方式となっている。
【0028】
本実施の形態においては、食塩水の添加方式を循環ポンプ20により添加する方式で説明したが、他の方式として電磁弁開閉方式、点滴方式、差圧方式等があり、1方式に限るものではない。また、自動で添加する方式ではなく、浸透圧のみで電気分解槽に浸透する方式でもよい。
【0029】
生成が完成した時点または一定時間の運転時間が経過した後、洗浄槽5内で実施していた洗い行程やすすぎ行程が終了し、洗浄水が排出ポンプ12により機外に排出される。次の洗い行程やすすぎ行程時に給水弁14が開になると給水ホース13を通して所定量の水道水を洗浄槽5に供給する際に、電気分解槽18で生成していた電気分解水が水道水と共に稀釈されながら洗浄槽5内に供給され、除菌に必要な除菌水となり、食器、まな板、洗浄槽内に付着している雑菌を除菌するため洗いやすすぎ行程が所定時間実施される。
【0030】
次に、除菌運転コースの行程について図8、図9で説明する。
【0031】
図8は電解水生成を1回で実施する場合の動作行程図である。図9は電解水生成を複数回で実施する場合の動作行程図である。
【0032】
図8の行程図は、運転開始後に本洗い→すすぎ→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この際に除菌すすぎは2回目のすすぎ行程で実施されるものであるが、電気分解槽18では1回目のすすぎ行程時に電気分解水が生成され、1回目のすすぎ行程が終了し2回目の除菌すすぎ行程の際に、給水される水道水が電気分解槽18を通過するため、水道水と稀釈しながら洗浄槽5内に投入され洗浄槽5内の洗浄水は除菌水となり除菌すすぎを行う。ある所定時間除菌すすぎを運転すると食器や洗浄槽内に付着している雑菌を除菌することができ、除菌すすぎ行程が終了する。次行程で加熱すすぎ、乾燥が実施されるものであるが、除菌すすぎは、1回目のすすぎ、2回目、3回目はどの行程で実施してもよい。
【0033】
図9の行程図は、運転開始後に本洗い→すすぎ→電気分解水生成→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この行程は電気分解水を複数回に分けて洗浄槽5内に投入するものである。この際に除菌すすぎは2回目のすすぎ行程で実施されるものであるが、電気分解槽18では1回目のすすぎ行程時に、電気分解水が生成された時点で、給水弁14を所定時間開し、洗浄槽5内に投入し、次に電気分解水生成行程時に電気分解水が生成された時点で、給水弁14を所定時間開する行程を1回または複数回実施し除菌すすぎに必要な電気分解水を複数回の生成により作成し行うこともできる。
【0034】
このように複数回に分けて低濃度の電気分解水を投入することで洗浄槽5内の洗浄水は除菌水となり除菌すすぎを行う。ある所定時間除菌すすぎを運転すると食器や洗浄槽内に付着している雑菌を除菌することができ、除菌すすぎ行程が終了する。次行程で加熱すすぎ、乾燥が実施されるものであるが、除菌すすぎは、1回目のすすぎ、2回目、3回目はどの行程で実施してもよい。
【0035】
図10の行程図は、運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースである。行程は予洗い→本洗い→すすぎ→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この際に本洗い時に使用する電気分解水は、予洗い行程で生成され、本洗い時の給水時に洗浄槽5内に投入される。図11の行程図は、運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースであるが、行程は予洗い→電気分解生成→本洗い→すすぎ→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この際は前記図9で説明した様に、電気分解水を複数回に分けて洗浄槽5内に投入する方式のものである。
【0036】
また、1回の運転サイクルの中で除菌洗いや除菌すすぎ行程は1回または複数回実施するものとする。
【0037】
除菌行程が終了すると、除菌水は排出ポンプ12の動作により機外に排出されて、次の行程となる。数回の洗いやすすぎ行程が完了すると乾燥行程となり、乾燥用ファン15と風を加熱するための温風用ヒータ16を動作させ、一定時間運転することで乾燥行程が終了する。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電気分解槽により電気分解水を生成し、除菌行程時の給水で水道水と稀釈させながら洗浄槽に投入することで、除菌に必要な濃度となり除菌行程を実施することで食器、まな板等に付着している雑菌を除菌することができる。
【0039】
また、食塩水容器を本体内に設置することで、使用者が毎回食塩を添加することがないため、使い勝手を格段に向上することができる。更に、国内では地域により水質が大幅にバラツキがあり水道水を電解するだけでは、電気分解水濃度のバラツキが大変大きくなるものであるが、食塩を添加するため生成する電気分解水濃度が安定するため、除菌性能のバラツキが無くなるものである。
【0040】
本方式の効果として、電気工業会基準の大腸菌と黄色ブドウ球菌に対し、除菌運転ありと除菌運転なしの効果を比較した結果、除菌の定義である菌数の比が1/100以下であることが確認された。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る食器洗い機ドア開時の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の背面断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電気分解装置給水動作説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電気分解装置動作説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る食塩水の浸透状態を示す図である。
【図8】電解水生成を1回で実施する場合の動作行程図である。
【図9】電解水生成を複数回で実施する場合の動作行程図である。
【図10】運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースを示す図である。
【図11】運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースを示すずである。
【符号の説明】
1…食器洗い機、2…ドア、3…上カゴ、4…下カゴ、5…洗浄槽、6…回転ノズル、7…下固定ノズル、8…上固定ノズル、9…残菜フィルター、10…加熱ヒータ、11…洗浄ポンプ、12…排出ポンプ、13…給水ホース、14…給水弁、15…乾燥用ファン、16…温風用ヒータ、17…制御装置、18…電気分解槽、19…水位センサー、20…循環ポンプ、21…食塩水容器、22…スタートボタン、23…電極、24…ゴムチューブU、25…ゴムチューブD,26…フィルター。
【発明の属する技術分野】
本発明は食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の食器洗い機は、例えば特許文献1のように、残菜フィルターと洗浄ポンプとの間の循環経路中に電気分解用の電極を設け、洗浄槽に食塩を投入して電気分解を行うことにより電気分解水を生成し、食器類を洗浄するようにした技術が開示されている。
【0003】
また、特許文献2のように、食器洗い機の開閉蓋に電気分解装置を設け、開閉蓋を開いた状態で、電気分解装置に少量の食塩と水を入れ、開閉蓋を閉じた状態で電気分解を行い、電気分解水を生成して食器類を洗浄するようにした技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−137689号公報(第3頁第左欄38行−同右欄第6行、図1b)
【特許文献2】
特開平5−329088号公報(第3頁左欄第22行−同第40行、図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術においては、洗浄槽内に水が供給されてから電気分解を始めるので、例えば洗い行程からすすぎ行程へ移るときに、直ぐに電気分解水を供給できないといった欠点があった。
【0006】
また、上記特許文献1に開示の技術においては、残菜フィルターを通過する微細な残菜が電極に付着してしまい、分解性能が低下する恐れがあり、さらには洗浄槽の中に電極を設けているために、電気分解通電中に使用者が洗浄水に触れると感電してしまう恐れがあった。
【0007】
また、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、電気分解水を生成するにあたり、その都度食塩を投入しなければならず、煩わしいといった欠点があった。
【0008】
さらに、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、食塩の投入を忘れてしまった場合には、電気分解水が生成されず、使用者の要求に応じた漂白、殺菌といった行程がなされずに、洗浄が行われてしまうという欠点があった。
【0009】
さらにまた、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、食器洗い機の洗浄行程では、洗い、すすぎ1、すすぎ2、乾燥といったように水の給水、排水といった行程を数回繰り返す必要があるので、電気分解水を用いた洗いあるいはすすぎは1回限りとなり、1つの洗浄行程の中で数回行うことは出来なかった。
【0010】
さらにまた、上記特許文献1及び2に開示の技術においては、水道水の含有成分の鉄やカルシウムが通常より多い場合、洗浄槽内に電気分解水を一気に投入してしまうと、電気分解水と鉄が反応し酸化鉄となり洗浄槽を変色させる恐れがあった。
【0011】
そこで本発明の目的は、上記課題を解決し、短時間で電気分解水を供給でき、1つの洗浄行程の中で電気分解水を用いた洗いあるいはすすぎを数回行うことが可能であり、しかも食器洗浄の都度食塩の投入の必要がない食器洗い機を提供することにある。
【0012】
また、本発明の目的は、安全性で、しかも電気分解水投入時に、電気分解水と水道水の含有成分の鉄やカルシウムとが反応して酸化鉄となることによって生じる洗浄槽の変色を防止した食器洗い機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の特徴とするところは、給水弁により水道水を送水する給水手段と、水道水を電気分解し、電気分解水を生成する電気分解槽と、食器を収納し洗浄を行う洗浄槽と、洗浄槽内の水を機外に排出する排出手段とを備え、洗浄及びすすぎ行程を複数回繰り返すことによって、食器の洗浄及びすすぎを行う食器洗い機において、前記電気分解槽を、給水弁から洗浄槽までの給水経路の一部に設置し、水道水を電気分解し生成された電気分解水を、給水弁の開動作により送水される水道水と共に稀釈させながら、洗浄槽に電気分解水を投入することにある。
【0014】
本発明によれば、電気分解槽を給水弁と洗浄槽の給水経路中に設けたことで洗浄槽内で電気分解をすることがなく、また洗浄水とは電気的に非接触となるため、万一の場合でも感電することが無く安全である。また、自動的に食塩水を電気分解槽に添加できる循環ポンプを配置することで使用者が毎回食塩を添加する必要がなく使い勝手を大幅に向上する。また、電気分解槽が洗浄槽の外にあるため洗浄中の洗浄水に含まれる残菜が電極に触れることが無いために電気分解性能が低下することがない。また、電気分解水を生成する方式として、高濃度を1回で生成する方式と、1回で生成すると水道水中の鉄に電気分解水が反応して酸化鉄が生成され、酸化鉄が洗浄槽に付着すると変色する不具合があるため、生成濃度を低濃度として、電気分解水を複数回に分けて洗浄槽に投入することで変色の不具合を抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る食器洗い機の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機の正面図である。図2は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機のドア開時の正面図である。図3は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機の縦断面図である。図4は、本発明の実施形態の一例による食器洗い機の背面断面図である。
【0016】
図1から図4の食器洗い機1は、洗浄すべき食器などを出し入れするための開閉自在のドア2と洗浄すべき食器を配置するための上カゴ3及び下カゴ4と下カゴ4の下部方向であって、洗浄水を貯溜するための洗浄槽5と、洗浄槽5下部の左右に各々設置されている回転自在の回転ノズル6と、ほぼ中央にある下固定ノズル7と、上カゴ3に設置された食器を洗浄するための上固定ノズル8が配置され、洗浄により食器から落とされた固形の食物残滓などを補集する残菜フィルター9と、洗浄槽5内に設けられた洗浄水を加熱するための加熱ヒータ10と、洗浄水を洗浄ノズルに供給するための洗浄ポンプ11と、洗浄水を排水管に排出するための排出ポンプ12と、洗浄水を供給するための給水ホース13と、給水ホース13からの給水を制御するための給水弁14と、洗浄された食器を乾燥させるための送風を行う乾燥用ファン15と、乾燥用ファン15から送風された風を加熱するための温風用ヒータ16と、食器洗い機1全体を制御するための制御装置17とから構成されている。
【0017】
次に、この食器洗い機1の洗浄動作について簡単に説明する。まず、前面ドア2を開けて洗浄すべき食器などを上カゴ3、下カゴ4の所定の位置に収納し、専用洗剤を投入してドア2を閉じ、スタートボタン22を押すことで制御装置17が動作して運転を開始する。運転が開始すると給水弁14の開動作により給水ホース13を通して所定量の洗浄水を洗浄槽5に供給する。
【0018】
続いて、洗浄ポンプ11の運転により加圧された洗浄水が、洗剤とともに各洗浄ノズルの噴射孔から食器に噴射され、洗浄行程が行われる。この洗浄行程は洗浄槽5内に貯溜された洗浄水が洗浄ポンプ11により循環しながら加熱ヒータ10により洗浄水を一定温度まで加熱しながら洗浄をする。一定温度まで達すると洗浄行程が終了し排出ポンプ12により洗浄水が機外に排出される。以後、同じように複数回のすすぎ行程及び乾燥行程が行われ食器洗い機の運転が終了する。
【0019】
近年の食器洗い機1の製品開発においては、より使い勝手の向上を図るために、洗剤を投入しないで洗浄する運転コースや、耐熱表示のない樹脂容器を洗浄する低温運転コースが開発されており、また、洗剤の成分では除菌できない雑菌の種類や量、及び水道水に含まれる雑菌などは除菌できないものであった。
【0020】
本発明の食器洗い機1は、近年の清潔感、衛生感の向上により、一層の除菌効果が望まれており、その課題を解決するための方法として、除菌行程の追加を出来る電気分解槽18を食器洗い機1に搭載したものである。
【0021】
次に、除菌行程の一実施例について図1から図4を参照しながら説明する。
食器洗い機1の前面ドア2を開けて洗浄すべき食器やまな板などを上カゴ3、下カゴ4の所定の位置に収納し、専用洗剤を投入して運転を開始する。運転を開始すると、まず排出ポンプ12が動作し洗浄槽5内に残水がある場合は機外に排出する。そして、給水弁14の開動作により給水ホース13を通して所定量の水道水を洗浄槽5に供給する。この時、水道水は電気分解槽18を通過して供給されるため、所定量の水道水を供給した後は、電気分解槽18内には常に水道水で貯溜されている。次に食器洗い機1の除菌運転を実施した時の洗い、すすぎ行程について説明する。所定量の水道水が洗浄槽5内に給水されると、水位センサー19が動作し、給水弁14が閉となり給水動作が終了する。次に洗浄ポンプ11が動作し、回転ノズル6、下固定ノズル7、上固定ノズル8から洗浄水が噴射し、上カゴ3と下カゴ4に設置された食器を洗浄する。この洗浄行程は洗浄槽5内に貯溜された洗浄水が洗浄ポンプ11により循環しながら加熱ヒータ10により洗浄水を一定温度まで加熱しながら洗浄をする。一定温度まで達すると洗浄行程が終了し排出ポンプ12により洗浄水が機外に排出される。洗い行程は、1回または複数回実施される。次のすすぎ行程は複数回実施される。、第一すすぎ行程は、給水ホース13を通して所定量の水道水を洗浄槽5に供給し、洗い行程と同じ方法にて食器のすすぎ行程の運転を実施する。食器のすすぎ行程は、洗浄した食器や洗浄槽内をすすぐ目的で複数回実施される。この際、供給された水道水温ですすぎ行程を実施する場合と加熱ヒータ10により所定の水温まで加熱する場合がある。
【0022】
次に電気分解槽18による電気分解水の生成方法について説明する。
【0023】
まず、電気分解装置構成及び動作について図5から図7を参照し説明する。図5及び図6は電気分解装置の給水動作を示す図であり、図7は食塩水の浸透状態を示す図である。
【0024】
電気分解装置は電気分解槽18、循環ポンプ20、食塩水容器21により構成され、循環ポンプ20の吐出側20aと食塩水容器21の流入側21aと、食塩水容器21の吐出側21bと電気分解槽18の流入側18bは、夫々ゴムチューブにより連通されている。動作について説明する。
【0025】
図5を参照し通常の給水動作を説明する。給水動作が開始すなわち給水弁14が開すると水道水が給水ホース13から給水弁14を通過し電気分解槽18を通過し洗浄槽5の給水口からはいる。洗浄槽5の給水口の高さ位置は洗浄水位より高い位置にあるため給水動作が終了した時には必ず電気分解槽18には水道水が溜まっている。
【0026】
次に図6、図7を参照し電気分解水の生成方式について説明する。給水行程が完了し、洗浄槽5内では洗いまたはすすぎ運転を実施している。この時にまず電気分解槽18の電極23に電圧を印加し、次に循環ポンプ20が動作し電気分解槽18内の水道水が循環ポンプ20の吐出側20aを通過しゴムチューブD25を通過し、食塩水容器21の流入側21aに到達する。食塩水容器21内では、食塩水の浸透圧により浸透した食塩水が予め溜まっており、循環ポンプ20により流入した水道水と混ざり合い食塩水容器21の吐出側21bを通過し、ゴムチューブ゛U24を通過して、電気分解槽18の流入側18bより食塩水が電気分解槽18内に添加され、所定量の食塩水が添加された時点で循環ポンプ20が停止する。電気分解槽18内には所定濃度の食塩水になっており、電極23に所定時間または、一定濃度になるまでの時間を、電流を通電し電気分解槽18内の食塩水を電気分解して電気分解水を生成し電気分解槽18に溜まっている。
【0027】
図7において食塩水の浸透について説明する。食塩水容器21には飽和食塩水が入っている。ゴムチューブ側は水道水である。中間に親水性多孔質体のフィルター26があり、飽和食塩水と水道水があるため浸透圧により飽和食塩水が水道水側に浸透する。浸透した食塩水を循環ポンプ20により電気分解槽18に添加する方式となっている。
【0028】
本実施の形態においては、食塩水の添加方式を循環ポンプ20により添加する方式で説明したが、他の方式として電磁弁開閉方式、点滴方式、差圧方式等があり、1方式に限るものではない。また、自動で添加する方式ではなく、浸透圧のみで電気分解槽に浸透する方式でもよい。
【0029】
生成が完成した時点または一定時間の運転時間が経過した後、洗浄槽5内で実施していた洗い行程やすすぎ行程が終了し、洗浄水が排出ポンプ12により機外に排出される。次の洗い行程やすすぎ行程時に給水弁14が開になると給水ホース13を通して所定量の水道水を洗浄槽5に供給する際に、電気分解槽18で生成していた電気分解水が水道水と共に稀釈されながら洗浄槽5内に供給され、除菌に必要な除菌水となり、食器、まな板、洗浄槽内に付着している雑菌を除菌するため洗いやすすぎ行程が所定時間実施される。
【0030】
次に、除菌運転コースの行程について図8、図9で説明する。
【0031】
図8は電解水生成を1回で実施する場合の動作行程図である。図9は電解水生成を複数回で実施する場合の動作行程図である。
【0032】
図8の行程図は、運転開始後に本洗い→すすぎ→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この際に除菌すすぎは2回目のすすぎ行程で実施されるものであるが、電気分解槽18では1回目のすすぎ行程時に電気分解水が生成され、1回目のすすぎ行程が終了し2回目の除菌すすぎ行程の際に、給水される水道水が電気分解槽18を通過するため、水道水と稀釈しながら洗浄槽5内に投入され洗浄槽5内の洗浄水は除菌水となり除菌すすぎを行う。ある所定時間除菌すすぎを運転すると食器や洗浄槽内に付着している雑菌を除菌することができ、除菌すすぎ行程が終了する。次行程で加熱すすぎ、乾燥が実施されるものであるが、除菌すすぎは、1回目のすすぎ、2回目、3回目はどの行程で実施してもよい。
【0033】
図9の行程図は、運転開始後に本洗い→すすぎ→電気分解水生成→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この行程は電気分解水を複数回に分けて洗浄槽5内に投入するものである。この際に除菌すすぎは2回目のすすぎ行程で実施されるものであるが、電気分解槽18では1回目のすすぎ行程時に、電気分解水が生成された時点で、給水弁14を所定時間開し、洗浄槽5内に投入し、次に電気分解水生成行程時に電気分解水が生成された時点で、給水弁14を所定時間開する行程を1回または複数回実施し除菌すすぎに必要な電気分解水を複数回の生成により作成し行うこともできる。
【0034】
このように複数回に分けて低濃度の電気分解水を投入することで洗浄槽5内の洗浄水は除菌水となり除菌すすぎを行う。ある所定時間除菌すすぎを運転すると食器や洗浄槽内に付着している雑菌を除菌することができ、除菌すすぎ行程が終了する。次行程で加熱すすぎ、乾燥が実施されるものであるが、除菌すすぎは、1回目のすすぎ、2回目、3回目はどの行程で実施してもよい。
【0035】
図10の行程図は、運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースである。行程は予洗い→本洗い→すすぎ→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この際に本洗い時に使用する電気分解水は、予洗い行程で生成され、本洗い時の給水時に洗浄槽5内に投入される。図11の行程図は、運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースであるが、行程は予洗い→電気分解生成→本洗い→すすぎ→除菌すすぎ→加熱すすぎ→乾燥の行程で運転されるものである。この際は前記図9で説明した様に、電気分解水を複数回に分けて洗浄槽5内に投入する方式のものである。
【0036】
また、1回の運転サイクルの中で除菌洗いや除菌すすぎ行程は1回または複数回実施するものとする。
【0037】
除菌行程が終了すると、除菌水は排出ポンプ12の動作により機外に排出されて、次の行程となる。数回の洗いやすすぎ行程が完了すると乾燥行程となり、乾燥用ファン15と風を加熱するための温風用ヒータ16を動作させ、一定時間運転することで乾燥行程が終了する。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電気分解槽により電気分解水を生成し、除菌行程時の給水で水道水と稀釈させながら洗浄槽に投入することで、除菌に必要な濃度となり除菌行程を実施することで食器、まな板等に付着している雑菌を除菌することができる。
【0039】
また、食塩水容器を本体内に設置することで、使用者が毎回食塩を添加することがないため、使い勝手を格段に向上することができる。更に、国内では地域により水質が大幅にバラツキがあり水道水を電解するだけでは、電気分解水濃度のバラツキが大変大きくなるものであるが、食塩を添加するため生成する電気分解水濃度が安定するため、除菌性能のバラツキが無くなるものである。
【0040】
本方式の効果として、電気工業会基準の大腸菌と黄色ブドウ球菌に対し、除菌運転ありと除菌運転なしの効果を比較した結果、除菌の定義である菌数の比が1/100以下であることが確認された。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る食器洗い機ドア開時の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る食器洗い機の背面断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電気分解装置給水動作説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電気分解装置動作説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る食塩水の浸透状態を示す図である。
【図8】電解水生成を1回で実施する場合の動作行程図である。
【図9】電解水生成を複数回で実施する場合の動作行程図である。
【図10】運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースを示す図である。
【図11】運転開始後に本洗い時に電気分解水を使用して洗浄を行うコースを示すずである。
【符号の説明】
1…食器洗い機、2…ドア、3…上カゴ、4…下カゴ、5…洗浄槽、6…回転ノズル、7…下固定ノズル、8…上固定ノズル、9…残菜フィルター、10…加熱ヒータ、11…洗浄ポンプ、12…排出ポンプ、13…給水ホース、14…給水弁、15…乾燥用ファン、16…温風用ヒータ、17…制御装置、18…電気分解槽、19…水位センサー、20…循環ポンプ、21…食塩水容器、22…スタートボタン、23…電極、24…ゴムチューブU、25…ゴムチューブD,26…フィルター。
Claims (4)
- 給水弁により水道水を送水する給水手段と、水道水を電気分解し、電気分解水を生成する電気分解槽と、食器を収納し洗浄を行う洗浄槽と、洗浄槽内の水を機外に排出する排出手段とを備え、洗浄及びすすぎ行程を複数回繰り返すことによって、食器の洗浄及びすすぎを行う食器洗い機において、前記電気分解槽を、給水弁から洗浄槽までの給水経路の一部に設置し、水道水を電気分解し生成された電気分解水を、給水弁の開動作により送水される水道水と共に稀釈させながら、洗浄槽に電気分解水を投入する方式としたことを特徴とする食器洗い機。
- 請求項1において、
食塩水容器から浸透する食塩水を電気分解槽内に添加する循環ポンプを設け、電気分解槽内を食塩水とし、電気分解槽内の電極に電流を印加することで、電気分解水を生成することができ、さらに食塩水容器はある一定量の食塩を備蓄することで、使用者が食塩を毎回または複数回毎に追加することがないため、使い勝手を良くしたことを特徴とする食器洗い機。 - 請求項1または2において、
複数回繰り返される洗い行程またはすすぎ行程のうち、1行程または複数回の行程の中で、電気分解水を使用して洗いまたはすすぎ行程を行うことで、食器や洗浄槽に付着している汚れや雑菌を洗浄したり除菌することを特徴とする食器洗い機。 - 請求項1から3のいずれかにおいて、
電気分解水生成方式は、1行程に必要な電気分解水を1回または複数回に分けて生成し、洗浄槽内に1回または複数回投入することで除菌に必要な電気分解水を洗浄槽内に投入することを特徴とする食器洗い機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003019642A JP2004229770A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 食器洗い機 |
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JP2003019642A JP2004229770A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 食器洗い機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109464105A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | 苏州路之遥科技股份有限公司 | 毛刷式砧板清洗箱 |
CN109465898A (zh) * | 2017-09-08 | 2019-03-15 | 苏州路之遥科技股份有限公司 | 具有臭氧消毒功能的旋臂式砧板清洗器 |
-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003019642A patent/JP2004229770A/ja active Pending
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