JP2004229400A - 送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システム - Google Patents

送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システム Download PDF

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和夫 高橋
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雅程 井上
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文弘 浜田
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Abstract

【課題】遠隔からの電力の供給停止/停止解除を任意の電力需要者に対して可能とする送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システムを提供することを課題とする。
【解決手段】電力量計部1に取り付けられ、遠隔からの指令により電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御装置5であって、遠隔からの制御信号を受信する通信手段12と、電力量計部1内の送電系(無停電バイパス端子)4に取り外し自在に接続され、電力需要側に電力を供給するための送電路を遮断/接続する遮断手段(リレー)18,19と、制御信号に基づいて遮断手段18,19を制御する制御手段(CPU)28とを備え、制御手段28は、制御信号が電力供給停止指令の場合には遮断手段18,19により送電路を遮断し、制御信号が電力停止解除指令の場合には遮断手段18,19により送電路を接続することことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔からの電力の供給停止/停止解除を行うための送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電力供給事業者(電力会社等)から電力需要者(家庭等)に対して電力を供給する場合、電力需要者から電力の使用料金を徴収するために、各電力需要者に対して電力量計を設置している。電力量計は、電力供給事業者側の送電線に繋がる引き込み用電線が接続するとともに電力需要者側の屋内配線に接続し、電力需要者が消費する電力を計測する。電力供給事業者は、電力量計で計測した消費電力に基づいて電力需要者に対して使用料金を請求し、電力需要者から使用料金を徴収する。その際、電力需要者の経済的な事情等により、使用料金を徴収できない場合がある。この場合、電力供給事業者は、電力需要者に対する電力の供給を停止する場合がある。
【0003】
電力の供給停止や停止解除を行う場合、電力供給事業者の作業員が、該当する電力需要者の電力量計の設置現場へ出向き、宅内送電の停止作業あるいは復旧作業を行っている。この際、作業員は、電力量計の引き込み電線や電柱上の引き込み電線を切り離したり、あるいは、接続を行っている。また、電力の供給停止/停止解除の作業の効率化を図るために、遠隔遮断装置付きの電力量計が設置されている場合がある。この電力量計は、宅内に電力を供給するための負荷回路を遮断する遮断器を備え、外部機器から送信した信号によりその遮断器を動作させて電力の供給停止/停止解除を行うことができる(特許文献1参照)。このような遠隔遮断装置が備えられていれば、作業員は、外部機器から所定の信号を発信するだけでよいので、専門的な電気工事技術を必要としないし、電力の供給停止/停止解除を短時間で行うことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−209898号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遠隔遮断装置付きの電力量計の場合、電力量計内に遮断器や通信手段等が予め組み込まれているため、電力量計自体が高価になる。したがって、作業の効率化を図るために、全ての電力需要者に対してこの電力量計を設置する場合、高コストとなる。しかし、使用料金の滞納者や不払い者は電力需要者の中の一部であり、全ての電力需要者に対して遠隔遮断装置を必要としない。さらに、賃貸住宅の場合、賃貸住宅のある部屋の居住者が使用料金の滞納者や不払い者であっても、その居住者が転居するとその部屋への電力の供給停止/停止解除を行う必要がなくなる。
【0006】
そこで、本発明は、遠隔からの電力の供給停止/停止解除を任意の電力需要者に対して可能とする送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る送電遠隔制御装置は、電力供給側から電力需要側に供給される電力を計測する電力量計に取り付けられ、遠隔からの指令により電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御装置であって、遠隔からの制御信号を受信する通信手段と、電力量計部の送電系に取り外し自在に接続され、電力需要側に電力を供給するための送電路を遮断/接続する遮断手段と、制御信号に基づいて遮断手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、制御信号が電力供給停止指令の場合には遮断手段により送電路を遮断し、制御信号が電力停止解除指令の場合には遮断手段により送電路を接続することを特徴とする。
【0008】
この送電遠隔制御装置は、送電路を遮断/接続するための遮断手段を備えており、この遮断手段が電力量計部に設けられている送電系に配設され、電力量計に取り付けられる。さらに、送電遠隔制御装置は、通信手段及び制御手段を備えており、通信手段により遠隔からの制御信号を受信し、制御手段により制御信号に応じて遮断手段を動作させる。制御信号として電力供給停止指令を受信した場合、送電遠隔制御装置では、制御手段が遮断手段を動作させて送電路を遮断し、電力需要側への電力の供給を停止する。一方、制御信号として電力停止解除指令を受信した場合、送電遠隔制御装置では、制御手段が遮断手段を動作させて送電路を接続し、電力需要側への電力の供給停止を解除する。この送電遠隔制御装置は、遮断手段が送電系に対して取り外し自在に接続することができるので、任意の電力量計に対して取り付けたりあるいは取り外したりすることができる。したがって、任意の電力需要者の電力量計に送電遠隔制御装置を取り付け、制御信号を送信することによって、任意の電力需要者に対する電力の供給停止/停止解除を遠隔から行うことができる。そのため、送電遠隔制御装置を電力量計に予め組み込んでおく必要がなく、送電遠隔制御装置を必要な台数だけ用意すればよい。
【0009】
なお、電力供給側とは、送電線や引き込み線等の電力を供給するための設備側である。電力需要側とは、家庭内、社内や店内等の電力を消費する負荷側である。送電系とは、電力量計部における電力供給側から電力需要側に供給される電気が流れる送電機器全体を指す。通信手段による通信は、通信事業者が提供する電話回線や専用回線等の有線でもよいし、あるいは、通信事業者が提供する交換局を介した通信等の無線でもよい。
【0010】
本発明の上記送電遠隔制御装置は、通信手段が、遠隔に情報信号を送信可能であり、制御手段を、電力量計において取得した情報を情報信号に設定し、通信手段を介して送信する構成としてもよい。
【0011】
この送電遠隔制御装置では、通信手段により遠隔に情報信号を送信することができる。そして、送電遠隔制御装置では、制御手段により各種遠隔制御を実行した際に電力量計部において取得した情報を情報信号として通信手段を介して送信する。そのため、その情報信号を受信した側では、遠隔から電力需要側に対する電力の供給状況を監視することができる。
【0012】
なお、電力量計において取得した情報には、例えば、電力需要側に供給されている電力(電流、電圧)の状況、電力需要側への供給電流の制限状況、送電遠隔制御装置における異常情報がある。
【0013】
本発明の上記送電遠隔制御装置は、電力需要側に供給されている電力の状態を検出する電力状態検出手段を備え、制御手段を、電力状態検出手段で検出した電力状態を情報信号に設定し、通信手段を介して送信する構成としてもよい。
【0014】
この送電遠隔制御装置では、電力状態検出手段を備えており、電力状態検出手段により電力需要側に供給されている電力の状態を検出することができる。そして、送電遠隔制御装置では、制御手段により電力状態検出手段で検出した電力状態を情報信号として外部に送信する。この情報信号を受信した側では、遠隔から電力需要側に供給されている電力の状況を監視することができる。
【0015】
なお、電力の状態とは、電力需要側に供給されている電力の状況であり、消費されている電流、供給されている電圧、供給されている電力等である。
【0016】
本発明の上記送電遠隔制御装置では、電力需要側が消費している電流を検出する電流検出手段を備え、制御手段を、制御信号が電流制限指令の場合、電流制限指令の制限電流値と電流検出手段で検出した電流値とを比較し、電力供給停止条件を満たすか否かを判定する構成としてもよい。
【0017】
この送電遠隔制御装置では、電流検出手段を備えており、電力需要側で消費している電流を検出することができる。制御信号として電流制限指令を受信した場合、送電遠隔制御装置では、電流検出手段で検出した消費電流値と電流制限指令の制限電流値とを比較し、電力供給停止条件を満たしているか否かを判定する。電力供給停止条件を満たした場合、送電遠隔制御装置では、制御手段が遮断手段により送電路を遮断し、電力需要側への電力の供給を停止するか、あるいは、電力供給停止条件を満たした情報を情報信号に設定し、通信手段を介して送信する。そのため、この制御信号を送信した側では、遠隔から電力の供給の制限を行うことができる。
【0018】
なお、制限電流値とは、使用料金の滞納、不払い、料金不足等の何らかの理由により電力需要側の消費電流(消費電力)を制限するために設定された電流値である。ちなみに、電力の供給を完全に停止すると、寒冷地等において最低限の日常生活を送ることができない場合があり、人道的見地から日常生活を送る上で最低限必要な電力を供給するために、このような制限電流値を設定する場合がある。電力供給停止条件とは、電力需要側で制限電流値を超えて消費している場合に、制限電流値を基準として設定される電力の供給を停止するための条件であり、例えば、制限電流値の数10%増しの電流を数分間連続して消費したことを条件とする。
【0019】
本発明の上記送電遠隔制御装置では、制御手段を、異常を検出した場合、異常状態を情報信号に設定し、通信手段を介して送信する構成としてもよい。
【0020】
この送電遠隔制御装置では、制御手段により装置自体の異常や供給電力の異常等の各種異常を検出できる。そして、送電遠隔制御装置では、制御手段で異常を検出した場合にはその異常状態を情報信号に設定し、情報信号を送信する。この情報信号を受信した側では、遠隔から電力量計部における異常を監視でき、異常があった場合には作業員を派遣し、その異常に対して迅速に対応することができる。
【0021】
なお、異常には、例えば、送電遠隔制御装置自体の異常、制御信号における各種指令が実行されていない場合、電力供給側から供給される電力の異常、盗電がある。
【0022】
本発明の上記送電遠隔制御システムは、遠隔からの指令により、電力供給側から電力需要側に供給される電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御システムであって、電力供給側から電力需要側に供給される電力を計測する電力量計に取り付けられ、遠隔からの指令により電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御装置と、送電遠隔制御装置により電力の供給停止/停止解除を行うために、送電遠隔制御装置に指令する遠隔制御指令装置とを備え、送電遠隔制御装置は、上記のいずれかの送電遠隔制御装置であることを特徴とする。
【0023】
この送電遠隔制御システムでは、任意の電力量計に取り付けられた上記送電遠隔制御装置と遠隔制御指令装置を備えており、遠隔制御指令装置からの指令により送電遠隔制御装置を動作させる。そのため、送電遠隔制御システムでは、任意の電力需要者の電力量計に送電遠隔制御装置を取り付けることによって、遠隔から任意の電力需要者に対する電力の供給停止/停止解除を行うことができる。
【0024】
本発明の上記送電遠隔制御システムでは、遠隔制御指令装置を、携帯端末と信号を送受信する携帯用通信手段を備える構成としてもよい。
【0025】
この送電遠隔制御システムは、遠隔制御指令装置が携帯用通信手段を備えており、携帯端末との信号を送受信することができる。そのため、送電遠隔制御装置が取り付けられた電力量計の設置現場等において、携帯端末により、遠隔制御指令装置を介して送電遠隔制御装置に対して指令を与えたり、あるいは、送電遠隔制御装置からの情報信号に設定された各種情報を取得することができる。
【0026】
なお、携帯端末には、例えば、携帯電話、PHS[Personal Handyphone System]、携帯用コンピュータがある。携帯用通信手段による通信は、有線でも無線でもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システムの実施の形態を説明する。
【0028】
本実施の形態では、家庭等に設置されている単相3線式の電力量計に送電遠隔制御装置を取り付け、この送電遠隔制御装置と電力供給事業者の事業所に設置された遠隔制御指令機器を中核とする遠隔制御指令装置とによって送電遠隔制御システムを構成する。本実施の形態に係る送電遠隔制御装置は、通信事業者が提供するパケット通信交換局及び電話回線網に繋がる交換局を介して遠隔制御指令装置と無線により信号を送受信する。本実施の形態に係る遠隔制御指令装置は、通信事業者が提供する携帯電話交換局及び交換局を介して携帯電話と無線により信号を送受信する。
【0029】
図1及び図2を参照して、電力量計部1及び電力量計部1内に取り付けられた送電遠隔制御装置5について説明する。図1は、送電遠隔制御装置が取り付けられた電力量計であり、(a)がカバーを外した場合の正面図であり、(b)がカバーを外した場合の側面図である。図2は、送電遠隔制御装置の構成図である。
【0030】
電力量計部1は、電力供給事業者が供給する単相3線式で送られてくる商用交流電源の電力を計測する計器であり、電力需要者(家庭、工場等)毎に設けられる。電力量計部1は、電力供給事業者による送電線に繋がる引き込み用電線と電力需要者の負荷との間に接続され、負荷で消費する電力を計測する。
【0031】
電力量計部1は、電力量計計器箱ベース2に電力量計本体3が固定され、電力量計計器箱ベース2に電力量計本体3を覆うカバー(図示せず)が取り付けられている。さらに、電力量計部1には、電力量計計器箱ベース2に無停電バイパス端子4が収納される。電力量計本体3には、端子台3aのソース側の1S端子、2S端子、3S端子に引き込み用電線が接続し、ロード側の1L端子、3L端子に無停電バイパス端子4が接続するとともに2L端子には負荷が直接接続する。また、電力量計部1には、端子台3aに送電遠隔制御装置5が取り付けられる。電力量計本体3には、端子台3aの2S端子,3S端子に送電遠隔制御装置5が直接接続するとともに、端子台3aの1L端子,3L端子と負荷との間に無停電バイパス端子4を介して送電遠隔制御装置5が接続する。上記したカバーが電力量計計器カバー2に取り付けられると、無停電バイパス端子4及び送電遠隔制御装置5は、カバー及び電力量計計器箱ベース2の中に収納される。ちなみに、送電遠隔制御装置5は、電力量計部1内に格納できる程度に小型化されており、簡単に取り付け及び取り外しが可能である。なお、電力量計部1は送電遠隔制御装置5が取り付けられていない状態で各電力需要者に設置され、電力需要者の電力の使用料金の不払いや滞納等の事情により、必要に応じて送電遠隔制御装置5が取り付けられる。
【0032】
無停電バイパス端子4は、電力量計本体3の負荷側に接続され、負荷に供給する電力をバイパスして電力の供給停止/停止解除を行うことができる端子である。無停電バイパス端子4の接続では、端子台3aの1L端子に接続されていた1L側引き込み線6a及び3L端子に接続されていた3L側引き込み線6bを各々取り外し、その引き込み線6a,6bを無停電バイパス端子4の引き込み線固定部4a,4bに各々接続される。さらに、無停電バイパス端子4からの1L側リード線4cが端子台3aの1L端子に接続されるとともに、3L側リード線4dが端子台3aの3L端子に接続される。ちなみに、この無停電バイパス端子4に作業員が手作業でジャックを引き抜くことにより、電力の供給を停止させることができる。
【0033】
送電遠隔制御装置5は、電力量計本体3の負荷側に無停電バイパス端子4を介して接続され、電力事業者の事業所Oから指令に応じて電力の供給停止/停止解除等を行うための装置である(図3参照)。送電遠隔制御装置5は、端子台3aの上に載置され、カバー固定ねじ部(図示せず)にセットされる。そして、送電遠隔制御装置5は、端子台3aに固定ねじ5a,5aによってねじ締め固定される。送電遠隔制御装置5の接続では、無停電バイパス端子4の1L側端子4e,4fに送電遠隔制御装置5の1L側負荷接続線5b,5bのバナナ端子5d,5dが各々差し込まれるとともに、無停電バイパス端子4の3L側端子4g,4hに送電遠隔制御装置5の3L側負荷接続線5c,5cのバナナ端子5e,5eが各々差し込まれる。無停電バイパス端子4では、1L側端子4e,4f間及び3L側端子間4g,4h間が接続されると負荷側への電力の供給を可能とし、1L側端子4e,4f間及び3L側端子間4g,4h間が遮断されると負荷側への電力の供給を停止する。さらに、送電遠隔制御装置5を駆動するための電源(AC100V)を確保するために、装置電源供給用プローブ5f、5fが端子台3aの2S端子及び3S端子のねじ部3b,3bに接続される。
【0034】
図2を参照して、送電遠隔制御装置5の構成について詳細に説明する。送電遠隔制御装置5は、電力供給事業者の事業所Oに配備されている遠隔制御指令機器7との通信が可能であり(図3参照)、遠隔制御指令機器7からの制御信号に応じて各種機能を実行する。送電遠隔制御装置5は、主な機能として電力供給停止/停止解除機能、電流制限機能、負荷状態検出機能、停電対策機能、LED[Light Emitting Diode]点灯機能、異常制御状態検出機能を有しており、各機能を実行するために電力量計部1から様々な情報を取得する。また、送電遠隔制御装置5は、電力量計部1において取得した情報を情報信号として遠隔制御指令機器7に送信する。そのために、送電遠隔制御装置5は、保護回路10、電源回路11、通信部12、通信処理回路13、機種認識回路14、CPU[Central Processing Unit]電源保持回路15、電源電圧監視回路16、リレー制御回路17、1L側リレー18、3L側リレー19、1L側電流センサ20、3L側電流センサ21、電流電圧変換回路22、ADコンバータ23、電圧認識回路24、LED25、LED電源スイッチ26、メモリ回路27、CPU28を備えている。
【0035】
なお、本実施の形態では、通信部12が特許請求の範囲に記載する送電遠隔制御装置の通信手段に相当し、1L側リレー18及び3L側リレー19が特許請求の範囲に記載する遮断手段に相当し、CPU28が特許請求の範囲に記載する制御手段に相当し、1L側電流センサ20、3L側電流センサ21、電流電圧変換回路22、ADコンバータ23及び電圧認識回路24が特許請求の範囲に記載する電力状態検出手段に相当し、1L側電流センサ20、3L側電流センサ21、電流電圧変換回路22及びADコンバータ23が電流検出手段に相当する。
【0036】
保護回路10は、装置電源供給用プローブ5f、5fが接続しており、電力量計本体3から交流の電力を取り入れる。そして、保護回路10では、その交流の電流値や電圧値が異常な値を示した場合にはその交流の電力の取り入れを停止し、装置を保護する。
【0037】
電源回路11では、保護回路10を介して商用交流電源(AC100C)が供給され、装置内で使用する直流電源に変換する。
【0038】
通信部12では、遠隔制御指令機器7から送信された信号を受信するとともに、遠隔制御指令機器7に信号を送信する。通信部12は、無線用パケット通信機からなり、通信事業者のパケット通信交換局Pを介してパケット信号を送受信する(図3参照)。パケット通信交換局Pでは、通信事業者の交換局Tを介して遠隔制御指令機器7と信号を送受信する(図3参照)。なお、送電遠隔制御装置5には、装置毎に装置番号が付与されている。そして、送電遠隔制御装置5と遠隔制御指令機器7との通信回線を接続する際には、遠隔制御指令機器7では装置番号により送電遠隔制御装置5を特定する。また、送電遠隔制御装置5には、装置毎に電話番号が付与されている。そして、送電遠隔制御装置5と遠隔制御指令機器7との通信回線を接続する際には、遠隔制御指令機器7ではこの電話番号によって送電遠隔制御装置5との通信回線を接続する。
【0039】
通信処理回路13では、通信部12で受信したパケット信号をプロトコル変換し、パケット信号をデジタルデータとしてCPU28に出力する。また、通信処理回路13では、CPU28からのデジタルデータをプロトコル変換し、デジタルデータをパケット信号として通信部12に出力する。
【0040】
機種認識回路14では、電力量計部1の装置種別(単相3線式、単相2線式等)を認識する。
【0041】
CPU電源保持回路15では、停電時や装置取り外し時等の商用交流電源が供給されなくなった場合に、CPU28を所定時間動作可能とするために、直流電源を所定時間(例えば、数秒間)保持する。
【0042】
電源電圧監視回路16は、保護回路10の出力側に接続され、電力量計部1からの商用交流電源の電圧値を常時監視している。
【0043】
リレー制御回路17では、CPU28からのリレー制御信号に応じて、リレー制御信号が「接続」の場合には1L側リレー18及び3L側リレー19の各接点を接続制御し、リレー制御信号が「開放」の場合には1L側リレー18及び3L側リレー19の各接点を開放制御する。
【0044】
1L側リレー18は、1L側負荷接続線5b,5bが接続されている。1L側リレー18では、リレー制御回路17によって接点の接続/開放が制御され、接点が接続すると1L側負荷接続線5b,5b間を接続し、接点が開放すると1L側負荷接続線5b,5b間を遮断する。
【0045】
3L側リレー19は、3L側負荷接続線5c,5cが接続されている。3L側リレー19では、リレー制御回路17によって接点の接続/開放が制御され、接点が接続すると3L側負荷接続線5c,5c間を接続し、接点が開放すると3L側負荷接続線5c,5c間を遮断する。
【0046】
1L側電流センサ20は、1L側負荷接続線5bに設けられ、1L側の負荷電流を検出する。
【0047】
3L側電流センサ21は、3L側負荷接続線5cに設けられ、3L側の負荷電流を検出する。
【0048】
電流電圧変換回路22では、1L側電流センサ20で検出した1L側負荷電流と3L側負荷電流センサ21で検出した3L側負荷電流との分流比に比例した電流値を検出する。そして、電流電圧変換回路22では、その検出した電流値に対応する電圧値に変換する。
【0049】
ADコンバータ23では、電流電圧変換回路22で変換したアナログの電圧値をデジタルの電圧値に変換する。ちなみに、CPU28では、このデジタルの電圧値から1L側負荷電流及び3L側負荷電流を認識する。
【0050】
電圧認識回路24は、1L側負荷接続線5b及び3L側負荷接続線5cに接続している。そして、電圧認識回路24では、負荷側に供給されている交流の電圧値を検出し、その供給されている電圧値をデジタル値でCPU28に出力する。
【0051】
LED25は、電力量計部1の設置時や停電復旧時等の装置起動時において送電遠隔制御装置5が正常に動作しているか否かを確認するためのLEDである。電力量計部1が設置されている場所に出向いた作業員は、電力量計部1の設置時等には、このLED25が点灯するか否かによって送電遠隔制御装置5が正常に動作しているか否かを確認する。ちなみに、図2では、LED25を1個しか示していないが、実際には、AC100V供給確認用、リレー18,19の動作状態確認用、電波状態確認用、通信回線接続確認用等のLEDが備えられている。
【0052】
LED電源スイッチ26は、CPU28からのLED点灯信号に応じて、LED点灯信号が「点灯」の場合には接点が接続してLED25を点灯させ、LED点灯信号が「消灯」の場合には接点が開放してLED25を消灯させる。ちなみに、図2に示す1個のLED電源スイッチ26により、全てのLEDを一括消灯/点灯させる機能が備えられている。
【0053】
メモリ回路27は、RAM[Random Access Memory]を備えている。メモリ回路27には、CPU28によって各種情報が記憶される。
【0054】
CPU28は、送電遠隔制御装置5の処理装置であり、上記した各機能を実現する。CPU28では、遠隔制御指令機器7からの制御信号に示されている制御指令(制御コマンド)を認識し、その制御指令に応じて各種機能を実行する。この際、CPU28では、認識した制御指令をメモリ回路27に記憶させる。また、CPU28では、各種機能を実行した際に、その制御状態や取得した情報等をメモリ回路27に記憶させる。さらに、CPU28では、各種機能において取得した情報等を情報信号として設定し、遠隔制御指令機器7に送信する。制御指令としては、リレーの「入り」又は「切り」、電流制限等がある。
【0055】
電力供給停止/停止解除機能について説明する。CPU28では、制御指令をリレーの「入り」と認識した場合には、リレー制御信号に「接続」を設定し、リレー制御回路17に出力する。この場合、リレー制御回路17では1L側リレー18及び3L側リレー19の各接点を接続し、負荷側への電力の供給が可能となる(すなわち、供給停止を解除する)。また、CPU28では、制御指令をリレーの「切り」と認識した場合には、リレー制御信号に「開放」を設定し、リレー制御回路17に出力する。この場合、リレー制御回路17では1L側リレー18及び3L側リレー19の各接点を開放し、負荷側への電力の供給を停止する。そして、CPU28では、切り換えたリレー18,19の状態(制御状態)をメモリ回路27に記憶させる。
【0056】
電流制限機能について説明する。CPU28では、制御指令を電流制限と認識した場合、その制御指令に示されている制限電流値を読み取り、その制限電流値をメモリ回路27に記憶させる。そして、CPU28では、制限電流値と1L側電流センサ20で検出した1L側負荷電流値及び3L側電流センサ21で検出した3L側負荷電流値とを合算し、制限電流値の120%の値を1L側負荷電流値、3L側負荷電流値が超えるか否かを判定する。制限電流値の120%の値を超えた場合、CPU28では、その状態が2分間連続して継続するか否かを判定する。2分間継続した場合、CPU28では、リレー制御信号に「開放」を設定し、リレー制御回路17に出力する。この場合、リレー制御回路17では1L側リレー18及び3L側リレー19の各接点を開放し、負荷側への電力の供給を停止する。また、CPU28では、制限電流超過によりリレー18,19の遮断状態(制御状態)をメモリ回路27に記憶させる。さらに、CPU28では、制限電流超過の異常情報を設定し、この異常情報を情報信号として通信部12を介して遠隔制御指令機器7に送信する。
【0057】
負荷状態検出機能及びアンサバック機能について説明する。負荷状態検出機能及びアンサバック機能は、監視モードであり、電力供給停止/停止解除機能又は電流制限機能が終了後に繰り返し実行される。CPU28では、ADコンバータ23からのデジタルの電圧値に基づいて、1L側電流センサ20で検出した1L側負荷電流値及び3L側電流センサ21で検出した3L側負荷電流値を算出する。また、CPU28では、電圧認識回路24から負荷側に供給されている電圧値を取り入る。さらに、CPU28では、機種認識回路14からの装置種別の情報を取り入れる。そして、CPU28では、負荷電流値、供給電圧値、装置種別の各情報及びメモリ回路27に記憶されている現在の制御状態をアンサバック情報として設定し、このアンサバック情報を情報信号として通信部12を介して遠隔制御指令機器7に送信する。ちなみに、CPU28では、アンサバック情報を規定回数送信する。また、CPU28では、負荷電流値、供給電圧値、装置種別の各情報をメモリ回路27に記憶させる。
【0058】
停電対策機能について説明する。CPU28では、電源電圧監視回路16で監視している電圧値がAC85V以下になった場合、停電あるいは装置取り外しと判定する。この際、CPU28では、CPU電源保持回路15で保持している直流電源によって動作し、その動作している間に遠隔制御指令機器7との通信回線を遮断する。停電判定後、CPU28では、電源電圧監視回路16で監視している電圧値がAC85V以上となった場合、停電復旧あるいは装置取り付けと判定する。CPU28では、停電復旧後に、負荷電流値、供給電圧値、装置種別等の情報を収集するとともに、リレー18,19の各接点の接続/開放の情報を収集し、停電復旧後の制御状態を認識する。そして、CPU28では、認識した制御状態とメモリ回路27に記憶されている停電前の制御状態とを比較し、制御状態が異なっているか否かを判定する。制御状態が異なっている場合、CPU28では、停電復旧後制御状態異常を異常情報として設定し、この異常情報を情報信号として通信部12を介して遠隔制御指令機器7に送信する。また、CPU28では、この異常情報をメモリ回路27に記憶させる。
【0059】
LED点灯機能について説明する。CPU28では、電源電圧監視回路16で監視している電圧値がAC85V以下からAC85V以上となった場合、装置取り付けあるいは停電復旧と判定する。この際、CPU28では、AC100Vの供給状態、リレー18,19の各接点の接続/開放の状態、電波状態、通信回線の接続状態等を確認する。そして、CPU28では、各状態に異常がない場合にはAC100V供給確認用、リレー18,19の動作状態確認用、電波状態確認用、通信回線接続確認用等の各LED25を点灯させるためにLED点灯信号を「点灯」に設定し、各状態に異常がある場合には各LED25を消灯させるためにLED点灯信号を「消灯」に設定し、そのLED点灯信号をLED電源スイッチ26に出力する。さらに、CPU28では、装置取り付けあるいは停電復旧と判定後から時間をカウントし、15分経過したか否かを判定する。15分経過した場合、CPU28では、LED点灯信号を「消灯」に全て設定し、そのLED点灯信号をLED電源スイッチ26に出力する。というのは、このような送電遠隔制御装置5が取り付けられていることを電力需要者に判らないようにするために、LEDの点灯時間を作業員の確認作業が可能な時間に制限している。
【0060】
異常制御状態検出機能について説明する。CPU28では、メモリ回路27に記憶されている制御指令と制御後の現在の制御状態とを比較し、制御指令に応じた制御状態か否か判定する。制御状態に誤りがある場合、CPU28では、制御状態異常を異常情報として設定し、10秒経過した後に、この異常情報を情報信号として通信部12を介して遠隔制御指令機器7に送信する。
【0061】
図3を参照して、遠隔制御指令機器7の構成について説明する。図3は、遠隔制御指令側の構成図である。
【0062】
遠隔制御指令機器7は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと記載する)によって構成され、電力供給事業者の事業所Oに設けられる。遠隔制御指令機器7は、電力量計部1に取り付けられている送電遠隔制御装置5に対して制御信号を送信し、遠隔から電力の供給停止/停止解除等を制御する。また、遠隔制御指令機器7は、送電遠隔制御装置5から情報信号を受信し、遠隔から供給電力等を監視する。そのために、遠隔制御指令機器7は、パソコンにおいて装置制御用ソフトウエアを実行させることによって遠隔制御指令機器7として動作し、現地確認機能を有する。このパソコンは、音声ボード7aが備えられており、事業所O内の交換機Oaを介して音声信号を送受信することができる。また、このパソコンは、通信機能及びモデム9を備えており、モデム9を介して各種信号を送受信することができる。
【0063】
なお、本実施の形態では、遠隔制御指令機器7及びモデム9によって特許請求の範囲に記載する遠隔制御指令装置を構成し、音声ボード7aが特許請求の範囲に記載する携帯用通信手段に相当する。なお、音声ボード7aの代わりにWebサーバを設置し、携帯用通信手段と送受信する方法としてもよい。
【0064】
遠隔制御指令機器7は、送電遠隔制御装置5と信号を送受信する機能を有している。遠隔制御指令機器7では、デジタルデータをパケット信号にプロトコル変換し、モデム9を介して送電遠隔制御装置5に向けて送信する。この送信されたパケット信号は、事業所O内の交換機Oaから電話回線網を介して通信事業者の交換局Tに送信され、さらに、交換局Tからパケット通信交換局Pを介して送電遠隔制御装置5に送信される。また、遠隔制御指令機器7では、送電遠隔制御装置5から送信されたパケット信号を、パケット通信交換局P、交換局T、交換機Oa、モデム9を介して受信する。そして、遠隔制御指令機器7では、このパケット信号をデジタルデータに変換する。なお、本実施の形態では、モデム9を使用したが、ターミナルアダプタが使用される場合もある。
【0065】
また、遠隔制御指令機器7は、携帯電話8と音声信号を送受信する機能を有している。遠隔制御指令機器7では、音声ボード7aから音声信号を携帯電話8に向けて送信する。この送信された音声信号は、事業所O内の交換機Oaから電話回線網を介して交換局Tに送信され、さらに、交換局Tから携帯電話交換局Cを介して携帯電話8に送信される。携帯電話8では、その音声信号を音声として出力する。また、遠隔制御指令機器7では、携帯電話8から送信された音声信号を、携帯電話交換局C、交換局T、交換機Oa、音声ボード7aを介して受信する。そして、遠隔制御指令機器7では、この音声信号を音声として出力する。
【0066】
ちなみに、携帯電話8は、電力量計部1又は送電遠隔制御装置5の点検や設置作業等を行う作業員に携帯される。そして、作業員は、その設置現場から携帯電話8によって、電力量計部1や送電遠隔制御装置5における情報を取得したり、あるいは、送電遠隔制御装置5に対して指令を与える。設置現場にいる作業員が携帯電話8によって遠隔制御する場合、まず、作業員は、送電遠隔制御装置5にAC100Vが供給されていることを確認した後、携帯電話8に事業所O内の所定の電話番号(遠隔制御指令機器7に付与された電話番号)を入力する。すると、携帯電話8が、携帯電話交換局C、交換局Tを介して交換機Oaを経由して遠隔制御指令機器7の音声ボード7aと接続される。回線接続が完了すると、作業員は、携帯電話8にその設置現場の送電遠隔制御装置5の装置番号を入力する。すると、遠隔制御指令機器7では、その装置番号を認識し、その装置番号に該当する送電遠隔制御装置5との回線を、モデム9、交換機Oa、交換局T、パケット通信交換局Pを介して接続する。この結果、遠隔制御指令機器7を介して携帯電話8と送電遠隔制御装置5との回線が接続され、携帯電話8と送電遠隔制御装置5との通信が可能となる。
【0067】
遠隔制御指令機器7における現地確認機能について説明する。現地確認機能では、遠隔制御指令機器7を操作するオペレータに対して、パソコンのモニタに様々な画面を出力したり、あるいは、音声を出力したりする。また、現地確認機能では、送電遠隔制御装置5との回線を接続する。そのために、遠隔制御指令機器7には、送電遠隔制御装置5毎の装置番号と電話番号とが記憶されている。そして、オペレータが任意の送電遠隔制御装置5との通信回線を接続するために該当する装置番号を遠隔制御指令機器7に入力した場合、現地確認機能では、入力された装置番号に対する電話番号を検索し、その検索した電話番号に基づいて該当する送電遠隔制御装置5との通信回線を接続する。
【0068】
さらに、現地確認機能では、オペレータによって入力された制御指令を制御信号として設定し、その制御信号を送電遠隔制御装置5に向けて送信する。制御指令としては、リレーの「入り」又は「切り」、電流制限等がある。オペレータが制御指令を入力する場合、各制御指令に割り当てられた数字が遠隔制御指令機器7に入力される。また、制御指令として電流制限が入力される場合、制限電流値も入力され、制御信号にこの制限電流値も設定される。
【0069】
なお、遠隔制御指令機器7は、各電力需要者の消費電力、使用料金、使用料金の支払いの有無等を月毎に格納したデータベースを備えている。遠隔制御指令機器7では、オペレータに対してこのデータベースを画面出力する。オペレータは、このデータベースにおける使用料金の支払いの有無を確認し、リレーの「入り」又は「切り」、電流制限を制御指令として設定する。使用料金が滞納されている場合や不払いの場合には制御指令としてリレーの「切り」が設定され、その滞納等が解消された場合には制御指令としてリレーの「入り」が設定される。電力の供給を完全に停止すると、寒冷地で暖房機器が使用できない等の最低限の日常生活を送ることができない場合があり、日常生活を送る上で最低限必要な電力を供給する必要がある場合には、リレーの「切り」に代わって制限電流が制御指令として設定される。
【0070】
また、現地確認機能では、送電遠隔制御装置5から送られた情報信号をデジタルデータに変換後に、その情報信号に設定されている異常情報やアンサバック情報を画面表示させる機能を有する。アンサバック情報を確認後、現地確認機能では、送電遠隔制御装置5との通信回線を切断する。特に、携帯電話8と通信回線が接続されている場合、現地確認機能では、携帯電話8に対して異常情報やアンサバック情報に相当する音声データを生成し、音声信号として携帯電話8に送信する。アンサバック情報を確認後、現地確認機能では、携帯電話8との回線を切断し、音声ボード7aでその回線切断を認識すると送電遠隔制御装置5との通信回線を切断する。
【0071】
ちなみに、オペレータは、異常情報を確認すると、その送電遠隔制御装置5の設置現場に作業員を出向かせ、その異常に対応させる。また、オペレータは、アンサバック情報に示される供給電圧や消費電流等を確認し、遠隔から電力量計部1や送電遠隔制御装置5の動作及び供給電力の状況を認識する。そのため、電力量計部1のある設置現場に作業員を出向かせることなく、電力量計部1における様々な情報を入手でき、遠隔から監視することができる。この監視により、取り付けた装置の異常、送電停止状態における盗電、制御状態の確認等も行うことができる。
【0072】
なお、遠隔制御指令機器7は、アンサバック情報によって送信される供給電圧や消費電流により、データ−ベースにおける各電力需要者の情報を自動的に更新する機能を有する場合がある。
【0073】
図1〜図3を参照して、遠隔制御指令機器7から制御信号が送信された場合の送電遠隔制御装置5の動作を図4のフローチャートに沿って説明する。図4は、送電遠隔制御装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、遠隔制御指令機器7と送電遠隔制御装置5との通信回線が接続された状態で、事業所Oにおいてオペレータが遠隔制御指令機器7に制御指令を入力し、送信ボタンを押したものとする。そして、遠隔制御指令機器7では、その入力に応じて送電遠隔制御装置5に向けて制御信号を送信する。
【0074】
送電遠隔制御装置5では、制御信号を受信する(S1)。受信後、送電遠隔制御装置5では、メモリ回路27に記憶されている現在設定されている制御状態を認識し、リレー18,19の現在の「入り」「切り」状態や電流制限状態の有無等を把握する(S2)。
【0075】
そして、送電遠隔制御装置5では、受信した制御信号の制御指令が電流制限か否かを判定する(S3)。
【0076】
S3で電流制限ではないと判定した場合、送電遠隔制御装置5では、受信した制御信号の制御指令がリレーの「入り」「切り」か否かを判定する(S4)。
【0077】
S4の制御指令がリレーの「入り」「切り」と判定した場合、送電遠隔制御装置5では、リレー18,19の現在の「入り」「切り」状態と制御指令におけるリレーの「入り」「切り」とが反対か否かを判定する(S5)。S5で反対ではない(すなわち、リレー18,19の状態が制御指令と一致している)と判定した場合、送電遠隔制御装置5では、S8の処理に移る。
【0078】
S5で反対(すなわち、リレー18,19の状態が制御指令と異なる)と判定した場合、送電遠隔制御装置5では、その制御指令をメモリ回路27に記憶し(S6)、制御指令が「入り」の場合にはリレー制御信号に「接続」を設定し、制御指令が「切り」の場合にはリレー制御信号に「開放」を設定し、リレー制御回路17に出力する(S7)。リレー制御信号が「接続」の場合、リレー18,19では各接点が接続し、負荷側への電力の供給を開始する。リレー制御信号が「開放」の場合、リレー18,19では各接点が開放し、負荷側への電力の供給を停止する。
【0079】
続いて、送電遠隔制御装置5では、電流センサ20,21で負荷電流値を測定し、その負荷電流値を認識する(S8)。さらに、送電遠隔制御装置5では、負荷電圧値及び装置種別を認識する(S9),(S10)。そして、送電遠隔制御装置5では、制御後の制御状態とメモリ回路27に記憶している制御指令とが一致しているか否かを判定する(S11)。
【0080】
S11で一致していると判定した場合、送電遠隔制御装置5では、状態を監視するモードか否かを判定する(S12)。S12で監視モードと判定した場合、制御信号を受信したか否かを判定する(S13)。送電遠隔制御装置5では、S13で制御信号を受信したと判定した場合にはS2の処理に戻り、S13で制御信号を受信していないと判定した場合にはS8の処理に戻って監視モードをループさせる。
【0081】
S12で監視モードでないと判定した場合、送電遠隔制御装置5では、現在の制御状態、負荷電流値、負荷電圧値及び装置種別をアンサバック情報として遠隔制御指令機器7に送信する(S14)。そして、送電遠隔制御装置5では、送信フラグを確認し、アンサバック情報を規定回数送信したか否かを判定し(S15)、送信していない場合には規定回数の再送処理を行う(S16)。送信を完了した場合、送電遠隔制御装置5では、装置が取り外されているか否かを判定する(S17)。S17で取り外されていると判定した場合、送電遠隔制御装置5では、処理を終了する。S17で取り外されていないと判定した場合、送電遠隔制御装置5では、監視モードフラグをオンし(S18)、S12の処理に戻って監視モードをループさせる。
【0082】
なお、送電遠隔制御装置5を取り外す場合、装置を端子台3aから取り外すことにより装置に電源が供給されなくなる。この場合、送電遠隔制御装置5では、電源電圧監視回路16において電源の供給が無くなったことを認識することにより、装置が取り外されているか否かを確認できる。送電遠隔制御装置5では、電源の供給がないことを認識すると、CPU電源保持回路15で保持している直流電源を利用し、無線使用時はパケット通信による通信回線の遮断処理を実行する。
【0083】
S11で一致していないと判定した場合、送電遠隔制御装置5では、制御状態が異常であることを確認する(S19)。
【0084】
S3で制御指令が電流制限であると判定した場合、送電遠隔制御装置5では、制限電流値をメモリ回路27に記憶させ(S20)、上記と同様にS5〜S10までの処理を実行する。そして、送電遠隔制御装置5では、制御指令が電流制限となっているので、S11で制御指令が一致していないと判定し、S19の処理を実行する。
【0085】
S19の処理後、送電遠隔制御装置5では、メモリ回路27に記憶されている制御指令が電流制限か否かを判定する(S21)。
【0086】
S21で電流制限と判定した場合、送電遠隔制御装置5では、メモリ回路27から制限電流値を読み出し、S9で認識した負荷電流値が制限電流値の120%を超えるか否かを判定する(S22)。S22で120%を超えないと判定した場合、送電遠隔制御装置5では、S12の処理に戻って、監視モードをループさせる。
【0087】
S22で120%を超えていると判定した場合、送電遠隔制御装置5では、タイマのカウントを開始する(S23)。そして、送電遠隔制御装置5では、120%を超えた状態が連続して2分間経過したか否かを判定する(S24)。S24で2分間経過していないと判定した場合、送電遠隔制御装置5では、S22の処理に戻り、2分間経過するまでループする。
【0088】
S24で2分間経過していると判定した場合、送電遠隔制御装置5では、リレー制御信号に「開放」を設定し、リレー制御回路17に出力する(S25)。すると、リレー18,19では各接点を開放し、負荷側への電力の供給を停止する。そして、送電遠隔制御装置5では、この制御終了後、電流制限における動作を変更した後の制御状態をメモリ回路27に記憶させる(S26)。さらに、送電遠隔制御装置5では、電流制限値を超えたことを知らせる警報を異常情報として遠隔制御指令機器7に送信し(S27)、S12の処理に戻って、監視モードをループさせる。
【0089】
S21で電流制限でないと(つまり、制御指令と現在の制限状態が一致していない異常状態と)判定した場合、送電遠隔制御装置5では、10秒をカウントする(S28)。10秒経過後、送電遠隔制御装置5では、制御が異常であることを知らせる警報を異常情報として遠隔制御指令機器7に送信し(S29)、S12の処理に戻って、監視モードをループさせる。
【0090】
この送電遠隔制御システムによれば、各電力需要者の電力量計部1の設置現場まで作業員を出向かせることなく、事業所Oにおける遠隔制御指令機器7からの指令によって電力の供給停止/停止解除及び電流制限を行うことができる。この際、オペレータが制御指令を入力するだけなので、専門的な電気工事技術等を必要としないし、昼でも夜でも迅速に電力の供給停止及びその復旧を行うことができる。そのため、電力供給事業者における送電停止/復旧作業を効率的に行うことができ、作業員を削減することができる。
【0091】
また、この送電遠隔制御システムによれば、事業所Oにおける遠隔制御指令機器7において電力量計部1や送電遠隔制御装置5の動作及び供給電力の状況を監視することができるので、設置現場まで作業員を出向かせなければ確認できなかった情報を遠隔から確認することができる。したがって、24時間体制での監視も可能となり、電力量計部1や送電遠隔制御装置5あるいは供給電力に異常が発生した場合には、迅速に対応することができる。
【0092】
また、この送電遠隔制御システムによれば、遠隔制御指令機器7を介して携帯電話8によって送電遠隔制御装置5との通信を行うことができるので、事業所Oに限らず、どこからでも遠隔制御が可能である。したがって、設置現場の作業員でも、遠隔制御指令機器7と同様の制御指令送信や情報の受信を行うことができる。
【0093】
さらに、この送電遠隔制御システムによれば、既に設置されている電力量計部1に送電遠隔制御装置5を簡単に取り付けあるいは取り外しを行うことができるので、遠隔制御を行うために、全ての電力量計部1に送電遠隔制御装置5を予め組み付けておく必要がない。そのため、使用料金の未払い等の送電遠隔制御装置5を取り付ける必要のある電力需要者に対してだけ送電遠隔制御装置5を取り付けることができ、賃貸住宅の場合には居住者の転居/転入に応じて送電遠隔制御装置5の取り付け/取り外しを臨機応変に行うことができる。その結果、送電遠隔制御装置5の必要台数を削減でき、遠隔制御による電力の供給停止/停止解除を低コストで実現することができる。
【0094】
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
【0095】
例えば、本実施の形態では送電遠隔制御装置からの通信及び携帯電話からの通信を無線で行う構成としたが、通信事業者が提供する電話回線や専用回線等の有線で行う構成でもよい。有線の場合には、パケット通信交換局や携帯電話交換局を経由することなく、電話回線や専用線によって通信が行われる。
【0096】
また、本実施の形態では携帯電話によって遠隔制御指令装置との通信を行う構成としたが、PHSや携帯用のパソコン等の他の携帯端末でもよい。
【0097】
また、本実施の形態では単相3線式の給電方式を適用としたが、単相2線式等の他の給電方式に適用してもよい。例えば、単相2線式の場合、送電遠隔制御装置では3L側に接続されている負荷接続線や3L側リレー等の3L側の構成を無くせばよい。
【0098】
また、本実施の形態では電力量計部に送電遠隔制御装置が格納された構成としたが、電力量計の外部に取り付ける構成でもよい。また、電力量計に送電遠隔制御装置が後から取り付ける構成としたが、電力量計に予め取り付けておいてもよい。
【0099】
また、本実施の形態では送電遠隔制御装置に様々な機能を有する構成としたが、少なくとも電力供給停止/停止解除機能を有していればよく、その他の機能を有していてもよい。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、遠隔からの電力の供給停止/停止解除を任意の電力需要者に対して可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る送電遠隔制御装置が取り付けられた電力量計であり、(a)がカバーを外した場合の正面図であり、(b)がカバーを外した場合の側面図である。
【図2】本実施の形態に係る送電遠隔制御装置の構成図である。
【図3】本実施の形態に係る遠隔制御指令側の構成図である。
【図4】本実施の形態に係る送電遠隔制御装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電力量計部、2…電力量計計器箱ベース、3…電力量計本体、3a…端子台、3b…ねじ部、4…無停電バイパス端子、4a,4b…引き込み線固定部、4c…1L側リード線、4d…3L側リード線、4e,4f…1L側端子、4g,4h・・・3L側端子、5…送電遠隔制御装置、5a…固定ねじ、5b…1L側負荷接続線、5c…3L側負荷接続線、5d,5e…バナナ端子、5f…装置電源供給用プローブ、6a…1L側引き込み線,6b…3L側引き込み線、7・・・遠隔制御指令機器、8・・・携帯電話、9…モデム、10・・・保護回路、11・・・電源回路、12・・・通信部、13…通信処理回路、14…機種認識回路、15…CPU電源保持回路、16…電源電圧監視回路、17…リレー制御回路、18…1L側リレー、19…3L側リレー、20…1L側電流センサ、21…3L側電流センサ、22…電流電圧変換回路、23…ADコンバータ、24…電圧認識回路、25…LED、26…LED電源スイッチ、27…メモリ回路、28…CPU

Claims (7)

  1. 電力供給側から電力需要側に供給される電力を計測する電力量計に取り付けられ、遠隔からの指令により電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御装置であって、遠隔からの制御信号を受信する通信手段と、電力量計部の送電系に取り外し自在に接続され、前記電力需要側に電力を供給するための送電路を遮断/接続する遮断手段と、前記制御信号に基づいて前記遮断手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記制御信号が電力供給停止指令の場合には前記遮断手段により前記送電路を遮断し、前記制御信号が電力停止解除指令の場合には前記遮断手段により前記送電路を接続することを特徴とする送電遠隔制御装置。
  2. 前記通信手段は、遠隔に情報信号を送信可能であり、前記制御手段は、前記電力量計において取得した情報を情報信号に設定し、前記通信手段を介して送信することを特徴とする請求項1に記載する送電遠隔制御装置。
  3. 前記電力需要側に供給される電力の状態を検出する電力状態検出手段を備え、前記制御手段は、前記電力状態検出手段で検出した電力状態を情報信号に設定し、前記通信手段を介して送信することを特徴とする請求項2に記載する送電遠隔制御装置。
  4. 前記電力需要側が消費している電流を検出する電流検出手段を備え、前記制御手段は、前記制御信号が電流制限指令の場合、前記電流制限指令の制限電流値と前記電流検出手段で検出した電流値とを比較し、電力供給停止条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載する送電遠隔制御装置。
  5. 前記制御手段は、異常を検出した場合、異常状態を前記情報信号に設定し、前記通信手段を介して送信することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載する送電遠隔制御装置。
  6. 遠隔からの指令により、電力供給側から電力需要側に供給される電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御システムであって、電力供給側から電力需要側に供給される電力を計測する電力量計に取り付けられ、遠隔からの指令により電力の供給停止/停止解除を行う送電遠隔制御装置と、前記送電遠隔制御装置により電力の供給停止/停止解除を行うために、前記送電遠隔制御装置に指令する遠隔制御指令装置とを備え、前記送電遠隔制御装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載する送電遠隔制御装置であることを特徴とする送電遠隔制御システム。
  7. 前記遠隔制御指令装置は、携帯端末と信号を送受信する携帯用通信手段を備えることを特徴とする請求項6に記載する送電遠隔制御システム。
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