JP2010193585A - 遠隔送電制御機器収納箱 - Google Patents

遠隔送電制御機器収納箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2010193585A
JP2010193585A JP2009033859A JP2009033859A JP2010193585A JP 2010193585 A JP2010193585 A JP 2010193585A JP 2009033859 A JP2009033859 A JP 2009033859A JP 2009033859 A JP2009033859 A JP 2009033859A JP 2010193585 A JP2010193585 A JP 2010193585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
power transmission
remote power
transmission control
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009033859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5268697B2 (ja
Inventor
Hironori Asai
洋徳 浅井
Hiroki Amitani
弘樹 網谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2009033859A priority Critical patent/JP5268697B2/ja
Publication of JP2010193585A publication Critical patent/JP2010193585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268697B2 publication Critical patent/JP5268697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

【課題】制御機器本体及び送受信機を外部に露出させないで、遠隔送電制御機器簡便に設置できるようにする。
【解決手段】凹部21を有するベースユニット12とベースユニット12に対して開閉自在な蓋ユニット13とを有する箱本体14を備える。保持部16は、箱本体14の閉状態を保持する。凹部21には、遠隔送電制御機器120の制御機器本体121を収納する制御機器本体収納部23と、遠隔送電制御機器120の送受信機122を収納する送受信機収納部24とが設けられる。箱本体14の一面に設けられる導出部18は、制御機器本体121に接続するケーブル123a,125a,126aを外部に導出させる。そして、吊下部17が箱本体14を吊下げ状態にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電力会社が各地域に設定しているコントロールセンタからの無線信号によって需要家への電力の供給をオンオフするための遠隔送電制御機器を収納する遠隔送電制御機器収納箱に関する。
電力会社は、需要家の住居等へ設置している計器ボックスが収納する電力量計の計量値に基づいて月々の使用量を算出して、需要家に電気料金を課する。需要家は、口座振替や振込みによって電気料金を支払う。
図9は、計器ボックス201が収納する電力量計100を模式的に示す正面図である。図9の計器ボックス201は、正面カバー202(図6及び図7参照)を取り外した状態である。そのため、計器ボックス201から電力量計100が露出している。電力量計100は、正面にメーター部101aを配置する電力量計本体101と、電力量計本体101の下方領域に位置する端子部102とを備える。端子部102は、一次側端子102a及び二次側端子102bを備える。端子部102に対する不正行為を防止する端子用保護カバー(図示せず)が端子部102を固定的に覆う。一次側端子102aに一次側ケーブル110が接続し、二次側端子102bに二次側ケーブル111が接続する。これにより、負荷側への給電が可能となり、電力量計本体101は、正常作動可能な状態となる。
ところで、電気料金の支払い期限日が到達しても需要家が支払をしない場合がある。この場合、担当者が電気料金を支払わない需要家の住居を訪問して直接事情を聴取する。聴取の結果、担当者が支払の見込みがないと判断する場合、担当者は、二次側端子102bに接続する二次側ケーブル111を取り外す。つまり、担当者は、給電中止のための作業をする。そして、需要家が未払い分の電気料金を支払った際には、担当者が支払を行った需要家の住居を再び訪問する。そして、担当者は、二次側ケーブル111を電力量計100の端子部102に接続する。つまり、担当者は、給電再開のための作業をする。
担当者は、上記のような住居訪問を伴う給電中止及び給電再開のための作業を行う。そのため、需要家の都合によっては、給電再開のための作業時間帯が早朝や夜間になることがある。作業時間帯が早朝や夜間である場合、担当者の負担が増す。
また、需要家が未払い分の電気料金を支払った時点から給電再開までにタイムラグが発生すると需要家に不要な迷惑をかけてしまう。そのため、担当者は、支払時点から直ちに住居を訪問して給電再開の作業を行わなければならず、担当者の作業負担が大きい。
そこで、近年、担当者の作業負担の軽減が図られている。すなわち、電力会社が各地域に設置しているコントロールセンタ(図示せず)からの無線信号によって電力供給のオンオフをする遠隔送電制御機器120(図10参照)を需要家の住居に既設の電力量計本体101に設置する運用がなされている(例えば、特許文献1を参照)。これによれば、支払時点で担当者が住居に赴くことなく給電再開できるため、担当者の作業負担が軽減される。
図10は、遠隔送電制御機器120を示す斜視図である。遠隔送電制御機器120は、スイッチング機能を有する制御機器本体121と、制御機器本体121にケーブル122cを介して接続する送受信機122とを主体とする。送受信機122は、回転支点122bを支点にして回転自在なアンテナ122aを介して、コントロールセンタとの間で信号を送受信する。制御機器本体121は、ケーブル123aの端部に、電力量計100の一次側電源部に接続する電源プラグ123を有する。また、制御機器本体121は、ケーブル125aの端部に無停電端子接続プラグ125を有し、ケーブル126aの端部に無停電端子接続プラグ126を有する。さらに、制御機器本体121は、電力量計本体101に対して着脱自在に取り付けるための固定ベルト130を有する。
ここで、無停電端子ユニット135(図11参照)が、二次側端子102bから取り外された二次側ケーブル111に接続することによって、電力量計100と需要家側の負荷との間に挿入される。遠隔送電制御機器120は、無停電端子ユニット135を介して、電力量計100と負荷との間の電気的接続をオンオフする。
図11は、遠隔送電制御機器120が無停電端子ユニット135を介して電力量計100に接続する場合の回路構成を示す模式図である。無停電端子ユニット135は、2つの接続端子136及び接続端子137を有する。接続端子136には、遠隔送電制御機器120が有する無停電端子接続プラグ125が接続し、接続端子137には、無停電端子接続プラグ126が接続する。さらに、無停電端子ユニット135は、スイッチ部138aに着脱することによりスイッチ部138aをオンオフするバイパスプラグ139を有する。スイッチ部138aは、電力量計100の二次側端子102bと負荷との間を接続する接続線138の途中に設けられる。接続線138の一端には、二次側端子102bと接続するための端子138bが配置され、接続線138の他端には、負荷と接続するための端子138cが配置される。また、接続端子136及び接続端子137は、スイッチ部138aを間に挟んで接続線138に接続する。
電力量計100に遠隔送電制御機器120を取り付ける場合、二次側ケーブル111を無停電端子ユニット135の一方の端子138cに接続すると共に、他方の端子138bを二次側端子102bに接続する。また、バイパスプラグ139は離脱させておくので、電力量計100の二次側端子102bと負荷との間には制御機器本体121のスイッチ121aが介挿された状態となっている。スイッチ121aは、コイル121bへの通電のオンオフによってオンオフするリレー構成を備える。コイル121bは、送受信機122からの信号によって励磁・非励磁を切り替える。
需要家が未払い状態の電気料金を支払った場合には、遠隔制御により電力供給を開始する。その後、担当者が現地に出向いて遠隔送電制御機器120を取り外す。
特開2007−288946公報 特開2009−2755公報
遠隔送電制御機器120を電力量計本体101に取り付ける場合、担当者は、計器ボックス201内の残されているスペースに遠隔送電制御機器120を収納する。例えば、送受信機122を電力量計本体101の上方領域に配置し、制御機器本体121を電力量計本体101の下方領域に配置する。遠隔送電制御機器120の制御機器本体121及び送受信機122を計器ボックス201内に設置する理由は、これらは電子機器であるため計器ボックス201の外側に設置すると雨や雪に濡れて故障してしまうからである。また、第三者が容易に触れることができる環境では、安全性で問題があるからである。
しかし、計器ボックス201は、電力量計100を収納するためのものであり、遠隔送電制御機器120の収納を想定していない。したがって、計器ボックス201内に残されているスペースは、狭く限られている。そうすると、計器ボックス201が収納する制御機器本体121及び送受信機122は無理な姿勢になり易く、接続部分等が外れてしまうおそれが常にある。
また、計器ボックス201の種類によっては、制御機器本体121や送受信機122を収納するための僅かなスペースすら確保できないものがある。この場合、上述のように雨による故障や第三者への安全性の問題から制御機器本体121や送受信機122を外部に露出させることができないので、担当者は遠隔送電制御機器120の設置をあきらめなければならない。
ここで、特許文献2は、電力量計と共に遠隔送電制御機器を収納できる計器ボックスを開示している。しかし、担当者は既設の計器ボックスを取り外してから特許文献2が開示する計器ボックスを新たに取り付けなければならず、遠隔送電制御機器の設置作業は極めて煩雑な作業になってしまう。上述のように、需要家の支払い状況が改善した場合には遠隔送電制御機器は取り外されるため、遠隔送電制御機器の設置作業は簡便であることが望ましい。
本発明の目的は、制御機器本体及び送受信機を外部に露出させないで簡便に遠隔送電制御機器を設置できるようにすることである。
本発明の遠隔送電制御機器収納箱は、内側に凹部を有するベースユニットと当該凹部を覆い前記ベースユニットに対して開閉自在な蓋ユニットとを有する箱本体と、前記箱本体の閉状態を保持する保持部と、前記凹部に設けられ、スイッチング機能を有する制御機器本体と前記制御機器本体に接続されアンテナを介して信号の送受信をする送受信機とを備える遠隔送電制御機器の前記制御機器本体を収納する制御機器本体収納部と、前記凹部に設けられ、前記送受信機を収納する送受信機収納部と、前記箱本体の一面に設けられ、前記制御機器本体に接続するケーブルを前記箱本体の外部に導出させる導出部と、前記箱本体を吊下げ状態にする吊下部と、を備える。
本発明によれば、制御機器本体及び送受信機は箱本体に収納され箱本体の閉状態が保持されるので、外部に露出せず、雨や雪に濡れることはなく第三者も容易に触れることができないし、さらに、箱本体を吊下げ状態にできるので、遠隔送電制御機器を電力量計の計器ボックスの下方や側面等に簡便に設置できる。
遠隔送電制御機器収納箱を示す斜視図である。 図1とは別の方向から見た遠隔送電制御機器収納箱を示す斜視図である。 蓋ユニットを開いた状態の遠隔送電制御機器収納箱を示す正面図である。 蓋ユニットを開いた状態の遠隔送電制御機器収納箱の別の一例を示す正面図である。 蓋ユニットを開いた状態の遠隔送電制御機器収納箱のさらに別の一例を示す正面図である。 吊下げ状態の遠隔送電制御機器収納箱を示す正面図である。 別の吊下げ状態の遠隔送電制御機器収納箱を示す側面図である。 遠隔送電制御機器収納箱の別の一例を示す斜視図である。 計器ボックスが収納する電力量計を模式的に示す正面図である。 遠隔送電制御機器を示す斜視図である。 遠隔送電制御機器が無停電端子ユニットを介して電力量計に接続する場合の回路構成を示す模式図である。
本発明の実施の形態について図1ないし図8に基づいて説明する。
図1は、遠隔送電制御機器収納箱11を示す斜視図である。遠隔送電制御機器収納箱11は、直方体状を有する樹脂製の箱本体14を主体とする。箱本体14は、互いに重なり合うベースユニット12と蓋ユニット13とを有する。蓋ユニット13は、ベースユニット12よりも厚みが薄い。ベースユニット12と蓋ユニット13とは、箱本体14の一面(以下、支点部面14aと呼ぶ)に設けられる支点部15によって接合している。蓋ユニット13は、支点部15を支点にして、ベースユニット12に対して開閉する。
箱本体14における支点部面14aとは反対側の面(以下、保持部面14bと呼ぶ)には保持部16が設けられる。保持部16は、蓋ユニット13がベースユニット12に対して閉じた状態である箱本体14の閉状態を保持する。保持部16は、ベースユニット12と一体に設けられた半円板状の突出片16aと、蓋ユニット13と一体に設けられて閉状態で突出片16aと重なる半円板状の突出片16bとを有する。突出片16aと突出片16bとには、重なり合う貫通孔であるネジ孔16cが形成される。ネジ孔16cにネジ16dが嵌め込まれて、突出片16aと突出片16bとが接合される。さらに、突出片16aと突出片16bとには、ネジ孔16cとは別の貫通孔である針金孔16eが形成される。針金16fが針金孔16eに通されて堅く結ばれる。このようにして、保持部16は、箱本体14の閉状態を保持する。保持部16が保持する箱本体14の閉状態は、第三者が工具等を使用しないで例えば素手で容易に解除できるものではない。なお、保持部16は、本実施の形態に限られず、第三者が容易に箱本体14の閉状態を解除できるものでなければ良い。
図2は、図1とは別の方向から見た遠隔送電制御機器収納箱11を示す斜視図である。箱本体14における支点部面14aと保持部面14bと間の面であってベースユニット12のみが形成する面(以下、背面14cと呼ぶ)には、樹脂製の吊下部17がベースユニット12と一体に設けられる。吊下部17は、鞄の持ち手のようなアーチ形状を有する。吊下部17は、箱本体14における一つの面(以下、上面14dと呼ぶ)に寄せて配置され、上面14dよりも突出する。
箱本体14における支点部面14aと保持部面14bと背面14cとに接続する面であって、上面14dとは反対側方向の面(以下、下面14eと呼ぶ)には、2つの導出部18が配置されている。導出部18は、中心点から放射線状(図2では十字状)切れ目を形成しているゴム製の防水蓋18aを有する。また、円盤状の防水蓋18aは、外周面に溝18aa(図3参照)を形成している。防水蓋18aの溝18aaに対して、ベースユニット12と蓋ユニット13とが嵌まり込む。そのため、ベースユニット12と蓋ユニット13とには、溝18aaに嵌まり込む円周形状の切り欠きが形成されている。
ここで、ネジ孔16cからネジ16dを抜き、針金16fを解いて針金孔16eから抜くと、保持部16は箱本体14の閉状態の保持を解除する。そして、蓋ユニット13をベースユニット12に対して離反させると、蓋ユニット13が開く。蓋ユニット13が開くことにより、箱本体14の内部が露出する。
図3は、蓋ユニット13を開いた状態の遠隔送電制御機器収納箱11を示す正面図である。蓋ユニット13は、直方体状に窪んだ凹部31を内側に形成している。同様に、ベースユニット12も、直方体状の窪んだ凹部21を内側に形成している。
ベースユニット12の凹部21には、ベースユニット12の長手方向に沿って仕切板22がベースユニット12と一体的に設けられている。仕切板22は、凹部21に2つの長方形状の空間を並列に形成する。下面14e側の空間(以下、制御機器本体収納部23と呼ぶ)は、遠隔送電制御機器120の制御機器本体121を収納する。上面14d側の空間(以下、送受信機収納部24と呼ぶ)は、遠隔送電制御機器120の送受信機122を収納する。遠隔送電制御機器120については、図10に基づいて詳細を述べたので説明を省略する。送受信機122は、制御機器本体121よりもコンパクトで厚みが薄い。そのため、仕切板22は、凹部21の中心位置よりも上面14dに寄せて配置されている。つまり、送受信機収納部24の短手方向は、制御機器本体収納部23の短手方向よりも狭くなっている。
制御機器本体収納部23と送受信機収納部24とを接続するケーブル122cは、一例として、凹部21における支点部15側の空間に収納される。また、制御機器本体121に接続する電源プラグ123のケーブル123a、無停電端子接続プラグ125のケーブル125a、及び、無停電端子接続プラグ126のケーブル126aは、制御機器本体121の周囲に沿わせて凹部21に収納される。そして、一例として、ケーブル123a及びケーブル125aが、支点部15寄りの一方の防水蓋18aの切れ目から箱本体14の外部へと導出され、ケーブル126aが、他方の防水蓋18aの切れ目から箱本体14の外部へと導出される。
ベースユニット12の凹部21は、制御機器本体収納部23及び送受信機収納部24よりもベースユニット12の保持部面14bに寄せた位置に、さらに、制御機器本体収納部23又は送受信機収納部24の長手方向と直交する方向に長い空間(以下、アンテナ収納部25と呼ぶ)を確保している。ところで、送受信機122が一端に配置するアンテナ122aは、回転支点122bを支点にして回転自在である。送受信機122は、回転支点122bをベースユニット12の保持部面14bに向けて送受信機収納部24に収納される。このとき、アンテナ122aは、自由端をベースユニット12の下面14eに向けた姿勢にされてアンテナ収納部25に収納される。
図4は、蓋ユニット13を開いた状態の遠隔送電制御機器収納箱11の別の一例を示す正面図である。図4に示すように、送受信機122のアンテナ122aが伸縮自在構造を有し、アンテナ122aを伸長状態で使用する場合が考えられる。伸長状態のアンテナ122aは、アンテナ収納部25に収まりきらない。この場合、箱本体14の下面14eにおける保持部面14bに寄せた位置に、導出部18と同様の構成を有するアンテナ導出部19を設ければ良い。すなわち、アンテナ導出部19は、中心点から放射線状切れ目を形成しているゴム製の防水蓋19aを有する。防水蓋19aの溝19aaに嵌まり込む形状の切り欠きがベースユニット12と蓋ユニット13とに形成されている。
まず、アンテナ122aを短縮状態にして送受信機122を送受信機収納部24に収納する。このとき、アンテナ122aは、自由端を下面14eに向けた姿勢でアンテナ収納部25に収納される。そして、伸縮自在なアンテナ122aを延ばし、その自由端を防水蓋19aの切れ目から箱本体14の外部へと導出させる。
ところで、制御機器本体収納部23と送受信機収納部24とは、位置関係が逆でも良い。しかし、送受信機収納部24が下面14e側に有る場合には、回転支点122bからアンテナ導出部19までの距離が短いため、送受信機122を送受信機収納部24に収納した後にアンテナ122aを延ばしてアンテナ導出部19から導出させるという作業の作業性が悪い。送受信機収納部24が下面14e側に有る場合、短縮状態のアンテナ122aをアンテナ導出部19から導出させながら、送受信機122を送受信機収納部24に収納しなければならない。つまり、送受信機収納部24を上面14d側に設けることにより、作業性が向上する。
図5は、蓋ユニット13を開いた状態の遠隔送電制御機器収納箱11のさらに別の一例を示す正面図である。図3及び図4に示す遠隔送電制御機器収納箱11が制御機器本体121と送受信機122とを横倒しに収納しているのに対して、図5に示す遠隔送電制御機器収納箱11は、制御機器本体121と送受信機122とを縦に収納する。つまり、制御機器本体収納部23と送受信機収納部24とが縦向きに設けられている。
凹部21における送受信機収納部24の下面14e側に、アンテナ導出部19は、送受信機122と対向する位置に配置される。送受信機122は、制御機器本体121よりも長手方向が短いため、送受信機収納部24に収納されると図5に示すように、上面14d側に空間を余らせる。送受信機122を収納する際には、送受信機122をこの空間に寄せつつアンテナ122aをアンテナ導出部19から導出させることで、送受信機122の収納を無理なく行える。
遠隔送電制御機器120の制御機器本体121と送受信機122とをベースユニット12の凹部21に収納したならば、凹部21を覆うようにして、蓋ユニット13を閉じる。次に、吊下部17によって、遠隔送電制御機器収納箱11の箱本体14を、計器ボックス201の傍らで吊下げ状態にする。
図6は、吊下げ状態の遠隔送電制御機器収納箱11を示す正面図である。正面カバー202を取り付けた状態の計器ボックス201の両側面には、両面テープ(図示せず)によって、一対のフック部材301を固定的に付着させている。一対のフック部材301には、紐302の両端が結び付けられている。紐302は、計器ボックス201の下方領域に垂れ下がっている。このとき、紐302をアーチ状の吊下部17に通す。こうして、図6に示すように、遠隔送電制御機器収納箱11の箱本体14は、計器ボックス201の下方領域で、吊下げ状態となる。
図7は、別の吊下げ状態の遠隔送電制御機器収納箱11を示す側面図である。計器ボックス201の一側面には、両面テープ(図示せず)によって、フック部材401を固定的に付着させている。そして、フック部材401のフック部分に吊下部17を掛ける。こうして、図7に示すように、遠隔送電制御機器収納箱11の箱本体14は、計器ボックス201の側面領域で、吊下げ状態となる。
箱本体14の導出部18が導出させるケーブル125a(図6及び図7では不図示)等は、計器ボックス201に設けられる導入部(図示せず)から計器ボックス201へと導入される。
なお、吊下部17の形状は、本実施の形態のように、鞄の持ち手のようなアーチ形状に限られない。例えば、吊下部17の形状が、図8に示すように、フック状であっても良い。
図8は、遠隔送電制御機器収納箱11の別の一例を示す斜視図である。図8に示す遠隔送電制御機器収納箱11が有する吊下部17は、フック状である。すなわち、吊下部17は、箱本体14の背面14cから上面14dの方向に突出して鋭角に屈曲している。このような吊下部17によれば、紐302やフック部材401を別途用意することなく、計器ボックス201に設けられているスリット(図示せず)等に、吊下部17を引掛けて、箱本体14を吊下げ状態にすることができる。
以上説明したように、本実施の形態の遠隔送電制御機器収納箱11によれば、閉状態の箱本体14が制御機器本体121及び送受信機122を覆い、導出部18には防水蓋18aが設けられるので、制御機器本体121及び送受信機122が雨や雪に濡れて故障してしまうことを防止できる。また、吊下げ状態では、導出部18が配置されている箱本体14の下面14eは、地面と対面し、上方や側方に向く面とならない。そのため、防水蓋18a(及び防水蓋19a)の切れ目から雨が入り込んでしまうことがさらに防止される。
また、本実施の形態の遠隔送電制御機器収納箱11によれば、箱本体14が制御機器本体121及び送受信機122を覆い隠しているので、第三者の目に触れることはない。さらに、箱本体14の閉状態を保持部16が保持しているので、第三者が誤って触れてしまうこともない。したがって、第三者に対する安全性も確保される。
また、本実施の形態の遠隔送電制御機器収納箱11によれば、制御機器本体収納部23と送受信機収納部24とが並列配置されているため、凹部21に無駄なスペースが無く、遠隔送電制御機器収納箱11の大きさ形状をコンパクトにして、遠隔送電制御機器120の制御機器本体121と送受信機122とを収納することができる。
また、本実施の形態の遠隔送電制御機器収納箱11によれば、凹部21が仕切板22によって2つの空間(制御機器本体収納部23及び送受信機収納部24)に仕切られている。そのため、作業する担当者は、制御機器本体121と送受信機122との収納位置に迷いが生じない。仮に仕切板22が無ければ、収納位置に迷いが生じてしまう。さらに、送受信機122が制御機器本体121よりもコンパクトで厚みが薄いという実情に合わせて、送受信機収納部24の短手方向が制御機器本体収納部23の短手方向よりも狭くなっている。つまり、制御機器本体収納部23及び送受信機収納部24の形状が制御機器本体121及び送受信機122の形状に沿っている。そのため、作業する担当者は、送受信機122よりも厚い制御機器本体121を誤って制御機器本体収納部23よりも狭い送受信機収納部24に収納してしまうという配置のミスを起こしにくくなる。
また、本実施の形態の遠隔送電制御機器収納箱11によれば、既設の計器ボックス201を取り外して遠隔送電制御機器120のためのスペースを設けた別の計器ボックス(図示せず)を新たに設置する、といった作業を必要とせず、既設の計器ボックス201に対して吊下げ状態にするだけでよい。すなわち、遠隔送電制御機器120の設置作業が非常に簡便なものとなる。
11…遠隔送電制御機器収納箱
12…ベースユニット
13…蓋ユニット
14…箱本体
14e…下面
16…保持部
17…吊下部
18…導出部
18a…防水蓋
19…アンテナ導出部
19a…防水蓋
21…凹部
23…制御機器本体収納部
24…送受信機収納部
120…遠隔送電制御機器
121…制御機器本体
122a…アンテナ
122…送受信機
123a…ケーブル
125a…ケーブル
126a…ケーブル

Claims (7)

  1. 内側に凹部を有するベースユニットと当該凹部を覆い前記ベースユニットに対して開閉自在な蓋ユニットとを有する箱本体と、
    前記箱本体の閉状態を保持する保持部と、
    前記凹部に設けられ、スイッチング機能を有する制御機器本体と前記制御機器本体に接続されアンテナを介して信号の送受信をする送受信機とを備える遠隔送電制御機器の前記制御機器本体を収納する制御機器本体収納部と、
    前記凹部に設けられ、前記送受信機を収納する送受信機収納部と、
    前記箱本体の一面に設けられ、前記制御機器本体に接続するケーブルを前記箱本体の外部に導出させる導出部と、
    前記箱本体を吊下げ状態にする吊下部と、
    を備える遠隔送電制御機器収納箱。
  2. 前記導出部は、切れ目を有するゴム製の防水蓋を備える、
    請求項1記載の遠隔送電制御機器収納箱。
  3. 前記導出部は、吊下げ状態における前記箱本体の下面となる面に設けられる、
    請求項2記載の遠隔送電制御機器収納箱。
  4. 前記凹部に設けられて当該凹部を仕切り、前記制御機器本体収納部と前記送受信機収納部とを形成する仕切板を備える、
    請求項3記載の遠隔送電制御機器収納箱。
  5. 前記箱本体の一面に設けられ、前記アンテナを前記箱本体の外部に導出させるアンテナ導出部を備える、
    請求項1ないし4のいずれか一記載の遠隔送電制御機器収納箱。
  6. 前記アンテナ導出部は、切れ目を有するゴム製の防水蓋を備える、
    請求項5記載の遠隔送電制御機器収納箱。
  7. 前記アンテナ導出部は、吊下げ状態における前記箱本体の下面となる面に設けられる、
    請求項6記載の遠隔送電制御機器収納箱。
JP2009033859A 2009-02-17 2009-02-17 遠隔送電制御機器収納箱 Active JP5268697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033859A JP5268697B2 (ja) 2009-02-17 2009-02-17 遠隔送電制御機器収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033859A JP5268697B2 (ja) 2009-02-17 2009-02-17 遠隔送電制御機器収納箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010193585A true JP2010193585A (ja) 2010-09-02
JP5268697B2 JP5268697B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42819035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009033859A Active JP5268697B2 (ja) 2009-02-17 2009-02-17 遠隔送電制御機器収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5268697B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103648823A (zh) * 2011-06-30 2014-03-19 三菱电机株式会社 车厢用辅助电源装置
JP2016170119A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 埼広エンジニヤリング株式会社 記録計及び締結構造
JP2018109563A (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 中国電力株式会社 電力量計検査装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001035670A (ja) * 1999-07-27 2001-02-09 Matsushita Electric Works Ltd 制御端末器
JP2003047137A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Yazaki Corp グロメット
JP2004229400A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Docomo Mobile Hokkaido Inc 送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システム
JP2006275800A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電力量計用通信装置
JP2007074862A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Kyushu Electric Power Co Inc 再送電遠隔制御装置及び再送電遠隔制御システム
JP2009002755A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 計器ボックス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001035670A (ja) * 1999-07-27 2001-02-09 Matsushita Electric Works Ltd 制御端末器
JP2003047137A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Yazaki Corp グロメット
JP2004229400A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Docomo Mobile Hokkaido Inc 送電遠隔制御装置及び送電遠隔制御システム
JP2006275800A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電力量計用通信装置
JP2007074862A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Kyushu Electric Power Co Inc 再送電遠隔制御装置及び再送電遠隔制御システム
JP2009002755A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 計器ボックス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103648823A (zh) * 2011-06-30 2014-03-19 三菱电机株式会社 车厢用辅助电源装置
JP2016170119A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 埼広エンジニヤリング株式会社 記録計及び締結構造
JP2018109563A (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 中国電力株式会社 電力量計検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5268697B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2939832T3 (es) Dispositivo de sujeción y carga para un terminal móvil
US8737026B2 (en) Electric vehicle charging cord set
US10312707B2 (en) Hand tool case holding device
CN210868092U (zh) 充电盒体及耳机充电系统
BR112020004755B1 (pt) Cabo e adaptador de carregamento para carregar eletricamente uma fonte de energia armazenada em um dispositivo de fonte de alimentação
EP1294068A2 (en) Module plug for an electronic trip unit
JP5268697B2 (ja) 遠隔送電制御機器収納箱
JP2006136192A (ja) 用具ラック及び用具を付勢するシステム
CA2978772A1 (en) Apparatus for mounting an overhead monitoring device
US20180066683A1 (en) Holder system for an electronic apparatus
KR20150069952A (ko) 벽에 설치 가능한 무선전력 전송장치
CA2662241C (en) Universal trip unit
KR101767622B1 (ko) 무접점 충전회로를 구비한 휴대형 전자기기의 외부 케이스
UA107176C2 (uk) Електричний інсталяційний прилад з підзарядним пристроєм для мобільного телефону
JP2009002755A (ja) 計器ボックス
JP6088764B2 (ja) 電動車両充電装置
CN209904549U (zh) 电动车用充电终端
JP4190306B2 (ja) 通信機能付き電力量計
JP2019512183A (ja) データ通信装置及びシステムのための取付構造体
CN216391112U (zh) 电子装置及其保护壳
JP2013046476A (ja) 電動車両用充電コネクタ保持装置及びそれを用いた電動車両用充電装置
KR20140049898A (ko) 전력손실 표시부가 구비된 휴대용 케이블릴
WO2015045346A1 (ja) 表示機能付き分電盤
JP6350936B2 (ja) 分電盤用内器、通信アダプタ装置、分電盤
CN208078453U (zh) 一种防窃电电表箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5268697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250