JP2004229240A - 携帯電話機 - Google Patents

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JP2004229240A
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Abstract

【課題】ユーザ以外の不正な使用者から個人情報を保護し、個人情報の安全性確保の向上を図ること。
【解決手段】紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機100の記憶部140には、保護を要する個人情報、例えば、名前、電話番号、住所、メールアドレス、通話履歴、送受信メールなどの情報を記憶している。認証部150により認証を受けた外部接続機器からの指示により、制御部190は、個人情報を保護する制御信号を生成する。この生成された制御信号に基づき、制御部190は、個人情報を記憶部140から抽出するステップと、所定のメールアドレス宛に送信するステップと、この送信された個人情報を記憶部140から消去するステップとからなる保護処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯電話機は、高機能化が進み大容量の記憶領域を有し、大量の情報を記憶することができる。携帯電話機に記憶される情報には、多数の個人情報または機密情報、例えば、名前、電話番号、住所、メールアドレス、通話履歴、送受信メールなどが含まれており、これらは、ユーザ以外の第3者から保護すべき情報である。例えば、紛失、盗難、置き忘れ時にはユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機に記憶されているこれらの個人情報を入手可能な状況にいる可能性がある。
【0003】
そこで、このようなユーザ以外の不正な使用者による使用を防止するために、あらかじめユーザの指紋情報を記憶し、使用を試みている使用者の指紋情報と記憶しているユーザの指紋情報とを比較し、両者の指紋情報が一致したときのみに機能制御を解除する携帯電話機がある(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−44727号公報(第4〜6頁。図11)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の携帯電話機は、携帯電話機の機能制限を指紋認証機能のみで行っていた。このため指紋認証機能が未設定の場合、または指紋認証機能が設定解除された場合には、ユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を自由に使用でき、更に携帯電話機に記憶されている連絡先の情報や通信履歴の情報からなる個人情報を自由に閲覧できる、という問題がある。すなわち、このような指紋認証機能においては、携帯電話機に記憶されている個人情報の安全性確保には一定の限界がある。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザ以外の不正な使用者から個人情報を保護し、個人情報の安全性確保の向上を図ることができる携帯電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯電話機は、保護を要する個人情報を記憶する記憶手段と、前記個人情報を保護するための保護処理を実行させる所定の制御信号を生成する生成手段と、生成された所定の制御信号に基づいて前記保護処理を実行する保護手段と、を有する構成を採る。
【0008】
この構成によれば、所定の制御信号を生成し、この制御信号に基づいて、携帯電話機に記憶された保護を要する個人情報を保護するための保護処理を行うため、個人情報をユーザ以外の不正な使用者から保護し、個人情報の安全性確保の向上を図ることができる。
【0009】
本発明の携帯電話機は、上記の構成において、前記保護手段は、所定の制御信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された個人情報を消去する、構成を採る。
【0010】
この構成によれば、上記保護処理として、所定の制御信号に基づいて、携帯電話機に記憶された個人情報を消去するため、ユーザ以外の不正な使用者による個人情報の閲覧を防止することができる。
【0011】
本発明の携帯電話機は、上記の構成において、前記保護手段は、所定の制御信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された個人情報を所定の宛先に送信する、構成を採る。
【0012】
この構成によれば、上記保護処理として、所定の制御信号に基づいて、携帯電話機に記憶された個人情報を所定の宛先に送信するため、例えば、盗難、紛失、置き忘れ時に、携帯電話機のユーザは、携帯電話機に記憶されている個人情報をメール等を介して再び入手することができる。
【0013】
本発明の携帯電話機は、上記の構成において、前記保護手段は、所定の制御信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された個人情報を所定の宛先に送信した後、消去する、構成を採る。
【0014】
この構成によれば、上記保護処理として、所定の制御信号に基づいて、携帯電話機に記憶された個人情報を所定の宛先に送信した後、消去するため、例えば、盗難、紛失、置き忘れ時において、携帯電話機のユーザは、携帯電話機に記憶されている個人情報をメール等を介して入手することができるとともに、ユーザ以外の不正な使用者による個人情報の閲覧を防止することができる。
【0015】
本発明の携帯電話機は、上記の構成において、外部機器と通信を行う通信手段、をさらに有し、前記生成手段は、前記外部機器からの指示情報に基づいて、所定の制御信号を生成する、構成を採る。
【0016】
この構成によれば、外部機器からの指示情報に基づいて所定の制御信号を生成するため、盗難、紛失、置き忘れ時において、携帯電話機のユーザは、外部機器から通信回線を介して携帯電話機に対して保護処理の実行を指示することができる。
【0017】
本発明の携帯電話機は、上記の構成において、指定された時刻を計時するタイマ手段、をさらに有し、前記生成手段は、指定された時刻が経過したとき、所定の制御信号を生成する、構成を採る。
【0018】
この構成によれば、指定された時刻が経過したときに所定の制御信号を生成するため、指定された時刻が経過すると自動的に保護処理が実行され、携帯電話機のユーザは、時刻を指定するだけで容易に保護処理の実行を指示することができる。
【0019】
本発明の携帯電話機は、上記の構成において、指定された時間間隔を計時するタイマ手段、をさらに有し、前記生成手段は、指定された時間間隔が経過したとき、所定の制御信号を生成する、構成を採る。
【0020】
この構成によれば、指定された時間間隔が経過したときに所定の制御信号を生成するため、指定された時間間隔が経過すると自動的に保護処理が実行され、携帯電話機のユーザは、時間間隔を指定するだけで容易に保護処理の実行を指示することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、携帯電話機に記憶されている個人情報をユーザ以外の不正な使用者から保護し、個人情報の安全性確保の向上を図ることである。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照にして詳細を説明する。
【0023】
(実施の形態1)
実施の形態1は、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を、外部機器からの指示情報に基づき消去する場合である。これにより、ユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を操作しても個人情報を閲覧できない。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0025】
携帯電話機100は、アンテナ110と、所定の送信処理(例えば、ベースバンド信号のアップコンバート等)を行う送信部120と、所定の受信処理(例えば、アンテナ110で受信された信号のダウンコンバート等)を行う受信部130と、各種情報(保護を要する個人情報を含む)を記憶する記憶部140と、パスワード等の認証を行う認証部150と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部160と、音声の録音・再生を行う音声部170と、所定の情報を表示する表示部180と、上記各部120〜180を統括的に制御する制御部190とを有し、上記各部120〜190はバス200を介して相互に接続されている。なお、操作部160は、例えば、各種のキーやタッチパネルなどから構成されるが、これらに限定されるものではない。また、保護を要する個人情報には、例えば、名前、電話番号、住所、メールアドレス、通話履歴、送受信メールなどがある。
【0026】
図2は、携帯電話機100と外部機器との関係を示すシステム構成図である。図2に示す通話システムにおいて、携帯電話機100は、別の携帯電話機320、または有線方式の固定電話機340、または通信端末360との間で相互に通信可能である。具体的には、携帯電話機100と別の携帯電話機320との通信は、基地局300と基地局310とを介してなされており、携帯電話機100と基地局300との間は無線通信回線を、基地局310と別の携帯電話機320との間も無線通信回線を用いている。また、携帯電話機100と固定電話機340との通信は、基地局300と交換機330とを介してなされており、携帯電話機100と基地局300との間は無線通信回線を、交換機330と別の固定電話機340との間は有線通信回線を用いている。さらに、携帯電話機100と通信端末360との通信は、インターネット網からなる通信回線350を介してなされており、携帯電話機100と基地局300との間は無線通信回線を、基地局300と通信端末360との間は通信回線350を用いている。
【0027】
本実施の形態では、携帯電話機100は、別の携帯電話機320からの指示を受けて所定の保護処理(情報の消去)を行うが、携帯電話機100への指示元はこれに限定されない。例えば、携帯電話機100は、無線回線を介した携帯電話機320以外にも、有線通信を介した固定電話機340や、インターネット等の通信回線350を介して情報のやり取りを行う通信端末360からの指示を受けるようにしてもよい。
【0028】
次いで、上記構成を有する携帯電話機100の動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0029】
まず、ステップST1000では、受信部130で、通信回線とアンテナ110を介して、外部の携帯電話機320からの呼出しを受信する。
【0030】
ステップST1100では、操作部160で通話開始を意味する通話開始キーの操作の有無を検知する。通話開始キーの操作を検知した場合には、外部の携帯電話機320と携帯通信端末100との間での通話を開始し、ステップST1200へ制御を移行する。通話開始キーの操作を検知しない場合には、累計呼出回数を算出し(ST1150)、ステップST1300へ制御を移行する。
【0031】
ステップST1300では、ステップST1150で算出された累計呼出回数と、ユーザが設定可能で記憶部140に記憶してある所定呼出回数(例えばN1回)とを比較し、累計呼出回数と所定呼出回数の大小を比較する。累計呼出回数が所定呼出回数以上の場合には、外部の携帯電話機320と通信状態になり、ステップST1400に制御を移行する。また累計呼出回数が所定呼出回数未満の場合には、通話開始キーを検知するステップST1100へ制御を移行する。すなわち、通話開始キーの検知、または累計呼出回数が所定呼出回数に到達するかの一方が成立するまで、ステップST1100〜ステップST1300を繰り返す。
【0032】
ステップST1400では、送信部120を介して留守番応答メッセージを外部にある携帯電話機320に送信させ、外部機器からの音声情報または信号情報を受信する。
【0033】
そして、ステップST1500では、認証部150で、外部にある携帯電話機から受信した識別情報と、記憶部140に記憶されている識別情報との一致性を判定する。なお、識別情報は、記憶部140に記憶されており、あらかじめ定められている1個または複数個からなる記号情報である。外部機器から受信した識別情報と記憶部140に記憶されている識別情報とが一致すると判定された場合には、外部の携帯電話機320からの認証を許可しステップST1700へ制御を移行する。外部機器から受信した識別情報と記憶部140に記憶されている識別情報とが一致しない場合には、外部機器の認証を許可せず、再入力の可否を判別するステップST1600へ制御を移行する。
【0034】
ステップST1600では、ステップST1500での識別情報が不一致の回数を累計し、自由に設定可能な所定の回数(本実施例ではN2回)と比較する。この累計回数が、所定の回数(N2回)未満の場合には、ステップST1500に制御を移行し、識別情報の再入力を許可する。この累計回数が、所定の回数(N2回)以上の場合には、ステップST2200に制御を移行し、通信回線を切断する。
【0035】
ステップST1700では、「電話帳を消去してもよいですか。」という旨のメッセージを送信部120を介して、外部の携帯電話機320に送信する。
【0036】
そして、ステップST1800では、外部の携帯電話機320から送信された情報と記憶部140に記憶されている動作暗証番号とを比較し、同一性を判定する。送信された情報と動作暗証番号とが同一である場合、保護処理を実行するステップST2000に制御を移行する。また、送信された情報と動作暗証番号とが同一でない場合、動作暗証番号の再入力の可否を判別するステップST1900へ制御を移行する。
【0037】
ステップST1900では、ステップST1400において送信された情報と動作暗証番号とが不一致の回数を累計し、自由に設定可能な所定の回数(本実施例ではN3回)と比較する。この累計した回数が、所定の回数(N3回)未満の場合には、ステップST1800に制御を移行し、動作暗証番号の再入力を許可する。この累計した回数が、所定の回数(N3回)以上の場合には、ステップST2200に制御を移行し、通信回線を切断する。
【0038】
ステップST2000では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、削除するようにあらかじめ設定されている情報、または外部の携帯電話機320から削除するように指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を削除するために抽出する。
【0039】
そして、ステップST2100では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、ステップST2000で抽出された個人情報を選択的に削除する。
【0040】
そして、ステップST2200では、通信回線を切断する。
【0041】
以上の処理により、外部の携帯電話機からの指令情報に基づき、携帯電話機100に記憶されている個人情報を選択的に消去することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機100に記憶されている個人情報を削除することができ、ユーザ以外の不正な使用者が個人情報を閲覧することを防止する。
【0042】
(実施の形態2)
実施の形態2は、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を、外部機器からの指示情報に基づき所定のメールアドレス宛に送信する場合である。これにより、ユーザは、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を取得することができる。
【0043】
本発明の実施の形態2にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図1に示す実施の形態1に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は省略する。なお、以下の説明では、図1中の符号を適宜引用する。
【0044】
次いで、上記構成を有する携帯電話機100の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0045】
図4に示したフローチャートは、本発明の実施の形態1にかかわる図3に示したフローチャート中のステップST2100の個人情報を消去するステップを、新たにステップST2010の個人情報をメール形式に変更するステップとステップST2020の個人情報をメール送信するステップとに置き換えたフローチャートである。重複したステップの説明は省略し、動作暗証番号を認証したステップST2000以降を説明する。
【0046】
まず、ステップST2000では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、メールで所定のアドレス宛に送信するようにあらかじめ設定されている情報、または外部の携帯電話機320からメールで所定のアドレス宛に送信するように指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数をメールで所定のアドレス宛に送信するために抽出する。
【0047】
そして、ステップST2010では、ステップST2000で抽出された個人情報を、メールで送信できる形式に変更する。
【0048】
そして、ステップST2020では、ステップST2010でメール送信可能な形式に変更された個人情報を、所定のアドレス宛にメールで送信する。
【0049】
そして、ステップST2200では、通信回線を切断する。
【0050】
以上の処理により、携帯電話機100は、外部の携帯電話機からの指令に基づき、携帯電話機100に記憶されている個人情報を選択的に、所定のメールアドレス宛に送信することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機100に記憶されている個人情報をメールを介して入手することができ、記憶されていた個人情報の再現をすることができる。
【0051】
(実施の形態3)
実施の形態3は、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を、外部機器からの指示情報に基づき、はじめに所定のメールアドレス宛に送信し、次に消去する場合である。これにより、ユーザは、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を取得することができ、さらにユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を操作しても個人情報を閲覧することができない。
【0052】
本発明の実施の形態3にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図1に示す実施の形態1に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は省略する。なお、以下の説明では、図1中の符号を適宜引用する。
【0053】
次いで、上記構成を有する携帯電話機100の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0054】
図5に示したフローチャートは、本発明の実施の形態2にかかわる図4に示したフローチャート中のステップST2020の個人情報をメール送信するステップの後に、新たにステップST2100の個人情報を削除するステップを挿入したフローチャートである。重複したステップの説明は省略し、動作暗証番号を認証したステップST2000以降を説明する。
【0055】
まず、ステップST2000では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、メールで所定のアドレス宛に送信して削除するようにあらかじめ設定されている情報、または外部の携帯電話機320からメールで所定のアドレス宛に送信して削除するように指示された個人情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数をメールで所定のアドレス宛に送信し、その後削除するために抽出する。
【0056】
そして、ステップST2010では、ステップST2000で抽出された個人情報を、メールで送信できる形式に変更する。
【0057】
そして、ステップST2020では、ステップST2010でメール送信可能な形式に変更された個人情報を、所定のアドレス宛にメールで送信する。
【0058】
そして、ステップST2100では、ステップST2020で所定のアドレス宛に送信された個人情報を選択的に削除する。
【0059】
そして、ステップST2200では、通信回線を切断する。
【0060】
以上の処理により、携帯電話機100は、外部の携帯電話機からの指令に基づき、携帯電話機100に記憶されている個人情報を、選択的に、所定のメールアドレス宛に送信し、その後送信した個人情報を削除することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機100に記憶されている個人情報をメールとして受信し、記憶されていた個人情報を再現することができる。さらに、ユーザは、携帯電話機100に記憶されている個人情報を削除することができ、ユーザ以外の不正な使用者が個人情報を閲覧することを不可能にすることができる。
【0061】
(実施の形態4)
実施の形態4は、あらかじめ設定されている時刻に到達するまでに操作がされない時に、携帯電話機に記憶されている個人情報を消去する場合である。これにより、ユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を操作しても個人情報を閲覧することができない。
【0062】
図6は、本発明の実施の形態4に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0063】
携帯電話機400は、アンテナ110と、送信部120と、受信部130と、記憶部140と、認証部150と、操作部160と、音声部170と、時間や時間間隔を計時するタイマ部410と、表示部180と、制御部420とがあり、各部はバス200を介することで相互に接続されている。なお、操作部160は、ボタン、キーボード、タッチパネルなどから構成されるが、これらに限定されるものではない。
【0064】
次いで、上記構成を有する携帯電話機400の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0065】
まず、ステップST4000では、操作部160から入力された保護処理の開始時刻を意味する保護処理時刻を検出し、記憶部140に記憶する。
【0066】
そして、ステップST4100では、操作部160の入力操作に基づき送信される操作信号を検知し、携帯電話機400の入力操作の有無を判別する。携帯電話機400の入力操作が有ると判別した場合には、ステップST4200の通話などを行う通常動作に制御を移行する。携帯電話機400の入力操作が無いと判別した場合には、ステップST4300に制御を移行する。
【0067】
ステップST4300では、ステップST4000で設定され記憶部140に記憶されている保護処理時刻と、タイマ部410で計時している計時時刻の前後を比較する。保護処理時刻が計時時刻の前である場合は、携帯電話機400の入力操作の有無を検出するステップST4100に制御を移行する。保護処理時刻が計時時刻の後である場合は、制御をステップST4400に制御を移行する。すなわち、携帯電話機400の操作を検出する場合か、保護処理時刻が計時時刻の後となる場合のいずれかが成立するまで、ステップST4100とステップST4300を繰り返すことになる。
【0068】
ステップST4400では、ユーザがあらかじめ設定している所定のメールアドレス宛に、記憶部140に記憶している個人情報を削除する判断を求めるメールを送信する。ユーザは、携帯電話機400から送信された、このメールを受信し、許可または不許可を判断する。この判断結果に基づき、ユーザは、個人情報の削除を許可または不許可する旨の情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とをメールで携帯電話機400に送信する。
【0069】
そして、ステップST4500では、携帯電話機400は、ステップST4400で送信されたユーザからのメールを受信する。
【0070】
そして、ステップST4600では、ステップST4500で受信したメールを解析し、個人情報の削除を許可する旨の許可情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とが含まれているかを判別する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれていない場合には、回線を切断するステップST4900に制御を移行する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれている場合には、個人情報の削除を実行するためにステップST4700へと制御を移行する。
【0071】
ステップST4700では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、削除するようにあらかじめ設定されている情報、または削除するようにステップST4500で受信したメールで指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を削除するために抽出する。
【0072】
そして、ステップST4800では、ステップST4700で抽出された個人情報を記憶部140から選択的に削除する。
【0073】
そして、ステップST4900では、通信回線を切断する。
【0074】
以上の処理により、携帯電話機400は、操作部160での入力操作がされずにユーザが設定した保護処理時刻に達した場合に、記憶している個人情報を選択的に消去することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機400に記憶されている個人情報を自動的に削除することができ、ユーザ以外の不正な使用者が個人情報を閲覧すること防止する。
【0075】
(実施の形態5)
実施の形態5は、あらかじめ設定されている時刻に到達するまでに操作がされない時に、携帯電話機に記憶されている個人情報を所定のメールアドレス宛に送信する場合である。これにより、ユーザは、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を取得することができる。
【0076】
本発明の実施の形態5にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図6に示す実施の形態4に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は省略する。なお、以下の説明では、図6中の符号を適宜引用する。
【0077】
次いで、上記構成を有する携帯電話機400の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0078】
図8に示したフローチャートは、本発明の実施の形態4にかかわる図7に示したフローチャートのステップST4800の個人情報を消去するステップを、新たにステップST4710の個人情報をメール形式に変更するステップとステップST4720の個人情報をメール送信するステップとに置き換えたフローチャートである。重複したステップの説明は省略するが、許可または不許可の判断を求めるメールを送付するステップST4400以降を説明する。
【0079】
まず、ステップST4400では、ユーザが設定している所定のメールアドレス宛に、記憶部140に記憶している個人情報を所定のアドレス宛に送信する判断を求めるメールを送信する。ユーザは、携帯電話機400から送信された、このメールを受信し、許可または不許可を判断する。この判断結果に基づき、ユーザは、個人情報を所定のアドレス宛に送信する許可または不許可をする旨の情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とをメールで携帯電話機400に送信する。
【0080】
そして、ステップST4500では、携帯電話機400は、ステップST4400で送信されたユーザからのメールを受信する。
【0081】
そして、ステップST4600では、ステップST4500で受信したメールを解析し、個人情報を所定のアドレス宛に送信を許可する許可情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とが含まれているかを判別する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれていない場合には、回線を切断するステップST4900に制御を移行する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれている場合には、個人情報を所定のアドレス宛に送信するためにステップST4700へと制御を移行する。
【0082】
ステップST4700では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、所定のアドレス宛に送信するようにあらかじめ設定されている情報、または所定のアドレス宛に送信するようにステップST4500で受信したメールで指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を所定のアドレス宛に送信するために抽出する。
【0083】
そして、ステップST4710では、ステップST4700で抽出された個人情報を、メールで送信できる形式に変更する。
【0084】
そして、ステップST4720では、ステップST4710でメール送信形式に変更された個人情報を、所定のアドレス宛にメールで送信する。
【0085】
そして、ステップST4900では、通信回線を切断する。
【0086】
以上の処理により、携帯電話機400は、操作部160での入力操作がなされずに、ユーザが設定した保護処理時刻に達した場合に、記憶している個人情報を選択的に所定のアドレス宛に送信することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機400に記憶されている個人情報をメールを介して入手することができ、記憶されていた個人情報の再現ができる。
【0087】
(実施の形態6)
実施の形態6は、あらかじめ設定されている時刻に到達するまでに操作がされない時に、携帯電話機に記憶されている個人情報を、はじめに所定のメールアドレス宛に送信し、次に消去する場合である。これにより、ユーザは、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を取得することができ、さらにユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を操作しても個人情報を閲覧することができない。
【0088】
本発明の実施の形態6にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図6に示す実施の形態4に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は省略する。なお、以下の説明では、図6中の符号を適宜引用する。
【0089】
次いで、上記構成を有する携帯電話機400の動作について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0090】
図9に示したフローチャートは、本発明の実施の形態5にかかわる図8に示したフローチャートのステップST4720の個人情報をメール送信するステップの後に、新たにステップST4800の個人情報を削除するステップを挿入したフローチャートである。重複したステップの説明は省略するが、許可または不許可の判断を求めるメールを送付するステップST4400以降を説明する。
【0091】
まず、ステップST4400では、ユーザが設定している所定のメールアドレス宛に、記憶部140に記憶されている個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除する判断を求める旨のメールを送信する。ユーザは、この携帯電話機400から送信されたメールを受信し、許可または不許可を判断する。この判断結果に基づき、ユーザは個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除する許可または不許可をする旨の情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とをメールで携帯電話機400に送信する。
【0092】
そして、ステップST4500では、携帯電話機400は、ステップST4400で送信されたユーザからのメールを受信する。
【0093】
そして、ステップST4600では、ステップST4500で受信したメールを解析し、個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除をすることを許可する旨の許可情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とが含まれているかを判別する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれていない場合には、回線を切断するステップST4900に制御を移行する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれている場合には、個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除をするためにステップST4700へと制御を移行する。
【0094】
ステップST4700では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、所定のアドレス宛に送信してから削除するようにあらかじめ設定されている情報、または所定のアドレス宛に送信してから削除するようにステップST4500で受信したメールで指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を所定のアドレス宛に送信してから削除するために抽出する。
【0095】
そして、ステップST4710では、ステップST4700で抽出された個人情報を、メールで送信できる形式に変更する。
【0096】
そして、ステップST4720では、ステップST4710でメール送信可能に変更された情報を、所定のアドレス宛にメールで送信する。
【0097】
そして、ステップST4800では、ステップST4700で抽出された個人情報を記憶部140から選択的に削除する。
【0098】
そして、ステップST4900では、通信回線を切断する。
【0099】
以上の処理により、携帯電話機400は、操作部160での入力操作がなされずに、ユーザが設定した保護処理時刻に達した場合に、記憶している個人情報を選択的に所定のアドレス宛に送信してから削除することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機400に記憶されている個人情報をメールを介して入手することができ、記憶されていた個人情報を再現することができるとともに、個人情報を削除することができ、ユーザ以外の不正な使用者が個人情報を閲覧することを不可能にする。
【0100】
(実施の形態7)
実施の形態7は、あらかじめ設定されている時間間隔の間に操作がされない時に、携帯電話機に記憶されている個人情報を消去する場合である。これにより、ユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を操作しても個人情報を閲覧することができない。
【0101】
本発明の実施の形態7にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図6に示す実施の形態4に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は省略する。なお、以下の説明では、図6中の符号を適宜引用する。
【0102】
次いで、上記構成を有する携帯電話機400の動作について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0103】
まず、ステップST7000では、操作部160から入力された保護処理が動作開始する時間間隔を意味する保護周期を検出し、記憶部140に記憶する。
【0104】
そして、ステップST7100では、ステップST7000で保護周期が設定された時刻をタイマ410で検出し、その時刻を保護周期設定時刻として記憶部140に記憶する。
【0105】
そして、ステップST7200では、ステップST7000で保護周期を設定した時刻を意味する保護周期設定時刻と、保護周期と、操作部160の入力操作が最後になされた最終操作時刻とから、保護処理を開始させる保護処理時刻を算出する。
【0106】
具体的には、保護処理時刻は、保護周期を設定した保護周期設定時刻から保護周期経過した時刻、または最終操作時刻から保護周期経過した時刻のうちの、後の時刻として設定される。すなわち、操作部160で最後の操作が終了した時刻から、操作部160での次の操作がされずに保護周期を経過した時刻を、保護処理時刻として設定する。
【0107】
そして、ステップST7300では、操作部160の入力操作に基づき送信される操作信号を検知し、携帯電話機400の入力操作の有無を判別する。携帯電話機400の入力操作が有ると判別した場合には、ステップST7400に制御を移行する。携帯電話機400の操作が無いと判別した場合には、ステップST7500へ制御を移行する。
【0108】
ステップST7400では、操作を検知して操作部160が送信する検知信号に基づき、操作部160の操作が終了したことを検出し、この操作が終了した時刻をタイマ部410から取得し、最終操作設定時刻として記憶する。
【0109】
ステップST7500では、ステップST7200で設定され記憶部140に記憶されている保護処理時刻と、タイマ部410で計時している計時時刻の前後を比較する。保護処理時刻が計時時刻の前である場合は、携帯電話機400の操作の有無を検出するステップST7300に移行する。保護処理時刻が計時時刻の後である場合は、制御をステップST7600に制御を移行する。すなわち、操作部160で最後の操作を検出した時刻から、次の操作を検出することなく保護周期を経過するまで、ステップST7200とステップST7300とステップST7500とを繰り返すことになる。
【0110】
ステップST7600では、ユーザがあらかじめ設定している所定のメールアドレス宛に、記憶部140に記憶されている個人情報を削除する判断を求めるメールを送信する。ユーザは、携帯電話機400から送信された、このメールを受信し、許可または不許可を判断する。この判断結果に基づき、ユーザは、個人情報の削除を許可または不許可とする旨の情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とをメールで携帯電話機400に送信する。
【0111】
そして、ステップST7700では、携帯電話機400は、ステップST7600で送信されたユーザからのメールを受信する。
【0112】
そして、ステップST7800では、ステップST7700で受信したメールを解析し、個人情報の削除を許可する旨の許可情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とが含まれているかを判別する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれていない場合には、回線を切断するステップST8100に制御を移行する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれている場合には、個人情報の削除を実行するためにステップST7900へと制御を移行する。
【0113】
ステップST7900では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、削除するようにあらかじめ設定されている情報、または削除するようにステップST7700で受信したメールで指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を削除するために抽出する。
【0114】
そして、ステップST8000では、ステップST7900で抽出された個人情報を記憶部140から削除する。
【0115】
そして、ステップST8100では、通信回線を切断する。
【0116】
以上の処理により、携帯電話機400は、最後に操作部160の操作がなされ、次の操作がされることなく、保護周期を経過した時点で、記憶部140に記憶されている個人情報を消去することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機400に記憶されている個人情報を削除することができ、ユーザ以外の不正な使用者が個人情報を閲覧することを防止する。
【0117】
(実施の形態8)
実施の形態8は、あらかじめ設定されている時間間隔の間に操作がされない時に、携帯電話機に記憶されている個人情報を所定のメールアドレス宛に送信する場合である。これにより、ユーザは、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を取得することができる。
【0118】
本発明の実施の形態8にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図6に示す実施の形態4に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は、省略する。なお、以下の説明では、図6中の符号を適宜引用する。
【0119】
次いで、上記構成を有する携帯電話機400の動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0120】
図11に示したフローチャートは、本発明の実施の形態7にかかわる図10に示したフローチャート中のステップST8000の個人情報を消去するステップを、新たにステップST7910の個人情報をメール形式に変更するステップとステップST7920の個人情報をメール送信するステップとに置き換えたフローチャートである。重複したステップの説明は省略するが、許可または不許可の判断を求めるメールを送付するステップST7600以降を説明する。
【0121】
まず、ステップST7600では、ユーザが設定している所定のメールアドレス宛に、記憶部140に記憶されている個人情報を所定のアドレス宛に送信する判断を求めるメールを送信する。ユーザは、携帯電話機400から送信された、このメールを受信し、許可または不許可を判断する。この判断結果に基づき、ユーザは、個人情報を所定のアドレス宛に送信する許可または不許可とする旨の情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とをメールで携帯電話機400に送信する。
【0122】
そして、ステップST7700では、携帯電話機400は、ステップST7600で送信されたユーザからのメールを受信する。
【0123】
そして、ステップST7800では、ステップST7700で受信したメールを解析し、個人情報を所定のアドレス宛へ送信を許可する旨の許可情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とが含まれているかを判別する。ユーザから受信したメールに許可情報または許可符号が含まれていない場合には、回線を切断するステップST8100に制御を移行する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれている場合には、個人情報を所定のアドレス宛へ送信をするためにステップST7900へと制御を移行する。
【0124】
ステップST7900では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、所定のアドレス宛に送信するようにあらかじめ設定されている情報、または所定のアドレス宛に送信するようにステップST7700で受信したメールで指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を所定のアドレス宛に送信するために抽出する。
【0125】
そして、ステップST7910では、ステップST7900で抽出された個人情報を、メールで送信できる形式に変更する。
【0126】
そして、ステップST7920では、ステップST7910でメール送信可能な形式に変更された個人情報を、所定のアドレス宛にメールで送信する。
【0127】
そして、ステップST8100では、通信回線を切断する。
【0128】
以上の処理により、携帯電話機400は、最後に操作部160の操作がなされ、次の操作がされることなく、保護周期を経過した時点で、記憶部140に記憶されている個人情報を所定のアドレス宛に送信することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機400に記憶している個人情報をメールを介して入手することができ、記憶されていた個人情報を再現できる。
【0129】
(実施の形態9)
実施の形態9は、あらかじめ設定されている時間間隔の間に操作がされない時に、携帯電話機に記憶されている個人情報を、はじめに所定のメールアドレス宛に送信し、次に消去する場合である。これにより、ユーザは、紛失、盗難、置き忘れがされた携帯電話機に記憶されている個人情報を取得することができ、さらにユーザ以外の不正な使用者は、携帯電話機を操作しても個人情報を閲覧することができない。
【0130】
本発明の実施の形態9にかかわる携帯電話機の構成を示すブロック図は、図6に示す実施の形態4に対応する携帯電話機のブロック図と同様の構成を示しており、共通する部分の説明は省略する。なお、以下の説明では、図6中の符号を適宜引用する。
【0131】
次いで、上記構成を有する携帯電話機400の動作について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
【0132】
図12に示したフローチャートは、本発明の実施の形態8にかかわる図11に示したフローチャート中のステップST7920の個人情報をメールで送信するステップの後に、新たにステップST8000の個人情報を削除するステップを挿入したフローチャートである。重複したステップの説明は省略するが、許可または不許可の判断を求めるメールを送付するステップST7600以降を説明する。
【0133】
まず、ステップST7600では、ユーザが設定している所定のメールアドレス宛に、記憶部140に記憶されている個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除する判断を求めるメールを送信する。ユーザは、携帯電話機400から送信された、このメールを受信し、許可または不許可を判断する。この判断結果に基づき、ユーザは、個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除する許可または不許可の情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とをメールで携帯電話機400に送信する。
【0134】
そして、ステップST7700では、携帯電話機400は、ステップST7600で送信されたユーザからのメールを受信する。
【0135】
そして、ステップST7800では、ステップST7700で受信したメールを解析し、個人情報を所定のアドレス宛へ送信してから削除する旨の許可情報と、記憶部140に記憶されている許可符号とが含まれているかを判別する。ユーザから受信したメールに許可情報または許可符号とが含まれていない場合には、回線を切断するステップST8100に制御を移行する。ユーザから受信したメールに許可情報と許可符号とが含まれている場合には、個人情報を所定のアドレス宛へ送信してから削除するためにステップST7900へと制御を移行する。
【0136】
ステップST7900では、記憶部140に記憶されている個人情報のうち、所定のアドレス宛に送信してから削除するようにあらかじめ設定されている情報、または所定のアドレス宛に送信してから削除するようにステップST7700で受信したメールで指示された情報を抽出する。具体的には、記憶部140に記憶されている個人情報は、送信先の氏名、電話番号、住所、メールアドレス、通信履歴情報、通信メール情報などがあるが、これらの情報の1または複数を所定のアドレス宛に送信してから削除するために抽出する。
【0137】
そして、ステップST7910では、ステップST7900で抽出された個人情報を、メールで送信できる形式に変更する。
【0138】
そして、ステップST7920では、ステップST7910でメール送信可能な形式に変更された個人情報を、所定のアドレス宛にメールで送信する。
【0139】
そして、ステップST8000では、ステップST7920で所定のアドレス宛に送信された個人情報を選択的に削除する。
【0140】
そして、ステップST8100では、通信回線を切断する。
【0141】
以上の処理により、携帯電話機400は、最後に操作部160の操作がなされ、次の操作がされることなく、保護周期を経過した時点で、記憶部140に記憶されている個人情報を所定のアドレス宛に送信してから削除することができる。これにより、盗難、紛失、置き忘れ時に、ユーザは、携帯電話機400に記憶している個人情報をメールを介して入手することができる。これにより、ユーザは、紛失したデータを再現することができるとともに、個人情報を削除することができ、ユーザ以外の不正な使用者が個人情報を閲覧することを不可能とする。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯電話機に記憶されている個人情報をユーザ以外の不正な使用者から保護し、個人情報の安全性確保の向上をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜3の携帯電話機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1〜3の携帯電話機の通話システムを示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図4】本発明の実施の形態2の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図5】本発明の実施の形態3の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図6】本発明の実施の形態4〜9の携帯電話機の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図8】本発明の実施の形態5の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図9】本発明の実施の形態6の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図10】本発明の実施の形態7の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図11】本発明の実施の形態8の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【図12】本発明の実施の形態9の携帯電話機の動作を説明するためのフロー図
【符号の説明】
100、400 携帯電話機
120 送信部
130 受信部
140、420 制御部
150 認証部
160 記憶部
170 操作部
180 表示部
200 バス
410 タイマ部

Claims (7)

  1. 保護を要する個人情報を記憶する記憶手段と、
    前記個人情報を保護するための保護処理を実行させる所定の制御信号を生成する生成手段と、
    生成された所定の制御信号に基づいて前記保護処理を実行する保護手段と、
    を有することを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記保護手段は、
    所定の制御信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された個人情報を消去する、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記保護手段は、
    所定の制御信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された個人情報を所定の宛先に送信する、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  4. 前記保護手段は、
    所定の制御信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された個人情報を所定の宛先に送信した後、消去する、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  5. 外部機器と通信を行う通信手段、をさらに有し、
    前記生成手段は、
    前記外部機器からの指示情報に基づいて、所定の制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の携帯電話機。
  6. 指定された時刻を計時するタイマ手段、をさらに有し、
    前記生成手段は、
    指定された時刻が経過したとき、所定の制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の携帯電話機。
  7. 指定された時間間隔を計時するタイマ手段、をさらに有し、
    前記生成手段は、
    指定された時間間隔が経過したとき、所定の制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の携帯電話機。
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