JP2004227955A - 開閉器の連結金具 - Google Patents

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JP2004227955A
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switch
connection fitting
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operation rod
fitting
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Takashi Nojiri
尚 野尻
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】開閉器の開極時においても変形し難い連結金具を提供する。
【解決手段】連結金具10として筒部10Aの一方に底部10Bを備えた臼形に形成し、筒部10Aの内部に操作棒1を挿入するとともにピン9を筒部10Aと操作棒1との双方に貫通させ、底部10Bに可動軸5をボルト止めする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、開閉器の可動軸と操作棒とを連結する連結金具の構成に関し、特に、高速度遮断器など開極時間の非常に短い開閉器の連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の開閉器の連結金具の構成を示す側面図である。真空容器7に内部に固定接触子4と可動接触子3とが互いに接離可能に対向配置されている。固定接触子4と可動接触子3とは、真空容器7内で固定軸6と可動軸5の一方端にそれぞれ接合されている。固定軸6の他方端は真空容器7の下部から固定的に外部へ引き出され、可動軸5の他方端は真空容器7の上部からに可動的に外部へ引き出されている。可動軸5は、真空容器7の外部で連結金具2を介して絶縁性の操作棒1の一方端に連結されている。操作棒1の他方端は、上部の図示されていない駆動装置と連動するように構成されている。
【0003】
図3において、開閉器を開閉動作させるときは駆動装置によって操作棒1を上下させる。それによって連結金具2を介して可動軸5および可動接触子3が上下するので、固定接触子4と可動接触子3とが互いに接離する。図3は、開閉器が開極時間の非常に短い真空遮断器の例である。真空遮断器の場合、駆動装置の力を如何に速く可動接触子3へ伝達させるかがその開極時間を短くする場合のかぎとなっている。
図4は、図3の連結金具2を拡大して示す側面図である。連結金具2は平板がU字状に塑性加工されてなり、連結金具2の間に操作棒1が挿入されるとともにピン9を連結金具2と操作棒1との双方に貫通させ、それによって、連結金具2と操作棒1とが連結されている。一方、連結金具2の下面に可動軸5が当てられ、ボルト8でねじ止めすることによって連結金具2と可動軸5とが固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の開閉器の連結金具は、開閉器の開極時間を遅らせているという問題があった。
すなわち、図4において、開閉器の開極時に操作棒1が瞬時に可動軸5を引き上げるので、連結金具2が変形し易かった。
図5は、開閉器の開極時における図4の連結金具2の変形状態を示す側面図である。変形前は実線のような形状であった連結金具2が、開閉器の開極時に点線2Aのように弾性変形する。連結金具2が上下方向に伸びるので、その分だけ開閉器の開極時間が遅れていた。
【0005】
この発明の目的は、開閉器の開極時においても変形し難い連結金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、互いに接離する固定接触子と可動接触子を備えた開閉器の前記可動接触子を支える可動軸と、前記開閉器の開閉時に動作する駆動装置と連動する操作棒とを互いに連結する開閉器の連結金具において、筒部の一方に底部を備えた臼形に形成し、筒部の内部に前記操作棒を挿入するとともにピンを筒部と前記操作棒との双方に貫通させ、底部に前記可動軸をボルト止めしてなるようにするとよい。それによって、連結金具が臼形なので機械的に強くなり、開閉器の開極時においても連結金具が変形し難い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を実施例に基づいて説明する。図1の(A),(B),(C)は、この発明の実施例にかかる開閉器の連結金具の構成を示す図であり、それぞれ(A)は側面図、(B)は図1の(A)のA矢視図、(C)は図1の(A)のB矢視図である。連結金具10が筒部10Aと底部10Bよりなる臼形を形成している。筒部10Aには横方向への通し穴11が2つ明けられ、底部10Aには上下への貫通穴12が明けられている。
図2は、図1の連結金具10でもって可動軸と操作棒とが連結された構成を示す要部断面図である。連結金具10の筒部10Aの内部に操作棒1を挿入させるとともにピン9を左右の通し穴11と操作棒1との双方に貫通させる。それによって、連結金具10と操作棒1とが連結される。一方、連結金具10の底部10Bの下面に可動軸5が当てられ、ボルト8を貫通穴12に通すとともに可動軸5にねじ止めする。それによって、連結金具10と可動軸5とが固定される。図2のその他は、図4の従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は同一参照符号を付けることによって詳細な説明は省略する。
【0008】
図2において、連結金具10が臼形なので機械的に強くなり、開閉器の開極時においても連結金具10は変形し難い。実際の高速度遮断器に図1の連結金具10を適用したところ、その遮断器の開極時間が従来の場合より短くなることが確認された。
なお、この発明にかかる構成は図1の実施例に限定されるものではなく、筒部10Aが円筒状でなく、角筒状であってもよい。また、図2の操作棒1は絶縁性でなく、金属性であってもよい。さらに、操作棒1が円柱状でなく、角柱状であってもよい。
【0009】
【発明の効果】
この発明は前述のように、筒部の一方に底部を備えた臼形に形成し、筒部の内部に前記操作棒を挿入するとともにピンを筒部と前記操作棒との双方に貫通させ、底部に前記可動軸をボルト止めしてなるようにすることによって、連結金具が開閉器の開極時においても連結金具が変形し難くなり、開閉器の開極時間が従来の場合より短くなるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる開閉器の連結金具の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は図1の(A)のA矢視図、(C)は図1の(A)のB矢視図
【図2】図1の連結金具で持って可動軸と操作棒を連結された構成を示す要部断面図
【図3】従来の開閉器の連結金具の構成を示す側面図
【図4】図3の連結金具を拡大して示す側面図
【図5】開閉器の開極時における図4の連結金具の変形状態を示す側面図
【符号の説明】
1:操作棒、5:可動軸、8:ボルト、9:ピン、10:連結金具、10A:筒部、10B:底部、11:通し穴、12:貫通穴12

Claims (1)

  1. 互いに接離する固定接触子と可動接触子を備えた開閉器の前記可動接触子を支える可動軸と、前記開閉器の開閉時に動作する駆動装置と連動する操作棒とを互いに連結する開閉器の連結金具において、筒部の一方に底部を備えた臼形に形成し、筒部の内部に前記操作棒を挿入するとともにピンを筒部と前記操作棒との双方に貫通させ、底部に前記可動軸をボルト止めしてなることを特徴とする開閉器の連結金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011060491A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Mitsubishi Electric Corp 絶縁操作ロッド
CN111976156A (zh) * 2019-05-22 2020-11-24 德恩索热系统有限公司 用于将由塑料材料制成的两个部件互连的连接装置

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