JP2004227506A - プリンタ制御システム及びプリンタ制御方法 - Google Patents

プリンタ制御システム及びプリンタ制御方法 Download PDF

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Abstract

【目的】プリンタ装置としてのトラブル要因も減らすことができるプリンタ制御システムを提供すること。
【構成】ユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみ行うことを設定する手段と、スプールファイルへの書込み手段において、スプールファイルに印刷データを格納する際に、取得手段により取得した設定内容として特定部分のみを出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当する白矩形データを作成する手段と、白矩形データを印字データの上に重ね合わせる結合手段とを備え、前記結合手段により特定部分のみとなった印刷データをスプールファイルに格納し、スプールファイル読込み手段により特定部分のみとなった印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印刷データの特定部分のみを出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータに接続されたプリンタ装置をコンピュータ上で制御する際の設定手段、設定方法に関し、特に、予めコンピュータに接続されたディスプレイに表示されるユーザインタフェイス上で、印刷データの特定部分の出力のみを行う設定項目を設け、この設定を行った際に印刷データの特定部分のみの印刷データ、或は特定部分についてのみ通常と同一の印刷データとしてプリンタへ出力することにより、プリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法、所謂フチ無し印刷のレイアウト確認等として行われる試し印刷でのインク消費量を減らし、又、殆どの試し印刷で用いられる普通紙へのインク打ち込み量が少なくなることで紙のカールが抑えられ、プリンタ装置としてのトラブル要因も減らすことができるようにしたプリンタ制御システム及びプリンタ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタ制御システムでは、プリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法として、所謂フチ無し印刷と称されるものがあるが、これは実際に出力する用紙サイズよりも印刷データを拡大し、用紙サイズよりもはみ出して印刷を行うことで実現している。
【0003】
そのため、印刷データの上下左右の各端部については、出力する用紙サイズからのはみ出し量を考慮してデータのレイアウトを行う必要があるが、各端部にレイアウトしたデータが出力する用紙サイズに収まるかどうかは、実際に出力を行わなければ認識できないため、試し印刷が伴っている。
【0004】
この際、試し印刷ということで普通紙が用いられることが多いが、所謂フチ無し印刷では写真系のようなインクを多量に使用するデータが出力対象となるため、ユーザにとっては試し印刷に多量のインクが消費される不快感があった。
【0005】
又、プリンタ装置側としても普通紙に多量のインクを打ち込んだことで発生する紙のカールが、印刷中にプリンタに搭載しているヘッドと紙が擦れる等の印刷トラブルの要因となり得るものであった。
【0006】
尚、従来のプリンタ制御システムにおける上記問題の概略図を以下に示す。
Figure 2004227506
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプリンタ制御システムにおいては、プリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法として、所謂フチ無し印刷と称されるものがあるが、これは実際に出力する用紙サイズよりも印刷データを拡大し、用紙サイズよりもはみ出して印刷を行うことで実現している。
【0008】
そのため、印刷データの上下左右の各端部については、出力する用紙サイズからのはみ出し量を考慮してデータのレイアウトを行う必要があるが、各端部にレイアウトしたデータが出力する用紙サイズに収まるかどうかは、実際に出力を行わなければ認識できないため、試し印刷が伴っている。
【0009】
この際、試し印刷ということで普通紙が用いられることが多いが、所謂フチ無し印刷では写真系のようなインクを多量に使用するデータが出力対象となるため、ユーザにとっては試し印刷に多量のインクが消費される不快感があった。
【0010】
又、プリンタ装置側としても普通紙に多量のインクを打ち込んだことで発生する紙のカールが、印刷中にプリンタに搭載しているヘッドと紙が擦れる等の印刷トラブルの要因となり得るものであった。
【0011】
本発明の目的は、従来のプリンタ制御システムにおいて、設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみを行う設定項目を設け、この設定を行った際に印刷データの特定部分のみの印刷データ、或は特定部分についてのみ通常と同一の印刷データとしてプリンタへ出力することにより、プリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法、所謂フチ無し印刷のレイアウト確認等として行われる試し印刷でのインク消費量を減らし、又、殆どの試し印刷で用いられる普通紙へのインク打ち込み量が少なくなることで紙のカールが抑えられ、プリンタ装置としてのトラブル要因も減らすことができるプリンタ制御システムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、プリンタ装置と接続されるコンピュータ端末装置(以下、コンピュータ)上でプリンタ装置の環境、動作制御方法や印刷データの出力処理方法等を指定する設定手段(主にグラフィックスユーザインタフェイス(以下、GUI)により構築された画面)であるユーザインタフェイスと、前記設定手段であるユーザインタフェイス上で設定した設定内容を保存する手段と、前記保存手段により保存した前記設定内容を取得する手段と、前記取得手段により取得した出力処理方法の設定内容に応じて指定した記憶媒体上に前記印刷データを独自ファイル形式で格納するスプールファイル書込み手段と、前記スプールファイルの出力順序表示、格納先の指定等のスプールファイル制御を行うインターフェイス手段(主にGUIで構築されたウィンドウ画面)と、スプールファイルから印刷データを読取るとともに、その読取り状況を表示する手段(主にGUIで構築されたウィンドウ画面)とを持ち、前記読取った印刷データを前記設定した出力処理方法の設定内容に応じてビットマップデータに変換する手段と、前記ビットマップデータを前記プリンタ装置による印刷に適した形式のデータに変換する手段と、前記変換したデータをプリンタ装置に送信する手段とを備え、前記プリンタ装置による印刷出力を制御するプリンタ制御システムにおいて、前記設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみ行うことを設定する手段と、前記スプールファイルへの書込み手段において、スプールファイルに印刷データを格納する際に、前記取得手段により取得した設定内容として特定部分のみを出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当する白矩形データを作成する手段と、前記作成手段により作成した白矩形データを印字データの上に重ね合わせる結合手段とを備え、前記結合手段により特定部分のみとなった印刷データをスプールファイルに格納し、前記スプールファイル読込み手段により特定部分のみとなった印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印刷データの特定部分のみを出力することを特徴とする。
【0013】
又、本発明は、プリンタ装置と接続されるコンピュータ上でプリンタ装置の環境、動作制御方法や印刷データの出力処理方法等を指定する設定手段(主にGUIにより構築された画面)であるユーザインタフェイスと、前記設定手段であるユーザインタフェイス上で設定した設定内容を保存するステップと、前記保存手段により保存した前記設定内容を取得するステップと、前記取得手段により取得した出力処理方法の設定内容に応じて指定した記憶媒体上に前記印刷データを独自ファイル形式で格納するスプールファイルの書込みステップと、前記スプールファイルの出力順序表示、格納先の指定等のスプールファイル制御を行うステップと、スプールファイルから印刷データを読取るとともに、その読取り状況を表示するステップと、前記読取った印刷データを前記設定した出力処理方法の設定内容に応じてビットマップデータに変換するステップと、前記ビットマップデータを前記プリンタ装置による印刷に適した形式のデータに変換するステップと、前記変換したデータをプリンタ装置に送信する送信ステップとを含み、前記プリンタ装置による印刷出力を制御するプリンタ制御方法において、前記設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみ行うことを設定するステップと、前記スプールファイルへの書込み手段においてスプールファイルに印刷データを格納する際に前記取得手段により取得した設定内容として特定部分のみを出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当する白矩形データを作成するステップと、前記作成手段により作成した白矩形データを印字データの上に重ね合わせる結合ステップとを備え、前記結合手段により特定部分のみとなった印刷データをスプールファイルに格納し、前記スプールファイル読込み手段により特定部分のみとなった印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印刷データの特定部分のみを出力することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態に係るプリンタ制御システムのブロック図であり、図1のシステムは、大略して、コンピュータ装置1000とプリンタ3000で構成される。
【0016】
コンピュータ装置1000は、CPU1001、RAM1002、ROM1003、ハードディスク記憶装置(HDD)1004、表示装置1006、キーボード、マウス等の入力装置1007を備える周知の構成であり、更に、外部記憶装置1005を備える。外部記憶装置1005は、例えばDVD−ROM、CD−ROM、PD、MD、FD、JAZZ(商標)、JIP(商標)、各種磁気テープ等の装置に着脱自在な記憶メディアにデータ、プログラムを読み出し/書き込み自在に記憶するものである。RAM1002は、CPU1001のワークエリアやデータの一時記憶用に使用される。
【0017】
コンピュータ装置1000は、これら外部記憶装置1005から各種アプリケーションソフト1100や本発明プログラムを含めたプリンタドライバ2000をハードディスク記憶装置(HDD)1004又はRAM1002にロードしてCPU1001によって実行する。プリンタドライバ2000は、これにより特徴的な出力処理作用を発揮させるもので、図1では、プリンタドライバ2000及びプリンタドライバ2000により作成されるスプールファイル2100はこれら媒体とは別に示している。
【0018】
プリンタドライバ2000は、その他の読み書き自在な各種記憶媒体にロードして実行することができる。又、ROM、NVRAM等の不揮発性メモリ素子に予め記憶させても構わないし、ネットワークを介して他の装置等と通信することで記憶装置にロードするようにしても構わない。
【0019】
プリンタドライバ2000が作成したプリンタデータは、送信処理部2010によってプリンタ3000の受信処理部3010へ送信されるように構成されている。
【0020】
又、プリンタドライバ2000は以下の要素で成り立っている。
【0021】
2001は印刷データの出力処理方法の設定をユーザが変更する出力処理方法設定部であり、本発明プログラムを実装するユーザインタフェイスもここに含まれる。2002は出力処理方法設定部2001で設定した印刷データの出力処理方法の設定を保存する出力処理方法保存部である。2003は出力処理方法保存部2002で保存された印刷データの出力処理方法の設定(保存)を取得する出力処理方法取得部である。
【0022】
2004は出力処理方法取得部2003で取得した出力処理方法の設定状態によって出力処理をフォアグラウンド/バックグラウンドを切替える出力処理方法切替部である。2006は出力処理方法切替部2004で出力処理をバックグラウンドに切替えた場合に、印字データをスプールファイル2100へ格納するスプールファイル書込み部である。2007はスプールファイル書込み部2006で格納された印字データの出力順序表示、スプールファイルの格納先指定等を制御するスプールファイル制御部である。
【0023】
2008はスプールファイルから印刷データを読取るスプールファイル読取り部である。2005は出力処理方法取得部2003で取得した出力処理方法の設定状態によって印刷データをビットマップデータに変換するビットマップデータ変換部である。2009はビットマップデータ変換部2005で変換されたビットマップデータをプリンタ3000が所望する印刷出力に適したデータ形式に変換するプリンタデータ変換部である。2010はプリンタデータ変換部2009で変換されたプリンタデータをプリンタに送信する送信処理部である。
【0024】
図2は以上の構成による本実施の形態のユーザインタフェイスを含むプリンタ制御システムにおける出力処理の動作を表わすフローチャートであり、本フローチャートに従った出力処理について、以下の図面を参照して詳細に説明する。尚、図2において、2001〜2010で示した図1中の要素による処理にステップ番号S01〜S010を付してある。
【0025】
先ず、出力処理方法設定部S01により、コンピュータ装置1000上で印刷するデータの出力処理方法を設定する。尚、S01は図3−1のようなGUIにより構築されたユーザインタフェイスである。
【0026】
図4は出力処理方法設定部S01の動作を表わすフローチャートである。
【0027】
ここでS01の処理、出力処理方法設定モジュールについて詳細に説明する。
【0028】
先ず、マウス、タブレットといった入力機器、或はスクリーンタッチ等による出力処理方法の選択・設定操作のユーザ入力を判断する(S101)。
【0029】
S101においてユーザ入力が発生していないと判断した場合は、ユーザの入力待ちとなる。
【0030】
S101においてユーザ入力が発生したと判断した場合、選択・設定操作された出力処理方法の設定項目を取得する(S102)。S102において取得した設定項目がプリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法、所謂フチ無し印刷の指定であるかを判断する(S103)。
【0031】
S103においてフチ無し印刷の指定と判断した場合は、はみ出し量の設定項目と特定部分のみ印刷する設定項目の表示状態を通常表示状態にする(S104)。S104において表示状態を変更した後は、再度ユーザの入力待ちとなる。S103においてフチ無し印刷の指定でないと判断した場合は、設定処理を終了するかを判断する(S105)。
【0032】
S105において設定処理を終了しないと判断した場合は、再度ユーザ入力待ち状態となる。S105において設定処理を終了すると判断した場合は、本モジュール処理から抜ける。
【0033】
ここで、図2に戻って説明する。
【0034】
ユーザによる出力処理方法の設定が終了し、実際の印刷出力を行う場合は、出力処理方法保存部S02により、S01の出力処理方法で設定した出力処理方法を保存する。
【0035】
出力処理方法取得部S03により、出力処理方法保存部S02で保存された出力処理方法の設定を取得する。出力処理方法切替部S04によりS03で取得された出力処理方法の設定に応じて印刷出力処理のフォアグラウンド/バックグラウンドの切替えを行う。
【0036】
出力処理方法切替部S04の切替え結果により印刷出力処理をフォアグラウンドで行う場合は、ビットマップデータ変換部S05により印刷データ自体をビットマップデータに変換する。又、S04の切替え結果により印刷出力処理をバックグラウンドで行う場合は、スプールファイル書込み部S06により、印刷データを独自ファイル形式で指定した記憶媒体上のスプールファイル2100に格納する。
【0037】
図5はスプールファイル書込み部S06の動作を表わすフローチャートである。ここでS06の処理、スプールファイル書込みモジュールについて詳細に説明する。
【0038】
先ず、S03で取得された出力処理方法の設定として、プリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法、所謂フチ無し印刷の指定がされているかを判断する(S201)。
【0039】
S201においてフチ無し印刷の指定がされていると判断した場合は、特定部分のみ印刷する指定がされているかを判断する(S202)。S201においてフチ無し印刷の指定がされていないと判断した場合は、印刷データをそのままスプールファイルに格納する。
【0040】
S202において特定部分のみ印刷する指定されていると判断した場合は、印刷データの上下左右端部を一定サイズ小さくした白矩形データを作成する(S203)。
【0041】
S202において特定部分のみ印刷する指定がされていないと判断した場合は、印刷データをそのままスプールファイルに格納する。
【0042】
S203において作成した白矩形データを印刷データにSRCCOPY で重ね合わせて結合する(S204)。S204における結合により上下左右の端部のみ元データが残った印刷データをスプールファイルに格納する(S205)。
【0043】
ここで、図2に戻って説明する。
【0044】
スプールファイルの格納開始と同時にS06によりスプールファイル制御部S07を起動する。S07はスプールファイルの出力順序表示、格納先の指定等のスプールファイル制御を行う実行プログラムであり、図3−2のようなGUIにより構築されたユーザインタフェイス画面を表示する。尚、S07はS06からの起動とは別に単独での起動も可能であり、この際も格納先の指定等ができるものとする。
【0045】
スプールファイル読取り部S08は、スプールファイルから印刷データの読取り処理を行う。尚、S08は図3−3のようなGUIにより構築されたユーザインタフェイス画面表示を行い、読取り状況を表示する。
【0046】
S05によりS08で読取られた印刷データをビットマップデータに変換する。
【0047】
プリンタデータ変換部S09により、S05で変換されたビットマップデータをプリンタ3000が所望する印刷出力に適した形式のプリンタデータに変換する。
【0048】
送信処理部S10により、S09で変換されたプリンタデータをプリンタ3000に送信する。
【0049】
実施の形態1に関しての表示例を以下の図aで示す。
【0050】
Figure 2004227506
<実施の形態2>
実施の形態2のプリンタ制御システムにおける出力処理の動作は、実施の形態1と同様に図2のフローチャートで表される。
【0051】
出力処理について、以下の図面を参照して詳細に説明する。
【0052】
尚、図2において、2001〜2010で示した図1中の要素による処理にステップ番号S01〜S010を付してある。
【0053】
先ず、出力処理方法設定部S01により、コンピュータ装置1000上で印刷するデータの出力処理方法を設定する。尚、S01は図3−1のようなGUIにより構築されたユーザインタフェイスである。
【0054】
図6は出力処理方法設定部S01の動作を表わすフローチャートである。
【0055】
ここで、S01の処理、出力処理方法設定モジュールについて詳細に説明する。
【0056】
S301〜S304の処理の詳細な説明は実施の形態1のS101〜S104と同様である。
【0057】
S303においてフチ無し印刷の指定でないと判断した場合は、特定部分のみ印刷する指定であるかを判断する(S305)。
【0058】
S305において特定部分のみ印刷する指定と判断した場合は、特定部分以外を薄く印刷する設定項目の表示状態を通常表示状態にする(S306)。
【0059】
S306において表示状態を変更した後は、再度ユーザの入力待ちとなる。
【0060】
S305において特定部分のみ印刷する指定でないと判断した場合は、設定処理を終了するかを判断する(S307)。
【0061】
S307において設定処理を終了しないと判断した場合は、再度ユーザ入力待ち状態となる。S307において設定処理を終了すると判断した場合は、本モジュール処理から抜ける。
【0062】
ここで、図2に戻って説明する。
【0063】
S02〜S05の処理の詳細な説明は実施の形態1と同様である。
【0064】
又、S04の切替え結果により印刷出力処理をバックグラウンドで行う場合は、スプールファイル書込み部S06により、印刷データを独自ファイル形式で指定した記憶媒体上のスプールファイル2100に格納する。
【0065】
図7はスプールファイル書込み部S06の動作を表わすフローチャートである。
【0066】
ここでS06の処理、スプールファイル書込みモジュールについて詳細に説明する。
【0067】
S401、S402の処理の詳細な説明は実施の形態1のS201、S202と同様である。
【0068】
S402において特定部分のみ印刷する指定がされていると判断した場合は、特定部分以外を薄く印刷する指定がされているか判断する(S403)。
【0069】
S403において特定部分以外を薄く印刷する指定がされていると判断した場合は、印刷データの上下左右端部を一定サイズ小さくしたグレー矩形データを作成する(S404)。
【0070】
S403において特定部分以外を薄く印刷する指定がされていないと判断した場合は、印刷データの上下左右端部を一定サイズ小さくした白矩形データを作成する(S405)。
【0071】
S404においてグレー矩形データを作成した場合は、印刷データにSRCANDで重ね合わせて結合する(S406)。
【0072】
S405において白矩形データを作成した場合は、印刷データにSRCCOPY で重ね合わせて結合する(S407)。
【0073】
S406、S407における結合により上下左右の端部のみ元データが残った印刷データをスプールファイルに格納する(S408)。
【0074】
ここで、図2に戻って説明する。
【0075】
S07〜S10の処理の詳細な説明は実施の形態1と同様である。
【0076】
実施の形態2に関しての表示例を以下の図bで示す。
【0077】
Figure 2004227506
【0078】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみを行う設定項目を設け、この設定を行った際に印刷データの特定部分のみの印刷データ、或は特定部分についてのみ通常と同一の印刷データとしてプリンタへ出力することにより、プリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法、所謂フチ無し印刷のレイアウト確認等として行われる試し印刷でのインク消費量を減らし、又、殆どの試し印刷で用いられる普通紙へのインク打ち込み量が少なくなることで紙のカールが抑えられ、プリンタ装置としてのトラブル要因も減らすことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るシステムのブロック図である。
【図2】プリンタ制御システムにおける出力処理の動作を表わすフローチャートである。
【図3】プリンタ制御システムにおける出力処理方法設定GUI画面例、プリンタ制御システムにおけるスプールファイル制御GUI画面例及びプリンタ制御システムにおけるスプールファイル読取り状況表示GUI画面例である。
【図4】本発明の実施の形態1のプリンタ制御システムにおける出力処理方法設定部の動作を表わすフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1のプリンタ制御システムにおけるスプールファイル書込み部の動作を表わすフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2のプリンタ制御システムにおける出力処理方法設定部の動作を表わすフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2のプリンタ制御システムにおけるスプールファイル書込み部の動作を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
1000 コンピュータ装置
1001 CPU
1002 RAM
1003 ROM
1004 ハードディスク記憶装置(HDD)
1005 外部記憶装置
1006 表示装置
1007 入力装置
2000 プリンタドライバ
2001 出力処理方法設定部
2002 出力処理方法保存部
2003 出力処理方法取得部
2004 出力処理方法切替部
2005 ビットマップデータ変換部
2006 スプールファイル書込み
2007 スプールファイル制御部
2008 スプールファイル読取り部
2009 プリンタデータ変換部
2010 送信処理部
2100 スプールファイル
3000 プリンタ
3010 受信処理部

Claims (6)

  1. プリンタ装置と接続されるコンピュータ端末装置(以下、コンピュータ)上でプリンタ装置の環境、動作制御方法や印刷データの出力処理方法等を指定する設定手段(主にグラフィックスユーザインタフェイス(以下、GUI)により構築された画面)であるユーザインタフェイスと、前記設定手段であるユーザインタフェイス上で設定した設定内容を保存する手段と、前記保存手段により保存した前記設定内容を取得する手段と、前記取得手段により取得した出力処理方法の設定内容に応じて指定した記憶媒体上に前記印刷データを独自ファイル形式で格納するスプールファイル書込み手段と、前記スプールファイルの出力順序表示、格納先の指定等のスプールファイル制御を行うインターフェイス手段(主にGUIで構築されたウィンドウ画面)と、スプールファイルから印刷データを読取るとともに、その読取り状況を表示する手段(主にGUIで構築されたウィンドウ画面)とを持ち、前記読取った印刷データを前記設定した出力処理方法の設定内容に応じてビットマップデータに変換する手段と、前記ビットマップデータを前記プリンタ装置による印刷に適した形式のデータに変換する手段と、前記変換したデータをプリンタ装置に送信する手段とを備え、前記プリンタ装置による印刷出力を制御するプリンタ制御システムにおいて、
    前記設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみ行うことを設定する手段と、前記スプールファイルへの書込み手段において、スプールファイルに印刷データを格納する際に、前記取得手段により取得した設定内容として特定部分のみを出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当する白矩形データを作成する手段と、前記作成手段により作成した白矩形データを印字データの上に重ね合わせる結合手段とを備え、前記結合手段により特定部分のみとなった印刷データをスプールファイルに格納し、前記スプールファイル読込み手段により特定部分のみとなった印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印刷データの特定部分のみを出力することを特徴とするプリンタ制御システム。
  2. 前記設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分以外についての出力に関して白矩形として出力する、或は通常よりも薄く出力することを設定する手段と、前記スプールファイルへの書込み手段においてスプールファイルに印刷データを格納する際に前記取得手段により取得した設定内容として特定部分以外について通常よりも薄く出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当するグレー矩形データを作成する手段と、前記作成手段により作成したグレー矩形データを印字データの上に印字データが半透明に見えるように重ね合わせる結合手段とを備え、前記結合手段により特定部分のみ通常印刷データ、特定部分以外は通常より薄い印刷データとなった印刷データをスプールファイルに格納し、前記スプールファイル読込み手段により印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印字データの特定部分のみを通常印刷データとして出力することを特徴とする請求項1記載のプリンタ制御システム。
  3. 前記設定手段であるユーザインタフェイス上にプリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法の設定を備え、前記印刷方法の設定を行った場合、実際に出力する用紙サイズよりも印刷データを拡大するが、用紙サイズからのはみ出し量を段階設定する手段とを持ち、前記はみ出し量を段階設定に応じて印刷データを拡大して出力することを特徴とする請求項2記載のプリンタ制御システム。
  4. プリンタ装置と接続されるコンピュータ上でプリンタ装置の環境、動作制御方法や印刷データの出力処理方法等を指定する設定手段(主にGUIにより構築された画面)であるユーザインタフェイスと、前記設定手段であるユーザインタフェイス上で設定した設定内容を保存するステップと、前記保存手段により保存した前記設定内容を取得するステップと、前記取得手段により取得した出力処理方法の設定内容に応じて指定した記憶媒体上に前記印刷データを独自ファイル形式で格納するスプールファイルの書込みステップと、前記スプールファイルの出力順序表示、格納先の指定等のスプールファイル制御を行うステップと、スプールファイルから印刷データを読取るとともに、その読取り状況を表示するステップと、前記読取った印刷データを前記設定した出力処理方法の設定内容に応じてビットマップデータに変換するステップと、前記ビットマップデータを前記プリンタ装置による印刷に適した形式のデータに変換するステップと、前記変換したデータをプリンタ装置に送信する送信ステップとを含み、前記プリンタ装置による印刷出力を制御するプリンタ制御方法において、
    前記設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分の出力のみ行うことを設定するステップと、前記スプールファイルへの書込み手段においてスプールファイルに印刷データを格納する際に前記取得手段により取得した設定内容として特定部分のみを出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当する白矩形データを作成するステップと、前記作成手段により作成した白矩形データを印字データの上に重ね合わせる結合ステップとを備え、前記結合手段により特定部分のみとなった印刷データをスプールファイルに格納し、前記スプールファイル読込み手段により特定部分のみとなった印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印刷データの特定部分のみを出力することを特徴とするプリンタ制御方法。
  5. 前記設定手段であるユーザインタフェイス上に印刷データの特定部分以外についての出力に関して、白矩形として出力する、或は通常よりも薄く出力することを設定するステップと、前記スプールファイルへの書込み手段においてスプールファイルに印刷データを格納する際に前記取得手段により取得した設定内容として特定部分以外について通常よりも薄く出力する設定がされている場合、特定部分以外の印刷データに相当するグレー矩形データを作成するステップと、前記作成手段により作成したグレー矩形データを印字データの上に印字データが半透明に見えるように重ね合わせる結合手段とを備え、前記結合手段により特定部分のみ通常印刷データ、特定部分以外は通常より薄い印刷データとなった印刷データをスプールファイルに格納し、前記スプールファイル読込み手段により印刷データを読込み、前記ビットマップデータへの変換手段、前記プリンタデータへの変更手段を介して前記送信手段によりプリンタへ送信することによって印字データの特定部分のみを通常印刷データとして出力することを特徴とする請求項4記載のプリンタ制御方法。
  6. 前記設定手段であるユーザインタフェイス上にプリンタの余白により発生するフチを無くした出力結果を得ることができる印刷方法の設定を備え、前記印刷方法の設定を行った場合、実際に出力する用紙サイズよりも印刷データを拡大するが、用紙サイズからのはみ出し量を段階設定する手段とを持ち、前記はみ出し量を段階設定に応じて印刷データを拡大して出力することを特徴とする請求項5記載のプリンタ制御方法。
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