JP2004227466A - コード入力方法及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人識別コードの入力操作時に使用者の指の動きを第三者に見られても、個人識別コードを読み取られる心配のない入力方法を実現する。
【解決手段】個人識別コードの真値コードと偽値コードを含むコード群をランダムに表示する表示手段と、該表示手段に表示される前記コード群の表示位置と対応して配置する複数の入力手段を設け、前記表示手段によって表示される前記コード群に真値コードがある場合は、該真値コードに対応する前記入力手段を操作して真値コードを入力し、順次入力されたコードを通信手段により外部の電子機器に送信し、該外部の電子機器は受信した前記コードを基にして使用者の認証を行う構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は個人識別コード等のコード入力を行って、使用者の認証を実現する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、店頭に於ける電子決済はクレジットカードやデビッドカード等が一般的である。しかし、クレジットカードは商品を購入する際、一時的であったとしてもカードがその所有者から離れるために不正コピー等の危険性がある。また、デビッドカードは店頭に置かれた端末機等で暗証番号を入力するので、入力時に暗証番号を第三者に盗み見られる危険性が指摘されている。このような問題点を解決する手段として、小型の携帯型電子機器にクレジットカードやデビッドカード等のカード情報を実装し、該電子機器と各店頭に設置されているPOS端末機等との間でワイヤレス通信を行って使用者の認証を実施し、電子決済を実現するシステムが開発されつつある。
【0003】
このような電子決済機能を有した携帯型電子機器は、使用者自身の操作で個人識別コードを入力し個人認証の手続きが出来るので、カードの受け渡しによる不正コピー等の心配が無く安全性が高い。しかし、携帯型電子機器で個人識別コード等を入力するためには、10個又はそれ以上のキーでなる数字キーが必要であるが、この数字キーを配置すると携帯型電子機器の外形サイズが大きくなり、携帯性に問題が生じる。また、使用者が個人識別コードを数字キーで入力すると、その指の動きで数字キーのどの位置のキーが押されたのかを第三者に読み取られ、個人識別コードを知られてしまう危険性も有している。
【0004】
また、数字キーの代わりに、キーの入力回数によって数字を表現し個人識別コードを入力する手法もある。この方法では、桁切り替えキーと数字入力キーだけで個人識別コードを入力できるメリットはあるが、数字を入力回数で表現するので利便性が悪く誤操作を起こし易い。また、入力回数を読み取ることによって、第三者に個人識別コードを知られてしまう危険性も残されている。これらの問題を解決するために、個人識別コード等を入力するコード入力方法がいくつか提案されている。
【0005】
その一つは、コード入力を行う電子機器の入力手段を上下左右の4方向で入力する十字キーとし、個人識別コード等の数値を十字キーの4方向と合わせて4進数として入力する方法である(例えば特許文献1参照)。この方法であれば、十字キーだけでコードを入力できるので前述の数字キーが不要であり電子機器の小型化が可能である。
【0006】
他の方法は、コード入力を行う電子機器に少なくても一つ以上の回転可能なセレクタを設け、そのセレクタを回転させることによって個人識別コード等のコードを入力する方法である(例えば特許文献2参照)。この方法は、セレクタだけでコード入力が可能であるので操作性に優れ、また、入力手段としての数字キーや入力コードを確認するための表示手段も不必要であり、電子機器の小型化が可能である。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−287877号公報(発明の実施の形態、図1)
【特許文献2】
特開2001−298531号公報(発明の実施の形態、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の十字キーによるコード入力は、指の先端を上下左右に動かして入力するので操作性が悪く誤入力し易い。また、入力操作時の指の動きで第三者に入力コードを盗み見られる危険性が残っている。更にはコードを4進数等で入力するので、電子機器の使用者は通常の10進数の個人識別コードの他に4進数のコードも覚える必要があり、利便性に大きな問題がある。
【0009】
また、前述のセレクタを用いたコード入力方法は、セレクタの回転位置を第三者に盗み見られる危険性があるので、使用者はコード入力後に、セレクタを回転するなどして入力したコードを除去しなければならず、セキュリティに問題があると共に利便性が悪い。また、セレクタが回転構造を有しているので構造が複雑であり、更に、セレクタの回転位置を検出する位置検出手段も必要であってコストアップの要因となる。
【0010】
本発明の目的は、上記課題を解決して、使用者がコード入力する操作を第三者に見られてもコードを読み取られる危険性が小さく、また、コード入力操作が簡単で誤操作の心配が少なく、更にはコード入力する入力手段も小型に実現できる、高いセキュリティと利便性と携帯性に優れたコード入力方法とそれを用いた電子機器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、下記記載の構成と方法を採用する。
【0012】
本発明は、真値コードと偽値コードとからなるコード群を任意に表示する表示手段と、該表示手段によって表示される前記コード群の表示位置に対応して配置された複数の入力手段と、該入力手段によって選択された前記コード群の中の特定コードと前記真値コードとを照合する演算手段とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、真値コードは偽値コードと共にコード群として表示手段に任意に表示させているので、第三者に表示内容を見られても、第三者に真値コードが知られる可能性を低くできる。また、入力手段はコード群の表示位置に対応して配置されるので、特定コードの選択操作が簡単であり、また、少ない入力手段で特定コードを選択する事が出来る。また、選択された特定コードの照合が演算手段によって電子機器内部で完結できるため、安全性も高い。
【0014】
更に乱数発生手段を有し、前記表示手段に表示される前記真値コードは、前記乱数発生手段によってランダムに表示位置を変え、また、前記偽値コードの値と表示位置も前記乱数発生手段によってランダムに変化させることを特徴とする。
【0015】
これにより、表示手段に表示される真値コードの位置は、乱数発生手段によってランダムに変化し、また同様に、前記表示手段に表示される前記偽値コードの値とその表示位置も乱数発生手段によってランダムに変化する。このため、真値コードの選択に於いて使用者の指の動きは真値コードを選択する毎に異なるので、第三者に使用者の指の動きを見られても、真値コードが読み取られる可能性を低くできる。また、第三者に表示手段の表示内容を見られても、真値コードが知られる可能性を更に低くできる。
【0016】
また、前記表示手段に表示される前記コード群は真値コードを含まないダミーコード群を有し、該ダミーコード群は前記乱数発生手段によってランダムに表示されることを特徴とする。
【0017】
これにより、表示手段は真値コードを含まないダミーコード群をランダムに表示するので、真値コードの選択に於いて使用者の指の動きは更に複雑になり、第三者に使用者の指の動きを見られても、真値コードが読み取られる可能性を更に低くできる。また、第三者に表示手段の表示内容を見られても、真値コードが知られる可能性を更に低くできる。
【0018】
また、前記コード群は複数の英数字又は記号等によってなることを特徴とする。
【0019】
これにより、表示手段に表示されるコード群は、英数字や記号を使用できるので、利便性が良く安全性も高くできる。
【0020】
また、前記真値コードは1桁以上の任意の桁数によってなることを特徴とする。
【0021】
これにより、真値コードの桁数を1桁以上の任意の桁数に出来るので、低い安全性で十分なときは少ない桁数で対応し、高い安全性が必要なときは多い桁数で対応する等の柔軟性を持つことが出来る。
【0022】
また、更に通信手段を有し、該通信手段によって外部の電子機器と情報通信を行い、前記入力手段によって選択された前記特定コードの認証を前記外部の電子機器との間、又は前記外部の電子機器と接続されたホストコンピュータとの間で確立することを特徴とする。
【0023】
これにより、電子機器は通信手段によって外部の電子機器と情報通信を行い、外部の電子機器又は、外部の電子機器と接続されたホストコンピュータとの間で、選択された特定コードの認証を確立出来るので、電子決済等の認証を高い安全性で実現できる。
【0024】
また、前記通信手段は赤外線通信手段、または、無線通信手段等のワイヤレスによってなる通信手段であることを特徴とする。
【0025】
これにより、外部の電子機器と赤外線通信手段や無線通信手段等のワイヤレスによる通信手段によって情報通信出来るので、電子機器を外部の電子機器に近づけるだけで自動的に情報通信を開始する等が可能であり、利便性を向上させることができる。
【0026】
また、更に時計機能有し、前記表示手段に時計情報を表示することを特徴とする。
【0027】
これにより、表示手段に時計情報を表示出来るので、コードの照合を行わない通常の携帯時に時刻やカレンダを見ることが出来る。
【0028】
また、真値コードと偽値コードによってなるコード群を任意に表示する工程と、入力手段によって選択された特定コードを出力する工程と、選択された前記特定コードと前記真値コードとを照合する工程とを有することを特徴とする。
【0029】
これにより、真値コードは偽値コードと共にコード群として任意に表示されるので、第三者に表示内容を見られても、真値コードが知られる可能性を低くできる。また、入力手段によって選択されたコードを特定コードとして出力できるので、特定コードの選択操作が簡単であり、また、少ない入力手段で特定コードを選択する事が出来る。また、選択された特定コードは真値コードと照合されるので、特定コードの照合を電子機器内部で完結でき、安全性を高くすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態である電子機器の構成と外部の電子機器との接続関係を示しており、図1(a)は本発明の第1の実施形態である電子機器の正面図であり、図1(b)は本発明の電子機器と外部の電子機器との接続関係を示す構成図である。図1(a)に於いて1は電子機器としての腕時計型端末であり、2は腕時計型端末1の外装である。
【0031】
SW1〜SW5は前記外装2の側面に位置する入力手段としての五つの入力ボタンである。3は表示手段としての液晶パネル等によって成る表示部である。4は赤外線通信手段としての通信部であり、図示しないが赤外線発光デバイスと赤外線センサーを備え、前記外装2の表面に半透明の窓を開けて配置される。5は腕時計型端末1を使用者の腕に装着するためのバンドであり、金属又は皮等によって成る。
【0032】
次に、図1(a)に於いて、腕時計型端末1の通常モードでの動作を説明する。
腕時計型端末1はバンド5によって使用者(図示せず)の腕に装着され、通常状態では腕時計として使用される。すなわち、腕時計型端末1は時計機能を有し、図示しないが表示部3に時刻やカレンダ等の時計情報を表示する。また、入力ボタンSW1〜SW5を操作することにより、ストップウォッチ機能やアラーム機能等を呼び出してデジタル型腕時計として機能する。
【0033】
次に、腕時計型端末1を電子決済のために個人識別コードを入力する端末機として用いるときのシステム構成を説明する。図1(b)に於いて、10は外部の電子機器としての店頭に設置される認証用端末であり、11は前記腕時計型端末1の通信部4とデータ通信するための端末通信部である。12は各種情報を表示する端末表示部であり、13はデータ入力用のキーボードであり、14はレシート等を出力するプリンタである。
【0034】
15は赤外線通信ラインであり、前記腕時計型端末1の通信部4と認証用端末10の端末通信部11とをワイヤレスの赤外線通信によって接続しデータ通信を行う。20はホストコンピュータであり、クレジット会社に設置され、顧客情報を記憶し使用者の個人認証の可否を決定し、店頭に設置された認証用端末10を制御する。21は前記認証用端末10とホストコンピュータ20を結び情報通信を行うデータ通信ラインである。
【0035】
次に図1(b)に基づいて腕時計型端末1を用いた電子決済システムの概略動作を説明する。図1(b)に於いて、店頭にて商品を購入した使用者(図示せず)は、店頭に設置された前記認証用端末10の近くで腕時計型端末1の入力ボタンSW1〜SW5を操作して個人識別コードを入力する。腕時計型端末1は個人識別コードが入力されると、通信部4を駆動して腕時計型端末1が持つ固有のIDコードと入力された個人識別コードを、赤外線通信ライン15上に送信する。
【0036】
認証用端末10は、端末通信部11によって赤外線通信ライン15を受信し、腕時計型端末1からのIDコードと個人識別コードを入力する。次に認証用端末10は、入力したIDコードと個人識別コードをデータ通信ライン21に送信してクレジット会社のホストコンピュータ20に伝達する。ホストコンピュータ20は、IDコードと個人識別コードを入力し、内部に記憶している顧客情報と比較して使用者の認証の可否を判断する。
【0037】
ここで、ホストコンピュータ20が使用者を認証し、且つ、使用者の履歴データ等を参照して決済を承認した場合は決済処理を実行する。また、使用者の認証が不可の場合や決済の承認が不可の場合は、決済処理を実施しない。また、ホストコンピュータ20は使用者の認証の可否とその処理結果を、データ通信ライン21を介して認証用端末10に送信する。認証用端末10は、ホストコンピュータ20から送られてきた情報に基づいて処理結果を端末表示部12に表示し、必要に応じてプリンタ14を駆動してレシート等を発行し電子決済が完了する。
【0038】
次に図2に基づいて、腕時計型端末1の内部構成を説明する。図2は本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1のブロック図である。図2に於いて、6は腕時計型端末1を制御する制御部であり、該制御部6の内部は、演算手段としての演算部6aと乱数発生手段としての乱数発生部6bと表示インターフェース部6c(以降表示I/F部6cと略する)と入力インターフェース部6d(以降入力I/F部6dと略す)によって構成される。該制御部6の入力I/F部6dは前記入力ボタンSW1〜SW5からの入力信号P1〜P5を入力し、入力ボタンSW1〜SW5の状態を表す入力データP6を出力する。
【0039】
乱数発生部6bは、内部で乱数を発生して乱数データP7を出力する。表示I/F部6cは演算部6aからの表示データP8を入力して前記表示部3に表示制御信号P9を出力する。表示部3は表示制御信号P9を入力して通常モードに於いては時計情報を表示し、認証モードに於いては個人識別コードを入力するためのコード群を表示する。通信部4は制御部6の演算部6aと通信データP10によって接続し、赤外線通信ライン15によって外部の電子機器である認証用端末10と通信する。7は電源であり一次電池又は二次電池等によってなり、図示しないが電源ラインを介して制御部6と表示部3及び通信部4に電力を供給する。
【0040】
次に図2に於いて、腕時計型端末1の通常モードの動作を説明する。電源7が腕時計型端末1の各ブロックに電力を供給すると、各ブロックは動作を開始し制御部6の演算部6aは初期化ルーチンを実行して各ブロックを初期化する。ここで演算部6aは図示しないが基準信号源としての水晶発振回路を有し、時刻及びカレンダをカウントして現在時刻やカレンダ情報を内部に記憶する。
【0041】
演算部6aはこの現在時刻やカレンダ情報を表示データP8として出力し、表示I/F部6cは表示データP8を入力して表示部3に表示制御信号P9を出力し、表示部3は現在時刻やカレンダ等の時計情報を表示する。また、入力ボタンSW1〜SW5が操作されると入力信号P1〜P5が出力し、入力I/F部6dは入力信号P1〜P5を入力して入力データP6を出力する。演算部6aは入力データP6に応じてストップウォッチやアラーム設定等の多機能モードに移行し、表示部3は各モードでの表示状態となる。
【0042】
次に図2に於いて、腕時計型端末1が電子決済等のための個人認証端末機として機能する認証モードでの内部動作を説明する。腕時計型端末1を図1で示す認証用端末10に近づけると、腕時計型端末1の通信部4と認証用端末10の端末通信部11が互いに送受信を開始して赤外線通信ライン15を確保し、腕時計型端末1は自動的に認証モードに移行する。
【0043】
認証モードに移行すると制御部6の演算部6aは、内部のメモリ(図示せず)にあらかじめ記憶している使用者の認証を行うためのコードである個人識別コードを、真値コードとして呼び出し、また、乱数発生部6bが発生する乱数データP7に基づいて偽値コードを生成し、該真値コードと偽値コードをランダムに組み合わせたコード群を表示データP8として出力する。表示I/F部6cは表示データP8を入力して表示部3を制御する表示制御信号P9を出力し、表示部3は表示制御信号P9を入力して前記コード群を定められた表示位置に表示する。
【0044】
ここで使用者が、表示部3に表示された前記コード群の中から真値コードを選択して入力ボタンSW1〜SW4を操作すると、入力信号P1〜P4が発生して入力I/F部6dに入力する。入力I/F部6dは入力信号P1〜P4を入力してコード化した入力データP6を生成し出力する。演算部6aは入力データP6と表示データP8を参照し、表示部3で表示しているコード群の中からどのコードが選ばれたかを特定し、特定コードとして出力し内部に一時記憶する。
【0045】
演算部6aは一時記憶した特定コードと前記呼び出された真値コードとを照合する。ここで特定コードと真値コードが一致した場合は、演算部6aは使用者が個人識別コードを正しく入力したと判断し、前述した如く固有のIDコードと個人識別コードを通信データP10に出力し、通信部4は通信データP10を入力してIDコードと個人識別コードを赤外線通信ライン15上に出力し、認証用端末10を経由してホストコンピュータ20に個人認証と電子決済を要求する。
【0046】
次に図3に基づいて、腕時計型端末1の認証モードでの表示内容と個人識別コードの入力方法を表示部3の表示内容から具体的に説明する。説明の前提として個人識別コードは4桁の数字で表現され、その値は“0123”であるとする。図3は、本発明に於ける第1の実施形態である腕時計型端末1の認証モードでの表示部3の表示内容の推移と、入力ボタンSW1〜SW5の関連を示した動作図である。
【0047】
図3(a)は個人識別コードの4桁目を入力する表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(b)は個人識別コードの3桁目を入力する表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示している。図3(c)は真値コードを含まないダミーコード群を表示する表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(d)は個人識別コードの2桁目を入力する表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(e)は個人識別コードの1桁目を入力する表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示している。
【0048】
ここで腕時計型端末1が認証モードに移行すると、初めに表示部3は図3(a)に示す如く個人識別コードの4桁目を入力するためのコード群を表示する。すなわち、腕時計型端末1の制御部6は、個人識別コードの最上位である4桁目を真値コードとして呼び出し、乱数発生部6bによってその真値コードの表示位置と、三つの偽値コードとその偽値コードの表示位置を決定し表示部3に表示する。図3(a)に於いて、真値コードは表示部3の左上に位置する数字“0”であり、他の数字(すなわち“3”、“1”、“6”)は偽値コードである。
【0049】
ここで使用者は、表示部3の表示画面を見て数字“0”が個人識別コードの4桁目の真値コードであることを認知し、その真値コードに最も近い位置に配置されている入力ボタンSW3(黒色)を押下する。入力ボタンSW3が押下されると、腕時計型端末1の表示部3は図3(b)に示す如く個人識別コードの3桁目を入力するためのコード群を表示する。
【0050】
すなわち、腕時計型端末1の制御部6は、個人識別コードの3桁目を真値コードとして呼び出し、乱数発生部6bによってその真値コードの表示位置と、三つの偽値コードとその偽値コードの表示位置を決定し表示部3に表示する。図3(b)に於いて、真値コードは表示部3の右上に位置する数字“1”であり、他の数字(すなわち“9”、“5”、“0”)は偽値コードである。ここで使用者は、表示部3の表示画面を見て数字“1”が個人識別コードの3桁目の真値コードであることを認知し、その真値コードに最も近い位置に配置されている入力ボタンSW1(黒色)を押下する。
【0051】
入力ボタンSW1が押下されると、制御部6は内部の乱数発生部6bが発生する乱数に従って真値コードの含まれないダミーコード群を出力し、表示部3は図3(c)に示す如くダミーコード群である数字“3”、“0”、“5”、“1”を表示する。ここで使用者は、個人識別コードの2桁目である数字“2”を探すが存在しないので、この表示がダミーコード群を表示したダミーページであることを知ってページ送りボタンである入力ボタンSW5(黒色)を押下する。
【0052】
入力ボタンSW5が押下されると、腕時計型端末1の表示部3は図3(d)に示す如く個人識別コードの2桁目を入力するためのコード群を表示する。すなわち、腕時計型端末1の制御部6は、個人識別コードの2桁目を真値コードとして呼び出し、乱数発生部6bによってその真値コードの表示位置と、三つの偽値コードとその偽値コードの表示位置を決定し表示部3に表示する。図3(d)に於いて、真値コードは表示部3の左下に位置する数字“2”であり、他の数字(すなわち“7”、“8”、“4”)は偽値コードである。
【0053】
ここで使用者は、表示部3の表示画面を見て数字“2”が個人識別コードの2桁目の真値コードであることを認知し、その真値コードに最も近い位置に配置されている入力ボタンSW4(黒色)を押下する。入力ボタンSW4が押下されると、腕時計型端末1の表示部3は図3(e)に示す如く個人識別コードの1桁目を入力するためのコード群を表示する。
【0054】
すなわち、腕時計型端末1の制御部6は、個人識別コードの最下位である1桁目を真値コードとして呼び出し、乱数発生部6bによってその真値コードの表示位置と、三つの偽値コードとその偽値コードの表示位置を決定し表示部3に表示する。図3(e)に於いて、真値コードは表示部3の右下に位置する数字“3”であり、他の数字(すなわち“5”、“2”、“4”)は偽値コードである。
【0055】
ここで使用者は、表示部3の表示画面を見て数字“3”が個人識別コードの1桁目の真値コードであることを認知し、その真値コードに最も近い位置に配置されている入力ボタンSW2(黒色)を押下する。以上、一連の操作によって使用者は表示部3の表示画面を見ながら、入力ボタンSW1〜SW5を押下することにより、個人識別コードの全桁を選択し入力することが出来る。
【0056】
次に図2と図4〜図6に基づいて、腕時計型端末1の認証モードでの動作フローの詳細を説明する。図4〜図6は、腕時計型端末1の認証モードに於ける内部処理手順を示したフローチャートである。図2と図4〜図6に於いて、腕時計型端末1が認証モードに移行すると、制御部6は個人識別コードの4桁目の真値コードを含むコード群を表示データP8として出力し、表示部3は4桁目のコード群を表示する(Sb1)。
【0057】
次に制御部6は入力ボタンSW1〜SW5の押下状態に基づいて選択された特定コードを出力し、該特定コードと4桁目の真値コードを照合して、一致した場合は4桁目の判定を合格とする動作フローSb4に進み、不一致の場合はエラー処理を行う動作フローSb3へ進む(Sb2)。
【0058】
制御部6は照合結果が不一致のとき、使用者が個人識別コードの4桁目の真値コードを選択しなかったと判断してエラー判定を行い、認証モードを終了する(Sb3)。
【0059】
制御部6は照合結果が一致のとき、4桁目の判定を合格として次の桁入力である動作フローSb5に進む(Sb4)。
【0060】
次に制御部6は個人識別コードの3桁目の真値コードを含むコード群を表示データP8として出力し、表示部3は3桁目のコード群を表示する(Sb5)。
【0061】
次に制御部6は入力ボタンSW1〜SW5の押下状態に基づいて選択された特定コードを出力し、該特定コードと3桁目の真値コードを照合して、一致した場合は3桁目の判定を合格とする動作フローSb8に進み、不一致の場合はエラー処理を行う動作フローSb7へ進む(Sb6)。
【0062】
制御部6は照合結果が不一致のとき、使用者が個人識別コードの3桁目の真値コードを選択しなかったと判断してエラー判定を行い、認証モードを終了する(Sb7)。
【0063】
制御部6は照合結果が一致のとき、3桁目の判定を合格として次の桁入力である動作フローSb9に進む(Sb8)。
【0064】
次に制御部6は内蔵する乱数発生部6bによって個人識別コードの真値コードを含まないダミーコード群を表示データP8として出力し、表示部3はダミーコード群を表示する(Sb9)。
【0065】
次に制御部6は入力ボタンSW1〜SW5の押下状態に基づいて選択された特定コードを出力し、該特定コードとダミーコードを照合して、一致した場合はダミーコード群の判定を合格とする動作フローSb12に進み、不一致の場合はエラー処理を行う動作フローSb11へ進む(Sb10)。
【0066】
制御部6は照合結果が不一致のとき、使用者がダミーコード群と認識しなかったと判断してエラー判定を行い、認証モードを終了する(Sb11)。
【0067】
制御部6は照合結果が一致のとき、ダミーコード群の判定を合格として次の桁入力である動作フローSb13に進む(Sb12)。
【0068】
次に制御部6は個人識別コードの2桁目の真値コードを含むコード群を表示データP8として出力し、表示部3は2桁目のコード群を表示する(Sb13)。
【0069】
次に制御部6は入力ボタンSW1〜SW5の押下状態に基づいて選択された特定コードを出力し、該特定コードと2桁目の真値コードを照合して、一致した場合は2桁目の判定を合格とする動作フローSb16に進み、不一致の場合はエラー処理を行う動作フローSb15へ進む(Sb14)。
【0070】
制御部6は照合結果が不一致のとき、使用者が個人識別コードの2桁目の真値コードを選択しなかったと判断してエラー判定を行い、認証モードを終了する(Sb15)。
【0071】
制御部6は照合結果が一致のとき、2桁目の判定を合格として次の桁入力である動作フローSb17に進む(Sb16)。
【0072】
次に制御部6は個人識別コードの1桁目の真値コードを含むコード群を表示データP8として出力し、表示部3は1桁目のコード群を表示する(Sb17)。
【0073】
次に制御部6は入力ボタンSW1〜SW5の押下状態に基づいて選択された特定コードを出力し、該特定コードと1桁目の真値コードを照合して、一致した場合は1桁目の判定を合格とする動作フローSb20に進み、不一致の場合はエラー処理を行う動作フローSb19へ進む(Sb18)。
【0074】
制御部6は照合結果が不一致のとき、使用者が個人識別コードの1桁目の真値コードを選択しなかったと判断してエラー判定を行い、認証モードを終了する(Sb19)。
【0075】
制御部6は照合結果が一致のとき1桁目の判定を合格とし、使用者が個人識別コードの全桁を正しく選択したと判定して個人識別コード送信動作フローSb21に進む(Sb20)。
【0076】
制御部6は演算部6aのメモリに記憶されている腕時計型端末1固有のIDコードと個人識別コードを通信部4から送信し、認証用端末10を介してホストコンピュータ20に伝達する(Sb21)。
【0077】
ホストコンピュータ20は、受信したIDコードと個人識別コードを内部の顧客情報と照合して使用者の認証の可否を判定し、認証が合格の場合は認証を確定して決済処理に移行し、腕時計型端末1は認証モードを終了する。また、認証エラーの場合は、エラー情報を認証用端末10を介して腕時計型端末1に伝達し、腕時計型端末1はエラー処理を行う動作フローSb23に進む(Sb22)。
【0078】
認証エラーの場合は認証エラー判定を行い認証モードを終了する(Sb23)。
尚、認証エラー判定の場合は、再度、認証モードに移行させて個人識別コードの再入力を可能とするが、繰り返し認証エラー判定が行われた場合は、認証モードへの移行を禁止することも出来る。また、個人識別コードは便宜上4桁の数字として説明したが、その桁数は1桁以上で任意に定めることが出来る。
【0079】
また、腕時計型端末1の認証モードへの移行は、腕時計型端末1を認証用端末10に近づけることによって自動的になされたが、この移行方法に限定することはなく、腕時計型端末1の入力ボタンSW1〜SW5のいずれかを操作することによって通常モードから認証モードに移行させてもよい。また、表示部3に表示するコード群は4個のコードとして説明したが、この数に限定されるものではなく、また、入力ボタンSW1〜SW4も4個に限定されるものではない。
【0080】
また、腕時計型端末1は通常モードに於いて、時刻表示等の時計機能を有するが、このような機能は削除し、電子決済などのための個人認証専用の腕時計型端末であっても良い。また、ダミーコード群の発生は、説明の都合上、個人識別コードの3桁目と2桁目の間に挿入したが、この位置に限定されるものではない。すなわち、ダミーコード群は、乱数発生部6bによってランダムに挿入場所及び挿入数を変えることが出来、また、ダミーコード群を挿入させなくても良い。
【0081】
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、表示部3に表示される個人識別コードの真値コードは乱数発生部6bからの乱数データP7によってランダムに表示位置が変化するので、使用者がその真値コードに対応する入力ボタンを順次押下しても、第三者が使用者の指の動きを観察して個人識別コードを読み取ることはきわめて困難であり、安全性の高い個人認証ツールとしての電子機器を実現できる。
【0082】
また同様に、乱数発生部6bからの乱数データP7によって個人識別コードの偽値コードもランダムに変化し、更には個人識別コードの真値コードを含まないダミーコード群もランダムに挿入できるので、使用者が腕時計型端末を誤って無くして第三者の手に渡ったとしても、第三者に個人識別コードを知られる危険性はきわめて少ない。
【0083】
また、個人識別コードの入力手段は時計機能で使用する入力ボタンと併用できるので、数字キーのような入力手段を新たに追加する必要が無く、小型で携帯性に優れたコード入力のための電子機器を提供することが出来る。更には、数字キー等による入力手段では個人識別コードは数字に限定されてしまうが、腕時計型端末1の表示部3は個人識別コードとして英数字や任意な記号を表示出来るので、使用者がこの表示に対応する入力ボタンを操作すれば、個人識別コードは数字に限定されることなく、英数字や任意の記号を使用することが可能である。
【0084】
次に、本発明の第2及び第3の実施形態を説明する。図7は本発明の第2及び第3の実施形態を示し、図7(a)は本発明の第2の実施形態を示す斜視図であり、図7(b)は本発明の第3の実施形態を示す斜視図である。尚、本発明の第1の実施形態と同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図7(a)に於いて本発明の第2の実施形態の構成と機能を説明する。30は本発明の電子機器としてのカード型端末であり、携帯性に優れた薄いカード型形状を有している。
【0085】
該カード型端末30の表示手段としての表示部3は、前述した第1の実施形態と同様に個人識別コードを入力するためのコード群を表示する。入力手段としての入力ボタンSW1〜SW4は、図示する如く表示部3で表示される個人識別コードの表示位置に対応して配置し、入力手段としての入力ボタンSW5は、他の位置に配置される。また、外部の電子機器とデータ通信を行う通信部4はカード型端末30の側面に配置される。
【0086】
ここで使用者は、表示部3に表示されている個人識別コードの真値コードを認知し、その真値コードの表示位置に対応する入力ボタンSW1〜SW4を押下する。例えば、図示する如く表示されているコード“0316”に於いて個人識別コードの真値コードが“0”である場合は、入力ボタンSW1を押下する。また、表示部3に真値を含まないダミーコード群が表示された場合は、入力ボタンSW5を押下し次のページに進む。以下、第1の実施形態と同様に入力操作を繰り返し、個人識別コードを入力することが出来る。
【0087】
尚、表示部3に表示されるコード群は4桁に限定されず、また、入力ボタンSW1〜SW4も4個に限定されない。更には、カード型端末30に数字キー等を付加し、計算機能等を有する多機能カード型端末としても良い。以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、少ない入力ボタン数によって構成された個人認証端末としてのカード型端末を実現できるので、携帯性に優れ胸のポケットやシステム手帳等に挟んで携帯することが出来る。また、個人識別コードの入力方法は本発明の第1の実施形態と同様であるので、高いセキュリティを有するコード入力のための電子機器を提供することが出来る。
【0088】
次に図7(b)に於いて本発明の第3の実施形態の構成と機能を説明する。40は本発明の電子機器としての携帯電話型端末である。41は音声やデータを送受信するためのアンテナであり、42は相手の音声を出力するスピーカであり、43は使用者の声を入力するマイクであり、44は電話番号等を入力する数字キーである。表示手段としての表示部3は相手先の電話番号や個人識別コードを入力するためのコード群を表示する。
【0089】
入力手段としての入力ボタンSW1〜SW4は、表示部3に表示されるコード群と対応して配置され、入力手段としての入力ボタンSW5は、入力ボタンSW1〜SW4の中央付近に配置されるが、この位置に限定されるものではない。通信部4は、携帯電話型端末40の上部側面に配置される。ここで、携帯電話型端末40を通常モードでの携帯電話機として使用する場合、使用者は数字キー44を押下して相手先の電話番号を入力し、スピーカ42とマイク43を用いて電話機として使用することが出来る。
【0090】
次に携帯電話型端末40が認証モードのときは、図示する如く表示部3は4つの数字からなるコード群を表示する。このコード群は第1の実施形態と同様に個人識別コードの真値コードを含むコード群であり、使用者は個人識別コードの真値コードを見つけて、その真値コードの表示位置に対応する入力ボタンSW1〜SW4を押下する。例えば、図7(b)に於いて、“3”が表示されている表示位置に対応する入力ボタンをSW1と定め、“6”が表示されている表示位置に対応する入力ボタンをSW2と定め、“0”が表示されている表示位置に対応する入力ボタンをSW3と定め、“1”が表示されている表示位置に対応する入力ボタンをSW4と定める。
【0091】
ここで、表示部3に表示されているコード“0316”に於いて個人識別コードの真値コードが“0”である場合は、入力ボタンSW3を押下する。また、表示部3に真値コードを含まないダミーコード群が表示された場合は、入力ボタンSW5を押下し次のページに進む。以下、第1の実施形態と同様に操作を繰り返し、個人識別コードを入力することが出来る。尚、表示部3に表示されるコード群は4個に限定されず、また、入力ボタンSW1〜SW4も4個に限定されない。また、入力ボタンSW1〜SW5は通常モードに於いては携帯電話の発信キーや終了キー及びマルチセンターキー等と併用する事が出来る。
【0092】
以上のように、本発明の第3の実施形態によれば、携帯電話機内に電子決済等で使用する個人認証端末としての機能を搭載し、通常使用時に於いては携帯電話として使用し、電子決済機能を使用する場合は、認証モードに移行して個人認証端末として用いることが出来るので、使用者は携帯電話と個人認証端末としての電子機器の両方を携帯する必要が無く、利便性の高いコード入力のための電子機器を提供できる。また、個人識別コードの入力方法は本発明の第1の実施形態と同様であるので、高いセキュリティを有するコード入力のための電子機器を提供することが出来る。
【0093】
尚、本発明の第1〜第3の実施形態に於いて通信手段は赤外線によるワイヤレス通信手段を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、ブルートゥースのような小電力の無線通信手段を用いても良い。また、本発明のそれぞれの機能は、マイクロコンピュータによるプログラムによって実現することも可能であるので、図2で示した実施形態の構成に限定されるものではない。
【0094】
また、本発明のコード入力方法は、店頭での電子決済を目的とした個人識別コードの入力方法として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、SIMカード内蔵型携帯電話(SIMとはSubscriber Indentity Moduleの略)等で使用されるの個人識別コードの入力方法に使用することも可能であり、更にはセキュリティを確保するための暗証番号の入力方法として、幅広く応用することが出来る。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、表示手段に真値コードと偽値コードを含むコード群をランダムに表示し、このコード群の表示位置に対応して配置された入力手段によって真値コードを選択して入力するので、コードの入力操作を第三者に目撃されても、そのコードを読み取られる危険性が小さく、セキュリティの高いコード入力方法とその電子機器を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1の構成と外部の電子機器との接続関係を示しており、図1(a)は本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1の正面図であり、図1(b)は本発明の腕時計型端末1と外部の電子機器との接続関係を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1の表示部3の表示内容の推移と、入力ボタンSW1〜SW5の関連を示した動作図である。図3(a)は4桁目の個人識別コードの表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(b)は3桁目の個人識別コードの表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(c)はダミーコード群の表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(d)は2桁目の個人識別コードの表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示し、図3(e)は1桁目の個人識別コードの表示内容と入力ボタンSW1〜SW5の関係を示している。
【図4】本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1の内部処理を示したフローチャート(1)である。
【図5】本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1の内部処理を示したフローチャート(2)である。
【図6】本発明の第1の実施形態である腕時計型端末1の内部処理を示したフローチャート(3)である。
【図7】本発明の第2及び第3の実施形態を示し、図7(a)は本発明の第2の実施形態であるカード型端末の斜視図であり、図7(b)は本発明の第3の実施形態である携帯電話型端末の斜視図である。
【符号の説明】
1 腕時計型端末
2 外装
3 表示部
4 通信部
5 バンド
6 制御部
6a 演算部
6b 乱数発生部
6c 表示I/F部
6d 入力I/F部
7 電源
10 認証用端末
11 端末通信部
12 端末表示部
13 キーボード
14 プリンタ
15 赤外線通信ライン
20 ホストコンピュータ
21 データ通信ライン
30 カード型端末
40 携帯電話型端末
41 アンテナ
42 スピーカ
43 マイク
44 数字キー
SW1〜SW5 入力ボタン

Claims (9)

  1. 真値コードと偽値コードとからなるコード群を任意に表示する表示手段と、該表示手段によって表示される前記コード群の表示位置に対応して配置された複数の入力手段と、該入力手段によって選択された前記コード群の中の特定コードと前記真値コードとを照合する演算手段とを有することを特徴とする電子機器。
  2. 更に乱数発生手段を有し、前記表示手段に表示される前記真値コードは、前記乱数発生手段によってランダムに表示位置を変え、また、前記偽値コードの値と表示位置も前記乱数発生手段によってランダムに変化させることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記表示手段に表示される前記コード群は真値コードを含まないダミーコード群を有し、該ダミーコード群は前記乱数発生手段によってランダムに表示されることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記コード群は、複数の英数字又は記号等によってなることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電子機器。
  5. 前記真値コードは、1桁以上の任意の桁数によってなることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の電子機器。
  6. 更に通信手段を有し、該通信手段によって外部の電子機器と情報通信を行い、前記入力手段によって選択された前記特定コードの認証を前記外部の電子機器との間、又は前記外部の電子機器と接続されたホストコンピュータとの間で確立することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の電子機器。
  7. 前記通信手段は赤外線通信手段、又は、無線通信手段等のワイヤレスによってなる通信手段であることを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 更に時計機能有し、前記表示手段に時計情報を表示することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の電子機器。
  9. 真値コードと偽値コードによってなるコード群を任意に表示する工程と、入力手段によって選択された特定コードを出力する工程と、選択された前記特定コードと前記真値コードとを照合する工程とを有することを特徴とするコード入力方法。
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