JP2004227383A - コンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、管理サーバから取得するコンテンツを時刻に応じて変更することができると共に、端末の機種及び端末とサーバとの間の通信回線の大きさに応じてその取得するコンテンツの内容及び容量を変更することができる。
【解決手段】本発明は、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得する送受信部２１と、送受信部２１で取得されたコンテンツを利用者の操作指示により選択可能となるように表示する表示部２３と、選択されたコンテンツを配信するための配信情報をユーザに入力させる受付部２５とを備え、送受信部２１は、受付部２５で入力された配信情報に基づいて、配信情報に含まれる端末１０の配信先に、選択されたコンテンツを配信するものである。
【選択図】 図２
【解決手段】本発明は、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得する送受信部２１と、送受信部２１で取得されたコンテンツを利用者の操作指示により選択可能となるように表示する表示部２３と、選択されたコンテンツを配信するための配信情報をユーザに入力させる受付部２５とを備え、送受信部２１は、受付部２５で入力された配信情報に基づいて、配信情報に含まれる端末１０の配信先に、選択されたコンテンツを配信するものである。
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信するコンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、配信サーバが店舗の広告を含む広告情報を管理する管理サーバから広告情報を取得し、端末からの要求に応じてその取得した広告情報を該当する端末に配信するシステムが提案されている（例えば、特許文献１、特許文献２）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−９６９１号公報（第５−１０頁、第１図）
【０００４】
【特許文献２】
特開２００２−７２５３号公報（第７−１１頁、第１図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来からのシステムでは、配信サーバが管理サーバにある任意の時間帯における広告情報を取得してるだけであり、その配信サーバは、特定の時間帯に応じたコンテンツを管理サーバから取得しているものではない。例えば、配信サーバは、朝の時間帯であれば、その朝の時間帯に必要なコンテンツ（朝食セットがある店舗の情報等）を管理サーバから取得していなかった。このため、ユーザは、現在の時刻に最も関係するコンテンツを迅速に取得することができなかった。
【０００６】
また、配信サーバが、各端末の機種に応じて該当するコンテンツを端末に送信していないので、その配信サーバは、各端末で実行可能な各サービス（××モード等）毎に、配信するコンテンツを変更することができなかった。更に、配信サーバからコンテンツを受信する端末によっては、通信回線の状況により該当するコンテンツを即座に取得することができない場合があった。
【０００７】
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、管理サーバから取得するコンテンツを時刻に応じて変更すると共に、端末の機種及び端末とサーバとの間の通信回線の大きさに応じてその取得するコンテンツの内容及び容量を変更することのできるコンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本願に係る発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信する際に、コンテンツとそのコンテンツに対応付けられた時間情報とを予め複数記憶し、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、取得されたコンテンツを利用者の操作指示により選択可能となるように表示し、選択されたコンテンツを配信する端末の配信先を含む配信情報を受け付けし、受付られた配信情報に基づいて配信情報に含まれる配信先に、選択されたコンテンツを配信することを特徴とする。
【０００９】
このような本願に係る発明によれば、コンテンツ配信装置が、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、取得したコンテンツを画面に表示させることができる。これにより、その画面に表示される各コンテンツが現在の時刻にとって特に必要な情報であれば、ユーザは、自己が所持する端末を通じて、その各コンテンツの中から、現在の時刻において必要な情報を即座に取得することができる。
【００１０】
上記発明においては、各時間情報に対応付けられた各コンテンツは、対応付けられた時間情報に含まれる時刻に応じて風景が変化するように表示されることが好ましい。この場合には、コンテンツに含まれる風景が時刻に応じて変化するので、ユーザは、自己が所持する端末を通じて、現在の時刻を感覚的に把握しながら、その時刻において必要な情報を取得することができる。
【００１１】
また、本願に係る発明は、コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信する際に、コンテンツの見出しと端末の機種とを含む端末情報とコンテンツとを予め複数記憶し、各コンテンツのそれぞれに対応する見出しを利用者の操作指示により選択可能となるように表示し、選択された見出しに対応するコンテンツを配信する端末の配信先と端末の機種とを受け付けし、受け付けられた配信情報に含まれる機種に基づいて、各端末情報の中から、選択された見出し及び該機種と一致する端末情報を特定し、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、端末の通信回線の大きさに応じて、取得されたコンテンツの容量を変更し、変更されたコンテンツを、受け付けられた配信情報に含まれる配信先に配信することを特徴とする。
【００１２】
このような本願に係る発明は、コンテンツ配信装置が、端末の機種及び選択された見出しと一致する端末情報を特定し、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、取得したコンテンツの容量を端末の通信回線の大きさに応じて変更することができる。これにより、コンテンツ配信装置が、端末の機種に応じて配信するコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得するので、コンテンツ配信装置は、各端末で実行可能な各サービスに応じて、該当するコンテンツを端末に配信することができる。
【００１３】
また、コンテンツ配信装置は、コンテンツを配信する端末の通信能力が著しく低い場合であっても、端末の通信回線の大きさに応じて配信するコンテンツの容量を変更（圧縮）することができるので、その端末は、該当するコンテンツをコンテンツ配信装置から即座に取得することができる。
【００１４】
上記発明においてコンテンツは、コンテンツ配信装置を配備する地域に密接した情報であることが好ましい。この場合には、コンテンツが、コンテンツ配信装置を配備する地域に密接した情報であるので、ユーザは、そのコンテンツ配信装置が配備されている周辺地域の情報を即座に取得することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
（コンテンツ配信装置の基本構成）
本発明に係るコンテンツ配信装置２０について図面を参照しながら説明する。図１は、本実施形態に係るコンテンツ配信装置２０の概略構成図である。
【００１６】
図１に示すように、コンテンツ配信装置２０は、通信ネットワーク４０を介して文字又は画像を含むコンテンツを複数管理するコンテンツ管理サーバ３０に接続され、複数の利用者が往来可能なエリアＡ１〜Ａ３に配備されており、コンテンツ管理サーバ３０で管理されているコンテンツを端末１０に配信するものである。
【００１７】
なお、端末１０とコンテンツ配信装置２０とは、図１に示すように、公衆網５０に接続されても良い。これにより、端末１０は、一般の公衆網５０を介して、通信ネットワーク４０に接続されたコンテンツ管理サーバ３０から該当するコンテンツを取得することができる。
【００１８】
コンテンツ配信システムは、本実施形態では、端末１０ａ〜１０ｃと、コンテンツ配信装置２０ａ〜２０ｃと、コンテンツ管理サーバ３０とを備える。なお、エリアＡ１〜Ａ３は、駅、バスターミナル、空港等のコミュニケーションスペースであることが好ましい。
【００１９】
コンテンツ管理サーバ３０は、本実施形態では、送受信部３１と、コンテンツ管理制御部３２と、コンテンツデータベース３３とを備える。送受信部３１は、送受信部３１と送受信部２１との間でデータの送受信を行うものである。コンテンツ管理制御部３２は、コンテンツ管理サーバ３０の全体を制御するものである。コンテンツデータベース３３は、文字又は画像を含むコンテンツを複数記憶するものである。
【００２０】
ここで、コンテンツデータベース３３に記憶する各コンテンツのそれぞれには、図３に示すように、時刻、日、曜日又は時間帯を含む時間情報が対応付けられている。具体的には、本実施形態では、”曜日”及び”時間（時間帯）”にはコンテンツ１−ａ、コンテンツ２−ａ、コンテンツ３−ａ・・・が対応付けられている。なお、本実施形態では、例えば、時間情報が７：００〜７：５９の場合には、７：０５等の時刻が含まれる。
【００２１】
例えば、この時間情報に含まれる時刻が朝の方であれば、その時間情報に対応付けるコンテンツは、朝食に関係する情報等が挙げられる。一方、時間情報に含まれる時刻が夜の方であれば、その時間情報に対応付けるコンテンツは、夜食に関係する情報等が挙げられる。
【００２２】
また、各コンテンツ１−ａ、２−ａ・・・１−ｂ、２−ｂ・・・は、コンテンツ配信装置２０ａ、コンテンツ配信装置２０ｂ・・・毎にコンテンツデータベース３３に記憶されている。
【００２３】
更に、コンテンツデータベース３３に記憶する各コンテンツのそれぞれには、図４に示すように、コンテンツの見出し及び端末１０の機種を含む端末情報を対応付けてもよい。この端末１０の機種には、例えば、携帯電話１０ａ、パーソナルコンピュータ１０ｂ、ＰＤＡ１０ｃ等が挙げられる。この端末情報には、時間情報も含めてよい。
【００２４】
なお、各コンテンツは、コンテンツ配信装置２０を配置する地域に密接した情報であることが好ましい。この情報には、例えば、地図、店舗の広告が挙げられる。また、各時間情報に対応付けられた各コンテンツは、対応付けられた時間情報に含まれる時刻に応じて風景が変化するように表示させてもよい。
【００２５】
例えば、時間情報に含まれる時刻が朝の７時である場合には、その時間情報に対応付けるコンテンツは、明るい風景からなる地図が挙げられる。また、時間情報に含まれる時刻が夜の１１時である場合には、その時間情報に対応付けるコンテンツは、暗い風景からなる地図が挙げられる。
【００２６】
前記コンテンツ配信装置２０は、本実施形態では、送受信部２１（受付手段、配信手段）と、コンテンツ配信制御部２２（コンテンツ取得手段）と、表示部２３（表示手段）と、時間管理部２４と、受付部２５（受付手段）と、コンテンツ容量変更部２６（容量変更手段）と、コンテンツデータベース２７とを備える。送受信部２１は、送受信部２１と送受信部３１との間で行われるデータの送受信をするものである。
【００２７】
コンテンツデータベース２７は、送受信部２１で取得されたコンテンツを一時的に記憶するものである。時間管理部２４は、時刻又は日を管理するものである。受付部２５は、利用者の操作指示により選択されたコンテンツを配信するための配信情報を受け付けるものである。この配信情報は、ユーザが所持する端末１０の配信先（電話番号）、ユーザのパスワード、ユーザの身分を証明するＩＤ又は端末の機種等が挙げられる。なお、送受信部２１が配信情報を端末１０から取得してもよい。
【００２８】
コンテンツ配信制御部２２は、送受信部２１を介して、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツ（又は見出し）をコンテンツ管理サーバ３０から取得するものである。表示部２３は、そのコンテンツ配信制御部２２で取得されたコンテンツ（又は見出し）を利用者の操作指示により選択可能となるように表示するものである（図５参照）。
【００２９】
利用者は、表示部２３に表示されたコンテンツを選択する。なお、表示部２３は、例えば、利用者が表示部２３に表示されているコンテンツを触れることにより該コンテンツを選択することのできるタッチパネル等が挙げられる。また、コンテンツの選択をすることができる手段を別に設けてもよい。また、受付部２５は、表示部２３に表示された各見出しの中から、少なくとも一つの見出しを利用者の操作指示により選択可能にするのであってもよい。
【００３０】
なお、表示部２３は、複数の利用者が往来可能なエリア（特に、駅）に設置されたコンテンツ配信装置２０に配備されるものに限定されるものではなく、例えば、家庭向け家電機器、店舗向け販売促進用の卓上・屋内外看板、住宅販売用看板、電子メニュー（パブレット型パソコン等）、カーナビシステム、屋内案内板、自動販売機等に配備しても良い。この表示部２３が家電機器等に配備されることにより、表示部２３は、駅の周辺に存在する店舗又は行き先等の案内を表示するものとして用いられるだけではなく、家電製品の広告等を表示するものとしても用いることができる。
【００３１】
また、コンテンツ配信制御部２２は、受付部２５で受け付けられた配信情報又は送受信部２１で取得された配信情報に含まれる端末１０の機種と、表示部２３で選択された見出し（選択後の見出し）とに基づいて、その端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得するものでもある。
【００３２】
コンテンツ容量変更部２６は、端末１０の通信回線の大きさに応じて、送受信部２１又はコンテンツ配信制御部２２で取得されたコンテンツの容量を変更するものである。具体的に、コンテンツ容量変更部２６は、送受信部２１と端末１０との間で設定された通信回線（例えば、６４Ｋｂｐｓ等）の大きさを特定する。
【００３３】
この通信回線の大きさを特定したコンテンツ容量変更部２６は、特定した通信回線の大きさに応じて、送受信部２１で取得されたコンテンツの圧縮率を決定する。この圧縮率を決定したコンテンツ容量変更部２６は、決定した圧縮率をもって、送受信部２１で取得されたコンテンツを圧縮（コンテンツの容量を変更）する。
【００３４】
送受信部２１は、受付部２５で入力された配信情報に含まれる端末１０の配信先に基づいて、その配信先に、表示部２３で選択されたコンテンツを配信するものである。また、送受信部２１は、受付部２５で入力された配信情報に含まれる端末１０の配信先に基づいて、その配信先に、コンテンツ容量変更部２６で変更されたコンテンツを配信するものでもある。
【００３５】
（コンテンツ配信装置を用いたコンテンツ制御方法）
上記構成を有するコンテンツ配信装置によるコンテンツ配信制御方法は、以下の手順により実施することができる。
【００３６】
（１）コンテンツ配信装置２０が、所定の時刻を越えた後に該当するコンテンツを表示部２３に表示させ、ユーザが、端末１０を介して表示部２３に表示されたコンテンツを取得するまでの手順
図６は、コンテンツ配信装置２０が、所定の時刻を越えた後に該当するコンテンツを表示部２３に表示させ、ユーザが、端末１０を介して表示部２３に表示されたコンテンツを取得するまでの手順を示す図である。図６に示すように、先ず、コンテンツ配信制御部２２が、時間管理部２４で管理されている特定の時刻を越えたことを検出する（Ｓ１０１）。この時刻を検出したコンテンツ配信制御部２２は、検出した時刻に基づいて、その時刻に対応付けられたコンテンツの取得を要求するための要求情報を送受信部３１宛に送信する（Ｓ１０２）。
【００３７】
コンテンツ管理制御部３２は、送受信部３１で受信された要求情報に含まれる時刻に基づいて、その時刻に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得する（Ｓ１０３）。もし、このコンテンツ管理制御部３２が、受信された要求情報に含まれる時刻に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得することができたときは、コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ１０４）。
【００３８】
一方、コンテンツ配信制御部２２は、受信された要求情報に含まれる時刻に対応付けられたコンテンツを取得することができないときは、通信ネットワーク４０上に配備された他の指定外部サーバ３１に接続する。コンテンツ配信制御部２２は、受信された要求情報に含まれる時刻に対応付けられたコンテンツを、その接続した指定外部サーバ３１の中から取得する（Ｓ１０９、Ｓ１１０）。コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ１０４）。なお、指定外部サーバ３１は、コンテンツ管理サーバ３０に有しない情報又は保持し得ないデータを記憶するのが好ましい。
【００３９】
なお、コンテンツ配信制御部２２は、コンテンツデータベース３３で予め発行された識別子が、端末１０から受信した要求情報に含まれる場合には、その識別子に対応付けられた特有のコンテンツを該当するコンテンツデータベース３３又は指定外部サーバ３１から取得してもよい。
【００４０】
これにより、コンテンツデータベース３３は、受信した要求情報に上記識別子があるか否かに応じて、コンテンツの内容（例えば、要求情報に識別子が含まれる場合には、コンテンツの内容は、固有の独自性がある情報）を変えることができる。
【００４１】
その後、コンテンツ配信制御部２２は、送受信部２１を介して、送信されたコンテンツを取得する。コンテンツ配信制御部２２は、取得したコンテンツを表示部２３に表示させる（Ｓ１０５）。そして、ユーザは、表示部２３に表示された各コンテンツの中から、希望するコンテンツを選択する（Ｓ１０６）。また、この際、ユーザは、受付部２５を介してコンテンツを配信するための配信情報も入力する（Ｓ１０７）。
【００４２】
次いで、送受信部２１は、受付部２５から入力された配信情報又は端末１０から受信した配信情報に基づいて、その配信情報に含まれる端末１０の配信先に、表示部２３で選択されたコンテンツを配信する（Ｓ１０８）。
【００４３】
なお、送受信部２１は、受付部２５から入力された配信情報又は端末１０から受信した配信情報に基づいて、その配信情報に含まれる証明情報と予め記憶された各認証情報とを照合し、証明情報と一致する認証情報が特定された場合に、受信した配信情報に含まれる配信先に、コンテンツ管理サーバ３０から取得したコンテンツを配信することが好ましい（下記の手順（２）においても同様）。
【００４４】
この証明情報は、ユーザを特定するためのＩＤ、パスワード、携帯電話番号等が挙げられる。これにより、コンテンツ配信装置２０は、特定の証明情報を有するユーザのみに、該当するコンテンツを提供することができる。
【００４５】
（２）コンテンツ配信装置２０が、端末１０の機種に応じて該当するコンテンツを配信するまでの手順
図７は、コンテンツ配信装置２０が端末１０の機種に応じて該当するコンテンツを配信するまでの手順を示す図である。図７に示すように、ユーザが、表示部２３に表示された各見出しの中から、少なくとも一の見出しを選択する（Ｓ２０１）。また、ユーザは、受付部２５を介して配信情報を入力する（Ｓ２０２）。なお、端末１０は、ユーザからの操作入力により、該当する配信情報を送受信部２１に送信してもよい。
【００４６】
そして、コンテンツ配信制御部２２は、受付部２５で受け付けられた配信情報又は送受信部２１で受信された配信情報に含まれる端末１０の機種と、表示部２３で選択された見出し（選択後の見出し）とに基づいて、その端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツの取得を要求するための要求情報を送受信部３１に送信する（Ｓ２０３）。
【００４７】
その後、コンテンツ管理制御部３２は、送受信部３１で受信された要求情報に基づいて、その要求情報に含まれる端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報をコンテンツデータベース３３の中から特定する（Ｓ２０４）。もし、このコンテンツ管理制御部３２が、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得することができたときは、コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ２０５）。
【００４８】
一方、コンテンツ配信制御部２２は、受信された要求情報に含まれる端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得することができないときは、通信ネットワーク４０上に配備された他の指定外部サーバ３１に接続する。
【００４９】
このコンテンツ配信制御部２２は、端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツを、その接続した指定外部サーバ３１の中から取得する（Ｓ２０８、Ｓ２０９）。コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ２０５）。
【００５０】
次いで、コンテンツ容量変更部２６が、端末１０の通信回線の大きさに応じて、コンテンツ配信制御部２２で取得されたコンテンツの容量を変更する（Ｓ２０６）。具体的に、コンテンツ容量変更部２６は、送受信部２１と端末１０との間で設定された通信回線（例えば、６４Ｋｂｐｓ等）の大きさを特定する。
【００５１】
この通信回線の大きさを特定したコンテンツ容量変更部２６は、特定した通信回線の大きさに応じて、送受信部２１で取得されたコンテンツの圧縮率を決定する。この圧縮率を決定したコンテンツ容量変更部２６は、決定した圧縮率をもって、送受信部２１で取得されたコンテンツを圧縮する。その後、送受信部２１が、受付部２５で入力された配信情報に含まれる端末１０の配信先に基づいて、その配信先に、コンテンツ容量変更部２６で圧縮されたコンテンツを配信する（Ｓ２０７）。
【００５２】
（コンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法による作用及び効果）
このような本願に係る発明によれば、コンテンツ配信制御部２２が、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得し、取得したコンテンツを表示部２３に表示させることができる。これにより、その表示部２３に表示される各コンテンツが現在の時刻にとって特に必要な情報であれば、ユーザは、自己が所持する端末１０を通じて、その各コンテンツの中から、現在の時刻において必要な情報を即座に取得することができる。
【００５３】
また、コンテンツに含まれる風景が時刻に応じて変化するので、ユーザは、自己が所持する端末１０を通じて、現在の時刻を感覚的に把握しながら、その時刻において必要な情報を取得することができる。
【００５４】
更に、コンテンツ配信制御部２２が、端末１０の機種及び選択された見出しと一致する端末情報を特定し、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得することができる。これにより、コンテンツ配信制御部２２は、端末１０の機種で実行可能な各サービスに応じて、該当するコンテンツを端末１０に配信することができる。
【００５５】
更にまた、コンテンツ配信制御部２２は、コンテンツ管理サーバ３０から取得したコンテンツの容量を端末１０の通信回線の大きさに応じて変更することができる。これにより、コンテンツ配信制御部２２は、コンテンツを配信する端末１０の通信能力が著しく低い場合であっても、端末１０の通信回線の大きさに応じて配信するコンテンツの容量を変更することができるので、その端末１０は、該当するコンテンツをコンテンツ配信装置２０から即座に取得することができる。
【００５６】
最後に、コンテンツが、コンテンツ配信装置２０を配備する地域に密接した情報であるので、ユーザは、そのコンテンツ配信装置２０が配備されている周辺地域の情報を即座に取得することができる。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンテンツ管理サーバから取得するコンテンツを時刻に応じて変更することができると共に、端末の機種及び端末とサーバとの間の通信回線の大きさに応じてその取得するコンテンツの内容及び容量を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態に係るコンテンツ配信システムの概略構成を示す図である。
【図２】本実施形態に係るコンテンツ配信システムの内部構造を示す図である。
【図３】本実施形態におけるコンテンツ管理サーバで記憶させる時間情報及びコンテンツの内容を示す図である。
【図４】本実施形態におけるコンテンツ管理サーバで記憶させる端末情報及びコンテンツの内容を示す図である。
【図５】本実施形態における表示部で表示させる画面の内容を示す図である。
【図６】本実施形態に係るコンテンツ配信制御方法の手順を示す図である（その１）。
【図７】本実施形態に係るコンテンツ配信制御方法の手順を示す図である（その２）。
【符号の説明】
１０…端末、２０…コンテンツ配信装置、２１…送受信部、２２…コンテンツ配信制御部、２３…表示部、２４…時間管理部、２５…受付部、２６…コンテンツ容量変更部、２７…コンテンツデータベース、３０…コンテンツ管理サーバ、３１…送受信部、３２…コンテンツ管理制御部、３３…コンテンツデータベース、４０…通信ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信するコンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、配信サーバが店舗の広告を含む広告情報を管理する管理サーバから広告情報を取得し、端末からの要求に応じてその取得した広告情報を該当する端末に配信するシステムが提案されている（例えば、特許文献１、特許文献２）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−９６９１号公報（第５−１０頁、第１図）
【０００４】
【特許文献２】
特開２００２−７２５３号公報（第７−１１頁、第１図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来からのシステムでは、配信サーバが管理サーバにある任意の時間帯における広告情報を取得してるだけであり、その配信サーバは、特定の時間帯に応じたコンテンツを管理サーバから取得しているものではない。例えば、配信サーバは、朝の時間帯であれば、その朝の時間帯に必要なコンテンツ（朝食セットがある店舗の情報等）を管理サーバから取得していなかった。このため、ユーザは、現在の時刻に最も関係するコンテンツを迅速に取得することができなかった。
【０００６】
また、配信サーバが、各端末の機種に応じて該当するコンテンツを端末に送信していないので、その配信サーバは、各端末で実行可能な各サービス（××モード等）毎に、配信するコンテンツを変更することができなかった。更に、配信サーバからコンテンツを受信する端末によっては、通信回線の状況により該当するコンテンツを即座に取得することができない場合があった。
【０００７】
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、管理サーバから取得するコンテンツを時刻に応じて変更すると共に、端末の機種及び端末とサーバとの間の通信回線の大きさに応じてその取得するコンテンツの内容及び容量を変更することのできるコンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本願に係る発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信する際に、コンテンツとそのコンテンツに対応付けられた時間情報とを予め複数記憶し、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、取得されたコンテンツを利用者の操作指示により選択可能となるように表示し、選択されたコンテンツを配信する端末の配信先を含む配信情報を受け付けし、受付られた配信情報に基づいて配信情報に含まれる配信先に、選択されたコンテンツを配信することを特徴とする。
【０００９】
このような本願に係る発明によれば、コンテンツ配信装置が、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、取得したコンテンツを画面に表示させることができる。これにより、その画面に表示される各コンテンツが現在の時刻にとって特に必要な情報であれば、ユーザは、自己が所持する端末を通じて、その各コンテンツの中から、現在の時刻において必要な情報を即座に取得することができる。
【００１０】
上記発明においては、各時間情報に対応付けられた各コンテンツは、対応付けられた時間情報に含まれる時刻に応じて風景が変化するように表示されることが好ましい。この場合には、コンテンツに含まれる風景が時刻に応じて変化するので、ユーザは、自己が所持する端末を通じて、現在の時刻を感覚的に把握しながら、その時刻において必要な情報を取得することができる。
【００１１】
また、本願に係る発明は、コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信する際に、コンテンツの見出しと端末の機種とを含む端末情報とコンテンツとを予め複数記憶し、各コンテンツのそれぞれに対応する見出しを利用者の操作指示により選択可能となるように表示し、選択された見出しに対応するコンテンツを配信する端末の配信先と端末の機種とを受け付けし、受け付けられた配信情報に含まれる機種に基づいて、各端末情報の中から、選択された見出し及び該機種と一致する端末情報を特定し、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、端末の通信回線の大きさに応じて、取得されたコンテンツの容量を変更し、変更されたコンテンツを、受け付けられた配信情報に含まれる配信先に配信することを特徴とする。
【００１２】
このような本願に係る発明は、コンテンツ配信装置が、端末の機種及び選択された見出しと一致する端末情報を特定し、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得し、取得したコンテンツの容量を端末の通信回線の大きさに応じて変更することができる。これにより、コンテンツ配信装置が、端末の機種に応じて配信するコンテンツをコンテンツ管理サーバから取得するので、コンテンツ配信装置は、各端末で実行可能な各サービスに応じて、該当するコンテンツを端末に配信することができる。
【００１３】
また、コンテンツ配信装置は、コンテンツを配信する端末の通信能力が著しく低い場合であっても、端末の通信回線の大きさに応じて配信するコンテンツの容量を変更（圧縮）することができるので、その端末は、該当するコンテンツをコンテンツ配信装置から即座に取得することができる。
【００１４】
上記発明においてコンテンツは、コンテンツ配信装置を配備する地域に密接した情報であることが好ましい。この場合には、コンテンツが、コンテンツ配信装置を配備する地域に密接した情報であるので、ユーザは、そのコンテンツ配信装置が配備されている周辺地域の情報を即座に取得することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
（コンテンツ配信装置の基本構成）
本発明に係るコンテンツ配信装置２０について図面を参照しながら説明する。図１は、本実施形態に係るコンテンツ配信装置２０の概略構成図である。
【００１６】
図１に示すように、コンテンツ配信装置２０は、通信ネットワーク４０を介して文字又は画像を含むコンテンツを複数管理するコンテンツ管理サーバ３０に接続され、複数の利用者が往来可能なエリアＡ１〜Ａ３に配備されており、コンテンツ管理サーバ３０で管理されているコンテンツを端末１０に配信するものである。
【００１７】
なお、端末１０とコンテンツ配信装置２０とは、図１に示すように、公衆網５０に接続されても良い。これにより、端末１０は、一般の公衆網５０を介して、通信ネットワーク４０に接続されたコンテンツ管理サーバ３０から該当するコンテンツを取得することができる。
【００１８】
コンテンツ配信システムは、本実施形態では、端末１０ａ〜１０ｃと、コンテンツ配信装置２０ａ〜２０ｃと、コンテンツ管理サーバ３０とを備える。なお、エリアＡ１〜Ａ３は、駅、バスターミナル、空港等のコミュニケーションスペースであることが好ましい。
【００１９】
コンテンツ管理サーバ３０は、本実施形態では、送受信部３１と、コンテンツ管理制御部３２と、コンテンツデータベース３３とを備える。送受信部３１は、送受信部３１と送受信部２１との間でデータの送受信を行うものである。コンテンツ管理制御部３２は、コンテンツ管理サーバ３０の全体を制御するものである。コンテンツデータベース３３は、文字又は画像を含むコンテンツを複数記憶するものである。
【００２０】
ここで、コンテンツデータベース３３に記憶する各コンテンツのそれぞれには、図３に示すように、時刻、日、曜日又は時間帯を含む時間情報が対応付けられている。具体的には、本実施形態では、”曜日”及び”時間（時間帯）”にはコンテンツ１−ａ、コンテンツ２−ａ、コンテンツ３−ａ・・・が対応付けられている。なお、本実施形態では、例えば、時間情報が７：００〜７：５９の場合には、７：０５等の時刻が含まれる。
【００２１】
例えば、この時間情報に含まれる時刻が朝の方であれば、その時間情報に対応付けるコンテンツは、朝食に関係する情報等が挙げられる。一方、時間情報に含まれる時刻が夜の方であれば、その時間情報に対応付けるコンテンツは、夜食に関係する情報等が挙げられる。
【００２２】
また、各コンテンツ１−ａ、２−ａ・・・１−ｂ、２−ｂ・・・は、コンテンツ配信装置２０ａ、コンテンツ配信装置２０ｂ・・・毎にコンテンツデータベース３３に記憶されている。
【００２３】
更に、コンテンツデータベース３３に記憶する各コンテンツのそれぞれには、図４に示すように、コンテンツの見出し及び端末１０の機種を含む端末情報を対応付けてもよい。この端末１０の機種には、例えば、携帯電話１０ａ、パーソナルコンピュータ１０ｂ、ＰＤＡ１０ｃ等が挙げられる。この端末情報には、時間情報も含めてよい。
【００２４】
なお、各コンテンツは、コンテンツ配信装置２０を配置する地域に密接した情報であることが好ましい。この情報には、例えば、地図、店舗の広告が挙げられる。また、各時間情報に対応付けられた各コンテンツは、対応付けられた時間情報に含まれる時刻に応じて風景が変化するように表示させてもよい。
【００２５】
例えば、時間情報に含まれる時刻が朝の７時である場合には、その時間情報に対応付けるコンテンツは、明るい風景からなる地図が挙げられる。また、時間情報に含まれる時刻が夜の１１時である場合には、その時間情報に対応付けるコンテンツは、暗い風景からなる地図が挙げられる。
【００２６】
前記コンテンツ配信装置２０は、本実施形態では、送受信部２１（受付手段、配信手段）と、コンテンツ配信制御部２２（コンテンツ取得手段）と、表示部２３（表示手段）と、時間管理部２４と、受付部２５（受付手段）と、コンテンツ容量変更部２６（容量変更手段）と、コンテンツデータベース２７とを備える。送受信部２１は、送受信部２１と送受信部３１との間で行われるデータの送受信をするものである。
【００２７】
コンテンツデータベース２７は、送受信部２１で取得されたコンテンツを一時的に記憶するものである。時間管理部２４は、時刻又は日を管理するものである。受付部２５は、利用者の操作指示により選択されたコンテンツを配信するための配信情報を受け付けるものである。この配信情報は、ユーザが所持する端末１０の配信先（電話番号）、ユーザのパスワード、ユーザの身分を証明するＩＤ又は端末の機種等が挙げられる。なお、送受信部２１が配信情報を端末１０から取得してもよい。
【００２８】
コンテンツ配信制御部２２は、送受信部２１を介して、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツ（又は見出し）をコンテンツ管理サーバ３０から取得するものである。表示部２３は、そのコンテンツ配信制御部２２で取得されたコンテンツ（又は見出し）を利用者の操作指示により選択可能となるように表示するものである（図５参照）。
【００２９】
利用者は、表示部２３に表示されたコンテンツを選択する。なお、表示部２３は、例えば、利用者が表示部２３に表示されているコンテンツを触れることにより該コンテンツを選択することのできるタッチパネル等が挙げられる。また、コンテンツの選択をすることができる手段を別に設けてもよい。また、受付部２５は、表示部２３に表示された各見出しの中から、少なくとも一つの見出しを利用者の操作指示により選択可能にするのであってもよい。
【００３０】
なお、表示部２３は、複数の利用者が往来可能なエリア（特に、駅）に設置されたコンテンツ配信装置２０に配備されるものに限定されるものではなく、例えば、家庭向け家電機器、店舗向け販売促進用の卓上・屋内外看板、住宅販売用看板、電子メニュー（パブレット型パソコン等）、カーナビシステム、屋内案内板、自動販売機等に配備しても良い。この表示部２３が家電機器等に配備されることにより、表示部２３は、駅の周辺に存在する店舗又は行き先等の案内を表示するものとして用いられるだけではなく、家電製品の広告等を表示するものとしても用いることができる。
【００３１】
また、コンテンツ配信制御部２２は、受付部２５で受け付けられた配信情報又は送受信部２１で取得された配信情報に含まれる端末１０の機種と、表示部２３で選択された見出し（選択後の見出し）とに基づいて、その端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得するものでもある。
【００３２】
コンテンツ容量変更部２６は、端末１０の通信回線の大きさに応じて、送受信部２１又はコンテンツ配信制御部２２で取得されたコンテンツの容量を変更するものである。具体的に、コンテンツ容量変更部２６は、送受信部２１と端末１０との間で設定された通信回線（例えば、６４Ｋｂｐｓ等）の大きさを特定する。
【００３３】
この通信回線の大きさを特定したコンテンツ容量変更部２６は、特定した通信回線の大きさに応じて、送受信部２１で取得されたコンテンツの圧縮率を決定する。この圧縮率を決定したコンテンツ容量変更部２６は、決定した圧縮率をもって、送受信部２１で取得されたコンテンツを圧縮（コンテンツの容量を変更）する。
【００３４】
送受信部２１は、受付部２５で入力された配信情報に含まれる端末１０の配信先に基づいて、その配信先に、表示部２３で選択されたコンテンツを配信するものである。また、送受信部２１は、受付部２５で入力された配信情報に含まれる端末１０の配信先に基づいて、その配信先に、コンテンツ容量変更部２６で変更されたコンテンツを配信するものでもある。
【００３５】
（コンテンツ配信装置を用いたコンテンツ制御方法）
上記構成を有するコンテンツ配信装置によるコンテンツ配信制御方法は、以下の手順により実施することができる。
【００３６】
（１）コンテンツ配信装置２０が、所定の時刻を越えた後に該当するコンテンツを表示部２３に表示させ、ユーザが、端末１０を介して表示部２３に表示されたコンテンツを取得するまでの手順
図６は、コンテンツ配信装置２０が、所定の時刻を越えた後に該当するコンテンツを表示部２３に表示させ、ユーザが、端末１０を介して表示部２３に表示されたコンテンツを取得するまでの手順を示す図である。図６に示すように、先ず、コンテンツ配信制御部２２が、時間管理部２４で管理されている特定の時刻を越えたことを検出する（Ｓ１０１）。この時刻を検出したコンテンツ配信制御部２２は、検出した時刻に基づいて、その時刻に対応付けられたコンテンツの取得を要求するための要求情報を送受信部３１宛に送信する（Ｓ１０２）。
【００３７】
コンテンツ管理制御部３２は、送受信部３１で受信された要求情報に含まれる時刻に基づいて、その時刻に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得する（Ｓ１０３）。もし、このコンテンツ管理制御部３２が、受信された要求情報に含まれる時刻に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得することができたときは、コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ１０４）。
【００３８】
一方、コンテンツ配信制御部２２は、受信された要求情報に含まれる時刻に対応付けられたコンテンツを取得することができないときは、通信ネットワーク４０上に配備された他の指定外部サーバ３１に接続する。コンテンツ配信制御部２２は、受信された要求情報に含まれる時刻に対応付けられたコンテンツを、その接続した指定外部サーバ３１の中から取得する（Ｓ１０９、Ｓ１１０）。コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ１０４）。なお、指定外部サーバ３１は、コンテンツ管理サーバ３０に有しない情報又は保持し得ないデータを記憶するのが好ましい。
【００３９】
なお、コンテンツ配信制御部２２は、コンテンツデータベース３３で予め発行された識別子が、端末１０から受信した要求情報に含まれる場合には、その識別子に対応付けられた特有のコンテンツを該当するコンテンツデータベース３３又は指定外部サーバ３１から取得してもよい。
【００４０】
これにより、コンテンツデータベース３３は、受信した要求情報に上記識別子があるか否かに応じて、コンテンツの内容（例えば、要求情報に識別子が含まれる場合には、コンテンツの内容は、固有の独自性がある情報）を変えることができる。
【００４１】
その後、コンテンツ配信制御部２２は、送受信部２１を介して、送信されたコンテンツを取得する。コンテンツ配信制御部２２は、取得したコンテンツを表示部２３に表示させる（Ｓ１０５）。そして、ユーザは、表示部２３に表示された各コンテンツの中から、希望するコンテンツを選択する（Ｓ１０６）。また、この際、ユーザは、受付部２５を介してコンテンツを配信するための配信情報も入力する（Ｓ１０７）。
【００４２】
次いで、送受信部２１は、受付部２５から入力された配信情報又は端末１０から受信した配信情報に基づいて、その配信情報に含まれる端末１０の配信先に、表示部２３で選択されたコンテンツを配信する（Ｓ１０８）。
【００４３】
なお、送受信部２１は、受付部２５から入力された配信情報又は端末１０から受信した配信情報に基づいて、その配信情報に含まれる証明情報と予め記憶された各認証情報とを照合し、証明情報と一致する認証情報が特定された場合に、受信した配信情報に含まれる配信先に、コンテンツ管理サーバ３０から取得したコンテンツを配信することが好ましい（下記の手順（２）においても同様）。
【００４４】
この証明情報は、ユーザを特定するためのＩＤ、パスワード、携帯電話番号等が挙げられる。これにより、コンテンツ配信装置２０は、特定の証明情報を有するユーザのみに、該当するコンテンツを提供することができる。
【００４５】
（２）コンテンツ配信装置２０が、端末１０の機種に応じて該当するコンテンツを配信するまでの手順
図７は、コンテンツ配信装置２０が端末１０の機種に応じて該当するコンテンツを配信するまでの手順を示す図である。図７に示すように、ユーザが、表示部２３に表示された各見出しの中から、少なくとも一の見出しを選択する（Ｓ２０１）。また、ユーザは、受付部２５を介して配信情報を入力する（Ｓ２０２）。なお、端末１０は、ユーザからの操作入力により、該当する配信情報を送受信部２１に送信してもよい。
【００４６】
そして、コンテンツ配信制御部２２は、受付部２５で受け付けられた配信情報又は送受信部２１で受信された配信情報に含まれる端末１０の機種と、表示部２３で選択された見出し（選択後の見出し）とに基づいて、その端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツの取得を要求するための要求情報を送受信部３１に送信する（Ｓ２０３）。
【００４７】
その後、コンテンツ管理制御部３２は、送受信部３１で受信された要求情報に基づいて、その要求情報に含まれる端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報をコンテンツデータベース３３の中から特定する（Ｓ２０４）。もし、このコンテンツ管理制御部３２が、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得することができたときは、コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ２０５）。
【００４８】
一方、コンテンツ配信制御部２２は、受信された要求情報に含まれる端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツデータベース３３の中から取得することができないときは、通信ネットワーク４０上に配備された他の指定外部サーバ３１に接続する。
【００４９】
このコンテンツ配信制御部２２は、端末１０の機種及び見出しと一致する端末情報に対応付けられたコンテンツを、その接続した指定外部サーバ３１の中から取得する（Ｓ２０８、Ｓ２０９）。コンテンツ管理制御部３２は、取得したコンテンツをコンテンツ配信制御部２２宛に送信する（Ｓ２０５）。
【００５０】
次いで、コンテンツ容量変更部２６が、端末１０の通信回線の大きさに応じて、コンテンツ配信制御部２２で取得されたコンテンツの容量を変更する（Ｓ２０６）。具体的に、コンテンツ容量変更部２６は、送受信部２１と端末１０との間で設定された通信回線（例えば、６４Ｋｂｐｓ等）の大きさを特定する。
【００５１】
この通信回線の大きさを特定したコンテンツ容量変更部２６は、特定した通信回線の大きさに応じて、送受信部２１で取得されたコンテンツの圧縮率を決定する。この圧縮率を決定したコンテンツ容量変更部２６は、決定した圧縮率をもって、送受信部２１で取得されたコンテンツを圧縮する。その後、送受信部２１が、受付部２５で入力された配信情報に含まれる端末１０の配信先に基づいて、その配信先に、コンテンツ容量変更部２６で圧縮されたコンテンツを配信する（Ｓ２０７）。
【００５２】
（コンテンツ配信装置及びコンテンツ配信制御方法による作用及び効果）
このような本願に係る発明によれば、コンテンツ配信制御部２２が、所定の時刻を越えた後に、その時刻を含む時間情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得し、取得したコンテンツを表示部２３に表示させることができる。これにより、その表示部２３に表示される各コンテンツが現在の時刻にとって特に必要な情報であれば、ユーザは、自己が所持する端末１０を通じて、その各コンテンツの中から、現在の時刻において必要な情報を即座に取得することができる。
【００５３】
また、コンテンツに含まれる風景が時刻に応じて変化するので、ユーザは、自己が所持する端末１０を通じて、現在の時刻を感覚的に把握しながら、その時刻において必要な情報を取得することができる。
【００５４】
更に、コンテンツ配信制御部２２が、端末１０の機種及び選択された見出しと一致する端末情報を特定し、特定した端末情報に対応付けられたコンテンツをコンテンツ管理サーバ３０から取得することができる。これにより、コンテンツ配信制御部２２は、端末１０の機種で実行可能な各サービスに応じて、該当するコンテンツを端末１０に配信することができる。
【００５５】
更にまた、コンテンツ配信制御部２２は、コンテンツ管理サーバ３０から取得したコンテンツの容量を端末１０の通信回線の大きさに応じて変更することができる。これにより、コンテンツ配信制御部２２は、コンテンツを配信する端末１０の通信能力が著しく低い場合であっても、端末１０の通信回線の大きさに応じて配信するコンテンツの容量を変更することができるので、その端末１０は、該当するコンテンツをコンテンツ配信装置２０から即座に取得することができる。
【００５６】
最後に、コンテンツが、コンテンツ配信装置２０を配備する地域に密接した情報であるので、ユーザは、そのコンテンツ配信装置２０が配備されている周辺地域の情報を即座に取得することができる。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンテンツ管理サーバから取得するコンテンツを時刻に応じて変更することができると共に、端末の機種及び端末とサーバとの間の通信回線の大きさに応じてその取得するコンテンツの内容及び容量を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態に係るコンテンツ配信システムの概略構成を示す図である。
【図２】本実施形態に係るコンテンツ配信システムの内部構造を示す図である。
【図３】本実施形態におけるコンテンツ管理サーバで記憶させる時間情報及びコンテンツの内容を示す図である。
【図４】本実施形態におけるコンテンツ管理サーバで記憶させる端末情報及びコンテンツの内容を示す図である。
【図５】本実施形態における表示部で表示させる画面の内容を示す図である。
【図６】本実施形態に係るコンテンツ配信制御方法の手順を示す図である（その１）。
【図７】本実施形態に係るコンテンツ配信制御方法の手順を示す図である（その２）。
【符号の説明】
１０…端末、２０…コンテンツ配信装置、２１…送受信部、２２…コンテンツ配信制御部、２３…表示部、２４…時間管理部、２５…受付部、２６…コンテンツ容量変更部、２７…コンテンツデータベース、３０…コンテンツ管理サーバ、３１…送受信部、３２…コンテンツ管理制御部、３３…コンテンツデータベース、４０…通信ネットワーク
Claims (5)
- コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信するコンテンツ配信装置であって、
前記コンテンツ管理サーバは、前記コンテンツと該コンテンツに対応付けられた時間情報とを予め複数記憶しており、
前記コンテンツ配信装置は、
所定の時刻を越えた後に、該時刻を含む前記時間情報に対応付けられた前記コンテンツを前記コンテンツ管理サーバから取得するコンテンツ取得手段と、
前記コンテンツ取得手段で取得された前記コンテンツを、利用者の操作指示により選択可能となるように表示する表示手段と、
選択された該コンテンツを配信する前記端末の配信先を含む配信情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受付られた前記配信情報に含まれる前記配信先に、選択された前記コンテンツを配信する配信手段と
を有することを特徴とするコンテンツ配信装置。 - 請求項１に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記各時間情報に対応付けられた各コンテンツは、対応付けられた時間情報に含まれる時刻に応じて風景が変化するように表示されることを特徴とするコンテンツ配信装置。 - コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信するコンテンツ配信装置であって、
前記コンテンツ管理サーバは、前記コンテンツの見出しと前記端末の機種とを含む端末情報と該コンテンツとを予め複数記憶しており、
前記コンテンツ配信装置は、
前記各コンテンツのそれぞれに対応する前記見出しを、利用者の操作指示により選択可能となるように表示する表示手段と、
選択された該見出しに対応する前記コンテンツを配信する前記端末の配信先と前記端末の機種とを含む配信情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受付られた前記配信情報に含まれる前記機種に基づいて、前記各端末情報の中から、選択された前記見出し及び該機種と一致する前記端末情報を特定し、特定した該端末情報に対応付けられた前記コンテンツを前記コンテンツ管理サーバから取得するコンテンツ取得手段と、
前記端末の通信回線の大きさに応じて、前記コンテンツ取得手段で取得された前記コンテンツの容量を変更する容量変更手段と、
前記容量変更手段で変更された前記コンテンツを、前記受付手段で受け付けられた前記配信情報に含まれる前記配信先に配信する配信手段と
を有することを特徴とするコンテンツ配信装置。 - 請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のコンテンツ配信装置であって、
前記コンテンツは、前記コンテンツ配信装置を配備する地域に密接した情報であることを特徴とするコンテンツ配信装置。 - コンテンツ管理サーバで管理されているコンテンツを端末に配信するコンテンツ配信装置のコンテンツ配信制御方法であって、
前記コンテンツと該コンテンツに対応付けられた時間情報とが前記コンテンツ管理サーバに予め複数記憶されており、
所定の時刻を越えた後に、該時刻を含む前記時間情報に対応付けられた前記コンテンツを前記コンテンツ管理サーバから取得する第一工程と、
前記第一工程で取得された前記コンテンツを、利用者の操作指示により選択可能となるように表示する第二工程と、
選択された該コンテンツを配信する前記端末の配信先を受け付ける第三工程と、
前記第三工程で受付られた前記配信情報に含まれる前記配信先に、選択された前記コンテンツを配信する第四工程と
を有することを特徴とするコンテンツ配信制御方法。
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