JP2004227278A - 立設被写体用画像入力装置 - Google Patents

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武 吉本
Osamu Kitagawa
修 北川
Yoshihiro Katsuma
義浩 勝間
Masahiro Yamamoto
昌宏 山本
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Abstract

【課題】被写体が立設した立体である場合においても、その読取を可能とする立設被写体用画像入力装置を提供することを目的とする。
【解決手段】立設被写体用画像入力装置1は、ヘッド部10と、ヘッド部10を鉛直方向に移動させる移動機構40と、筐体60とを備える。ヘッド部10は、ヘッド筐体と、光学部と、ハーフミラーと、3個のCCDラインセンサとを備える。CCDラインセンサーは、ヘッド筐体内に、略水平方向に配置される。ヘッド筐体は、開口部を備え、被写体80からの光を通過させることができる。ヘッド筐体内部へ進入した光は、複数のレンズにより構成され、焦点距離を変更可能とするオートフォーカス機構を備える光学部を介してCCDラインセンサに進入し、画像データに変換される。また、光学部は、ズームレンズを備え、被写体の倍率を変更することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被写体が立設した立体である場合においても読み取り可能とする立設被写体用画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体が立設した立体である場合には、デジタルカメラ等の画像入力装置が使用される。しかし、一般的なデジタルカメラでは二次元撮像素子の解像度向上に限界があり(例えば、一般的なデジタルカメラでは4〜5百万画素程度)、多数の撮像素子を直線状に配設したラインセンサを用いた走査方式の方がより容易に高解像度を達成できる。
【0003】
このようなラインセンサを使用した大型の画像入力装置として、例えば、特許文献1に記載のように、大型の地図や図面などを走査して読み取るための大型平面式の走査装置が公知である。
【0004】
【特許文献1】特開2000−21698号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の平面式走査装置を利用して人間などの立体を高解像度で読み取り、ポスターなどに出力することが行われている。例えば、非特許文献1に記載のような、大日本スクリーン株式会社製の走査装置「アゼロ・オリジネータ」では、360dpiの解像度走査により、一般的なデジタルカメラに換算して約数億画素に相当する解像度で画像を読み取ることが可能となる。これにより、従来のデジタルカメラよりも高品質な画像が得られた。
【非特許文献1】2002年10月18日付け朝日新聞朝刊第13面
【0006】
しかしながら、上記平面式走査装置では、被走査物を透光ガラス上に載置して走査する必要がある。このため、人物自体を走査読み取りする場合は、人物が透光ガラス上に伏せた状態で撮像を実行する必要がある。特に、上記のような走査読み取り形式では、一般的なデジタルカメラによる撮影よりも走査に時間がかかるため、無理な体勢での撮影は困難である。
【0007】
また、上記装置を利用して、人物以外に美術品等の立体を撮像したいという要請も生じている。ところが、美術品自体を撮像する場合、美術品を透光ガラス上に載置できない場合もある。例えば、大型の彫刻や壷等の陶芸品は、その形状により、また重量や設置方法(固定されて動かせない場合)により透光ガラス上に載置できないことがある。以下、上記のように立設された美術品や立っている人物等の立体を総称して「立設被写体」という。
【0008】
なお、例えば、特許文献2または特許文献3に記載のような、卓上スキャナなどでは、縦型に配置可能なものがある。但し、これらの装置はあくまでも平面形状物を撮像するためのスキャナを、省スペースのため縦置きにできるというものである。
【0009】
【特許文献2】特開2001−53918号公報
【0010】
【特許文献3】特開2001−83756号公報
【0011】
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、被写体が上述のような立設被写体である場合においても読取可能とする立設被写体用画像入力装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、略水平方向に列設された多数の半導体撮像素子を有するラインセンサーと、被写体から受光した光を前記ラインセンサーに案内するフォーカス機能を有する光学系とを備えたヘッド部と、前記ヘッド部を、前記半導体撮像素子の列設方向と直交する鉛直方向に移動させる移動機構とを備え、前記ラインセンサーの走査面前方の任意の位置に立設された立体状の被写体に対してフォーカス設定を行い前記ヘッド部を移動させながら連続的に撮像することにより被写体の全体像を走査撮像する。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の立設被写体用画像入力装置において、前記光学系は、ズームレンズを備える。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の立設被写体用画像入力装置において、装置全体を移動可能とする装置移動機構を備える。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の立設被写体用画像入力装置において、前記光学系は、ハーフミラーを有し、前記ヘッド部は、前記ハーフミラーを通過した光を受光する位置と、前記ハーフミラーで反射した光を受光する位置とに交互に配置される複数のラインセンサーを備える。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の立設被写体用画像入力装置において、前記移動機構は、前記ヘッド部を直線状の移動経路に沿って案内するためのガイド部材を備え、前記移動経路の被写体側の位置には透光板が配設されるとともに、前記透光板と前記ガイド部材とを、鉛直方向に対して同期して傾斜させる傾斜機構を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1の概要図である。
【0018】
図1に示すように、立設被写体用画像入力装置1は、後述するヘッド部10と、ヘッド部10を移動させる移動機構40と、ヘッド部10と移動機構40とを収納する筐体60と、を備える。
【0019】
移動機構40は、略鉛直方向に配置された一対のガイドレール2と、ボールネジ3と、ボールネジ3を回転させる駆動モータ4と、ヘッド部10に備えられた螺合部5とを備える。
【0020】
ボールネジ3の一端に配設された第1プーリ51と、モータ4に配設された第2プーリとは、同期ベルト53を介して互いに連結されている。また、ガイドレール2とボールネジ3とは、共にヘッド部10の移動方向に平行に配設される。ボールネジ3はヘッド部10における螺合部5と螺合する。一方、ガイドレール2は、ヘッド部10を直線状に案内する。このため、ボールネジ3が駆動モータ4により回転することにより、ヘッド部10がボールネジ3およびガイドレール2に沿って移動する。このようにヘッド部10を鉛直方向に走査移動させる場合、人物など縦長の立体を被写体として撮像する場合に好適である。
【0021】
筐体60は、ヘッド部10の撮像方向である被写体80(この実施形態においては人物)方向に開口部61を有する。ここで、この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1は、被写体80を装置上に載置する必要がなく、非接触で読み取り可能である。このため、開口部61に透光板を備える必要はない。ただし、筐体60の内部に塵埃等が侵入することを防止するため、透光板等を配置するようにしてもよい。
【0022】
また、開口部61を筐体60の手前側としたとき、筐体60の奥側には、ミラー62が備えられる。このため、被写体80として人物を撮像する時には、被写体80自身で被写体80を確認することができる。
【0023】
さらに、筐体60は、転倒防止のため、その底部に脚部7を備える。また、筐体60の底部には、キャスター8が配設されている。これにより、立設被写体用画像入力装置1自体が移動可能となり、被写体80が移動できない物であっても、被写体80に対して立設被写体用画像入力装置1を適当に位置決めすることが可能となる。
【0024】
図2は、この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1におけるヘッド部10の構成を模式的に示す側断面図である。
【0025】
ヘッド部10は、ヘッド筐体16と、光学部18と、ハーフミラー15と、CCDラインセンサ11、12、13とを備える。CCDラインセンサー11、12、13は、ヘッド筐体16内において、ヘッド部10の移動方向と直交する略水平方向に配置される。ヘッド筐体16は、被写体80方向に開口部17を備え、ヘッド筐体16内部へ被写体80からの光を通過させることができるように構成されている。なお、開口部17に透光板を備えることとしてもよい。開口部17よりヘッド筐体16内部へ進入した光は、光学部18を介してCCDラインセンサ11、12、13に入射し、このCCDラインセンサ11、12、13により画像データに変換される。
【0026】
このとき、ヘッド部10は、移動機構40により移動しながら、連続的に被写体80を撮像する。これにより、立設被写体用画像入力装置1は、被写体80の全体像を走査撮像することが可能となる。
【0027】
さらに、ヘッド部10は、ヘッド部10と共に移動可能な光源14を備える。これにより、被写体80の撮像領域を適正に照明することが可能となる。なお、ヘッド部10に光源14を備える代わりに、筐体60内に固定式の光源を設け、この光源により被写体80全体を照明することとしてもよい。また、外部からの照明で足りる光学設計であれば、立設被写体用画像入力装置1自体に光源を設ける必要はない。
【0028】
光学部18は、複数のレンズにより構成され、自動的に焦点距離を変更可能とするオートフォーカス機構を備える。これにより、立設被写体用画像入力装置1と被写体80との距離を変更した場合においても、被写体80を適正に撮像することが可能となる。また、光学部18は、ズームレンズを備える。このため、被写体80への距離に応じて撮像倍率を変更することが可能となる。
【0029】
図3は、図2における光学部18からCCDラインセンサ11、12、13への光の進入の様子を示す斜視図である。
【0030】
CCDラインセンサ11、12、13は、一方向に列設された多数の半導体撮像素子を有する半導体撮像素子列30を基板上に載置したものである。ここで、半導体撮像素子列30は、R(光の赤成分)を検知する半導体撮像素子列、G(光の緑成分)を検知する半導体撮像素子列およびB(光の青成分)を検知する半導体撮像素子列が並設されたものである。
【0031】
開口部17を通過して光学部18により集光された光は、ハーフミラー15により、そこを通過する光と、反射する光とに分割される。
【0032】
CCDラインセンサ11、12、13のうち、CCDラインセンサ11および13は、ハーフミラー15を通過した光を受光する位置に配置され、CCDラインセンサー12はハーフミラー15で反射した光を受光する位置に配置される。即ち、これらのCCDラインセンサー11、12、13は、互いに直交する方向を向けて交互に配置されることになる。
【0033】
CCDラインセンサ11およびCCDラインセンサ13は、ハーフミラー15を通過した光を受光する位置に、互いの半導体素子列が直線上となるように設置される。そして、図3に示すように、ハーフミラー15を通過した光のうちの両端部の領域の光がCCDラインセンサ11およびCCDラインセンサ13に入射しする。
【0034】
また、CCDラインセンサ12は、ハーフミラー15により反射した光であって、CCDラインセンサ11における半導体撮像素子列30とCCDラインセンサ13における半導体撮像素子列30との間を通過する光と等価である光を受光する位置に設置される。これにより、3個のCCDラインセンサ11、12、13による各半導体素子列30の撮像領域を直線状に繋ぐことが可能となる。
【0035】
なお、この実施形態においては、大サイズで解像度を上げるためCCDラインセンサを3個繋いで使用するものとしているが、CCDラインセンサの数は、3個未満であってもよい。また、更に大サイズで解像度を上げるためにCCDラインセンサの数を3個以上としてもよい。また、CCDラインセンサ11、12、13の位置は、それぞれハーフミラー15を通過した光を受光する位置と、ハーフミラー15で反射した光を受光する位置とを逆にしてもよい。
【0036】
図4は、この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【0037】
この立設被写体用画像入力装置1は、演算処理を実行するための演算処理部70と、各種の設定を行うための設定手段71と、画像メモリ73と、を備える。画像メモリ73は、CCDラインセンサー11、12、13と接続されている。また、演算処理部70は、光学系18の駆動系74と接続されている。
【0038】
この立設被写体用画像入力装置1においては、設定手段71を利用して倍率や解像度等の設定が行われる。また、CCDラインセンサ11、12、13に進入した光は、光電変換およびA/D変換がなされた後、画像データとして画像メモリ73に記憶される。画像メモリ73に記憶された画像データは、設定手段71において設定された値とともに、演算処理部70において処理演算される。処理演算の結果、光学部18の駆動系74に電気的信号が送られ、光学部18が制御される。
【0039】
なお、記憶された画像データに対し、各種の画像処理を実行することにより、その補正を行うことも可能である。ここで、各種の画像処理とは、シェーディング補正、色補正、USM補正等の処理をいう。
【0040】
図5は、この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1を用いて画像の入力を行う入力動作を示すフローチャートである。
【0041】
この立設被写体用画像入力装置1を用いて画像入力するときには、まず、作業者により装置および被写体80を準備する測定準備が実行される(ステップS1)。次に、倍率、解像度等の走査条件が入力される(ステップS2)。その後、この状態で走査開始の指示を待つ(ステップS3)。開始が指示されると、オートフォーカス動作が行われる(ステップS4)。このオートフォーカス動作は、後述するように、被写体80をプレスキャンすることにより、最適フォーカス位置を決定する工程である。オートフォーカス動作により最適フォーカス位置が決まれば、光学部18が適正に設定される。しかる後、画像を入力するためにヘッド部10により被写体80を走査する(ステップS5)。この走査工程においては、駆動モータ4の駆動によりヘッド部10を一対のガイドレール2に沿って移動させる。そして、ヘッド部10に付設された光源14により被写体80を順次照射するとともに、被写体80からの反射光を光学部18を介してCCDラインセンサー11、12、13に取り込むことにより、被写体80の画像データを得る。
【0042】
なお、走査工程(ステップS4)の前に、シェーディング補正の工程を実行してもよい。ここで、シェーディング補正工程とは、例えば、白基準板を利用してCCDラインセンサー13における各CCDの出力を調整する工程をいう。
【0043】
また、ステップS4におけるオートフォーカス動作は、プレスキャンによるものには限られず、予めフォーカス動作を行うための所定位置を設定し、この所定位置における最適フォーカス位置を利用して全体のフォーカス位置として決定してもよい。
【0044】
図6は、上述したオートフォーカス動作を示すフローチャートである。
【0045】
オートフォーカス動作を行う際には、最初に、フォーカス位置を段階的に変更して画像データを得る(ステップS31)。次に、ステップS31において得た画像データから、各画素間の差分値(絶対値)の総和Aを演算する(ステップS32)。総和Aが最大になる位置が、コントラストが最大になる位置となる。次に、ステップS32の演算結果を比較し、総和Aが最大になる位置を最適フォーカス位置として設定する(ステップS33)。
【0046】
なお、ステップS32における演算は、オートフォーカス制御の演算方式の一例であって、他の演算方式であってもよい。また、被写体80の実際位置を超音波センサー等の距離センサーで測定し、フォーカス位置を設定することとしてもよい。
【0047】
また、上記実施形態において、光学部18は、焦点距離を変更可能とするオートフォーカス機構を備えることとしていたが、手動により焦点距離を変更するフォーカス機構を備えることとしてもよい。
【0048】
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図7は、この発明の第2実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1の概要図である。なお、上述した第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】
第2実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1は、開口部61に透光部材20を備える点で、上述した第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置と異なる。
【0050】
この実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1における移動機構40は、ヘッド部10を直線状の移動経路に沿って案内するガイドレール2を備える。また、透光部材20と移動機構40とは、共に鉛直方向に対して傾斜させる傾斜機構を備える可動台21上に固定される。このため、透光部材20とガイドレール2とは、 鉛直方向に対して同期して傾斜可能となっている。
【0051】
なお、透光部材20の材質として、例えば、強化ガラスや大厚の透明樹脂板等が好ましい。
【0052】
可動台21の一端は、回転軸23によりベース台22に軸支される。また、可動台21の他端部は、その一端がベース台22に固定される油圧シリンダー24に連結される。このため、この油圧シリンダー24の伸縮により、可動台21が、回転軸23を中心に揺動し、この可動台21の揺動に伴って透光部材20および移動機構40がベース台22に対し傾斜することが可能となる。これにより、可動台上に載置された被写体80を透光部材20に密着した状態で撮像することが可能となる。なお、この回転による立設被写体用画像入力装置1および可動台21の水平面よりの傾斜角度θは、5度乃至30度程度であることが好ましい。
【0053】
図8は、この発明の第2実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1を使用し、吊り下げ部材25により吊り下げられたシート状の被写体80の画像を入力する場合の概要図である。
【0054】
この図に示すように、吊り下げ部材25は、透光部材20の前面に固定される。これにより、シート状の被写体80の画像を撮像する場合に、被写体80を容易に透光部材20の表面に配置することが可能となる。なお、吊り下げ部材25として、例えば、フック、クリップ、粘着材等を使用することができる。この場合、通常のスキャナと同様に、透光部材20上に平面状物を抑えるためのカバー部材を別途設けることとしてもよい。なお、カバー部材として、例えば、板状、蓋状、もしくはロール状のものが考えられる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、立設被写体用画像入力装置が、立設された被写体に対してフォーカス設定を行いヘッド部を半導体撮像素子の列設方向と直交する鉛直方向に移動させる移動機構を備えることから、被写体が走査面から任意の位置にある立体である場合であっても、被写体を容易に撮像することが可能となる。
【0056】
請求項2に記載の発明によれば、光学系が、ズームレンズを備えることから、被写体の倍率を変更することが可能となる。
【0057】
請求項3に記載の発明によれば、装置全体を移動可能とする装置移動機構を備えることから、被写体が移動できない物であっても、被写体に対して立設被写体用画像入力装置を移動させて位置決めすることが可能となる。
【0058】
請求項4に記載の発明によれば、光学系が、ハーフミラーを有し、ヘッド部はハーフミラーを通過した光を受光する位置とハーフミラーで反射した光を受光する位置とに交互に配置される複数のラインセンサを備えることから、複数のCCDラインセンサに対して走査画像を直線状に繋ぐことが可能となり、これにより高解像度の画像を取得することが可能となる。
【0059】
請求項5に記載の発明によれば、ヘッド部と被写体との間に透光板を備え、透光板とヘッド部の移動機構とを共に鉛直方向に対して傾斜させる傾斜機構を備えることから、容易に被写体を透光板に密着した状態で撮像することが可能となる。また、被写体が平面状物である場合においても、容易に撮像することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1の概要図である。
【図2】この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1におけるヘッド部10の構成を模式的に示す側断面図である。
【図3】図2におけるCCDラインセンサ11、12、13への光の進入の様子を示す斜視図である。
【図4】この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第1実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1を用いて画像の入力を行う入力動作を示すフローチャートである。
【図6】オートフォーカス動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の第2実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1の概要図である。
【図8】この発明の第2実施形態に係る立設被写体用画像入力装置1によりシート状の被写体の画像を入力する場合の概要図である。
【符号の説明】
1 立設被写体用画像入力装置
2 ガイドレール
3 ボールネジ
4 駆動モータ
5 螺合部
7 脚部
8 キャスター
10 ヘッド部
11 CCDラインセンサー
12 CCDラインセンサー
13 CCDラインセンサー
14 光源
15 ハーフミラー
16 ヘッド筐体
17 開口部
18 光学部
20 透光部
21 可動台
22 ベース台
23 回転軸
24 油圧シリンダー
25 吊り下げ部材
30 半導体撮像素子列
40 移動機構
51 第1プーリ
52 第2プーリ
53 同期ベルト
60 筐体
61 開口部
62 ミラー
70 CPU
71 設定手段
72 CCDラインセンサー
73 画像メモリ
74 駆動系

Claims (5)

  1. 略水平方向に列設された多数の半導体撮像素子を有するラインセンサーと、被写体から受光した光を前記ラインセンサーに案内するフォーカス機能を有する光学系とを備えたヘッド部と、
    前記ヘッド部を、前記半導体撮像素子の列設方向と直交する鉛直方向に移動させる移動機構と、を備え、
    前記ラインセンサーの走査面前方の任意の位置に立設された立体状の被写体に対してフォーカス設定を行い前記ヘッド部を移動させながら連続的に撮像することにより被写体の全体像を走査撮像する立設被写体用画像入力装置。
  2. 請求項1に記載の立設被写体用画像入力装置において、
    前記光学系は、ズームレンズを備える立設被写体用画像入力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の立設被写体用画像入力装置において、
    装置全体を移動可能とする装置移動機構を備える立設被写体用画像入力装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の立設被写体用画像入力装置において、
    前記光学系は、ハーフミラーを有し、
    前記ヘッド部は、前記ハーフミラーを通過した光を受光する位置と、前記ハーフミラーで反射した光を受光する位置とに交互に配置される複数のラインセンサーを備える立設被写体用画像入力装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の立設被写体用画像入力装置において、
    前記移動機構は、前記ヘッド部を直線状の移動経路に沿って案内するためのガイド部材を備え、
    前記移動経路の被写体側の位置には透光板が配設されるとともに、
    前記透光板と前記ガイド部材とを、鉛直方向に対して同期して傾斜させる傾斜機構を備える立設被写体用画像入力装置。
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