JP2004225740A - 動圧軸受装置、スピンドルモータ、記録ディスク駆動装置およびポリゴンスキャナ - Google Patents

動圧軸受装置、スピンドルモータ、記録ディスク駆動装置およびポリゴンスキャナ Download PDF

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Abstract

【課題】部材を固定するのに用いる接着剤の塗布量の管理が容易となる動圧軸受装置を提供することを課題とする。
【解決手段】動圧軸受装置5は、静止部材2と、静止部材2との間に潤滑流体が保持される微少間隙を有し静止部材2に対して相対回転する回転部材3とを備えている。静止部材2は、微少間隙に連通するとともに接着剤が充填された接着部50によって互いに接着された複数の部材11,12を有している。接着部50の両端には外方に向けて拡がるように第1開口部70及び第2開口部71が形成されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸受、特に部材の相対回転により前記部材間に存在する微少間隙に動圧を発生させる動圧軸受装置に関する。本発明は、さらに、本発明の動圧軸受装置が採用されたスピンドルモータ、記録ディスク駆動装置およびポリゴンスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスクや光ディスクなどの記録ディスクを回転駆動するためのモータは、主に、固定されたシャフト及びステータと、ステータに対向するロータマグネットが固定されたロータとから構成されている。ロータは、外周面に例えば複数枚の記録ディスクが固着され、内周面がシャフトの外周面に回転自在に軸支持されている。
【0003】
ロータを回転自在に軸支持するための軸受機構としては、高速化及び低振動(騒音)を目的に流体動圧軸受装置が採用されている。流体動圧軸受装置は、シャフトとスリーブの間の微小間隙に配置されたオイル等の潤滑流体と、対向面に形成された動圧発生用溝とからなるラジアル・スラスト軸受部とから構成されている。
【0004】
具体的な構成として、スリーブが静止しており、その中に配置されたシャフトが回転するシャフト回転型の動圧軸受装置について説明する。このタイプの動圧軸受装置では、スリーブの貫通孔内にはシャフトが挿入されており、このシャフトには一端に軸線方向を向く2つのスラスト面と外周面とを有するスラストプレートが設けられている。スリーブの貫通孔には、シャフトの外周面に微小間隙を介して対向するラジアル内周面と、スラストプレートの外周面と軸線方向一方のスラスト面に対向するスラストプレート収納用段部が形成されている。さらに、スラストプレート収納用段部の軸線方向外側にはスラストカバーが固定されており、このスラストカバーによりスリーブの貫通孔を閉鎖している。この構成により、スリーブの内周面とシャフトの外周面との間にラジアル軸受部が形成されている。また、スラストプレートの一方のスラスト面とスラストプレート収納用段部のスラスト面との間に第1スラスト軸受部が形成され、スラストプレートの他方のスラスト面とスラストカバーのスラスト面との間に第2スラスト軸受部が形成されている。
【0005】
前述した一般的なシャフト回転型の動圧軸受では、スラストカバーをスリーブの一端に固定する。具体的には、スリーブのスラストプレート収納用段部に連続して、水平な軸線方向端面とそこから垂直に延びる内周面とからなるスラストカバー固定用段部が形成されている。この段部にスラストカバーの外周部が嵌められることで、スラストカバーはスリーブに固定されている。
【0006】
このような構成のモータでは、潤滑流体がスラストカバーとスラストカバー固定用段部との隙間などから漏れ出ることがある。
この課題に対して、特許文献1では、スラストカバーとスラストカバー固定用段部とを接着剤で固定することにより、スラストカバーの固定と潤滑流体のシールとを実現している。
【0007】
【特許文献1】
特許第3142970号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、スリーブの段部の内周面に接着剤を塗布し、スラストカバーをスリーブの段部に嵌め合わせてスラストカバーを固定する場合、接着剤はスラストカバーの外周面に沿って軸線方向に移動し、さらに段部の軸線方向端面にまで移動する。
【0009】
ここで、接着剤の塗布量が極端に多い場合は、接着剤は段部の軸線方向端面上を半径方向内側に移動し、さらに端面を越えてスラスト軸受部の微小間隙内に浸入してしまうことがある。この場合は、接着剤がシャフトのスラストプレート等の回転部材と接触することで、回転不良が生じたり、潤滑油内に多量のパーティクルが溶け込み、潤滑油を劣化するように変質させる可能性がある。
【0010】
一方、接着剤の塗布量が極端に少ない場合は、十分な接着強度を得ることができず、そのためスラストカバーの脱落や潤滑油がスラストカバーとスリーブの段部の接合面からの滲み出してしまう可能性がある。
このような現象は、上記した構成のモータに限り発生するものではなく、微少間隙に連通するとともに接着剤が充填された接着部によって互いに接着された複数の部材を有する静止部材あるいは回転部材を備える動圧軸受装置において発生する可能性がある。また、潤滑流体として気体を用いた場合であっても、接着剤の塗布量を容易に管理することが求められる。
【0011】
そこで、本発明の課題は、部材を固定するのに用いる接着剤の塗布量の管理が容易となる動圧軸受装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の動圧軸受装置は、静止部材と、静止部材との間に潤滑流体が保持される微少間隙を有し静止部材に対して相対回転する回転部材とを備えている。静止部材あるいは回転部材の少なくともいずれか一方は、微少間隙に連通するとともに接着剤が充填された接着部によって互いに接着された複数の部材を有している。接着部の両端には外方に向けて拡がるように第1開口部及び第2開口部が形成されている。
【0013】
ここで、潤滑流体とは、液体であっても気体であってもよい。
接着剤は、接着部に充填されており、接着剤が硬化するまでの間、第1開口部と第2開口部における接着剤の界面は、表面張力の作用を受ける。この表面張力の作用により、第1開口部と第2開口部における接着剤の界面の曲率がそれぞれ等しくなる位置で、接着剤の界面は位置決めされる。
【0014】
この動圧軸受装置では、微少間隙に連通する接着部からあふれ出た接着剤は、それぞれの開口部に保持される。この際、それぞれの開口部における接着剤は、等しい曲率を保つため、微少間隙に開口する開口部にあふれる接着剤の量は、もう一方の開口部にあふれる接着剤の量を管理することにより容易に管理される。
請求項2に記載の動圧軸受装置は、請求項1に記載の動圧軸受装置であって、第1開口部は、微少間隙に向けて開口しており、微少間隙に近づくにつれて徐々に膨大するテーパ面から形成されている。
【0015】
テーパ面にあふれる接着剤の量とテーパ面における接着剤の界面の曲率とは、1対1に対応している。すなわち、あふれる接着剤の量が多くなるにつれて、テーパ面における接着剤の界面の曲率は大きくなる。
この動圧軸受装置では、微少間隙に連通する接着部からあふれ出た接着剤は、第1開口部および第2開口部に保持される。この際、微少間隙に開口する第1開口部にあふれる接着剤の量は、第2開口部にあふれる接着剤を管理することにより容易に管理される。すなわち、第1開口部にあふれる接着剤の量と界面の曲率との関係は1対1に決定されるため、第2開口部における接着剤の界面の曲率を管理することにより、第1開口部にあふれる接着剤の量を管理することができる。
【0016】
請求項3に記載の動圧軸受装置は、請求項2に記載の動圧軸受装置であって、第2開口部は、対向する2面から形成されている。対向した2面の距離Hは、複数の部材と接着剤との接触角θ、第1開口部のテーパ角φおよび第1開口部のテーパ長Xを用いて、H<2Xcos(θ)sec(θ+φ/2)sin(φ/2)(以下、関係式1という。)を満たしている。
【0017】
ここで、接触角θとは、複数の部材と接着剤の界面とが接する点において成す角度である。テーパ角φとは、テーパ面の開き角度である。テーパ長Xとは、例えば、第1開口部を形成するテーパ面を仮想的に延長した交点から微少間隙までのテーパ面に沿った長さである。
第2開口部は、対向する2面から形成されているため、第2開口部にあふれる接着剤の界面の曲率は、第2開口部にあふれる接着剤の量に関わらず一定となる。一方、第1開口部は、テーパ面から形成されているが、第1開口部にあふれる接着剤の界面の曲率は、第2開口部にあふれる接着剤の界面の曲率と等しくなる。また、第2開口部の対向した2面の距離Hが上記した関係式1を満足すれば、第1開口部にあふれる接着剤の界面は、テーパ長Xを超えて微少間隙に達することが防止される。
【0018】
この動圧軸受装置では、第2開口部の対向する2面の距離Hが上記した関係式1を満足する様に設定されているため、第2開口部にあふれる接着剤の量に関わらず、第1開口部にあふれる接着剤の量は一定となり、かつ接着剤がテーパ面を超えて微少間隙に達することが防止される。このため、接着剤の塗布量の管理が容易となる。
【0019】
請求項4に記載のスピンドルモータは、請求項1〜3のいずれかに記載の動圧軸受装置と、ステータと、ロータマグネットとを備えている。ステータは、静止部材に固定されている。ロータマグネットは、ステータに対向するように回転部材に固定され、ステータとともに磁気回路部を構成する。
このスピンドルモータでは、請求項1〜3のいずれかに記載の動圧軸受装置を採用しているため、生産管理が容易となり、生産性が向上する。
【0020】
請求項5に記載の記録ディスク駆動装置は、ハウジングと、請求項4に記載のスピンドルモータと、円盤上記録媒体と、情報アクセス手段とを備えている。スピンドルモータは、ハウジングに固定されている。円盤上記録媒体は、回転部材に固定されており、情報を記録できる。情報アクセス手段は、記録媒体の所要の位置に情報を書込又は読み出す。
【0021】
この記録ディスク駆動装置では、請求項4に記載のスピンドルモータを採用しているため、生産性が向上する。
請求項6に記載のポリゴンスキャナは、ハウジングと、請求項4に記載のスピンドルモータと、ポリゴンミラーとを備えている。スピンドルモータは、ハウジングに固定されている。ポリゴンミラーは、回転部材に固定されている。
【0022】
このポリゴンスキャナでは、請求項4に記載のスピンドルモータを採用しているため、生産性が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】
1.第1実施形態
(1)スピンドルモータ全体の構成
図1は本発明の第1実施形態としてのスピンドルモータ1の概略構成を模式的に示す縦断面図である。このスピンドルモータ1は記録ディスク駆動用スピンドルモータであり、ハードディスク等の記録ディスク装置の一部を構成している。
【0024】
なお、図1に示すO−Oがスピンドルモータ1の回転軸線である。また、本実施形態の説明では便宜上図1の上下方向を「軸線上下方向」とするが、スピンドルモータ1の実際の取付状態における方向を限定するものではない。
図1において、このスピンドルモータ1は、主に、静止部材2と回転部材3とを有する動圧軸受装置5と、静止部材2に固定されたステータコアとこのステータコアに巻装されたコイルとからなるステータ6と、回転部材3に固定されたロータマグネット7とを備えている。動圧軸受装置5には、回転部材3を静止部材2に回転自在に支持するための軸受機構4が形成されている。また、スピンドルモータ1では、ステータ6とロータマグネット7とによって、回転部材3に対して回転力を与えるための磁気回路部が構成されている。
【0025】
(2)静止部材
静止部材2は、ブラケット10と、ブラケット10の中央開口内に固定されたスリーブ11と、スリーブ11の下端に固定されたスラストカバー12とから構成されている。より詳細には、ブラケット10の中央開口縁には軸線方向上側に延びる筒部13が形成されており、その内周面にスリーブ11の外周面が嵌合されている。また筒部13の外周面には、ステータ6が固定されている。
【0026】
スリーブ11は、円筒状の部材であり、その略中央部には、軸線方向に貫通する貫通孔15が形成されている。スリーブ11の貫通孔15の内周面は、上側から下側に向かって、ラジアル内周面16及び下部内周面17を有している。スリーブ11の貫通孔15の下端にはスラストカバー12が固定されており、スラストカバー12は貫通孔15の下端を閉鎖している。スラストカバー12とスリーブ11とは、接着剤が充填された接着部50によって互いに接着されている。接着部50については、後で詳述する。
【0027】
(3)回転部材
回転部材3は、スリーブ11に対して軸受機構4を介して回転自在に支持された部材であって、外周部に記録ディスクが載置されるロータハブ20と、ロータハブ20の内周側に位置し、軸受機構4を介してスリーブ11に軸支されるシャフト21とを備えている。
【0028】
ロータハブ20は、静止部材2やステータ6の上方に近接して配置されている。ロータハブ20の筒状部の内周面には、接着等の手段によってロータマグネット7が固定されている。ロータマグネット7はステータ6に半径方向に微小間隙をもって対向している。そして、ステータ6のコイルに通電することにより、ステータ6とロータマグネット7との電磁相互作用が発生し、回転部材3にトルクが作用する。
【0029】
シャフト21の軸線方向上側端部は、ロータハブ20の中心孔内に嵌合されている。シャフト21の下端には、スラストフランジ22が一体に形成されている。つまり、シャフト21は円柱形状のシャフト本体23とスラストフランジ22とから構成されていることになる。
スラストフランジ22は、シャフト21のシャフト本体23の下端の外周面25から半径方向外側に突設する環状かつ円盤状の部分である。スラストフランジ22は、シャフト本体側の第1スラスト面26と、その反対側の第2スラスト面27と第1スラスト面26と第2スラスト面27とに連続する外周面28とを有している。
【0030】
(4)軸受機構
軸受機構4は、回転部材3を静止部材2に対して、より具体的には、ロータハブ20及びシャフト21をスリーブ11に対して潤滑油を介して回転自在に支持するための流体動圧軸受である。軸受機構4は、第1及び第2ラジアル軸受部30,31と、第1及び第2スラスト軸受部32,33とを有している。以下、スリーブ11,スラストカバー12及びシャフト21の構造に触れながら、各軸受部30〜33の構造を説明していく。
【0031】
▲1▼ラジアル軸受部
スリーブ11のラジアル内周面16は、シャフト21のシャフト本体23の外周面25との間に潤滑油が保持されるラジアル微小間隙を確保するように対向している。ラジアル内周面16には、潤滑油中に動圧を発生するためのヘリングボーン状動圧発生用溝35,36が軸線方向に並んで形成されている。このように、スリーブ11のラジアル内周面16と、シャフト21のシャフト本体23の外周面25と、その間の潤滑油とによって、第1及び第2ラジアル軸受部30,31が軸線方向に並んで構成されている。
【0032】
▲2▼スラスト軸受部
スリーブ11の下部内周面17は、貫通孔15の下端部分である段部40を形成している。段部40は、シャフト21のスラストフランジ22を収容するための環状の凹部又は空間である。段部40は、ラジアル内周面16より大径であり、貫通孔15回りで軸線方向下側を向くスラスト面18と前述した下部内周面17とを有しており、各面がスラストフランジ22の第1スラスト面26と外周面28にそれぞれ対向している。
【0033】
スリーブ11のスラスト面18には、シャフト21の回転にともない潤滑油中に動圧を発生するためのヘリングボーン状動圧発生用溝37が形成されている。このように、スリーブ11のスラスト面18とスラストフランジ22の第1スラスト面26とその間の潤滑油によって、第1スラスト軸受部32が形成されている。
【0034】
スラストカバー12の軸線方向上側端面において、スラストフランジ22の第2スラスト面27に対向する部分には、スラスト面19が形成されている。スラスト面19には、シャフト21の回転にともない潤滑流体中に動圧を発生するためのヘリングボーン状動圧発生用溝38が形成されている。このように、スラストフランジ22の第2スラスト面27とスラストカバー12のスラスト面19とその間の潤滑油によって、第2スラスト軸受部33が形成されている。
【0035】
なお、図1では、各動圧発生用溝35、36,37、38を便宜上くの字の形で象徴的に示しているが、実際には、上述したように各面16、16、18、19に形成されている。
(5)接着部
図2を用いて、接着部50について説明を加える。
【0036】
接着部50は、スリーブ11に形成される段部51と、スラストカバー12に形成され段部51に嵌め合わされる嵌合部61と、段部51と嵌合部61との間に充填される接着剤とから構成されている。
段部51は、スリーブ11の軸線方向下側端に形成されている。段部51は、スラストカバー12の外周縁が固定されるための環状の凹部又は空間であり、段部40より軸線方向下側に連続して形成されている。段部51は、テーパ内周面52と、軸線方向端面53と、内周面54とを有しており、段部40より径が大きい。テーパ内周面52は、段部40の下部内周面17から連続した傾斜面である。軸線方向端面53は、テーパ内周面52と連続し、半径方向に広がる環状かつ円盤状の面である。内周面54は、軸線方向端面53から軸線方向に延びる円筒面である。
【0037】
嵌合部61は、スラストカバー12の外周縁に形成されている。嵌合部61は、スリーブ11の段部51に嵌め合わされ、接着剤により段部51と接着される部分である。嵌合部61は、外縁部62と、第1外周側面63と、外周段面64と、第2外周側面65とを有している。外縁部62は、スラストカバー12のスラスト面19の外縁に位置する環状の部分である。第1外周側面63は、外縁部62と連続し軸線方向下方に延びる円筒面である。外周段面64は、第1外周側面63と連続し半径方向内側に延びる環状かつ円盤状の面である。第2外周側面65は、外周段面64と連続し軸線方向下方に延びる円筒面であり、第1外周側面63より小さい径を有している。
【0038】
接着部50は、環状の円盤の外周縁を軸線方向下方に折り曲げた形状から構成されており、環状の円盤の内周縁に当たる部分と外周縁に当たる部分とに接着部50の端部を形成する。
接着部50の一端では、スリーブ11のテーパ内周面52とスラストカバー12の外縁部62とそれらにより挟まれる空間とにより第1開口部70が形成されている。すなわち、第1開口部70は、スリーブ11の軸線方向端面53とスラストカバー12の外縁部62とにより挟まれる部分よりも軸線方向上方に向かって膨大するように形成されており、スリーブ11の下部内周面17とスラストフランジ22の外周面28との隙間に形成される微少間隙に連通している。
【0039】
さらに接着部50の他端では、スリーブ11の内周面54とスラストカバー12の第2外周側面65とそれらにより挟まれる空間とにより第2開口部71が形成されている。すなわち、第2開口部71は、スリーブ11の内周面54とスラストカバー12の第1外周側面63との隙間よりも外周段面64の半径方向長さだけ膨大して形成されている。
【0040】
図3を用いて、接着部50についてさらに詳細に説明する。
第1開口部70は、回転軸線O−Oを含む平面による断面形状がテーパ形状であり、テーパを形成するスリーブ11のテーパ内周面52とスラストカバー12の外縁部62とは、テーパ角φ(0°<φ<90°)を成している。
第2開口部71では、回転軸線O−Oを含む平面による断面においてスリーブ11の内周面54とスラストカバー12の第2外周側面65との距離が距離Hを成している。
【0041】
ここで、テーパを形成するテーパ長Xを、回転軸線O−Oを含む平面による断面において下部内周面17を外縁部62に延長した点P1と、テーパ内周面52を外縁部62に延長した点P2との距離、すなわち点P2からスリーブ11の下部内周面17とスラストフランジ22の外周面28との隙間に形成される微少間隙までの距離であるとする。この時、距離Hは、テーパ角φと、テーパ長Xと、接着剤とテーパ内周面52あるいは外縁部62との接触角θ(0°<θ<90°)とを用いて、H<2Xcos(θ)sec(θ+φ/2)sin(φ/2)…(関係式1)を満たしている。ここで、接触角θは、接着剤がテーパ内周面52あるいは外縁部62と接する点において、接着剤とテーパ内周面52あるいは外縁部62とがなす角度であり、接着剤とスリーブ11あるいはスラストカバー12との素材により決まる値である。
【0042】
▲1▼関係式の導出
ここで、図4を用いて、関係式1について説明を加える。図4は、接着部50の構造を模式的に表した図である。接着部50の両端には、テーパ面から構成される第1開口部70と並行面から構成される第2開口部71とが形成されている。
【0043】
第1開口部70において、接着剤の界面の曲率をR1とすると、接着剤の界面のスパンSは、S=2R1cos(θ+φ/2)…(式1)と表すことができる。また、第1開口部70のそれぞれのテーパ面を延長した交点P2から接着剤の界面とテーパ面との接点P3までの長さX1は、X1=S/(2sin(φ/2))…(式2)と表される。
【0044】
第2開口部71において、接着剤の界面の曲率をR2とすると、対向する2面間の距離Hは、H=2R2cos(θ)…(式3)と表すことができる。
ここで、第1開口部70および第2開口部71における接着剤の界面の表面張力の作用により、接着部50に充填された接着剤は、界面の曲率が等しくなる位置でつり合って硬化する。すなわち、R1=R2…(式4)を満たしている。
【0045】
(式1)〜(式4)からHについて解くと、H=2X1cos(θ)sec(θ+φ/2)sin(φ/2)が得られる。さらに、第1開口部70において、接着剤の界面が、第1開口部70を超えて軸受機構4を形成する微少間隙に侵入することを防ぐために、テーパ長Xは、長さX1よりも大きくなければならない。
【0046】
以上により、関係式1が得られる。
(6)スリーブとスラストカバーとの固定方法
ここで、スリーブ11とスラストカバー12との固定方法について説明を加える。
最初に、スリーブ11に削り加工で段部40や段部51を形成する。また、円盤状のスラストカバー12に削り加工などで外周段面64や第2外周側面65を形成する。この際、段部51のテーパ内周面52の形状あるいは、第2外周側面65の径の大きさは、スリーブ11とスラストカバー12とを組み合わせた状態で、関係式1を満足する様に加工されている。
【0047】
次に、スリーブ11の段部51にスラストカバー12を嵌合する。
最後に、第2開口部71から接着剤を流し込むと、接着剤は軸線方向に移動し、さらに軸線方向端面53上を半径方向内周側に移動し、第1開口部70内に流れ込む。
ここで、硬化前の接着剤は、表面張力の作用により、第1開口部70および第2開口部71において界面の曲率が等しくなるように移動する。第1開口部70および第2開口部71は、関係式1を満たすように設計されており、第1開口部70にあふれる接着剤が第1開口部70を超えて、スリーブ11の下部内周面17とスラストフランジ22の外周面28との隙間に形成される微少間隙に達することが防止される。
【0048】
(7)ハードディスク装置の構成
以上、本発明に従う記録ディスク駆動用スピンドルモータ1の一実施形態について説明したが、本発明に従うこのスピンドルモータ1を備えた記録ディスク駆動装置としてのハードディスク装置を例に説明する。
図5に、一般的なハードディスク装置80の内部構成を模式図として示す。ハウジング81の内部は塵・埃等が極度に少ないクリーンな空間を形成しており、その内部に情報を記憶する円盤状の記録ディスク83が装着されたスピンドルモータ1が設置されている。加えてハウジング81の内部には、記録ディスク83に対して情報を読み書きする磁気ヘッド移動機構87が配置され、この磁気ヘッド移動機構87は、記録ディスク上の情報を読み書きするヘッド86、このヘッドを支えるアーム85、およびヘッドおよびアームをディスク上の所要の位置に移動させるアクチュエータ部84により構成される。
【0049】
(8)第1実施形態の効果
◎スリーブ11とスラストカバー12とを固定する際に塗布する接着剤の量の管理が容易になる。すなわち、第1開口部70および第2開口部71にあふれる量の接着剤を塗布しても、余分な接着剤は、第2開口部71に流れ込む。このため第1開口部70における接着剤の界面は、第1開口部70を超えて(より具体的には図3における点P1を超えて)軸受機構4を形成する微少間隙に達することが防止される。言い換えれば、第2開口部71が収容可能な接着剤の量だけ接着剤を余分に塗布することが許容される。
【0050】
◎さらに、接着剤の塗布量の許容可能な範囲が広がっているため、接着剤の塗布量を最低量から離れて設定することが可能となり、その結果接着剤の実際の塗布量が過小となる(最低量に接近する)という事態が発生しにくくなっている。この結果、シャフト11とスラストカバー12との接着強度が十分に確保され、スラストカバー12の脱落が生じにくくなり、特にスラストカバー12とスリーブ11との間のシール機能低下が生じにくい。
【0051】
◎また、接着剤の塗布量を容易に管理することができることにより、スピンドルモータ1およびスピンドルモータ1を備えるハードディスク装置80の生産管理が容易となり、生産性が向上する。
(9)第1実施形態の変形例
◎第1実施形態では、第1開口部70は、スリーブ11に加工されたテーパ内周面52とスラストカバー12の外縁部62とから形成されている。ここで、スラストカバー12にテーパ面を有する溝を加工し第1開口部としてもよい。このとき、スリーブ11には、テーパ内周面52が加工されていてもよいし、加工されず下部内周面17と軸線方向端面53とが直接連続していてもよい。また同様に、第2開口部71は、スリーブ11に加工を施すことにより形成されるものであってもよい。すなわち、スリーブ11の内周面54の下部を加工し内周面54よりも径の大きい第2内周面を形成することによって第2開口部を形成してもよい。
【0052】
◎接着部50の形状は、上記実施形態に記載したものに限られない。
▲1▼第1実施形態では、スラストカバー12がスリーブ11の段部51に嵌め合わされることにより接着部50が形成されると説明した。ここで、スリーブ11に段部51が形成されておらず、スリーブ11の軸線方向下側の環状且つ円盤状の端面(軸線方向端面53を半径方向に拡張した面)とスラストカバー12のスラスト面19の外縁部とが接着されることにより接着部が形成されていてもよい。このとき、接着部の形状は、半径方向に広がる環状の円盤形状から構成されており、環状の円盤の内周縁と外周縁とに開口部を形成する。
【0053】
▲2▼接着部は、図6に示すように構成されていてもよい。図6に示す接着部は、スリーブ11の軸線方向端面53上にテーパ面90を有する環状の溝部91を有している。この溝部91のテーパ面90と、スラストカバー12のスラスト面19の外縁部62と、それぞれに挟まれる空間とにより開口部92が形成されている。このような形状に開口部92を形成しても、接着剤の界面は、溝部91を超えて軸受内部に達することが可能である。
【0054】
2.第2実施形態
(1)スピンドルモータ全体の構成
図7は本発明の第2実施形態としてのスピンドルモータ101の概略構成を模式的に示す縦断面図である。このスピンドルモータ101は記録ディスク駆動用スピンドルモータであり、ハードディスク等の記録ディスク装置の一部を構成している。
【0055】
なお、図7に示すO−Oがスピンドルモータ101の回転軸線である。また、本実施形態の説明では便宜上図7の上下方向を「軸線上下方向」とするが、スピンドルモータ101の実際の取付状態における方向を限定するものではない。
図7において、このスピンドルモータ101は、主に、静止部材102と回転部材103とを有する動圧軸受装置105と、静止部材102に固定されたステータコアとこのステータコアに巻装されたコイルとからなるステータ106と、回転部材103に固定されたロータマグネット107を備えている。動圧軸受装置105には、回転部材103を静止部材102に回転自在に支持するための軸受機構104が形成されている。また、スピンドルモータ1では、ステータ106とロータマグネット107とによって、回転部材103に対して回転力を与えるための磁気回路部が構成されている。
【0056】
(2)静止部材
静止部材102は、シャフト110と、シャフト110を固定する軸心111を支持するベース112とから構成されている。より詳細には、ベース112は、その外周部において軸心111を支持するベース下部から軸線方向上側に延びる内周側面を有している。内周側面には、ステータ106が固定されている。
【0057】
シャフト110は、円筒状のシャフト本体115と、シャフト本体115の軸線方向両端部に配置される2枚のスラストプレート(上部スラストプレート116および下部スラストプレート117)とを備えている。シャフト本体115は、中心に軸心111が貫通する貫通孔を有している。貫通孔の内周面120には、軸心111の外周面121が嵌合され固定される。2枚のスラストプレート116,117は、シャフト本体115より大きい径を有する環状かつ円盤状の部材であり、シャフト本体115と同心状に配置される。2枚のスラストプレート116,117は、中心に軸心111が貫通する貫通孔を有している。上部スラストプレート116は、接着剤が充填された接着部160によって軸心111とシャフト本体115の軸線方向の上端部162とに固定されている。接着部160については、後で詳述する。
【0058】
ベース112は、その中心部において軸心111の下端を支持している。
(3)回転部材
回転部材103は、スリーブ125と、スリーブ125の外周部に嵌合されるハブ126とから構成されている。
スリーブ125は、円筒体であり、シャフト110の外周側に軸受機構104を介して回転自在に配置されている。より具体的には、スリーブ125の内周面は、シャフト本体115の外周面にラジアル微少間隙を介して対向している。また、スリーブ125は、その軸線方向両端面において、2枚のスラストプレート116,117のそれぞれとスラスト微少間隙を介して対向している。
【0059】
ハブ126の外周面下端にはロータマグネット107が固定されている。ロータマグネット107はステータ106に近接して対向しており、両者により磁気回路部を構成している。
回転部材103には、ハブ126に固定的に保持される記録ディスク130と、複数枚の記録ディスク130の間隔を確保するスペーサ131とが、クランプ132によって軸線方向下向きに抑え付けられて固定されている。
【0060】
(4)軸受機構
軸受機構104は、回転部材103を静止部材102に対して、より具体的には、スリーブ125をシャフト本体115及び2枚のスラストプレート116,117に対して、潤滑気体を介して回転自在に支持するための気体動圧軸受である。軸受機構104は、第1及び第2ラジアル軸受部135,136と、第1及び第2スラスト軸受部137,138とを有している。以下、各軸受部135〜138の構造を説明していく。
【0061】
▲1▼ラジアル軸受部
スリーブ125のラジアル内周面140は、シャフト110のシャフト本体115の外周面141との間に気体が保持されるラジアル微小間隙を確保するように対向している。シャフト本体115の外周面141には、微少間隙に保持される気体に動圧を発生するためのヘリングボーン状動圧発生用溝145,146が軸線方向に並んで形成されている。このように、スリーブ125のラジアル内周面140と、シャフト110のシャフト本体115の外周面141と、その間に保持される気体とによって、第1及び第2ラジアル軸受部135,136が軸線方向に並んで構成されている。
【0062】
▲2▼スラスト軸受部
2枚のスラストプレート116,117は、それぞれスリーブ125の軸線方向両端面(上端面150及び下端面151)との間に気体が保持されるスラスト微少間隙を確保するように対向している。
上部スラストプレート116の軸線方向下端面152には、スリーブ125の上端面150との微少間隙に保持される気体に動圧を発生するためのヘリングボーン状動圧発生用溝147が形成されている。このように、上部スラストプレート116の軸線方向下端面152とスリーブ125の上端面150とその間の気体とによって第1スラスト軸受部137が形成されている。
【0063】
下部スラストプレート117の軸線方向上端面153には、スリーブ125の下端面151との微少間隙に保持される気体に動圧を発生するためのヘリングボーン状動圧発生用溝148が形成されている。このように、下部スラストプレート117の軸線方向上端面153とスリーブ125の下端面151とその間の気体とによって第2スラスト軸受部138が形成されている。
【0064】
なお、図7では、各動圧発生用溝145,146,147,148を便宜上くの字の形で象徴的に示しているが、実際には、上述したように各面141、141、152、153に形成されている。
(5)接着部
図8を用いて、上部スラストプレート116を、軸心111とシャフト本体115の軸線方向の上端部162とに固定する接着部160について説明する。
【0065】
接着部160は、上部スラストプレート116の貫通孔近傍に形成されている嵌合部161と、嵌合部161と半径方向に対向する軸心111の外周面121と、嵌合部161と軸線方向に対向するシャフト本体115の軸線方向の上端部162と、それぞれにより挟まれる空間に充填された接着剤とから構成されている。
【0066】
嵌合部161は、上部スラストプレート116の軸線方向下端面152の内縁部165と、上部スラストプレート116の貫通孔の貫通孔内周部166とを有している。内縁部165は、軸線方向下端面152の半径方向内周部に位置する環状かつ円盤状の部分である。貫通孔内周部166は、第1内周側面167と、内周段面168と、第2内周側面169とを有している。第1内周側面167は、内縁部165から軸線方向上方に延びる円筒面である。内周段面168は、第1内周側面167から半径方向外側に延びる環状かつ円盤状の面である。第2内周側面169は、内周段面168と連続して軸線方向上方に延びる円筒面であり、第1内周側面167より大きい径を有している。
【0067】
シャフト本体115の軸線方向の上端部162は、軸線方向端面170と、テーパ外周面171とを有している。軸線方向端面170は、シャフト本体115の環状の上端面であり、その外径は、シャフト本体115の外周面141の径よりも小さい。テーパ外周面171は、軸線方向端面170の半径方向外方に連続した傾斜面である。また、テーパ外周面171は、シャフト本体115の外周面141と連続している。すなわち、シャフト本体115は、円筒体の一方の端面の外周縁を傾斜状に面取りした形状を成している。
【0068】
接着部160は、環状の円盤の内周縁を軸線方向上方に折り曲げた形状から構成されており、環状の円盤の内周縁に当たる部分と外周縁に当たる部分とに接着部160の端部を形成する。
接着部160の一端では、シャフト本体115のテーパ外周面171と上部スラストプレート116の内縁部165とそれらにより挟まれる空間とにより第1開口部175が形成されている。すなわち、第1開口部175は、シャフト本体115の軸線方向端面170と上部スラストプレート116の内縁部165とにより挟まれる部分よりも軸線方向下方に向かって膨大するように形成されており、スリーブ125のラジアル内周面140とシャフト本体115の外周面141との隙間に形成されるラジアル微少間隙に連通している。
【0069】
さらに接着部160の他端では、軸心111の外周面121と上部スラストプレート116の第2内周側面169とそれらにより挟まれる空間とにより第2開口部176が形成されている。すなわち、第2開口部176は、軸心111の外周面121と上部スラストプレート116の第1内周側面167との隙間よりも内周段面168の半径方向長さだけ膨大して形成されている。
【0070】
図9を用いて、接着部160についてさらに詳細に説明する。
第1開口部175は、回転軸線O−Oを含む平面による断面形状がテーパ形状であり、テーパを形成するシャフト本体115のテーパ外周面171と上部スラストプレート116の内縁部165とは、テーパ角φ(0°<φ<90°)を成している。
【0071】
第2開口部176では、回転軸線O−Oを含む平面による断面において軸心111の外周面121と上部スラストプレート116の第2内周側面169との距離が距離Hを成している。
ここで、テーパを形成するテーパ長Xを、回転軸線O−Oを含む平面による断面においてシャフト本体115の外周面141を内縁部165に延長した点P1と、テーパ外周面171を内縁部165に延長した点P2との距離であるとする。この時、距離Hは、テーパ角φと、テーパ長Xと、接着剤とテーパ外周面171あるいは内縁部165との接触角θ(0°<θ<90°)とを用いて、H<2Xcos(θ)sec(θ+φ/2)sin(φ/2)…(関係式1)を満たしている。ここで、接触角θは、接着剤がテーパ外周面171あるいは内縁部165と接する点において、接着剤とテーパ外周面171あるいは内縁部165とがなす角度であり、接着剤と上部スラストプレート116あるいはシャフト本体115との素材により決まる値である。
【0072】
この関係式1は、第1実施形態の「(5)接着部」で記載したのと同様に導出される。
(6)上部スラストプレート116の固定方法
上部スラストプレート116の固定方法について説明を加える。
最初に、シャフト本体115の上端部162にテーパ外周面171を削り加工で形成する。また、環状かつ円盤状の上部スラストプレート116の貫通孔内周部166に削り加工などで内周段面168や第2内周側面169を形成する。この際、テーパ外周面171の形状あるいは、第2内周側面169の径の大きさは、上部スラストプレート116と軸心111とシャフト本体115とを組み合わせた状態で、関係式1を満足する様に加工されている。
【0073】
軸心111に下部スラストプレート117とシャフト本体115とを嵌合する。ここで、下部スラストプレート117とシャフト本体115とは、あらかじめ接着剤により固定されていてもよいし、それぞれ軸心111に取りつけられてもよい。
軸心111にシャフト本体115を嵌合した後、スリーブ125のラジアル内周面140とシャフト本体115の外周面141とが対向するようにスリーブ125を配置する。
【0074】
次に、軸心111に上部スラストプレート116を嵌合させる。
最後に、第2開口部176から接着剤を流し込むと、接着剤は軸線方向下方に移動し、さらにシャフト本体115の軸線方向端面170上を半径方向外周側に移動し、第1開口部175に流れ込む。
ここで、硬化前の接着剤は、表面張力の作用により、第1開口部175および第2開口部176において界面の曲率が等しくなるように移動する。第1開口部175および第2開口部176は、関係式1を満たすように設計されており、第1開口部175にあふれる接着剤が第1開口部175を超えて、スリーブ125のラジアル内周面140とシャフト本体115の外周面141との隙間に形成されるラジアル微少間隙に達することが防止される。
【0075】
(7)第2実施形態の効果
◎本実施形態にかかる発明では、第1実施形態にかかる発明とほぼ同様の効果が得られる。
◎上部スラストプレート116を接着剤を用いずに軸心111に嵌合し取り付けた場合、上部スラストプレート116の内縁部165とシャフト本体115の軸線方向端面170との間には微少な隙間ができ、この隙間から気体が漏出して動圧の低下を招くおそれがある。本発明では、上部スラストプレート116の内縁部165とシャフト本体115の軸線方向端面170との間を十分にシールすることが可能となり、良好な動圧特性を得ることができる。
【0076】
(8)第2実施形態の変形例
第2実施形態では、第1実施形態の変形例として記載した変形例を同様に適用可能である。
◎第2実施形態では、第1開口部175は、シャフト本体115のテーパ外周面171と上部スラストプレート116の内縁部165とから形成されている。ここで、上部スラストプレート116にテーパ面を有する溝を加工し第1開口部としてもよい。このとき、シャフト本体115の上端部162には、テーパ外周面171が加工されていてもよいし、加工されず、シャフト本体115の軸線方向端面170と外周面141とが直接連続していてもよい。また同様に、第2開口部176は、軸心111に加工を施すことにより形成されるものであってもよい。すなわち、軸心111の外周面121に環状の溝部を設け、溝部の側面部と上部スラストプレート116の貫通孔内周部166とにより第2開口部を形成してもよい。
【0077】
◎接着部160は、上部スラストプレート116と、軸心111と、シャフト本体115と、それぞれにより挟まれる空間に充填された接着剤とから構成されていると説明した。ここで接着部は、下部スラストプレート116側に設けられていてもよい。具体的には、接着部は、下部スラストプレート116と、軸心111と、シャフト本体115と、それぞれにより挟まれる空間に充填された接着剤とから構成されていてもよい。
【0078】
◎接着部の形状は、軸線方向に広がる円筒形状から構成されており、円筒の上端と下端とに開口部を形成するものであってもよい。具体的には、上部スラストプレートを円筒状とし、シャフト本体の外周面を円筒状の上部スラストプレートの内周面に挿入することによりシャフトを構成する。この際、上部スラストプレートの内周面とシャフト本体の外周面とは接着剤により固定され、軸線方向に伸びる接着部の軸線方向下端には、第1開口部が、軸線方向上端には、第2開口部が形成されている。第1開口部は、上部スラストプレートの内周面の軸線方向下縁にテーパ面を形成する、あるいはシャフト本体の外周面にテーパ面を有する溝部を加工することにより形成されている。第2開口部は、上部スラストプレートの内周面の軸線方向上縁に、半径方向外方に広がる環状の内周断面および内周断面と連続し軸線方向上方に伸びる第2内周面を加工することにより形成されている。また、第2開口部は、シャフト本体の外周面に溝部を加工することにより形成されていてもよい。
【0079】
3.他の実施形態
本発明はかかる上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
◎本発明は、前記実施形態に示された動圧軸受、モータ又は記録ディスク駆動装置に限定されるものではない。また、上記実施形態においては、スピンドルモータへの搭載物として記録ディスクを採用したハードディスク装置について説明したが、スピンドルモータへの搭載物は、スピンドルモータの用途に応じて様々なものをあげることができる。例えば、レーザービームプリンタのポリゴンスキャナ用であれば、ポリゴンミラーであり、プロジェクターに搭載されるカラーホイール駆動装置であれば、カラーホイールである。
【0080】
ここで、図10にポリゴンスキャナ180の概略構成を示す縦断面図を示す。ポリゴンスキャナ180は、第2実施形態において説明したスピンドルモータ101と同様な機構を有するスピンドルモータ181と、ミラー182と、ミラー押さえ183と、カバー部184とを備えている。ポリゴンスキャナ180は、デジタル複写機等のレーザー書き込み系に用いられ、スピンドルモータ181によりミラー182を高速回転させて、レーザーダイオードから照射された光線を感光体上にスキャンする。
【0081】
スピンドルモータ181は、ハブ185の形状を除いては、第2実施形態で説明したスピンドルモータ101と基本的な構造および動作を同じにしているので説明は省略する。
ミラー182は、側面が多面の鏡で構成される板状の部材であり、スピンドルモータ181のハブ185の外周面に固定的に保持される。
【0082】
ミラー押さえ183は、ハブ185に固定され、ミラー182をスラスト方向に固定する。
カバー部184は、カバー186と、光線透過用スリット187と、ガラスカバー188とから構成される。カバー186は、スピンドルモータ181の軸受機構190(スピンドルモータ101の軸受機構104に相当)へのダスト侵入を防ぐため、軸受機構190を密閉するよう静止部材191(スピンドルモータ101の静止部材102に相当)に固定される。さらに、光線透過用スリット187は、カバー186の側面部に設けられたスリットで、ガラスカバー188により覆われ、軸受機構190の密閉性を確保しつつ光線を透過させる。
【0083】
このポリゴンスキャナ180は、スピンドルモータ101と同様のスピンドルモータ181を備えており、生産管理が容易となり、生産性が向上する。
【0084】
【発明の効果】
請求項1に記載の動圧軸受装置では、微少間隙に連通する接着部からあふれ出た接着剤は、それぞれの開口部に保持される。この際、それぞれの開口部における接着剤は、等しい曲率を保つため、微少間隙に開口する開口部にあふれる接着剤の量は、もう一方の開口部にあふれる接着剤の量を管理することにより容易に管理される。
【0085】
請求項2に記載の動圧軸受装置では、微少間隙に連通する接着部からあふれ出た接着剤は、第1開口部および第2開口部に保持される。この際、微少間隙に開口する第1開口部にあふれる接着剤の量は、第2開口部にあふれる接着剤を管理することにより容易に管理される。すなわち、第1開口部にあふれる接着剤の量と界面の曲率との関係は1対1に決定されるため、第2開口部における接着剤の界面の曲率を管理することにより、第1開口部にあふれる接着剤の量を管理することができる。
【0086】
請求項3に記載の動圧軸受装置では、第2開口部の対向する2面の距離Hが上記した関係式1を満足する様に設定されているため、第2開口部にあふれる接着剤の量に関わらず、第1開口部にあふれる接着剤の量は一定となり、かつ接着剤がテーパ面を超えて微少間隙に達することが防止される。このため、接着剤の塗布量の管理が容易となる。
【0087】
請求項4に記載のスピンドルモータでは、請求項1〜3のいずれかに記載の生産管理が容易動圧軸受装置を採用しているため、生産性が向上する。
請求項5に記載の記録ディスク駆動装置では、請求項4に記載のスピンドルモータを採用しているため、生産性が向上する。
請求項6に記載のポリゴンスキャナでは、請求項4に記載のスピンドルモータを採用しているため、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態としてのスピンドルモータ1の概略構成を模式的に示す縦断面図。
【図2】接着部50の構造を説明する部分拡大図。
【図3】接着部50の構造を詳細に説明する説明図。
【図4】関係式1について説明する説明図。
【図5】第1実施形態としてのスピンドルモータ1を備えたハードディスク装置80の概略構成図。
【図6】第1実施形態の変形例を説明する説明図。
【図7】第2実施形態としてのスピンドルモータ101の概略構成を模式的に示す縦断面図。
【図8】接着部160の構造を説明する部分拡大図。
【図9】接着部160の構造を詳細に説明する説明図。
【図10】他の実施形態としてのポリゴンスキャナ180の概略構成を模式的に示す縦断面図。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ
2 静止部材
3 回転部材
4 軸受機構
5 動圧軸受装置
6 ステータ
7 ロータマグネット
11 スリーブ
12 スラストカバー
50 接着部
52 テーパ内周面
53 軸線方向端面
54 内周面
62 外縁部
63 第1外周側面
64 外周断面
65 第2外周側面
70 第1開口部
71 第2開口部
80 ハードディスク装置
81 ハウジング
83 記録ディスク
87 磁気ヘッド移動機構
180 ポリゴンスキャナ
182 ミラー

Claims (6)

  1. 静止部材と、
    前記静止部材との間に潤滑流体が保持される微少間隙を有し、前記静止部材に対して相対回転する回転部材とを備え、
    前記静止部材あるいは前記回転部材の少なくともいずれか一方は、前記微少間隙に連通するとともに接着剤が充填された接着部によって互いに接着された複数の部材を有し、
    前記接着部の両端には外方に向けて拡がるように第1開口部及び第2開口部が形成されている、
    動圧軸受装置。
  2. 前記第1開口部は、前記微少間隙に向けて開口しており、前記微少間隙に近づくにつれて徐々に膨大するテーパ面から形成されている、
    請求項1に記載の動圧軸受装置。
  3. 前記第2開口部は、対向する2面から形成されており、
    前記対向した2面の距離Hは、前記複数の部材と前記接着剤との接触角θ、前記第1開口部のテーパ角φおよび前記第1開口部のテーパ長Xを用いて、
    H<2Xcos(θ)sec(θ+φ/2)sin(φ/2)
    を満たす、
    請求項2に記載の動圧軸受装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の動圧軸受装置と、
    前記静止部材に固定されたステータと、
    前記ステータに対向するように前記回転部材に固定され、前記ステータとともに磁気回路部を構成するロータマグネットと
    を備えたスピンドルモータ。
  5. ハウジングと、
    前記ハウジングに固定された、請求項4に記載のスピンドルモータと、
    前記回転部材に固定された、情報を記録できる円盤状記録媒体と、
    前記記録媒体の所要の位置に情報を書込又は読み出すための情報アクセス手段と、
    を備えた記録ディスク駆動装置。
  6. ハウジングと、
    前記ハウジングに固定された、請求項4に記載のスピンドルモータと、
    前記回転部材に固定されたポリゴンミラーと、
    を備えたポリゴンスキャナ。
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