JP2004224390A - 噴射ヘッド用カバーキャップ及びそのカバーキャップ付エアゾール容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじ込み或は押込み操作を要することなく、簡単、かつ軽い操作力で着脱し得る噴射ヘッド用カバーキャップを提供する。
【解決手段】カバーキャップ基部が、外径を段差状に小さくする後退周面部12、13を備えて肩カバー10として形成される。後退周面部及12に、傾斜する複数のガイド部17を間欠的に形成し、カバーキャップ本体20の内周面に、後退周面部及12に接面し、ガイド部17に沿って滑動する従動部23が突設される。カバーキャップ本体20を後退周面部及12の階段面11aに着座させるように、従動部23がガイド部17を滑動して下降した状態で、回転操作された従動部23を拘束するストッパ部17が、ガイド部17の背後に形成される。隣合うガイド部17間の上方領域に係止爪18が突設されると共に、従動部23の上方領域に、従動部23がストッパ部17aで拘束された状態で係止爪18により抜止めされる被係止爪27が突出される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器頭部に押下げ操作されるように突設された噴射ヘッドを包囲するカバーキャップ基部に、噴射ヘッドを上方からカバーするカバーキャップ本体が着脱自在に装着される噴射ヘッド用カバーキャップ及びそのカバーキャップ付エアゾール容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアゾール容器のカバーキャップ基部としての肩カバーに噴射ボタンを上方からカバーするカバーキャップ本体を装着する場合、例えば特許文献1に開示されているように、カバーキャップ本体の下端部の突出部を肩カバーの外周面に形成された凹部に係合させるのが通常である。また、上下操作させる吐出パイプを備えたポンプ用噴射ヘッドが容器の口部に取付けられる場合でも、カバーキャップは例えば特許文献2に開示されているように凹凸係合させるのが通常である。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−167356号公報
【特許文献2】
実開平6−42756号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような凹凸係合の場合、カバーキャップ本体の装着時には上方から押込み、取外す場合にはわずかに傾倒させて離脱し易いようにした状態で抜く必要がある。一方、押込み式でなく慣用のねじ込み式にしようとすると、着脱時にいずれも大きな回転量を伴う回転操作が必要になる。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて、ねじ込み或は押込み操作を要することなく、簡単、かつ軽い操作力で着脱し得る噴射ヘッド用カバーキャップ及びそのカバーキャップ付エアゾール容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、容器頭部に押下げ操作されるように突設された噴射ヘッドを包囲するカバーキャップ基部に、噴射ヘッドを上方からカバーするカバーキャップ本体が着脱自在に装着される噴射ヘッド用カバーキャップにおいて、カバーキャップ基部が、上方へ向かうのに伴って外径を段差状に小さくする第1及び第2の環状の周面部を備えると共に、第1の周面部に、一方の回転方向に向けて徐々に下降するように傾斜し、かつカバーキャップ本体の基端部分の肉厚よりも薄い厚み分だけ突出した複数のガイド部を間欠的に形成し、また基端部分の内周面に、第1の周面部に接面し、かつガイド部に沿って滑動する従動部がそれぞれ突設され、カバーキャップ本体の下端を第1の周面部の下端に位置する突出面に着座させるように、従動部がガイド部を滑動して下降した状態で、ガイド部から離反するように一方の回転方向に回転操作された従動部を拘束するストッパ部が、ガイド部の背後にそれぞれ形成され、第2の周面部における隣合うガイド部間の上方領域に、係止爪がそれぞれ突設されると共に、カバーキャップ本体の内周面における従動部の上方領域に、従動部がストッパ部で拘束された状態で係止爪により抜止めされる被係止爪が、第2の周面部に向けてそれぞれ突出されたことを特徴とする。
【0007】
従動部が上方からガイド部間に侵入してガイド部に当接した状態で、カバーキャップ本体を下方へ押すと、従動部がガイド部に沿って滑動してカバーキャップ本体の下端が突出面に着座する。さらにカバーキャップ本体が一方の回転方向に回転操作されると、従動部がストッパ部て拘束されると共に被係止爪が係止爪の裏側位置を占めて抜止めされる。カバーキャップ本体を一方の回転方向と逆に回転操作すると、従動部がガイド部に沿って上方へ滑動してカバーキャップ本体が取外される。
【0008】
請求項2により、カバーキャップ基部が、環状の周面基部と、この周面基部から上方へ向かうのに伴って外径を段差状に順に小さくする第1の周面部としての中段の後退周面部及び第2の周面部としての上段の後退周面部とを備えることにより、容器の肩部をカバーする肩カバーとして形成され、周面基部の上端及び中段の後退周面部の下端間に突出面としての階段面が形成され、中段の後退周面部に、4個以上の鋸歯状ガイド部が等間隔で形成されると共に、鋸歯状ガイド部の立上り部がストッパ部として形成され、また従動部が下向きの半円状に形成されることにより、カバーキャップ基部として機能する肩カバーの周面基部の階段面に、カバーキャップ本体の下端が着座する。また、4個以上の等間隔の鋸歯状ガイド部は幾何学模様となる。
【0009】
請求項3により、第1の周面部の下端に位置する突出面が、容器の肩部であることにより、カバーキャップ本体は肩部に着座した状態でカバーキャップ基部に装着される。請求項4により、カバーキャップ基部が、容器の肩部をカバーする肩カバーとして形成されることにより、カバーキャップ基部は肩部をカバーする機能も備える。請求項5により、カバーキャップ本体及びカバーキャップ基部の周面基部に、隣合うガイド部間に従動部を上方から侵入させる位置を指示するマークが形成されていることにより、カバーキャップ本体の従動部とガイド部間の位置関係が、カバーキャップ本体の着脱用に指示される。
【0010】
請求項6により、カバーキャップ基部の上端に、噴射ヘッドを突出させる開口部を備えた上面周辺部が形成されると共に、噴射ヘッドが開口部から抜けるのを拘束するように、噴射ヘッドの外周に、開口部の口径よりも大きな外径のフランジ部が突設されていることにより、容器頭部から離脱した噴射ヘッドのフランジ部が開口部に拘束される。
【0011】
請求項7により、前述の構成による噴射ヘッド用カバーキャップは、特にエアゾール容器に付属させることができる。その際、請求項8により、カバーキャップ基部が、エアゾール容器の肩部及びその先端部に巻締めされ、かつ噴射ヘッドが嵌着されるステムを突設させるマウンティングカップの巻締め部を包囲する環状の周面基部と、この周面基部から上方へ向かうのに伴って外径を段差状に順に小さくする第1の周面部としての中段の後退周面部及び第2の周面部としての上段の後退周面部とを備えることにより、肩部をカバーする肩カバーとして形成され、周面基部が、巻締め部に外係合する凸部を有する内周面部を備えることにより二重層状に形成されると共に、内周面部を切欠いた切欠端部を周面基部に連結させることにより、部分的には単層状になっていることにより、カバーキャップ基部は、通常通りマウンティングカップの巻締め部に装着されると共に、廃棄時に単層部分を押して撓ませると、連動して内周面部も撓んで巻締め部から離脱する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5を基に本発明の実施の形態による噴射ヘッド用カバーキャップを噴射ボタンを備えたエアゾール容器に適用した場合について説明する。円筒状エアゾール容器1の上部に形成された円錐台状肩部1aの先端部には、ステム3付きの弁構造を内部に保持したマウンティングカップ2が巻締めされて、このマウンティングカップから上方付勢状態で突出するステム3には、噴射ヘッド本体としての噴射ボタン9が、その内部のノズルの基端部で嵌着することにより、押し下げ操作で横向きの噴射口9aからエアゾール容器1の内容物を噴射する。さらに、このエアゾール容器にはカバーキャップが付属し、カバーキャップ基部として肩部1aをカバーする例えば白色に着色された合成樹脂製の肩カバー10と、この肩カバーに着脱自在に装着されて噴射ボタン9を上方から囲む透明な合成樹脂製のカバーキャップ本体20とで構成されている。
【0013】
肩カバー10は、環状の周面部として、肩部1a及びその先端部に巻締めされたマウンティングカップ2の巻締め部2aの周囲を包囲する周面基部11と、この周面基部からさらに上方へ向かうのに伴って外径を段差状に順に小さくする中段の後退周面部12及び上段の後退周面部13とを備える。周面基部11は、図4に示すように、巻締め部2aに外係合する凸部14aを下端部に突設され、かつ180°より広い範囲に連続する円弧状の内周面部14が内側に形成され、二重層状に形成されている。また、この内周面部は、図5に示すように、約30°の範囲で切欠かれて廃止され、周面基部11を部分的に単層状に形成しており、この単層部分14bの両側の端部に、内周面部14の切欠端部14cが周面基部11にそれぞれ連結されている。
【0014】
後退周面部13の上端には、噴射ボタン9を突出させる開口部15aを備えた環状の上面周辺部15が形成されている。開口部15aの口径は、円筒状の噴射ボタン9の外周下端に外方へ向けて突設された環状のフランジ部9bの外径よりも僅かに小さく設定されている。これにより、肩カバー10は、ステム3に噴射ボタン9が嵌着された状態で、内周面部14の凸部14aで巻締め部2aに外係合して装着される。
【0015】
カバーキャップ本体20の周面部21の内径は、後退周面部12の外径に対応して接面し、外径は周面基部11の外径に略相当し、その上端及び後退周面部12の下端間に形成される水平の階段面11aに着座するように設定されると共に、外周面には、回転操作時の滑り止めとして8本の縦方向のリブ21aが等間隔で形成されている。周面部21及び肩カバー10の外周面は上方へ向けて僅かに小さく設定されている。
【0016】
中段の後退周面部12には、図2に示すように、時計方向へ向けて徐々に下降して階段面11aに向かうように傾斜し、かつ後退周面部12の後退量よりも少ない厚み分だけ突出した8個の鋸歯状のガイド部17が間欠的に等間隔で突設されている。対応して、カバーキャップ本体20の後退周面部12の外周面に接面する基端部分20aの内周面には、図3に示すように、ガイド部17に当接する下向きの半円状の従動部23が形成されている。これらの従動部は、その半円部の直径間を結ぶ境界ライン24aの下側の環状部分において、この半円部を残して肉薄にすることにより凹部24を形成して、その残りの突出部分で形成されている。
【0017】
ガイド部17の背後には、従動部23がガイド部17を滑動して下降することによりカバーキャップ本体20の下端が階段面11aに着座した状態で、カバーキャップ本体20を僅かに時計方向へ回転操作させる回転操作領域17bが形成されている。即ち、隣合う鋸歯状ガイド部17は、このような間隔で離間すると共に、その立上がり部分は従動部23の回動を拘束するストッパ部17aとして機能する。
【0018】
上段の後退周面部13の上端部分におけるストッパ部17aの上方からの反時計方向領域には、後退周面部12より突出しない突出量で係止爪18が突設されている。この円弧ライン状の係止爪の円周方向の幅は、半円状従動部23を上方から侵入させ得るように、隣同士の間隔が従動部23の最大幅よりも僅かに広くなるように設定され、両側には丸みが与えられている。対応して、カバーキャップ本体20の内周面における従動部23の上方領域には、その最大幅よりも僅かに幅狭の円弧ライン状の被係止爪27が突設されている。この被係止爪の高さ位置は、境界ライン24aよりも僅かに上方で、かつカバーキャップ本体20の下端21bが階段面11aに着座した状態で、係止爪18の裏面に接近するかもしくは押圧されることなく軽く接触するように設定されている。被係止爪27の突出量は、後退周面部13に衝突することなく係止爪18の裏面に達するように設定されている。
【0019】
隣合う2個の係止爪18の中間位置下方の周面基部11の外周面には、1本の縦線状のマーク19が突設されている。これにより、カバーキャップ本体20の従動部23の中間位置を指示するマークとして機能するいずれかのリブ21aをマーク19に揃えると、従動部23が係止爪18間、即ちガイド部17の上方に位置設定される。
【0020】
このように構成されたエアゾール容器1のカバーキャップの動作は次の通りである。カバーキャップ本体20を肩カバー10に装着する場合、そのいずれかのリブ21aをマーク19に揃えて、各従動部23を隣合う係止爪18間に上方から挿入させると、図2の点線で示す従動部23の挿入過程を経て、所属のガイド部17に当接する。カバーキャップ本体20をその重量に加えて軽く押込むと、カバーキャップ本体20は各従動部23が所属のガイド部17に沿って滑動することにより下降する。カバーキャップ本体20の下端21bが階段面11aに当接した時点で、時計方向へ僅かに回転操作すると、各従動部23は所属のストッパ部17aで拘束されると共に、各被係止爪27が所属の係止爪18の裏側に侵入して抜止めされる。このようなカバーキャップ本体20の回転操作に際して、リブ21aは滑り止めとして機能する。
【0021】
この装着状態で、カバーキャップ本体20に反時計方向の衝撃が加わったとしても、従動部23が立上がり勾配のガイド部17に当接することにより外れることはない。上部へ衝撃が加わっても係止爪18と被係止爪27との嵌合によりカバーキャップ本体20の離脱が拘束される。透明のカバーキャップ本体20を通して、対称形状の幾何学模様の着色された鋸歯状ガイド部17及び透明の半円状従動部23の外周ライン等が内視されて特異な意匠を呈する。
【0022】
カバーキャップ本体20を肩カバー10から取外す場合、カバーキャップ本体20を反時計方向へ回転操作すると、各従動部23は所属のガイド部17を滑動することにより上昇して各被係止爪27を所属の係止爪18から離脱させ、各従動部23が隣合う係止爪18間の間隙に位置した状態で上方へ抜くことができる。この取外し位置は、リブ21aがマーク19に揃うことにより確認できる。各被係止爪27は、所属の係止爪18により上方変位を抑制されて抜止めされているだけであり、回転操作力は僅かで済む。
【0023】
このようなエアゾール容器1の使用中、噴射ボタン9がステム3から離脱した場合、そのフランジ部9bが肩カバー10の開口部15aの周辺部で拘束される。したがって、特に夜間屋外での使用時にも噴射ボタン9の紛失が防止される。また、エアゾール容器1の廃棄に際して、カバーキャップ本体20を装着したまま或は取外した状態で、肩カバー10は、その単層部分14bを押すと、連動して内周面部14も撓んで巻締め部2aから部分的に離脱することにより、容易にエアゾール容器1から取外すことができる。
【0024】
尚、以上説明したカバーキャップは、前述の肩カバー10の上面周辺部15に、上向きの噴射口及び操作部を有するパイプ状ノズルをインテグラルヒンジ部で連結したエアゾール容器のスパウトとして構成された噴射ヘッドにも適用できる。
【0025】
さらに、図6はポンプ用の噴射ヘッドに適用したカバーキャップを示すもので、前述のものと同一もしくは同等部分は同一符号で説明する。肩カバー30は、容器5の周面より僅かに後退した周面部12c及び外径を段差状に小さくする後退周面部13を備えている。また、その内周面部35で容器5の口部6にねじ止めされることにより、操作部37及びノズル36が上設され、かつ内蔵のポンプ本体を押下げ操作で作動させる吐出パイプ38を備えた噴射ヘッド39が、口部6に装着されている。
【0026】
この場合、肩カバー30は周面基部を備えないことにより、肩部5aの周辺部が周面部12cからの突出面5bとして機能してカバーキャップ本体20の下端を着座させる。また、容器5の外径がさらに大きい場合、カバーキャップ基部は噴射ヘッド39に対応した外径に設定し、敢えて肩カバーとして構成しないでも良い。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、カバーキャップ本体が、僅かな力の押し下げ及び僅かな回転量の回転操作でカバーキャップ基部に抜止め状態で装着される。また、カバーキャップ本体を逆方向へ僅かな力で回転させるだけで自動的に上昇して取外し可能となる。請求項2の発明によれば、カバーキャップ本体の下端が肩カバーの周面基部に着座されると共に、ガイド部により幾何学模様の特異な意匠が構成される。特に、カバーキャップ本体を透明にすると、半円状の従動部と共に内視される。請求項3の発明によれば、カバーキャップ本体が容器の肩部に着座することにより、カバーキャップ基部の周面基部を廃止できる。請求項4の発明によれば、カバーキャップ基部が、容器の肩部をカバーする肩カバーとして構成されることにより、見栄えが確保される。請求項5の発明によれば、カバーキャップ本体の装着及び取外し位置が確認し易くなる。請求項6の発明によれば、単体の噴射ヘッドが容器頭部から離脱した場合でもカバーキャップ基部から抜けるのが拘束される。
【0028】
請求項7の発明によれば、このような噴射ヘッド用カバーキャップは、頭部に噴射ヘッドとして噴射ボタン或はスパウトが設けられたエアゾール容器に付属させることができる。その際、請求項8の発明によれば、エアゾール容器のマウンティングカップの巻締め部に装着された肩カバーとしてのカバーキャップ基部が、廃棄時に簡単な操作でエアゾール容器から取り外される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器に付属の噴射ヘッド用カバーキャップの斜視図である。
【図2】同カバーキャップの肩カバーの側面図である。
【図3】同カバーキャップの本体の拡大した部分断面図である。
【図4】同カバーキャップの装着時の断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】別の実施の形態による噴射ヘッド用カバーキャップの概略断面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
1a 肩部
2 マウンティングカップ
3 ステム
6 口部
9 噴射ボタン
9b フランジ部
10,30 肩カバー
11 肩カバーの周面基部
11a 階段面
12,13 肩カバーの後退周面部
12c 周面部
14b 単層部分
17 ガイド部
17a ストッパ部
18 係止爪
19 マーク
20 カバーキャップ本体
20a カバーキャップ本体の基端部分
21 カバーキャップ本体の周面部
21a リブ
23 従動部
24 凹部
27 被係止爪
39 噴射ヘッド

Claims (8)

  1. 容器頭部に押下げ操作されるように突設された噴射ヘッドを包囲するカバーキャップ基部に、噴射ヘッドを上方からカバーするカバーキャップ本体が着脱自在に装着される噴射ヘッド用カバーキャップにおいて、
    カバーキャップ基部が、上方へ向かうのに伴って外径を段差状に小さくする第1及び第2の環状の周面部を備えると共に、この第1の周面部に、一方の回転方向に向けて徐々に下降するように傾斜し、かつカバーキャップ本体の基端部分の肉厚よりも薄い厚み分だけ突出した複数のガイド部を間欠的に形成し、また前記基端部分の内周面に、前記第1の周面部に接面し、かつ前記ガイド部に沿って滑動する従動部がそれぞれ突設され、
    前記カバーキャップ本体の下端を前記第1の周面部の下端に位置する突出面に着座させるように、前記従動部が前記ガイド部を滑動して下降した状態で、前記ガイド部から離反するように前記一方の回転方向に回転操作された前記従動部を拘束するストッパ部が、前記ガイド部の背後にそれぞれ形成され、
    前記第2の周面部における隣合うガイド部間の上方領域に、係止爪がそれぞれ突設されると共に、前記カバーキャップ本体の内周面における前記従動部の上方領域に、前記従動部が前記ストッパ部で拘束された状態で前記係止爪により抜止めされる被係止爪が、前記第2の周面部に向けてそれぞれ突出されたことを特徴とする噴射ヘッド用カバーキャップ。
  2. カバーキャップ基部が、環状の周面基部と、この周面基部から上方へ向かうのに伴って外径を段差状に順に小さくする第1の周面部としての中段の後退周面部及び第2の周面部としての上段の後退周面部とを備えることにより、容器の肩部をカバーする肩カバーとして形成され、前記周面基部の上端及び前記中段の後退周面部の下端間に突出面としての階段面が形成され、
    前記中段の後退周面部に、4個以上の鋸歯状ガイド部が等間隔で形成されると共に、前記鋸歯状ガイド部の立上り部がストッパ部として形成され、また従動部が下向きの半円状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の噴射ヘッド用カバーキャップ。
  3. 第1の周面部の下端に位置する突出面が、容器の肩部であることを特徴とする請求項1記載の噴射ヘッド用カバーキャップ。
  4. カバーキャップ基部が、容器の肩部をカバーする肩カバーとして形成されたことを特徴とする請求項1記載の噴射ヘッド用カバーキャップ。
  5. カバーキャップ本体及びカバーキャップ基部の周面基部に、隣合うガイド部間に従動部を上方から侵入させる位置を指示するマークが形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の噴射ヘッド用カバーキャップ。
  6. カバーキャップ基部の上端に、噴射ヘッドを突出させる開口部を備えた上面周辺部が形成されると共に、前記噴射ヘッドが前記開口部から抜けるのを拘束するように、前記噴射ヘッドの外周に、前記開口部の口径よりも大きな外径のフランジ部が突設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の噴射ヘッド用カバーキャップ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか記載の噴射ヘッド用カバーキャップを備えたことを特徴とするカバーキャップ付エアゾール容器。
  8. カバーキャップ本体が着脱自在に装着されるカバーキャップ基部が、エアゾール容器の肩部及びその先端部に巻締めされたマウンティングカップの巻締め部を包囲する環状の周面基部と、この周面基部から上方へ向かうのに伴って外径を段差状に順に小さくする第1の周面部としての中段の後退周面部及び第2の周面部としての上段の後退周面部とを備えることにより、前記肩部をカバーする肩カバーとして形成され、
    前記周面基部が、前記巻締め部に外係合する凸部を有する内周面部を備えることにより二重層状に形成されると共に、前記内周面部を切欠いた切欠端部を前記周面基部に連結させることにより、部分的には単層状になっていることを特徴とする請求項7記載のカバーキャップ付エアゾール容器。
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