JP2004224123A

JP2004224123A - Vehicle interior trim with airbag door part

Info

Publication number: JP2004224123A
Application number: JP2003012471A
Authority: JP
Inventors: Mutsuo Fujii; 睦雄藤井
Original assignee: Nishikawa Kasei Co Ltd
Current assignee: Daikyo Nishikawa Corp
Priority date: 2003-01-21
Filing date: 2003-01-21
Publication date: 2004-08-12
Anticipated expiration: 2023-01-21
Also published as: JP4252321B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To stably throw open a door part at the operation of an airbag module while increasing the strength of the part in the vicinity of the door part of an instrument panel. <P>SOLUTION: A cylindrical body 21 is arranged on a back side of a door part 7a of a substrate 3. The cylindrical body 21 is integrally formed with a rectangular and cylindrical main body 23 housing the airbag module and a flange part 25 extending from an upper end part of the side wall of the main body 23 positioned on both sides of a door hinge part in a longitudinal direction over a prescribed range in a state of having a space S between the flange part 25 and the substrate 3, having a tip part 25a joined with a rear face of the substrate 3 on an outer side of the door part. An outer end part of a door reinforcing part 13b positioned on both sides of the door hinge part in the longitudinal direction is held in the space S between the flange part 25 and the substrate 3 so as to be integrally developed with the door part 7a. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグドア部付車両用内装品に関し、特に、ドア部の補強対策に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、エアバッグドア付車両用内装品として、例えば特許文献１に開示されているように、インストルメントパネルを構成するパネル本体に破断予定部とドアヒンジ部とを設け、この破断予定部及びドアヒンジ部により、エアバッグモジュールの作動時に開放するドア部を形成したものが一般に知られている。この種の車両用内装品では、破断予定部がエアバッグの膨張により破断し、これにより、ドア部がドアヒンジ部を支軸として回動しながら開放してエアバッグを車室に膨出させるようになっている。
【０００３】
上記文献に開示された車両用内装品の基材には、ドア部に対応して配置される開口部と、この開口部の車両前後両側に配置され、ネジ孔が形成された一対のボス部とが設けられている。また、開口部に対応するように金属板からなるドア部材が配置されるとともに、このドア部材を支持するための補強ガイドが設けられている。ドア部材は、車両前側のボス部に締結固定するためのネジ取付面と、このネジ取付面にヒンジ部を介して接続されるとともに上記開口部を塞ぐドア本体とを備えている。一方、補強ガイドは、前側が開放する平面視でコ字状に形成されるとともに、前端部においてドア部材のネジ取付面及び前側のボス部と締結される一方、後端部において後側のボス部と締結されている。そして、この補強ガイドは、ドア本体の前側一辺となるヒンジ部を除くフリーサイドの３辺のちょうど下側に位置するように配置されている。
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−１２７８８３号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記開示された従来のものでは、パネル本体の基材に開口部を設け、この開口部に対応してドア部材を配置する構成であるために、このドア部材によってパネル本体を十分に補強できるとは言い難く、例えば乗員によるパネル本体表側からの押圧によってもパネル本体が撓んだり、破損したりしてまうことが起こり得るという問題がある。また、ドア部材のドア本体を支持する補強ガイドが必要となり、部品点数が増加してしまうという問題がある。さらに、開口部を閉塞するために発泡層が設けられ、この発泡層を成形する際に基材とドア本体との間の隙間を塞ぐシールテープも必要となり、製法が複雑となるとともに、コストが増大する原因ともなる。
【０００６】
そこで、本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エアバッグドア部付車両用内装品のドア部近傍における強度を増大しつつ、エアバッグモジュールの作動時にドア部を安定して開放させることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明では、基材ドア部の裏側に筒状体とバックアップ部材とを配置し、このバックアップ部材におけるドアヒンジ部側のバックアップフランジ部をドア部外側の基材に結合するとともに、ドアヒンジ部両側に位置する外端部を、筒状体のフランジ部とドア部の基材との間の隙間にドア部と一体となって展開可能に保持するようにしたものである。
【０００８】
具体的に、請求項１の発明は、基材に破断予定部とドアヒンジ部とが形成され、上記破断予定部及びドアヒンジ部によりドア部が構成されており、上記ドア部の裏側に位置するエアバッグモジュールの作動により上記破断予定部が破断して、ドア部が上記ドアヒンジ部を支軸として回動しながら開き、該破断によって形成された開口部からエアバッグが車室内へ膨出するようにしたエアバッグドア部付車両用内装品を前提とする。
【０００９】
そして、上記基材の裏側には、上記ドア部に対応するように筒状体が配置され、上記筒状体は、上記エアバッグモジュールを収容する矩形筒状の本体部と、上記ドアヒンジ部の長さ方向両側に位置する本体部側壁における基材側の縁部から上記基材との間に所定範囲に亘って隙間を有した状態で外側に延び、上記所定範囲より先端部が上記ドア部外側の基材裏面に結合されるフランジ部とが一体に形成されてなり、上記ドア部の裏面には板状のバックアップ部材が結合され、上記バックアップ部材には、上記本体部側に凹んだバックアップヒンジ部が上記ドアヒンジ部に対応して一体に形成され、上記バックアップ部材におけるバックアップヒンジ部のドア部外側のバックアップフランジ部は、上記基材の裏面におけるドア部外側に結合され、上記バックアップヒンジ部の長さ方向両側に位置するバックアップ部材の外端部は、上記筒状体のフランジ部とドア部の基材との間の上記隙間にドア部と一体となって展開可能に保持されている。
【００１０】
この請求項１の発明では、バックアップヒンジ部のドア部外側に位置するバックアップ部材のバックアップフランジ部を基材に結合し、バックアップヒンジ部の長さ方向両側に位置するバックアップ部材の外端部を、ドア部の基材と筒状体のフランジ部との間の隙間に保持している。これにより、バックアップヒンジ部の長さ方向両側に位置するバックアップ部材の外端部を基材裏面に結合される筒状体で支持することができ、これにより、ドア部の剛性を増大することができる。したがって、ドア部が基材の表側から押圧されても変形しない強度を容易に確保することができる。
【００１１】
そして、エアバッグモジュールが作動したときには、エアバッグの膨出により破断予定部が破断し、ドア部は、ドアヒンジ部を支軸として回動して開放する。このとき、バックアップ部材は、そのバックアップヒンジ部の長さ方向両側の外端部が筒状体のフランジ部から離間し、バックアップヒンジ部を支軸としてドア部と一体となって展開する。したがって、ドア部の開放時には、バックアップ部材の外端部を筒状体から支障なく離間させることができ、ドア部を安定して開放させることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１３】
（実施形態１）
図１及び図２は、この発明の実施の形態１に係るエアバッグドア部付車両用内装品としてのインストルメントパネル１を示している。このインストルメントパネル１は、オレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）等からなる基材３と、この基材３の表側に配置されたポリプロピレン（ＰＰ）等からなる表皮材５と、これら基材３と表皮材５との間に発泡ウレタン樹脂原料等を注入後、発泡硬化させて一体成形したウレタンフォーム等からなる発泡層４とで構成されている。
【００１４】
上記インストルメントパネル１の助手席前方部分には、ドア部７が形成されている。このドア部７は、エアバッグの膨張圧力で破断する薄肉の破断予定部９と、上記ドア部７の開作動支点となるドアヒンジ部１１ａ，１１ｂとで囲まれた矩形領域により構成されている。上記ドアヒンジ部１１ａ，１１ｂは、破断予定部９より若干厚肉に設定されている。すなわち、基材３の裏面には、断面略Ｖ字状の第１凹溝３ａと、この第１凹溝３ａよりも浅い断面略Ｖ字状の第２凹溝３ｂとの２種類の凹部が形成されており、この第１凹溝３ａの表側が他の部位よりも薄肉の破断予定部９とされ、また、第２凹溝３ｂの表側が破断予定部９よりも僅かに厚肉のドアヒンジ部１１ａ，１１ｂとされている。
【００１５】
上記破断予定部９は、図１に示すように、車幅方向に延びる横破断予定部９ａと、該横破断予定部９ａの両端から車両前後方向に延びる左右２つの縦破断予定部９ｂとで略Ｈ字状に形成されている。上記ドアヒンジ部１１ａ，１１ｂは、上記横破断予定部９ａと平行に延びるように車両前後方向に並設されている。そして、前側のドアヒンジ部１１ａは両縦破断予定部９ｂの車両前端同士を、また後側のドアヒンジ部１１ｂは両縦破断予定部９ｂの車両後端同士をそれぞれ連結している。
【００１６】
すなわち、本実施形態１では、ドア部７は、横破断予定部９ａの車両前側に配置される前側ドア部７ａと、横破断予定部９ａの車両後側に配置される後側ドア部７ｂとを備え、これら前側ドア部７ａ及び後側ドア部７ｂが車両前後方向に、いわゆる観音開きに開放するように構成されている。
【００１７】
尚、本実施形態１では、破断予定部９に対応する位置の表皮材３の裏側には、表皮材破断用の断面Ｖ字状の凹溝が設けられる一方、ドアヒンジ部１１ａ，１１ｂに対応する位置の表皮材の裏側には、このような凹溝は設けられていない。
【００１８】
上記ドア部７及びその周囲のインストルメントパネル１の裏面には、略矩形状の金属製板状部材であるバックアップ部材１３，１４と、金属製部材である筒状体２１とが設けられている。上記バックアップ部材１３，１４は、上記前後２つのドア部７ａ，７ｂに対応するように車両前後方向に２つ並設されている。これら前側及び後側の両バックアップ部材１３，１４には多数の取付孔１３ａ，１４ａが貫通形成されている。
【００１９】
上記前側バックアップ部材１３は、前側ドア部７ａに対応して配置されるドア補強部１３ｂと、該ドア補強部１３ｂの車両前側に位置し、車両前側のドアヒンジ部１１ａに対応して配置される車幅方向に延びるバックアップヒンジ部１３ｃと、該バックアップヒンジ部１３ｃの前側、即ち前側ドア部７ａの外側（前側）に配置されるバックアップフランジ部１３ｄとが一体に形成されて構成されている。
【００２０】
上記ドア補強部１３ｂは、略矩形の板状に形成されるとともに、基材３の裏面に一体に突設された突起部１５を熱溶着して前側ドア部７ａに固定されている。具体的に、この突起部１５をドア補強部１３ｂの取付孔１３ａに挿通させるとともに、突起部１５の先端部が溶融して大径となることで、ドア補強部１３ｂが、基材３と各突起部１５の先端部との間に挟まれて固定されている。
【００２１】
上記バックアップヒンジ部１３ｃは、車両前側のドアヒンジ部１１ａのちょうど裏側に位置してこのドアヒンジ部１１ａに沿うように、前側バックアップ部材１３の車幅方向の全体に亘って設けられている。バックアップヒンジ部１３ｃは、中間部が基材３から離れる方向に突出するように湾曲する断面湾曲状に構成されている。
【００２２】
一方、上記後側バックアップ部材１４は、前側バックアップ部材１３と同様に形成されるとともに、この前側バックアップ部材１３とは前後方向が逆になるように配置されている。すなわち、後側バックアップ部材１４は、後側ドア部７ｂに対応して配置されるドア補強部１４ｂと、該ドア補強部１４ｂの車両後側に位置し、車両後側のドアヒンジ部１１ｂに対応して配置される車幅方向に延びるバックアップヒンジ部１４ｃと、該バックアップヒンジ部１４ｃの後側、即ち後側ドア部７ａの外側（後側）に配置されるバックアップフランジ部１４ｄとが一体に形成されて構成されている。そして、ドア補強部１４ｂは、取付孔１４ａに突起部１５が挿通され、前側バックアップ部材１３と同様に後側ドア部７ｂに結合されている。
【００２３】
上記筒状体２１は、図２及び図３に示すように、矩形筒状の本体部２３を備えている。この本体部２３は、上記基材３から離れる方向に延びかつドア部７に対応した矩形状のシューティング口を構成する開口部２７を上端に有する筒状に形成されている。
【００２４】
本体部２３には、車両前後方向両側に位置する側壁の上端部（基材３側の縁部）からそれぞれ前側又は後側に基材３に沿って延びる延設部２３ａが一体に設けられている。この延設部２３ａには、上記バックアップ部材１３，１４のバックアップフランジ部１３ｄ，１４ｄにおける取付孔１３ａ，１４ａに対応して配置される取付孔２３ｃ，２３ｃが設けられている。この取付孔２３ｃ，２３ｃには、上記基材３裏面に一体に突設されて上記バックアップ部材１３，１４の取付孔１３ａ，１４ａを貫通する突起部１５，１５が挿入されている。延設部２３ａ，２３ａは、バックアップ部材１３，１４のバックアップフランジ部１３ｄ，１４ｄを挟持するように、上記基材３に取付固定されている。つまり、延設部２３ａ，２３ａは、バックアップ部材１３，１４のバックアップフランジ部１３ｄ，１４ｄの下側に重合された状態で、上記ドア補強部１３ｂ，１４ｂと同様に上記各突起部１５，１５によって基材３に固定されている。
【００２５】
本体部２３内にはエアバッグモジュール２８が収容されている。このエアバッグモジュール２８は、折り畳んだ状態のエアバッグ２９と、このエアバッグ２９にガスを充満させてエアバッグ２９を膨張させるインフレータ（図示省略）とが収納されたエアバッグケース３０を備えている。このエアバッグケース３０の下端部にはネジ部材３１が下向きに突設される一方、側部には釣り針状の取付具３２が固定されている。ネジ部材３１は、金属製ブラケット３３の一端側に形成した貫通孔３３ａに挿通され、その状態でナット３５を上記ネジ部材３１に螺合させることにより上記ブラケット３３がエアバッグケース３０下端に締結されている。そして、このブラケット３３の他端側は、インストルメントパネル１を支持する金属製インパネレインフォースメント３７に溶接固定されている。このインパネレインフォースメント３７は車幅方向に延びるものであり、その両端部において車体（図示省略）に固定されている。すなわち、上記エアバッグケース３０下端がインパネレインフォースメント３７にブラケット３３を介して連結されている。
【００２６】
上記エアバッグケース３０の取付具３２の先端部は、上記筒状体２１の本体部２３に形成した長孔２３ｄに挿入されている。このように取付具３２が本体部２３の長孔２３ｄに挿入されることで、エアバッグ２９の展開時に取付具３２が長孔２３ｄに引っ掛かって筒状体２１が車室側に飛び出すのを防止できるようになっている。
【００２７】
筒状体２１は、図３に示すように、本体部２３の側壁の上端部から基材３に沿って延びるフランジ部２５を一体に備えている。上記本体部２３の側壁のうち車幅方向両側、即ちドアヒンジ部１１ａ，１１ｂの長さ方向両側に位置する側壁は、ドア部７内側、即ち破断予定部９の破断後、ドア部７の車幅方向の両縁部となる両縦破断予定部９ｂの内側に配置されており、この側壁は上記ドア補強部１３ｂの外端部よりも内側を車両前後方向に延びている。そして、フランジ部２５は、基材３との間に略一定高さの隙間Ｓを有した状態で上記側壁から所定範囲に亘って車幅方向に延びている。つまり、フランジ部２５は、側壁からドア補強部１３ｂの外端部を越え、縦破断予定部９ｂの近傍まで延び、縦破断予定部９ｂのちょうど下側で基材３側（上側）に段差状に折れ曲がっている。この折れ曲がった部位よりも先端部２５ａは、さらに基材３に沿って車幅方向に延びている。この縦破断予定部９よりも外側に位置する先端部２５ａには取付孔２５ｂが貫通形成されており、この先端部２５ａは、上記延設部２３ａと同様に、基材３の裏面に突設した突起部１５で基材３に溶着固定されている。
【００２８】
上記ドア部７ａの基材３とフランジ部２５との間の隙間Ｓには、上記ドア補強部１３ｂ（バックアップ部材１３）における車幅方向両側の外端部が挟み込まれており、よって、このドア補強部１３ｂの外端部はドア部７ａの基材３とフランジ部２５との間の隙間Ｓに保持されている。すなわち、ドア補強部１３ｂが前側ドア部７ａにおける基材３の下側に固定された上で、筒状体２１のフランジ部２５がドア補強部１３ｂの外端部の下側に位置するように配置され、その状態でドア補強部１３ｂよりも外側に位置するフランジ部２５の先端部２５ａが基材３の下側に固定されている。これにより、バックアップ部材１３のドア補強部１３ｂは、前側ドア部７ａと一体に展開可能に上記隙間Ｓに保持されている。この隙間Ｓは、前側バックアップ部材１３から後側バックアップ部材１４に亘り、横破断予定部９ａを跨いで設けられている。尚、フランジ部２５は、その車両前後方向の両端部において上記本体部２３の延設部２３ａにおける車幅方向の両端部と連続するように一体に形成されている。また、図３では、前側バックアップ部材１３の車幅方向の一端部について示しているが、他端部においても同様の構成となっている。また、図示省略するが、後側バックアップ部材１４における車幅方向の両端部の構成もこれと同様である。
【００２９】
以上の如き構成を持つ本実施形態１では、両バックアップ部材１３，１４のバックアップフランジ部１３ｄ，１４ｄがそれぞれ基材３に固定され、ドア補強部１３ｂ，１４ｂの車幅方向両側の外端部が、基材３及びフランジ部２５間の隙間Ｓに保持されており、これにより、ドア補強部１３ｂ，１４ｂにおける車幅方向両側の外端部を基材３裏面に固定された筒状体２１で支持することができ、ドア部７の剛性を増大することができる。この結果、基材３の表側から押圧されても変形し難い強度を容易に確保することができる。
【００３０】
すなわち、ドア部７ａ，７ｂの開放時に、バックアップ部材１３，１４のドア補強部１３ｂ，１４ｂをこのドア部７ａ，７ｂと一体に展開させるためには、ドア補強部１３ｂ，１４ｂがドア部７外側の基材３と干渉しないように、ドアヒンジ部１１ａ，１１ｂの長さ方向両側に位置するドア補強部１３ｂ，１４ｂの外端部は、ドア部７内側に位置することが必要となる。このため、破断予定部９を跨ぐようにドア補強部１３ｂ、１４ｂを設けることはできないが、筒状体２１の本体部２３を、その側壁がドア部７の内側に位置するように構成することで、筒状体２１によってドア補強部１３ｂ，１４ｂの上記外端部を支持することが可能となる。そして、筒状体２１のフランジ部２５を、上記本体部２３の側壁からドア部７外側に向かって所定範囲に亘り、基材３との間に隙間Ｓを有した状態に形成することで、このフランジ部２５で上記ドア補強部１３ｂ，１４ｂを支持しつつ、フランジ部２５の先端部２５ａをドア部７外側における基材３の裏面に固定することができる。これにより、基材３の表側から押圧されても変形し難い強度を確保できる。
【００３１】
一方、自動車の衝突が検出されてエアバッグモジュール２８が作動すると、インフレータが作動してエアバッグ２９が膨張する。このエアバッグ２９の膨張により、両バックアップ部材１３，１４を押圧し、その膨張圧力によって、破断予定部９が破断する。この破断予定部９の破断に伴い、ドア部７ａ，７ｂがドアヒンジ部１１ａ，１１ｂを支軸として回動しながら観音開きの状態に開放する。このとき、両バックアップ部材１３，１４のドア補強部１３ｂ，１４ｂは、このバックアップ部材１３，１４を下側から支持するフランジ部２５から離間し、バックアップヒンジ部１３ｃ，１４ｃを支軸としてドア部７ａ，７ｂと一体となって展開する。したがって、筒状体２１が何ら支障となることなくドア部７ａ，７ｂを安定して開放させることができる。
【００３２】
（実施形態２）
図４及び図５は本発明の実施形態２を示し、本実施形態２は、バックアップ部材１３，１４及び筒状体２１をそれぞれ樹脂製部材により構成したものである。尚、実施形態１と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【００３３】
本実施形態２では、インストルメントパネル１は、基材３と表皮材５とからなり、この表皮材５は基材３に直接接合一体化されている。
【００３４】
前側バックアップ部材１３の上面には溶着用の突起１３ｅが突設されており、この突起１３ｅにおいてバックアップ部材１３は基材３の裏面に振動溶着されている。一方、図示省略するが、後側バックアップ部材１４にも同様に溶着用の突起が突設されており、この突起において基材３の裏面に振動溶着されている。
【００３５】
図４に示すように、前側バックアップ部材１３のバックアップフランジ部１３ｄには、上方に開口した箱状の複数個の嵌入部４１が所定間隔をあけて一体に設けられ、この嵌入部４１の底部には貫通孔４１ａが形成されている。一方、図示省略するが、後側アックアップ部材１４のバックアップフランジ部１４ｄにも同様の嵌入部が形成されている。
【００３６】
筒状体２１の本体部２３には、車両前後方向の側壁における上端部に、上記バックアップ部材１３，１４の嵌入部４１を嵌合する嵌合部４３が一体に設けられている。この嵌合部４３は、上記側壁の外面から車両前後方向に突出した後に、先端部が上方に折れ曲がっていて、断面鉤状に形成されている。この嵌合部４３の底部には上記嵌入部４１の貫通孔４１ａに対応するように貫通孔４３ａが形成されている。そして、嵌合部４３に嵌入部４１を嵌め込み、その状態で嵌入部４１の貫通孔４１ａと嵌合部４３の貫通孔４３ａとに亘りボルト４５を嵌入部４１側から該ボルト４５の頭部が嵌入部４１内に回り止めされて没入状態に嵌合されるように挿通し、貫通孔４３ａからバックアップ部材１３，１４裏側（下側）に突出したボルト４５のネジ部にナット４６を螺合させることにより、嵌合部４３は、嵌入部４１に締結されている。
【００３７】
図５に示すように、筒状体２１のフランジ部２５は、実施形態１と同様に、車幅方向両側の本体部２３の側壁から縦破断予定部９ｂの近傍まで基材３との間に隙間Ｓを有した状態で所定範囲に亘って車幅方向に延び、縦破断予定部９ｂのちょうど下側で基材３側に段差状に折れ曲がった後、この折れ曲がった部位から更に基材３に沿って車幅方向に延びている。この折れ曲がった部位よりも先端部２５ａの上面には、溶着用の突起２５ｃが突設されており、フランジ部２５は、この先端部２５ａでドア部７外側の基材３の裏面に振動溶着されている。尚、図５では、車幅方向の一端側のフランジ部２５のみを示しているが、他端側でもフランジ部２５は同様の構成となっている。
【００３８】
したがって、本実施形態２においても、実施形態１と同様に、両バックアップ部材１３，１４は、バックアップフランジ部１３ｄ，１４ｄにおいてそれぞれ基材３に固定されるとともに、ドア補強部１３ｂ，１４ｂにおける車幅方向の両外端部において基材３及びフランジ部２５間の隙間Ｓに保持されているために、ドア部７の剛性を有効に増大することができる。この結果、基材３の表側から押圧されても変形し難い強度を容易に確保することができる。さらに、エアバッグモジュール２８の作動時において、何ら支障なくドア部７を安定して開放させることができる。
【００３９】
その他の構成、作用及び効果は上記実施形態１と同様である。
【００４０】
【発明のその他の実施の形態】
上記各実施形態では、ドア部７を前後一対のドア部７ａ，７ｂからなる観音開きタイプに構成したが、これに代え、ドア部７を片側開きタイプに構成してもよい。この場合には、バックアップ部材１３（１４）は、ドア部７に対応して前側又は後側の何れか一方のみを設ければ足りる。この場合において、筒状体２１の本体部２３には、車幅方向両側の側壁に加え、バックアップヒンジ部１３ｃ（１４ｃ）と反対側に位置する側壁にもフランジ部を一体に形成する構成としてもよい。具体的に、このフランジ部は、バックアップヒンジ部１３ｃ（１４ｃ）と反対側に位置するドア補強部１３ｂ（１４ｂ）の先端部に対応する上記本体部２３の側壁に設けられるとともに、この側壁からドア補強部１３ｂ（１４ｂ）の先端部を越えて横破断予定部９ａの近傍まで基材３との間に略一定高さの隙間Ｓを有した状態でドア部７外側に向かって車両前後方向に延び、横破断予定部９ａの下側で基材３側に段差状に折れ曲がり、この折れ曲がった部位よりも先端部において、ドア部７外側の基材３に結合される。そして、このドア補強部１３ｂ（１４ｂ）の先端部が上記隙間Ｓに保持される。こうすることで、バックアップ部材１３（１４）による補強機能を更に向上させることができる。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明のエアバッグドア部付車両用内装品によれば、バックアップヒンジ部のドア部外側に位置するバックアップ部材のバックアップフランジ部を基材に結合するとともに、バックアップヒンジ部の長さ方向両側に位置する外端部をドア部の基材と筒状体のフランジ部との間の隙間に保持するようにしたので、ドア部の剛性を増大できる。これにより、基材の表側から押圧されても変形しない強度を容易に確保することができる。そして、ドア部の開放時には、バックアップ部材を、ドアヒンジ部の長さ方向両側の外端部において上記フランジ部から容易に離間させることができ、ドア部と一体となって展開可能にできるので、ドア部を安定して開放させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態１に係るインストルメントパネルの主要部を示す斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線における拡大断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線における拡大断面図である。
【図４】実施形態２における要部の部分断面図である。
【図５】実施形態２における図３相当図である。
【符号の説明】
３基材
７ドア部
９破断予定部
１１ａドアヒンジ部
１１ｂドアヒンジ部
１３前側バックアップ部材
１３ｃバックアップヒンジ部
１３ｄバックアップフランジ部
１４後側バックアップ部材
１４ｃバックアップヒンジ部
１４ｄバックアップフランジ部
２１筒状体
２３本体部
２５フランジ部
２５ａ先端部
２８エアバッグモジュール
２９エアバッグ
Ｓ隙間[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an interior part for a vehicle having an airbag door portion, and particularly to a measure for reinforcing a door portion.
[0002]
[Prior art]
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, as an interior part for vehicles with an airbag door, for example, as disclosed in Patent Document 1, a panel body constituting an instrument panel is provided with a rupture scheduled portion and a door hinge portion. It is generally known that a door portion is formed by a portion that opens when the airbag module is operated. In this type of vehicle interior product, the portion to be broken is broken by the inflation of the airbag, so that the door is opened while rotating about the door hinge portion as a support shaft to inflate the airbag into the vehicle compartment. It has become.
[0003]
The base material of the vehicle interior component disclosed in the above document has an opening portion corresponding to the door portion, and a pair of boss portions provided with screw holes formed on both front and rear sides of the opening portion on the front and rear sides of the vehicle. Are provided. Further, a door member made of a metal plate is arranged so as to correspond to the opening, and a reinforcing guide for supporting the door member is provided. The door member includes a screw mounting surface for fastening and fixing to a boss on the front side of the vehicle, and a door body connected to the screw mounting surface via a hinge and closing the opening. On the other hand, the reinforcing guide is formed in a U-shape in plan view with the front side open, and is fastened to the screw mounting surface of the door member and the front boss at the front end, while the rear boss is formed at the rear end. Department has been concluded. The reinforcing guide is arranged so as to be located just below the three sides of the free side excluding the hinge part which is one side of the front side of the door body.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-127883 A
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional device disclosed above, an opening is provided in the base material of the panel body, and the door member is arranged corresponding to the opening. Therefore, the panel body is sufficiently reinforced by the door member. It is difficult to say that it is possible, for example, there is a problem that the panel body may be bent or damaged by an occupant pressing from the front side of the panel body. Further, a reinforcing guide for supporting the door body of the door member is required, and there is a problem that the number of parts increases. Furthermore, a foam layer is provided to close the opening, and a sealing tape for closing the gap between the base material and the door body is required when molding the foam layer, which complicates the manufacturing method and reduces cost. It also causes an increase.
[0006]
Therefore, the present invention has been made in view of such a point, and an object of the present invention is to increase the strength near the door portion of an interior part for a vehicle with an airbag door portion while operating the airbag module. Sometimes it is necessary to stably open the door.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, a tubular body and a backup member are arranged on the back side of a base material door portion, and a backup flange portion on the door hinge portion side of the backup member is connected to a base material outside the door portion. At the same time, the outer ends located on both sides of the door hinge portion are held in a gap between the flange portion of the tubular body and the base material of the door portion so as to be integrated with the door portion so as to be deployable. .
[0008]
Specifically, the invention according to claim 1 is characterized in that a scheduled break portion and a door hinge portion are formed in the base material, and the scheduled break portion and the door hinge portion constitute a door portion, and the air located on the back side of the door portion is provided. The breakable portion is broken by the operation of the bag module, the door portion is opened while rotating about the door hinge portion as a support shaft, and the airbag inflates into the vehicle compartment from the opening formed by the breakage. It is premised on the interior parts for vehicles with the airbag door part.
[0009]
And, on the back side of the base material, a tubular body is disposed so as to correspond to the door section, and the tubular body has a rectangular tubular main body that houses the airbag module, and a door hinge section. The main body side wall located on both sides in the longitudinal direction extends outwardly from the edge on the base material side with a gap over a predetermined range between the main body side wall and the base material. A flange portion coupled to the back surface of the outer substrate is integrally formed, a plate-shaped backup member is coupled to the back surface of the door portion, and the backup member has a backup recessed toward the body portion. A hinge part is integrally formed corresponding to the door hinge part, and a backup flange part of the backup hinge part on the outside of the door part of the backup member is coupled to a door part on the back surface of the base material. Outer end portions of the backup member located on both sides in the length direction of the backup hinge portion can be developed integrally with the door portion in the gap between the flange portion of the tubular body and the base material of the door portion. Is held.
[0010]
According to the first aspect of the present invention, the backup flange portion of the backup member located outside the door portion of the backup hinge portion is connected to the base material, and the outer ends of the backup member located on both sides in the length direction of the backup hinge portion are formed. It is held in a gap between the base material of the door part and the flange part of the cylindrical body. Thereby, the outer ends of the backup members located on both sides in the length direction of the backup hinge portion can be supported by the tubular body coupled to the back surface of the base material, thereby increasing the rigidity of the door portion. it can. Therefore, it is possible to easily secure the strength that does not deform even when the door is pressed from the front side of the base material.
[0011]
Then, when the airbag module is operated, the portion to be broken is broken by the inflation of the airbag, and the door pivots about the door hinge and is opened. At this time, the outer ends of the backup hinge portion on both sides in the length direction of the backup hinge portion are separated from the flange portion of the tubular body, and are unified with the door portion using the backup hinge portion as a support shaft. Therefore, when the door is opened, the outer end of the backup member can be separated from the tubular body without any trouble, and the door can be stably opened.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0013]
(Embodiment 1)
FIGS. 1 and 2 show an instrument panel 1 as an interior part for a vehicle with an airbag door according to Embodiment 1 of the present invention. The instrument panel 1 includes a base material 3 made of an olefin-based thermoplastic elastomer (TPO), a skin material 5 made of polypropylene (PP) or the like disposed on the front side of the base material 3, A foam layer 4 made of urethane foam or the like is formed by injecting a urethane foam resin material or the like between the skin material 5 and foam-hardening the foam material and integrally molding the same.
[0014]
A door portion 7 is formed at a front portion of the passenger seat of the instrument panel 1. The door portion 7 is formed of a rectangular region surrounded by a thin-walled breakable portion 9 that breaks due to the inflation pressure of the airbag and door hinge portions 11a and 11b serving as opening fulcrums of the door portion 7. The door hinge portions 11a and 11b are set to be slightly thicker than the portion 9 to be broken. That is, on the back surface of the base material 3, two types of concave portions, a first concave groove 3a having a substantially V-shaped cross section and a second concave groove 3b having a substantially V-shaped cross section shallower than the first concave groove 3a, are provided. The front side of the first groove 3a is a thinned portion to be broken 9 which is thinner than the other portions, and the front side of the second groove 3b is slightly thicker than the portion 9 to be broken. The parts are 11a and 11b.
[0015]
As shown in FIG. 1, the planned fracture portion 9 includes a planned transverse fracture portion 9a extending in the vehicle width direction and two right and left longitudinal fracture planned portions 9b extending from both ends of the planned lateral fracture portion 9a in the vehicle front-rear direction. It is formed in a substantially H shape. The door hinge portions 11a and 11b are juxtaposed in the vehicle front-rear direction so as to extend in parallel with the transverse break portion 9a. The front door hinge portion 11a connects the vehicle front ends of both the longitudinal break portions 9b, and the rear door hinge portion 11b connects the vehicle rear ends of the longitudinal break portions 9b.
[0016]
That is, in the first embodiment, the door portion 7 includes a front door portion 7a arranged on the vehicle front side of the scheduled transverse break portion 9a, and a rear door portion 7b arranged on the vehicle rear side of the scheduled transverse break portion 9a. The front door portion 7a and the rear door portion 7b are configured to open in a so-called double door in the longitudinal direction of the vehicle.
[0017]
In the first embodiment, a concave groove having a V-shaped cross section for breaking the skin material is provided on the back side of the skin material 3 at a position corresponding to the breakable portion 9, while the groove corresponds to the door hinge portions 11a and 11b. No such groove is provided on the back side of the skin material at the position.
[0018]
On the back surface of the door part 7 and the instrument panel 1 around the door part 7, backup members 13 and 14 which are substantially rectangular metal plate members and a tubular body 21 which is a metal member are provided. . The two backup members 13 and 14 are arranged side by side in the vehicle longitudinal direction so as to correspond to the two front and rear door parts 7a and 7b. A large number of mounting holes 13a, 14a are formed through the front and rear backup members 13, 14 respectively.
[0019]
The front-side backup member 13 includes a door reinforcing portion 13b disposed corresponding to the front door portion 7a, and a vehicle located on the vehicle front side of the door reinforcing portion 13b and disposed corresponding to the door hinge portion 11a on the vehicle front side. A backup hinge portion 13c extending in the width direction and a backup flange portion 13d disposed on the front side of the backup hinge portion 13c, that is, outside (front side) of the front door portion 7a are integrally formed.
[0020]
The door reinforcing portion 13b is formed in a substantially rectangular plate shape, and is fixed to the front door portion 7a by heat welding a projection 15 integrally projecting from the back surface of the base material 3. Specifically, the projection 15 is inserted into the mounting hole 13a of the door reinforcement 13b, and the tip of the projection 15 is melted to have a large diameter. It is sandwiched and fixed between the tip of the projection 15.
[0021]
The backup hinge portion 13c is located just behind the door hinge portion 11a on the front side of the vehicle and extends along the door hinge portion 11a over the entire front side backup member 13 in the vehicle width direction. The backup hinge portion 13c is configured to have a curved cross section that is curved so that the intermediate portion protrudes in a direction away from the base material 3.
[0022]
On the other hand, the rear-side backup member 14 is formed in the same manner as the front-side backup member 13, and is disposed so that the front-back direction is opposite to the front-side backup member 13. That is, the rear backup member 14 corresponds to the door reinforcing portion 14b disposed corresponding to the rear door portion 7b and the door hinge portion 11b on the vehicle rear side of the door reinforcing portion 14b. Hinge portion 14c extending in the vehicle width direction and a backup flange portion 14d disposed on the rear side of the backup hinge portion 14c, that is, outside (rear side) of the rear door portion 7a. It is configured. The projection 15 is inserted into the mounting hole 14a of the door reinforcing portion 14b, and is connected to the rear door portion 7b similarly to the front backup member 13.
[0023]
As shown in FIGS. 2 and 3, the tubular body 21 includes a rectangular tubular main body 23. The main body 23 is formed in a cylindrical shape extending in a direction away from the base material 3 and having an opening 27 at the upper end that forms a rectangular shooting port corresponding to the door 7.
[0024]
The main body portion 23 is integrally provided with extending portions 23a extending along the base material 3 from the upper end portions (edges on the base material 3 side) of the side walls located on both sides in the vehicle front-rear direction to the front side or the rear side, respectively. I have. The extended portion 23a is provided with mounting holes 23c, 23c arranged corresponding to the mounting holes 13a, 14a in the backup flange portions 13d, 14d of the backup members 13, 14, respectively. Projections 15, 15 projecting integrally from the back surface of the base material 3 and passing through the mounting holes 13a, 14a of the backup members 13, 14 are inserted into the mounting holes 23c, 23c. The extending portions 23a, 23a are attached and fixed to the base material 3 so as to sandwich the backup flange portions 13d, 14d of the backup members 13, 14. In other words, the extended portions 23a, 23a are superimposed on the lower sides of the backup flange portions 13d, 14d of the backup members 13, 14, and are each formed by the projections 15, 15, similarly to the door reinforcing portions 13b, 14b. It is fixed to the base material 3.
[0025]
An airbag module 28 is housed in the main body 23. The airbag module 28 includes an airbag case 30 in which a folded airbag 29 and an inflator (not shown) for inflating the airbag 29 by filling the airbag 29 with gas are stored. . A screw member 31 protrudes downward from the lower end of the airbag case 30, and a hook 32 is fixed to a side portion. The screw member 31 is inserted into a through hole 33 a formed at one end of the metal bracket 33, and in this state, a nut 35 is screwed into the screw member 31 to fasten the bracket 33 to the lower end of the airbag case 30. ing. The other end of the bracket 33 is welded and fixed to a metal instrument panel reinforcement 37 that supports the instrument panel 1. The instrument panel reinforcement 37 extends in the vehicle width direction, and is fixed to a vehicle body (not shown) at both ends. That is, the lower end of the airbag case 30 is connected to the instrument panel reinforcement 37 via the bracket 33.
[0026]
The tip of the attachment 32 of the airbag case 30 is inserted into a long hole 23d formed in the main body 23 of the tubular body 21. Since the attachment 32 is inserted into the long hole 23d of the main body 23 in this manner, the attachment 32 is prevented from being caught by the long hole 23d when the airbag 29 is deployed, so that the tubular body 21 jumps out to the vehicle compartment side. I can do it.
[0027]
As shown in FIG. 3, the tubular body 21 is integrally provided with a flange 25 extending along the base material 3 from the upper end of the side wall of the main body 23. Among the side walls of the main body portion 23, the side walls located on both sides in the vehicle width direction, that is, both sides in the longitudinal direction of the door hinge portions 11a and 11b, are inside the door portion 7, that is, the vehicle width of the door portion 7 after the breaking portion 9 is broken. The side wall extends in the vehicle front-rear direction inside the outer end of the door reinforcing portion 13b. The flange portion 25 extends in the vehicle width direction from the side wall over a predetermined range with a gap S having a substantially constant height between the flange portion 25 and the base material 3. That is, the flange portion 25 extends from the side wall beyond the outer end portion of the door reinforcing portion 13b to the vicinity of the portion to be longitudinally fractured 9b, and has a step-like shape on the base material 3 side (upper side) just below the portion to be longitudinally fractured 9b. It is bent. The tip portion 25a extends further in the vehicle width direction along the base material 3 than the bent portion. A mounting hole 25b is formed through a distal end portion 25a located outside the portion 9 to be longitudinally broken, and the distal end portion 25a protrudes from the back surface of the base material 3 similarly to the extension portion 23a. It is fixed to the base material 3 by welding with the projection 15 thus formed.
[0028]
In the gap S between the base material 3 of the door portion 7a and the flange portion 25, the outer ends on both sides in the vehicle width direction of the door reinforcing portion 13b (backup member 13) are sandwiched. The outer end of the reinforcing portion 13b is held in a gap S between the base member 3 of the door portion 7a and the flange portion 25. That is, after the door reinforcing portion 13b is fixed to the lower side of the base material 3 in the front door portion 7a, the flange portion 25 of the tubular body 21 is positioned below the outer end portion of the door reinforcing portion 13b. In this state, the distal end portion 25a of the flange portion 25 located outside the door reinforcing portion 13b is fixed to the lower side of the base member 3 in this state. Thus, the door reinforcing portion 13b of the backup member 13 is held in the gap S so as to be able to be developed integrally with the front door 7a. The gap S extends from the front-side backup member 13 to the rear-side backup member 14 and straddles the portion to be broken 9a. The flange portion 25 is integrally formed at both ends in the vehicle front-rear direction so as to be continuous with both ends in the vehicle width direction of the extending portion 23a of the main body portion 23. FIG. 3 shows one end of the front backup member 13 in the vehicle width direction, but the other end has the same configuration. Although not shown, the configuration of both ends of the rear backup member 14 in the vehicle width direction is the same.
[0029]
In the first embodiment having the above-described configuration, the backup flange portions 13d and 14d of the backup members 13 and 14 are fixed to the base member 3, respectively, and the outer ends of the door reinforcing portions 13b and 14b on both sides in the vehicle width direction are formed. Is held in the gap S between the base member 3 and the flange portion 25, whereby the outer ends of the door reinforcing portions 13 b and 14 b on both sides in the vehicle width direction are fixed by the tubular body 21 fixed to the back surface of the base member 3. Thus, the rigidity of the door 7 can be increased. As a result, it is possible to easily secure a strength that does not easily deform even when pressed from the front side of the base material 3.
[0030]
That is, when the door portions 7a, 7b are opened, the door reinforcing portions 13b, 14b of the backup members 13, 14 are unfolded integrally with the door portions 7a, 7b in order to unfold the door reinforcing portions 13b, 14b. The outer ends of the door reinforcing portions 13b and 14b located on both sides in the length direction of the door hinge portions 11a and 11b need to be located inside the door portion 7 so as not to interfere with the base material 3 of the door. For this reason, the door reinforcing portions 13 b and 14 b cannot be provided so as to straddle the breakable portion 9, but the main body portion 23 of the tubular body 21 is configured such that the side wall is located inside the door portion 7. Thus, the outer ends of the door reinforcing portions 13b and 14b can be supported by the tubular body 21. By forming the flange portion 25 of the tubular body 21 over a predetermined range from the side wall of the main body portion 23 toward the outside of the door portion 7, the flange portion 25 is formed in a state having a gap S with the base material 3. The front end portion 25a of the flange portion 25 can be fixed to the back surface of the base material 3 outside the door portion 7 while supporting the door reinforcing portions 13b and 14b with the flange portion 25. Thereby, even if it is pressed from the front side of the substrate 3, it is possible to secure a strength that is not easily deformed.
[0031]
On the other hand, when the collision of the vehicle is detected and the airbag module 28 is activated, the inflator is activated and the airbag 29 is inflated. Due to the inflation of the airbag 29, both the backup members 13 and 14 are pressed, and the inflated pressure causes the breakable portion 9 to break. With the breakage of the breakable portion 9, the doors 7a and 7b are pivoted about the door hinges 11a and 11b as pivots and open to the double-open state. At this time, the door reinforcing portions 13b and 14b of the backup members 13 and 14 are separated from the flange portion 25 that supports the backup members 13 and 14 from below, and the door portions 7a are supported by the backup hinge portions 13c and 14c as pivots. , 7b. Therefore, the door portions 7a and 7b can be stably opened without any trouble by the tubular body 21.
[0032]
(Embodiment 2)
4 and 5 show a second embodiment of the present invention. In the second embodiment, the backup members 13 and 14 and the tubular body 21 are each formed of a resin member. Note that the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0033]
In the second embodiment, the instrument panel 1 includes the base material 3 and the skin material 5, and the skin material 5 is directly bonded to and integrated with the base material 3.
[0034]
A projection 13e for welding is provided on the upper surface of the front side backup member 13, and the backup member 13 is vibration-welded to the back surface of the base material 3 at the projection 13e. On the other hand, though not shown, a projection for welding is similarly provided on the rear backup member 14, and the projection is vibration-welded to the back surface of the base material 3.
[0035]
As shown in FIG. 4, a plurality of box-shaped fitting portions 41 opening upward are integrally provided at predetermined intervals on the backup flange portion 13 d of the front backup member 13, and are provided at the bottom of the fitting portions 41. Is formed with a through hole 41a. On the other hand, although not shown, a similar fitting portion is also formed on the backup flange portion 14d of the rear side up member 14.
[0036]
The main body 23 of the tubular body 21 is integrally provided with a fitting portion 43 for fitting the fitting portion 41 of the backup members 13 and 14 at the upper end of the side wall in the vehicle front-rear direction. The fitting portion 43 has a distal end bent upward after protruding from the outer surface of the side wall in the vehicle front-rear direction, and is formed in a hook-like cross section. A through hole 43a is formed at the bottom of the fitting portion 43 so as to correspond to the through hole 41a of the fitting portion 41. Then, the fitting portion 41 is fitted into the fitting portion 43, and in this state, the bolt 45 is applied to the through hole 41 a of the fitting portion 41 and the through hole 43 a of the fitting portion 43. The nut 46 is inserted into the fitting portion 41 so as to be prevented from rotating and fitted into the immersion state, and the nut 46 is screwed into the screw portion of the bolt 45 protruding from the through hole 43a to the back side (lower side) of the backup members 13 and 14. Thereby, the fitting portion 43 is fastened to the fitting portion 41.
[0037]
As shown in FIG. 5, similarly to the first embodiment, the flange portion 25 of the tubular body 21 is provided between the side wall of the main body portion 23 on both sides in the vehicle width direction and the base material 3 from the vicinity of the portion 9b to be longitudinally broken. It extends in the vehicle width direction over a predetermined range with the gap S, and is bent in a step-like manner toward the base material 3 just below the longitudinally rupture scheduled portion 9b, and further bent from the bent portion to the base material 3. Along the vehicle width direction. A projection 25c for welding is provided on the upper surface of the distal end portion 25a beyond the bent portion, and the flange portion 25 is vibration-welded to the back surface of the base material 3 outside the door portion 7 at the distal end portion 25a. ing. Although FIG. 5 shows only the flange 25 at one end in the vehicle width direction, the flange 25 has the same configuration at the other end.
[0038]
Therefore, also in the second embodiment, similarly to the first embodiment, the two backup members 13 and 14 are fixed to the base material 3 at the backup flange portions 13d and 14d, respectively, and the vehicle width at the door reinforcing portions 13b and 14b. The rigidity of the door portion 7 can be effectively increased since the outer end portions in both directions are held in the gap S between the base material 3 and the flange portion 25. As a result, it is possible to easily secure a strength that does not easily deform even when pressed from the front side of the base material 3. Further, when the airbag module 28 is operated, the door portion 7 can be stably opened without any trouble.
[0039]
Other configurations, operations, and effects are the same as those in the first embodiment.
[0040]
Other Embodiments of the Invention
In each of the above embodiments, the door portion 7 is configured as a double door opening type including a pair of front and rear door portions 7a and 7b. Alternatively, the door portion 7 may be configured as a single side opening type. In this case, it is sufficient to provide only one of the front side and the rear side of the backup member 13 (14) corresponding to the door portion 7. In this case, the main body portion 23 of the tubular body 21 may be configured such that the flange portion is integrally formed on the side wall located on the opposite side to the backup hinge portion 13c (14c) in addition to the side walls on both sides in the vehicle width direction. Good. Specifically, the flange portion is provided on a side wall of the main body portion 23 corresponding to a distal end portion of the door reinforcing portion 13b (14b) located on the opposite side to the backup hinge portion 13c (14c), and the door portion is provided from the side wall. In the longitudinal direction of the vehicle toward the outside of the door portion 7 with a gap S having a substantially constant height between the reinforcing member 13b (14b) and the base material 3 up to the vicinity of the portion 9a to be transversely broken beyond the front end portion of the reinforcing portion 13b (14b). It extends and bends to the base material 3 side below the portion to be broken 9a in a step-like manner, and is joined to the base material 3 outside the door portion 7 at a tip end portion from the bent portion. The tip of the door reinforcing portion 13b (14b) is held in the gap S. By doing so, the reinforcing function of the backup member 13 (14) can be further improved.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle interior part with the airbag door portion of the invention of claim 1, the backup flange portion of the backup member located outside the door portion of the backup hinge portion is connected to the base material, and Since the outer ends located on both sides in the length direction of the hinge are held in the gap between the base material of the door and the flange of the cylindrical body, the rigidity of the door can be increased. Thereby, it is possible to easily secure the strength that does not deform even when pressed from the front side of the base material. When the door is opened, the backup member can be easily separated from the flange at the outer ends on both sides in the length direction of the door hinge, and can be deployed integrally with the door. The part can be opened stably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a main part of an instrument panel according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line II-II of FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view taken along line III-III of FIG.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view of a main part according to a second embodiment.
FIG. 5 is a diagram corresponding to FIG. 3 in a second embodiment.
[Explanation of symbols]
3 Base material 7 Door portion 9 Expected break portion 11a Door hinge portion 11b Door hinge portion 13 Front backup member 13c Backup hinge portion 13d Backup flange portion 14 Back backup member 14c Backup hinge portion 14d Backup flange portion 21 Cylindrical body 23 Body portion 25 Flange Part 25a tip part 28 airbag module 29 airbag S gap

Claims

A part to be broken and a door hinge part are formed on the base material,
A door portion is constituted by the breakable portion and the door hinge portion,
When the airbag module located on the back side of the door portion is operated, the breakable portion is broken, and the door portion is opened while rotating about the door hinge portion as a pivot, and the airbag is opened from the opening formed by the breakage. Is an interior part for a vehicle with an airbag door portion that is inflated into a vehicle interior,
On the back side of the base material, a tubular body is arranged so as to correspond to the door portion,
The tubular body is a rectangular tubular main body that houses the airbag module, and between the base material side edge portion of the main body side wall located on both longitudinal sides of the door hinge portion. Extending outward with a gap over a predetermined range, the front end from the predetermined range is integrally formed with a flange portion coupled to the back surface of the base material outside the door portion,
A plate-shaped backup member is connected to the back of the door,
In the backup member, a backup hinge recessed toward the main body is integrally formed corresponding to the door hinge,
A backup flange portion outside the door portion of the backup hinge portion in the backup member is coupled to the outside of the door portion on the back surface of the base material,
Outer end portions of the backup member located on both sides in the length direction of the backup hinge portion can be developed integrally with the door portion in the gap between the flange portion of the tubular body and the base material of the door portion. An interior part for a vehicle with an airbag door, which is held.