JP2004223515A - 複数回分の種類の流体ディスペンサ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体1と、流体貯蔵器3と、ピストンまたはバルブ部材を有するポンプまたは計量バルブなどの投与部材であって、投与部材を駆動し、それによって貯蔵器3に格納された流体を選択的に投与するために、休止位置と駆動位置との間を移動するように設置された駆動要素5と、を有する流体ディスペンサ装置であって、特徴となるのは、前記駆動要素5の移動方向が、投与部材のピストンまたはバルブ部材の移動方向である軸方向と異なり、具体的にはこれに垂直な方向であって、駆動要素5はカム面6を備えた終端部を有し、駆動要素5がほぼ径方向に移動して駆動位置に入ることで、貯蔵器3がピストンまたは投与部材のバルブ部材に対して軸方向に移動させられて所定量の流体が投与されること、であるような流体ディスペンサ装置。
【選択図】図1
Description
こうしたシステムは一般的な構成として、噴霧装置全体を格納していると共に、ピボット運動可能な形で設置されたレバーシステムを備える、という本体を有する。そして、当該レバーシステムは、流体貯蔵器の終端壁に働きかけ、駆動中はこれを軸方向に投与ヘッドに向かって押すことで、標準的な軸方向駆動における手の運動を再現する。
さらに言えば、本発明は、製造及び組立てが簡単かつ安価である流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
さらに加えて、本発明は以下のことを保証する流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。すなわち、装置が駆動されるたびに、ポンプの抵抗及び/又は流体の量、及び/又は、ユーザから駆動要素に加えられる駆動力の大きさに関わりなく、優秀な噴霧状態で所定分量の流体が残さず投与されること、を保証できる装置である。
さらに加えて、本発明は、側面駆動システムが存在していても、流体製造業者は装置の組立て手順を変更しなくてもよい(すなわち、貯蔵器の充填後に、貯蔵器と投与部材とで形成されるユニットを装置の他の部分の内部に固定するだけでよい)、という側面駆動式の流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
また、前記駆動要素は戻し手段を有し、当該戻し手段は、装置の駆動が1回終わるたびに、駆動要素を駆動位置から休止位置に戻すこと、とするのが効果的である。
また、貯蔵器と前記投与部材とは第1のユニットを形成し、前記本体と前記駆動要素とは第2のユニットを形成し、前記第1のユニットは、具体的にはスナップ留めによって、前記第2のユニットの内部に固定されていること、とするのが効果的である。
また、本発明の第1の変形例として、前記投与部材は、ピストンを含むポンプであること、とする。
図面を見れば分かるように、本発明の装置は貯蔵器3を有し、当該貯蔵器には、計量バルブ又はポンプなどの投与部材(図示せず)が固定されている。図面に示す実施例はポンプを有する装置に関するものであり、当該ポンプは、よく知られているように、計量チャンバ内部を移動して計量された量又は所定量(“dose”)の流体を送出するピストンと共に動作する。ただし、本発明は、定量噴霧式吸入器:MDI(Metered Dose Inhaler)(計量バルブを有し、一般的に上下逆さまで使用されるもの)の種類の吸入器にも適用できる。その場合、貯蔵器に対して移動することで所定量を投与する働きをするのは、バルブのバルブ部材である。
図1及び2に示す第1の実施の形態では、力調節手段はスプリング15などの弾性手段で成る。スプリング15は圧縮されると、駆動要素5と協働してこれを駆動位置方向に押しやる。力調節手段はさらにトリガ手段16を有し、当該トリガ手段は1又は複数の側面ボタンの形で実装するのが好ましい。ボタン16は、スプリング15から加わる力に対して、駆動要素を休止位置(図5を参照)に保持し、その状態を、ユーザがボタン16を押下して駆動要素5のロックを解除するまで保つ。ロックが解除されると、スプリング15の弾性力の作用の下で駆動要素は駆動位置まで移動させられ、さらには、貯蔵器3もポンプのピストンに対して移動させられ、所定の分量が投与させることになる。よって、駆動要素からポンプに加わる力の強さは、スプリング15の特性によって決定されることになる。そのため、ポンプに加わる駆動力の強さは、ユーザが駆動要素5に加える力の強弱に影響をうけない。
・駆動操作は側面から行われる。それにより、ユーザにとっては、駆動がより簡単になり、駆動時の使い勝手も向上する。
・側面駆動システムのユニットは本体1の上、装置の鼻用アプリケータ2の近傍に組み込まれており、その結果、貯蔵器3の終端壁には自由に触れることも可能となるかもしれない。これにより、必要な場合は、貯蔵器の底を軸方向に押下する、という標準的な従来どおりの形での駆動操作を行うことが可能となる。この点は、発作の場合(例えば、喘息の発作)には、決定的な意味を持つ可能性がある。なぜなら、発作時のユーザはパニック状態となって、数年来やり慣れた方法で(すなわち、貯蔵器の終端壁を押下する方法で)装置を駆動しようとするからだ。
・側面駆動システムは貯蔵器の大きさに影響されないので、本発明によれば、径の様々に異なる貯蔵器を同一の本体1の内部に装着できるように調整することが可能であり、そのために装置の製造現場である生産ラインを変更する必要はない。
Claims (7)
- 本体(1)と、流体貯蔵器(3)と、軸方向に移動するように設置されたピストンまたはバルブ部材を有するポンプまたは計量バルブなどの投与部材であって、貯蔵器(3)に装着されている、という前記投与部材と、投与部材を駆動し、それによって貯蔵器(3)に格納された流体を選択的に投与するために、休止位置と駆動位置との間を移動するように設置された駆動要素(5)と、を有する流体ディスペンサ装置であって、
特徴となるのは、
前記駆動要素(5)の移動方向が、投与部材のピストンまたはバルブ部材の移動方向である軸方向と異なり、具体的にはこれに垂直な方向であって、
駆動要素(5)はカム面(6)を備えた終端部を有し、当該カム面は、貯蔵器(3)または貯蔵器(3)に投与部材を固定するよう調整された固定リング(8)と協働するものであり、その結果、駆動要素(5)がほぼ径方向に移動して駆動位置に入ることで、貯蔵器(3)がピストンまたは投与部材のバルブ部材に対して軸方向に移動させられて所定量の流体が投与されること、
であるような流体ディスペンサ装置。 - 前記カム面は傾斜面(6)で成り、当該傾斜面(6)は、貯蔵器(3)又は固定リング(8)に一体形成された少なくとも1つの突起部(7)と協働すること、
を特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記駆動要素(5)は戻し手段を有し、当該戻し手段は、装置の駆動が1回終わるたびに、駆動要素を駆動位置から休止位置に戻すこと、
を特徴とする請求項1または2に記載の装置。 - 貯蔵器(3)と前記投与部材とは第1のユニットを形成し、前記本体(1)と前記駆動要素(5)とは第2のユニットを形成し、
前記第1のユニットは、具体的にはスナップ留めによって、前記第2のユニットの内部に固定されていること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。 - 前記第1のユニットが前記第2のユニット内に固定された後の状態でも、貯蔵器(3)の終端壁(3a)はアクセス可能な状態を保ち、手を使って貯蔵器の前記終端壁を軸方向に押すことで駆動できる、ということ、
を特徴とする請求項4に記載の装置。 - 前記投与部材は、ピストンを含むポンプであること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。 - 前記投与部材は、バルブ部材を含む計量バルブであること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
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- 2004-03-03 JP JP2004059587A patent/JP2004223515A/ja not_active Withdrawn
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