JP2004223397A - 生ごみ処理機 - Google Patents

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Shinya Okumura
信也 奥村
Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Atsushi Kitaguchi
篤 北口
Jun Ikeda
純 池田
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Abstract

【課題】大型化された場合でも、フィルタ及び排気管路のメンテナンス性を十分に確保することができる生ごみ処理機を提供する。
【解決手段】投入された生ごみを減量化処理するための処理槽14と、この処理槽14からの排気を導くと共に、その経路中に、下向きに延在した下り管路部36aを有する排気管路36と、この排気管路36の下り管路部36aの下流側に連設したユニット本体60、及びこのユニット本体60内部に設けたフィルタ支持部64aを有するフィルタユニット38と、このフィルタユニット38内に取付けられ、フィルタ支持部64aによって略鉛直に配設されたフィルタ63とを備える。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投入された生ごみを減量化する生ごみ処理機に係り、更に詳しくは、大型化された場合でも、フィルタ及び排気管路のメンテナンス性を十分に確保することができる生ごみ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生ごみ処理機の生ごみの減量方式は様々であるが、いずれの方式であっても、排気中の塵埃を捕集し除去するために、処理槽からの排気管路中には、何等かのフィルタが設けられている場合が多い。一般的に、処理槽からの排気が処理槽の上部側から排出される場合が多く、例えば、生ごみを処理媒体と共に攪拌し、処理媒体に混入した微生物によって分解するいわゆる微生物分解方式のものを例に挙げると、処理槽の上部に排気管路に接続する排気口を設け、この排気管路の入口部分にフィルタが設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−121117号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、生ごみの処理能力を十分に発揮させるためには、生ごみの減量化処理を行う処理槽内の換気状態を良好に保つ必要があるが、通常、処理槽からの排気には塵埃が含まれており、生ごみの処理状態によって、高湿度状態と乾燥状態とが繰り返される結果、フィルタやこのフィルタ上流側の排気管路内面に湿気を含んだ塵埃が付着成長し、換気が停滞してしまう場合がある。従って、フィルタや排気管路の日常点検は、生ごみ処理機の運用上、重要な作業の一つである。
【0005】
しかしながら、いわゆる食品リサイクル法によって、食料品の廃棄量の多い事業者に対し、廃棄する生ごみの減量に数値目標が課せられたことに代表されるように、近年、飲食店や食品加工業者、各種施設の食堂等で発生する大量の生ごみを処理対象とする業務用の生ごみ処理機へのニーズが高まってきている。こうした業務用の生ごみ処理機は、要求される処理量に応じて必然的に大型化する傾向にあり、通常、それ相応に高さも高くなる。
【0006】
例えば、上記特許文献1に記載の生ごみ処理機を大型のものと想定すると、配管清掃やフィルタ交換を行うにしても、そのフィルタが処理槽の上部位置にあるため、高所作業となってしまう。このことに代表されるように、業務用の生ごみ処理機へのニーズが高まりつつある昨今、生ごみ処理機の大型化に伴い、ユーザの日常点検作業に十分に配慮し、フィルタの配置状態や排気管路の配管経路等に関しても、新たにメンテナンス性を考慮する必要がある。
【0007】
本発明は、上記の事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化された場合でも、フィルタ及び排気管路のメンテナンス性を十分に確保することができる生ごみ処理機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、投入された生ごみを減量化処理するための処理槽と、この処理槽からの排気を導くと共に、その経路中に、下向きに延在した下り管路部を有する排気管路と、この排気管路の前記下り管路部の下流側に連設したユニット本体、及びこのユニット本体内部に設けたフィルタ支持部を有するフィルタユニットと、このフィルタユニット内に取付けられ、前記フィルタ支持部によって略鉛直に配設されたフィルタとを備えたことを特徴とする。
【0009】
第1の発明によれば、処理槽からの排気管路を、その途中で一端下向きに延在させ、この下り管路部に連接する形でフィルタユニットを設けることにより、例えば腰の高さや地面高さ等、ユーザの要求に応じたメンテナンスし易い高さ位置にフィルタを配置することができ、大型の生ごみ処理機であっても、フィルタ交換作業の高所作業化を回避することができる。また、多湿な排気を通すフィルタには塵埃と共に水分が付着する。そのため、仮にフィルタが水平に配設されていると、表面張力の作用により、全体的にフィルタ表面に水滴が保持され通気性が低下してしまう場合があるので、適宜この水分を取り除く必要がある。それに対し、本発明では、フィルタユニット内には、フィルタが水平方向に対して傾斜しているので、フィルタに水分が付着しても、重力の作用により水分を下側に移動させることができ、水切れ性を確保することにより、付着した水分によるフィルタの圧力損失増大を防止することができる。また、排気管路中、フィルタの上流側に汚れが生じ易いが、本発明によれば、この部分を下向き(縦向き)に構成しているので、例えば軽く振動を与えることにより管路内壁面に付着した塵埃を落下させることもできるし、散水して洗い流すことも容易である。このように、本発明によれば、大型化された場合でも、フィルタ及び排気管路のメンテナンス性を十分に確保することができる。
【0010】
また、第2の発明は、第1の発明において、前記下り管路部は、透明又は半透明の材質で形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記下り管路部は、弾性又は可撓性を有する材質で形成されていることを特徴とする。
【0012】
また、第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記フィルタユニットのユニット本体は、その内部の底面が水平に対して傾斜した傾斜面であって、この傾斜面には、この傾斜面によって導かれたドレンを排出するためのドレン口が設けられていることを特徴とする。
【0013】
また、第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記フィルタユニットのフィルタ支持部は、前記ユニット本体内の底面との間に間隙を有しており、かつ、前記フィルタユニットのユニット本体は、前記フィルタの下流側の壁面に、前記フィルタ支持部の高さ範囲内に排水口を有していることを特徴とする。
【0014】
また、第6の発明は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記水平方向に対して傾斜して配設されたフィルタを、前記ユニット本体内に、複数設けたことを特徴とする。
【0015】
また、第7の発明は、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記下り管路部中に散水する管路洗浄用散水装置を備えたことを特徴とする。
【0016】
また、第8の発明は、第1乃至第7のいずれかの発明において、前記フィルタの目詰まりにより変動する状態量を検出する検出手段と、前記フィルタに散水するフィルタ洗浄用散水装置と、前記検出手段の検出結果に応じ、前記フィルタ洗浄用散水装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の生ごみ処理機の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構造を表す正面図、図2はその上面図である。
これら図1及び図2において、1は投入された生ごみの減量化処理を行う処理機本体、2はこの処理機本体1からの排気に含まれる臭気を除去する脱臭ユニットである。これら処理機本体1及び脱臭ユニット2は、接続管路3(図2参照)により接続されている。4は接続管路3を保護するカバーである。
【0018】
6は処理機本体1の本体カバーで、この本体カバー6の長手方向一方側(この例では図1中右側)、正面側(図1中紙面直交方向手前側)には、内蔵設備のメンテナンスや処理媒体(後述)の交換作業への配慮から、それぞれ開閉扉6a,6bが設けられている。また、7は脱臭ユニット2の本体カバー7で、この本体カバー7の図2中左側及び上側の側面にも、同様に内蔵設備のメンテナンスや脱臭媒体(後述)の交換作業への配慮から、開閉扉7a,7bが設けられている。
【0019】
8は生ごみ投入時に開閉する投入蓋で、この投入蓋8は、処理機本体1の本体カバー6の正面側(図2中下側)上部に設けられており、駆動装置9によって開閉するようになっている。10は運転に関わる操作や設定、記録、表示等を行う操作盤である。
【0020】
図3乃至図5は、処理機本体1の内部構造を詳細に表す図で、図3は図2中III−III断面による断面図、図4及び図5はそれぞれ図3中IV−IV断面、V−V断面による側断面図である。
これら図3乃至図5において、11は処理機本体1のベースフレームで、上記本体フレーム6は、このベースフレーム11上に積載されている。12は複数(本例では4つ)のロードセル13を介しベースフレーム11上に設けた支持板、14は投入した生ごみを減量化処理するための処理槽で、共に本体カバー6内に設けられている。この処理槽14は、ほぼ全体に断熱材(例えばウレタン等)で覆われたトラフ状の容器であって、内部に生ごみを分解処理する微生物が混入された処理媒体(例えばおがくず等)を収容している。
【0021】
15は処理槽14内に設けた攪拌装置で、この攪拌装置15は、処理槽14内に投入された生ごみを処理媒体と共に適宜攪拌するものである。また、この攪拌装置15は、処理槽14の長手方向(図3中左右方向)に略水平に配設した回転軸16と、この回転軸16に取付けた攪拌翼17とで構成されている。但し、繁雑防止のため図3及び図4においては攪拌翼17を1つしか図示していないが、実際には、回転軸16に対し、軸方向にほぼ一定の間隔で、複数の攪拌翼17が設けられる。また、この限りではないが、各攪拌翼17は、隣接するもの同士、回転軸16周方向に所定角度づつ角度がずれていくように設けてある。
【0022】
18,18は回転軸16の軸受、19は攪拌装置15の駆動装置で、この駆動装置19は、上記支持板12上に設けられている。20,21は、それぞれ攪拌装置15の回転軸16、駆動装置19の出力軸19aの先端部に設けたスプロケット、22はこれらスプロケット20,21に巻回したチェーンで、駆動装置19からの駆動力が、チェーン22を介して攪拌装置15に伝達されるようになっている。なお、この駆動伝達構造に関しては、例えばスプロケット20,21をプーリに置き換え、これらをベルトで連結する構造としても良い。
【0023】
25は生ごみの減量化処理に関連して作動する各作動装置を制御する制御装置で、この制御装置25は、本実施の形態の生ごみ処理機に設けた各センサ類からの検出信号や操作盤10からの操作信号等を入力し、データを演算・記録したり、制御に関わる所定の演算を行い各作動装置に指令信号を出力したり、操作盤10に表示信号を出力したりする役割を果たすものであり、上記支持板12上に設けられている。
【0024】
27は外気を処理機本体1内に取り入れる吸気取込口、28は処理槽14に設けた吸気口で、これら吸気取込口27及び吸気口28は、吸気管路29を介して接続されており、吸気取込口27、吸気管路29、吸気口28を介し、外気が処理槽14に導かれるようになっている。また、図3において、31は処理槽14からの処理媒体の取出し口、32は処理槽14から排気を排出するための排気口、図4において、30は処理槽14に生ごみを投入するための投入口、31aは先の取出し口の開閉蓋である。図4に示したように、投入口30は、処理槽14との間に間隙を有するが、投入口30を覆うように、処理槽14と本体カバー6との間にフレキシブルなカバーが設けられており、間隙による気密性の低下は防止してある。また、これと同様に、排気口32の周囲にも、処理槽14と本体カバー6との間にフレキシブルなカバーが設けられている。また、33は処理槽14内の処理媒体に散水する給水装置(図4参照)、34は処理槽14を加熱して処理媒体を温暖に保つための加熱ヒータ(図4参照)である。
【0025】
図6乃至図8は、脱臭ユニット2の内部構造を詳細に表す図で、図6は図1中IV−IV断面による水平断面図、図7及び図8は、それぞれ図6中VII−VII断面、VIII−VIII断面による断面図である。
これら図6乃至図8において、35は脱臭ユニット2のベースフレームで、脱臭ユニット2の上記本体カバー7は、このベースフレーム35上に積載されている。36は処理槽14からの排気を通す排気管路であって、この排気管路36は、上記接続管路3(図2参照)からの排気を本体カバー7上部に設けた排気筒37に導くものであり、その経路中には、排気中の塵埃を除去するフィルタユニット38、処理槽14の換気を促進する排気ファン39、排気中の臭気成分を除去する脱臭槽40、排気を殺菌処理する殺菌フィルタ41を備えている。44は排気ファン39の駆動装置である。
【0026】
図8に示すように、上記脱臭槽40は、ベースフレーム35上に支持された概略箱型の容器で、内部に設けた網45上に載置する形で、脱臭媒体(脱臭槽40中のハッチング部)を収容している。脱臭媒体には、微生物が混入されており、使用済みのものは、脱臭槽40から取出し後、処理槽14内に補填し、処理媒体として再利用可能である。46,47は、それぞれ脱臭槽40に対する脱臭媒体の投入、取出しのための開閉扉である。48は網45から落下した脱臭媒体を受け止めるフィルタである。49は脱臭媒体に散水する給水装置、50は網45及びフィルタ48を通過してきた脱臭媒体の余剰水分をドレン口51に導くために、脱臭槽40の底部に設けた傾斜部である。
【0027】
上記構成の本発明の生ごみ処理機において、本実施の形態の最も大きな特徴は、排気管路36の経路中に、下向きに延在した下り管路部36aを設けたこと、この下り管路部36aの下流側に設けた上記フィルタユニット38内に略鉛直に配設したフィルタを設けたことにある。
【0028】
図9は本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられたフィルタユニット38の外観構成を表す正面図、図10はこの図9中の右側から見たフィルタユニット38の側面図、図11はフィルタユニット38の内部構造を表す図10中のXI−XI断面による断面図である。
これら図9乃至図11において、60はフィルタユニット38の本体をなすユニット本体で、このユニット本体60は、上流側の排気管路36(下り管路部36a)に接続する入口筒体61と、下流側の排気管路36に接続する出口筒体62とを備えており、その内部は、入口筒体61から流入した下向きの排気を、出口筒体62に向かって上向きに折返す折返し流路をなしている。入口筒体61及び出口筒体62の下部は、幅方向(図11中左右方向)外側に向かって下り傾斜となっている。
【0029】
63はユニット本体60内に設けたフィルタ、64はこのフィルタ63を略鉛直方向(縦向き)に取付ける取付け部(図11参照)で、取付け部64は、フィルタ63の支持部64aと、このフィルタ支持部64a上面及びそれに対向するユニット本体60の上部内壁面にそれぞれ設けたフィルタ63のガイド部64b,64bとで構成されている。本実施の形態においては、ユニット本体60内に設けた上記フィルタ支持部64aの下端部は、ユニット本体60の底面をなす傾斜面65に接続しており、ユニット本体60の下部空間は、このフィルタ支持部64aによって左右に区画されている。
【0030】
66,67はドレン口で、これらドレン口66,67は、フィルタ支持部64aによって区画された左右それぞれの空間における傾斜面65の最下部位置(この例では図11中左側)に設けてある。また、これら図9乃至図11では図示していないが、ドレン口66,67には、例えばボール弁やバタフライ弁等を用いたドレンコックが設けられている。なお、68はユニット本体60に設けたフィルタ交換時に開閉する蓋体、69はこの蓋体68に設けた把手で、蓋体68は、フィルタ63の把持部(図示せず)を備えており、フィルタ63を内壁(把手69と反対側壁面)に取付け可能になっている。
【0031】
次に、本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の動作を説明する。
まず、生ごみ処理の運転を開始する場合には、まず操作盤10で所定の操作を行い、発酵分解処理対象となる生ごみを処理槽14内に投入する。処理槽14内の生ごみは、接触した処理媒体中の微生物により、水やガスに分解され減量化処理される。
【0032】
ここで、運転中、生ごみの良好な分解処理を実現するためには、微生物の生息環境を良好状態に維持し、微生物を活性化する必要がある。微生物の生息環境としては、処理媒体の通気性、温度環境、及び湿度環境等が挙げられる。そのため、生ごみ処理機では、運転中、以下のような動作が行われる。
【0033】
まず、処理媒体の通気性を確保し、微生物に新鮮な酸素を供給すると共に、処理媒体中の水分分布を均一化し、湿度環境を均一にするために、投入された生ごみは、攪拌装置15によって、処理媒体と共に適宜攪拌される。この攪拌装置15は、格納したプログラムに順じて制御装置25から攪拌装置15の駆動装置19に適宜出力される指令信号によって、例えば1〜3rpm程度の回転数で毎時1〜2分間程度動作する。また、必要な場合には、操作盤10により攪拌装置15を操作可能である。
【0034】
また、微生物にとって好適な温度環境を維持するために、加熱ヒータ34によって処理槽14を適宜加熱する。この加熱ヒータも、制御装置25から適宜出力される指令信号に応じて作動する。制御装置25は、温度センサ(図示せず)の検出信号を基に演算した処理媒体温度が、予め設定された適正範囲を下回った場合、加熱ヒータ34をONにし、処理媒体温度が適正範囲内にある場合、加熱ヒータ34をOFFにする。
【0035】
また、微生物にとって好適な湿度環境を維持するために、給水装置33によって処理媒体に適宜給水する。この給水装置33も、制御装置25から適宜出力される指令信号に応じて動作する。制御装置25は、例えば、ロードセル13の検出信号を基に推定した処理媒体の含水率が、予め設定された適正範囲を下回った場合、給水装置33の電磁弁(図示せず)に指令信号を出力して処理媒体に所定量給水させる。この給水量は、給水装置の配管に設けた流量計(図示せず)からの検出信号を基に、制御装置25によって演算、管理される。なお、給水が行われた場合、制御装置25は、駆動装置19に指令信号を出力て攪拌装置15を一定時間駆動させることにより、生ごみ及び処理媒体を攪拌し、処理媒体の水分分布を均一化する。
【0036】
また、微生物に新鮮な酸素を供給するために、排気ファン39によって、処理槽14内の換気を行う。つまり、排気ファン39によって吸排気の流路に一定の流れが生じ、吸気管路29からの吸気(外気)が処理槽14内に導かれ、これにより微生物に酸素が供給されると共に、生ごみの分解処理に伴って発生するガス等が処理槽14外に排出され、接続管路3を介し脱臭ユニット2に導かれる。この排気ファン39の回転数は、例えば、制御装置25が、ロードセル13の検出信号から演算した生ごみ重量に応じて制御する。これにより、処理量に応じて必要とされる量の酸素が、処理槽14内に供給される。また、例えば吸気管路29に風量計(図示せず)を設け、この風量計の検出信号に応じて制御するようにしても良い。
【0037】
脱臭ユニット2に導入された排気は、まずフィルタユニット38のフィルタ63により塵埃を除去され、排気ファン39を介して脱臭槽40に導かれる。脱臭槽40に導かれた排気は、含有する臭気成分を、脱臭媒体に混入された微生物により分解除去され、更に殺菌フィルタ44を介して殺菌され、最終的に排気筒37から大気放出される。
【0038】
また、脱臭媒体の脱臭性能を好適に維持するためには、脱臭媒体中の微生物の生息環境を好適に保つ必要がある。そのため、運転中、脱臭媒体の温度や湿度を管理する。例えば、脱臭媒体の温度が、脱臭槽40に設けた温度センサ(図示せず)の検出信号を基に、制御装置25により演算される。この演算結果は、操作盤10等によりモニタ可能である。また、制御装置25は、プログラムに順じて給水装置49に給水を指令する指令信号を適宜出力し、一定時間置きに脱臭媒体に給水させる。この給水量は、給水装置49に設けた流量計(図示せず)の検出信号を基に、制御装置25により演算、管理される。
【0039】
以上に説明した本発明の生ごみ処理機の一実施の形態によれば、本実施の形態のように、処理槽14からの排気管路36の途中に、フィルタユニット38に接続する下り管路部36aを設けることにより、フィルタユニット38の設置高さは、下り管路部36aの長さによって自由に設定可能である。そのため、図7では、フィルタユニット38をベースフレーム35付近(地面付近)の低位置に配設した状態を図示したが、この下り管路部36aを短縮することにより、例えば腰の高さや胸の高さ等、大型の生ごみ処理機であっても、ユーザの要求に応じメンテナンスし易い高さ位置にフィルタ63を配設することができる。これにより、フィルタ63のメンテナンスや交換、フィルタユニットの本体60の内部清掃、ドレン抜き等を、高所作業を回避して容易に行うことができる。
【0040】
また、多湿な排気を通すフィルタ63には塵埃と共に水分が付着するので、仮にフィルタ63が水平に配設されていると、表面張力の作用により、全体的にフィルタ63表面に水滴が保持され通気性が低下してしまう場合がある。それに対し、本実施の形態では、フィルタユニット38内には、フィルタ63が縦向きに配設されているので、フィルタ63に水分が付着しても、重力の作用により水分を下側に移動させることができ、水切れ性を確保することにより、付着した水分によるフィルタ63の圧力損失増大を防止することができる。なお、本実施の形態においては、フィルタ63を略鉛直(縦向き)に配設したが、必ずしも鉛直縦向きでなくとも、フィルタ63を水平方向に対し傾斜させることにより、水切れ性を確保することができ、同様の効果を得ることができる。
【0041】
更に、排気管路36中、主に汚れの生じる箇所は、フィルタ63の上流側であるが、本実施の形態によれば、この部分を縦向きの下り管路部36aとしているので、例えば軽く振動を与えることにより管路内壁面に付着した塵埃を落下させることもできるし、散水して洗い流すことも容易である。ユニット本体60内に落下した汚泥状の塵埃は、傾斜面65によってドレン口66に導かれるので、ドレンコック(図示せず)を開けば結露水と共に容易に排出することができる。
【0042】
また、フィルタユニット38内においては、入口筒体61及び出口筒体62の下端部が、フィルタ63から遠ざかる方向に下り傾斜となっていることにより、それぞれ多湿な排気によって内壁に付着した水分や汚泥状の塵埃が、フィルタ63(後述)に向かって滴下しないようになっており、このこともフィルタ63の目詰まり防止に寄与する。
【0043】
更に、フィルタ63の交換時には、蓋体68を開閉する必要があるが、フィルタ63をこの蓋体68に取付け可能としたので、把手69を握って蓋体68を開閉(押し引き)すると、フィルタ63が、この蓋体68と共にガイド部64b,64bにガイドされてスライドする。これにより、フィルタ63に直接触れなくても、フィルタ63を、取付け部64に対して容易に着脱(交換)することができ、フィルタ63の交換の作業性を向上させている。
【0044】
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザの日常点検作業に対し様々な配慮がなされ、大型の生ごみ処理機であっても、フィルタ63を含めた排気管路36の十分なメンテナンス性を確保することができる。
【0045】
本発明の生ごみ処理機の他の実施の形態を図12を用いて説明する。
図12は、本発明の生ごみ処理機の他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図で、先の各図と同様の役割を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
【0046】
図12に示すように、本実施の形態において、接続管路3は、処理槽14に向かって下り傾斜となっている。また、この他に、本実施の形態が、前述の本発明の生ごみ処理機の一実施の形態と主に相違する点は、排気管路36の下り管路部36aを、例えばビニル配管等、透明(又は半透明)で弾性(又は可撓性)を有するフレキシブルな材質で形成したことにある。その他の構成は、前述の本発明の生ごみ処理機の一実施の形態と同様である。
【0047】
本実施の形態においても、前述の本発明の生ごみ処理機の一実施の形態と同様の効果が得られることは言うまでもないが、下り管路部36aを透明(又は半透明)の材質で形成したことにより、この汚れ易い部分に対する汚泥状の塵埃の付着具合を視認することができる。また、この下り管路部36aは、フレキシブルな材質で形成されているため、塵埃の付着が見て取れたら、下り管路部36aを揺すって衝撃を与えることによって、付着した塵埃を容易に落下させることができる。そして、下り管路部36aの汚れ具合が目視できるので、塵埃を揺すり落とせたかどうかも一目で確認できる。
【0048】
加えて、下り管路部36aに至るまでの接続管路3を処理槽14に向かって下り傾斜としたことで、接続管路3中に堆積した汚泥状の塵埃の排気管路36への流入を抑制し、かつ処理槽14に戻すことができる。これにより、排気管路3やフィルタ63への塵埃の付着や目詰まりを抑制することができる。従って、本実施の形態においては、前述の本発明の生ごみ処理機の一実施の形態と比べても、更に高い排気管路のメンテナンス性を確保することができる。
【0049】
本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態を図13を用いて説明する。
図13は、本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図で、図12と同様の役割を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
【0050】
図13において、70はフィルタユニット38のユニット本体60に設けた排水口で、この排水口70は、ユニット本体60におけるフィルタ63の下流側(図13中右側)の壁面に対し、上記フィルタ支持部64aの高さ範囲の位置に設けてある。71はこの排水口70に接続した排水管で、この排水管71は、排水口70から一旦下がり、S字状に上下に一度づつ折返して下方に延在している。排水口70からの気流漏れは、排水管71のS字部分に溜まった結露水又は後述の散水した水(ハッチング部分)によって防止されるようになっている。
【0051】
また、本実施の形態においては、フィルタ支持部64aの下端部は、傾斜面65との間に間隙を有しており、この間隙を介し、フィルタ支持部64aの両側の下部空間が連通している。フィルタ支持部64a下部の間隙空間からの排気漏れは、ユニット本体60の下部に溜まった結露水又は後述の散水した水(ハッチング部分、クロスハッチング部分は汚泥状の塵埃である)によって防止されるようになっている。なお、本例では、ユニット本体60の下部に溜まった水の水位が、フィルタ支持部64aの下端部以下にならないよう(つまり下部空間に間隙が生じないよう)、ファン39による吸引とフィルタ63の圧力損失により生じる、フィルタ63の前後で溜まる水の水位差H1、及び排水管71内の水位差H2を考慮して、フィルタユニット38の各部の寸法や吸気量を設定する必要がある。
【0052】
72は下り管路部36a内の上部に設けた管路洗浄用散水装置で、この管路洗浄用散水装置72は、例えば操作盤10(図1参照)や別に設けたスイッチ等によって、操作されるようになっている。また、本実施の形態においても、下り管路部36aは、透明(又は半透明)の材質で形成されている。具体的には、先の図12の場合と同様、フレキシブルな性質も兼ね備えた材質でも良いが、本例では、単に透明(又は半透明)であれば用をなすので、例としてアクリル管等を用いることとする。なお、フィルタ支持部64aの下部側に間隙空間があるため、ドレン口67(図12参照)は、本例では省略されている。その他の構成は、図12で先述した本発明の生ごみ処理機の他の実施の形態と同様である。
【0053】
本実施の形態によれば、下り管路部36a内に付着した塵埃を管路洗浄用散水装置72からの散水によって洗い流す点で相違するが、下り管路部36aの汚れ具合を目視確認しながら下り管路部36aを清掃することができるので、図12で説明した本発明の生ごみ処理機の他の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、ユニット本体60の下部に散水や結露水が溜まってきても、水位上昇に伴って排水口70から順次排水されるので、比較的高い頻度で排水しなければならない結露水を、自動的に排水することができる。これにより、更にメンテナンス性を向上させることができる。
【0054】
本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態を図14を用いて説明する。
図14は、本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図で、図13と同様の役割を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
【0055】
図14に示すように、本実施の形態が、図13で説明した本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態と相違する点は、フィルタユニット38のユニット本体60内に、それぞれ略鉛直方向(縦向き)に配設した2つのフィルタ63A,63Bを設けた点である。図13では、これらフィルタ63A,63Bを、それぞれ略鉛直縦向きに配設した例を図示したが、水平方向に対して傾斜していれば良い。64A,64Bはフィルタ63A,63Bの各取付け部(64Aa,64Baは支持部)である。その他の構成は、図13で説明した本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態と同様である。
【0056】
本実施の形態によれば、図13で説明した本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態と同様の効果を得ると共に、2つのフィルタ63A,63Bを設けたことにより、フィルタ交換時、例えばフィルタ63Aを取り外しても、フィルタ63Bにより排気中の塵埃が捕集されるので、排気ファン39の運転を停止させなくてもフィルタ63Aを交換することができる。その逆も同様であり、一方づつ交互に交換することにより、フィルタ交換時に排気ファン39を停止させる必要がなく、排気ファン39を停止させることによる処理効率低下を防止することができる。また、この限りにおいては、2枚のフィルタ63A,63Bだけでなく、3枚以上のフィルタを設けることも考えられる。
【0057】
本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態を図15を用いて説明する。
図15は、本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図で、図13と同様の役割を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
【0058】
図15に示すように、本実施の形態が、図13で説明した本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態と相違する点は、フィルタ63の上流側に溜まった水の水位を検出する水位センサ75と、フィルタ63の下流側からフィルタ63に散水するフィルタ洗浄用散水装置76とを更に設け、制御装置25(図3参照)によって、水位センサ75の検出水位が、予め設定されたしきい値を下回ったら、フィルタ洗浄用散水装置76より散水し、フィルタ清掃を行うよう構成した点である。その他の構成は、図13で説明した本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態と同様である。
【0059】
フィルタ63に目詰まりが生じると、フィルタ63の圧力損失が増大するので、フィルタ63の上流側に溜まる水の水位が低下する。本実施の形態によれば、このことに勘案し、制御装置25によって、水位センサ75の検出結果に応じ、フィルタ洗浄用散水装置76を制御する。また、フィルタ63の目詰まりの原因となる塵埃は、フィルタ63の上流側の面に付着するので、フィルタ洗浄用散水装置76によって、フィルタ63に対し下流側から散水することにより、効果的にフィルタ63を洗浄することができる。従って、本実施の形態によれば、図13で説明した本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態と同様の効果に加え、フィルタ63の目詰まりを抑制しフィルタ交換作業の頻度を低下させるができるので、更に高いメンテナンス性を確保することができる。
【0060】
なお、本実施の形態においては、フィルタ63の目詰まりを検出する検出手段として、水位センサ75を設けたが、これに限られない。例えば、フィルタ63の圧力損失と共に増加するフィルタ63の前後差圧、又は単にフィルタ63の上流側(又は下流側)の圧力変動を検出する圧力センサ、或いはフィルタ63の目詰まりによる排気風量の変動を検出する風量計等を、フィルタ63の目詰まりを検出する検出手段として設け、これら検出手段の検出結果に応じて、制御装置25がフィルタ63の目詰まり状態を判断し、フィルタ洗浄用散水装置76を制御する構成としても良い。また、フィルタ63を洗浄する限りにおいては、こうした検出手段の検出結果に基づき、自動的にフィルタ洗浄用散水装置76を作動させなくても、フィルタ63の目詰まり具合を目視等で確認し、必要に応じ、フィルタ洗浄用散水装置76を手動操作するようにしても良い。これらの場合も同様の効果を得る。
【0061】
以上に説明した各実施の形態においては、脱臭装置が処理機本体と別装置である生ごみ処理機を例に挙げて説明したが、これに限られず、脱臭装置と処理機本体とが一体構造である生ごみ処理機や、脱臭装置を備えない型の生ごみ処理機であっても本発明は適用可能である。同様に、媒体への給水装置や媒体容器の加熱ヒータ、排気ファン等を備えない生ごみ処理機であっても、本発明は適用可能である。また、給水装置や加熱ヒータ、排気ファン等として、本実施の形態と異なる型の設備を採用している生ごみ処理機にも適用できる。これらの場合も同様の効果を得る。
【0062】
更に、以上においては、微生物の分解作用により生ごみを減量化処理する生ごみ処理機を例に挙げて説明したが、本発明は、例えば加熱したり、熱風を当てたりして生ごみを乾燥させて減量化処理するいわゆる乾燥方式のもの等、処理方式の異なる生ごみ処理機に対しても適用可能である。勿論、家庭用の比較的小型のものであっても、業務用の比較的大型のものであっても適用できる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、処理槽からの排気管路を一端下向きに延在させ、この下り管路部に連接する形でフィルタユニットを設けることにより、たとえ大型の生ごみ処理機であっても、ユーザの要求を満たすメンテナンスし易い高さ位置にフィルタを配設することができ、高所作業を回避することができる。また、フィルタを水平に対して傾斜させて配設したから、フィルタに水分が付着しても、水切れ性が確保されているので、付着した水分によるフィルタの圧力損失増大を防止することができる。また、排気管路中、主に汚れの生じる箇所の1つであるフィルタ上流側の部分を、下り管路としたことにより、管路内壁面に付着した塵埃を容易に落下させることができる。このように、本発明によれば、生ごみ処理機が大型化された場合でも、フィルタ及び排気管路のメンテナンス性を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構造を表す正面図である。
【図2】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられた処理機本体の内部構造を詳細に表す図2中のIII−III断面による断面図である。
【図4】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられた処理機本体の内部構造を詳細に表す図3中のIV−IV断面である。
【図5】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられた処理機本体の内部構造を詳細に表す図3中のV−V断面による側断面図である。
【図6】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられた脱臭ユニットの内部構造を詳細に表す図1中のIV−IV断面による水平断面図である。
【図7】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられた脱臭ユニットの内部構造を詳細に表す図6中のVII−VII断面である。
【図8】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられた脱臭ユニットの内部構造を詳細に表すVIII−VIIIの断面による断面図である。
【図9】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられたフィルタユニットの外観構成を表す正面図である。
【図10】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられたフィルタユニットの外観構成を表す図9中の右側から見た側面図である。
【図11】本発明の生ごみ処理機の一実施の形態に備えられたフィルタユニットの内部構造を表す図10中のXI−XI断面による断面図である。
【図12】本発明の生ごみ処理機の他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図である。
【図13】本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図である。
【図14】本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図である。
【図15】本発明の生ごみ処理機の更に他の実施の形態の要部を抽出して模式的に表す概略図である。
【符号の説明】
14 処理槽
25 制御装置
36 排気管路
36a 下り管路部
38 フィルタユニット
60 ユニット本体
63 フィルタ
63A,B フィルタ
64a フィルタ支持部
64Aa フィルタ支持部
64Ba フィルタ支持部
65 傾斜面
66 ドレン口
67 ドレン口
70 排水口
72 管路洗浄用散水装置
75 水位センサ(検出手段)
76 フィルタ洗浄用散水装置

Claims (8)

  1. 投入された生ごみを減量化処理するための処理槽と、
    この処理槽からの排気を導くと共に、その経路中に、下向きに延在した下り管路部を有する排気管路と、
    この排気管路の前記下り管路部の下流側に連設したユニット本体、及びこのユニット本体内部に設けたフィルタ支持部を有するフィルタユニットと、
    このフィルタユニット内に取付けられ、前記フィルタ支持部によって、水平方向に対して傾斜して配設されたフィルタと
    を備えたことを特徴とする生ごみ処理機。
  2. 請求項1記載の生ごみ処理機において、前記下り管路部は、透明又は半透明の材質で形成されていることを特徴とする生ごみ処理機。
  3. 請求項1又は2記載の生ごみ処理機において、前記下り管路部は、弾性又は可撓性を有する材質で形成されていることを特徴とする生ごみ処理機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の生ごみ処理機において、前記フィルタユニットのユニット本体は、その内部の底面が水平に対して傾斜した傾斜面であって、この傾斜面には、この傾斜面によって導かれたドレンを排出するためのドレン口が設けられていることを特徴とする生ごみ処理機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の生ごみ処理機において、前記フィルタユニットのフィルタ支持部は、前記ユニット本体内の底面との間に間隙を有しており、かつ、前記フィルタユニットのユニット本体は、前記フィルタの下流側の壁面に、前記フィルタ支持部の高さ範囲内に排水口を有していることを特徴とする生ごみ処理機。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の生ごみ処理機において、前記水平方向に対して傾斜して配設されたフィルタを、前記ユニット本体内に、複数設けたことを特徴とする生ごみ処理機。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の生ごみ処理機において、前記下り管路部中に散水する管路洗浄用散水装置を備えたことを特徴とする生ごみ処理機。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の生ごみ処理機において、前記フィルタの目詰まりにより変動する状態量を検出する検出手段と、前記フィルタに散水するフィルタ洗浄用散水装置と、前記検出手段の検出結果に応じ、前記フィルタ洗浄用散水装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする生ごみ処理機。
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