【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、居酒屋、レストラン、ホテル、旅館等において大量の食材を連続して焼くための自動焼き物機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
焼き鳥、ネギマ、蒲焼、ホルモン焼き、お菓子、アメリカンホットドッグ、みたらし、焼き魚等、多くの食材が焼かれることによって調理されている。こうした焼き工程を必要とする焼き食品を大量に供給するための装置として、従来より、食材を載置して一定の方向に移動させることが可能な移動手段と、移動手段に載置された該食材を焼くことができる加熱手段とを備えた自動焼き物機が知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【特許文献１】
特開平５−３７４７号公報
【０００３】
この自動焼き物機では、移動手段に食材を載せるだけで食材が移動中に加熱手段によって自動的に焼かれることとなる。このため、焼き鳥、ネギマ、ホルモン焼き等の焼き食品を少ない人手で大量に供給することができることとなり、焼き食品の製造コストを低廉化することができる。また、作業者は、加熱手段から離れて作業することができるため、作業環境を快適とすることができる。さらに、移動手段や加熱手段をコンピュータ等によって制御すれば、熟練した料理人によらないでも、容易に食材の種類に応じた適切な焼き加減とすることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の自動焼き物機では、炭火以外を熱源とする加熱手段が採用されているため、食材を炭火で焼いたときのような、独特の香ばしい香りや味を出すことが困難であった。すなわち、炭火で食材を焼いたときには、食材から炭火にたれた汁が加熱され、煙が舞い上がって食材を一種の燻製状態とし、さらに炭の香りとも相俟って、独特の香ばしい香りや味を醸しだすのである。また、この際立ち昇る煙と炭火の明かりによって、ゆったりと落ち着いた雰囲気を演出し、食欲を誘う効果を発揮することとなる。こうした効果を炭火以外で得ることはできない。
【０００５】
このため、自動焼き物機における加熱手段の熱源を全て炭火とすることも考えられる。しかしながら、これでは炭火の火起こしに手間がかかったり、大量に発生する灰の処理が必要となったりして、多くの人手を要することになる。また、燃料として高価な炭を大量に消費することとなる。このため、人件費や光熱費の高騰化を招来し、ひいては焼き食品の製造コストが高騰化することとなる。
【０００６】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、焼き食品の製造コストが低廉であり、炭火焼独特の香りや味の焼き食品を製造することが可能であり、ゆったりとした落ち着いた雰囲気を醸し出し、食欲を誘うことが可能な自動焼き物機を提供することを解決すべき課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動焼き物機は、食材を載置して一定の方向に移動させることが可能な移動手段と、該移動手段に載置された該食材を焼くことができる加熱手段とを備えた自動焼き物機において、前記加熱手段には炭火以外を熱源とする第１加熱手段と、炭火を熱源とする第２加熱手段とが設けられていることを特徴とする。
【０００８】
本発明の自動焼き物機では、第２加熱手段が炭火を熱源としているため、炭火焼独特の香りや味の焼き食品を製造することが可能である。さらに、炭火の明かりと立ち上る煙がゆったりとして落ち着いた雰囲気を醸し出し、食欲を誘うことが可能である。また、炭火で焼かれる食材は、事前に第１加熱手段によって加熱されているため、炭の消費量もそれほど多くはなく、炭の火起こしや灰の処理にもそれほど多くの人手を要しない。このため、焼き食品の製造コストも低廉なものとなる。
【０００９】
また、移動手段に食材を載せるだけで食材が移動中に第１加熱手段及び第２加熱手段によって自動的に焼かれることとなるため、焼き食品を少ない人手で大量に供給することができることとなり、焼き食品の製造コストを低廉化することができる。さらに、第１加熱手段を電気的に制御することにより、熟練した料理人によらないでも、容易に食材の種類に応じた適切な焼き加減とすることができる。また、作業者は加熱手段から離れた場所にいることも可能であるため、快適な作業環境を確保することも容易である。
【００１０】
第２加熱手段には炭火の火力を調節可能とする送風機が接続されていることが好ましい。こうであれば、人がうちわ等で扇いで炭火を起こす手間を省くことができるとともに、送風量を調節することによって炭火の火力を容易に調節することができる。
【００１１】
第２加熱手段は分離可能とされていることが好ましい。こうであれば、発生した灰を排出することが容易となり、第２加熱手段の修理も容易となる。
【００１２】
第２加熱手段は、内部に炭を入れるための耐火物製の炭火コンロと、炭火コンロを収納する金属容器とからなることが好ましい。こうであれば、炭火コンロが金属容器によって保護されるため、第２加熱手段の機械的強度が大きくなり、取り扱いも容易となる。
【００１３】
この場合において、金属容器は突起を有しており、突起に冶具を引っ掛けることにより第２加熱手段を分離することが可能とされていることが好ましい。こうであれば、冶具を用いて第２加熱手段を容易に分離することが可能となる。
【００１４】
また、冶具には、突起に引っ掛けることを案内する案内部を有していることが好ましい。こうであれば、突起に冶具を引っ掛ける場合、冶具の案内部によって突起が案内され、容易に治具を突起に引っ掛けることができる。
【００１５】
さらに、突起と冶具とは嵌合可能とされていることが好ましい。こうであれば、突起に冶具を引っ掛けて第２加熱手段を分離する場合、第２加熱手段の揺動を防止できるため、分離作業を安全に行うことができる。
【００１６】
また、炭火コンロの側壁には炭火コンロの内部と外部とを連通するコンロ開口部を有しており、金属容器には、コンロ開口部の開閉を可能とする開閉蓋を有していることが好ましい。こうであれば、開閉蓋を開けることにより、炭火コンロ内に溜まった灰をコンロ開口部を介して排出することができる。なお、送風機によって炭火の火力を調節する場合、開閉蓋に小孔を設けることにより、送風機の風を適度に炭火コンロ内に導くことができる。
【００１７】
移動手段によって移動中の食材を途中で取り出したり、食材を移動手段の任意の場所に載置したりすることを可能とする開口部が設けられていることが好ましい。こうであれば、焼こうとする食材が複数の種類である場合において、食材に適した焼き加減を手動で調整することが可能となる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【００１９】
実施形態の自動焼き物機は、図１に示すように、ステンレスからなり略長尺箱形状の装置本体１と、装置本体１の上部に平行に延在する上部加熱部２とを備えている。装置本体１の幅方向の手前側は、上方に向かって開口しており、装置本体１の奥側には、装置本体１の手前側より一段高くされたステップ部１ａが設けられている。上部加熱装置２は、図示しないヒンジによってステップ部１ａに開閉可能に取り付けられている。
【００２０】
装置本体１の長さ方向の両端には軸受３〜６が取り付けられており、軸受３〜６を介して無終端軌道７が設けられている。無終端軌道７は、図示しないモータによって駆動可能とされている。無終端軌道７の最上面やや下方には、無終端軌道７の最上面と平行に複数の電気ヒータ８が設けられており、電気ヒータ８の下方には油受け９ａ、９ｂが設けられている。油受け９ａ、９ｂには取手１０ａ、１０ｂが取り付けられており、油受け９ａ、９ｂを幅方向の手前側に引き出し可能とされている。装置本体１の長さ方向の一端側には、炭火を入れることが可能な炭火加熱装置１１が収納されており、終端にはフィーダー２１が取り付けられている。フィーダー２１の下方にはフィーダー２１から滑り落ちた後述する金網２０を回収するための受け皿２２が置かれている。装置本体１の他端側のステップ部１ａ上には制御盤１２が取り付けられている。制御盤１２は、無終端軌道７を駆動させるためのモータの回転数、電気ヒータ８の温度、後述する電気ヒータ１３の温度及び後述する送風機１８の送風量を制御可能としている。
【００２１】
上部加熱装置２の下部には、無終端軌道７の最上面と平行に電気ヒータ１３が設けられている。また、上部加熱装置２には、上部加熱装置２の上方と下方とを連通するダクト１４ａ、１４ｂが設けられている。上部加熱装置２と電気ヒータ８との間には開口部２ａが設けられている。
【００２２】
炭火加熱装置１１は、図２に示すように、耐火物製の炭火コンロ１５と炭火コンロ１５を収納するステンレス製のコンロ容器１６とからなり、コンロ受け１６ａを介してベース１７に固定されている。コンロ受け１６ａは上方に向かって広がっており、炭火加熱装置１１をベース１７に固定する際、所定の場所に案内するようにされている。炭火コンロ１５の側壁の下部には、炭火コンロ１５の内部と外部とを連通するコンロ開口部１５ａが設けられている。コンロ容器１６のコンロ開口部１５ａには、上下にスライドしてコンロ開口部１５ａの開閉を可能とする開閉蓋１６ｂが取り付けられている。開閉蓋１６ｂの略中央には炭火コンロ１５の内部と外部とを連通するスリット１６ｅ（図３参照）が設けられている。また、ベース１７には開閉蓋１６ｂと平行に延在するブラケット１６ｃが取り付けられており、ブラケット１６ｃには送風機１８が取り付けられ、スリット１６ｅ（図３参照）及びコンロ開口部１５ａを介して炭火コンロ１５内に送風可能とされている。炭火コンロ１５の内部には、ステンレス製のさな１５ｂが設けられている。コンロ容器１６の互いに平行する側壁の上端中央の２箇所には、水平方向に少し突出した後垂下する板状の突起１６ｄが溶接されている。図３に示すように、コンロ容器１６には、コンロ容器１６を装置本体１から分離可能とするためのステンレス製のグリップ１９が附属品として設けられている。グリップ１９は、水平板１９ａと、水平板１９ａの下面両端に溶接されてた引っ掛け部１９ｂと、水平板１８ａの上面に溶接された握り部１９ｃとからなる。引っ掛け部１９ｂの下部には、図４に示すように、突起１６ｄを案内する案内部１９ｄと、突起１６ｄと嵌合可能な溝１９ｅとを有している。
【００２３】
以上のように構成された実施形態の自動焼き物機では、作業者は、まず図１に示す炭火加熱装置１１内に炭火を入れる。すなわち、作業者は図３及び図４に示すグリップ１９の握り部１９ｃを握り、引っ掛け部１９ｂをコンロ容器１６の突起１６ｄに引っ掛け、装置本体１（図１参照）に収納されている炭火加熱装置１１を装置本体１から引き上げて分離する。この際、コンロ容器１６の突起１６ｄは、引っ掛け部１９ｂの案内部１９ｄによって案内されて、容易に溝１９ｅに嵌合される。このため、装置本体１を引き上げても炭火加熱装置１１は揺動することはなく、安全に分離作業を行うことができる。こうして装置本体１から分離された炭火加熱装置１１内に炭火を入れ、再び装置本体１内に固定する。この際、炭火加熱装置１１は図２に示すコンロ受け１６ａによって案内され、作業者は容易に所定の位置に炭火加熱装置１１を収めることができる。
【００２４】
次に、作業者は、焼こうとする食材の種類、大きさ、焼き具合等に合わせ、図１に示す無終端軌道７の移動速度、電気ヒータ８、１３の温度及び送風機１８の送風量を制御盤１２によって調整する。そして、無終端軌道７よりも少し幅広の金網２０（図５参照）を無終端軌道７の炭火加熱装置１１と反対側の一端に載せ、さらに金網２０上に焼こうとする食材を載せる。こうして食材は金網２０とともに無終端軌道７によって移動し、電気ヒータ８、１３によって上下両方から加熱されて自動的に焼かれる。このため、熟練した作業者でなくても焼こうとする食材に合わせて最適な焼き具合で焼くことができる。また、作業者は食材の焼き工程時に、食材から離れていることも可能となり、温和な作業環境の中で作業を行うことができる。さらに、食材の両面を焼くために食材をひっくり返す必要もない。また、食材の加熱時に発生する煙は、ダクト１４ａ、１４を介し、図示しないフードを通って屋外に排出されるため、煙による作業環境の悪化も防止できる。さらに、食材の加熱によって下方に落ちる油等は、油受け９ａ、９ｂに溜まり、取っ手１０ａ、１０ｂをつかんで引き出すことにより、油受け９ａ、９ｂに溜まった油を容易に排出することができる。なお、油受け９ａ、９ｂに油抜きのためのコックを設けることも可能である。こうすれば、いちいち油受け９ａ、９ｂを引き出すことなく油の処理を行うことが可能となる。
【００２５】
こうして、電気ヒータ８、１３によって両面を焼かれた食材は、さらに炭火加熱装置１１上で炭火によって加熱され、炭火焼独特の香りや味が加えられる。また、炭火の明かりと立ち上る煙がゆったりとして落ち着いた雰囲気を醸し出し、食欲を誘うこととなる。さらに、この炭火加熱装置１１は送風機１８からスリット１６ｃ（図３参照）を介して炭火コンロ１５内に送風される。この際、送風機１８の送風量は制御盤１２によって調整することができるため、作業者は団扇等で扇ぐことなく炭火の火力調整を行うことができる。
【００２６】
こうして炭火加熱装置１１上を通過した食材は無終端軌道７の最後部で回収され、金網２０はフィーダー２１上を滑り落ち、受け皿２２に受けられる。
【００２７】
以上のように、実施形態の自動焼き物機では、金網２０を介して無終端軌道７上に食材を載せるだけで、自動的に炭火で焼かれた食品を得ることができる。また、食材は炭火で焼かれる前に、電気ヒータ８、１３によって事前に加熱されているため、高価な炭の消費量も少なく、炭の火起こしや灰の処理にもそれほど多くの人手を要しない。このため、炭火で焼かれた焼き食品を少ない人手で、低い製造コストで大量に供給することができる。また、炭火加熱装置１１が分離可能となっており、図２及び図３で示すように、開閉蓋１６ｂを開けることにより、炭火コンロ１５内の灰を容易に排出することができる。このため、炭火加熱装置１１の修理や掃除を楽に行うことができる。
【００２８】
また、食材の種類が多種類あって、焼きの条件を変える必要がある場合であっても、作業者は、開口部２ａから食材の焼き具合を見て途中で取り出したり、食材を開口部２ａから載せたりすることによって、食材の焼きの条件に合わせて臨機応変に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態の自動焼き物機の正面図である。
【図２】実施形態の自動焼き物機における炭火加熱装置部分の断面図である。
【図３】実施形態の自動焼き物機における炭火加熱装置部分の斜視図である。
【図４】実施形態の自動焼き物機における炭火加熱装置を分離するためのグリップの側面図である。
【図５】実施形態の自動焼き物機に用いる金網の平面図である。
【符号の説明】
７…移動手段（無終端軌道）
８、１１、１３、…加熱手段（８、１３…電気ヒータ、１１…炭火加熱装置）
８、１３…第１加熱手段（電気ヒータ）
１１…第２加熱手段（炭火加熱装置）
１８…送風機
１５…炭火コンロ
１６…金属容器（コンロ容器）
１６ｄ…突起
１９…治具（グリップ）
１９ｄ…案内部
１５ａ…コンロ開口部
１６ｂ…開閉蓋
２ａ…開口部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an automatic grilling machine for continuously baking a large amount of food in a pub, restaurant, hotel, inn, and the like.
[0002]
[Prior art]
Many ingredients such as yakitori, leeks, kabayaki, hormones, sweets, American hot dogs, mitarashi, grilled fish, etc. are cooked by baking. Conventionally, as a device for supplying a large amount of baked foods requiring such a baking process, a moving means capable of mounting and moving foodstuffs in a certain direction, and a moving means mounted on the moving means. 2. Description of the Related Art An automatic baking machine having a heating means capable of baking food is known (for example, see Patent Document 1).
[Patent Document 1]
JP-A-5-3747
In this automatic grilling machine, the foodstuff is automatically baked by the heating means during the movement only by placing the foodstuff on the moving means. For this reason, it is possible to supply a large amount of baked food such as yakitori, negima, and hormone baked food with a small number of hands, and it is possible to reduce the manufacturing cost of the baked food. Further, since the worker can work away from the heating means, the working environment can be made comfortable. Further, if the moving means and the heating means are controlled by a computer or the like, it is possible to easily perform appropriate baking according to the type of food material without using a skilled cook.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional automatic grilling machine, since a heating means using a heat source other than a charcoal fire is adopted, it is difficult to produce a unique fragrant aroma and taste, such as when the food is baked over a charcoal fire. . In other words, when the ingredients are baked over a charcoal fire, the juice dripping from the ingredients over the charcoal fire is heated, and the smoke rises to make the ingredients a kind of smoked state. It brews. In addition, the rising smoke and the light of the charcoal fire create a relaxed and calm atmosphere, and have the effect of inviting appetite. Such effects cannot be obtained except by charcoal fire.
[0005]
For this reason, it is conceivable that the heat source of the heating means in the automatic grilling machine is all charcoal fire. However, in this case, it takes time to set up a charcoal fire, and it is necessary to treat a large amount of ash, which requires a lot of manpower. In addition, a large amount of expensive coal is consumed as fuel. For this reason, labor costs and utility costs are increased, and the production cost of baked foods is also increased.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional circumstances, the production cost of baked food is low, it is possible to produce baked food with a unique aroma and taste of charcoal-grilled, and the calm and calmness is obtained. It is an issue to be solved to provide an automatic pottery machine capable of creating an atmosphere and inviting appetite.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The automatic grilling machine according to the present invention has an automatic apparatus including a moving unit capable of placing and moving food in a predetermined direction, and a heating unit capable of baking the food placed on the moving unit. In the pottery machine, the heating means is provided with a first heating means using a heat source other than a charcoal fire and a second heating means using a charcoal fire as a heat source.
[0008]
In the automatic grilling machine of the present invention, since the second heating means uses a charcoal fire as a heat source, it is possible to produce grilled foods having a unique aroma and taste of charcoal grill. In addition, the light of the charcoal fire and the rising smoke create a relaxed and calm atmosphere that can inspire appetite. In addition, since the foods to be grilled by the charcoal are heated by the first heating means in advance, the consumption of the charcoal is not so large, and the burning of the charcoal and the treatment of the ash do not require much manpower. For this reason, the production cost of the baked food is low.
[0009]
Further, since the food is automatically baked by the first heating means and the second heating means during the movement only by placing the food on the moving means, it is possible to supply a large amount of baked foods with a small number of hands, The production cost of baked goods can be reduced. Further, by electrically controlling the first heating means, it is possible to easily adjust the degree of baking according to the type of food material without depending on a skilled cook. Further, since the worker can be away from the heating means, it is easy to secure a comfortable working environment.
[0010]
It is preferable that a blower that can adjust the heating power of the charcoal fire is connected to the second heating means. In this case, it is possible to save the trouble of a person burning a charcoal fire with a fan or the like, and it is possible to easily adjust the thermal power of the charcoal fire by adjusting the blowing amount.
[0011]
Preferably, the second heating means is separable. In this case, the generated ash can be easily discharged, and the second heating means can be easily repaired.
[0012]
Preferably, the second heating means includes a refractory charcoal stove for putting charcoal therein, and a metal container for storing the charcoal stove. In this case, since the charcoal stove is protected by the metal container, the mechanical strength of the second heating means is increased, and handling is easy.
[0013]
In this case, it is preferable that the metal container has a projection, and the second heating means can be separated by hooking a jig on the projection. In this case, the second heating means can be easily separated using a jig.
[0014]
Further, it is preferable that the jig has a guide portion for guiding the hook to be hooked on the projection. In this case, when the jig is hooked on the projection, the projection is guided by the guide portion of the jig, and the jig can be easily hooked on the projection.
[0015]
Further, it is preferable that the projection and the jig can be fitted. In this case, when the jig is hooked on the projection to separate the second heating means, the swinging of the second heating means can be prevented, so that the separation operation can be performed safely.
[0016]
In addition, the side wall of the stove has a stove opening that connects the inside and the outside of the stove, and the metal container may have an opening / closing lid that allows the stove opening to be opened and closed. preferable. In such a case, the ash accumulated in the charcoal stove can be discharged through the stove opening by opening the opening / closing lid. In the case where the heat of the charcoal fire is adjusted by a blower, by providing a small hole in the opening / closing lid, the wind of the blower can be appropriately guided into the stove.
[0017]
It is preferable that an opening is provided to allow the moving means to take out the foodstuff being moved on the way or to place the foodstuff at an arbitrary position on the moving means. In this case, in the case where there are a plurality of types of food to be grilled, it becomes possible to manually adjust the degree of baking suitable for the food.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
As shown in FIG. 1, the automatic pottery machine according to the embodiment includes an apparatus main body 1 made of stainless steel and having a substantially elongated box shape, and an upper heating unit 2 extending in parallel with an upper part of the apparatus main body 1. The front side in the width direction of the apparatus main body 1 is open upward, and a step portion 1a that is one step higher than the front side of the apparatus main body 1 is provided on the back side of the apparatus main body 1. The upper heating device 2 is attached to the step portion 1a by a hinge (not shown) so as to be openable and closable.
[0020]
Bearings 3 to 6 are attached to both ends in the longitudinal direction of the apparatus main body 1, and an endless track 7 is provided via the bearings 3 to 6. The endless track 7 can be driven by a motor (not shown). A plurality of electric heaters 8 are provided on the uppermost surface of the endless track 7 slightly below and in parallel with the uppermost surface of the endless track 7, and oil receivers 9 a and 9 b are provided below the electric heater 8. . Handles 10a, 10b are attached to the oil receivers 9a, 9b, and the oil receivers 9a, 9b can be pulled out to the near side in the width direction. A charcoal heating device 11 capable of holding a charcoal is accommodated at one end in the length direction of the device main body 1, and a feeder 21 is attached to a terminal end. Below the feeder 21, a tray 22 for collecting a wire mesh 20, which will be described later, that has slipped off the feeder 21 is placed. A control panel 12 is mounted on the step 1a on the other end side of the apparatus main body 1. The control panel 12 is capable of controlling the number of rotations of a motor for driving the endless track 7, the temperature of the electric heater 8, the temperature of the electric heater 13 described below, and the amount of air blown by the blower 18 described later.
[0021]
An electric heater 13 is provided below the upper heating device 2 in parallel with the uppermost surface of the endless track 7. Further, the upper heating device 2 is provided with ducts 14 a and 14 b that communicate the upper and lower portions of the upper heating device 2. An opening 2 a is provided between the upper heating device 2 and the electric heater 8.
[0022]
As shown in FIG. 2, the charcoal heating device 11 includes a charcoal stove 15 made of a refractory material and a stainless steel stove container 16 containing the charcoal stove 15, and is fixed to a base 17 via a stove holder 16a. . The stove holder 16a extends upward and is guided to a predetermined place when fixing the charcoal heating device 11 to the base 17. In the lower part of the side wall of the charcoal stove 15, a stove opening 15a for communicating the inside and the outside of the charcoal stove 15 is provided. An open / close lid 16b is attached to the stove opening 15a of the stove container 16 so that the stove opening 15a can be opened and closed by sliding up and down. A slit 16e (see FIG. 3) for communicating the inside and the outside of the charcoal stove 15 is provided substantially at the center of the opening / closing lid 16b. A bracket 16c extending parallel to the opening / closing lid 16b is attached to the base 17, a blower 18 is attached to the bracket 16c, and a charcoal stove is provided through a slit 16e (see FIG. 3) and a stove opening 15a. 15 can be blown. Inside the charcoal stove 15, a stainless steel basket 15b is provided. Plate-like projections 16d which slightly protrude horizontally and hang down are welded to two places at the center of the upper end of the mutually parallel side walls of the stove container 16. As shown in FIG. 3, the stove container 16 is provided with a stainless steel grip 19 as an accessory so that the stove container 16 can be separated from the apparatus main body 1. The grip 19 includes a horizontal plate 19a, hooks 19b welded to both lower ends of the horizontal plate 19a, and grips 19c welded to the upper surface of the horizontal plate 18a. As shown in FIG. 4, a guide portion 19d for guiding the protrusion 16d and a groove 19e capable of fitting with the protrusion 16d are provided below the hook portion 19b.
[0023]
In the automatic grilling machine of the embodiment configured as described above, the operator first puts a charcoal fire in the charcoal heating device 11 shown in FIG. That is, the operator grips the grip portion 19c of the grip 19 shown in FIGS. 3 and 4, hooks the hook portion 19b on the projection 16d of the stove container 16, and stores the charcoal-fired heating device housed in the device body 1 (see FIG. 1). 11 is pulled up from the apparatus main body 1 and separated. At this time, the protrusion 16d of the stove container 16 is guided by the guide portion 19d of the hook portion 19b, and is easily fitted into the groove 19e. For this reason, even if the apparatus main body 1 is pulled up, the charcoal-fired heating device 11 does not swing, and the separation operation can be performed safely. The charcoal fire is put into the charcoal heating device 11 separated from the apparatus main body 1 in this way, and fixed in the apparatus main body 1 again. At this time, the charcoal heating device 11 is guided by the stove holder 16a shown in FIG. 2, and the operator can easily put the charcoal heating device 11 in a predetermined position.
[0024]
Next, the operator adjusts the moving speed of the endless track 7, the temperatures of the electric heaters 8 and 13, and the blowing amount of the blower 18 shown in FIG. 1 according to the type, size, degree of baking, etc. of the food to be grilled. It is adjusted by the control panel 12. Then, a wire mesh 20 (see FIG. 5) slightly wider than the endless track 7 is placed on one end of the endless track 7 on the opposite side to the charcoal heating device 11, and a food to be burned is placed on the wire mesh 20. In this way, the foodstuff moves along with the wire net 20 by the endless track 7, and is heated from both upper and lower sides by the electric heaters 8 and 13, and is automatically baked. For this reason, even if it is not a skilled worker, it can bake with the optimal baking condition according to the foodstuff to be grilled. In addition, the worker can be away from the food during the food baking process, and can work in a mild work environment. Further, there is no need to turn over the ingredients to bake both sides of the ingredients. Further, smoke generated when the food is heated is discharged outside through a hood (not shown) via the ducts 14a and 14, so that the work environment can be prevented from being deteriorated due to the smoke. Further, the oil or the like that falls downward due to the heating of the food material accumulates in the oil receivers 9a and 9b, and can be easily discharged by grasping and pulling the handles 10a and 10b. It is also possible to provide a cock for draining the oil in the oil receivers 9a and 9b. In this way, it is possible to perform oil treatment without pulling out the oil receivers 9a and 9b each time.
[0025]
In this way, the foodstuffs whose both surfaces have been baked by the electric heaters 8 and 13 are further heated by the charcoal fire on the charcoal heating device 11 to add a unique scent and taste to the charcoal grill. In addition, the light of the charcoal fire and the rising smoke create a relaxed and calm atmosphere, inviting appetite. Further, the charcoal fire heater 11 is blown from the blower 18 into the charcoal stove 15 via the slit 16c (see FIG. 3). At this time, since the amount of air blown by the blower 18 can be adjusted by the control panel 12, the operator can adjust the thermal power of the charcoal fire without fanning with a fan or the like.
[0026]
In this way, the foodstuffs that have passed over the charcoal heating device 11 are collected at the rear end of the endless track 7, and the wire mesh 20 slides down on the feeder 21 and is received by the tray 22.
[0027]
As described above, in the automatic grilling machine of the embodiment, foods baked by charcoal fire can be automatically obtained only by placing foods on the endless track 7 via the wire mesh 20. In addition, since the ingredients are heated in advance by the electric heaters 8 and 13 before being burned by the charcoal, the consumption of expensive charcoal is small, and so much manpower is required to set up charcoal and to treat ash. do not do. For this reason, it is possible to supply a large amount of baked food baked over a charcoal fire with a small number of hands and at a low production cost. The charcoal heating device 11 is separable, and as shown in FIGS. 2 and 3, the ash in the charcoal stove 15 can be easily discharged by opening the open / close lid 16b. For this reason, repair and cleaning of the charcoal heating device 11 can be performed easily.
[0028]
Further, even when there are many types of foods and it is necessary to change the baking conditions, the operator can check the baking condition of the foods from the opening 2a and take out the foods on the way or remove the foods from the opening 2a. For example, it is possible to flexibly cope with food baking conditions.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an automatic pottery machine according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a portion of a charcoal heating device in the automatic grilling machine according to the embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of a portion of the charcoal heating device in the automatic grilling machine according to the embodiment.
FIG. 4 is a side view of a grip for separating a charcoal heating device in the automatic grilling machine according to the embodiment.
FIG. 5 is a plan view of a wire mesh used in the automatic grilling machine of the embodiment.
[Explanation of symbols]
7 ... means of transportation (endless track)
8, 11, 13 ... heating means (8, 13 ... electric heater, 11 ... charcoal heating device)
8, 13 ... first heating means (electric heater)
11 Second heating means (charcoal heating device)
18 Blower 15 Charcoal stove 16 Metal stove
16d: Projection 19: Jig (grip)
19d Guide 15a Stove opening 16b Open / close lid 2a Opening
