JP2004222757A - 洗濯乾燥機の吸気口構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外箱と、この外箱内に配設する水槽と、該水槽内に回転自在に配設され多数の脱水孔を穿設した洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽の上面側から該洗濯兼脱水槽内に乾燥行程時に温風を供給する温風供給手段とを具備し、前記外箱に温風供給手段への外気取り入れ用の開口を形成した洗濯乾燥機において、前記開口にファンケーシング23を装着し、該ファンケーシング23に形成した外気取り入れ口24に補助フィルター25を固着し、該補助フィルター25の外側に位置させてファンケーシング23に吸気フィルター10を着脱自在に挿着する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯物を洗濯兼脱水槽内で脱水後、乾燥させることのできる洗濯乾燥機の運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
脱水行程終了後の乾燥行程で、洗濯兼脱水槽内に加熱装置および送風機より発生する温風を送り、乾燥行程の途中で洗濯兼脱水槽や回転翼を回転させて洗濯物をほぐしながら洗濯物を乾かす洗濯乾燥機がある。
【0003】
これは、例えば、外箱と、この外箱内に支持された外槽と、この外槽内に回転自在に配置され上面を開口するとともに周壁面に脱水孔を形成した洗濯脱水槽と、この洗濯脱水槽の内底部に配設された回転翼と、乾燥行程時に前記洗濯脱水槽内に温風を供給する温風供給手段とを備え、前記温風供給手段からの温風を前記洗濯脱水槽の上面開口から直接ないしは外槽の上部から前記脱水孔を経て供給するものである。
【0004】
前記温風供給手段は、送風機とヒータとで構成し、外箱内のトップカバーと防水板との間に形成される空間に設けられ、乾燥行程時に送風機で空気流を発生し、外気を外箱内に取り込んでこの空気流をヒータで加熱して洗濯兼脱水槽内に温風を送風する。
【0005】
かかる構成の洗濯乾燥機では、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程と洗濯運転が自動的に進行し、脱水行程終了後に乾燥工程に移行すると、この乾燥行程では、温風発生装置が作動して前記のようにして温風を発生し、この温風は洗濯脱水槽内に流れ込む。そして、洗濯脱水槽内底面にある回転翼上面に置かれる水分を含んだ洗濯物と接触して水分を気化させる。洗濯物の水分を含んで湿度の高くなった温風は、洗濯脱水槽の上方へと案内され、その上面開口から排気孔を経て外箱外に排気される(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−216396号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
乾燥行程においては外気を取り込んでこれを温風発生装置で加熱し洗濯兼脱水槽に供給するが、外気に含まれている塵や埃なども一緒に吸い込むことになり、その結果、塵や埃を含んだ空気が洗濯兼脱水槽内の洗濯物に供給されて洗濯物が汚れたり、また、ヒータや送風機などに付着して機能低下が発生し、送風量の低下を招き、ヒータで加熱されて洗濯兼脱水槽内に供給される温風の温度が異常高温になるおそれもある。
【0008】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、乾燥行程において、送風機に塵や埃などが吸い込まれることを確実に防止して、洗濯物に供給される温風に埃や塵が混入することを防止するとともに、送風量の低下を防いで温風温度が異常高温になることもなく安全性を向上できる洗濯乾燥機の吸気口構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、外箱と、この外箱内に配設する水槽と、該水槽内に回転自在に配設され多数の脱水孔を穿設した洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽の上面側から該洗濯兼脱水槽内に乾燥行程時に温風を供給する温風供給手段とを具備し、前記外箱に温風供給手段への外気取り入れ用の開口を形成した洗濯乾燥機において、前記開口にファンケーシングを装着し、該ファンケーシングに形成した外気取り入れ口に補助フィルターを固着し、該補助フィルターの外側に位置させてファンケーシングに吸気フィルターを着脱自在に挿着する。
【0010】
これにより、外気取り入れ口には製造工程で補助フィルターが固着されるから、ファンケーシングに吸い込まれる外気に含まれている埃や塵はこの補助フィルターで捕集され、内部のヒータや送風ファンに付着することがない。また、埃や塵を含んだ温風が洗濯兼脱水槽内の洗濯物に供給されることもなく清潔である。
【0011】
さらに、補助フィルターの外側には使用者が吸気フィルターを着脱させることができるから、二重構造となり確実に埃や塵を除去できるだけでなく、使用者が吸気フィルターの装着を忘れた場合でも、補助フィルターが取り付けてあるから、埃や塵を除去できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗濯乾燥機の吸気口構造の実施形態を示す斜視図、図2は本発明が実施される洗濯乾燥機の全体説明図で、洗濯乾燥機の全体構成から説明すると、外箱1内に水槽2を搖動自在に配設し、該水槽2内に底部に回転翼3を配設するとともに周壁に多数の脱水孔5を穿設した洗濯兼脱水槽4を設けた。
【0013】
図中6は洗濯兼脱水槽4の上部に取り付けたバランサ、7は洗濯兼脱水槽4や回転翼3を回転させるためのモータを示す。また、前記外箱1の上部の開口にフタ8を備えたトップパネル9を取り付ける。
【0014】
さらに、乾燥行程で洗濯兼脱水槽4内に洗濯物を乾燥させるための温風供給手段を設ける。温風の供給手段としては、外箱1の側部に外気取り入れ用の開口22を形成し、該開口22に、シロッコファンなどの送風ファン12を装着したファンケーシング23を装着し、該ファンケーシング23に形成した外気取り入れ口24に網状の補助フィルター25を固着する。この補助フィルター25は工場製造の段階で取り付ける。
【0015】
該補助フィルター25の外側に位置させてファンケーシング23に吸気フィルター10を着脱自在に挿着する。該吸気フィルター10の挿着構造は、一例としてファンケーシング23の外気取り入れ口24の左右両側にチャンネル状のガイド部材26を設ける。
【0016】
一方、吸気フィルター10は略U字形の枠体27aの内側に網状のフィルター本体を取り付けて、枠体27aの上部に手掛け27bを設ける構造とし、吸気フィルター10は、枠体27aが前記ガイド部材26に挿入されることで補助フィルター25の外側位置で外気取り入れ口24に挿着される。さらに、吸気フィルター10の内側には補助フィルター25に摺接するブラシ部材28を設ける。
【0017】
そして、ファンケーシング23の吐出側に位置させて外箱1内で水槽2との間にダクト14を設け、該ダクト14内に加熱手段としてのヒータ13を配設した。図中15は洗濯兼脱水槽4内に霧状の水を供給するミストノズルを示す。
【0018】
温風の排出手段としては、水槽2の上部開口に内フタ16を設け、該内フタ16にフィルター17を備えた排出口18を形成する。そして、該排出口18の上方位置でトップパネル9に排気口19を設ける。
【0019】
そして、吸気温度センサ20を前記吸気フィルター10と送風ファン12との間に設け、排気温度センサ21を水槽2の上部内側に取り付けられるスタッキング部となる鍔状の水槽カバー2aの下面に取り付ける。
【0020】
かかる洗濯乾燥機において、乾燥行程では送風ファン12を作動して、外箱1に形成した開口22から外気をファンケーシング23内に取り込み、ダクト14を介して冷風のままの状態で洗濯兼脱水槽4内の洗濯物に接触させて洗濯物を送風乾燥させる。また、ヒータ13を作動してファンケーシング23内に取り込んだ外気を加熱し、温風にして洗濯兼脱水槽4内の洗濯物に接触させ、洗濯物に含まれている水分を蒸発させる。
【0021】
ファンケーシング23に取り込まれる外気は、外気取り入れ口24に装着されている補助フィルター25および吸気フィルター10とを通過する際に、外気中に含まれている塵や埃が捕集される。よって、洗濯兼脱水槽4へは塵や埃が除去された清浄な空気が供給され、送風ファン12やヒータ13にも塵や埃が付着することがない。この場合、吸気フィルター10はファンケーシング23に直接取り付けられるから、吸気フィルター10はファンケーシング23との間に外部に連通する隙間がなく、ヒータ13に埃や塵が付着しにくい。
【0022】
そして、吸気フィルター10は使用者の側で外気取り入れ口24に装着するが、手掛け27bをつかんでガイド部材26に挿入するだけでよいから装着は容易に行える。また、装着の際に、吸気フィルター10の内側に設けたブラシ部材28が補助フィルター25の表面を撫でるようにして移動するから、補助フィルター25の表面に付着した埃や塵を除去できる。
【0023】
また、吸気フィルター10は前記のように使用者が任意に着脱できるから、外して清掃することができる。そして、吸気フィルター10の挿着を忘れた場合でも、ファンケーシング23には補助フィルター25が固着されているから、塵や埃の除去は確実に行われる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の洗濯乾燥機の吸気口構造は、外箱と、この外箱内に配設する水槽と、該水槽内に回転自在に配設され多数の脱水孔を穿設した洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽の上面側から該洗濯兼脱水槽内に乾燥行程時に温風を供給する温風供給手段とを具備し、前記外箱に温風供給手段への外気取り入れ用の開口を形成した洗濯乾燥機において、前記開口にファンケーシングを装着し、該ファンケーシングに形成した外気取り入れ口に補助フィルターを固着し、該補助フィルターの外側に位置させてファンケーシングに吸気フィルターを着脱自在に挿着する。
【0025】
これにより、外気取り入れ口には製造工程で補助フィルターが固着されるから、ファンケーシングに吸い込まれる外気に含まれている埃や塵はこの補助フィルターで捕集され、内部のヒータや送風ファンに付着することがない。また、埃や塵を含んだ温風が洗濯兼脱水槽内の洗濯物に供給されることもなく清潔である。
【0026】
さらに、補助フィルターの外側には使用者が吸気フィルターを着脱させることができるから、二重構造となり確実に埃や塵を除去できるだけでなく、使用者が吸気フィルターの装着を忘れた場合でも、補助フィルターが取り付けてあるから、埃や塵を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯乾燥機の吸気口構造の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の吸気口構造を備えた洗濯乾燥機の説明図である。
【符号の説明】
1…外箱 2…水槽 2a…水槽カバー
3…回転翼 4…洗濯兼脱水槽 5…脱水孔
6…バランサ 7…モータ 8…フタ
9…トップパネル 10…フィルター 11…吸気口
12…送風ファン 13…ヒータ 14…ダクト
15…ミストノズル 16…内フタ 17…フィルター
18…排出口 19…排気口 20…吸気温度センサー
21…排気温度センサー 22…開口 23…ファンケーシング
24…外気取り入れ口 25…補助フィルター 26…ガイド部材
27a…枠体 27b…手掛け 28…ブラシ部材
Claims (2)
- 外箱と、この外箱内に配設する水槽と、該水槽内に回転自在に配設され多数の脱水孔を穿設した洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽の上面側から該洗濯兼脱水槽内に乾燥行程時に温風を供給する温風供給手段とを具備し、前記外箱に温風供給手段への外気取り入れ用の開口を形成した洗濯乾燥機において、前記開口にファンケーシングを装着し、該ファンケーシングに形成した外気取り入れ口に補助フィルターを固着し、該補助フィルターの外側に位置させてファンケーシングに吸気フィルターを着脱自在に挿着することを特徴とする洗濯乾燥機の吸気口構造。
- 前記吸気フィルターの内側に、補助フィルターと摺接するブラシ部材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機の吸気口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003010570A JP2004222757A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | 洗濯乾燥機の吸気口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003010570A JP2004222757A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | 洗濯乾燥機の吸気口構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004222757A true JP2004222757A (ja) | 2004-08-12 |
JP2004222757A5 JP2004222757A5 (ja) | 2006-02-23 |
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Family Applications (1)
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JP2003010570A Pending JP2004222757A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | 洗濯乾燥機の吸気口構造 |
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JP (1) | JP2004222757A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011136075A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Panasonic Corp | 衣類乾燥機および洗濯乾燥機 |
-
2003
- 2003-01-20 JP JP2003010570A patent/JP2004222757A/ja active Pending
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JP2011136075A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Panasonic Corp | 衣類乾燥機および洗濯乾燥機 |
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