JP2004222424A - 発電制御方法 - Google Patents
発電制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004222424A JP2004222424A JP2003007440A JP2003007440A JP2004222424A JP 2004222424 A JP2004222424 A JP 2004222424A JP 2003007440 A JP2003007440 A JP 2003007440A JP 2003007440 A JP2003007440 A JP 2003007440A JP 2004222424 A JP2004222424 A JP 2004222424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field control
- coil
- power generation
- generator
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、界磁制御コイルの界磁制御用電源を交流出力とは分離して得ることにより、PWMノイズの影響をなくすことを目的とする。
【解決手段】本発明による発電制御方法は、回転数検出コイル(20)を界磁制御用電源(20a)と兼用とし、交流出力(3a)と界磁制御用電源(20a)とを電気的に分離した状態で用いる方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明による発電制御方法は、回転数検出コイル(20)を界磁制御用電源(20a)と兼用とし、交流出力(3a)と界磁制御用電源(20a)とを電気的に分離した状態で用いる方法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電制御方法に関し、特に、界磁制御型の交流発電機の回転数検出コイルを界磁制御用電源と兼用とし、交流出力と界磁制御用電源とを電気的に分離させ、界磁制御時のPWMノイズによる誤作動を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の発電制御方法としては、社内で製作されていたため、その構成を示す特許文献及び非特許文献等を開示していないが、図2に示す汎用品の構成を挙げることができる。
すなわち、図2において符号1で示されるものは界磁制御型の交流発電機であり、この交流発電機1には電源装置2が接続されている。
【0003】
前記交流発電機1の3相出力コイル3には、交流出力3aを整流するための3相全波整流器4が接続され、出力ライン5を介して+120Vと−120Vの電源6が得られるように構成されている。
前記電源6は電圧検出回路7及びアンプ8に入力され、この電圧検出回路7からの検出値7aは前記アンプ8に接続された界磁制御回路9に入力されている。
【0004】
前記アンプ8を経た前記界磁制御回路9からの界磁制御信号9aは、電流検出回路10で電流値10aが検出され、この電流値10aが界磁制御回路9に帰還されてこの界磁制御回路9が帰還制御される。
前記電流検出回路10を経た前記界磁制御信号9aは、前記電源6に接続されて電源を得た界磁制御コイル11に供給され、界磁が制御されるように構成されている。
【0005】
前記3相出力コイル3の近傍に配設された回転数検出コイル20からの回転数20aは、パルストランス21を介して周波数検出回路22に入力され、この周波数検出回路22からのパルス信号22aは直接出力されるのとは別に前記界磁制御回路9に入力されて界磁制御に用いられる。
従って、前記交流発電機1は、回転数検出コイル20から得られた回転数20aに基づくパルス信号22aによって界磁制御回路9が制御され、界磁制御信号9aが界磁制御コイル11に印加されて界磁が制御されることにより交流発電機1の回転速度すなわち発電量が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の発電制御方法は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、界磁制御用コイルを制御するための電源を交流発電機の出力側から得ていたため、界磁制御電源と発電機の出力とが共通であり、界磁制御時に発生するPWM(周知のパルス幅変調)ノイズが界磁制御コイル側に伝導し、界磁の誤作動を引起すことがあった。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、界磁制御型の交流発電機の回転数検出コイルを界磁制御用電源と兼用とし、交流出力と界磁制御用電源とを電気的に分離させ、界磁制御時のPWMノイズによる誤作動を防止するようにした発電制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による発電制御方法は、界磁制御型の交流発電機に設けられた界磁制御コイル及び回転数検出コイルを用いて前記交流発電機の発電制御を行うようにした発電制御方法において、前記回転数検出コイルを界磁制御用電源と兼用とし、前記交流発電機の交流出力と前記界磁制御用電源とを電気的に分離した状態で用いる方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による発電制御方法の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは界磁制御型の交流発電機であり、この交流発電機1には電源装置2が接続されている。
【0010】
前記交流発電機1の3相出力コイル3には、交流出力3aを整流するための3相全波整流器4が接続され、出力ライン5を介して+120Vと−120Vの電源6が得られるように構成されている。
前記電源6は電圧検出回路7に入力され、この電圧検出回路7からの検出値7aは前記アンプ8に接続された界磁制御回路9に入力されている。
【0011】
前記アンプ8を経た前記界磁制御回路9からの界磁制御信号9aは、電流検出回路10で電流値10aが検出され、この電流値10aが界磁制御回路9に帰還されてこの界磁制御回路9が帰還制御される。
前記電流検出回路10を経た前記界磁制御信号9aは、前記3相出力コイル3の近傍に配設された界磁制御コイル11に接続されている。
【0012】
前記界磁制御コイル11は、従来のように交流出力3a側に接続されているのではなく、前記3相出力コイル3の近傍に設けられた回転数検出コイル20(すなわち、界磁制御用電源20aを兼用とし、AC115V相当の出力が得られるように構成されている)に接続されている。
【0013】
前記回転数検出コイル20は、整流回路40及びパルストランス21に接続され、この回転数検出コイル20からの界磁制御用電源20aは整流回路40で整流されて前記アンプ8に入力されている。
また、前記界磁制御用電源20aはパルストランス21を介して周波数検出回路22に入力され、この周波数検出回路22からのパルス信号22aは直接出力されるのとは別に前記界磁制御回路9に入力されて界磁制御に用いられる。
【0014】
従って、前記交流発電機1は、回転数検出コイル20から得られた回転数に基づくパルス信号22aによって界磁制御回路9が制御され、界磁制御信号9aが界磁制御コイル11に印加されて界磁が制御されることにより交流発電機1の回転速度すなわち発電量が制御される。
前述の場合、界磁制御コイル11と回転数検出コイル20のグランドが共通化されてマイナス電源による界磁制御で構成され、かつ、界磁制御コイル11の電源すなわち界磁制御用電源が交流出力3aとは電気的に完全に分離されている。
【0015】
【発明の効果】
本発明による発電制御方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、界磁制御コイルに供給する界磁制御用電源を交流発電機の交流出力とは完全に分離し、回転数検出コイルから得ているため、界磁制御時のPWMノイズの伝導を抑えて誤作動を防止することができ、安定した界磁制御が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発電制御方法を示すブロック図である。
【図2】従来の発電制御方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交流発電機
3a 交流出力
11 界磁制御コイル
20 回転数検出コイル
20a 界磁制御用電源
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電制御方法に関し、特に、界磁制御型の交流発電機の回転数検出コイルを界磁制御用電源と兼用とし、交流出力と界磁制御用電源とを電気的に分離させ、界磁制御時のPWMノイズによる誤作動を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の発電制御方法としては、社内で製作されていたため、その構成を示す特許文献及び非特許文献等を開示していないが、図2に示す汎用品の構成を挙げることができる。
すなわち、図2において符号1で示されるものは界磁制御型の交流発電機であり、この交流発電機1には電源装置2が接続されている。
【0003】
前記交流発電機1の3相出力コイル3には、交流出力3aを整流するための3相全波整流器4が接続され、出力ライン5を介して+120Vと−120Vの電源6が得られるように構成されている。
前記電源6は電圧検出回路7及びアンプ8に入力され、この電圧検出回路7からの検出値7aは前記アンプ8に接続された界磁制御回路9に入力されている。
【0004】
前記アンプ8を経た前記界磁制御回路9からの界磁制御信号9aは、電流検出回路10で電流値10aが検出され、この電流値10aが界磁制御回路9に帰還されてこの界磁制御回路9が帰還制御される。
前記電流検出回路10を経た前記界磁制御信号9aは、前記電源6に接続されて電源を得た界磁制御コイル11に供給され、界磁が制御されるように構成されている。
【0005】
前記3相出力コイル3の近傍に配設された回転数検出コイル20からの回転数20aは、パルストランス21を介して周波数検出回路22に入力され、この周波数検出回路22からのパルス信号22aは直接出力されるのとは別に前記界磁制御回路9に入力されて界磁制御に用いられる。
従って、前記交流発電機1は、回転数検出コイル20から得られた回転数20aに基づくパルス信号22aによって界磁制御回路9が制御され、界磁制御信号9aが界磁制御コイル11に印加されて界磁が制御されることにより交流発電機1の回転速度すなわち発電量が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の発電制御方法は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、界磁制御用コイルを制御するための電源を交流発電機の出力側から得ていたため、界磁制御電源と発電機の出力とが共通であり、界磁制御時に発生するPWM(周知のパルス幅変調)ノイズが界磁制御コイル側に伝導し、界磁の誤作動を引起すことがあった。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、界磁制御型の交流発電機の回転数検出コイルを界磁制御用電源と兼用とし、交流出力と界磁制御用電源とを電気的に分離させ、界磁制御時のPWMノイズによる誤作動を防止するようにした発電制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による発電制御方法は、界磁制御型の交流発電機に設けられた界磁制御コイル及び回転数検出コイルを用いて前記交流発電機の発電制御を行うようにした発電制御方法において、前記回転数検出コイルを界磁制御用電源と兼用とし、前記交流発電機の交流出力と前記界磁制御用電源とを電気的に分離した状態で用いる方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による発電制御方法の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは界磁制御型の交流発電機であり、この交流発電機1には電源装置2が接続されている。
【0010】
前記交流発電機1の3相出力コイル3には、交流出力3aを整流するための3相全波整流器4が接続され、出力ライン5を介して+120Vと−120Vの電源6が得られるように構成されている。
前記電源6は電圧検出回路7に入力され、この電圧検出回路7からの検出値7aは前記アンプ8に接続された界磁制御回路9に入力されている。
【0011】
前記アンプ8を経た前記界磁制御回路9からの界磁制御信号9aは、電流検出回路10で電流値10aが検出され、この電流値10aが界磁制御回路9に帰還されてこの界磁制御回路9が帰還制御される。
前記電流検出回路10を経た前記界磁制御信号9aは、前記3相出力コイル3の近傍に配設された界磁制御コイル11に接続されている。
【0012】
前記界磁制御コイル11は、従来のように交流出力3a側に接続されているのではなく、前記3相出力コイル3の近傍に設けられた回転数検出コイル20(すなわち、界磁制御用電源20aを兼用とし、AC115V相当の出力が得られるように構成されている)に接続されている。
【0013】
前記回転数検出コイル20は、整流回路40及びパルストランス21に接続され、この回転数検出コイル20からの界磁制御用電源20aは整流回路40で整流されて前記アンプ8に入力されている。
また、前記界磁制御用電源20aはパルストランス21を介して周波数検出回路22に入力され、この周波数検出回路22からのパルス信号22aは直接出力されるのとは別に前記界磁制御回路9に入力されて界磁制御に用いられる。
【0014】
従って、前記交流発電機1は、回転数検出コイル20から得られた回転数に基づくパルス信号22aによって界磁制御回路9が制御され、界磁制御信号9aが界磁制御コイル11に印加されて界磁が制御されることにより交流発電機1の回転速度すなわち発電量が制御される。
前述の場合、界磁制御コイル11と回転数検出コイル20のグランドが共通化されてマイナス電源による界磁制御で構成され、かつ、界磁制御コイル11の電源すなわち界磁制御用電源が交流出力3aとは電気的に完全に分離されている。
【0015】
【発明の効果】
本発明による発電制御方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、界磁制御コイルに供給する界磁制御用電源を交流発電機の交流出力とは完全に分離し、回転数検出コイルから得ているため、界磁制御時のPWMノイズの伝導を抑えて誤作動を防止することができ、安定した界磁制御が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発電制御方法を示すブロック図である。
【図2】従来の発電制御方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交流発電機
3a 交流出力
11 界磁制御コイル
20 回転数検出コイル
20a 界磁制御用電源
Claims (1)
- 界磁制御型の交流発電機(1)に設けられた界磁制御コイル(11)及び回転数検出コイル(20)を用いて前記交流発電機(1)の発電制御を行うようにした発電制御方法において、
前記回転数検出コイル(20)を界磁制御用電源(20a)と兼用とし、前記交流発電機(1)の交流出力(3a)と前記界磁制御用電源(20a)とを電気的に分離した状態で用いることを特徴とする発電制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003007440A JP2004222424A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | 発電制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003007440A JP2004222424A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | 発電制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004222424A true JP2004222424A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32897543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003007440A Pending JP2004222424A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | 発電制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004222424A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016196A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Daishin Industries Ltd | インバータ発電機の並列運転方式 |
-
2003
- 2003-01-15 JP JP2003007440A patent/JP2004222424A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016196A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Daishin Industries Ltd | インバータ発電機の並列運転方式 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10207145B2 (en) | High efficiency treadmill motor control | |
JP2010022185A (ja) | 同期機 | |
US10411620B2 (en) | Power tool | |
JP2010098908A (ja) | 界磁巻線型同期機 | |
JPH09201058A (ja) | Ac/dc変換装置 | |
JP4960374B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2008086161A (ja) | 回転電機装置 | |
JP2010252452A (ja) | 界磁巻線型同期機 | |
JP2008099427A (ja) | 電圧発生回路 | |
JPH0795790A (ja) | 半波整流ブラシなし同期電動機 | |
JP2004222424A (ja) | 発電制御方法 | |
ATE402519T1 (de) | Generatorsystem mit direkt netzgekoppeltem generator und verfahren zur beherrschung von netzstörungen | |
US7230219B2 (en) | Inverter power source control for high frequency heater | |
KR20140057185A (ko) | 내연기관에 의해 구동되는 발전기의 회전 불균일성으로 인한 전압 리플의 감소 방법 | |
JP5046021B2 (ja) | 電源回路 | |
JP2005117843A (ja) | ブラシレス発電装置 | |
WO2002033816A3 (en) | Alternator control circuit and related techniques | |
Sarala et al. | BLDC motor drive with power factor correction using PWM Rectifier | |
JP5271641B2 (ja) | 界磁巻線型同期機 | |
JP2003506002A (ja) | トルクの不規則性を低減するために電子的に整流される直流モータを備えた電気的ドライブ装置 | |
JP2002010692A (ja) | 同期発電機の自動電圧調整器 | |
JPS62185539A (ja) | ブラシレス三相発電機 | |
JPH0713440Y2 (ja) | 交流電源装置 | |
JP2932694B2 (ja) | 車両用交流発電機の整流装置 | |
JP2006129570A (ja) | 電動機駆動用インバータ装置及びその制御方法 |