JP2004222122A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リーダライタ31の伝送線路L1,L2に、ループアンテナ11と並列に抵抗41が接続されている。この抵抗41の抵抗値は、ループアンテナ11のインピーダンスと伝送線路L1,L2の特性インピーダンスとが等しくなる値となっている。その結果、ループアンテナ11上の定在波の発生を抑制することができる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置に関し、特に、アンテナ上に定在波が発生されないようにした通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来のリーダライタ1の構成例を示している。
【0003】
アンテナ駆動回路12は、送信キャリア供給部13から入力された送信キャリア信号に対して、送信データ供給部14から入力された送信データに基づいて変調処理を施し、その結果得られた電流をドライブ電流としてループアンテナ11に出力する。
【0004】
具体的には、送信キャリア供給部13からの送信キャリア信号は、アンテナ駆動回路12のインバータ31、インバータ34、およびインバータ35にそれぞれ入力され、そこで振幅の正負が反転される。インバータ31の出力信号は、インバータ32およびインバータ33に入力され、そこで振幅の正負がさらに反転される(元に戻される)。
【0005】
送信データ供給部14からの送信データ信号は、インバータ33およびインバータ35のスリーステートコントロール端子にそれぞれ入力され、インバータ33,35のイネーブル/ディセーブル状態を決定する。
【0006】
インバータ32からの出力信号(振幅の正負が反転されていない送信キャリア信号)とインバータ33からの出力信号(振幅の正負が反転されていない送信キャリア信号)は、接点aにおいて重畳されるが、このときのインバータ33の状態(イネーブルまたはディセーブル)によって、ASK(Amplitude Shift Keying)変調される。
【0007】
インバータ34からの出力信号(振幅の正負が反転された送信キャリア信号)とインバータ35からの出力信号(振幅の正負が反転された送信キャリア信号)は、接点bにおいて重畳されるが、このときのインバータ35の状態(イネーブルまたはディセーブル)によって、ASK変調される。
【0008】
接点aおよび接点bにおいて重畳された信号は、それぞれ、出力端子TPおよびTMを介してループアンテナ11に出力される。
【0009】
ループアンテナ11からは、アンテナ駆動回路12からのドライブ電流に対応する電磁波が輻射される。ループアンテナ11には、ループコイル21およびコンデンサ22からなる共振回路が設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ループアンテナ11と伝送線路L1,L2、または伝送線路L1,L2とアンテナ駆動回路12とのインピーダンスマッチングがなされていないと、送信キャリアの高周波周波数帯域の定在波が発生する。これは、例えば、携帯電話機の妨害波となるので、リーダライタ1を、携帯電話機に搭載した場合(特許文献参照)、受信性能が著しく低下する問題があった。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、インピーダンスマッチングを行うことにより、定在波の発生を防止するものである。
【0012】
なお、ループアンテナ11は、電磁誘導を利用して電磁波を輻射するので、その設計においては、電界を効率よく発生させるために、開口面積の確保が重要とされている。また送信キャリアが13.56MHzという無線通信の中では比較的低い周波数であり、輻射される高周波は、図2に示す電波法の規定を十分満たしている。すなわちこのような理由から、従来においては、ループアンテナ11から輻射される高周波を抑制することは注目されておらず、上述したような問題を解決するための技術が開発されていなかった。
【0013】
【特許文献】
特開平11−213111号公報
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の、電磁誘導を利用した通信を行うアンテナを、送信されるデータを表す送信データ信号と送信キャリア信号に基づく差動出力により駆動させる駆動回路を備える通信装置は、アンテナを駆動する伝送線路の特性インピーダンスと、アンテナ自身のインピーダンスとの整合が図られていることを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の、電磁誘導を利用した通信を行うアンテナを、送信されるデータを表す送信データ信号と送信キャリア信号に基づく差動出力により駆動させる駆動回路を備える通信装置は、アンテナを駆動する伝送線路の特性インピーダンスと、駆動回路の出力インピーダンスとの整合が図られていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図3,4,5は、本発明を適用したリーダライタ31の構成例を示している。図3に示すリーダライタ31には、図1に示すリーダライタ1の伝送線路L1,L2に、ループアンテナ11と並列に抵抗41が接続されている。この抵抗41の抵抗値は、ループアンテナ11自身のインピーダンスと伝送線路L1,L2の特性インピーダンスとが等しくなる値となっている。なお、図3の他の部分は、図1における場合と同様であるので、その説明は省略する。他の図においても同様である。
【0017】
図4に示すリーダライタ31には、アンテナ駆動回路12の出力端子TPと接点aの間に抵抗51が挿入され、出力端子TMと接点bの間に抵抗52が挿入されている。この抵抗51および52のそれぞれの抵抗値は、アンテナ駆動回路12の出力インピーダンスと伝送線路L1,L2の特性インピーダンスとが等しくなる値となっている。
【0018】
図5に示すリーダライタ31には、アンテナ駆動回路12の出力端子TPと接点a、および出力端子TMと接点bの間に、コイル61−1とコイル61−2が挿入されている。このコイル61−1とコイル61−2の相互インダクタンスは、アンテナ駆動回路12の出力インピーダンスと伝送線路L1,L2の特性インピーダンスとが等しくなる値となっている。
【0019】
以上のようにして、ループアンテナ11と伝送線路L1,L2、または伝送線路L1,L2とアンテナ駆動回路12とのインピーダンスマッチングを行うことにより、定在波の発生が抑制される。
【0020】
【発明の効果】
第1または第2の発明によれば、送信キャリアの高周波周波数帯域の定在波の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のリーダライタの構成例を示すブロック図である。
【図2】電波法の内容を表す図である。
【図3】本発明を適用したリーダライタの構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した他のリーダライタの構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した他のリーダライタの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 リーダライタ, 41 抵抗, 51 抵抗, 52 抵抗, 61 コイル
Claims (2)
- 電磁誘導を利用した通信を行うアンテナを、送信されるデータを表す送信データ信号と送信キャリア信号に基づく差動出力により駆動させる駆動回路を備える通信装置において、
前記アンテナを駆動する伝送線路の特性インピーダンスと、前記アンテナ自身のインピーダンスとの整合が図られている
ことを特徴とする通信装置。 - 電磁誘導を利用した通信を行うアンテナを、送信されるデータを表す送信データ信号と送信キャリア信号に基づく差動出力により駆動させる駆動回路を備える通信装置において、
前記アンテナを駆動する伝送線路の特性インピーダンスと、前記駆動回路の出力インピーダンスとの整合が図られている
ことを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003009318A JP2004222122A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2003009318A JP2004222122A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004222122A true JP2004222122A (ja) | 2004-08-05 |
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ID=32898856
Family Applications (1)
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JP2003009318A Pending JP2004222122A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004222122A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010204709A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 非接触型通信装置 |
-
2003
- 2003-01-17 JP JP2003009318A patent/JP2004222122A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010204709A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 非接触型通信装置 |
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