JP2004222004A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サムネイル画像に写し込まれた文字画像若しくは画像を鮮明にすることにより、迅速に画像を検索することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】まず、ユーザ操作によりレリーズボタンが押されると(S1)、カメラはAF、AE、AWB設定後(S2)、画像データを図1のDRAM37に取り込む(S3)。取り込まれた画像データはYUV形式のデータに変換され主画像が作られる(S4)。主画像からLCDに表示させる確認用の画像を作成し(S5)、LCDに表示させる。その後サムネイル用の画像を作成し(S6)、ユーザがサムネイル写しこみの設定を行っているか否かを判断し(S7)、サムネイル写しこみの設定を行っていたら(S7でYESのルート)、サムネイル写しこみを行い(S8)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。ステップS7でサムネイル写しこみの設定を行っていなければ(S7でNOのルート)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。
【選択図】 図2
【解決手段】まず、ユーザ操作によりレリーズボタンが押されると(S1)、カメラはAF、AE、AWB設定後(S2)、画像データを図1のDRAM37に取り込む(S3)。取り込まれた画像データはYUV形式のデータに変換され主画像が作られる(S4)。主画像からLCDに表示させる確認用の画像を作成し(S5)、LCDに表示させる。その後サムネイル用の画像を作成し(S6)、ユーザがサムネイル写しこみの設定を行っているか否かを判断し(S7)、サムネイル写しこみの設定を行っていたら(S7でYESのルート)、サムネイル写しこみを行い(S8)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。ステップS7でサムネイル写しこみの設定を行っていなければ(S7でNOのルート)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、さらに詳しくは、主画像のサムネイル画像生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像を撮影した日付や時間を確認したいために、主画像に時間や日付を写しこむ日付写し込みの機能をもつカメラがある。しかしながら、特に、電子カメラに付属されている表示装置は小さいため、主画像が1枚ずつ表示される場合が多く、写しこまれた日付を見て画像検索すると目的とする画像を検索するのに多大の時間を要していた。また、プリント時に、写したかった部分が日付で上書きされてしまうため、撮影後に時間や日付データを取り除きたい場合でも写しこんでしまった時間や日付を取り除くことはできなかった。
そこで、検索の時間を短縮するために特開2002−152674公報には、ユーザの指示によって表示画面上でサイネイル画像の何れかの順番を入れ替える技術について開示されている。それによると、サムネイル処理手段で、移動元画像NO、移動先画像NO、表示する画像NOを抽出し、この抽出した移動元画像NO、移動先画像NO、表示する画像NOを保管先処理手段に送り、この保管先処理手段で保管先アドレスを抽出し、その抽出した保管先アドレスをサムネイル処理手段に引き渡すことにより、任意な順番で画像の表示が可能となるとしている。
【特許文献1】特開2002−152674公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサムネイル作成方法は、主画像に日付を写しこんでからサムネイルを作成するため、縮小時に字がつぶれて判読不能となるといった問題がある。
また、特許文献1はユーザの指示によって表示画面上でサイネイル画像の何れかの順番を入れ替えるものであり、入れ替えにより検索の時間は短縮されるが、サムネイル画像の作成方法は従来の方法と変わらないため、縮小時に字がつぶれて判読不能となるといった問題は解決されない。
本発明は、かかる課題に鑑み、サムネイル画像に写し込まれた文字画像若しくは画像を鮮明にすることにより、迅速に画像を検索することが可能な撮像装置を提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、撮影時の日付データ若しくは時間データの文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、撮像後、主画像からサムネイルの画像が生成される際にサムネイルに日付もしくは時間の文字をサムネイル画像データに上書きするものである。従来から電子カメラにはサムネイル画像を一画面に複数枚同時に表示させるサムネイル一覧表示する機能がある。サムネイル画像に日付もしくは時間の文字画像を写しこむことにより、サムネイルの一覧を見て写しこまれた画像をもとに画像を判断することが可能であり、主画像を1枚1枚検索するより検索が速く、主画像にデータを上書きすることもない。
かかる発明によれば、サムネイル画像に文字画像若しくは画像を写しこむので、画像が鮮明となり、写しこまれた画像をもとに画像を判断すること可能となりサムネイル画像の検索を迅速に行うことができる。
請求項2は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、画像ファイルが生成される際のファイル名若しくは前記ファイル名の一部の文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、ファイル名もしくはその一部をサムネイルに上書きするものであり、デジタルカメラには撮影した順番どおり連番でファイル名を付けていく機能を持っているので、順番により主画像の判断をつけることができる。また、カメラは撮影順に画像を表示することが一般的に行われており、ファイル名に空き番号があった場合は、その画像は消去されているということがサムネイル一覧を見るだけで確認することができる。
かかる発明によれば、サムネイル画像にファイル名若しくはファイル名の一部の文字画像を上書きするので、ファイル名から主画像の判断を容易に行うことができる。
【0005】
請求項3は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、連写機能とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記連写機能により連写撮影された順番を示す数字の文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、連写記録で撮影した場合に、連写の何枚目に記録した画像であるかをサムネイルに写しこむものであり、連写撮影モードでレリーズを押し始めてからカウントされ、一度レリーズを離すとカウントはクリアされる。この発明により、サムネイル一覧表示で画像を確認した場合でも、連写で記録した画像であると確認できると共に、それが連写の何枚目であるかも確認することができる。また途中で画像を消去した場合、何枚目の画像が消去されたのかが明瞭に判断できる。
かかる発明によれば、サムネイル画像に連写の順番に連番が付されるので、連写の画像であることが一目瞭然に分かり、しかも、それが連写の何枚目であるかも確認することができる。
請求項4は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、撮影モードを選択可能な撮影モード選択手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記撮影モード選択手段により選択されたモードを示す文字画像又は画像、若しくは絞り値、シャッタースピードを示す文字画像又は画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、撮影モード選択手段により「絞り優先」「シャッター優先」などのモードを示すもの、もしくは絞り値(絞り優先の場合)、シャッタースピード(シャッター優先の場合)を示す文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写しこむ機能がある。また、モードは上記のものに限らず「夜景モード」や「ポートレートモード」などのモードにも用いることができる。
かかる発明によれば、撮影モード選択手段によりモードを選択できるので、ユーザはサムネイルを見ただけで設定していた撮影のモードを知ることができる。
【0006】
請求項5は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、パラメータをずらしながら連続して記録する機能を少なくとも1つ備えたブラケット手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記ブラケット手段により決定されたパラメータを示す文字画像又は画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
フォーカスやホワイトバランスなどの、パラメータをずらしながら連続して記録する機能(オートブラケット、フォーカスブラケット、ホワイトバランスブラケット)を用いて撮影された画像に対し、そのパラメータのずれが分かるような文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写しこむ。これにより、サムネイルを見ただけでパラメータのずれがわかるようになる。通常では特にパラメータをずらして撮影するような場合は、サムネイルを見てパラメータのずれを把握することは難しく、また、カメラで主画像を確認する場合においても違いがわかりづらい。本発明によりサムネイルを見ただけでパラメータを判断できることは効果的である。
かかる発明によれば、パラメータをずらしながら連続して記録された画像に対して、そのパラメータのずれが分かるような文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写し込むので、サムネイルを見ただけでパラメータを判断することができる。
請求項6は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記サムネイル画像に上書きする文字画像又は画像を予め選択可能としたことを特徴とする。
ユーザが任意の文字もしくは絵柄を写し込むことを可能にすることにより、ユーザ自身で画像の判別を付けることができる。後で確認するためにユーザが検索するときに、サムネイルを見てどの画像であったかを判別しやすくする。
かかる発明によれば、サムネイル画像にユーザが任意の文字もしくは絵柄を写し込むことができるので、後でサムネイル画像を検索するのが容易となる。
請求項7は、被写体を撮像する際に前記サムネイル画像に文字画像又は画像を上書きするか否かを任意に選択可能としたことを特徴とする。
かかる発明によれば、ユーザが任意にサムネイルの文字もしくは絵柄の写し込みをするか否かを選択できることにより、ユーザが写しこみが必要なときだけ使用でき、利便性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る画像処理演算を適用したデジタルカメラのブロック図である。このデジタルカメラは、被写体の光学画像を取り込む撮影レンズ系10と絞り・シャッター系11があり、撮影レンズ系10には、ズームレンズ12、駆動モータ13、及びモータドライバ14、フォーカスレンズ16、駆動モータ17、及びモータドライバ18を有し、絞り・シャッター系11には、絞り・シャッター20、駆動モータ21、及びモータドライバ22を有する。そして、各モータドライバ14、18、22は、センサ(図示省略)のセンシング入力や操作部33の操作入力に基づくCPU30からの駆動指令により駆動制御される。また、CPU30内の図示しないROMには、解読可能なコードで記述された制御プログラムが格納されている。このデジタルカメラの電源がオン状態になると、前記プログラムは図示しないメインメモリにロードされ、前記CPU30はそのプログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAMに保存する。なお、後述のように本実施形態における発明の動作は、前記ROMに格納された制御プログラムに従ってCPU30により行なわれるものである。
またCCD34及びフロントエンドチップ35が順に接続され、これら両者に信号発生器36がそれぞれ接続されている。ここで、CCD34は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、フロントエンドチップ(F/E)35は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリング(CDS)機能、利得調整・補正用AGC機能、ディジタル信号変換用A/D変換機能を有し、信号発生器(SG)36は、CPU30によって制御されるCCD34及びフロントエンド35のタイミング信号発生器である。
更に、フロントエンドチップ35の後段にあって、DRAM37が接続されたIPP(Image Pre Processor)38を備え、順にJPEGコーダ39、メモリ40が接続される。そして、IPP38とDRAM37との間、IPP38とJPEGコーダ39との間、及びJPEGコーダ39とメモリ40との間のみならず、これらIPP38、JPEGコーダ39、メモリ40とCPU30及び表示部32の液晶モニタ41との間でも、それぞれバスにつながれて相互に信号データの授受が行われる。
【0008】
ここで、IPP38は、画像変換演算器であり、フロントエンドチップ35から入力されたディジタル画像信号をRGB色表現のディジタルカラー映像信号に変換し、次いでYUV色表現のディジタルカラー映像信号に変換する機能を有する。DRAM37は、画像信号あるいは映像信号のデータをIPP38との間でストアあるいはロードするためのメモリである。JPEGコーダ39は、カラー映像信号から色変更成分及び高周波成分をカットする画像圧縮、伸張機能を有し、メモリ40は、圧縮後のカラー映像信号の記録装置である。なお、本発明の実施形態では、メモリ40としてメモリカードを採用しているが、これに限らずその他の半導体メモリ、光メモリ等であってもよい。
また表示部32は、画像処理部にて画像処理された画像を画面に表示する液晶モニタ41、及び別途CPU30からの情報を表示するサブ液晶表示装置42を有する。また、CPU30の操作入力装置として操作部33を有する。この操作部33の例としては、本デジタルカメラに設けられたシャッターボタン(レリーズボタン)、ズームボタン、十字キー等のボタン類に限らず、前記液晶モニタ41上に設けられたいわゆるタッチパネルによるものや、リーモートコントロールによるものであってもよい。なお、図1にあって、電源装置5はDC/DCコンバータ50に電池51及びACアダプタ52が接続される構成となっている。
尚、本実施形態の一般的な撮影動作については公知であるので、説明を省略する。
【0009】
図2は1枚撮影した場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザ操作によりレリーズボタンが押されると(S1)、カメラはAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)設定後(S2)、画像データ(RAWデータ)を図1のDRAM37に取り込む(S3)。取り込まれた画像データはYUV形式のデータに変換され主画像が作られる(S4)。主画像からLCDに表示させる確認用の画像を作成し(S5)、LCDに表示させる。その後サムネイル用の画像を作成し(S6)、ユーザがサムネイル写しこみの設定を行っているか否かを判断し(S7)、サムネイル写しこみの設定を行っていたら(S7でYESのルート)、サムネイル写しこみを行い(S8)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。ステップS7でサムネイル写しこみの設定を行っていなければ(S7でNOのルート)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。サムネイルの写しこみについては、YUV形式のデータの主画像データから作成されたサムネイルデータは、YUV形式で図1のDRAM37に一時記憶される。一時記憶されたサムネイルのYUVデータに、写しこむ画像データもしくは文字データをYUV形式で上書きすることによって行う。
【0010】
図3は連写撮影やオートブラケット撮影をした場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザ操作によりレリーズボタンが押されると(S11)、カメラはAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)設定後(S12)、画像データ(RAWデータ)を図1のDRAM37に取り込む(S13)。取り込まれた画像データはYUV形式のデータに変換され主画像が作られる(S14)。その後サムネイル用の画像を作成し(S15)、ユーザがサムネイル写しこみの設定を行っているか否かを判断し(S16)、サムネイル写しこみの設定を行っていたら(S16でYESのルート)、サムネイル写しこみを行い(S17)、取り込みが終了したか否かをチェックし(S18)、終了していなければ(S18でNOのルート)、パラメータの変更があるか否かをチェックし(S21)、変更がなければ(S21でNOのルート)、ステップS13に戻って繰り返し、変更があれば(S21でYESのルート)、パラメータを変更して(S22)ステップS13に戻って繰り返す。ステップS18で取り込みが終了したら(S18でYESのルート)、画像ファイルを生成し(S19)、メモリに書き込む(S20)。
尚、作成された主画像やサムネイルのデータはDRAM37に書き込んでおき後でDRAM37からデータを読み、画像ファイルを作成するものとする。また、画像ファイル作成の方法はこれに限らず、先に主画像のデータをDRAM37に書き込んでおき、取り込み終了後サムネイル作成を行い画像ファイルを作成してもかまわない。
【0011】
図4はカメラでサムネイルの一覧表示をおこなった場合の画面表示の図である。サムネイルを一覧として液晶モニタ41に表示し、サムネイルを選択して主画像を再生することができる。例えば、上段左のサムネイル画像60は絞り優先撮影時にF5.6で撮影したことを示す写しこみがされたサムネイルである。また上段中央のサムネイル画像61はシャッター優先撮影時に1/250秒のシャッタースピードで撮影されたことを示す写しこみがされたものである。また62、63、64のサムネイル画像は、オートブラケット撮影で撮影され、それぞれ、+0.25EV、0EV、−0.25EVで撮影されたことを示す写しこみがされたものである。また65、66、67のサムネイル画像は連写のときに、それぞれ1枚目、2枚目、3枚目に撮影された画像であることを示す写しこみがされたものである。また68のサムネイル画像は、ポートレートモードで撮影されたことを示す写しこみがされたものである。
これらのサムネイル一覧画像から、選択ボタン69により選択し、ENTERボタン70を押すことにより決定される。このように、サムネイルの一覧表示の段階でどのようなモードで撮影されたものなのか、もしくはどのようなパラメータで撮影された画像なのかがわかることにより、主画像を見なくてもどのような意図で撮影された画像であることがわかり、主画像を見なくても画像の違いを把握することができる。その他にも連写撮影で何枚撮影したのか、削除した場合に何枚目を削除したのかがわかるため、サムネイル表示で画像の把握や管理が行いやすくなる。
【0012】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、サムネイル画像に文字画像若しくは画像を写しこむので、画像が鮮明となり、写しこまれた画像をもとに画像を判断すること可能となりサムネイル画像の検索を迅速に行うことができる。
また請求項2では、サムネイル画像にファイル名若しくはファイル名の一部の文字画像を上書きするので、ファイル名から主画像の判断を容易に行うことができる。
また請求項3では、サムネイル画像に連写の順番に連番が付されるので、連写の画像であることが一目瞭然に分かり、しかも、それが連写の何枚目であるかも確認することができる。
また請求項4では、撮影モード選択手段によりモードを選択できるので、ユーザはサムネイルを見ただけで設定していた撮影のモードを知ることができる。
また請求項5では、パラメータをずらしながら連続して記録された画像に対して、そのパラメータのずれが分かるような文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写し込むので、サムネイルを見ただけでパラメータを判断することができる。
また請求項6では、サムネイル画像にユーザが任意の文字もしくは絵柄を写し込むことができるので、後でサムネイル画像を検索するのが容易となる。
また請求項7では、ユーザが任意にサムネイルの文字もしくは絵柄の写し込みをするか否かを選択できることにより、ユーザが写しこみが必要なときだけ使用でき、利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理演算を適用したデジタルカメラのブロック図である。
【図2】1枚撮影した場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。
【図3】連写撮影やオートブラケット撮影をした場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。
【図4】カメラでサムネイルの一覧表示をおこなった場合の画面表示の図である。
【符号の説明】
10 撮影レンズ系、11 シャッター系、33 操作部、30 CPU、34 CCD、35 F/E、36 TG、37 DRAM、38 IPP、40メモリカード、41 液晶モニタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、さらに詳しくは、主画像のサムネイル画像生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像を撮影した日付や時間を確認したいために、主画像に時間や日付を写しこむ日付写し込みの機能をもつカメラがある。しかしながら、特に、電子カメラに付属されている表示装置は小さいため、主画像が1枚ずつ表示される場合が多く、写しこまれた日付を見て画像検索すると目的とする画像を検索するのに多大の時間を要していた。また、プリント時に、写したかった部分が日付で上書きされてしまうため、撮影後に時間や日付データを取り除きたい場合でも写しこんでしまった時間や日付を取り除くことはできなかった。
そこで、検索の時間を短縮するために特開2002−152674公報には、ユーザの指示によって表示画面上でサイネイル画像の何れかの順番を入れ替える技術について開示されている。それによると、サムネイル処理手段で、移動元画像NO、移動先画像NO、表示する画像NOを抽出し、この抽出した移動元画像NO、移動先画像NO、表示する画像NOを保管先処理手段に送り、この保管先処理手段で保管先アドレスを抽出し、その抽出した保管先アドレスをサムネイル処理手段に引き渡すことにより、任意な順番で画像の表示が可能となるとしている。
【特許文献1】特開2002−152674公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサムネイル作成方法は、主画像に日付を写しこんでからサムネイルを作成するため、縮小時に字がつぶれて判読不能となるといった問題がある。
また、特許文献1はユーザの指示によって表示画面上でサイネイル画像の何れかの順番を入れ替えるものであり、入れ替えにより検索の時間は短縮されるが、サムネイル画像の作成方法は従来の方法と変わらないため、縮小時に字がつぶれて判読不能となるといった問題は解決されない。
本発明は、かかる課題に鑑み、サムネイル画像に写し込まれた文字画像若しくは画像を鮮明にすることにより、迅速に画像を検索することが可能な撮像装置を提供することを目的する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、撮影時の日付データ若しくは時間データの文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、撮像後、主画像からサムネイルの画像が生成される際にサムネイルに日付もしくは時間の文字をサムネイル画像データに上書きするものである。従来から電子カメラにはサムネイル画像を一画面に複数枚同時に表示させるサムネイル一覧表示する機能がある。サムネイル画像に日付もしくは時間の文字画像を写しこむことにより、サムネイルの一覧を見て写しこまれた画像をもとに画像を判断することが可能であり、主画像を1枚1枚検索するより検索が速く、主画像にデータを上書きすることもない。
かかる発明によれば、サムネイル画像に文字画像若しくは画像を写しこむので、画像が鮮明となり、写しこまれた画像をもとに画像を判断すること可能となりサムネイル画像の検索を迅速に行うことができる。
請求項2は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、画像ファイルが生成される際のファイル名若しくは前記ファイル名の一部の文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、ファイル名もしくはその一部をサムネイルに上書きするものであり、デジタルカメラには撮影した順番どおり連番でファイル名を付けていく機能を持っているので、順番により主画像の判断をつけることができる。また、カメラは撮影順に画像を表示することが一般的に行われており、ファイル名に空き番号があった場合は、その画像は消去されているということがサムネイル一覧を見るだけで確認することができる。
かかる発明によれば、サムネイル画像にファイル名若しくはファイル名の一部の文字画像を上書きするので、ファイル名から主画像の判断を容易に行うことができる。
【0005】
請求項3は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、連写機能とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記連写機能により連写撮影された順番を示す数字の文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、連写記録で撮影した場合に、連写の何枚目に記録した画像であるかをサムネイルに写しこむものであり、連写撮影モードでレリーズを押し始めてからカウントされ、一度レリーズを離すとカウントはクリアされる。この発明により、サムネイル一覧表示で画像を確認した場合でも、連写で記録した画像であると確認できると共に、それが連写の何枚目であるかも確認することができる。また途中で画像を消去した場合、何枚目の画像が消去されたのかが明瞭に判断できる。
かかる発明によれば、サムネイル画像に連写の順番に連番が付されるので、連写の画像であることが一目瞭然に分かり、しかも、それが連写の何枚目であるかも確認することができる。
請求項4は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、撮影モードを選択可能な撮影モード選択手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記撮影モード選択手段により選択されたモードを示す文字画像又は画像、若しくは絞り値、シャッタースピードを示す文字画像又は画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
本発明は、撮影モード選択手段により「絞り優先」「シャッター優先」などのモードを示すもの、もしくは絞り値(絞り優先の場合)、シャッタースピード(シャッター優先の場合)を示す文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写しこむ機能がある。また、モードは上記のものに限らず「夜景モード」や「ポートレートモード」などのモードにも用いることができる。
かかる発明によれば、撮影モード選択手段によりモードを選択できるので、ユーザはサムネイルを見ただけで設定していた撮影のモードを知ることができる。
【0006】
請求項5は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、パラメータをずらしながら連続して記録する機能を少なくとも1つ備えたブラケット手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記ブラケット手段により決定されたパラメータを示す文字画像又は画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする。
フォーカスやホワイトバランスなどの、パラメータをずらしながら連続して記録する機能(オートブラケット、フォーカスブラケット、ホワイトバランスブラケット)を用いて撮影された画像に対し、そのパラメータのずれが分かるような文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写しこむ。これにより、サムネイルを見ただけでパラメータのずれがわかるようになる。通常では特にパラメータをずらして撮影するような場合は、サムネイルを見てパラメータのずれを把握することは難しく、また、カメラで主画像を確認する場合においても違いがわかりづらい。本発明によりサムネイルを見ただけでパラメータを判断できることは効果的である。
かかる発明によれば、パラメータをずらしながら連続して記録された画像に対して、そのパラメータのずれが分かるような文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写し込むので、サムネイルを見ただけでパラメータを判断することができる。
請求項6は、被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、前記サムネイル画像生成時に、前記サムネイル画像に上書きする文字画像又は画像を予め選択可能としたことを特徴とする。
ユーザが任意の文字もしくは絵柄を写し込むことを可能にすることにより、ユーザ自身で画像の判別を付けることができる。後で確認するためにユーザが検索するときに、サムネイルを見てどの画像であったかを判別しやすくする。
かかる発明によれば、サムネイル画像にユーザが任意の文字もしくは絵柄を写し込むことができるので、後でサムネイル画像を検索するのが容易となる。
請求項7は、被写体を撮像する際に前記サムネイル画像に文字画像又は画像を上書きするか否かを任意に選択可能としたことを特徴とする。
かかる発明によれば、ユーザが任意にサムネイルの文字もしくは絵柄の写し込みをするか否かを選択できることにより、ユーザが写しこみが必要なときだけ使用でき、利便性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る画像処理演算を適用したデジタルカメラのブロック図である。このデジタルカメラは、被写体の光学画像を取り込む撮影レンズ系10と絞り・シャッター系11があり、撮影レンズ系10には、ズームレンズ12、駆動モータ13、及びモータドライバ14、フォーカスレンズ16、駆動モータ17、及びモータドライバ18を有し、絞り・シャッター系11には、絞り・シャッター20、駆動モータ21、及びモータドライバ22を有する。そして、各モータドライバ14、18、22は、センサ(図示省略)のセンシング入力や操作部33の操作入力に基づくCPU30からの駆動指令により駆動制御される。また、CPU30内の図示しないROMには、解読可能なコードで記述された制御プログラムが格納されている。このデジタルカメラの電源がオン状態になると、前記プログラムは図示しないメインメモリにロードされ、前記CPU30はそのプログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAMに保存する。なお、後述のように本実施形態における発明の動作は、前記ROMに格納された制御プログラムに従ってCPU30により行なわれるものである。
またCCD34及びフロントエンドチップ35が順に接続され、これら両者に信号発生器36がそれぞれ接続されている。ここで、CCD34は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、フロントエンドチップ(F/E)35は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリング(CDS)機能、利得調整・補正用AGC機能、ディジタル信号変換用A/D変換機能を有し、信号発生器(SG)36は、CPU30によって制御されるCCD34及びフロントエンド35のタイミング信号発生器である。
更に、フロントエンドチップ35の後段にあって、DRAM37が接続されたIPP(Image Pre Processor)38を備え、順にJPEGコーダ39、メモリ40が接続される。そして、IPP38とDRAM37との間、IPP38とJPEGコーダ39との間、及びJPEGコーダ39とメモリ40との間のみならず、これらIPP38、JPEGコーダ39、メモリ40とCPU30及び表示部32の液晶モニタ41との間でも、それぞれバスにつながれて相互に信号データの授受が行われる。
【0008】
ここで、IPP38は、画像変換演算器であり、フロントエンドチップ35から入力されたディジタル画像信号をRGB色表現のディジタルカラー映像信号に変換し、次いでYUV色表現のディジタルカラー映像信号に変換する機能を有する。DRAM37は、画像信号あるいは映像信号のデータをIPP38との間でストアあるいはロードするためのメモリである。JPEGコーダ39は、カラー映像信号から色変更成分及び高周波成分をカットする画像圧縮、伸張機能を有し、メモリ40は、圧縮後のカラー映像信号の記録装置である。なお、本発明の実施形態では、メモリ40としてメモリカードを採用しているが、これに限らずその他の半導体メモリ、光メモリ等であってもよい。
また表示部32は、画像処理部にて画像処理された画像を画面に表示する液晶モニタ41、及び別途CPU30からの情報を表示するサブ液晶表示装置42を有する。また、CPU30の操作入力装置として操作部33を有する。この操作部33の例としては、本デジタルカメラに設けられたシャッターボタン(レリーズボタン)、ズームボタン、十字キー等のボタン類に限らず、前記液晶モニタ41上に設けられたいわゆるタッチパネルによるものや、リーモートコントロールによるものであってもよい。なお、図1にあって、電源装置5はDC/DCコンバータ50に電池51及びACアダプタ52が接続される構成となっている。
尚、本実施形態の一般的な撮影動作については公知であるので、説明を省略する。
【0009】
図2は1枚撮影した場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザ操作によりレリーズボタンが押されると(S1)、カメラはAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)設定後(S2)、画像データ(RAWデータ)を図1のDRAM37に取り込む(S3)。取り込まれた画像データはYUV形式のデータに変換され主画像が作られる(S4)。主画像からLCDに表示させる確認用の画像を作成し(S5)、LCDに表示させる。その後サムネイル用の画像を作成し(S6)、ユーザがサムネイル写しこみの設定を行っているか否かを判断し(S7)、サムネイル写しこみの設定を行っていたら(S7でYESのルート)、サムネイル写しこみを行い(S8)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。ステップS7でサムネイル写しこみの設定を行っていなければ(S7でNOのルート)、画像ファイルを生成し(S9)、メモリに書き込む(S10)。サムネイルの写しこみについては、YUV形式のデータの主画像データから作成されたサムネイルデータは、YUV形式で図1のDRAM37に一時記憶される。一時記憶されたサムネイルのYUVデータに、写しこむ画像データもしくは文字データをYUV形式で上書きすることによって行う。
【0010】
図3は連写撮影やオートブラケット撮影をした場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザ操作によりレリーズボタンが押されると(S11)、カメラはAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)設定後(S12)、画像データ(RAWデータ)を図1のDRAM37に取り込む(S13)。取り込まれた画像データはYUV形式のデータに変換され主画像が作られる(S14)。その後サムネイル用の画像を作成し(S15)、ユーザがサムネイル写しこみの設定を行っているか否かを判断し(S16)、サムネイル写しこみの設定を行っていたら(S16でYESのルート)、サムネイル写しこみを行い(S17)、取り込みが終了したか否かをチェックし(S18)、終了していなければ(S18でNOのルート)、パラメータの変更があるか否かをチェックし(S21)、変更がなければ(S21でNOのルート)、ステップS13に戻って繰り返し、変更があれば(S21でYESのルート)、パラメータを変更して(S22)ステップS13に戻って繰り返す。ステップS18で取り込みが終了したら(S18でYESのルート)、画像ファイルを生成し(S19)、メモリに書き込む(S20)。
尚、作成された主画像やサムネイルのデータはDRAM37に書き込んでおき後でDRAM37からデータを読み、画像ファイルを作成するものとする。また、画像ファイル作成の方法はこれに限らず、先に主画像のデータをDRAM37に書き込んでおき、取り込み終了後サムネイル作成を行い画像ファイルを作成してもかまわない。
【0011】
図4はカメラでサムネイルの一覧表示をおこなった場合の画面表示の図である。サムネイルを一覧として液晶モニタ41に表示し、サムネイルを選択して主画像を再生することができる。例えば、上段左のサムネイル画像60は絞り優先撮影時にF5.6で撮影したことを示す写しこみがされたサムネイルである。また上段中央のサムネイル画像61はシャッター優先撮影時に1/250秒のシャッタースピードで撮影されたことを示す写しこみがされたものである。また62、63、64のサムネイル画像は、オートブラケット撮影で撮影され、それぞれ、+0.25EV、0EV、−0.25EVで撮影されたことを示す写しこみがされたものである。また65、66、67のサムネイル画像は連写のときに、それぞれ1枚目、2枚目、3枚目に撮影された画像であることを示す写しこみがされたものである。また68のサムネイル画像は、ポートレートモードで撮影されたことを示す写しこみがされたものである。
これらのサムネイル一覧画像から、選択ボタン69により選択し、ENTERボタン70を押すことにより決定される。このように、サムネイルの一覧表示の段階でどのようなモードで撮影されたものなのか、もしくはどのようなパラメータで撮影された画像なのかがわかることにより、主画像を見なくてもどのような意図で撮影された画像であることがわかり、主画像を見なくても画像の違いを把握することができる。その他にも連写撮影で何枚撮影したのか、削除した場合に何枚目を削除したのかがわかるため、サムネイル表示で画像の把握や管理が行いやすくなる。
【0012】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、サムネイル画像に文字画像若しくは画像を写しこむので、画像が鮮明となり、写しこまれた画像をもとに画像を判断すること可能となりサムネイル画像の検索を迅速に行うことができる。
また請求項2では、サムネイル画像にファイル名若しくはファイル名の一部の文字画像を上書きするので、ファイル名から主画像の判断を容易に行うことができる。
また請求項3では、サムネイル画像に連写の順番に連番が付されるので、連写の画像であることが一目瞭然に分かり、しかも、それが連写の何枚目であるかも確認することができる。
また請求項4では、撮影モード選択手段によりモードを選択できるので、ユーザはサムネイルを見ただけで設定していた撮影のモードを知ることができる。
また請求項5では、パラメータをずらしながら連続して記録された画像に対して、そのパラメータのずれが分かるような文字もしくは絵柄の画像データをサムネイルに写し込むので、サムネイルを見ただけでパラメータを判断することができる。
また請求項6では、サムネイル画像にユーザが任意の文字もしくは絵柄を写し込むことができるので、後でサムネイル画像を検索するのが容易となる。
また請求項7では、ユーザが任意にサムネイルの文字もしくは絵柄の写し込みをするか否かを選択できることにより、ユーザが写しこみが必要なときだけ使用でき、利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理演算を適用したデジタルカメラのブロック図である。
【図2】1枚撮影した場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。
【図3】連写撮影やオートブラケット撮影をした場合のサムネイル写しこみ動作を説明するフローチャートである。
【図4】カメラでサムネイルの一覧表示をおこなった場合の画面表示の図である。
【符号の説明】
10 撮影レンズ系、11 シャッター系、33 操作部、30 CPU、34 CCD、35 F/E、36 TG、37 DRAM、38 IPP、40メモリカード、41 液晶モニタ
Claims (7)
- 被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、
前記サムネイル画像生成時に、撮影時の日付データ若しくは時間データの文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、
前記サムネイル画像生成時に、画像ファイルが生成される際のファイル名若しくは前記ファイル名の一部の文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、連写機能とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、
前記サムネイル画像生成時に、前記連写機能により連写撮影された順番を示す数字の文字画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、撮影モードを選択可能な撮影モード選択手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、
前記サムネイル画像生成時に、前記撮影モード選択手段により選択されたモードを示す文字画像又は画像、若しくは絞り値、シャッタースピードを示す文字画像又は画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段と、パラメータをずらしながら連続して記録する機能を少なくとも1つ備えたブラケット手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、
前記サムネイル画像生成時に、前記ブラケット手段により決定されたパラメータを示す文字画像又は画像を前記サムネイル画像に上書きすることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を出力する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像情報に対応する画像を表示する画像情報表示手段とを備え、前記撮像手段により撮像された主画像と共に、該主画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成可能な撮像装置であって、
前記サムネイル画像生成時に、前記サムネイル画像に上書きする文字画像又は画像を予め選択可能としたことを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像する際に前記サムネイル画像に文字画像又は画像を上書きするか否かを任意に選択可能としたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003007695A JP2004222004A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | 撮像装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012064174A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Keyence Corp | 光学情報読取装置の照明設定支援装置 |
JP2013020478A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Nikon Corp | 画像処理装置及びプログラム |
JP2014241140A (ja) * | 2014-07-09 | 2014-12-25 | 株式会社キーエンス | 光学情報読取装置の照明設定支援装置 |
-
2003
- 2003-01-15 JP JP2003007695A patent/JP2004222004A/ja active Pending
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