JP2004221884A - 情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録システム - Google Patents
情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録システム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】DV端子DVioを通じて接続されたDVカメラからの映像データ、音声データ、タイムコードをデジタルI/F129、DVコーデック128を通じて受け付け、映像データ、音声データは、再生するようにする。タイムコードはシステムコントローラ150に供給する。目的とするシーンのイン点、アウト点の入力をリモコン装置160を通じて受け付け、そのイン点のタイムコード、アウト点のタイムコードをEEPROM154に記録保持し、これを用いて、DVテープからDVDに目的とするシーンからなるタイトルをダビングする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、DV(Digital Video)テープなどの記録媒体に記録されている情報信号をDVD(Video Versatile Disk)などの他の記録媒体に記録する場合に用いられる装置、方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルビデオカメラやDVDの記録再生機(以下、DVD装置という。)の普及に伴い、例えば、デジタルビデオカメラにより撮影されてデジタルビデオテープ(以下DVテープという。)に記録された映像と音声のうちから、必要なシーンの映像と音声を抽出して、これらを例えば記録可能なDVDに記録するようにする編集作業が広く行われるようになってきている。
【0003】
そして、例えば、DVテープからDVDへの編集作業を行う場合、DVテープに記録されている全ての映像データと音声データをハードディスクやDVD等のランダムアクセスが可能な大容量記録媒体に記録して編集作業を行うようにすることが広く行われている。
【0004】
そして、大容量記録媒体に記録された映像データ、音声データについて、再生、早送り、早戻し、コマ送り、コマ戻し、一時停止などを行いながら、目的とする1つ以上のシーンの開始位置と終了位置とを検索して指定していき、最終的には、開始位置と終了位置とで示されるシーンの映像データと音声データとをDVDに記録する。これにより、目的のシーンのみが記録されたDVDが作成される。
【0005】
このように、ランダムアクセスが可能な大容量記録媒体を用いるのは、フレーム単位での映像データや音声データの検索、および、目的とするシーンの開始位置と終了位置との指示を簡単かつ確実に行って、目的のシーンのみが記録されたDVDを迅速に作成することができるようにするためである。そして、一般には、ハードディスクとDVDとの2つの記録媒体を扱うことが可能な記録再生装置を用いることにより、あるいは、パーソナルコンピュータを介在させることにより、上述したような編集作業が行われている。
【0006】
しかしながら、編集作業を行うためには、編集機能を有する機器に、編集後の情報を記録する記録媒体以外に、大容量記録媒体を用意し、しかもその大容量記録媒体には、編集対象の映像データや音声データの全部を記録することが可能な容量以上の空き領域がなければならず、編集機能を有する機器がコスト的に高くなったり、また、編集作業に先立って、大容量記録媒体の不用な情報などを削除したりする必要があり手間や時間がかかる場合もある。
【0007】
このため、パーソナルコンピュータは用いるものの、大容量記録媒体は特に必要とせず、ビデオテープに記録されている映像データと音声データとのうちから、必要なシーンの映像データと音声データとを他のビデオテープに編集することを可能にする方式が、例えば特許文献1(特開平5−101609号公報)に記載されている。
【0008】
この方式の場合には、編集しようとする映像と音声とが記録されたビデオテープが装填されたVTR(Video Tape Recorder)からパーソナルコンピュータのハードディスクに所定量分ずつ映像データと音声データとを書き込み、これを再生するようにして目的とするシーンの開始点、終了点を指定して行くようにする。書き込んだ所定量分の映像データと音声データとの中に目的とするシーンが存在しない場合には、次の所定量分の映像データと音声データとをパーソナルコンピュータのハードディスクに書き込んで同じ処理を行うようにする。
【0009】
このような処理を繰り返し、必要なシーンの開始位置と終了位置の指定を全て終了した場合には、編集しようとするもとの映像データと音声データとが記録されたビデオテープ(A)がセットされたVTR(1)と、目的とするシーンの映像データと音声データとが記録されるビデオテープ(B)がセットされたVTR(2)とを、パーソナルコンピュータが制御して、VTR(1)のビデオテープ(A)から目的とするシーンの映像信号と音声信号とを読み出して、VTR(2)のビデオテープ(B)に記録し、目的とするシーンのみからなるビデオテープ(B)が形成される。
【0010】
この方式の場合には、VTR(1)のビデオテープ(A)からパーソナルコンピュータのハードディスクに書き込まれる映像データ、音声データは、ビデオテープ(A)に記録されているものの一部分である所定量分であるので、ハードディスクに大きな空き容量は必要なく、目的とするシーンのみを得る編集作業を行うことができるようにされる。
【0011】
【特許文献1】
特開平5−101609号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の方式では、パーソナルコンピュータを介在させなければならず、一般の家庭において適用するには規模が大きなシステムである。また、パーソナルコンピュータを介在させることにより、編集作業が複雑なものとなり、簡単かつ迅速な編集作業を行う環境を十分に整えられることができない場合もあると考えられる。
【0013】
すなわち、一般の家庭において求められているのは、パーソナルコンピュータなどを介在させることなく、編集対象の映像と音声とが記録された記録媒体が装填された例えばデジタルビデオカメラと編集後の映像と音声とが記録される記録媒体が装填された例えばDVD装置とだけを用いて、できるだけ簡単な操作で、しかも迅速に必要なシーンのみを記録した記録媒体を作成できるようにしたいと言うことである。
【0014】
また、例えば結婚式の披露宴などの様子をデジタルビデオカメラにより撮影するようにしたときなど、これを編集してDVDに記録し、複数の親戚や友人、知人に配布したい場合もある。このような場合に、同じ編集作業を複数回行うことなく、しかも別の記録装置などを用いることもなく、デジタルビデオカメラとDVD装置とだけで、編集後の映像と音声とからなる同じ内容のDVDを複数枚作成できるようにしたいとする要求も高い。
【0015】
以上のことにかんがみ、この発明は、パーソナルコンピュータなどの機器を介在させることなく、映像や音声などの情報の編集を簡単かつ迅速に行えるとともに、1回の編集作業で同じ内容を記録した複数の記録媒体の作成を可能にする装置、方法およびシステムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の情報信号記録装置は、
外部装置の記録媒体に記録されている情報信号と前記情報信号の所定単位毎の前記外部装置の記録媒体上の記録位置を示す位置情報との供給を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記情報信号を自機の第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記位置情報を前記情報信号と関連付けて自機のメモリに記録する第2の記録手段と、
前記第1の記録媒体に記録された前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示手段と、
前記指示手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを前記メモリから取得する取得手段と、
前記取得手段を通じて取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する第3の記録手段と
を備えることを特徴とする。
【0017】
この請求項1に記載の発明の情報信号記録装置によれば、外部機器に装填されている記録媒体に記録されている情報信号と、その情報信号の当該外部機器に装填されている当該記録媒体上の記録位置を示す位置情報が当該外部機器から供給される。これら情報信号と位置情報とが受付手段を通じて受け付けられ、情報信号は第1の記録手段により第1の記録媒体に、位置情報は第2の記録手段によりメモリに記録される。
【0018】
そして、第1の記録媒体に記録された情報信号が例えば再生するようにされて、目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力が指示手段を通じて受け付けられ、その開始点、終了点に対応する位置情報が取得手段によりメモリから取得される。この取得された1つ以上の区間の開始点、終了点に対応する位置情報が、編集情報としてこの情報信号記録再生装置のメモリに記録される。
【0019】
このように、外部記録装置に装填された記録媒体からの情報信号は、その全部が第1の記録媒体に記録される。そして、目的とする区間の開始点、終了点に対応する位置情報が編集情報としてメモリに保持されることにより、この編集情報を用いて、第1の記録媒体に記録された情報信号の内の目的とする区間の情報信号のみを再生することができるようにされる。
【0020】
さらに、編集の対象になった情報信号が記録された記録媒体が装填された外部機器から、編集情報に基づいて、目的とする区間の情報信号のみの供給を受けるようにして、同じ内容が記録された記録媒体を複数作成することも可能にされる。このように、種々の利用が可能な編集情報を当該情報信号記録装置に対する簡単な操作のみによって作成することができるようにされる。
【0021】
また、請求項7に記載の発明の情報信号記録装置は、
外部装置の記録媒体に記録されている情報信号と前記情報信号の所定単位毎の前記外部装置の記録媒体上の記録位置を示す位置情報との供給を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示手段と、
前記指示手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを、前記受付手段を通じて受け付けた前記位置情報から取得する取得手段と、
前記取得手段を通じて取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する記録手段と
を備えることを特徴とする。
【0022】
この請求項7に記載の発明の情報信号記録装置によれば、外部機器に装填されている記録媒体に記録されている情報信号と、その情報信号の当該外部機器に装填されている当該記録媒体上の記録位置を示す位置情報が当該外部機器から供給される。これら情報信号と位置情報とが受付手段を通じて受け付けられる。
【0023】
そして、供給された情報信号がそのまま再生するなどするようにされ、当該情報信号についての目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力が指示手段を通じて受け付けられる。この開始点、終了点に対応する位置情報が取得手段により受付手段を通じて受け付けた位置情報の中から取得される。この取得された1つ以上の区間の開始点、終了点に対応する位置情報が、編集情報としてこの情報信号記録再生装置のメモリに記録される。
【0024】
このように、外部記録装置に装填された記録媒体からの情報信号と位置情報とを受け付け、情報信号に行いては再生するなどして、目的とする区間の開始点、終了点が指示され、指示された開始点終了点に対応する位置情報が編集情報としてメモリに保持される。
【0025】
この編集情報を用いて、編集の対象になった情報信号が記録された記録媒体が装填された外部機器から、目的とする区間の情報信号のみの供給を受けて同じ内容が記録された記録媒体を複数作成することが可能にされる。このように、種々の利用が可能な編集情報を当該情報信号記録装置に対する簡単な操作のみによって作成することができるようにされる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながらこの発明の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、この発明による情報信号記録装置、情報信号記録方法をDVD装置に適用し、また、この発明による情報信号記録システムをデジタルビデオカメラ(以下、DVカメラと略称する。)とDVD装置とにより形成されるシステムに適用した場合を例にして説明する。
【0027】
[システム構成について]
図1は、この実施の形態のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、この実施の形態の情報信号記録システムは、DVDの記録再生装置であるDVD装置1と、DVカメラ2とにより構成されたものである。DVD装置1と、DVカメラ2とは、デジタル入出力端子として、IEEE(Institute ofElectrical and Electronics Engineers)1394インターフェースをベースにしたIEEE1394DV規格のデジタル・ビデオ用入出力端子(以下、DV端子という。)を備えたものである。
【0028】
図1に示すように、DVD装置1とDVカメラ2とは、そのそれぞれが有するDV端子がデジタルインターフェースケーブルであるIEEE1394ケーブル3で接続されることにより、1つの情報信号記録システムを構成するようにしている。したがって、DVD装置1とDVカメラ2との間においては、DV端子およびIEEE1394ケーブル3を通じて、映像データや音声データなどの情報信号の他、制御情報などの各種のコマンドの送受も行うことができるようにしている
このようにDVD装置1とDVカメラ2とから構成されるこの実施の形態の情報信号記録システムにおいては、DVカメラ2が、編集対象となる元の映像データと音声データとが記録された記録媒体であるDVテープが装填された外部機器であり、DVD装置1が、編集後の目的とするシーンの映像データと音声データとを記録媒体であるDVDに記録することができるようにされた情報信号記録装置である。
【0029】
この実施の形態の情報信号記録システムにおいては、DVD装置1がIEEE1394DV規格に定められるAVCコマンドを用いることにより、DVD装置1側からDVカメラ2の再生、早送り、早戻し、一時停止等の制御を行うことができるようにしている。
【0030】
そして、後述もするように、再生が指示されたDVカメラ2からDV端子およびIEEE1394ケーブル3を通じて、パケッタイズ(パケット化)された映像データ、音声データ、サブコードデータ(AUXデータ)などからなるDV信号がDVD装置1に供給される。
【0031】
DVD装置1は、DVコーデック128とDV端子に接続されたデジタルインターフェース部(以下、デジタルI/F部と略称する。)129とを備え、DV端子を通じて受け付けたDVデータをデジタルI/F129で映像データ、音声データ、サブコードデータ(AUXデータ)に分離し、これらをDVコーデック128に供給する。
【0032】
DVコーデック128においては、これに供給された映像データと音声データとをデコードしてベースバンドの映像データと音声データとに復元し、これらを後段の処理回路に供給するとともに、サブコードデータ等をシステムコントローラに供給することができるようにしている。
【0033】
[DVカメラからの情報について]
そして、この実施の形態においては、DVカメラ2からは、DVカメラ2に装填されたDVテープ20に記録されている情報信号である映像データおよび音声データと、これら映像データおよび音声データのDVテープ上の記録位置を示す位置情報としてタイムコードとをDV端子を通じてDVD装置1に供給し、映像データと音声データとを対象にして編集作業を行うことができるようにしている。
【0034】
すなわち、DVテープには、映像データと音声データの他、タイムコードなどのサブコードデータも記録するようにされている。図2は、DVカメラ2に装填される記録媒体であるDVテープ20へのデータの記録態様について説明するための図である。
【0035】
DVカメラ2は、デジタルデータとされた映像データと音声データとを、図2に示すように、DVテープ20の移送方向と交差する方向であって、DVテープ20に対して斜め方向にトラックとして記録する。この場合、1フレーム分の映像データと音声データとは複数本のトラックで記録される。
【0036】
そして、各トラック上には、映像データや音声データ等の異なるデータが記録エリアを異にして記録されている。すなわち、図2において、文字IBGは、インターバルギャップ(緩衝領域)を示しており、この緩衝領域により分けられて、ITIエリア、音声データエリア、映像データエリア、サブコードエリアのそれぞれが設けられる。
【0037】
図2において、ITIエリアは、再生時の回転ヘッドのトラッキングの引き込み用パイロット信号に関する情報などが記録され部分である。音声データエリアは音声データが記録される部分であり、映像データエリアは映像データが記録され部分である。また、サブコードエリアは、当該DVテープ20の先頭からの時間を示すタイムコードやフレーム番号等のいわゆるサブコードが記録される部分である。
【0038】
そして、上述のように、サブコードエリアに含まれるタイムコードは、DVテープの先頭を基準とする時間情報であり、例えば、フレーム単位に、DVテープの先頭から何時間、何分、何秒経過した時点のフレームを形成する映像データであるかを明確に特定することができるものである。逆にいえば、タイムコードによって指定されたDVテープ上の位置の情報を読み出すこともできるようにされ、後述するように、DVD装置1において、種々のダビング機能の実現に利用している。
【0039】
そして、DVカメラ2においての再生時には、図2に示したように記録されている音声データ、映像データ、タイムコードなどのサブコード情報がDVテープから読み出され、パケット化されて、DV端子を通じて出力され、DVD装置1に供給されることになる。
【0040】
DVD装置1においては、DVカメラ2からの映像データおよび音声データと、タイムコードとを対応付けて別々に管理する。例えば、映像データと音声データについては、それらがDVテープの先頭から何番目のフレームのものであるかを正確に管理し、また、タイムコードについても、DVテープの先頭から何番目のフレームのものであるかを正確に管理するようにしている。
【0041】
したがって、映像データにより再生されるフレーム単位の画像を指定すれば、すなわちフレームを指定すれば、そのフレームの映像データと音声データとタイムコードとを特定することができるようにしている。また、タイムコードは、DVテープ上のものであるので、そのタイムコードにより、DVテープ上に記録されている特定のフレームの映像データと音声データとを抽出することもできるようにされる。
【0042】
そして、この実施の形態のDVD装置1においては、上述したように、DVテープ上に存在し、DVカメラ2から映像データや音声データとともに提供を受けるタイムコードを利用することによって、使用者にとって使い勝手の良い編集機能を提供するようにしている。
【0043】
[DVD装置の構成について]
図3は、この実施の形態のDVD装置1の構成例を説明するためのブロック図である。図3において、システムコントローラ150は、CPU(Central Processing Unit)151、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)154がホストバスを通じて接続されて、マイクロコンピュータの構成とされたものであり、この実施の形態のDVD装置1の各部を制御するものである。
【0044】
ここで、ROM152は、システムコントローラ150において実行される各種の処理プログラムや処理に必要になるデータなどが記録されたものである。RAM153は、処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM154は、このDVD装置1の電源が落とされた場合であっても記録されたデータを消滅させることなく保持しておくことができるいわゆる不揮発性メモリであり、種々の設定パラメータや後述する編集情報などを記憶保持するものである。
【0045】
また、システムコントローラ150には、赤外線のリモートコントロール信号(遠隔制御信号(以下、リモコン信号と略称する。))の受光部155が接続されている。受光部155は、遠隔制御装置(以下、リモコン装置という。)160からのリモコン信号を受光し、これを電気信号に変換して、システムコントローラ150に供給することができるものである。これにより、リモコン装置160から使用者の操作に応じて送出されるリモコン信号に応じた動作を行うようにシステムコントローラ150が各部を制御することができるようにしている。
【0046】
そして、この実施の形態のDVD装置1は、図3に示すように、アナログ信号の入力端として、地上波のアナログテレビ放送信号を受信、選局する地上波チューナ101と、アナログ音声信号の入力端子Auinと、コンポジット映像信号の入力端子Cinと、セパレート映像信号の入力端子Sinとを備えている。
【0047】
また、アナログ信号の出力端として、アナログ音声信号の出力端子Auotと、アナログ映像信号の出力端子としてコンポジット映像信号用の出力端子Vot(C)と、セパレート映像信号用の出力端子Vot(S)とを備えている。さらに、デジタル信号の入力端として、デジタルテレビ放送信号を受信、選局するデジタルチューナ113を備えている。また、デジタル信号の入出力端として、デジタル入出力端子Dioと、DV端子DVioとを備えている。
【0048】
[記録動作について]
まず、アナログ入力端を通じて供給されるアナログ映像信号とアナログ音声信号とを、このDVD装置1に装填された記録媒体であるDVD114に記録する場合の動作について説明する。
【0049】
地上波チューナ101の映像出力と音声出力とは入力切換器102に供給される。同様に、入力端子Cinを通じて外部から入力されるコンポジット映像信号と入力端子Auinを通じて外部から入力される音声信号もまた入力切換器102に供給される。入力切換器102は、システムコントローラ150からの切換指示に従い、地上波チューナ101からの映像信号と音声信号とを出力するか、入力端子Cin、Auinを通じて外部から供給された映像信号と音声信号とを出力するかを切り換える。入力切換器102から出力される映像信号は、YC分離回路103に供給され、また、入力切換器102から出力される音声信号は、A/D変換器110に供給される。
【0050】
YC分離回路103は、これに供給されたコンポジットの映像信号をYC分離し、YC分離後の映像信号を入力切換器104に供給する。入力切換器104には、セパレート映像信号の入力端子Sinからのセパレート映像信号も供給されている。入力切換器104は、システムコントローラ16からの切換指示に従い、YC分離回路103からの映像信号を出力するか、入力端子Sinを通じて供給されたセパレート映像信号を出力するかを切り換える。
【0051】
入力切換器104から出力される映像信号は、NTSC(National Television System Committee)デコーダ105に供給される。NTSCデコーダ105は、これに供給された映像信号について、A/D変換、クロマエンコードの処理を施し、デジタルコンポーネントビデオ信号(以下、画像データという。)に変換し、これをプリ映像信号処理回路107に供給する。
【0052】
また、NTSCデコーダ105は、入力映像信号の水平同期信号を基準に生成したクロック信号と、同期分離して得た水平同期信号、垂直同期信号、フィールド判別信号とを同期制御回路106に供給する。同期制御回路106では、これに供給された信号を基準とし、後述する各ブロックに必要なタイミングに変換したクロック信号や同期信号を生成して、各ブロックに供給する。
【0053】
プリ映像信号処理回路107は、これに供給された画像データに対してプリフィルター等の各種映像信号処理を施し、処理後の画像データをMPEG(MovingPicture Experts Group)ビデオエンコーダ108とポスト映像信号処理回路122とに供給する。
【0054】
MPEGビデオエンコーダ108は、プリ映像信号処理回路107からの画像データにブロックDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)等の符号化処理を施し、映像ES(Elementary Stream)を生成し、これを多重・分離部109に供給する。
【0055】
一方、入力切換器102で選択された音声信号は、A/D変換器110において、デジタル音声データに変換された後、MPEGオーディオエンコーダ111に供給される。MPEGオーディオエンコーダ111は、これに供給されたデジタル音声データをMPEGフォーマットに従いデータ圧縮した後、音声ESを生成し、画像データの場合と同様に、多重・分離部109に供給する。
【0056】
なお、この実施の形態においては、画像データ、音声データともMPEG方式でデータ圧縮するようにしているが、他の圧縮方式を用いることもできるし、また、非圧縮のまま処理を進めるようにすることも可能である。
【0057】
記録時において多重・分離部109は、MPEGビデオエンコーダ108からの映像ESとMPEGオーディオエンコーダ111からの音声ES及び各種制御信号とを多重化する多重化処理を行うものである。また、再生時において多重・分離部109は、DVD114から読み出されたTS(Transport Stream)を映像ES、音声ES、各種制御信号に分離する分離処理を行うものである。
【0058】
そして、この場合、多重・分離部109は、これに供給されたMPEG方式でデータ圧縮されている映像ESと、音声ESと、各種制御信号とを多重化する多重化処理(たとえばMPEGシステムのTS(Transport Stream)信号の生成)を行い、バッファ制御を行うようにして、映像ES、音声ES、各種制御信号からなるTSをDVD114に所定の記録フォーマットにしたがって記録する。
【0059】
ここで、バッファ制御は、連続的に入力されるTS信号を、DVD114に断続的に送るための制御を行うことである。例えば、DVD114に対してシーク動作を行っている時は、TSの書き込みができないので、バッファメモリにTS信号を一時的に蓄え、書き込みが可能な状態になった時は、入力のレートより高いレートで書き込みを行うことにより、連続的に入力されるTS信号を途切れることなく記録することができるようにしている。
【0060】
なお、図3には図示しないが、DVD114は、システムコントローラ150によって駆動制御されるスピンドルモータによって回転駆動され、また、光ピックアップ、2軸アクチュエータ、スレッドモータなどを備えたヘッド部によって、トラッキング制御、やフォーカース制御がなされるレーザ光をDVDに照射し、TS信号の記録がなされるようにされている。また、この実施の形態においては、バッファ制御処理と記録媒体114のプロトコルとしてIDE(IntegratedDrive(Device) Electronics)を用いているが、これに限るものではない。
【0061】
次に、DV端子DVioを通じて供給されるDV信号をDVD114に記録する場合について説明する。このDV端子DVioには、この実施の形態においては、図1にも示したように、DVカメラ2が接続される。パケット化されてDVカメラ2から供給される映像データ、音声データ、タイムコードなどの制御データからなるDV信号は、DV端子DVioを通じてデジタルI/F部129に供給される。
【0062】
デジタルI/F部129は、上述もしたように、これに供給されたDV信号を映像データ、音声データ、タイムコードなどの制御データに分解し、これらをDVコーデック128に供給する。DVコーデック128は、これに供給された映像データと音声データとをデコードして、ベースバンドの元の映像データと音声データとを復元し、この復元した映像データをプリ映像信号処理回路107に供給し、復元した音声データをMPEGオーディオデコーダ111に供給し、タイムコードなどの制御データ等は、システムコントローラ150に供給する。
【0063】
プリ映像信号処理回路107、MPEGオーディオエンコーダ111以降の処理は、上述したアナログ映像信号、アナログ音声信号の場合と同じであり、この実施の形態においては、MPEG方式でデータ圧縮して、映像ES、音声ESを形成した後、多重/分離部109において、制御データとともに多重化されてTS信号とされ、これがDVD114に記録されることになる。
【0064】
また、DVコーデック128からのタイムコードなどの制御データは、システムコントローラ150に供給され、種々の制御に用いられるほか、タイムコードは、システムコントローラ150のEEPROM154に記録され保持される。この場合、タイムコードは、ひとまとまりの映像データと音声データとからなるどのタイトルに対応するものであるかの対応付けもなされて記憶される。
【0065】
なお、この明細書において、タイトルという文言は、1つ以上のチャプターの映像と音声とからなるものであり、テレビ放送の場合を例にすれば1つの放送番組に相当し、また、DVカメラでDVテープに記録された情報の場合には、基本的には、DVテープ1本に1タイトルの情報が記録されるものとしている。
【0066】
また、1タイトルを複数に分けた各部分がチャプターであり、DVカメラでDVテープに記録された情報の場合には、録画スタート(RECスタート)から録画ストップ(RECストップ)までに記録された情報を1チャプターとするようにしている。
【0067】
[再生動作について]
次に、再生動作について説明する。DVD114は、システムコントローラ150により制御されるスピンドルモータによって回転駆動される。また、DVD114上の所定のアドレス上にヘッド部がシークされ、DVD114に記録されているTS信号を読み出し、これを多重/分離部109に供給する。
【0068】
多重・分離部109では、断続的に入力されるTS信号を、連続的になるようバッファ制御を行った後、分離処理を行う。分離処理においては、TS信号からPES(Packetized Elementary Stream)を抽出し、さらに映像ESと音声ESに分離する。そして、多重/分離部109は、分離した映像ESをMPEGビデオデコーダ121に供給するとともに、分離した音声ESをMPEGオーディオデコーダ125に供給する。
【0069】
MPEGビデオデコーダ121は、これに供給された映像ESに対して復号化処理を施し、ベースバンドの画像データを得て、これをポスト映像信号処理回路122に供給する。ポスト映像信号処理回路122は、切換回路、フィールド巡回型ノイズリデューサー、動き検出、映像信号補間処理回路で構成されており、MPEGビデオデコーダ121からの画像データと、プリ映像信号処理回路107からの画像データとのいずれを処理の対象とするかを切り換えた後、各種処理を施し、処理後の画像データをOSD(On Screen Display)部123に供給する。
【0070】
OSD部123は、画面表示用のグラフィックッス等の生成を行い、画像データに重ねたり、部分的に表示したりする等の処理を施し、処理後の画像データをNTSCエンコーダ124と、DVコーデック128に供給する。
【0071】
NTSCエンコーダ22は、これに供給された画像データ(コンポーネントデジタル信号)をYC信号に変換した後、D/A変換を行い、アナログのコンポジット映像信号とセパレート映像信号を得て、これらを対応する出力端子Vot(C)、Vot(S)から出力する。また、DVコーデック128は、これに供給された画像データをDV信号にエンコードし、DV端子に出力する。
【0072】
そして、出力端子Vot(C)、Vot(S)から出力されたコンポジット映像信号とセパレート映像信号は、このDVD装置1に接続された外部機器である例えばモニタ受像機に供給され、当該モニタ受像機の表示画面にこれらの映像信号に応じた画像が表示されることになる。また、DV端子DVioから出力されたDV信号は、これに接続されたDVカメラなどの他の外部機器に供給されて利用することができるようにされる。
【0073】
一方、MPEGオーディオデコーダ125は、これに供給された音声ES信号を復号化処理し、ベースバンドの音声信号を得て、これを切換回路126に供給する。切換回路126は、MPEGオーディオデコーダ125からの音声データと、A/D変換器110からの音声データとのいずれを処理の対象とするかを切り換える。切換回路126から出力された音声データは、D/A変換器127と、DVコーデック128とに供給される。
【0074】
D/A変換器127は、これに供給された音声データをアナログ音声信号に変換し、これをアナログ音声信号の出力端子Auotを通じて出力される。また、DVコーデックは、これに供給された音声データをDV信号にエンコードし、これをDV端子DVioを通じて出力する。
【0075】
このようにして、アナログ音声信号の出力端子Votから出力された音声信号は、このDVD装置1に接続されたモニタ受像機のスピーカに供給するようにされて、当該音声信号に応じた音声が、そのスピーカから放音するようにされる。また、DV端子DVioから出力されたDV信号は、これに接続されたDVカメラなどの他の外部機器に供給されて利用することができるようにされる。
【0076】
[その他の入力端、入出力端を通じて入力、入出力される信号について]
次に、デジタル入出力端子Dioを通じて入出力される信号について説明する。例えば、外部のIRD(Integrated Receiver Decoder)から、IEEE1394のようなデジタルインターフェースを介して入力された信号を記録する場合、デジタル信号はデジタルインターフェース回路112に入力される。
【0077】
デジタルインターフェース回路112では、これに供給されたデジタル信号を、この実施の形態のDVD装置1において処理可能な形式のデジタル信号に変換するなど、いわゆるフォーマット変換等の処理を施してTS信号を生成し、これを多重・分離部109に供給する。
【0078】
多重・分離部109は、更に制御信号等の解析や生成を行い、上述もしたように、このDVD装置1で処理可能な形式のTS信号を形成し、これを後段に供給して、DVD114に記録するようにする。また、これと同時に多重・分離部109において、分離処理を行い、MPEGビデオデコーダ121に映像ES、MPEGオーディオデコーダ125に音声ESをそれぞれ供給することにより、アナログ映像信号の出力端子Vot(C)、Vot(S)、アナログ音声信号の出力端子Auotから出力するアナログの映像、音声信号を得ることもできる。つまり、記録しながらの再生もできるようにされている。
【0079】
また、DVD114から読み出されて、多重・分離回路109に供給されたTS信号は、必要に応じて、制御信号の解析、生成を行い、デジタルインターフェース回路112にも供給される。デジタルインターフェース回路112は、多重・分離部109からTS信号の供給を受けたときには、上述した記録時とは逆の変換を行い、送出する形式のデジタル信号に変換し、これをデジタル入出力端子Dioを介して出力して、外部機器に供給する。
また、これと同時に多重・分離回路109において、DVD114から読み出したTS信号について分離処理を行い、得られた映像ES、音声ESをそれぞれMPEGビデオデコーダ121、MPEGオーディオデコーダ125に供給することによって、上述もしたように、アナログ映像信号、アナログ音声信号を得て、これを出力したり、また、DV信号を形成して出力したりすることもできるようにされる。
【0080】
なお、ここでは、デジタル入出力端子Dioに接続される外部機器の一例として、IRDをあげたが、これに限るものではなく、テレビ受像機などのいわゆるAV(オーディオ/ビジュアル)機器やパーソナルコンピュータなどのデジタル入出力を備えた機器を接続することも可能である。
【0081】
次に、デジタルチューナ113について説明する。例えば、日本のBS(Broadcasting Satellite)デジタル放送信号を受信する場合、デジタルチューナ113にて選曲されたフルTS信号が多重・分離回路109に供給される。多重・分離回路109は、デジタル放送特有のスクランブルを解いた後、フルTSをパーシャルTSに変換し、これをDVD114に記録したり、また、映像ESと音声ESとに分離し、これらをMPEGビデオデコーダ121、MPEGオーディオデコーダ125に供給することにより、上述したようにして再生したりすることができるようにされる。
【0082】
また、多重・分離部109に内蔵する各種情報のパージング機能により、BSデジタル放送信号に挿入されている電子番組情報(EPG:Electronic ProgramGuide)を抜き出し、システムコントローラ150に供給する。システムコントローラ150では、この電子番組情報の解析を行い、GUI(Graphical User Interface)上に番組情報の表示等を行うことができるようにしている。
【0083】
次に、地上波EPGについて説明する。地上波EPG用チューナ130は、システムコントローラ150により制御され、EPGが重畳されているチャネル(伝送路)の信号を受信し、受信した信号をデータスライサ131に供給する。データスライサ131では、入力された信号からEPGデータを抽出し、これをシステムコントローラ150に供給する。システムコントローラ150では、このEPG信号の解析を行い、GUI上に番組情報の表示等を行う。
【0084】
なお、BSデジタルや地上波放送から取得したEPGデータは、番組評の表示のみならず、タイマー記録や記録済番組のタイトル表示の情報としても使用することができるようにされる。
【0085】
このように、この実施の形態のDVD装置は、外部機器からの入力受付機能、地上波放送、BS放送の受信機能を備え、受け付けた信号を装填されたDVD114に記録したり、また、DVD114から信号を読み出して再生したりすることができるものである。
【0086】
なお、DVD装置1に装填されている記録媒体をDVD114として説明したが、記録媒体であるDVDは異なるDVDを着脱することが自由にできるようにされていることはいうまでもない。しかし、説明を簡単にするため、このDVD装置1に装填されて用いられている記録媒体をDVD114としている。
【0087】
[DVD装置1のダビング機能について]
そして、図3を用いて説明したように構成されるこの実施の形態のDVD装置1は、図1に示したように、DV端子DVioを通じてDVカメラ2が接続され、DVカメラ2に装填されたDVテープ20に記録されている映像や音声をダビングする場合に、単にその全部をダビングすることができるだけでなく、必要なシーンのみを編集するようにしてダビングするなどのこともできるようにされている。
【0088】
この場合、この実施の形態のDVD装置1は、図3にも示したように、記録媒体としてはDVDのみの利用が可能であり、ハードディスクなどの他の大容量記録媒体は備えていないので、大容量の記録媒体を作業領域として用いることもなく、また、パーソナルコンピュータなどの装置を介在させることもなく、DVD装置1とDVカメラ2との間で種々の態様でダビング処理を行うことができるようにしている。以下、この実施の形態のDVD装置1において実行可能なダビング機能について説明する。
【0089】
[実行可能なダビング機能の態様について]
図4は、この実施の形態のDVD装置1において実行可能な複数のダビング機能のそれぞれについて説明するための図である。このDVD装置1においては、図4に示すように、大きく分けると、ステップS1で示される、おまかせダビング(全ダビング)機能と、ステップS2で示される幾つかの編集ダビング機能とがある。
【0090】
おまかせダビング(全ダビング)機能は、DVテープに記録されている映像、音声の全部をDVDにダビングするものである。編集ダビング機能には、図4に示すように、プログラムダビング(以下、PGダビングと略称する。)機能と、ディスク編集ダビング機能と、プログラムデータ編集(以下、PGデータ編集と略称する。)機能と、コピー機能とがある。
【0091】
PGダビング機能は、DVカメラ2に装填されたDVテープに記録されている情報の内、必要なシーンの情報だけをダビングする機能である。具体的には、DVカメラ2から映像データと音声データとタイムコードとの供給を受けて、これら映像データ、音声データによる映像、音声を再生するようにし、1つ以上の目的するシーンのイン(IN)点(開始点)とアウト(OUT)点(終了点)とを順次に指定していくことにより、1つ以上のシーンのイン点とアウト点とからなるPGデータを作成する(ステップS21)。
【0092】
この場合、イン点とアウト点とを特定する情報としては、イン点に対応する映像データ、音声データのDVテープ上の記録位置を示すタイムコードとアウト点に対応する映像データ、音声データのDVテープ上の記録位置を示すタイムコードとを用いるようにしている。
【0093】
そして、DVD装置1は、指定したイン点、アウト点で特定されるシーンの映像データと音声データとの提供をDVカメラ2に対して要求し、この指定したイン点、アウト点で特定されるシーンの映像データと音声データとの供給を受けて、これをDVDにダビングし(ステップS22)、DVD上に目的とする1つ以上のシーンからなる新たなタイトル(編集タイトル)を形成する(ステップS23)。
【0094】
このように、DVテープに記録された情報の全部をDVDに記録することなく、初めはイン点、アウト点からなるPGデータのみを作成するようにし、その作成したPGデータを用いて、必要なシーンのみをDVテープからDVDにダビングすることができるようにしている。
【0095】
なお、上述もしたように、タイトルは、1つ以上のチャプターからなるものであり、DVカメラでDVテープに記録された情報の場合には、基本的には、DVテープ1本に1タイトルの情報が記録されるものとしている。また、1タイトルを複数に分けた各部分をチャプターと呼び、DVカメラでDVテープに記録された情報の場合には、録画スタートから録画ストップまでに記録された情報を1チャプターとしている。
【0096】
また、ディスク編集ダビング機能は、DVカメラ2に装填されたDVテープに記録されている情報の全部を一旦DVDに記録し、DVDのランダムアクセス性を利用して、必要なシーンだけを効率よく選択し、その必要なシーンだけを再生できるようにするものである。
【0097】
具体的には、DVカメラ2から映像データと音声データとタイムコードとの供給を受けて、これら映像データ、音声データをDVDに記録するとともに、タイムコードはDVD装置内のメモリ(例えば、EEPROM154)に記録保持し(ステップS24)、DVDにDVテープと同じ内容のタイトルを作成する(ステップS25)。そして、DVDに記録した映像データと音声データとを再生するようにし、1つ以上の目的するシーンのイン点(開始点)とアウト点(終了点)とを順次に指定していく(ステップS26)。
【0098】
この場合にも、イン点とアウト点とを特定する情報としては、イン点に対応する映像データ、音声データのDVテープ上の記録位置を示すタイムコードとアウト点に対応する映像データ、音声データのDVテープ上の記録位置を示すタイムコードとが用いられる。
【0099】
そして、DVD装置1は、指定したイン点、アウト点のタイムコードなどからなる再生リスト(以下、PL(Play List)と略称する。)を生成するか否かを判断し(ステップS27)、使用者から生成が指示されたときには、少なくとも指定されたイン点、アウト点からなるPLをDVD上に生成することにより、それらイン点、アウト点からなるシーンの再生可能なタイトルを作成するようにする(ステップS28)。もちろんPLをDVD上に作成しないようにすることもできるようにされる。
【0100】
このように、PLをDVDに作成しておくことにより、DVDに記録されたタイトルの中から、PLで指示されるシーンだけを再生することができるようにされる。また、PLを形成するためのPGデータを用いて、同じ内容のタイトルを複数のDVDに形成することを簡単に行うこともできるようにされる。
【0101】
また、PGデータ編集機能は、おまかせダビング機能、PGダビング機能、ディスク編集ダビング機能を用いて、DVD上にDVカメラ2から提供を受けてダビングした元データが残っている場合に、イン点、アウト点を指定していくことにより作成したPGデータを編集したり、新たにPGデータを作成したりするものである。
【0102】
この機能を用いることにより、必要なシーンを追加したり、不要なシーンを削除したりするなど、イン点、アウト点からなる既に作成されているPGデータを変更して、必要なシーンのイン点、アウト点からなるPGデータを作成したり、また、新たなPGデータを作成することもできるようにされる。
【0103】
この場合には、必要なシーンのイン点、アウト点を指定したり、あるいは、不要なシーンのイン点、アウト点を削除したりするなどして、PGデータの編集を行う(ステップS26)。
【0104】
そして、DVD装置1は、指定したイン点、アウト点のタイムコードなどからなるPL(Play List)を生成するか否かを判断し(ステップS27)、使用者から生成が指示されたときには、指定されたイン点、アウト点からなるPLをDVD上に生成することにより、それらイン点、アウト点からなるシーンの再生可能なタイトルを作成するようにする(ステップS28)。もちろんPLを作成しないこともできるようにされる。
【0105】
このPGデータ編集機能を用いることにより、DVD上に元データが存在すれば、シーン追加やシーン削除を簡単に行って、目的とするシーンからなるPGデータを形成することができるし、また、全く新たにPGデータを作成することもできるようにされる。
【0106】
また、コピー機能(DVダビング機能)は、既に作成されているイン点、アウト点からなるPGデータを用いて、必要なシーンのみからなるタイトルをDVDにダビングするためのものである。すなわち、既に作成されているPGデータの内のどのPGデータを用いるかの選択入力を受け付ける(ステップS29)。
【0107】
そして、その選択されたPGデータにしたがって、DVカメラ2に目的とするシーンの映像データと音声データとの提供を要求し、提供される映像データと音声データとをDVDにダビングして(ステップS30)、DVD上に目的とするシーンからなる新たなタイトルを形成する。
【0108】
このコピー機能を用いることにより、編集作業を行って得たPGデータに基づいて、同じ内容のDVDをPGデータの選択とコピー実行という2つの操作だけで作成することができ、同じ内容の複数のDVDを簡単に作成することができるようにされる。
【0109】
[各ダビング機能の詳細について]
[おまかせダビング(全ダビング)機能について]
図5は、おまかせダビング機能について説明するための図である。図5Aは、この実施の形態のDVD装置1のDV端子DVioに接続されたDVカメラ2のDVテープに記録されている映像や音声などからなる情報を示している。図5Aにおいて、gap(ギャップ)点は、録画時間(RecTime)の不連続点を示しており、例えば、録画が停止された後、次に録画が再開された位置に対応している。したがって、この図5に示す例の場合には、DVテープ上には、6つのチャプター(Chapter)部分からなる1つのタイトルが記録されていることになる。
【0110】
そして、この実施の形態のDVD装置1において、おまかせダビング機能の実行が選択されると、例えば、DVD装置1がデジタルI/F3を通じてDVカメラ2を制御し、DVテープに記録されているデータの全部の提供を要求し、DVD装置1に装填されたDVD114には、図5Bに示すように、DVテープに記録されている映像データ、音声データの全情報(1つのタイトル)がダビングされる。
【0111】
また、DVカメラ2から映像データや音声データとともに供給されるタイムコードは、この実施の形態においては、各フレームの画像を形成する映像データに対応するように例えばフレーム単位でDVD装置1のメモリで有る例えばEEPROM154に記録される。また、DVテープの先頭の情報が書き込まれたDVD114上の位置を示す情報と、各ギャップ点の情報が書き込まれたDVD114上の位置を示す情報とがエントリーポイントとしてDVD装置1のEEPROM154に記録される。
【0112】
このエントリーポイントの情報により、DVD装置1のシステムコントローラ150は、DVD114から各チャプターの先頭のフレームを形成する映像データを読み出し、これを再生して例えばサムネイル画像として表示するとともに、選択可能にしておくことにより、使用者が目的とする再生ポイントを迅速に探し出すなどのことができるようにしている。
【0113】
このように、おまかせダビング機能は、DVテープ上の映像データや音声データの全部を物理的にダビングする機能である。図5Bにおいて、文字(ORG)は、DVD上に物理的に記録された原形データ(Original data)であることを示すものである。
【0114】
もちろん、ダビングした映像データ、音声データのDVテープ上の記録位置を示すタイムコードは、上述したようにフレーム単位にDVD装置1のEEPROM154に記録保持されるので、上述したPGデータ編集機能を用いて、必要なシーンを指定して新たなPGデータを作成することによって、必要なシーンのみからなる編集タイトルを形成することもできるようにされる。
【0115】
[PG(プログラム)ダビング機能について]
図6は、PGダビング機能について説明するための図である。図6Aは、この実施の形態のDVD装置1のDV端子DVioに接続されたDVカメラ2のDVテープに記録されている映像や音声などからなるタイトルを示している。図6Aにおいても、gap(ギャップ)点は、録画時間(RecTime)の不連続点を示しており、例えば、録画が停止された後、次に録画が再開された位置に対応している。
【0116】
そして、この実施の形態のDVD装置1において、PGダビング機能の実行が選択されると、DVD装置1の使用者は、DVD装置1のリモコン装置160を操作し、DVD装置1およびIEEE1394ケーブル3を通じて、DV端子DVioに接続されたDVカメラ2を制御して、DVカメラ2を再生動作させ、DVカメラ2から映像データ、音声データ、タイムコードとの供給を受けるようにする。
【0117】
供給された映像データ、音声データ、タイムコードなどは、上述もしたように、DVD装置1のデジタルI/F部129、DVコーデック128を通じて受け付けられる。そして、映像データについては、NTSCエンコーダ124、出力端子Vot(C)、Vot(S)を通じて出力され、音声データについては、D/A変換部127、出力端子Auotを通じて出力されて、例えば、これらの出力端子を通じてこのDVD装置1に接続されたモニタ受像機に供給され、再生画像、再生音声を視聴することができるようにされる。
【0118】
そして、DVD装置1のリモコン装置160を操作することにより、DVD装置1、IEEE1394ケーブル3を通じてDVカメラ2を制御して、再生、早送り、巻き戻し、一時停止等の各動作を行うようにして、目的とするシーンの先頭を検索し、その目的とするシーンの先頭が検出できたときには、その位置をイン点するように入力操作を行う。同様にして、その目的とするシーンの末尾を検索し、その目的とするシーンの末尾が検出できたときには、その位置をアウト点とするように入力操作を行う。
【0119】
そして、イン点の入力を受け付けた時点において再生されていたフレームの画像を形成する映像データの位置を示すタイムコードをイン点の情報として保持し、また、アウト点の入力を受け付けた時点において再生されていたフレームの画像を形成する映像データの位置を示すタイムコードをアウト点の情報として保持するようにする。
【0120】
このようにして、1つ以上の目的とするシーンのイン点、アウト点を設定していくことにより、目的とする1つ以上のシーンのイン点、アウト点とからなるPGデータを作成する。この図6に示した例の場合には、図6において点線の四角で囲んで示したように、IN1(イン点)〜OUT1(アウト点)までのシーンと、IN2(イン点)〜OUT2(アウト点)までのシーンの2つのシーンからなるPGデータが、DVD装置1のEEPROM154に記録される。
【0121】
このようにしてPGデータを作成した後、この作成したPGデータを用いてダビング処理を行うようにすると、DVD装置1は、DVカメラ2に対して、IN1(イン点)〜OUT1(アウト点)までのシーンと、IN2(イン点)〜OUT2(アウト点)までのシーンの提供を順次に要求し、これに応じて、DVカメラ2から送信されてくる映像データと音声データとタイムコードとを受信して、DVD114に記録する。
【0122】
これにより、DVD114には、図6Bに示すように、図6において、横矢印で示したIN1(イン点)〜OUT1(アウト点)までのシーンと、IN2(イン点)〜OUT2(アウト点)までのシーンの映像データと音声データとがダビングされ、編集タイトルが記録されることになる。
【0123】
そして、このPGダビング機能の場合には、図6Bに示すように、イン点およびギャップ(gap)点をエントリーポイントとして、DVD装置1のEEPROM154に記録保持する。このエントリーポイントの情報により、上述もしたように、DVD装置1のシステムコントローラ150は、DVD114から各チャプターの先頭のフレームを形成する映像データを読み出し、これを再生して例えばサムネイル画像として表示するとともに、選択可能にしておくことにより、使用者が目的とする再生ポイントを迅速に探し出すなどのことができるようにしている。
【0124】
このように、PGダビング機能は、DVテープ上の必要なシーンの映像データや音声データのみをDVDにダビングすることができる。しかも、最終的にダビングを行うまでは、DVテープに記録されている情報が、DVD装置1に装填されたDVD114に記録されることもないので、大きな記録媒体の作業領域を用いなくても、編集作業を行ってDVテープに記録されている情報の中から、目的とするシーンの情報だけをダビングすることができ利用にされる。また、図6Bにおいても、文字(ORG)は、DVD上に物理的に記録された原形データ(Original data)となるものであることを示すものである。
【0125】
[ディスク編集ダビング機能について]
図7は、ディスク編集ダビング機能について説明するための図である。図7Aは、この実施の形態のDVD装置1のDV端子DVioに接続されたDVカメラ2のDVテープに記録されている映像や音声などからなる情報を示している。図7Aにおいても、gap(ギャップ)点は、録画時間(RecTime)の不連続点を示しており、例えば、録画が停止された後、次に録画が再開された位置に対応している。
【0126】
そして、この実施の形態のDVD装置1において、ディスク編集ダビング機能の実行が選択されると、まず、DVD装置1がデジタルI/F3を通じてDVカメラ2を制御し、DVテープに記録されているデータの全部の提供を要求し、DVD装置1に装填されたDVD114には、図7Bに示すように、DVテープに記録されている映像データ、音声データの全情報がダビングされる。
【0127】
また、DVカメラ2から映像データや音声データとともに供給されるタイムコードは、上述した、おまかせダビング機能を用いた場合と同様に、この実施の形態においては、各フレームの画像を形成する映像データに対応するように例えばフレーム単位でDVD装置1のメモリである例えばEEPROM154に記録される。また、DVテープの先頭の情報が書き込まれたDVD114上の位置を示す情報と、各ギャップ点の情報が書き込まれたDVD114上の位置を示す情報とがエントリーポイントとしてDVD装置1のEEPROM154に記録される。
【0128】
このエントリーポイントの情報により、DVD装置1のシステムコントローラ150は、DVD114から各チャプターの先頭のフレームを形成する映像データを読み出し、これを再生して例えばサムネイル画像として表示するとともに、これを選択可能にしておくことにより、使用者が目的とする再生ポイントを迅速に探し出すなどのことができるようにしている。
【0129】
そして、このディスク編集ダビング機能の場合には、DVD装置1に装填されたDVD114にダビングされた映像データ、音声データを再生するようにし、早送り、早戻し、一時停止等の機能を用いて、DVD114にダビングされた情報について、目的とする1つ以上のシーンの先頭と末尾を検索し、イン点とアウト点を設定していく。この段階では、DVカメラ2は全く使用されないので、DVD装置1に接続されていなくてもよい。
【0130】
図7に示した例の場合には、図7Bに上側に、点線の四角で囲んだように、IN1(イン点)〜OUT1(アウト点)までのシーンと、IN2(イン点)〜OUT2(アウト点)までのシーンの2つのシーンが選択するようにされ、これらIN1、OUT1、IN2、OUT2の位置の1フレーム分の画像を形成する映像データが記録されているDVテープ上の位置を示すタイムコードがPGデータとして、DVD装置1のEEPROM154に記録される。
【0131】
そして、このディスク編集ダビングの場合には、PL(再生リスト)を形成するようにする指示をDVD装置1に対して与えると、DVD装置1のシステムコントローラ150は、EEPROM154に記録したPGデータに基づいて、各イン点、アウト点に対応する位置の映像データ、音声データが記録されているDVD114上の記録位置からなるPLをDVD上に生成する。
【0132】
このPLに基づいて、DVD装置1は、DVD114に記録された映像データ、音声データのうち、イン点、アウト点によって選択した、目的とするシーン、この図7の場合には、図7Cに示すように、シーン1とシーン2とだけを再生するようにすることができるようにしている。
【0133】
すなわち、図7を用いて説明したディスク編集ダビングの場合、図7Cに示したイン点、アウト点によって選択した目的とするシーンであるシーン1、シーン2からなる映像データ、音声データは、このようなデータの集まりがDVD上に実際に形成されるのではなく、DVD114にダビングされた情報の中から、PGデータやPL(再生リスト)に従って、仮想的に形成されるものである。
【0134】
そして、図6を用いて説明したPGダビングの場合にも、また、図7を用いて説明したディスク編集ダビングの場合にも、目的とするシーンのDVテープ上の記録位置であるイン点、アウト点の情報からなるPGデータが作成され、これがDVD装置1のEEPROM154に記憶保持される。
【0135】
したがって、このPGデータを用いることにより、DVカメラ2から目的とするシーンの提供だけを受けるようにして、同じ内容の映像データ、音声データを記録したDVDを自動的に作成することができるようにされる。つまり、編集作業を複数回行わなくても、また、もう1台DVD装置を用意したり、パーソナルコンピュータを介在させたりすることなく、同じ内容の情報を記録したDVDを複数作成することができるようにされる。
【0136】
[各ダビング機能のまとめ]
図5、図6、図7を用いて説明した、おまかせダビング機能、PGダビング機能、ディスク編集ダビング機能のそれぞれについて、その機能をわかりやすく図示すると、図8のように示すことができる。
【0137】
図8(A)は、おまかせダビング機能についての説明図である。図8(A)に示すように、おまかせダビング機能の場合には、DVカメラ2に装填されたDVテープ20に記録されている映像、音声からなる1つのタイトルXを、そのままDVD装置1に装填された例えばDVD10にダビングする。この場合、タイトルXについてのDVテープ20上の記録位置を示すタイムコードの全部がDVD装置1のメモリ154に記録、保持される。
【0138】
図8(B)は、PGダビング機能についての説明図である。図8(B)に示すように、PGダビング機能の場合には、DVカメラ2に装填されたDVテープ20に記録されている映像、音声からなる1つのタイトルXについての映像データ、音声データ、タイムコードの提供を受けて、必要なシーンからなる新たなタイトルX1の各シーンのイン点、アウト点からなるPGデータをDVD装置1のEEPROM154などのメモリに作成する。このとき、DVカメラ2からの映像データ、音声データはDVD装置1に装填されたDVD10には記録されない。
【0139】
そして、必要な全てのシーンのイン点、アウト点とを指定し終え、PGデータが形成された後に、この形成したPGデータを用いて、必要なシーンのみの提供をDVD装置1からDVカメラ2に要求し、この要求に応じてDVカメラ2から提供される新たなタイトルX1の映像データと音声データとをDVD装置1に装填されたDVD10に記録する。
【0140】
このように、PGダビング機能は、まず、必要なシーンのイン点、アウト点からなるPGデータを作成し、この作成したPGデータに基づいて、必要なシーンのみからなる新たなタイトルの映像データと音声データとをDVD装置1に装填されたDVDにダビングするものである。この場合には、映像データ、音声データは、形成されたPGデータに基づいて最後にダビングされるので、DVカメラ2からの映像データ、音声データを記憶する中間記録媒体を用いることもない。
【0141】
図8(C)は、ディスク編集ダビング機能についての説明図である。図8(C)に示すように、ディスク編集ダビング機能の場合には、まず、DVカメラ2に装填されたDVテープ20に記録されている映像、音声からなる1つのタイトルXを、そのままDVD装置1に装填された例えばDVD10にダビングする。この場合、タイトルXについてのDVテープ20上の記録位置を示すタイムコードの全部がDVD装置1のメモリ154に記録、保持される。
【0142】
そして、DVD装置1において、DVD10に記録したタイトルXについて再生、早送り、早戻し、一時停止、停止などを行うようにして、必要なシーンからなる新たなタイトルX1の各シーンのイン点、アウト点からなるPGデータをDVD装置1のEEPROM154などのメモリに作成する。この場合、タイトルXは既にDVD10にダビングされているので、DVカメラ2は接続されていなくてもよい。
【0143】
そして、作成したPGデータに基づいて、指定されたシーンの映像データ、音声データが記録されているDVD10上の記録位置を示す情報からなるPL(再生リスト)をDVD上に作成することにより、このPLを用いて、DVD10に記録されているタイトルXの内の目的とするシーンのみを再生するようにすることによって、目的とするシーンのみからなるタイトルX1を再生することもできるようにされる。
【0144】
このディスク編集ダビング機能の場合には、DVカメラのDVテープから目的とするタイトルを構成する映像データと音声データとを全部、DVD装置1のDVDに記録した後においては、DVD装置1だけの閉じた環境で目的とするシーンのみからなる新たなタイトル(編集タイトル)を形成することができるようにされる。この場合、DVDは、ランダムアクセスが可能であるので、目的とするシーンの検索を容易に行うことができる。
【0145】
そして、上述した各ダビング機能を用いて、DVカメラ2からDVD装置1に取り込んだDVテープ上のタイムコードや作成したPGデータを用いることによって、PGデータ編集機能やコピー機能を実現することができる。
【0146】
図9は、PGデータ編集機能についての説明図である。このPGデータ編集機能の場合には、おまかせダビング機能、PGダビング機能、ディスク編集ダビング機能を用いた場合には、図8に示したように、編集対象のタイトルX、あるいは、編集されて形成された編集タイトルX1などの編集対象とすることができる原形タイトルとなるものがDVDに記録されるとともに、このタイトルの各フレーム毎のタイムコードがDVD装置1のEEPROM154などのメモリに記憶保持されている。
【0147】
このため、これらを利用することによって、図9に示すように、1つ以上の必要なシーンからなら新たなタイトルX2を構成する各信号のイン点とアウト点とからなる新たなPGデータを形成するなどのことができるようにされる。そして、このPGデータに基づいて、タイトルX2を構成する各シーンのDVD10上の位置情報からなるPL(再生リスト)をDVD上に作成し、DVD装置1内のメモリ上のPGデータやDVD上のPLを用いることにより、DVD10に記録されたタイトルXのうちの新たなタイトルX2にかかる部分のみを再生するようにして、新たなタイトルX2を再生することができるようにされる。
【0148】
また、DVカメラ2からダビングしたタイトルXに基づいて既に作成したタイトルX1についてのPGデータに対して、シーンの削除やシーンの追加を行って、新たなタイトルのPGデータを形成することも可能である。
【0149】
図10は、コピー機能についての説明図である。図10(A)に示すように、DVカメラ2に装填されたDVテープ20にタイトルXが記録されており、また、上述したPGダビング機能、あるいは、ディスク編集ダビング機能、あるいは、PGデータ編集機能が用いられて、編集作業が行われ、タイトルXの内の必要なシーンのみからなる新たなタイトルX1のPGデータが既に作成されている場合であって、DVD装置1に新たに装填されたDVD10AにタイトルX1の映像データと音声データとをコピーする場合にコピー機能が用いられる。
【0150】
コピー機能の場合には、DVD装置1のEEPROM154などのメモリに記録されているタイトルX1のPGデータに基づいて、タイトルX1を構成するシーンの映像データと音声データの提供をDVD装置1からDVカメラ2に要求し、図10(B)に示すように、DVカメラ2からタイトルX1を構成する映像データと音声データとの供給を受けて、これをDVD装置1に新たに装填されたDVD10Aに記録する。
【0151】
このように、コピー機能の場合には、既に作成されたPGデータを用いることによって、簡単に同じ内容のDVDを複数作成することができるようにされる。
【0152】
[編集データの具体例について]
次に、上述した各編集機能を用いた場合にDVD装置1のメモリに形成されるPGデータ等からなる編集データの詳細について説明する。この編集データは、上述もしたように、PGダビング機能、ディスク編集ダビング機能を用いた場合に形成されるPGデータ等のデータを備えるものである。以下においては、PGダビング機能、ディスク編集ダビング機能、PGデータ編集機能を用いた場合を例にして、形成される編集データの詳細について説明する。
【0153】
[PGダビング機能の場合に形成される編集データについて]
図11、図12は、PGダビング機能を用いた場合に、DVD装置1のメモリ、この実施の形態においては例えばEEPROM154に形成される編集データについて説明するための図である。ここでは、図11Aに示すように、DVカメラ2に装填されたDVテープに再生時間にして1時間20分間分のタイトルの映像データ、音声データが記録されているとする。
【0154】
このうち、図11Bに示すように、当該タイトルの先頭から15分30秒後の時点から当該タイトルの先頭から40分後の時点までの24分30秒間のシーンaと、当該タイトルの先頭から55分40秒後の時点から当該タイトルの先頭から1時間10分後の時点までの14分20秒間のシーンbとからなる新たなタイトルを形成する場合を例にして説明する。
【0155】
この場合には、DVカメラ2から供給されるタイトルの映像データ、音声データを再生するようにして、目的とするシーンaとシーンbを検索し、シーンaの先頭である当該タイトルの先頭から15分30秒後の時点をシーンaのイン点とし、また、当該タイトルの先頭から40分後の時点をシーンaのアウト点として指定する。同様にして、シーンbの先頭である当該タイトルの先頭から55分40秒後の時点をシーンbのイン点とし、また、当該タイトルの先頭から1時間10分後の時点をシーンbのアウト点として指定する。
【0156】
この作業(Step1の処理)を行うことによって、DVD装置1のEEPROM154には、図11Cに示す編集データが形成される。編集データは、図11Cに示したように、実タイトルデータと、対応タイトルデータと、PL PGデータとからなっている。
【0157】
実タイトルデータは、実タイトル名、編集日時、編集後タイトルの積算時間からなるものであり、主に、編集対象となった元のタイトルの出所を示すものとして用いられる。
【0158】
ここで、実タイトル名は、どのような機器により、いつ記録されたタイトルかを示す情報であり、図11Cに示した編集データにおいては、DVカメラにより、2001年10月19日、午前10時に記録されたタイトルであることを示す“(DVCapture 2001/10/19 10:00)”という情報が記録されている。
【0159】
編集日時は、当該実タイトルを用いて編集作業を行った日時を示す情報であり、図11Cに示した編集データにおいては、2002年4月2日、午後3時30分20秒に編集を行ったことを示す“(2002/04/02 15:30:20)”という情報が記録されている。
【0160】
積算時間は、編集によって新たに形成したタイトルの再生に係る時間を示す情報であり、図11Cに示した編集データにおいては、編集後の新たなタイトルの再生に係る時間は、38分50秒であることを示す“00:38:50”という情報が記録されている。
【0161】
次に、対応タイトルデータであるが、これは、編集作業によって、DVD上に新たに形成したタイトルを特定するために用いられるものであり、この実施の形態においては、作成日時とタイトル長とからなっている。ここで、作成日時は、実タイトルデータ欄の編集日時と同じであり、DVD上に形成したタイトルは、何時作成されたものであるかを示す情報である。また、タイトル長は、実タイトルデータ欄の積算時間と同じであり、DVD上に新たに形成したタイトルの再生に係る総時間を示すものである。対応タイトルデータは、DVDに新たなタイトルを実際に作成した場合に記録されることになる。
【0162】
PL PGデータは、図11Cに示すように、編集の対象となった外部機器の記録媒体上に存在する実タイトルについての実タイトル情報と、DVD上に新たに形成されるタイトルについての仮想タイトル情報とからなっている。
【0163】
この例の場合には、また、目的とするシーンのイン点とアウト点とを指定しただけであるので、図11Cに示した編集データにおいては、実タイトル情報の欄のシーンナンバー(図においてはシーン#と記載。)が、1番のシーンaのイン点のタイムコード(00:15:30)とアウト点のタイムコード(00:40:00)と、2番目のシーンbのイン点のタイムコード(00:55:40)とアウト点のタイムコード(01:10:00)が記録されている。そして、この実タイトル情報の欄に記録される各シーンのイン点とアウト点との情報により、上述したPGデータが形成される。
【0164】
そして、形成されたPGデータを用いて、図12Aに示すように、DVカメラ2のDVテープに記録されているタイトルの内のシーンa、シーンbからなる新たなタイトルを図12Bに示すようにDVD装置1に装填されたDVD上に記録するダビング処理(Step2の処理)を行うと、図12Dに示すように、仮想タイトル情報の欄に、DVD装置1に装填されているDVDに実際に記録されたシーンa、シーンbのDVD上の記録位置を示すイン点とアウト点の情報が記録される。
【0165】
図12Dの場合には、実際にDVD上に記録されたシーンa、シーンbの記録位置に従って、仮想タイトル情報の欄のシーンナンバー(図においてはシーン#と記載。)が、1番のシーンaのイン点のDVD上のタイムコード(00:00:00)とアウト点のタイムコード(00:24:30)と、2番目のシーンbのイン点のタイムコード(00:24:30)とアウト点のタイムコード(00:38:50)が記録されている。
【0166】
そして、この仮想タイトル情報の欄に記録される各シーンのイン点とアウト点との情報により、DVDに記録することになる上述したPL(再生リスト)が形成される。このPGダビング機能の場合には、後述するディスク編集機能の場合とは異なり、DVテープからDVD上に実際にダビングされる情報と、編集されて、実際に再生するようにされる情報(仮想PL)とが図12B、図12Cに示すように一致しているので、この仮想タイトル情報に基づいて、編集処理後のタイトルを再生することができるようにされる。
【0167】
また、対応タイトルデータ欄には、図12Dに示すように、作成日時として、“(2002/04/02 15:30:20)”という情報が記録され、タイトル長として、“00:38:50”という情報が記録されている。これら作成日時と、タイトル長は、実タイトルデータ欄の編集日時、積算時間と一致する情報である。
【0168】
そして、対応タイトルデータ欄の情報、および、仮想タイトル情報の欄の書く情報は、DVテープからDVDへのダビング直後の値を保存することになる。また、対応タイトルデータ欄の情報は、PGデータ編集を行う場合に、PGデータとDVD上のタイトルとのマッチングを行う場合に用いられ、一致するタイトルが見つからない場合には、PGデータ編集、プレビューが不可となる。
【0169】
[ディスク編集ダビング機能の場合に形成される編集データについて]
図13、図14は、ディスク編集ダビング機能を用いた場合に、DVD装置1のメモリ、この実施の形態においてはEEPROM154に形成される編集データについて説明するための図である。ここでは、図13Aに示すように、DVカメラ2に装填されたDVテープに再生時間にして1時間20分間分のタイトルが記録されているとする。
【0170】
この1時間20分間分のタイトルの全部を、図13Bに示すようにDVD装置1に装填されたDVDにダビングし、この後、図13Cに示すように、当該タイトルの先頭から15分30秒後の時点から当該タイトルの先頭から40分後の時点までの24分30秒間のシーンaと、当該タイトルの先頭から55分40秒後の時点から当該タイトルの先頭から1時間10分後の時点までの14分20秒間のシーンbとからなる新たなタイトルを形成するようにする場合を例にして説明する。
【0171】
まず、この場合には、DVテープに記録されている1時間20分間分の映像データと音声データとからなるタイトルの全部をDVD装置1に装填されたDVD上にダビングする処理(Step1の処理)が行われる。このとき、DVD装置1のEEPROM154上には、図14Aに示す編集データが形成される。この図14Aに示す編集データの場合にも、実タイトルデータ欄、対応タイトルデータ欄、PL PGデータ欄のそれぞれに記録されることになる情報の項目とその意味は、図11C、12Dに示した場合と同様である。
【0172】
そして、この場合には、実タイトルデータ欄の実タイトル名として、DVカメラにより、2001年10月19日、午前10時に記録されたタイトルであることを示す“(DVCapture 2001/10/19 10:00)”という情報が記録されている。実際の編集作業は行われていないので、編集日時、積算時間については、この段階では記録されない。
【0173】
また、対応タイトルデータ欄には、作成日時として、DVテープのタイトルの全部をDVDにダビングした日時を示す“(2002/04/02 15:30:20)”という情報が記録され、タイトル長として、“01:20:00”という情報が記録される。つまり、この図14Aの段階では、DVテープ上のタイトルの全体が、DVDにダビングされただけの状態を示している。
【0174】
そして、DVD上に記録されたタイトルを再生するようにして、目的とするシーンaとシーンbを検索し、シーンaの先頭である当該タイトルの先頭から15分30秒後の時点をシーンaのイン点とし、また、当該タイトルの先頭から40分後の時点をシーンaのアウト点として指定する。同様にして、シーンbの先頭である当該タイトルの先頭から55分40秒後の時点をシーンbのイン点とし、また、当該タイトルの先頭から1時間10分後の時点をシーンbのアウト点として指定する。
【0175】
この作業(Step2の処理)を行うことによって、DVD装置のEEPROM154に形成された編集データは、図14Bに示すように、仮想タイトル情報の欄のシーンナンバー(図においてはシーン#と記載。)が、1番のシーンaのイン点のタイムコード(00:15:30)とアウト点のタイムコード(00:40:00)と、2番目のシーンbのイン点のタイムコード(00:55:40)とアウト点のタイムコード(01:10:00)が記録される。
【0176】
そして、この仮想タイトル情報の欄に記録される各シーンのイン点とアウト点との情報により、DVDに記録するようにされる上述したPL(再生リスト)が形成される。また、この場合には、DVテープに記録されていたタイトルの全部をDVD上にダビングしているので、当該タイトルの先頭からの時間で規定されるタイムコードは、DVテープ上においても、DVD上においても同じとなる。この結果、仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点の情報をPGデータとして用いて、シーンa、シーンbからなるタイトルをDVカメラのDVテープからDVDにダビングすることができるようにされる。
【0177】
[PGデータ編集の場合に形成される編集データについて]
図15、図16は、PGデータ編集機能を用いた場合に、DVD装置1のメモリ、この実施の形態においてはEEPROM154に形成される編集データについて説明するための図である。ここでは、図15Aに示すように、DVカメラ2に装填されたDVテープに再生時間にして1時間20分間分のタイトルの映像データ、音声データが記録されているとする。
【0178】
そして、図11、図12を用いて説明したように、また、図15A、Bにも示すように、PGダビング機能が用いられて、当該タイトルの先頭から15分30秒後の時点から当該タイトルの先頭から40分後の時点までの24分30秒間のシーンaと、当該タイトルの先頭から55分40秒後の時点から当該タイトルの先頭から1時間10分後の時点までの14分20秒間のシーンbとからなる新たなタイトルがDVD上にダビングされているとする。
【0179】
このシーンaとシーンbとからなる新たなタイトルがDVDに記録されたときには、図12Cに示したように、また、図15Aにも示すように、実タイトルデータ、対応タイトルデータ、PL PGデータのいずれも記録された編集データが、DVD装置1のEEPROM154上に形成されている。
【0180】
この状態にあるときに、PGデータ編集機能を用いて、DVD上に記録されたシーンa、シーンbからなる新たなタイトルの内の一部分であるシーンc、シーンdからなるタイトルを形成するとする。この場合には、シーンaとシーンbとからなるDVD上のタイトルを再生して、シーンcとシーンdのイン点とアウト点を指定するようにする。
【0181】
この場合、図15Bに示したように、シーンcのイン点は、シーンaとシーンbとからなるDVD上の編集後タイトルの先頭から5分後の時点であり、また、シーンcのアウト点は、シーンaとシーンbとからなるDVD上の編集後タイトルの先頭から15分後の時点である。また、シーンdのイン点は、シーンaとシーンbとからなるDVD上の編集後タイトルの先頭から25分後の時点であり、また、シーンdのアウト点は、シーンaとシーンbとからなるDVD上の編集後タイトルの先頭から35分後の時点である。これらのイン点、アウト点が指定されることになる。
【0182】
この作業を行うことによって、DVD装置1のEEPROM154に形成された編集データは、図16Bに示すように、仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点の値が新たに指定されたシーンc、シーンdに対応するものに変更される。また、この場合には、実タイトルデータ欄の編集日時、積算時間とが更新され、編集日時は、シーンcとシーンdとからなる新たなタイトルを形成するように作業したときの日時を示す情報に変更され、積算時間は、シーンcとシーンdとの合計再生時間として、“00:20:00”という情報が更新される。
【0183】
そして、この場合には、図16Bに示した編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点とアウト点との情報を用いることによって、DVD装置1に装填されたDVD上には、図15Bに示したように、シーンaとシーンbとからなるタイトルが既に形成されているので、このシーンaとシーンbとからなるタイトルのシーンcとシーンdだけを再生するようにすることができる。
【0184】
また、図16Bに示すように、シーンa、シーンbのDVテープ上の記録位置を示すイン点、アウト点の情報は、当該編集データの実タイトル情報の欄に記録されているので、シーンc、シーンdのDVテープ上の記録位置を特定することもできる。
【0185】
具体的には、10分間のシーンcは、シーンa内のシーンであるので、シーンcのDVテープ上のイン点は、シーンaのイン点から5分経過後の時点であり、DVテープ上ではその元のタイトルの先頭から20分30秒(00:20:30)後の時点となる。また、シーンcのDVテープ上のアウト点は、シーンaのイン点から15分経過後の時点であり、DVテープ上ではその元のタイトルの先頭から30分30秒(00:30:30)後の時点となる。
【0186】
また、同じく10分間のシーンdは、シーンb内のシーンであるので、シーンdのDVテープ上のイン点は、シーンbのイン点から30秒経過後の時点であり、DVテープ上ではその元のタイトルの先頭から57分10秒(00:57:10)後の時点となる。また、シーンdのDVテープ上のアウト点は、シーンbのイン点から10分30秒経過後の時点であり、DVテープ上ではその元のタイトルの先頭から1時間6分30秒(01:06:30)後の時点となる。
【0187】
このように、編集データの仮想タイトル情報と実タイトル情報とを用いることにより、PGデータを作成して、このPGデータに基づいて、DVテープからシーンcとシーンdの映像データと音声データとの供給を受けるようにして、これをDVDに記録することもできるようにされる。
【0188】
[各ダビング機能を用いる場合のDVD装置1の動作について]
次に、編集データの生成や変更を伴うPGダビング機能、ディスク編集ダビング機能、PGデータ編集機能やコピーダビング機能を用いるようにした場合のこの実施の形態のDVD装置1の動作について説明する。
【0189】
図4を用いて説明したように、この実施の形態のDVD装置1は、おまかせダビング機能と、PGダビング機能、ディスク編集ダビング機能、PGデータ編集機能、コピー機能(DVダビング機能)からなるDV編集機能とを備えている。そして、図1に示したように、この実施の形態のDVD装置1とDVカメラ2とが、それぞれのDV端子を通じて接続された状態にあるときに、DV編集機能の実行を選択すると、DVD装置1のシステムコントローラ150は、DV編集機能の選択受付処理を実行する。
【0190】
図17は、DV編集機能の選択受付処理を説明するための図である。例えば、リモコン装置160を通じてDV編集機能の実行が指示され、これをDVD装置1が受け付けると、DVD装置1のシステムコントローラ150は、図17に示すDV編集機能の選択受付処理を実行し、まず、DV編集メニューを表示するためのデータを作成して、これをOSD部123に供給するようにして、DVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に図26に示すようなDV編集メニューを表示するようにする(ステップS51)。
【0191】
この実施の形態のDVD装置1において形成されるDV編集メニューは、図26に示すように、DV編集メニューであることを示す画面名401と、選択項目402として、PGダビング、ディスク編集ダビング、PGデータ編集、コピーの4つの機能名と、各ダビング機能の機能説明403が表示されるとともに、メニュー画面の下側には、操作ガイダンス406が表示される。
【0192】
そして、DVD装置1のシステムコントローラ150は、選択項目402の内のいずれかにカーソル404を位置付けるとともに、選択可能な方向を示す選択方向マーク405をカーソル404の近傍に表示し、使用者からの選択入力を受け付ける(ステップS52)。
【0193】
使用者は、リモコン装置160の例えば、上下矢印キーを操作することにより、カーソル404を目的とするダビング機能の選択項目に位置付け、リモコン装置160の決定キーを操作することにより、実行したいダビング機能を選択する。
【0194】
そして、システムコントローラ150は、ステップS52で受け付けた選択入力は、PGダビング機能を選択するものであるか否かを判断し(ステップS53)、PGダビング機能を選択するものであると判断したときには、後述するPGダビング処理を実行するようにし(ステップS54)、その終了後、ステップS51からの処理を繰り返すようにする。
【0195】
ステップS53の判断処理において、PGダビング機能を選択するものではないと判断したときには、システムコントローラ150は、ステップS52で受け付けた選択入力は、ディスク編集ダビング機能を選択するものであるか否かを判断し(ステップS55)、ディスク編集ダビング機能を選択するものであると判断したときには、後述するディスク編集ダビング処理を実行するようにし(ステップS56)、その終了後、ステップS51からの処理を繰り返すようにする。
【0196】
ステップS55の判断処理において、ディスク編集ダビング機能を選択するものではないと判断したときには、システムコントローラ150は、ステップS52で受け付けた選択入力は、DV編集リスト機能を選択するものであるか否かを判断し(ステップS57)、DV編集リスト機能を選択するものであると判断したときには、後述するDV編集リスト処理を実行するようにし(ステップS58)、その終了後、ステップS51からの処理を繰り返すようにする。
【0197】
ステップS57の判断処理において、DV編集機能を選択するものではないと判断したときには、正常に選択入力がなされなかったと判断し、ステップS51からの処理を繰り返すようにして、再度の選択入力を受け付けるようにする。このようにして、DVD装置1は、使用者からの選択入力を受け付け、その選択入力に応じたダビング機能を実行することができるようにされる。
【0198】
なお、DV編集リスト機能は、上述したPGデータ編集機能とコピー機能(DVダビング機能)との両方を可能にするものであり、後述もするように、編集することにより形成するようにしたタイトルの編集データを指定することにより、さらに編集を加えたり、また、その指定された編集データに基づいて、DVカメラ2のDVテープからDVD装置1のDVDに編集後の新たなタイトルの映像データと音声データとをダビングしたりすることができるようにするものである。
【0199】
[PGダビング機能実行時の動作について]
次に、図17に示した処理において、PGダビング機能が選択された場合にステップS54において実行されるPGダビング処理について、図18、図19のフローチャートおよび図27〜図31の画面表示例を参照しながら説明する。
【0200】
図26に示したDV編集編集メニューを通じて、PGダビング機能が選択されると、DVD装置1のシステムコントローラ150は、図18、図19に示すPGダビング処理を実行する。そして、システムコントローラ150は、まず、途中保存データがあるか否かを判断する(ステップS101)。
【0201】
このステップS101の判断処理は、編集が完結しておらず、途中保存の状態の編集データがあるか否かを判断する処理であり、具体的には、例えば、図11Cに示したように、対応タイトルデータの欄や、仮想タイトル情報の欄にデータが記録されておらず、DVD装置1側においてタイトルが形成されていない編集データがある場合に、途中保存データ有りと判断する。
【0202】
ステップS101の判断処理において、途中保存データは無いと判断したときには、システムコントローラ150は、図27Aに示すシーン選択確認画面を作成し、これをOSD部123に供給するようにして、このシーン選択確認画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示し(ステップS102)、使用者からの確認入力を受け付けるようにする(ステップS103)。
【0203】
すなわち、ステップS102において表示されるシーン選択確認画面は、図27Aに示したように、画面名411、ガイダンス412、操作ガイダンス413、開始指示アイコン414、中止指示アイコン415からなるものである。
【0204】
そして、使用者がDVD装置1のリモコン装置160の矢印キーを操作することにより、リモコン装置160から送出されるリモコン信号に応じて、システムコントローラ150は、開始指示アイコン414か中止指示アイコン415にカーソルを位置付けることができるようにされ、この後、リモコン装置160の決定キーが操作されることにより、シーン選択処理の開始か中止かが選択することができるようにされる。
【0205】
システムコントローラ150は、ステップS103において受け付けた使用者からの選択入力が開始を指示するものであるか否かを判断する(ステップS104)。このステップS104の判断処理において、開始指示ではなく、中止指示アイコンが選択されるか、リモコン装置160の戻るキーが操作されたと判断したときには、この図18、図19に示す処理を終了して、図17に示した処理に戻り、図26に示したDV編集メニューからの選択入力が行われるようにされる。
【0206】
ステップS104において、開始指示を受け付けたと判断したときには、DVD装置1側からDVカメラ2の動作を制御して、DVカメラ2から目的とするタイトルの映像データ、音声データ、タイムコードの供給を受けて、目的とする1つ以上のイン点とアウト点との指定を行うようにするシーン選択処理を行う(ステップS105)。
【0207】
このステップS105のシーン選択処理においては、図28に示すイン点設定画面と図29に示すアウト点設定画面とが用いられるようにされる。イン点設定画面は、DVカメラ2からの映像データに応じた再生画像が表示されるとともに、当該画面がイン点設定画面であることを示す画面名431、イン点、アウト点のタイムコード表示432、現在の操作モードを示すガイダンス433、現在のDVカメラの動作状態を示す状態表示434、操作ガイダンス435が表示される。
【0208】
イン点の設定時においては、操作ガイダンス表示435に再生マークM1、一時停止マークM2、早戻しマークM3、早送りマークM4が示すように、DVD装置1からDVカメラ2に対して、再生、一時停止、早戻し、早送りの指示をIEE1394DV規格において定義されているAVCコマンドを用いて送信することにより、DVD装置1からDVカメラ2の動作を制御することができるようにしている。
【0209】
すなわち、使用者は、DVD装置1のリモコン装置160を通じてDVカメラ2の再生、一時停止、早戻し、早送りを指示することができるようにされており、DVD装置1のシステムコントローラ150は、リモコン装置160からリモコン信号に応じて、DVカメラ2に対する制御信号を形成し、これをDVコーデック128、デジタルI/F129、DV端子DVio、IEEE1394ケーブル3を通じてDVカメラ2に送信する。
【0210】
これに応じてDVカメラ2は動作し、少なくとも再生時において、自機に装填されたDVテープから情報を読み出して、映像データ、音声データ、タイムコードを自機のDV端子、IEEE1394ケーブル3を通じてDVD装置1に供給するようにする。そして、DVD装置1の使用者は、目的とするシーンの先頭を検出したときには、リモコン装置1の決定キーを押下することにより、イン点を決定して、アウト点の選択処理を行うことができるようにされる。
【0211】
なお、図28に示したイン点設定画面において、現在の操作モードを示すガイダンス433は、DVD装置1からDVカメラ2を制御する状態にあることを示している。DVカメラ2が接続されていない場合などにおいては、他の表示内容となる。
【0212】
また、現在のDVカメラの動作状態を示す状態表示434は、DVカメラ2が再生状態にあることを示している。この状態表示434は、DVカメラ2が一時停止するようにされたときには、一時停止マークが、また、早戻しするようにされたときには、早戻しマークが表示されるというように、DVカメラ2の動作状態に応じて変えられる。
【0213】
また、イン点、アウト点のタイムコード表示432は、設定前においては、再生画像に応じたタイムコードが表示され、設定後においては、イン点として設定された位置のタイムコードが表示するようにされる。
【0214】
上述のようにして、イン点を設定した後においては、システムコントローラ150は、図29に示したアウト点設定画面を表示して、アウト点の設定入力を受け付ける。アウト点設定画面は、図28を用いて上述したイン点設定画面と同様に、DVカメラ2からの映像データに応じた再生画像が表示されるとともに、当該画面がアウト点設定画面であることを示す画面名441、イン点、アウト点のタイムコード表示442、現在の操作モードを示すガイダンス443、現在のDVカメラの動作状態を示す状態表示444、操作ガイダンス445が表示される。
【0215】
この図29に示すアウト点設定画面において、イン点、アウト点のタイムコード表示442、現在の操作モードを示すガイダンス表示443、現在のDVカメラの動作状態を示す状態表示444、操作ガイダンス445は、図28に示したイン点設定画面のイン点、アウト点のタイムコード表示432、現在の操作モードを示すガイダンス表示433、現在のDVカメラの動作状態を示す状態表示434、操作ガイダンス435と同様の内容を示すものである。
【0216】
しかし、図29に示すアウト点設定画面において、イン点、アウト点のタイムコード表示442は、イン点のタイムコードはイン点設定画面において設定されたイン点のタイムコードが表示され、また、アウト点のタイムコードは、設定前においては、再生画像に応じたタイムコードが表示され、設定後においては、アウト点として設定された位置のタイムコードが表示するようにされる。
【0217】
この図29に示したアウト点設定画面を通じて、イン点を設定した場合と同様にして、アウト点の設定入力を受け付ける。そして、イン点とアウト点との設定入力を受け付けるステップS105の処理においては、目的とする複数のシーンのイン点とアウト点との設定入力ができるようにされる。
【0218】
一方、図18に示した処理のステップS101の判断処理において、途中保存データがあると判断したときには、システムコントローラ150は、図27Bに示す継続確認画面を表示するためのデータを作成し、これをOSD部123に供給するようにして、この継続確認画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示し(ステップS106)、使用者からの確認入力を受け付けるようにする(ステップS107)。
【0219】
すなわち、ステップS106において表示される継続確認画面は、図27Bに示したように、画面名421、ガイダンス表示422、操作ガイダンス423、保存データ継続アイコン424、新規作成アイコン425からなるものである。
【0220】
そして、使用者がDVD装置1のリモコン装置160の矢印キーを操作することにより、リモコン装置160から送出されるリモコン信号に応じて、システムコントローラ150は、保存データ継続アイコン424か新規作成アイコン425にカーソルを位置付けることができるようにされ、この後、リモコン装置160の決定キーが操作されることにより、途中保存データを用いた編集作業の継続か、新規の編集作業かが選択することができるようにされる。
【0221】
システムコントローラ150は、ステップS103において受け付けた使用者からの選択入力が途中保存データを用いた編集作業の継続を指示するものであるか否かを判断する(ステップS108)。このステップS108の判断処理において、途中保存データを用いた編集作業の継続を指示するものではなく、新規の編集作業を指示するものであると判断したときには、ステップS105の処理に進み、上述したように、イン点設定画面(図28)とアウト点設定画面(図29)とを用いた目的とするシーンの選択処理を行うようにする。
【0222】
また、ステップS108の判断処理において、途中保存データを用いた編集作業の継続を指示するものであると判断した場合、および、ステップS105のシーン選択処理が終了した後においては、システムコントローラ150は、図30に示すような編集中のタイトルのシーンの一覧表(シーンリスト)を作成するデータを形成して、これをOSD部123に供給して、DVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示するようにし(ステップS109)、次の処理の指示入力を受け付けるようにする(ステップS110)。
【0223】
ステップS109において作成され、DVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示されるシーンリストは、図30に示すように、画面名451、タイトル名や当該タイトルの総再生時間などのタイトルに関する情報の表示452、各シーンのイン点のサムネイル画像453(1)、453(2)、453(3)、…、各シーンのイン点、アウト点およびシーン長(そのシーンの再生時間)の表示454、シーン選択用カーソル455、操作ガイダンス456、確定アイコン457、中止アイコン458、シーン追加アイコン459が表示されるとともに、必要に応じてサブメニュー440、サブメニューカーソル440Cを表示することができるようにされる。
【0224】
そして、この実施の形態においては、図30に示した態様で表示されるシーンリストを確認し、リモコン装置160を通じて、確定アイコン457を選択することによりタイトルの内容を確定して編集作業を終了されるか、中止アイコン458を選択することによりPGダビング処理を中止するか、シーン追加アイコン459を選択することにより、シーンの追加を行うかを選択する。ここでは、目的とするアイコンを選択した後、リモコン装置160の決定キーを操作することにより、選択内容が決定するようにされる。
【0225】
また、リモコン装置160を操作することにより、シーンリスト上のカーソルを目的とするシーンに合わせ、リモコン装置160を通じて所定の操作を行うことにより、その選択したシーンに対してサブメニュー440、サブメニューカーソル440Cを表示させ、その選択したシーンについて、シーン移動、シーン消去、確認再生、イン点修正、アウト点修正などができるようにされる。使用者は、リモコン装置160を通じて、サブメニューカーソルを目的とする項目に合わせ、確定することにより、その項目に応じた機能を実行することができるようにされる。
【0226】
そして、システムコントローラ150は、ステップS110において受け付けた指示入力は何かを判断する(ステップS111)。ステップS111の判断処理において、受け付けた指示入力がシーン追加を指示するものであるときには、システムコントローラ150は、ステップS105からの処理を繰り返し、新たなシーンのイン点とアウト点との設定を受け付けることにより、シーンの追加ができるようにする。
【0227】
また、ステップS111の判断処理において、受け付けたシーンが、編集の中止であると判断したときには、システムコントローラ150は、図19に示すステップS123の処理に進み、この時点までに作成した編集データを途中保存データとしてEEPROM154に保存し、この図18、図19に示すPGダビング処理を終了する。
【0228】
また、ステップS111の判断処理において、受け付けたシーンがタイトルの内容の確定であると判断したときには、編集作業は終了したと判断し、図19に示すステップS112の処理に進み、タイトル名設定画面を表示するためのデータを作成して、これをOSD部123に供給することにより、DVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示するようにし(ステップS112)、確認入力を受け付ける(ステップS113)。
【0229】
このタイトル名設定画面では、タイトル名の確定入力と、タイトル名入力の指示入力とが受け付けられるようにされる。そして、ステップS113において受け付けた確認入力は、確定入力か否かを判断する(ステップS114)。このステップS114の判断処理において、タイトル名の入力が指示されたと判断したときには、タイトル名の文字入力を受け付け(ステップS115)、ステップS113からの処理を行うようにする。
【0230】
ステップS114の判断処理において、確定入力がされたと判断したときには、システムコントローラ150は、タイトル名を確定し、準備確認画面を作成して出力するようにし(ステップS116)、ダビングを実行するか、終了するかの選択入力を受け付ける(ステップS117)。ここで、タイトル名の確定にあたって、使用者により文字入力がされていない場合には、作成日などのいわゆるデフォルトのデータがタイトル名として用いられるようにされる。
【0231】
そして、システムコントローラ150は、ステップS117で受け付けた選択入力は、ダビングの実行を指示するものか否かを判断する(ステップS118)。ステップS118の判断処理において、ダビングの実行を指示するものであると判断したときには、ダビング対象のタイトルについての編集データの作成されたPGデータ(DVテープ上のタイムコードで指定されたイン点、アウト点の情報)に基づいて、DVカメラ2から目的とするシーンの映像データと音声データの供給を受けて、これをDVD114に記録する実ダビング処理を行うとともに、供給された映像データ、音声データを再生するようにする(ステップS119)。
【0232】
このステップS119の処理においては、図31に示すように、ダビング中を示す画面(DV再生画面)が表示するようにされる。この図31に示すDV再生画面においては、外部入力の再生中であることを示すガイダンス461と、ダビング中のタイトルを構成するシーンの総数と、現在いくつ目のシーンをダビング中であるかを示す表示462と、DVD装置1に装填されているDVD114のディスク種別やフォーマット種別の表示463と、記録モード表示464と、ダビングして形成するタイトルの全体量とダビング済み量とを相対的に表示するバー表示465と、経過時間466とが表示される。
【0233】
なお、現在いくつ目のシーンをダビング中であるかを示す表示462は、図31に示したように、現在のシーン数/総シーン数という態様で表示される。ここで、総シーン数は、編集データにより把握が可能なDVDに作成しようとしている新たなタイトルのものである。
【0234】
また、ステップS119の処理においては、DVカメラ2に装填されたDVテープの飛び飛びの位置の複数のシーンをダビングする場合もあり、目的とするシーンをサーチするために、DVテープの巻き戻しや早送りが行われる場合もある。この場合には、映像データ、音声データはDVカメラ2から供給されないので、表示画面には、ミュート画として、黒色画面あるいは青色画面が表示する。
【0235】
なお、ミュート画の表示に限るものではなく、DVDに記録するDVカメラ2からの映像データ、音声データを、例えば、DVコーデック128の内部や、DVコーデック128とNTSCエンコーダ124およびD/A変換器127の間や、あるいは、NTSCエンコーダ124とD/A変換器127の内部などに再生用バッファメモリを設け、これにもDVカメラ2からの映像データ、音声データを取り込むようにする。そして、DVカメラ2におけるシーンのサーチ時には、この再生用バッファメモリから映像データと音声データとを読み出して、サーチ中であっても動画を再生を続行するようにすることもできる。
【0236】
この場合、サーチ開始時点のDVテープ上の位置と目的とするシーンのイン点とは、ともにDVテープ上のタイムコードによって把握可能であり、サーチに係る時間もある程度計算できる。また、表示用バッファの容量や記録されている映像データや音声データのデータ量からどの位の時間分の再生が可能でるかも計算できるので、再生バッファからの映像の再生時間に応じて、DVカメラ2のDVテープの巻き戻し、早送りの速度をDVD装置1から制御するようにすることも可能である。
【0237】
また、再生用バッファメモリは、通常時においても使用されるものであってもよいし、あるいは、DVカメラ2からの映像データ、音声データの書き込みは常時行われ、サーチ時にだけ読み出し用として用いられるものとして新たに設けるようにすることも可能である。
【0238】
また、ミュート画、動画のほか、ダビングが完了している直近のシーンのアウト点の画像を静止画像として表示したり、あるいは、DVカメラ2において目的とするシーンのサーチ中である旨のメッセージ表示を行うようにするなど、任意の静止画像やメッセージ画像を表示したりすることもできる。
【0239】
そして、システムコントローラ150は、実ダビング処理が終了するか、あるいは、実ダビング処理の中止が指示されるまで、実ダビング処理を続行し(ステップS120)、実ダビング処理が終了したと判断したときには、終了確認画面を作成して出力する(ステップS121)。そして、使用者からの確認入力を受け付けて(ステップS122)、この図18、図19に示す処理を終了する。このステップS121、ステップS122の処理により、使用者はPGダビングが正常に終了し、目的とするシーンからなる新たなタイトルをDVD上に作成できたことを確認することができる。
【0240】
また、ステップS119の処理において実行される実ダビング中にダビングの中止の指示を受け付けた場合には、ダビングを中止し、編集データを保存して(ステップS123)、この図18、図19に示す処理を終了する。
【0241】
このようにして、DVD装置1においては、PGダビング機能を実行し、DVカメラ2のDVテープに記録されているタイトルの内の目的とするシーンからなる新たなタイトルをDVD上に作成することができる。そして、上述もしたように、編集の途中段階で、DVカメラ2からの映像データや音声データ等をDVD装置1側で保持しておく必要などは全く無く、DVD装置1とDVカメラ2とを用いるだけで、簡単に編集作業を行うことができるようにされる。
【0242】
[ディスク編集ダビング機能実行時の動作について]
次に、図17に示した処理において、ディスク編集ダビング機能が選択された場合にステップS56において実行されるディスク編集ダビング処理について、図20、図21のフローチャートを参照しながら説明する。
【0243】
図26に示したDV編集編集メニューを通じて、ディスク編集ダビング機能が選択されると、DVD装置1のシステムコントローラ150は、図20、図21に示すディスク編集ダビング処理を実行する。そして、システムコントローラ150は、DVカメラ2のDVテープに記録されているタイトルの全部をダビングする全ダビングに先立って、全ダビングを実行するか中止するかの選択入力を受け付けるための準備確認画面の表示用データを作成し、これをOSD部123に供給して、当該準備確認画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機などの表示画面に表示するようにする(ステップS201)。
【0244】
そして、システムコントローラ150は、表示するようにした準備確認画面に対する全ダビングを実行するか中止するかの選択入力を、リモコン装置160を介して受け付けるようにする(ステップS202)。システムコントローラ150は、ステップS202において受け付けた選択入力は、全ダビングの実行を指示するものであるか否かを判断する(ステップS203)。
【0245】
ステップS203の判断処理において、全ダビングの中止が指示されたと判断したときには、この図20、図21に示すディスク編集ダビング処理を終了し、図17に示した処理に戻り、図26に示したDV編集メニューからの選択入力が行われるようにされる。
【0246】
ステップS203の判断処理において、全ダビングの実行が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、DVカメラ2を制御するようにして、DVカメラ2から供給されるDVテープ上のタイトルの映像データと音声データとDVDに記録するとともに、DVからのタイムコードをEEPROM154に記録するようにするダビング処理を実行する(ステップS204)。
【0247】
このステップS204の処理においては、システムコントローラ150は、DVカメラ2をDVテープの先頭から記録データの再生を行うようにするための制御信号を形成し、これをDVコーデック128、デジタルI/F129、DV端子DVio、IEEE1394ケーブル3を通じてDVカメラ2に供給し、DVカメラ2からDVテープに記録されているタイトルの映像データ、音声データ、タイムコードの提供を受けるようにする。また、このステップS204の処理においては、図31に示したような、外部入力からのデータのダビング中である旨を使用者に通知するようにする表示画像を表示させる。
【0248】
そして、システムコントローラ150は、全ダビングが終了するまで待ち状態となり(ステップS205)、全ダビングが終了したと判断したときには、シーン選択確認画面の表示用データを作成し、これをOSD部123に供給して、当該シーン選択確認画面を外部のモニタ受像機などの表示画面に表示するようにする(ステップS206)。
【0249】
このシーン選択確認画面においては、シーンを自動生成するか、あるいは、シーンの選択処理を行うかの選択を行うことができるようにされ、システムコントローラ150は、表示するようにしたシーン選択確認画面に対する選択入力をリモコン160を介して受け付けるようにする(ステップS207)。
【0250】
そして、システムコントローラ150は、ステップS207において受け付けた選択入力は、シーンの自動生成を行うことを指示するものであるか否かを判断する(ステップS208)。ステップS208の判断処理において、シーンの自動生成が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、ダビング時に設定される当該タイトルの先頭およびギャップ点をイン点として複数のシーンが自動生成する(ステップS209)。この場合、編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点が自動的に生成するようにされる。
【0251】
また、ステップS208の判断処理において、シーンの自動生成は指示されていないと判断したときには、シーンの選択処理の実行が指示されたと判断し、使用者からのシーンのイン点とアウト点との設定入力を受け付けるシーン選択処理を実行する(ステップS210)。
【0252】
このステップS210の処理は、DVD装置1に装填されているDVDに既に全ダビングされたタイトルを編集対象として再生するようにすることを除けば、DVカメラ2のDVテープに記録されているタイトルを編集対象とする図18、図19に示したPGダビング処理のステップS105の処理とほぼ同様の処理である。
【0253】
つまり、図28、図29に示したイン点設定画面、アウト点設定画面を通じて、目的とする1つ以上のシーンのイン点とアウト点との設定入力を受け付ける処理である。この場合、編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点が自動的に生成するようにされる。
【0254】
そして、ステップS209、ステップS210の処理が終了すると、システムコントローラ150は、図21に示すステップS211の処理を実行する。つまり、システムコントローラ150は、ステップS209の処理により、あるいは、ステップS210の処理により、形成された編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点の情報を用いて、図30に示したようなシーン一覧(シーンリスト)を表示するためのデータを作成し、これをOSD123に供給するようにして、当該シーンリストをDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示して(ステップS211)、指示入力を受け付けるようにする(ステップS212)。
【0255】
このステップS211、ステップS212の処理は、図18に示したPGダビング処理のステップS109、ステップS110の処理と同様に、編集の確定、シーンの追加、編集の中止を指示することができるほか、シーンを指定して、その信号の移動、消去、確認再生、イン点修正、アウト点修正を行うこともできるようにされる。
【0256】
そして、システムコントローラ150は、ステップS212において受け付けた指示入力は何かを判断する(ステップS213)。ステップS213の判断処理において、編集の中止が指示されたと判断したときには、保存確認画面を表示するための表示データを作成し、これをOSD部123に供給して、保存確認画面をこのDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示するようにし(ステップS214)、使用者からの確認入力を受け付けるようにする(ステップS215)。
【0257】
この場合、ステップS214で表示される保存確認画面は、今回の編集により作成された編集データを保存するか否かを受け付けるようにするものである。そして、システムコントローラ150は、ステップS215において受け付けた確認入力は、編集データの保存を指示するものであるか否かを判断する(ステップS216)。
【0258】
ステップS216の判断処理において、保存が指示されたと判断したときには、今回作成した編集データをEEPROM154に保存して(ステップS217)、この図20、図21に示す処理を終了する。また、ステップS216の判断処理において保存は指示されていない、単に終了が指示されただけであると判断したときには、システムコントローラ150は、今回作成した編集データを保存することなく、この図20、図21に示したディスク編集ダビング処理を終了する。また、ステップS216の判断処理において保存ではなく、前画面に戻るように指示されたと判断したときには、ステップS211からの処理をくりかえすようにする。
【0259】
また、ステップS213の判断処理において、編集の確定が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、PL生成確認画面を表示するためのデータを形成し、これをOSD123に供給するようにして、PL生成確認画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示するようにする(ステップS218)。
【0260】
このPL生成確認画面では、作成した編集データと同じデータを目的とする1つ以上のシーンからなる新たなタイトルを再生するようにするためのPL(再生リスト:Play List)として、ダビングに用いたDVDに記録するか否かを受け付けるようにするものである。
【0261】
そして、システムコントローラ150は、PL生成確認画面に対する確認入力を、リモコン装置160を通じて受け付ける(ステップS219)。そして、ステップS219で受け付けた確認入力は、PLの生成か否かを判断する(ステップS220)。
【0262】
ステップS220の判断処理において、PLの生成が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、EEPROM154上に今回作成された編集データをPLとして、ディスク編集ダビング処理に用いたDVDに記録し(ステップS221)、この図20、図21に示す処理を終了する。
【0263】
また、ステップS220の判断処理において、PLの生成を行わないことが指示されたと判断したときには、PLは生成することなく、この図20、図21に示す処理を終了する。また、ステップS220の判断処理において、PL生成確認画面に対するリモコン装置160を介して受け付けた使用者からの指示が、リモコン装置160の戻るキーを操作するものであると判断したときには、ステップS211からの処理を繰り返し、シーンリストの作成、出力の処理から繰り返すようにされる。
【0264】
また、ステップS213の判断処理において、シーンの追加が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、図20に示した処理のステップS210からの処理を繰り返し、シーンの追加ができるようにしている。
【0265】
このようにして、DVD装置1においては、ディスク編集ダビング機能を実行し、DVカメラ2のDVテープに記録されているタイトルの全部をDVDにダビングした上で、DVDのランダムアクセス性を利用し、目的とするシーンの迅速な検索を可能にし、目的とするシーンからなる新たなタイトルをDVD上にダビングされた情報に基づいて再生することができるようにされる。
【0266】
そして、DVDの空き容量が、少なくとも、DVテープに記録されている目的とするタイトルのデータ量分あれば、そのタイトルを全部DVDにダビングした上で、さらに編集後の新たなタイトルをも編集データに基づいて再生して利用することができできるようにされる。また、この場合にも、DVD装置1とDVカメラ2とを用いるだけで、簡単に編集作業を行うことができるようにされる。
【0267】
[ディスク編集ダビング機能実行時の動作について]
次に、図17に示した処理において、DV編集リスト機能が選択された場合にステップS58において実行されるDV編集リスト処理について、図22〜図25のフローチャートおよび図32の画面表示例等を参照しながら説明する。
【0268】
図26に示したDV編集集メニューを通じて、DV編集リスト機能が選択されると、DVD装置1のシステムコントローラ150は、図22〜図25に示すディスク編集リスト処理を実行する。そして、システムコントローラ150は、図32に示すDV編集リスト画面を表示するためのデータを形成し、これをOSD部123に供給して、当該DV編集リスト画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機などの表示画面に表示するようにする(ステップS301)。
【0269】
このDV編集リスト画面は、図32に示すように、画面名471と、選択可能なタイトル(編集によりDVDに作成するようにされた新たなタイトル(編集タイトル))の表示472と、選択方向を示す選択方向マーク473、474と、中止指示アイコン475と、対応するディスクが装填されており、編集プレビューが可能なタイトルであることを示す対応ディスクマーク477(1)、477(2)、操作ガイダンス表示478が表示されている。
【0270】
また、タイトルの表示欄472に表示される情報は、図32に示すように、タイトル名479(1)、再生時間479(2)、編集日または作成日479(3)などの情報からなっている。
【0271】
そして、リモコン装置160の上下矢印キーを操作することにより、リモコン装置160から送出されるリモコン信号に応じて、システムコントローラ150は、DV編集リスト画面上のカーソル476を移動させ、使用者が目的とするタイトルを選択することができるようにしている。
【0272】
そして、システムコントローラ150は、表示するようにしたDV編集リスト画面に対するタイトル(編集タイトル)の選択入力を受け付けるとともに、リモコン装置160の決定キーを操作して行う選択したタイトルの決定入力を、リモコン装置160を介して受け付けるようにする(ステップS302)。システムコントローラ150は、ステップS302において選択されたタイトルが決定されたか否か否かを判断する(ステップS303)。
【0273】
ステップS303の判断処理において、決定されていないと判断したときには、システムコントローラ150は、中止指示アイコン475が選択するようにされたか否かを判断する(ステップS304)。
【0274】
ステップS304の判断処理において、中止指示アイコン475が選択するようにされたと判断したときには、この図22〜図25に示す処理を終了して、図17に示した処理に戻り、図26に示したDV編集メニューからの選択入力が行われるようにされる。また、ステップS304の判断処理において、中止指示アイコン475が選択するようにされていないと判断したときには、リモコン装置160の戻るキーが操作されたと判断し、ステップS302からの処理を繰り返すようにする。
【0275】
ステップS303の判断処理において、目的とするタイトルが選択され、そのタイトルが決定されたと判断したときには、システムコントローラ150は、例えば、図28に示したサブメニュー440と同じような態様で、選択決定したタイトルについて実行する処理の選択入力を受け付けるサブメニューを表示するためのデータを形成し、これをOSD部123に供給するようにして、サブメニューを外部のモニタ受像機の表示画面に表示するようにする(ステップS305)。
【0276】
このサブメニューで選択可能な処理項目としては、DVダビング(コピー)、編集、消去、サブメニューを閉じるなどを有するものである。そして、サブメニューに対する選択入力を、リモコン装置160を通じて受け(ステップS306)、DVダビングが選択されたか否かを判断する(ステップS307)。
【0277】
ステップS307の判断処理において、DVダビング処理が選択されたと判断したときには、システムコントローラ150は、DVダビング確認画面を表示するためのデータを作成し、これをOSD部123に供給することにより、外部のモニタ受像機の表示画面にDVダビング確認画面を表示するようにし(ステップS308)、リモコン装置160を通じての使用者からの確認入力を受け付けるようにする(ステップS309)。ここで、DVダビング確認画面は、DVダビングの実行、中止、タイトルの際選択のいずれかの処理の選択を受け付けるようにするためのものである。
【0278】
そして、システムコントローラ150は、ステップS309において受け付けた確認入力は、DVダビングの実行を指示するものであるか否かを判断する(ステップS310)。ステップS310の判断処理において、DVダビングの実行が指示されなかったと判断したときには、システムコントローラ150は、DVダビングの中止が指示されたか否かを判断する(ステップS311)。
【0279】
ステップS311の判断処理において、中止が指示されたと判断したときには、この図22〜図25に示す処理を終了する。また、ステップS311の判断処理において、中止が指示されていないと判断したときには、タイトルの再選択が指示されたと判断し、ステップS301からの処理を繰り返すようにする。
【0280】
ステップS310の判断処理において、DVダビングの実行が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、タイトル名設定画面を作成して出力するようにし(ステップS312)、確認入力を受け付ける(ステップS313)。
【0281】
このタイトル名設定画面では、タイトル名の確定入力と、タイトル名入力の指示入力とが受け付けられるようにされる。そして、ステップS313において受け付けた確認入力は、確定入力か否かを判断する(ステップS314)。このステップS314の判断処理において、タイトル名の入力が指示されたと判断したときには、タイトル名の文字入力を受け付け(ステップS315)、ステップS313からの処理を行うようにする。
【0282】
ステップS314の判断処理において、確定入力がされたと判断したときには、システムコントローラ150は、図23に示すステップS316の処理に進み、タイトル名を確定し、準備確認画面を作成して出力するようにし(ステップS316)、DVダビングを実行するか、終了するかの選択入力を受け付ける(ステップS317)。ここで、タイトル名の確定にあたって、使用者により文字入力がされていない場合には、作成日などのいわゆるデフォルトのデータがタイトル名として用いられるようにされる。
【0283】
そして、システムコントローラ150は、ステップS317で受け付けた選択入力は、DVダビングの実行を指示するものか否かを判断する(ステップS318)。ステップS318の判断処理において、DVダビングの実行を指示するものであると判断したときには、ステップS302において、図32に示したように表示されるDV編集リストの中から選択されたタイトルの編集データに基づいて、DVカメラ2から目的とするシーンの映像データと音声データの供給を受けて、これをDVD装置1に装填されたDVDに記録するDVダビング処理を行うとともに、供給された映像データ、音声データを再生するようにする(ステップS319)。
【0284】
このステップS319の処理においては、例えば、図31に示したようなダビング中を示す画面(DV再生画面)が表示するようにされる。また、ステップS319の処理においては、DVカメラ2に装填されたDVテープの飛び飛びの位置の複数のシーンをダビングする場合もあり、目的とするシーンをサーチするために、DVテープの巻き戻しや早送りが行われる場合もある。この場合には、映像データ、音声データはDVカメラ2から供給されないので、表示画面には、ミュート画として、黒色画面あるいは青色画面を表示する。
【0285】
もちろん、上述したPGダビング処理のステップS119の処理の場合と同様に、再生用バッファメモリを用いて、動画を表示するようにしたり、ダビングが完了している直近のシーンのアウト点の画像を静止画像として表示したり、あるいは、DVカメラ2において目的とするシーンのサーチ中である旨のメッセージ表示を行うようにするなど、任意の静止画像やメッセージ画像を表示したりすることもできる。
【0286】
そして、システムコントローラ150は、DVダビング処理が終了するか、あるいは、DVダビング処理の中止が指示されるまで、DV実ダビング処理を続行し(ステップS320)、DVダビング処理が終了したと判断したときには、終了確認画面を作成して出力する(ステップS321)。そして、使用者からの確認入力を受け付けて(ステップS322)、図22に示したステップS301からの処理を繰り返すようにする。
【0287】
また、ステップS318、あるいは、ステップS319の処理においてDVダビングの中止が指示された場合には、ダビングを中止して、図22に示したステップS301からの処理を繰り返すようにする。
【0288】
このようにして、編集処理を行うことにより、予めDVD装置1のEEPROM154に作成した編集データに基づいて、DVカメラ2に装填された編集処理の対象とされた大元のタイトルが記録されているDVテープから、編集タイトルの映像データと音声データとをDVDにダビングすることができるようにされる。
【0289】
したがって、シーンの選択など、同じ編集処理を複数回行うことなく、既に作成された編集データに基づいて、同じ編集タイトルの映像データと音声データとを複数のDVDに簡単にダビングすることができるようにされる。しかも、DVD装置1とDVカメラ2と以外に中間の装置が必要となることもなく、また、DVD装置が2台必要になることもない。
【0290】
次に、サブメニューにおいて、DVダビング以外の処理が選択された場合について説明する。つまり、ステップS307の判断処理において、サブメニューを通じて選択された処理が、DVダビングではないと判断したときには、システムコントローラ150は、図24に示すステップS323からの処理を行う。
【0291】
この場合、システムコントローラ150は、まず、ステップS306において、サブメニューに対して入力するようにされた選択入力は、編集処理を選択するものか否かを判断する(ステップS323)。ステップS323の判断処理において、選択された処理が編集処理ではないと判断したときには、サブメニューを通じて選択可能な編集タイトルの消去などの他の処理が行われることになる(ステップS324)。
【0292】
ステップS323の判断処理において、ステップS305において表示するようにされたサブメニューを通じて編集処理が選択されたと判断したときには、システムコントローラ150は、選択されたタイトルは、既に編集処理が進み、シーンを有する編集データを持つタイトルか否かを判断する(ステップS325)。
【0293】
ステップS325の判断処理において、シーン無しと判断したときには、システムコントローラ150は、シーン選択確認画面を表示するためのデータを形成し、これをOSD部123に供給するようにして、シーン選択確認画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面にシーン選択確認画面を表示するようにする(ステップS326)。このシーン選択確認画面は、シーンの自動生成を行うか、使用者によるシーンの選択を受け付けるようにするか、あるいは、シーンの選択を中止するかの指示入力を受け付けるためのものである。
【0294】
そして、システムコントローラ150は、シーン選択確認画面に対する選択入力をリモコン装置160を通じて受け付ける(ステップS327)。そして、システムコントローラ150は、ステップS327において受け付けた選択入力が、シーン選択処理の中止を指示するものであるか否かを判断する(ステップS328)。
【0295】
ステップS328の判断処理において、シーン選択の中止が選択されたと判断したときには、システムコントローラ150は、図22のステップS301からの処理を繰り返すようにする。ステップS328の判断処理においてシーン選択の中止は選択されていないと判断したときには、システムコントローラ150は、シーンの自動生成が選択されたか否かを判断する(ステップS329)。
【0296】
ステップS329の判断処理において、シーンの自動生成が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、ダビング時に設定される当該タイトルの先頭およびギャップ点をイン点として複数のシーンが自動生成する(ステップS330)。この場合、編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点が自動的に生成するようにされる。
【0297】
また、ステップS329の判断処理において、シーンの自動生成は指示されていないと判断したときには、シーンの選択処理の実行が指示されたと判断し、使用者からのシーンのイン点とアウト点との設定入力を受け付けるシーン選択処理を実行する(ステップS331)。
【0298】
このステップS331の処理は、DVD装置1に装填されているDVDに既にダビングされているタイトルを編集対象として再生するようにすることを除けば、DVカメラ2のDVテープに記録されているタイトルを編集対象とする図18、図19に示したPGダビング処理のステップS105の処理とほぼ同様の処理である。
【0299】
つまり、図28、図29に示したイン点設定画面、アウト点設定画面を通じて、目的とする1つ以上のシーンのイン点とアウト点との設定入力を受け付ける処理である。この場合、編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点が自動的に生成するようにされる。
【0300】
そして、ステップS330、ステップS331の処理が終了すると、システムコントローラ150は、図25に示すステップS332の処理を実行する。つまり、システムコントローラ150は、ステップS330の処理により、あるいは、ステップS331の処理により、形成された編集データの仮想タイトル情報の欄のイン点、アウト点の情報を用いて、図30に示したようなシーン一覧(シーンリスト)を表示するためのデータを作成し、これをOSD123に供給するようにして、当該シーンリストをDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示して(ステップS332)、選択入力を受け付けるようにする(ステップS333)。
【0301】
このステップS211、ステップS212の処理は、図18に示したPGダビング処理のステップS109、ステップS110の処理と同様に、編集の確定、シーンの追加、編集の中止を指示することができるほか、シーンを指定して、その信号の移動、消去、確認再生、イン点修正、アウト点修正を行うこともできるようにされる。
【0302】
そして、システムコントローラ150は、ステップS333において受け付けた指示入力は何かを判断する(ステップS334)。ステップS334の判断処理において、編集の中止が指示されたと判断したときには、保存確認画面を表示するための表示データを作成し、これをOSD部123に供給して、保存確認画面をこのDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示するようにし(ステップS335)、使用者からの確認入力を受け付けるようにする(ステップS336)。
【0303】
この場合、ステップS335で表示される保存確認画面は、今回の編集により作成された編集データを保存するか否かを受け付けるようにするものである。そして、システムコントローラ150は、ステップS335において受け付けた確認入力は、編集データの保存を指示するものであるか否かを判断する(ステップS337)。
【0304】
ステップS337の判断処理において、保存が指示されたと判断したときには、今回作成した編集データをEEPROM154に保存して(ステップS338)、この図22〜図25に示した処理を終了する。また、ステップS337の判断処理において保存は指示されていない、単に終了が指示されただけであると判断したときには、システムコントローラ150は、今回作成した編集データを保存することなく、この図22〜図25に示したディスク編集ダビング処理を終了する。また、ステップS337の判断処理において保存ではなく、前画面に戻るように指示されたと判断したときには、ステップS332からの処理を繰り返すようにする。
【0305】
また、ステップS334の判断処理において、編集の確定が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、PL生成確認画面を表示するためのデータを形成し、これをOSD123に供給するようにして、PL生成確認画面をDVD装置1に接続されたモニタ受像機の表示画面に表示するようにする(ステップS339)。
【0306】
このPL生成確認画面では、作成した編集データと同じデータを目的とする1つ以上のシーンからなる新たなタイトルを再生するようにするためのPL(再生リスト:Play List)として、ダビングに用いたDVDに記録するか否かを受け付けるようにするものである。
【0307】
そして、システムコントローラ150は、PL生成確認画面に対する確認入力を、リモコン装置160を通じて受け付ける(ステップS340)。そして、ステップS340で受け付けた確認入力は、PLの生成か否かを判断する(ステップS341)。
【0308】
ステップS341の判断処理において、PLの生成が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、EEPROM154上に今回作成された編集データをPLとして、ディスク編集ダビング処理に用いたDVDに記録し(ステップS342)、この図22〜図25に示す処理を終了する。
【0309】
また、ステップS341の判断処理において、PLの生成を行わないことが指示されたと判断したときには、PLは生成することなく、この図22〜図25に示す処理を終了する。また、ステップS341の判断処理において、PL生成確認画面に対するリモコン装置160を介して受け付けた使用者からの指示が、リモコン装置160の戻るキーを操作するものであると判断したときには、ステップS332からの処理を繰り返し、シーンリストの作成、出力の処理から繰り返すようにされる。
【0310】
また、ステップS334の判断処理において、シーンの追加が指示されたと判断したときには、システムコントローラ150は、図24に示した処理のステップS331からの処理を繰り返し、シーンの追加ができるようにしている。
【0311】
このようにして、DVD装置1においては、ディスク編集リスト機能を実行し、
既に作成された編集データに基づいて、DVカメラ2に装填されたDVテープに記録されている編集対象となったタイトルの内の目的とするシーンからなる編集タイトルをDVD装置1に装填されたDVDにダビングすることができるほか、既に作成されている編集データに基づいて、シーンを追加したり、削除したり、あるいは、イン点、アウト点を微調整したりするなど、さらに編集を行うようにすることもできる。
【0312】
また、この場合にも、DVD装置1とDVカメラ2とを用いるだけで、簡単に編集データに基づくDVダビング(コピーダビング)を行うことができる。また、編集データに基づく編集処理をDVD装置1だけで行うようにすることができる。
【0313】
なお、上述した実施の形態においては、編集データには、実タイトル情報、仮想タイトル情報として、目的とするシーンのDVテープ上の位置や、DVD上の位置を示す情報であるタイムコードだけを用いるようにしたが、これに限るものではない。
【0314】
例えば、各シーンのイン点のフレームのサムネイル画像を形成し、これを各シーンに対応付けて、編集データの情報として保持するようにしてもよい。サムネイル画像の形成は、フレームデータの供給を受けてサムネイル画像を形成するサムネイル画像形成部をDVD装置1内に別個に設けてもよいし、システムコントローラ150にサムネイル画像の形成機能を持たせるようにしてもよい。つまり、ソフトウエアによっても実現可能である。
【0315】
また、記録もモードとして、例えば、記録密度を1倍、1.5倍、2倍、3倍、4倍、6倍のように複数段階に切り換えることができるようにされている場合には、その記録モードを示す情報も、タイムコードとともにシーン別に編集データを構成するデータとして記録しておくようにしてもよい。
【0316】
このようにしておけば、例えば、必要なタイトルを1枚のDVDに納めることができるように、シーンごとに記録モードを変更できるようにした場合であっても、記録モードの異なる各シーンを適正に再生することができるようにされる。
【0317】
また、例えば、PGダビング機能を用いる場合に、DVD装置1が自機に装填されたDVDの空き容量を検出し、編集データに基づいて、DVカメラ2のDVテープからDVDにダビングしようとする編集タイトルの全部を標準記録モードで記録できるか否かを判断し、空き容量不足で記録できない場合には、例えば、シーン単位に記録モードを変更し、当該編集タイトルの全部を当該DVDに記録できるように制御することも可能である。
【0318】
この場合にも、記録モードを示す情報を編集タイトルの各シーンに対応させて記録しておくことにより、記録モードの異なる複数のシーンからなる編集タイトルであっても、支障なく再生することができる。
【0319】
なお、現状において、DVD+RWフォーマットの場合には、1タイトル中に異なる画枠の映像を混在させたり、1タイトル中に異なる記録モードの画像を混在させたりすることはできないようにされている。しかし、DVD+RWフォーマット以外のフォーマットでは、上述のような制限は無いので、シーン単位で記録モードを変更するようにすることができる。
【0320】
また、上述した実施の形態においては、編集対象の情報信号としては、映像データと音声データであるものとして説明したが、これに限るものではなく、絵像データと音声データの内のいずれか一方だけであってもよいし、その他、連続性のある種々の時系列データ、テキストデータ等を編集する場合にもこの発明を適用することができる。
【0321】
また、上述の実施の形態においては、DVD装置1とDVカメラ2とをデジタルインターフェースケーブルであるIEEE1394ケーブルを用いて有線で接続する場合を例にして説明したが、有線で接続する場合だけでなく、IEEE802などの無線通信規格を用いて無線通信により情報信号や制御信号を送受するようにしてももちろんよい。
【0322】
また、前述した実施の形態においては、この発明による装置、方法をDVD装置に適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。DVD以外の光ディスク媒体や、磁気ディスク媒体、半導体記録媒体などのランダムアクセスが可能な種々の記録媒体を用いる情報信号記録装置や情報信号記録再生装置、あるいは、テープ記録媒体を用いる情報信号記録装置にも適用することができる。
【0323】
また、編集対象のタイトルが記録された記録媒体が装填される装置もDVカメラに限られるものではなく、ディスク再生装置等であってもよい。したがって、目的とするシーンのイン点、アウト点を示す情報もタイムコードなどの時間情報に限られるものではなく、記録媒体上の位置を確実に特定可能なアドレスなどの情報であってももちろんよい。要は、目的とするシーンの先頭から末尾までの記録位置を正確に示すことが可能な各種の情報を位置情報として用いることが可能である。
【0324】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、大容量記録媒体をワークエリアとして用いたり、パーソナルコンピュータなどの装置を介在させたりすることなく、編集もとの情報が記録された記録媒体が装填された機器と、編集後の情報が記録される記録媒体が装填された機器とだけを用いて、情報の編集、ダビングができるようにされる。また、同じ内容の編集情報を複数の記録媒体に記録することも容易にできるようにされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】DVテープの記録情報について説明するための図である。
【図3】この発明による装置、方法の一実施の形態が適用されたDVD装置について説明するためのブロック図である。
【図4】図3に示したDVD装置で実行されるダビング機能について説明するための図である。
【図5】図3に示したDVD装置で実行可能なおまかせダビング機能を説明するための図である。
【図6】図3に示したDVD装置で実行可能なPGダビング機能を説明するための図である。
【図7】図3に示したDVD装置で実行可能なディスク編集ダビング機能を説明するための図である。
【図8】各編集機能の概要を説明するための図である。
【図9】PGデータ編集機能の概要を説明するための図である、
【図10】コピー(DVダビング)機能の概要を説明するための図である。
【図11】PGダビング機能を用いた場合に形成される編集データを説明するための図である。
【図12】PGダビング機能を用いた場合に形成される編集データを説明するための図である。
【図13】ディスク編集ダビング機能を用いた場合の具体例を説明するための図である。
【図14】図13に示した編集例の場合に形成される編集データを説明するための図である。
【図15】PGデータ編集機能を用いた場合の具体例を説明するための図である。
【図16】図15に示した編集例の場合に形成される編集データを説明するための図である。
【図17】図3に示した装置において実行されるDV編集処理を説明するためのフローチャートである。
【図18】PGダビング機能が実行するようにされた場合の図3に示した装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】図18に続くフローチャートである。
【図20】ディスク編集ダビング機能が実行するようにされた場合の図3に示した装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】図20に続くフローチャートである。
【図22】ディスク編集リスト機能が実行するようにされた場合の図3に示した装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】図22に続くフローチャートである。
【図24】図23に続くフローチャートである。
【図25】図24に続くフローチャートである。
【図26】DV編集メニューの表示例を説明するための図である。
【図27】シーン選択確認画面、継続確認画面の表示例を説明するための図である。
【図28】イン点設定画面の表示例を説明するための図である。
【図29】アウト点設定画面の表示例を説明するための図である。
【図30】シーン一覧リスト(シーンリスト)の表示例を説明するための図である。
【図31】DV再生画面の表示例を説明するための図である。
【図32】DV編集リスト(編集タイトル一覧リスト)の表示例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…DVD装置、101…地上波チューナ、102…入力切換器、103…YC分離回路、104…入力切換器、105…NTSCデコーダ、106…同期制御回路、107…プリ映像信号処理回路、108…MPEGビデオエンコーダ、109…多重・分離部、110…A/D変換器、111…MPEGオーディオエンコーダ、112…デジタルインターフェース回路、113…デジタルチューナ、114…DVD(記録媒体)、121…MPEGビデオデコーダ、122…ポスト映像信号処理回路、123…OSD部、124…NTSCエンコーダ、125…MPEGオーディオデコーダ、126…切換器、127…D/A変換器、128…DVコーデック、129…デジタルインターフェース回路、130…EPG用チューナ、131…データスライサ、150…システムコントローラ、151…CPU、152…ROM、153…RAM、154…EEPROM、155…リモコン信号受光部、160…リモコン装置、2…DVカメラ、3…デジタルインターフェースケーブル(IEEE1394ケーブル)
Claims (27)
- 外部装置の記録媒体に記録されている情報信号と前記情報信号の所定単位毎の前記外部装置の記録媒体上の記録位置を示す位置情報との供給を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記情報信号を自機の第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記位置情報を前記情報信号と関連付けて自機のメモリに記録する第2の記録手段と、
前記第1の記録媒体に記録された前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示手段と、
前記指示手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを前記メモリから取得する取得手段と、
前記取得手段を通じて取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する第3の記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項1に記載の情報信号記録装置であって、
前記情報信号は、少なくとも映像信号を含むものであり、
前記取得手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する位置の1画面分の画像を形成する前記映像信号に基づいて、サムネイル画像を形成する形成手段と、
前記形成手段において形成された前記サムネイル画像を前記開始点に対応付けて自機のメモリに記録する第4の記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項1に記載の情報信号記録装置であって、
記録モードの選択入力を受け付けるモード選択手段を備え、
前記第3の記録手段は、前記モード選択手段を通じて選択するようにされた記録モードを示す情報を前記編集情報に関連付けて前記メモリに記録することを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報信号記録装置であって、
前記編集情報に基づいて、前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの前記情報信号の提供を要求するための提供要求を形成する要求形成手段と、
前記要求形成手段において形成された前記提供要求を前記情報信号が記録された記録媒体を有するようにされた前記外部装置に送信する送信手段と、
前記提供要求に基づいて、前記外部装置から送信されてくる前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの情報信号を受信する受信手段と、
前記受信手段を通じて受け付けた前記情報信号を記録媒体に記録する第5の記録手段と
を備えたことを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項4に記載の情報信号記録装置であって、
前記第5の記録手段により前記情報信号が記録される前記記録媒体の記憶容量の残量を検出する検出手段と、
前記編集情報に基づいて、前記第5の記録手段により前記記録媒体に記録される情報信号のデータ量を算出する算出手段と、
前記検出手段からの検出結果と前記算出手段からの算出結果とから、前記第5の記録手段に記録されることになる前記情報信号の全部を前記記録媒体に記録できるように記録モードを変更するように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項4または請求項5に記載の情報信号記録装置であって、
前記第5の記録手段により前記記録媒体に記録される前記情報信号の供給を受けて、これを一時記憶するメモリと、
前記メモリに記録された前記情報信号を記録順に順次に読み出して、これを再生するようにする再生手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 外部装置の記録媒体に記録されている情報信号と前記情報信号の所定単位毎の前記外部装置の記録媒体上の記録位置を示す位置情報との供給を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示手段と、
前記指示手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを、前記受付手段を通じて受け付けた前記位置情報から取得する取得手段と、
前記取得手段を通じて取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項7に記載の情報信号記録装置であって、
前記情報信号は、少なくとも映像信号を含むものであり、
前記取得手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する位置の1画面分の画像を形成する前記映像信号に基づいて、サムネイル画像を形成する形成手段と、
前記形成手段において形成された前記サムネイル画像を前記開始点に対応付けて自機のメモリに記録する第2の記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項7に記載の情報信号記録装置であって、
記録モードの選択入力を受け付けるモード選択手段を備え、
前記第1の記録手段は、前記モード選択手段を通じて選択するようにされた記録モードを示す情報を前記編集情報に関連付けて前記メモリに記録することを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項7、請求項8または請求項9に記載の情報信号記録装置であって、
前記編集情報に基づいて、前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの前記情報信号の提供を要求するための提供要求を形成する要求形成手段と、
前記要求形成手段において形成された前記提供要求を前記情報信号が記録された記録媒体を有するようにされた前記外部装置に送信する送信手段と、
前記提供要求に基づいて、前記外部装置から送信されてくる前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの情報信号を受信する受信手段と、
前記受信手段を通じて受け付けた前記情報信号を記録媒体に記録する第3の記録手段と
を備えたことを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項10に記載の情報信号記録装置であって、
前記第3の記録手段により前記情報信号が記録される前記記録媒体の記憶容量の残量を検出する検出手段と、
前記編集情報に基づいて、前記第3の記録手段により前記記録媒体に記録される情報信号のデータ量を算出する算出手段と、
前記検出手段からの検出結果と前記算出手段からの算出結果とから、前記第3の記録手段に記録されることになる前記情報信号の全部を前記記録媒体に記録できるように記録モードを変更するように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 請求項10または請求項11に記載の情報信号記録装置であって、
前記第3の記録手段により前記記録媒体に記録される前記情報信号の供給を受けて、これを一時記憶するメモリと、
前記メモリに記録された前記情報信号を記録順に順次に読み出して、これを再生するようにする再生手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録装置。 - 外部装置の記録媒体に記録されている情報信号と前記情報信号の所定単位毎の前記外部装置の記録媒体上の記録位置を示す位置情報との供給を受け付ける受付ステップと、
受け付けた前記情報信号を自機の第1の記録媒体に記録する第1の記録ステップと、
受け付けた前記位置情報を前記情報信号と関連付けて自機のメモリに記録する第2の記録ステップと、
前記第1の記録媒体に記録された前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示ステップと、
受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを前記メモリから取得する取得ステップと、
取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する第3の記録ステップと
からなることを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項13に記載の情報信号記録方法であって、
前記情報信号は、少なくとも映像信号を含むものであり、
前記取得ステップにおいて受け付けた前記開始点に対応する位置の1画面分の画像を形成する前記映像信号に基づいて、サムネイル画像を形成する形成ステップと、
形成された前記サムネイル画像を前記開始点に対応付けて自機のメモリに記録する第4の記録ステップと
を有することを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項13に記載の情報信号記録方法であって、
記録モードの選択入力を受け付けるモード選択ステップを有し、
前記第3の記録ステップにおいては、前記モード選択ステップにおいて選択するようにされた記録モードを示す情報を前記編集情報とともに前記メモリに記録することを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項13、請求項14または請求項15に記載の情報信号記録方法であって、
前記編集情報に基づいて、前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの前記情報信号の提供を要求するための提供要求を形成するステップと、
形成された前記提供要求を前記情報信号が記録された記録媒体を有するようにされた前記外部装置に送信する送信ステップと、
前記提供要求に基づいて、前記外部装置から送信されてくる前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの情報信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受け付けた前記情報信号を記録媒体に記録する第5の記録ステップと
を備えたことを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項16に記載の情報信号記録方法であって、
前記第5の記録ステップにおいて前記情報信号が記録される前記記録媒体の記憶容量の残量を検出する検出ステップと、
前記編集情報に基づいて、前記第5の記録ステップの処理により前記記録媒体に記録されることになる情報信号のデータ量を算出する算出ステップと、
前記検出ステップにおいての検出結果と前記算出ステップにおいての算出結果とから、前記第5の記録ステップの処理により記録されることになる前記情報信号の全部を前記記録媒体に記録ために記録モードの変更を制御する制御ステップと
を有することを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項16または請求項17に記載の情報信号記録方法であって、
前記第5の記録ステップの処理により前記記録媒体に記録される前記情報信号の供給を受けて、これを一時記憶メモリに記録するステップと、
前記メモリに記録された前記情報信号を記録順に順次に読み出して、これを再生するようにするステップと
を有することを特徴とする情報信号記録方法。 - 外部装置の記録媒体に記録されている情報信号と前記情報信号の所定単位毎の前記外部装置の記録媒体上の記録位置を示す位置情報との供給を受け付ける受付ステップと、
受け付けた前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示ステップと、
受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを、前記受付ステップにおいて受け付けた前記位置情報から取得する取得ステップと、
取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する第1の記録ステップと
からなることを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項19に記載の情報信号記録方法であって、
前記情報信号は、少なくとも映像信号を含むものであり、
前記取得ステップにおいて受け付けた前記開始点に対応する位置の1画面分の画像を形成する前記映像信号に基づいて、サムネイル画像を形成する形成ステップと、
形成された前記サムネイル画像を前記開始点に対応付けて自機のメモリに記録する第2の記録ステップと
を備えることを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項19に記載の情報信号記録方法であって、
記録モードの選択入力を受け付けるモード選択ステップを有し、
前記第1の記録ステップにおいては、前記モード選択ステップにおいて選択するようにされた記録モードを示す情報を前記編集情報とともに前記メモリに記録することを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項19、請求項20または請求項21に記載の情報信号記録方法であって、
前記編集情報に基づいて、前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの前記情報信号の提供を要求するための提供要求を形成する要求形成ステップと、
形成した前記提供要求を前記情報信号が記録された記録媒体を有するようにされた前記外部装置に送信する送信ステップと、
前記提供要求に応じて前記外部装置から送信されてくる前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの情報信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受け付けた前記情報信号を記録媒体に記録する第3の記録ステップと
を有することを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項22に記載の情報信号記録方法であって、
前記第3の記録ステップの処理により前記情報信号が記録される前記記録媒体の記憶容量の残量を検出する検出ステップと、
前記第3の記録ステップの処理により前記記録媒体に記録される情報信号のデータ量を前記編集情報に基づいて算出する算出ステップと、
前記検出ステップにおいての検出結果と前記算出ステップにおいての算出結果とから、前記第3の記録ステップの処理により記録されることになる前記情報信号の全部を、記記録媒体に記録できるように記録モードの変更を制御する制御手段と
を有することを特徴とする情報信号記録方法。 - 請求項22または請求項23に記載の情報信号記録方法であって、
前記第3の記録ステップにおいて前記記録媒体に記録される前記情報信号の供給を受けて、これを一時記憶メモリに記録するステップと、
前記一時記憶メモリに記録された前記情報信号を記録順に順次に読み出して、これを再生するようにするステップと
を備えることを特徴とする情報信号記録方法。 - 情報信号出力装置と情報信号記録装置とが制御信号の送受が可能な情報信号伝送路を通じて接続されて形成される情報信号記録システムであって、
前記情報信号出力装置は、
自機に装填された記録媒体に記録されている情報信号と当該情報信号の所定単位毎の前記記録媒体上の記録位置を示す位置情報とを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段を通じて読み出された前記情報信号と前記位置情報とを前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号記録装置に送出する送出手段と
を備え、
前記情報信号記録装置は、
前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号出力装置から送信されてくる前記情報信号と前記位置情報とを受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記情報信号を自機の第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記位置情報を前記情報信号と関連付けて自機のメモリに記録する第2の記録手段と、
前記第1の記録媒体に記録された前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示手段と、
前記指示手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを前記メモリから取得する取得手段と、
前記取得手段を通じて取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する第3の記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録システム。 - 情報信号出力装置と情報信号記録装置とが制御信号の送受が可能な情報信号伝送路を通じて接続されて形成される情報信号記録システムであって、
前記情報信号出力装置は、
前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号記録装置から送信されてくる情報信号の読み出しに関する制御信号を受け付ける受付手段と、
前記制御信号に応じて、自機に装填された記録媒体に記録されている情報信号と当該情報信号の所定単位毎の前記記録媒体上の記録位置を示す位置情報とを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段を通じて読み出された前記情報信号と前記位置情報とを前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号記録装置に送出する送出手段と
を備え、
前記情報信号記録装置は、
前記情報信号出力装置に対する情報信号の読み出しに関する指示入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段を通じて受け付けた前記指示入力に応じた制御信号を形成し、この制御信号を前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号出力装置に送信する送信手段と、
前記情報信号出力装置から前記情報信号伝送路を通じて送信されてくる前記情報信号と前記位置情報との供給を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて受け付けた前記情報信号の目的とする1つ以上の区間の開始点と終了点との指示入力を順次に受け付けるようにする指示手段と、
前記指示手段を通じて受け付けた前記開始点に対応する前記情報信号の位置情報と前記終了点に対応する前記情報信号の位置情報とを、前記受付手段を通じて受け付けた前記位置情報から取得する取得手段と、
前記取得手段を通じて取得した前記開始点に対応する位置情報と前記終了点に対応する位置情報とを編集情報として、自機のメモリに記録する記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録システム。 - 請求項25または請求項26に記載の情報信号記録システムであって、
前記情報信号出力装置は、
前記情報信号記録装置から前記情報信号伝送を通じて伝送されてくる情報信号の提供要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段を通じて受け付けた前記提供要求に基づいて、要求された区間の情報信号を読み出すようにする要求情報読み出し手段と、
前記要求情報読み出し手段により読み出された区間の情報信号を前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号記録装置に供給する供給手段と
を備え、
前記情報信号記録装置は、
前記編集情報に基づいて、前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの前記情報信号の提供を要求するための提供要求を形成する要求形成手段と、
前記要求形成手段において形成された前記提供要求を前記情報信号伝送路を通じて前記情報信号出力装置に送信する送信手段と、
前記提供要求に応じて、前記情報信号出力装置から前記情報信号伝送路を通じて送信されてくる前記目的とする1つ以上の区間のそれぞれの情報信号を受信する受信手段と、
前記受信手段を通じて受け付けた前記情報信号を記録媒体に記録する目的情報記録手段と
を備えることを特徴とする情報信号記録システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003006100A JP2004221884A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003006100A JP2004221884A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004221884A true JP2004221884A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32896585
Family Applications (1)
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JP2003006100A Pending JP2004221884A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 情報信号記録装置、情報信号記録方法および情報信号記録システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004221884A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2031593A1 (en) | 2007-09-03 | 2009-03-04 | Sony Corporation | Selective copying of video scenes with human faces from a first to a second recording medium |
US7643730B2 (en) | 2004-10-27 | 2010-01-05 | Funai Electric Co., Ltd. | Video recorder to be connected to a digital video camcorder via IEEE 1394 serial bus |
-
2003
- 2003-01-14 JP JP2003006100A patent/JP2004221884A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7643730B2 (en) | 2004-10-27 | 2010-01-05 | Funai Electric Co., Ltd. | Video recorder to be connected to a digital video camcorder via IEEE 1394 serial bus |
EP2031593A1 (en) | 2007-09-03 | 2009-03-04 | Sony Corporation | Selective copying of video scenes with human faces from a first to a second recording medium |
US8400513B2 (en) | 2007-09-03 | 2013-03-19 | Sony Corporation | Data processing apparatus, data processing method, and data processing program |
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