JP2004219524A - 学習支援装置並びに問題作成支援装置 - Google Patents
学習支援装置並びに問題作成支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004219524A JP2004219524A JP2003004117A JP2003004117A JP2004219524A JP 2004219524 A JP2004219524 A JP 2004219524A JP 2003004117 A JP2003004117 A JP 2003004117A JP 2003004117 A JP2003004117 A JP 2003004117A JP 2004219524 A JP2004219524 A JP 2004219524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- character
- answer
- word
- question
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 37
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims abstract description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 16
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 6
- 239000000284 extract Substances 0.000 abstract description 5
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 30
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 3
- 241000699666 Mus <mouse, genus> Species 0.000 description 2
- 241000699670 Mus sp. Species 0.000 description 2
- 230000008450 motivation Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000009967 tasteless effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】学習者にとって使い易くかつ学習効果が高いような学習支援装置11を提供する。
【課題を解決するための部】学習すべき一若しくは複数の言葉に関する情報を含み学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段111と、前記問題情報格納手段111より問題情報を抽出する問題情報抽出手段112と、前記問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段113と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段114と、前記解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段115とを具備する学習支援装置11を構築する。
【選択図】図1
【課題を解決するための部】学習すべき一若しくは複数の言葉に関する情報を含み学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段111と、前記問題情報格納手段111より問題情報を抽出する問題情報抽出手段112と、前記問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段113と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段114と、前記解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段115とを具備する学習支援装置11を構築する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に外国語の単語、慣用句、熟語や専門用語等の言葉を学習あるいは教授するために好適な、学習支援装置、問題作成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、英単語の学習を補助すべく使用されるものとして、下記特許文献1、2に記載されているような装置が既知である。これらは、学習すべき英単語のデータを記憶する記憶手段、学習者による操作入力を受け付ける操作入力手段や、英単語若しくは英単語に関する問題を表示するディスプレイ等を実装してなるもので、学習者はディスプレイに表示された問題に対する解答を入力しその正否を判定させることを通じて英単語の習得を図ることができる。
【0003】
【特許文献1】特開平08−179683号公報
【特許文献2】特開2002−244548号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記例の装置は、根本的には紙でできた普通の単語帳と相違せず、従って該装置を使用して行う学習はその過程が無味乾燥なものとなるきらいがある。また、複数の学習すべき言葉が存在する場合、一の言葉と他の言葉とを何らかの形で関連付けしながら学習することが効果的であるが、そのような態様での学習を行い得るようにはなっていない。加えて、学習者に教授を行う教育者が効果的な問題を作成することも困難である。
【0005】
以上に鑑みて、本発明は、学習者にとって使い易くかつ学習効果が高いような学習支援装置を、並びに、教育者が学習者に提示すべき効果的な問題を簡便に作成できるような問題作成支援装置を、提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決すべく、図1に示すように、一若しくは複数の言葉に関する情報を含み言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段111と、前記問題情報格納手段111より問題情報を抽出する問題情報抽出手段112と、前記問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段113と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段114と、前記解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段115とを具備する学習支援装置11を構築した。このようなものであれば、問題をワードパズルとして学習者に提示できることから、学習の過程が無味乾燥とならず学習意欲を持続させることが可能となる。一のワードパズル問題に複数の言葉を内在させ、これら言葉同士を関連付けながら学習させることもできる。また、学習すべき言葉群、言い換えるならば学習すべき言語、分野等に対応する問題情報を格納しておくことで、学習者の必要に応じたワードパズル問題を提示し得る。ここで、ワードパズル問題とは、言葉を完成すべく解答欄に存在する空白の文字マスに文字を埋める問題を言い、例えばいわゆるクロスワードパズル、スケルトンパズルその他がこれに該当する。
【0007】
前記問題情報は、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字の候補に関する情報である候補情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、前記候補情報を用いて前記文字の候補をも提示するものとすれば、問題の難易度を適当に調整できる、例えば初学者や低学年の児童、生徒等に対する敷居を下げて学習意欲を惹起できる。
【0008】
前記解答受付手段114は、前記問題提示手段113が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題の所要の文字マスを指定する操作とを受け付けることで、前記所要の文字マスに前記所要の文字を入れるという解答を受け付けるものとすれば、学習者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。また、キーボード等の入力装置を使用せずとも、ワードパズル問題を解き言葉を学習することができる。
【0009】
前記解答受付手段114は、前記所要の文字を前記所要の文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとすることが好ましい。ドラッグアンドドロップとは、GUI(Graphical User Interface)における操作の一態様であって、操作対象(ここでは、前記所要の文字)にポインタ(あるいは、マウスカーソル)を重ねた上でマウス等の入力装置のボタンを押し、そのボタンを押したままで任意の場所(ここでは、前記所要の文字マス)までポインタを移動し、しかる後入力装置のボタンを離すことを、あるいは、操作対象にポインタを重ねた上で入力装置のボタンを押し、任意の場所までポインタを移動し、しかる後入力装置のボタンを押すことを言う。但し、前記ワードパズル問題や前記文字の候補を表示しているディスプレイに重ね合わせて設けたタッチパネルを入力装置とする場合には、手指やペン等でタッチパネルの所要箇所に触れることでその直下の箇所を指示することができる。よって、操作対象となる前記所要の文字の上を手指やペン等で触れる操作と、操作対象の移動先である前記所要の文字マスの上を手指やペン等で触れる操作とを包含する操作を受け付けることにより、所要の文字を所要の文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとすることができる。このとき、ディスプレイの画面上にポインタは必ずしも表示されない。
【0010】
前記問題情報は、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、提示しているワードパズル問題の所要の解答欄を指定する操作を前記解答受付手段114が受け付けたときに、前記ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを文字、画像、映像または音声として出力するものとすれば、学習者の操作に応じて所要の解答欄に入る言葉に対応する適当なヒントを提示でき、学習を増進する。
【0011】
加えて、図2に示すように、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段116をさらに具備し、前記キーボード入力練習手段116は、前記問題情報格納手段111が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断するものとすれば、ワードパズルとキーボード入力との両方を演習でき、これらの組み合わせにより高い学習効果を得ることが可能となる。同時に、ワードパズル問題とキーボード入力練習とで問題情報の少なくとも一部を共用するため、データ量の削減を図ることができ、学習すべき言葉群に対応して問題情報を作成、取得または整理するときにも有利となる。
【0012】
他方、図3に示すように、言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものとして、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字を選択する操作とワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスとして指定する操作とを受け付ける操作受付手段121と、前記操作受付手段121が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する問題情報生成手段122と、前記問題情報生成手段122が生成した問題情報を出力する問題情報出力手段123とを具備する問題作成支援装置12を構築した。このようなものであれば、教授を行う教育者その他の問題作成者が任意のワードパズル問題を簡便に作成できる。
【0013】
前記操作受付手段121は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に前記文字マスを空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスに配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付けるものとすれば、一部の文字マスに入る文字が予め表れているようなワードパズル問題を作成できる。
【0014】
前記操作受付手段121は、複数の文字を一覧表示して、当該一覧に含まれる文字のうちの所要の文字を選択する操作を受け付けることでワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字を選択する操作を受け付けるものとすれば、問題作成者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。また、キーボード等の入力装置を使用せずとも、ワードパズル問題を作成することができる。
【0015】
前記操作受付手段121は、前記所要の文字を前記文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとすることが好ましい。
【0016】
図4に示すように、ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段124をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記候補情報作成手段124が作成した候補情報をも含む問題情報を出力するものとすれば、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に用いられる文字を含む文字の候補を問題とともに学習者に提示し得ることとなり、問題の難易度を適宜に調整して学習者の学習に資する。
【0017】
図5に示すように、前記所要の文字を配置した文字マスの集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段121が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段125をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記ヒント情報設定手段125が設定したヒント情報をも含む問題情報を出力するものとすれば、解答欄に入る言葉に対応したヒントを提示するワードパズル問題を作成できる。
【0018】
そして、上記学習支援装置11と、上記問題作成支援装置12とを内包してなる学習支援システム1を構築するならば、問題作成支援装置12を利用して作成した問題情報を用い学習支援装置11でワードパズル問題による言葉の学習を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施形態における学習支援装置11、問題作成支援装置12は、コンピュータに所定のプログラムを導入することで構築したものである。コンピュータは、例えば、図7に示すように、プロセッサ1a、メインメモリ1b、補助記憶装置1c、表示制御装置1d、ディスプレイ1e、学習者あるいは問題作成者による操作入力を受け付ける入力装置1f、外部と通信を行うための通信インタフェース1g、等のハードウェア資源を有する。補助記憶装置1cは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、フレキシブルディスクドライブやDVD−ROMの如き光ディスクドライブ、その他であるが、着脱自在なもの、即ちカートリッジ式のメモリカードや外付け式のディスクドライブ等であっても構わない。表示制御装置1dは、プロセッサ1aより受けた描画指示をもとに表示させるべき画像データを生成してディスプレイ1eに向けて送出する機能を有するビデオチップ(あるいは、グラフィクスチップ)1d1、画像データ等を一時的に格納しておく役割を担うビデオメモリ(Video RAM)1d2等の既知のデバイスを用いて構成できる。入力装置1fは、被験者の手指により操作可能な押下ボタン、キーボード、マウス、トラックパッド、トラックボール、タッチパネルその他をおしなべて包含するが、本実施形態では、マウス、トラックパッド、トラックボール、タッチパネル等のポインティングデバイス(ディスプレイ1eの画面上の所要の位置を指示するためのデバイス)とキーボードとを有するものとする。通信インタフェース1gは、NIC(Network Interface Card)、モデム、RS−232C、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、あるいは無線通信デバイス、その他を包含する。通常、プロセッサ1aによって実行されるべきプログラムが補助記憶装置1cに格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶装置1cからメインメモリ1bに読み込まれ、プロセッサ1aによって解読される。そして、該プログラムに従い上記のハードウェア資源を作動して、図6に示す学習支援装置11並びに問題作成支援装置12としての機能を発揮するようにしている。つまり、本実施形態では、一のコンピュータに該プログラムを導入することにより学習支援システム1を構築している。但し、学習支援装置11としての機能と問題作成支援装置12としての機能とを別個のコンピュータに分担させることを妨げない。
【0020】
学習支援装置11は、少なくとも、問題情報格納手段111と、問題情報抽出手段112と、問題提示手段113と、解答受付手段114と、正否判定手段115とを具備する。
【0021】
問題情報格納手段111は、メインメモリ1b若しくは補助記憶装置1cの所要の記憶領域を利用して、学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を取得する。問題情報は、学習すべき一若しくは複数の言葉に関する情報を含む。問題情報は、フレキシブルディスク若しくは光ディスクより読み込む、または通信インタフェース1gを介して外部のコンピュータ(図示せず)より受信することで取得できる。また、本実施形態では、問題作成支援装置12の問題情報出力手段123が出力する問題情報を該問題情報格納手段111に格納するものとしている。
【0022】
問題情報抽出手段は、問題情報格納手段111より該問題情報格納手段111が格納している問題情報を抽出する。
【0023】
問題提示手段113は、表示制御装置1dの機能を利用して、問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を、ディスプレイ1eの所要の画面領域に表示して学習者に提示する。
【0024】
解答受付手段114は、表示制御装置1d並びに入力装置1f、特にポインティングデバイスの機能を利用して、学習者によるワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける。
【0025】
正否判定手段115は、解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する。
【0026】
以降、本実施形態におけるワードパズル問題の提示の態様及び学習者による解答の態様に関して詳述する。問題提示手段113によるワードパズル問題の提示例を、図8及び図9に示す。問題表示部Aには、ワードパズル問題が内包するマスを縦横に配列して表示している。これらのマスには、文字を配置すべき文字マスA1と、文字を配置しないマスA2(図示例では、グレーで表示)とが存在し、水平方向または垂直方向に連続する文字マスA1が一の解答欄を形成する。一の解答欄には、ワードパズル問題に対する解答の要素となる一の言葉が入る。文字マスA1には、学習者が解答のために文字を入れる必要がある空白の文字マスA1と、予め文字が表れているマスとがある。問題表示部Aに表示する問題の内容は、問題情報の一部をなすテーブル情報により規定される。テーブル情報を、図10に例示する。テーブル情報は、ワードパズル問題が内包する文字マスA1について記述したものである。個々の文字マスA1について、図10の左方から順に、その配置位置(何列目、何行目のマスであるか)、空白の文字マスA1であるか否か(値が1のとき、空白マス)、何れの言葉の解答欄に属するか(同じ値をもつ文字マスA1が一の言葉の解答欄を構成する。左側列は左から右に文字が並ぶ解答欄を、右側列は上から下に文字が並ぶ解答欄を示す)、該文字マスA1に入るべき文字、を各々規定している。
【0027】
問題表示部Aに隣接する文字候補表示部Bには、複数の文字を一覧表示している。これら複数の文字には、問題表示部Aの空白の文字マスA1に入るべき、言い換えるならば言葉の構成要素となる文字が含まれる。図8及び図9に示している問題例は、ひらがなを用いた言葉を組み合わせたワードパズル問題であって、文字候補表示部Bにはひらがなの50音の文字を提示している。ワードパズル問題の提示時に文字候補表示部Bに表示する文字の候補は、問題情報の一部をなす候補情報により規定される。本図示例にあっては、前記テーブル情報に、ひらがなの50音を提示すべき旨を示す候補識別子を記述している。他方、問題提示手段113は、ひらがなの50音、カタカナの50音、アルファベット、漢字、等の文字の候補を文字候補表示部Bに提示する機能を予め有しており、ワードパズル問題の提示の際には前記候補識別子を参照して提示すべき文字の候補がひらがなの50音であることを判断しこれを文字候補表示部Bに表示する。即ち、テーブル情報中の候補識別子が候補情報として利用される。
【0028】
学習者は、入力装置1fを操作してワードパズル問題に対する解答を行う。この学習者による操作を、解答受付手段114が受け付ける。解答受付手段114は、問題提示手段113が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、ワードパズル問題の所要の文字マスA1を指定する操作とを受け付けることで、所要の文字マスA1に所要の文字を入れるという解答を受け付ける。より具体的には、解答受付手段114が、入力装置1fを操作することでディスプレイ1eの画面上のワードパズル問題の表示領域内を移動させることができるポインタPを表示する。そして、学習者が文字候補表示部Bの所要の文字にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタン(例えば、ポインティングデバイスの「左ボタン」)を押下し(文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作に該当)、入力装置1fを操作してポインタPを問題表示部Aの所要の文字マスA1まで移動させ、入力装置1fのボタンを放すかあるいはもう一度押下する(ワードパズル問題の所要の文字マスA1を指定する操作に該当)。結果、所要の文字が所要の文字マスA1に入る。このとき、解答受付手段114は、ポインタPの移動に合わせて文字マスA1に入れられる文字を移動させながら表示する処理をも行う。即ち、解答受付手段114が、所要の文字を所要の文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付ける。因みに、学習者が一旦文字マスA1に入れた文字を消そうとするときには、文字マスA1に入っている文字を文字候補表示部Bにドラッグアンドドロップすることで行うことができる。
【0029】
また、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に対応するヒントを出力することもできる。ディスプレイ1eの画面上のワードパズル問題の表示領域には、問題表示部A、文字候補表示部Bの他に、ヒントを表示するためのヒント表示部Cも存在している。ヒント表示部Cに表示するヒントの内容は、問題情報の一部をなすヒント情報により規定される。ヒント情報を、図11に例示する。ヒント情報は、学習すべき言葉に対応するヒントに関して記述したものである。個々の解答欄に入る学習すべき言葉について、図11の左方から順に、その言葉を識別する識別子(これは、テーブル情報における文字が何れの言葉の解答欄に属するかについての情報と対応関係にある)、ワードパズル問題内の何れの文字マスA1により解答欄を構成しているか(例えば、値H5=4−5は、文字マスA1が水平方向に連なる解答欄で問題表示部Aの5行目、4列目〜5列目の文字マスA1が解答欄であることを示し、値V5=5−6は、文字マスA1が垂直方向に連なる解答欄で問題表示部Aの5列目、5行目〜6行目の文字マスA1が解答欄であることを示す)、ヒントとして表示するテキスト(図示例では空)、ヒントとして表示する画像若しくは映像を識別する識別子(図示例では、ファイルネーム)、を各々規定している。加えて、画像若しくは映像を識別する識別子により識別される画像データ若しくは映像データが、問題情報の一部として若しくは問題情報とは別個の情報として問題情報格納手段111に格納してある。
【0030】
ヒントを欲する学習者は、入力装置1fを使用してワードパズル問題の所要の解答欄、即ちヒントが欲しい言葉を指定する操作を行う。この学習者による操作を、解答受付手段114が受け付ける。より具体的には、図12に示すように、学習者が問題表示部Aの所要の文字マスA1にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタン(例えば、ポインティングデバイスの「右ボタン」)を押下したとき、該文字マスA1が属している解答欄が指定されたものと判断する。この判断を基に、問題提示手段113が、ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを出力する。本図示例にあっては、問題表示部Aの5列目において垂直方向に文字マスA1が並ぶ解答欄の指定を受け付け、これを受けてヒント表示部Cに当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントを出力する、即ち、「くも」という言葉に対応する(識別子“クモ.jpg”で識別される)くもの画像を表示する。但し、ヒントとしてテキストと画像若しくは映像とを同時に提示してもよい。また、ヒントとして音声を出力することを妨げない。この場合には、例えば、ヒントとして表示する画像若しくは映像と同様に、ヒント情報中に音声を識別する識別子を記述するとともに該識別子により識別される音声データを問題情報格納手段111に格納しておく。
【0031】
結局、本実施形態では、上記のテーブル情報、候補情報並びにヒント情報が一のワードパズル問題に係る問題情報を構成する。そして、複数のワードパズル問題に係る問題情報を問題情報格納手段111が格納し、格納している問題情報より一のワードパズル問題に係る問題情報を問題情報抽出手段が選択的に抽出して、該問題情報を用いて問題提示手段113がワードパズル問題を学習者に提示する。
【0032】
さらに、図13に、上記例と異なるワードパズル問題の提示例を示す。本図示例は、学習すべき四字熟語を解答の要素とするワードパズル問題である。該問題に係るテーブル情報を、図14に例示する。文字候補表示部Bには、四字熟語の構成要素となる漢字を含む複数の漢字の候補を提示している。既に述べたように、ワードパズル問題の提示時に文字候補表示部Bに表示する文字の候補は、問題情報の一部をなす候補情報により規定される。本図示例のワードパズル問題に係る問題情報は、文字候補表示部Bに表示すべき文字の候補を具体的に記述したユーザ定義候補情報を包含している。ユーザ定義候補情報を、図15に例示する。かつ、該ユーザ定義候補情報を識別する候補識別子を、前記テーブル情報に記述している。他方、問題提示手段113は、ワードパズル問題の提示の際には前記候補識別子を参照して提示すべき文字の候補を規定するユーザ定義候補情報を参照し、これを基に文字候補表示部Bに文字の候補を表示する。即ち、ユーザ定義候補情報及びテーブル情報中の候補識別子が候補情報として利用される。
【0033】
学習者は、入力装置1fを操作してワードパズル問題に対する解答を行う。この学習者による操作を、解答受付手段114が受け付ける。問題に対する解答の受け付けに関しては、上記例と全く同じである。勿論、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に対応するヒントを出力することもできる。ヒント表示部Cに表示するヒントの内容は、問題情報の一部をなすヒント情報により規定される。本図示例のワードパズル問題に係る問題情報が含んでいるヒント情報を、図16に例示する。個々の解答欄に入る学習すべき言葉について、図16の左方から順に、その言葉を識別する識別子、ワードパズル問題内の何れの文字マスA1により解答欄を構成しているか、ヒントとして表示するテキスト、ヒントとして表示する画像若しくは映像を識別する識別子(図示例では空)、を各々規定している。ヒントを欲する学習者は、入力装置1fを使用してワードパズル問題の所要の解答欄、即ちヒントが欲しい言葉を指定する操作を行う。この学習者による操作を解答受付手段114が受け付け、指定された解答欄にはいるべき言葉についてのヒントを問題提示手段113がヒント情報を用いて出力する。図17に示すように、本図示例にあっては、問題表示部Aの2行目において水平方向に文字マスA1が並ぶ解答欄の指定を受け付け、これを受けてヒント表示部Cに当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントを出力する、即ち、「一長一短」という言葉に対応するテキストを表示する。
【0034】
しかして、正否判定手段115が、解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する。本実施形態では、正否判定手段115が問題情報(言い換えるならば、問題情報の一部であるテーブル情報)を参照し、ワードパズル問題の文字マスA1に入れられた文字が正しいものであるか否かを判断する。正否判断のタイミングは特に限定されないが、例えば、一の文字マスA1に文字が入れられる都度、解答の正否を判断するものとする。判断結果の学習者へのフィードバックの態様は任意である。本実施形態では、少なくとも、全ての文字マスA1に正しい文字が入れられたときに、正否判定手段115が学習者の視聴覚に訴えかける態様で問題に正解したことを告知し、同時に問題情報抽出手段112に次の問題に移行する旨を指示するものとする。この指示を受けた問題情報抽出手段112が、次の問題として提示すべきワードパズル問題に係る問題情報を抽出し、問題提示手段113が次の問題となるワードパズル問題を構成して提示する。
【0035】
加えて、学習支援装置11が、学習すべき言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段116をさらに具備するものとしてもよい。キーボード入力練習手段116は、既知のキーボード入力練習ソフトウェア(タイピング練習ソフトウェア)を利用して構成することができる。そして、該キーボード入力手段を、問題情報格納手段111が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断するものとしている。キーボード入力手段がディスプレイ1eの所要の画面領域に表示するキーボード入力練習用の画面を、図18に例示する。キーボード入力練習手段116は、問題情報の少なくとも一部を利用してキーボード入力練習すべき言葉Dを学習者に提示する。本実施形態では、ワードパズル問題の提示の態様と、キーボード入力練習すべき言葉Dの提示の態様とを類似させている。さらに、一の言葉を入力する際のキー押下の順序を表す指示を規定する情報である入力キー指示情報が、一のワードパズル問題に係る問題情報に関連づけて問題情報格納手段111に格納してある。入力キー指示情報を、図19に例示する。本図示例にあっては、個々の言葉についてのローマ字入力の入力順を示すキー入力情報(テキストデータ)を記述してある。キーボード入力練習手段116は、入力キー指示情報をも参照して、一の言葉を入力する際のキー押下の順序、即ちローマ字入力の入力順Eを学習者に提示する。また、学習者が入力手段即ちキーボードを使用して行ったキー入力の正否判断は、問題情報(テーブル情報)に記述されている文字の情報との対比によって行う。
【0036】
続いて、問題作成支援装置12について述べる。問題作成支援装置12は、学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものであって、少なくとも、操作受付手段121と、問題情報生成手段122と、問題情報出力手段123とを具備する。
【0037】
操作受付手段121は、表示制御装置1d並びに入力装置1fの機能を利用して、学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作と、ワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスA1として指定する操作とを受け付ける。
【0038】
問題情報生成手段122は、ソフトウェアを主体として構成され、操作受付手段121が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する。
【0039】
問題情報出力手段123は、問題情報生成手段122が生成した問題情報を出力する。問題情報の出力の態様としては、電気通信回線を介して外部のコンピュータへ送信、ディスプレイ1eの画面上に表示、ハードディスクやフレキシブルディスクその他の補助記憶装置1cへ書き込み、プリンタによりプリントアウト、等を挙げることができる。本実施形態では、問題情報出力手段123が出力する問題情報を、学習支援装置11が具備する問題情報格納手段111に格納させるものとしている。
【0040】
以降、本実施形態におけるワードパズル問題の作成に関して詳述する。操作受付手段121がディスプレイ1eの所要の画面領域に表示する問題作成画面の表示例を、図20ないし図22に示す。問題表示部Aには、ワードパズル問題が内包するマスを縦横に配列して表示している。これらのマスは、当初は文字を配置しないマスA2であるが、適宜に文字を配置して文字マスA1とすることが可能である。水平方向または垂直方向に複数の文字マスA1を連続的に配置したとき、これら文字マスA1が一の解答欄を形成する。
【0041】
かつ、操作受付手段121は、問題表示部Aに隣接する文字候補表示部Fに、複数の文字を一覧表示する。これら複数の文字は、問題表示部Aに配置することができる文字の候補である。マスに入るべき、言い換えるならば言葉の構成要素となる文字である。操作受付手段121は、ひらがなの50音、カタカナの50音、アルファベット、漢字、等の文字の候補を入れ替えながら文字候補表示部Fに提示する機能を予め有しており、ワードパズル問題の作成の際には文字候補表示部Fに表示しているひらがな、カタカナ、アルファベット、漢字等の文字のうち所要のものを問題表示部Aに配置して、ひらがな、カタカナまたはアルファベットより構成した言葉を解答の要素とする問題を作成できる。
【0042】
なお、解答の要素となる言葉を構成する文字の候補のセットを、問題作成者の任意で作成できることが好ましい。このため、本実施形態における問題作成支援装置12は、文字の候補のセットを作成するために機能する候補情報作成手段124をも具備する。候補情報作成手段124は、表示制御装置1d並びに入力装置1fの機能を利用して、ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段124をさらに具備する。候補情報作成手段124がディスプレイ1eの所要の画面領域に表示する文字候補作成画面の表示例を、図23ないし図25に示す。文字候補表示部Gは、学習支援装置11の問題提示部がワードパズル問題を提示する際に問題とともに表示される文字候補表示部Bと同等のものである。文字候補表示部Gに隣接する文字材料表示部Hには、文字候補表示部Gに配置することができる文字群を表示する。文字材料表示部Hは、表示している文字を問題作成者の要求に応じて入れ替えることができる。問題作成者は、入力装置1fを操作して文字候補表示部Gに配置すべき文字の候補を選定する操作を行う。この問題作成者による操作を、候補情報作成手段124が受け付ける。候補情報作成手段124は、文字材料表示部が表示している文字群のうちの所要の文字を指定する操作と、文字候補表示部Gの所要部位を指定する操作とを受け付けることで、所要の文字を文字候補表示部Gの所要部位に配置する。より具体的には、候補情報作成手段124が、所要の文字を文字候補表示部Gの所要部位にドラッグアンドドロップする操作を受け付ける。因みに、問題作成者が一旦文字候補表示部Gに配置した文字を消そうとするときには、文字候補表示部Gに配置している文字を文字材料表示部にドラッグアンドドロップすることで行うことができる。問題作成者が文字候補表示部Gに文字の候補を配置する作業を完了した旨を指示する操作(例えば、画面に表示しているセーブスイッチJをポインタPでクリックする)を受け付けたとき、候補情報作成手段124は、文字候補表示部Gに配置した文字の候補を再現するための候補情報を生成して、補助記憶装置1cの所要の記憶領域に格納する。候補情報作成手段124が生成する候補情報は、既に図15に例示しているようなものとなる。
【0043】
問題作成画面において、上記候補情報作成手段124の機能を利用して作成した候補情報をインポート(ロード)することができる。問題作成者による、インポートすべき候補情報を指定する操作を受け付けた操作受付手段121は、補助記憶装置1cに格納されている候補情報を読み込み、問題作成画面における文字候補表示部Fに文字の候補を提示する。
【0044】
しかして、ワード問題を作成する際、問題作成者は、入力装置1fを操作して、ワードパズル問題が内包する所要のマスに文字を配置する操作を行う。この問題作成者による操作を、操作受付手段121が受け付ける。操作受付手段121は、文字候補表示部Fに提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作、言い換えるならばワードパズル問題の解答の要素となる言葉を構成する文字を選択する操作と、問題表示部Aの所要のマスを指定する操作とを受け付けることで、所要のマスに所要の文字を配置する操作を受け付ける。より具体的には、操作受付手段121が、入力装置1fを操作することでディスプレイ1eの画面上の問題表示画面の表示領域内を移動させることができるポインタPを表示する。そして、問題作成者が文字候補表示部Fの所要の文字にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタンを押下し(言葉の構成要素となる文字を選択する操作に該当)、入力装置1fを操作してポインタPを問題表示部Aの所要の文字マスA1まで移動させ、入力装置1fのボタンを放すかあるいはもう一度押下する(所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスA1として指定する操作に該当)。結果、所要の文字が所要のマスに配置され、該マスが文字マスA1となる。このとき、操作受付手段121は、ポインタPの移動に合わせて文字マスA1に入れられる文字を移動させながら表示する処理をも行う。即ち、操作受付手段121が、所要の文字を所要の文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付ける。因みに、問題作成者が一旦文字マスA1に入れた文字を消そうとするときには、文字マスA1に入っている文字を文字候補表示部Fにドラッグアンドドロップすることで行うことができる。
【0045】
並びに、操作受付手段121は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に、問題表示部A内に配置した文字マスA1を空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスA1に配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付ける。本実施形態では、問題作成画面において、問題表示部A内に文字を配置するモードから、既に配置した文字マスA1を空白のマスにするか否かを設定するモードに(画面に表示しているモード切替スイッチIをポインタPでクリックすることで)切り替えることができる。そして、図26に示すように、該モードに切り替わっている状態で、問題作成者が問題表示部A内の所要の文字マスA1にポインタPを重ねて入力装置1fに実装されているボタンを押下することに応じて該文字マスA1を空白の文字マスA1として設定し、また問題作成者が所要の空白の文字マスA1にポインタPを重ねて入力装置1fに実装されているボタンを押下することに応じて該文字マスA1を文字が表れている文字マスA1として設定する。
【0046】
さらに、本実施形態における問題作成支援装置12は、表示制御装置1d並びに入力装置1fの機能を利用して、前記所要の文字を配置した文字マスA1の集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段121が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段125をも具備する。問題作成画面には、問題表示部A、文字候補表示部Fの他に、ヒントを設定するためのヒント設定部も存在している。ヒントを設定しようとする問題作成者は、入力装置1fを使用してワードパズル問題の所要の解答欄、即ちヒントを設定したい言葉が入る解答欄を指定する操作を行う。この問題作成者による操作を、操作受付手段121が受け付ける。より具体的には、図27に示すように、問題作成者が問題表示部Aの所要の文字マスA1にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタン(例えば、ポインティングデバイスの「右ボタン」)を押下したとき、該文字マスA1が属している解答欄が指定されたものと判断する。この判断を基に、ヒント情報設定手段125が、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報の入力若しくは設定を受け付ける。本実施形態では、ヒントに関する情報として、キーボード等の入力装置1fを使用したテキストの入力を受け付けるか、または予め補助記憶装置1cに格納されている画像データを識別する識別子の設定を受け付ける。図示例では、「一長一短」という言葉が入る解答欄について、「いっちょういったん」という読みをヒントとして設定している。但し、ヒントとして音声を出力するようなワードパズル問題を作成するような場合には、音声データを識別する識別子を設定するものとしてもよい。
【0047】
最後に、問題作成者がワードパズル問題を作成する作業を完了した旨を指示する操作(例えば、画面に表示しているセーブスイッチKをポインタPでクリックする)を行い、この操作を操作受付手段121が受け付けたとき、問題情報出力手段123が問題情報を出力する。本実施形態において、問題情報出力手段123は、テーブル情報並びにヒント情報を含んでなる、一のワードパズル問題に係る問題情報を出力する。特に、候補情報作成手段124を利用して候補情報を生成した場合には、該候補情報を上述したユーザ定義候補情報の形で、テーブル情報と関連づけた上で(例えば、該ユーザ定義候補情報を識別する候補識別子を前記テーブル情報に記述した上で)出力する。
【0048】
以上に詳述した本実施形態によれば、学習すべき一若しくは複数の言葉に関する情報を含み学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段111と、前記問題情報格納手段111より問題情報を抽出する問題情報抽出手段112と、前記問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段113と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段114と、前記解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段115とを具備する学習支援装置11を構築したため、ワードパズルとして学習者に問題を提示でき、学習の過程が無味乾燥とならず学習意欲を持続させることが可能となる。一のワードパズル問題に複数の学習すべき言葉を内在させ、これら言葉同士を関連付けながら学習させることもできる。また、学習すべき言葉群、言い換えるならば学習すべき言語、分野等に対応する問題情報を格納しておくことで、学習者の必要に応じたワードパズル問題を提示し得る。例えば、英単語を要素とする問題情報を格納しておけば英単語を学習するための装置として機能し、慣用句を要素とする問題情報を格納しておけば慣用句を学習するための装置として機能する。つまり、一の学習支援装置で複数種の分野の学習に対応できる。
【0049】
前記問題情報は、前記学習すべき言葉の構成要素となる文字の候補に関する情報である候補情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、前記候補情報を用いて前記文字の候補をも提示するものとしたため、問題の難易度を適当に調整できる、例えば初学者や低学年の児童、生徒等に対する敷居を下げて学習意欲を惹起できる。
【0050】
前記解答受付手段114は、前記問題提示手段113が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題の所要の文字マスA1を指定する操作とを受け付けることで、前記所要の文字マスA1に前記所要の文字を入れるという解答を受け付けるものとしたため、学習者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。また、キーボード等の入力装置1fを使用せずとも、ワードパズル問題を解き言葉を学習することができる。
【0051】
前記解答受付手段114は、前記所要の文字を前記所要の文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとしたため、キーボード等の入力装置1fを使用したキー入力を行わなくとも言葉の学習を実施できる。
【0052】
前記問題情報は、前記学習すべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、提示しているワードパズル問題の所要の解答欄を指定する操作を前記解答受付手段114が受け付けたときに、前記ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを文字、画像、映像または音声として出力するものとしたため、学習者の操作に応じて所要の解答欄に入る言葉に対応する適当なヒントを提示でき、学習を増進する。
【0053】
加えて、前記学習すべき言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段116をさらに具備し、前記キーボード入力練習手段116は、前記問題情報格納手段111が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断するものとしたため、ワードパズルとキーボード入力との両方を演習でき、これらの組み合わせにより高い学習効果を得ることが可能となる。同時に、ワードパズル問題とキーボード入力練習とで問題情報の少なくとも一部を共用するため、データ量の削減を図ることができ、学習すべき言葉群に対応して問題情報を作成、取得または整理するときにも有利となる。
【0054】
他方、学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものとして、前記学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作とワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスA1として指定する操作とを受け付ける操作受付手段121と、前記操作受付手段121が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する問題情報生成手段122と、前記問題情報生成手段122が生成した問題情報を出力する問題情報出力手段123とを具備する問題作成支援装置12を構築したため、教授を行う教育者その他の問題作成者が任意のワードパズル問題を簡便に作成できる。
【0055】
前記操作受付手段121は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に前記文字マスA1を空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスA1に配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付けるものとしたため、一部の文字マスA1に入る文字が予め表れているようなワードパズル問題を作成できる。
【0056】
前記操作受付手段121は、複数の文字を一覧表示して、当該一覧に含まれる文字のうちの所要の文字を選択する操作を受け付けることで学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作を受け付けるものとしたため、問題作成者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。
【0057】
前記操作受付手段121は、前記所要の文字を前記文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとしたため、キーボード等の入力装置1fを必ずしも使用せずとも、ワードパズル問題を作成することができる。
【0058】
ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段124をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記候補情報作成手段124が作成した候補情報をも含む問題情報を出力するものとしたため、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に用いられる文字を含む文字の候補を問題とともに学習者に提示し得ることとなり、問題の難易度を適宜に調整して学習者の学習に資する。
【0059】
前記所要の文字を配置した文字マスA1の集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段121が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段125をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記ヒント情報設定手段125が設定したヒント情報をも含む問題情報を出力するものとしたため、解答欄に入る言葉に対応したヒントを提示するワードパズル問題を作成できる。
【0060】
そして、上記学習支援装置11と、上記問題作成支援装置12とを内包してなる学習支援システム1を構築したため、問題作成支援装置12を利用して作成した問題情報を用い学習支援装置11でワードパズル問題による言葉の学習を行うことができる。学習支援装置11と問題作成支援装置12とは、類似のユーザインタフェース、即ち類似の画面表示、類似の操作方法を有するため、教育現場等にあって教師と児童、生徒とが好適に該学習支援システム1を共用することができる。
【0061】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、学習支援装置11を利用して提示する、あるいは問題作成支援装置12を利用して作成するワードパズル問題の態様は、上記実施形態において例示したクロスワードパズルの如きものには限られない。一例を挙げると、図28及び図29に示すように、国語科目のペーパーテストのような問題を提示することも可能である。当該例において、文字候補表示部Bには出題にあたって学習者に一読させる文章を表示しているとともに、問題表示部Aには前記文章を踏まえた設問並びにその解答を入れるべき解答欄を表示している。文字候補表示部Bに表示している文章は、その一文字一文字が問題表示部A内の空白の文字マスA1に入るべき文字の候補となり得る。他方、問題表示部Aに表示している設問は予め文字が表れている文字マスA1の集合として、解答欄は空白の文字マスA1の集合としてそれぞれ構成してある。従って、問題表示部Aに表示している設問に対する解答を文字候補表示部Bに表示している文章中の言葉を用いて、若しくは文章よりそのまま抜き出して答えさせるというような出題を行うことが可能となり、学習者は、文字候補表示部Bに表示されている文字の候補を問題表示部A内の解答欄にドラッグアンドドロップすることで設問に解答することができる。また、図30に示すように、上記実施形態と同様、空白の文字マスA1を要素としてなる解答欄に入るべき言葉に関するヒントを出力できるようにしても構わない。
【0062】
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、学習者にとって使い易くかつ学習効果が高いような学習支援装置を、並びに、教育者が学習者に提示すべき効果的な問題を簡便に作成できるような問題作成支援装置を、提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成説明図。
【図2】本発明の構成説明図。
【図3】本発明の構成説明図。
【図4】本発明の構成説明図。
【図5】本発明の構成説明図。
【図6】本発明の構成説明図。
【図7】コンピュータが有するハードウェア資源の内容を示す図。
【図8】ワードパズル問題の提示の態様を示す図。
【図9】ワードパズル問題の提示の態様を示す図。
【図10】問題情報の一部をなすテーブル情報を例示する図。
【図11】問題情報の一部をなすヒント情報を例示する図。
【図12】ヒントの提示の態様を示す図。
【図13】ワードパズル問題の提示の態様を示す図。
【図14】問題情報の一部をなすテーブル情報を例示する図。
【図15】問題情報の一部をなすユーザ定義候補情報を例示する図。
【図16】問題情報の一部をなすヒント情報を例示する図。
【図17】ヒントの提示の態様を示す図。
【図18】キーボード入力練習用画面の態様を示す図。
【図19】入力キー指示情報を例示する図。
【図20】問題作成画面の態様を示す図。
【図21】問題作成画面の態様を示す図。
【図22】問題作成画面の態様を示す図。
【図23】文字候補作成画面の態様を示す図。
【図24】文字候補作成画面の態様を示す図。
【図25】文字候補作成画面の態様を示す図。
【図26】問題作成画面の態様を示す図。
【図27】問題作成画面の態様を示す図。
【図28】ワードパズル問題の一変形例を示す図。
【図29】ワードパズル問題の一変形例を示す図。
【図30】ワードパズル問題の一変形例を示す図。
【符号の説明】
1…学習支援システム
11…学習支援装置
12…問題作成支援装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に外国語の単語、慣用句、熟語や専門用語等の言葉を学習あるいは教授するために好適な、学習支援装置、問題作成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、英単語の学習を補助すべく使用されるものとして、下記特許文献1、2に記載されているような装置が既知である。これらは、学習すべき英単語のデータを記憶する記憶手段、学習者による操作入力を受け付ける操作入力手段や、英単語若しくは英単語に関する問題を表示するディスプレイ等を実装してなるもので、学習者はディスプレイに表示された問題に対する解答を入力しその正否を判定させることを通じて英単語の習得を図ることができる。
【0003】
【特許文献1】特開平08−179683号公報
【特許文献2】特開2002−244548号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記例の装置は、根本的には紙でできた普通の単語帳と相違せず、従って該装置を使用して行う学習はその過程が無味乾燥なものとなるきらいがある。また、複数の学習すべき言葉が存在する場合、一の言葉と他の言葉とを何らかの形で関連付けしながら学習することが効果的であるが、そのような態様での学習を行い得るようにはなっていない。加えて、学習者に教授を行う教育者が効果的な問題を作成することも困難である。
【0005】
以上に鑑みて、本発明は、学習者にとって使い易くかつ学習効果が高いような学習支援装置を、並びに、教育者が学習者に提示すべき効果的な問題を簡便に作成できるような問題作成支援装置を、提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決すべく、図1に示すように、一若しくは複数の言葉に関する情報を含み言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段111と、前記問題情報格納手段111より問題情報を抽出する問題情報抽出手段112と、前記問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段113と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段114と、前記解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段115とを具備する学習支援装置11を構築した。このようなものであれば、問題をワードパズルとして学習者に提示できることから、学習の過程が無味乾燥とならず学習意欲を持続させることが可能となる。一のワードパズル問題に複数の言葉を内在させ、これら言葉同士を関連付けながら学習させることもできる。また、学習すべき言葉群、言い換えるならば学習すべき言語、分野等に対応する問題情報を格納しておくことで、学習者の必要に応じたワードパズル問題を提示し得る。ここで、ワードパズル問題とは、言葉を完成すべく解答欄に存在する空白の文字マスに文字を埋める問題を言い、例えばいわゆるクロスワードパズル、スケルトンパズルその他がこれに該当する。
【0007】
前記問題情報は、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字の候補に関する情報である候補情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、前記候補情報を用いて前記文字の候補をも提示するものとすれば、問題の難易度を適当に調整できる、例えば初学者や低学年の児童、生徒等に対する敷居を下げて学習意欲を惹起できる。
【0008】
前記解答受付手段114は、前記問題提示手段113が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題の所要の文字マスを指定する操作とを受け付けることで、前記所要の文字マスに前記所要の文字を入れるという解答を受け付けるものとすれば、学習者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。また、キーボード等の入力装置を使用せずとも、ワードパズル問題を解き言葉を学習することができる。
【0009】
前記解答受付手段114は、前記所要の文字を前記所要の文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとすることが好ましい。ドラッグアンドドロップとは、GUI(Graphical User Interface)における操作の一態様であって、操作対象(ここでは、前記所要の文字)にポインタ(あるいは、マウスカーソル)を重ねた上でマウス等の入力装置のボタンを押し、そのボタンを押したままで任意の場所(ここでは、前記所要の文字マス)までポインタを移動し、しかる後入力装置のボタンを離すことを、あるいは、操作対象にポインタを重ねた上で入力装置のボタンを押し、任意の場所までポインタを移動し、しかる後入力装置のボタンを押すことを言う。但し、前記ワードパズル問題や前記文字の候補を表示しているディスプレイに重ね合わせて設けたタッチパネルを入力装置とする場合には、手指やペン等でタッチパネルの所要箇所に触れることでその直下の箇所を指示することができる。よって、操作対象となる前記所要の文字の上を手指やペン等で触れる操作と、操作対象の移動先である前記所要の文字マスの上を手指やペン等で触れる操作とを包含する操作を受け付けることにより、所要の文字を所要の文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとすることができる。このとき、ディスプレイの画面上にポインタは必ずしも表示されない。
【0010】
前記問題情報は、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、提示しているワードパズル問題の所要の解答欄を指定する操作を前記解答受付手段114が受け付けたときに、前記ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを文字、画像、映像または音声として出力するものとすれば、学習者の操作に応じて所要の解答欄に入る言葉に対応する適当なヒントを提示でき、学習を増進する。
【0011】
加えて、図2に示すように、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段116をさらに具備し、前記キーボード入力練習手段116は、前記問題情報格納手段111が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断するものとすれば、ワードパズルとキーボード入力との両方を演習でき、これらの組み合わせにより高い学習効果を得ることが可能となる。同時に、ワードパズル問題とキーボード入力練習とで問題情報の少なくとも一部を共用するため、データ量の削減を図ることができ、学習すべき言葉群に対応して問題情報を作成、取得または整理するときにも有利となる。
【0012】
他方、図3に示すように、言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものとして、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字を選択する操作とワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスとして指定する操作とを受け付ける操作受付手段121と、前記操作受付手段121が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する問題情報生成手段122と、前記問題情報生成手段122が生成した問題情報を出力する問題情報出力手段123とを具備する問題作成支援装置12を構築した。このようなものであれば、教授を行う教育者その他の問題作成者が任意のワードパズル問題を簡便に作成できる。
【0013】
前記操作受付手段121は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に前記文字マスを空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスに配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付けるものとすれば、一部の文字マスに入る文字が予め表れているようなワードパズル問題を作成できる。
【0014】
前記操作受付手段121は、複数の文字を一覧表示して、当該一覧に含まれる文字のうちの所要の文字を選択する操作を受け付けることでワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字を選択する操作を受け付けるものとすれば、問題作成者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。また、キーボード等の入力装置を使用せずとも、ワードパズル問題を作成することができる。
【0015】
前記操作受付手段121は、前記所要の文字を前記文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとすることが好ましい。
【0016】
図4に示すように、ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段124をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記候補情報作成手段124が作成した候補情報をも含む問題情報を出力するものとすれば、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に用いられる文字を含む文字の候補を問題とともに学習者に提示し得ることとなり、問題の難易度を適宜に調整して学習者の学習に資する。
【0017】
図5に示すように、前記所要の文字を配置した文字マスの集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段121が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段125をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記ヒント情報設定手段125が設定したヒント情報をも含む問題情報を出力するものとすれば、解答欄に入る言葉に対応したヒントを提示するワードパズル問題を作成できる。
【0018】
そして、上記学習支援装置11と、上記問題作成支援装置12とを内包してなる学習支援システム1を構築するならば、問題作成支援装置12を利用して作成した問題情報を用い学習支援装置11でワードパズル問題による言葉の学習を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施形態における学習支援装置11、問題作成支援装置12は、コンピュータに所定のプログラムを導入することで構築したものである。コンピュータは、例えば、図7に示すように、プロセッサ1a、メインメモリ1b、補助記憶装置1c、表示制御装置1d、ディスプレイ1e、学習者あるいは問題作成者による操作入力を受け付ける入力装置1f、外部と通信を行うための通信インタフェース1g、等のハードウェア資源を有する。補助記憶装置1cは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、フレキシブルディスクドライブやDVD−ROMの如き光ディスクドライブ、その他であるが、着脱自在なもの、即ちカートリッジ式のメモリカードや外付け式のディスクドライブ等であっても構わない。表示制御装置1dは、プロセッサ1aより受けた描画指示をもとに表示させるべき画像データを生成してディスプレイ1eに向けて送出する機能を有するビデオチップ(あるいは、グラフィクスチップ)1d1、画像データ等を一時的に格納しておく役割を担うビデオメモリ(Video RAM)1d2等の既知のデバイスを用いて構成できる。入力装置1fは、被験者の手指により操作可能な押下ボタン、キーボード、マウス、トラックパッド、トラックボール、タッチパネルその他をおしなべて包含するが、本実施形態では、マウス、トラックパッド、トラックボール、タッチパネル等のポインティングデバイス(ディスプレイ1eの画面上の所要の位置を指示するためのデバイス)とキーボードとを有するものとする。通信インタフェース1gは、NIC(Network Interface Card)、モデム、RS−232C、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、あるいは無線通信デバイス、その他を包含する。通常、プロセッサ1aによって実行されるべきプログラムが補助記憶装置1cに格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶装置1cからメインメモリ1bに読み込まれ、プロセッサ1aによって解読される。そして、該プログラムに従い上記のハードウェア資源を作動して、図6に示す学習支援装置11並びに問題作成支援装置12としての機能を発揮するようにしている。つまり、本実施形態では、一のコンピュータに該プログラムを導入することにより学習支援システム1を構築している。但し、学習支援装置11としての機能と問題作成支援装置12としての機能とを別個のコンピュータに分担させることを妨げない。
【0020】
学習支援装置11は、少なくとも、問題情報格納手段111と、問題情報抽出手段112と、問題提示手段113と、解答受付手段114と、正否判定手段115とを具備する。
【0021】
問題情報格納手段111は、メインメモリ1b若しくは補助記憶装置1cの所要の記憶領域を利用して、学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を取得する。問題情報は、学習すべき一若しくは複数の言葉に関する情報を含む。問題情報は、フレキシブルディスク若しくは光ディスクより読み込む、または通信インタフェース1gを介して外部のコンピュータ(図示せず)より受信することで取得できる。また、本実施形態では、問題作成支援装置12の問題情報出力手段123が出力する問題情報を該問題情報格納手段111に格納するものとしている。
【0022】
問題情報抽出手段は、問題情報格納手段111より該問題情報格納手段111が格納している問題情報を抽出する。
【0023】
問題提示手段113は、表示制御装置1dの機能を利用して、問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を、ディスプレイ1eの所要の画面領域に表示して学習者に提示する。
【0024】
解答受付手段114は、表示制御装置1d並びに入力装置1f、特にポインティングデバイスの機能を利用して、学習者によるワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける。
【0025】
正否判定手段115は、解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する。
【0026】
以降、本実施形態におけるワードパズル問題の提示の態様及び学習者による解答の態様に関して詳述する。問題提示手段113によるワードパズル問題の提示例を、図8及び図9に示す。問題表示部Aには、ワードパズル問題が内包するマスを縦横に配列して表示している。これらのマスには、文字を配置すべき文字マスA1と、文字を配置しないマスA2(図示例では、グレーで表示)とが存在し、水平方向または垂直方向に連続する文字マスA1が一の解答欄を形成する。一の解答欄には、ワードパズル問題に対する解答の要素となる一の言葉が入る。文字マスA1には、学習者が解答のために文字を入れる必要がある空白の文字マスA1と、予め文字が表れているマスとがある。問題表示部Aに表示する問題の内容は、問題情報の一部をなすテーブル情報により規定される。テーブル情報を、図10に例示する。テーブル情報は、ワードパズル問題が内包する文字マスA1について記述したものである。個々の文字マスA1について、図10の左方から順に、その配置位置(何列目、何行目のマスであるか)、空白の文字マスA1であるか否か(値が1のとき、空白マス)、何れの言葉の解答欄に属するか(同じ値をもつ文字マスA1が一の言葉の解答欄を構成する。左側列は左から右に文字が並ぶ解答欄を、右側列は上から下に文字が並ぶ解答欄を示す)、該文字マスA1に入るべき文字、を各々規定している。
【0027】
問題表示部Aに隣接する文字候補表示部Bには、複数の文字を一覧表示している。これら複数の文字には、問題表示部Aの空白の文字マスA1に入るべき、言い換えるならば言葉の構成要素となる文字が含まれる。図8及び図9に示している問題例は、ひらがなを用いた言葉を組み合わせたワードパズル問題であって、文字候補表示部Bにはひらがなの50音の文字を提示している。ワードパズル問題の提示時に文字候補表示部Bに表示する文字の候補は、問題情報の一部をなす候補情報により規定される。本図示例にあっては、前記テーブル情報に、ひらがなの50音を提示すべき旨を示す候補識別子を記述している。他方、問題提示手段113は、ひらがなの50音、カタカナの50音、アルファベット、漢字、等の文字の候補を文字候補表示部Bに提示する機能を予め有しており、ワードパズル問題の提示の際には前記候補識別子を参照して提示すべき文字の候補がひらがなの50音であることを判断しこれを文字候補表示部Bに表示する。即ち、テーブル情報中の候補識別子が候補情報として利用される。
【0028】
学習者は、入力装置1fを操作してワードパズル問題に対する解答を行う。この学習者による操作を、解答受付手段114が受け付ける。解答受付手段114は、問題提示手段113が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、ワードパズル問題の所要の文字マスA1を指定する操作とを受け付けることで、所要の文字マスA1に所要の文字を入れるという解答を受け付ける。より具体的には、解答受付手段114が、入力装置1fを操作することでディスプレイ1eの画面上のワードパズル問題の表示領域内を移動させることができるポインタPを表示する。そして、学習者が文字候補表示部Bの所要の文字にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタン(例えば、ポインティングデバイスの「左ボタン」)を押下し(文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作に該当)、入力装置1fを操作してポインタPを問題表示部Aの所要の文字マスA1まで移動させ、入力装置1fのボタンを放すかあるいはもう一度押下する(ワードパズル問題の所要の文字マスA1を指定する操作に該当)。結果、所要の文字が所要の文字マスA1に入る。このとき、解答受付手段114は、ポインタPの移動に合わせて文字マスA1に入れられる文字を移動させながら表示する処理をも行う。即ち、解答受付手段114が、所要の文字を所要の文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付ける。因みに、学習者が一旦文字マスA1に入れた文字を消そうとするときには、文字マスA1に入っている文字を文字候補表示部Bにドラッグアンドドロップすることで行うことができる。
【0029】
また、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に対応するヒントを出力することもできる。ディスプレイ1eの画面上のワードパズル問題の表示領域には、問題表示部A、文字候補表示部Bの他に、ヒントを表示するためのヒント表示部Cも存在している。ヒント表示部Cに表示するヒントの内容は、問題情報の一部をなすヒント情報により規定される。ヒント情報を、図11に例示する。ヒント情報は、学習すべき言葉に対応するヒントに関して記述したものである。個々の解答欄に入る学習すべき言葉について、図11の左方から順に、その言葉を識別する識別子(これは、テーブル情報における文字が何れの言葉の解答欄に属するかについての情報と対応関係にある)、ワードパズル問題内の何れの文字マスA1により解答欄を構成しているか(例えば、値H5=4−5は、文字マスA1が水平方向に連なる解答欄で問題表示部Aの5行目、4列目〜5列目の文字マスA1が解答欄であることを示し、値V5=5−6は、文字マスA1が垂直方向に連なる解答欄で問題表示部Aの5列目、5行目〜6行目の文字マスA1が解答欄であることを示す)、ヒントとして表示するテキスト(図示例では空)、ヒントとして表示する画像若しくは映像を識別する識別子(図示例では、ファイルネーム)、を各々規定している。加えて、画像若しくは映像を識別する識別子により識別される画像データ若しくは映像データが、問題情報の一部として若しくは問題情報とは別個の情報として問題情報格納手段111に格納してある。
【0030】
ヒントを欲する学習者は、入力装置1fを使用してワードパズル問題の所要の解答欄、即ちヒントが欲しい言葉を指定する操作を行う。この学習者による操作を、解答受付手段114が受け付ける。より具体的には、図12に示すように、学習者が問題表示部Aの所要の文字マスA1にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタン(例えば、ポインティングデバイスの「右ボタン」)を押下したとき、該文字マスA1が属している解答欄が指定されたものと判断する。この判断を基に、問題提示手段113が、ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを出力する。本図示例にあっては、問題表示部Aの5列目において垂直方向に文字マスA1が並ぶ解答欄の指定を受け付け、これを受けてヒント表示部Cに当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントを出力する、即ち、「くも」という言葉に対応する(識別子“クモ.jpg”で識別される)くもの画像を表示する。但し、ヒントとしてテキストと画像若しくは映像とを同時に提示してもよい。また、ヒントとして音声を出力することを妨げない。この場合には、例えば、ヒントとして表示する画像若しくは映像と同様に、ヒント情報中に音声を識別する識別子を記述するとともに該識別子により識別される音声データを問題情報格納手段111に格納しておく。
【0031】
結局、本実施形態では、上記のテーブル情報、候補情報並びにヒント情報が一のワードパズル問題に係る問題情報を構成する。そして、複数のワードパズル問題に係る問題情報を問題情報格納手段111が格納し、格納している問題情報より一のワードパズル問題に係る問題情報を問題情報抽出手段が選択的に抽出して、該問題情報を用いて問題提示手段113がワードパズル問題を学習者に提示する。
【0032】
さらに、図13に、上記例と異なるワードパズル問題の提示例を示す。本図示例は、学習すべき四字熟語を解答の要素とするワードパズル問題である。該問題に係るテーブル情報を、図14に例示する。文字候補表示部Bには、四字熟語の構成要素となる漢字を含む複数の漢字の候補を提示している。既に述べたように、ワードパズル問題の提示時に文字候補表示部Bに表示する文字の候補は、問題情報の一部をなす候補情報により規定される。本図示例のワードパズル問題に係る問題情報は、文字候補表示部Bに表示すべき文字の候補を具体的に記述したユーザ定義候補情報を包含している。ユーザ定義候補情報を、図15に例示する。かつ、該ユーザ定義候補情報を識別する候補識別子を、前記テーブル情報に記述している。他方、問題提示手段113は、ワードパズル問題の提示の際には前記候補識別子を参照して提示すべき文字の候補を規定するユーザ定義候補情報を参照し、これを基に文字候補表示部Bに文字の候補を表示する。即ち、ユーザ定義候補情報及びテーブル情報中の候補識別子が候補情報として利用される。
【0033】
学習者は、入力装置1fを操作してワードパズル問題に対する解答を行う。この学習者による操作を、解答受付手段114が受け付ける。問題に対する解答の受け付けに関しては、上記例と全く同じである。勿論、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に対応するヒントを出力することもできる。ヒント表示部Cに表示するヒントの内容は、問題情報の一部をなすヒント情報により規定される。本図示例のワードパズル問題に係る問題情報が含んでいるヒント情報を、図16に例示する。個々の解答欄に入る学習すべき言葉について、図16の左方から順に、その言葉を識別する識別子、ワードパズル問題内の何れの文字マスA1により解答欄を構成しているか、ヒントとして表示するテキスト、ヒントとして表示する画像若しくは映像を識別する識別子(図示例では空)、を各々規定している。ヒントを欲する学習者は、入力装置1fを使用してワードパズル問題の所要の解答欄、即ちヒントが欲しい言葉を指定する操作を行う。この学習者による操作を解答受付手段114が受け付け、指定された解答欄にはいるべき言葉についてのヒントを問題提示手段113がヒント情報を用いて出力する。図17に示すように、本図示例にあっては、問題表示部Aの2行目において水平方向に文字マスA1が並ぶ解答欄の指定を受け付け、これを受けてヒント表示部Cに当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントを出力する、即ち、「一長一短」という言葉に対応するテキストを表示する。
【0034】
しかして、正否判定手段115が、解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する。本実施形態では、正否判定手段115が問題情報(言い換えるならば、問題情報の一部であるテーブル情報)を参照し、ワードパズル問題の文字マスA1に入れられた文字が正しいものであるか否かを判断する。正否判断のタイミングは特に限定されないが、例えば、一の文字マスA1に文字が入れられる都度、解答の正否を判断するものとする。判断結果の学習者へのフィードバックの態様は任意である。本実施形態では、少なくとも、全ての文字マスA1に正しい文字が入れられたときに、正否判定手段115が学習者の視聴覚に訴えかける態様で問題に正解したことを告知し、同時に問題情報抽出手段112に次の問題に移行する旨を指示するものとする。この指示を受けた問題情報抽出手段112が、次の問題として提示すべきワードパズル問題に係る問題情報を抽出し、問題提示手段113が次の問題となるワードパズル問題を構成して提示する。
【0035】
加えて、学習支援装置11が、学習すべき言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段116をさらに具備するものとしてもよい。キーボード入力練習手段116は、既知のキーボード入力練習ソフトウェア(タイピング練習ソフトウェア)を利用して構成することができる。そして、該キーボード入力手段を、問題情報格納手段111が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断するものとしている。キーボード入力手段がディスプレイ1eの所要の画面領域に表示するキーボード入力練習用の画面を、図18に例示する。キーボード入力練習手段116は、問題情報の少なくとも一部を利用してキーボード入力練習すべき言葉Dを学習者に提示する。本実施形態では、ワードパズル問題の提示の態様と、キーボード入力練習すべき言葉Dの提示の態様とを類似させている。さらに、一の言葉を入力する際のキー押下の順序を表す指示を規定する情報である入力キー指示情報が、一のワードパズル問題に係る問題情報に関連づけて問題情報格納手段111に格納してある。入力キー指示情報を、図19に例示する。本図示例にあっては、個々の言葉についてのローマ字入力の入力順を示すキー入力情報(テキストデータ)を記述してある。キーボード入力練習手段116は、入力キー指示情報をも参照して、一の言葉を入力する際のキー押下の順序、即ちローマ字入力の入力順Eを学習者に提示する。また、学習者が入力手段即ちキーボードを使用して行ったキー入力の正否判断は、問題情報(テーブル情報)に記述されている文字の情報との対比によって行う。
【0036】
続いて、問題作成支援装置12について述べる。問題作成支援装置12は、学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものであって、少なくとも、操作受付手段121と、問題情報生成手段122と、問題情報出力手段123とを具備する。
【0037】
操作受付手段121は、表示制御装置1d並びに入力装置1fの機能を利用して、学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作と、ワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスA1として指定する操作とを受け付ける。
【0038】
問題情報生成手段122は、ソフトウェアを主体として構成され、操作受付手段121が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する。
【0039】
問題情報出力手段123は、問題情報生成手段122が生成した問題情報を出力する。問題情報の出力の態様としては、電気通信回線を介して外部のコンピュータへ送信、ディスプレイ1eの画面上に表示、ハードディスクやフレキシブルディスクその他の補助記憶装置1cへ書き込み、プリンタによりプリントアウト、等を挙げることができる。本実施形態では、問題情報出力手段123が出力する問題情報を、学習支援装置11が具備する問題情報格納手段111に格納させるものとしている。
【0040】
以降、本実施形態におけるワードパズル問題の作成に関して詳述する。操作受付手段121がディスプレイ1eの所要の画面領域に表示する問題作成画面の表示例を、図20ないし図22に示す。問題表示部Aには、ワードパズル問題が内包するマスを縦横に配列して表示している。これらのマスは、当初は文字を配置しないマスA2であるが、適宜に文字を配置して文字マスA1とすることが可能である。水平方向または垂直方向に複数の文字マスA1を連続的に配置したとき、これら文字マスA1が一の解答欄を形成する。
【0041】
かつ、操作受付手段121は、問題表示部Aに隣接する文字候補表示部Fに、複数の文字を一覧表示する。これら複数の文字は、問題表示部Aに配置することができる文字の候補である。マスに入るべき、言い換えるならば言葉の構成要素となる文字である。操作受付手段121は、ひらがなの50音、カタカナの50音、アルファベット、漢字、等の文字の候補を入れ替えながら文字候補表示部Fに提示する機能を予め有しており、ワードパズル問題の作成の際には文字候補表示部Fに表示しているひらがな、カタカナ、アルファベット、漢字等の文字のうち所要のものを問題表示部Aに配置して、ひらがな、カタカナまたはアルファベットより構成した言葉を解答の要素とする問題を作成できる。
【0042】
なお、解答の要素となる言葉を構成する文字の候補のセットを、問題作成者の任意で作成できることが好ましい。このため、本実施形態における問題作成支援装置12は、文字の候補のセットを作成するために機能する候補情報作成手段124をも具備する。候補情報作成手段124は、表示制御装置1d並びに入力装置1fの機能を利用して、ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段124をさらに具備する。候補情報作成手段124がディスプレイ1eの所要の画面領域に表示する文字候補作成画面の表示例を、図23ないし図25に示す。文字候補表示部Gは、学習支援装置11の問題提示部がワードパズル問題を提示する際に問題とともに表示される文字候補表示部Bと同等のものである。文字候補表示部Gに隣接する文字材料表示部Hには、文字候補表示部Gに配置することができる文字群を表示する。文字材料表示部Hは、表示している文字を問題作成者の要求に応じて入れ替えることができる。問題作成者は、入力装置1fを操作して文字候補表示部Gに配置すべき文字の候補を選定する操作を行う。この問題作成者による操作を、候補情報作成手段124が受け付ける。候補情報作成手段124は、文字材料表示部が表示している文字群のうちの所要の文字を指定する操作と、文字候補表示部Gの所要部位を指定する操作とを受け付けることで、所要の文字を文字候補表示部Gの所要部位に配置する。より具体的には、候補情報作成手段124が、所要の文字を文字候補表示部Gの所要部位にドラッグアンドドロップする操作を受け付ける。因みに、問題作成者が一旦文字候補表示部Gに配置した文字を消そうとするときには、文字候補表示部Gに配置している文字を文字材料表示部にドラッグアンドドロップすることで行うことができる。問題作成者が文字候補表示部Gに文字の候補を配置する作業を完了した旨を指示する操作(例えば、画面に表示しているセーブスイッチJをポインタPでクリックする)を受け付けたとき、候補情報作成手段124は、文字候補表示部Gに配置した文字の候補を再現するための候補情報を生成して、補助記憶装置1cの所要の記憶領域に格納する。候補情報作成手段124が生成する候補情報は、既に図15に例示しているようなものとなる。
【0043】
問題作成画面において、上記候補情報作成手段124の機能を利用して作成した候補情報をインポート(ロード)することができる。問題作成者による、インポートすべき候補情報を指定する操作を受け付けた操作受付手段121は、補助記憶装置1cに格納されている候補情報を読み込み、問題作成画面における文字候補表示部Fに文字の候補を提示する。
【0044】
しかして、ワード問題を作成する際、問題作成者は、入力装置1fを操作して、ワードパズル問題が内包する所要のマスに文字を配置する操作を行う。この問題作成者による操作を、操作受付手段121が受け付ける。操作受付手段121は、文字候補表示部Fに提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作、言い換えるならばワードパズル問題の解答の要素となる言葉を構成する文字を選択する操作と、問題表示部Aの所要のマスを指定する操作とを受け付けることで、所要のマスに所要の文字を配置する操作を受け付ける。より具体的には、操作受付手段121が、入力装置1fを操作することでディスプレイ1eの画面上の問題表示画面の表示領域内を移動させることができるポインタPを表示する。そして、問題作成者が文字候補表示部Fの所要の文字にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタンを押下し(言葉の構成要素となる文字を選択する操作に該当)、入力装置1fを操作してポインタPを問題表示部Aの所要の文字マスA1まで移動させ、入力装置1fのボタンを放すかあるいはもう一度押下する(所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスA1として指定する操作に該当)。結果、所要の文字が所要のマスに配置され、該マスが文字マスA1となる。このとき、操作受付手段121は、ポインタPの移動に合わせて文字マスA1に入れられる文字を移動させながら表示する処理をも行う。即ち、操作受付手段121が、所要の文字を所要の文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付ける。因みに、問題作成者が一旦文字マスA1に入れた文字を消そうとするときには、文字マスA1に入っている文字を文字候補表示部Fにドラッグアンドドロップすることで行うことができる。
【0045】
並びに、操作受付手段121は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に、問題表示部A内に配置した文字マスA1を空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスA1に配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付ける。本実施形態では、問題作成画面において、問題表示部A内に文字を配置するモードから、既に配置した文字マスA1を空白のマスにするか否かを設定するモードに(画面に表示しているモード切替スイッチIをポインタPでクリックすることで)切り替えることができる。そして、図26に示すように、該モードに切り替わっている状態で、問題作成者が問題表示部A内の所要の文字マスA1にポインタPを重ねて入力装置1fに実装されているボタンを押下することに応じて該文字マスA1を空白の文字マスA1として設定し、また問題作成者が所要の空白の文字マスA1にポインタPを重ねて入力装置1fに実装されているボタンを押下することに応じて該文字マスA1を文字が表れている文字マスA1として設定する。
【0046】
さらに、本実施形態における問題作成支援装置12は、表示制御装置1d並びに入力装置1fの機能を利用して、前記所要の文字を配置した文字マスA1の集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段121が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段125をも具備する。問題作成画面には、問題表示部A、文字候補表示部Fの他に、ヒントを設定するためのヒント設定部も存在している。ヒントを設定しようとする問題作成者は、入力装置1fを使用してワードパズル問題の所要の解答欄、即ちヒントを設定したい言葉が入る解答欄を指定する操作を行う。この問題作成者による操作を、操作受付手段121が受け付ける。より具体的には、図27に示すように、問題作成者が問題表示部Aの所要の文字マスA1にポインタPを重ねた上で入力装置1fに実装されているボタン(例えば、ポインティングデバイスの「右ボタン」)を押下したとき、該文字マスA1が属している解答欄が指定されたものと判断する。この判断を基に、ヒント情報設定手段125が、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報の入力若しくは設定を受け付ける。本実施形態では、ヒントに関する情報として、キーボード等の入力装置1fを使用したテキストの入力を受け付けるか、または予め補助記憶装置1cに格納されている画像データを識別する識別子の設定を受け付ける。図示例では、「一長一短」という言葉が入る解答欄について、「いっちょういったん」という読みをヒントとして設定している。但し、ヒントとして音声を出力するようなワードパズル問題を作成するような場合には、音声データを識別する識別子を設定するものとしてもよい。
【0047】
最後に、問題作成者がワードパズル問題を作成する作業を完了した旨を指示する操作(例えば、画面に表示しているセーブスイッチKをポインタPでクリックする)を行い、この操作を操作受付手段121が受け付けたとき、問題情報出力手段123が問題情報を出力する。本実施形態において、問題情報出力手段123は、テーブル情報並びにヒント情報を含んでなる、一のワードパズル問題に係る問題情報を出力する。特に、候補情報作成手段124を利用して候補情報を生成した場合には、該候補情報を上述したユーザ定義候補情報の形で、テーブル情報と関連づけた上で(例えば、該ユーザ定義候補情報を識別する候補識別子を前記テーブル情報に記述した上で)出力する。
【0048】
以上に詳述した本実施形態によれば、学習すべき一若しくは複数の言葉に関する情報を含み学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段111と、前記問題情報格納手段111より問題情報を抽出する問題情報抽出手段112と、前記問題情報抽出手段112が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段113と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段114と、前記解答受付手段114が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段115とを具備する学習支援装置11を構築したため、ワードパズルとして学習者に問題を提示でき、学習の過程が無味乾燥とならず学習意欲を持続させることが可能となる。一のワードパズル問題に複数の学習すべき言葉を内在させ、これら言葉同士を関連付けながら学習させることもできる。また、学習すべき言葉群、言い換えるならば学習すべき言語、分野等に対応する問題情報を格納しておくことで、学習者の必要に応じたワードパズル問題を提示し得る。例えば、英単語を要素とする問題情報を格納しておけば英単語を学習するための装置として機能し、慣用句を要素とする問題情報を格納しておけば慣用句を学習するための装置として機能する。つまり、一の学習支援装置で複数種の分野の学習に対応できる。
【0049】
前記問題情報は、前記学習すべき言葉の構成要素となる文字の候補に関する情報である候補情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、前記候補情報を用いて前記文字の候補をも提示するものとしたため、問題の難易度を適当に調整できる、例えば初学者や低学年の児童、生徒等に対する敷居を下げて学習意欲を惹起できる。
【0050】
前記解答受付手段114は、前記問題提示手段113が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、前記問題提示手段113が提示しているワードパズル問題の所要の文字マスA1を指定する操作とを受け付けることで、前記所要の文字マスA1に前記所要の文字を入れるという解答を受け付けるものとしたため、学習者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。また、キーボード等の入力装置1fを使用せずとも、ワードパズル問題を解き言葉を学習することができる。
【0051】
前記解答受付手段114は、前記所要の文字を前記所要の文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとしたため、キーボード等の入力装置1fを使用したキー入力を行わなくとも言葉の学習を実施できる。
【0052】
前記問題情報は、前記学習すべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報をも含んでおり、前記問題提示手段113は、提示しているワードパズル問題の所要の解答欄を指定する操作を前記解答受付手段114が受け付けたときに、前記ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを文字、画像、映像または音声として出力するものとしたため、学習者の操作に応じて所要の解答欄に入る言葉に対応する適当なヒントを提示でき、学習を増進する。
【0053】
加えて、前記学習すべき言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段116をさらに具備し、前記キーボード入力練習手段116は、前記問題情報格納手段111が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断するものとしたため、ワードパズルとキーボード入力との両方を演習でき、これらの組み合わせにより高い学習効果を得ることが可能となる。同時に、ワードパズル問題とキーボード入力練習とで問題情報の少なくとも一部を共用するため、データ量の削減を図ることができ、学習すべき言葉群に対応して問題情報を作成、取得または整理するときにも有利となる。
【0054】
他方、学習すべき言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものとして、前記学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作とワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスA1として指定する操作とを受け付ける操作受付手段121と、前記操作受付手段121が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する問題情報生成手段122と、前記問題情報生成手段122が生成した問題情報を出力する問題情報出力手段123とを具備する問題作成支援装置12を構築したため、教授を行う教育者その他の問題作成者が任意のワードパズル問題を簡便に作成できる。
【0055】
前記操作受付手段121は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に前記文字マスA1を空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスA1に配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付けるものとしたため、一部の文字マスA1に入る文字が予め表れているようなワードパズル問題を作成できる。
【0056】
前記操作受付手段121は、複数の文字を一覧表示して、当該一覧に含まれる文字のうちの所要の文字を選択する操作を受け付けることで学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作を受け付けるものとしたため、問題作成者が簡便な操作で問題に対する解答を入力できる。
【0057】
前記操作受付手段121は、前記所要の文字を前記文字マスA1にドラッグアンドドロップする操作を受け付けるものとしたため、キーボード等の入力装置1fを必ずしも使用せずとも、ワードパズル問題を作成することができる。
【0058】
ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段124をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記候補情報作成手段124が作成した候補情報をも含む問題情報を出力するものとしたため、ワードパズル問題の解答の要素となる言葉に用いられる文字を含む文字の候補を問題とともに学習者に提示し得ることとなり、問題の難易度を適宜に調整して学習者の学習に資する。
【0059】
前記所要の文字を配置した文字マスA1の集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段121が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段125をさらに具備し、前記問題情報出力手段123は、前記ヒント情報設定手段125が設定したヒント情報をも含む問題情報を出力するものとしたため、解答欄に入る言葉に対応したヒントを提示するワードパズル問題を作成できる。
【0060】
そして、上記学習支援装置11と、上記問題作成支援装置12とを内包してなる学習支援システム1を構築したため、問題作成支援装置12を利用して作成した問題情報を用い学習支援装置11でワードパズル問題による言葉の学習を行うことができる。学習支援装置11と問題作成支援装置12とは、類似のユーザインタフェース、即ち類似の画面表示、類似の操作方法を有するため、教育現場等にあって教師と児童、生徒とが好適に該学習支援システム1を共用することができる。
【0061】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、学習支援装置11を利用して提示する、あるいは問題作成支援装置12を利用して作成するワードパズル問題の態様は、上記実施形態において例示したクロスワードパズルの如きものには限られない。一例を挙げると、図28及び図29に示すように、国語科目のペーパーテストのような問題を提示することも可能である。当該例において、文字候補表示部Bには出題にあたって学習者に一読させる文章を表示しているとともに、問題表示部Aには前記文章を踏まえた設問並びにその解答を入れるべき解答欄を表示している。文字候補表示部Bに表示している文章は、その一文字一文字が問題表示部A内の空白の文字マスA1に入るべき文字の候補となり得る。他方、問題表示部Aに表示している設問は予め文字が表れている文字マスA1の集合として、解答欄は空白の文字マスA1の集合としてそれぞれ構成してある。従って、問題表示部Aに表示している設問に対する解答を文字候補表示部Bに表示している文章中の言葉を用いて、若しくは文章よりそのまま抜き出して答えさせるというような出題を行うことが可能となり、学習者は、文字候補表示部Bに表示されている文字の候補を問題表示部A内の解答欄にドラッグアンドドロップすることで設問に解答することができる。また、図30に示すように、上記実施形態と同様、空白の文字マスA1を要素としてなる解答欄に入るべき言葉に関するヒントを出力できるようにしても構わない。
【0062】
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、学習者にとって使い易くかつ学習効果が高いような学習支援装置を、並びに、教育者が学習者に提示すべき効果的な問題を簡便に作成できるような問題作成支援装置を、提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成説明図。
【図2】本発明の構成説明図。
【図3】本発明の構成説明図。
【図4】本発明の構成説明図。
【図5】本発明の構成説明図。
【図6】本発明の構成説明図。
【図7】コンピュータが有するハードウェア資源の内容を示す図。
【図8】ワードパズル問題の提示の態様を示す図。
【図9】ワードパズル問題の提示の態様を示す図。
【図10】問題情報の一部をなすテーブル情報を例示する図。
【図11】問題情報の一部をなすヒント情報を例示する図。
【図12】ヒントの提示の態様を示す図。
【図13】ワードパズル問題の提示の態様を示す図。
【図14】問題情報の一部をなすテーブル情報を例示する図。
【図15】問題情報の一部をなすユーザ定義候補情報を例示する図。
【図16】問題情報の一部をなすヒント情報を例示する図。
【図17】ヒントの提示の態様を示す図。
【図18】キーボード入力練習用画面の態様を示す図。
【図19】入力キー指示情報を例示する図。
【図20】問題作成画面の態様を示す図。
【図21】問題作成画面の態様を示す図。
【図22】問題作成画面の態様を示す図。
【図23】文字候補作成画面の態様を示す図。
【図24】文字候補作成画面の態様を示す図。
【図25】文字候補作成画面の態様を示す図。
【図26】問題作成画面の態様を示す図。
【図27】問題作成画面の態様を示す図。
【図28】ワードパズル問題の一変形例を示す図。
【図29】ワードパズル問題の一変形例を示す図。
【図30】ワードパズル問題の一変形例を示す図。
【符号の説明】
1…学習支援システム
11…学習支援装置
12…問題作成支援装置
Claims (15)
- 一若しくは複数の言葉に関する情報を含み言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段と、
前記問題情報格納手段より問題情報を抽出する問題情報抽出手段と、
前記問題情報抽出手段が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段と、
前記問題提示手段が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段と、
前記解答受付手段が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段と
を具備する学習支援装置。 - 前記問題情報は、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字の候補に関する情報である候補情報をも含んでおり、
前記問題提示手段は、前記候補情報を用いて前記文字の候補をも提示する請求項1記載の学習支援装置。 - 前記解答受付手段は、前記問題提示手段が提示している文字の候補のうちの所要の文字を指定する操作と、前記問題提示手段が提示しているワードパズル問題の所要の文字マスを指定する操作とを受け付けることで、前記所要の文字マスに前記所要の文字を入れるという解答を受け付ける請求項2記載の学習支援装置。
- 前記解答受付手段は、前記所要の文字を前記所要の文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付ける請求項3記載の学習支援装置。
- 前記問題情報は、前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報をも含んでおり、
前記問題提示手段は、提示しているワードパズル問題の所要の解答欄を指定する操作を前記解答受付手段が受け付けたときに、前記ヒント情報を用いて、当該解答欄に入るべき言葉についてのヒントを出力するものである請求項1、2、3又は4記載の学習支援装置。 - 前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉をキーボード入力する練習を行うことができるキーボード入力練習手段をさらに具備し、
前記キーボード入力練習手段は、前記問題情報格納手段が格納している問題情報を用いて、キーボード入力の練習の対象となる言葉を提示し、かつキーボードを介して入力されたキーの正否を判断する請求項1、2、3、4又は5記載の学習支援装置。 - 言葉を解答の要素とするワードパズル問題の作成を支援するものであって、
前記ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字を選択する操作と、ワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスとして指定する操作とを受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する問題情報生成手段と、
前記問題情報生成手段が生成した問題情報を出力する問題情報出力手段と
を具備する問題作成支援装置。 - 前記操作受付手段は、ワードパズル問題を解答者に提示する際に前記文字マスを空白のマスとして提示するのかあるいは予め当該文字マスに配置した文字が表れているマスとして提示するのかを決定する操作をも受け付ける請求項7記載の問題作成支援装置。
- 前記操作受付手段は、複数の文字を一覧表示して、当該一覧に含まれる文字のうちの所要の文字を選択する操作を受け付けることで学習すべき言葉の構成要素となる文字を選択する操作を受け付ける請求項7又は8記載の問題作成支援装置。
- 前記操作受付手段は、前記所要の文字を前記文字マスにドラッグアンドドロップする操作を受け付ける請求項9記載の問題作成支援装置。
- ワードパズル問題とともに解答者に提示すべき文字の候補の選定を受け付け、当該文字の候補に関する情報である候補情報を作成する候補情報作成手段をさらに具備し、
前記問題情報出力手段は、前記候補情報作成手段が作成した候補情報をも含む問題情報を出力する請求項7、8、9又は10記載の問題作成支援装置。 - 前記所要の文字を配置した文字マスの集合としてなる解答欄を指定する操作を前記操作受付手段が受け付けたときに、当該解答欄に入るべき言葉に対応するヒントに関する情報であるヒント情報を受け入れて設定するヒント情報設定手段をさらに具備し、
前記問題情報出力手段は、前記ヒント情報設定手段が設定したヒント情報をも含む問題情報を出力する請求項7、8、9、10又は11記載の問題作成支援装置。 - 請求項1、2、3、4、5又は6記載の学習支援装置を構築するためのものであって、コンピュータを、少なくとも、
一若しくは複数の言葉に関する情報を含み言葉を解答の要素とするワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を格納する問題情報格納手段、
前記問題情報格納手段より問題情報を抽出する問題情報抽出手段、
前記問題情報抽出手段が抽出した問題情報を用いて構成したワードパズル問題を提示する問題提示手段、
前記問題提示手段が提示しているワードパズル問題に対し解答するための操作入力を受け付ける解答受付手段、及び、
前記解答受付手段が受け付けた操作入力により規定される解答の正否を判断する正否判定手段
として機能させるプログラム。 - 請求項7、8、9、10、11又は12記載の問題作成支援装置を構築するためのものであって、コンピュータを、少なくとも、
ワードパズル問題の解答に含まれる言葉の構成要素となる文字を選択する操作と、ワードパズル問題が内包する所要のマスを選択した文字を配置すべき文字マスとして指定する操作とを受け付ける操作受付手段、
前記操作受付手段が受け付けた操作を基に、ワードパズル問題を構成するために用いられる情報である問題情報を生成する問題情報生成手段、及び、
前記問題情報生成手段が生成した問題情報を出力する問題情報出力手段
として機能させるプログラム。 - 請求項1、2、3、4、5又は6記載の学習支援装置と、請求項7、8、9、10、11又は12記載の問題作成支援装置とを内包してなる学習支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004117A JP2004219524A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 学習支援装置並びに問題作成支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004117A JP2004219524A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 学習支援装置並びに問題作成支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004219524A true JP2004219524A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32895188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003004117A Pending JP2004219524A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 学習支援装置並びに問題作成支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004219524A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006107152A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Nintendo Co Ltd | 情報処理装置および情報入力プログラム |
JP2007094340A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Hiroshi Arao | 画像を用いたパズル式暗記学習ソフト |
JP2010134953A (ja) * | 2010-01-27 | 2010-06-17 | Nintendo Co Ltd | 情報処理装置および情報入力プログラム |
JP2016173395A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 富士通株式会社 | 回答支援プログラム、回答支援装置、及び回答支援方法 |
WO2020234950A1 (ja) * | 2019-05-18 | 2020-11-26 | Naoi Akiko | 漢字熟語学習用コンピュータプログラム。 |
-
2003
- 2003-01-10 JP JP2003004117A patent/JP2004219524A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006107152A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Nintendo Co Ltd | 情報処理装置および情報入力プログラム |
US8552987B2 (en) | 2004-10-06 | 2013-10-08 | Nintendo Co., Ltd. | System and/or method for displaying graphic to input information |
JP2007094340A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Hiroshi Arao | 画像を用いたパズル式暗記学習ソフト |
JP2010134953A (ja) * | 2010-01-27 | 2010-06-17 | Nintendo Co Ltd | 情報処理装置および情報入力プログラム |
JP2016173395A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 富士通株式会社 | 回答支援プログラム、回答支援装置、及び回答支援方法 |
WO2020234950A1 (ja) * | 2019-05-18 | 2020-11-26 | Naoi Akiko | 漢字熟語学習用コンピュータプログラム。 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Lu et al. | Learning Chinese characters via mobile technology in a primary school classroom | |
US20210005097A1 (en) | Language-adapted user interfaces | |
US9477322B2 (en) | Communication and academic achievement assistive device, system, and method | |
Hennings | Input: Enter the word-processing computer | |
JP2004219524A (ja) | 学習支援装置並びに問題作成支援装置 | |
JPH08314894A (ja) | 対話的学習システム | |
JP2007066329A (ja) | 試験問題提供システム、試験問題提供装置、試験問題提供方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム | |
Rubens et al. | Designing online information | |
JP2011076190A (ja) | 携帯通信端末を用いた学習評価支援システム | |
JP2007190252A (ja) | 漢字パズルゲーム装置及び漢字パズルゲームプログラム | |
McLean | From recommendations to reality: Designing effective online tutorials | |
JP2004252245A (ja) | コンピュータ支援による教育訓練装置及び方法並びにプログラム | |
Araújo et al. | Pedagogic software evaluation protocol: analyzing a digital educational game for portuguese language teaching | |
JP2002091283A (ja) | 学習支援装置 | |
JP7415520B2 (ja) | 学習支援装置、学習支援方法、及びプログラム | |
JP3069450U (ja) | 語学学習装置と多国語文字入力器 | |
Robbins et al. | Learning the Vi and Vim Editors | |
Morrison | GAPPER: A microcomputer-based learning game | |
Padilla | HyperCard: A tool for dual language instruction | |
KR100874827B1 (ko) | 빙고판 저작 방법과 이를 이용한 온라인 학습 방법 | |
JP2003084656A (ja) | 白紙に直接書く感覚で文字等の書き順が学習できる装置 | |
Yeager | Lessons Learned in the Plato Elementary Reading Curriculum Project. | |
JP2001272908A (ja) | 漢字学習装置 | |
KR101196638B1 (ko) | 속기 학습을 위한 동영상 강의 방법 | |
JP2000227816A (ja) | 操作レッスン装置およびそのプログラム記録媒体 |