JP2004219238A - 目的地登録サービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】自宅等のパーソナルコンピュータで地図上の任意のポイントの位置情報を簡単に取得でき、この取得したポイントの位置情報を更にそのままカーナビゲーション装置上の目的地として設定しうる、使い勝手のよい目的地登録サービスシステム等を提供する。
【解決手段】ユーザのパーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とし、またその目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データＤの作成とデータベース５への登録が行なわれるとともに、この登録されたデータベース５中の目的地設定データＤがカーナビゲーション装置２側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置２での目的地として設定されるものとする。
【選択図】 図１
【解決手段】ユーザのパーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とし、またその目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データＤの作成とデータベース５への登録が行なわれるとともに、この登録されたデータベース５中の目的地設定データＤがカーナビゲーション装置２側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置２での目的地として設定されるものとする。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーナビゲーション装置に適用される目的地登録サービスシステムとそのシステムに用いられるプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、カーナビゲーション装置への情報配信システムとして、例えば、特開２００２‐２２９８８０号公報の技術がある。この技術は、自宅のパーソナルコンピュータ（ＰＣ）でインターネット上の特定のサイトにアクセスし、そのサイトで所望の目的地の位置データ（スポット情報）を取得するとともに、この取得した目的地の位置データがサーバ側へ転送される構造を採る。また、上記のようにサーバ側へ転送された目的地の位置データは、カーナビゲーション装置側にダウンロードされ、かつ、該カーナビゲーション装置の目的地として設定されるように構成されている。
【０００３】
しかし、上記従来の情報配信システムによると、例えばインターネット上のレストランのサイトにモバイルリンクボタンがあり、このモバイルリンクボタンをクリックすることにより当該レストランの位置データを取得しうる構造を採るため、そのレストランのサイトでは該レストランという一つの目的地の位置情報しか取得することができず、他の目的地の位置情報を取得するには別のモバイルリンクボタン付サイトを検索し閲覧しなければならず、他のサイトの検索や閲覧に手間がかかり、使い勝手が悪い。
【０００４】
また、上記従来の情報配信システムでは、モバイルリンクボタン付サイトとして目的地のサイトが開設されていない限り、その目的地の位置情報を取得することはできないから、例えば、かかるサイトが開設されていない地図上の任意のポイントを目的地として選択しても、その目的地の位置情報を自宅のパーソナルコンピュータで簡単に取得することはできず、この点でも使い勝手が悪いという問題点がある。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２‐２２９８８０号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、目的地のサイトが開設されているか否かにかかわらず、自宅等のパーソナルコンピュータで地図上の任意のポイントの位置情報を簡単に取得でき、この取得したポイントの位置情報を更にそのままカーナビゲーション装置上の目的地として設定しうる、使い勝手のよい目的地登録サービスシステムとそのシステムのプログラムを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、（１‐１）本発明に係る目的地登録サービスシステムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムであって、上記パーソナルコンピュータは、そのディスプレイ画面に地図を表示する地図表示機能と、上記ディスプレイ画面に表示された地図上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを作成するデータ作成機能と、上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記システムサーバへアップロードするデータアップロード機能とを有し、上記システムサーバは、上記アップロードされた目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするデータダウンロード機能とを有し、上記カーナビゲーション装置は、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能を有することを特徴とするものである。
【０００８】
上記（１‐１）本発明の目的地登録サービスシステムについては、さらに次の構成を採用することができる。
【０００９】
上記パーソナルコンピュータは、さらに、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を該パーソナルコンピュータ内に登録するとともに、そのユーザ情報をインターネット経由で上記システムサーバに送信し、該システムサーバへのユーザ情報の登録を要求するユーザ情報登録機能と、上記ユーザ情報の登録後にユーザ情報の入力を求めるとともに、この求めに応じて入力されたユーザ情報と上記パーソナルコンピュータに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとしての認証を行なうユーザ認証機能とを具備する。
【００１０】
上記パーソナルコンピュータのデータ作成機能により作成される目的地設定データは、上記ユーザ認証機能により正規ユーザとして認証された当該ユーザのユーザ情報と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報とからなるデータ構造を有する。
【００１１】
上記カーナビゲーション装置は、さらに、上記カーナビゲーション装置の起動時に、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を上記システムサーバへ送出するとともに、この送出されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとして認証することを求めるユーザ認証要求機能と、上記正規ユーザとして認証された後に、上記データベースに自己の目的地設定データが登録されているか否かについて、上記ユーザ情報を用いて上記データベースを自動確認するデータベース自動確認機能とを具備する。
【００１２】
上記カーナビゲーション装置のデータダウンロード要求機能に基づく目的地設定データのダウンロードは、上記カーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、上記カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース中に自己の目的地設定データの登録が確認されたときに初めて実行されるものとする。
【００１３】
（１‐２）本発明の目的地登録サービスシステムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムであって、上記システムサーバは、上記インターネット上に目的地登録サイトを開設する機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍを表示する地図表示機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍが表示されている状態において、上記地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを、上記目的地登録サイトで作成するデータ作成機能と、上記目的地登録サイトで作成された上記目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするダウンロード機能とを有し、上記パーソナルコンピュータは、上記インターネットを介し上記目的地登録サイトを閲覧するブラウザ機能を有し、上記カーナビゲーション装置は、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して上記目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを有することを特徴とするものである。
【００１４】
上記（１‐２）本発明の目的地登録サービスシステムについては、さらに次の構成を採用することができる。
【００１５】
上記システムサーバは、さらに、上記目的地登録サイトでユーザＩＤとパスワードの入力を求め、この求めに応じて入力されたユーザＩＤとパスワードをユーザ情報として上記システムサーバに登録するユーザ登録機能と、上記ユーザ情報の登録後であって、かつ、当該ユーザの上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介し上記目的地登録サイトにアクセスがあったときに、ユーザ情報の入力を求めるとともに、この求めに応じて入力されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較結果に基づき、正規ユーザの認証を行なうユーザ認証機能とを有する。
【００１６】
上記カーナビゲーション装置は、さらに、上記カーナビゲーション装置の起動時に、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を上記システムサーバへ送出するとともに、この送出されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとして認証することを求めるユーザ認証要求機能と、上記正規ユーザとして認証された後に、上記データベースに自己の目的地設定データが登録されているか否かについて、上記ユーザ情報を用いて上記データベースを自動確認するデータベース自動確認機能とを具備する。
【００１７】
上記カーナビゲーション装置のデータダウンロード要求機能に基づく目的地設定データのダウンロードは、上記カーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、上記カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース中に自己の目的地設定データの登録が確認されたときに初めて実行されるものとする。
【００１８】
上記（１‐１）及び（１‐２）の本発明に係る目的地登録サービスシステムでは、自宅等のパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とする。また、その目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データの作成と該目的地設定データのデータベースへの登録が行なわれ、この登録されたデータベース中の目的地設定データがカーナビゲーション装置側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置での目的地として設定される。
【００１９】
（２‐１）本発明に係る目的地登録サービスシステムのプログラムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムのプログラムであって、上記プログラムは、上記パーソナルコンピュータにインストールされる第１のユーザプログラムと、上記システムサーバに導入される登録・ダウンロードプログラムと、上記カーナビゲーション装置に導入される第２のユーザプログラムとからなり、上記第１のユーザプログラムは、上記パーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図を表示する地図表示機能と、上記ディスプレイ画面に表示された地図上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを作成するデータ作成機能と、上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記システムサーバへアップロードするデータアップロード機能とを、上記パーソナルコンピュータに実現させるプログラムであり、上記登録・ダウンロードプログラムは、上記アップロードされた目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするデータダウンロード機能とを、上記システムサーバに実現させるプログラムであり、上記第２のユーザプログラムは、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを、上記カーナビゲーション装置に実現させるプログラムであることを特徴とするものである。
【００２０】
（２‐２）本発明に係る目的地登録サービスシステムのプログラムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムのプログラムであって、上記プログラムは、上記システムサーバに導入される目的地登録プログラムと、上記カーナビゲーション装置に導入されるユーザプログラムとからなり、上記目的地登録プログラムは、上記インターネット上に目的地登録サイトを開設する機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍを表示する地図表示機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍが表示されている状態において、上記地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを、上記目的地登録サイトで作成するデータ作成機能と、上記目的地登録サイトで作成された上記目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするダウンロード機能とを、上記システムサーバに実現させるプログラムであり、上記ユーザプログラムは、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して上記目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを、上記カーナビゲーション装置に実現させるプログラムであることを特徴とするものである。
【００２１】
上記（２‐１）及び（２‐２）の本発明に係る目的地登録サービスシステムのプログラムを導入したシステムにおいても、自宅等のパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とする。また、その目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データの作成と該目的地設定データのデータベースへの登録が行なわれ、この登録されたデータベース中の目的地設定データがカーナビゲーション側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置での目的地として設定される。
【００２２】
上記いずれの本発明においても、上記パーソナルコンピュータは、これを所有する所有者の自宅またはこれを管理する職場に設置されるものを含む。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る目的地登録サービスシステムの実施形態について図１ないし図４を基に詳細に説明する。
【００２４】
図１は、本発明の一実施形態である目的地登録サービスシステムのシステム構成図である。
【００２５】
同図に示すように本実施形態の目的地登録サービスシステムでは、インターネット１に接続可能なカーナビゲーション装置２およびパーソナルコンピュータ３と、このパーソナルコンピュータ３やカーナビゲーション装置２側からインターネット１を介しアクセス可能なシステムサーバ４と、このシステムサーバ４が管理するデータベース５とからなるシステム構成を採用している。
【００２６】
カーナビゲーション装置２は無線通信手段（図示省略）を内蔵し、かつ、この無線通信手段を介しインターネット１に接続し得るインターネット対応カーナビゲーションであって、インターネット１上のサイトを閲覧し得るブラウザ機能を有している。したがって、本実施形態の場合、カーナビゲーション装置２からインターネット１への接続にあたり、同カーナビゲーション装置２に別途携帯電話等の通信手段を接続する必要はない。
【００２７】
さらに、本実施形態のカーナビゲーション装置２は、ナビゲートに必要不可欠な通常の機能として、例えば、利用者が手動で入力した目的地の住所や電話番号等に基づき目的地を設定する機能や、現在地から目的地までのルートを検索しカーナビ・ディスプレイ画面２‐１に表示するルート検索表示機能を有するほか、これとは別に新規な機能として、▲１▼ユーザ認証要求機能、▲２▼データベース自動確認機能、▲３▼データダウンロード機能、および、▲４▼ダウンロードデータ利用式の目的地設定機能を具備する。これら４つの新規な機能については後述する。
【００２８】
カーナビゲーション装置２にダウンロードされる目的地設定データＤは、ユーザによって予めデータベース５に登録される。このデータベース５への目的地設定データＤの登録方式については次の２つの方式を適用することができる。
【００２９】
＜第１の登録方式＞
第１の登録方式は、ユーザのパーソナルコンピュータ３に第１のユーザプログラムをインストールし、このユーザプログラムをユーザごとに個別に使用して目的地設定データをデータベース５に登録する方式である。
【００３０】
したがって、この第１の登録方式では、ユーザのパーソナルコンピュータ３にインターネット１を介し上記第１のユーザプログラムをダウンロードする必要がある。このユーザプログラムはシステムサーバ４が運営するサイトからダウンロードできるように構成してもよい。
【００３１】
＜第２の登録方式＞
第２の登録方式は、いわゆるＡＳＰ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）型のサービスであって、具体的には、システムサーバ４側に目的地登録プログラムが導入され、この目的地登録プログラムの機能をユーザのパーソナルコンピュータ３側で利用することにより、目的地設定データをデータベース５に登録する方式である。
【００３２】
したがって、この第２の登録方式では、ユーザのパーソナルコンピュータ３にユーザプログラムをダウンロードやインストールする必要はなく、システムサーバ４側にアクセスして目的地登録プログラムの利用の手続を行なえば、その手続完了時点から目的地登録プログラムを利用して目的地設定データをデータベース５に登録することが可能となる。
【００３３】
＜第１の登録方式を採用した場合のパーソナルコンピュータ３やシステムサーバ４の機能説明＞
第１の登録方式を採用する場合は、ユーザのパーソナルコンピュータ３に第１のユーザプログラムがインストールされる。この場合、ユーザのパーソナルコンピュータ３は、例えばＣＰＵ、内蔵メモリ、ハードディスク等の外部記憶装置を含むパソコン本体３‐１や、これに接続されるキーボード３‐２、マウス３‐３等の外部入力機器とディスプレイ画面３‐４等から構成される。
【００３４】
上記ユーザプログラムは、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３に、▲１▼ユーザ情報登録機能、▲２▼ユーザ認証機能、▲３▼地図表示機能、▲４▼目的地指定機能、▲５▼データ作成機能、▲６▼データアップロード機能等の各種機能を実現させるプログラムである。
【００３５】
上記▲１▼「ユーザ情報登録機能」とは、本システム運用・管理者から付与されたユーザＩＤと自己のパスワードをユーザがキーボード３‐２等から入力したときに、この入力されたユーザＩＤとパスワードをユーザ情報として当該ユーザのパーソナルコンピュータ３内に登録する機能と、そのユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）をインターネット１経由でシステムサーバ４に送信し、システムサーバ４へのユーザ情報の登録を要求する機能を意味する。このようなユーザ情報登録要求があったとき、システムサーバ４では当該ユーザ情報を所定のユーザ登録エリアに登録し厳重に管理する。
【００３６】
したがって、ユーザＩＤとパスワードからなるユーザ情報は、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３とシステムサーバ４側に登録される。このようにユーザ情報を登録したユーザが正規ユーザであって、正規ユーザのみが本システムを利用できる。
【００３７】
上記▲２▼の「ユーザ認証機能」とは、ユーザ情報の登録後ユーザプログラムの起動時に、ユーザの認証を行なう機能である。
【００３８】
すなわち、ユーザプログラムを起動すると、このユーザ認証機能が働き、ユーザに対しユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）の入力を求める画面がディスプレイ画面３‐４に表示される。ここで、その求めに応じてユーザがキーボード３‐２を使ってユーザ情報を入力すると、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３に登録されているユーザ情報と入力されたユーザ情報との比較が行なわれ、その比較の結果、比較対象が一致すれば正規ユーザとして認証される。
【００３９】
上記▲３▼の「地図表示機能」とは、上記のようなユーザ認証が済んだ後に、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に地図Ｍを表示する機能である。
【００４０】
図２は、パーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に表示される地図Ｍの一例を示したものである。この例の地図Ｍ中には、別途契約を結んだ広告主の位置、例えば広告主が飲食店であるときはその飲食店の店舗の所在地を表すランドマークＸが表示される。
【００４１】
上記▲４▼の「目的地指定機能」とは、ユーザのパーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に地図Ｍが表示されている状態において、その地図Ｍ上の任意のポイント（ランドマークＸを含む。）を当該ユーザが目的地として選択指定しうることを可能とする機能である。
【００４２】
この機能における目的地の選択指定は、ディスプレイ画面３‐４の地図Ｍ上に重ねて表示されるポインタＰで行なうことができる。すなわち、ポインタＰはマウス３‐３の動きに連動して移動する構造となっている。したがって、マウス３‐３を使って地図Ｍ上の目的地にポインタＰを移動した後クリックすると、そのクリックしたポイントの位置が目的地として選択指定される。
【００４３】
このように選択指定されたポイントの位置（目的地の位置）は、後にカーナビゲーション装置２で利用するため、そのカーナビゲーション装置２での利用に適する座標系（以下、カーナビ座標系という。）に対応する座標値に変換される。また、複数の目的地を選択指定することもできる。
【００４４】
上記▲５▼の「データ作成機能」とは、カーナビゲーション装置２での利用に供する目的地設定データＤを作成する機能である。本実施形態の場合、目的地設定データＤは、上記ユーザ認証処理において正規ユーザとして認証されたユーザのユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）と、上記目的地指定処理において目的地として選択指定されたポイントの位置情報（カーナビ座標系対応の座標値）とからなるデータ構造を採用している。また、上記の如く複数の目的地が選択指定された場合は、その目的地ごとに個々に、目的地設定データＤが作成される。
【００４５】
上記▲６▼の「データアップロード機能」とは、インターネット１を介し目的地設定データＤをシステムサーバ４へアップロードする機能である。この場合、上記のようなデータ作成処理において目的地設定データＤが複数作成されている場合は、すべての目的地設定データＤがアップロードされる。
【００４６】
以上が前述した第１の登録方式を採用した場合における、パーソナルコンピュータ３の機能構成である。
【００４７】
次に、その第１の登録方式を採用した場合における、システムサーバ４の機能構成を説明する。この場合、システムサーバ４は、少なくとも▲１▼データ登録機能と▲２▼データダウンロード機能という２つの機能を有する。これら２つの機能はシステムサーバ４に導入されている登録・ダウンロードプログラムにより実現される。
【００４８】
上記▲１▼の「データ登録機能」は、上記のようにユーザのパーソナルコンピュータ３側からアップロードされた目的地設定データＤをデータベース５に登録する機能である。ここで、アップロードされた目的地設定データＤが複数である場合はそのすべての目的地設定データＤを登録する。
【００４９】
上記▲２▼の「データダウンロード機能」は、インターネット１を介するカーナビゲーション装置２からの要求に応じ、データベース５に登録されている目的地設定データＤを、インターネット１を介し該カーナビゲーション装置２側へダウンロードする機能である。
【００５０】
＜第２の登録方式を採用した場合のシステムサーバ４やパーソナルコンピュータ３の機能説明＞
第２の登録方式を採用する場合は、上述した通り、システムサーバ４側に目的地登録プログラムが導入される。この目的地登録プログラムは、システムサーバ４に、▲１▼インターネット１上に目的地登録サイトＳを開設する機能、▲２▼ユーザ登録機能、▲３▼ユーザ認証機能、▲４▼地図表示機能、▲５▼目的地指定機能、▲６▼データ作成機能、▲７▼データ登録機能、▲８▼データダウンロード機能等の各種機能を実現させるプログラムである。
【００５１】
システムサーバ４により創設される上記▲１▼の「目的地登録サイトＳ」へのアクセスは、インターネット１を介しユーザのパーソナルコンピュータ３から行なうことができる。この場合、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３のハードウエア構成は上述と同様でよい。
【００５２】
上記▲２▼の「ユーザ登録機能」は、上記目的地登録サイトＳ上でユーザ登録を行なうことを可能とする機能であって、具体的には、ユーザのパーソナルコンピュータ３から目的地登録サイトＳにアクセスすると、この目的地登録サイトＳでユーザＩＤとパスワードの入力が求められ、この求めに応じて入力されたユーザＩＤとパスワードがユーザ情報としてシステムサーバ４内のユーザ登録エリアに登録されるものとする。
【００５３】
上記▲３▼の「ユーザ認証機能」とは、ユーザ情報の登録後であって、かつ、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３から目的地登録サイトＳにアクセスがあったときに、この目的地登録サイトＳでユーザの認証を行なう機能である。
【００５４】
すなわち、ユーザのパーソナルコンピュータ３からインターネット１を介し目的地登録サイトＳへのアクセスがあると、このユーザ認証機能が働き、これにより目的地登録サイトＳにおいてユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）の入力が求められる。ここで、その求めに応じてユーザ情報が入力されると、この入力されたユーザ情報とシステムサーバ４に登録されている当該ユーザのユーザ情報との比較が行なわれ、その比較対象が一致すれば正規ユーザとして認証される。
【００５５】
上記▲４▼の「地図表示機能」は、上記のようなユーザ認証処理が済んだ後、引続き目的地登録サイトＳにアクセスしている場合に、この目的地登録サイトＳに地図Ｍを表示する機能である。ここで表示される地図Ｍの詳細は前述したユーザプログラムの場合と同様であるため、その詳細説明は省略する。
【００５６】
上記▲５▼の「目的地指定機能」は、目的地登録サイトＳに地図Ｍが表示されている状態において、この目的地登録サイトＳを閲覧中のユーザが地図Ｍ上の任意のポイント（ランドマークＸを含む。）を目的地として選択指定することを可能とする機能である。
【００５７】
上記のように選択指定されたポイントの位置（目的地の位置）はカーナビ座標系に対応する座標値に変換されること、および、複数の目的地を選択指定することも可能であること等については、前述したユーザプログラムの場合と同様である。
【００５８】
上記▲６▼の「データ作成機能」とは、目的地登録サイトＳにおいて、カーナビゲーション装置２での利用に供する目的地設定データＤを生成する機能である。この機能により生成される目的地設定データＤのデータ構造、および複数の目的地が選択指定された場合にその目的地ごとに目的地設定データＤが作成されること等については、ユーザプログラムの場合と同様であるため、その詳細説明は省略する。
【００５９】
上記▲７▼の「データ登録機能」とは、目的地登録サイトＳ上で生成された目的地設定データＤをデータベース５に登録する機能である。ここでも、目的地設定データＤが複数である場合はそのすべての目的地設定データＤが登録されるものとする。
【００６０】
上記▲８▼の「データダウンロード機能」とは、上記同様、インターネット１を介するカーナビゲーション装置２からの要求に応じ、データベース５に登録されている目的地設定データＤを、インターネット１を介し該カーナビゲーション装置２側へダウンロードする機能である。
【００６１】
以上が前述した第２の登録方式を採用した場合における、システムサーバ４の機能構成である。
【００６２】
次に、その第２の登録方式を採用した場合における、ユーザのパーソナルコンピュータ３の機能構成を説明する。この場合、パーソナルコンピュータ３は、少なくとも、インターネット１を介し目的地登録サイトＳを閲覧するブラウザ機能を有すれば足りる。この種のパーソナルコンピュータ３としては、例えば当該ユーザの自宅または職場に設置されているものや、インタネットカフェ等に設置されているものを利用してもよい。なお、この場合のパーソナルコンピュータ３のハードウエア構成については前述のハードウエア構成で十分である。
【００６３】
＜第１と第２の登録方式の採用下で共通に適用されるカーナビゲーション装置２の機能説明＞
カーナビゲーション装置２は、プログラムを実行する小型のコンピュータを内蔵し、かつ、第２のユーザプログラムを導入具備しており、その内蔵のコンピュータによりこの第２のユーザプログラムが実行される。
【００６４】
上記第２のユーザプログラムは、カーナビゲーション装置２に、前述の▲１▼ユーザ認証要求機能、▲２▼データベース自動確認機能、▲３▼データダウンロード機能、および、▲４▼ダウンロードデータ利用式の目的地設定機能を実現させるプログラムである。ここで、これら４つの新規な機能を詳細に説明する。
【００６５】
上記▲１▼の「ユーザ認証要求機能」とは、カーナビゲーション装置２の起動時に作動する機能であって、システムサーバ４に対して正規ユーザとしての認証を要求する機能である。
【００６６】
すなわち、カーナビゲーション装置２を起動すると、このユーザ認証要求機能が作動し、ユーザに対しユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求する画面がカーナビ・ディスプレイ画面２‐１に表示される。
【００６７】
ここで、ユーザがカーナビゲーション装置２の入力手段からユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）を入力すると、この入力されたユーザ情報がインターネット１を介しシステムサーバ４側へ送出される。このようにしてシステムサーバ４側へユーザ情報が送出されると、システムサーバ４では、その送出されてきたユーザ情報とシステムサーバ４で登録管理しているユーザ情報とを比較し、比較の結果、その比較対象が一致すれば正規ユーザとして認証する。
【００６８】
上記▲２▼の「データベース自動確認機能」とは、ユーザ認証要求機能と同じくカーナビゲーション装置２の起動時に作動する機能であって、目的地設定データＤがデータベース５に登録されているか否かについて当該データベース５を自動確認する機能である。
【００６９】
このデータベース５の自動確認の方式としては、上記の如くカーナビゲーション装置２を起動し正規ユーザとして認証された後に、ユーザＩＤ等の自己のユーザ情報を用い、自己の目的地設定データＤについて登録の有無を確認するという方式を採用することができる。
【００７０】
例えば、カーナビゲーション装置２に自己のユーザ情報ＩＤを入力し、この入力されたユーザ情報をキーワードとしてデータベース５を検索して、該データベース５中に自己のユーザ情報を含む目的地設定データＤが存在するか否かを確認するという方式を採用してもよい。
【００７１】
また、上記自動確認の方式としては、スケジュール更新サイトを開設するとともに、このスケジュール更新サイトにユーザが一度アクセスしておけば、データベース５の確認に関するスケジューリングが自動的に追加され、以降はすべて自動的、つまりカーナビゲーション装置２へのユーザ情報の入力を要することなく、データベース５の確認が行なわれる方式を採用してもよい。
【００７２】
ところで、上記のようなユーザ認証要求とデータベース５の確認は、ユーザ情報を付加した一つのデータ確認電文で行なうことができる。この場合は、インターネット１を介しカーナビゲーション装置２からシステムサーバ４にデータ確認電文が送出される。そして、このデータ確認電文に付加されているユーザ情報に基づいて上述のユーザ認証処理が行なわれ、さらに、正規ユーザとして認証されると、上述したデータベース５の確認が行われるものとする。
【００７３】
上記▲３▼の「データダウンロード機能」とは、システムサーバ４に対してインターネット１を介し自己の目的地設定データＤのダウンロードを要求し、その自己の目的地設定データＤをデータベース５からインターネット１を介しカーナビゲーション装置２へダウンロードする機能である。
【００７４】
このダウンロードは、上記のようなカーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、同カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース５中に自己の目的地設定データＤの登録が確認された場合に初めて実行される。
【００７５】
またデータベース５中に自己の目的地設定データＤが複数存在するときは、そのすべての目的地設定データＤがダウンロードされる。このようにしてダウンロードされた目的地設定データＤは、カーナビゲーション装置２に内蔵の図示しない記憶部に保存される。
【００７６】
上記▲４▼の「ダウンロードデータ利用式の目的地設定機能」とは、上記のようにしてダウンロードした自己の目的地設定データＤをカーナビゲーション装置２上での目的地として設定する機能である。具体的には、ダウンロードし保存した目的地設定データＤ中には、実際にカーナビゲーション装置２で目的地を設定する場合に取り扱うことのできる位置情報、すなわちカーナビ座標系対応の座標値からなる目的地の位置情報が含まれているので、この目的地の位置情報がそのままカーナビゲーション装置２上での目的地として設定される。ここで、ダウンロードした目的地設定データＤが複数存在する場合は、その目的地設定データの数だけ目的地も複数設定される。このように複数の目的地が設定された場合は、その中から真の目的地を選択し決定することができる。
【００７７】
図３は、図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第１の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図である。
【００７８】
第１の登録方式を採用した場合には、この図３に示す通り、ユーザのパーソナルコンピュータ３にインストールされているユーザプログラムを起動すると、このユーザのパーソナルコンピュータ３において、そのディスプレイ画面３‐４に表示された地図Ｍ上の任意のポイントを目的地としてポインタＰで選択指定することが可能となる（ステップ１‐１）。
【００７９】
ここで、その地図Ｍ上の任意のポイントが目的地として選択指定されると、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３において、その選択指定されたポイントの位置情報を含む前述の目的地設定データＤが生成される（ステップ１‐２）。
【００８０】
その後、上記の如く生成された目的地設定データＤが当該ユーザのパーソナルコンピュータからインターネットを介しシステムサーバへ送信され、かつ、該システムサーバによりその目的地設定データＤがデータベース５に登録される（ステップ３）。
【００８１】
上記手順でデータベース５に登録された目的地設定データＤの利用手順は次の通りである。
【００８２】
すなわち、まずカーナビゲーション装置２を起動すると、その起動時に、このカーナビゲーション装置２においてデータベース５の自動確認が行なわれる（ステップ３‐１）。
【００８３】
ここで、データベース５中に自己の目的地設定データＤが登録されていることが確認されると、データベース５からカーナビゲーション装置２側へその自己の目的地設定データＤのダウンロードが開始される（ステップ３‐２）。
【００８４】
次に、上記の如くダウンロードで取得した目的地設定データＤがカーナビゲーション装置２の目的地として設定される（ステップ３‐３）。
【００８５】
図４は、図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第２の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図である。
【００８６】
第２の登録方式を採用した場合には、この図４に示す通り、ユーザのパーソナルコンピュータ３からインターネット１を介し目的地登録サイトＳにアクセスする。このとき、ユーザＩＤとパスワードによる正規ユーザの認証処理が行なわれる（ステップ２‐１）。
【００８７】
上記ステップ１において、正規ユーザとして認証されると、この目的地登録サイトＳに表示される地図Ｍ上の任意のポイントを目的地としてポインタＰで選択指定することが可能となる。ここで、地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定すると、その選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データＤがこの目的地登録サイトＳで生成される（ステップ２‐２）。
【００８８】
次に、上記目的地登録サイトＳで生成された目的地設定データＤがデータベース５に登録される（ステップ２‐３）。
【００８９】
なお、上記手順でデータベース５に登録された目的地設定データＤの利用手順については上記同様であるため、その詳細説明は省略する。
【００９０】
【発明の効果】
本発明にあっては、上記の如くパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とし、また、その目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データの作成と該目的地設定データのデータベースへの登録が行なわれるとともに、この登録されたデータベース中の目的地設定データがカーナビゲーション装置側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置での目的地として設定される構成を採用した。このため、目的地のサイトが開設されているか否かにかかわらず、自宅等のパーソナルコンピュータで地図上の任意のポイントの位置情報を簡単に取得でき、かつ、この取得したポイントの位置情報が更にそのままカーナビゲーション装置上の目的地として設定されるから、目的地の選択の自由度が高く、また他のサイトの検索や閲覧の手間もなく、使い勝手のよい目的地登録サービスシステムを提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である目的地登録サービスシステムのシステム構成図。
【図２】図１の目的地登録サービスシステムにおいて、このシステムを構成するパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に表示される地図の説明図。
【図３】図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第１の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図。
【図４】図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第２の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図。
【符号の説明】
１ インターネット
２ カーナビゲーション装置
２‐１ カーナビ・ディスプレイ画面
３ パーソナルコンピュータ
３‐１ パソコン本体
３‐２ キーボード
３‐３ マウス
３‐４ ディスプレイ画面
４ システムサーバ
５ データベース
Ｄ 目的地設定データ
Ｍ 地図
Ｐ ポインタ
Ｓ 目的地登録サイト
Ｘ ランドマーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーナビゲーション装置に適用される目的地登録サービスシステムとそのシステムに用いられるプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、カーナビゲーション装置への情報配信システムとして、例えば、特開２００２‐２２９８８０号公報の技術がある。この技術は、自宅のパーソナルコンピュータ（ＰＣ）でインターネット上の特定のサイトにアクセスし、そのサイトで所望の目的地の位置データ（スポット情報）を取得するとともに、この取得した目的地の位置データがサーバ側へ転送される構造を採る。また、上記のようにサーバ側へ転送された目的地の位置データは、カーナビゲーション装置側にダウンロードされ、かつ、該カーナビゲーション装置の目的地として設定されるように構成されている。
【０００３】
しかし、上記従来の情報配信システムによると、例えばインターネット上のレストランのサイトにモバイルリンクボタンがあり、このモバイルリンクボタンをクリックすることにより当該レストランの位置データを取得しうる構造を採るため、そのレストランのサイトでは該レストランという一つの目的地の位置情報しか取得することができず、他の目的地の位置情報を取得するには別のモバイルリンクボタン付サイトを検索し閲覧しなければならず、他のサイトの検索や閲覧に手間がかかり、使い勝手が悪い。
【０００４】
また、上記従来の情報配信システムでは、モバイルリンクボタン付サイトとして目的地のサイトが開設されていない限り、その目的地の位置情報を取得することはできないから、例えば、かかるサイトが開設されていない地図上の任意のポイントを目的地として選択しても、その目的地の位置情報を自宅のパーソナルコンピュータで簡単に取得することはできず、この点でも使い勝手が悪いという問題点がある。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２‐２２９８８０号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、目的地のサイトが開設されているか否かにかかわらず、自宅等のパーソナルコンピュータで地図上の任意のポイントの位置情報を簡単に取得でき、この取得したポイントの位置情報を更にそのままカーナビゲーション装置上の目的地として設定しうる、使い勝手のよい目的地登録サービスシステムとそのシステムのプログラムを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、（１‐１）本発明に係る目的地登録サービスシステムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムであって、上記パーソナルコンピュータは、そのディスプレイ画面に地図を表示する地図表示機能と、上記ディスプレイ画面に表示された地図上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを作成するデータ作成機能と、上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記システムサーバへアップロードするデータアップロード機能とを有し、上記システムサーバは、上記アップロードされた目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするデータダウンロード機能とを有し、上記カーナビゲーション装置は、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能を有することを特徴とするものである。
【０００８】
上記（１‐１）本発明の目的地登録サービスシステムについては、さらに次の構成を採用することができる。
【０００９】
上記パーソナルコンピュータは、さらに、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を該パーソナルコンピュータ内に登録するとともに、そのユーザ情報をインターネット経由で上記システムサーバに送信し、該システムサーバへのユーザ情報の登録を要求するユーザ情報登録機能と、上記ユーザ情報の登録後にユーザ情報の入力を求めるとともに、この求めに応じて入力されたユーザ情報と上記パーソナルコンピュータに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとしての認証を行なうユーザ認証機能とを具備する。
【００１０】
上記パーソナルコンピュータのデータ作成機能により作成される目的地設定データは、上記ユーザ認証機能により正規ユーザとして認証された当該ユーザのユーザ情報と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報とからなるデータ構造を有する。
【００１１】
上記カーナビゲーション装置は、さらに、上記カーナビゲーション装置の起動時に、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を上記システムサーバへ送出するとともに、この送出されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとして認証することを求めるユーザ認証要求機能と、上記正規ユーザとして認証された後に、上記データベースに自己の目的地設定データが登録されているか否かについて、上記ユーザ情報を用いて上記データベースを自動確認するデータベース自動確認機能とを具備する。
【００１２】
上記カーナビゲーション装置のデータダウンロード要求機能に基づく目的地設定データのダウンロードは、上記カーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、上記カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース中に自己の目的地設定データの登録が確認されたときに初めて実行されるものとする。
【００１３】
（１‐２）本発明の目的地登録サービスシステムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムであって、上記システムサーバは、上記インターネット上に目的地登録サイトを開設する機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍを表示する地図表示機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍが表示されている状態において、上記地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを、上記目的地登録サイトで作成するデータ作成機能と、上記目的地登録サイトで作成された上記目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするダウンロード機能とを有し、上記パーソナルコンピュータは、上記インターネットを介し上記目的地登録サイトを閲覧するブラウザ機能を有し、上記カーナビゲーション装置は、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して上記目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを有することを特徴とするものである。
【００１４】
上記（１‐２）本発明の目的地登録サービスシステムについては、さらに次の構成を採用することができる。
【００１５】
上記システムサーバは、さらに、上記目的地登録サイトでユーザＩＤとパスワードの入力を求め、この求めに応じて入力されたユーザＩＤとパスワードをユーザ情報として上記システムサーバに登録するユーザ登録機能と、上記ユーザ情報の登録後であって、かつ、当該ユーザの上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介し上記目的地登録サイトにアクセスがあったときに、ユーザ情報の入力を求めるとともに、この求めに応じて入力されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較結果に基づき、正規ユーザの認証を行なうユーザ認証機能とを有する。
【００１６】
上記カーナビゲーション装置は、さらに、上記カーナビゲーション装置の起動時に、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を上記システムサーバへ送出するとともに、この送出されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとして認証することを求めるユーザ認証要求機能と、上記正規ユーザとして認証された後に、上記データベースに自己の目的地設定データが登録されているか否かについて、上記ユーザ情報を用いて上記データベースを自動確認するデータベース自動確認機能とを具備する。
【００１７】
上記カーナビゲーション装置のデータダウンロード要求機能に基づく目的地設定データのダウンロードは、上記カーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、上記カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース中に自己の目的地設定データの登録が確認されたときに初めて実行されるものとする。
【００１８】
上記（１‐１）及び（１‐２）の本発明に係る目的地登録サービスシステムでは、自宅等のパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とする。また、その目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データの作成と該目的地設定データのデータベースへの登録が行なわれ、この登録されたデータベース中の目的地設定データがカーナビゲーション装置側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置での目的地として設定される。
【００１９】
（２‐１）本発明に係る目的地登録サービスシステムのプログラムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムのプログラムであって、上記プログラムは、上記パーソナルコンピュータにインストールされる第１のユーザプログラムと、上記システムサーバに導入される登録・ダウンロードプログラムと、上記カーナビゲーション装置に導入される第２のユーザプログラムとからなり、上記第１のユーザプログラムは、上記パーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図を表示する地図表示機能と、上記ディスプレイ画面に表示された地図上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを作成するデータ作成機能と、上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記システムサーバへアップロードするデータアップロード機能とを、上記パーソナルコンピュータに実現させるプログラムであり、上記登録・ダウンロードプログラムは、上記アップロードされた目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするデータダウンロード機能とを、上記システムサーバに実現させるプログラムであり、上記第２のユーザプログラムは、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを、上記カーナビゲーション装置に実現させるプログラムであることを特徴とするものである。
【００２０】
（２‐２）本発明に係る目的地登録サービスシステムのプログラムは、インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムのプログラムであって、上記プログラムは、上記システムサーバに導入される目的地登録プログラムと、上記カーナビゲーション装置に導入されるユーザプログラムとからなり、上記目的地登録プログラムは、上記インターネット上に目的地登録サイトを開設する機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍを表示する地図表示機能と、上記目的地登録サイトに地図Ｍが表示されている状態において、上記地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、上記目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを、上記目的地登録サイトで作成するデータ作成機能と、上記目的地登録サイトで作成された上記目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするダウンロード機能とを、上記システムサーバに実現させるプログラムであり、上記ユーザプログラムは、上記インターネットを介し上記システムサーバに対して上記目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを、上記カーナビゲーション装置に実現させるプログラムであることを特徴とするものである。
【００２１】
上記（２‐１）及び（２‐２）の本発明に係る目的地登録サービスシステムのプログラムを導入したシステムにおいても、自宅等のパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とする。また、その目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データの作成と該目的地設定データのデータベースへの登録が行なわれ、この登録されたデータベース中の目的地設定データがカーナビゲーション側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置での目的地として設定される。
【００２２】
上記いずれの本発明においても、上記パーソナルコンピュータは、これを所有する所有者の自宅またはこれを管理する職場に設置されるものを含む。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る目的地登録サービスシステムの実施形態について図１ないし図４を基に詳細に説明する。
【００２４】
図１は、本発明の一実施形態である目的地登録サービスシステムのシステム構成図である。
【００２５】
同図に示すように本実施形態の目的地登録サービスシステムでは、インターネット１に接続可能なカーナビゲーション装置２およびパーソナルコンピュータ３と、このパーソナルコンピュータ３やカーナビゲーション装置２側からインターネット１を介しアクセス可能なシステムサーバ４と、このシステムサーバ４が管理するデータベース５とからなるシステム構成を採用している。
【００２６】
カーナビゲーション装置２は無線通信手段（図示省略）を内蔵し、かつ、この無線通信手段を介しインターネット１に接続し得るインターネット対応カーナビゲーションであって、インターネット１上のサイトを閲覧し得るブラウザ機能を有している。したがって、本実施形態の場合、カーナビゲーション装置２からインターネット１への接続にあたり、同カーナビゲーション装置２に別途携帯電話等の通信手段を接続する必要はない。
【００２７】
さらに、本実施形態のカーナビゲーション装置２は、ナビゲートに必要不可欠な通常の機能として、例えば、利用者が手動で入力した目的地の住所や電話番号等に基づき目的地を設定する機能や、現在地から目的地までのルートを検索しカーナビ・ディスプレイ画面２‐１に表示するルート検索表示機能を有するほか、これとは別に新規な機能として、▲１▼ユーザ認証要求機能、▲２▼データベース自動確認機能、▲３▼データダウンロード機能、および、▲４▼ダウンロードデータ利用式の目的地設定機能を具備する。これら４つの新規な機能については後述する。
【００２８】
カーナビゲーション装置２にダウンロードされる目的地設定データＤは、ユーザによって予めデータベース５に登録される。このデータベース５への目的地設定データＤの登録方式については次の２つの方式を適用することができる。
【００２９】
＜第１の登録方式＞
第１の登録方式は、ユーザのパーソナルコンピュータ３に第１のユーザプログラムをインストールし、このユーザプログラムをユーザごとに個別に使用して目的地設定データをデータベース５に登録する方式である。
【００３０】
したがって、この第１の登録方式では、ユーザのパーソナルコンピュータ３にインターネット１を介し上記第１のユーザプログラムをダウンロードする必要がある。このユーザプログラムはシステムサーバ４が運営するサイトからダウンロードできるように構成してもよい。
【００３１】
＜第２の登録方式＞
第２の登録方式は、いわゆるＡＳＰ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）型のサービスであって、具体的には、システムサーバ４側に目的地登録プログラムが導入され、この目的地登録プログラムの機能をユーザのパーソナルコンピュータ３側で利用することにより、目的地設定データをデータベース５に登録する方式である。
【００３２】
したがって、この第２の登録方式では、ユーザのパーソナルコンピュータ３にユーザプログラムをダウンロードやインストールする必要はなく、システムサーバ４側にアクセスして目的地登録プログラムの利用の手続を行なえば、その手続完了時点から目的地登録プログラムを利用して目的地設定データをデータベース５に登録することが可能となる。
【００３３】
＜第１の登録方式を採用した場合のパーソナルコンピュータ３やシステムサーバ４の機能説明＞
第１の登録方式を採用する場合は、ユーザのパーソナルコンピュータ３に第１のユーザプログラムがインストールされる。この場合、ユーザのパーソナルコンピュータ３は、例えばＣＰＵ、内蔵メモリ、ハードディスク等の外部記憶装置を含むパソコン本体３‐１や、これに接続されるキーボード３‐２、マウス３‐３等の外部入力機器とディスプレイ画面３‐４等から構成される。
【００３４】
上記ユーザプログラムは、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３に、▲１▼ユーザ情報登録機能、▲２▼ユーザ認証機能、▲３▼地図表示機能、▲４▼目的地指定機能、▲５▼データ作成機能、▲６▼データアップロード機能等の各種機能を実現させるプログラムである。
【００３５】
上記▲１▼「ユーザ情報登録機能」とは、本システム運用・管理者から付与されたユーザＩＤと自己のパスワードをユーザがキーボード３‐２等から入力したときに、この入力されたユーザＩＤとパスワードをユーザ情報として当該ユーザのパーソナルコンピュータ３内に登録する機能と、そのユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）をインターネット１経由でシステムサーバ４に送信し、システムサーバ４へのユーザ情報の登録を要求する機能を意味する。このようなユーザ情報登録要求があったとき、システムサーバ４では当該ユーザ情報を所定のユーザ登録エリアに登録し厳重に管理する。
【００３６】
したがって、ユーザＩＤとパスワードからなるユーザ情報は、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３とシステムサーバ４側に登録される。このようにユーザ情報を登録したユーザが正規ユーザであって、正規ユーザのみが本システムを利用できる。
【００３７】
上記▲２▼の「ユーザ認証機能」とは、ユーザ情報の登録後ユーザプログラムの起動時に、ユーザの認証を行なう機能である。
【００３８】
すなわち、ユーザプログラムを起動すると、このユーザ認証機能が働き、ユーザに対しユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）の入力を求める画面がディスプレイ画面３‐４に表示される。ここで、その求めに応じてユーザがキーボード３‐２を使ってユーザ情報を入力すると、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３に登録されているユーザ情報と入力されたユーザ情報との比較が行なわれ、その比較の結果、比較対象が一致すれば正規ユーザとして認証される。
【００３９】
上記▲３▼の「地図表示機能」とは、上記のようなユーザ認証が済んだ後に、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に地図Ｍを表示する機能である。
【００４０】
図２は、パーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に表示される地図Ｍの一例を示したものである。この例の地図Ｍ中には、別途契約を結んだ広告主の位置、例えば広告主が飲食店であるときはその飲食店の店舗の所在地を表すランドマークＸが表示される。
【００４１】
上記▲４▼の「目的地指定機能」とは、ユーザのパーソナルコンピュータ３のディスプレイ画面３‐４に地図Ｍが表示されている状態において、その地図Ｍ上の任意のポイント（ランドマークＸを含む。）を当該ユーザが目的地として選択指定しうることを可能とする機能である。
【００４２】
この機能における目的地の選択指定は、ディスプレイ画面３‐４の地図Ｍ上に重ねて表示されるポインタＰで行なうことができる。すなわち、ポインタＰはマウス３‐３の動きに連動して移動する構造となっている。したがって、マウス３‐３を使って地図Ｍ上の目的地にポインタＰを移動した後クリックすると、そのクリックしたポイントの位置が目的地として選択指定される。
【００４３】
このように選択指定されたポイントの位置（目的地の位置）は、後にカーナビゲーション装置２で利用するため、そのカーナビゲーション装置２での利用に適する座標系（以下、カーナビ座標系という。）に対応する座標値に変換される。また、複数の目的地を選択指定することもできる。
【００４４】
上記▲５▼の「データ作成機能」とは、カーナビゲーション装置２での利用に供する目的地設定データＤを作成する機能である。本実施形態の場合、目的地設定データＤは、上記ユーザ認証処理において正規ユーザとして認証されたユーザのユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）と、上記目的地指定処理において目的地として選択指定されたポイントの位置情報（カーナビ座標系対応の座標値）とからなるデータ構造を採用している。また、上記の如く複数の目的地が選択指定された場合は、その目的地ごとに個々に、目的地設定データＤが作成される。
【００４５】
上記▲６▼の「データアップロード機能」とは、インターネット１を介し目的地設定データＤをシステムサーバ４へアップロードする機能である。この場合、上記のようなデータ作成処理において目的地設定データＤが複数作成されている場合は、すべての目的地設定データＤがアップロードされる。
【００４６】
以上が前述した第１の登録方式を採用した場合における、パーソナルコンピュータ３の機能構成である。
【００４７】
次に、その第１の登録方式を採用した場合における、システムサーバ４の機能構成を説明する。この場合、システムサーバ４は、少なくとも▲１▼データ登録機能と▲２▼データダウンロード機能という２つの機能を有する。これら２つの機能はシステムサーバ４に導入されている登録・ダウンロードプログラムにより実現される。
【００４８】
上記▲１▼の「データ登録機能」は、上記のようにユーザのパーソナルコンピュータ３側からアップロードされた目的地設定データＤをデータベース５に登録する機能である。ここで、アップロードされた目的地設定データＤが複数である場合はそのすべての目的地設定データＤを登録する。
【００４９】
上記▲２▼の「データダウンロード機能」は、インターネット１を介するカーナビゲーション装置２からの要求に応じ、データベース５に登録されている目的地設定データＤを、インターネット１を介し該カーナビゲーション装置２側へダウンロードする機能である。
【００５０】
＜第２の登録方式を採用した場合のシステムサーバ４やパーソナルコンピュータ３の機能説明＞
第２の登録方式を採用する場合は、上述した通り、システムサーバ４側に目的地登録プログラムが導入される。この目的地登録プログラムは、システムサーバ４に、▲１▼インターネット１上に目的地登録サイトＳを開設する機能、▲２▼ユーザ登録機能、▲３▼ユーザ認証機能、▲４▼地図表示機能、▲５▼目的地指定機能、▲６▼データ作成機能、▲７▼データ登録機能、▲８▼データダウンロード機能等の各種機能を実現させるプログラムである。
【００５１】
システムサーバ４により創設される上記▲１▼の「目的地登録サイトＳ」へのアクセスは、インターネット１を介しユーザのパーソナルコンピュータ３から行なうことができる。この場合、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３のハードウエア構成は上述と同様でよい。
【００５２】
上記▲２▼の「ユーザ登録機能」は、上記目的地登録サイトＳ上でユーザ登録を行なうことを可能とする機能であって、具体的には、ユーザのパーソナルコンピュータ３から目的地登録サイトＳにアクセスすると、この目的地登録サイトＳでユーザＩＤとパスワードの入力が求められ、この求めに応じて入力されたユーザＩＤとパスワードがユーザ情報としてシステムサーバ４内のユーザ登録エリアに登録されるものとする。
【００５３】
上記▲３▼の「ユーザ認証機能」とは、ユーザ情報の登録後であって、かつ、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３から目的地登録サイトＳにアクセスがあったときに、この目的地登録サイトＳでユーザの認証を行なう機能である。
【００５４】
すなわち、ユーザのパーソナルコンピュータ３からインターネット１を介し目的地登録サイトＳへのアクセスがあると、このユーザ認証機能が働き、これにより目的地登録サイトＳにおいてユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）の入力が求められる。ここで、その求めに応じてユーザ情報が入力されると、この入力されたユーザ情報とシステムサーバ４に登録されている当該ユーザのユーザ情報との比較が行なわれ、その比較対象が一致すれば正規ユーザとして認証される。
【００５５】
上記▲４▼の「地図表示機能」は、上記のようなユーザ認証処理が済んだ後、引続き目的地登録サイトＳにアクセスしている場合に、この目的地登録サイトＳに地図Ｍを表示する機能である。ここで表示される地図Ｍの詳細は前述したユーザプログラムの場合と同様であるため、その詳細説明は省略する。
【００５６】
上記▲５▼の「目的地指定機能」は、目的地登録サイトＳに地図Ｍが表示されている状態において、この目的地登録サイトＳを閲覧中のユーザが地図Ｍ上の任意のポイント（ランドマークＸを含む。）を目的地として選択指定することを可能とする機能である。
【００５７】
上記のように選択指定されたポイントの位置（目的地の位置）はカーナビ座標系に対応する座標値に変換されること、および、複数の目的地を選択指定することも可能であること等については、前述したユーザプログラムの場合と同様である。
【００５８】
上記▲６▼の「データ作成機能」とは、目的地登録サイトＳにおいて、カーナビゲーション装置２での利用に供する目的地設定データＤを生成する機能である。この機能により生成される目的地設定データＤのデータ構造、および複数の目的地が選択指定された場合にその目的地ごとに目的地設定データＤが作成されること等については、ユーザプログラムの場合と同様であるため、その詳細説明は省略する。
【００５９】
上記▲７▼の「データ登録機能」とは、目的地登録サイトＳ上で生成された目的地設定データＤをデータベース５に登録する機能である。ここでも、目的地設定データＤが複数である場合はそのすべての目的地設定データＤが登録されるものとする。
【００６０】
上記▲８▼の「データダウンロード機能」とは、上記同様、インターネット１を介するカーナビゲーション装置２からの要求に応じ、データベース５に登録されている目的地設定データＤを、インターネット１を介し該カーナビゲーション装置２側へダウンロードする機能である。
【００６１】
以上が前述した第２の登録方式を採用した場合における、システムサーバ４の機能構成である。
【００６２】
次に、その第２の登録方式を採用した場合における、ユーザのパーソナルコンピュータ３の機能構成を説明する。この場合、パーソナルコンピュータ３は、少なくとも、インターネット１を介し目的地登録サイトＳを閲覧するブラウザ機能を有すれば足りる。この種のパーソナルコンピュータ３としては、例えば当該ユーザの自宅または職場に設置されているものや、インタネットカフェ等に設置されているものを利用してもよい。なお、この場合のパーソナルコンピュータ３のハードウエア構成については前述のハードウエア構成で十分である。
【００６３】
＜第１と第２の登録方式の採用下で共通に適用されるカーナビゲーション装置２の機能説明＞
カーナビゲーション装置２は、プログラムを実行する小型のコンピュータを内蔵し、かつ、第２のユーザプログラムを導入具備しており、その内蔵のコンピュータによりこの第２のユーザプログラムが実行される。
【００６４】
上記第２のユーザプログラムは、カーナビゲーション装置２に、前述の▲１▼ユーザ認証要求機能、▲２▼データベース自動確認機能、▲３▼データダウンロード機能、および、▲４▼ダウンロードデータ利用式の目的地設定機能を実現させるプログラムである。ここで、これら４つの新規な機能を詳細に説明する。
【００６５】
上記▲１▼の「ユーザ認証要求機能」とは、カーナビゲーション装置２の起動時に作動する機能であって、システムサーバ４に対して正規ユーザとしての認証を要求する機能である。
【００６６】
すなわち、カーナビゲーション装置２を起動すると、このユーザ認証要求機能が作動し、ユーザに対しユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求する画面がカーナビ・ディスプレイ画面２‐１に表示される。
【００６７】
ここで、ユーザがカーナビゲーション装置２の入力手段からユーザ情報（ユーザＩＤとパスワード）を入力すると、この入力されたユーザ情報がインターネット１を介しシステムサーバ４側へ送出される。このようにしてシステムサーバ４側へユーザ情報が送出されると、システムサーバ４では、その送出されてきたユーザ情報とシステムサーバ４で登録管理しているユーザ情報とを比較し、比較の結果、その比較対象が一致すれば正規ユーザとして認証する。
【００６８】
上記▲２▼の「データベース自動確認機能」とは、ユーザ認証要求機能と同じくカーナビゲーション装置２の起動時に作動する機能であって、目的地設定データＤがデータベース５に登録されているか否かについて当該データベース５を自動確認する機能である。
【００６９】
このデータベース５の自動確認の方式としては、上記の如くカーナビゲーション装置２を起動し正規ユーザとして認証された後に、ユーザＩＤ等の自己のユーザ情報を用い、自己の目的地設定データＤについて登録の有無を確認するという方式を採用することができる。
【００７０】
例えば、カーナビゲーション装置２に自己のユーザ情報ＩＤを入力し、この入力されたユーザ情報をキーワードとしてデータベース５を検索して、該データベース５中に自己のユーザ情報を含む目的地設定データＤが存在するか否かを確認するという方式を採用してもよい。
【００７１】
また、上記自動確認の方式としては、スケジュール更新サイトを開設するとともに、このスケジュール更新サイトにユーザが一度アクセスしておけば、データベース５の確認に関するスケジューリングが自動的に追加され、以降はすべて自動的、つまりカーナビゲーション装置２へのユーザ情報の入力を要することなく、データベース５の確認が行なわれる方式を採用してもよい。
【００７２】
ところで、上記のようなユーザ認証要求とデータベース５の確認は、ユーザ情報を付加した一つのデータ確認電文で行なうことができる。この場合は、インターネット１を介しカーナビゲーション装置２からシステムサーバ４にデータ確認電文が送出される。そして、このデータ確認電文に付加されているユーザ情報に基づいて上述のユーザ認証処理が行なわれ、さらに、正規ユーザとして認証されると、上述したデータベース５の確認が行われるものとする。
【００７３】
上記▲３▼の「データダウンロード機能」とは、システムサーバ４に対してインターネット１を介し自己の目的地設定データＤのダウンロードを要求し、その自己の目的地設定データＤをデータベース５からインターネット１を介しカーナビゲーション装置２へダウンロードする機能である。
【００７４】
このダウンロードは、上記のようなカーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、同カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース５中に自己の目的地設定データＤの登録が確認された場合に初めて実行される。
【００７５】
またデータベース５中に自己の目的地設定データＤが複数存在するときは、そのすべての目的地設定データＤがダウンロードされる。このようにしてダウンロードされた目的地設定データＤは、カーナビゲーション装置２に内蔵の図示しない記憶部に保存される。
【００７６】
上記▲４▼の「ダウンロードデータ利用式の目的地設定機能」とは、上記のようにしてダウンロードした自己の目的地設定データＤをカーナビゲーション装置２上での目的地として設定する機能である。具体的には、ダウンロードし保存した目的地設定データＤ中には、実際にカーナビゲーション装置２で目的地を設定する場合に取り扱うことのできる位置情報、すなわちカーナビ座標系対応の座標値からなる目的地の位置情報が含まれているので、この目的地の位置情報がそのままカーナビゲーション装置２上での目的地として設定される。ここで、ダウンロードした目的地設定データＤが複数存在する場合は、その目的地設定データの数だけ目的地も複数設定される。このように複数の目的地が設定された場合は、その中から真の目的地を選択し決定することができる。
【００７７】
図３は、図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第１の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図である。
【００７８】
第１の登録方式を採用した場合には、この図３に示す通り、ユーザのパーソナルコンピュータ３にインストールされているユーザプログラムを起動すると、このユーザのパーソナルコンピュータ３において、そのディスプレイ画面３‐４に表示された地図Ｍ上の任意のポイントを目的地としてポインタＰで選択指定することが可能となる（ステップ１‐１）。
【００７９】
ここで、その地図Ｍ上の任意のポイントが目的地として選択指定されると、当該ユーザのパーソナルコンピュータ３において、その選択指定されたポイントの位置情報を含む前述の目的地設定データＤが生成される（ステップ１‐２）。
【００８０】
その後、上記の如く生成された目的地設定データＤが当該ユーザのパーソナルコンピュータからインターネットを介しシステムサーバへ送信され、かつ、該システムサーバによりその目的地設定データＤがデータベース５に登録される（ステップ３）。
【００８１】
上記手順でデータベース５に登録された目的地設定データＤの利用手順は次の通りである。
【００８２】
すなわち、まずカーナビゲーション装置２を起動すると、その起動時に、このカーナビゲーション装置２においてデータベース５の自動確認が行なわれる（ステップ３‐１）。
【００８３】
ここで、データベース５中に自己の目的地設定データＤが登録されていることが確認されると、データベース５からカーナビゲーション装置２側へその自己の目的地設定データＤのダウンロードが開始される（ステップ３‐２）。
【００８４】
次に、上記の如くダウンロードで取得した目的地設定データＤがカーナビゲーション装置２の目的地として設定される（ステップ３‐３）。
【００８５】
図４は、図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第２の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図である。
【００８６】
第２の登録方式を採用した場合には、この図４に示す通り、ユーザのパーソナルコンピュータ３からインターネット１を介し目的地登録サイトＳにアクセスする。このとき、ユーザＩＤとパスワードによる正規ユーザの認証処理が行なわれる（ステップ２‐１）。
【００８７】
上記ステップ１において、正規ユーザとして認証されると、この目的地登録サイトＳに表示される地図Ｍ上の任意のポイントを目的地としてポインタＰで選択指定することが可能となる。ここで、地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定すると、その選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データＤがこの目的地登録サイトＳで生成される（ステップ２‐２）。
【００８８】
次に、上記目的地登録サイトＳで生成された目的地設定データＤがデータベース５に登録される（ステップ２‐３）。
【００８９】
なお、上記手順でデータベース５に登録された目的地設定データＤの利用手順については上記同様であるため、その詳細説明は省略する。
【００９０】
【発明の効果】
本発明にあっては、上記の如くパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図が表示され、この地図上の任意のポイントが目的地として選択指定されることを可能とし、また、その目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データの作成と該目的地設定データのデータベースへの登録が行なわれるとともに、この登録されたデータベース中の目的地設定データがカーナビゲーション装置側にダウンロードされ、該カーナビゲーション装置での目的地として設定される構成を採用した。このため、目的地のサイトが開設されているか否かにかかわらず、自宅等のパーソナルコンピュータで地図上の任意のポイントの位置情報を簡単に取得でき、かつ、この取得したポイントの位置情報が更にそのままカーナビゲーション装置上の目的地として設定されるから、目的地の選択の自由度が高く、また他のサイトの検索や閲覧の手間もなく、使い勝手のよい目的地登録サービスシステムを提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である目的地登録サービスシステムのシステム構成図。
【図２】図１の目的地登録サービスシステムにおいて、このシステムを構成するパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に表示される地図の説明図。
【図３】図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第１の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図。
【図４】図１の目的地登録サービスシステムにおいて、第２の登録方式を採用した場合における目的地設定データの登録手順と、その登録された目的地設定データの利用手順の説明図。
【符号の説明】
１ インターネット
２ カーナビゲーション装置
２‐１ カーナビ・ディスプレイ画面
３ パーソナルコンピュータ
３‐１ パソコン本体
３‐２ キーボード
３‐３ マウス
３‐４ ディスプレイ画面
４ システムサーバ
５ データベース
Ｄ 目的地設定データ
Ｍ 地図
Ｐ ポインタ
Ｓ 目的地登録サイト
Ｘ ランドマーク
Claims (7)
- インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、
上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、
上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムであって、
上記パーソナルコンピュータは、
そのディスプレイ画面に地図を表示する地図表示機能と、
上記ディスプレイ画面に表示された地図上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、
上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを作成するデータ作成機能と、
上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記システムサーバへアップロードするデータアップロード機能とを有し、
上記システムサーバは、
上記アップロードされた目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、
上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするデータダウンロード機能とを有し、
上記カーナビゲーション装置は、
上記インターネットを介し上記システムサーバに対して目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、
上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能を有すること
を特徴とする目的地登録サービスシステム。 - 上記パーソナルコンピュータは、さらに、
ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を該パーソナルコンピュータ内に登録するとともに、そのユーザ情報をインターネット経由で上記システムサーバに送信し、該システムサーバへのユーザ情報の登録を要求するユーザ情報登録機能と、
上記ユーザ情報の登録後にユーザ情報の入力を求めるとともに、この求めに応じて入力されたユーザ情報と上記パーソナルコンピュータに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとしての認証を行なうユーザ認証機能とを具備し、
上記パーソナルコンピュータのデータ作成機能により作成される目的地設定データは、
上記ユーザ認証機能により正規ユーザとして認証された当該ユーザのユーザ情報と、上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報とからなるデータ構造を有し、
上記カーナビゲーション装置は、さらに、
上記カーナビゲーション装置の起動時に、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を上記システムサーバへ送出するとともに、この送出されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとして認証することを求めるユーザ認証要求機能と、
上記正規ユーザとして認証された後に、上記データベースに自己の目的地設定データが登録されているか否かについて、上記ユーザ情報を用いて上記データベースを自動確認するデータベース自動確認機能とを具備し、
上記カーナビゲーション装置のデータダウンロード要求機能に基づく目的地設定データのダウンロードは、
上記カーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、上記カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース中に自己の目的地設定データの登録が確認されたときに初めて実行されること
を特徴とする請求項１に記載の目的地登録サービスシステム。 - インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、
上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、
上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムであって、
上記システムサーバは、
上記インターネット上に目的地登録サイトを開設する機能と、
上記目的地登録サイトに地図Ｍを表示する地図表示機能と、
上記目的地登録サイトに地図Ｍが表示されている状態において、上記地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、
上記目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを、上記目的地登録サイトで作成するデータ作成機能と、
上記目的地登録サイトで作成された上記目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、
上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするダウンロード機能とを有し、
上記パーソナルコンピュータは、
上記インターネットを介し上記目的地登録サイトを閲覧するブラウザ機能を有し、
上記カーナビゲーション装置は、
上記インターネットを介し上記システムサーバに対して上記目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、
上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを有すること
を特徴とする目的地登録サービスシステム。 - 上記システムサーバは、さらに、
上記目的地登録サイトでユーザＩＤとパスワードの入力を求め、この求めに応じて入力されたユーザＩＤとパスワードをユーザ情報として上記システムサーバに登録するユーザ登録機能と、
上記ユーザ情報の登録後であって、かつ、当該ユーザの上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介し上記目的地登録サイトにアクセスがあったときに、ユーザ情報の入力を求めるとともに、この求めに応じて入力されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較結果に基づき、正規ユーザの認証を行なうユーザ認証機能とを有し、
上記カーナビゲーション装置は、さらに、
上記カーナビゲーション装置の起動時に、ユーザ情報としてユーザＩＤとパスワードの入力を要求し、この要求に応じて入力されたユーザ情報を上記システムサーバへ送出するとともに、この送出されたユーザ情報と上記システムサーバに登録されているユーザ情報との比較に基づき正規ユーザとして認証することを求めるユーザ認証要求機能と、
上記正規ユーザとして認証された後に、上記データベースに自己の目的地設定データが登録されているか否かについて、上記ユーザ情報を用いて上記データベースを自動確認するデータベース自動確認機能とを具備し、
上記カーナビゲーション装置のデータダウンロード要求機能に基づく目的地設定データのダウンロードは、
上記カーナビゲーション装置のユーザ認証要求機能に基づき正規ユーザとして認証され、かつ、上記カーナビゲーション装置のデータベース自動確認機能によりデータベース中に自己の目的地設定データの登録が確認されたときに初めて実行されること
を特徴とする請求項３に記載の目的地登録サービスシステム。 - 上記パーソナルコンピュータは、これを所有する所有者の自宅またはこれを管理する職場に設置されてなることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれかに記載の目的地設定サービスシステム。
- インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、
上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、
上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムのプログラムであって、
上記プログラムは、
上記パーソナルコンピュータにインストールされる第１のユーザプログラムと、
上記システムサーバに導入される登録・ダウンロードプログラムと、
上記カーナビゲーション装置に導入される第２のユーザプログラムとからなり、
上記第１のユーザプログラムは、
上記パーソナルコンピュータのディスプレイ画面に地図を表示する地図表示機能と、
上記ディスプレイ画面に表示された地図上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、
上記目的地指定機能により目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを作成するデータ作成機能と、
上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記システムサーバへアップロードするデータアップロード機能とを、上記パーソナルコンピュータに実現させるプログラムであり、
上記登録・ダウンロードプログラムは、
上記アップロードされた目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、
上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするデータダウンロード機能とを、上記システムサーバに実現させるプログラムであり、
上記第２のユーザプログラムは、
上記インターネットを介し上記システムサーバに対して目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、
上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを、上記カーナビゲーション装置に実現させるプログラムであること
を特徴とする目的地登録サービスシステムのプログラム。 - インターネットに接続可能なカーナビゲーション装置およびパーソナルコンピュータと、
上記カーナビゲーション装置および上記パーソナルコンピュータから上記インターネットを介しアクセス可能なシステムサーバと、
上記システムサーバが管理するデータベースとを備えてなる目的地登録サービスシステムのプログラムであって、
上記プログラムは、
上記システムサーバに導入される目的地登録プログラムと、
上記カーナビゲーション装置に導入されるユーザプログラムとからなり、
上記目的地登録プログラムは、
上記インターネット上に目的地登録サイトを開設する機能と、
上記目的地登録サイトに地図Ｍを表示する地図表示機能と、
上記目的地登録サイトに地図Ｍが表示されている状態において、上記地図Ｍ上の任意のポイントを目的地として選択指定することを可能とする目的地指定機能と、
上記目的地として選択指定されたポイントの位置情報を含む目的地設定データを、上記目的地登録サイトで作成するデータ作成機能と、
上記目的地登録サイトで作成された上記目的地設定データを上記データベースに登録するデータ登録機能と、
上記インターネットを介して行なわれる上記カーナビゲーション装置からの要求に応じ、上記データベースに登録されている上記目的地設定データを、上記インターネットを介し上記カーナビゲーション装置へダウンロードするダウンロード機能とを、上記システムサーバに実現させるプログラムであり、
上記ユーザプログラムは、
上記インターネットを介し上記システムサーバに対して上記目的地設定データのダウンロードを要求するデータダウンロード要求機能と、
上記ダウンロードした目的地設定データを上記カーナビゲーション装置上での目的地として設定する目的地設定機能とを、上記カーナビゲーション装置に実現させるプログラムであること
を特徴とする目的地登録サービスシステムのプログラム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003006537A JP2004219238A (ja) | 2003-01-15 | 2003-01-15 | 目的地登録サービスシステム |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008197006A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Ntt Docomo Inc | 目的地設定システム及び目的地設定方法 |
| WO2009084787A1 (en) * | 2007-12-31 | 2009-07-09 | Thinkware Systems Corporation | Method and apparatus for path search through web browsing |
| JP2010536075A (ja) * | 2007-06-04 | 2010-11-25 | トムトム インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ | 場所データ処理装置及び場所情報をインポートする方法 |
-
2003
- 2003-01-15 JP JP2003006537A patent/JP2004219238A/ja active Pending
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