JP2004219175A - データ配信システム、受信端末、データ配信方法、及び、プログラム - Google Patents

データ配信システム、受信端末、データ配信方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低いコストでデータを配信する。
【解決手段】送信装置12は、データベース11の詳細地図データを、地域毎に異なる周波数のデジタル通信衛星放送波で送信する。制御装置36は、測位装置32が求める現在位置を含む地域の詳細地図データが送信される周波数を特定する。受信装置31は、制御装置36が特定した周波数のデジタル通信衛星放送波を受信する。制御装置36は、受信装置31がデジタル通信衛星放送波により受信する詳細地図データを用いて、現在位置とその周辺の詳細地図を表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ配信システム、受信端末、データ配信方法、及び、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーションシステムで使用される地図データは、CD−ROM、DVD−ROM、又は、ハードディスク等の記録媒体に記録されている。
【0003】
また、以上のような記録媒体を利用していないシステムとして、携帯電話回線などの公衆無線回線を利用して地図データを要求し、サービス局が要求された地図データをデジタル通信衛星放送波を利用して供給するシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−224291号公報(段落0014)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したようにCD−ROM及びDVD−ROM等に地図データが記録されている場合、最新の地図データを入手するためには、CD−ROM及びDVD−ROM等を買い換えなければならない。
【0006】
また、ハードディスク等に地図データが記録されている場合、最新の地図データを入手するためには、ハードディスクを買い換えたり、ハードディスクに記録されている地図データを書き換えるなどしなければならない。
【0007】
以上のように、地図データが記録媒体に記録されている場合は、新たな記録媒体を購入するための金銭的な負担がユーザにかかったり、記録されている地図データを書き換えるための手間がユーザにかかる。
【0008】
また、公衆回線を利用する場合は通信料金が発生する。このため、公衆回線を利用したとしても、ユーザにかかる金銭的な負担を回避することはできない。
【0009】
従って、本発明は、低いコストでデータを配信するためのデータ配信システム、配信装置、受信端末、データ配信方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかるデータ配信システムは、複数の地域の地図を示す地図データを配信する配信装置と、前記配信装置が配信する地図データを受信する受信端末と、から構成され、前記複数の地域のそれぞれは、その縁に設定された境界領域を有し、前記受信端末は、前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、前記測位手段が求める現在位置が含まれる地域を現在地域として特定する地域特定手段と、前記地域特定手段が特定する現在地域に設定された境界領域内に、前記測位手段が求める現在位置があるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記現在位置とその周辺の地図を表示する表示手段と、から構成される、ことを特徴とする。
【0011】
前記受信端末は、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にあると判別された場合に、該受信端末の移動方向を求める方向手段をさらに備え、前記地域特定手段は、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にあると判別された場合に、前記現在地域に隣接する地域のうち、前記現在位置から見て、前記方向手段が求める移動方向にある地域を隣接地域として特定し、前記受信手段は、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にあると判別された場合に、前記現在地域の地図データと前記隣接地域の地図データとを受信してもよい。
【0012】
前記配信装置は、前記地図データを地域毎に異なるチャンネルで送信する送信手段を備え、前記受信端末は、前記地域特定手段によって特定される地域の地図データが送信されるチャンネルを特定するチャンネル特定手段をさらに備え、前記受信手段は、前記チャンネル特定手段が特定するチャンネルで送信される地図データを受信してもよい。
【0013】
前記受信端末は、前記複数の地域と、該複数の地域の地図データが送信されるチャンネルと、を対応づける対応表を記憶する第1記憶手段をさらに備え、前記チャンネル特定手段は、前記第1記憶手段が記憶する対応表を用いて、前記地域特定手段によって特定される地域の地図データが送信されるチャンネルを特定してもよい。
【0014】
前記配信装置は、前記地図データを地域毎に分けて記憶する第2記憶手段をさらに備えてもよい。
【0015】
前記配信装置は、デジタル通信衛星放送波を用いて前記地図データを配信してもよい。
【0016】
本発明の第2の観点にかかるデータ配信システムは、複数の地域の詳細地図を示す地図データを配信する配信装置と、前記配信装置が配信する地図データを受信する受信端末と、から構成され、前記受信端末は、前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段が記憶する広域データを用いて、前記受信端末の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路手段と、前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示手段と、から構成されている、ことを特徴とする。
【0017】
前記配信装置は、前記地図データを地域毎に異なるチャンネルで送信する送信手段を備え、前記受信端末は、前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データが送信されるチャンネルを特定するチャンネル特定手段をさらに備え、前記受信手段は、前記チャンネル特定手段が特定するチャンネルで送信される地図データを受信してもよい。
【0018】
前記第1記憶手段は、前記複数の地域と、該複数の地域の地図データが送信されるチャンネルと、を対応づける対応表をさらに記憶し、前記チャンネル特定手段は、前記第1記憶手段が記憶する対応表を用いて、前記経路を含む地域の地図データが送信されるチャンネルを特定してもよい。
【0019】
前記受信端末は、前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、前記目的地の指定をユーザに要求する要求手段と、をさらに備え、前記経路手段は、前記測位手段が求める現在位置から前記要求手段の要求に応じて前記ユーザが指定する目的地までの経路を求めてもよい。
【0020】
前記受信端末は、該受信端末の現在位置が前記経路手段が求める経路から外れたか否かを判別する判別手段をさらに備え、前記経路手段は、前記判別手段によって前記現在位置が前記経路から外れたと判別された場合に、該現在位置から前記目的地までの新たな経路を求めてもよい。
【0021】
前記配信装置は、前記地図データを地域毎に分けて記憶する第2記憶手段をさらに備えてもよい。
【0022】
前記配信装置は、デジタル通信衛星放送波を用いて前記地図データを配信してもよい。
【0023】
本発明の第3の観点にかかる受信端末は、外部の装置が配信する、複数の地域の地図を示す地図データを受信する受信端末であって、前記複数の地域のそれぞれは、その縁に設定された境界領域を有し、前記受信端末は、前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、前記測位手段が求める現在位置が含まれる地域を現在地域として特定する地域特定手段と、前記地域特定手段が特定する現在地域に設定された境界領域内に、前記測位手段が求める現在位置があるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記現在位置とその周辺の地図を表示する表示手段と、から構成される、ことを特徴とする。
【0024】
本発明の第4の観点にかかる受信端末は、外部の装置が配信する、複数の地域の詳細地図を示す地図データを受信する受信端末であって、前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶する広域データを用いて、前記受信端末の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路手段と、前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示手段と、から構成されている、ことを特徴とする。
【0025】
本発明の第5の観点にかかるデータ配信方法は、それぞれの縁に境界領域が設定された複数の地域の地図を示す地図データを、配信装置が配信する配信工程と、所定対象物の現在位置を求める測位工程と、前記測位工程で求められる現在位置を含む地域を現在地域として特定する地域特定工程と、前記地域特定工程で特定される現在地域に設定された境界領域内に、前記測位工程で求められる現在位置があるか否かを判別する判別工程と、前記判別工程で前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信工程と、前記受信工程で受信される地図データを用いて、前記所定対象物の現在位置とその周辺の地図を表示する表示工程と、を備える、ことを特徴とする。
【0026】
本発明の第6の観点にかかるデータ配信方法は、それぞれの縁に境界領域が設定された複数の地域の詳細地図を示す地図データを、配信装置が配信する配信工程と、前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された広域データを用いて、所定対象物の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路工程と、前記経路工程で求められる経路を含む地域の地図データを受信する受信工程と、前記受信工程で受信される地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示工程と、を備える、ことを特徴とする。
【0027】
本発明の第7の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、外部の装置が配信する、複数の地域の地図を示す地図データを受信する受信端末であって、前記複数の地域のそれぞれは、その縁に設定された境界領域を有し、前記受信端末は、前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、前記測位手段が求める現在位置が含まれる地域を現在地域として特定する地域特定手段と、前記地域特定手段が特定する現在地域に設定された境界領域内に、前記測位手段が求める現在位置があるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記現在位置とその周辺の地図を表示する表示手段と、から構成される受信端末として機能させる。
【0028】
本発明の第8の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、外部の装置が配信する、複数の地域の詳細地図を示す地図データを受信する受信端末であって、前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶する広域データを用いて、前記受信端末の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路手段と、前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示手段と、から構成される受信端末として機能させる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態にかかるデータ配信システムについて図面を参照して説明する。
【0030】
本発明の実施の形態にかかるデータ配信システムは、図1に示すように、データ通信サービス局1と、デジタル通信衛星2と、車載用装置3と、から構成される。
【0031】
データ通信サービス局1は、ナビゲーション等に使用される詳細地図のデータを、デジタル通信衛星2を介して配信する。データ通信サービス局1は、図1に示すように、データベース(DB)11と、送信装置12と、を備える。
詳細地図データは、道路の情報だけでなく、道路上及び道路脇にある様々な建造物の情報を含んでいる。
【0032】
データベース11は、上記詳細地図データを格納している。データベース11の詳細地図データは、データ通信サービス局1において定期的に更新され、常に最新の情報を含むように維持されている。
【0033】
なお、詳細地図データは、地域(都道府県又は州など)毎に分けてデータベース11に格納されてもよい。このようにすると、詳細地図データを更新する際、変更があった地域の詳細地図データのみを更新すればよいので、詳細地図データの更新を短時間で行うことができる。
【0034】
送信装置12は、発振器及び変調回路等を備える。送信装置12は、データベース11が格納している詳細地図データを、常時、デジタル通信衛星放送波を使用して配信する。具体的には、送信装置12は、詳細地図データを地域毎に異なる周波数(チャンネル)の放送波を使用して配信する。このように、地域毎に使用する周波数を変えることにより、1つの周波数帯で配信するデータ量を少なくすることができる。
【0035】
車載用装置3は、車輌に搭載されて使用される。車載用装置3は、複数の動作モード、例えば現在地図表示モード、ナビゲーションモード、及び、選択地図表示モードなど、を有する。
【0036】
現在地図表示モードにおいて、車載用装置3は、車輌の現在位置とその周辺の詳細地図とを表示する。
ナビゲーションモードにおいて、車載用装置3は、車輌の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める。そして、車載用装置3は、車輌の現在位置とその周辺の詳細地図とを表示すると共に、目的地までの経路を案内する。
選択地図表示モードにおいて、車載用装置3は、ユーザが選択する地域の詳細地図を表示する。
【0037】
上記車載用装置3は、図1に示すように、受信装置31と、測位装置32と、表示装置33と、入力装置34と、記憶装置35と、制御装置36と、から構成される。
【0038】
受信装置31は、チューナ及び復調回路等を備える。受信装置31は、制御装置36の制御に従って、所定地域の詳細地図データが配信されている周波数(チャンネル)を選択し、選択した周波数のデジタル通信衛星放送波を受信する。そして、受信装置31は、受信したデジタル通信衛星放送波を復調して所定地域の詳細地図データを取り出し、制御装置36に出力する。
【0039】
測位装置32は、GPS(Global Positioning System)端末等を備え、自己の現在位置(現在座標)、言い換えると、自己が搭載されている車輌の現在位置(現在座標)を求める。そして、測位装置32は、求めた現在位置を示す位置データを制御装置36に出力する。
【0040】
表示装置33は、液晶パネル等を備え、制御装置36の制御に従って、様々な画面を表示する。例えば、表示装置33は、現在地図表示画面、目的地入力画面、ナビゲーション画面、地域選択画面、及び、選択地図表示画面などを表示する。
【0041】
現在地図表示画面は、例えば図2(a)に示すように、車輌の現在位置と、その周辺の詳細地図と、を示す。
目的地入力画面は、ユーザに目的地を入力させるための画面であり、例えば図2(b)に示すように、目的地を入力するためのスペース101と、入力した目的地を確定するための確定ボタン102と、が設けられている。
【0042】
ナビゲーション画面は、ユーザが指定した目的地までの経路をユーザに提示するための画面であり、例えば図2(c)に示すように、車輌の現在位置及びその周辺の詳細地図と共に、目的地への経路を示す。なお、図2(c)中では、目的地への経路が太線で示されている。
【0043】
地域選択画面は、詳細地図を表示する地域をユーザに選択させるための画面であり、例えば図3(a)に示すように、詳細地図データが配信されている地域のボタンを表示する。
選択地図表示画面は、例えば図3(b)に示すように、ユーザが地域選択画面上で選択した地域の詳細地図を表示する。
【0044】
入力装置34は、表示装置33が備える液晶パネル等の上に設置されたタッチパネル、及び/又は、複数の操作ボタン等を備える。車載用装置3のユーザは、入力装置34を所定の手順で操作することにより、車載用装置3の動作モードを切り替えたり、目的地入力画面上で希望する目的地を入力したり、地域選択画面上で希望する地域を選択したりすることができる。
【0045】
入力装置34は、ユーザの操作に応答して、動作モードの設定を指示するモード設定信号、ユーザが入力した目的地を示す目的地指定信号、及び、ユーザが選択した地域を示す地域選択信号などを制御装置36に出力する。
【0046】
記憶装置35は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memroy)、及び/又は、ハードディスク等から構成され、車載用装置3を動作させるためのプログラム及びデータを記憶している。
【0047】
例えば、記憶装置35は、車輌の現在位置周辺の詳細地図を表示するための現在地図表示プログラム、ユーザが指定する目的地までの経路を検索して案内するためのナビゲーションプログラム、ユーザに希望する地域を選択させ、ユーザが選択した地域の詳細地図を表示するための選択地図表示プログラムなどを格納する。また、記憶装置35は、表示装置33が表示する上記画面のデータ、受信装置31が受信する詳細地図データ、広域地図データ、及び、対応表などを格納する。
【0048】
広域地図データは、例えば国全体の地図データであり、記憶装置35に予め格納されている。広域地図データは、車輌の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を検索するために用いられる。このため、広域地図データは、経路を検索するために必要な道路の情報などを含んでいればよく、道路上及び道路脇にある様々な建造物などの最新の詳細な情報を含んでいる必要はない。
対応表は、図4に示すように、地域と、地域の座標と、境界領域の座標と、詳細地図データが配信されるチャンネル(周波数)と、をそれぞれ対応づける。
【0049】
境界領域は、各地域毎に設定されている。例えば、図5(a)に示すように、車輌の現在位置が地域A内にあっても、表示装置33によって表示される領域が、地域Aと地域Aに隣接する地域Bとにまたがっている場合がある。このため、図5(b)に示すように、地域毎に境界領域(図中の斜線部分)を設定し、車輌の現在位置が境界領域内に入った場合には、後述するように、表示領域が地域の境界をまたぐ前に、隣接する地域の詳細地図を予め取得する。これにより、車輌が地域の境界を通過する際にも、詳細地図の表示をスムーズに行うことができる。
【0050】
なお、境界領域は、例えば、表示装置33が最大スケールで、即ち、最も縮小して詳細地図を表示した場合でも、その表示領域が完全に収まるような広さに設定される。
【0051】
制御装置36は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶装置35に格納されているプログラム及びデータ等を用いて、車載用装置3の動作を制御する。なお、制御装置36の詳しい動作については後述する。
【0052】
次に、本発明の実施の形態にかかるデータ通信システムの動作について説明する。
(現在地図表示動作)
初めに、車載用装置3が車輌の現在位置周辺の詳細地図を表示する動作について説明する。
【0053】
データ通信サービス局1の送信装置12は、データベース11が格納している各地域の詳細地図データを、常時、地域毎に異なる周波数(チャンネル)のデジタル通信衛星放送波を使用して配信している。
【0054】
車載用装置3は、ユーザによって、現在地図表示モードに設定される。
具体的には、ユーザは、車載用装置3を現在地図表示モードに設定するために、入力装置34を所定の手順で操作する。入力装置34は、ユーザの操作に応答して、車載用装置3を現在地図表示モードに設定することを指示するモード設定信号を制御装置36に出力する。制御装置36は、入力装置34から供給されるモード設定信号に応答して、記憶装置35が記憶している現在地図表示プログラムに従って動作する。これにより、車載用装置3は現在地図表示モードに設定される。
【0055】
現在地図表示モードにおいて、車載用装置3は、自己が搭載されている車輌の現在位置とその周辺の詳細地図とを表示する。
図6は、車載用装置3が現在地図表示モードに設定されている場合に制御装置36が行う地図表示処理を示すフローチャートである。
【0056】
車載用装置3が現在地図表示モードに設定されると、測位装置32に電源が投入される。これにより、測位装置32は、車輌の現在位置(現在座標)を所定の時間間隔で求め、求めた現在位置を示す位置データを制御装置36に出力する。
【0057】
制御装置36は、測位装置32から供給される位置データに応答して、記憶装置35に格納されている対応表を参照し、供給された位置データによって示される現在位置を含む地域(現在地域)を特定する(ステップS101)。
【0058】
続いて、制御装置36は、記憶装置35の対応表を参照し、供給された位置データによって示される現在位置が、特定した現在地域の境界領域内にあるか否かを判別する(ステップS102)。
現在位置が境界領域内にないと判別した場合(ステップS102;NO)、制御装置36は、後述するステップS105の処理を行う。
【0059】
一方、現在位置が境界領域内にあると判別した場合(ステップS102;YES)、制御装置36は、測位装置32から次に供給される位置データを待機する。測位装置32から次の位置データが供給されると、制御装置36は、ステップS101で供給された位置データが示す位置と次に供給された位置データが示す位置とから、車輌の移動方向を求める(ステップS103)。
【0060】
続いて、制御装置36は、記憶装置35の対応表を参照し、ステップS101で特定した現在地域に隣接する地域のうち、現在位置(又は現在地域)から見て車輌の移動方向にある地域(隣接地域)を特定する(ステップS104)。
【0061】
その後、制御装置36は、特定した地域(現在地域、又は、現在地域と隣接地域)の詳細地図データが記憶装置35に格納されているか否かを判別する(ステップS105)。
詳細地図データが記憶装置35に格納されていると判別した場合(ステップS105;YES)、制御装置36は、後述するステップS109の処理を行う。
【0062】
一方、詳細地図データが記憶装置35に格納されていないと判別した場合(ステップS105;NO)、制御装置36は、記憶装置35の対応表を参照して、特定した地域の詳細地図データが配信されている周波数(チャンネル)を特定する(ステップS106)。
【0063】
そして、制御装置36は、受信装置31を制御して、特定した周波数のデジタル通信衛星放送波を受信装置31に受信させる。これにより、制御装置36は、特定した地域の詳細地図データを取得する(ステップS107)。
【0064】
具体的には、受信装置31は、制御装置36の制御に従って、デジタル通信衛星2を介してデータ通信サービス局1から供給されるデジタル通信衛星放送波のうち、制御装置36が特定した周波数のデジタル通信衛星放送波を受信する。そして、受信装置31は、受信したデジタル通信衛星放送波を復調して詳細地図データを取り出し、制御装置36に出力する。
【0065】
制御装置36は、取得した地図データを記憶装置35に保存する(ステップS108)。
そして、制御装置36、記憶装置35に保存した詳細地図データを用いて、現在地図表示画面のデータを生成する(ステップS109)。
【0066】
続いて、制御装置36は、表示装置33を制御し、生成したデータを用いて、図2(a)に示したような現在地図表示画面を表示する(ステップS110)。
車載用装置3が行う以上の動作は、ユーザが入力装置34を操作して、車載用装置3の電源をオフするか、現在地図表示モードの終了を指示するまで繰り返し行われる。
【0067】
以上のように、デジタル通信衛星放送波で一方的に供給される詳細地図データの中から必要な詳細地図データを取得するので、従来のような公衆回線を利用する必要がない。これにより、公衆回線の利用料金が発生せず、利用者にかかる金銭的負担が小さい。
【0068】
また、データ通信サービス局1において詳細地図データの更新が行われるため、ユーザは、データの更新を行うことなく、常に最新の詳細地図データを得ることができる。
【0069】
また、上記したように、車輌の現在位置が境界領域内にある場合は、車輌が隣接する地域に入る前に、隣接する地域の詳細地図が取得される。これにより、車輌が地域の境界を通過する際にも、詳細地図の表示をスムーズに行うことができる。
【0070】
(ナビゲーション動作)
次に、車載用装置3がユーザによって指定される目的地までの経路を案内する動作について説明する。
【0071】
上記と同様に、データ通信サービス局1の送信装置12は、データベース11が格納している各地域の詳細地図データを、常時、地域毎に異なる周波数(チャンネル)のデジタル通信衛星放送波を使用して配信している。
【0072】
車載用装置3は、ユーザによって、ナビゲーションモードに設定される。
具体的には、ユーザは、車載用装置3をナビゲーションモードに設定するために、入力装置34を所定の手順で操作する。入力装置34は、ユーザの操作に応答して、車載用装置3をナビゲーションモードに設定することを指示するモード設定信号を制御装置36に出力する。制御装置36は、入力装置34から供給されるモード設定信号に応答して、記憶装置35が記憶しているナビゲーションプログラムに従って動作する。これにより、車載用装置3はナビゲーションモードに設定される。
【0073】
ナビゲーションモードにおいて、車載用装置3は、車輌の現在位置とその周辺の詳細地図を表示すると共に、ユーザが指定する目的地までの経路を案内する。
図7は、車載用装置3の制御装置36が行うナビゲーション処理を示すフローチャートである。
【0074】
車載用装置3がナビゲーションモードに設定された場合も、測位装置32に電源が投入される。これにより、測位装置32は、車輌の現在位置(現在座標)を所定の時間間隔で求め、求めた現在位置を示す位置データを制御装置36に出力する。
【0075】
制御装置36は、初めに、目的地を入力するための目的地入力画面のデータを記憶装置35から取得する。そして、制御装置36は、表示装置33を制御し、取得したデータを用いて、図2(b)に示したような目的地入力画面を表示する(ステップS201)。これにより、制御装置36は、目的地の指定をユーザに要求する。
【0076】
ユーザは、入力装置34を操作し、表示された目的地入力画面上で目的地を入力して確定する。入力装置34は、ユーザが入力した目的地を示す目的地指定信号を制御装置36に出力する。
【0077】
入力装置34から目的地指定信号が供給されると、制御装置36は、測位装置32から供給される位置データと、入力装置34から供給される目的地指定信号と、記憶装置35に格納されている広域地図データと、を用いて、現在位置から目的地までの経路を所定のルールに従って求める(ステップS202)。例えば、制御装置36は、現在位置と目的地とを結ぶ最短の経路を、広域地図データを用いて求める。
【0078】
続いて、制御装置36は、求めた経路を含む全ての地域の詳細地図データが記憶装置35に格納されているか否かを判別する(ステップS203)。
全詳細地図データが記憶装置35に格納されていると判別した場合(ステップS203;YES)、制御装置36は、後述するステップS208の処理を行う。
【0079】
一方、全詳細地図データが記憶装置35格納されていないと判別した場合(ステップS203;NO)、制御装置36は、詳細地図データが格納されていない地域を特定する(ステップS204)。
【0080】
続いて、制御装置36は、記憶装置35の対応表を参照して、特定した地域の詳細地図データが配信されている周波数(チャンネル)を特定する(ステップS205)。
【0081】
そして、制御装置36は、上記と同様に、受信装置31を制御して、特定した周波数のデジタル通信衛星放送波を受信装置31に受信させる。これにより、制御装置36は、特定した地域の詳細地図データを取得する(ステップS206)。
【0082】
制御装置36は、取得した詳細地図データを記憶装置35に保存する(ステップS207)。
その後、制御装置36は、測位装置32から供給される位置データと、記憶装置35に保存した詳細地図データと、を用いて、ナビゲーション画面のデータを生成する(ステップS208)。
【0083】
続いて、制御装置36は、表示装置33を制御し、生成したデータを用いて、図2(c)に示したようなナビゲーション画面を表示する(ステップS209)。これにより、制御装置36は、目的地までの経路をユーザに案内する。
【0084】
その後、制御装置36は、測位装置32から次に供給される位置データを用いて、車輌の現在位置がステップS202で求めた経路から外れているか否かを判別する(ステップS210)。
【0085】
現在位置が経路から外れていると判別した場合(ステップS210;YES)、制御装置36は、ステップS202の処理に戻り、現在位置から目的地までの新たな経路を求める。
【0086】
一方、現在位置が経路から外れていないと判別した場合(ステップS210;NO)、制御装置36は、ステップS208の処理に戻り、経路の案内を継続する。
【0087】
車載用装置3が行う以上の動作は、ユーザが入力装置34を操作して、車載用装置3の電源をオフするか、ナビゲーションモードの終了を指示するか、又は、車輌が目的地に到達するまで繰り返し行われる。
【0088】
以上のように、デジタル通信衛星放送波で一方的に供給される詳細地図データの中から必要な詳細地図データを取得するので、従来のような公衆回線を利用する必要がない。これにより、公衆回線の利用料金が発生せず、利用者にかかる金銭的負担が小さい。
【0089】
また、データ通信サービス局1において詳細地図データの更新が行われるため、ユーザは、データの更新を行うことなく、常に最新の詳細地図データを得ることができる。
【0090】
また、上記したように、目的地までの経路を含む全ての地域の詳細地図データが記憶装置35に格納される。これにより、車輌が地域の境界を通過する際にも、詳細地図の表示をスムーズに行うことができる。
【0091】
(選択地図表示動作)
次に、車載用装置3がユーザによって選択される地域の詳細地図を表示する動作について説明する。
上記と同様に、データ通信サービス局1の送信装置12は、データベース11が格納している各地域の詳細地図データを、常時、地域毎に異なる周波数(チャンネル)のデジタル通信衛星放送波を使用して配信している。
【0092】
車載用装置3は、ユーザによって、選択地図表示モードに設定される。
具体的には、ユーザは、車載用装置3を選択地図表示モードに設定するために、入力装置34を所定の手順で操作する。入力装置34は、ユーザの操作に応答して、車載用装置3を選択地図表示モードに設定することを指示するモード設定信号を制御装置36に出力する。制御装置36は、入力装置34から供給されるモード設定信号に応答して、記憶装置35が記憶している選択地図表示プログラムに従って動作する。これにより、車載用装置3は選択地図表示モードに設定される。
【0093】
選択地図表示モードにおいて、車載用装置3は、ユーザが選択する地域の詳細地図を表示する。
図8は、車載用装置3が選択地図表示モードに設定されている場合に制御装置36が行う地図表示処理を示すフローチャートである。
【0094】
初めに、制御装置36は、地図を表示する地域を選択するための地域選択画面のデータを記憶装置35から取得する。そして、制御装置36は、表示装置33を制御し、取得したデータを用いて、図3(a)に示したような地域選択画面を表示する(ステップS301)。これにより、制御装置36は、地図を表示する地域の選択をユーザに要求する。
【0095】
ユーザは、入力装置34を操作して、表示された地域選択画面上で希望する地域を選択する。入力装置34は、ユーザの操作に従って、ユーザが選択した地域を示す地域選択信号を制御装置36に出力する。
【0096】
制御装置36は、入力装置34から供給される地域選択信号に応答し、供給された地域選択信号が示す地域の詳細地図データが記憶装置35に格納されているか否かを判別する(ステップS302)。
詳細地図データが記憶装置35に格納されていると判別した場合(ステップS302;YES)、制御装置36は、後述するステップS306の処理を行う。
【0097】
一方、詳細地図データが記憶装置35に格納されていないと判別した場合(ステップS302;NO)、制御装置36は、記憶装置35に格納されている対応表を参照して、供給された地域選択信号が示す地域の詳細地図データが配信されているチャンネル(周波数)を特定する(ステップS303)。
【0098】
そして、制御装置36は、上記と同様に、受信装置31を制御して、特定した周波数のデジタル通信衛星放送波を受信装置31に受信させる。これにより、制御装置36は、供給された地域選択信号が示す地域の詳細地図データを取得する(ステップS304)。
【0099】
制御装置36は、取得した詳細地図データを記憶装置35に保存する(ステップS305)。
その後、制御装置36は、記憶装置35に保存した詳細地図データを用いて、選択地図表示画面のデータを生成する(ステップS306)。
【0100】
そして、制御装置36は、表示装置33を制御し、生成したデータを用いて、図3(b)に示したような選択地図表示画面を表示する(ステップS307)。以上のようにして、制御装置36は、ユーザが選択した地域の詳細地図を表示する。
【0101】
以上のように、デジタル通信衛星放送波で一方的に供給される詳細地図データの中から必要な詳細地図データを取得するので、従来のような公衆回線を利用する必要がない。これにより、公衆回線の利用料金が発生せず、利用者にかかる金銭的負担が小さい。
【0102】
また、データ通信サービス局1において詳細地図データの更新が行われるため、ユーザは、データの更新を行うことなく、常に最新の詳細地図データを得ることができる。
【0103】
なお、データベース11は、各地域の交通情報(渋滞、交通規制、工事、及び、事故などの情報)を、各地域の詳細地図データと共に格納してもよい。また、送信装置12は、各地域の交通情報を、各地域の詳細地図データと共に、デジタル通信衛星放送波で一方的に常時配信してもよい。そして、受信装置31は、詳細地図データと共に交通情報を取得し、制御装置36は、詳細地図と共に交通情報を表示装置33に表示させてもよい。
【0104】
また、受信装置31は、上記した各地域の交通情報を、電波ビーコン、光ビーコン、FM多重放送などを利用したVICS(Vehicle Information Communication System)から得てもよい。
【0105】
また、データベース11は、様々な広告のデータを格納し、送信装置12は、様々な広告データを所定周波数のデジタル通信衛星放送波で一方的に常時配信してもよい。そして、受信装置31は、所定周波数のデジタル通信衛星放送波を所定のタイミングで受信し、広告データを取得してもよい。また、制御装置36は、表示装置33を制御し、例えば図9に示すように、詳細地図と共に様々な広告を表示してもよい。
【0106】
また、送信装置12は、様々な広告データを配信する際、様々な広告データを広告が関連する地域毎に分類し、地域毎に異なる周波数のデジタル通信衛星放送波を使用して一方的に常時配信してもよい。この場合、受信装置31は、取得する詳細地図データと同一地域の広告データを取得し、制御装置36は、表示装置33を制御して、詳細地図と共に広告を表示してもよい。
【0107】
以上のようにして広告データを配信することにより、広告収入を得ることができ、車載用装置3の販売価格を抑えることができる。
【0108】
また、車載用装置3の制御装置36は、上記したステップS108,S207,S305などの処理において、記憶装置35が有する記憶容量の残りが少ない場合は、処理に関係のない地域の詳細地図データ、又は、保存日時が最も古い詳細地図データを消去してもよい。
【0109】
また、制御装置36は、ユーザの操作によって車載用装置3の電源オフを指示された場合に、記憶装置35が記憶している全ての詳細地図データを消去してもよい。このようにすれば、車載用装置3の電源を入れるたびに、最新の詳細地図データを受信することとなり、より正確な詳細地図を表示することができる。
【0110】
また、詳細地図データが圧縮されて配信されている場合、制御装置36は、上記したステップS109,S208,S306などの処理において、詳細地図データを伸張して復元してから表示する画面のデータを生成してもよい。
【0111】
また、データを地域毎に異なるチャンネルで配信することができれば、デジタル通信衛星放送波を使用しなくてもよい。例えば、アナログ通信衛星放送波、アナログ地上放送波、デジタル地上放送波、又は、インターネット等を使用してデータを配信してもよい。
【0112】
また、車載用装置3はスピーカ等を備えてもよく、制御装置36は、ナビゲーションモードにおいて、ナビゲーション画面を表示すると共に、音声により経路を案内してもよい。
【0113】
また、車載用装置3は、車輌に搭載されなくてもよい。例えば、列車、飛行機、又は、船舶などに搭載されてもよく、携帯電話機、PDA(Personal DigitalAssistant)、及び、ノート型コンピュータなどのような携帯端末に搭載されてもよい。
【0114】
また、車載用装置3は乗物や機器等に搭載されることなく、ユーザが携帯して持ち運んでもよい。
【0115】
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD、及び、半導体メモリ等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、低いコストでデータを配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるデータ配信システムの構成図である。
【図2】図1のデータ配信システムを構成する車載用装置が表示する画面を示す図である。
【図3】図1のデータ配信システムを構成する車載用装置が表示する画面を示す図である。
【図4】車載用装置を構成する記憶装置が記憶する対応表を示す図である。
【図5】(a)は、表示領域が2つの地域の境界を跨いでいる状態を示す図であり、(b)は、各地域に設定された境界領域を示す図である。
【図6】車載用装置が現在地図表示モードに設定されている場合に、車載用装置の制御装置が行う地図表示処理を示すフローチャートである。
【図7】車載用装置がナビゲーションモードに設定されている場合に、車載用装置の制御装置が行うナビゲーション処理を示すフローチャートである。
【図8】車載用装置が選択地図表示モードに設定されている場合に、車載用装置の制御装置が行う地図表示処理を示すフローチャートである。
【図9】図1のデータ配信システムを構成する車載用装置が表示する画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ通信サービス局
2 デジタル通信衛星
3 車載用装置
31 受信装置
32 測位装置
33 表示装置
34 入力装置
35 記憶装置
36 制御装置

Claims (17)

  1. 複数の地域の地図を示す地図データを配信する配信装置と、
    前記配信装置が配信する地図データを受信する受信端末と、から構成され、
    前記複数の地域のそれぞれは、その縁に設定された境界領域を有し、
    前記受信端末は、
    前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、
    前記測位手段が求める現在位置が含まれる地域を現在地域として特定する地域特定手段と、
    前記地域特定手段が特定する現在地域に設定された境界領域内に、前記測位手段が求める現在位置があるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記現在位置とその周辺の地図を表示する表示手段と、から構成される、
    ことを特徴とするデータ配信システム。
  2. 前記受信端末は、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にあると判別された場合に、該受信端末の移動方向を求める方向手段をさらに備え、
    前記地域特定手段は、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にあると判別された場合に、前記現在地域に隣接する地域のうち、前記現在位置から見て、前記方向手段が求める移動方向にある地域を隣接地域として特定し、
    前記受信手段は、前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にあると判別された場合に、前記現在地域の地図データと前記隣接地域の地図データとを受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. 前記配信装置は、前記地図データを地域毎に異なるチャンネルで送信する送信手段を備え、
    前記受信端末は、前記地域特定手段によって特定される地域の地図データが送信されるチャンネルを特定するチャンネル特定手段をさらに備え、
    前記受信手段は、前記チャンネル特定手段が特定するチャンネルで送信される地図データを受信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ配信システム。
  4. 前記受信端末は、前記複数の地域と、該複数の地域の地図データが送信されるチャンネルと、を対応づける対応表を記憶する第1記憶手段をさらに備え、
    前記チャンネル特定手段は、前記第1記憶手段が記憶する対応表を用いて、前記地域特定手段によって特定される地域の地図データが送信されるチャンネルを特定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ配信システム。
  5. 複数の地域の詳細地図を示す地図データを配信する配信装置と、
    前記配信装置が配信する地図データを受信する受信端末と、から構成され、
    前記受信端末は、
    前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段が記憶する広域データを用いて、前記受信端末の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路手段と、
    前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示手段と、から構成されている、
    ことを特徴とするデータ配信システム。
  6. 前記配信装置は、前記地図データを地域毎に異なるチャンネルで送信する送信手段を備え、
    前記受信端末は、前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データが送信されるチャンネルを特定するチャンネル特定手段をさらに備え、
    前記受信手段は、前記チャンネル特定手段が特定するチャンネルで送信される地図データを受信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ配信システム。
  7. 前記第1記憶手段は、前記複数の地域と、該複数の地域の地図データが送信されるチャンネルと、を対応づける対応表をさらに記憶し、
    前記チャンネル特定手段は、前記第1記憶手段が記憶する対応表を用いて、前記経路を含む地域の地図データが送信されるチャンネルを特定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ配信システム。
  8. 前記受信端末は、
    前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、
    前記目的地の指定をユーザに要求する要求手段と、をさらに備え、
    前記経路手段は、前記測位手段が求める現在位置から前記要求手段の要求に応じて前記ユーザが指定する目的地までの経路を求める、
    ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載のデータ配信システム。
  9. 前記受信端末は、該受信端末の現在位置が前記経路手段が求める経路から外れたか否かを判別する判別手段をさらに備え、
    前記経路手段は、前記判別手段によって前記現在位置が前記経路から外れたと判別された場合に、該現在位置から前記目的地までの新たな経路を求める、
    ことを特徴とする請求項5乃至8の何れか1項に記載のデータ配信システム。
  10. 前記配信装置は、前記地図データを地域毎に分けて記憶する第2記憶手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のデータ配信システム。
  11. 前記配信装置は、デジタル通信衛星放送波を用いて前記地図データを配信する、ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のデータ配信システム。
  12. 外部の装置が配信する、複数の地域の地図を示す地図データを受信する受信端末であって、
    前記複数の地域のそれぞれは、その縁に設定された境界領域を有し、
    前記受信端末は、
    前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、
    前記測位手段が求める現在位置が含まれる地域を現在地域として特定する地域特定手段と、
    前記地域特定手段が特定する現在地域に設定された境界領域内に、前記測位手段が求める現在位置があるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記現在位置とその周辺の地図を表示する表示手段と、から構成される、
    ことを特徴とする受信端末。
  13. 外部の装置が配信する、複数の地域の詳細地図を示す地図データを受信する受信端末であって、
    前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する広域データを用いて、前記受信端末の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路手段と、
    前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示手段と、から構成されている、
    ことを特徴とする受信端末。
  14. それぞれの縁に境界領域が設定された複数の地域の地図を示す地図データを、配信装置が配信する配信工程と、
    所定対象物の現在位置を求める測位工程と、
    前記測位工程で求められる現在位置を含む地域を現在地域として特定する地域特定工程と、
    前記地域特定工程で特定される現在地域に設定された境界領域内に、前記測位工程で求められる現在位置があるか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程で前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信される地図データを用いて、前記所定対象物の現在位置とその周辺の地図を表示する表示工程と、
    を備える、ことを特徴とするデータ配信方法。
  15. それぞれの縁に境界領域が設定された複数の地域の詳細地図を示す地図データを、配信装置が配信する配信工程と、
    前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶された広域データを用いて、所定対象物の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路工程と、
    前記経路工程で求められる経路を含む地域の地図データを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信される地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示工程と、
    を備える、ことを特徴とするデータ配信方法。
  16. コンピュータを、
    外部の装置が配信する、複数の地域の地図を示す地図データを受信する受信端末であって、
    前記複数の地域のそれぞれは、その縁に設定された境界領域を有し、
    前記受信端末は、
    前記受信端末の現在位置を求める測位手段と、
    前記測位手段が求める現在位置が含まれる地域を現在地域として特定する地域特定手段と、
    前記地域特定手段が特定する現在地域に設定された境界領域内に、前記測位手段が求める現在位置があるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記現在位置が前記境界領域内にないと判別された場合に、前記現在地域の地図データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記現在位置とその周辺の地図を表示する表示手段と、
    から構成される受信端末として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    外部の装置が配信する、複数の地域の詳細地図を示す地図データを受信する受信端末であって、
    前記複数の地域の全体地図を示す広域データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する広域データを用いて、前記受信端末の現在位置からユーザが指定する目的地までの経路を求める経路手段と、
    前記経路手段が求める経路を含む地域の地図データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する地図データを用いて、前記目的地への経路を表示する表示手段と、
    から構成される受信端末として機能させるためのプログラム。
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