JP2004218342A - 桁架設工法 - Google Patents

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茂美 佐藤
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Abstract

【課題】架設桁の撤去工事が不要となる桁架設工法を提供する。
【解決手段】橋脚1上に桁12を設けて本設桁11,12を架設する桁架設工法において、桁12を架設桁として用いて本設桁11を架設する第一の桁架設工程と、架設桁として用いた桁12を同一工事における他の本設桁として架設する第二の桁架設工程とからなる。また、第一の桁架設工程に用いられる桁架設装置13を用いて第二の桁架設工程を行う。さらに、架設桁として用いる左右一対の桁12の内幅寸法に対し、本設桁として架設する左右一対の桁12の外幅寸法を狭くした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば多径間の連続桁橋の桁架設工事に用いられる桁架設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の桁架設工法としては、例えば架設桁としての鋼製大型のエレクションガーダーを橋脚上に設置して本設桁としてのPC桁を多径間にわたって連続的に架設する工法が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
この桁架設工法によれば、架設地点の桁下条件に関係なく作業できるので、高い汎用性が得られる。
【0003】
【非特許文献1】
土木学会編,「土木工学ハンドブックI,第四版,技報堂出版,1993年11月20日,p.1250〜p.1251
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の桁架設工法では、製作又はリースにかかる費用がきわめて高額な鋼製大型のエレクションガーダーが専ら架設桁として用いられており、架設桁の撤去工事が必要となるので、施工費用を十分に低減できないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、架設桁の撤去工事が不要となる桁架設工法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る桁架設工法は、橋脚上に桁を設けて本設桁を架設する桁架設工法において、桁を架設桁として用いて本設桁を架設する第一の桁架設工程と、架設桁として用いた桁を同一工事における他の本設桁として架設する第二の桁架設工程とからなることを特徴としている。
このような桁架設工法によれば、架設桁として用いた桁を同一工事における他の本設桁として架設するので、架設桁の撤去工事が不要となる。したがって、施工費用を大きく低減できる。
ここで、同一工事としては、施工業者が同一である単一の工事や同時期に施工される工事に限られず、複数の施工業者で施工される一連又は一群の工事や異なる時期に施工される工事なども包含する。
【0006】
このような技術的手段において、第一の桁架設工程及び第二の桁架設工程を同一の装置で行うこととして、施工費用をさらに大きく低減できるようにする観点からすれば、第一の桁架設工程に用いられる桁架設装置を用いて第二の桁架設工程を行うことが好ましい。
【0007】
また、架設桁として用いられる桁と本設桁として架設される桁とが互いに干渉しないようにして、施工費用をさらに一層低減できるようにする観点からすれば、架設桁として用いる左右一対の桁の内幅寸法に対し、本設桁として架設する左右一対の桁の外幅寸法を狭くしたことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
なお、ここでは、本設桁としてPC桁及び鋼桁を架設する場合において鋼桁を架設桁として用いるときについて説明するが、本発明は、これに限られるものではない。
【0010】
図1は本発明の一実施の形態に係る桁架設工法の全体構成を示す側面図、図2は同桁架設工法の部分構成を示す横断面図である。
【0011】
なお、これらの図において、符号1は、本実施の形態に係る桁架設工法を適用して構築される多径間の連続桁橋の橋脚、符号2は、一対の鋼桁12を含んで構成される本設桁としての鋼橋桁、符号11は、本設桁として用いられるプレストレストコンクリート桁、符号12は、架設桁として用いられた後で本設桁としても用いられる鋼桁、符号13は、プレストレストコンクリート桁11又は鋼桁12を架設箇所に架設するための桁架設装置としての桁降下機、符号14は、プレキャストブロック11aを鋼桁12の上に載置するためのクレーン、符号15は、鉄道車両(図示外)が走行するための軌道、を示している。
【0012】
本実施の形態において、桁架設工法は、多径間の連続桁橋の桁架設工事において本設桁としてのプレストレストコンクリート桁11及び鋼桁12を架設する目的に用いられる工法として構成されている。
【0013】
ここで、プレストレストコンクリート桁11は、図1に示すように、後記するように、鋼桁12の上に載置して並べた複数の横割りのプレキャストブロック11aを、所定の緊張力を付与したPC鋼線(図示外)を用いて、一体化してなるものである。
ここで、各プレキャストブロック11aは、図示しないが、PC鋼線を通すための孔を有している。
【0014】
そして、この桁架設工法は、図1及び図2に示すような、橋脚11上に設けられる鋼桁12と本設桁を架設するための桁降下機13とを用いて、本設桁を架設する工法として構成されている。
【0015】
ここで、鋼桁12は、後記するように、本設桁を架設する場合にあっては架設桁として用いられ、架設桁として用いられた後にあっては同一工事における他の本設桁として架設されるものとして構成されている。
【0016】
また、桁降下機13は、後記するように、桁を架設桁として用いて本設桁を架設するとともに、架設桁として用いた桁を同一工事における他の本設桁として架設する役割を果たすものとして構成されている。
【0017】
具体的には、この桁架設工法は、第一の桁架設工程と第二の桁架設工程とからなる工法として構成されている。以下、図1及び図2を参照にしながら、各工程について説明する。
【0018】
(1)第一の桁架設工程
これは、鋼桁12を架設桁として用いて本設桁としてのプレストレストコンクリート桁11を架設する工程である。
【0019】
すなわち、まず、一対の鋼桁12を、それぞれ2スパン分連結して、橋脚1上橋幅方向の左右に台座3を介して配置する(図1参照)。なお、台座3は、プレストレストコンクリート桁11の下端縁の高さを橋脚1の上端縁の高さより高くする目的で用いられる(図2(a)参照)。
【0020】
そして、このようにした一対の鋼桁12の後部12aをクレーン14の下に位置させる(図示外)。
【0021】
続いて、プレキャストブロック11aをクレーン14の下へ運搬する(図示外)。
【0022】
続いて、クレーン14を用いて、複数の横割りのプレキャストブロック11aを一対の鋼桁12の後部12aの上に連続的に載置して並べる(図1参照)。
【0023】
そして、それぞれのプレキャストブロック11aの有する孔を用いて、複数のプレキャストブロック11aに通した状態のPC鋼線に対して所定の緊張力を付与する(図示外)。
【0024】
所定の緊張力を付与したPC鋼線を用いて複数のプレキャストブロック11aを一体化することにより、プレストレストコンクリート桁11が得られることとなる(図1参照)。
【0025】
一対の鋼桁12の前部12bをプレストレストコンクリート桁11の架設箇所の上に位置させる(図1参照)。
【0026】
これに追従するようにして、プレストレストコンクリート桁11を架設箇所の上に位置させる(図1参照)。
【0027】
次に、桁降下機13を用いて、プレストレストコンクリート桁11を上昇させて、一対の鋼桁12から離隔させる(図1参照)。
【0028】
続いて、一対の鋼桁12を、前部12bがプレストレストコンクリート桁11の下に位置しないよう後退させる(図示外)。
【0029】
そして、桁降下機13を用いて、プレストレストコンクリート桁11を降下させて、これを架設箇所に架設する(図示外)。
【0030】
(2)第二の桁架設工程
これは、架設桁として用いた鋼桁12を同一工事における他の本設桁として架設する工程である。
【0031】
まず、桁降下機13を、本設桁としての鋼桁12の架設箇所の上に盛り替える。換言すれば、第二の桁架設工程は、第一の桁架設工程に用いられる桁降下機13を用いて行われる(図示外)。
【0032】
すなわち、第一の桁架設工程及び第二の桁架設工程を同一の装置で行われることとなっており、これにより、施工費用をさらに大きく低減できることとなっている。
【0033】
ここで、架設桁として用いる左右一対の鋼桁12の内幅寸法に対し、本設桁として架設する左右一対の鋼桁12の外幅寸法を狭くしているが、その結果、架設桁として用いた一対の鋼桁12は、本設桁としての鋼桁12の架設箇所の外側に位置している(図2参照)。
【0034】
すなわち、この第二の桁架設工程によれば、架設桁として用いた桁をそのまま内側に移動することにより、本設桁として架設することが可能となっており、これにより、施工費用をさらに一層大きく低減できることとなっている。
【0035】
そこで、盛り替えた桁降下機13を用いて、鋼桁12を上昇させて、橋脚1から離隔させる(図示外)。
【0036】
続いて、上昇した鋼桁12を内側に移動させて、鋼桁12の架設箇所の上に位置させる。そして、鋼桁12を降下させて、これを架設箇所に架設する(図2(b)参照)。
【0037】
本設桁としての鋼桁12を架設箇所に架設した時点で、本実施の形態に係る桁架設工法が終了する。
【0038】
すなわち、このような桁架設工法によれば、架設桁として用いた桁を同一工事における他の本設桁として架設するので、架設桁の撤去工事が不要となっている。したがって、施工費用を大きく低減できることとなっている。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係る桁架設工法によれば、架設桁の撤去工事が不要となり、施工費用を大きく低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る桁架設工法の全体構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る桁架設工法の部分構成を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 橋脚
2 鋼橋桁
3 台座
11 プレストレストコンクリート桁
11a プレキャストブロック
12 鋼桁
12a 後部
12b 前部
13 桁降下機
14 クレーン
15 軌道

Claims (3)

  1. 橋脚上に桁を設けて本設桁を架設する桁架設工法において、
    前記桁を架設桁として用いて本設桁を架設する第一の桁架設工程と、
    架設桁として用いた前記桁を同一工事における他の本設桁として架設する第二の桁架設工程とからなることを特徴とする桁架設工法。
  2. 前記第一の桁架設工程に用いられる桁架設装置を用いて前記第二の桁架設工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の桁架設工法。
  3. 前記架設桁として用いる左右一対の桁の内幅寸法に対し、前記本設桁として架設する左右一対の桁の外幅寸法を狭くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の桁架設工法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165613A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Kajima Corp 橋梁の架設方法
JPH1181244A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Sumiken Kiko Kk 橋梁架設装置

Patent Citations (2)

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