JP2004215958A - 体液吸収シート - Google Patents

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Hiromasa Itakura
宏政 板倉
Eiko Ohara
映子 大原
Takehiro Nakamura
岳博 中村
Munenori Yamada
宗紀 山田
Fumio Nakajima
史雄 中嶋
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Abstract

【課題】人やペットなどの動物の手術や透析、分娩、傷の手当て、傷ついた人やペットなどの運搬時において発生する、血液や膿などの粘度の高い体液を吸収処理するときに好適に用いられる体液吸収シートを提供する。
【解決手段】体液透過層(A)1、吸収層(B)2、体液不透過層(C)3、を積層してなるシートにおいて、該吸収層(B)2がポリアクリル酸アルカリ塩系樹脂を主成分とする繊維よりなる平面体により構成され、かつ吸収層(B)2が体液透過層(A)1と体液不透過層(C)3間に挟在し、互いに接合してなる体液吸収シート。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人やペットなどの動物の手術や透析、分娩、傷の手当て、傷ついた人やペットなどの運搬時において発生する血液や膿などの粘度の高い体液を吸収処理するときに好適に用いられる体液吸収シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、悪性腫瘍や後天性免疫不全症候群、肝炎などの感染性疾患に罹患した人や動物などの血液や膿のような体液は、その体液に接触した動物や人を新たに感染させる汚染源となるため、非常に高い危険性を有していることが明らかになってきる。このため介護者や医者、看護婦或いは付添人や救急車の搬送担当者などの患者や罹患動物の体液に接触する可能性のある未感染者の安全を高める必要性が求められている。そこで患者や罹患動物の体液が流出するような外科手術時、腎不全患者のための人工透析処置時や救急車運搬時、分娩時には流出した体液を吸収し、新たな感染者の発生を防止できるようにするためのディスポーザブル用品が種々市販されている。例えば吸水性や溌水性を有する大型シーツや小型シート、帽子、ドレープ、ラテックス手袋、マスクなどが挙げられる。
【0003】
中でも吸収性シーツは流出する体液を速やかに、大量に吸収できて体液汚染範囲を最小限にでき、なお且つ廃棄時に手で持っても容易に吸収した体液を滲出・放出しないものでなければならないが、従来市販されている吸収性シートは血液や膿など粘性の高い体液を吸収する能力に乏しく、吸収するまでに時間が掛かったり、吸収できる量が少ない、或いは廃棄時に手で持つと一度吸収された体液が中から滲出するなどの問題があり、充分に満足できる物はなかった。
【0004】
また吸収能力を向上させるために有効な方法として、優れた吸収性能を有した粉末あるいは顆粒状の吸水性微粒体を含有させる方法が挙げられる。例えば、吸水性樹脂よりなる微粒子を、親水性樹脂よりなる短繊維不織布に分散添加してなる吸水層を含む多層シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−232707号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、粉末あるいは顆粒状の吸水性微粒体を、シートを構成する織布や不織布をはじめとする保持体に付着・添着するなどの手法でシート内に保持するのみでは、粒子がシート表面もしくは周囲面から脱落し漏れこぼれる問題があることや、添加重量に比してその表面積が小さいため、該吸水性樹脂が本来有する優れた吸水性能を十分に発揮しているとはいえなかった。
【0007】
本発明は、優れた体液吸収性能を有し、かつ吸収層を構成する吸収体の脱落がなく一体化した吸収シートとして使用可能な、体液吸収シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、吸水性能を有する吸収体の成分、形状および構成に着目し鋭意研究した結果、該吸収層の素材としてポリアクリル酸塩を主成分とする繊維よりなる平面体を用いることにより、血液や膿などの高い粘性を有する体液に対して優れた吸収性能を有するシートが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、体液透過層(A)、吸収層(B)、体液不透過層(C)、を積層してなるシートにおいて、該吸収層(B)がポリアクリル酸アルカリ塩系樹脂を主成分とする繊維で構成される平面体であることを特徴とする体液吸収シートを要旨とするものであり、好ましくは、吸収層(B)が、体液透過層(A)と体液不透過層(C)間に挟在し、互いに接合されることを特徴とする前記の体液吸収シートである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の体液吸収シートは、体液透過層(A)、吸収層(B)及び体液不透過層(C)の三層により構成されるものである。本発明の体液吸収シートの積層構造を示すと図1のようになる。1は体液透過層(A)であり、2は吸収層(B)である。吸収層2は、体液透過層1と体液不透過層3の間に固定される。
【0011】
本発明における吸収層(B)は、体液透過層を通過した被吸収液体を速やかに吸収しゲル化して、適度に加圧しても水分がゲル内に保持され、なお且つ乾燥時又は湿潤時に容易にシートから剥離して落下しない吸収材を含有するものであり、かつ層(A)および(C)の中間に安定して保持され積層シートとして機能するために、平面状の素材であることが要求される。
【0012】
かかる観点から、本発明を構成する吸収層(B)として、ポリアクリル酸アルカリ塩系樹脂を主成分とする繊維よりなる平面体を適用する必要がある。本平面体は、好ましくはポリアクリル酸アルカリ塩を主成分とし、これを直接紡糸して得られる繊維を、不織布もしくは織物等に加工して布状の平面体としたものである。
【0013】
本発明に使用するポリアクリル酸アルカリ塩系樹脂としては、アクリル酸のカルボキシル基の一部が水酸化アルカリで中和された重合体ならびにその自己架橋体もしくは重合体の後架橋物などが挙げられる。なお、水酸化アルカリとしては水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムが例示できるが、吸水性能の安定性等に鑑み、本発明においては水酸化ナトリウムを中和剤として使用して得られる、ポリアクリル酸ナトリウム塩系樹脂が好ましい。該ポリアクリル酸塩重合体の製造方法としては、アクリル酸系モノマーの一部をアルカリ塩としたモノマーをラジカル開始剤を用いて水溶液重合、懸濁重合等による通常の重合法にしたがって製造したもの等が例示できる。
【0014】
吸収層(B)の構成素材として使用される平面体は、体液吸収として十分な吸水性能を有し、かつシートを構成する素材として繊維よりなる平面体が利用可能であるが、なかでも単位体積あたりの表面積が大きく、かつ適度な可撓性、強度、透水性、耐熱性、ならびに加工性を有することから、不織布を用いた素材が特に好ましい。
【0015】
吸収層(B)として利用されるポリアクリル酸塩系樹脂平面体の単位面積当たりの質量、いわゆる目付量の範囲は特に限定されるものではなく、体液吸収シートの用途や目的に応じて適宜選択できる。不織布の場合、30〜3000g/m2とすることが好ましく、さらにいえば、一般的な外科治療や透析用吸血シートとして吸水材を不織布の広範囲に固定化する場合、50〜1000g/m2の範囲にすることが好ましく、手術用途に用いる吸血シートなどに利用する場合は200〜3000g/m2の範囲とすることが好ましい。なお該不織布には、他の繊維素材を混紡することも可能であり、その際吸水性能を損なわないために、ポリアクリル酸塩系樹脂の混紡率は少なくとも10重量%以上とすることが好ましい。
【0016】
吸収層(B)に使用されるポリアクリル酸塩樹脂基布には、さらに必要に応じて、消臭剤、香料、各種の無機粉末、発泡剤、顔料、染料、抗菌剤、親水性短繊維、可塑剤、粘着剤、界面活性剤、酸化剤、還元剤、水、塩類等を添加し、種々の機能を付与することも可能である。
【0017】
本発明を構成する体液透過層(A)は、体液不透過層(C)とともに吸収層(B)の両面に互いに接合され、これを保持するためのトップシートとして使用されるが、該層側から体液を吸収するために、体液を透過するものである必要がある。例えば、溶融紡糸性が良好で、適度な可撓性、強度、透水性、耐熱性、肌触りを有する繊維よりなる不織布を用いた素材が好ましく、具体例としては綿不織布が挙げられる。体液透過性と触感を鑑みると、目付量は20〜50g/m2の範囲とすることが好ましい。
【0018】
前記構成の体液不透過層(C)は、体液透過層(A)とともに吸収層(B)の両面に互いに接合され、これを保持するためのバックシートとして使用されるが、吸収層で吸収、保持された体液をするために、体液を透過しないものである必要がある。例えば、防水性に優れ、適度な強度、柔軟性、耐熱性を有するプラスチックフィルムないしはシートが適用でき、フィルム状とした場合に適度な可とう性、強度、熱寸法安定性、耐熱性を有し、さらに吸収層との熱融着性、接着性に鑑みると、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンやポリウレタンなどの合成高分子樹脂フィルムが一般に用いられるが、必ずしもこれら樹脂の加工前形態(フィルム状、粉末状、鱗片状、繊維状、不織布状、織物状など)を限定するものではない。勿論、体液吸収シートとして加工する前から不透水性フィルム状のものを用いても良いが、加工前に粉末状や繊維状、不織布、織物状であっても加工(例えば熱融着加工)後にこれらを構成する高分子が溶融して相互に空隙を埋め、吸収層或いはトップシート層と接着可能で、最終的な体液吸収シートとした場合にこれら樹脂が不透水性フィルム層として機能すればよい。
【0019】
最終的に体液不透過層(C)を構成する加工前の樹脂を粉末状や不織布、フィルムとして得る方法としては特に制限がなく公知の成形方法により成形される。例えばフィルムの場合はT−ダイ成形法、インフレーション成形法、カレンダー成形法、熱プレス成型法などにより成形する方法が挙げられる。またこれらのフィルムは少なくとも一方向に延伸されていてもよい。延伸法として特に制限はないが、ロール延伸法、テンター法、インフレーション法などが挙げられる。
【0020】
本発明における体液不透過層(C)の厚さは適度な強度と可とう性を有する範囲であれば特に限定されないが5〜300μmが好ましく、10〜100μmが更に好ましい。これらの体液不透過層は適度な可とう性と柔らかさを持っていることが望ましい。このようなものとしては、フィルムの引張破断伸度が100%以上、引張弾性率が1000MPa以下が好ましく、200%以上、600MPa以下であることがさらに好ましい。
【0021】
体液透過層(A)と吸収層(B)、あるいは体液不透過層(C)と吸収層(B)における層間の接合手法としては、熱圧着によるいわゆる熱ラミネート加工や、十分な層間接着性を得るために、層(A)あるいは層(B)表面にバインダー樹脂を塗布,噴霧した後、熱ラミネートするなど、各層間を接着する方法としては吸水材の血液吸収性能を損なわない範囲であれば、特に限定するものではなく公知の方法が適用可能である。さらに具体的にいえば、熱ラミネート加工時には構成素材を破損しない範囲で適度に加圧し、その際の加熱温度は該吸収層の体液吸収性能が低下しない範囲であればよく、200℃以下が好ましい。層間接着に使用可能なバインダー樹脂は特に限定されるものではなく、既存のホットメルト接着剤や水及び揮発性溶媒可溶性接着剤、粘着剤などを用いることができ、一般的には、エチレン酢酸ビニル共重合体系、アクリル酸エステル系、ポリウレタン系、塩化ビニール系、ゴム系樹脂などが用いられ、通常は単独で用いられるが、多種の樹脂を混合して用いてもよい。
【0022】
本発明における各層間を構成する不織布やフィルムなどの基材の上に、接着剤や粘着剤組成物を塗布する方法としては公知の塗布方法、例えばロールコーター法、浸漬法、ハケ塗り法、スプレー法などが挙げられる。粘着剤の厚さとしては2〜200μmが好ましい。吸収層を作製する場合にはこれらを塗布した基材の上に均一に吸水材を撒き、不織布やフィルム、或いは不織布と不織布などを接合させ、必要に応じて吸水材の性能を損なわない範囲で乾燥処理してもよい。以上の処理操作は、吸収層(B)と体液透過層(A)及び体液不透過層(C)共通の接着手法として利用可能である。
【0023】
また本発明における体液吸収シート表面、つまり体液透過層(A)及び体液不透過層(C)の表面に、上記接着ラミネート手法を用いて不織布等の基布をさらに積層して触感その他の表面特性を付与もしくは改良したり、その表面に表面活性処理を施したり、各種機能コーティング等を行うことにより諸性能を付加し、その利用価値をさらに向上させることも可能である。
【0024】
このようにして得られた体液吸収シートは主に医療用補助材として使用されるため、場合によっては滅菌処理することも可能である。例えばエチレンオキサイドガス滅菌、ガンマ線照射滅菌、オートクレーブ滅菌などの一般的な方法が挙げられるが、特に限定するものではない。
【0025】
【実施例】
以下、実施例にて本発明を具体的に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
【0026】
体液吸収シートの評価は、血液の吸収率、保液量、吸収速度について以下の方法により行った。
○シートの血液吸収率
シートを5cm×5cmに裁断し、質量を秤量し吸収前質量とする。次いでディッシュに10ml馬血を入れ、シーツの吸水面を下にして静かに入れる。5分後シーツを取り出し、30秒間濾紙に挟み込んで過剰な血液を除去し、シートの質量を秤量し吸収後質量とする。吸収後質量の吸収前質量に対する百分率を算出し、血液吸収率とした。
【0027】
○シートの血液保液量
シートを2.5cm×2.5cmに裁断し、重量を測定する。アルミカップにシートの体液透過層を下にして入れ、上から2ml馬血を滴下して3分間吸水させる。シートを取り出し、その上に10cm×10cmの濾紙を20g重ねたものを置き、さらに43.3g/cm2になるよう錘を載せて3分間放置したあと、シート質量を秤量する。吸収後の質量をシート面積で除して面積当たりの血液保液量を算出した。
【0028】
○シートの血液吸収速度
シートを5cm×5cmに裁断し、ディスポディッシュに入れ、その中央部に0.25mlの馬血を滴下して中央部の血液溜りが消失するまでの時間を測定した。
【0029】
実施例1
セルロースコットン不織布(ユニチカ製「コットエース」、目付量30g/m2)に、エチレン酢酸ビニル共重合体を主成分とするバインダーを、該不織布片面に不織布重量に対して20重量%の比で付与した後、バインダーが不織布の非付与面となる他方の面に浸透到達する前に、速やかに処理温度160℃、処理時間1分間の条件で加熱処理を施した。続けて該セルロースコットン不織布のバインダー付与面に、ポリアクリル酸ナトリウム塩(以下PAANa)系樹脂繊維を30重量%混紡した不織布(カネボウ合繊社製「ベルオアシス」KME−0330F、目付量40g/m2)を貼り合わせ、不織布二層体(a)を作製した。さらにポリエチレンフィルム(東セロ社製Tux−FCS、厚み30μm)を、150℃に加熱しながら500kPaに加圧した金属ロールニップ間を通過させることにより、体液吸収シート(1)を得た。上記手順に従って実施した体液吸収テスト結果を表1に示す。
【0030】
実施例2
ポリアクリル酸ナトリウム塩系樹脂混紡不織布の目付量(カネボウ合繊社製「ベルオアシス」KMC−1330C、目付量130g/m2)を変更すること以外は、実施例1と同様の手順で目的とする体液吸収シート(2)を得た。上記手順に従って実施した体液吸収テスト結果を表1に示す。
【0031】
比較例1
吸収層(B)の構成素材をポリアクリル酸樹脂に変更すること以外は、実施例1と同様の手順で目的とする体液吸収シート(3)を得た。上記手順に従って実施した体液吸収テスト結果を表1に示す。
【0032】
比較例2
ポリアクリル酸ナトリウム塩系樹脂の粉体とポリエチレン樹脂(出光石油化学社製、融点130℃)を質量当たり1対1の割合で均一に混合し、これらを吸収材が15g/m2になるように、実施例1で使用したセルロースコットン不織布と、ポリエチレンフィルムとの間に含有させ、150℃に加熱しながら500kPaに加圧した金属ロールニップ間を通過させることで、ポリエチレン樹脂を溶融させて不織布、吸収層、ポリエチレンフィルム各層を固定化・熱圧着することにより、目的とする体液吸収シート(4)を得た。上記手順に従って実施した体液吸収テスト結果を表1に示す。
【0033】
比較例3
吸収層(B)の吸収体素材をグアガムに変更すること以外は、比較例2と同様の手順で目的とする体液吸収シート(5)を得た。上記手順に従って実施した体液吸収テスト結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
Figure 2004215958
【0035】
表1の結果より、実施例1および2で作製した本発明の体液吸収シートが、体液吸収シートに比べて明かに各種吸収性能に優れていることが分かった。また本シーツを廃棄するために手で持っても中の血液は吸水材に吸収されているため容易に滲出せず、衛生的であった。さらに、吸収体が粉体の場合は加工その他取扱中にシート縁部から粉体を中心とする内容物の脱落が認められたが、吸収体が平面状の不織布としてトップシートおよびバックシートと強固に一体化しているため、本発明の体液吸収シートではそのような問題は起こり得ない。
【0036】
【発明の効果】
本発明により提供されるシートは、血液をはじめとする体液に対して優れた吸収性を発揮し、かつ吸収層がシート本体に固持され強く一体化してることから、その取扱いは極めて簡便である。従って、手術、傷の手当て等の外科的治療に供するドレープ類や、透析、分娩、負傷者運搬時等において発生する血液や膿などを吸収処理可能にするシート類に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体液吸収シートの積層構造を表した断面図を示す。
【符号の説明】
1 体液透過層
2 吸収層
3 体液不透過層

Claims (2)

  1. 体液透過層(A)、吸収層(B)、体液不透過層(C)、を積層してなるシートにおいて、該吸収層(B)がポリアクリル酸アルカリ塩系樹脂を主成分とする繊維で構成される平面体であることを特徴とする体液吸収シート。
  2. 吸収層(B)が、体液透過層(A)と体液不透過層(C)間に挟在し、互いに接合されることを特徴とする請求項1記載の体液吸収シート。
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