JP2004215861A - 薬液用接合栓のビン針 - Google Patents

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Shuichi Saito
修一 齋藤
Hideki Munekuni
英機 宗國
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Abstract

【課題】本発明は点滴用容器等の薬液容器から薬液を取り出す際のビン針に関し、特に薬液用接合栓の厚さを所定の厚さに形成し、ビン針の当接部と抽出口間の距離を所定の長さに設定することによって、薬液容器に薬液を残すことなく、確実に薬液容器から薬液を除き衛生上問題とならないビン針を提供するものである。
【解決手段】薬液用接合栓のビン針の先端下部の側面に形成された抽出口の位置から段差8までの間隔は8mmであり、この間隔は薬液用接合栓の厚さと同じであり、上記ビン針を薬液用接合栓に突き刺した際、抽出口の位置は薬液容器1の底面であり、薬液容器1内に収納した薬液を最後まで抽出することができ、残留薬液による衛生上の問題を解決する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は点滴用容器等の薬液容器から薬液を取り出す際の輸液セットとのビン針に関する。
【0002】
【従来の技術】
点滴用容器等の薬液容器から薬液を取り出す際、輸液セットが使用される。このビン針はチューブに取り付けられ、ビン針から薬液容器に収納された薬液がチューブを介して患者に提供される。また、ビン針には薬液容器から薬液を取り出す為の細い溝が形成され、該溝は薬液容器内の薬液がビン針の外側からこのビン針内に形成された長穴を通してチューブに送られる。
【0003】
従来、上記溝はビン針の先端下部の周縁に形成され、薬液用ゴム栓にビン針を刺し込んだ際、確実に薬液を抽出できる位置にあることが必須である。この為、従来のビン針は薬液用ゴム栓の下面に当接するビン針の当接位置と抽出口との間隔は長めに設定され、確実に薬液の抽出を行える構成である。尚、医療用チューブの接続方法の発明として特許文献1がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平05−042203号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では以下の問題がある。すなわち、上記のように薬液用ゴム栓の厚さのバラツキを考慮してビン針の当接位置と抽出口との間隔は長く形成され、例えば比較的薄い厚さの薬液用ゴム栓では薬液容器内に突き出たビン針の先端が高い位置になり、ビン針の抽出口の位置は薬液用ゴム栓の上面から離れた位置になる。
【0006】
この場合、使用後の薬液容器内には抽出口から抽出されなかった薬液が多く残留し、使用済みの薬液容器が廃棄された際、衛生上問題となる。また、プラスチック製のビン針を中空状とするために抽出口は更にビン針を細くするために肉厚は薄くしなければならない。しかし、肉が厚いと穿刺抵抗値が操作上3kgfとすることが困難になり、細くすれば、 ビン針の曲げ強度を得ることが困難になる。
【0007】
そこで、本発明は薬液用ゴム栓の厚さを所定の厚さに形成し、ビン針を薬液用ゴム栓に刺し込んだ際、溝が最適な位置になるように構成することによって、薬液容器に薬液を残すことなく、確実に薬液容器から薬液を除き、衛生上問題とならないビン針を提供するものである。
【0008】
このようにすると細い先端部は窓にあたる抽出口が不要になるため、ビン針は従来の中空となったものより、基部は中実であるため細くともしっかりとしたビン針ができる。また、プラ針は穿刺抵抗が大きいため、金属針より大量に扱う病院関係者にとっては扱い難い。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明によれば、ビン針の先端下部の周縁に長手方向に設けられた溝の位置と、薬液用接合栓が当接する位置で該溝がビン針の中空状の内部流路につながれように段差が設けられ該段差の位置の間隔は、前記薬液用接合栓の厚さに対応して設定されている薬液用接合栓のビン針を提供することによって達成できる。
【0010】
ここで、上記抽出口は薬液容器内の薬液を抽出する穴であり、このように構成することにより、薬液用接合栓の厚さと抽出口までの間隔は同じであり、確実に最後まで薬液容器内の薬液を使用することができ、薬液容器に薬液を残すことがない。
【0011】
また、請求項2の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記抽出口の位置と薬液用接合栓が当接する段差位置の間隔は、8mmに設定されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の薬液用接合栓のビン針について、図面を参照しながら実施形態を詳述する。
【0013】
図1は本例の薬液用接合栓のビン針を使用する薬液容器であり、例えば点滴用の薬液容器とチューブを接合する。同図に示すように、薬液容器1の上部には保定用の穴2が開口され、下部には排出部材3が取り付けられている。保定用の穴2は、例えば薬液が入った薬液容器1をに投与する為、スタンド等のフックに掛ける為の穴である。また、排出部材3は薬液容器1に熱溶着され、本例の薬液用接合栓4が配設されている。尚、薬液容器1はポリエチレン製バックであり、例えば栄養剤やビタミン剤、消化器系用剤、呼吸器系用剤等の薬液が収納され、薬液容器1には薬液名と製造会社名が記載されている。
【0014】
また、排出部材3には本例のビン針を刺し込む薬液用接合栓4が配設され、薬液用接合栓4には不図示のチューブを介して患者に薬液を供給する為のビン針が刺し込まれる。
【0015】
図2は上記薬液用接合栓に刺し込むビン針の断面構成を示す。ビン針5の先端下部側面には抽出口6が形成されている。また、ビン針5の中央部にはストッパ7が形成され、ビン針5とストッパ7間には段差8が形成されている。
【0016】
ここで、抽出口6の形成長は本例において4mmであり、抽出口6から段差8までの長さは8mmである。また、段差8からストッパ7までの長さは9mmである。尚、ビン針5にはチューブ10が取り付けられる。
【0017】
一方、ビン針5が嵌入する薬液用接合栓の厚さは7mmに設定されている。この設定は、薬液用接合栓が例えばエラストマーと外周をリング状のポリオレフィン系樹脂で形成され、厚さを一定に設定できることによる。
【0018】
このように構成することにより、薬液用接合栓にビン針を突き刺した際、7mmの厚さの薬液用接合栓の下面にビン針5の段差8が当接し、ビン針5の抽出口6の位置は薬液用接合栓の底面に位置する。尚、上記抽出口6から段差8までの長さは8mmであるが、この長さは抽出口6の最下端からの長さではなく、例えば抽出口6の中心、又は最下端から1〜2mm程度上方からの長さである。尚、図3は薬液用接合栓4にピン針5を突き刺した状態を示す。
【0019】
したがって、確実に薬液容器1に収納された薬液9は最後まで抜き取られ、廃棄する薬液容器1に薬液が残留することがない。
【0020】
したがって、衛生上優れた薬液用接合栓のビン針であり、ビン針5の構成も簡単であり、極めて有用な薬液用接合栓のビン針となる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば使用済みの薬液容器に薬液を残すことがなく、衛生上優れた薬液用接合栓のビン針を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例の薬液用接合栓を使用した薬液容器の外観図である。
【図2】薬液用接合栓のビン針の断面構成を示す図である。
【図3】薬液用接合栓のビン針を薬液用接合栓に突き刺した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 薬液容器
2 保定用の穴
3 排出部
4 薬液用接合栓
5 ビン針
6 抽出口
7 ストッパ
8 段差
9 薬液
10 チューブ

Claims (3)

  1. ビン針の先端下部の周縁に長手方向に設けられた溝の位置と、薬液用接合栓が当接する位置で該溝がビン針の中空状の内部流路につながれように段差が設けられ該段差の位置の間隔は、前記薬液用接合栓の厚さに対応して設定されていることを特徴とする薬液用接合栓のビン針。
  2. 前記抽出口の位置と薬液用接合栓が当接する段差位置の間隔は、8mmに設定されていることを特徴とする請求項1記載の薬液用接合栓のビン針。
  3. 前記ビン針はプラスチック製ビン針であり、薬液用接合栓はエラストマー及びポリオレフィン系樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の薬液用接合栓のピン針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103432656A (zh) * 2013-09-13 2013-12-11 江苏丞宇米特医疗科技有限公司 一种插瓶针
KR20200089521A (ko) * 2019-01-17 2020-07-27 전북대학교산학협력단 수액세트의 도입침 삽입구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103432656A (zh) * 2013-09-13 2013-12-11 江苏丞宇米特医疗科技有限公司 一种插瓶针
KR20200089521A (ko) * 2019-01-17 2020-07-27 전북대학교산학협력단 수액세트의 도입침 삽입구조
KR102237283B1 (ko) 2019-01-17 2021-04-08 전북대학교산학협력단 수액세트의 도입침 삽입구조

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