JP4701483B2 - スパウト - Google Patents

スパウト Download PDF

Info

Publication number
JP4701483B2
JP4701483B2 JP2000260878A JP2000260878A JP4701483B2 JP 4701483 B2 JP4701483 B2 JP 4701483B2 JP 2000260878 A JP2000260878 A JP 2000260878A JP 2000260878 A JP2000260878 A JP 2000260878A JP 4701483 B2 JP4701483 B2 JP 4701483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
built
plug
adapter
thin wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000260878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002068268A (ja
Inventor
憲司 吉弘
義純 新納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP2000260878A priority Critical patent/JP4701483B2/ja
Publication of JP2002068268A publication Critical patent/JP2002068268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4701483B2 publication Critical patent/JP4701483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器に収納された液状物を人体等に投与するために用いられるスパウトに関し、より詳しくは、スパウトを構成する栓体とアダプタとの係合によって内容物が注出可能となり、針状物の刺通による内容物の注出を防止したスパウトに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
病院や療養所等において、鼻孔から注入されたチューブ等によって供給される経腸栄養剤または流動食品は、特定の患者に対しては、特定のものが投与されるべき事態がしばしば発生し、指示されたもの以外の経腸栄養剤または流動食品が誤って投与されることのないように厳密な注意が払われなければならない。
また、患者に対して輸血や点滴などをする際には、輸液の種類や血液型は、より厳密に守られなければならない事項である。
【0003】
ところが、昨今、看護婦や医師など病院関係者の不注意から、経腸栄養剤、輸液、血液などの投与の際に、本来投与すべきものではない他の種類のものを誤って投与してしまうという人為的ミスが多発しており、大きな社会問題になっている。このようなミスの原因は、もちろん、病院関係者の多忙さや不注意も一因ではあるが、ただ単に、作業者の注意を喚起しただけでは、このような取り違えのミスを防ぐ根本的な解決にはならない。
【0004】
これは、従来の輸液または経腸栄養剤等の投与システムが、単に、カテーテルに連接された接続針をスパウトの隔膜に刺すだけで輸液または経腸栄養剤等の投与が開始されるという簡便さが、かえって災いをもたらしているものであり、このシステムが根本的に変わらない限り、人為的ミスで誤った投与を引き起こす要因は依然として存在する。
【0005】
さらに、従来の輸液または経腸栄養剤等の投与容器は、接続針を隔壁に刺すことによって容器内の液状物を人体に投与することを基本システムとしており、この際、接続針の扱いが、ともすれば非衛生的になりやすく、また取扱時に誤って作業者の皮膚を刺してしまうなどの危険性も伴うという問題がある。
【0006】
このような問題を解決するための先行技術としては、例えば、特開平10−290842号公報あるいは特開平9−49595号公報に開示された技術を挙げることができる。
特開平10−290842号公報に開示されたものは、輸液容器の輸液口において、円筒の輸液口の上面が輸液容器に接続され、輸液口の下面に接続針貫通用の隔膜を設け、さらに輸液口の全体の色とは別の色で着色された複数の突起を設け、突起の位置および形状で輸液の種類を識別するようにしたものである。
【0007】
この発明は、突起の色および位置ならびに形状で輸液の種類を識別するものであるが、接続針を用いるシステムは従来通りであることや、それを扱うのは所詮は人であり、人間にとって避けることのできない、不意の「勘違い」による間違った行為を防止することはできないし、着色を変えるなどの「いたずら」による誤投与を防止することは困難である。
また、特開平9−49595号公報に開示された技術も、基本的には、接続針を用いる方式における接続システムにかかるものであり、上記従来技術の根本的な解決に寄与するものではない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、輸液または経腸栄養剤等を扱う人が、如何に多忙で注意力が散漫な状態であっても、また悪意の第3者が着色を変えるなどのいたずらをしたとしても、特定の栓体とアダプタの嵌合が適正になされなければ、容器内に収納された血液、輸液、あるいは経腸栄養剤などの液状物の投与が不可能になるという、特定の構造を有する輸液または経腸栄養剤等の投与用スパウトを提供することにある。
また本発明の他の目的は、従来用いられていた接続針を一切用いずに、取扱の危険性ならびに非衛生性を排除した輸液または経腸栄養剤等の投与用スパウトを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成するために提供されたものであって、容器に連接した栓体に、従来の接続針を刺しただけでは、液状物が漏れ出る構造になっており、所定のアダプタを嵌合しなければ、液状物の投与ができない構造を有する輸液または経腸栄養剤等の投与用スパウトの構成に重要な特徴がある。
【0010】
すなわち、本発明によれば、容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトにおいて、
該スパウトは、容器に連接される栓体と、該栓体に気密に係合されるアダプタからなり、
該栓体は、内部に内容物を封鎖する薄壁を形成すると共に、前記薄壁を内部に設けた内容物を注出する注出筒と、前記注出筒内部の薄壁の注出口側に配置した、押圧力により前記薄壁を破断する内蔵部材からなり、
該アダプタは、前記内蔵部材を押圧する筒部と、該筒部の外周に設けた前記栓体外周に係合する係合部と、該筒体の押圧側の他方にチューブと係合する筒状体を設け、
該内蔵部材は、鋭角状の先端を有する柱状体からなり、該柱状体の外壁に針状物の針入が阻止された内容物の流路部が形成されており、
該アダプタの筒部の押し上げに伴い内蔵部材が薄膜を破断することにより、容器内の液状物を流通可能にすることを特徴とするスパウトが提供される。
【0011】
また、本発明によれば、容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトにおいて、
該スパウトは、容器に連接される栓体と、該栓体に気密に係合されるアダプタからなり、
該栓体は、内部に内容物を封鎖する薄壁を形成すると共に、前記薄壁を内部に設けた内容物を注出する注出筒と、前記注出筒内部の薄壁の注出口側に配置した、押圧力により前記薄壁を破断する内蔵部材からなり、
該アダプタは、前記内蔵部材を押圧する筒部と、該筒部の外周に設けた前記栓体外周に係合する係合部と、該筒体の押圧側の他方にチューブと係合する筒状体を設け、
該内蔵部材は、鋭角状の先端を有する柱状体からなり、該柱状体の内部に針状物の針入が阻止された内容物の流路部が形成されており、
該アダプタの筒部の押し上げに伴い内蔵部材が薄膜を破断することにより、容器内の液状物を流通可能にすることを特徴とするスパウトが提供される。
【0012】
また、本発明によれば、容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトにおいて、
該スパウトは、容器に連接される栓体と、該栓体に気密に係合されるアダプタからなり、
該栓体は、内部に内容物を封鎖する薄壁を形成すると共に、前記薄壁を内部に設けた内容物を注出する注出筒と、前記注出筒内部の薄壁の注出口側に配置した、押圧力により前記薄壁を破断する内蔵部材からなり、
該アダプタは、前記内蔵部材を押圧する筒部と、該筒部の外周に設けた前記栓体外周に係合する係合部と、該筒体の押圧側の他方にチューブと係合する筒状体を設け、
該内蔵部材は、鋭角状の先端を有する柱状体からなり、該柱状体の外壁と内部に針状物の針入が阻止された内容物の流路部が形成されており、
該アダプタの筒部の押し上げに伴い内蔵部材が薄膜を破断することにより、容器内の液状物を流通可能にすることを特徴とするスパウトが提供される。
【0013】
また、本発明によれば、前記内蔵部材が、拡開した鍔状底部を有する上記スパウトが提供される。
【0014】
また、本発明によれば、前記注出筒の内径が、内蔵部材の外径に対応した部分と、鍔状底部の外径に対応した部分から構成されている上記スパウトが提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトの一例を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明のスパウトの一例を断面図で示したものであり、輸液または経腸栄養剤等を投与するために用いるもので、栓体1と、該栓体の下部に螺着係合されるアダプタ2とからなっている。
また、通常、容器(図示せず)には、スパウト取付位置の反対側に吊り下げ機構を設けており、使用に当たっては容器を吊り下げて倒立状態にし、下方となる栓体の注出口側からアダプタ2を螺着せしめる。
図1の左側に示した円形の図は、上が栓体の内部に内蔵される内蔵部材の下面図であり、下がアダプタの上面図である。
【0016】
栓体1は、内部に薄壁11を介して、その上下に、同心円の注出筒18c,18が形成されている。上部の注出筒18cは少なくとも下部注出筒18の上方部分18aと同じ内径を有し、下部の注出筒18内には、従来の経腸栄養剤投与システム等で用いられている接続針のような針状物によっては突き刺すことができず、かつ、下方からの押圧力により上記薄壁11を破断するための内蔵部材14が配置されている。
【0017】
栓体1の上部に形成されている周壁10部分は、容器(図示せず)の下端部内周とヒートシールされる部分であり、容器に収納された液状物はこの部分18cを介して流動されるが、このままの状態では薄壁11が液状物を密封状態に保っている。上記栓体の下端部12外周には、アダプタ2が係合する係合部が設けられている。係合は、嵌着、螺着などの任意の手段が採用できるが、この例では螺着されるように構成されている。
【0018】
アダプタ2中央にはアダプタ周壁22と同心円を有し、先端がアダプタの螺着に伴って上記内蔵部材14を押し上げるための筒部21が形成されており、アダプタの螺着が進むにつれて内蔵部材14の先端部14aが薄壁11を破断し、容器内の液状物が流通可能な状態になる。筒部21には、縦方向にスリット21a(図1参照)が形成されており、内蔵部材14のスリット19を通って流下する液状物は、このスリット21aを介して筒部21内に導かれる。
図3は、栓体1にアダプタ2の螺着が完了し、螺着に伴って筒部21に押し上げられた内蔵部材14が栓体内部の薄壁11を破断した状態を示している。
【0019】
アダプタ2の内周には、栓体下端部12の外周に形成された螺旋状突起13と螺合する螺旋状突起22aが形成されており、この螺着が進むにつれて上記内蔵部材14が筒部21に押し上げられることになる。アダプタの筒体の押圧側と反対側には、カテーテル(図示せず)のチューブが連接されるように上部から連通した筒状体23が延出している。
【0020】
本発明において重要なことは、上記内蔵部材14が、下部からの接続針のような針状物によっては突き刺すことのできない構造になっていることにある。
かかる課題を解決するための構成上の第1の特徴は、内蔵部材14は栓体の下部注出筒18内に配置されているが、栓体1とは別ピースからなるものであり、アダプタ2の栓体1との係合に伴う注出筒21の押圧力によって薄壁11を破断せしめることにある。
【0021】
この内蔵部材14は、誤って針状物が前記薄壁11に到達することを防止することができる構造になっていることが重要である。
本発明において、上記内蔵部材が針状物によっては突き刺すことのできない構造とは、とくに限定されるものではないが、その一例として、図1に示したように、先端部分14aが鋭角に形成されるとともに、内部を貫通する溝15が蛇行して形成されており、下端部14bが拡開した鍔状底部を有している内蔵部材14が挙げられる。上記蛇行溝15は液状物の流動は可能であるが、針状物の針入を阻止するものであればその形状が限定されるものではない。この内蔵部材14が内蔵される下部注出筒18は、内蔵部材14の外径に対応した内径を有する上方部分18aと、上方部分の下端から拡開し(13で示した部分)し、鍔状底部14bの外径に対応した内径を有する下方部分18bからなっている。
【0022】
この例においては、内蔵部材14の外周に上端から下端に連通する縦方向のスリット19が形成されており、このスリットは鍔状底部14bの底面に形成される放射状のスリット15aに連通している。
このスリット19,15aは、上記内蔵部材14が正しく作動していない状態で薄壁11が破られた時に、液状物がだらだらと垂れてくることにより作動の異常を察知するのに役立つばかりでなく、正常に栓体とアダプタの螺着が行われた場合の液状物の流路としても機能する。
【0023】
下部注出筒の上方部分18aには、内蔵部材14がわずかな振動や誤作動により上昇して誤って薄壁11を突き破ることを防止するために、外力によって摺動可能な程度に係合溝17が形成され、内蔵部材14の対応箇所には、該係合溝17に係合するように係合突起17aが環状に設けられていることが好ましい。このようにして、内蔵部材が内蔵された下部注出筒18の下端部は金属箔やプラスチックフィルムによってシール16されることにより、アダプタ2とは別々に保管される。
【0024】
蛇行溝が形成された内蔵部材の他の例としては、図2(a)に示したような、周壁に上端から下端に連通する螺旋状の蛇行溝15を形成した円柱体14を例示することができる。これらの内蔵部材は、下方からの押圧力により薄壁11を突き破るためのものであるから、先端が鋭角に形成されていることが好ましく、とくに周壁よりの先端が鋭角に形成されていることが望ましい。
上記の実施例は、いずれも、注出筒14の外壁または内部に蛇行溝が形成され、この蛇行溝が下方からの接続針の針入を阻止するとともに、隔壁が突き破られた後は、液状物の流路となるものである。
【0025】
図2の(b)は、内蔵部材のさらに他の態様を示すものであり、隔壁14dを介して上下に空間を有する注出筒に構成され、外周には図1の例と同様に、縦方向にスリット14cが形成されている。スリットは液状物の通過をスムーズに行うために複数設けられていることが好ましい。この構成では下方からの接続針の針入は注出筒内の隔壁14dによって阻まれる。使用に際しては、アダプタ2の筒部21先端から押し上げられる力によって内蔵部材の先端14aが薄壁11を突き破った時点で外周のスリット14cを通って液状物が流通する。この例においても、鍔状底部14bの底面には、放射状のスリット15aが形成されていることが好ましい。
【0026】
図4(a),(b)は、本発明の内蔵部材の他の一例を示すものである。
図4(a)はその断面図であり、図4(b)は、(a)と直角方向の断面図である。
ここに示された内蔵部材14は、鍔状段部14b方向から内部に向けて筒状15bに形成されており、この筒状15bは、内蔵部材14の中途において、先端を封鎖して横方向に開口し、内蔵部材14の外周部分を開放状態にしたまま先端14a方向へ連なるスリット15cに連通している。
したがって、この内蔵部材を用いた時は、先端部14aが薄壁11を破断した後、液状物は15cを通って15bに流通することになる。
【0027】
本発明のスパウトは、従来の経腸栄養剤等の投与システムでは、栓体に対して、本来接続すべき接続針を刺したつもりで、他の接続針を刺してしまうという勘違いによる行為を防止することができなかったという致命的な要因を排除することができるものであり、本発明において、栓体の薄壁が針状物によって突き刺すことのできない構造になっていることの技術的意義が重要であることが理解されるべきである。
【0028】
本発明の第2の特徴は、栓体1とアダプタ2との係合が気密に行われることにある。すなわち、栓体1の下端部12が、アダプタ2内の中央筒状体の外周に周設された突起22cと底部22bに密着し、栓体とアダプタの気密を完璧にする。栓体1とアダプタ2との係合が気密に行われない場合は、係合時に液漏れが生じ、適切な液状物の投与ができなくなる。また、上記栓体1に係合するアダプタ2の適合性をより高めるための手段として、栓体1とアダプタ2との係合部の螺合のためのネジのピッチを変えることや、栓体とアダプタを色分けすることも好ましいことである。これによって、ネジピッチが異なる栓体とアダプタの組み合わせが多数できることと、栓体とアダプタの適性を視覚的に確認できるようにすることにより、栓体1とアダプタ2との誤係合がより有効に防止できる。
【0029】
また、本発明のスパウトが適用できる容器には、レトルトによる加熱を要するものがあることに鑑み、上記薄壁11は、液状物を封鎖して密封状態を保つだけでなく、耐レトルト性にも優れているものであることが望ましい。
本発明の栓体、アダプタおよび先端を鋭角にした内蔵部材は、いずれもポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂によって成形されるが、中でも、栓体、アダプタがポリプロピレンで成形されていることが好ましく、図1、2に示した先端を鋭角にした内蔵部材は、ポリプロピレンやABS樹脂などで成形されているものが好ましい。
【0030】
以上、本発明の具体例について説明したが、特許請求の範囲に規定した要件を逸脱しない限り、適宜の変形は許容されるべきである。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の栓体と特定のアダプタとの組み合わせから成るスパウトでなければ、容器内の液状物が正常に流動しない仕組みになっているスパウトが提供される。このスパウトによれば、昨今、重大な社会的問題になっている、患者への点滴や輸血の取り違えによるミスが極めて高い確率で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸液または経腸栄養剤投与用スパウトの一例を示す断面図である。
【図2】本発明のスパウトに用いる内蔵部材の好適例を示す側面図である。
【図3】図1に示したスパウトの使用状態を示す断面図である。
【図4】本発明のスパウトに用いる内蔵部材の他の一例を示す断面図(a)と、それと直角方向の断面図(b)である。
【符号の説明】
1 スパウトの栓体
11 薄壁
12 栓体下端部
13 栓体の螺旋状突起
13a,18d 栓体下部注出筒の下方係止部
14 内蔵部材
14a 内蔵部材の先端部
14b 内蔵部材の鍔状底部
14c,19 スリット
14d 隔壁
15 蛇行溝
15a 内蔵部材底部スリット
15b 筒状部
15c 筒状部に連通するスリット
16 シール材
17 係合溝
17a 係合突起
18 下部注出筒
18a 下部注出筒上方部
18b 下部注出筒下方部
18c 上部注出筒
2 アダプタ
21 アダプタ中央注出筒
21a アダプタ中央注出筒の縦方向のスリット
22 アダプタ周壁
22a アダプタの螺旋状突起
22b アダプタの底部
22c アダプタ内の突起
23 延出部

Claims (5)

  1. 容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトにおいて、
    該スパウトは、容器に連接される栓体と、該栓体に気密に係合されるアダプタからなり、
    該栓体は、内部に内容物を封鎖する薄壁を形成すると共に、前記薄壁を内部に設けた内容物を注出する注出筒と、前記注出筒内部の薄壁の注出口側に配置した、押圧力により前記薄壁を破断する内蔵部材からなり、
    該アダプタは、前記内蔵部材を押圧する筒部と、該筒部の外周に設けた前記栓体外周に係合する係合部と、該筒体の押圧側の他方にチューブと係合する筒状体を設け、
    該内蔵部材は、鋭角状の先端を有する柱状体からなり、該柱状体の外壁に針状物の針入が阻止された内容物の流路部が形成されており、
    該アダプタの筒部の押し上げに伴い内蔵部材が薄膜を破断することにより、容器内の液状物を流通可能にすることを特徴とするスパウト。
  2. 容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトにおいて、
    該スパウトは、容器に連接される栓体と、該栓体に気密に係合されるアダプタからなり、
    該栓体は、内部に内容物を封鎖する薄壁を形成すると共に、前記薄壁を内部に設けた内容物を注出する注出筒と、前記注出筒内部の薄壁の注出口側に配置した、押圧力により前記薄壁を破断する内蔵部材からなり、
    該アダプタは、前記内蔵部材を押圧する筒部と、該筒部の外周に設けた前記栓体外周に係合する係合部と、該筒体の押圧側の他方にチューブと係合する筒状体を設け、
    該内蔵部材は、鋭角状の先端を有する柱状体からなり、該柱状体の内部に針状物の針入が阻止された内容物の流路部が形成されており、
    該アダプタの筒部の押し上げに伴い内蔵部材が薄膜を破断することにより、容器内の液状物を流通可能にすることを特徴とするスパウト。
  3. 容器内に収納した液状物を人体等に投与するために用いるスパウトにおいて、
    該スパウトは、容器に連接される栓体と、該栓体に気密に係合されるアダプタからなり、
    該栓体は、内部に内容物を封鎖する薄壁を形成すると共に、前記薄壁を内部に設けた内容物を注出する注出筒と、前記注出筒内部の薄壁の注出口側に配置した、押圧力により前記薄壁を破断する内蔵部材からなり、
    該アダプタは、前記内蔵部材を押圧する筒部と、該筒部の外周に設けた前記栓体外周に係合する係合部と、該筒体の押圧側の他方にチューブと係合する筒状体を設け、
    該内蔵部材は、鋭角状の先端を有する柱状体からなり、該柱状体の外壁と内部に針状物の針入が阻止された内容物の流路部が形成されており、
    該アダプタの筒部の押し上げに伴い内蔵部材が薄膜を破断することにより、容器内の液状物を流通可能にすることを特徴とするスパウト。
  4. 前記内蔵部材が、拡開した鍔状底部を有する請求項1ないし3のいずれか1項記載のスパウト。
  5. 前記注出筒の内径が、内蔵部材の外径に対応した部分と、鍔状底部の外径に対応した部分から構成されている請求項1ないし4のいずれか1項記載のスパウト。
JP2000260878A 2000-08-25 2000-08-25 スパウト Expired - Fee Related JP4701483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260878A JP4701483B2 (ja) 2000-08-25 2000-08-25 スパウト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260878A JP4701483B2 (ja) 2000-08-25 2000-08-25 スパウト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002068268A JP2002068268A (ja) 2002-03-08
JP4701483B2 true JP4701483B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=18748819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000260878A Expired - Fee Related JP4701483B2 (ja) 2000-08-25 2000-08-25 スパウト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4701483B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4929591B2 (ja) * 2004-12-21 2012-05-09 東洋製罐株式会社 スパウト
JP4706276B2 (ja) * 2005-02-21 2011-06-22 東洋製罐株式会社 流体容器用注出装置
JP2010285175A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Wismerll Co Ltd 混合用二重容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11104213A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Material Eng Tech Lab Inc 薬剤容器のキャップ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366850U (ja) * 1989-10-30 1991-06-28
EP0895466A1 (en) * 1996-04-22 1999-02-10 Abbott Laboratories Container closure system
US5954104A (en) * 1997-02-28 1999-09-21 Abbott Laboratories Container cap assembly having an enclosed penetrator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11104213A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Material Eng Tech Lab Inc 薬剤容器のキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002068268A (ja) 2002-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10933202B1 (en) Indicator member of low strength resistance for a tamper evident closure
US4005739A (en) Supplemental medication indication cap for solution containers and the like
JP7138609B2 (ja) 注入アダプタ
AU2003237274B2 (en) A port, a container and a method for accessing a port
EP0897708B1 (en) Drug delivery container having a luer filter
JP2005529685A5 (ja)
JP4405446B2 (ja) 誤接続防止用スパウト及びパウチ
JP5802220B2 (ja) 医療用液体を収容する容器用のクロージャーキャップ、及び容器
AU2009296326A1 (en) Connector having a membrane, for connecting a syringe to a container or tubing
SG192151A1 (en) Medical administering set
US11697527B1 (en) Tamper evident closure assembly
US6261270B1 (en) Sleeve stopper
US20230248957A1 (en) System comprising a cap for a medical fluid container and an attachment part, medical fluid container, and method for producing a fluid container
JP2006225021A (ja) 流体容器用注出装置
JP4701483B2 (ja) スパウト
TWI749473B (zh) 藥物混合設備
JP2002325850A (ja) スパウト
WO2000002618A1 (en) A system for administration of infusion and irrigation liquids and a device incorporated in the system
JP2002204834A (ja) スパウト
JP2004321826A (ja) キャップおよび既充填薬液容器
JP2019201996A (ja) 投薬容器用ノズル及び投薬容器
JP4465892B2 (ja) 容器のカテーテル接続構造
CN214859244U (zh) 一种具有加药塞和易折机构出药口的瓶盖及容器
JP2002210023A (ja) 容器のカテーテル接続構造
JP2010076802A (ja) キャップ付き医療用ポート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees