JP2004215823A - フライヤにおけるコンベヤ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄作業の作業性を改善する。
【解決手段】ワイヤ32、32…を介して油槽内の上コンベヤ10、下コンベヤ20を昇降させる昇降機構を設ける。
昇降機構は、上コンベヤ10側の係合部材34、34…を下コンベヤ20側の係合フック35、35…に掛外しすることにより、上コンベヤ10、下コンベヤ20の双方、または上コンベヤ10のみを選択的に昇降させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンベヤネットを含むコンベヤ自体や、油槽の洗浄作業の作業性を向上させることができるフライヤにおけるコンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
天ぷらやフライなどを大量に揚げ加工するフライヤは、前後に長い油槽と、油槽内に設置する搬送用のコンベヤとを組み合わせて構成されている。油槽内の油は、バーナを介して加熱され、油槽の後部に順次投入される加工物は、コンベヤを介して油中を搬送され、油槽の前端において排出されるまでの間に連続的に揚げ加工することができる。
【0003】
なお、コンベヤは、油槽内に上下2段に配設し、下コンベヤの上面、上コンベヤの下面を介して加工物を油中に沈めて搬送することが好ましい。下コンベヤ上に投入される加工物は、油槽の底にまで沈むことがなく、しかも、揚げ加工の途中において油面に浮上することもなく、その全体行程が油中にあるので、熱の通りが均一となり、反転させて裏返す必要がなく、加工時間を短縮させることができるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、上下2段のコンベヤは、内部に手が入らず、搬送面を形成するコンベヤネットなどの洗浄作業が極めて厄介であるという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、上コンベヤ、下コンベヤを上下に分離して昇降させる昇降機構を設けることによって、洗浄作業の作業性を大きく改善することができるフライヤにおけるコンベヤ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、油槽内に設置する上コンベヤ、下コンベヤと、上コンベヤ、下コンベヤを昇降させる昇降機構とを備えてなり、上コンベヤ、下コンベヤは、それぞれの下面、上面を介して油中の加工物を搬送し、昇降機構は、上コンベヤ、下コンベヤの双方、または上コンベヤのみを選択的に昇降させることをその要旨とする。
【0007】
なお、昇降機構は、上コンベヤの前後左右を吊り上げるワイヤと、上コンベヤ、下コンベヤを掛外し自在に連結する連結部材とを備えることができ、または、上コンベヤ、下コンベヤと平行に配設する駆動軸を有し、駆動軸は、上コンベヤ、下コンベヤを個別に上下に揺動させることができる。
【0008】
また、昇降機構は、ワイヤを介して上コンベヤの前後を吊り上げる吊上げ材と、吊上げ材のそれぞれに装着する左右の係合部材と、下コンベヤに付設し、各係合部材に係合する係合フックとを備えることができる。
【0009】
なお、各係合フックは、係合部材に係合させるフックの下に上下の遊びを形成してもよく、係合部材は、吊上げ材に相対回転自在に装着する外筒に固定してもよい。
【0010】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、昇降機構は、上コンベヤのみを上昇させ、上コンベヤ、下コンベヤを上下に分離させることにより、下コンベヤの搬送面を形成するコンベヤネットなどを容易に洗浄することができ、上コンベヤ、下コンベヤの双方を上昇させることにより、油槽内を容易に洗浄することができる。なお、上コンベヤの搬送面を形成するコンベヤネットなどは、上コンベヤ、下コンベヤを油槽内に設置したまま洗浄することができる。
【0011】
昇降機構は、上コンベヤを吊り上げるワイヤと、上コンベヤ、下コンベヤを連結する連結部材とを備えることにより、上コンベヤ、下コンベヤの双方、または上コンベヤのみを容易に選択的に上昇させることが可能である。連結部材を介して上コンベヤ、下コンベヤを連結すれば、双方を吊り上げることができ、連結部材を外すことにより、上コンベヤのみを吊り上げることができるからである。なお、上コンベヤの前後左右を吊り上げるワイヤは、同時に同量だけ上下に同期して駆動し、上コンベヤを水平姿勢に保ちながら昇降させるものとする。
【0012】
昇降機構は、駆動軸を介して上コンベヤ、下コンベヤを個別に上下に揺動させることにより、上コンベヤ、下コンベヤを上下に分離させることができる。駆動軸は、それぞれを回転駆動することにより、上コンベヤ、下コンベヤの双方、または上コンベヤのみを上方に揺動させることができるからである。ただし、駆動軸は、上コンベヤ用、下コンベヤ用を並設してもよく、それらを2重軸として構成してもよい。なお、上コンベヤ、下コンベヤは、連結アームを介してそれぞれの駆動軸に連結するものとし、各駆動軸は、それぞれの軸心のまわりに回転させる回転駆動軸として構成するものとする。
【0013】
昇降機構は、ワイヤを介して上コンベヤの前後を吊り上げる吊上げ材と、各吊上げ材に装着する係合部材と、下コンベヤに付設する係合フックとを組み合わせることによって、上コンベヤ、下コンベヤの双方、または上コンベヤのみを安定に昇降させることができる。吊上げ材は、上コンベヤのねじれを防止することができる上、係合部材を係合フックに掛外しすることにより、上コンベヤ、下コンベヤを連結するか否かを自在に選択することができるからである。なお、各吊上げ材を駆動するワイヤは、同時に同量だけ上下に同期して駆動するものとする。
【0014】
係合フックのフックの下に遊びを形成すれば、上コンベヤ、下コンベヤの双方を吊り上げるとき、遊びに起因する大きな隙間を上コンベヤ、下コンベヤの間に形成し、下コンベヤの上面、上コンベヤの下面に対するアクセスを一層容易にすることができる。すなわち、上コンベヤ、下コンベヤは、その双方を吊り上げたままそれぞれの搬送面の洗浄が可能である。
【0015】
吊上げ材に装着する外筒に係合部材を固定すれば、左右の係合部材は、外筒を回転させることにより、係合フックに対する掛外しを一挙に選択することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0017】
フライヤにおけるコンベヤ装置は、上コンベヤ10、下コンベヤ20と、上コンベヤ10、下コンベヤ20を選択的に昇降させる昇降機構30とを備えてなる(図1、図2)。ただし、上コンベヤ10、下コンベヤ20は、油槽T内において、上下2段に重ねるようにして設置されている(図3(A))。なお、図3(A)〜(C)は、図1のX−X線矢視相当の模式動作説明図である。
【0018】
上コンベヤ10は、左右のフレーム11、11の間に、コンベヤネット12を巻き掛けて構成するネットコンベヤである(図1)。上コンベヤ10は、図示しない駆動モータを介し、コンベヤネット12の上面を前方側から後方側に、下面を後方側から前方側に循環走行させることができる(同図の矢印K1 方向)。
【0019】
下コンベヤ20は、左右のフレーム21、21の間に、コンベヤネット22を巻き掛けて構成するネットコンベヤである。下コンベヤ20は、図示しない駆動モータを介し、コンベヤネット22の上面を後方側から前方側に、下面を前方側から後方側に循環走行させることができる(図1の矢印K2 方向)。なお、上コンベヤ10、下コンベヤ20は、それぞれのコンベヤネット12、22の走行速度を同一に設定して使用するものとする。また、下コンベヤ20は、上コンベヤ10より十分長く、下コンベヤ20の前部は、上向きの斜面となって油槽Tの前端の上部に突出し、下コンベヤ20の後部は、油槽T内において、上コンベヤ10の後端より長く延びているものとする。
【0020】
そこで、上コンベヤ10、下コンベヤ20は、それぞれの下面、上面を介し、油槽Tの後部に投入される加工物W、W…を油槽T内の加熱された油L中に沈めたまま搬送し(図3(A))、油槽Tの前端に到達するまでの間に加工物W、W…を揚げ加工することができる。なお、加工物W、W…は、油槽Tの後部において、下コンベヤ20のコンベヤネット22上に連続的に投入され、油槽Tの前端において、下コンベヤ20の上向きの斜面を介して油槽T外に排出される。
【0021】
昇降機構30は、駆動軸31、前後左右の吊上げ用のワイヤ32、32…、前後の吊上げ材33、33、係合部材34、34…、係合フック35、35…を備えて構成されている(図1、図2)。
【0022】
駆動軸31は、油槽Tの下において、油槽Tの前後方向に配設されている。駆動軸31の後端は、減速機31aを介して駆動モータ31bに連結されており、駆動軸31の後部、前端には、それぞれ左右のワイヤ32、32の一端を同方向に巻き付けるドラム31c、31cが付設されている。ただし、各ドラム31cから左右に引き出すワイヤ32、32は、それぞれガイドプーリ32a、32bを介し、上向きに引き出した後、下向きに屈曲されている。なお、各ガイドプーリ32a、32bは、油槽Tの左または右に立設する図示しない支柱を介して支持されている。
【0023】
左右のワイヤ32、32の下向きの先端には、止め金具32c、32cを介し、吊上げ材33が連結されている(図1、図4)。ただし、図4には、吊上げ材33の片端部のみが図示されている。
【0024】
吊上げ材33は、上コンベヤ10の前部、後部において、上コンベヤ10の上方を横切るパイプ材である。吊上げ材33には、外筒33aが相対回転可能に装着されており、吊上げ材33の両端部は、外筒33aの両端から突出している。なお、外筒33aは、吊上げ材33の長手方向に相対移動不能に位置決めされている。
【0025】
外筒33aの両端部には、それぞれストッパリング36a、36aを介して連結板36が相対回転可能に装着されている。吊上げ材33、33上の前後左右の連結板36、36…の下端は、上コンベヤ10の左右のフレーム11、11の前部、後部に連結され、上コンベヤ10は、連結板36、36…、吊上げ材33、33、ワイヤ32、32…を介し、油槽T内に水平姿勢に吊り下げられている。そこで、上コンベヤ10は、駆動モータ31bを正逆に運転することにより、ワイヤ32、32…、吊上げ材33、33、連結板36、36…を介して前後を同期して吊り上げ、昇降させることができる。
【0026】
外筒33aの両端部には、連結板36、36の両外側に係合部材34、34が装着されている。各係合部材34は、スペーサリング34a、係合ピン34bを介して一対の支持板34c、34cを組み合わせて構成されている。ただし、外筒33aの先端は、スペーサリング34aに挿通され、スペーサリング34a、支持板34c、34cは、外筒33aに対して相対回転不能に固定されている。
【0027】
係合フック35、35…は、下コンベヤ20のフレーム21、21に対し、係合部材34、34…に個別に対応するようにして上向きに立設されている。ただし、各係合フック35の下端は、スペーサ35b、35bを介してフレーム21の外面にねじ止めされている。また、各係合フック35の上端には、係合部材34の係合ピン34bに係合する下向きのフック35aが形成されており(図5)、フック35aの下には、上下の遊びdが形成されている。ただし、図5(A)、(B)は、図1のY矢視相当の要部拡大動作説明図である。
【0028】
そこで、上コンベヤ10を十分に下降させると、左右のフレーム11、11が油槽T内の下コンベヤ20のフレーム21、21上に着地し、下コンベヤ20上に重ねるようにして設置することができる(図3(A)、図5(A))。ただし、このときの上コンベヤ10、下コンベヤ20は、それぞれの下面、上面の間に加工物W、W…の搬送用の隙間do を形成するものとする。また、このとき、各吊上げ材33上の係合部材34、34は、外筒33aを吊上げ材33のまわりに回転させることにより、係合ピン34bがフック35aの下の遊びdに入り込む係合位置(図5(A)の実線)と、係合ピン34bが遊びdに入り込まない非係合位置(同図の二点鎖線)とに選択することができる。
【0029】
したがって、前後の係合部材34、34…を非係合位置にすれば(図5(A)の二点鎖線)、各係合ピン34bが対応するフック35aに係合することがなく、昇降機構30は、下コンベヤ20を油槽T内に置いたまま上コンベヤ10のみを上昇させることができ(図3(B))、係合部材34、34…を係合位置にすれば(図5(A)の実線)、各係合ピン34bがフック35aに係合し、上コンベヤ10、下コンベヤ20の双方を上昇させることができる(図3(C)、図5(B))。ただし、吊り上げられた上コンベヤ10、下コンベヤ20の各フレーム11、21の間には、遊びdより小さい十分な隙間Dが形成されている。そこで、上コンベヤ10を十分に下降させて油槽Tから油Lを抜き取れば、油槽T内の上コンベヤ10を洗浄することができ、上コンベヤ10のみを上昇させて下コンベヤ20を洗浄することができ(図3(B))、上コンベヤ10、下コンベヤ20の双方を上昇させて油槽Tの内部を洗浄することができる(同図(C))。
【0030】
なお、図3(A)のように、加工物W、W…を揚げ加工する際にも、上コンベヤ10のみを上昇させることにより、上コンベヤ10の下面、下コンベヤ20の上面の間の搬送用の隙間do を加工物W、W…の大きさに応じて拡大することができる。また、図3(C)のように、上コンベヤ10、下コンベヤ20の双方を上昇させ、隙間Dを介して上コンベヤ10、下コンベヤ20を洗浄することも可能である。
【0031】
【他の実施の形態】
昇降機構30の吊上げ用のワイヤ32、32…は、上コンベヤ10の上方に配設するドラム31c、31c、ガイドプーリ32d、32dを介し、上コンベヤ10の前後左右に垂下させてもよい(図6)。ドラム31c、31cは、上コンベヤ10の上方を横切る駆動軸31に装着され、駆動軸31の一端は、減速機付きの駆動モータ31bに連結されている。
【0032】
上コンベヤ10のフレーム11、11は、たとえば前端部を上方に90°以上に折曲げ可能に形成することができる(図7(A)、図8)。ただし、図7(A)は、フレーム11、11の図示を省略する上コンベヤ10の模式側面図であり、同図(B)、(C)は、それぞれ同図(A)の要部拡大図、同図(B)の矢視Z相当図である。なお、図7(A)において、上向きの矢印は、吊上げ用のワイヤ32、32…による上コンベヤ10の前後の吊上げ位置を示す。フレーム11、11の折曲げ部分には、コンベヤネット12用のガイドローラ12aが装着されており、フレーム11、11を折り曲げると(図8の実線)、コンベヤネット12の上面側を大きく弛ませることができるから(図7(A)の二点鎖線)、着脱自在の門形のスペーサフレームFをフレーム11、11上に一時的に装着し(同図(B)、(C))、コンベヤネット12を一層容易に洗浄することができる。
【0033】
なお、スペーサフレームFは、フレーム11の上縁に適合する下向きの係合ベースF1 、F1 を両脚の下端に付設し、係合ベースF1 、F1 を介してフレーム11、11の長手方向に任意に移動可能とすることが好ましい。また、各フレーム11の折曲げ部分には、ねじ13a付きのロック板13を設け(図8)、ロック板13を一端の止めねじ13bのまわりに水平回転させることにより、フレーム11を直線状態にロックするロック位置(図8の二点鎖線)と、それを解除するアンロック位置(同図の実線)とに切り替えることができる。ただし、フレーム11の上縁には、ねじ13a用のねじ孔13cが形成されている。
【0034】
下コンベヤ20も、前部の斜面の部分を上方に90°以上に折曲げ可能としてもよい(図9の二点鎖線)。ただし、同図の下コンベヤ20は、図示しない共通のフレーム21、21に対し、後部のキャタピラコンベヤ、前部のネットコンベヤが縦続して組み込まれており、後部のキャタピラコンベヤは、コンベヤネット22に代えて、多数の細幅の板片を横方向に屈曲自在に連結して構成するキャタピラ23により搬送面が形成されている。なお、下コンベヤ20の後端部も、上方に90°以上に折曲げ可能とすることが好ましい(同図の二点鎖線)。ただし、図9において、上向きの矢印は、係合フック35、35…による下コンベヤ20の前後の吊上げ位置を示す。すなわち、上コンベヤ10、下コンベヤ20の前後の吊上げ位置は、それぞれの折曲げ位置の内側に設定するものとする(図7(A)、図9)。
【0035】
以上の説明において、昇降機構30は、吊上げ用のワイヤ32、32…の下向きの先端を上コンベヤ10のフレーム11、11の前後左右に直接連結するとともに、上コンベヤ10、下コンベヤ20を掛外し自在に連結する連結部材を設けて構成してもよい(図示省略)。なお、連結部材は、係合部材34、係合フック35のような剛体であってもよく、チェーンやワイヤのような可撓性の部材であってもよい。
【0036】
また、昇降機構30は、上コンベヤ10、下コンベヤ20と平行に配設する駆動軸37、38を設け(図10)、駆動軸37、38を介して上コンベヤ10、下コンベヤ20を個別に上下に揺動させてもよい。なお、図10の駆動軸37、38は、2重軸として構成されており、それぞれ連結アーム37a、38aを介して上コンベヤ10、下コンベヤ20の一方の側面に連結されている。ただし、駆動軸37、38は、それぞれ図示しない回転駆動源を介し、それぞれの軸心のまわりに個別に回転駆動することができる。なお、駆動軸37、38は、2重軸とするに代えて、互いに平行に並設してもよいものとする。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、油槽内の上コンベヤ、下コンベヤの双方、または上コンベヤのみを選択的に昇降させる昇降機構を設けることによって、上コンベヤ、下コンベヤ、油槽のそれぞれを容易に洗浄することができるから、洗浄作業の作業性を大きく改善することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部構成斜視図(1)
【図2】要部構成斜視図(2)
【図3】模式動作説明図
【図4】要部拡大構成図
【図5】要部拡大動作説明図
【図6】他の実施の形態を示す図2相当図
【図7】他の実施の形態を示す動作説明図
【図8】他の実施の形態を示す要部拡大斜視図
【図9】他の実施の形態を示す図7(A)相当図
【図10】他の実施の形態を示す図3相当図
【符号の説明】
W…加工物
T…油槽
L…油
d…遊び
10…上コンベヤ
20…下コンベヤ
30…昇降機構
32…ワイヤ
33…吊上げ材
33a…外筒
34…係合部材
35…係合フック
35a…フック
37、38…駆動軸

Claims (6)

  1. 油槽内に設置する上コンベヤ、下コンベヤと、前記上コンベヤ、下コンベヤを昇降させる昇降機構とを備えてなり、前記上コンベヤ、下コンベヤは、それぞれの下面、上面を介して油中の加工物を搬送し、前記昇降機構は、前記上コンベヤ、下コンベヤの双方、または前記上コンベヤのみを選択的に昇降させることを特徴とするフライヤにおけるコンベヤ装置。
  2. 前記昇降機構は、前記上コンベヤの前後左右を吊り上げるワイヤと、前記上コンベヤ、下コンベヤを掛外し自在に連結する連結部材とを備えることを特徴とする請求項1記載のフライヤにおけるコンベヤ装置。
  3. 前記昇降機構は、前記上コンベヤ、下コンベヤと平行に配設する駆動軸を有し、該駆動軸は、前記上コンベヤ、下コンベヤを個別に上下に揺動させることを特徴とする請求項1記載のフライヤにおけるコンベヤ装置。
  4. 前記昇降機構は、ワイヤを介して前記上コンベヤの前後を吊り上げる吊上げ材と、該吊上げ材のそれぞれに装着する左右の係合部材と、前記下コンベヤに付設し、前記各係合部材に係合する係合フックとを備えることを特徴とする請求項1記載のフライヤにおけるコンベヤ装置。
  5. 前記各係合フックは、前記係合部材に係合させるフックの下に上下の遊びを形成することを特徴とする請求項4記載のフライヤにおけるコンベヤ装置。
  6. 前記係合部材は、前記吊上げ材に相対回転自在に装着する外筒に固定することを特徴とする請求項4または請求項5記載のフライヤにおけるコンベヤ装置。
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