JP2004215638A - 畦形成機 - Google Patents

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Abstract

【課題】畦形成作業体を水平回動させるための構成を簡略化し、移動走行時の後方突出量を小さくしトラクタ前後バランスを良好とするとともに、トラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置への配置を可能とした畦形成機を提供することを目的とする。
【解決手段】トラクタへ連結するための装着マストとトラクタより駆動力を受ける駆動入力部とを設けた主フレームと、盛土装置と畦形成装置とこれらを駆動するための作業入力軸を設けた伝達ケースとからなる畦形成作業体を外方端部に支持する一つの支持フレームと、この支持フレームを前記主フレームに対し1つの回動軸にて回動自在に軸支し、前記作業入力軸と前記駆動入力部とを伸縮自在とした駆動伝達手段にて連結することにより回動部の構成を簡略化することが可能となる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畦形成未作業部が生じることのない反転機構を有する畦形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、トラクタに連結されるトラクタ側フレームと、このトラクタ側フレームに一端側が回動可能に連結され、この一端側の上下方向の回動中心軸線を中心として回動調節可能な第1の連結アーム体と、この第1の連結アーム体の他端側に一端側が回動可能に連結され、この一端側の上下方向の回動中心軸線を中心として回動調節可能な第2の連結アーム体と、この第2のアーム体の他端側に連結された作業側フレームと、この作業側フレームに取り付けられ、前記第1の連結アーム体の前記回動中心軸線を中心とした回動調節および前記第2の連結アーム体の前記回動中心軸線を中心とした回動調節により、前記トラクタの前進走行に基づいて土作業可能な前進作業姿勢および前記トラクタ後退走行に基づいて土作業可能な後退作業姿勢に設定される土作業手段とを備えたことを特徴とする農作業機が公知である。(特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−17110号公報
【0004】
【発明が解決とようとする課題】
上記従来技術によれば、土作業手段である畦形成作業体を前進作業位置および後進作業位置の所望の作業位置に配置するため、まずトラクタ側フレームと第1のアーム体の連結部である一つ目の回動中心軸を中心として所定量回動させ、次に第1のアーム体と第2のアーム体の連結部である2つ目の回動中心軸を中心として所定量回動させるため、畦形成作業体を所望の作業位置に配置するまで2回の回動操作が必要となるため煩わしさがあり作業がスムーズに行えないという問題がある。
【0005】
又、第1のアーム体のみ回動させ畦形成作業体を後方に配置する非作業位置にした場合、トラクタ後方に突き出す量が大きく圃場間の移動走行時のトラクタ前後バランスが悪化し危険である。
【0006】
そこで本発明は、畦形成作業体を水平回動させるための構成を簡略化し、移動走行時の後方突出量を小さくしトラクタ前後バランスを良好とするとともに、トラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置への配置を可能とした畦形成機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、トラクタへ連結するための装着マストとトラクタより駆動力を受ける駆動入力部とを設けた主フレームと、盛土装置と畦形成装置とこれらを駆動するための作業入力軸を設けた伝達ケースとからなる畦形成作業体を外方端部に支持する一つの支持フレームと、この支持フレームを前記主フレームに対し1つの回動軸にて回動自在に軸支し、前記作業入力軸と前記駆動入力部とを伸縮自在とした駆動伝達手段にて連結することにより回動部の構成を簡略化することが可能となる。
【0008】
支持アームは、支持フレームに、回動軸支点から畦形成作業体の重心までの距離を可変可能とする可変手段を備えることにより、非作業時である移動走行時に畦形成作業体をトラクタ後方へ配置しても後方への突出量を縮小することが可能となりトラクタ前後バランスが改善される。
【0009】
支持フレームを180°水平回動させることにより、畦形成作業体をトラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と、後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置とに配置可能することことで、未作業部分の畦形成作業をトラクタ後進走行にて行うことができる。
【0010】
畦形成作業体に備えた作業入力軸に入力された駆動力は、伝達ケースに備えられた盛土駆動軸と畦形成駆動軸へ出力され、盛土装置と畦形成装置とを回転駆動し、この盛土駆動軸と畦形成駆動軸と作業入力軸は畦形成作業時の進行方向に対し直交し平行状に配置させることにより、伝達ケースを簡単な構成で且つ薄型軽量に製作可能となるため、移動走行時に畦形成作業体を後方配置した場合の後方荷重を軽減できトラクタ前後バランスが良好となる。
【0011】
支持フレームに設けた可変手段は伸縮自在なアクチュエータにより、回転軸支点から畦形成作業体の重心までの距離を可変することで、トラクタ運転者がトラクタ座席よりコントロールボックスにて遠隔操作し伸縮量を設定できるので操作性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を実施した畦形成機の前進作業時の平面図、図2は同畦形成機後進作業時の平面図、図3は同畦形成機の前進作業時の側面図、図4は同畦形成機の駆動伝達図、図5は同畦形成機の非作業時の側面図、図6は同畦形成機の非作業時、畦形成作業体を前方へ配置した側面図である。
【0013】
図1乃至図3において、1は主フレームで側面視後方に開口したコの字状のベース11と、このベース11の両端部に側板12L,12Rが設けてある。主フレーム11よりトラクタ側である前方に向け装着マスト13が設けられ、図示されないがトラクタ三点リンク機構に連結するためのものである。
【0014】
装着マスト13は、トラクタ三点リンク機構のトップリンクに連結されるトップリンクブラケット13Tとロアリンクに連結されるロアリンクピンを有するロアリンクブラケット13L,13Rから構成されている。
【0015】
又、主フレーム1の側面視前方下部で平面視中央部には、駆動入力部である入力軸ハウジング14が設けてあり、側面視前方に向け回転可能に軸支された入力軸15が備えてある。この入力軸15の前方端には図示されていないがトラクタPTO軸よりユニバーサルジョイントを介し連結され畦形成作業をするための駆動力を受ける。
【0016】
そして、コの字状にしたベース11の上面板11Aおよび下面板11Bには、平面視中央後方位置で側面視上下方向の同軸上に回動孔を貫通させた回動ボス11a,11bを設けてある。
【0017】
2は支持フレームであり、断面形状が矩形の横長のアーム体2aの一端に前記主フレーム1に備えた回動ボス11a,11bと連結されるフレーム連結ボス21と、他端である外方端部には畦形成作業体3を支持するとともに、支持フレーム2の軸方向に摺動自在とした支持ブラケット22を有する。
【0018】
フレーム連結ボス21は、前記主フレーム1に備えた回動ボス11a,11bの回動孔と同形状に貫通した回動孔を有し、このフレーム連結ボス21の回動孔と回動ボス11a,11bの回動孔の軸心を側面視上下方向で一致させ、回動軸23を上下方向に挿入することにより支持フレーム2は平面視にて左右水平方向に回動自在に軸支される。
【0019】
支持ブラケット22は、前記支持フレーム2のアーム体2aと断面形状が同形状の矩形開口部を貫通させたパイプ体22aと、このパイプ体22aから下方に延びる支持プレート22b,22cから構成され、この支持プレート22b,22cにて前記畦形成作業体3を吊設し、パイプ体22aの矩形開口部が支持フレーム2のアーム体2aに挿入され同軸上で摺動可能とし、回転軸支点から畦形成作業体3の重心までの距離を可変可能とする可変手段となる。
【0020】
そして、可変手段である支持ブラケット22は、支持ブラケット22のパイプ体22a後方側面から突設したブラケット22dと、前記支持アーム2のアーム体2aに架設される伸縮手段4にて可変駆動される。この伸縮手段4は伸縮自在なアクチュエータを用い、伸縮することにより支持ブラケット22を摺動させ、吊設された畦形成作業体3を所望の平面位置に配置することが可能であり、畦形成作業体3の重心を回動軸心側へ寄せることができる。又、アクチュエータを用いることにより、トラクタ運転者がトラクタ運転席よりコントロールボックスBにて遠隔操作可能としてある。
【0021】
又、支持フレーム2の外方端部に備えた支持ブラケット22にて支持される畦形成作業体3は、作業進行方向前方より盛土装置31、次に畦上面を削土する畦上面削土装置32、後方に畦形成装置33が列設し、これら各装置を駆動する作業入力軸34aを有した伝達ケース34から構成される。
【0022】
アクチュエータとは、流体や電気のエネルギを外部に出力するもので、本実施例では電動油圧シリンダを用いている。
【0023】
畦形成作業体3の伝達ケース34は、平面視前後方向に延び薄型で側面視への字状のケース体である。前記作業入力軸34aは、への字に構成した伝達ケース34の頂点部でトラクタ側となる内方側面より突出させるとともに、外方側面には側面視前方部に前記盛土装置31を駆動する盛土駆動軸31aと、後方部に畦形成装置33を駆動する畦形成駆動軸33aと、前記作業入力軸34aと同軸上に位置する畦上面削土駆動軸32aを有してなる。
【0024】
31の盛土装置は、前記盛土駆動軸31aに着脱可能とした盛土ロータ軸31bに複数の盛土爪31cを設け構成され、圃場面の土と旧畦側面の土を掘削し跳ね上げながら後方へ送る。
【0025】
32の畦上面削土装置は、前記畦上面削土駆動軸32aに着脱可能とした削土ロータ軸32bに複数の畦上面削土爪32cを設け構成され、畦上面の土と雑草等を根こそぎ削土し、前記盛土装置31により跳ね上げられた盛土と混和され後方へ送られる。
【0026】
33の畦形成装置は、前記畦形成駆動軸33aに着脱可能とした畦側面を形成する円錐状の畦側面形成ディスク33bと、この畦側面形成ディスク33bの頂点付近より外方に向けた円筒状の畦上面形成ローラ33cとの組み合わせにより構成され、前記盛土装置31と畦上面削土装置32により混和された盛土を回転駆動することにより畦形成作業を行う。
【0027】
前記作業入力軸34aは前記入力軸15の後端部と伸縮自在とした駆動伝達手段Aにて連結される。この駆動伝達手段Aは伸縮可能なダブル広角ジョイントを用いている。ダブル広角ジョイントを用いることにより畦形成作業体3が水平回動され、前記入力軸15と前記作業入力軸34aとの位置変化に伸縮しながら追随するとともに、前記入力軸15と前記作業入力軸34aとの相対角度の変化に追随するため、このような水平回動させ作業位置を変更させる畦形成機等の農作業機において簡単に駆動伝達させることができるため有利である。
【0028】
又、前記伝達ケース34は、前記作業入力軸34aとこの作業入力軸34aと同軸上に設けられる前記畦上面削土出力軸32aとを支持する円筒状のハウジング35が設けられ、このハウジング35の外周部を前記支持フレーム2に備えた支持ブラケット22の支持プレート22b,22cが挟持し、伝達ケース34すなわち前記畦形成作業体3を吊設する。
【0029】
挟持された吊設した伝達ケース34すなわち畦形成作業体3の挟持部は、側面視前後方向へ回動可能な回動部を形成しており、前記支持ブラケット22と伝達ケース34に架設される畦高さ設定手段5により前後回動を規制し任意の畦形成高さとすることが可能となる。畦高さ設定手段5は伸縮自在なアクチュエータを用いトラクタ運転者がトラクタ運転席よりコントロールボックスBにて遠隔操作可能としてある。アクチュエータは電動油圧シリンダである。
【0030】
6は作業位置ロック手段で前記支持フレーム2のアーム体2aに上下方向に貫通させ下面から突き出すよう摺動自在に取り付けたロックピン61と、このロックピン61の上下摺動操作を行う上下回動自在とした操作レバー62が設けられる。この操作レバー62を操作することにより前記主フレーム1の下面板11Bに3ヶ所開口された作業位置ロック孔63a,63b,63cにロックピン61が係脱し任意の作業位置に配置固定可能である。
【0031】
作業位置ロック孔63aは下面板11Bの平面視入力軸15に対し右側で、回動軸23を中心としこの軸心と前記ロックピン61の軸心を結ぶ半径の円弧上に開口し、この作業位置ロック孔63aにロックピン61が挿入されることにより、畦形成作業体3をトラクタ前進走行による畦形成作業が行える前進作業位置に固定される。
【0032】
作業位置ロック孔63bは回動軸23を中心としこの軸心と前記ロックピン61の軸心を結ぶ半径の円弧上で、下面板11Bに前記作業位置ロック孔63aから90°位相させた位置に開口し、この作業位置ロック孔63bにロックピン61が挿入されることにより、畦形成作業体3をトラクタ後方に配置する移動走行状態に固定される。
【0033】
作業位置ロック孔63cは回動軸23を中心としこの軸心と前記ロックピン61の軸心を結ぶ半径の円弧上で、下面板11Bに前記作業位置ロック孔63aから180°位相させた位置に開口し、この作業位置ロック孔63cにロックピン61が挿入されることにより、畦形成作業体3をトラクタ後進走行による畦形成作業が行える後進作業位置に固定される。
【0034】
このように1つ支持フレーム2を1つの回動軸23を回転軸支点として水平回動させることにより、回動動作が一回で所望の作業位置あるいは非作業時であるトラクタ後方に畦形成作業体3を配置することが可能となる。
【0035】
図4に基づいて駆動伝達について説明すると、トラクタの駆動力は、図示されないがトラクタPTO軸よりユニバーサルジョイントを介し前記駆動入力部に備えた入力軸15へ伝達される。入力軸15の後端部から前記畦形成作業体3の伝達ケース34に備えた作業入力軸34aへ駆動伝達手段4であるダブル広角ジョイントにて連結される。
【0036】
この駆動伝達手段Aであるダブル広角ジョイントを介し入力軸15に入力されたトラクタ駆動力は作業入力軸34aへ出力される。作業入力軸34aに入力されたトラクタ駆動力は、伝達ケース34内に設けられる盛土駆動チェーン34bを介し盛土駆動軸31aに減速し伝達するとともに、畦形成駆動チェーン34cを介し畦形成駆動軸33aに減速し伝達される。さらに、作業入力軸34aは同軸上に配置された畦上面削土駆動軸32aと伝達ケース34内で連結され駆動される。
【0037】
そして、前記盛土駆動軸31aに着脱可能とした盛土装置31は回転駆動され圃場面の土と旧畦側面の土を掘削し跳ね上げながら後方へ送り、畦上面削土出力軸32aに着脱可能とした畦上面削土装置32は回転駆動され、畦上面の土と雑草等を根こそぎ削土し、前記盛土装置31により跳ね上げられた盛土と混和され後方へ送る。そして、畦形成出力軸33aに着脱可能とした畦形成装置33は回転駆動され、前記盛土装置31と畦上面削土装置32により混和された盛土を旧畦の側面および上面に塗り付け畦形成作業を行う。
【0038】
非作業時である移動走行時には、畦形成作業体3を端部に備えた支持フレーム2を水平回動させ、畦形成作業体3を図5に示すようにトラクタ後方に配置し、前記作業位置ロック手段6にて固定される。このように畦形成作業体3を配置することで、畦形成作業体3がトラクタ巾側方への突出する量を減少させることができる。
【0039】
そしてこの時、支持フレーム2のアーム体2aに挿入されアーム体2aの軸方向に摺動自在とした可変手段である支持ブラケット22に吊設された畦形成作業体3は、支持ブラケット22と前記支持アーム2のアーム体2aに架設される伸縮手段4を収縮させることを図6に示すように側面視にてトラクタ側前方に畦形成作業体3を配置することが可能であり、畦形成作業体3の重心位置をトラクタ側に備えられる回転軸23の回転軸支点側に寄せることができ、トラクタ前後バランスが良好となる。
【0040】
又、畦形成作業体3をトラクタ前進による前進作業位置および後進による後進作業位置に配置した場合に、支持アーム2のアーム体と支持ブラケット22に架設される前記伸縮手段4を伸縮させることにより、トラクタの進行方向に対し畦形成作業時の畦形成位置の位置合わせを独立的に容易に行うこともできる。
【0041】
本実施例では、可変手段である支持ブラケット22を支持アーム2a軸方向に摺動させるため伸縮手段であるアクチュエータを用いたが、支持ブラケット22と支持アーム2に係合孔を設け、手作業で畦形成作業体3を設けた支持ブラケットを摺動させ、係合ピンの抜き差しにて回転軸支点から畦形成作業体3の重心までの距離を可変させ固定するような構成もある。
【0042】
【発明の効果】
以上のようにトラクタへ連結するための装着マストとトラクタより駆動力を受ける駆動入力部とを設けた主フレームと、盛土装置と畦形成装置とこれらを駆動するための作業入力軸を設けた伝達ケースとからなる畦形成作業体を外方端部に支持する一個の支持フレームと、この支持フレームを前記主フレームに対し1つの回動軸にて回動自在に軸支し、前記作業入力軸と前記駆動入力部とを伸縮自在とした駆動伝達手段にて連結することにより畦形成作業体の回動部の構成を簡略化することが可能となる。
【0043】
支持アームは、支持フレームに、回動軸支点から畦形成作業体の重心までの距離を可変可能とする可変手段を備えることにより、非作業時である移動走行時に畦形成作業体をトラクタ後方へ配置しても後方への突出量を縮小することが可能となりトラクタ前後バランスが改善される。
【0044】
支持フレームを180°水平回動させることにより、畦形成作業体をトラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と、後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置とに配置可能することことで、未作業部分の畦形成作業をトラクタ後進走行にて行うことができる。
【0045】
畦形成作業体に備えた作業入力軸に入力された駆動力は、伝達ケースに備えられた盛土駆動軸と畦形成駆動軸へ出力され、盛土装置と畦形成装置とを回転駆動し、この盛土駆動軸と畦形成駆動軸と作業入力軸は畦形成作業時の進行方向に対し直交し平行状に配置させることにより、伝達ケースを簡単な構成で且つ薄型軽量に製作可能となるため、移動走行時に畦形成作業体を後方配置した場合の後方荷重を軽減できトラクタ前後バランスが良好となる。
【0046】
支持フレームに設けた可変手段は伸縮自在なアクチュエータにより、回転軸支点から畦形成作業体の重心までの距離を可変することで、トラクタ運転者がトラクタ座席よりコントロールボックスにて遠隔操作し伸縮量を設定できるので操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した畦形成機の前進作業時の平面図
【図2】同畦形成機の後進作業時の平面図
【図3】同畦形成機の前進作業時の側面図
【図4】同畦形成機の駆動伝達図
【図5】同畦形成機の非作業時の側面図
【図6】同畦形成機の非作業時、畦形成作業体を前方へ配置した側面図
【符号の説明】
1 主フレーム
11 ベース
11A 上面板
11B 下面板
11a,11b 回動ボス
12L,12R 側板
13 装着マスト
13T トップリンクブラケット
13L,13R ロアリンクブラケット
14 入力軸ハウジング
15 入力軸
2 支持フレーム
21 フレーム連結ボス
2a アーム体
22 支持ブラケット
22a パイプ体
22b,22c 支持プレート
22d ブラケット
23 回動軸
3 畦形成作業体
31 盛土装置
31a 盛土駆動軸
31b 盛土ロータ軸
31c 盛土爪
32 畦上面作土装置
32a 畦上面削土駆動軸
32b 削土ロータ軸
32c 畦上面削土爪
33 畦形成装置
33a 畦形成駆動軸
33b 畦形成駆動軸
33c 畦側面形成ディスク
34 伝動ケース
34a 作業入力軸
34b 盛土駆動チェーン
34c 畦形成駆動チェーン
35 ハウジング
4 伸縮手段
5 畦高さ設定手段
6 作業位置ロック手段
61 ロックピン
62 操作レバー
63a,63b,63c 作業位置ロック孔
A 伝達手段
B コントロールボックス

Claims (5)

  1. トラクタへ連結するための装着マストとトラクタより駆動力を受ける駆動入力部とを設けた主フレームと、盛土装置と畦形成装置とこれらを駆動するための作業入力軸を設けた伝達ケースとからなる畦形成作業体を外方端部に支持する一つの支持フレームと、この支持フレームを前記主フレームに対し1つの回動軸にて回動自在に軸支し、前記作業入力軸と前記駆動入力部とを伸縮自在とした駆動伝達手段にて連結したことを特徴とした畦形成機。
  2. 支持フレームに、回動軸支点から畦形成作業体の重心までの距離を可変可能とする可変手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の畦形成機。
  3. 支持フレームを180°水平回動させることにより畦形成作業体をトラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置とに配置可能としたことを特徴とした請求項1乃至2記載の畦形成機。
  4. 畦形成作業体に備えた作業入力軸に入力された駆動力は、伝達ケースに備えられた盛土駆動軸と畦形成駆動軸へ出力され、盛土装置と畦形成装置とを回転駆動し、この盛土駆動軸と畦形成駆動軸と作業入力軸は畦形成作業時の進行方向に対し直交し平行状に配置されることを特徴とする請求項1から3記載の畦形成機。
  5. 支持フレームに設けた可変手段は伸縮自在なアクチュエータにより、回転軸支点から畦形成作業体の重心までの距離を可変することを特徴とする請求項2から4記載の畦形成機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008148574A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Kobashi Kogyo Co Ltd 農作業機及びこの移動方法
JP2011172517A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sasaki Corporation 畦形成機
CN108235836A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 广西南宁途御科技有限公司 甘蔗种植机的碎土开行装置

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