JP2004215266A - 映像の再現品質の向上装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。飛越し走査映像の順次走査映像への変換時に発生する色のにじみ現象、階段化現象などを含むいろいろな問題点を防止してより自然で軟らかい順次走査映像を獲得して順次走査映像の再現品質の向上を図れる。
【選択図】 図2
Description
フィールドの選択的処理、斜線可能性判別、傾斜方向の予測、予測の正確性及びピクセル値の調整処理をすることによって、色にじみ現象、残像現象及び階段現象が発生できる問題点が解決できる。境界(エッジ)の斜線方向判断時に方向予測と予測の正確性とを同時に判別する方向判断の細密化を図ることによって斜線方向判断のエラーの恐れを画期的に減らせる。また順次走査映像に変換時に飛越し走査映像の2つフィールドを共に使用し、合わせて調整ピクセル値を算出するために飛越し走査された映像の色度値と順次走査された映像の色度値との差を減らせられ、色のにじみ現象が防止できてより軟らかくて自然な順次走査映像が具現できる。
st[x]は最終出力ピクセル値を意味する。ここでの臨界値も実験的に決定される。数学式4が意味するところは、元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が僅かである場合には最終ピクセル値に元のピクセル値をそのまま使用し、元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が大きい場合には最終ピクセル値に補間されたピクセル値を使用するという意味である。
垂直領域存在判別段階(S50)は入力画素が垂直領域に存在しているかどうかを判別する段階であって、垂直領域存在判別は前記のように入力画素の垂直方向の上下画素のピクセル値の差が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、差が臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別する。
21 斜線可能性判別部
22 方向判別部
23 補間部
24 調整ピクセル値算出部
221 方向予測部
222 正確性判別部
30 処理対象画素判別部
31 存在領域判別部
301 存在フィールド判別部
302 フィールド選択処理部
S50 垂直領域存在判別段階
S51 斜線可能性判別段階
S52 方向判別段階
53 補間段階
S54 調整ピクセル値算出段階
S521 方向予測段階
S522 正確性判別段階
S60 処理対象画素判別段階
S61 存在領域判別段階
S601 存在フィールド判別段階
S602 フィールド選択処理段階
Claims (95)
- 入力画素に含まれた境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、
前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、
前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。 - 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
- 前記垂直領域存在判別部は、
前記入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記斜線可能性判別部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記斜線可能性判別部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求め、前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向判別部は、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b)と差(c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差aと前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、B)と(E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、B)と(E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を右側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を左側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記補間部は、
前記境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記調整ピクセル値算出部は、
前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項2に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する処理対象画素判別部と、
前記入力画素が補間処理対象であると判別される場合、前記入力画素に含まれた境界が垂直領域に属するか、斜線領域に属するかを判別する存在領域判別部と、
前記存在領域判別によって前記入力画素の隣接画素のピクセル値を利用して前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、この補間ピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値として指定する補間部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。 - 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。
- 前記処理対象画素判別部は、
前記入力画素が奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在しているかを判別する存在フィールド判別部と、
前記入力画素が順序同順に当該奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在する場合には前記入力画素を補間処理対象と判別し、順序同順に他方の偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方に存在する場合には前記入力画素のピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値としてそのまま指定するフィールド選択処理部と、を含むことを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記存在領域判別部は、
前記境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、
前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、を含むことを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記垂直領域存在判別部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記斜線可能性判別部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記斜線可能性判別部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向判別部は、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)とを求め、前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方の所定の臨界値以上であり、C−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)とを求め、前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、B−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を右側に予測した場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を左側に予測した場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記補間部は、
前記入力画素が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の他のフィールド走査線に存在する垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記入力画素が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の直ぐ上と下の他のフィールド走査線に存在する対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記調整ピクセル値算出部は、
前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項16に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記垂直方向ピクセル値の差のうち前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互隣接している場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別部と、
前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。 - 入力画素の垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別部と、
前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向判別部は、
前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする請求項31に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向判別部は、
前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする 請求項32に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、C−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記方向予測部は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、B−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を右側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を左側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を右側予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 前記正確性判別部は、
前記方向予測部が前記方向を左側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 入力画素に含まれた境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出する補間部を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。
- 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の映像の再現品質の向上装置。
- 前記調整ピクセル値算出部は、
前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項44に記載の映像の再現品質の向上装置。 - 入力画素に含まれた境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別段階と、
前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性如何を判断する斜線可能性判別段階と、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、
前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。 - 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
- 前記垂直領域存在判別段階は、
前記入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。 - -
前記斜線可能性判別段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記斜線可能性判別段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向判別段階は、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいづれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が左側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記補間段階は、
前記境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記調整ピクセル値算出段階は、
前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項47に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する処理対象画素判別段階と、
前記入力画素が補間処理対象であると判別される場合、前記入力画素に含まれた境界が垂直領域に属するか、斜線領域に属するかを判別する存在領域判別段階と、
前記存在領域判別によって前記入力画素の隣接画素のピクセル値を利用して前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、この補間ピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値として指定する補間段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。 - 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことを特徴とする請求項59に記載の映像の再現品質の向上方法。
- 前記処理対象画素判別段階は、
前記入力画素が奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在しているかどうかを判別する存在フィールド判別段階と、
前記入力画素が順序同順に当該奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在する場合には前記入力画素を補間処理対象と判別し、順序同順に他方偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれかに存在する場合には前記入力画素のピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値としてそのまま指定するフィールド選択処理段階と、を含むことを特徴とする請求項60に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記存在領域判別段階は、
前記境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別段階と、
前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別段階と、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことを特徴とする請求項60に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記垂直領域存在判別段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記斜線可能性判別段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記斜線可能性判別段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向判別段階は、
前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、順序同順にA−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の)走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、順序同順にA−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側の1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が左側側と予測された場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側の1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記補間段階は、
前記入力画素が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の他のフィールド走査線に存在する垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記入力画素が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の直上と下のフィールド走査線に存在する対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項60に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記調整ピクセル値算出段階は、
前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項61に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記垂直方向ピクセル値の差のうち前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互隣接している場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別段階と、
前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。 - 入力画素の垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別段階と、
前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向判別段階は、
前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項76に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向判別段階は、
前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項77に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記方向予測段階は、
前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が左側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項79に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 前記正確性判別段階は、
前記方向予測段階で前記方向が左側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項79に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 入力画素に含まれた境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出する補間段階を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。
- 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことを特徴とする請求項88に記載の映像の再現品質の向上方法。
- 前記調整ピクセル値算出段階は、
前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値と指定することを特徴とする請求項89に記載の映像の再現品質の向上方法。 - 請求項46に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
- 請求項60に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
- 請求項76に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
- 請求項77に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
- 請求項88に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
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