JP2004215266A - 映像の再現品質の向上装置及びその方法 - Google Patents

映像の再現品質の向上装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004215266A
JP2004215266A JP2003434628A JP2003434628A JP2004215266A JP 2004215266 A JP2004215266 A JP 2004215266A JP 2003434628 A JP2003434628 A JP 2003434628A JP 2003434628 A JP2003434628 A JP 2003434628A JP 2004215266 A JP2004215266 A JP 2004215266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
value
difference
vertical
pixel value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003434628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4524104B2 (ja
Inventor
Hye-Yeon Kim
惠 ▲イェオン▼ 金
Shi-Hwa Lee
時 和 李
Daisei Cho
大 星 趙
Woo-Shik Kim
▲祐▼ ▲シク▼ 金
Sang-Jo Lee
相 祚 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2004215266A publication Critical patent/JP2004215266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4524104B2 publication Critical patent/JP4524104B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/70Denoising; Smoothing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20172Image enhancement details
    • G06T2207/20192Edge enhancement; Edge preservation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 映像の再現品質の向上装置及びその方法を提供する。
【解決手段】 入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。飛越し走査映像の順次走査映像への変換時に発生する色のにじみ現象、階段化現象などを含むいろいろな問題点を防止してより自然で軟らかい順次走査映像を獲得して順次走査映像の再現品質の向上を図れる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、映像の再現品質の向上装置及びその方法に係り、特に飛越し走査映像の順次走査映像への変換時に発生する色のにじみ現象、階段化現象などを含むいろいろな問題点を防止してより自然で軟らかい順次走査映像を獲得して順次走査映像の再現品質の向上を図れる装置及び方法に関する。
飛越し走査映像を順次走査映像に変換させる従来の関連技術についてはいろいろな技術が提示されている(特許文献1参照)。その中、代表的な方式の2つとして、ブレンド方式とエッジ従属補間(edge dependent interpolation)方式とがあるが、これについて簡略に紹介すれば、次の通りである。
ブレンド方式は、処理対象のピクセルの飛越し走査上のピクセル値とこのピクセルの垂直方向の上下ピクセル値とを利用して補間処理を行った後、補間処理された値を処理対象のピクセルの値にする方式である。この方式は特に映像のエッジ部分の軟らかくて自然な表現に効果をえられる長所がある。しかし、動きの多い飛越し走査映像を本方式を利用して変換させる場合ににじみ現象及び残像が生じる欠点があり、また斜線エッジ部分の表現時に階段現象が発生する短所がある。
エッジ従属補間(Edge Dependent Interpolation)方式は処理対象のピクセル値を求めるために処理対象のピクセルの上下ピクセル値と上下ピクセル値の左右ピクセル値とを使用する方式で図1に提示されたように処理対象のピクセル値Xの順次走査されたピクセル値X’を求めるためにこのピクセルの左側上の対角線方向ピクセル値(Dlu)、左側下の対角線方向ピクセル値(Dld)、右側上の対角線方向ピクセル値(Dru)、右側下の対角線方向ピクセル値(Drd)、上下ピクセル値(Vu、Vd)を使用する。
本方式は上下ピクセル値の差(Vu−Vd)、対角線方向ピクセル値の差(Dlu−Drd、Dld−Dru)を求めてその差が最も小さい方向の値に処理対象のピクセル値Xを補間して順次走査されたピクセル値X’を求める。この方式は前記したように対角線方向のピクセルを考慮するので、自然な斜線エッジ表現が可能であって階段現象を防止できる長所がある。
しかし、本方式は境界(エッジ)の斜線方向判断のエラーの恐れがあり、補間時に飛越し走査映像の1つのフィールドのみを使用するために(1つのフィールドは捨てるために)飛越し走査映像の色度値と順次走査映像の色度値とが相互顕著な差がつき、被写体の動きの早い映像の順次変換時における色のにじみ現象が発生できる問題点がある。本方式についての詳細なる事項は、非特許文献1に提示されている。
韓国特許出願10−1999−7012311(PCT/US98/12816) Gerald DeHaan、Deinterlacing−An Overview、Proceeding of the IEEE、Vol.86、No.9、Sep、1998
本発明は前記の問題点を解決するために創案されたものであって、本発明の第1目的は、映像の再現時に発生できる色のにじみ(blur)現象、残像現象及び階段現象が発生する問題点が解決できるように映像の再現品質の向上装置及び方法を提供するところにある。
本発明の第2目的は、境界(エッジ)の斜線方向判断のエラーの恐れを減らせる映像の再現品質の向上装置及び方法を提供するところにある。
本発明の第3目的は、飛越し走査映像の色度値と順次走査された映像の色度値との差を縮める映像の再現品質の向上装置及び方法を提供するところにある。
本発明の第4目的は、飛越し走査映像の順次走査変換時に発生できる色のにじみ現象が解決できる映像の再現品質の向上装置及び方法を提供するところにある。
このような目的を達成するために本発明が提供する映像の再現品質の向上装置は、入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、前記境界が垂直領域に存在しないと判別される場合、前記境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間部とを含むことを特徴とし、前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第2の映像の再現品質の向上装置は飛越し走査方式の入力画素が補間処理の対象画素であるかどうかを判別する処理対象画素判別部と、前記入力画素が補間処理対象であることが判別される場合、前記入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に属するか、斜線領域に属するかを判別する存在領域判別部と、前記存在領域判別によって前記入力画素の隣接画素のピクセル値を利用して入力画素の補間されたピクセル値を算出し、この補間されたピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値に指定する補間部を含むことをその特徴とし、補間されたピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第3の映像の再現品質の向上装置は入力画素の垂直方向の上下画素の左右それぞれの2つの画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記垂直方向ピクセル値の差のうち前記臨界値以上の値を有するものの位置が相互隣接している場合に前記入力画素に含まれた境界(エッジ)に斜線可能性があることを判別する斜線可能性判別部と、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部を含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第4の映像の再現品質の向上装置は入力画素の垂直方向の上下画素の差と前記垂直方向の上下画素の左右それぞれ2つの画素の各画素別対角線方向のピクセル値の差を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方のあらゆる値が他方の値より少ない場合に前記入力画素に含まれた境界(エッジ)に斜線可能性があることを判別する斜線可能性判別部と、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部を含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第5の映像の再現品質の向上装置は入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向の上位3画素のピクセル値と垂直方向の下位3画素のピクセル値とに前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向の上位画素のピクセル値と対角方向の下位画素のピクセル値とに前記補間ピクセル値を算出する補間部を含むことをその特徴とし、前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことをその特徴とする。
合わせて、本発明が提供する映像の再現品質の向上方法は入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に存在するかどうかを判別する垂直領域の存在判別段階と、入力画素が垂直領域に存在しないと判別される場合、入力画素に含まれた境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別段階と、境界に斜線可能性があると判別される場合、斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間段階と、を含むことを特徴とし、補間ピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階と、をさらに含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第2の映像の再現品質の向上方法は飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する処理対象画素判別段階と、入力画素が補間処理対象であることが判別される場合、入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に属する画素であるか、斜線領域に属する画素であるかを判別する存在領域判別段階と、存在領域の判別によって入力画素の隣接画素のピクセル値を利用して入力画素の補間されたピクセル値を算出し、この補間されたピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値に指定する補間段階と、を含むことをその特徴とし、補間されたピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階と、をさらに含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第3の映像の再現品質の向上方法は入力画素の垂直方向の上下画素の左右それぞれの2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記垂直方向ピクセル値の差のうち前記臨界値以上の値を有するものの位置が相互隣接している場合に前記入力画素に含まれた境界(エッジ)に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別段階と、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第4の映像の再現品質の向上方法は入力画素の垂直方向の上下画素の差と前記垂直方向の上下画素の左右それぞれの2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方のあらゆる値が他方の値より少ない場合に前記入力画素に含まれた境界(エッジ)に斜線可能性があることを判別する斜線可能性判別段階と、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことをその特徴とする。
本発明が提供する第5の映像の再現品質の向上方法は入力画素に含まれた境界(エッジ)が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向の上位3画素のピクセル値と垂直方向の下位3画素のピクセル値で前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向の上位画素のピクセル値と対角方向の下位画素のピクセル値とに前記補間ピクセル値を算出する補間段階を含むことをその特徴とし、前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことをその特徴とする。
本発明を実施すれば、次のような効果がある。
フィールドの選択的処理、斜線可能性判別、傾斜方向の予測、予測の正確性及びピクセル値の調整処理をすることによって、色にじみ現象、残像現象及び階段現象が発生できる問題点が解決できる。境界(エッジ)の斜線方向判断時に方向予測と予測の正確性とを同時に判別する方向判断の細密化を図ることによって斜線方向判断のエラーの恐れを画期的に減らせる。また順次走査映像に変換時に飛越し走査映像の2つフィールドを共に使用し、合わせて調整ピクセル値を算出するために飛越し走査された映像の色度値と順次走査された映像の色度値との差を減らせられ、色のにじみ現象が防止できてより軟らかくて自然な順次走査映像が具現できる。
以下、本発明の構成及び作用を本発明の最適の実施例に根拠し、図面を参照して詳しく説明するが、図面の構成要素に参照番号を付与するに当たって、同一構成要素については、たとえ他の図面上にあるとしても同一参照番号を付し、当図面に対する説明時に必要な場合、他の図面の構成要素が引用できるということをあらかじめ述べておく。
図2は、本装置発明のうち第1装置発明の構成図である。
垂直領域存在判別部20は入力画素が垂直領域に存在しているかどうかを判別する部分であって、垂直領域存在判別は望ましく入力画素の垂直方向の上下画素のピクセル値の差が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、差が臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別される。
入力画素が垂直領域にあるが判別される場合には入力画素に対して補間部23によって直ちに補間処理をする。補間処理の方式は後述する。
斜線可能性判別部21は入力画素が垂直領域に存在しないと判別される場合、入力画素に含まれた境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する部分であって、斜線可能性の判別は望ましく入力画素の垂直方向の上下画素の左右それぞれの2画素の各画素別垂直方向のピクセル値の差を利用する第1方式、または入力画素の垂直方向の上下画素の差と垂直方向の上下画素の左右それぞれの2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差を利用して求める第2方式がある。2種の方式は後述する第1装置発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
方向判別部22は、斜線可能性判別部21によって境界に斜線可能性があると判別される場合、この斜線の傾斜方向を判別する部分であって境界に斜線可能性があると判別される場合に前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部221と予測された方向の正確性を判別する正確性判別部222とで構成される。斜線傾斜方向予測と正確性判別の一方式は後述する第1装置発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
斜線の方向が判断されれば、判断された方向によって補間部23によって入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値が算出される。補間の方式は、望ましくは入力画素の上下左右に位置した多数のピクセル値を利用して補間ピクセル値を算出する。
補間ピクセル値算出の一方式は後述する第1装置発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
第1装置発明は補間されたピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部24をさらに含むことができる。
一般的に補間処理が終わると、順次走査映像への変換手順は終結される。調整ピクセル値算出部24の効用性は、特に被写体の動きが多いか速い映像の変換処理時にその意義がある。動きが多いか、速い映像は各フィールド間色度値の差が非常に大きい。したがって、元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が僅かである場合には最終ピクセル値で元のピクセル値をそのまま使用することが再現品質の向上のためにより望ましい。調整ピクセル値算出部24は元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が大きい場合には最終ピクセル値として補間されたピクセル値を指定する。
調整ピクセル値算出の一方式は後述する第1装置発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
図3Aは、第1装置発明が最適に具現できる飛越し走査映像を順次走査映像に変換する第2装置発明の詳細構成図である。
処理対象画素判別部30は飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する部分であって、存在フィールド判別部301は飛越し走査方式の入力画素が例えば奇数フィールド(存在フィールド判別部301の設計によっては偶数フィールド)に存在するかどうかを判別するが、奇数フィールド(存在フィールド判別部301の設計によっては偶数フィールド)への存在判別理由は1つのフィールドの画素は出力映像にそのまま使わせるためである。前述したように従来の順次走査映像変換方式は飛越し走査映像の1つのフィールドのみを使用して変換させるために、元の映像の色度値と順次走査された映像の色度値とが相互類似した場合にも元の映像の色度値をそのまま使用しなくて順次走査された映像の再現性が落ちる問題点があった。
したがって、本第2装置発明では飛越し走査映像の2つのフィールドを何れも使わせることによって本問題点が解決できる方法を提示する。あるフィールドの画素を出力映像の当該画素としてそのまま使用するかは選択の問題である。以下では偶数フィールドを出力映像にそのまま使用することを前提とし、本発明の動作を説明する。奇数フィールドを出力映像にそのまま使用する場合も動作方式は同一である。
フィールド選択処理部302は入力画素が奇数フィールドに存在する場合には入力画素を補間処理対象に判別して偶数フィールドに存在する場合には入力画素のピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値としてそのまま指定する。
存在領域判別部31はフィールド選択処理部302によって入力画素が補間処理対象であることが判別される場合に入力画素が垂直領域に属する画素であるか、斜線領域に属する画素であるかを判別する部分である。本構成要素は前記言及した第1装置発明に対応するものであって、本実施例の最高の効果を得るための核心的要素と言える。
垂直領域とは、通常的に入力画素の位置が単一被写体の領域にある場合を意味し、斜線領域とは、入力画素の位置が複数の被写体の領域に重なる場合、すなわち、画素にエッジを含んでいる場合を意味する。
存在領域の判別は、まず入力画素が垂直領域に存在するか否かから判別する。すなわち、垂直領域存在判別部20は望ましく入力画素が存在するフィールド走査線の直ぐ上と下の他のフィールド走査線に存在する垂直方向画素のピクセル値の差が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、差が臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別する。この時、臨界値の設定は前記でのように実験によって決定される。入力画素が垂直領域にあると判別される場合には入力画素に対して補間部32によって直ちに補間処理をするようになる。
斜線可能性判別部21は入力画素が垂直領域に存在しないと判別される場合に(入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差が所定の臨界値より大きい場合に)入力画素に含まれた境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する部分である。望ましくは、入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用してその可能性が判断される。
さらに望ましくは、図3Bに提示されたように、入力画素Xが属する奇数フィールド走査線の直ぐ上と下の偶数フィールド走査線に属し、入力画素の垂直方向の上の画素fと下の画素kに対して左右それぞれの2画素即ちd、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別垂直方向ピクセル値の差A、B、C、Dのうち、BかCが所定の臨界値以上であり、A、B、C、Dのうち臨界値以上の値を有する画素の位置が相互接している場合に境界の斜線可能性があると判別する。例えば、Cが臨界値以上であり、Aが臨界値以上であれば、gとd、lとiは隣接していないために斜線可能性があると判別せずに、Cが臨界値以上であり、Dが臨界値以上であれば、gとh、lとmは隣接しているために斜線可能性があると判別する。
斜線可能性の有無の判断は入力画素Xの垂直方向上下画素fとkのピクセル値の差と垂直方向上下画素それぞれの左右に隣接する2画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別対角線方向ピクセル値の差を利用した第2の方式によってなる場合もある。図3Cに提示されたところによって入力画素Xが属した奇数フィールド走査線の直ぐ上と下の偶数フィールド走査線に属し、入力画素の垂直方向の上下画素fとkの垂直方向ピクセル値の差Aと入力画素の垂直方向の上下画素それぞれの左右に隣接する2個の画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別対角線方向ピクセル値の差B、C、D、Eのうち小さい値の2つを選択した時、何れも一方の対角線方向ピクセル値の差D、Eと、B、Cが選択されれば、斜線可能性があると判別する。すなわち、小さい値の2つの順序がB→C、C→B、D→E、またはE→Dであれば、斜線可能性があると判別する。
方向判別部22は斜線可能性判別部21によって境界に斜線可能性があると判別される場合に斜線の傾斜方向を判別する部分であって、方向予測部221は境界に斜線可能性があると判別される場合に前記斜線の傾斜方向を予測し、正確性判別部222は予測された方向の正確性を判別する。
この時、傾斜方向の予測は望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用してその方向を予測する。斜線可能性の判別が第1方式によってなる場合には図3Bに提示されたところによって入力画素Xが属する奇数フィールド走査線の直ぐ上と下の偶数フィールド走査線に属する、入力画素の垂直方向上下画素fとkの左右に隣接するそれぞれの1画素e、gと、j、lの各画素別対角方向ピクセル値の差b=g−jとc=e−lの差分b−cが0より小さければ[大きければ]、すなわち、b[c]がc[b]より少なければ、傾斜方向がb[c]方向であると仮定できる(なおここで、「X[Y]」なる表記は[ ]の前の記載Xと[ ]の中の記載Yのいずれかを選択枝とし、文章中「X[Y]」が複数回表された場合には[ ]の前の記載Xと[ ]の中の記載Yとは順序同順に対応して表現されている意味とする。以下の説明においても同様とする)。
しかし、この条件のみでは、b[c]方向と断定できない。なぜなら、bとcとの差が非常に僅かである場合に、たとえ斜線可能性判別部312によって入力画素が斜線領域に属すると判別されても、b[c]方向に傾斜があると判断されれば(すなわち、入力画素が斜線領域にあると判断されれば)、誤った判断による色のにじみ現象が現れ得るからである。
したがって、方向予測の補充条件が必要となり、その補充条件はb−cの絶対値|b−c|が所定の臨界値以上である条件、入力画素の上下画素ピクセル値の差(a)と前記b[c]の差の絶対値|b−a|[|c−a|]が所定の臨界値以上である条件の2つの条件がさらに要求される。この場合の臨界値も実験的に決定される。もし、この三つの条件が同時に満足されないかあるいはbとcとが同じ値を有すれば、入力画素は垂直領域に存在するものとなる。
斜線可能性の判別が第2方式によりなる場合には方向予測部221は図3Cに提示されたように入力画素Xの垂直方向上下画素fとkの垂直方向ピクセル値の差Aと入力画素の垂直方向上下画素fとkに対して左右それぞれの2つの画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別対角線方向ピクセル値の差B、C、D、Eの小さい値2つが順にB→C[C→B](またはD→E[E→D])であれば、右側(または左側)方向と仮定する(なおここで、「U(またはV)」なる表記は( )の前の記載Uと( )の中の記載Vのいずれかを選択枝とし、文章中「U(V)」が複数回表された場合には( )の前の記載Uと( )の中の記載Vとは順序同順に対応して表現されている意味とする。以下の説明においても同様とする)。
しかし、この条件のみでは右側(または左側)方向と断定できない。なぜならば、右側(または左側)方向と仮定する時、C[B](またはE[D])とAの差が非常に僅かであり、C[B](またはE[D])とB[C](またはD[E])の差が大きい場合に、たとえ斜線可能性判別部312によって入力画素が垂直領域に属していないと判別されても、右側(または左側)方向に傾斜があると判断されれば(言い換えると、入力画素が斜線領域にあると判断されれば)、誤った判断による色のにじみ現象が現れ得る。
したがって、方向予測の補充条件が必要となり、その補充条件は右側方向に仮定された時、A−C[A−B](またはA−E[A−D])が所定の臨界値以上である条件、C−B[B−C](またはE−D[D−E])が所定の臨界値以内である条件の2つの条件がさらに要求される。この場合の臨界値も実験的に決定される。もし、この3つの条件が同時に満足されないか、CとB[BとC](またはEとD[DとE])が同じ値を有すれば、入力画素は垂直領域に存在することとなる。
方向が予測されれば、正確性判別部222は予測された方向の正確性を判別するようになるが、望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用してその正確性を判断するようになる。さらに望ましくは、図3D、図3Eに提示された通りに従う。図3Dは、傾斜方向が右側(図3Dではb方向)に予測された場合であり、図3Eは、左側(図3Dではc方向)に予測された場合である。
方向予測部221が傾斜方向を右側[左側]に予測した場合に正確性判別部222は入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から[右側から]2つの画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側[左側]の1画素値eについてf−d、g−d、g−e、h−eの値を算出する。
正確性判別部222は、この値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別する。もし、この値が所定の臨界値以下であれば、前記入力画素は垂直領域に存在すると判別する。この場合の臨界値も実験的に決定される。
斜線の方向が判断されれば、判断された方向によって補間部23によって入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値が算出される。補間の方式は望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用して補間ピクセル値を算出するようになる。
さらに望ましくは、図4に提示されたところによって入力画素が垂直領域に含まれる場合には入力画素が存在するフィールド走査線の他のフィールド走査線に存在する垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値に前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記入力画素が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の直上[直下]の他のフィールド走査線に存在する対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値とに前記補間ピクセル値を算出するようになる。
具体的には、入力画素が垂直領域にある場合には下の数式1によって入力画素が斜線領域にあり、傾斜方向が右側である場合には下の数式2によって入力画素が斜線領域にあり、傾斜方向が左側である場合には下の数式3によって入力画素値Xの補間ピクセル値X’が算出できる。
Figure 2004215266
Figure 2004215266
Figure 2004215266
上の式は実験的に決定される。当技術分野では通常的に6tabフィルタリング、2tabフィルタリング処理する。6tabフィルタリング方式は数学式1に提示されたように6個の隣接画素を使用して補間ピクセル値を算出する方式であり、2tabフィルタリング方式は数学式2または数学式3に提示されたように2個の隣接画素を使用して補間ピクセル値を算出する方式である。
本第2装置発明は補間されたピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して当出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部24をさらに含むことができる。
一般的に補間処理が終われば、順次走査映像への変換手順は終結されるが、動きが多いか速い映像は各フィールド間色度値の差が非常に大きく、こういう場合には補間値を使用するのが意味がある。しかし、動きの多くない映像はほとんど飛越し走査された元の映像のピクセル値をそのまま使用し、一部のみ補間値を使用して元の映像の色度値毀損を最小化できる。したがって、調整ピクセル値算出部24は次の数学式のように出力画素のピクセル値を調節するようになる。
Figure 2004215266
ここで、X’は入力画素の補間されたピクセル値、Src[x]は入力画素の元のピクセル値、D
st[x]は最終出力ピクセル値を意味する。ここでの臨界値も実験的に決定される。数学式4が意味するところは、元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が僅かである場合には最終ピクセル値に元のピクセル値をそのまま使用し、元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が大きい場合には最終ピクセル値に補間されたピクセル値を使用するという意味である。
言い換えれば、奇数フィールドの入力画素に対する補間されたピクセル値が算出されても処理対象入力画素のピクセル値の変化の程度が僅かであれば、出力映像のピクセル値に補間されたピクセル値ではない飛越し走査映像のピクセル値をそのまま使うという意味である。
第3装置発明は、前記した第1装置発明の要素のうち斜線可能性判別部21と方向判別部22とで構成されて本発明の第2目的である境界(エッジ)の斜線方向判断のエラーの恐れを減らし、終局には映像の再現品質を向上させうる装置が提供できる。第3装置発明の構成及び動作は第1装置発明と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
第4装置発明は、飛越し走査映像を順次走査映像に変換させる第2装置発明の要素のうち斜線可能性判別部21と方向判別部22とで構成され、本発明の第2目的である境界(エッジ)の斜線方向判断のエラーの恐れを減らし、終局には、飛越し走査映像の順次走査映像への変換映像の再現品質を向上させうる装置が提供できる。第4装置発明の構成及び動作は、第2装置発明と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
第5装置発明は、前記した第1、第2装置発明の要素のうち補間部23と調整ピクセル値算出部24とで構成され、本発明の第1、第3、第4目的が達成できる映像の再現品質を向上させうる装置が提供できる。第5装置発明の構成及び動作は、第1、第2装置発明と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
図5は、第1方法発明のフローチャートである。
垂直領域存在判別段階(S50)は入力画素が垂直領域に存在しているかどうかを判別する段階であって、垂直領域存在判別は前記のように入力画素の垂直方向の上下画素のピクセル値の差が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、差が臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別する。
この時、上下画素の入力画素からの離隔程度は実験的に決定される問題であり、臨界値の設定も実験によって決定される。入力画素が垂直領域にあると判別される場合には入力画素に対して補間段階(S53)によって直ちに補間処理するようになる。
斜線可能性判別段階(S51)は入力画素が垂直領域に存在していないと判別される場合、入力画素に含まれた境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する段階であって、斜線可能性の判別は望ましく入力画素の垂直方向の上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差を利用する第1方式または入力画素の垂直方向上下画素の差と垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差を利用して求める第2方式がある。2つの方式は装置発明と同一であるので、具体的な説明は省略する。
方向判別段階(S52)は、斜線可能性判別段階(S51)によって境界に斜線可能性があると判別される場合、この斜線の傾斜方向を判別する部分であって、境界に斜線可能性があると判別される場合に前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階(S521)と予測された方向の正確性を判別する正確性判別段階(S522)とで構成される。斜線方向予測と正確性判別の一方式は後述する第1方法発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
斜線の方向が判断されれば、判断された方向によって補間段階(S53)によって入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値が算出される。補間の方式は望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用して補間ピクセル値を算出する。
補間ピクセル値算出の一方式は後述する第1方法発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
本第1方法発明は、補間されたピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して当出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階(S54)をさらに含むことができる。
一般的に補間処理が終われば、順次走査映像への変換手順は終結される。調整ピクセル値算出段階(S54)の効用性は前記の通りであるので、説明を省略する。調整ピクセル値算出段階(S54)では元のピクセル値と補間されたピクセル値との差が大きい場合には最終ピクセル値に補間されたピクセル値を指定し、差が非常に小さい場合には最終ピクセル値として入力画素のピクセル値をそのまま使用される。
調整ピクセル値算出の一方式は後述する第1方法発明の最適の実施例を通じて詳細に説明される。
図6は、第1方法発明の最適の実施例である第2方法発明の詳細なるフローチャートである。
処理対象画素判別段階(S60)は飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する段階であって、存在フィールド判別段階(S601)は飛越し走査方式の入力画素が奇数フィールド(偶数フィールド)に存在しているかの如何を判別するが、奇数フィールド(偶数フィールド)への存在判別理由は前記に言及した通りである。
如何なるフィールドの画素を出力映像当該画素としてそのまま使用するかは前記と同じく選択の問題であり、以下では偶数フィールドを出力映像にそのまま使用することを前提として本方法発明のフローを説明する。奇数フィールドを出力映像にそのまま使用する場合も動作方式は同一である。
フィールド選択処理段階(S602)では入力画素が奇数フィールドに存在する場合には入力画素が補間処理対象に判別され、偶数フィールドに存在する場合には入力画素のピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値にそのまま指定するようになる。
存在領域判別段階(S61)はフィールド選択処理段階(S602)で入力画素が補間処理対象であると判別される場合に入力画素が垂直領域に属する画素であるか、斜線領域に属する画素であるかを判別する部分である。この段階(S61)は前記言及した方法発明に対応するものであって、本実施例の最上の効果を得るための核心段階と言える。垂直領域及び斜線領域の意味は前記のようであるので、説明を省略する。
存在領域の判別(S61)はまず入力画素が垂直領域に存在するかの判別より始まる。すなわち、垂直領域存在判別段階(S50)は望ましく入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、差が臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別するようになる。この時、臨界値の設定は前記でのように実験によって決定され、ごく小さい値になるのが望ましい。入力画素が垂直領域にあると判別される場合には入力画素は補間段階(S53)で直ちに補間処理される。補間処理の方式は前記と同一である。
斜線可能性判別段階(S51)は入力画素が垂直領域に存在していないと判別される場合に(入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差が所定の臨界値より大きい場合に)入力画素に含まれた境界(エッジ)の斜線可能性の如何を判断する段階である。望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用してその可能性を判断する。
さらに望ましくは前記のように図3Bに提示されたところによって、入力画素Xが属した奇数フィールド走査線の直ぐ上と下の偶数フィールド走査線に属し、入力画素の垂直方向上下画素f、kの左右それぞれ2画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別垂直方向ピクセル値の差A、B、C、DのうちBかCが所定の臨界値以上であり、A、B、C、Dのうち臨界値以上の値を有する画素の位置が相互接している場合に境界の斜線可能性があると判別する。例えば、Cが臨界値以上であり、Aが臨界値以上であれば、gとd、lとiは接していないために斜線可能性があると判別せずにCが臨界値以上であり、Dが臨界値以上であれば、gとh、lとmは接しているために斜線可能性があると判別する。
斜線可能性の如何の判断は入力画素Xの垂直方向上下画素f、kのピクセル値の差と垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別対角線方向ピクセル値の差とを利用した第2方式によってなりうる。図3Cに提示されたところによって、入力画素Xが属した奇数フィールド走査線の直ぐ上と下の偶数フィールド走査線に属し、入力画素の垂直方向上下画素f、kの垂直方向ピクセル値の差Aと入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2個の画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別対角線方向ピクセル値の差B、C、D、Eの小さい値2つを選択した時、何れも一方対角線方向ピクセル値の差D、Eと、B、Cが選択されれば、斜線可能性があると判別する。すなわち、小さい値2つの順序がB→C[C→B]、D→E[E→D]であれば、斜線可能性があると判別する。
方向判別段階(S52)は、斜線可能性判別段階(S51)で境界に斜線可能性があると判別される場合に斜線の傾斜方向を判別する段階であって、方向予測段階(S521)では境界に斜線可能性があると判別される場合に前記斜線の傾斜方向を予測し、正確性判別段階(S522)では予測された方向の正確性を判別する。
この時、傾斜方向の予測は望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用してその方向を予測するようになり、さらに望ましく装置発明のように図3Bに提示されたところによって入力画素Xが属した奇数フィールド走査線の直ぐ上と下の偶数フィールド走査線に属する、入力画素の垂直方向上下画素f、kの左右それぞれ1画素e、gと、j、lの各画素別対角方向ピクセル値の差b=g−j、c=e−lの差分b−cが0より小さければ[大きければ]、すなわち、b[c]がc[b]より少なければ、傾斜方向がb[c]方向であると仮定できる。
しかし、この条件のみではb[c]方向であると断定できない。なぜなら、bとcの差が非常に僅かである場合に、たとえ斜線可能性判別段階(S51)で入力画素が垂直領域に属していないと判別されても、b[c]方向に傾斜していると判断すれば(入力画素が斜線領域にあると判断すれば)誤った判断による色のにじみ現象が現れうる。
したがって、方向予測の補充条件が必要となり、その補充条件はb−cの絶対値|b−c|が所定の臨界値以上である条件、入力画素の上下画素ピクセル値の差aと前記b[c]の差の絶対値|b−a|[|c−a|]が所定の臨界値以上である条件の2つの条件がさらに要求される。もしこの3つの条件が同時に満足されないか、bとcが同じ値を有すれば、入力画素は垂直領域に存在することとなる。
斜線可能性の判別が第2方式によりなる場合には方向予測部221は図3Cに提示されたところによって入力画素Xの垂直方向上下画素f、kの垂直方向ピクセル値の差Aと入力画素の垂直方向上下画素f、kの左右それぞれ2個の画素d、e、g、hと、i、j、l、mの各画素別対角線方向ピクセル値の差B、C、D、Eの小さい値2つが順にB→C[C→B](またはD→E[E→D])であれば、右側(または左側)方向と仮定する。
しかし、この条件のみでは右側(または左側)方向と断定できない。なぜなら、右側(または左側)方向と仮定する時、C[B](またはE[D])とAの差が非常に僅かであり、C[B](またはE[D])とB[C](またはD[E])の差が大きい場合に、たとえ斜線可能性判別部312によって入力画素が垂直領域に属していないと判別されても、右側(または左側)方向に傾斜があると判断するようになれば(言い換えれば、入力画素が斜線領域にあると判断するようになれば)誤った判断による色のにじみ現象が現れうる。
したがって、方向予測の補充条件が必要となり、その補充条件は右側(または左側)方向に仮定された時、A−C[A−B](またはA−E[A−D])が所定の臨界値以上である条件、C−B[B−C](またはE−D[D−E])が所定の臨界値以内である条件の2つの条件がさらに要求される。この場合の臨界値も実験的に決定される。もしこの3つの条件が同時に満足されないか、C[B](またはE[D])とB[C](またはD[E])が同じ値を有すれば、入力画素は垂直領域に存在することとなる。
方向が予測されれば、正確性判別段階(S522)では予測された方向の正確性を判別するが、装置発明と同じように望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用してその正確性を判別するようになる。望ましくは、図3D、図3Eに提示されたところによる。図3Dは、傾斜方向が右側(図3Dではb方向)と予測された場合であり、図3Eは左側(図3Dではc方向)と予測された場合である。
方向予測段階(S521)で傾斜方向が右側(左側)と予測された場合に正確性判別段階(S522)では入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から(または右側から)2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側(または左側)1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値を算出した後、この値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確なものと判別する。もしこの値が所定の臨界値以下であれば、前記入力画素は垂直領域に存在すると判別する。
斜線の方向が判断されれば、判断された方向によって補間段階(S53)により入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値が算出される。補間の方式は装置発明と同じように望ましくは入力画素の上下に位置した多数のピクセル値を利用して補間ピクセル値を算出する。
さらに望ましくは、図4に提示されたところによって入力画素が垂直領域に含まれる場合には入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値G、H、Bと垂直方向下位3画素のピクセル値E、I、Jに入力画素の補間ピクセル値X’を算出し、入力画素が斜線領域に含まれる場合には入力画素の対角方向上位画素のピクセル値A、Cと対角方向下位画素のピクセル値D、Fに前記補間ピクセル値を算出する。
具体的には入力画素が垂直領域にある場合には数学式1によって、入力画素が斜線領域において方向が右側である場合には数式2によって、入力画素が斜線領域にあり、方向が左側である場合には数式3によって補間ピクセル値が算出できる。
本第2方法発明は、補間されたピクセル値と入力画素のピクセル値とを比較して当出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階(S54)をさらに含みうる。
一般的に補間処理が終われば、順次走査映像への変換手順は終結される。調整ピクセル値算出段階(S54)の効用性は前記のようである。調整ピクセル値算出段階(S54)では数学式4のように出力画素のピクセル値を調節する。
第3方法発明は、前記した第1方法発明の段階のうち斜線可能性判別段階(S51)と方向判別段階(S52)とで構成され、本発明の第2目的である境界(エッジ)の斜線方向判断のエラーの恐れを減らして終局には映像の再現品質を向上させうる方法が提供できる。第3方法発明の具現方式は第1方法発明と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
第4方法発明は、飛越し走査映像を順次走査映像に変換させる第2方法発明の段階のうち斜線可能性判別段階(S51)と方向判別段階(S52)とで構成され、本発明の第2目的である境界(エッジ)の斜線方向判断のエラーの恐れを減らして終局には飛越し走査映像の順次走査映像への変換映像の再現品質を向上させうる方法が提供できる。第4方法発明の具現方式は、第2方法発明と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
第5方法発明は、前記した第1、第2方法発明の段階のうち補間段階(S53)と調整ピクセル値算出段階(S54)とで構成され、本発明の第1、第3、第4目的が達成できる映像の再現品質を向上させうる方法が提供できる。第5方法発明の具現方式は第1、第2方法発明と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
前記したいろいろな方法発明はコンピュータで読み出せる記録媒体にコンピュータが読み出せるコードとして具現可能である。コンピュータが読み出せる記録媒体はコンピュータシステムによって読み出せるデータが貯蔵されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータが読み出せる記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現されることも含む。またコンピュータが読み出せる記録媒体はネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて分散方式でコンピュータが読み出せるコードが貯蔵されて実行できる。
今まで本発明についてその望ましい実施例を中心として調べた。本発明が属する技術分野で当業者は本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態で具現できることが理解できる。したがって、開示された実施例は限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は前述した説明ではなく特許請求の範囲に現れ、それと同等な範囲内のあらゆる差異点は本発明に含まれたものと解釈されねばならない。
本発明は、映像信号の再現に利用される装置及び方法に係り、一般的にはデジタルテレビ、デジタルカメラ、DVDなど映像再生機器に適用されうる。
エッジ従属補間方式の説明のための画素配置図である。 第1装置発明の構成図である。 第1装置発明の最適の実施例である第2装置発明の構成図である。 斜線可能性判別及び傾斜方向予測方式の第1方式の説明のための画素配置図である。 斜線可能性判別及び傾斜方向予測方式の第2方式の説明のための画素配置図である。 右側方向予測の正確性判別の説明のための画素配置図である。 左側方向予測の正確性判別の説明のための画素配置図である。 補間方式の説明のための画素配置図である。 第1方法発明のフローチャートである。 第1方法発明の最適の実施例である第2方法発明の詳細フローチャートである。
符号の説明
20 垂直領域存在判別部
21 斜線可能性判別部
22 方向判別部
23 補間部
24 調整ピクセル値算出部
221 方向予測部
222 正確性判別部
30 処理対象画素判別部
31 存在領域判別部
301 存在フィールド判別部
302 フィールド選択処理部
S50 垂直領域存在判別段階
S51 斜線可能性判別段階
S52 方向判別段階
53 補間段階
S54 調整ピクセル値算出段階
S521 方向予測段階
S522 正確性判別段階
S60 処理対象画素判別段階
S61 存在領域判別段階
S601 存在フィールド判別段階
S602 フィールド選択処理段階

Claims (95)

  1. 入力画素に含まれた境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、
    前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、
    前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。
  2. 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
  3. 前記垂直領域存在判別部は、
    前記入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
  4. 前記斜線可能性判別部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
  5. 前記斜線可能性判別部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求め、前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
  6. 前記方向判別部は、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
  7. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b)と差(c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差aと前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。
  8. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。
  9. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、B)と(E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。
  10. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、B)と(E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。
  11. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を右側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。
  12. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を左側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項6に記載の映像の再現品質の向上装置。
  13. 前記補間部は、
    前記境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項1に記載の映像の再現品質の向上装置。
  14. 前記調整ピクセル値算出部は、
    前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項2に記載の映像の再現品質の向上装置。
  15. 飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する処理対象画素判別部と、
    前記入力画素が補間処理対象であると判別される場合、前記入力画素に含まれた境界が垂直領域に属するか、斜線領域に属するかを判別する存在領域判別部と、
    前記存在領域判別によって前記入力画素の隣接画素のピクセル値を利用して前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、この補間ピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値として指定する補間部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。
  16. 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。
  17. 前記処理対象画素判別部は、
    前記入力画素が奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在しているかを判別する存在フィールド判別部と、
    前記入力画素が順序同順に当該奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在する場合には前記入力画素を補間処理対象と判別し、順序同順に他方の偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方に存在する場合には前記入力画素のピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値としてそのまま指定するフィールド選択処理部と、を含むことを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。
  18. 前記存在領域判別部は、
    前記境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別部と、
    前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別部と、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、を含むことを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。
  19. 前記垂直領域存在判別部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。
  20. 前記斜線可能性判別部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。
  21. 前記斜線可能性判別部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。
  22. 前記方向判別部は、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする請求項18に記載の映像の再現品質の向上装置。
  23. 前記方向予測部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。
  24. 前記方向予測部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。
  25. 前記方向予測部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)とを求め、前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方の所定の臨界値以上であり、C−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。
  26. 前記方向予測部は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)とを求め、前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、B−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。
  27. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を右側に予測した場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。
  28. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を左側に予測した場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項22に記載の映像の再現品質の向上装置。
  29. 前記補間部は、
    前記入力画素が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の他のフィールド走査線に存在する垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記入力画素が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の直ぐ上と下の他のフィールド走査線に存在する対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項15に記載の映像の再現品質の向上装置。
  30. 前記調整ピクセル値算出部は、
    前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項16に記載の映像の再現品質の向上装置。
  31. 入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記垂直方向ピクセル値の差のうち前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互隣接している場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別部と、
    前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。
  32. 入力画素の垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別部と、
    前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別部と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。
  33. 前記方向判別部は、
    前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする請求項31に記載の映像の再現品質の向上装置。
  34. 前記方向判別部は、
    前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測部と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別部と、を含むことを特徴とする 請求項32に記載の映像の再現品質の向上装置。
  35. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。
  36. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。
  37. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、C−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。
  38. 前記方向予測部は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、B−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。
  39. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を右側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。
  40. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を左側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項33に記載の映像の再現品質の向上装置。
  41. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を右側予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。
  42. 前記正確性判別部は、
    前記方向予測部が前記方向を左側と予測した場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項34に記載の映像の再現品質の向上装置。
  43. 入力画素に含まれた境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出する補間部を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上装置。
  44. 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出部をさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の映像の再現品質の向上装置。
  45. 前記調整ピクセル値算出部は、
    前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項44に記載の映像の再現品質の向上装置。
  46. 入力画素に含まれた境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別段階と、
    前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性如何を判断する斜線可能性判別段階と、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、
    前記領域判別、斜線可能性判別、方向判別の結果によって前記入力画素のピクセル値に対する補間ピクセル値を算出する補間段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。
  47. 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
  48. 前記垂直領域存在判別段階は、
    前記入力画素の垂直方向の上下ピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
  49. -
    前記斜線可能性判別段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
  50. 前記斜線可能性判別段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記境界に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
  51. 前記方向判別段階は、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
  52. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。
  53. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。
  54. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいづれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。
  55. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。
  56. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。
  57. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が左側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対してf−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別することを特徴とする請求項51に記載の映像の再現品質の向上方法。
  58. 前記補間段階は、
    前記境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項46に記載の映像の再現品質の向上方法。
  59. 前記調整ピクセル値算出段階は、
    前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項47に記載の映像の再現品質の向上方法。
  60. 飛越し走査方式の入力画素が補間処理対象画素であるかどうかを判別する処理対象画素判別段階と、
    前記入力画素が補間処理対象であると判別される場合、前記入力画素に含まれた境界が垂直領域に属するか、斜線領域に属するかを判別する存在領域判別段階と、
    前記存在領域判別によって前記入力画素の隣接画素のピクセル値を利用して前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、この補間ピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値として指定する補間段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。
  61. 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記当該出力画素のピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことを特徴とする請求項59に記載の映像の再現品質の向上方法。
  62. 前記処理対象画素判別段階は、
    前記入力画素が奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在しているかどうかを判別する存在フィールド判別段階と、
    前記入力画素が順序同順に当該奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方に存在する場合には前記入力画素を補間処理対象と判別し、順序同順に他方偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれかに存在する場合には前記入力画素のピクセル値を順次走査映像の当該出力画素のピクセル値としてそのまま指定するフィールド選択処理段階と、を含むことを特徴とする請求項60に記載の映像の再現品質の向上方法。
  63. 前記存在領域判別段階は、
    前記境界が垂直領域に存在しているかどうかを判別する垂直領域存在判別段階と、
    前記境界が垂直領域に存在していないと判別される場合、前記境界の斜線可能性の如何を判断する斜線可能性判別段階と、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことを特徴とする請求項60に記載の映像の再現品質の向上方法。
  64. 前記垂直領域存在判別段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素のピクセル値の差(a)が所定の臨界値より小さい場合に垂直領域に存在すると判別し、前記aが前記臨界値より大きい場合には斜線領域に存在する可能性があると判別することを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。
  65. 前記斜線可能性判別段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互接している場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。
  66. 前記斜線可能性判別段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上位と下位の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に斜線可能性があると判別することを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。
  67. 前記方向判別段階は、
    前記境界に斜線可能性があると判別される場合、前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項63に記載の映像の再現品質の向上方法。
  68. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0小さく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。
  69. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく、前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。
  70. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、順序同順にA−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。
  71. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素が属した奇数フィールドまたは偶数フィールドのいずれか一方の走査線の直ぐ上と下の順序同順に偶数フィールドまたは奇数フィールドのいずれか一方の)走査線に属する垂直方向上下画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、順序同順にA−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向が予測されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。
  72. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側の1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。
  73. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が左側側と予測された場合には、前記入力画素が属したフィールド走査線の直ぐ上位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記フィールド走査線の直ぐ下位の他のフィールド走査線に属する垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側の1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項67に記載の映像の再現品質の向上方法。
  74. 前記補間段階は、
    前記入力画素が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の他のフィールド走査線に存在する垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記入力画素が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素が存在するフィールド走査線の直上と下のフィールド走査線に存在する対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出することを特徴とする請求項60に記載の映像の再現品質の向上方法。
  75. 前記調整ピクセル値算出段階は、
    前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値として指定することを特徴とする請求項61に記載の映像の再現品質の向上方法。
  76. 入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別垂直方向ピクセル値の差が所定の臨界値以上であり、前記垂直方向ピクセル値の差のうち前記臨界値以上の値を有したものの位置が相互隣接している場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別段階と、
    前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。
  77. 入力画素の垂直方向上下画素の差と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角線方向ピクセル値の差とを求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の値より小さい場合に前記入力画素に含まれた境界に斜線可能性があると判別する斜線可能性判別段階と、
    前記斜線の傾斜方向を判別する方向判別段階と、を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。
  78. 前記方向判別段階は、
    前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項76に記載の映像の再現品質の向上方法。
  79. 前記方向判別段階は、
    前記斜線の傾斜方向を予測する方向予測段階と、
    前記方向が予測された場合、前記予測の正確性を判別する正確性判別段階と、を含むことを特徴とする請求項77に記載の映像の再現品質の向上方法。
  80. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より小さく前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記bの差の絶対値|b−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。
  81. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素の左右それぞれ1画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(b、c)の差分(b−c)が0より大きく前記差分の絶対値|b−c|と前記上下画素のピクセル値の差(a)と前記cの差の絶対値|c−a|が所定の臨界値以上であれば、前記対角方向ピクセル値の差が小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。
  82. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−CまたはA−Eのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にC−BまたはE−Dのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。
  83. 前記方向予測段階は、
    前記入力画素の垂直方向上下画素のピクセル値の差(A)と前記垂直方向上下画素の左右それぞれ2画素の各画素別対角方向ピクセル値の差(C、Bと、E、D)を求めて前記対角線方向ピクセル値の差の一方の全ての値が他方の対角方向ピクセル値の差より小さく、A−BまたはA−Dのいずれか一方が所定の臨界値以上であり、順序同順にB−CまたはD−Eのいずれか一方が所定の臨界値以内である場合に前記対角方向ピクセル値の差が最も小さい方向に前記傾斜方向を予測することを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。
  84. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。
  85. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が左側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項78に記載の映像の再現品質の向上方法。
  86. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が右側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の左側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の右側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項79に記載の映像の再現品質の向上方法。
  87. 前記正確性判別段階は、
    前記方向予測段階で前記方向が左側と予測された場合には、前記入力画素の上位垂直方向画素のピクセル値hとこの垂直方向画素の右側から2画素のピクセル値f、g及び前記入力画素の下位垂直方向画素値dとこの垂直方向画素の左側1画素値eに対して、f−d、g−d、g−e、h−eの値が所定の臨界値以上である場合には前記予測が正確であると判別されることを特徴とする請求項79に記載の映像の再現品質の向上方法。
  88. 入力画素に含まれた境界が垂直領域に含まれる場合には前記入力画素の垂直方向上位3画素のピクセル値と垂直方向下位3画素のピクセル値として前記入力画素の補間ピクセル値を算出し、前記境界が斜線領域に含まれる場合には前記入力画素の対角方向上位画素のピクセル値と対角方向下位画素のピクセル値として前記補間ピクセル値を算出する補間段階を含むことを特徴とする映像の再現品質の向上方法。
  89. 前記補間ピクセル値と前記入力画素のピクセル値とを比較して前記補間ピクセル値の調整値を算出する調整ピクセル値算出段階をさらに含むことを特徴とする請求項88に記載の映像の再現品質の向上方法。
  90. 前記調整ピクセル値算出段階は、
    前記補間されたピクセル値と前記入力画素のピクセル値との差が所定の臨界値以下である場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記入力画素のピクセル値として調整し、そうでない場合には前記当該出力画素のピクセル値を前記補間されたピクセル値と指定することを特徴とする請求項89に記載の映像の再現品質の向上方法。
  91. 請求項46に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
  92. 請求項60に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
  93. 請求項76に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
  94. 請求項77に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
  95. 請求項88に記載の方法をコンピュータで判読でき、実行可能なプログラムコードで記録した記録媒体。
JP2003434628A 2002-12-26 2003-12-26 映像の再現品質の向上装置及びその方法 Expired - Fee Related JP4524104B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2002-0084088A KR100506086B1 (ko) 2002-12-26 2002-12-26 영상의 재현 품질 향상 장치 및 그 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004215266A true JP2004215266A (ja) 2004-07-29
JP4524104B2 JP4524104B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=32653140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003434628A Expired - Fee Related JP4524104B2 (ja) 2002-12-26 2003-12-26 映像の再現品質の向上装置及びその方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7697790B2 (ja)
JP (1) JP4524104B2 (ja)
KR (1) KR100506086B1 (ja)
CN (1) CN1285211C (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1531625A4 (en) * 2002-08-19 2013-01-23 Sony Corp IMAGE PROCESSING DEVICE AND METHOD, VIDEO DISPLAY, AND RECORDED INFORMATION REPRODUCING DEVICE
KR100505663B1 (ko) * 2003-01-02 2005-08-03 삼성전자주식회사 적응형 윤곽 상관 보간에 의한 디스플레이 장치의 순차주사 방법
US7362376B2 (en) * 2003-12-23 2008-04-22 Lsi Logic Corporation Method and apparatus for video deinterlacing and format conversion
US7450784B2 (en) * 2004-08-31 2008-11-11 Olympus Corporation Image resolution converting device
KR100782812B1 (ko) * 2005-06-15 2007-12-06 삼성전자주식회사 에지 적응적 컬러 보간 방법 및 장치
KR100728921B1 (ko) * 2005-12-26 2007-06-15 삼성전자주식회사 입력 영상에 적응적인 해상도변환장치 및 그의해상도변환방법
JP4861114B2 (ja) * 2006-09-27 2012-01-25 株式会社東芝 映像信号処理装置
KR100942665B1 (ko) * 2008-04-25 2010-02-16 한양대학교 산학협력단 방향정보에 기반한 영상 보간장치, 그 방법 및 그 방법을기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체
EP2114068A1 (en) * 2008-04-30 2009-11-04 Sony Corporation Method for converting an image and image conversion unit
JP4735696B2 (ja) * 2008-09-26 2011-07-27 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2011023843A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法
JP4803288B2 (ja) * 2009-08-12 2011-10-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画素補間装置、画素補間方法および画像読取装置
WO2014055942A1 (en) * 2012-10-05 2014-04-10 Tactual Labs Co. Hybrid systems and methods for low-latency user input processing and feedback
CN103024331B (zh) * 2012-12-26 2015-04-15 电子科技大学 一种基于边缘检测的视频去隔行方法
JP6376934B2 (ja) * 2014-10-14 2018-08-22 シャープ株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
KR102366232B1 (ko) * 2017-08-30 2022-02-23 삼성전자 주식회사 디스플레이장치 및 그 제어방법
TWI633791B (zh) * 2017-10-16 2018-08-21 國立成功大學 景深圖框包裝及解包裝之rgb格式的調整與重建方法及電路

Citations (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02213289A (ja) * 1989-02-13 1990-08-24 Toshiba Corp 相関判定回路
JPH02293793A (ja) * 1989-05-04 1990-12-04 Sony Corp ビデオ信号補間方法
JPH03229581A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JPH03229583A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JPH03229582A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JPH04364685A (ja) * 1991-06-12 1992-12-17 Toshiba Corp 走査線補間装置
JPH05153562A (ja) * 1991-12-02 1993-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 相関検出補間方法および装置
JPH08163511A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次走査変換方法および順次走査変換装置
JPH08163573A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動きベクトル検出装置、およびこの装置を用いた順次走査変換装置
JPH08186802A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 飛び越し走査画像の補間画素作成方法
JPH0937214A (ja) * 1995-07-14 1997-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次走査変換方法及び順次走査変換装置
JPH09200575A (ja) * 1996-01-17 1997-07-31 Sharp Corp 画像データ補間装置
US5894329A (en) * 1996-06-20 1999-04-13 International Business Machines Corporation Display control unit for converting a non-interlaced image into an interlaced image and displaying the converted image data
JPH11103448A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Toshiba Corp 走査線変換装置
JPH11514810A (ja) * 1995-11-08 1999-12-14 ジェネシス マイクロチップ インコーポレイテッド ビデオ原始データ補間のための方法と装置
JP2000175208A (ja) * 1998-06-01 2000-06-23 Nikon Corp 補間処理装置および補間処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000341649A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Pioneer Electronic Corp 走査線補間装置
JP2001028052A (ja) * 1999-07-15 2001-01-30 Sharp Corp 画像補間装置
JP2001218170A (ja) * 2000-01-28 2001-08-10 Fujitsu General Ltd 走査変換回路
JP2001339694A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Sony Corp 画像信号処理装置およびその方法
JP2002010279A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Nikon Corp 補間処理装置および補間処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002503428A (ja) * 1997-09-15 2002-01-29 シャープ株式会社 エッジ相関を用いてインタレース動画をプログレッシブ動画に変換するシステム
JP2002515988A (ja) * 1997-06-27 2002-05-28 シラス・ロジツク・インコーポレーテツド 漸進的に走査された(progressive scanned)画像のテレビジヨン用入力フオーマツトへの変換用のシステムと方法
JP2002223419A (ja) * 2000-10-20 2002-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次走査変換方法および順次走査変換装置
US20030112369A1 (en) * 2001-12-14 2003-06-19 Dae-Woon Yoo Apparatus and method for deinterlace of video signal
JP2003199054A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JP2004254273A (ja) * 2002-12-25 2004-09-09 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間装置、画像処理装置、画像表示装置及び走査線補間方法
US6965705B1 (en) * 2001-08-09 2005-11-15 Ndsp, Inc. Method and system for dynamic angle interpolation in image processing

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585957B2 (ja) 1992-08-18 1997-02-26 富士通株式会社 ビデオデータ変換処理装置とビデオデータ変換装置を有する情報処理装置
JP3231142B2 (ja) 1993-06-18 2001-11-19 株式会社日立製作所 映像圧縮拡大回路及び装置
US5754162A (en) 1993-07-01 1998-05-19 Intel Corporation Horizontally scaling image signals using selected weight factors
US5475438A (en) * 1994-03-31 1995-12-12 Zenith Electronics Corporation Five field motion detector for a TV scan line doubler
US5790714A (en) 1994-11-01 1998-08-04 International Business Machines Corporation System and method for scaling video
US5886745A (en) 1994-12-09 1999-03-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Progressive scanning conversion apparatus
US5838299A (en) 1995-05-03 1998-11-17 Apple Computer, Inc. RGB/YUV video convolution system
WO1996036037A1 (en) 1995-05-10 1996-11-14 Cagent Technologies, Inc. Video display system having by-the-line and by-the-pixel modification
MY117289A (en) 1996-01-17 2004-06-30 Sharp Kk Image data interpolating apparatus
US6836572B2 (en) 1998-06-01 2004-12-28 Nikon Corporation Interpolation processing apparatus and recording medium having interpolation processing program recorded therein
US6377307B1 (en) 1999-05-27 2002-04-23 Pioneer Corporation Line interpolation apparatus and video signal conversion device

Patent Citations (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02213289A (ja) * 1989-02-13 1990-08-24 Toshiba Corp 相関判定回路
JPH02293793A (ja) * 1989-05-04 1990-12-04 Sony Corp ビデオ信号補間方法
JPH03229581A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JPH03229583A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JPH03229582A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JPH04364685A (ja) * 1991-06-12 1992-12-17 Toshiba Corp 走査線補間装置
JPH05153562A (ja) * 1991-12-02 1993-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 相関検出補間方法および装置
JPH08163511A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次走査変換方法および順次走査変換装置
JPH08163573A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動きベクトル検出装置、およびこの装置を用いた順次走査変換装置
JPH08186802A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 飛び越し走査画像の補間画素作成方法
JPH0937214A (ja) * 1995-07-14 1997-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次走査変換方法及び順次走査変換装置
JPH11514810A (ja) * 1995-11-08 1999-12-14 ジェネシス マイクロチップ インコーポレイテッド ビデオ原始データ補間のための方法と装置
JPH09200575A (ja) * 1996-01-17 1997-07-31 Sharp Corp 画像データ補間装置
US5894329A (en) * 1996-06-20 1999-04-13 International Business Machines Corporation Display control unit for converting a non-interlaced image into an interlaced image and displaying the converted image data
JP2002515988A (ja) * 1997-06-27 2002-05-28 シラス・ロジツク・インコーポレーテツド 漸進的に走査された(progressive scanned)画像のテレビジヨン用入力フオーマツトへの変換用のシステムと方法
JP2002503428A (ja) * 1997-09-15 2002-01-29 シャープ株式会社 エッジ相関を用いてインタレース動画をプログレッシブ動画に変換するシステム
JPH11103448A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Toshiba Corp 走査線変換装置
JP2000175208A (ja) * 1998-06-01 2000-06-23 Nikon Corp 補間処理装置および補間処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000341649A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Pioneer Electronic Corp 走査線補間装置
JP2001028052A (ja) * 1999-07-15 2001-01-30 Sharp Corp 画像補間装置
JP2001218170A (ja) * 2000-01-28 2001-08-10 Fujitsu General Ltd 走査変換回路
JP2001339694A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Sony Corp 画像信号処理装置およびその方法
JP2002010279A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Nikon Corp 補間処理装置および補間処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002223419A (ja) * 2000-10-20 2002-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次走査変換方法および順次走査変換装置
US6965705B1 (en) * 2001-08-09 2005-11-15 Ndsp, Inc. Method and system for dynamic angle interpolation in image processing
US20030112369A1 (en) * 2001-12-14 2003-06-19 Dae-Woon Yoo Apparatus and method for deinterlace of video signal
JP2003199054A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間回路
JP2004254273A (ja) * 2002-12-25 2004-09-09 Mitsubishi Electric Corp 走査線補間装置、画像処理装置、画像表示装置及び走査線補間方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20040058392A (ko) 2004-07-05
CN1512772A (zh) 2004-07-14
CN1285211C (zh) 2006-11-15
KR100506086B1 (ko) 2005-08-03
US20040126037A1 (en) 2004-07-01
US7697790B2 (en) 2010-04-13
JP4524104B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7012649B2 (en) Image processing apparatus and method, program, and recording medium
JP2004215266A (ja) 映像の再現品質の向上装置及びその方法
KR101302781B1 (ko) 화상 처리 장치 및 방법, 및 기록 매체
KR101106419B1 (ko) 화상 처리 장치 및 방법, 및 기록 매체
US6219464B1 (en) Source data interpolation method and apparatus
JP4154661B2 (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US20050179814A1 (en) Method and system for de-interlacing digital images, and computer program product therefor
US20060115184A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, recording medium, and program
KR101141467B1 (ko) 화상 처리 장치 및 방법, 및 기록 매체
US7242412B2 (en) Method and apparatus for expanding a source pixel in a digital image
JP7014158B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2006067541A (ja) 映像変換装置及び映像変換方法並びに記録媒体
US8224120B2 (en) Image signal processing apparatus and image signal processing method
US6674906B1 (en) Method and apparatus for detecting edges in a mixed image
KR100601638B1 (ko) 디-인터레이싱 방법, 그 장치, 그 비디오 디코더 및 그재생 장치
KR101342764B1 (ko) 영상 보간 방법 및 이를 이용한 영상 처리 장치
JPH09200575A (ja) 画像データ補間装置
US8442359B2 (en) Image interpolation method and apparatus using reference block based on direction
JP3707959B2 (ja) 画像補間装置
JP4366836B2 (ja) 画像変換方法および画像変換装置
JP2001298714A (ja) フィールド補間方法
JP2021165919A (ja) 映像変換装置、映像変換方法、およびプログラム
JP2000324496A (ja) フィールド周波数変換装置および変換方法
JP2004153669A (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JPH06282946A (ja) 画像信号再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061107

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081209

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090115

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090209

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees