JP2004212683A - 撮影技術教育支援装置、端末装置、及びそれらの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラの撮影技術教育を、受講生個別に支援すること。
【解決手段】クライアントコンピュータにおいてシャッターボタンが押下された場合には、サーバ装置は現像処理を行い、現像した画像を撮影情報DB55に格納する。クライアントコンピュータにおいて、撮影終了のボタンが押下されると、サーバ装置は受講生が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示したGUIのデータをクライアントコンピュータに送信し、クライアントコンピュータはこれを受信し、表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアントコンピュータにおいてシャッターボタンが押下された場合には、サーバ装置は現像処理を行い、現像した画像を撮影情報DB55に格納する。クライアントコンピュータにおいて、撮影終了のボタンが押下されると、サーバ装置は受講生が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示したGUIのデータをクライアントコンピュータに送信し、クライアントコンピュータはこれを受信し、表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影技術教育支援装置、端末装置、及びそれらの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等を介した遠隔教育については多くの先行技術があり、具体的方法としては講師と学生(生徒)が1対多の場合と1対1の場合がある。
【0003】
従来技術としては例えば、運動技術について受講する受講生が運動する様子をカメラなどにより撮影し、撮影結果である画像をインストラクタが閲覧可能なコンピュータに送信する。そしてインストラクタは送信された画像を閲覧し、指導すべき内容のデータを受講者のコンピュータに対して返信するものである(例えば特許文献1を参照)。この場合、インストラクタによる指導はリアルタイムに1対1で行われている。
【0004】
又、別の従来技術としては、1以上の学習者端末と教育サーバと複数の指導者端末とによるシステムにおいて、学習者端末は、教育サーバから提供された教材情報を用いて学習し、学習結果情報を教育サーバに送信すると、教育サーバからは評価情報が返信される(例えば特許文献2を参照)。これはすなわち通信教育のインターネット版として機能し、学習者端末と指導者端末は共に複数あるが、実際の指導は非リアルタイムで1対1で行われる。
【0005】
また、同様のハード構成で、受講者が仮想現実の教室に参加して集合型事業を実現する1対多形式のインターネットを利用したシステムが従来から開示されている(例えば特許文献3を参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−177431
【特許文献2】
特開2001−350400
【特許文献3】
特開2002−169901
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
カメラを用いた撮影技術を勉強したい場合、従来では、受講生は講師が撮影技術を教えてくれる教室(カメラ教室)に行って、受講生全員と同じ撮影対象を撮影し、講師は夫々の受講生のできあがった写真を用いて受講生夫々に撮影技術を教えるものであった。
【0008】
しかしこれでは、受講生の人数が多い場合、上記教室の時間は一定であるため、講師は受講生の夫々に対して充分に撮影技術を教えることができなくなる。また、受講生夫々の能力がまちまちであるので、上記教室のような、受講生全員に対して教育内容が一律になりがちな教育では、夫々の受講生に適した教育とはいえない。
【0009】
本発明は以上の問題に対して鑑みてなされたものであり、カメラの撮影技術教育を、受講生個別に支援することができる撮影技術教育支援装置、及び撮影技術教育支援方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置は以下の構成を備える。
【0011】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置であって、
仮想空間の画像を生成するためのデータを保持するデータ保持手段と、
当該仮想空間内で撮影された手本として用いる画像を保持する画像保持手段と、
前記端末装置において設定され、送信された、前記仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータと、前記データ保持手段が保持するデータとを用いて、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を生成し、前記端末装置に対して提供する提供手段と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行ったことを示す通知を受けると、当該撮影時に当該提供手段が生成した画像を用いて、前記撮影時における仮想空間内の状況に応じた画像を生成する画像生成手段と、
前記端末装置から撮影終了の指示を受けると、前記画像生成手段が生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成手段が生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成手段が生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置は以下の構成を備える。
【0013】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置であって、
仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを設定し、設定結果を前記サーバ装置に送信する設定手段と、
当該設定手段により設定した視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信することで前記サーバ装置から返信される、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を表示する表示手段と、
前記仮想空間において撮影を行う指示を受付け、当該指示が入力されると、当該指示と共に、撮影を行う際の前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信する撮影指示入力手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータに従って前記サーバ装置が生成した仮想空間の画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第1の要求手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記視点の位置に従って前記サーバ装置が作成した、前記仮想空間において撮影を行った位置と、当該撮影を行うために移動した経路の履歴とを、前記サーバ装置が保持する、手本となるべき撮影を行った位置と当該撮影を行うために移動した履歴と比較表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第2の要求手段とを備え、
前記第1の要求手段、前記第2の要求手段が要求した画面は前記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0014】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置は以下の構成を備える。
【0015】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置であって、
各フレームが静止画像からなる動画像のデータを保持する第1の保持手段と、
当該第1の保持手段が保持する各フレームの静止画像の解像度を上げた静止画像群を保持する第2の保持手段と、
前記第2の保持手段が保持する静止画像群のうちいくつかを用いて予め生成された、手本となるべき画像を保持する手本画像保持手段と、
前記第1の保持手段が保持する各静止画像を順次前記端末装置に送信することで、前記動画像データを再生する再生手段と、
前記端末装置から撮像したことを示す通知を受けると、当該通知を受けたタイミングにおいて前記再生手段が再生した静止画像から、予め設定されたカメラパラメータに基づいたフレーム数分の静止画像までの夫々に対応した、前記第2の保持手段が保持する静止画像群を用いて、撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、
前記動画像データの再生の終了、もしくは前記端末装置からの指示に応じて、前記画像生成手段が生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記手本画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成手段が生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成手段が生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置は以下の構成を備える。
【0017】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置であって、
前記サーバ装置から順次送信される、動画像データを構成する各フレームの静止画像を受信し、表示する表示手段と、
撮影を行う指示を受け付け、当該指示が入力されると、当該指示を前記サーバ装置に送信する撮影指示入力手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記指示のタイミングに応じて前記サーバ装置が生成した画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する要求手段とを備え、
当該要求手段が要求した画面は前記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0018】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0019】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、仮想空間の画像を生成するためのデータを保持するデータ保持手段と、当該仮想空間内で撮影された手本として用いる画像を保持する画像保持手段とを備え、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置の制御方法であって、
前記端末装置において設定され、送信された、前記仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータと、前記データ保持手段が保持するデータとを用いて、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を生成し、前記端末装置に対して提供する提供工程と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行ったことを示す通知を受けると、当該撮影時に当該提供工程で生成した画像を用いて、前記撮影時における仮想空間内の状況に応じた画像を生成する画像生成工程と、
前記端末装置から撮影終了の指示を受けると、前記画像生成工程で生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成工程で生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成工程で生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御工程と
を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0021】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置の制御方法であって、
仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを設定し、設定結果を前記サーバ装置に送信する設定工程と、
当該設定工程で設定した視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信することで前記サーバ装置から返信される、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を表示する表示工程と、
前記仮想空間において撮影を行う指示を受付け、当該指示が入力されると、当該指示と共に、撮影を行う際の前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信する撮影指示入力工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータに従って前記サーバ装置が生成した仮想空間の画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第1の要求工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記視点の位置に従って前記サーバ装置が作成した、前記仮想空間において撮影を行った位置と、当該撮影を行うために移動した経路の履歴とを、前記サーバ装置が保持する、手本となるべき撮影を行った位置と当該撮影を行うために移動した履歴と比較表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第2の要求工程とを備え、
前記第1の要求工程、前記第2の要求工程で要求した画面は前記表示工程で表示されることを特徴とする。
【0022】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0023】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、各フレームが静止画像からなる動画像のデータを保持する第1の保持手段と、当該第1の保持手段が保持する各フレームの静止画像の解像度を上げた静止画像群を保持する第2の保持手段と、前記第2の保持手段が保持する静止画像群のうちいくつかを用いて予め生成された、手本となるべき画像を保持する手本画像保持手段とを備え、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置の制御方法であって、
前記第1の保持手段が保持する各静止画像を順次前記端末装置に送信することで、前記動画像データを再生する再生工程と、
前記端末装置から撮像したことを示す通知を受けると、当該通知を受けたタイミングにおいて前記再生工程で再生した静止画像から、予め設定されたカメラパラメータに基づいたフレーム数分の静止画像までの夫々に対応した、前記第2の保持手段が保持する静止画像群を用いて、撮影画像を生成する撮影画像生成工程と、
前記動画像データの再生の終了、もしくは前記端末装置からの指示に応じて、前記画像生成工程で生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記手本画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成工程で生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成工程で生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御工程と
を備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0025】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置の制御方法であって、
前記サーバ装置から順次送信される、動画像データを構成する各フレームの静止画像を受信し、表示する表示工程と、
撮影を行う指示を受け付け、当該指示が入力されると、当該指示を前記サーバ装置に送信する撮影指示入力工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記指示のタイミングに応じて前記サーバ装置が生成した画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する要求工程とを備え、
当該要求工程で要求した画面は前記表示工程で表示されることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0027】
[第1の実施形態]
図1は本実施形態に係る、撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。同図に示したシステムは大まかには、カメラの撮影技術を受講する受講生が有する端末装置としてのコンピュータ(以下ではクライアントコンピュータ)62(63)と、受講生が撮影技術を学ぶために用いる教材としてのソフトウェアのプログラムやデータを保持するサーバ装置50と、受講生が撮影した画像をクライアントコンピュータ62(63)から受信し、この画像を見て受講生に対してアドバイスなどを行う講師が有するコンピュータ(教授コンピュータ)61により構成され、夫々はインターネットやLANなどによるネットワーク10を介して接続されている。
【0028】
そして同図のシステムは各装置の後述する動作により、クライアントコンピュータ62(63)を操作する受講生に対して撮影技術を教育する支援を行う。本実施形態では撮影教育支援として、以下のような処理を行う。すなわちサーバ装置50は、クライアントコンピュータ62(63)に受講生が仮想空間内を自由に移動し、仮想空間内を撮影することができる環境を提供する。そして受講生がこの環境下で仮想空間内の撮影を終了すると、受講生のクライアントコンピュータ62(63)の表示画面には、受講生が仮想空間において撮影した画像と、そのとき移動した仮想空間内の経路とが表示されると共に、講師が仮想空間において撮影した手本となるべき画像と、そのとき移動した手本となるべき仮想空間内の経路とが比較表示される。
【0029】
このようにすることで、受講生は、自分と同じ環境下で講師がどのように仮想空間を移動してどのようなものを撮影するのかを知ることができ、本実施形態に係るシステムは、撮影を行う際の観点などを受講生が勉強するための教育の支援を行うことができる。
【0030】
以下、本実施形態に係るシステムを構成する上記各装置について説明する。なお本実施形態に係るシステムは、クライアントコンピュータ、教授コンピュータの数が同図に限定されるものではない。
【0031】
まずクライアントコンピュータ62(63)について説明する。図2はクライアントコンピュータ62(63)の基本構成を示す図である。21はCPUで、RAM22やROM23に格納されたプログラムやデータを用いてクライアントコンピュータ全体の制御を行うと共に、サーバ装置50や教授コンピュータ61との通信処理を制御する。
【0032】
22はRAMで、CD−ROMドライブ27やハードディスク28からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU21が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。23はROMで、文字コードや本装置の起動を行うためのプログラムやデータなどが格納されている。
【0033】
24はネットワークインターフェース(ネットワークI/F)で、前述のネットワーク10に接続されており、クライアントコンピュータ62(63)はこのネットワークI/F24を介してサーバ装置50や教授コンピュータ61とのデータ通信を行うことができる。25は表示部で、CRTや液晶画面などにより構成されており、サーバ装置50から配信される仮想空間の画像や、仮想空間において撮影行うための後述のGUIの画面などを表示する。
【0034】
26は操作部で、キーボードやマウス、ジョイスティックなどにより構成されており、仮想空間の撮影操作や仮想空間内の移動指示を入力することができる。27はCD−ROMドライブで、CD−ROMに記憶されているプログラムやデータを読み取り、読み取ったプログラムやデータをRAM22やハードディスク28に出力する。なお、情報記憶媒体はCD−ROMに限定されるものではなく、他にも例えばDVD−ROMなどであっても良い。
【0035】
28はハードディスクで、ここにOSや、仮想空間における撮影に係るプログラムやデータを保存することができる。なおこれらのプログラムやデータはCD−ROMドライブ27によりCD−ROMから読み取られたものであっても良い。30は上述の各部を繋ぐバスである。
【0036】
受講生はサーバ装置50から提供され、表示部25の表示画面上に表示される仮想空間の画像を見ながら、撮影したい対称の位置に移動する、又はその方向を向くために、操作部26を用いて仮想空間における視点の位置、姿勢を制御する。また、よりよく撮影を行うために設定すべきカメラパラメータ(撮影モード、シャッタースピード、絞り、画角など)もまた制御することができる。
【0037】
そして制御された視点の位置、姿勢、及びカメラパラメータはネットワークI/F24、ネットワーク10を介してサーバ装置50に送られ、サーバ装置50は受信した視点の位置、姿勢、及びカメラパラメータに応じた仮想空間の画像を公知の3次元画像生成技術を用いて生成し、クライアントコンピュータ62(63)に返信する。これにより、クライアントコンピュータ62(63)は、操作部26を用いて仮想空間内の視点の位置、姿勢を制御することができ、受講生は制御した視点の位置、姿勢、及びカメラパラメータに応じた仮想空間の画像を表示部25の表示画面上で見ることができる。
【0038】
そして受講生は、制御した位置、姿勢の視点からカメラパラメータに従って見える仮想空間を撮影することができるが、以上の視点の位置、姿勢の制御、カメラパラメータの設定、そして撮影操作は以下のGUIを用いて行う。
【0039】
図8は、受講生が仮想空間における撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。同図において801はサーバ装置50が生成した、制御された視点の位置、姿勢、カメラパラメータに応じた仮想空間の画像を表示するための領域、802は撮影モードを選択するための領域、803はシャッタースピードを設定するための領域である。804〜808は夫々操作部26を用いて押下することで、仮想空間における視点の位置、姿勢を制御するためのボタン群である。
【0040】
804は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視線方向を上に向けるためのボタンで、押下を解除すると、視線方向は正面(即ちボタンを押下する前に向いていた方向)に戻る。805は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視点の姿勢を仮想空間の水平面に垂直な直線を軸に左回転させるためのボタンである。ボタン805を押下することで変更した視点の方向が以降、正面となる。806は押下することで視線方向前方に視点を移動させるためのボタンである。807は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視線方向を下に向けるためのボタンで、押下を解除すると、視線方向は正面に戻る。808は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視点の方向を仮想空間の水平面に垂直な直線を軸に右回転させるためのボタンである。ボタン808を押下することで変更した視点の方向が以降、正面となる。
【0041】
809,811は夫々絞りを設定するためのボタンで、設定した絞り値は領域810に表示される。812,814は夫々画角を設定するためのボタンで、設定した画角の値は領域813に表示される。
【0042】
815はシャッターボタンで、操作部26を用いて押下すると、この時点での撮影モード、シャッタースピード、絞り、画角等のカメラパラメータや、視点の仮想空間における位置(座標)、姿勢がクライアントコンピュータからサーバ装置50に送られ、サーバ装置50はこれを受信して記憶する。また、サーバ装置50は、受信したカメラパラメータ、視点の位置、姿勢に応じて、撮影した画像を生成し、これを記憶する。サーバ装置50の動作の詳細については後述する。816は撮影を終了するためのボタンである。
【0043】
以上の構成を有するGUIは表示部25の表示画面上に表示され、このGUIを操作部26を用いて操作することで、仮想空間における視点の位置、姿勢の制御を行ったり、撮影したりすることができる。
【0044】
次にサーバ装置50について説明する。受講生が移動したり、撮影を行ったりする上記仮想空間はサーバ装置50により管理されている。また、仮想空間内には移動するオブジェクト(例えば車や人物)も存在するが、この移動パターンは予め決まっているものとし、移動パターンのデータは仮想空間のデータとしてサーバ装置50が保持しているものとする。またこのことにより、仮想空間内の風景は随時変化しているので、サーバ装置50は例えば30フレーム/秒で仮想空間の画像を配信している。
【0045】
サーバ装置50は図1に示す以下の各部を備える。制御部51はサーバ装置50の各部の制御を行うと共に、教授コンピュータ61、クライアントコンピュータ62,63とのデータ通信を制御する。
【0046】
比較処理部52は、後述の現像処理部53が生成する仮想空間の画像(これがすなわち受講生が撮影した仮想空間の画像となる)と、後述の画像情報DB(データベース)56が保持する、仮想空間において講師が撮影した画像とを比較し、類似しているか否かを判断する。
【0047】
具体的には、受講生が撮影した位置と講師が撮影した位置とが近いかどうか、画像中における各色領域の配置が近いかどうか等を判断する。
【0048】
なお、類似していると判断された場合には後述の配信制御部59は、この講師の撮影した画像を、この受講生のクライアントコンピュータに送信する。
【0049】
現像処理部53は、受講生が撮影した画像を現像する処理を行う。より具体的には、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けると、後述のVRエンジン54が生成する仮想空間の画像に対して、被写界深度処理(ぼけ効果処理)やブラー処理などを施して合成し、実際に同状況で写真を撮影した場合に得られる写真をシミュレーションした画像(撮影画像)を生成する。
【0050】
これは、例えば仮想空間内を移動しているオブジェクトを、遅いシャッタースピードで撮影した場合には、一般には撮影対象が移動方向にぼけて撮影されるので、この場合現像処理部53は、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けたタイミングでサーバ装置50が配信したフレームからシャッタースピードに対応したフレーム数(シャッタースピードが速いと用いるフレーム数は少なく、シャッタースピードが遅いと用いるフレーム数は多くなる)分の仮想空間の画像を、過去のフレームほどぼかして合成し、実際に撮影されるべき画像を生成する。また、絞り等による画像のぼけなども、周知の画像をぼかす技術により再現することができる。また現像処理部53は、撮影画像のサムネイル画像も同時に生成する。
【0051】
なお、講師が撮影した画像(サムネイル画像も含む)の同様に予め生成されているものとする。
【0052】
VRエンジン54は、例えばVRMLなどのコンピュータ言語などを用いて、クライアントコンピュータ62(63)から指示された仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを用いて仮想空間の画像を生成する。視点の位置、姿勢、カメラパラメータを用いて、この視点から見える仮想空間の画像を生成する技術については周知の通りであるので、ここでの説明は省略する。生成した仮想空間の画像は、クライアントコンピュータ62(63)に送信される。
【0053】
撮影情報DB(データベース)55は、クライアントコンピュータから送信された夫々の受講生毎の撮影データ(受講生ID、受講生のクライアントコンピュータのメールアドレス、用いたカメラの種類、仮想空間において撮影したときの視点の位置、姿勢、カメラパラメータ等)を保持しており、受講生が仮想空間における撮影を行うたびに、撮影データが撮影情報DB55に追加登録される。
【0054】
画像情報DB(データベース)56は、仮想空間の画像を生成するためのデータ(仮想空間における各オブジェクトの形状データ、テクスチャデータなど)や、仮想空間内を移動するオブジェクトの行動パターン(移動する位置と姿勢など)、講師が仮想空間内で撮影した画像と、撮影するために移動した経路のデータを保持する。また、現像処理部53が生成した、受講生が撮影した画像も、受講生毎(すなわち受講生ID毎に)に保持する。
【0055】
59は配信制御部で、クライアントコンピュータや教授コンピュータなどとのデータ通信を制御する処理を行う。
【0056】
図3はサーバ装置50の基本構成を示す図である。31はCPUで、RAM32やROM33に格納されたプログラムやデータを用いてサーバ装置50全体の制御を行うと共に、クライアントコンピュータ62(63)や教授コンピュータ61との通信処理を制御する。
【0057】
32はRAMで、CD−ROMドライブ37やハードディスク38からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU31が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。33はROMで、文字コードや本装置の起動を行うためのプログラムやデータなどが格納されている。
【0058】
34はネットワークインターフェース(ネットワークI/F)で、前述のネットワーク10に接続されており、サーバ装置50はこのネットワークI/F34を介してクライアントコンピュータ62(63)や教授コンピュータ61とのデータ通信を行うことができる。35は表示部で、CRTや液晶画面などにより構成されており、システム全体の状態を表示したりすることができる。
【0059】
36は操作部で、キーボードやマウス、ジョイスティックなどにより構成されており、サーバ装置50の設定や、システム全体の制御を行ったりすることができる。37はCD−ROMドライブで、CD−ROMに記憶されているプログラムやデータを読み取り、読み取ったプログラムやデータをRAM32やハードディスク38に出力する。なお、情報記憶媒体はCD−ROMに限定されるものではなく、他にも例えばDVD−ROMなどであっても良い。
【0060】
38はハードディスクで、ここにOSや、上記撮影情報DB55が保持するデータ、画像情報DB56が保持するデータなどを保存している。またこのほかにも、仮想空間の画像を生成するためのプログラムやデータ(形状データやテクスチャデータなど)や、上記制御部51、比較処理部52、現像処理部53、VRエンジン54、配信制御部59として機能するプログラムを保存している。
【0061】
なおこれらのプログラムやデータはCD−ROMドライブ37によりCD−ROMから読み取られたものであっても良い。39は上述の各部を繋ぐバスである。
【0062】
ここで、クライアントコンピュータにおいて、図8に示したGUIにおけるボタン816を操作部26を用いて押下すると、サーバ装置50は、図10に示す画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。図10は表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。なお、受講生が撮影した画像に対応する講師が撮影した画像が無い場合には「対応無」と表示する。
【0063】
また、受講生はクライアントコンピュータの表示部25の表示画面上に表示された画面を参照し、操作部26を用いて自身が撮影した画像のサムネイルにチェックマーク(同図では「001」の画像にチェックマークを付けている)を付けることができ、ここで「選択」ボタン1001を操作部26を用いて押下すると、サーバ装置50は「001」のサムネイル画像に対応する原画像(撮影画像)をクライアントコンピュータに送信する。すなわちこのボタンを押下することで、撮影した画像の中から、チェックマークを付けた画像をサーバ装置50からダウンロードすることができる。
【0064】
また、「001」のサムネイルにチェックマークが付いた状態で「印刷」ボタン1002を操作部26を用いて押下すると、「001」のサムネイルに対応する撮影画像を不図示のプリンタを用いて印刷することができる。
【0065】
また、撮影画像の数が1つの画面内に収まらない場合には複数のページに分けることができ、その場合、前のページを参照したい場合には、「前のページ」ボタン1003を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置50は前のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。
【0066】
また、次のページに戻りたい場合には、「次のページ」ボタン1004を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置50は次のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。また、「個別評価リクエスト」ボタン1005を操作部26を用いて押下すると、クライアントコンピュータはサーバ装置50に指示し、サーバ装置50にハードディスク38が保持する、受講生の撮影した画像とこの受講生のクライアントコンピュータのメールアドレスを教授コンピュータ61に送信させる。
【0067】
教授コンピュータ61はクライアントコンピュータと同様の構成を有しており、講師が操作者として用いている。よって講師は教授コンピュータ61に送信された、受講生が撮影した画像を見ることができるので、この画像に対する評価を記載したメールを作成して、画像と共に受信したメールアドレスに返信する。図11はこのメールの一例を示す図である。
【0068】
このようにすることで、受講生は、自分の撮影した画像に対して講師からの指導を受けることができ、撮影技術に関する教育を受けることができる。またこのシステムにより、時間を問わずにいつでも講師に対して評価対象の画像を送信できる。また、講師は自身の時間的都合に応じて撮影技術の教育を行うことができる。
【0069】
また、受講生は操作部26を用いて所定の操作を行うことで、表示部25の表示画面上に図12に例示する画面を表示させることができる。図12は、講師が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すと共に、受講生が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すGUIの表示例を示す図である。
【0070】
講師が撮影した位置、経路の履歴は上述の通り画像情報DB56に保持されており、これを読み出すことで同図に示す講師の撮影位置、移動経路の履歴を表示することができる。
【0071】
一方、受講生が撮影した位置は、受講生が撮影を行うたびに撮影情報DB55に登録される撮影位置(撮影したときの視点の位置)であって、経路は、撮影位置を登録した順番につなげたものが経路の履歴に相当する。よってこれらを読み出すことで、同図に示す受講生の撮影位置、移動経路の履歴を表示することができる。
【0072】
図4は、本実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置50、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。なお夫々の装置における処理は、夫々の装置のCPUが行う。
【0073】
受講生は操作部26を用いて視点の位置、姿勢、カメラパラメータを随時変更操作することができる(ステップS401)。そしてクライアントコンピュータからサーバ装置50には定期的(不定期的でも良い)に視点の位置、姿勢、カメラパラメータがサーバ装置に送信される(ステップS402)。サーバ装置はこれを受信すると(ステップS450)、受信した視点の位置、姿勢、カメラパラメータに基づいて、画像情報DB56に保持されている仮想空間のデータを用いて仮想空間の画像を生成し(ステップS451)、クライアントコンピュータに送信する(ステップS452)。
【0074】
ここで、クライアントコンピュータにおいてシャッターボタン815が押下された、すなわち撮影した場合には(ステップS404)、撮影した旨と共に、撮影データをサーバ装置に送信する(ステップS405)。サーバ装置はこれを受信すると(ステップS453)、上述の現像処理を行い、現像した画像を撮影情報DB55に格納する(ステップS454)。また、撮影データを撮影情報DB55に登録する(ステップS455)。
【0075】
一方、クライアントコンピュータにおいて、撮影終了のボタン816が押下されると(ステップS406)、撮影終了の指示がサーバ装置に送信され(ステップS407)、サーバ装置はこれを受信すると(ステップS456)、画像情報DB56に格納された受講生が撮影した画像と類似する、画像情報DB56に保持されている講師が撮影した画像を検索し(ステップS457)、図10に例示したGUIのデータをクライアントコンピュータに送信する(ステップS458)。クライアントコンピュータはこれを受信し、表示部25に図10に例示したGUIを表示する(ステップS408)。
【0076】
また、受講生が操作部26を用いて、自身及び講師の撮影位置や移動経路の履歴を見るための操作を行った場合には(ステップS409)、撮影位置、移動経路の履歴を見る旨をサーバ装置に通知する(ステップS410)。サーバ装置はこの通知を受け(ステップS459)、講師の撮影位置、移動経路のデータを画像情報DB56から読み出すと共に、受講生の撮影位置を撮影情報DB55から読み出し、図12に例示したGUIの画面のデータを生成し、クライアントコンピュータに送信する(ステップS460)。クライアントコンピュータはこのデータを受信し、表示部25の表示画面上に表示する(ステップS411)。
【0077】
なお、本実施形態では更に、用いるカメラの種類を選択させても良く、その場合、現像処理部53は選択したカメラの特性に応じた画像を生成する処理を行う。
【0078】
また、本実施形態では更に、習得する撮影技術の難易度を設定できるようにしても良く、その場合、難易度が高く設定されるほど、サーバ装置50は仮想空間内を移動するオブジェクトの速度を速めたり、表情を有するオブジェクトの表情の変化速度を速めたりする。このようにすることで、撮影するタイミングがシビアになり、良い画像を得るためには、受講生にはより素早く、的確に撮影を行うことが義務づけられるので、結果として、習得する技術の難易度は高くなる。
【0079】
また本実施形態では、仮想空間の画像はサーバ装置が生成していたが、これに限定されるものではなく、クライアントコンピュータにVRエンジン54を搭載し、サーバ装置はクライアントコンピュータに仮想空間のデータを送信し、クライアントコンピュータが仮想空間の画像を生成しても良い。
【0080】
また、サーバ装置50が保持するデータをクライアントコンピュータに格納し、クライアントコンピュータをスタンドアローンで撮影技術教育支援装置として機能させても良い。
【0081】
また、上記各データを保持する装置は上記説明に限定されるものではない。
【0082】
[第2の実施形態]
第1の実施形態に係るシステムは、仮想の空間で何をどのようなカメラパラメータでどのような位置、姿勢で撮影を行うかを受講生に教育するためのものであった。本実施形態に係る撮影技術教育支援システムでは、受講生に対して、シャッタータイミングのみを教授する。
【0083】
図6は本実施形態に係る撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。同図に示したシステムは大まかには、カメラの撮影技術を受講する受講生が有する端末装置としてのコンピュータ(以下ではクライアントコンピュータ)607(608)と、受講生が撮影技術を学ぶために用いる教材としてのソフトウェアのプログラムやデータを保持するサーバ装置600と、受講生が撮影した画像をクライアントコンピュータ607(608)から受信し、この画像を見て受講生に対してアドバイスなどを行う講師が有するコンピュータ(教授コンピュータ)61により構成され、夫々はインターネットやLANなどによるネットワーク10を介して接続されている。なお図1と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。
【0084】
そして同図のシステムは各装置の後述する動作により、クライアントコンピュータ607(608)を操作する受講生に対して撮影技術を教育する支援を行う。本実施形態では撮影教育支援として、以下のような処理を行う。すなわちサーバ装置600は、各フレームが静止画像である動画像を再生し、クライアントコンピュータ607(608)に対して配信する、いわゆる動画像のストリーミング再生処理を行う。
【0085】
そして受講生がこの動画像を見て、撮影すべきであると判断したタイミングで撮影を行うための後述のボタンを押下すると、サーバ装置はこのボタンが押下されたタイミング近傍で再生した静止画像を参照して、予め設定されているカメラパラメータ(本実施形態ではシャッタースピード)に従った撮影画像を生成し、生成した画像を、この動画像中に講師が撮影した画像と共にクライアントコンピュータに提示する。
【0086】
このようにすることで、受講生は、自分が見た動画像中でどのタイミングで撮影を行うべきであるのかを講師のものと比較することで知ることができ、本実施形態に係るシステムは、撮影を行うタイミングなどを受講生が勉強するための教育の支援を行うことができる。
【0087】
以下、本実施形態に係るシステムを構成する上記各装置について説明する。なお本実施形態に係るシステムは、クライアントコンピュータ、教授コンピュータの数が同図に限定されるものではない。
【0088】
本実施形態に係るクライアントコンピュータの基本構成は第1の実施形態と同じであるので、基本構成についての説明は省略する。
【0089】
クライアントコンピュータにおいて、撮影を行うために操作部26を用いて操作するGUIについて以下、説明する。図9は、受講生が撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。同図のGUIは表示部25の表示画面上に表示されるものである。
【0090】
同図において901はサーバ装置600が再生し、クライアントコンピュータに送信する動画像を表示するための領域である。902は撮影モードを選択するための領域、903はシャッタースピードを設定するための領域である。904はこれまでに撮影した画像のサムネイルの一覧を表示するためのボタンである。905は撮影処理を終了させるためのボタンである。906は撮影を行うためのシャッターボタンで、操作部26を用いて押下すると、この時点での撮影モード、シャッタースピードがクライアントコンピュータからサーバ装置600に送られ、サーバ装置600はこれを受信して、受信したシャッタースピードに応じた撮影画像を生成し、保持する。サーバ装置600の動作の詳細については後述する。816は撮影を終了するためのボタンである。
【0091】
以上の構成を有するGUIは表示部25の表示画面上に表示され、このGUIを操作部26を用いて操作することで、サーバ装置から配信される動画像を見ながら、判断したタイミングで撮影を行うことができる。
【0092】
次にサーバ装置600について説明する。サーバ装置600は上述の通り、クライアントコンピュータに対して各フレームが静止画像からなる動画像をストリーミング再生処理している。この動画像の再生速度は例えば30フレーム/秒である。
【0093】
サーバ装置600は図6に示す以下の各部を備える。制御部601はサーバ装置600の各部の制御を行うと共に、教授コンピュータ61、クライアントコンピュータ607,608とのデータ通信を制御する。
【0094】
比較処理部602は、後述の画像情報DB605に格納されている講師が撮影した画像のうち、受講生が撮影した画像と類似しているものを比較処理することで検索する。画像同士で類似しているか否かの判断は、画像中の色領域の配置が近いかどうか等を判断することにより行われる。
【0095】
現像処理部603は、受講生が撮影した画像を現像する処理を行う。より具体的には以下の説明の通りである。後述の画像情報DB605には、ストリーミング再生処理の対象である動画像の各フレームに対応し、且つ各フレームの静止画像よりも高解像度の静止画像が保持されている。これは、ストリーミング再生処理に用いる静止画像はネットワーク負荷などを考慮して、比較的低解像度のものが用いられているので、これを用いて撮影画像を生成しても低解像度の画像にしかならない。そこで予め各フレームの静止画像の解像度を上げた画像を保持しておけば、撮影画像の生成にはこの高解像度画像を用いることで、高解像度の撮影画像を生成することができる。
【0096】
よって現像処理部603は、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けると、通知を受けたタイミング近傍で後述の配信制御部606が再生した複数枚の静止画像に対応する夫々の高解像度画像に対して、被写界深度処理(ぼけ効果処理)やブラー処理などを施して合成し、実際に同状況で写真を撮影した場合に得られる写真をシミュレーションした画像を生成する。
【0097】
これは例えば、遅いシャッタースピードで撮影した場合には、一般には撮影対象が移動方向にぼけて撮影されるので、この場合現像処理部603は、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けたタイミングでサーバ装置600が配信したフレームからシャッタースピードに対応したフレーム数(シャッタースピードが速いと用いるフレーム数は少なく、シャッタースピードが遅いと用いるフレーム数は多くなる)分の高解像度画像を、過去のフレームほどぼかして合成し、実際に撮影されるべき画像を生成する。
【0098】
生成された撮影画像は後述の画像情報DB605に格納する。なお、講師が撮影した画像の同様に予め生成されているものとする。
【0099】
撮影情報DB(データベース)604は、クライアントコンピュータから送信された夫々の受講生毎の撮影データ(受講生ID、受講生のクライアントコンピュータのメールアドレス、シャッタースピード等)を保持しており、受講生が仮想空間における撮影を行うたびに、撮影データが撮影情報DB604に追加登録される。
【0100】
画像情報DB(データベース)605は、ストリーミング再生処理の対象となる動画像データを保持すると共に、この動画像の各フレームに対応する高解像度画像を保持する。またストリーミング再生処理の対象となる動画像の各フレームと、各フレームに対応する高解像度画像は互いに関連づけられて保持されているものとする。すなわち、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けたタイミングでサーバ装置600が配信したフレームからシャッタースピードに対応したフレーム数分の静止画像群の夫々に対応する高解像度画像が一意に特定できるように保持している。また、講師が撮影した画像も画像情報DB605に保持している。
【0101】
606は配信制御部で、クライアントコンピュータとのデータ通信(クライアントコンピュータへのストリーミング再生処理を含む)や、教授コンピュータとのデータ通信を制御する処理を行う。
【0102】
サーバ装置の基本構成は第1の実施形態と同じであるが、ハードディスクが保持するデータが第1の実施形態とは異なり、本実施形態に係るハードディスクは、上記撮影情報DB604,画像情報DB605の夫々が保持するデータを保持する。また上記制御部601、比較処理部602、現像処理部603、配信制御部606として機能するプログラムやデータをも保持している。
【0103】
ここで、クライアントコンピュータにおいて受講生が操作部26を用いて終了ボタン905を押下する、もしくはストリーミング再生処理が終了すると、サーバ装置600は、受講生が撮影した画像(すなわち現像処理部53が生成した画像)と、講師が撮影した画像とを一覧表示した図7に例示するGUIのデータをクライアントコンピュータに送信する。
【0104】
図7は表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。なお、受講生が撮影した画像に対応する講師が撮影した画像が無い場合には「対応無」と表示する。
【0105】
また、受講生はクライアントコンピュータの表示部25の表示画面上に表示された画面を参照し、操作部26を用いて自身が撮影した画像のサムネイルにチェックマーク(同図では「001」の画像にチェックマークを付けている)を付けることができ、ここで「選択」ボタン701を操作部26を用いて押下すると、サーバ装置600は「001」のサムネイル画像に対応する原画像(撮影画像)をクライアントコンピュータに送信する。すなわちこのボタンを押下することで、撮影した画像の中から、チェックマークを付けた画像をサーバ装置600からダウンロードすることができる。
【0106】
また、「001」のサムネイルにチェックマークが付いた状態で「印刷」ボタン702を操作部26を用いて押下すると、「001」のサムネイルに対応する撮影画像を不図示のプリンタを用いて印刷することができる。
【0107】
また、撮影画像の数が1つの画面内に収まらない場合には複数のページに分けることができ、その場合、前のページを参照したい場合には、「前のページ」ボタン703を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置600は前のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。
【0108】
また、次のページに戻りたい場合には、「次のページ」ボタン704を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置600は次のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。また、「個別評価リクエスト」ボタン705を操作部26を用いて押下すると、クライアントコンピュータはサーバ装置600に指示し、サーバ装置600にハードディスク38が保持する、受講生の撮影した画像とこの受講生のクライアントコンピュータのメールアドレスを教授コンピュータ61に送信させる。
【0109】
教授コンピュータ61はクライアントコンピュータと同様の構成を有しており、講師が操作者として用いている。よって講師は教授コンピュータ61に送信された、受講生が撮影した画像を見ることができるので、この画像に対する評価を記載したメールを作成して、画像と共に受信したメールアドレスに返信する。図11はこのメールの一例を示す図である。
【0110】
このようにすることで、受講生は、自分の撮影した画像に対して講師からの指導を受けることができ、撮影技術に関する教育を受けることができる。またこのシステムにより、時間を問わずにいつでも講師に対して評価対象の画像を送信できる。また、講師は自身の時間的都合に応じて撮影技術の教育を行うことができる。
【0111】
図5は、本実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置600、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。なお夫々の装置における処理は、夫々の装置のCPUが行う。
【0112】
サーバ装置600は、自身が保持する動作画像を構成する各フレームの静止画像をクライアントコンピュータに順次送信する処理、即ちストリーミング再生処理を行う(ステップS551)。クライアントコンピュータはサーバ装置600から順次送信される各フレームの静止画像を受信し、表示部25の表示画面上に表示する(ステップS501)。そしてクライアントコンピュータにおいてシャッターボタン906の押下が検知されると、撮影した旨をサーバ装置600に通知する(ステップS503)。
【0113】
サーバ装置600が撮影したことを示す旨を受信すると(ステップS552)、上記現像処理を行い、生成した撮影画像をハードディスク(画像情報DB605)に保持する。そしてクライアントコンピュータにおいて終了ボタン905の押下が検知されると、サーバ装置600に対して撮影終了の旨を通知し、サーバ装置600はこの旨を受信する。そしてサーバ装置600はこの旨を受信した場合、もしくはストリーミング再生処理が終了した場合には、画像情報DB56に格納された受講生が撮影した画像と類似する、画像情報DB56に保持されている講師が撮影した画像を検索し、図7に例示したGUIのデータをクライアントコンピュータに送信する(ステップS556)。クライアントコンピュータはこれを受信し、表示部25に図7に例示したGUIを表示する(ステップS506)。
【0114】
なお本実施形態に係るシステムでは、撮影画像はサーバ装置600が生成し、サーバ装置600が保持していたが、これに限定されるものではなく、クライアントコンピュータが撮影画像を生成し、保持しても良い。この場合、サーバ装置600が動画像の再生を終了する、もしくはクライアントコンピュータにおいて終了ボタン905を押下すると、サーバ装置600は、講師の撮影した画像のみをクライアントコンピュータに送信する。クライアントコンピュータは受信した講師の画像と自身が保持する受講生が撮影した画像とを用いて、図7に例示したGUIの画面を生成し、表示する。
【0115】
また、サーバ装置600が保持するデータをクライアントコンピュータに格納し、クライアントコンピュータをスタンドアローンで撮影技術教育支援装置として機能させても良い。
【0116】
また、上記各データを保持する装置は上記説明に限定されるものではない。
【0117】
[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0118】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0119】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図4及び/または図5に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0120】
【発明の効果】
以上の説明により本発明によれば、カメラの撮影技術教育を、受講生個別に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る、撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。
【図2】クライアントコンピュータ62(63)の基本構成を示す図である。
【図3】サーバ装置50の基本構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置50、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置600、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。
【図7】表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。
【図8】受講生が仮想空間における撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。
【図9】受講生が撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。
【図10】表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。
【図11】メールの一例を示す図である。
【図12】講師が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すと共に、受講生が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すGUIの表示例を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影技術教育支援装置、端末装置、及びそれらの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等を介した遠隔教育については多くの先行技術があり、具体的方法としては講師と学生(生徒)が1対多の場合と1対1の場合がある。
【0003】
従来技術としては例えば、運動技術について受講する受講生が運動する様子をカメラなどにより撮影し、撮影結果である画像をインストラクタが閲覧可能なコンピュータに送信する。そしてインストラクタは送信された画像を閲覧し、指導すべき内容のデータを受講者のコンピュータに対して返信するものである(例えば特許文献1を参照)。この場合、インストラクタによる指導はリアルタイムに1対1で行われている。
【0004】
又、別の従来技術としては、1以上の学習者端末と教育サーバと複数の指導者端末とによるシステムにおいて、学習者端末は、教育サーバから提供された教材情報を用いて学習し、学習結果情報を教育サーバに送信すると、教育サーバからは評価情報が返信される(例えば特許文献2を参照)。これはすなわち通信教育のインターネット版として機能し、学習者端末と指導者端末は共に複数あるが、実際の指導は非リアルタイムで1対1で行われる。
【0005】
また、同様のハード構成で、受講者が仮想現実の教室に参加して集合型事業を実現する1対多形式のインターネットを利用したシステムが従来から開示されている(例えば特許文献3を参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−177431
【特許文献2】
特開2001−350400
【特許文献3】
特開2002−169901
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
カメラを用いた撮影技術を勉強したい場合、従来では、受講生は講師が撮影技術を教えてくれる教室(カメラ教室)に行って、受講生全員と同じ撮影対象を撮影し、講師は夫々の受講生のできあがった写真を用いて受講生夫々に撮影技術を教えるものであった。
【0008】
しかしこれでは、受講生の人数が多い場合、上記教室の時間は一定であるため、講師は受講生の夫々に対して充分に撮影技術を教えることができなくなる。また、受講生夫々の能力がまちまちであるので、上記教室のような、受講生全員に対して教育内容が一律になりがちな教育では、夫々の受講生に適した教育とはいえない。
【0009】
本発明は以上の問題に対して鑑みてなされたものであり、カメラの撮影技術教育を、受講生個別に支援することができる撮影技術教育支援装置、及び撮影技術教育支援方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置は以下の構成を備える。
【0011】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置であって、
仮想空間の画像を生成するためのデータを保持するデータ保持手段と、
当該仮想空間内で撮影された手本として用いる画像を保持する画像保持手段と、
前記端末装置において設定され、送信された、前記仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータと、前記データ保持手段が保持するデータとを用いて、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を生成し、前記端末装置に対して提供する提供手段と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行ったことを示す通知を受けると、当該撮影時に当該提供手段が生成した画像を用いて、前記撮影時における仮想空間内の状況に応じた画像を生成する画像生成手段と、
前記端末装置から撮影終了の指示を受けると、前記画像生成手段が生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成手段が生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成手段が生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置は以下の構成を備える。
【0013】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置であって、
仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを設定し、設定結果を前記サーバ装置に送信する設定手段と、
当該設定手段により設定した視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信することで前記サーバ装置から返信される、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を表示する表示手段と、
前記仮想空間において撮影を行う指示を受付け、当該指示が入力されると、当該指示と共に、撮影を行う際の前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信する撮影指示入力手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータに従って前記サーバ装置が生成した仮想空間の画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第1の要求手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記視点の位置に従って前記サーバ装置が作成した、前記仮想空間において撮影を行った位置と、当該撮影を行うために移動した経路の履歴とを、前記サーバ装置が保持する、手本となるべき撮影を行った位置と当該撮影を行うために移動した履歴と比較表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第2の要求手段とを備え、
前記第1の要求手段、前記第2の要求手段が要求した画面は前記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0014】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置は以下の構成を備える。
【0015】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置であって、
各フレームが静止画像からなる動画像のデータを保持する第1の保持手段と、
当該第1の保持手段が保持する各フレームの静止画像の解像度を上げた静止画像群を保持する第2の保持手段と、
前記第2の保持手段が保持する静止画像群のうちいくつかを用いて予め生成された、手本となるべき画像を保持する手本画像保持手段と、
前記第1の保持手段が保持する各静止画像を順次前記端末装置に送信することで、前記動画像データを再生する再生手段と、
前記端末装置から撮像したことを示す通知を受けると、当該通知を受けたタイミングにおいて前記再生手段が再生した静止画像から、予め設定されたカメラパラメータに基づいたフレーム数分の静止画像までの夫々に対応した、前記第2の保持手段が保持する静止画像群を用いて、撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、
前記動画像データの再生の終了、もしくは前記端末装置からの指示に応じて、前記画像生成手段が生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記手本画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成手段が生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成手段が生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置は以下の構成を備える。
【0017】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置であって、
前記サーバ装置から順次送信される、動画像データを構成する各フレームの静止画像を受信し、表示する表示手段と、
撮影を行う指示を受け付け、当該指示が入力されると、当該指示を前記サーバ装置に送信する撮影指示入力手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記指示のタイミングに応じて前記サーバ装置が生成した画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する要求手段とを備え、
当該要求手段が要求した画面は前記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0018】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0019】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、仮想空間の画像を生成するためのデータを保持するデータ保持手段と、当該仮想空間内で撮影された手本として用いる画像を保持する画像保持手段とを備え、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置の制御方法であって、
前記端末装置において設定され、送信された、前記仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータと、前記データ保持手段が保持するデータとを用いて、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を生成し、前記端末装置に対して提供する提供工程と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行ったことを示す通知を受けると、当該撮影時に当該提供工程で生成した画像を用いて、前記撮影時における仮想空間内の状況に応じた画像を生成する画像生成工程と、
前記端末装置から撮影終了の指示を受けると、前記画像生成工程で生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成工程で生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成工程で生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御工程と
を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0021】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置の制御方法であって、
仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを設定し、設定結果を前記サーバ装置に送信する設定工程と、
当該設定工程で設定した視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信することで前記サーバ装置から返信される、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を表示する表示工程と、
前記仮想空間において撮影を行う指示を受付け、当該指示が入力されると、当該指示と共に、撮影を行う際の前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信する撮影指示入力工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータに従って前記サーバ装置が生成した仮想空間の画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第1の要求工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記視点の位置に従って前記サーバ装置が作成した、前記仮想空間において撮影を行った位置と、当該撮影を行うために移動した経路の履歴とを、前記サーバ装置が保持する、手本となるべき撮影を行った位置と当該撮影を行うために移動した履歴と比較表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第2の要求工程とを備え、
前記第1の要求工程、前記第2の要求工程で要求した画面は前記表示工程で表示されることを特徴とする。
【0022】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の撮影技術教育支援装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0023】
すなわち、ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、各フレームが静止画像からなる動画像のデータを保持する第1の保持手段と、当該第1の保持手段が保持する各フレームの静止画像の解像度を上げた静止画像群を保持する第2の保持手段と、前記第2の保持手段が保持する静止画像群のうちいくつかを用いて予め生成された、手本となるべき画像を保持する手本画像保持手段とを備え、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置の制御方法であって、
前記第1の保持手段が保持する各静止画像を順次前記端末装置に送信することで、前記動画像データを再生する再生工程と、
前記端末装置から撮像したことを示す通知を受けると、当該通知を受けたタイミングにおいて前記再生工程で再生した静止画像から、予め設定されたカメラパラメータに基づいたフレーム数分の静止画像までの夫々に対応した、前記第2の保持手段が保持する静止画像群を用いて、撮影画像を生成する撮影画像生成工程と、
前記動画像データの再生の終了、もしくは前記端末装置からの指示に応じて、前記画像生成工程で生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記手本画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成工程で生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成工程で生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御工程と
を備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0025】
すなわち、撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置の制御方法であって、
前記サーバ装置から順次送信される、動画像データを構成する各フレームの静止画像を受信し、表示する表示工程と、
撮影を行う指示を受け付け、当該指示が入力されると、当該指示を前記サーバ装置に送信する撮影指示入力工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記指示のタイミングに応じて前記サーバ装置が生成した画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する要求工程とを備え、
当該要求工程で要求した画面は前記表示工程で表示されることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0027】
[第1の実施形態]
図1は本実施形態に係る、撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。同図に示したシステムは大まかには、カメラの撮影技術を受講する受講生が有する端末装置としてのコンピュータ(以下ではクライアントコンピュータ)62(63)と、受講生が撮影技術を学ぶために用いる教材としてのソフトウェアのプログラムやデータを保持するサーバ装置50と、受講生が撮影した画像をクライアントコンピュータ62(63)から受信し、この画像を見て受講生に対してアドバイスなどを行う講師が有するコンピュータ(教授コンピュータ)61により構成され、夫々はインターネットやLANなどによるネットワーク10を介して接続されている。
【0028】
そして同図のシステムは各装置の後述する動作により、クライアントコンピュータ62(63)を操作する受講生に対して撮影技術を教育する支援を行う。本実施形態では撮影教育支援として、以下のような処理を行う。すなわちサーバ装置50は、クライアントコンピュータ62(63)に受講生が仮想空間内を自由に移動し、仮想空間内を撮影することができる環境を提供する。そして受講生がこの環境下で仮想空間内の撮影を終了すると、受講生のクライアントコンピュータ62(63)の表示画面には、受講生が仮想空間において撮影した画像と、そのとき移動した仮想空間内の経路とが表示されると共に、講師が仮想空間において撮影した手本となるべき画像と、そのとき移動した手本となるべき仮想空間内の経路とが比較表示される。
【0029】
このようにすることで、受講生は、自分と同じ環境下で講師がどのように仮想空間を移動してどのようなものを撮影するのかを知ることができ、本実施形態に係るシステムは、撮影を行う際の観点などを受講生が勉強するための教育の支援を行うことができる。
【0030】
以下、本実施形態に係るシステムを構成する上記各装置について説明する。なお本実施形態に係るシステムは、クライアントコンピュータ、教授コンピュータの数が同図に限定されるものではない。
【0031】
まずクライアントコンピュータ62(63)について説明する。図2はクライアントコンピュータ62(63)の基本構成を示す図である。21はCPUで、RAM22やROM23に格納されたプログラムやデータを用いてクライアントコンピュータ全体の制御を行うと共に、サーバ装置50や教授コンピュータ61との通信処理を制御する。
【0032】
22はRAMで、CD−ROMドライブ27やハードディスク28からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU21が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。23はROMで、文字コードや本装置の起動を行うためのプログラムやデータなどが格納されている。
【0033】
24はネットワークインターフェース(ネットワークI/F)で、前述のネットワーク10に接続されており、クライアントコンピュータ62(63)はこのネットワークI/F24を介してサーバ装置50や教授コンピュータ61とのデータ通信を行うことができる。25は表示部で、CRTや液晶画面などにより構成されており、サーバ装置50から配信される仮想空間の画像や、仮想空間において撮影行うための後述のGUIの画面などを表示する。
【0034】
26は操作部で、キーボードやマウス、ジョイスティックなどにより構成されており、仮想空間の撮影操作や仮想空間内の移動指示を入力することができる。27はCD−ROMドライブで、CD−ROMに記憶されているプログラムやデータを読み取り、読み取ったプログラムやデータをRAM22やハードディスク28に出力する。なお、情報記憶媒体はCD−ROMに限定されるものではなく、他にも例えばDVD−ROMなどであっても良い。
【0035】
28はハードディスクで、ここにOSや、仮想空間における撮影に係るプログラムやデータを保存することができる。なおこれらのプログラムやデータはCD−ROMドライブ27によりCD−ROMから読み取られたものであっても良い。30は上述の各部を繋ぐバスである。
【0036】
受講生はサーバ装置50から提供され、表示部25の表示画面上に表示される仮想空間の画像を見ながら、撮影したい対称の位置に移動する、又はその方向を向くために、操作部26を用いて仮想空間における視点の位置、姿勢を制御する。また、よりよく撮影を行うために設定すべきカメラパラメータ(撮影モード、シャッタースピード、絞り、画角など)もまた制御することができる。
【0037】
そして制御された視点の位置、姿勢、及びカメラパラメータはネットワークI/F24、ネットワーク10を介してサーバ装置50に送られ、サーバ装置50は受信した視点の位置、姿勢、及びカメラパラメータに応じた仮想空間の画像を公知の3次元画像生成技術を用いて生成し、クライアントコンピュータ62(63)に返信する。これにより、クライアントコンピュータ62(63)は、操作部26を用いて仮想空間内の視点の位置、姿勢を制御することができ、受講生は制御した視点の位置、姿勢、及びカメラパラメータに応じた仮想空間の画像を表示部25の表示画面上で見ることができる。
【0038】
そして受講生は、制御した位置、姿勢の視点からカメラパラメータに従って見える仮想空間を撮影することができるが、以上の視点の位置、姿勢の制御、カメラパラメータの設定、そして撮影操作は以下のGUIを用いて行う。
【0039】
図8は、受講生が仮想空間における撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。同図において801はサーバ装置50が生成した、制御された視点の位置、姿勢、カメラパラメータに応じた仮想空間の画像を表示するための領域、802は撮影モードを選択するための領域、803はシャッタースピードを設定するための領域である。804〜808は夫々操作部26を用いて押下することで、仮想空間における視点の位置、姿勢を制御するためのボタン群である。
【0040】
804は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視線方向を上に向けるためのボタンで、押下を解除すると、視線方向は正面(即ちボタンを押下する前に向いていた方向)に戻る。805は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視点の姿勢を仮想空間の水平面に垂直な直線を軸に左回転させるためのボタンである。ボタン805を押下することで変更した視点の方向が以降、正面となる。806は押下することで視線方向前方に視点を移動させるためのボタンである。807は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視線方向を下に向けるためのボタンで、押下を解除すると、視線方向は正面に戻る。808は押下することで仮想空間における視点の位置は変更せずに、視点の方向を仮想空間の水平面に垂直な直線を軸に右回転させるためのボタンである。ボタン808を押下することで変更した視点の方向が以降、正面となる。
【0041】
809,811は夫々絞りを設定するためのボタンで、設定した絞り値は領域810に表示される。812,814は夫々画角を設定するためのボタンで、設定した画角の値は領域813に表示される。
【0042】
815はシャッターボタンで、操作部26を用いて押下すると、この時点での撮影モード、シャッタースピード、絞り、画角等のカメラパラメータや、視点の仮想空間における位置(座標)、姿勢がクライアントコンピュータからサーバ装置50に送られ、サーバ装置50はこれを受信して記憶する。また、サーバ装置50は、受信したカメラパラメータ、視点の位置、姿勢に応じて、撮影した画像を生成し、これを記憶する。サーバ装置50の動作の詳細については後述する。816は撮影を終了するためのボタンである。
【0043】
以上の構成を有するGUIは表示部25の表示画面上に表示され、このGUIを操作部26を用いて操作することで、仮想空間における視点の位置、姿勢の制御を行ったり、撮影したりすることができる。
【0044】
次にサーバ装置50について説明する。受講生が移動したり、撮影を行ったりする上記仮想空間はサーバ装置50により管理されている。また、仮想空間内には移動するオブジェクト(例えば車や人物)も存在するが、この移動パターンは予め決まっているものとし、移動パターンのデータは仮想空間のデータとしてサーバ装置50が保持しているものとする。またこのことにより、仮想空間内の風景は随時変化しているので、サーバ装置50は例えば30フレーム/秒で仮想空間の画像を配信している。
【0045】
サーバ装置50は図1に示す以下の各部を備える。制御部51はサーバ装置50の各部の制御を行うと共に、教授コンピュータ61、クライアントコンピュータ62,63とのデータ通信を制御する。
【0046】
比較処理部52は、後述の現像処理部53が生成する仮想空間の画像(これがすなわち受講生が撮影した仮想空間の画像となる)と、後述の画像情報DB(データベース)56が保持する、仮想空間において講師が撮影した画像とを比較し、類似しているか否かを判断する。
【0047】
具体的には、受講生が撮影した位置と講師が撮影した位置とが近いかどうか、画像中における各色領域の配置が近いかどうか等を判断する。
【0048】
なお、類似していると判断された場合には後述の配信制御部59は、この講師の撮影した画像を、この受講生のクライアントコンピュータに送信する。
【0049】
現像処理部53は、受講生が撮影した画像を現像する処理を行う。より具体的には、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けると、後述のVRエンジン54が生成する仮想空間の画像に対して、被写界深度処理(ぼけ効果処理)やブラー処理などを施して合成し、実際に同状況で写真を撮影した場合に得られる写真をシミュレーションした画像(撮影画像)を生成する。
【0050】
これは、例えば仮想空間内を移動しているオブジェクトを、遅いシャッタースピードで撮影した場合には、一般には撮影対象が移動方向にぼけて撮影されるので、この場合現像処理部53は、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けたタイミングでサーバ装置50が配信したフレームからシャッタースピードに対応したフレーム数(シャッタースピードが速いと用いるフレーム数は少なく、シャッタースピードが遅いと用いるフレーム数は多くなる)分の仮想空間の画像を、過去のフレームほどぼかして合成し、実際に撮影されるべき画像を生成する。また、絞り等による画像のぼけなども、周知の画像をぼかす技術により再現することができる。また現像処理部53は、撮影画像のサムネイル画像も同時に生成する。
【0051】
なお、講師が撮影した画像(サムネイル画像も含む)の同様に予め生成されているものとする。
【0052】
VRエンジン54は、例えばVRMLなどのコンピュータ言語などを用いて、クライアントコンピュータ62(63)から指示された仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを用いて仮想空間の画像を生成する。視点の位置、姿勢、カメラパラメータを用いて、この視点から見える仮想空間の画像を生成する技術については周知の通りであるので、ここでの説明は省略する。生成した仮想空間の画像は、クライアントコンピュータ62(63)に送信される。
【0053】
撮影情報DB(データベース)55は、クライアントコンピュータから送信された夫々の受講生毎の撮影データ(受講生ID、受講生のクライアントコンピュータのメールアドレス、用いたカメラの種類、仮想空間において撮影したときの視点の位置、姿勢、カメラパラメータ等)を保持しており、受講生が仮想空間における撮影を行うたびに、撮影データが撮影情報DB55に追加登録される。
【0054】
画像情報DB(データベース)56は、仮想空間の画像を生成するためのデータ(仮想空間における各オブジェクトの形状データ、テクスチャデータなど)や、仮想空間内を移動するオブジェクトの行動パターン(移動する位置と姿勢など)、講師が仮想空間内で撮影した画像と、撮影するために移動した経路のデータを保持する。また、現像処理部53が生成した、受講生が撮影した画像も、受講生毎(すなわち受講生ID毎に)に保持する。
【0055】
59は配信制御部で、クライアントコンピュータや教授コンピュータなどとのデータ通信を制御する処理を行う。
【0056】
図3はサーバ装置50の基本構成を示す図である。31はCPUで、RAM32やROM33に格納されたプログラムやデータを用いてサーバ装置50全体の制御を行うと共に、クライアントコンピュータ62(63)や教授コンピュータ61との通信処理を制御する。
【0057】
32はRAMで、CD−ROMドライブ37やハードディスク38からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU31が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。33はROMで、文字コードや本装置の起動を行うためのプログラムやデータなどが格納されている。
【0058】
34はネットワークインターフェース(ネットワークI/F)で、前述のネットワーク10に接続されており、サーバ装置50はこのネットワークI/F34を介してクライアントコンピュータ62(63)や教授コンピュータ61とのデータ通信を行うことができる。35は表示部で、CRTや液晶画面などにより構成されており、システム全体の状態を表示したりすることができる。
【0059】
36は操作部で、キーボードやマウス、ジョイスティックなどにより構成されており、サーバ装置50の設定や、システム全体の制御を行ったりすることができる。37はCD−ROMドライブで、CD−ROMに記憶されているプログラムやデータを読み取り、読み取ったプログラムやデータをRAM32やハードディスク38に出力する。なお、情報記憶媒体はCD−ROMに限定されるものではなく、他にも例えばDVD−ROMなどであっても良い。
【0060】
38はハードディスクで、ここにOSや、上記撮影情報DB55が保持するデータ、画像情報DB56が保持するデータなどを保存している。またこのほかにも、仮想空間の画像を生成するためのプログラムやデータ(形状データやテクスチャデータなど)や、上記制御部51、比較処理部52、現像処理部53、VRエンジン54、配信制御部59として機能するプログラムを保存している。
【0061】
なおこれらのプログラムやデータはCD−ROMドライブ37によりCD−ROMから読み取られたものであっても良い。39は上述の各部を繋ぐバスである。
【0062】
ここで、クライアントコンピュータにおいて、図8に示したGUIにおけるボタン816を操作部26を用いて押下すると、サーバ装置50は、図10に示す画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。図10は表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。なお、受講生が撮影した画像に対応する講師が撮影した画像が無い場合には「対応無」と表示する。
【0063】
また、受講生はクライアントコンピュータの表示部25の表示画面上に表示された画面を参照し、操作部26を用いて自身が撮影した画像のサムネイルにチェックマーク(同図では「001」の画像にチェックマークを付けている)を付けることができ、ここで「選択」ボタン1001を操作部26を用いて押下すると、サーバ装置50は「001」のサムネイル画像に対応する原画像(撮影画像)をクライアントコンピュータに送信する。すなわちこのボタンを押下することで、撮影した画像の中から、チェックマークを付けた画像をサーバ装置50からダウンロードすることができる。
【0064】
また、「001」のサムネイルにチェックマークが付いた状態で「印刷」ボタン1002を操作部26を用いて押下すると、「001」のサムネイルに対応する撮影画像を不図示のプリンタを用いて印刷することができる。
【0065】
また、撮影画像の数が1つの画面内に収まらない場合には複数のページに分けることができ、その場合、前のページを参照したい場合には、「前のページ」ボタン1003を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置50は前のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。
【0066】
また、次のページに戻りたい場合には、「次のページ」ボタン1004を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置50は次のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。また、「個別評価リクエスト」ボタン1005を操作部26を用いて押下すると、クライアントコンピュータはサーバ装置50に指示し、サーバ装置50にハードディスク38が保持する、受講生の撮影した画像とこの受講生のクライアントコンピュータのメールアドレスを教授コンピュータ61に送信させる。
【0067】
教授コンピュータ61はクライアントコンピュータと同様の構成を有しており、講師が操作者として用いている。よって講師は教授コンピュータ61に送信された、受講生が撮影した画像を見ることができるので、この画像に対する評価を記載したメールを作成して、画像と共に受信したメールアドレスに返信する。図11はこのメールの一例を示す図である。
【0068】
このようにすることで、受講生は、自分の撮影した画像に対して講師からの指導を受けることができ、撮影技術に関する教育を受けることができる。またこのシステムにより、時間を問わずにいつでも講師に対して評価対象の画像を送信できる。また、講師は自身の時間的都合に応じて撮影技術の教育を行うことができる。
【0069】
また、受講生は操作部26を用いて所定の操作を行うことで、表示部25の表示画面上に図12に例示する画面を表示させることができる。図12は、講師が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すと共に、受講生が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すGUIの表示例を示す図である。
【0070】
講師が撮影した位置、経路の履歴は上述の通り画像情報DB56に保持されており、これを読み出すことで同図に示す講師の撮影位置、移動経路の履歴を表示することができる。
【0071】
一方、受講生が撮影した位置は、受講生が撮影を行うたびに撮影情報DB55に登録される撮影位置(撮影したときの視点の位置)であって、経路は、撮影位置を登録した順番につなげたものが経路の履歴に相当する。よってこれらを読み出すことで、同図に示す受講生の撮影位置、移動経路の履歴を表示することができる。
【0072】
図4は、本実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置50、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。なお夫々の装置における処理は、夫々の装置のCPUが行う。
【0073】
受講生は操作部26を用いて視点の位置、姿勢、カメラパラメータを随時変更操作することができる(ステップS401)。そしてクライアントコンピュータからサーバ装置50には定期的(不定期的でも良い)に視点の位置、姿勢、カメラパラメータがサーバ装置に送信される(ステップS402)。サーバ装置はこれを受信すると(ステップS450)、受信した視点の位置、姿勢、カメラパラメータに基づいて、画像情報DB56に保持されている仮想空間のデータを用いて仮想空間の画像を生成し(ステップS451)、クライアントコンピュータに送信する(ステップS452)。
【0074】
ここで、クライアントコンピュータにおいてシャッターボタン815が押下された、すなわち撮影した場合には(ステップS404)、撮影した旨と共に、撮影データをサーバ装置に送信する(ステップS405)。サーバ装置はこれを受信すると(ステップS453)、上述の現像処理を行い、現像した画像を撮影情報DB55に格納する(ステップS454)。また、撮影データを撮影情報DB55に登録する(ステップS455)。
【0075】
一方、クライアントコンピュータにおいて、撮影終了のボタン816が押下されると(ステップS406)、撮影終了の指示がサーバ装置に送信され(ステップS407)、サーバ装置はこれを受信すると(ステップS456)、画像情報DB56に格納された受講生が撮影した画像と類似する、画像情報DB56に保持されている講師が撮影した画像を検索し(ステップS457)、図10に例示したGUIのデータをクライアントコンピュータに送信する(ステップS458)。クライアントコンピュータはこれを受信し、表示部25に図10に例示したGUIを表示する(ステップS408)。
【0076】
また、受講生が操作部26を用いて、自身及び講師の撮影位置や移動経路の履歴を見るための操作を行った場合には(ステップS409)、撮影位置、移動経路の履歴を見る旨をサーバ装置に通知する(ステップS410)。サーバ装置はこの通知を受け(ステップS459)、講師の撮影位置、移動経路のデータを画像情報DB56から読み出すと共に、受講生の撮影位置を撮影情報DB55から読み出し、図12に例示したGUIの画面のデータを生成し、クライアントコンピュータに送信する(ステップS460)。クライアントコンピュータはこのデータを受信し、表示部25の表示画面上に表示する(ステップS411)。
【0077】
なお、本実施形態では更に、用いるカメラの種類を選択させても良く、その場合、現像処理部53は選択したカメラの特性に応じた画像を生成する処理を行う。
【0078】
また、本実施形態では更に、習得する撮影技術の難易度を設定できるようにしても良く、その場合、難易度が高く設定されるほど、サーバ装置50は仮想空間内を移動するオブジェクトの速度を速めたり、表情を有するオブジェクトの表情の変化速度を速めたりする。このようにすることで、撮影するタイミングがシビアになり、良い画像を得るためには、受講生にはより素早く、的確に撮影を行うことが義務づけられるので、結果として、習得する技術の難易度は高くなる。
【0079】
また本実施形態では、仮想空間の画像はサーバ装置が生成していたが、これに限定されるものではなく、クライアントコンピュータにVRエンジン54を搭載し、サーバ装置はクライアントコンピュータに仮想空間のデータを送信し、クライアントコンピュータが仮想空間の画像を生成しても良い。
【0080】
また、サーバ装置50が保持するデータをクライアントコンピュータに格納し、クライアントコンピュータをスタンドアローンで撮影技術教育支援装置として機能させても良い。
【0081】
また、上記各データを保持する装置は上記説明に限定されるものではない。
【0082】
[第2の実施形態]
第1の実施形態に係るシステムは、仮想の空間で何をどのようなカメラパラメータでどのような位置、姿勢で撮影を行うかを受講生に教育するためのものであった。本実施形態に係る撮影技術教育支援システムでは、受講生に対して、シャッタータイミングのみを教授する。
【0083】
図6は本実施形態に係る撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。同図に示したシステムは大まかには、カメラの撮影技術を受講する受講生が有する端末装置としてのコンピュータ(以下ではクライアントコンピュータ)607(608)と、受講生が撮影技術を学ぶために用いる教材としてのソフトウェアのプログラムやデータを保持するサーバ装置600と、受講生が撮影した画像をクライアントコンピュータ607(608)から受信し、この画像を見て受講生に対してアドバイスなどを行う講師が有するコンピュータ(教授コンピュータ)61により構成され、夫々はインターネットやLANなどによるネットワーク10を介して接続されている。なお図1と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。
【0084】
そして同図のシステムは各装置の後述する動作により、クライアントコンピュータ607(608)を操作する受講生に対して撮影技術を教育する支援を行う。本実施形態では撮影教育支援として、以下のような処理を行う。すなわちサーバ装置600は、各フレームが静止画像である動画像を再生し、クライアントコンピュータ607(608)に対して配信する、いわゆる動画像のストリーミング再生処理を行う。
【0085】
そして受講生がこの動画像を見て、撮影すべきであると判断したタイミングで撮影を行うための後述のボタンを押下すると、サーバ装置はこのボタンが押下されたタイミング近傍で再生した静止画像を参照して、予め設定されているカメラパラメータ(本実施形態ではシャッタースピード)に従った撮影画像を生成し、生成した画像を、この動画像中に講師が撮影した画像と共にクライアントコンピュータに提示する。
【0086】
このようにすることで、受講生は、自分が見た動画像中でどのタイミングで撮影を行うべきであるのかを講師のものと比較することで知ることができ、本実施形態に係るシステムは、撮影を行うタイミングなどを受講生が勉強するための教育の支援を行うことができる。
【0087】
以下、本実施形態に係るシステムを構成する上記各装置について説明する。なお本実施形態に係るシステムは、クライアントコンピュータ、教授コンピュータの数が同図に限定されるものではない。
【0088】
本実施形態に係るクライアントコンピュータの基本構成は第1の実施形態と同じであるので、基本構成についての説明は省略する。
【0089】
クライアントコンピュータにおいて、撮影を行うために操作部26を用いて操作するGUIについて以下、説明する。図9は、受講生が撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。同図のGUIは表示部25の表示画面上に表示されるものである。
【0090】
同図において901はサーバ装置600が再生し、クライアントコンピュータに送信する動画像を表示するための領域である。902は撮影モードを選択するための領域、903はシャッタースピードを設定するための領域である。904はこれまでに撮影した画像のサムネイルの一覧を表示するためのボタンである。905は撮影処理を終了させるためのボタンである。906は撮影を行うためのシャッターボタンで、操作部26を用いて押下すると、この時点での撮影モード、シャッタースピードがクライアントコンピュータからサーバ装置600に送られ、サーバ装置600はこれを受信して、受信したシャッタースピードに応じた撮影画像を生成し、保持する。サーバ装置600の動作の詳細については後述する。816は撮影を終了するためのボタンである。
【0091】
以上の構成を有するGUIは表示部25の表示画面上に表示され、このGUIを操作部26を用いて操作することで、サーバ装置から配信される動画像を見ながら、判断したタイミングで撮影を行うことができる。
【0092】
次にサーバ装置600について説明する。サーバ装置600は上述の通り、クライアントコンピュータに対して各フレームが静止画像からなる動画像をストリーミング再生処理している。この動画像の再生速度は例えば30フレーム/秒である。
【0093】
サーバ装置600は図6に示す以下の各部を備える。制御部601はサーバ装置600の各部の制御を行うと共に、教授コンピュータ61、クライアントコンピュータ607,608とのデータ通信を制御する。
【0094】
比較処理部602は、後述の画像情報DB605に格納されている講師が撮影した画像のうち、受講生が撮影した画像と類似しているものを比較処理することで検索する。画像同士で類似しているか否かの判断は、画像中の色領域の配置が近いかどうか等を判断することにより行われる。
【0095】
現像処理部603は、受講生が撮影した画像を現像する処理を行う。より具体的には以下の説明の通りである。後述の画像情報DB605には、ストリーミング再生処理の対象である動画像の各フレームに対応し、且つ各フレームの静止画像よりも高解像度の静止画像が保持されている。これは、ストリーミング再生処理に用いる静止画像はネットワーク負荷などを考慮して、比較的低解像度のものが用いられているので、これを用いて撮影画像を生成しても低解像度の画像にしかならない。そこで予め各フレームの静止画像の解像度を上げた画像を保持しておけば、撮影画像の生成にはこの高解像度画像を用いることで、高解像度の撮影画像を生成することができる。
【0096】
よって現像処理部603は、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けると、通知を受けたタイミング近傍で後述の配信制御部606が再生した複数枚の静止画像に対応する夫々の高解像度画像に対して、被写界深度処理(ぼけ効果処理)やブラー処理などを施して合成し、実際に同状況で写真を撮影した場合に得られる写真をシミュレーションした画像を生成する。
【0097】
これは例えば、遅いシャッタースピードで撮影した場合には、一般には撮影対象が移動方向にぼけて撮影されるので、この場合現像処理部603は、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けたタイミングでサーバ装置600が配信したフレームからシャッタースピードに対応したフレーム数(シャッタースピードが速いと用いるフレーム数は少なく、シャッタースピードが遅いと用いるフレーム数は多くなる)分の高解像度画像を、過去のフレームほどぼかして合成し、実際に撮影されるべき画像を生成する。
【0098】
生成された撮影画像は後述の画像情報DB605に格納する。なお、講師が撮影した画像の同様に予め生成されているものとする。
【0099】
撮影情報DB(データベース)604は、クライアントコンピュータから送信された夫々の受講生毎の撮影データ(受講生ID、受講生のクライアントコンピュータのメールアドレス、シャッタースピード等)を保持しており、受講生が仮想空間における撮影を行うたびに、撮影データが撮影情報DB604に追加登録される。
【0100】
画像情報DB(データベース)605は、ストリーミング再生処理の対象となる動画像データを保持すると共に、この動画像の各フレームに対応する高解像度画像を保持する。またストリーミング再生処理の対象となる動画像の各フレームと、各フレームに対応する高解像度画像は互いに関連づけられて保持されているものとする。すなわち、クライアントコンピュータから撮影を行った旨の通知を受けたタイミングでサーバ装置600が配信したフレームからシャッタースピードに対応したフレーム数分の静止画像群の夫々に対応する高解像度画像が一意に特定できるように保持している。また、講師が撮影した画像も画像情報DB605に保持している。
【0101】
606は配信制御部で、クライアントコンピュータとのデータ通信(クライアントコンピュータへのストリーミング再生処理を含む)や、教授コンピュータとのデータ通信を制御する処理を行う。
【0102】
サーバ装置の基本構成は第1の実施形態と同じであるが、ハードディスクが保持するデータが第1の実施形態とは異なり、本実施形態に係るハードディスクは、上記撮影情報DB604,画像情報DB605の夫々が保持するデータを保持する。また上記制御部601、比較処理部602、現像処理部603、配信制御部606として機能するプログラムやデータをも保持している。
【0103】
ここで、クライアントコンピュータにおいて受講生が操作部26を用いて終了ボタン905を押下する、もしくはストリーミング再生処理が終了すると、サーバ装置600は、受講生が撮影した画像(すなわち現像処理部53が生成した画像)と、講師が撮影した画像とを一覧表示した図7に例示するGUIのデータをクライアントコンピュータに送信する。
【0104】
図7は表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。なお、受講生が撮影した画像に対応する講師が撮影した画像が無い場合には「対応無」と表示する。
【0105】
また、受講生はクライアントコンピュータの表示部25の表示画面上に表示された画面を参照し、操作部26を用いて自身が撮影した画像のサムネイルにチェックマーク(同図では「001」の画像にチェックマークを付けている)を付けることができ、ここで「選択」ボタン701を操作部26を用いて押下すると、サーバ装置600は「001」のサムネイル画像に対応する原画像(撮影画像)をクライアントコンピュータに送信する。すなわちこのボタンを押下することで、撮影した画像の中から、チェックマークを付けた画像をサーバ装置600からダウンロードすることができる。
【0106】
また、「001」のサムネイルにチェックマークが付いた状態で「印刷」ボタン702を操作部26を用いて押下すると、「001」のサムネイルに対応する撮影画像を不図示のプリンタを用いて印刷することができる。
【0107】
また、撮影画像の数が1つの画面内に収まらない場合には複数のページに分けることができ、その場合、前のページを参照したい場合には、「前のページ」ボタン703を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置600は前のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。
【0108】
また、次のページに戻りたい場合には、「次のページ」ボタン704を操作部26を用いて押下することで、サーバ装置600は次のページの画面を生成し、クライアントコンピュータに送信する。また、「個別評価リクエスト」ボタン705を操作部26を用いて押下すると、クライアントコンピュータはサーバ装置600に指示し、サーバ装置600にハードディスク38が保持する、受講生の撮影した画像とこの受講生のクライアントコンピュータのメールアドレスを教授コンピュータ61に送信させる。
【0109】
教授コンピュータ61はクライアントコンピュータと同様の構成を有しており、講師が操作者として用いている。よって講師は教授コンピュータ61に送信された、受講生が撮影した画像を見ることができるので、この画像に対する評価を記載したメールを作成して、画像と共に受信したメールアドレスに返信する。図11はこのメールの一例を示す図である。
【0110】
このようにすることで、受講生は、自分の撮影した画像に対して講師からの指導を受けることができ、撮影技術に関する教育を受けることができる。またこのシステムにより、時間を問わずにいつでも講師に対して評価対象の画像を送信できる。また、講師は自身の時間的都合に応じて撮影技術の教育を行うことができる。
【0111】
図5は、本実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置600、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。なお夫々の装置における処理は、夫々の装置のCPUが行う。
【0112】
サーバ装置600は、自身が保持する動作画像を構成する各フレームの静止画像をクライアントコンピュータに順次送信する処理、即ちストリーミング再生処理を行う(ステップS551)。クライアントコンピュータはサーバ装置600から順次送信される各フレームの静止画像を受信し、表示部25の表示画面上に表示する(ステップS501)。そしてクライアントコンピュータにおいてシャッターボタン906の押下が検知されると、撮影した旨をサーバ装置600に通知する(ステップS503)。
【0113】
サーバ装置600が撮影したことを示す旨を受信すると(ステップS552)、上記現像処理を行い、生成した撮影画像をハードディスク(画像情報DB605)に保持する。そしてクライアントコンピュータにおいて終了ボタン905の押下が検知されると、サーバ装置600に対して撮影終了の旨を通知し、サーバ装置600はこの旨を受信する。そしてサーバ装置600はこの旨を受信した場合、もしくはストリーミング再生処理が終了した場合には、画像情報DB56に格納された受講生が撮影した画像と類似する、画像情報DB56に保持されている講師が撮影した画像を検索し、図7に例示したGUIのデータをクライアントコンピュータに送信する(ステップS556)。クライアントコンピュータはこれを受信し、表示部25に図7に例示したGUIを表示する(ステップS506)。
【0114】
なお本実施形態に係るシステムでは、撮影画像はサーバ装置600が生成し、サーバ装置600が保持していたが、これに限定されるものではなく、クライアントコンピュータが撮影画像を生成し、保持しても良い。この場合、サーバ装置600が動画像の再生を終了する、もしくはクライアントコンピュータにおいて終了ボタン905を押下すると、サーバ装置600は、講師の撮影した画像のみをクライアントコンピュータに送信する。クライアントコンピュータは受信した講師の画像と自身が保持する受講生が撮影した画像とを用いて、図7に例示したGUIの画面を生成し、表示する。
【0115】
また、サーバ装置600が保持するデータをクライアントコンピュータに格納し、クライアントコンピュータをスタンドアローンで撮影技術教育支援装置として機能させても良い。
【0116】
また、上記各データを保持する装置は上記説明に限定されるものではない。
【0117】
[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0118】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0119】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図4及び/または図5に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0120】
【発明の効果】
以上の説明により本発明によれば、カメラの撮影技術教育を、受講生個別に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る、撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。
【図2】クライアントコンピュータ62(63)の基本構成を示す図である。
【図3】サーバ装置50の基本構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置50、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る撮影技術教育支援システムにおけるサーバ装置600、クライアントコンピュータの夫々が行う上記処理のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る撮影技術教育支援システムの概略構成を示す図である。
【図7】表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。
【図8】受講生が仮想空間における撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。
【図9】受講生が撮影を行うために操作するGUIの表示例を示す図である。
【図10】表示部25に表示された、受講生(同図では鈴木さん)が撮影した画像のサムネイルと、講師が撮影した画像において受講生が撮影した画像に類似すると判断された画像のサムネイルとを一覧表示した場合の表示例を示す図である。
【図11】メールの一例を示す図である。
【図12】講師が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すと共に、受講生が仮想空間で撮影した位置と移動した経路の履歴を示すGUIの表示例を示す図である。
Claims (17)
- ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置であって、
仮想空間の画像を生成するためのデータを保持するデータ保持手段と、
当該仮想空間内で撮影された手本として用いる画像を保持する画像保持手段と、
前記端末装置において設定され、送信された、前記仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータと、前記データ保持手段が保持するデータとを用いて、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を生成し、前記端末装置に対して提供する提供手段と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行ったことを示す通知を受けると、当該撮影時に当該提供手段が生成した画像を用いて、前記撮影時における仮想空間内の状況に応じた画像を生成する画像生成手段と、
前記端末装置から撮影終了の指示を受けると、前記画像生成手段が生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成手段が生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成手段が生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする撮影技術教育支援装置。 - 更に、前記仮想空間において前記手本となる画像を撮影するための前記仮想空間内の移動の履歴を保持する第1の履歴保持手段と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行った通知を受けた毎に、前記提供手段が用いた順に並べた視点の位置を、前記仮想空間を撮像するための前記仮想空間内の移動の履歴として保持する第2の履歴保持手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記第1の履歴保持手段、前記第2の履歴保持手段の夫々が保持する履歴を前記表示装置に比較表示することを特徴とする請求項1に記載の撮影技術教育支援装置。 - 前記カメラパラメータは、撮影モード、前記仮想のカメラのシャッタースピード、絞り、画角を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影技術教育支援装置。
- 撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置であって、
仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを設定し、設定結果を前記サーバ装置に送信する設定手段と、
当該設定手段により設定した視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信することで前記サーバ装置から返信される、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を表示する表示手段と、
前記仮想空間において撮影を行う指示を受付け、当該指示が入力されると、当該指示と共に、撮影を行う際の前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信する撮影指示入力手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータに従って前記サーバ装置が生成した仮想空間の画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第1の要求手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記視点の位置に従って前記サーバ装置が作成した、前記仮想空間において撮影を行った位置と、当該撮影を行うために移動した経路の履歴とを、前記サーバ装置が保持する、手本となるべき撮影を行った位置と当該撮影を行うために移動した履歴と比較表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第2の要求手段とを備え、
前記第1の要求手段、前記第2の要求手段が要求した画面は前記表示手段に表示されることを特徴とする端末装置。 - 前記カメラパラメータは、撮影モード、前記仮想のカメラのシャッタースピード、絞り、画角を含むことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
- ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置であって、
各フレームが静止画像からなる動画像のデータを保持する第1の保持手段と、
当該第1の保持手段が保持する各フレームの静止画像の解像度を上げた静止画像群を保持する第2の保持手段と、
前記第2の保持手段が保持する静止画像群のうちいくつかを用いて予め生成された、手本となるべき画像を保持する手本画像保持手段と、
前記第1の保持手段が保持する各静止画像を順次前記端末装置に送信することで、前記動画像データを再生する再生手段と、
前記端末装置から撮像したことを示す通知を受けると、当該通知を受けたタイミングにおいて前記再生手段が再生した静止画像から、予め設定されたカメラパラメータに基づいたフレーム数分の静止画像までの夫々に対応した、前記第2の保持手段が保持する静止画像群を用いて、撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、
前記動画像データの再生の終了、もしくは前記端末装置からの指示に応じて、前記画像生成手段が生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記手本画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成手段が生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成手段が生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする撮影技術教育支援装置。 - 前記カメラパラメータは、シャッタースピードであることを特徴とする請求項6に記載の撮影技術教育支援装置。
- 撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置であって、
前記サーバ装置から順次送信される、動画像データを構成する各フレームの静止画像を受信し、表示する表示手段と、
撮影を行う指示を受け付け、当該指示が入力されると、当該指示を前記サーバ装置に送信する撮影指示入力手段と、
当該撮影指示入力手段が送信した前記指示のタイミングに応じて前記サーバ装置が生成した画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する要求手段とを備え、
当該要求手段が要求した画面は前記表示手段に表示されることを特徴とする端末装置。 - ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、仮想空間の画像を生成するためのデータを保持するデータ保持手段と、当該仮想空間内で撮影された手本として用いる画像を保持する画像保持手段とを備え、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置の制御方法であって、
前記端末装置において設定され、送信された、前記仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータと、前記データ保持手段が保持するデータとを用いて、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を生成し、前記端末装置に対して提供する提供工程と、
前記端末装置から前記仮想空間内で撮影を行ったことを示す通知を受けると、当該撮影時に当該提供工程で生成した画像を用いて、前記撮影時における仮想空間内の状況に応じた画像を生成する画像生成工程と、
前記端末装置から撮影終了の指示を受けると、前記画像生成工程で生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成工程で生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成工程で生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御工程と
を備えることを特徴とする撮影技術教育支援装置の制御方法。 - 撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置の制御方法であって、
仮想空間における視点の位置、姿勢、カメラパラメータを設定し、設定結果を前記サーバ装置に送信する設定工程と、
当該設定工程で設定した視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信することで前記サーバ装置から返信される、前記視点から前記カメラパラメータに従って見える仮想空間の画像を表示する表示工程と、
前記仮想空間において撮影を行う指示を受付け、当該指示が入力されると、当該指示と共に、撮影を行う際の前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータを前記サーバ装置に送信する撮影指示入力工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記視点の位置、姿勢、カメラパラメータに従って前記サーバ装置が生成した仮想空間の画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第1の要求工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記視点の位置に従って前記サーバ装置が作成した、前記仮想空間において撮影を行った位置と、当該撮影を行うために移動した経路の履歴とを、前記サーバ装置が保持する、手本となるべき撮影を行った位置と当該撮影を行うために移動した履歴と比較表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する第2の要求工程とを備え、
前記第1の要求工程、前記第2の要求工程で要求した画面は前記表示工程で表示されることを特徴とする端末装置の制御方法。 - ネットワークを介して接続された端末装置とデータ通信が可能であって、各フレームが静止画像からなる動画像のデータを保持する第1の保持手段と、当該第1の保持手段が保持する各フレームの静止画像の解像度を上げた静止画像群を保持する第2の保持手段と、前記第2の保持手段が保持する静止画像群のうちいくつかを用いて予め生成された、手本となるべき画像を保持する手本画像保持手段とを備え、当該端末装置を操作する操作者に対する撮影技術教育の支援を行うための撮影技術教育支援装置の制御方法であって、
前記第1の保持手段が保持する各静止画像を順次前記端末装置に送信することで、前記動画像データを再生する再生工程と、
前記端末装置から撮像したことを示す通知を受けると、当該通知を受けたタイミングにおいて前記再生工程で再生した静止画像から、予め設定されたカメラパラメータに基づいたフレーム数分の静止画像までの夫々に対応した、前記第2の保持手段が保持する静止画像群を用いて、撮影画像を生成する撮影画像生成工程と、
前記動画像データの再生の終了、もしくは前記端末装置からの指示に応じて、前記画像生成工程で生成した画像を所定の表示装置に一覧表示すると共に、前記手本画像保持手段が保持する画像のうち、前記画像生成工程で生成した画像と類似していると判断される画像を、前記画像生成工程で生成した画像と対応づけて前記表示装置に表示させる表示制御工程と
を備えることを特徴とする撮影技術教育支援装置の制御方法。 - 撮影技術教育の支援を行うためのサーバ装置とデータ通信が可能である端末装置の制御方法であって、
前記サーバ装置から順次送信される、動画像データを構成する各フレームの静止画像を受信し、表示する表示工程と、
撮影を行う指示を受け付け、当該指示が入力されると、当該指示を前記サーバ装置に送信する撮影指示入力工程と、
当該撮影指示入力工程で送信した前記指示のタイミングに応じて前記サーバ装置が生成した画像と、当該画像に対応する手本となる画像もしくは当該画像に対応する手本となる画像が無い旨とを一覧表示する画面を前記サーバ装置に対して要求する要求工程とを備え、
当該要求工程で要求した画面は前記表示工程で表示されることを特徴とする端末装置の制御方法。 - コンピュータを請求項1乃至3の何れか1項又は6又は7に記載の撮影技術教育支援装置として機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータを請求項4又は5又は8に記載の端末装置として機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータに請求項9又は11に記載の撮影技術教育支援装置の制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータに請求項10又は12に記載の端末装置の制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項13乃至16の何れか1項に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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