JP2004212381A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】熱に強いシール部材を備えたガスセンサを提供すること。
【解決手段】シール部材17は弾性シール部材2と耐熱性支持部材3とからなり、弾性シール部材2は、円盤状本体部21と筒型リード線シール部22とからなり、耐熱性支持部材3は円盤状支持部31と筒型貫通部32とからなり、更に耐熱性支持部材3は大気側カバー内に位置し、弾性シール部材2に蓋部と耐熱性支持部材3との間でガスセンサ軸方向の圧縮応力を加えることで生じた復元力が、リード線と筒型リード線シール部22との間におけるシール固定及び大気側カバーの基端側をシール固定するよう構成する。また、耐熱性支持部材3は大気側カバー内に位置し、ハウジングによって支持される内部部材によって、ガスセンサ先端側から支持されている。または、耐熱性支持部材は大気側カバー内に位置すると共に大気側カバーによってガスセンサ先端側から支持されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車エンジンの排気管等に取り付けて熱い高温の排気ガス中にさらされて特定ガス濃度を測定するガスセンサに関する。
自動車の排気管に取り付け、排気ガス中の酸素濃度などを測定して空燃比制御に利用する各種ガスセンサが知られている。
これらのガスセンサは、被測定ガス中の特定がス濃度を検出するガスセンサ素子と該ガスセンサ素子を挿通固定する筒型のハウジングと、ガスセンサ素子の先端側を覆うようにハウジングの先端側に固定する被測定ガス側カバーと、ガスセンサ素子の基端側を覆うようにハウジングの基端側に固定する大気側カバーとを有する。
そして、上記ガスセンサ9は、図14に示すごとく、ガスセンサ素子に電気的に接続し、出力取出用及び/または電力印加用のリード線16を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバー92の基端側をシールするシール部材97を有する。
特開平11−72472号公報
ところで、ガスセンサ9を自動車の排気管に取り付けて使用する際、ガスセンサの先端側は熱い排気ガスにさらされ、熱せられ、高温となる。高温の先端側から熱伝導によって、ガスセンサ9の基端側も加熱される。
大気側カバー92の基端側に設けたシール部材97はゴム製や樹脂製の部材であり、熱に弱い。そして耐熱限界付近で変形したり、弾性率が変わってしまう。シール部材97は大気側カバー92に対しかしめ固定されており、シール部材97が変形したり、弾性率が変化した場合は、かしめ固定された部分に隙間が生じ、そこでシール性が低下するおそれがある。
また、リード線16はシール部材97によって保持されているため、リード線16の位置ずれや脱落発生のおそれもある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、熱に強いシール部材を備えたガスセンサを提供しようとするものである。
第1の発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子を挿通固定する筒型のハウジングと、
上記ガスセンサ素子の先端側を覆うように上記ハウジングの先端側に固定する筒型の被測定ガス側カバーと、
上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように上記ハウジングの基端側に固定する筒型の大気側カバーと
上記ガスセンサ素子に電気的に接続し、出力取出用及び/または電力印加用のリード線を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバーの基端側をシールするシール部材を有するガスセンサにおいて、
上記シール部材は弾性シール部材と耐熱性支持部材とからなり、
上記弾性シール部材は、円盤状本体部と筒型リード線シール部とからなり、
上記筒型リード線シール部は、上記円盤状本体部からガスセンサ軸方向に延設され、基端側から先端側に向かって除々に外径が細くなり、リード線を案内すると共にシール固定するよう構成し、
上記耐熱性支持部材は円盤状支持部と筒型貫通部とからなり、
更に上記耐熱性支持部材は上記大気側カバー内に位置すると共に直接的または間接的に上記ハウジングによって支持される内部部材によって、ガスセンサ先端側から支持され、
上記円盤状支持部は、上記弾性シール部材の上記円盤状本体部における先端側端面と当接する基端側端面を備え、
上記筒型貫通部は、上記筒型リード線シール部を挿通案内できるように、上記筒型リード線シール部の外側面と略同形状の内側面を有し、
上記大気側カバーの最も基端側は蓋部を有し、該蓋部は、上記弾性シール部材の円盤状本体部の基端側端面と当接し、
上記弾性シール部材に上記蓋部と上記耐熱性支持部材との間でガスセンサ軸方向の圧縮応力を加えることで生じた復元力が、上記リード線と上記筒型リード線シール部との間におけるシール固定及び上記大気側カバーの基端側をシール固定するよう構成することを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
第2の発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子を挿通固定する筒型のハウジングと、
上記ガスセンサ素子の先端側を覆うように上記ハウジングの先端側に固定する筒型の被測定ガス側カバーと、
上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように上記ハウジングの基端側に固定する筒型の大気側カバーと
上記ガスセンサ素子に電気的に接続し、出力取出用及び/または電力印加用のリード線を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバーの基端側をシールするシール部材を有するガスセンサにおいて、
上記シール部材は弾性シール部材と耐熱性支持部材とからなり、
上記弾性シール部材は、円盤状本体部と筒型リード線シール部とからなり、
上記筒型リード線シール部は、上記円盤状本体部からガスセンサ軸方向に延設され、リード線を案内すると共にシール固定するよう構成し、
上記耐熱性支持部材は筒型貫通部を有し、
更に上記耐熱性支持部材は上記大気側カバー内に位置すると共に上記大気側カバーによってガスセンサ先端側から支持され、
上記耐熱性支持部材は、上記弾性シール部材の上記筒型リード線シール部における先端側端面と当接する基端側端面を備え、
上記大気側カバーの最も基端側は蓋部を有し、該蓋部は、上記弾性シール部材の円盤状本体部の基端側端面と当接し、
上記弾性シール部材に上記蓋部と上記耐熱性支持部材との間でガスセンサ軸方向の圧縮応力を加えることで生じた復元力が、上記リード線と上記筒型リード線シール部との間におけるシール固定及び上記大気側カバーの基端側をシール固定するよう構成することを特徴とするガスセンサにある(請求項2)。
第1及び第2の発明にかかるガスセンサのシール部材は、弾性シール部材と耐熱性支持部材とからなる。
上記弾性シール部材は、上記蓋部と上記耐熱性支持部材との間においてガスセンサ軸方向の圧縮応力による押圧力を加えることで、
(a)リード線と筒型リード線シール部との間におけるシール固定
(b)大気側カバーの基端側のシール
を実現する。なお、軸方向は、ガスセンサの先端側と基端側とを結び、略筒型のガスセンサにおける中心軸と平行な方向である。
上記耐熱性支持部材はガスセンサ先端側から内部部材(第1の発明)または大気側カバー(第2の発明)において支持される部材で、さらに耐熱性支持部材が上記弾性シール部材を蓋部に対して支承することになる。
ところで、ガスセンサで高温となる部分は、従来技術に記載したようにガスセンサの先端側で、先端側から離れるに従って温度は低下する。
第1及び第2の発明によれば、より先端側に近い位置に耐熱性支持部材を設け、より熱に弱い弾性シール部材を先端側から離れた位置に設けてシール部材を構成することで、従来構成にかかるガスセンサよりも熱に強いシール部材を得ることができる。
以上、第1及び第2の発明によれば、熱に強いシール部材を備えたガスセンサを提供することができる。
本発明にかかるガスセンサは、被測定ガス中の酸素濃度やNOx濃度、CO濃度、HC濃度などを測定する各種のガスセンサに対し適用することができる。また、自動車エンジン等の内燃機関の排気系に設置して、燃焼制御に利用する空燃比センサとして用いることができる。
また、ガスセンサ素子も積層型及びコップ型のいずれを採用したガスセンサについても、本発明を適用することができる。
なお、ガスセンサの詳細構成は実施例で説明するが、本発明は実施例の構成にとどまらず、多くのガスセンサに対し適用することができる。
また、本発明にかかるガスセンサにおいて、上記内部部材としては、上記ガスセンサ素子の基端側を覆う大気側絶縁碍子及び上記大気側絶縁碍子を上記ハウジング側に向けて押圧固定する皿バネ、大気側カバーを構成する内部カバー部材などである。詳細は実施例1にて説明する。
また、第1の発明において、上記耐熱性支持部材と上記内部部材との間に耐熱性弾性体を設けることが好ましい(請求項3)。
シール部材によるシールを耐熱性弾性体が補完して、シール性能をより高めることができる。なお、耐熱性弾性体としては、耐熱性のステンレス鋼などよりなる皿バネ、板バネを使用することができる。
第1、第2の発明において、上記蓋部は上記リード線を挿通する挿通穴を有し、該挿通穴の径方向断面形状は、上記弾性シール部材における上記筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部と略同形状であることが好ましい(請求項4)(後述する図5参照)。
これにより蓋部と筒型リード線シール部との接触面積が広くなり、蓋部から筒型リード線シール部を押圧する面積を広くすることができ、筒型リード線シール部に対し軸方向の押圧力を加えやすくすることができる。
従って、軸方向押圧力により、蓋部から筒型リード線シール部の逃げる部分を最小限として、効率的に蓋部と筒型リード線シール部との間をシールすることができる。
第1、第2の発明において、上記弾性シール部材の円盤状本体部における基端側端面は、平面からなることが好ましい(請求項5)(後述する図10参照)。
これにより、弾性シール部材の低コスト化を図ることができると共に、突起部のような急に形状が変化する部分を少なくし、熱による変形、破壊等の影響を少なくすることができる。
また、第1、第2の発明において、上記大気側カバーの蓋部における挿通穴の端部近傍に環状の突起を有し、該突起が上記筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部の周縁を押圧することが好ましい(請求項6)。
また、上記弾性シール部材の円盤状本体部における筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部の周縁に、上記開口部を囲む環状凹部が設けてあり、該環状凹部に対し上記大気側カバーの蓋部の先端が嵌入することが好ましい(請求項7)(後述する図11)(後述する図11参照)。
前者の構成は、蓋部の挿通穴近傍に設けた環状の突起が、筒型リード線シール部の開口部周縁を押圧することで、環状の突起が変形し、両者の間を密着させることができる。後者の構成は、環状凹部に蓋部の先端が嵌入することで、両者の間を密着させることができる。
これにより、蓋部と円盤状本体部との間で、特に開口部付近のシール性を高めることができる。
第1、第2の発明において、上記弾性シール部材における筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部の縁は上記蓋部に向かって突出した環状突部よりなることが好ましい(請求項8)。
これにより、筒型リード線シール部の開口部付近のシール性を高めることができる。
第1の発明において、上記蓋部、上記弾性シール部材の円盤状本体部、上記耐熱性支持部材の円盤状支持部とは、上記蓋部における先端側端面、上記円盤状本体部における基端側端面及び先端側端面、上記円盤状支持部における基端側端面及び先端側端面においてそれぞれ相互に当接し、上記各基端側端面及び先端側端面は表面より突出したシール用リブを有することが好ましい(請求項9)。
または、第2の発明において、上記蓋部、上記弾性シール部材の円盤状本体部、上記耐熱性支持部材とは、上記蓋部における先端側端面、上記円盤状本体部における基端側端面及び先端側端面、上記耐熱性支持部材における基端側端面においてそれぞれ相互に当接し、上記各基端側端面及び先端側端面は表面より突出したシール用リブを有することが好ましい(請求項10)。
これにより、各基端側端面と先端側端面との間のシール性をより高めることができる。
上記シール用リブの具体例として、上記蓋部の先端側端面は、表面から突出したシール用リブを有し、該シール用リブは、上記弾性シール部材の円盤状本体部を押圧することが好ましい(請求項11)。また、上記弾性シール部材の基端側端面は環状シール溝を有し、上記蓋部の先端側端面は表面より突出したシール用リブを有し、上記シール用リブは、上記環状シール溝と嵌合する環状に構成されていることが好ましい(請求項12)(後述する図12、図13参照)。
これにより、蓋部と弾性シール部材との間のシール性を高めることができる。
前者は、突出したシール用リブが円盤状本体部を押圧して変形することで、両者を密着させることができる。後者は、環状シール溝とシール用リブが嵌合することで、両者を密着させることができる。
第1、第2の発明において、上記耐熱性支持部材は絶縁性材料からなることが好ましい(請求項11)。
これにより、リード線や該リード線と電気的に導通した金属部材との間におけるリーク電流や絶縁破壊によるガスセンサ素子の動作不良を防ぐことができる。
第1、第2の発明において、上記筒型リード線シール部の内側面は表面より突出したシール用リブを有することが好ましい(請求項12)。
これにより、筒型リード線シール部とリード線との間のシール性をより高めることができる。
以下に、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
実施例1
本例にかかるガスセンサ1は、図1〜図6に示すごとく、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子19と、該ガスセンサ素子19を挿通固定する筒型のハウジング10と、上記ガスセンサ素子19の先端側を覆うように上記ハウジング10の先端側に固定する筒型の被測定ガス側カバー11と、上記ガスセンサ素子19の基端側を覆うように上記ハウジング10の基端側に固定する筒型の大気側カバー4と上記ガスセンサ素子19に電気的に接続し、出力取出用及び/または電力印加用のリード線16を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバー4の基端側をシールするシール部材17を有する
上記シール部材17は弾性シール部材2と耐熱性支持部材3とからなる。
図3に示すごとく、上記弾性シール部材2は、円盤状本体部21と4つの筒型リード線シール部22とからなる。
上記筒型リード線シール部22は、上記円盤状本体部21からガスセンサ軸方向に延設され、基端側から先端側に向かって除々に外径が細くなり、リード線16を案内すると共にシール固定するよう構成されてなる。
また、図3に示すごとく、上記耐熱性支持部材3は円盤状支持部31と上記4つの筒型リード線シール部22に対応した筒型貫通部32とからなる。
更に上記耐熱性支持部材3は上記大気側カバー4内に位置すると共に間接的に上記ハウジング10によって支持される内部部材である内部カバー部材42によって、ガスセンサ1の先端側から支持されてなる。
上記円盤状支持部31は、上記弾性シール部材2の上記円盤状本体部21における先端側端面212と当接する基端側端面311を備え、上記筒型貫通部32は、上記筒型リード線シール部22の外側面221と略同形状の内側面322を持ち、上記リード線シール部22を挿通案内するよう構成される。
図5に示すごとく、上記大気側カバー4の最も基端側は蓋部45を有し、該蓋部45は、上記弾性シール部材2の円盤状本体部21の基端側端面211と当接する。
そして、図2に示すごとく、上記弾性シール部材2に上記蓋部45と上記耐熱性支持部材3との間でガスセンサ軸方向の圧縮応力(図2に記載したF)による押圧力を加えることで生じる復元力が、上記リード線16と上記筒型リード線シール部22との間におけるシール固定及び上記大気側カバー4の基端側をシール固定する。
以下、詳細に説明する。
本例にかかるガスセンサ1は、自動車エンジンに接続した排気管の壁面に取り付けて、自動車エンジンの空燃比を測定して空燃比制御に使用する(図示略)。このときガスセンサ1は、ハウジング10の側面に設けた径方向に突出する胴部100の先端側端面108を排気管の外壁面に向けて取り付ける。また、先端側端面108に対して上記排気管に対してシール固定できるようにバネ部107を設けてある。
図1に記載した破線Mより下側が、ガスセンサ1による空燃比測定時に排気ガスにさらされ、加熱される領域である。破線Lより上側は大気雰囲気である。したがって、破線Lからガスセンサ1の基端側に向かうに従って、ガスセンサ1の温度が低下する。なお、図1等では図面の上側をガスセンサの基端側、下方を先端側とした。
上記ハウジング10の先端側に、二重構成の被測定ガス側カバー11を設け、該カバー11の内部に排気ガスを導入する導入穴がカバー11の側面にある。また、被測定ガス側カバー11の内部にガスセンサ素子19の先端側が露出する。
上記ガスセンサ素子19は、素子側絶縁碍子12を介してハウジング10内部に固定する。素子側絶縁碍子12とハウジング10との間、素子側絶縁碍子12とガスセンサ素子19との間は、ガスの流通が生じないようにそれぞれシール固定する。
上記素子側絶縁碍子12の基端側端面に大気側絶縁碍子13を載置する。大気側絶縁碍子13は内部が空洞130で、そこにガスセンサ素子19の基端側を収納する。また、上記空洞130と大気側絶縁碍子13の基端側の端面との間を連絡する連絡穴131がある。
上記ガスセンサ素子19と電気的に接続して、外部に素子19の出力を取り出したり、または外部から素子19に電力を供給する端子191がある。この端子191は上記連絡穴131を通じて、大気側絶縁碍子13の外部で大気側カバー4の内部に突出する。この突出した箇所において、連結部材192を介して上記端子191はリード線16に電気的に接続する。
上記リード線16は、大気側カバー4の基端側をシールするシール部材17を通じてガスセンサ1の外部へと引き出され、外部に設けた測定装置や電源などと接続する。詳細は後述する。
上記大気側絶縁碍子13の基端側端面には皿バネ151を載置する。この皿バネ151はガスセンサ1の軸方向に押圧することで軸方向の復元力が発生する形状を備える。
上記素子側絶縁碍子12はハウジング10の内側面に突出形成されたテーパ面105に載置し、大気側絶縁碍子13は素子側絶縁碍子12の基端側端面に載置する。皿バネ151は大気側絶縁碍子13の基端側端面と大気側カバー4との間に位置し、図1の基端側から先端側に向かう軸方向の押圧力を大気側絶縁碍子13及び素子側絶縁碍子12に与えて、大気側絶縁碍子13と素子側絶縁碍子12との間、素子側絶縁碍子12とハウジング10のテーパ面105との間を密着固定する。
上記大気側カバー4について説明する。
上記大気側カバー4はハウジング10の基端側側面に溶接固定したメインカバー部材41と、メインカバー部材41の基端側の内側面で撥水フィルタ43を介してかしめ固定した内部カバー部材42とよりなる。いずれのカバー部材41、42も略筒型である。
また、シール部材17は、メインカバー部材41と内部カバー部材42とが重なる部分で、もっとも大気側カバー4において基端側となる内側面に対しかしめ固定する。詳細は後述する。
また、メインカバー部材41、内部カバー部材42には、それぞれ大気側カバー4の内部に大気を導入する導入穴410、420を有するが、これらの導入穴410、420と対面するよう上記撥水フィルタ43をかしめ固定する。また、内部カバー部材42とメインカバー部材41との間に、上記皿バネ151と平行にワッシャ152を配置する。
なお、上記メインカバー部材41のもっとも基端側は蓋部45が一体に設けてある。
次に、上記シール部材17について説明する。
上記シール部材17は、図2、図3に示すごとく、弾性シール部材2と耐熱性支持部材3とからなる。弾性シール部材2はゴム材料、耐熱性支持部材3は絶縁性のアルミナセラミックよりなる。
弾性シール部材2に後述する蓋部45と耐熱性支持部材3との間でガスセンサ軸方向と平行方向の圧縮応力による押圧力が加えることで復元力が生じる。
この復元力がリード線16と弾性シール部材2における筒型リード線シール部22との間のシール固定と、大気側カバー4の基端側をシール固定する。
また、上記シール部材17における耐熱性支持部材3は、図面下方からガスセンサ1における内部部材である内部カバー部材42の基端側端面によって支持されている。内部カバー部材42の基端側端面と耐熱性支持部材3の円盤状支持部31における先端側端面312との間には、耐熱性弾性体である波型バネ461、ワッシャ462を介在させた。
なお、この波型バネ461の平面図と断面説明図を図6(a)、図6(b)とにそれぞれ記載した。
図3に示すごとく、上記弾性シール部材2は、円盤状本体部21と4本の筒型リード線シール部22とからなる。
筒型リード線シール部22は、円盤状本体部21からガスセンサ軸方向に延設され、基端側から先端側に向かって除々に外径が細くなる。
また、筒型リード線シール部22の内側面222は表面から突出する環状のリブ2220を2段設けてある。
また、上記筒型リード線シール部22において基端側端面211に開く開口部291の縁は蓋部45に向かって突出した環状突部290よりなる。また、上記開口部291は4つの筒型リード線シール部22に対してそれぞれ1つずつ、合計4つ設けてある。よって、図4(a)に示すごとく、基端側からみた平面図として上記弾性シール部材2を示すと4つの開口部291が並んでいるのがわかる。
なお、図4(a)、(b)に示した弾性シール部材2の各部寸法は、R1=13mm、R2=5.4mm、R3=3mm、R4=4mm、R5=5.4mmである。
ここにR1は円盤状本体部21の外径、R2は各開口部291の中心距離、R3は筒型リード線シール部22の先端側の外径、R4は筒型リード線シール部22の基端側(円盤状本体部21のすぐ下側)の外径、R5は環状突部290を含んだ筒型リード線シール部22の高さである。
図3に示すごとく、上記耐熱性支持部材3は円盤状支持部31と筒型貫通部32とからなる。
上記円盤状支持部31は、弾性シール部材2の円盤状本体部21における先端側端面212と当接する基端側端面311を備え、上記筒型貫通部32は、筒型リード線シール部22が1つずつ入るように4個設けてなり、さらに筒型リード線シール部22の外側面221と略同形状の内側面322を有し、筒型リード線シール部22を挿通案内する構成を備える。
なお、筒型リード線シール部22の外側の形状は、筒型貫通部32の内側の形状よりも少し大きめに作製し、筒型リード線シール部22を圧入可能に構成する。これにより、両者の間のシール性を高くすることができる。
図5に示すごとく、大気側カバー4におけるメインカバー部材41の最も基端側は蓋部45を一体的に有する。
蓋部45の基端側端面451はガスセンサ1の外部に露出し、先端側端面452は弾性シール部材2の円盤状本体部21の基端側端面211と当接する。そして、円盤状本体部21の開口部291とあわせた位置にリード線16用の挿通穴459があり、その周辺は基端側端面451の表面より突出した環状突部450を設ける。
また、弾性シール部材2の筒型リード線シール部22の基端側形状が、環状突部290を有するため、メインカバー部材41の環状突部450に圧入されることで、両者間のシール性を高めることができる。
本例の作用効果について説明する。
本例にかかるガスセンサ1のシール部材17は、弾性シール部材2と耐熱性支持部材3とからなる。上記弾性シール部材2は、蓋部54と耐熱性支持部材3との間においてガスセンサ軸方向と平行な押圧力を加えることで、
(a)リード線16と筒型リード線シール部22との間におけるシール固定
(b)大気側カバー4の基端側をシールする
というシールを実現することができる。
そして、耐熱性支持部材3はガスセンサ1先端側から支持される部材で、さらに耐熱性支持部材3が弾性シール部材2を蓋部45に対して支持することになる。
ガスセンサ1の温度がより高温となるのは先端側で、先端側から離れるに従って温度は低下する。
本例は、より先端側に近い位置に耐熱性支持部材3を設け、より熱に弱い弾性シール部材2を先端側から離れた位置に設けることで、従来構成にかかるガスセンサよりも熱に強いシール部材を得ることができる。
以上、本例によれば、熱に強いシール部材を備えたガスセンサを提供することができる。
実施例2
本例にかかるガスセンサ1は、図7〜図9に示すごとく、ガスセンサ素子19と、これを挿通固定するハウジング10と、該ハウジング10の先端側に固定する被測定ガス側カバー11と、ハウジング10の基端側に固定する大気側カバー4と、ガスセンサ素子19に電気的に接続したリード線16を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバー4の基端側をシールするシール部材17を有する。
上記大気側カバー4はハウジング10の基端側側面に溶接固定したメインカバー部材41と、該メインカバー部材41の基端側の外側面で撥水フィルタ43を介してかしめ固定したフィルタカバー部材44とよりなる。いずれのカバー部材41、44も略筒型である。
上記シール部材17は、メインカバー部材41の基端側端面419とフィルタカバー部材42に設けた蓋部45との間に固定する。
上記シール部材17は弾性シール部材2と耐熱性支持部材5とからなる。
図8(a)、(b)に示すごとく、弾性シール部材2は、円盤状本体部21と筒型リード線シール部22とからなり、各筒型リード線シール部22は円盤状本体部21からガスセンサ軸方向に延設され、リード線16を案内すると共にシール固定する構成である。
図8(c)に示すごとく、耐熱性支持部材5は筒型貫通部32を有する先端側が若干径大に構成された部材よりなる。筒型貫通部32は開口部391において、上記弾性シール部材2の筒型リード線シール部22の先端側の開口部292と連通する構成である(図7、図9参照)。
図7に示すごとく、上記耐熱性支持部材5は大気側カバー4内に位置すると共に大気側カバー4を構成するメインカバー部材41によってガスセンサ先端側から支持する。すなわち、メインカバー部材41の基端側端面419が耐熱性支持部材5の先端側端面592と当接してこれを支承する。
上記耐熱性支持部材5の基端側端面591は、弾性シール部材2の筒型リード線シール部22における先端側端面252と当接する。
上記耐熱性支持部材5の側面は径大から径細へと切り替わる段部54を有し、該段部54と弾性シール部材2の円盤状本体部21の先端側端面212との間に金属管よりなる支承部材55を配設する。また、この支承部材55の基端側の端部は径方向外側に曲がる曲折部551を有する。
上記大気側カバー4におけるフィルタカバー部材44の最も基端側は一体に形成した蓋部45を有し、該蓋部45は弾性シール部材2の円盤状本体部21の基端側端面211と当接する。
また、図8(a)、(b)に示した弾性シール部材2の各部寸法は、S1=10mm、S2=5.4mmである。S1は、筒型リード線シール部22の外径、S2は筒型リード線シール部22の開口部292の中心距離となる。
次にシール部材17の組み付けについて説明する。
図9(a)に示すごとく、弾性シール部材2をフィルタカバー部材44の蓋部45、筒型の支承部材55、耐熱性支持部材5で囲むように配置して、メインカバー部材41の基端側端面419から耐熱性支持部材5を介して支承する。
また、メインカバー部材41、支承部材55の側面とフィルタカバー部材44の側面との間には撥水フィルタ43を配置する。
この時、撥水フィルタ43の先端側とメインカバー部材41の基端側との間、支承部材55の先端側と耐熱性支持部材5の段部54との間に隙間601、602が存在する。なお、図示は略したが、この段階であらかじめ弾性シール部材2と耐熱性支持部材5に対しリード線を挿通しておく。
次いで、図9(b)の矢線Fに示すごとく、蓋部45からメインカバー部材41に向かって加圧して、圧縮応力をかける。上記隙間601、602に、生じた復元応力によって弾性シール部材2や撥水フィルタ43が充填されることで、筒型リード線シール部22の内側面222が径細となってリード線(図示略)のシール固定を実現する。
また、復元応力は、フィルタカバー部材44をメインカバー部材41に所定の位置でかしめ固定することで一定の大きさに保つことができる。
これにより、実施例1と同様に、弾性シール部材2を小型化して先端側から離れた位置に設けることができる。
その他、詳細な構成は実施例1と同様であり、他の作用効果も同様である。
実施例3
本例は、図10に示すごとく、実施例2と同様の形状の弾性シール部材2と、耐熱性支持部材5で、特に弾性シール部材2の基端側端面211が平面からなるものである。また、蓋部45の先端側端面452は弾性シール部材2の基端側端面211と面接触するため、同様に平面からなる。
その他詳細な構造は、実施例2と同様である。
また、本例にかかる弾性シール部材2は、基端側端面211が平面であることから、弾性シール部材2の形状を単純化することができ、この部材の低コスト化を図ることができると共に、突起部のような急に形状の変化する部分を少なくして、熱による変形、破壊等の影響を少なくすることができる。
その他詳細は実施例2と同様であり、他の作用効果も同様である。
実施例4
本例は、図11に示すごとく、実施例2と同様の形状の弾性シール部材2と、耐熱性支持部材5で、弾性シール部材2の基端側端面211が平面からなる。
そして、弾性シール部材2の筒型リード線シール部22の基端側に設けた開口部291の周縁に、上記開口部291を囲む環状凹部2910が設けてあり、該環状凹部2910に対し大気側カバーの蓋部45の先端4500が嵌入する。
この嵌入によって、蓋部45と弾性シール部材2の基端側の開口部付近におけるシール性をより高めることができる。
その他詳細は実施例2と同様であり、他の作用効果も同様である。
実施例5
本例は、図12、図13に示すごとく、実施例2と同様の形状の弾性シール部材2と、耐熱性支持部材5で、弾性シール部材2の基端側端面211が平面からなる。
そして、弾性シール部材2の基端側端面211に、円盤状本体部21の外形と略同形状の環状シール溝2100がある。基端側端面211と対面する蓋部45の先端側端面452は、上記環状シール溝2100と嵌合する、表面から突出したシール用リブ4521を有する。
蓋部45と弾性シール部材2の円盤状本体部21とが当接する際は、環状シール溝2100とシール用リブ4521とが密着する。また、環状シール溝21もシール用リブ4521も共に円盤状本体部21の外形に沿って形成された環状の部材であり、蓋部45と円盤状本体部21との間を全周に渡ってシールすることができる。
以上により、蓋部45と弾性シール部材2のシール性をより高めることができる。
その他詳細は実施例2と同様であり、他の作用効果も同様である。
実施例1における、ガスセンサの軸方向全体断面図。 実施例1における、大気側カバーの基端側近傍における要部断面説明図。 実施例1における、弾性シール部材及び耐熱性支持部材の詳細説明図。 実施例1における、弾性シール部材の寸法説明図。 実施例1における、蓋部の平面図及び断面説明図。 実施例1における、耐熱性弾性体である皿バネの説明図。 実施例2における、ガスセンサの軸方向断面説明図。 実施例2における、弾性シール部材及び耐熱性支持部材の詳細説明図。 実施例2における、加圧する前後における大気側カバーの基端側近傍における要部断面説明図。 実施例3における、弾性シール部材及び耐熱性支持部材を設けたガスセンサの基端側の要部説明図。 実施例4における、弾性シール部材及び耐熱性支持部材を設けたガスセンサの基端側の要部説明図。 実施例5における、弾性シール部材及び耐熱性支持部材を設けたガスセンサの基端側の要部説明図。 実施例5における、弾性シール部材の基端側端面の平面説明図。 従来にかかる大気側カバーの基端側近傍における要部断面説明図。
符号の説明
1 ガスセンサ
10 ハウジング
11 被測定ガス側カバー
17 シール部材
19 ガスセンサ素子
2 弾性シール部材
3 耐熱性支持体
4 大気側カバー
45 蓋部

Claims (14)

  1. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子を挿通固定する筒型のハウジングと、
    上記ガスセンサ素子の先端側を覆うように上記ハウジングの先端側に固定する筒型の被測定ガス側カバーと、
    上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように上記ハウジングの基端側に固定する筒型の大気側カバーと
    上記ガスセンサ素子に電気的に接続し、出力取出用及び/または電力印加用のリード線を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバーの基端側をシールするシール部材を有するガスセンサにおいて、
    上記シール部材は弾性シール部材と耐熱性支持部材とからなり、
    上記弾性シール部材は、円盤状本体部と筒型リード線シール部とからなり、
    上記筒型リード線シール部は、上記円盤状本体部からガスセンサ軸方向に延設され、基端側から先端側に向かって除々に外径が細くなり、リード線を案内すると共にシール固定するよう構成し、
    上記耐熱性支持部材は円盤状支持部と筒型貫通部とからなり、
    更に上記耐熱性支持部材は上記大気側カバー内に位置すると共に直接的または間接的に上記ハウジングによって支持される内部部材によって、ガスセンサ先端側から支持され、
    上記円盤状支持部は、上記弾性シール部材の上記円盤状本体部における先端側端面と当接する基端側端面を備え、
    上記筒型貫通部は、上記筒型リード線シール部を挿通案内できるように、上記筒型リード線シール部の外側面と略同形状の内側面を有し、
    上記大気側カバーの最も基端側は蓋部を有し、該蓋部は、上記弾性シール部材の円盤状本体部の基端側端面と当接し、
    上記弾性シール部材に上記蓋部と上記耐熱性支持部材との間でガスセンサ軸方向の圧縮応力を加えることで生じた復元力が、上記リード線と上記筒型リード線シール部との間におけるシール固定及び上記大気側カバーの基端側をシール固定するよう構成することを特徴とするガスセンサ。
  2. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子を挿通固定する筒型のハウジングと、
    上記ガスセンサ素子の先端側を覆うように上記ハウジングの先端側に固定する筒型の被測定ガス側カバーと、
    上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように上記ハウジングの基端側に固定する筒型の大気側カバーと
    上記ガスセンサ素子に電気的に接続し、出力取出用及び/または電力印加用のリード線を案内すると共にシール固定し、さらに大気側カバーの基端側をシールするシール部材を有するガスセンサにおいて、
    上記シール部材は弾性シール部材と耐熱性支持部材とからなり、
    上記弾性シール部材は、円盤状本体部と筒型リード線シール部とからなり、
    上記筒型リード線シール部は、上記円盤状本体部からガスセンサ軸方向に延設され、リード線を案内すると共にシール固定するよう構成し、
    上記耐熱性支持部材は筒型貫通部を有し、
    更に上記耐熱性支持部材は上記大気側カバー内に位置すると共に上記大気側カバーによってガスセンサ先端側から支持され、
    上記耐熱性支持部材は、上記弾性シール部材の上記筒型リード線シール部における先端側端面と当接する基端側端面を備え、
    上記大気側カバーの最も基端側は蓋部を有し、該蓋部は、上記弾性シール部材の円盤状本体部の基端側端面と当接し、
    上記弾性シール部材に上記蓋部と上記耐熱性支持部材との間でガスセンサ軸方向の圧縮応力を加えることで生じた復元力が、上記リード線と上記筒型リード線シール部との間におけるシール固定及び上記大気側カバーの基端側をシール固定するよう構成することを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1において、上記耐熱性支持部材と上記内部部材との間に耐熱性弾性体を設けることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記蓋部は上記リード線を挿通する挿通穴を有し、該挿通穴の径方向断面形状は、上記弾性シール部材における上記筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部と略同形状であることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記弾性シール部材の円盤状本体部における基端側端面は、平面からなることを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項5において、上記大気側カバーの蓋部における挿通穴の端部近傍に環状の突起を有し、該突起が上記筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部の周縁を押圧することを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項5において、上記弾性シール部材の円盤状本体部における筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部の周縁に、上記開口部を囲む環状凹部が設けてあり、該環状凹部に対し上記大気側カバーの蓋部の先端が嵌入することを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記弾性シール部材における筒型リード線シール部の基端側に設けた開口部の縁は上記蓋部に向かって突出した環状突部よりなることを特徴とするガスセンサ。
  9. 請求項1、3〜8のいずれか1項において、上記蓋部、上記弾性シール部材の円盤状本体部、上記耐熱性支持部材の円盤状支持部とは、上記蓋部における先端側端面、上記円盤状本体部における基端側端面及び先端側端面、上記円盤状支持部における基端側端面及び先端側端面においてそれぞれ相互に当接し、上記各基端側端面及び先端側端面は表面より突出したシール用リブを有することを特徴とするガスセンサ。
  10. 請求項2、4〜8のいずれか1項において、上記蓋部、上記弾性シール部材の円盤状本体部、上記耐熱性支持部材とは、上記蓋部における先端側端面、上記円盤状本体部における基端側端面及び先端側端面、上記耐熱性支持部材における基端側端面においてそれぞれ相互に当接し、上記各基端側端面及び先端側端面は表面より突出したシール用リブを有することを特徴とするガスセンサ。
  11. 請求項9または10において、上記蓋部の先端側端面は、表面から突出したシール用リブを有し、該シール用リブは、上記弾性シール部材の円盤状本体部を押圧することを特徴とするガスセンサ。
  12. 請求項9または10において、上記弾性シール部材の基端側端面は環状シール溝を有し、上記蓋部の先端側端面は表面より突出したシール用リブを有し、
    上記シール用リブは、上記環状シール溝と嵌合する環状に構成されていることを特徴とするガスセンサ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項において、上記耐熱性支持部材は絶縁性材料からなることを特徴とするガスセンサ。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項において、上記筒型リード線シール部の内側面は表面より突出したシール用リブを有することを特徴とするガスセンサ。
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