JP3655522B2 - 酸素センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば内燃機関の排気ガスなど、被測定ガス中の酸素を検出するための酸素センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような酸素センサの一形態として、先端部が閉じた中空軸状をなし、内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子を備えたものが知られている。このようなタイプの酸素センサでは、基準ガスとしての大気を酸素検出素子の内面(内部電極層)に導入する一方、酸素検出素子の外面(外部電極層)には排気ガスが接触し、その結果酸素検出素子には、その内外面の酸素濃度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、この酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検出信号として内外電極層からリード線等を介して取り出すことにより、排気ガス中の酸素濃度を検出できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかるタイプの酸素センサは、エンジン始動直後など排気ガス温度が低いときに、固体電解質部材で構成された酸素検出素子の活性が充分でなく、測定可能な起電力を取り出せるまでにかなりの時間を要する。そこで、発熱部を有する軸状の発熱体を酸素検出素子の中空部に挿入し、エンジン始動時に酸素検出素子を加熱して活性化させることにより、有害成分の発生が比較的多い始動時に素早く測定出力(起電力)を立ち上げるようにしている。
【0004】
ところで、発熱体で発生する熱量を効率よく酸素検出素子に伝達し、酸素検出素子の立ち上がりをより活性化するため、発熱体の発熱部を酸素検出素子の中空部内壁面に接触させるようにして酸素センサが構成されることがある。かかる構成の酸素センサにあっては、酸素検出素子の中空部に挿入され、酸素検出素子の内面に形成された内部電極層と電気的に導通する端子金具に、発熱体の周囲を把持するための、略C字状断面をした把持部(把持手段)を一つあるいは複数設け、この把持部に発熱体を組み付け把持した上で、発熱体の先端部が酸素検出素子の中空部内壁面に接触するように設けている。そして、発熱体を強固に把持し、かつ発熱体の先端部が酸素検出素子の中空部内壁面から離れないように、把持部を含めた端子金具に曲げ加工を加える等の設計上複雑な形状を要したり、発熱体を端子金具に予め組み付けておくための治具等を要したりして、コストアップの要因となっている。
【0005】
本発明の課題は、端子金具に特別な発熱体把持手段を要せず、組立も簡単なセンサ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するために、第一番目の発明にかかる酸素センサは、先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空部に配置され、該酸素検出素子を加熱する軸状の発熱体と、前記発熱体を周方向に包囲するように形成され、該酸素検出素子の内面に直接又は他部材を介して間接的に固定される固定部を有するとともに前記発熱体を把持しない端子金具とを備え、該端子金具には、前記発熱体を把持せず、かつ前記発熱体の挿入に伴い弾性的に押し広げられ、その弾性復元力により前記発熱体を前記酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する押圧部が少なくとも一箇所以上設けられ、前記発熱体は、端子金具とは別体に形成された保持手段にて保持されるとともに、前記押圧部により少なくともその一部が前記酸素検出素子の中空部内壁面に接触していることを特徴とする。
【0007】
上記第一発明によれば、発熱体を酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する作用を有する押圧部を端子金具に形成し、発熱体を保持する作用を有する保持手段を端子金具とは別体に形成する(すなわち、端子金具とは独立して構成する)ことになる。これにより、端子金具に特別な発熱体把持手段を要せずに、発熱体の少なくとも一部を酸素検出素子の中空部内壁面に接触させることができ、さらには発熱体を端子金具に予め組み付けておくための治具等をなくして、コストダウンを図ることができる。
【0008】
なお、ここで「接触」の文言には、代表例として、発熱体先端部に形成される発熱部の表面が酸素検出素子の中空部内壁面に側方から押し付けられる、いわゆる横当て接触方式について、次の三態様を考慮する。
(1)まず、発熱部表面の前端部のみが中空部内壁面に接触する状態(いわゆる点接触、又はそれに近い状態)が考えられる。この状態は、例えば発熱体の中心軸線と酸素検出素子の中空部の中心軸線が交わる関係にあるときに現れ、このとき発熱体の発熱部近傍において、発熱体の中心軸線が酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されている。
(2)次に、発熱体の発熱部表面が酸素検出素子の中空部内壁面に沿うように比較的長い距離で接触する状態(いわゆる線接触、又はそれに近い状態)が考えられる。この状態は、例えば発熱体の中心軸線が酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して概ね平行となっている関係にあるときに現れ、このとき発熱体の中心軸線が酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されている。
(3)さらに、発熱体表面が酸素検出素子の中空部内壁面に沿うようにほぼ全長で接触する状態(いわゆる全接触、又はそれに近い状態)が考えられる。この状態は、例えば発熱体の中心軸線が酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して先端部側ほど寄っていく関係にあるときに現れ、このとき発熱体の中心軸線が酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されている。
第一番目の発明においては、点接触、線接触及び全接触すべての状態の横当て接触方式が当てはまる。
【0009】
また、第三発明は、先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空部に配置され、該酸素検出素子を加熱する軸状の発熱体と、前記発熱体を周方向に包囲するように形成され、該酸素検出素子の内面に直接又は他部材を介して間接的に固定される固定部を有する端子金具とを備え、該端子金具には、前記発熱体を把持せず、かつ前記発熱体の挿入に伴い弾性的に押し広げられ、その弾性復元力により前記発熱体を前記酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する押圧部が少なくとも一箇所以上設けられ、前記発熱体は、端子金具とは別体に形成された保持手段にて保持されるとともに、前記押圧部により少なくともその一部が前記酸素検出素子の中空部内壁面に接触するものであり、さらに、
発熱体を保持する作用を有する保持手段が端子金具とは独立した形態で構成されており、具体的には、内側に酸素検出素子を収容する筒状の外筒と、端子金具に接続され、酸素検出素子の出力を外部へ取り出すためのリード線と、内部にリード線が挿通される軸状のリード線挿通孔を有し、外筒の後端開口部に内嵌されることにより、外筒の開口部内壁とリード線との間をシールするグロメットとを備え、保持手段が、グロメットのリード線挿通孔に位置するリード線と、グロメットとの間の摩擦力にて構成されることを特徴とする。これにより、グロメット及びリード線を保持手段として有効利用して発熱体の保持が図れるとともに、コストダウンを図ることができる。
【0010】
また、上記課題を解決するために、第二番目の発明にかかる酸素センサは、先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空部に配置され、該酸素検出素子を加熱する軸状の発熱体と、前記発熱体を周方向に包囲するように形成され、該酸素検出素子の内面に直接又は他部材を介して間接的に固定される固定部を有するとともに前記発熱体を把持しない端子金具とを備え、該端子金具には、前記発熱体を把持せず、かつ前記発熱体の挿入に伴い弾性的に押し広げられ、その弾性復元力により前記発熱体を前記酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する押圧部が少なくとも一箇所以上設けられ、前記発熱体は、前記押圧部により前記酸素検出素子の中空部内壁面に沿うように接触していることを特徴とする。
【0011】
上記第二発明によれば、端子金具に特別な発熱体把持手段を設けることなく、端子金具に形成される押圧部にて発熱体を押圧することで、その発熱体が酸素検出素子の中空部内壁面に沿うように直接接触するので、発熱体からの発生熱が酸素検出素子へ効率よく伝達される。
【0012】
また、本発明において、端子金具に設けられて発熱体を押圧する機能を有する押圧部が軸線方向に離れた形態で少なくとも二箇所に形成される場合には、振動等による発熱体の抜け等を生じにくく、また発熱体を安定して押圧することができる。これにより、発熱体の酸素検出素子に対する接触状態を安定して維持することができる。
【0013】
さらに本発明は、内部にリード線が挿通される軸状のリード線挿通孔を有するセラミックセパレータが、酸素検出素子の後端部側に配置され、
セラミックセパレータには、その前端面に開口する発熱体端部収容穴が形成され、
発熱体端部収容穴の底面が、セラミックセパレータの軸線方向中間部に位置して発熱体の位置決め手段を構成する。これにより、既存部品であるセラミックセパレータを発熱体後端部の位置決め手段として有効利用することができ、さらに発熱体後端部を発熱体端部収容穴に収容することで酸素センサの全体の長さを縮小することができ小型化が図れる。
【0014】
さらに本発明の固定部には押圧部のうち少なくとも一つ以上が形成されているとよい。押圧部の押圧力が、酸素検出素子の内面に固定される固定部の内周面に対して直接作用するので、発熱体を酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に確実に押圧して保持するとともに、端子金具のガタツキや抜けの防止にも効果的である。
【0015】
さらに本発明の固定部に形成される押圧部は、固定部の周面の少なくとも一部を径方向内側へ突出させて形成されているとよい。固定部の周面の一部を利用して押圧部を設けることにより、押圧部が発熱体を酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に確実に押圧することができ、また押圧部を端子金具に一体に設けることができコストダウンが図れる。
【0016】
さらに本発明の押圧部には、発熱体を端子金具に挿入する際、発熱体の少なくとも挿入先端部が円滑に挿入されるようにガイドする押圧部ガイド体が一体形成されているので、そのガイド作用により発熱体の挿入がスムーズになり作業性が向上する。なお押圧部ガイド体は、発熱体の外周面から離間する方向に連続的又は段階的に拡開する形態を有することができる。
【0017】
さらに本発明では、固定部の周面のうち、発熱体が酸素検出素子の中空部内壁面と接触する側に対応して、発熱体の外周面に向けて突出する突出部が設けられている。この突出部によって、発熱体の径方向への移動の自由度(径方向のガタツキ幅)が制限されることになり、発熱体の径方向へのガタツキが減少するとともに、軸線方向へのズレも小さく抑えることができる。
【0018】
さらに本発明は、酸素検出素子の中空部の後端開口部の端面から前端部側に向かってその軸線方向に所定長さにわたり設けられ、酸素検出素子の中空部内壁面の内径よりも大なる内径を有する座ぐり部に、固定部が直接又は他部材を介して間接的に嵌入され、
突出部と前記発熱体との係合位置が酸素検出素子の中空部内壁面の延長線上に設定される。これにより、端子金具が中空部内壁面より径方向内側には入り込まずに、固定部の外周面のほぼ全面が中空部内壁面と接触するので、発熱体を中空部内壁面に沿うように設置するのが容易となり、ガタツキを防止できる。
【0019】
さらに本発明の突出部にも、発熱体を端子金具に挿入する際、発熱体の少なくとも挿入先端部が円滑に挿入されるようにガイドする突出部ガイド体が一体形成されているので、そのガイド作用により発熱体の挿入がスムーズになり作業性が向上する。なお突出部ガイド体も、発熱体の外周面から離間する方向に連続的又は段階的に拡開する形態を有することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づき説明する。
図1は本発明の酸素センサの内部構造を示し、図2は要部の拡大図である。酸素センサ1は、先端が閉じた中空軸状の固体電解質部材である酸素検出素子2と、酸素検出素子2の中空部2aに挿入された発熱体3とを備える。酸素検出素子2は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質により中空に形成されている。なお、このような固体電解質としては、YないしCaOを固溶させたZrOが代表的なものであるが、それ以外のアルカリ土類金属ないし希土類金属の酸化物とZrOとの固溶体を使用してもよい。さらには、ベースとなるZrOにはHfOが含有されていてもよい。また、この酸素検出素子2の中間部外側には、絶縁性セラミックから形成されたインシュレータ6,7及びタルクから形成されたセラミック粉末8を介して金属製のケーシング10が設けられている。なお、以下の説明において、酸素検出素子2の軸方向先端部に向かう側(閉じている側)を「前方側」、これと反対方向に向かう側を「後方側」と称する。
【0021】
ケーシング10は、酸素センサ1を排気管等の取付部に取り付けるためのねじ部9bを有する主体金具9、その主体金具9の後方側開口部に内側が連通するように結合された主筒14、主体金具9の前方側開口部には酸素検出素子2の先端側(検出部)を覆うプロテクタ11が装着されている。本発明の酸素センサ1はねじ部9bより前方側が排気管等のエンジン内に位置し、それより後方側は外部の大気中に位置して使用される。図2及び図3に示すように、酸素検出素子2の外面及び中空部2aの内面には、例えばPtあるいはPt合金により多孔質に形成された外部電極層2b及び内部電極層2cが設けられている。
【0022】
主体金具9の後方側の開口部には、前述の主筒14が絶縁体6との間にリング15を介して加締められ、この主筒14に筒状のフィルタアセンブリ16が外側から嵌合・固定されている。酸素検出素子2の後方側でケーシング10とほぼ同軸的に配置されるセラミックセパレータ18には、酸素検出素子2用のリード線20,21及び発熱体3用のリード線(図示せず)がそれぞれ挿通される複数のリード線挿通孔72が貫通して形成されている。このセラミックセパレータ18には、その前端面が開口して、底面72bがセラミックセパレータ18の軸線方向中間部に位置するように、発熱体端部収容穴72aが形成されている。
【0023】
フィルタアセンブリ16は、セラミックセパレータ18を覆った状態で、主筒14(ケーシング10)に対し後方外側からほぼ同軸的に連結される筒状形態をなすとともに、壁部に複数の気体導入孔52が形成された第一フィルタ保持部51を備える。そして、その第一フィルタ保持部51の外側には、上記気体導入孔52を塞ぐ筒状のフィルタ53(例えばポリ四フッ化エチレンの多孔質体等で構成された撥水性樹脂フィルタ)が配置される。さらに、そのフィルタ53の外側には、壁部に1ないし複数の気体導入孔55が形成されるとともに、フィルタ53を第一フィルタ保持部51との間で挟み付けて保持する第二フィルタ保持部54が配置される。ゴム等で構成されたグロメット17は、第一フィルタ保持部51の後端開口部に対しその内側に弾性的にはめ込まれ、各リード線20,21等を挿通するための複数のリード線挿通孔91を有し、それらリード線20,21等の外面と第一フィルタ保持部51の開口部内面との間をシールする。なお、本実施例では主筒14にフィルタアセンブリ16が固定された構造の外筒13を構成しているが、外筒13はフィルタアセンブリを設けない一重構造としてもよい。このように外筒13にフィルタアセンブリを設けない場合には、グロメット17に通気部を形成することができる。
【0024】
次に、酸素検出素子2用の一方のリード線20は、互いに一体に形成されたコネクタ23a、引出し線部23b、嵌合部23c(固定部)及び下方押圧部23d(押圧部)とを有する内部電極接続金具23(端子金具)を経て前述の酸素検出素子2の内部電極層2c(図2)と電気的に接続されている。一方、他方のリード線21は、互いに一体に形成されたコネクタ33a、引出し線部33b及び金具本体部33cとを有する外部電極接続金具33を経て、酸素検出素子2の外部電極層2b(図2)と電気的に接続されている。酸素検出素子2は、その内側に配置された発熱体3で加熱することで活性化される。発熱体3は棒状のセラミックヒータであり、Alを主とする芯材に抵抗発熱体(図示せず)を有する発熱部3aが、発熱体端子部3b,3bに接続されるリード線(図示せず)を経て通電されることにより、酸素検出素子2を加熱する。
【0025】
なお、発熱体3に形成される発熱部3aは、発熱体3の周方向に偏在することで、より小さな容積に発熱エネルギーが集中することになり、ヒータ通電時間の活性化時間を短縮する上で効果的である。また、発熱部3aを発熱体3の先端部に偏在させるようにすれば、酸素検出素子2を速やかに加熱する上で有効である。つまり、発熱部3aを発熱体3の全体に広げることもできるが、そうすると熱エネルギーが分散しやすくなるため、むしろ発熱部3aを発熱体3の先端部に偏在させた方が局部的に発熱するために好ましい。そして、このような発熱部3aの形成と、後述するように少なくとも発熱体3の先端部を酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触させることとの組み合わせにより、酸素センサ1の活性化時間をより短縮することができる。
【0026】
図3及び図4に示すように、発熱体3は内部電極接続金具23の内側において後方側から挿入される。そして、内部電極接続金具23の先端側に形成された下方押圧部23dの内面が発熱体3の外周面に接触し、この下方押圧部23dが発熱体3を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押圧して、少なくとも発熱体3の先端部を酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触させるように機能する。下方押圧部23d(押圧部)に続く嵌合部23cは、酸素検出素子2の中空部2aに嵌合されることにより、内部電極接続金具23が酸素検出素子2に対して位置固定される。また引出し線部23bの一端が嵌合部23cの周方向の1ケ所に接続する形で一体化され、さらにその他端にコネクタ23aが一体化されている。なお、23gは嵌合部23cが発熱体端部収容穴72aに入り込まないようにするための鍔である。
【0027】
ここで、嵌合部23cと一体化されている下方押圧部23dは、曲げ加工により略L字状の横断面形状を呈する板状体を用いて対をなす形態で形成されている。そして、発熱体3の挿入に伴い弾性的に押し広げられ、その弾性復元力、すなわち押圧力により発熱体3を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押すように機能する。
【0028】
また、嵌合部23cは、板状体を円筒状に曲げ加工することにより、周方向の一部に開口を有し、軸直交断面で見て略C字状又は略馬蹄形状の形態で形成されている。
【0029】
酸素検出素子2の中空部2aに、酸素検出素子2の後端開口部の端面から嵌合部23cの軸線方向の嵌合長さLよりも長く穿設された座ぐり穴2dが形成されている。さらに、酸素検出素子2の中空部2a内壁面には、固体電解質粉末の成形・焼成により製造する際に、成形時の離型性を高める等の目的で、底部側が縮径する僅かなテーパが付与されている。ここでは、嵌合部23cは酸素検出素子2の中空部2aのうちの座ぐり穴2d内壁面に対して直接嵌合固定される。これにより、酸素検出素子2に対して内部電極接続金具23をスムーズにかつ確実に位置固定でき、嵌合部23cを中空部2a内壁面に形成される先細のテーパ状部分に押し込む必要がなく、嵌合部23cの変形や内部電極層2cのチッピング等を防止できる。
【0030】
なお、酸素検出素子2の中空部2aの後端開口部内側に面取2gを設けることにより、酸素検出素子2に欠け等の不具合を生じることなく、内部電極接続金具23の嵌入がスムーズに行える。また、嵌合部23cの外周面は、酸素検出素子2の中空部2a内壁面(座ぐり穴2d内壁面)との接触により内部電極層2c内面と導通するようになっている。さらに、嵌合部23cは他部材を介して間接的に、酸素検出素子2の中空部2a内壁面(座ぐり穴2d内壁面)に接触されていてもよい。
【0031】
図2に戻り、外部電極接続金具33は、円筒状の金具本体部33cを有するとともに、引出し線部33bの一端が金具本体部33cの周方向の1ケ所に接続する形で一体化され、さらにその他端にコネクタ33aが一体化されている。このような金具本体部33cの内側に、酸素検出素子2の後端部がこれを弾性的に押し広げる形で内側から挿入されている。なお、酸素検出素子2の外面には、図3に示すように、後端部に外部側出力取出部としての導電層2fが周方向に沿って帯状に形成され、外部電極層2bが酸素検出素子2のほぼ中間部に形成された係合フランジ部2sよりも前端側の要部全面を覆うように形成されている。そして、導電層2fと外部電極層2bとが直線状の接続パターン層2hを介して電気的に接続されている。
【0032】
上記酸素センサ1において、基準ガスとしての大気は外部連通口68→溝部69→気体滞留空間65→気体導入孔55→フィルタ53→気体導入孔52→隙間92→隙間98→隙間K→中空部2aを経て酸素検出素子2の内面(内部電極層2c)に導入される。一方、酸素検出素子2の外面(外部電極層2b)にはプロテクタ11のガス透過口12を介して導入された排気ガスが接触し、酸素検出素子2には、その内外面の酸素濃度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、この酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検出信号として内外電極層2c,2b(図2)から接続金具23,33及びリード線20,21を介して取り出すことにより、排気ガス中の酸素濃度を検出できる。
【0033】
再び図4によると、発熱体3は下方押圧部23dにより酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押圧され、発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されるとともに、発熱体3の少なくとも一部が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触している。ここで、図9を参照して酸素検出素子と発熱体の位置関係について説明する。
【0034】
発熱体3の中心軸線O1と酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2との位置関係、及び発熱体3の発熱部3a表面と酸素検出素子2の中空部2a内壁面との位置関係については、次のように表せる。
(1)発熱体3の中心軸線O1と酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2が交わる状態である。これにより発熱体3の発熱部3a近傍において、発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されている。また、発熱体3の発熱部3a表面が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に側方から押し付けられる、いわゆる横当て接触方式において、発熱部3a表面の前端部のみが中空部2a内壁面に接触する状態(いわゆる点接触状態)となっている。(図9(a)参照)
(2)発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して概ね平行となっている状態である。これにより、発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されている。また、発熱体3の発熱部3a表面が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に側方から押し付けられる、いわゆる横当て接触方式において、発熱体3の発熱部3a表面が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に沿うように比較的長い距離で接触する状態(いわゆる線接触状態)となっている。(図9(b)参照)
(3)発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して前方側(図の下方)ほど寄っていく状態である。これにより、発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されている。また、発熱体3の発熱部3a表面が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に側方から押し付けられる、いわゆる横当て接触方式において、発熱体3表面が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に沿うようにほぼ全長で接触する状態(いわゆる全接触状態)となっている。(図9(c)及び図4参照)
【0035】
なお、前述の点接触状態又は線接触状態について、実際上は内部電極接続金具23の下方押圧部23dの押圧力等によって発熱体3の発熱部3a表面は酸素検出素子2の中空部2a内壁面に対していずれも少なからず面接触状態になるが、便宜上上記の呼称を用いる。さらに、全接触状態について、発熱体3表面全体が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触することはないが、点接触状態又は線接触状態との対比上上記の呼称を用いる。また、酸素検出素子2の中空部2a内壁面には、上述したように底部側が縮径する僅かなテーパが付与されているが、図9(c)の全接触状態における、酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対する発熱体3の中心軸線O1の傾斜角はこのテーパにほぼ一致する。ここまでの説明で明らかなように、特に第一番目の発明においては、点接触、線接触及び全接触すべての状態の横当て接触方式が当てはまる。
【0036】
図5は本発明の要部を示す縦断面図、図6は図5の横断面図を示す。酸素検出素子2の開口後端から挿入される内部電極接続金具23は、嵌合部23cの外面が座ぐり穴2d内壁面に嵌合することにより、酸素検出素子2に対して位置固定される。内部電極接続金具23の先端側に形成された下方押圧部23d(押圧部)は、曲げ加工により二面23d1,23d2(図7参照)が交差して略L字状の横断面形状を有する板状体を用いて対をなす形態で形成されている。そして、内部電極接続金具23(嵌合部23c)に対する発熱体3の後方側からの挿入に伴い、下方押圧部23dを構成する面23d1が弾性的に押し広げられる。そして、その際の弾性復元力、すなわち押圧力P1により発熱体3を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押すことによって、発熱体3の少なくとも一部が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触することになる(図6(c)参照)。なお、他方の面23d2は発熱体3の挿入によっても発熱体3とは接触しない。したがって、下方押圧部23dは、発熱体3を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押圧するものであって、発熱体3を把持するものではない。
【0037】
下方押圧部23dと連結する嵌合部23cは、軸直交断面で見てその周方向の一部に開口23c1を有し、この開口23c1と軸線を挟んで反対側に方向転換部23c4を形成し、全体として略C字状又は略馬蹄形状の形態に形成される。嵌合部23cは、図6(b)に示すように、開口23c1から各々周方向に約90゜を隔てた互いに対向する略平行な直線状部23c2と、開口23c1の両縁部23c3と、開口23c1と軸線を挟んで反対側に位置する方向転換部23c4とから構成されている。この結果嵌合部23cは、酸素検出素子2の中空部2a内壁面に対して、開口23c1の両縁部分23c3及び開口23c1と軸線を挟んで反対側に位置する円弧状部分23c4の3カ所において密着し、これと交差する方向においては両側に隙間が生ずる形態で固定されることとなる(図6(b)参照)。
【0038】
次いで、酸素検出素子2の後端開口部の端面から先端部に向かってその軸線方向における嵌合長さLの範囲内に配置される嵌合部23cの周面の一部に、径方向内側へ突出する上方押圧部23e,23e(押圧部)が開口23c1を挟んで対向するように設けられている。そして、嵌合部23cへの発熱体3の後方側からの挿入に伴い、上方押圧部23eは発熱体3によって弾性的に押し広げられ、その弾性復元力、すなわち押圧力P2により発熱体3の外面を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押すことによって、発熱体3の少なくとも一部が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触することになる(図6(a)参照)。上方押圧部23eは、嵌合部23cの周面の一部が直接発熱体3を押圧するものであって、嵌合部23cの内側に挿入される発熱体3のガタツキや抜けの防止にも効果的である。また、押圧部としての上方押圧部23e及び下方押圧部23dが軸線方向に離れた形態で二箇所に設けられていると、発熱体3を酸素検出素子2の中空部2a内壁面に沿うように接触させることが可能である。また、発熱体3への押圧作用が二箇所にわたることから、振動等による発熱体3の抜け等を生じにくく、発熱体3の酸素検出素子2の中空部2a内壁面に対する接触状態を安定して維持することができる。
【0039】
嵌合部23cの周面の一部にはさらに、発熱体3が酸素検出素子2の中空部2a内壁面と接触する側に対応して、発熱体3の外周面に向けて突出する突出部23fが設けられている。この突出部23fによって、内部電極接続金具23の内周面と発熱体3の外周面との間の隙間が埋められ、このことは発熱体3の径方向への移動の自由度(径方向のガタツキ幅)が制限されることになり、発熱体3の径方向へのガタツキが減少し、軸線方向へのズレも小さく抑えられる。この突出部23fは2個の上方押圧部23eに対して、発熱体3の中心軸線O1を挟んだ反対側に、かつ軸線方向においてほぼ同位置(同高さ)に設けられており、上方押圧部23eの押圧力P2を突出部23fで受ける形態になっている。図5のように、突出部23fが発熱体3の外周面と接触するときは、突出部23fには発熱体3を上方押圧部23eとは反対方向に押圧する押圧力P3が発生する。このとき発熱体3は、上方押圧部23eと突出部23fとによって両側から挟み込まれて、その径方向への移動が制限され、発熱体3の軸線方向へのズレを小さく抑えることができる。
【0040】
このような上方押圧部23eと突出部23fとによる挟持作用は、例えば、外筒13に跳ね石が当たって外筒13が変形したり、取付時にセラミックセパレータ18が径方向に若干変動したりすることによって、発熱体3に下方及び上方押圧部23d,23eによる押圧力P1,P2とは逆方向の力が作用した場合等に効果を発揮する。ただし、突出部23fが上述の隙間を埋める形態でのみ位置し、押圧力P3が発生しない場合又は押圧力P3がかなり小さい場合もある。なお、突出部23fと発熱体3との係合位置が酸素検出素子2の中空部2a内壁面の延長線上に設けられており、内部電極接続金具23が中空部2a内壁面より径方向内側には入り込まず、発熱体3を中空部2a内壁面に沿うように設置するのが容易となる。
【0041】
内部電極接続金具23は嵌合部23c、引出し線部23b、コネクタ23aを経てリード線20と接続される。リード線20は、グロメット17のリード線挿通孔91において保持され、リード線20の外面と第一フィルタ保持部51の開口部内面との間でシールされる。酸素センサ1が後方側を上にしているとき、リード線20とグロメット17との間には内部電極接続金具23や発熱体3の重力に抗して摩擦力(スラスト力)Fが発生する。そして、この両者間の摩擦力Fが、発熱体3を保持(位置固定)する保持手段を構成する。なお、発熱体3と嵌合部23c又は酸素検出素子2の中空部2a内壁面等との間にも摩擦力f1又はf2等が発生するが、摩擦力Fに比べると相対的に小さいと考えられる。
【0042】
セラミックセパレータ18には、上述したように発熱体端部収容穴72aが形成されている。この収容穴72aの内径は発熱体3の外径よりも大きく設定されており、発熱体3の酸素検出素子2の中空部2aに対する偏心配置に伴い、発熱体3の後端部の傾きが一定の範囲内で許容されるようになっている。
【0043】
図7に内部電極接続金具23の詳細を示す。導電性薄板を同図(c)の展開図に示すように打ち抜き、コネクタ23a、引出し線部23b、嵌合部23c及び下方押圧部23dが一体の内部電極接続金具23を形成する。嵌合部23cは、円筒状に曲げ加工することにより、周方向の一部に開口23c1を有する、軸直交断面で見て略C字状又は略馬蹄形状の形態に形成される。下方押圧部23dは、略L字状の横断面形状を有するように、コネクタ23aは周辺部を起立状に、それぞれ曲げ加工することにより形成される。
【0044】
嵌合部23cの中央部には、上部が開口し下方に方向転換部を有する(図では上向きコ字状)切れ目23f’が打ち抜きの際にあらかじめ中心線に沿って設けられている。また切れ目23f’の両側には、中心線寄りが開口し外寄りに方向転換部を有する(図では横向きコ字状)2個の切れ目23e’も打ち抜きの際にあらかじめ中心線を挟んで設けられている。
【0045】
上記切れ目23f’を作成し、突出部23fを形成する方法の詳細は次の通りである。まず、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入基端側を始端部23f1’とし、挿入先端側に形成される方向転換部23f2’を経て挿入基端側の終端部23f3’に至る切れ目23f’を作成する。次に、内部電極接続金具23の曲げ加工後、切れ目23f’の開口上部側(発熱体挿入基端側)の折曲基準線23f0’中心に下部(発熱体挿入先端側)を嵌合部23cの径方向内側へ押し込み、切れ目23f’により生ずる爪状部23f”を折り込んで突出部23fを形成する。
【0046】
一方、上記切れ目23e’を作成し、上方押圧部23eを形成する方法の詳細は次の通りである。まず、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入基端側を始端部23e1’とし、挿入中間部に形成される方向転換部23e2’を経て挿入先端側の終端部23e3’に至る切れ目23e’を作成する。次に、内部電極接続金具23の曲げ加工後、切れ目23e’の開口側(中心線側)の折曲基準線23e0’中心に切れ目23e’により生ずる爪状部23e”を嵌合部23cの径方向内側へ押し込み、2個の上方押圧部23eを形成する。
【0047】
なお、突出部23f及び上方押圧部23eについて、切れ目23f’,23e’の形状をU字状等適宜選択できるのは勿論、その個数を増減でき、プレスにより膨出部を一体成型したり、別体の突出部を取り付けたりすることもできる。
【0048】
図8は、酸素センサの組立方法の一例を示す工程説明図である。まず、発熱体3が内部電極接続金具23の後方側から前方側へ挿入され、内部電極接続金具23の下方押圧部23d,上方押圧部23e及び突出部23fとで発熱体3は径方向に保持される。この状態で、内部電極接続金具23に接続されたリード線20が、セラミックセパレータ18のリード線挿通孔72とグロメット17のリード線挿通孔91とに順次挿通されて外部へ引き出される。内部電極接続金具23の鍔23gがセラミックセパレータ18の前端面に当接するように配置され、かつ発熱体3の後端部が、発熱体端部収容穴72aの底面72bで受け止められ、軸線方向の位置決めがなされる。なお、外部電極接続金具33に接続されたリード線21も、リード線挿通孔72,91に順次挿通して外部へ引き出される。一方、ケーシング10に酸素検出素子2を組み込んで別途組み立てておく。そして、酸素検出素子2が組み込まれたケーシング10の後端部側と、両電極接続金具23,33及び発熱体3が組み込まれたフィルタアセンブリ16の前端部側とを相対的に接近させると、酸素検出素子2の中空部2a内壁面をガイドとして発熱体3が徐々に挿入される(図8(a))。ここで、「相対的に接近」とは、ケーシング10とフィルタアセンブリ16との間で、いずれか一方を固定し他方を移動させるか、又は両者を互いに逆方向に移動させることにより、両者を接近させることを表している。
【0049】
やがて、酸素検出素子2の中空部2aの後端開口部から内部電極接続金具23の嵌合部23cの外面が座ぐり穴2d内壁面に嵌入され、ほぼ同時に酸素検出素子2の外周面が外部電極接続金具33に挿入される。このとき、発熱体3は上方押圧部23e及び下方押圧部23dにより、酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押圧され酸素検出素子2の中空部2a内壁面に全接触状態で接触することになる。所定の挿入位置において、グロメット17と第一フィルタ保持部51とを加締めて、グロメット加締部67を形成する。このとき形成されるグロメット17とリード線20との間の摩擦力Fが発熱体3を保持する保持手段となる。最後にケーシング加締部76を形成する(図8(b))。
【0050】
なお、図8(a)で、ケーシング10とフィルタアセンブリ16とを組立てるとき、両電極接続金具23,33及び発熱体3を組み込んだ状態で、セラミックセパレータ18の前端部を主筒14の後端開口部より挿入する方法もある。この場合には、酸素検出素子2の中空部2a内壁面をガイドとして発熱体3が徐々に挿入されてゆき、内部電極接続金具23の嵌合部23cの外面が座ぐり穴の内壁面2dに嵌入され、ほぼ同時に酸素検出素子2の外周面が外部電極接続金具33に挿入される。このとき、発熱体3の外面は上方押圧部23e及び下方押圧部23dにより酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押圧され酸素検出素子2の中空部2a内壁面に全接触状態で接触することになる。その後、両リード線20,21をグロメット17のリード線挿通孔91から外部へ引き出しながら、フィルタアセンブリ16の前端部側をケーシング10の後端部側に対して相対的に接近させ、ケーシング10にかぶせる。
【0051】
次に、本発明の酸素センサにおいて、図7とは異なる内部電極接続金具を用いた場合の実施例について説明する。図10及び図11に示す内部電極接続金具の他の実施例では、図7のものに対して下記(1)〜(4)の点で変更を加えてある。なお、図7の実施例と共通する部分には同一符号を付して説明を省略する。(1)下方押圧部23d(押圧部)を形成する面23d1の後端部に、発熱体3の少なくとも挿入先端部を内部電極接続金具23の軸線方向に沿うようにガイドする第一ガイド体23d3(押圧部ガイド体)が一体形成されている。具体的には、下方押圧部23dを形成する面23d1の後端部に斜め方向の折り目23d00(折曲基準線23d00’)を形成し、この折り目23d00から後方側を径方向外側に折り曲げる。これにより、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入基端側において、発熱体3の外周面から離間する方向(径方向外側)に拡開された第一ガイド体23d3が、上記面23d1の後端部に一体形成される(図11(a)参照)。このように、発熱体3の挿入方向基端側に位置する第一ガイド体23d3が発熱体3の外周面から離間する方向(径方向外側)に広がっているので、そのガイド作用により発熱体3の挿入がスムーズになる。
【0052】
(2)上方押圧部23e(押圧部)を形成する本体部23e1の後端部に、発熱体3の少なくとも挿入先端部を内部電極接続金具23の軸線方向に沿うようにガイドする第二ガイド体23e2(押圧部ガイド体)が一体形成されている。具体的には、上方押圧部23eを形成する本体部23e1(爪状部23e”)の後端部に斜め方向の折り目23e00(折曲基準線23e00’)を形成し、この折り目23e00から後端側を径方向外側に折り曲げる。これにより、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入基端側において、発熱体3の外周面から離間する方向(径方向外側)に拡開された第二ガイド体23e2が、本体部23e1に連続してその後方側に一体形成される(図11(b)参照)。このように、発熱体3の挿入方向基端側に位置する第二ガイド体23e2が発熱体3の外周面から離間する方向(径方向外側)に広がっているので、そのガイド作用により発熱体3の挿入がスムーズになる。
【0053】
(3)嵌合部23cにおいて、まず第一切れ目23f’を作成する。具体的には、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入先端側を第一始端部23f1’とし、挿入基端側に形成される第一方向転換部23f2’を経て挿入先端側の第一終端部23f3’に至る、茸状又は舌状の第一切れ目23f’を作成する(図10(c)参照)。そして、この第一切れ目23f’の内側に生ずる爪状部23f”を、折曲線23f0(折曲基準線23f0’)を中心として径方向内側へ折り曲げて突出部23fが形成される。したがって、突出部23fは発熱体3の外周面に向けて折曲形成されることになる(図11(c)参照)。
【0054】
次に、同じく嵌合部23cにおいて、第一切れ目23f’の外側に第二切れ目23h’を作成する。具体的には、第一切れ目23f’の外側で発熱体3の内部電極接続金具23への挿入先端側を第二始端部23h1’とし、挿入基端側に形成され第一方向転換部23f2’よりも大径の第二方向転換部23h2’を経て、第一切れ目23f’の外側で挿入先端側の第二終端部23h3’に至る、蒲鉾状またはドーム状の第二切れ目23h’を作成する(図10(c)参照)。
【0055】
そして、第一始端部23f1’と第二始端部23h1’とが始端接続切れ目23i’で結ばれ、第一終端部23f3’と第二終端部23h3’とが終端接続切れ目23j’で結ばれると、第一切れ目23f’,第二切れ目23h’,始端接続切れ目23i’及び終端接続切れ目23j’で囲まれた領域が切り取られて空間部23h”が形成される(図10(c)参照)。
【0056】
突出部23fは、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入先端側に位置する第一始端部23f1’と第一終端部23f3’とを結ぶ線(図11(c)では折曲線23f0)を支軸として、その緩衝作用により発熱体3からの衝撃力を緩和するので、発熱体3の切損の防止に効果を発揮する。空間部23h”は、押圧力P1と押圧力P2とに対して、突出部23fの緩衝効果を高める(径方向の移動可能範囲が大きくなる)ことにより、これらの押圧力P1,P2が大きくなったり、発熱体3が振動を生じたりしても、発熱体3の切損等を発生しにくくしている。なお、第一切れ目23f’及び第二切れ目23h’の形状については図示以外に適宜選択できる。
【0057】
(4)突出部23fを形成する本体部23f1の後端部に、発熱体3の少なくとも挿入先端部を内部電極接続金具23の軸線方向に沿うようにガイドする第三ガイド体23f2(突出部ガイド体)が一体形成されている。具体的には、突出部23fを形成する本体部23f1(爪状部23f”)の後端部(先端部)に幅方向の折り目23f00(折曲基準線23f00’)を形成し、この折り目23f00から後方側を径方向外側に折り曲げる。これにより、発熱体3の内部電極接続金具23への挿入基端側において、発熱体3の外周面から離間する方向(径方向外側)に拡開された第三ガイド体23f2が、本体部23e1に連続してその後方側に一体形成される。したがって突出部23fは、径方向内側に折り曲げられた本体部23f1と、径方向外側に折り曲げられたガイド体23f2とで正面視くの字状又はV字状を呈する(図11(c)参照)。折り目23f00から後方側を径方向外側に折り曲げるだけで、発熱体3の外周面から離間する方向に拡開される第三ガイド体23f2を容易に得ることができ、発熱体3の挿入がスムーズになって作業性が向上する。
【0058】
なお、図12及び図13は、それぞれ図10の内部電極接続金具を組み付けた状態を示し、第一実施例の図5及び図6に相当する。
【0059】
さらに、図11(c)及び(d)の突出部に代わる他の実施例を図14に示す。
図14(a)は、突出部23fを略矩形状に形成した例を表している。図14(b)は、突出部23fを略矩形状に形成するとともに、本体部23f1と第三ガイド体23f2との間に正面視略円弧状の径方向内側への溝状折曲部23f3を設けた例を表している。折曲部23f3を設けたため、折曲線23f0が第一切目23f’における第一始端部23f1’と第一終端部23f3’とを結ぶ線の位置(図10(c)参照)から、突出部23fの軸線方向中間位置へ移動している。図14(c)は、図14(b)の変更に加えてさらに、本体部23f1に径方向内側へ略半球状に突出する膨出部23f4を設けている。したがって、図14(b)の例と同様に、折曲線23f0が突出部23fの軸線方向中間位置へ移動している。そして、図14(c)の断面図に示すように、発熱体3が膨出部23f4と折曲部23f3との2カ所の内面側で支持される場合がある。
【0060】
次に、図11(a)の下方押圧部に代わる他の実施例を図15に示す。
図15(a)は、下方押圧部23dを構成する面23d1が傾斜を有することにより、交差する二面23d1,23d2が略V字状の横断面形状を呈する例を示し、図15(b)では、下方押圧部23dを構成する面23d4が略円弧状の横断面形状を有する場合を例示している。下方押圧部23dを構成するこれらの面23d1,23d4を用いて、発熱体3を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押すことによって、発熱体3の少なくとも一部を酸素検出素子2の中空部2a内壁面に対して有効に接触させることができる。また、図15(c)に示す下方押圧部23dは、曲げ加工により二面23d1,23d2が交差して略L字状の横断面形状を有する一枚の板状体で形成されている。そして図15(c)では、下方押圧部23dを構成する面23d1が緩やかな曲面を有しているので、発熱体3の外周面と広い面で接することができる。その結果、下方押圧部23d一箇所のみで発熱体3を酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2と交差する方向に押圧する場合でも、発熱体3の少なくとも一部を酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触させることが可能になる。
【0061】
以上の説明において、ガイド体構造として、下方押圧部23d、上方押圧部23e及び突出部23fはそれぞれ異なる形態を採用したが、各形態を相互に交換して使用可能であり、またいずれかの形態に統一して用いることも差し支えない。さらに、例示した以外のガイド体構造を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸素センサの縦断面図。
【図2】図1の酸素センサの一部拡大縦断面図。
【図3】酸素検出素子への組み付け状態を示す分解斜視図。
【図4】図3の組み付け後の縦断面図。
【図5】図4の要部を示す一部拡大縦断面図。
【図6】図5の横断面図。
【図7】内部電極接続金具の左側面図、正面図及び展開図。
【図8】図1の酸素センサの組立方法の一例を示す工程説明図。
【図9】酸素検出素子と発熱体の位置関係を説明する概念図。
【図10】図7の内部電極接続金具の変更例を示す左側面図、正面図及び展開図。
【図11】図10(b)におけるX部,Y部及びZ部の詳細図。
【図12】図10の内部電極接続金具の酸素検出素子への組み付け状態を示す縦断面図。
【図13】図12の横断面図。
【図14】図11(c)及び(d)の突出部に代わる他の実施例を示す斜視図及び断面図。
【図15】図11(a)の下方押圧部に代わる他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 酸素センサ
2 酸素検出素子
2a 中空部
2b 外部電極層
2c 内部電極層
2d 座ぐり穴(座ぐり部)
3 発熱体
3a 発熱部
10 ケーシング
13 外筒
17 グロメット
18 セラミックセパレータ
20,21 リード線
23 内部電極接続金具(端子金具)
23c 嵌合部(固定部)
23d 下方押圧部(押圧部)
23d00 折り目
23d3 第一ガイド体(押圧部ガイド体)
23e 上方押圧部(押圧部)
23e00 折り目
23e2 第二ガイド体(押圧部ガイド体)
23e’ 切れ目
23e” 爪状部
23f 突出部
23f00 折り目
23f2 第三ガイド体(突出部ガイド体)
23f’ 第一切れ目
23f” 爪状部
23h’ 第二切れ目
23h” 空間部
23i’ 始端接続切れ目
23j’ 終端接続切れ目
72,91 リード線挿通孔
72a 発熱体端部収容穴
72b 底面(位置決め手段)
F 摩擦力(保持手段)
O1 発熱体の中心軸線
O2 酸素検出素子の中空部の中心軸線

Claims (13)

  1. 先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空部に配置され、該酸素検出素子を加熱する軸状の発熱体と、前記発熱体を周方向に包囲するように形成され、該酸素検出素子の内面に直接又は他部材を介して間接的に固定される固定部を有するとともに前記発熱体を把持しない端子金具とを備え、該端子金具には、前記発熱体を把持せず、かつ前記発熱体の挿入に伴い弾性的に押し広げられ、その弾性復元力により前記発熱体を前記酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する押圧部が少なくとも一箇所以上設けられ、前記発熱体は、端子金具とは別体に形成された保持手段によって保持されるとともに、前記押圧部により少なくともその一部が前記酸素検出素子の中空部内壁面に接触していることを特徴とする酸素センサ。
  2. 先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空部に配置され、該酸素検出素子を加熱する軸状の発熱体と、前記発熱体を周方向に包囲するように形成され、該酸素検出素子の内面に直接又は他部材を介して間接的に固定される固定部を有する端子金具とを備え、該端子金具には、前記発熱体を前記酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する押圧部が少なくとも一箇所以上設けられ、前記発熱体は、端子金具とは別体に形成された保持手段にて保持されるとともに、前記押圧部により少なくともその一部が前記酸素検出素子の中空部内壁面に接触するものであり、さらに、
    内側に前記酸素検出素子を収容する筒状の外筒と、前記端子金具に接続され、前記酸素検出素子の出力を外部へ取り出すためのリード線と、内部に前記リード線が挿通される軸状のリード線挿通孔を有し、前記外筒の後端開口部に内嵌されることにより、該外筒の開口部内壁と該リード線との間をシールするグロメットとを備え、前記保持手段が、前記グロメットの前記リード線挿通孔に位置する前記リード線と、当該グロメットとの間の摩擦力であることを特徴とする酸素センサ。
  3. 先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空部に配置され、該酸素検出素子を加熱する軸状の発熱体と、前記発熱体を周方向に包囲するように形成され、該酸素検出素子の内面に直接又は他部材を介して間接的に固定される固定部を有するとともに前記発熱体を把持しない端子金具とを備え、該端子金具には、前記発熱体を把持せず、かつ前記発熱体の挿入に伴い弾性的に押し広げられ、その弾性復元力により前記発熱体を前記酸素検出素子の中空部の中心軸線と交差する方向に押圧する押圧部が少なくとも一箇所以上設けられ、前記発熱体は、前記押圧部により前記酸素検出素子の中空部内壁面に沿うように接触していることを特徴とする酸素センサ。
  4. 前記押圧部は、前記端子金具の軸線方向に離れた形態で少なくとも二箇所に設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の酸素センサ。
  5. 内部に前記リード線が挿通される軸状のリード線挿通孔を有するセラミックセパレータが、前記酸素検出素子の後端部側に配置され、該セラミックセパレータには、その前端面に開口する発熱体端部収容穴が形成され、該発熱体端部収容穴の底面が、前記セラミックセパレータの軸線方向中間部に位置して前記発熱体の位置決め手段を構成する請求項1ないし4のいずれかに記載の酸素センサ。
  6. 前記固定部に前記押圧部のうち少なくとも一つ以上が形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の酸素センサ。
  7. 前記固定部に形成される押圧部は、前記固定部の周面の少なくとも一部を径方向内側へ突出させて形成され、前記発熱体の外周面に係合されている請求項6記載の酸素センサ。
  8. 前記押圧部には、前記発熱体を前記端子金具に挿入する際、前記発熱体の少なくとも挿入先端部が円滑に挿入されるようにガイドする押圧部ガイド体が一体形成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の酸素センサ。
  9. 前記押圧部ガイド体は、前記発熱体の外周面から離間する方向に連続的又は段階的に拡開する形態を有する請求項8記載の酸素センサ。
  10. 前記固定部の周面のうち、前記発熱体が前記酸素検出素子の中空部内壁面と接触する側に対応して、前記発熱体の外周面に向けて突出する突出部が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の酸素センサ。
  11. 前記酸素検出素子の中空部の後端開口部の端面から前端部側に向かってその軸線方向に所定長さにわたり設けられ、前記酸素検出素子の中空部内壁面の内径よりも大なる内径を有する座ぐり部に、前記固定部が直接又は他部材を介して間接的に嵌入され、前記突出部と前記発熱体との係合位置が、前記酸素検出素子の中空部内壁面の延長線上にある請求項10記載の酸素センサ。
  12. 前記突出部には、前記発熱体を前記端子金具に挿入する際、前記発熱体の少なくとも挿入先端部が円滑に挿入されるようにガイドする突出部ガイド体が一体形成されている請求項10又は11記載の酸素センサ。
  13. 前記突出部ガイド体は、前記発熱体の外周面から離間する方向に連続的又は段階的に拡開する形態を有する請求項12記載の酸素センサ。
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