JP2004212266A - 展示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動巻腕時計の巻上げに好適に利用できるとともに、ブレスレットなどの宝飾品の展示にも有効に利用することのできる展示装置を提供する。
【解決手段】腕時計等の展示物を保持する複数のホルダ4を、旋回台3の旋回軸心Xから外れた位置にそれぞれ自転可能に装備し、旋回台3の正逆方向の公転に連動してホルダ4が正逆方向に自転駆動されるよう構成してある。
【選択図】 図1
【解決手段】腕時計等の展示物を保持する複数のホルダ4を、旋回台3の旋回軸心Xから外れた位置にそれぞれ自転可能に装備し、旋回台3の正逆方向の公転に連動してホルダ4が正逆方向に自転駆動されるよう構成してある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動巻腕時計の巻上げに好適に利用できるとともに、ブレスレットなどの宝飾品の展示にも利用することのできる展示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動巻腕時計の自動ネジ巻き装置として、斜め板の正面に円錐回転体を設け、腕時計を嵌め付けた円錐回転体をゆっくり回転させることで腕時計内の振り子を揺動させてネジを巻くよう構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−218581号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記自動ネジ巻き装置は、自動ネジ巻き機能のみを備えたものであり、複数の高価な時計を所有するコレクターの観賞用、あるいは、店頭での商品展示用としては不十分なものである。つまり、この自動ネジ巻き装置では、1個の腕時計が円錐回転体に嵌め付けられて単に自転するだけであるので、動きが単純で興味をそそられることが少ないものであり、展示効果が期待しにくいものであった。
【0005】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、複数個の腕時計の自動ネジ巻きを行うことができるとともに、注目度の高い展示を行うことができる展示装置を提供することを主たる目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0007】
すなわち、請求項1に係る発明の展示装置は、駆動旋回される旋回台の前面に、腕時計等の展示物を保持する複数のホルダを、旋回台の旋回軸心から外れた位置にそれぞれ自転可能に装備し、旋回台の旋回に連動して各ホルダが旋回軸心の周りを公転しながらそれぞれ自転駆動されることを特徴とする。
【0008】
ここで、公転とは、旋回軸心周りのホルダの回転をいいい、少なくとも一方向の回転、好ましくは、正逆方向の回転をいう。
【0009】
また、自転とは、前記旋回軸心とは別のホルダ自身の軸心周りの回転をいい、少なくとも一方向の回転、好ましくは、正逆方向の回転をいう。
【0010】
上記構成によると、複数の各ホルダに自動巻き型の腕時計を装着して旋回台を旋回させると、これに連動してホルダは旋回軸心周りに公転しながら自転することになり、腕時計に内蔵された振り子が揺動してネジが巻き上げられる。
【0011】
この場合、各ホルダは公転しながら自転するという複雑な運動をするので、保持された腕時計は複雑に向きを変えながら照明を反射することになり、店頭などに置くと目につきやすく、注目度の高い展示を行うことができ、また、高価な腕時計を複数所有するコレクターの観賞用として優れたものとなる。
【0012】
また、腕時計に代えてブレスレットなどの宝飾品をホルダに装着して展示すると、照明を一層華やかに反射して目立った存在となる。
【0013】
請求項2に係る発明の展示装置は、請求項1の発明において、前記旋回台の1回の旋回に対して前記ホルダが複数回自転するものである。
【0014】
上記構成によると、ホルダが旋回軸心周りに1回公転移動する間に複数回自転するので、自動巻き腕時計を装着した場合には、効率よくネジの巻上げを行うことができる。また、宝飾品などの展示用として利用する場合は、更に複雑な運動によって注目されやすくなる。
【0015】
請求項3に係る発明の展示装置は、請求項1または2の発明において、前記旋回台を駆動旋回可能に支持したケースを、スタンドに対して横軸心周りに角度調節可能に支持し、ケースの姿勢調節によって旋回台の前面の向きを変更可能にしている。
【0016】
上記構成によると、展示位置の高さや照明の状況に応じてケースの角度を調節して旋回台の前面の向きを変更することで、ホルダに装着した腕時計や宝飾品を最も目立つ状態で移動させることができる。
【0017】
請求項4に係る発明の展示装置は、請求項1〜3のいずれかの発明において、前記ホルダを、弾性的に拡縮可能なC形のバネ板材で構成してある。
【0018】
上記構成によると、ホルダを撓ませて縮径させた状態で腕時計やブレスレットを嵌め付け、ホルダを弾性復元させることで内径の異なる腕時計やブレスレットを簡単に保持することができる。この場合、ホルダ自体は腕時計のバンドやブレスレットの内側に隠れてしまって目立つことはない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1に、本発明に係る展示装置の外観斜視図が示されており、図4に、その正面図が示されている。この展示装置は、箱形に形成されたケース1を左右のスタンド2で支持した構造となっており、ケース1の前面に円板状の旋回台3が前後方向に向かう軸心X周りに旋回可能に配備されるとともに、旋回台3には一対のホルダ4が備えられている。
【0021】
前記ケース1は、左右のスタンドの頂部に横軸心Y周りに回動調節可能に支持されており、その前面の向きを任意に変更調節することが可能となっている。そして、図5,図6に示すように、このケース1の内部には、減速機付きのモータ5がステー6を介して配備されており、このモータ5の出力軸5aに前記旋回台3がその中心をモータ出力軸軸心Xと一致させて連結されている。
【0022】
この実施の形態では、ケース1は、その前面の向きを任意に変更調節可能としたけれども、本発明の他の実施の形態として、その前面の向きを、自動巻き上げできるように、ケース1が傾斜した一定の角度になるように固定したものであってもよい。この場合は、変更調節可能な構成に比べて、コストの低減を図ることができる。
【0023】
旋回台3は、ケース1の前面に形成された円形の開口7に、ケース前面と面一となるように嵌め入れられており、旋回軸心Xに対する対角位置に、一対の前記ホルダ4が自転可能に配備されている。詳しくは、旋回台3の裏面に装着した軸受けブラケット8に旋回軸心Xと平行な軸心Z周りに回転自在に支軸9が装着されるとともに、この支軸9の端部が旋回台前面に突出され、その突出端に連結した回転部材10に前記ホルダ4が装着されている。
【0024】
ホルダ4は、20数mm程度の幅の板バネ材をC形に屈曲して構成されたものであり、その周方向の中央部位が回転部材10の片持ちアーム部10aにネジ連結されている。
【0025】
また、前記支軸9にはピニオンギヤ11が設けられるとともに、ケース1の内面には、このピニオンギヤ11に咬合される内歯ギヤ12が旋回軸心Xと同心に連結されている。なお、モータ取り付け用の前記ステー6は、この内歯ギヤ12の外側面に連結されている。
【0026】
ここで、前記モータ5は、1分間に数回程度の速度で旋回台3をゆっくり回転駆動するように構成されており、これに伴って、旋回台3上のホルダ4は、旋回軸心X周りに公転しながら、旋回台の1回転に対して数回、例えば5回、公転方向と逆方向に自転することになる。
【0027】
本発明の展示装置は以上のように構成されており、ホルダ4に自動巻き腕時計Wを、図3に示されるように、嵌め付け保持させた状態で旋回台3を旋回させることで、ホルダ4に保持された腕時計Wは公転しながら自転することになり、内蔵した振り子が揺動されてネジの自動巻上げが行われる。
【0028】
この場合、モータ5は1回転するごとに逆転するよう設定されており、これに伴って各ホルダ4の公転方向および自転方向が切換えられる。したがって、左回転によってネジの巻き上げが行われるタイプの腕時計または右回転によってネジの巻き上げが行われるタイプの腕時計のいずれのタイプの腕時計のネジの自動巻き上げが可能である。
【0029】
また、ケース1の外面に備えた図1あるいは図2に示される操作部13の調節操作によって、モータ5の連続作動時間をタイマーにより設定変更して、腕時計Wの種類に応じてネジ巻上げ時間を選択したり、あるいは、タイマーによって毎日決められた時間ごとにモータ5を作動させることも可能となっている。
【0030】
また、自動巻きでない腕時計やブレスレットなどの商品を各ホルダ4に装着して店頭やショウウインドウに置くことで、面白い動きで人の目を引く展示とすることができ、販売の促進に寄与することができる。
【0031】
また、図2に示すように、ケース1の前面には、飾り縁取りされた透視用のガラス窓15を備えたカバーケース16がピン17および差込み孔18を介して脱着可能となっている。このカバーケース16は、埃除けに利用したり、あるいは、展示効果を高めるために必要に応じて利用される。
【0032】
なお、本発明は、以下のような形態で実施することも可能である。
【0033】
(1)ホルダ4を3個あるいはそれ以上の複数個備えることもできる。旋回台3の径を大きくして多数個のホルダ4を環状に配備すると、メリーゴーランド様に展示物が公転および自転することになって、興味をそそる展示が可能となる。
【0034】
(2)複数のホルダ4ごとにピニオンギヤ11の径を変えておくと、各ホルダ4が互いに異なった回転速度で自転することになり、更に面白い展示が可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0036】
請求項1に係る発明によれば、腕時計や宝飾品などを保持する複数のホルダを公転させながら自転させるように構成したので、複数個の自動巻き腕時計のネジ巻上げを効率よく行うことができるとともに、腕時計のみならずブレスレットなどの宝飾品を装着することで、複雑な動きで注目度の高い展示を行うことができる。
【0037】
請求項2に係る発明によれば、ホルダを1回の公転に対して複数回自転させるようにしたので、腕時計の自動ネジ巻上げを効率良く行うことができるとともに、展示に使用した場合には、一層興味深い動きで注目されやすい展示を行うことができる。
【0038】
請求項3に係る発明によれば、旋回台を支持したケースの姿勢を調節して、複数のホルダを前面に装着した旋回台の向きを任意に変更調節できるようにしたので、目立ちやすい姿勢でホルダを公転および自転作動させることができ、注目度の高い展示を行うことができる。
【0039】
請求項4に係る発明によれば、C形のバネ板材からなるホルダを利用することで、径の異なる腕時計やブレスレットを簡単に保持することができるとともに、ホルダ自体を腕時計のバンドやブレスレットの内側に隠して目立たなくしておくことができ、展示効果を高める上で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る展示装置の外観斜視図である。
【図2】カバーケースを装着した展示装置の外観斜視図である。
【図3】展示装置の側面図である。
【図4】展示装置の正面図である。
【図5】駆動部の背面図である。
【図6】要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 スタンド
3 旋回台
4 ホルダ
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動巻腕時計の巻上げに好適に利用できるとともに、ブレスレットなどの宝飾品の展示にも利用することのできる展示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動巻腕時計の自動ネジ巻き装置として、斜め板の正面に円錐回転体を設け、腕時計を嵌め付けた円錐回転体をゆっくり回転させることで腕時計内の振り子を揺動させてネジを巻くよう構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−218581号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記自動ネジ巻き装置は、自動ネジ巻き機能のみを備えたものであり、複数の高価な時計を所有するコレクターの観賞用、あるいは、店頭での商品展示用としては不十分なものである。つまり、この自動ネジ巻き装置では、1個の腕時計が円錐回転体に嵌め付けられて単に自転するだけであるので、動きが単純で興味をそそられることが少ないものであり、展示効果が期待しにくいものであった。
【0005】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、複数個の腕時計の自動ネジ巻きを行うことができるとともに、注目度の高い展示を行うことができる展示装置を提供することを主たる目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0007】
すなわち、請求項1に係る発明の展示装置は、駆動旋回される旋回台の前面に、腕時計等の展示物を保持する複数のホルダを、旋回台の旋回軸心から外れた位置にそれぞれ自転可能に装備し、旋回台の旋回に連動して各ホルダが旋回軸心の周りを公転しながらそれぞれ自転駆動されることを特徴とする。
【0008】
ここで、公転とは、旋回軸心周りのホルダの回転をいいい、少なくとも一方向の回転、好ましくは、正逆方向の回転をいう。
【0009】
また、自転とは、前記旋回軸心とは別のホルダ自身の軸心周りの回転をいい、少なくとも一方向の回転、好ましくは、正逆方向の回転をいう。
【0010】
上記構成によると、複数の各ホルダに自動巻き型の腕時計を装着して旋回台を旋回させると、これに連動してホルダは旋回軸心周りに公転しながら自転することになり、腕時計に内蔵された振り子が揺動してネジが巻き上げられる。
【0011】
この場合、各ホルダは公転しながら自転するという複雑な運動をするので、保持された腕時計は複雑に向きを変えながら照明を反射することになり、店頭などに置くと目につきやすく、注目度の高い展示を行うことができ、また、高価な腕時計を複数所有するコレクターの観賞用として優れたものとなる。
【0012】
また、腕時計に代えてブレスレットなどの宝飾品をホルダに装着して展示すると、照明を一層華やかに反射して目立った存在となる。
【0013】
請求項2に係る発明の展示装置は、請求項1の発明において、前記旋回台の1回の旋回に対して前記ホルダが複数回自転するものである。
【0014】
上記構成によると、ホルダが旋回軸心周りに1回公転移動する間に複数回自転するので、自動巻き腕時計を装着した場合には、効率よくネジの巻上げを行うことができる。また、宝飾品などの展示用として利用する場合は、更に複雑な運動によって注目されやすくなる。
【0015】
請求項3に係る発明の展示装置は、請求項1または2の発明において、前記旋回台を駆動旋回可能に支持したケースを、スタンドに対して横軸心周りに角度調節可能に支持し、ケースの姿勢調節によって旋回台の前面の向きを変更可能にしている。
【0016】
上記構成によると、展示位置の高さや照明の状況に応じてケースの角度を調節して旋回台の前面の向きを変更することで、ホルダに装着した腕時計や宝飾品を最も目立つ状態で移動させることができる。
【0017】
請求項4に係る発明の展示装置は、請求項1〜3のいずれかの発明において、前記ホルダを、弾性的に拡縮可能なC形のバネ板材で構成してある。
【0018】
上記構成によると、ホルダを撓ませて縮径させた状態で腕時計やブレスレットを嵌め付け、ホルダを弾性復元させることで内径の異なる腕時計やブレスレットを簡単に保持することができる。この場合、ホルダ自体は腕時計のバンドやブレスレットの内側に隠れてしまって目立つことはない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1に、本発明に係る展示装置の外観斜視図が示されており、図4に、その正面図が示されている。この展示装置は、箱形に形成されたケース1を左右のスタンド2で支持した構造となっており、ケース1の前面に円板状の旋回台3が前後方向に向かう軸心X周りに旋回可能に配備されるとともに、旋回台3には一対のホルダ4が備えられている。
【0021】
前記ケース1は、左右のスタンドの頂部に横軸心Y周りに回動調節可能に支持されており、その前面の向きを任意に変更調節することが可能となっている。そして、図5,図6に示すように、このケース1の内部には、減速機付きのモータ5がステー6を介して配備されており、このモータ5の出力軸5aに前記旋回台3がその中心をモータ出力軸軸心Xと一致させて連結されている。
【0022】
この実施の形態では、ケース1は、その前面の向きを任意に変更調節可能としたけれども、本発明の他の実施の形態として、その前面の向きを、自動巻き上げできるように、ケース1が傾斜した一定の角度になるように固定したものであってもよい。この場合は、変更調節可能な構成に比べて、コストの低減を図ることができる。
【0023】
旋回台3は、ケース1の前面に形成された円形の開口7に、ケース前面と面一となるように嵌め入れられており、旋回軸心Xに対する対角位置に、一対の前記ホルダ4が自転可能に配備されている。詳しくは、旋回台3の裏面に装着した軸受けブラケット8に旋回軸心Xと平行な軸心Z周りに回転自在に支軸9が装着されるとともに、この支軸9の端部が旋回台前面に突出され、その突出端に連結した回転部材10に前記ホルダ4が装着されている。
【0024】
ホルダ4は、20数mm程度の幅の板バネ材をC形に屈曲して構成されたものであり、その周方向の中央部位が回転部材10の片持ちアーム部10aにネジ連結されている。
【0025】
また、前記支軸9にはピニオンギヤ11が設けられるとともに、ケース1の内面には、このピニオンギヤ11に咬合される内歯ギヤ12が旋回軸心Xと同心に連結されている。なお、モータ取り付け用の前記ステー6は、この内歯ギヤ12の外側面に連結されている。
【0026】
ここで、前記モータ5は、1分間に数回程度の速度で旋回台3をゆっくり回転駆動するように構成されており、これに伴って、旋回台3上のホルダ4は、旋回軸心X周りに公転しながら、旋回台の1回転に対して数回、例えば5回、公転方向と逆方向に自転することになる。
【0027】
本発明の展示装置は以上のように構成されており、ホルダ4に自動巻き腕時計Wを、図3に示されるように、嵌め付け保持させた状態で旋回台3を旋回させることで、ホルダ4に保持された腕時計Wは公転しながら自転することになり、内蔵した振り子が揺動されてネジの自動巻上げが行われる。
【0028】
この場合、モータ5は1回転するごとに逆転するよう設定されており、これに伴って各ホルダ4の公転方向および自転方向が切換えられる。したがって、左回転によってネジの巻き上げが行われるタイプの腕時計または右回転によってネジの巻き上げが行われるタイプの腕時計のいずれのタイプの腕時計のネジの自動巻き上げが可能である。
【0029】
また、ケース1の外面に備えた図1あるいは図2に示される操作部13の調節操作によって、モータ5の連続作動時間をタイマーにより設定変更して、腕時計Wの種類に応じてネジ巻上げ時間を選択したり、あるいは、タイマーによって毎日決められた時間ごとにモータ5を作動させることも可能となっている。
【0030】
また、自動巻きでない腕時計やブレスレットなどの商品を各ホルダ4に装着して店頭やショウウインドウに置くことで、面白い動きで人の目を引く展示とすることができ、販売の促進に寄与することができる。
【0031】
また、図2に示すように、ケース1の前面には、飾り縁取りされた透視用のガラス窓15を備えたカバーケース16がピン17および差込み孔18を介して脱着可能となっている。このカバーケース16は、埃除けに利用したり、あるいは、展示効果を高めるために必要に応じて利用される。
【0032】
なお、本発明は、以下のような形態で実施することも可能である。
【0033】
(1)ホルダ4を3個あるいはそれ以上の複数個備えることもできる。旋回台3の径を大きくして多数個のホルダ4を環状に配備すると、メリーゴーランド様に展示物が公転および自転することになって、興味をそそる展示が可能となる。
【0034】
(2)複数のホルダ4ごとにピニオンギヤ11の径を変えておくと、各ホルダ4が互いに異なった回転速度で自転することになり、更に面白い展示が可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0036】
請求項1に係る発明によれば、腕時計や宝飾品などを保持する複数のホルダを公転させながら自転させるように構成したので、複数個の自動巻き腕時計のネジ巻上げを効率よく行うことができるとともに、腕時計のみならずブレスレットなどの宝飾品を装着することで、複雑な動きで注目度の高い展示を行うことができる。
【0037】
請求項2に係る発明によれば、ホルダを1回の公転に対して複数回自転させるようにしたので、腕時計の自動ネジ巻上げを効率良く行うことができるとともに、展示に使用した場合には、一層興味深い動きで注目されやすい展示を行うことができる。
【0038】
請求項3に係る発明によれば、旋回台を支持したケースの姿勢を調節して、複数のホルダを前面に装着した旋回台の向きを任意に変更調節できるようにしたので、目立ちやすい姿勢でホルダを公転および自転作動させることができ、注目度の高い展示を行うことができる。
【0039】
請求項4に係る発明によれば、C形のバネ板材からなるホルダを利用することで、径の異なる腕時計やブレスレットを簡単に保持することができるとともに、ホルダ自体を腕時計のバンドやブレスレットの内側に隠して目立たなくしておくことができ、展示効果を高める上で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る展示装置の外観斜視図である。
【図2】カバーケースを装着した展示装置の外観斜視図である。
【図3】展示装置の側面図である。
【図4】展示装置の正面図である。
【図5】駆動部の背面図である。
【図6】要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 スタンド
3 旋回台
4 ホルダ
Claims (4)
- 駆動旋回される旋回台の前面に、腕時計等の展示物を保持する複数のホルダを、旋回台の旋回軸心から外れた位置にそれぞれ自転可能に装備し、旋回台の旋回に連動して各ホルダが旋回軸心の周りを公転しながらそれぞれ自転駆動されることを特徴とする展示装置。
- 請求項1記載の展示装置において、
前記旋回台の1回の旋回に対して前記ホルダが複数回自転する展示装置。 - 請求項1または2に記載の展示装置において、
前記旋回台を駆動旋回可能に支持したケースを、スタンドに対して横軸心周りに角度調節可能に支持し、ケースの姿勢調節によって旋回台の前面の向きが変更可能である展示装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の展示装置において、
前記ホルダを、弾性的に拡縮可能なC形のバネ板材で構成してある展示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000965A JP2004212266A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 展示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000965A JP2004212266A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 展示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004212266A true JP2004212266A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32819110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003000965A Withdrawn JP2004212266A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 展示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004212266A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193190A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Matsumoto Gosei Kk | 古紙結束用十文字紐 |
JP2012157697A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-23 | Tissot Sa | 腕時計陳列アセンブリ |
DE202014101287U1 (de) * | 2014-03-20 | 2015-07-01 | Markus Döttling | Uhrenbeweger |
GB2573758A (en) * | 2018-05-14 | 2019-11-20 | Briscombe Mark | Automatic watch accessory |
CN112690619A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-23 | 李保旺 | 一种多角度仪器仪表展示装置 |
CN113995280A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-01 | 厦门工学院 | 一种环境艺术展示装置及其展示方法 |
-
2003
- 2003-01-07 JP JP2003000965A patent/JP2004212266A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006193190A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Matsumoto Gosei Kk | 古紙結束用十文字紐 |
JP4494986B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2010-06-30 | まつもと合成株式会社 | 古紙結束用十文字紐 |
JP2012157697A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-23 | Tissot Sa | 腕時計陳列アセンブリ |
DE202014101287U1 (de) * | 2014-03-20 | 2015-07-01 | Markus Döttling | Uhrenbeweger |
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