JP2004212240A - 分析用ディスク及び分析装置 - Google Patents

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善之 藤井
Hiroshi Ando
寛 安藤
Masatake Hyodo
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Abstract

【課題】分析領域が使用済みか否かを目視判断可能な分析用ディスクおよび分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】分析検体の状態を測定するために装置に内蔵されている光ピックアップ3のレーザ光3aを用いることにより使用済みのディスク領域へ絵または文字などにより分析に関連する情報をディスク面上に書き込むことで目視判断可能な分析用ディスクを作成すると共にその分析ディスクを使用することが可能な分析装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検体を測定できる分析用ディスクおよび検体もしくは検体と反応した試薬にレーザ光を照射し、その反射光もしくは透過光を用いて分析する分析装置に関し、特に検体を注入したディスクであるか否かの判別に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の(例えば血液などの)検体を具備する分析用ディスクおよび検体を注入した分析用ディスクを回転させディスク内部に展開された検体もしくは検体と反応した試薬もしくは検体および検体と反応した試薬にレーザ光を照射し、その反射光もしくは透過光を用いて分析する分析装置は、分析用ディスクにおいて、複数の検体注入口があり分析用ディスク1枚あたり複数の検体を測定できるようになっている。(例えば特許文献1参照)
ユーザの使用に際しては、複数の注入口のうち、未使用の分析領域を選択し、検体を注入口から注入する。
分析用ディスク上には、分析領域ごとに番号が振られており、分析領域の選択はディスク上に記載してある番号をユーザがアプリケーションソフト上で指定することで行っている。
【0003】
この従来の分析装置は、例えば図8に示すように構成されている。
【0004】
1は、分析用ディスクであり、2は、分析用ディスクを回転させるためのモータ、3は、回転中の分析用ディスクから情報を読み取り図示しないレーザ光受光部へレーザを照射するための光ピックアップである。
【0005】
分析用ディスク1は、ディスク基板1a、ディスク接着層1b、ディスクカバー1cとで構成され、ディスク接着層1bの形状によって複数の検体の流路4が構成され、ディスクカバー1cに空いた検体注入口5から流路4へ検体を注入する構成となっている。
【0006】
また、ディスク基板1aは、CD−Rの溝形状を有したポリカーボネート基板に金属薄膜を塗布した構成となっており、金属薄膜の膜厚は薄く、光ピックアップ3からレーザ光3aが照射された際、レーザ光は一定割合で反射光と透過光に分かれ、反射光は一般的な光ディスク装置と同様の処理に使用され、透過光は図示しないレーザ光受光部により検出され検体の分析に使用される。
【0007】
【特許文献1】
特表2000−515632号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1枚の分析用ディスクで複数回に分けて測定を行った場合、例えば検体が血漿成分のみである場合などは、色が殆ど無色であるために使用した領域と未使用の領域の違いが殆ど見られず、また、その他の検体であっても検体の色が薄ければ、判別がつきにくいという課題を有していた。
【0009】
また、ユーザは分析するエリア番号をアプリケーション側へ入力しなければならず、その際誤って既に分析済みのエリア番号を指定してしまうといった危険性もあった。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用済みか否かを目視判断可能または、自動識別可能な分析用ディスクおよび分析装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の分析用ディスクおよび分析装置は、検体の状態を測定するために内蔵されているレーザで使用済のディスク領域へ絵または文字を書き込んだものである。
【0012】
これによって、使用済み領域には使用済みを示す絵または文字が記載されるので、ディスクの使用済み範囲が容易に判断できることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、少なくとも一つ以上の検体注入口を具備し、少なくとも一つ以上の検体を測定できる分析用ディスクを用い、前記分析用ディスクを回転させる回転手段と前記分析用ディスク内部に展開された検体または検体と反応した試薬にレーザ光を照射する手段と、前記レーザ光の前記分析用ディスクからの反射光もしくは透過光を用いて分析する分析手段を有する分析装置において、分析用ディスク上に分析に関連する情報を書き込む領域を設けたことにより、これから使用する個所もしくは使用した個所に印を書きこむことができ、後で使用する際にどの個所まで使用済みであるか分析用ディスクを見たときに判別することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記分析用ディスクは、記録型光ディスクの記録領域を有し、前記レーザ光の照射による熱エネルギを用い前記記録領域の記録層を変色させることで、前記情報を書き込む領域へ絵または記号を用い使用済みの印を記入するので、実際に分析を行っているときに装置内で記入可能であるため、書き忘れ等の心配がなく、確実に使用済みのチェックを入れることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、前記分析用ディスクは、記録型光ディスクの記録領域を有し、前記レーザ光の照射による熱エネルギを用い前記記録領域の記録層を変色させることで、前記情報を書き込む領域へ性別、名前等、被測定者の特徴を示す個人情報を記入するので、書き忘れの心配がなく、確実に記入され、また、誰の測定を行ったか簡単に知ることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、前記分析用ディスクは、記録型光ディスクの記録領域を有し、前記レーザ光の照射による熱エネルギを用い前記記録領域の記録層を変色させることで、前記情報を書き込む領域へ分析検体名、分析環境、分析結果、分析日付等、分析に関する分析情報を記入するので、プリンタ等を介さず検体に関するの分析結果情報を見ることが出来る。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4記載の分析用ディスクを用いて分析することを特徴とした分析装置であり情報を記録した分析用ディスクを供給ことができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、前記情報を書き込む領域へのレーザの照射は、遠心分離や測定結果分析中などの検体へレーザを照射する必要のない動作中に実施するので、情報記入により測定時間が延長されることはない。
【0019】
請求項7に記載の発明は、少なくとも一つ以上の検体注入口を具備し、少なくとも一つ以上の検体を測定できる分析用ディスクを用い、前記分析用ディスクを回転させる回転手段と前記分析用ディスク内部に展開された検体または検体と反応した試薬にレーザ光を照射する手段と、前記レーザ光の前記分析用ディスクからの反射光もしくは透過光を用いて分析する分析手段を有する分析装置において、分析用ディスク上に温度変化で変色する非可逆性材料が固着された領域を有し、光ピックアップのレーザ光を照射することで温度が上昇し前記非可逆性材料が変色するので、使用済みの印として利用でき、後で使用する際にどの個所まで使用済みであるか分析用ディスクを見たときに判別することができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、前記非可逆性材料が使用環境温度よりも高い温度に反応するので、保管時や測定時に変色することなく、レーザを用い使用した個所のみ使用済みの印をつけることができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項7〜8記載の分析用ディスクを用いて分析することを特徴とした分析装置であり非可逆性材料が固着された領域を有した分析用ディスクに記録するができる。
【0022】
請求項10に記載の発明は、前記非可逆性材料へのレーザ照射は、遠心分離動作や測定結果分析中などの検体へレーザの照射をしない分析動作中に実施するので、情報記入により測定時間が延長されることはない。
【0023】
請求項11に記載の発明は、少なくとも一つ以上の検体注入口を具備し、少なくとも一つ以上の検体を測定できる分析用ディスクを用い、前記分析用ディスクを回転させる回転手段と前記分析用ディスク内部に展開された検体または検体と反応した試薬にレーザ光を照射する手段と、前記レーザ光の前記分析用ディスクからの反射光もしくは透過光を用いて分析する分析手段を有する分析装置において、既に分析を行った領域がどこであるかという情報を分析するごとに分析用ディスクに書き込んでおくので、間違えて他の領域を指定した場合も誤った分析結果を得るといったことはない。
【0024】
請求項12に記載の発明は、前記情報書き込む領域を、記録型光ディスクの記録領域とすることで、分析用ディスクに特別な加工等を施す必要もない。
【0025】
請求項13に記載の発明は、請求項11〜12記載の分析用ディスクを用いて分析することを特徴とした分析装置であり分析有無の記録情報を記録した分析用ディスクを使用できる。
【0026】
請求項14に記載の発明は、前記情報を読み取り、まだ分析を行っていない領域の中で検体が配置されている領域を前記レーザ光で検索し、検体が配置されている領域の分析を開始する処理を有するので、ユーザがアプリケーションソフト上でどの領域に検体を注入したか指定する必要もなく、分析を行うことが出来る。
【0027】
請求項15に記載の発明は、前記情報を読み取り、その情報を分析装置内または外部から分析装置を制御するホスト側の表示部に表示する機能を有することで、ユーザは既に分析を行った領域を一目で判断でき、誤った分析を行う危険を回避することが出来る。
【0028】
請求項16に記載の発明は、前記情報を読み取り、既に分析を行った領域をユーザが誤って選択し分析を行おうとした際に警告を発する警告手段もしくは分析を開始させない分析停止手段の少なくともどちらかの手段を有することで、誤った分析を行う危険を回避することが出来る。
【0029】
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施の形態における分析用ディスクおよび分析用ディスク装置の基本構成を示す概略図である。
図2は、分析用ディスクの構成を示す部分断面図である。
この分析装置は、主に、請求項1〜2、請求項7に記載の発明に対応する。
【0031】
図1において、1は、分析用ディスクであり、2は、分析用ディスクを回転させるためのモータ、3は、回転中の分析用ディスクから情報を読み取り図示しないレーザ光受光部へレーザを照射するための光ピックアップである。
【0032】
分析用ディスク1は、ディスク基板1a、ディスク接着層1b、ディスクカバー1cとで構成され(図2参照)、ディスク接着層1bの形状によって複数の検体の流路4が構成され、ディスクカバー1cに空いた検体注入口5から流路4へ検体を注入する構成となっている。
【0033】
また、ディスク基板1aは、CD−Rの溝形状を有したポリカーボネート基板に記録層および金属薄膜を塗布した構成となっており、金属薄膜の膜厚は薄く、光ピックアップ3からレーザ光3aが照射された際、レーザ光は一定割合で反射光と透過光に分かれ、反射光は一般的な光ディスク装置と同様の処理に使用され、透過光は図示しないレーザ光受光部により検出され検体の分析に使用される。
【0034】
以上のように構成された分析用ディスクおよび分析装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0035】
まず、分析用ディスク1を挿入すると、モータ2が動作し分析用ディスク1が回転し始める。このとき、ディスク判別が行われ、分析用ディスクであれば、遠心分離動作に入るが、このときの動作において、分析は行われない。
【0036】
前記遠心分離待機時間中に、光ピックアップ3は外周に設けられた情報記録エリアに対し、CD―Rへ情報の記録を行うのと同程度のレーザ出力にて色素を変化させる。これにより、ディスク上に絵を描くことができ、また、膜厚は透過光を通す程薄いので表面(ディスクカバー1c側)からも書かれた文字・絵を見ることができる。
【0037】
なお、分析中は、CDのデータ読み取り時と同程度の低いレーザ出力で光ピックアップ3から流路4内の分析部4aへレーザ光3aが照射され、レーザ光3aは一定割合で反射光と透過光に分かれ、反射光は一般的な光ディスク装置と同様の処理に使用され、透過光は図示しないレーザ光受光部により検出され検体の分析に使用される。
【0038】
以上のように、本実施の形態においては、分析用ディスク上に測定用レーザで文字・絵を書くことにより、目視で分析用ディスクの使用状況がわかることになり、使用済みの注入口へ誤って検体を注入するなどといった間違いを防ぐことができる。
【0039】
なお、前記情報を書き込む領域へのレーザの照射は、遠心分離の代わりに測定結果分析中に実施してもよく、遠心分離時と測定結果分析中に分けて照射してもよい。どちらの場合においても、分析にレーザを使用しない時間帯を利用しているため測定時間延長することはない。
【0040】
また、CD−Rの溝形状の代わりに例えばCD−RW、DVD−R等の溝形状を使用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0041】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における分析用ディスクを示す図である。
この分析装置は、主に、請求項1、請求項3、請求項5、請求項7に記載の発明に対応する。
【0042】
本発明の実施の形態2における分析装置は、実施の形態1の分析装置と基本的に同様の構成を有しているので、実施の形態1で用いた符号を付して説明する。
【0043】
本発明の実施の形態2における分析装置は、本実施の形態1の絵や記号を分析用ディスク1に記入する代わりに日付情報6および被測定者情報7を記載したことである。
【0044】
日付情報6および被測定者情報7を記載することにより、実施の形態1同様使用済みディスクであるかそうでないかを目視で簡単に判別できるとともに、誰の測定を行ったか簡単に知ることができる。
【0045】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における分析用ディスクを示す図である。
この分析装置は、主に、請求項1、請求項4、請求項7に記載の発明に対応する。
【0046】
本発明の実施の形態3における分析装置は、実施の形態1の分析装置と基本的に同様の構成を有しているので、実施の形態1で用いた符号を付して説明する。
【0047】
本発明の実施の形態3における分析装置は、本実施の形態1の絵や記号を分析用ディスク1に記入する代わりに分析結果8を記載したことである。
【0048】
分析結果8を記載することにより、実施の形態1同様使用済みディスクであるかそうでないかを目視で簡単に判別できるとともに、プリンタ等を介さず検体の分析結果を見ることが出来る。
【0049】
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における分析用ディスクを示す図である。
この分析装置は、主に、請求項1、請求項5、請求項6、請求項7に記載の発明に対応する。
【0050】
本発明の実施の形態4における分析装置は、実施の形態1の分析装置と基本的に同様の構成を有しているので、実施の形態1で用いた符号を付して説明する。
【0051】
本発明の実施の形態4における分析装置は、本実施の形態1の絵や記号を分析用ディスク1に記入する代わりに分析時の日付情報6および装置内温度等の測定条件9を記載したことである。
【0052】
分析終了時に分析用ディスク1へその時々の装置内温度等の測定条件9を記載することにより、実施の形態1同様使用済みディスクであるかそうでないかを目視で簡単に判別できるとともに、分析用ディスク1が正常な環境下で今まで分析を行っていたかどうか確認することができる。もしも、測定時の温度上昇が通常使用温度を超えた場合は、図5のエリア番号3に記載してあるように記載ディスク上へNGと記載し、ユーザへ使用の禁止を促すことも可能である。
【0053】
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5における分析用ディスクおよび分析装置を示す概略図である。
この分析装置は、主に、請求項8、請求項9、請求項10に記載の発明に対応する。
【0054】
本発明の実施の形態5における分析装置は、実施の形態1の分析装置と基本的に同様の構成を有しているので、実施の形態1で用いた符号を付して説明する。
【0055】
図6における実施の形態1との違いは、CD−R、CD−RWの領域の代わりに、分析用ディスク上に温度変化で変色する非可逆塗料10を塗布した点である。
【0056】
前記非可逆塗料10は、測定動作時の測定装置内部温度よりも高い温度で反応するよう設定されているため、測定時の測定装置内部温度上昇で反応することはなく、 レーザ光3aの照射による熱エネルギでのみ塗料が変色し、使用済みの印がつくようになっている。
【0057】
注入した検体の測定領域の外周方向に塗布された非可逆塗料10に測定動作時にレーザ光3aを照射することにより、非可逆塗料は変色するので、後で使用する際にどの個所まで使用済みであるか分析用ディスクを見たときに判別することができる。
【0058】
(実施の形態6)
図7は、本発明の実施の形態6における分析用ディスクを示す図である。
この分析装置は、主に、請求項11〜請求項16に記載の発明に対応する。
【0059】
図7において、斜線部8はCD−RもしくはCD−RWの記録領域である。
【0060】
本発明の実施の形態6における分析装置は、実施の形態1の分析装置と基本的に同様の構成を有しているので、実施の形態1で用いた符号を付して説明する。
【0061】
分析用ディスク1に検体を注入口5から注入し、分析用ディスク1を分析装置へ挿入すると、モータ2により分析用ディスク1が回転し、ディスク判別が行われる。
【0062】
このとき、分析用ディスクであれば、記録領域11の情報を読み取りにいく。記録領域11は、分析が終わった際に、分析に使用された領域が何番であるかという情報を書き込む領域であり、記録領域11の情報を読み取りにいくことで、既に分析に使用された領域が何番であるか分かる。
【0063】
次に、光ピックアップ3を分析部4aへ移動させ、既に分析に使用された領域以外の領域の受光部により検出された信号から分析を行う領域を判断する。
【0064】
このとき、分析を行う領域であるかないかは、例えば検体が血液であれば、白血球などの物質が分析を行う領域に含まれているかいないかで判断することができる。
【0065】
また、濃淡による透過光の変化からでも判断することが可能である。
【0066】
得られた情報は、分析表示内または外部から分析装置を制御するホスト側の図示しない表示部に表示される。これにより、ユーザは一目で分析済み領域を判断することができる。また、ユーザが誤って選択し分析を行おうとした際に警告を発する、または分析を開始させないといった機構を有することも可能である。
【0067】
このように分析装置内の処理にて分析領域が特定される前記分析装置においては、ユーザは検体を注入した領域の番号を覚えておく必要がなく、間違いによる誤分析を防ぐことができる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜13に記載の発明によれば、複数回利用できる分析用ディスクにおいて、どの個所が既に測定済みなのか分かりにくかった分析用ディスクの測定済み個所を目視または自動で簡単に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における分析用ディスクおよび分析用ディスク装置の基本構成を示す概略図
【図2】本発明の実施の形態1における分析用ディスクの構成を示す部分断面図
【図3】本発明の実施の形態2における分析用ディスクの正面図
【図4】本発明の実施の形態3における分析用ディスクの正面図
【図5】本発明の実施の形態4における分析用ディスクの正面図
【図6】本発明の実施の形態5における分析用ディスクおよび分析用ディスク装置の基本構成を示す概略図
【図7】本発明の実施の形態6における分析用ディスクの正面図
【図8】従来の構成を示す概略図
【符号の説明】
1 分析用ディスク
1a 基板ディスク
1b 接着層
1c カバー
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 流路
4a 分析部
5 注入口
6 日付情報
7 被測定者情報
8 分析結果
9 測定条件
10 非可逆性塗料
11 記録領域

Claims (16)

  1. 少なくとも一つ以上の検体注入口を具備し、少なくとも一つ以上の検体を測定できる分析用ディスクを用い、前記分析用ディスクを回転させる回転手段と前記分析用ディスク内部に展開された検体または検体と反応した試薬にレーザ光を照射する手段と、前記レーザ光の前記分析用ディスクからの反射光もしくは透過光を用いて分析する分析手段を有する分析装置において、分析用ディスク上に分析に関連する情報を書き込む領域を設けたことを特徴とした分析用ディスク。
  2. 前記分析用ディスクは、記録型光ディスクの記録領域を有し、前記レーザ光の照射による熱エネルギを用い前記記録領域の記録層を変色させることで、前記情報を書き込む領域へ絵または記号を書き込むことを特徴とした請求項1記載の分析用ディスク。
  3. 前記分析用ディスクは、記録型光ディスクの記録領域を有し、前記レーザ光の照射による熱エネルギを用い前記記録領域の記録層を変色させることで、前記情報を書き込む領域へ性別、名前等、被測定者の特徴を示す個人情報を書き込むことを特徴とした請求項1記載の分析用ディスク。
  4. 前記分析用ディスクは、記録型光ディスクの記録領域を有し、前記レーザ光の照射による熱エネルギを用い前記記録領域の記録層を変色させることで、前記情報を書き込む領域へ分析検体名、分析環境、分析結果、分析日付等、分析に関する分析情報を書き込むことを特徴とした請求項1記載の分析用ディスク。
  5. 請求項1〜4記載の分析用ディスクを用いて分析することを特徴とした分析装置。
  6. 前記情報を書き込む領域へのレーザの照射は、検体へレーザ照射しない分析動作中に実施することを特徴とした請求項5記載の分析装置。
  7. 少なくとも一つ以上の検体注入口を具備し、少なくとも一つ以上の検体を測定できる分析用ディスクを用い、前記分析用ディスクを回転させる回転手段と前記分析用ディスク内部に展開された検体または検体と反応した試薬にレーザ光を照射する手段と、前記レーザ光の前記分析用ディスクからの反射光もしくは透過光を用いて分析する分析手段を有する分析装置において、分析用ディスク上に温度変化で変色する非可逆性材料が固着された領域を有し、光ピックアップのレーザ光を照射することで温度が上昇し前記非可逆性材料が変色することを特徴とした分析用ディスク。
  8. 前記非可逆性材料は使用環境温度よりも高い温度に反応することを特徴とした請求項7記載の分析用ディスク。
  9. 請求項7〜8記載の分析用ディスクを用いて分析することを特徴とした分析装置。
  10. 前記非可逆材料へのレーザ照射は、検体へレーザ照射しない分析動作中に実施することを特徴とした請求項9記載の分析装置。
  11. 少なくとも一つ以上の検体注入口を具備し、少なくとも一つ以上の検体を測定できる分析用ディスクを用い、前記分析用ディスクを回転させる回転手段と前記分析用ディスク内部に展開された検体または検体と反応した試薬にレーザ光を照射する手段と、前記レーザ光の前記分析用ディスクからの反射光もしくは透過光を用いて分析する分析手段を有する分析装置において、既に分析を行った領域がどこであるかという情報を分析するごとに分析用ディスクに書き込んでおくことを特徴とした分析用ディスク。
  12. 前記情報書き込む領域は、記録型光ディスクの記録領域であることを特徴とした請求項11記載の分析用ディスク。
  13. 請求項11〜12記載の分析用ディスクを用いて分析することを特徴とした分析装置。
  14. 前記情報を読み取り、まだ分析を行っていない領域の中で検体が配置されている領域を前記レーザ光で検索し、検体が配置されている領域の分析を開始する処理を有することを特徴とした請求項13記載の分析装置。
  15. 前記情報を読み取り、その情報を分析装置内または外部から分析装置を制御するホスト側の表示部に表示する機能を有することを特徴とした請求項13記載の分析装置。
  16. 前記情報を読み取り、既に分析を行った領域をユーザが誤って選択し分析を行おうとした際に警告を発する警告手段もしくは分析を開始させない分析停止手段の少なくともどちらかの手段を有することを特徴とした請求項13記載の分析装置。
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