JP2004211011A - メラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法 - Google Patents

メラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形し、良好な寸法安定性、形状安定性、均質性、靱性、変形能等を備えた圧縮成形体に成形するとともに、成形時にホルムアルデヒドを除去する。
【解決手段】メラミン樹脂発泡体(1)は、加水され、適度な湿潤状態に脱水される。加水・脱水後のメラミン樹脂発泡体は、加熱・圧縮成形され、発泡体の厚さは低減する。発泡体内の水分は、加熱・圧縮時に蒸発・気化するとともに、気泡の圧縮変形により、連続気泡から発泡体外に流出する。ホルムアルデヒドは、水蒸気と一緒に発泡体外に放出される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法に関するものであり、より詳細には、メラミン樹脂発泡体の成形時にホルムアルデヒドを除去するメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メラミン樹脂は、メラミンとホルムアルデヒドとの重縮合でつくられる熱硬化性樹脂であり、アミノ樹脂の一種として広く知られている。メラミン樹脂の発泡体からなる板体が、建築物の断熱材として既に実用化されている。近年、メラミン樹脂発泡体の特性を利用したメラミン樹脂発泡体の清掃具が実用化され、市場に普及しつつある(特開平11−128137号公報等)。
【0003】
一般に、メラミン樹脂発泡体の清掃具は、密度5〜50kg/m、引張強度0.6〜1.6kg/cm、破断時の伸び8〜20%、セル数80〜300個/25mmの物性を有する連続気泡構造の多孔体からなる。このようなメラミン樹脂発泡体は、比較的硬く且つ脆い材料であるので、清掃対象面を擦過する際の摩擦によって細かい粒子が清掃具表面から剥離する。剥離した粒子は、一種の研磨剤として機能し、清掃対象面の凹部内の汚れを除去し、或いは、頑固に付着した汚れを除去する研磨作用を発揮する。
【0004】
本発明者は、この種のメラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮し、寸法安定性、形状安定性、靱性、変形能、引張強度、引裂強度等を改良するメラミン樹脂発泡体の成形方法を既に提案しており(特開2001−310343号公報、特開2002−172638号公報等)、この成形方法に従って加工した成形品は、既に実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、建材等に含まれる化学物質が原因と思われるシックハウス症候群、化学物質過敏症等が、社会問題として注目されており、その代表的な原因物質として、ホルムアルデヒドが挙げられている。ホルムアルデヒドは、合板等の接着剤として広く使用されてきた原料であり、このような建材については、ホルムアルデヒドの使用を中止したり、その使用量を低下する研究が現在も継続している。
【0006】
メラミン樹脂は、メラミンとホルムアルデヒドとの化学反応により製造される材料であるが、原料ホルムアルデヒドは殆ど反応し、未反応のホルムアルデヒドが僅かに残留する程度にすぎず、また、空気中へ放散するホルムアルデヒドの量は比較的少なく、食品衛生法上の基準値や、化学物質の各種基準値も比較的容易にクリアし得ることから、メラミン樹脂製品のホルムアルデヒド溶出又は放出の可能性は、深刻な問題としては意識されていない。
【0007】
しかしながら、ある種の条件では、メラミン樹脂からの未反応のホルムアルデヒドの溶出や、メラミン樹脂の分解によるホルムアルデヒドの放出は、無視できないレベルに達すると考えられる。例えば、ホルムアルデヒドの溶出量は、溶出温度が高く、溶出時間が長期化するほど、増加傾向を示し、また、比較的高濃度の酸に接すると、メラミン樹脂が分解し、ホルムアルデヒドの溶出量は増加する傾向を示す。従って、メラミン樹脂は、必ずしも、ホルムアルデヒド溶出又は放出の問題を回避し得るとは限らない。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メラミン樹脂発泡体の成形時にホルムアルデヒドを除去することができるメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法を提供することにある。
【0009】
本発明は又、メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形し、良好な寸法安定性、形状安定性、均質性、靱性、変形能等を備えた圧縮成形体に成形するとともに、成形時にホルムアルデヒドを除去することができるメラミン樹脂発泡体の成形方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明者は、上記目的を達成すべく、鋭意研究を重ねた結果、メラミン樹脂発泡体に水分を与えた状態で加熱し且つ圧縮することにより、メラミン樹脂発泡体中のホルムアルデヒドを除去し得ることを見出し、かかる知見に基づいて、本発明を達成したものである。即ち、本発明は、
メラミン樹脂発泡体の成形時にホルムアルデヒドをメラミン樹脂発泡体から除去するメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法であって、
前記メラミン樹脂発泡体に加水し、該発泡体の気泡内に水分を供給するとともに、前記メラミン樹脂発泡体を100℃以上に加熱し、
前記メラミン樹脂発泡体内の気泡を圧縮し、気泡内の水分に溶出したホルムアルデヒドを該水分の水蒸気と一緒に前記メラミン樹脂発泡体から該発泡体外に放出せしめることを特徴とするメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法を提供する。
【0011】
このようなホルムアルデヒド除去方法によれば、メラミン樹脂の未反応ホルムアルデヒドは、メラミン樹脂発泡体の連続気泡に進入した水分に溶け込み、気泡内の水分に溶出する。気泡内の水分は、気泡の圧縮時に水蒸気として発泡体外に放出され、水分に溶け込んだホルムアルデヒドは、水蒸気と一緒に排出される。
【0012】
本発明は又、メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形するメラミン樹脂発泡体の成形方法において、
前記メラミン樹脂発泡体に加水し、該メラミン樹脂発泡体を水分により湿潤状態にする加水工程と、
湿潤状態のメラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮し、該発泡体の厚さを低減させるとともに、該発泡体内の水分を発泡体外に放出せしめる加熱・圧縮工程とを有することを特徴とするメラミン樹脂発泡体の成形方法を提供する。
【0013】
加水工程においてメラミン樹脂発泡体に供給された水分は、メラミン樹脂発泡体の空隙に保水され、メラミン樹脂の未反応ホルムアルデヒドは、空隙の水分に溶け込み、加熱時に水分の蒸発・気化により発生した水蒸気と一緒にメラミン樹脂発泡体から周囲雰囲気に放出される。また、均一に吸水した湿潤状態のメラミン樹脂発泡体は、熱伝導率が増大し、加熱・圧縮時に供給された熱は、発泡体全域に迅速且つ均等に伝熱するので、発泡体の表面又は表層の過熱や、局部過熱等を防止し、熱分布を改善することができる。
【0014】
このような成形方法によれば、加熱・圧縮時の蒸散作用によりホルムアルデヒドを除去することができ、同時に、成形後のメラミン樹脂発泡体の寸法安定性、形状安定性、均質性、靱性、変形能等を改良することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態によれば、加水したメラミン樹脂発泡体は、加熱・圧縮工程の前に脱水され、メラミン樹脂発泡体の湿潤状態は、適当に調節される。好ましくは、脱水工程は、加水後のメラミン樹脂発泡体を遠心分離作用により脱水する遠心脱水装置により実行される。更に好ましくは、脱水装置は、複数のメラミン樹脂発泡体の加工片を収容可能な脱水槽を有し、加工片は、加水前に脱水槽内に収納され、脱水槽内において加水される。好適には、水の液滴又は霧滴群をメラミン樹脂発泡体に散布し又は噴霧する加水装置が、メラミン樹脂発泡体の加水に使用される。変形例として、メラミン樹脂発泡体は、水槽に浸漬され、加水される。
【0016】
本発明の他の好適な実施形態においては、水蒸気がメラミン樹脂発泡体に供給され、メラミン樹脂発泡体は、水蒸気により加水される。好ましくは、実質的に密閉した水蒸気供給領域が用意され、複数のメラミン樹脂発泡体の加工片を水蒸気供給領域に収容した状態で、100℃以上の水蒸気が水蒸気供給領域に供給される。更に好ましくは、150℃〜200℃の範囲内の温度を有する飽和水蒸気が水蒸気供給領域に供給される。水蒸気は加工片に浸透し、加工片は、適度な湿潤状態に加水される。
【0017】
好適には、メラミン樹脂発泡体は、加水後又は加水・脱水後の圧縮・加熱時の熱、或いは、水蒸気が保有する顕熱を利用して加熱される。圧縮・加熱の熱および水蒸気の顕熱の双方を利用してメラミン樹脂発泡体を加熱しても良い。
【0018】
好ましくは、加熱・圧縮工程におけるメラミン樹脂発泡体の圧縮比(R/W)は、1/2以下の圧縮比に設定され、メラミン樹脂発泡体の加熱温度は、150℃〜200℃の範囲内の温度に設定される。
【0019】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記成形方法により、スポンジ状、シート状又は布状の清掃用品、メラミン樹脂発泡体の研磨作用を利用した研磨材料、或いは、建築物の断熱材等の断熱材料が製造される。
【0020】
【実施例】
図1〜6は、本発明の好適な実施例に係るメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図である。
図1(A)に示す如く、メラミン樹脂発泡体の板状原料を所定寸法に裁断した直方体の加工片1が予備工程で用意される。原料のメラミン樹脂発泡体は、例えば、密度5〜50kg/m(JISK6401)、引張強度0.6〜1.6kg/cm (JISK6301)、破断時の伸び8〜20%(JISK6301)、セル数80〜300個/25mm(JISK6402)の諸物性を有する連続気泡構造の多孔体からなる。
【0021】
予備工程で用意した多数の加工片1は、図1(B)及び図1(C)に示す如く、遠心脱水機10の脱水槽11内に投入される。脱水機10の円筒形本体12は、多数の排水孔13を備えた円筒壁14と、本体12の底部を閉塞する円形底板16とから構成される。脱水機10は、円筒形本体12を回転駆動する回転駆動機構(図示せず)を有し、回転駆動機構は、回転軸線15を中心に本体12を高速回転させる。円筒形本体12は、回転時の遠心分離作用により、脱水槽11内の湿潤材料(加工片1)の水分を排水孔13から排出し、湿潤材料を遠心脱水する。
【0022】
脱水機10は又、図2(A)に示す如く、脱水槽11内に収容した材料に散水する散水装置20を備える。散水装置20の散水管21は、脱水槽11の上方域から脱水槽1内に微小液滴群又は霧滴群を噴霧する複数の噴霧ノズル22を備える。散水管21は、給水制御弁24を含む給水設備(図示せず)に接続され、給水制御弁24の制御下に脱水槽11内の加工片1に散水する。
【0023】
散水装置20は又、散水管21を移動する移動手段(図示せず)を備え、散水管21は、常時は、脱水槽11の側方等に退避し、移動手段の作動により散水直前に脱水層11の上方域に移動する。
【0024】
次に、上記脱水機10及び散水装置20を用いた加水工程及び脱水工程について説明する。
図1(B)に示す如く、多数の加工片1を脱水槽11内に投入する。好ましくは、脱水槽11の外周領域に沿って適当な間隔に加工片1を整列配置し、加工片1を円筒壁14の内周面に沿って平均的に分散させる。加工片1を脱水槽11内に収容した状態が、図1(C)に示されている。
【0025】
加工片1を脱水槽11内に適正に収容した後、図2(A)に示す如く、散水装置20を作動し、散水管21を脱水槽11の上方域に移動させる。引き続き、散水装置20の給水設備を作動し、給水制御弁24の制御下に散水ノズル22から脱水槽11内の加工片1に散水する。このような加水工程により加工片1が十分に水分を吸収した時点で、散水装置20による散水を停止し、脱水機10の回転駆動装置を作動する。
【0026】
脱水工程では、脱水機10の本体12は、図2(B)に示す如く、回転軸線15を中心に高速回転し、加工片1を遠心脱水する。加工片1が余剰水を排出し、適当な湿潤状態又は半乾燥状態となった時点で回転駆動装置を停止し、加工片1を脱水槽11から搬出する。
【0027】
メラミン樹脂発泡体は、連続気泡構造のセルにより構成されることから、水分補給時に加工片1内に浸透した水分は、加工片1全体にほぼ均等に分布し、加工片1内の水分は、加工片1の空隙(連続気泡)内に捕捉され、残留する。メラミン樹脂発泡体の未反応ホルムアルデヒドや、水溶化可能なホルムアルデヒドは、空隙の水分に溶出し、脱水時の遠心分離作用により各加工片1から放出される水分とともに加工片1から排出される。この際、ホルフアルデヒド以外の水溶性不純物質等も又、水分と一緒に加工片1から排出される。
【0028】
図3及び図4には、他の構造を有する脱水機10及び散水装置20を用いた加水工程及び脱水工程が示されている。
図3に示す脱水機10は、図1に示す脱水機と同様、多数の加工片1を投入可能な脱水槽11を有する。脱水機10の円筒形本体12は、円筒壁14及び円形底板16から構成され、多数の排水孔13が円筒壁14に形成される。
【0029】
図3(B)に示す如く、脱水機10は、本体12の中心に配置された散水装置20を備える。散水装置20の散水管21は、脱水槽11の中心に垂直に配置される。散水管21は、脱水槽1内に微小液滴群又は霧滴群を径方向に噴霧する多数の噴水口22を備える。給水制御弁24を備えた給水管15が、散水管21に接続される。給水管25は、給水設備(図示せず)に接続され、給水制御弁24の制御下に散水管21に給水する。
【0030】
図3に示す如く、多数の加工片1が脱水槽11内に投入され、脱水槽11内に収容される。加工片1は、円筒壁14の内周面に沿って均等な密度に配置される。給水設備の作動により、噴水口22は、図4(A)に示す如く、給水制御弁24の制御下に脱水槽11内の加工片1に散水する。このような加水工程により加工片1が十分に水分を吸収した時点で、散水装置20による散水は停止し、脱水機10の回転駆動装置は起動する。
【0031】
脱水工程では、脱水機10の本体12は、図4(B)に示す如く、回転軸線15を中心に高速回転し、脱水槽11内の湿潤材料(加工片1)の水分は、回転時の遠心分離作用により、排水孔13から排出される。加工片1が余剰水を排出し、適当な湿潤状態又は半乾燥状態となった時点で回転駆動装置の作動が停止され、加工片1は、脱水槽11から搬出される。
【0032】
図5(A)には、加工片1を加熱・圧縮成形するプレス加工機の上型2及び下型3が示されている。
図1及び図2に示す加水・脱水工程、或いは、図3及び図4に示す加水・脱水工程を経た湿潤状態の加工片1は、上型2及び下型3の間に挿入され、加熱・圧縮工程が遂行される。上型2及び下型3は、電気抵抗発熱線等の発熱体(図示せず)を内蔵した金型からなり、発熱体は、上型2及び下型3の下面及び上面を所定温度(例えば、200℃)に加熱する。プレス加工機の駆動部は、矢印Mで示す如く、上型2を降下し、上型2及び下型3は、加工片1を150〜200℃程度の温度、例えば、170〜180℃に加熱し且つ圧縮し、この結果、加工片1は、図5(B)に示す如く、厚さWから厚さSに圧縮される。所望により、エンボス模様又は線型模様等の凹凸形状が、上型2及び下型3の双方又は一方に形成される。上型2の下面に形成された凹凸形状は、相応する凹凸模様を加工片1の上面に賦形し、下型3の上面に形成された凹凸形状は、相応する凹凸模様を加工片1の下面に賦形する。
【0033】
ここに、均一且つ適度に吸水した湿潤状態の加工片1は、高い熱伝導率を有し、上型2及び下型3の熱は、加工片1全体に迅速且つ均等に伝熱する。このため、加工片1の表面又は表層の過熱や、局部過熱等を防止し、熱分布を改善することができ、これにより、効率的に加工片1を加熱・圧縮成形することができる。したがって、上記成形方法によれば、適正温度で均等に加工片1を加熱・圧縮成形し得るので、殊に、加工片1の表面の意匠性、均質性、安定性等に優れた良質の成形品を量産することが可能となる。
【0034】
加工片1は、プレス圧縮力による圧縮変形により厚さを低減するとともに、上型2及び下型3により加熱され、所定の加熱・圧縮時間の経過後、上型2が上昇すると、図6(A)に示す如く、厚さSの成形品1’が、下型3上に残される。下型3上の成形品1’ は、上型2を上昇した直後(加熱停止後の約10分間程度の時間内)に初期的に若干復元し、成形品1’の厚さSは、図6(B)に示す如く、厚さRに僅かに増大する。
【0035】
清掃用品を製造する場合の如く、成形品1’が優れた靱性、変形能、引張強度、引裂強度等を発揮するようにするには、圧縮比R/Wを1/2以下に設定することが望ましく、例えば、厚さW=15mmのメラミン樹脂発泡体は、厚さR=5mm程度の成形品1’ に圧縮される。
【0036】
このような加熱・圧縮工程において、加工片1内に浸透した水分は、加工片1の加熱により蒸発し、水蒸気に気化する。同時に、加工片1の圧縮変形に伴って加工片1内の空隙(気泡)が圧縮変形し、空隙の容積は縮小する。この結果、空隙に発生した水蒸気は、図5(B)に矢印で示す如く、加工片1の側面及び/又は端面から周囲雰囲気に放出する。
【0037】
以上の如く、上記実施例によれば、メラミン樹脂発泡体の加工片1は、加水され、適度な湿潤状態に脱水される。加水・脱水後の加工片1は、加熱・圧縮成形され、加工片1内の水分は、加熱・圧縮時に蒸発・気化し、気泡の圧縮変形に伴って、連続気泡から発泡体外に流出する。空隙の水分に溶出したメラミン樹脂の未反応ホルムアルデヒドや、加熱時のメラミン樹脂の分解により生成したホルムアルデヒドは、空隙の水分に溶け込み、水分の蒸発・気化により発生した水蒸気と一緒に加工片1から周囲雰囲気に放出される。従って、上記成形方法によれば、メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形し、同時に、メラミン樹脂発泡体からホルムアルデヒドを除去することができる。また、メラミン樹脂発泡体が、ホルムアルデヒド以外の可溶性不純物質又は有害物質を含む場合、このような不純物質等も又、水蒸気とともに加工片1から周囲雰囲気に放出される。
【0038】
図7は、本発明の他の実施例に係るメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図である。
上記実施例では、メラミン樹脂発泡体の加工片1を脱水機内に収容した後に、散水し且つ脱水するが、本実施例では、加工片1を比較的浅い頂部開口形容器30内に収容し、散水装置20により、その上方域から散水し、加工片1に加水する。吸水後の加工片1は、前述の実施例の如く、脱水機10に投入され、脱水工程(図2(B)、図4(B))を経て加熱・圧縮工程(図5及び図6)に供給される。加工片1の吸水量を適切に調整し得る場合、或いは、加工片1を容器30内で圧縮する等により、加工片1の湿潤状態を適当に調節し得る場合、加工片1を直に加熱・圧縮工程(図5及び図6)に供給しても良い。
【0039】
図8は、図7に示す加水工程の変形例を示す工程図である。
メラミン樹脂発泡体の加水工程は、図8に示す如く、メラミン樹脂発泡体の加工片1を頂部開口形容器30内の水浴31に浸漬することにより実施しても良い。吸水後の加工片1は、前述の脱水機10に投入され、脱水工程(図2(B)、図4(B))を経て加熱・圧縮工程(図5及び図6)に供給される。
【0040】
図9は、本発明の更に他の実施例に係るメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図である。
前述の実施例では、加工片1に給水して湿潤状態にした後、加熱・圧縮時の熱及び圧力を利用して気泡中の水分を蒸散させる構成を採用したが、加工片1に水蒸気を供給し、水蒸気により水分及び熱の供給を行っても良い。
【0041】
図6に示す加水装置は、加工片1を収容可能な比較的浅い頂部開口形容器30を備えるとともに、容器30の開口を閉鎖して密閉領域35を形成する上蓋40を備える。飽和水蒸気を供給可能な水蒸気供給管41が上蓋40に接続される。
【0042】
加水工程では、加工片1を容器30内に収容した後、容器30の頂部開口を上蓋40で閉鎖し、次いで、温度約150〜200℃程度の飽和水蒸気を水蒸気供給源(図示せず)から水蒸気供給管41に供給し、飽和水蒸気を水蒸気導入ポート42から密閉領域35に供給する。
【0043】
密閉領域35に充満した水蒸気は、加工片1の表面から発泡体の空隙内に進入し、水蒸気の一部は凝縮して、メラミン樹脂中の未反応ホルムアルデヒドの溶出を促す。水蒸気より受熱したメラミン樹脂の分解によりホルムアルデヒドが生成した場合、このようなホルムアルデヒドも空隙の水分に溶け込む。
【0044】
水蒸気の供給停止後、上蓋40は容器30から取り外され、加熱・圧縮工程(図3及び図4)に供給される。加熱・圧縮工程において、加工片1は再熱され、加工片1が保有する凝縮水は、再蒸発し、水蒸気に気化する。同時に、加工片1の圧縮変形に伴って加工片1内の空隙が圧縮変形し、空隙中に残留した水蒸気や、再蒸発により発生した水蒸気は、加工片1の側面及び/又は端面から周囲雰囲気に放出する。空隙の水分に溶出したメラミン樹脂の未反応ホルムアルデヒドや、メラミン樹脂の分解により生成したホルムアルデヒドは、水蒸気とともに加工片1から周囲雰囲気に放出される。従って、上記成形方法によれば、メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形し、同時に、メラミン樹脂発泡体からホルムアルデヒドを除去することができる。また、メラミン樹脂発泡体が、ホルムアルデヒド以外の可溶性不純物質又は有害物質を含む場合、このような不純物質等も又、水蒸気とともに加工片1から周囲雰囲気に放出される。
【0045】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、上記各実施例の成形方法によりホルムアルデヒドを除去し且つ加熱・圧縮成形したメラミン樹脂発泡体の成形品は、シックハウス症候群又は化学物質過敏症等の防止に寄与し、しかも、良好な均質性、寸法安定性、形状安定性、靱性、変形能等を備えた清掃用品、研磨用品又は断熱材等として利用される。
【0046】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であることはいうまでもない。
【0047】
例えば、以下の如き変形例又は変更例を例示し得る。
(1) 上記実施例では、加熱・圧縮装置にセットする前に加水工程を実施しているが、加熱・圧縮装置にセットしたメラミン樹脂発泡体に対して水蒸気を供給して発泡体に加水し、引き続き、加熱・圧縮工程を実施しても良い。
(2) 上記実施例では、金型表面を加熱することにより、メラミン樹脂発泡体を加熱しているが、圧縮状態のメラミン樹脂発泡体を加熱可能な他の加熱方法を採用しても良い。
(3) 上記実施例では、加水後のメラミン樹脂発泡体を脱水機により脱水しているが、加水したメラミン樹脂発泡体を減圧雰囲気により脱水しても良い。
(4) ホルムアルデヒドの溶出を促進する液剤等を供給水又は水蒸気に添加しても良い。
(5) 加熱・圧縮工程における加熱温度を低下し、圧縮後のメラミン樹脂発泡体の厚さ復元を可能にし、これにより、メラミン樹脂発泡体本来の断熱性能を損なうことなく、ホルアルデヒドの除去を行うようにしても良く、この場合、成形後のメラミン樹脂発泡体は、建築物の壁体等に使用される断熱材として有効な断熱効果を発揮する。
【0048】
【発明の効果】
以上説明した如く、請求項1〜10に記載された本発明の上記構成によれば、メラミン樹脂発泡体の成形時にホルムアルデヒドを除去することができるメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法を提供することができる。
【0049】
また、請求項11〜21に記載された本発明の構成によれば、メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形し、良好な寸法安定性、形状安定性、均質性、靱性、変形能等を備えた圧縮成形体に成形するとともに、成形時にホルムアルデヒドを除去することができるメラミン樹脂発泡体の成形方法を提供することができる。
【0050】
更に、請求項22〜24に記載された本発明の構成によれば、成形時にホルムアルデヒドを除去したメラミン樹脂発泡体製の清掃用品、研磨材料又は断熱材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図であり、加水前の準備工程が示されている。
【図2】図1に示す準備工程に続く、加水工程及び脱水工程を示す工程図である。
【図3】他の構造の脱水機を用いたメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図であり、加水前の準備工程が示されている。
【図4】図3に示す準備工程に続く、加水工程及び脱水工程を示す工程図である。
【図5】脱水工程後の加熱・圧縮工程を示す工程図であり、プレス加工機の上型及び下型が示されている。
【図6】加熱・圧縮工程後の脱型工程を示す工程図である。
【図7】本発明の他の実施例に係るメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図であり、加水工程が示されている。
【図8】図7に示す加水工程の変形例を示す工程図である。
【図9】本発明の更に他の実施例に係るメラミン樹脂発泡体の成形方法を示す工程図であり、飽和水蒸気を使用した加水工程が示されている。
【符号の説明】
1 メラミン樹脂発泡体の加工片
1’成形品
2 上型
3 下型
10 遠心脱水機
11 脱水槽
20 散水装置
21 散水管
30 容器
31 水浴
35 密閉領域
40 上蓋
41 水蒸気供給管

Claims (24)

  1. メラミン樹脂発泡体の成形時にホルムアルデヒドをメラミン樹脂発泡体から除去するメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法であって、
    前記メラミン樹脂発泡体に加水し、該発泡体の気泡内に水分を供給するとともに、前記メラミン樹脂発泡体を100℃以上に加熱し、
    前記メラミン樹脂発泡体内の気泡を圧縮し、気泡内の水分に溶出したホルムアルデヒドを該水分の水蒸気と一緒に前記メラミン樹脂発泡体から該発泡体外に放出せしめることを特徴とするメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  2. 加水した前記メラミン樹脂発泡体を脱水し、該メラミン樹脂発泡体の湿潤状態を調節した後、メラミン樹脂発泡体を加熱することを特徴とする請求項1に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  3. 複数のメラミン樹脂発泡体を収容可能な脱水槽内に加水前のメラミン樹脂発泡体を収容し、該脱水槽内において前記メラミン樹脂発泡体に加水することを特徴とする請求項3に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  4. 加水後の前記メラミン樹脂発泡体を脱水槽の遠心分離作用により脱水することを特徴とする請求項3に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  5. 水滴又は霧状の水を前記メラミン樹脂発泡体に散布し又は噴霧する加水装置により前記メラミン樹脂発泡体に加水することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  6. 前記メラミン樹脂発泡体を水槽内に浸漬して前記メラミン樹脂発泡体に加水することを特徴とする請求項1又は2に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  7. 前記メラミン樹脂発泡体を150℃〜200℃の範囲内の温度に加熱することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  8. 水蒸気を前記メラミン樹脂発泡体に供給し、該水蒸気により前記メラミン樹脂発泡体に加水し且つ該発泡体を加熱することを特徴とする請求項1に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  9. 実質的に密閉した水蒸気供給領域に複数のメラミン樹脂発泡体を収容し、前記水蒸気供給領域に100℃以上の水蒸気を供給し、該水蒸気を前記メラミン樹脂発泡体に浸透させることを特徴とする請求項8に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  10. 前記水蒸気は、150℃〜200℃の範囲内の温度を有する飽和水蒸気であることを特徴とする請求項8又は9に記載のメラミン樹脂発泡体のホルムアルデヒド除去方法。
  11. メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮成形するメラミン樹脂発泡体の成形方法において、
    前記メラミン樹脂発泡体に加水し、該メラミン樹脂発泡体を水分により湿潤状態にする加水工程と、
    湿潤状態のメラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮し、該発泡体の厚さを低減させるとともに、該発泡体内の水分を発泡体外に放出せしめる加熱・圧縮工程とを有することを特徴とするメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  12. 加水した前記メラミン樹脂発泡体を加熱・圧縮工程の前に脱水し、該メラミン樹脂発泡体の湿潤状態を調節する脱水工程を更に有することを特徴とする請求項11に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  13. 加水後の前記メラミン樹脂発泡体を遠心脱水装置の遠心分離作用により脱水することを特徴とする請求項12に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  14. 前記脱水装置は、複数のメラミン樹脂発泡体の加工片を収容可能な脱水槽を有し、該加工片は、加水前に前記脱水槽内に収納され、該脱水槽内において加水されることを特徴とする請求項13に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  15. 水滴又は霧状の水を前記メラミン樹脂発泡体に散布し又は噴霧する加水装置により前記メラミン樹脂発泡体に加水することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  16. 前記メラミン樹脂発泡体を水槽内に浸漬して前記メラミン樹脂発泡体に加水することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  17. 水蒸気を前記メラミン樹脂発泡体に供給し、該水蒸気により前記メラミン樹脂発泡体に加水することを特徴とする請求項11に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  18. 実質的に密閉した水蒸気供給領域に複数のメラミン樹脂発泡体の加工片を収容し、前記水蒸気供給領域に100℃以上の水蒸気を供給し、該水蒸気を前記加工片に浸透させることを特徴とする請求項17に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  19. 前記加熱・圧縮工程における前記メラミン樹脂発泡体の圧縮比(R/W) を1/2以下の圧縮比に設定したことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  20. 前記加熱・圧縮工程における前記メラミン樹脂発泡体の加熱温度を150℃〜200℃の範囲内の温度に設定したことを特徴とする請求項11乃至19のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  21. 前記水蒸気は、150℃〜200℃の範囲内の温度を有する飽和水蒸気であることを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載のメラミン樹脂発泡体の成形方法。
  22. 請求項11乃至21のいずれか1項に記載の成形方法により製造されたメラミン樹脂発泡体の清掃用品。
  23. 請求項11乃至21のいずれか1項に記載の成形方法により製造されたメラミン樹脂発泡体の研磨材料。
  24. 請求項11乃至21のいずれか1項に記載の成形方法により製造されたメラミン樹脂発泡体の断熱材料。
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