JP2004210671A - 毛髪洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】(A)硫酸残基を有するアニオン界面活性剤、(B)有機カルボン酸又はその塩、(C)示差走査熱量計による融点が50℃以上で長径0.1〜50μmの水不溶性板状粉体及び(D)カチオン性ポリマーを含有し、水で20重量倍に希釈したときの25℃におけるpHが1〜5である毛髪洗浄剤。
【効果】洗髪時のきしみ感がなく、滑らかで、すすぎ時の指通りに優れ、しかも高温での長期保存安定性にも優れる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触で、すすぎ時の指通りに優れ、しかも長期保存安定性にも優れる低pHの毛髪洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘアリンス、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤においては、毛髪にツヤや柔軟性を付与することを目的として、系のpHを低くすることが行われている。しかし、毛髪洗浄剤では通常ツヤや柔軟性の付与は目的とされないため、毛髪洗浄剤のpHを低くすることは試みられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、毛髪洗浄剤に上記のようなツヤ、柔軟性を付与する機能を持たせるべく、有機酸を用いた低pHの毛髪洗浄剤について研究を行った。しかし、低pH領域では、洗髪時にはきしみ感があり、滑らかさに欠け、すすぎ時には指通りが悪いという問題がある。また、高温での安定性に劣るという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、上記問題を解決し、洗浄時、すすぎ時の感触に優れるとともに、長期保存安定性にも優れる酸性系の毛髪洗浄剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、酸性系の毛髪洗浄剤において、特定の板状粉体とカチオン性ポリマーを併用すれば、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかで、すすぎ時の指通りに優れ、しかも高温で長期保存した場合にも優れた安定性を示すことを見出した。
【0006】
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(D)
(A) 硫酸残基を有するアニオン界面活性剤
(B) 有機カルボン酸又はその塩
(C) 示差走査熱量計による融点が50℃以上で、長径0.1〜50μmの水不溶性板状粉体
(D) カチオン性ポリマーを含有し、水で20重量倍に希釈したときの25℃におけるpHが1〜5である毛髪洗浄剤を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
〔(A) 硫酸残基を有するアニオン界面活性剤〕
成分(A)の硫酸系アニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等が挙げられ、特に次の一般式(1)又は(2)で表されるものが好ましい。
【0008】
O(CHCHO)SOM (1)
OSOM (2)
【0009】
〔式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、Rは炭素数10〜18のアルキル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を示し、mは重量平均で1〜5の数を示す。〕
【0010】
これら成分(A)の硫酸系アニオン界面活性剤は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、泡だち、使用時の液性、洗浄性の点から、全組成中の1〜50重量%が好ましく、更には8〜30重量%、特に10〜22重量%が好ましい。
【0011】
〔(B) 有機カルボン酸又はその塩〕
成分(B)の有機カルボン酸としては、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸等が挙げられ、このうちジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸が好ましい。ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等が挙げられ、ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、オキシ酪酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。なかでもα−ヒドロキシカルボン酸、特に乳酸、リンゴ酸が好ましい。有機カルボン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
【0012】
これら成分(B)の有機カルボン酸又はその塩は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、毛髪のつや向上、まとまりといった毛髪の仕上がり感の向上の点から、遊離酸換算で、全組成中の0.05〜10重量%が好ましく、更には0.1〜5重量%、特に0.5〜1重量%が好ましい。
【0013】
〔(C) 水不溶性板状粉体〕
成分(C)の水不溶性板状粉体としては、例えば次の(c1)〜(c4)
(c1)無機粉体
(c2)ポリマー粉体
(c3)炭素数18〜22のアルキル基を有する高級アルコール、ジアルキルエーテル、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリコールジアルキルエーテル若しくは脂肪酸モノエタノールアミド又は炭素数18〜22のアシル基を有するアシル化βアラニンからなる有機粉体
(c4)貝殻又は魚鱗箔が挙げられる。より具体的には、(c1)の無機粉体としては、雲母、ガラス、金属片等の薄片状の粉体、及びこれらに二酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ等の金属酸化物の1種以上を均一に被覆したものが挙げられる。このような被覆粉体としては、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、二酸化チタン酸化スズ被覆雲母、二酸化チタン被覆ガラス等が挙げられる。(c2)のポリマー粉体としては、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル等が挙げられる。(c3)の有機粉体における炭素数18〜22のアルキル基としては、ステアリル基、ベヘニル基が、炭素数18〜22のアシル基としては、ステアロイル基が好ましい。これら成分(C)の水不溶性板状粉体のなかでも、(c3)の有機粉体が好ましく、特に、ジステアリルエーテル、ベヘニルアルコール、ステアロイルβアラニンが好ましい。
【0014】
これら水不溶性板状粉体は、使用感の向上効果の点から、粒子の長径が0.1〜50μmであるものが使用されるが、粒子の長径が3〜50μm、特に5〜15μmが好ましい。なお、この長径は、光学顕微鏡又は走査型電子顕微鏡での観察により測定することができる。これら板状粉体の厚さは、1μm以下、特に0.5μm以下が好ましい。また、これらの粉体の示差走査熱量計(DSC)による融点は、安定性の点から、50℃以上、更には55℃以上であることが好ましい。
【0015】
これら成分(C)の水不溶性板状粉体は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、外観の向上の点から、全組成中の0.5〜10重量%が好ましく、更には1〜5重量%、特に1〜3重量%が好ましい。
【0016】
〔(D) カチオン性ポリマー〕
成分(D)のカチオン性ポリマーとしては、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル四級アンモニウム塩のホモポリマー、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、四級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(米国サンドス社,カルタレチン)、特開昭53−139734号公報、特開昭60−36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられ、特にカチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体が好ましい。
【0017】
これら成分(D)の水不溶性板状粉体は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、濯ぎ時のなめらかさ、毛髪乾燥後のまとまりやすさの点から、全組成中の0.05〜5重量%が好ましく、更には0.1〜3重量%、特に0.3〜1重量%が好ましい。
【0018】
〔コンディショニング成分〕
本発明の毛髪洗浄剤には、更に成分(E)として、カチオン界面活性剤、シリコーン類及び油剤から選ばれるコンディショニング成分を含有させることができる。
【0019】
カチオン界面活性剤としては、例えば次の一般式(3)で表される第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0020】
【化1】
Figure 2004210671
【0021】
〔式中、R及びRは各々独立して水素原子、炭素数1〜28のアルキル基又はベンジル基を示すが、同時に水素原子又はベンジル基となる場合を除く。Xはアニオンを示す。〕
【0022】
で表されるものが好ましい。ここでR及びRは、その一方が炭素数16〜24、特に22のアルキル基、とりわけ直鎖アルキル基であるのが好ましく、また他方は炭素数1〜3の低級アルキル基、特にメチル基であるのが好ましい。アニオンXとしては、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;エチル硫酸イオン、炭酸メチルイオン等の有機アニオン等が挙げられ、ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンが好ましい。
【0023】
カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられ、特に塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。また、カチオン界面活性剤は、三級アミンと後述の有機酸を配合することにより形成されるものであってもよい。
【0024】
カチオン界面活性剤は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成中の0.1〜7重量%が好ましく、更には0.2〜3重量%、特に0.3〜1重量%が好ましい。
【0025】
シリコーン類としては、例えば以下に示すものが挙げられる。
【0026】
(1) ジメチルポリシロキサン
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
(Me)SiO−[(Me)SiO]−Si(Me)
【0027】
〔式中、Meはメチル基を示し、dは3〜20000の数を示す。〕
【0028】
(2) アミノ変性シリコーン
各種のアミノ変性シリコーンが使用できるが、特に平均分子量が約3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国,CosmeticIngredient Dictionary)第3版中に記載されているものが好ましい。このアミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いるのが好ましく、市販品としては、SM8704C(東レ・ダウコ−ニング・シリコーン社)、DC 929(ダウコーニング社)等が挙げられる。
【0029】
(3) その他のシリコーン類
上記以外に、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
【0030】
これらのシリコーン類は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成中の0.01〜20重量%が好ましく、更には0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。
【0031】
油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、流動バラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オゾーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、プロピレングリコール、グリセリン等のアルコール類;ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳化セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、べヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらの中で、スクワレン、スクワラン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー等の分岐炭化水素類が特に好ましい。
【0032】
これらの油剤は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成中の0.01〜50重量%、特に0.1〜20重量%が好ましい。
【0033】
〔その他の成分ほか〕
本発明の毛髪洗浄剤には、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤を適宜含有させることができる。
【0034】
両性界面活性剤としては、酢酸ベタイン系、アミド酢酸ベタイン系、スルホベタイン系、アミドスルホベタイン系、ホスホベタイン系、アルキルアミンオキサイド、アミドアミンオキサイド等が挙げられる。このうち、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドプロピルベタインが好ましい。
【0035】
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル系、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル系、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル系、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル系、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、モノグリセライド系、ソルビタン脂肪酸エステル系、脂肪酸モノエタノールアミド系、脂肪酸ジエタノールアミド系、アルキルポリグリコシド等が挙げられる。
【0036】
これら界面活性剤は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、泡立ち、使用時の液性、洗浄性の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の10〜50重量%が好ましく、更には10〜30重量%、特に10〜20重量%が好ましい。
【0037】
本発明の毛髪洗浄剤には、感触及び洗髪後のツヤ感の向上のため、更に芳香族アルコールを含有させてもよい。芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール等が挙げられ、特にベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノールが好ましい。
【0038】
芳香族アルコールは2種以上を併用してもよく、またその含有量は、全組成中の0.01〜20重量%が好ましく、更には0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。
【0039】
本発明の毛髪洗浄剤は、毛髪に対するツヤ、柔軟性、まとまり性の付与のため、水で20重量倍に希釈したときの25℃におけるpHが1〜5とされるが、pH3〜4であるのが好ましい。pHの調整には、成分(B)の有機カルボン酸のほか、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が使用される
【0040】
本発明の毛髪洗浄剤には、上記成分のほか、通常の毛髪洗浄剤に用いられる成分を目的に応じて適宜配合できる。このような成分としては、例えば抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤防腐剤;キレート剤;プロピレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、エタノール、粘土鉱物、無機塩等の粘度調整剤;植物エキス類;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーデイエンツ(ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS))に記載されている成分等が挙げられる。
【0041】
【実施例】
以下の実施例及び比較例において、粉体の融点は示差走査熱量計(DSC)を用いて測定し、また粉体の長径は光学顕微鏡での観察により測定した。
【0042】
実施例1〜3及び比較例1
表1に示す組成のシャンプーを調製し、その使用感と保存安定性を下記基準に従って評価した。
【0043】
・使用感(洗髪時のきしみ感のなさ、洗髪時の滑らかさ、すすぎ時の指通り)
髪を十分に濡らした後、シャンプー組成物5g又は10g(セミロングは5g、ロングは10g)をとり、洗髪を行い、良くすすいだ。このときの使用感について、専用パネラー5名により、下記基準に従って5段階の官能評価を行い、その平均値を算出した。
【0044】
(評価基準)
5:良い
4:やや良い
3:どちらともいえない
2:あまり良くない
1:良くない
【0045】
・安定性
毛髪化粧料を、50℃で1ヵ月保存したときの外観の変化を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:変化なし
△:わずかにクリーミングが見られる
×:完全に分離
【0046】
【表1】
Figure 2004210671
【0047】
実施例4
Figure 2004210671
【0048】
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpH3.7)は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触を有し、すすぎ時の指通りに優れていた。また、50℃、1ヵ月の保存後においても外観の変化はなく、安定性にも優れていた。
【0049】
実施例5
Figure 2004210671
【0050】
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpH3.7)は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触を有し、すすぎ時の指通りに優れていた。また、50℃、1ヵ月の保存後においても外観の変化はなく、安定性にも優れていた。
【0051】
実施例6
Figure 2004210671
【0052】
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpH3.5)は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触を有し、すすぎ時の指通りに優れていた。また、50℃、1ヵ月の保存後においても外観の変化はなく、安定性にも優れていた。
【0053】
実施例7
Figure 2004210671
【0054】
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpH3.7)は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触を有し、すすぎ時の指通りに優れていた。また、50℃、1ヵ月の保存後においても外観の変化はなく、安定性にも優れていた。
【0055】
実施例8
Figure 2004210671
【0056】
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpH3.7)は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触を有し、すすぎ時の指通りに優れていた。また、50℃、1ヵ月の保存後においても外観の変化はなく、安定性にも優れていた。
【0057】
実施例9
Figure 2004210671
【0058】
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpH3.7)は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかな感触を有し、すすぎ時の指通りに優れていた。また、50℃、1ヵ月の保存後においても外観の変化はなく、安定性にも優れていた。
【0059】
【発明の効果】
本発明のシャンプー組成物は、洗髪時のきしみ感がなく、滑らかで、すすぎ時の指通りに優れ、しかも高温での長期保存安定性にも優れる。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)〜(D)
    (A) 硫酸残基を有するアニオン界面活性剤
    (B) 有機カルボン酸又はその塩
    (C) 示差走査熱量計による融点が50℃以上で、長径0.1〜50μmの水不溶性板状粉体
    (D) カチオン性ポリマーを含有し、水で20重量倍に希釈したときの25℃におけるpHが1〜5である毛髪洗浄剤。
  2. 更に、成分(E)として、カチオン界面活性剤、シリコーン類及び油剤から選ばれるコンディショニング成分を含有するものである請求項1記載の毛髪洗浄剤。
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