JP2004208057A - 再生システム、サーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置、通信方法 - Google Patents
再生システム、サーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置、通信方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】どのようなデータ形式であっても再生装置で再生できるようにすることである。
【解決手段】本発明に係る再生システム100の再生装置1は、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部によりデータ形式変換情報がサーバ2に送信される。サーバ2からデータ形式変換プログラムが受信されると、当該データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データが再生装置1で再生不可能なデータ形式から再生装置1で再生可能なデータ形式に変換され、再生される。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る再生システム100の再生装置1は、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部によりデータ形式変換情報がサーバ2に送信される。サーバ2からデータ形式変換プログラムが受信されると、当該データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データが再生装置1で再生不可能なデータ形式から再生装置1で再生可能なデータ形式に変換され、再生される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々異なる形式のデータを再生可能なデータフォーマットに変換して再生する再生システム、該再生システムで用いられるサーバ、再生装置、記録メディア、プログラム、記録装置及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、再生装置においては、装置の機種によって再生可能なデータの形式が異なる。そのため、取得したデータを所有している再生装置では再生できない場合があり、不便であった。そこで、特許文献1においては、シナリオデータを蓄積したシナリオサーバが端末装置からシナリオデータの送信要求を受信した際に、シナリオデータをメディア変換プロキシサーバにおいて端末装置で再生可能なデータ形式に変換してデータを送信する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−297495号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した技術においては、送信しようとするデータを受信側の装置の機種に応じたデータに変換して送信することができるので、受信側ではデータを再生することができる。しかしながら、再生装置で記録メディアに記録されているデータを再生する場合や、特許文献1に開示されているような技術をもたない送信元からデータを受信して再生する場合においては、依然としてデータの形式によっては再生できない場合があり、せっかく入手したデータが利用できないといった問題点があった。
【0005】
本発明の課題は、どのようなデータ形式であっても再生装置で再生できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信装置及び通信ネットワークを介して接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを再生可能なデータ形式に変換する変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する要求手段と、前記変換プログラムに従って前記記録データのデータ形式を当該再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、を備え、
前記サーバは、前記再生装置からの要求情報に応じて前記再生不可能な記録データに適合する前記変換プログラムを前記再生装置に提供する提供手段を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報を含み、
前記サーバは、各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報を含むことを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記記録メディアの記録データは、該記録データのデータ形式を規定するデータフォーマット部と記録データの内容を示す実情報部により構成され、
前記変換プログラムは、前記データフォーマット部を変換するためのプログラムであることを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記再生装置の要求手段は、前記サーバに該再生装置の利用者識別情報を前記要求情報と併せて送信し、
前記サーバは、前記再生装置から送信された利用者識別情報に基づいて、前記再生装置の利用者への前記変換プログラムの提供に対する課金を行う課金処理手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信装置及び通信ネットワークを介して接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データとともに再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する要求手段とを備え、
前記サーバは、前記再生装置からの変換要求情報に応じて前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、
前記変換された記録データを前記再生装置に提供する提供手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
前記サーバは、各種再生装置の機種情報とその再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式の情報であることを特徴としている。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の発明において、
前記記録メディアの記録データは、該記録データのデータ形式を規定するデータフォーマット部と記録データの内容を示す実情報部により構成され、
前記サーバの変換手段は、前記データフォーマット部を変換することを特徴としている。
【0015】
請求項10に記載の発明は、請求項6〜9の何れか一項に記載の発明において、
前記再生装置の要求手段は、前記サーバに該再生装置の利用者識別情報を前記変換要求情報と併せて送信し、
前記サーバは、前記再生装置から送信された利用者識別情報に基づいて、前記再生装置の利用者への前記変換後の記録データの提供に対する課金を行う課金処理手段を備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項11に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信ネットワークを介して接続された再生システムにおける通信方法であって、
前記再生装置において、再生不可能な前記記録データのデータ形式とこの記録データに応じた再生可能なデータ形式を示す情報又は前記記録データのデータ形式を示す情報と前記再生装置の機種情報を変換プログラム要求情報として前記サーバに送信する工程と、
前記サーバにおいて、前記再生装置からの変換プログラム要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換するための変換プログラムを前記再生装置に送信する工程と、
を含むことを特徴としている。
【0017】
請求項12に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信ネットワークを介して接続された再生システムにおける通信方法であって、
前記再生装置において、前記記録データと、前記再生装置の機種情報又は前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報とを変換要求情報として前記サーバに送信する工程と、
前記サーバにおいて、前記再生装置からの変換要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式のデータに変換して前記再生装置に送信する工程と、
を含むことを特徴としている。
【0018】
請求項13に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置と通信装置及び通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記再生装置から前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換プログラムの要求情報を受信し、該要求情報に応じて前記記録データに適合する変換プログラムを前記再生装置に提供する提供手段を備えたことを特徴としている。
【0019】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報を含み、
各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0020】
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0021】
請求項16に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置と通信装置及び通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記再生装置から前記記録データ及び前記再生装置で再生可能なデータ形式への変換要求情報を受信して、該変換要求情報に応じて前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、
前記変換された記録データを前記再生装置に提供する提供手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0022】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0023】
請求項18に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0024】
請求項19に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアの記録データを再生する再生装置において、
前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換するための変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する要求手段と、
前記サーバから送信された変換プログラムを受信して、該変換プログラムに従って前記記録データのデータ形式を当該再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段とを備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0026】
請求項21に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0027】
請求項22に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアの記録データを再生する再生装置において、
前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する要求手段とを備え、
前記サーバから変換後の記録データを前記通信装置により受信することを特徴としている。
【0028】
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0029】
請求項24に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0030】
請求項25に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアに記録されている記録データを再生する再生装置を制御するためのコンピュータに、前記記録メディアに記録されている記録データが再生可能であるか否かを判断する機能と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータに変換する変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する機能と、
前記サーバから送信された変換プログラムを受信して、該変換プログラムに従って前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
【0031】
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0032】
請求項27に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0033】
請求項28に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアに記録されている記録データを再生する再生装置を制御するためのコンピュータに、
前記記録データが再生可能であるか否かを判断する機能と、
前記判断の結果再生不可能な場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する機能と、
前記サーバから変換後の記録データを受信する機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
【0034】
請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0035】
請求項30に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0036】
請求項31に記載の発明の記録メディアは、
請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムを記録データとともに記録したことを特徴としている。
【0037】
請求項32に記載の発明は、請求項31に記載の発明において、
前記請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムは再生に用いる記録データの記録領域とは別の複数の領域に記録されていることを特徴としている。
【0038】
請求項33に記載の発明の記録装置は、
請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムを記録メディアに記録する記録部を備えたことを特徴としている。
【0039】
請求項34に記載の発明は、請求項1又は6に記載の発明において、
請求項33に記載の記録装置を備えたことを特徴としている。
【0040】
請求項35に記載の発明は、
記録メディアに記録された記録データを再生する再生装置において、
前記記録データのデータ形式を変換するための変換プログラムが記録された、前記記録メディアとは別体のデータ変換メモリが着脱自在に構成され、
前記記録データが再生可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記データ変換メモリから前記記録データのデータ形式に応じた変換プログラムを読み出して前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、を備えたことを特徴としている。
【0041】
請求項36に記載の発明は、
記録メディアに記録された記録データを再生する再生装置がインターフェースを介してデータ変換装置に接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが再生可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記データ変換装置に送信する要求手段とを備え、
前記データ変換装置は、前記再生装置からの変換要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、前記変換後の記録データを前記再生装置に提供する提供手段とを備えたことを特徴としている。
【0042】
請求項37に記載の発明は、請求項36に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
前記データ変換装置は、前記再生装置の機種情報と再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0043】
請求項38に記載の発明は、請求項36に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0044】
請求項1〜38に記載の発明によれば、再生装置で再生不可能な記録メディアの記録データを再生可能なデータ形式に変換するための再生システム、この再生システムで用いるサーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置を提供するので、再生装置において、どのようなデータ形式の記録データであっても再生することが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の第1〜8の実施の形態を説明する。
なお、第1〜8の各実施の形態において、本発明の請求項に記載の通信装置は、再生装置1の送受信部119及びサーバ2の送受信部214である。また、再生装置の判断手段、要求手段、変換手段は、再生装置1のCPU111と記憶部117に記憶されたプログラムや記録メディア3に記録されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。その具体的な例は各実施の形態において説明する。
【0046】
また、第1〜8の各実施の形態において、本発明の請求項に記載のサーバにおける提供手段、変換手段、課金処理手段は、サーバ2のCPU211と記憶部213に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。その具体的な例は各実施の形態において説明する。
【0047】
また、第1〜8の各実施の形態において、本発明の請求項に記載のデータ変換装置の変換手段、提供手段は、データ変換装置6のCPU611と記憶部613に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。その具体的な例は各実施の形態において説明する。
【0048】
〔第1の実施の形態〕
図1に、第1の実施の形態における再生システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、再生システム100は、記録メディア3が装着可能な再生装置1とサーバ2とがネットワークNを介して接続され、データの送受信が可能なように構成されている。なお、再生装置1、サーバ2の数は特に限定されない。
【0049】
再生装置1は、装着された記録メディア3に記録された画像データ、動画データ、音楽データ、文字データ等のデータを再生する装置であり、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、オーディオプレーヤー、ゲーム機等である。
【0050】
サーバ2は、データ形式を変換するためのプログラムを管理するサーバであり、ネットワークNを介して再生装置1からデータ形式変換情報、即ち変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を受信すると、変換前のデータ形式から変換後のデータ形式へ変換するためのデータ形式変換プログラムを読み出して、再生装置1に送信する。
【0051】
記録メディア3は、例えば、CD−R(CD-Recordable)、メモリカード等のデータの読出し、書込みが可能な記録媒体であり、再生するための各種データやそのデータ形式情報が記録されている。本実施の形態において、記録メディア3はCD−Rとして説明する。
【0052】
ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。但し、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみがアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。再生装置1、サーバ2間は有線接続であっても無線接続であってもよい。
【0053】
次に、図2を参照して再生装置1の内部構成について説明する。
図2に示すように、再生装置1は、CPU(Central Processing Unit)111、操作部112、表示部113、記録メディア読込部114、音声出力部115、RAM(Random Access Memory)116、記憶部117、バッファメモリ118、送受信部119により構成され、各部はバス120により接続されている。
【0054】
CPU111は、操作部112からのキー操作により、記憶部117に格納されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM116内のプログラム格納領域に展開し、展開したプログラムに従って再生装置1の各部の動作を集中制御して再生を行う。
【0055】
例えば、CPU111は、操作部112からの操作により、記録メディア読込部114の図示しないメディア装填部に装填された記録メディア3の再生が指示されると、後述する再生処理Aを実行し、記録メディア3に記録された記録データの読み込みを開始して当該記録データの再生が可能であるか否かを判断し、可能であると判断すると、記録データに基づいて表示部113又は/及び音声出力部115により再生を開始する。一方、当該記録データの再生が不可であると判断すると、記録データのデータ形式を取得し、送受信部119を介してサーバ2にデータ形式変換情報(変換前のデータ形式及び変換後のデータ形式の情報)を送信し、再生装置1で再生可能なデータ形式への変換プログラムの送信要求を行う。サーバ2からデータ形式変換プログラムを受信すると、CPU111は、受信した変換プログラムをRAM116に展開し、当該変換プログラムに従って記録メディア3に記録された記録データの形式変換を行い、変換後データに基づいて表示部113又は/及び音声出力部115により再生を行う。
【0056】
操作部112は、EJECTキー、パワーキー、再生キー、テンキー、SKIP UP/DOWNキー、停止キー、モード設定キー等の各種機能キー及び機能ボタンを備え、キー操作、ボタン操作による操作信号をCPU111へ出力する。
【0057】
表示部113は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、CPU111から入力される表示信号の指示に従って、記録メディア読込部114から読み込まれた画像データ、動画データや各種情報等を表示させる。
【0058】
記録メディア読込部114は、図示しないメディア装填部、光ピックアップ、DSP、スピンドルモータ、送りモータ等により構成され、CPU111から入力される制御信号により、メディア装填部に装填されたDVD、CD−R等の記録メディア上の記録データを読み込んでCPU111に出力する。
【0059】
音声出力部115は、D/A変換器、アンプ、スピーカ等により構成され、記録メディア読込部114から読み込まれた音声データ、音楽データをアナログ信号に変換して増幅し、外部に出力する。
【0060】
RAM116は、CPU111により実行制御される各種処理において、記憶部117から読み出された再生装置1上で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成する。
【0061】
記憶部117は、不揮発性の半導体メモリにより構成され、再生装置1に対応するシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する再生処理Aを始めとする各種処理プログラム、及び処理結果等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU111は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0062】
バッファメモリ118は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、サーバ2から受信したプログラムや、再生処理Aにより変換された変換後データを一時的に記憶する。
【0063】
送受信部119は、モデム、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してネットワークNに接続されたサーバ2を始めとする各装置との間でデータの送受信を行う。
【0064】
次に、図3を参照してサーバ2の内部構成について説明する。
図3に、管理サーバ2の構成例を示す。図3に示すように、管理サーバ2は、CPU211、RAM212、記録媒体213aを有する記憶部213、送受信部214等により構成され、記録媒体213aを除く各部は、バス215により接続されている。
【0065】
CPU211は、記憶部213に記憶されているシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU211は、読み出したシステムプログラムに従って、各種処理を実行する。
【0066】
例えば、CPU211は、送受信部214を介して再生装置1からデータ形式変換情報を受信すると、記録媒体213aのデータ形式変換プログラム格納部2131からデータ形式変換情報に応じたデータ形式変換プログラムを読み出して、送受信部214を介して再生装置1へ送信する。
【0067】
RAM212は、CPU211により実行制御される各種処理において、記憶部213から読み出された管理サーバ2で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0068】
記憶部213は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、サーバ2に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、記憶部213は、着脱自在に装着された記憶媒体213aを有し、この記憶媒体213aは、磁気的または光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU211は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0069】
本実施の形態において、記録媒体213aは、内部にデータ形式変換プログラム格納部2131を有して構成される。データ形式変換プログラム格納部2131には、例えばデータ形式1→データ形式2変換プログラム、データ形式1→データ形式3変換プログラムのように、変換が可能な各種データ形式間の変換プログラムが記憶されている。
【0070】
送受信部214は、モデム、TAやルータ等によって構成され、ネットワークNに接続された再生装置1を始めとする各装置とのデータの送受信を行う。
【0071】
次に、動作について説明する。
図4に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理A及び再生処理Aにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0072】
再生処理Aにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS1)、判断手段としてのステップS2において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS2;可)、通常の再生が開始される(ステップS3)。ステップS2において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS2;不可)、要求手段としてのステップS4及びステップS5において、記録データの形式情報(例えばデータ形式1とする)が取得され(ステップS4)、記録データの変換前データ形式及び変換後データ形式(再生装置1で再生可能なデータ形式、例えばデータ形式2とする。)の情報からなるデータ形式変換情報が要求情報として送受信部119によりサーバ2に送信され、サーバ2に対してデータ形式変換プログラム要求がなされる(ステップS5)。
【0073】
サーバ2において、送受信部214によりデータ形式変換情報が受信されると(ステップS6)、提供手段としてのステップS7及びS8において、データ形式変換プログラム格納部2131からデータ形式変換情報に応じたデータ形式変換プログラムが検索され(ステップS7)、送受信部214により再生装置1へ送信される(ステップS8)。
【0074】
再生装置1の送受信部119によりデータ形式変換プログラムが受信されると(ステップS9)、変換手段としてのステップS10において、当該データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換されバッファメモリ118に記憶される。そして、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS11)。
【0075】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換を行うことにより、記録データ全体を変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。従って、データ形式変換プログラムは、データフォーマット部を変換してデータ形式を変換するプログラムであることが望ましい。
【0076】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0077】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119によりデータ形式変換情報がサーバ2に送信される。サーバ2からデータ形式変換プログラムが受信されると、当該データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データが再生装置1で再生不可能なデータ形式1から再生装置1で再生可能なデータ形式2に変換され、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される。
【0078】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。
【0079】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態において、再生装置1の記憶部117には再生処理Bプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Bを実行する。
【0080】
また、サーバ2のCPU211は、再生装置1から記録データ形式情報及び再生装置機種情報を受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、図5に示す再生可能データ形式参照テーブル2132を参照して、再生装置1で再生可能なデータ形式への変換方式を決定し、データ変換方式に応じた変換プログラムをデータ形式変換プログラム格納部2131から読み出して再生装置1へ送信する。
【0081】
図6に、再生可能データ形式参照テーブル2132のデータ格納例を示す。図6に示すように、再生可能データ形式参照テーブル2132は、再生装置1の機種名を表すデータ(例えば、A社DVDプレーヤー、B社ゲーム機、C社DVDプレーヤー・・・)を格納する再生装置領域2132aと、再生装置1で再生可能なデータ形式のうちビデオデータの形式を表すデータ(例えば、DVDビデオ形式、PDF方式(静止画分割)・・・)を格納するビデオデータ領域2132bと、再生装置1で再生可能なデータ形式のうち画像(静止画)データの形式を表すデータ(例えば、DVDビデオ形式(動画変換)、PDF方式、・・・)を格納する画像データ領域2132cと、再生装置1で再生可能なデータ形式のうちオーディオデータの形式を表すデータ(例えば、MP3、DVDビデオ形式(MPEG2)、・・・)を格納するオーディオデータ領域2132dと、を有している。
【0082】
再生装置1のその他の構成、サーバ2のその他の構成及び再生システム100の構成は、上述した第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0083】
次に、動作について説明する。
図7に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理B及び再生処理Bにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0084】
再生処理Bにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS21)、判断手段としてのステップS22において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS22;可)、通常の再生が開始される(ステップS23)。ステップS22において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS22;不可)、要求手段としてのステップS24〜27において、記録データのデータ形式情報(例えばデータ形式1とする。)が取得され(ステップS24)、変換プログラムの要求情報として送受信部119によりサーバ2に送信される(ステップS25)。続いて再生装置1の機種情報が取得され(ステップS26)、要求情報としてサーバ2に送信される(ステップS27)。
【0085】
サーバ2においては、送受信部214により記録データ形式情報(ステップS28)、及び再生装置機種情報が受信されると(ステップS29)、提供手段としてのステップS30及び31において、再生可能データ形式参照テーブル2132が参照されることにより、再生装置1で再生可能なデータ形式が決定され(ステップS30)、記録データ形式から決定されたデータ形式への変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され、再生装置1へ送信される(ステップS31)。
【0086】
再生装置1の送受信部119によりデータ形式変換プログラムが受信されると(ステップS32)、変換手段としてのステップS33において、データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換されバッファメモリ118に記憶される(ステップS33)。そして、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS34)。
【0087】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換を行うことにより、記録データ全体を変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。従って、データ形式変換プログラムは、データフォーマット部を変換してデータ形式を変換するプログラムであることが望ましい。
【0088】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0089】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119により記録データ形式情報及び再生装置機種情報がサーバ2に送信される。サーバ2おいては再生可能データ形式参照テーブル2132が参照され、受信された再生装置機種情報に基づいて再生可能なデータ形式が決定され、記録データから再生可能なデータ形式への変換プログラムが再生装置1に送信される。再生装置1においてサーバ2からのデータ形式変換プログラムが受信されると、当該変換プログラムが実行され記録データが再生可能な記録データに変換され、再生される。
【0090】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。
【0091】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態において、再生装置1の記憶部117には再生処理Cプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Cを実行してデータ形式変換情報及び記録データをサーバ2に送信する。サーバ2から変換された記録データを受信すると、当該記録データを再生する。
【0092】
サーバ2のCPU211は、再生装置1からデータ形式変換情報及び記録データを受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、データ形式変換情報に基づいて記録データ形式を変換し、再生装置1へ送信する。
【0093】
再生装置1のその他の構成、サーバ2のその他の構成及び再生システム100の構成は、上述した第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0094】
次に、動作について説明する。
図8に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理C及び再生処理Cにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0095】
再生処理Cにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS41)、判断手段としてのステップS42において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS42;可)、通常の再生が開始される(ステップS43)。ステップS42において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS42;不可)、要求手段としてのステップS44及び45において、送受信部119により再生装置1で再生可能なデータ形式(例えば、データ形式2とする。)の情報であるデータ形式変換情報が変換要求情報としてサーバ2に送信されるとともに(ステップS44)、記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがサーバ2に送信される(ステップS45)。
【0096】
サーバ2の送受信部214により、再生装置1からデータ形式変換情報(ステップS46)及び記録データが受信されると(ステップS47)、変換手段としてのステップS48〜50において、記録データのデータ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS48)、データ形式変換情報及び記録データのデータ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され(ステップS49)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS50)。そして、提供手段としてのステップS51において、変換後の記録データは、送受信部214を介して再生装置1に送信される。
【0097】
再生装置1の送受信部119により変換後記録データが受信されると(ステップS52)、バッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS53)。
【0098】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換や送受信を行うことにより、記録データ全体を変換したり送受信したりする場合に比べて処理負荷を低減することができる。
【0099】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0100】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119によりデータ形式変換情報及び記録データがサーバ2に送信される。サーバ2においては記録データが再生可能なデータ形式に変換され、再生装置1に送信される。再生装置1においてサーバ2からの再生可能な記録データが受信されると、当該記録データが再生される。
【0101】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。また、サーバ2で記録データ形式を変換するので、再生装置1の負荷を削減することができる。
【0102】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態において、再生装置1の記憶部117には再生処理Dプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Dを実行して再生装置機種情報及び記録データをサーバ2に送信する。サーバ2から変換された記録データを受信すると、当該記録データを再生する。
【0103】
サーバ2のCPU211は、再生装置1から再生装置機種情報及び記録データを受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、データ形式変換情報に基づいて記録データ形式を変換し、再生装置1へ送信する。
【0104】
再生装置1のその他の構成、サーバ2のその他の構成及び再生システム100の構成は、上述した第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0105】
次に、動作について説明する。
図9に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理D及び再生処理Dにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0106】
再生処理Dにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS61)、判断手段としてのステップS62において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS62;可)、通常の再生が開始される(ステップS63)。ステップS62において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS62;不可)、要求手段としてのステップS64〜66において、再生装置機種情報が変換要求情報として取得され(ステップS64)、送受信部119によりがサーバ2に送信されるとともに(ステップS65)、記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがサーバ2に送信される(ステップS66)。
【0107】
サーバ2の送受信部214により、再生装置1からの再生装置機種情報(ステップS67)及び記録データをが受信されると(ステップS68)、変換手段としてのステップS69〜72において、記録データの記録データ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS69)、再生可能データ形式参照テーブル2132が参照されて、再生装置1で再生可能なデータ形式が決定され(ステップS70)、再生可能なデータ形式及び記録データ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され(ステップS71)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS72)。そして、提供手段としてのステップS73において、変換後の記録データは送受信部214を介して再生装置1に送信される(ステップS73)。
【0108】
再生装置1の送受信部119により変換後記録データが受信されると(ステップS74)、バッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS75)。
【0109】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換や送受信を行うことにより、記録データ全体を変換したり送受信したりする場合に比べて処理負荷を低減することができる。
【0110】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0111】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119により再生装置機種情報及び記録データがサーバ2に送信される。サーバ2においては記録データが再生可能なデータ形式に変換され、再生装置1に送信される。再生装置1においてサーバ2からの再生可能な記録データが受信されると、当該記録データが再生される。
【0112】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。また、サーバ2で記録データ形式を変換するので、再生装置1の負荷を削減することができる。
【0113】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
本第5の実施の形態において、図10に示すように、記録メディア3は記録データ、接続先サーバ情報、変換用プログラムが記録されている。
【0114】
また、再生装置1の記憶部117には再生処理Eプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Eを実行する。即ち、CPU111は、操作部112からの再生指示があると、記録メディア読込部114により記録メディア3の読み込みを開始し、記録メディア3内の変換用プログラムを起動し、当該プログラムに従ってサーバ2にアクセスして記録データを再生可能なデータ形式に変換し、変換された記録データを再生する。
【0115】
再生装置1のその他の構成、サーバ2及び再生システム100の構成は、上述した第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0116】
次に、動作について説明する。
図11に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理E及び再生処理Eにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0117】
再生処理Eにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始され(ステップS81)、記録メディア内の変換用プログラムが起動される(ステップS82)。そして、当該変換用プログラムに従って変換処理が実行され(ステップS83)、バッファメモリ118に記憶された変換後記録データが再生される(ステップS84)。
【0118】
変換処理のステップS101において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS101;可)、通常の再生が開始される(ステップS102)。当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS102;不可)、記録メディア3に記録されている接続先サーバ情報(例えば、接続先URL情報)(ステップS103)、及び記録データの形式情報(例えばデータ形式1とする)が取得され(ステップS104)、記録データの変換前データ形式及び変換後データ形式(再生装置1で再生可能なデータ形式、例えばデータ形式2とする。)の情報からなるデータ形式変換情報が送受信部119によりサーバ2に送信され、サーバ2に対してデータ形式変換プログラム要求がなされる(ステップS105)。
【0119】
サーバ2の送受信部214によりデータ形式変換情報が受信されると(ステップS106)、CPU211の制御によりデータ形式変換プログラム格納部2131からデータ形式変換情報に応じたデータ形式変換プログラムが検索され(ステップS107)、送受信部214により再生装置1へ送信される(ステップS108)。
【0120】
再生装置1の送受信部119によりデータ形式変換プログラムが受信されると(ステップS109)、データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換されバッファメモリ118に記憶される(ステップS110)。
【0121】
上述した記録メディア3の変換用プログラムの内容は、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第1の実施の形態において説明した再生処理AのステップS4〜S10が実行されるように記述されている。この変換用プログラムの記述内容を変更することで、記録メディア3を装填した再生装置1は異なる変換処理を実行することができる。
【0122】
即ち、サーバ2が第2の実施の形態における構成を備えるとき、変換用プログラムの内容が、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第2の実施の形態において説明した再生処理BのステップS24〜S33が実行されるように記述されることにより、記録データ形式と再生装置機種情報をサーバ2に送信し、サーバ2から受信された変換プログラムに従って記録データを変換する方法を再生装置1で実現することができる。
【0123】
また、サーバ2が第3の実施の形態における構成を備えるとき、変換用プログラムの内容が、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第3の実施の形態において説明した再生処理CのステップS44〜S52が実行されるように記述されることにより、データ形式変換情報及び記録データをサーバ2に送信し、サーバ2から変換後記録データを受信する方法を実現することができる。
【0124】
また、サーバ2が第4の実施の形態における構成を備えるとき、変換用プログラムの内容が、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第4の実施の形態において説明した再生処理DのステップS64〜S74が実行されるように記述されることにより、再生装置機種情報及び記録データをサーバ2に送信し、サーバ2から変換後記録データを受信する方法を実現することができる。
【0125】
また、再生装置1としては、上述したようにDVDプレーヤ、ゲーム機、PC、オーディオプレーヤー等、様々な機種が適用可能であるが、再生装置1の種類によって、或いは再生装置1で使用されるOS(Operating System)の種類に応じて記録メディア読込部114による記録メディア3の最初の読み込み領域が異なる。そのため、記録メディア3の、記録データ領域とは別の複数の領域に変換用プログラムを記録しておくようにすることが好ましい。このようにすると、複数の種類の再生装置1で、記録メディア3の再生装置1への装填を受けて自動で変換用プログラムを実行することが可能となり、手動操作などで変換用プログラムを実行する手間を不要にすることができる。また、接続先サーバ情報は、記録データに対しタグ情報のような形で添付するようにしてもよいし、変換用プログラムに埋め込むようにしてもよい。
【0126】
また、市販されている一般的な記録メディアには、上記変換用プログラムが記録されていないため、図12に示すように、変換用プログラムを記録メディア3に記録するための記録装置4が再生システム100に備えられていることが好ましい。記録装置4は、記録メディア3へのデータ記録機能を備えており、キオスク端末のように、街角等に誰でも利用可能に設置されていることが望ましく、この記録装置4により、市販の記録メディアであっても、本実施の形態における再生システム100で利用可能となる。
【0127】
図13に、記録装置4の構成例を示す。図13に示すように、記録装置4は、CPU411、入力部412、表示部413、記録部414、RAM415、記憶部416、金銭管理部417等により構成され、各部はバス418により接続されている。
【0128】
CPU411は、記憶部416に記憶されているシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU411は、読み出したシステムプログラムに従って、各種処理を実行する。
【0129】
入力部412は、文字/英数字入力キー、カーソルキー及び各種機能キーを備えて構成され、押下操作されたキーの押下信号を入力信号としてCPU411へ出力する。若しくは、入力部412は、表示部413の表示画面を覆う透明なシートパネルに、指又は専用のスタイラスぺンで触れることにより入力される位置情報を入力信号としてCPU411に出力する、タッチパネルにより構成される。
【0130】
表示部413は、LCDやCRT等により構成され、CPU411から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に画像の表示を行う。
【0131】
記録部414は、図示しないメモリスロット、メディア装填部、光ピックアップ、DSP、スピンドルモータ、送りモータ、ヘッドドライバ、記録ヘッド等により構成され、CPU411から入力される制御信号に応じた磁場を記録メディアに印加して、メモリスロットに装着されたメモリから読み出されたデータや記憶部416から読み出された変換用プログラム4161等のデータを記録する。
【0132】
RAM415は、CPU411により実行制御される各種処理において、記憶部416から読み出された記録装置4で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0133】
記憶部416は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、記録装置4に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。本実施の形態において、記憶部416は、サーバ2との通信手順を含むデータ形式変換のための変換用プログラム4161を記憶している。
【0134】
金銭管理部417は、図示しない金銭投入部、金銭識別部、金銭収納部、金銭出力部等を備えており、投入された硬貨や紙幣を識別して管理し、識別信号をCPU411に出力する。
【0135】
次に、動作について説明する。
図14に、CPU411の制御により実行される変換用プログラム記録処理の一例を示す。
【0136】
金銭が投入され(ステップS201;YES)、入力部412から変換用プログラムの記録が指示されると(ステップS202;YES)、金銭管理部417からの識別信号に基づいて正規の金額が投入されたか否かが判断される(ステップS203)。正規の金額が投入されていない場合は(ステップS203;NO)、金額の投入を促す表示が表示部413に表示され(ステップS204)、投入されている場合は(ステップS203;YES)、処理はステップS205に移行し、メディア装填部に記録メディア3が装填されているか否かが判断される。記録メディア3が装填されていない場合は(ステップS205;NO)、記録メディア3の装填を指示する表示が表示部413に表示され(ステップS206)、装填されている場合は、ステップS207に移行する。
【0137】
ステップS207においては、記憶部416から変換用プログラム4161がRAM415に読み出され、記録部414により記録メディア3に記録される(ステップS208)。
【0138】
なお、再生装置1としては、上述したようにDVDプレーヤ、ゲーム機、PC、オーディオプレーヤー等、様々な機種が適用可能であるが、再生装置1の種類によって、或いは再生装置1で使用されるOS(Operating System)の種類に応じて記録メディア読込部114による記録メディア3の最初の読み込み領域が異なる。そのため、記録部414は、記録メディア3の、記録データ領域とは別の複数の領域に変換用プログラム4161を記録することが好ましい。このようにすると、複数の種類の再生装置1で、記録メディア3の再生装置1への装填を受けて自動で変換用プログラム4161を実行することが可能となり、手動操作などで変換用プログラム4161を実行する手間を不要にすることができる。
【0139】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
本第6の実施の形態は、図1に示す再生システム100における課金システムであり、再生装置1はサーバ2に予め利用者情報(例えば、氏名、年齢、住所、クレジットカードno等)を送信してサーバ2に利用者登録を行い、サーバ2から利用者識別情報としての利用者IDを取得している。サーバ2は、図15(a)に示す、利用者IDと利用者情報を対応付けて記憶する利用者DB2133及び図15(b)に示す、利用者毎の課金データを利用者IDに対応付けて記憶する課金ファイル2134を記録媒体213aに格納している。
【0140】
また、再生装置1の記憶部117には再生処理C2プログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理C2を実行して利用者ID、データ形式変換情報、記録データをサーバ2に送信する。サーバ2から変換された記録データを受信すると、当該記録データを再生する。
【0141】
サーバ2のCPU211は、再生装置1から利用者IDを受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、認証を行い、更にデータ形式変換情報、記録データを受信すると、データ形式変換情報に応じた変換プログラムをデータ形式変換プログラム格納部2131から検索し、当該プログラムに従って記録データを変換して再生装置1へ送信し、再生装置1の利用者に対する課金を実行する。
【0142】
再生装置1のその他の構成、サーバ2及び再生システム100の構成は、上述した第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0143】
図16に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理C2及び再生処理C2において再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0144】
記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS121)、判断手段としてのステップS122において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS122;可)、通常の再生が開始される(ステップS123)。ステップS122において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS122;不可)、要求手段としてのステップS124、126、127が実行される。
【0145】
即ち、サーバ2に対して送受信部119により利用者IDが送信されると(ステップS124)、サーバ2において、送受信部214により利用者IDが受信されると、利用者IDの認証が行われる(ステップS125)。サーバ2により利用者IDが認証されると、再生装置1において、送受信部119により再生装置1で再生可能なデータ形式(例えば、データ形式2とする。)の情報であるデータ形式変換情報が変換要求情報としてサーバ2に送信される(ステップS126)。続いて記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがサーバ2に送信される(ステップS127)。
【0146】
サーバ2の送受信部214により、再生装置1からデータ形式変換情報(ステップS128)及び記録データが受信されると(ステップS129)、変換手段としてのステップS130〜132において、記録データの記録データ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS130)、データ形式変換情報及び記録データ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され(ステップS131)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS132)。提供手段としてのステップS133において、変換後の記録データは送受信部214を介して再生装置1に送信される(ステップS133)。そして、課金処理手段としてのステップS134において、利用者IDに対しての課金処理が実行され、課金データが課金ファイル2134に記憶される(ステップS134)。
【0147】
再生装置1の送受信部119により変換後記録データが受信されると(ステップS135)、変換後記録データはバッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS136)。
【0148】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119により利用者ID、データ形式変換情報及び記録データがサーバ2に送信される。サーバ2においては利用者IDの認証が行われ、記録データがデータ形式変換情報に基づいて変換され、変換後記録データが送受信部214により再生装置1へ送信されるとともに、当該利用者IDに対しての課金処理が実行される。再生装置1においては、変換後記録データが受信されると、変換後記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される。
【0149】
従って、サーバ2におけるデータ形式変換サービスを受けた利用者に対して課金を行うことができ、データ形式変換サービスをビジネスとして展開できるようになる。
【0150】
なお、上記第6の実施の形態においては、第3の実施の形態の構成の再生システム100において再生装置1の利用者に対して課金を行う課金システムとして説明したが、上述した第1〜5の実施の形態の再生システム100についても、再生装置1の利用者に対して課金を行う課金システムとして適用することができる。いずれの実施の形態においても、再生装置1はサーバ2に予め利用者情報(例えば、氏名、年齢、住所、クレジットカードno等)を送信してサーバ2に利用者登録を行い、サーバ2から利用者IDを取得している。サーバ2は、図15(a)に示す、利用者IDと利用者情報を対応付けて記憶する利用者DB2133及び図15(b)に示す、利用者毎の課金データを利用者IDに対応付けて記憶する課金ファイル2134を記録媒体213aに格納している。そして、サーバ2と通信を開始する際には、再生装置1から利用者IDがサーバ2に対して送信され、サーバ2から変換プログラム又は変換後記録データが送信される際には、利用者IDに対する課金が行われ、課金データが課金ファイル2134に保存される。
【0151】
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
図17に示すように、本第7の実施の形態における再生システム200は、再生装置1、記録メディア3、データ変換メモリ5により構成されている。
【0152】
再生装置1は、図18に示すように、図2で説明した構成にメモリI/F121を追加した構成となっている。メモリI/F121は、データ変換メモリ5とデータの入出力を行うためのI/Fである。また、記憶部117には、再生処理Fプログラムが記憶されている。なお、送受信部119は必ずしも必要な構成ではない。
【0153】
データ変換メモリ5は、フラッシュメモリ、CD−ROM等の不揮発性メモリであり、各種変換前の記録データと変換後データに対応する各種データ形式変換プログラムが格納されている。
【0154】
次に、動作について説明する。
図19に、データ変換メモリ5が再生装置1に装着された状態で記録メディア3の再生が指示された際にCPU111により実行される再生処理Fの一例を示す。
【0155】
再生処理Fにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS141)、判断手段としてのステップS142において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS142;可)、通常の再生が開始される(ステップS143)。ステップS142において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS142;不可)、変換手段としてのステップS144及び145において、メモリI/F121を介して、データ変換メモリ5に記録されているデータ形式変換プログラムの中から、当該記録データを再生装置1で再生可能なデータ形式に変換するためのプログラムが選択され、RAM116に読み出され(ステップS144)、読み出されたデータ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データが再生可能なデータ形式に変換されバッファメモリ118に記憶される(ステップS145)。そして、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS146)。
【0156】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換を行うことにより、記録データ全体を変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。従って、データ形式変換プログラムは、データフォーマット部を変換してデータ形式を変換するプログラムであることが望ましい。
【0157】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、データ変換メモリ5から当該記録データを再生可能なデータ形式に変換するためのデータ形式変換プログラムが選択されてRAM116に読み出される。そして、読み出されたデータ形式変換プログラムに従って、記録データが再生可能なデータ形式に変換され、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される。
【0158】
従って、データ変換メモリ4を装着することにより、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。
【0159】
〔第8の実施の形態〕
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。
図20に示すように、本第8の実施の形態における再生システム300は、再生装置1、記録メディア3、データ変換装置6により構成されている。再生装置1は、データ通信ケーブルLを介してデータ変換装置6に接続されている。
【0160】
再生装置1は、図18で説明した構成に対して、メモリI/F121ではなくUSB等のデータ通信ケーブルを接続するためのI/F122を備えた構成となっている。また、記憶部117には再生処理Gプログラムが格納されており、CPU111は、これを読み出して後述する再生処理Gを実行する。
【0161】
データ変換装置6は、図21に示すように、CPU611、RAM612、記憶部613、I/F614を備えて構成され、各部はバス615により接続されている。
【0162】
CPU611は、記憶部613に記憶されているシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU611は、読み出したシステムプログラムに従って、各種処理を実行する。
【0163】
RAM612は、CPU611により実行制御される各種処理において、記憶部613から読み出された管理サーバ2で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0164】
記憶部613は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、データ変換装置6に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0165】
本実施の形態において、記憶部613は、内部にデータ形式変換プログラム格納部6131を有して構成される。データ形式変換プログラム格納部6131には、例えばデータ形式1→データ形式2変換プログラム、データ形式1→データ形式3変換プログラムのように、変換が可能な各種データ形式間の変換プログラムが記憶されている。
【0166】
I/F614は、USBケーブル等のデータ通信ケーブルを接続するためのインターフェースである。
【0167】
次に、動作について説明する。
図22に、データ通信ケーブル等を介してデータ変換装置6が再生装置1に接続された状態で記録メディア3の再生が指示された際にCPU111により実行される再生処理Gの一例を示す。
【0168】
記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS151)、判断手段としてのステップS152において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS152;可)、通常の再生が開始される(ステップS153)。ステップS152において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS152;不可)、要求手段としてのステップS154及び155において、I/F122を介して再生装置1で再生可能なデータ形式(例えば、データ形式2とする。)の情報であるデータ形式変換情報が変換要求情報としてデータ変換装置6に出力され(ステップS154)、記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがデータ変換装置6に出力される(ステップS155)。
【0169】
データ変換装置6において、I/F614を介して再生装置1からデータ形式変換情報(ステップS156)及び記録データが入力されると(ステップS157)、変換手段としてのステップS158〜160において、記録データの記録データ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS158)、データ形式変換情報及び記録データ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部6131より読み出され(ステップS159)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS160)。そして、提供手段としてのステップS161において、変換後の記録データはI/F614を介して再生装置1に出力される(ステップS161)。
【0170】
再生装置1のI/F122により変換後記録データが入力されると(ステップS162)、バッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS163)。
【0171】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみをデータ変換装置6へ出力し、ヘッダー部のみのデータ変換を行うことにより、記録データ全体をデータ変換装置6へ出力して変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。
【0172】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119によりデータ形式変換情報及び記録データがデータ変換装置6に出力される。データ変換装置6においては記録データが再生可能なデータ形式に変換され、再生装置1に送信される。再生装置1においてデータ変換装置6からの再生可能な記録データが受信されると、当該記録データが再生される。
【0173】
従って、再生装置1をデータ変換装置6に接続することで、どのようなデータ形式であっても再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。また、データ変換装置6で記録データ形式を変換するので、再生装置1の負荷を削減することができる。
【0174】
なお、本実施の形態においては、再生装置1からデータ形式変換情報をデータ変換装置6に出力し、これに基づいてデータ変換装置6が記録データを変換したが、これに限定されない。例えば、記憶部613が図6に示したのと同様の再生可能データ形式参照テーブルを有する構成とし、再生装置1から再生装置機種情報を出力し、データ変換装置6が再生可能データ形式参照テーブルを参照することにより再生装置1の機種に応じたデータ形式情報を取得し、これに応じたデータ変換プログラムを読み出して記録データの変換を行うようにしてもよい。また、記憶部613に記憶されているデータ形式変換プログラムを再生装置1に出力し、再生装置1で変換を行うようにしてもよい。
【0175】
以上、本発明の第1〜8の実施の形態について説明したが、これらの記述内容は、再生システム100〜300の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、記録メディアに記録されているデータを再生可能なデータ形式に変換することとして説明したが、インターネットSを介して配信されたデータの形式を変換するようにしてもよい。
【0176】
その他、再生システム100〜300を構成する各装置における細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0177】
【発明の効果】
請求項1〜38に記載の発明によれば、再生装置で再生不可能な記録メディアの記録データを再生可能なデータ形式に変換するための再生システム、この再生システムで用いるサーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置を提供するので、再生装置において、どのようなデータ形式の記録データであっても再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る再生システム100の全体構成を概念的に示す図である。
【図2】図1の再生装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図1のサーバ2の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】図2のCPU111により実行される再生処理A及び再生処理Aにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図5】本発明の第2、4の実施の形態における記録媒体213aのデータ格納例を示す図である。
【図6】図5の再生可能データ形式参照テーブル2132のデータ格納例を示す図である。
【図7】図2のCPU111により実行される再生処理B及び再生処理Bにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図8】図2のCPU111により実行される再生処理C及び再生処理Cにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図9】図2のCPU111の制御により実行される再生処理D及び再生処理Dにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における記録メディア3のデータ格納例を示す図である。
【図11】図2のCPU111の制御により実行される再生処理E及び再生処理Eにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図12】記録装置4を備えた再生システム100の全体構成を示す図である。
【図13】図12の記録装置4の機能的構成を示すブロック図である。
【図14】図13のCPU411の制御により実行される変換用プログラム記録処理を示す図である。
【図15】利用者DB2133及び課金ファイル2134のデータ格納例を示す図である。
【図16】図2のCPU111の制御により実行される再生処理C2及び再生処理C2において再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態における再生システム200の全体構成を示す図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態における再生装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図19】図18のCPU111により実行される再生処理Fの一例を示す図である。
【図20】本発明の第8の実施の形態における再生システム300の全体構成を示す図である。
【図21】図20のデータ変換装置6の機能的構成を示すブロック図である。
【図22】図18のCPU111により実行される再生処理Gの一例を示す図である。
【符号の説明】
100〜300 再生システム
1 再生装置
111 CPU
112 操作部
113 表示部
114 記録メディア読込部
115 音声出力部
116 RAM
117 記憶部
118 バッファメモリ
119 送受信部
120 バス
121 メモリI/F
122 I/F
2 サーバ
211 CPU
212 RAM
213 記憶部
213a 記録媒体
2131 データ形式変換プログラム格納部
2132 再生可能データ形式参照テーブル
214 送受信部
215 バス
3 記録メディア
4 記録装置
411 CPU
412 入力部
413 表示部
414 記録部
415 RAM
416 記憶部
4161 変換用プログラム
417 金銭管理部
418 バス
5 データ変換メモリ
6 データ変換装置
611 CPU
612 RAM
613 記憶部
6131 データ形式変換プログラム格納部
614 I/F
615 バス
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々異なる形式のデータを再生可能なデータフォーマットに変換して再生する再生システム、該再生システムで用いられるサーバ、再生装置、記録メディア、プログラム、記録装置及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、再生装置においては、装置の機種によって再生可能なデータの形式が異なる。そのため、取得したデータを所有している再生装置では再生できない場合があり、不便であった。そこで、特許文献1においては、シナリオデータを蓄積したシナリオサーバが端末装置からシナリオデータの送信要求を受信した際に、シナリオデータをメディア変換プロキシサーバにおいて端末装置で再生可能なデータ形式に変換してデータを送信する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−297495号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した技術においては、送信しようとするデータを受信側の装置の機種に応じたデータに変換して送信することができるので、受信側ではデータを再生することができる。しかしながら、再生装置で記録メディアに記録されているデータを再生する場合や、特許文献1に開示されているような技術をもたない送信元からデータを受信して再生する場合においては、依然としてデータの形式によっては再生できない場合があり、せっかく入手したデータが利用できないといった問題点があった。
【0005】
本発明の課題は、どのようなデータ形式であっても再生装置で再生できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信装置及び通信ネットワークを介して接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを再生可能なデータ形式に変換する変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する要求手段と、前記変換プログラムに従って前記記録データのデータ形式を当該再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、を備え、
前記サーバは、前記再生装置からの要求情報に応じて前記再生不可能な記録データに適合する前記変換プログラムを前記再生装置に提供する提供手段を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報を含み、
前記サーバは、各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報を含むことを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記記録メディアの記録データは、該記録データのデータ形式を規定するデータフォーマット部と記録データの内容を示す実情報部により構成され、
前記変換プログラムは、前記データフォーマット部を変換するためのプログラムであることを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記再生装置の要求手段は、前記サーバに該再生装置の利用者識別情報を前記要求情報と併せて送信し、
前記サーバは、前記再生装置から送信された利用者識別情報に基づいて、前記再生装置の利用者への前記変換プログラムの提供に対する課金を行う課金処理手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信装置及び通信ネットワークを介して接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データとともに再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する要求手段とを備え、
前記サーバは、前記再生装置からの変換要求情報に応じて前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、
前記変換された記録データを前記再生装置に提供する提供手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
前記サーバは、各種再生装置の機種情報とその再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式の情報であることを特徴としている。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の発明において、
前記記録メディアの記録データは、該記録データのデータ形式を規定するデータフォーマット部と記録データの内容を示す実情報部により構成され、
前記サーバの変換手段は、前記データフォーマット部を変換することを特徴としている。
【0015】
請求項10に記載の発明は、請求項6〜9の何れか一項に記載の発明において、
前記再生装置の要求手段は、前記サーバに該再生装置の利用者識別情報を前記変換要求情報と併せて送信し、
前記サーバは、前記再生装置から送信された利用者識別情報に基づいて、前記再生装置の利用者への前記変換後の記録データの提供に対する課金を行う課金処理手段を備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項11に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信ネットワークを介して接続された再生システムにおける通信方法であって、
前記再生装置において、再生不可能な前記記録データのデータ形式とこの記録データに応じた再生可能なデータ形式を示す情報又は前記記録データのデータ形式を示す情報と前記再生装置の機種情報を変換プログラム要求情報として前記サーバに送信する工程と、
前記サーバにおいて、前記再生装置からの変換プログラム要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換するための変換プログラムを前記再生装置に送信する工程と、
を含むことを特徴としている。
【0017】
請求項12に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信ネットワークを介して接続された再生システムにおける通信方法であって、
前記再生装置において、前記記録データと、前記再生装置の機種情報又は前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報とを変換要求情報として前記サーバに送信する工程と、
前記サーバにおいて、前記再生装置からの変換要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式のデータに変換して前記再生装置に送信する工程と、
を含むことを特徴としている。
【0018】
請求項13に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置と通信装置及び通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記再生装置から前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換プログラムの要求情報を受信し、該要求情報に応じて前記記録データに適合する変換プログラムを前記再生装置に提供する提供手段を備えたことを特徴としている。
【0019】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報を含み、
各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0020】
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0021】
請求項16に記載の発明は、
記録メディアの記録データを再生する再生装置と通信装置及び通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記再生装置から前記記録データ及び前記再生装置で再生可能なデータ形式への変換要求情報を受信して、該変換要求情報に応じて前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、
前記変換された記録データを前記再生装置に提供する提供手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0022】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0023】
請求項18に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0024】
請求項19に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアの記録データを再生する再生装置において、
前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換するための変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する要求手段と、
前記サーバから送信された変換プログラムを受信して、該変換プログラムに従って前記記録データのデータ形式を当該再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段とを備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0026】
請求項21に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0027】
請求項22に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアの記録データを再生する再生装置において、
前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する要求手段とを備え、
前記サーバから変換後の記録データを前記通信装置により受信することを特徴としている。
【0028】
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0029】
請求項24に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0030】
請求項25に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアに記録されている記録データを再生する再生装置を制御するためのコンピュータに、前記記録メディアに記録されている記録データが再生可能であるか否かを判断する機能と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータに変換する変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する機能と、
前記サーバから送信された変換プログラムを受信して、該変換プログラムに従って前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
【0031】
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0032】
請求項27に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、
前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0033】
請求項28に記載の発明は、
通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアに記録されている記録データを再生する再生装置を制御するためのコンピュータに、
前記記録データが再生可能であるか否かを判断する機能と、
前記判断の結果再生不可能な場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する機能と、
前記サーバから変換後の記録データを受信する機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
【0034】
請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であることを特徴としている。
【0035】
請求項30に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0036】
請求項31に記載の発明の記録メディアは、
請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムを記録データとともに記録したことを特徴としている。
【0037】
請求項32に記載の発明は、請求項31に記載の発明において、
前記請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムは再生に用いる記録データの記録領域とは別の複数の領域に記録されていることを特徴としている。
【0038】
請求項33に記載の発明の記録装置は、
請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムを記録メディアに記録する記録部を備えたことを特徴としている。
【0039】
請求項34に記載の発明は、請求項1又は6に記載の発明において、
請求項33に記載の記録装置を備えたことを特徴としている。
【0040】
請求項35に記載の発明は、
記録メディアに記録された記録データを再生する再生装置において、
前記記録データのデータ形式を変換するための変換プログラムが記録された、前記記録メディアとは別体のデータ変換メモリが着脱自在に構成され、
前記記録データが再生可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記データ変換メモリから前記記録データのデータ形式に応じた変換プログラムを読み出して前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、を備えたことを特徴としている。
【0041】
請求項36に記載の発明は、
記録メディアに記録された記録データを再生する再生装置がインターフェースを介してデータ変換装置に接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが再生可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記データ変換装置に送信する要求手段とを備え、
前記データ変換装置は、前記再生装置からの変換要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、前記変換後の記録データを前記再生装置に提供する提供手段とを備えたことを特徴としている。
【0042】
請求項37に記載の発明は、請求項36に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
前記データ変換装置は、前記再生装置の機種情報と再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴としている。
【0043】
請求項38に記載の発明は、請求項36に記載の発明において、
前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴としている。
【0044】
請求項1〜38に記載の発明によれば、再生装置で再生不可能な記録メディアの記録データを再生可能なデータ形式に変換するための再生システム、この再生システムで用いるサーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置を提供するので、再生装置において、どのようなデータ形式の記録データであっても再生することが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の第1〜8の実施の形態を説明する。
なお、第1〜8の各実施の形態において、本発明の請求項に記載の通信装置は、再生装置1の送受信部119及びサーバ2の送受信部214である。また、再生装置の判断手段、要求手段、変換手段は、再生装置1のCPU111と記憶部117に記憶されたプログラムや記録メディア3に記録されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。その具体的な例は各実施の形態において説明する。
【0046】
また、第1〜8の各実施の形態において、本発明の請求項に記載のサーバにおける提供手段、変換手段、課金処理手段は、サーバ2のCPU211と記憶部213に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。その具体的な例は各実施の形態において説明する。
【0047】
また、第1〜8の各実施の形態において、本発明の請求項に記載のデータ変換装置の変換手段、提供手段は、データ変換装置6のCPU611と記憶部613に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。その具体的な例は各実施の形態において説明する。
【0048】
〔第1の実施の形態〕
図1に、第1の実施の形態における再生システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、再生システム100は、記録メディア3が装着可能な再生装置1とサーバ2とがネットワークNを介して接続され、データの送受信が可能なように構成されている。なお、再生装置1、サーバ2の数は特に限定されない。
【0049】
再生装置1は、装着された記録メディア3に記録された画像データ、動画データ、音楽データ、文字データ等のデータを再生する装置であり、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、オーディオプレーヤー、ゲーム機等である。
【0050】
サーバ2は、データ形式を変換するためのプログラムを管理するサーバであり、ネットワークNを介して再生装置1からデータ形式変換情報、即ち変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を受信すると、変換前のデータ形式から変換後のデータ形式へ変換するためのデータ形式変換プログラムを読み出して、再生装置1に送信する。
【0051】
記録メディア3は、例えば、CD−R(CD-Recordable)、メモリカード等のデータの読出し、書込みが可能な記録媒体であり、再生するための各種データやそのデータ形式情報が記録されている。本実施の形態において、記録メディア3はCD−Rとして説明する。
【0052】
ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。但し、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみがアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。再生装置1、サーバ2間は有線接続であっても無線接続であってもよい。
【0053】
次に、図2を参照して再生装置1の内部構成について説明する。
図2に示すように、再生装置1は、CPU(Central Processing Unit)111、操作部112、表示部113、記録メディア読込部114、音声出力部115、RAM(Random Access Memory)116、記憶部117、バッファメモリ118、送受信部119により構成され、各部はバス120により接続されている。
【0054】
CPU111は、操作部112からのキー操作により、記憶部117に格納されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM116内のプログラム格納領域に展開し、展開したプログラムに従って再生装置1の各部の動作を集中制御して再生を行う。
【0055】
例えば、CPU111は、操作部112からの操作により、記録メディア読込部114の図示しないメディア装填部に装填された記録メディア3の再生が指示されると、後述する再生処理Aを実行し、記録メディア3に記録された記録データの読み込みを開始して当該記録データの再生が可能であるか否かを判断し、可能であると判断すると、記録データに基づいて表示部113又は/及び音声出力部115により再生を開始する。一方、当該記録データの再生が不可であると判断すると、記録データのデータ形式を取得し、送受信部119を介してサーバ2にデータ形式変換情報(変換前のデータ形式及び変換後のデータ形式の情報)を送信し、再生装置1で再生可能なデータ形式への変換プログラムの送信要求を行う。サーバ2からデータ形式変換プログラムを受信すると、CPU111は、受信した変換プログラムをRAM116に展開し、当該変換プログラムに従って記録メディア3に記録された記録データの形式変換を行い、変換後データに基づいて表示部113又は/及び音声出力部115により再生を行う。
【0056】
操作部112は、EJECTキー、パワーキー、再生キー、テンキー、SKIP UP/DOWNキー、停止キー、モード設定キー等の各種機能キー及び機能ボタンを備え、キー操作、ボタン操作による操作信号をCPU111へ出力する。
【0057】
表示部113は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、CPU111から入力される表示信号の指示に従って、記録メディア読込部114から読み込まれた画像データ、動画データや各種情報等を表示させる。
【0058】
記録メディア読込部114は、図示しないメディア装填部、光ピックアップ、DSP、スピンドルモータ、送りモータ等により構成され、CPU111から入力される制御信号により、メディア装填部に装填されたDVD、CD−R等の記録メディア上の記録データを読み込んでCPU111に出力する。
【0059】
音声出力部115は、D/A変換器、アンプ、スピーカ等により構成され、記録メディア読込部114から読み込まれた音声データ、音楽データをアナログ信号に変換して増幅し、外部に出力する。
【0060】
RAM116は、CPU111により実行制御される各種処理において、記憶部117から読み出された再生装置1上で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成する。
【0061】
記憶部117は、不揮発性の半導体メモリにより構成され、再生装置1に対応するシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する再生処理Aを始めとする各種処理プログラム、及び処理結果等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU111は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0062】
バッファメモリ118は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、サーバ2から受信したプログラムや、再生処理Aにより変換された変換後データを一時的に記憶する。
【0063】
送受信部119は、モデム、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してネットワークNに接続されたサーバ2を始めとする各装置との間でデータの送受信を行う。
【0064】
次に、図3を参照してサーバ2の内部構成について説明する。
図3に、管理サーバ2の構成例を示す。図3に示すように、管理サーバ2は、CPU211、RAM212、記録媒体213aを有する記憶部213、送受信部214等により構成され、記録媒体213aを除く各部は、バス215により接続されている。
【0065】
CPU211は、記憶部213に記憶されているシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU211は、読み出したシステムプログラムに従って、各種処理を実行する。
【0066】
例えば、CPU211は、送受信部214を介して再生装置1からデータ形式変換情報を受信すると、記録媒体213aのデータ形式変換プログラム格納部2131からデータ形式変換情報に応じたデータ形式変換プログラムを読み出して、送受信部214を介して再生装置1へ送信する。
【0067】
RAM212は、CPU211により実行制御される各種処理において、記憶部213から読み出された管理サーバ2で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0068】
記憶部213は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、サーバ2に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、記憶部213は、着脱自在に装着された記憶媒体213aを有し、この記憶媒体213aは、磁気的または光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU211は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0069】
本実施の形態において、記録媒体213aは、内部にデータ形式変換プログラム格納部2131を有して構成される。データ形式変換プログラム格納部2131には、例えばデータ形式1→データ形式2変換プログラム、データ形式1→データ形式3変換プログラムのように、変換が可能な各種データ形式間の変換プログラムが記憶されている。
【0070】
送受信部214は、モデム、TAやルータ等によって構成され、ネットワークNに接続された再生装置1を始めとする各装置とのデータの送受信を行う。
【0071】
次に、動作について説明する。
図4に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理A及び再生処理Aにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0072】
再生処理Aにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS1)、判断手段としてのステップS2において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS2;可)、通常の再生が開始される(ステップS3)。ステップS2において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS2;不可)、要求手段としてのステップS4及びステップS5において、記録データの形式情報(例えばデータ形式1とする)が取得され(ステップS4)、記録データの変換前データ形式及び変換後データ形式(再生装置1で再生可能なデータ形式、例えばデータ形式2とする。)の情報からなるデータ形式変換情報が要求情報として送受信部119によりサーバ2に送信され、サーバ2に対してデータ形式変換プログラム要求がなされる(ステップS5)。
【0073】
サーバ2において、送受信部214によりデータ形式変換情報が受信されると(ステップS6)、提供手段としてのステップS7及びS8において、データ形式変換プログラム格納部2131からデータ形式変換情報に応じたデータ形式変換プログラムが検索され(ステップS7)、送受信部214により再生装置1へ送信される(ステップS8)。
【0074】
再生装置1の送受信部119によりデータ形式変換プログラムが受信されると(ステップS9)、変換手段としてのステップS10において、当該データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換されバッファメモリ118に記憶される。そして、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS11)。
【0075】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換を行うことにより、記録データ全体を変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。従って、データ形式変換プログラムは、データフォーマット部を変換してデータ形式を変換するプログラムであることが望ましい。
【0076】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0077】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119によりデータ形式変換情報がサーバ2に送信される。サーバ2からデータ形式変換プログラムが受信されると、当該データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データが再生装置1で再生不可能なデータ形式1から再生装置1で再生可能なデータ形式2に変換され、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される。
【0078】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。
【0079】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態において、再生装置1の記憶部117には再生処理Bプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Bを実行する。
【0080】
また、サーバ2のCPU211は、再生装置1から記録データ形式情報及び再生装置機種情報を受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、図5に示す再生可能データ形式参照テーブル2132を参照して、再生装置1で再生可能なデータ形式への変換方式を決定し、データ変換方式に応じた変換プログラムをデータ形式変換プログラム格納部2131から読み出して再生装置1へ送信する。
【0081】
図6に、再生可能データ形式参照テーブル2132のデータ格納例を示す。図6に示すように、再生可能データ形式参照テーブル2132は、再生装置1の機種名を表すデータ(例えば、A社DVDプレーヤー、B社ゲーム機、C社DVDプレーヤー・・・)を格納する再生装置領域2132aと、再生装置1で再生可能なデータ形式のうちビデオデータの形式を表すデータ(例えば、DVDビデオ形式、PDF方式(静止画分割)・・・)を格納するビデオデータ領域2132bと、再生装置1で再生可能なデータ形式のうち画像(静止画)データの形式を表すデータ(例えば、DVDビデオ形式(動画変換)、PDF方式、・・・)を格納する画像データ領域2132cと、再生装置1で再生可能なデータ形式のうちオーディオデータの形式を表すデータ(例えば、MP3、DVDビデオ形式(MPEG2)、・・・)を格納するオーディオデータ領域2132dと、を有している。
【0082】
再生装置1のその他の構成、サーバ2のその他の構成及び再生システム100の構成は、上述した第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0083】
次に、動作について説明する。
図7に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理B及び再生処理Bにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0084】
再生処理Bにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS21)、判断手段としてのステップS22において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS22;可)、通常の再生が開始される(ステップS23)。ステップS22において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS22;不可)、要求手段としてのステップS24〜27において、記録データのデータ形式情報(例えばデータ形式1とする。)が取得され(ステップS24)、変換プログラムの要求情報として送受信部119によりサーバ2に送信される(ステップS25)。続いて再生装置1の機種情報が取得され(ステップS26)、要求情報としてサーバ2に送信される(ステップS27)。
【0085】
サーバ2においては、送受信部214により記録データ形式情報(ステップS28)、及び再生装置機種情報が受信されると(ステップS29)、提供手段としてのステップS30及び31において、再生可能データ形式参照テーブル2132が参照されることにより、再生装置1で再生可能なデータ形式が決定され(ステップS30)、記録データ形式から決定されたデータ形式への変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され、再生装置1へ送信される(ステップS31)。
【0086】
再生装置1の送受信部119によりデータ形式変換プログラムが受信されると(ステップS32)、変換手段としてのステップS33において、データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換されバッファメモリ118に記憶される(ステップS33)。そして、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS34)。
【0087】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換を行うことにより、記録データ全体を変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。従って、データ形式変換プログラムは、データフォーマット部を変換してデータ形式を変換するプログラムであることが望ましい。
【0088】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0089】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119により記録データ形式情報及び再生装置機種情報がサーバ2に送信される。サーバ2おいては再生可能データ形式参照テーブル2132が参照され、受信された再生装置機種情報に基づいて再生可能なデータ形式が決定され、記録データから再生可能なデータ形式への変換プログラムが再生装置1に送信される。再生装置1においてサーバ2からのデータ形式変換プログラムが受信されると、当該変換プログラムが実行され記録データが再生可能な記録データに変換され、再生される。
【0090】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。
【0091】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態において、再生装置1の記憶部117には再生処理Cプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Cを実行してデータ形式変換情報及び記録データをサーバ2に送信する。サーバ2から変換された記録データを受信すると、当該記録データを再生する。
【0092】
サーバ2のCPU211は、再生装置1からデータ形式変換情報及び記録データを受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、データ形式変換情報に基づいて記録データ形式を変換し、再生装置1へ送信する。
【0093】
再生装置1のその他の構成、サーバ2のその他の構成及び再生システム100の構成は、上述した第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0094】
次に、動作について説明する。
図8に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理C及び再生処理Cにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0095】
再生処理Cにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS41)、判断手段としてのステップS42において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS42;可)、通常の再生が開始される(ステップS43)。ステップS42において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS42;不可)、要求手段としてのステップS44及び45において、送受信部119により再生装置1で再生可能なデータ形式(例えば、データ形式2とする。)の情報であるデータ形式変換情報が変換要求情報としてサーバ2に送信されるとともに(ステップS44)、記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがサーバ2に送信される(ステップS45)。
【0096】
サーバ2の送受信部214により、再生装置1からデータ形式変換情報(ステップS46)及び記録データが受信されると(ステップS47)、変換手段としてのステップS48〜50において、記録データのデータ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS48)、データ形式変換情報及び記録データのデータ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され(ステップS49)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS50)。そして、提供手段としてのステップS51において、変換後の記録データは、送受信部214を介して再生装置1に送信される。
【0097】
再生装置1の送受信部119により変換後記録データが受信されると(ステップS52)、バッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS53)。
【0098】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換や送受信を行うことにより、記録データ全体を変換したり送受信したりする場合に比べて処理負荷を低減することができる。
【0099】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0100】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119によりデータ形式変換情報及び記録データがサーバ2に送信される。サーバ2においては記録データが再生可能なデータ形式に変換され、再生装置1に送信される。再生装置1においてサーバ2からの再生可能な記録データが受信されると、当該記録データが再生される。
【0101】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。また、サーバ2で記録データ形式を変換するので、再生装置1の負荷を削減することができる。
【0102】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態において、再生装置1の記憶部117には再生処理Dプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Dを実行して再生装置機種情報及び記録データをサーバ2に送信する。サーバ2から変換された記録データを受信すると、当該記録データを再生する。
【0103】
サーバ2のCPU211は、再生装置1から再生装置機種情報及び記録データを受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、データ形式変換情報に基づいて記録データ形式を変換し、再生装置1へ送信する。
【0104】
再生装置1のその他の構成、サーバ2のその他の構成及び再生システム100の構成は、上述した第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0105】
次に、動作について説明する。
図9に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理D及び再生処理Dにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0106】
再生処理Dにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS61)、判断手段としてのステップS62において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS62;可)、通常の再生が開始される(ステップS63)。ステップS62において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS62;不可)、要求手段としてのステップS64〜66において、再生装置機種情報が変換要求情報として取得され(ステップS64)、送受信部119によりがサーバ2に送信されるとともに(ステップS65)、記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがサーバ2に送信される(ステップS66)。
【0107】
サーバ2の送受信部214により、再生装置1からの再生装置機種情報(ステップS67)及び記録データをが受信されると(ステップS68)、変換手段としてのステップS69〜72において、記録データの記録データ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS69)、再生可能データ形式参照テーブル2132が参照されて、再生装置1で再生可能なデータ形式が決定され(ステップS70)、再生可能なデータ形式及び記録データ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され(ステップS71)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS72)。そして、提供手段としてのステップS73において、変換後の記録データは送受信部214を介して再生装置1に送信される(ステップS73)。
【0108】
再生装置1の送受信部119により変換後記録データが受信されると(ステップS74)、バッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS75)。
【0109】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換や送受信を行うことにより、記録データ全体を変換したり送受信したりする場合に比べて処理負荷を低減することができる。
【0110】
また、サーバ2への接続情報(URL等)は、記録メディア3にタグ情報として記憶し、再生装置1でこれを取得してサーバ2へアクセスするようにしてもよいし、再生装置1に予め設定しておくようにしてもよい。
【0111】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119により再生装置機種情報及び記録データがサーバ2に送信される。サーバ2においては記録データが再生可能なデータ形式に変換され、再生装置1に送信される。再生装置1においてサーバ2からの再生可能な記録データが受信されると、当該記録データが再生される。
【0112】
従って、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。また、サーバ2で記録データ形式を変換するので、再生装置1の負荷を削減することができる。
【0113】
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
本第5の実施の形態において、図10に示すように、記録メディア3は記録データ、接続先サーバ情報、変換用プログラムが記録されている。
【0114】
また、再生装置1の記憶部117には再生処理Eプログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理Eを実行する。即ち、CPU111は、操作部112からの再生指示があると、記録メディア読込部114により記録メディア3の読み込みを開始し、記録メディア3内の変換用プログラムを起動し、当該プログラムに従ってサーバ2にアクセスして記録データを再生可能なデータ形式に変換し、変換された記録データを再生する。
【0115】
再生装置1のその他の構成、サーバ2及び再生システム100の構成は、上述した第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0116】
次に、動作について説明する。
図11に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理E及び再生処理Eにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0117】
再生処理Eにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始され(ステップS81)、記録メディア内の変換用プログラムが起動される(ステップS82)。そして、当該変換用プログラムに従って変換処理が実行され(ステップS83)、バッファメモリ118に記憶された変換後記録データが再生される(ステップS84)。
【0118】
変換処理のステップS101において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS101;可)、通常の再生が開始される(ステップS102)。当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS102;不可)、記録メディア3に記録されている接続先サーバ情報(例えば、接続先URL情報)(ステップS103)、及び記録データの形式情報(例えばデータ形式1とする)が取得され(ステップS104)、記録データの変換前データ形式及び変換後データ形式(再生装置1で再生可能なデータ形式、例えばデータ形式2とする。)の情報からなるデータ形式変換情報が送受信部119によりサーバ2に送信され、サーバ2に対してデータ形式変換プログラム要求がなされる(ステップS105)。
【0119】
サーバ2の送受信部214によりデータ形式変換情報が受信されると(ステップS106)、CPU211の制御によりデータ形式変換プログラム格納部2131からデータ形式変換情報に応じたデータ形式変換プログラムが検索され(ステップS107)、送受信部214により再生装置1へ送信される(ステップS108)。
【0120】
再生装置1の送受信部119によりデータ形式変換プログラムが受信されると(ステップS109)、データ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換されバッファメモリ118に記憶される(ステップS110)。
【0121】
上述した記録メディア3の変換用プログラムの内容は、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第1の実施の形態において説明した再生処理AのステップS4〜S10が実行されるように記述されている。この変換用プログラムの記述内容を変更することで、記録メディア3を装填した再生装置1は異なる変換処理を実行することができる。
【0122】
即ち、サーバ2が第2の実施の形態における構成を備えるとき、変換用プログラムの内容が、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第2の実施の形態において説明した再生処理BのステップS24〜S33が実行されるように記述されることにより、記録データ形式と再生装置機種情報をサーバ2に送信し、サーバ2から受信された変換プログラムに従って記録データを変換する方法を再生装置1で実現することができる。
【0123】
また、サーバ2が第3の実施の形態における構成を備えるとき、変換用プログラムの内容が、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第3の実施の形態において説明した再生処理CのステップS44〜S52が実行されるように記述されることにより、データ形式変換情報及び記録データをサーバ2に送信し、サーバ2から変換後記録データを受信する方法を実現することができる。
【0124】
また、サーバ2が第4の実施の形態における構成を備えるとき、変換用プログラムの内容が、変換処理のステップS103で接続先サーバ情報が取得された後、第4の実施の形態において説明した再生処理DのステップS64〜S74が実行されるように記述されることにより、再生装置機種情報及び記録データをサーバ2に送信し、サーバ2から変換後記録データを受信する方法を実現することができる。
【0125】
また、再生装置1としては、上述したようにDVDプレーヤ、ゲーム機、PC、オーディオプレーヤー等、様々な機種が適用可能であるが、再生装置1の種類によって、或いは再生装置1で使用されるOS(Operating System)の種類に応じて記録メディア読込部114による記録メディア3の最初の読み込み領域が異なる。そのため、記録メディア3の、記録データ領域とは別の複数の領域に変換用プログラムを記録しておくようにすることが好ましい。このようにすると、複数の種類の再生装置1で、記録メディア3の再生装置1への装填を受けて自動で変換用プログラムを実行することが可能となり、手動操作などで変換用プログラムを実行する手間を不要にすることができる。また、接続先サーバ情報は、記録データに対しタグ情報のような形で添付するようにしてもよいし、変換用プログラムに埋め込むようにしてもよい。
【0126】
また、市販されている一般的な記録メディアには、上記変換用プログラムが記録されていないため、図12に示すように、変換用プログラムを記録メディア3に記録するための記録装置4が再生システム100に備えられていることが好ましい。記録装置4は、記録メディア3へのデータ記録機能を備えており、キオスク端末のように、街角等に誰でも利用可能に設置されていることが望ましく、この記録装置4により、市販の記録メディアであっても、本実施の形態における再生システム100で利用可能となる。
【0127】
図13に、記録装置4の構成例を示す。図13に示すように、記録装置4は、CPU411、入力部412、表示部413、記録部414、RAM415、記憶部416、金銭管理部417等により構成され、各部はバス418により接続されている。
【0128】
CPU411は、記憶部416に記憶されているシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU411は、読み出したシステムプログラムに従って、各種処理を実行する。
【0129】
入力部412は、文字/英数字入力キー、カーソルキー及び各種機能キーを備えて構成され、押下操作されたキーの押下信号を入力信号としてCPU411へ出力する。若しくは、入力部412は、表示部413の表示画面を覆う透明なシートパネルに、指又は専用のスタイラスぺンで触れることにより入力される位置情報を入力信号としてCPU411に出力する、タッチパネルにより構成される。
【0130】
表示部413は、LCDやCRT等により構成され、CPU411から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に画像の表示を行う。
【0131】
記録部414は、図示しないメモリスロット、メディア装填部、光ピックアップ、DSP、スピンドルモータ、送りモータ、ヘッドドライバ、記録ヘッド等により構成され、CPU411から入力される制御信号に応じた磁場を記録メディアに印加して、メモリスロットに装着されたメモリから読み出されたデータや記憶部416から読み出された変換用プログラム4161等のデータを記録する。
【0132】
RAM415は、CPU411により実行制御される各種処理において、記憶部416から読み出された記録装置4で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0133】
記憶部416は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、記録装置4に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。本実施の形態において、記憶部416は、サーバ2との通信手順を含むデータ形式変換のための変換用プログラム4161を記憶している。
【0134】
金銭管理部417は、図示しない金銭投入部、金銭識別部、金銭収納部、金銭出力部等を備えており、投入された硬貨や紙幣を識別して管理し、識別信号をCPU411に出力する。
【0135】
次に、動作について説明する。
図14に、CPU411の制御により実行される変換用プログラム記録処理の一例を示す。
【0136】
金銭が投入され(ステップS201;YES)、入力部412から変換用プログラムの記録が指示されると(ステップS202;YES)、金銭管理部417からの識別信号に基づいて正規の金額が投入されたか否かが判断される(ステップS203)。正規の金額が投入されていない場合は(ステップS203;NO)、金額の投入を促す表示が表示部413に表示され(ステップS204)、投入されている場合は(ステップS203;YES)、処理はステップS205に移行し、メディア装填部に記録メディア3が装填されているか否かが判断される。記録メディア3が装填されていない場合は(ステップS205;NO)、記録メディア3の装填を指示する表示が表示部413に表示され(ステップS206)、装填されている場合は、ステップS207に移行する。
【0137】
ステップS207においては、記憶部416から変換用プログラム4161がRAM415に読み出され、記録部414により記録メディア3に記録される(ステップS208)。
【0138】
なお、再生装置1としては、上述したようにDVDプレーヤ、ゲーム機、PC、オーディオプレーヤー等、様々な機種が適用可能であるが、再生装置1の種類によって、或いは再生装置1で使用されるOS(Operating System)の種類に応じて記録メディア読込部114による記録メディア3の最初の読み込み領域が異なる。そのため、記録部414は、記録メディア3の、記録データ領域とは別の複数の領域に変換用プログラム4161を記録することが好ましい。このようにすると、複数の種類の再生装置1で、記録メディア3の再生装置1への装填を受けて自動で変換用プログラム4161を実行することが可能となり、手動操作などで変換用プログラム4161を実行する手間を不要にすることができる。
【0139】
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
本第6の実施の形態は、図1に示す再生システム100における課金システムであり、再生装置1はサーバ2に予め利用者情報(例えば、氏名、年齢、住所、クレジットカードno等)を送信してサーバ2に利用者登録を行い、サーバ2から利用者識別情報としての利用者IDを取得している。サーバ2は、図15(a)に示す、利用者IDと利用者情報を対応付けて記憶する利用者DB2133及び図15(b)に示す、利用者毎の課金データを利用者IDに対応付けて記憶する課金ファイル2134を記録媒体213aに格納している。
【0140】
また、再生装置1の記憶部117には再生処理C2プログラムが格納されており、CPU111は当該プログラムに従って、後述する再生処理C2を実行して利用者ID、データ形式変換情報、記録データをサーバ2に送信する。サーバ2から変換された記録データを受信すると、当該記録データを再生する。
【0141】
サーバ2のCPU211は、再生装置1から利用者IDを受信すると、記憶部213に記憶されているプログラムに従って、認証を行い、更にデータ形式変換情報、記録データを受信すると、データ形式変換情報に応じた変換プログラムをデータ形式変換プログラム格納部2131から検索し、当該プログラムに従って記録データを変換して再生装置1へ送信し、再生装置1の利用者に対する課金を実行する。
【0142】
再生装置1のその他の構成、サーバ2及び再生システム100の構成は、上述した第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0143】
図16に、記録メディア3がメディア装填部に装填され、操作部112から記録メディア3の再生が指示された際にCPU111の制御により実行される再生処理C2及び再生処理C2において再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す。
【0144】
記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS121)、判断手段としてのステップS122において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS122;可)、通常の再生が開始される(ステップS123)。ステップS122において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS122;不可)、要求手段としてのステップS124、126、127が実行される。
【0145】
即ち、サーバ2に対して送受信部119により利用者IDが送信されると(ステップS124)、サーバ2において、送受信部214により利用者IDが受信されると、利用者IDの認証が行われる(ステップS125)。サーバ2により利用者IDが認証されると、再生装置1において、送受信部119により再生装置1で再生可能なデータ形式(例えば、データ形式2とする。)の情報であるデータ形式変換情報が変換要求情報としてサーバ2に送信される(ステップS126)。続いて記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがサーバ2に送信される(ステップS127)。
【0146】
サーバ2の送受信部214により、再生装置1からデータ形式変換情報(ステップS128)及び記録データが受信されると(ステップS129)、変換手段としてのステップS130〜132において、記録データの記録データ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS130)、データ形式変換情報及び記録データ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部2131より読み出され(ステップS131)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS132)。提供手段としてのステップS133において、変換後の記録データは送受信部214を介して再生装置1に送信される(ステップS133)。そして、課金処理手段としてのステップS134において、利用者IDに対しての課金処理が実行され、課金データが課金ファイル2134に記憶される(ステップS134)。
【0147】
再生装置1の送受信部119により変換後記録データが受信されると(ステップS135)、変換後記録データはバッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS136)。
【0148】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119により利用者ID、データ形式変換情報及び記録データがサーバ2に送信される。サーバ2においては利用者IDの認証が行われ、記録データがデータ形式変換情報に基づいて変換され、変換後記録データが送受信部214により再生装置1へ送信されるとともに、当該利用者IDに対しての課金処理が実行される。再生装置1においては、変換後記録データが受信されると、変換後記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される。
【0149】
従って、サーバ2におけるデータ形式変換サービスを受けた利用者に対して課金を行うことができ、データ形式変換サービスをビジネスとして展開できるようになる。
【0150】
なお、上記第6の実施の形態においては、第3の実施の形態の構成の再生システム100において再生装置1の利用者に対して課金を行う課金システムとして説明したが、上述した第1〜5の実施の形態の再生システム100についても、再生装置1の利用者に対して課金を行う課金システムとして適用することができる。いずれの実施の形態においても、再生装置1はサーバ2に予め利用者情報(例えば、氏名、年齢、住所、クレジットカードno等)を送信してサーバ2に利用者登録を行い、サーバ2から利用者IDを取得している。サーバ2は、図15(a)に示す、利用者IDと利用者情報を対応付けて記憶する利用者DB2133及び図15(b)に示す、利用者毎の課金データを利用者IDに対応付けて記憶する課金ファイル2134を記録媒体213aに格納している。そして、サーバ2と通信を開始する際には、再生装置1から利用者IDがサーバ2に対して送信され、サーバ2から変換プログラム又は変換後記録データが送信される際には、利用者IDに対する課金が行われ、課金データが課金ファイル2134に保存される。
【0151】
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
図17に示すように、本第7の実施の形態における再生システム200は、再生装置1、記録メディア3、データ変換メモリ5により構成されている。
【0152】
再生装置1は、図18に示すように、図2で説明した構成にメモリI/F121を追加した構成となっている。メモリI/F121は、データ変換メモリ5とデータの入出力を行うためのI/Fである。また、記憶部117には、再生処理Fプログラムが記憶されている。なお、送受信部119は必ずしも必要な構成ではない。
【0153】
データ変換メモリ5は、フラッシュメモリ、CD−ROM等の不揮発性メモリであり、各種変換前の記録データと変換後データに対応する各種データ形式変換プログラムが格納されている。
【0154】
次に、動作について説明する。
図19に、データ変換メモリ5が再生装置1に装着された状態で記録メディア3の再生が指示された際にCPU111により実行される再生処理Fの一例を示す。
【0155】
再生処理Fにおいて、記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS141)、判断手段としてのステップS142において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS142;可)、通常の再生が開始される(ステップS143)。ステップS142において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS142;不可)、変換手段としてのステップS144及び145において、メモリI/F121を介して、データ変換メモリ5に記録されているデータ形式変換プログラムの中から、当該記録データを再生装置1で再生可能なデータ形式に変換するためのプログラムが選択され、RAM116に読み出され(ステップS144)、読み出されたデータ形式変換プログラムに従って、読み込まれた記録データが再生可能なデータ形式に変換されバッファメモリ118に記憶される(ステップS145)。そして、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS146)。
【0156】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみの変換を行うことにより、記録データ全体を変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。従って、データ形式変換プログラムは、データフォーマット部を変換してデータ形式を変換するプログラムであることが望ましい。
【0157】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、データ変換メモリ5から当該記録データを再生可能なデータ形式に変換するためのデータ形式変換プログラムが選択されてRAM116に読み出される。そして、読み出されたデータ形式変換プログラムに従って、記録データが再生可能なデータ形式に変換され、変換された記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される。
【0158】
従って、データ変換メモリ4を装着することにより、どのようなデータ形式であっても、再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。
【0159】
〔第8の実施の形態〕
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。
図20に示すように、本第8の実施の形態における再生システム300は、再生装置1、記録メディア3、データ変換装置6により構成されている。再生装置1は、データ通信ケーブルLを介してデータ変換装置6に接続されている。
【0160】
再生装置1は、図18で説明した構成に対して、メモリI/F121ではなくUSB等のデータ通信ケーブルを接続するためのI/F122を備えた構成となっている。また、記憶部117には再生処理Gプログラムが格納されており、CPU111は、これを読み出して後述する再生処理Gを実行する。
【0161】
データ変換装置6は、図21に示すように、CPU611、RAM612、記憶部613、I/F614を備えて構成され、各部はバス615により接続されている。
【0162】
CPU611は、記憶部613に記憶されているシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU611は、読み出したシステムプログラムに従って、各種処理を実行する。
【0163】
RAM612は、CPU611により実行制御される各種処理において、記憶部613から読み出された管理サーバ2で実行可能なシステムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0164】
記憶部613は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、データ変換装置6に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0165】
本実施の形態において、記憶部613は、内部にデータ形式変換プログラム格納部6131を有して構成される。データ形式変換プログラム格納部6131には、例えばデータ形式1→データ形式2変換プログラム、データ形式1→データ形式3変換プログラムのように、変換が可能な各種データ形式間の変換プログラムが記憶されている。
【0166】
I/F614は、USBケーブル等のデータ通信ケーブルを接続するためのインターフェースである。
【0167】
次に、動作について説明する。
図22に、データ通信ケーブル等を介してデータ変換装置6が再生装置1に接続された状態で記録メディア3の再生が指示された際にCPU111により実行される再生処理Gの一例を示す。
【0168】
記録メディア読込部114により記録メディア3上の記録データの読み込みが開始されると(ステップS151)、判断手段としてのステップS152において、読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断される。当該記録データが再生可能であると判断されると(ステップS152;可)、通常の再生が開始される(ステップS153)。ステップS152において、当該記録データが再生可能ではないと判断されると(ステップS152;不可)、要求手段としてのステップS154及び155において、I/F122を介して再生装置1で再生可能なデータ形式(例えば、データ形式2とする。)の情報であるデータ形式変換情報が変換要求情報としてデータ変換装置6に出力され(ステップS154)、記録メディア読込部114により読み込まれた記録データがデータ変換装置6に出力される(ステップS155)。
【0169】
データ変換装置6において、I/F614を介して再生装置1からデータ形式変換情報(ステップS156)及び記録データが入力されると(ステップS157)、変換手段としてのステップS158〜160において、記録データの記録データ形式(例えば、データ形式1とする。)が取得され(ステップS158)、データ形式変換情報及び記録データ形式に応じた変換プログラムがデータ形式変換プログラム格納部6131より読み出され(ステップS159)、当該変換プログラムに従って記録データがデータ形式1からデータ形式2に変換される(ステップS160)。そして、提供手段としてのステップS161において、変換後の記録データはI/F614を介して再生装置1に出力される(ステップS161)。
【0170】
再生装置1のI/F122により変換後記録データが入力されると(ステップS162)、バッファメモリ118に記憶され、記録データのうち画像データ、動画データが表示部113に出力され、音声データ、音楽データが音声出力部115に出力され、それぞれ再生される(ステップS163)。
【0171】
なお、上述した変換は、記録メディア3の記録データを、記録情報そのものを示す実データ部とデータ形式を規定するデータフォーマット部とに分け、データフォーマット部のみの変換を行うようにすると、高速な変換処理が可能となるので望ましい。例えば、記録データが画像データの場合、実データ部とは画素ごとの輝度値を表すデータであり、またデータフォーマット部とは画像サイズや画素の配列、1画素当りのビット数等が規定される、いわゆるヘッダー部である。このヘッダー部に、適宜情報を付加したり、或いは逆に情報を削除したりすることで記録データが再生可能となる場合には、ヘッダー部のみをデータ変換装置6へ出力し、ヘッダー部のみのデータ変換を行うことにより、記録データ全体をデータ変換装置6へ出力して変換する場合に比べて処理負荷を低減することができる。
【0172】
以上説明したように、再生装置1によれば、記録メディア3から読み込まれた記録データが再生可能であるか否かが判断され、再生可能ではないと判断されると、送受信部119によりデータ形式変換情報及び記録データがデータ変換装置6に出力される。データ変換装置6においては記録データが再生可能なデータ形式に変換され、再生装置1に送信される。再生装置1においてデータ変換装置6からの再生可能な記録データが受信されると、当該記録データが再生される。
【0173】
従って、再生装置1をデータ変換装置6に接続することで、どのようなデータ形式であっても再生装置1で再生することができるようになり、利便性が向上する。また、データ変換装置6で記録データ形式を変換するので、再生装置1の負荷を削減することができる。
【0174】
なお、本実施の形態においては、再生装置1からデータ形式変換情報をデータ変換装置6に出力し、これに基づいてデータ変換装置6が記録データを変換したが、これに限定されない。例えば、記憶部613が図6に示したのと同様の再生可能データ形式参照テーブルを有する構成とし、再生装置1から再生装置機種情報を出力し、データ変換装置6が再生可能データ形式参照テーブルを参照することにより再生装置1の機種に応じたデータ形式情報を取得し、これに応じたデータ変換プログラムを読み出して記録データの変換を行うようにしてもよい。また、記憶部613に記憶されているデータ形式変換プログラムを再生装置1に出力し、再生装置1で変換を行うようにしてもよい。
【0175】
以上、本発明の第1〜8の実施の形態について説明したが、これらの記述内容は、再生システム100〜300の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、記録メディアに記録されているデータを再生可能なデータ形式に変換することとして説明したが、インターネットSを介して配信されたデータの形式を変換するようにしてもよい。
【0176】
その他、再生システム100〜300を構成する各装置における細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0177】
【発明の効果】
請求項1〜38に記載の発明によれば、再生装置で再生不可能な記録メディアの記録データを再生可能なデータ形式に変換するための再生システム、この再生システムで用いるサーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置を提供するので、再生装置において、どのようなデータ形式の記録データであっても再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る再生システム100の全体構成を概念的に示す図である。
【図2】図1の再生装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図1のサーバ2の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】図2のCPU111により実行される再生処理A及び再生処理Aにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図5】本発明の第2、4の実施の形態における記録媒体213aのデータ格納例を示す図である。
【図6】図5の再生可能データ形式参照テーブル2132のデータ格納例を示す図である。
【図7】図2のCPU111により実行される再生処理B及び再生処理Bにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図8】図2のCPU111により実行される再生処理C及び再生処理Cにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図9】図2のCPU111の制御により実行される再生処理D及び再生処理Dにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における記録メディア3のデータ格納例を示す図である。
【図11】図2のCPU111の制御により実行される再生処理E及び再生処理Eにおいて再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図12】記録装置4を備えた再生システム100の全体構成を示す図である。
【図13】図12の記録装置4の機能的構成を示すブロック図である。
【図14】図13のCPU411の制御により実行される変換用プログラム記録処理を示す図である。
【図15】利用者DB2133及び課金ファイル2134のデータ格納例を示す図である。
【図16】図2のCPU111の制御により実行される再生処理C2及び再生処理C2において再生装置1とサーバ2との間で実行される通信手順を示す図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態における再生システム200の全体構成を示す図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態における再生装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図19】図18のCPU111により実行される再生処理Fの一例を示す図である。
【図20】本発明の第8の実施の形態における再生システム300の全体構成を示す図である。
【図21】図20のデータ変換装置6の機能的構成を示すブロック図である。
【図22】図18のCPU111により実行される再生処理Gの一例を示す図である。
【符号の説明】
100〜300 再生システム
1 再生装置
111 CPU
112 操作部
113 表示部
114 記録メディア読込部
115 音声出力部
116 RAM
117 記憶部
118 バッファメモリ
119 送受信部
120 バス
121 メモリI/F
122 I/F
2 サーバ
211 CPU
212 RAM
213 記憶部
213a 記録媒体
2131 データ形式変換プログラム格納部
2132 再生可能データ形式参照テーブル
214 送受信部
215 バス
3 記録メディア
4 記録装置
411 CPU
412 入力部
413 表示部
414 記録部
415 RAM
416 記憶部
4161 変換用プログラム
417 金銭管理部
418 バス
5 データ変換メモリ
6 データ変換装置
611 CPU
612 RAM
613 記憶部
6131 データ形式変換プログラム格納部
614 I/F
615 バス
Claims (38)
- 記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信装置及び通信ネットワークを介して接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを再生可能なデータ形式に変換する変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する要求手段と、前記変換プログラムに従って前記記録データのデータ形式を当該再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、を備え、
前記サーバは、前記再生装置からの要求情報に応じて前記再生不可能な記録データに適合する前記変換プログラムを前記再生装置に提供する提供手段を備えたことを特徴とする再生システム。 - 前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報を含み、
前記サーバは、各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。 - 前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
- 前記記録メディアの記録データは、該記録データのデータ形式を規定するデータフォーマット部と記録データの内容を示す実情報部により構成され、
前記変換プログラムは、前記データフォーマット部を変換するためのプログラムであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の再生システム。 - 前記再生装置の要求手段は、前記サーバに該再生装置の利用者識別情報を前記要求情報と併せて送信し、
前記サーバは、前記再生装置から送信された利用者識別情報に基づいて、前記再生装置の利用者への前記変換プログラムの提供に対する課金を行う課金処理手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の再生システム。 - 記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信装置及び通信ネットワークを介して接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データとともに再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する要求手段とを備え、
前記サーバは、前記再生装置からの変換要求情報に応じて前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、
前記変換された記録データを前記再生装置に提供する提供手段とを備えたことを特徴とする再生システム。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
前記サーバは、各種再生装置の機種情報とその再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴とする請求項6に記載の再生システム。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式の情報であることを特徴とする請求項6に記載の再生システム。
- 前記記録メディアの記録データは、該記録データのデータ形式を規定するデータフォーマット部と記録データの内容を示す実情報部により構成され、
前記サーバの変換手段は、前記データフォーマット部を変換することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の再生システム。 - 前記再生装置の要求手段は、前記サーバに該再生装置の利用者識別情報を前記変換要求情報と併せて送信し、
前記サーバは、前記再生装置から送信された利用者識別情報に基づいて、前記再生装置の利用者への前記変換後の記録データの提供に対する課金を行う課金処理手段を備えたことを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載の再生システム。 - 記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信ネットワークを介して接続された再生システムにおける通信方法であって、
前記再生装置において、再生不可能な前記記録データのデータ形式とこの記録データに応じた再生可能なデータ形式を示す情報又は前記記録データのデータ形式を示す情報と前記再生装置の機種情報を変換プログラム要求情報として前記サーバに送信する工程と、
前記サーバにおいて、前記再生装置からの変換プログラム要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換するための変換プログラムを前記再生装置に送信する工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 記録メディアの記録データを再生する再生装置とサーバとが通信ネットワークを介して接続された再生システムにおける通信方法であって、
前記再生装置において、前記記録データと、前記再生装置の機種情報又は前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報とを変換要求情報として前記サーバに送信する工程と、
前記サーバにおいて、前記再生装置からの変換要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式のデータに変換して前記再生装置に送信する工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。 - 記録メディアの記録データを再生する再生装置と通信装置及び通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記再生装置から前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換プログラムの要求情報を受信し、該要求情報に応じて前記記録データに適合する変換プログラムを前記再生装置に提供する提供手段を備えたことを特徴とするサーバ。 - 前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報を含み、
各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴とする請求項13記載のサーバ。 - 前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項13に記載のサーバ。
- 記録メディアの記録データを再生する再生装置と通信装置及び通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記再生装置から前記記録データ及び前記再生装置で再生可能なデータ形式への変換要求情報を受信して、該変換要求情報に応じて前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、
前記変換された記録データを前記再生装置に提供する提供手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
各種再生装置の機種情報とその再生装置で再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴とする請求項16に記載のサーバ。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項16に記載のサーバ。
- 通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアの記録データを再生する再生装置において、
前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換するための変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する要求手段と、
前記サーバから送信された変換プログラムを受信して、該変換プログラムに従って前記記録データのデータ形式を当該再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段とを備えたことを特徴とする再生装置。 - 前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報であることを特徴とする請求項19に記載の再生装置。
- 前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項19に記載の再生装置。
- 通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアの記録データを再生する再生装置において、
前記記録データが当該再生装置で再生可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する要求手段とを備え、
前記サーバから変換後の記録データを前記通信装置により受信することを特徴とする再生装置。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であることを特徴とする請求項22に記載の再生装置。
- 前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項22に記載の再生装置。
- 通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアに記録されている記録データを再生する再生装置を制御するためのコンピュータに、
前記記録メディアに記録されている記録データが再生可能であるか否かを判断する機能と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータに変換する変換プログラムの要求情報を前記サーバに送信する機能と、
前記サーバから送信された変換プログラムを受信して、該変換プログラムに従って前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記要求情報は、前記記録データのデータ形式を示す情報及び前記再生装置の機種情報であることを特徴とする請求項25に記載のプログラム。
- 前記要求情報は、前記記録データの変換前のデータ形式と変換後のデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項25に記載のプログラム。
- 通信装置及び通信ネットワークを介してサーバに接続され、記録メディアに記録されている記録データを再生する再生装置を制御するためのコンピュータに、
前記記録データが再生可能であるか否かを判断する機能と、
前記判断の結果再生不可能な場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記サーバに送信する機能と、
前記サーバから変換後の記録データを受信する機能と、を実現させるためのプログラム。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であることを特徴とする請求項28に記載のプログラム。
- 前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項28に記載のプログラム。
- 請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムを記録データとともに記録した記録メディア。
- 前記請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムは再生に用いる記録データの記録領域とは別の複数の領域に記録されていることを特徴とする請求項31に記載の記録メディア。
- 請求項25〜30の何れか一項に記載のプログラムを記録メディアに記録する記録部を備えたことを特徴とする記録装置。
- 請求項33に記載の記録装置を備えたことを特徴とする請求項1又は6に記載の再生システム。
- 記録メディアに記録された記録データを再生する再生装置において、
前記記録データのデータ形式を変換するための変換プログラムが記録された、前記記録メディアとは別体のデータ変換メモリが着脱自在に構成され、
前記記録データが再生可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果再生不可能である場合に、前記データ変換メモリから前記記録データのデータ形式に応じた変換プログラムを読み出して前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、を備えたことを特徴とする再生装置。 - 記録メディアに記録された記録データを再生する再生装置がインターフェースを介してデータ変換装置に接続された再生システムであって、
前記再生装置は、前記記録データが再生可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断の結果再生不可能である場合に、前記記録データ及び再生可能なデータ形式への変換要求情報を前記データ変換装置に送信する要求手段とを備え、
前記データ変換装置は、前記再生装置からの変換要求情報に応じて、前記記録データを前記再生装置で再生可能なデータ形式に変換する変換手段と、前記変換後の記録データを前記再生装置に提供する提供手段とを備えたことを特徴とする再生システム。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置の機種情報であり、
前記データ変換装置は、前記再生装置の機種情報と再生可能なデータ形式情報とを対応付けて記憶する再生可能データ形式参照テーブルを備えたことを特徴とする請求項36に記載の再生システム。 - 前記変換要求情報は、前記再生装置で再生可能なデータ形式を示す情報であることを特徴とする請求項36に記載の再生システム。
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JP2002375006A JP2004208057A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 再生システム、サーバ、再生装置、プログラム、記録メディア、記録装置、通信方法 |
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-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002375006A patent/JP2004208057A/ja active Pending
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JP2007088963A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Nec Corp | 情報処理装置及び情報処理方法 |
JP4635801B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-02-23 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法 |
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