JP2004207014A - 電界発光灯 - Google Patents

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JP2004207014A
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electrode
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light
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Naoyuki Mori
尚之 森
Masaharu Ono
正晴 大野
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】絶縁破壊を起こすことなく、分割形成された駆動電極間の上部に位置する発光層を発光させ、文字や図形全体を均一に表示させることができる高品質の電界発光灯を提供する。
【解決手段】電界発光灯1は、絶縁性ベースフィルム2上に、駆動電極である裏面電極3a、3bと、反射絶縁層4と、裏面電極3a、3b間の上部に位置し、かつ両端が裏面電極3a、3b上と重なるように形成された中間導電層5と、発光層6と、所定形状の浮動電極である透明電極7が順次積層されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電界発光灯に関し、特に分割形成した駆動電極を有し、同一面上から給電する方式の電界発光灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透明電極と裏面電極間に交流電圧を印加して、両電極間に挟まれた発光層から出た光を透明電極を介して全面発光させる電界発光灯は、液晶ディスプレイのバックライト等に使用されている。これとは別に、図形や文字などのキャラクタ表示を目的として、裏面電極を分割し、この分割した裏面電極に交流電圧を印加して、発光層を発光させる電界発光灯があり、例えば、特開平8−153582号公報に開示されている。
【0003】
図3は、従来の電界発光灯31の構成を示す断面図である。従来の電界発光灯31は、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等から成る絶縁性ベースフィルム32上に、Cu、Al等の導電性材料を接着剤等で接着し、エッチング等の手段により電気的に分割された裏面電極33a、33bを櫛型状に形成し、この裏面電極33a、33b上に反射絶縁層34と発光層35を順次積層形成し、さらに発光層35の上面に、例えば可視光線透過性のある導電性微粉末としてインジウム錫酸化物(以下「ITO」と言う)をアクリルメラミン樹脂に分散させた導電性ペーストを塗布や印刷により、使用者が好みに応じて所定形状に成膜乾燥させた透明電極36を形成する。そして、裏面電極33a、33bの電極端子37a、37bが外部に露出するように一対の封止フィルム38、39で包囲してラミネート処理するものである。
【0004】
次に、かかる構成の電界発光灯31の発光原理を図4を用いて説明する。裏面電極端子37a、37bに所定の交流電圧を印加すると、反射絶縁層34と発光層35が容量性を有するために、裏面電極33a、33bと透明電極36間に電位差が生じる。その結果、発光層35に高電界がかかり、使用者が塗布や印刷等の手段により好みの所定形状に成膜した浮動電極である透明電極36を通して、発光層35から光40が取り出される。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−153582号公報(第2,3頁、0012段落〜0016段落、図1,図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電界発光灯31は、同一面状から給電できるという利点を有する反面、発光面がストライプ状に発光し、文字や図形の視認性を損なうという欠点を有する。これは、図4に示すように、裏面電極33a、33b上部に位置する発光層35aには、裏面電極33a、33bと透明電極36を介して垂直方向に電気力線が形成され高電界がかかるが、裏面電極33a、33b間の上部に位置する発光層35bは、裏面電極33a、33bとの距離が離れているため、電気力線が形成されずに高電界がほとんどかからないためである。
【0007】
図5(a)、(b)は、従来の電界発光灯31の平面図及び文字を発光させたときの状態図である。図5(a)に示すように、従来の電界発光灯31の電極端子37a、37bに交流電圧を印加して透明電極36で形成した文字「N」を発光させると、図5(b)に示すように裏面電極33a、33b間が未発光のストライプ状の文字「N」41が表示されることになる。
【0008】
従って、裏面電極37a、37bの間隔はできるだけ狭くするよう設計されるが、50〜100μmが限界であり、これ以上に近づけると裏面電極37a、37b間に位置する反射絶縁層34が絶縁破壊を起こし、正常な表示が不能となる。
【0009】
本発明は上記問題を解決するために考えられたもので、絶縁破壊を起こすことなく、分割形成された駆動電極間の上部に位置する発光層を発光させ、文字や図形全体を均一に表示させることができる高品質の電界発光灯を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の電界発光灯は、駆動電極と浮動電極の間に発光層と反射絶縁層を形成し、前記駆動電極を第1電極と第2電極に分割形成した電界発光灯であって、前記発光層と前記反射絶縁層の間に中間導電層を形成するとともに、前記中間導電層が、前記駆動電極を分割形成した前記第1、第2電極間を中心に、その両端が前記第1、第2電極の上部に位置するように配置されたことを特徴とする。この構成により、第1電極と中間導電層と第2電極の間に電位差が生じるので、第1、第2電極間の上部に位置する発光層に高電界がかかり、発光させることができる。
【0011】
また、請求項2記載の電界発光灯は、請求項1記載の電界発光灯であって、前記第1、第2電極の幅が同一で、かつ前記第1、第2電極の間隔が前記第1、第2電極の幅の5〜20%で、かつ前記中間導電層と前記第1、第2電極の重なる部分が、それぞれ前記第1、第2電極の幅の1〜10%の範囲であることを特徴とする。この構成により、第1、第2電極間の上部に位置する発光層を均一にかつ効率良く発光させることができる。
【0012】
また、請求項3記載の電界発光灯は、請求項1記載の電界発光灯であって、前記中間導電層が、酸化インジウム、酸化錫、酸化アンチモン、酸化亜鉛及び導電性高分子の少なくとも一種類以上を含む透明導電性材料からなることを特徴とする。この構成により、発光層から出射される光を中間導電層が吸収することがなく、反射絶縁層で効率良く反射させることができる。また、未発光時にも光透過性のある発光層側から中間導電層が見えることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1(a)、(b)は、本発明の電界発光灯1の構成を示す断面図及び中間導電層の形成状態を示す平面図である。
【0014】
図1(a)に示すように、本発明の電界発光灯1は、ポリエチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等から成る絶縁性ベースフィルム2上に、Cu、Al等の導電性材料を接着剤等で接着する。次に、レジストを塗布し、分割電極形状をパターニングした後、エッチング等の手段により駆動電極を電気的に分割した第1、第2電極である裏面電極3a、3bを櫛型状に形成し、この裏面電極3a、3b上にチタン酸バリウム等の高誘電体物質を樹脂中に分散した反射絶縁層4をスクリーン印刷により形成する。
【0015】
次に、ITO微粉末を樹脂中に分散した中間導電層5をスクリーン印刷により、裏面電極3a、3b間の上部に位置し、かつ中間導電層5の両端が裏面電極3a、3bと重なるように形成する。具体的には、図1(b)に示すように、裏面電極3a、3b間の全ての隙間を覆うように、中間導電層5が形成される。
【0016】
次に、図1(a)に示すように、反射絶縁層4と中間導電層5上に、硫化亜鉛を銅や塩素で付活した蛍光体を樹脂中に分散した発光層6を積層形成し、この発光層6の上面に、ITO微粉末を樹脂中に分散させた導電性ペーストにより、浮動電極である透明電極7を使用者が好みに応じた形状に形成する。
【0017】
次に、本発明の電界発光灯1の発光原理について、図2を参照して説明する。分割形成された裏面電極3a、3bには、それぞれ電極端子8a、8bが接続されており、これら電極端子8a、8b間に所定の交流電圧を印加すると、裏面電極3a−透明電極7−裏面電極3b間に電気力線が形成され、裏面電極3a、3b上部に位置する発光層6aに高電界がかかり発光する。このとき同時に、裏面電極3a−中間導電層5−裏面電極3b間に電気力線が形成される。透明電極7と中間導電層5は下地の容量成分が異なるので、交流的に位相差が生じることになり、透明電極7と中間導電層5間にも電位差が生じる。その結果、裏面電極3a、3b間の上部に位置する発光層6bも発光に寄与する。これにより、裏面電極3a、3b間も発光することになり、不発光部のない高品質な電界発光灯1を得ることができる。
【0018】
なお、本発明においては、中間導電層5と裏面電極3a、3bの重なる部分Xが、裏面電極3a、3bの幅Yの1〜10%の範囲であることが望ましい。重なる部分Xが幅Yの1%よりも小さくなると、裏面電極3a、3bと中間導電層5に電位差が生じず、発光層6bに十分電界がかからなくなり、輝度が低下する。また、逆に重なる部分Xが幅Yの10%より大きくなると、裏面電極3a、3bと透明電極7間に形成される電気力線が中間導電層5で遮蔽されて、発光層6aの輝度が低下すると同時に、中間導電層5の形成に要する材料費アップにもつながる。
【0019】
さらに、裏面電極3a、3bの間隔Zは、裏面電極3a、3bの幅Yの5〜20%であることが望ましい。間隔Zが幅Yの5%よりも小さく、あるいは20%よりも大きくなる場合は各電極間に印加される分圧の関係で均一に発光しなくなる。
【0020】
また、中間導電層5は導電性を有するものであればどのような材料でもよいが、非発光時に光透過性のある発光層6側から中間導電層5が見えないようにするため、上述したITO以外に酸化錫、酸化アンチモン、酸化亜鉛等の透明導電性無機化合物や、ポリアニリン、ポリエチレンジオキシチオフェン等の透明導電性高分子を使用することができる。
【0021】
また、本実施例では背面電極側から順次積層して各層を形成したが、逆に絶縁性ベースフィルムの上に透明電極側から積層するようにしてもよい。例えば、PETのような透明なベースフィルム上に透明導電性インクを用いてスクリーン印刷等で透明電極を、所定のパターンに印刷形成する。次に、硫化亜鉛を銅や塩素で付活した蛍光体を樹脂中に分散した発光層、ITO微粉末を樹脂中に分散した中間導電層、チタン酸バリウム等の絶縁物を樹脂中に分散した反射絶縁層を順次積層後、銀、ニッケル、カーボンなどの導電ペーストからなる裏面電極をスクリーン印刷等で分割形成することもできる。この方法によれば、裏面電極を含めた各層を同一のスクリーン印刷装置により形成できるので製造費を低減させることができる。
【0022】
また、上記の例では、第1電極として裏面電極を一対の櫛型形状に分割形成した場合について説明したが、裏面電極の代わりに、透明電極を第1電極として、一対の櫛型形状に分割してもよい。さらに、電極の分割形状も上述した櫛型に限定されるものではなく、電気的に分割された構造のものであればどのような形状でも顕著な効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電界発光灯は、分割形成した駆動電極を有し、同一面上から給電する方式の電界発光灯において、発光層と反射絶縁層の間に中間導電層を設け、駆動電極と中間導電層との間に電界が生じるように構成したので、分割形成された駆動電極間上の発光層も発光させることができる。その結果、文字や図形全体が均一に発光する高品質の電界発光灯が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界発光灯の構成を示す断面図及び中間導電層の形成状態を示す平面図
【図2】本発明の電界発光灯の発光原理を説明する図
【図3】従来の電界発光灯の構成を示す断面図
【図4】従来の電界発光灯の発光原理を説明する図
【図5】従来の電界発光灯の平面図及び文字を発光させたときの状態図
【符号の説明】
1 本発明の電界発光灯
2 絶縁性ベースフィルム
3a、3b 裏面電極
4 反射絶縁層
5 中間導電層
6 発光層
6a 裏面電極上の発光層
6b 裏面電極間の発光層
7 透明電極
8a、8b 電極端子
X 中間導電層と裏面電極の重なる部分
Y 裏面電極の幅
Z 裏面電極の間隔
11 発光
31 従来の電界発光灯
32 絶縁性ベースフィルム
33a、33b 裏面電極
34 反射絶縁層
35 発光層
35a 裏面電極上の発光層
35b 裏面電極間の発光層
36 透明電極
37a、37b 電極端子
38、39 封止フィルム
40 発光
41 ストライプ状の文字「N」

Claims (3)

  1. 駆動電極と浮動電極の間に発光層と反射絶縁層を形成し、前記駆動電極を第1電極と第2電極に分割形成した電界発光灯において、前記発光層と前記反射絶縁層の間に中間導電層を形成するとともに、前記中間導電層が、前記駆動電極を分割形成した前記第1、第2電極間を中心に、その両端が前記第1、第2電極の上部に位置するように配置されたことを特徴とする電界発光灯。
  2. 前記第1、第2電極の幅が同一で、かつ前記第1、第2電極の間隔が前記第1、第2電極の幅の5〜20%で、かつ前記中間導電層と前記第1、第2電極の重なる部分が、それぞれ前記第1、第2電極の幅の1〜10%の範囲であることを特徴とする請求項1記載の電界発光灯。
  3. 前記中間導電層が、酸化インジウム、酸化錫、酸化アンチモン、酸化亜鉛及び導電性高分子の少なくとも一種類以上を含む透明導電性材料からなることを特徴とする請求項1記載の電界発光灯。
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