JP2004204843A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】冒頭に言及した形式の内燃機関において、できる限り長い時間にわたって良好な放出物質量値を達成し、燃焼の良好な品質を維持する。このとき内燃機関はできる限り低コストで組み立てられることが望ましい。
【解決手段】圧縮された吸入空気を冷却する冷却装置は少なくとも1つの熱交換器に接続されており、当該の熱交換器は、噴射装置へ供給される燃料、および/または噴射装置の組み込まれた領域、および/または噴射装置自体を冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸入空気を圧縮する圧縮装置と、圧縮された吸入空気を冷却する冷却装置と、燃料を直接に燃焼室内へ噴射する噴射装置とを備えた内燃機関に関する。
このような内燃機関は独国特許出願公開第10065266号明細書から公知である。ここでは吸入空気がターボチャージャで圧縮され、続いてチャージ空気冷却装置で冷却され、燃焼室内へ直接に噴射される。
公知の内燃機関を噴射案内式の燃焼プロセスで駆動することが望ましい。こうした燃焼プロセスではインジェクタは燃焼室断面の中心に配置される。ただしこの場合時間が経つにつれて放出物質量が高まり、内燃機関の寿命のうちには燃焼の品質が劣化してしまうことがある。
独国特許出願公開第10065266号明細書
したがって本発明の課題は、冒頭に言及した形式の内燃機関において、できる限り長い時間にわたって良好な放出物質量値を達成し、燃焼の良好な品質を維持することである。このとき内燃機関はできる限り低コストで組み立てられることが望ましい。
この課題は、圧縮された吸入空気を冷却する冷却装置は少なくとも1つの熱交換器に接続されており、当該の熱交換器は、噴射装置へ供給される燃料、および/または噴射装置の組み込まれた領域、および/または噴射装置自体を冷却する構成により解決される。
本発明の内燃機関では、インジェクタ頂部の温度が比較的低温に維持される。これによりインジェクタ頂部に物質が蓄積する危険が低減される。このように物質が蓄積されると、インジェクタの噴射孔が目詰まりし、噴射の際に所望の形状の噴流の形成や所望の燃料量の調量が困難となる。本発明の内燃機関ではこうした物質の蓄積が阻止されるかまたは少なくとも遅延されることにより、インジェクタから噴射される燃料の噴流の最適な形成が長い時間にわたって保証される。燃料噴流が最適に構成されれば放出物質量および燃費も改善される。
インジェクタ頂部の冷却は本発明により特に簡単に行われる。すなわち、既存の冷却システムを用いて圧縮された吸入空気の冷却(チャージ空気冷却)を行い、これを少なくとも間接的にインジェクタの冷却に用いる。本発明によればインジェクタへ供給される燃料が冷却されるが、直接にインジェクタを冷却したり、またはインジェクタの組み込まれた領域の直接近傍を冷却したりしてもよい。
圧縮された吸入空気を冷却するための冷却装置を使用すると、一般的な内燃機関の冷却装置に比べて、吸入空気冷却システムで使用される冷却媒体の温度を比較的低くできるという利点がある。チャージ空気冷却装置における冷却媒体の温度は通常はほぼ40℃〜50℃であり、これに対して一般的な内燃機関の冷却水の温度は格段に高い温度レベルを有している。圧縮された吸入空気を冷却する冷却装置を用いてインジェクタ頂部を冷却する手法はきわめて効率的であり、しかもコスト上も有利である。なぜなら圧縮された吸入空気を冷却するための冷却装置は既に車両に設けられているからである。
本発明のインジェクタ頂部の冷却についての別の利点は、内燃機関が所定の駆動状態でノッキング燃焼を生じやすくなる傾向が低減されることである。このことは場合により行われるノッキング制御で考慮される。
本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
本発明の第1の有利な実施形態によれば、少なくとも1つの熱交換器は高圧燃料ポンプの下流の燃料管路に熱的に結合されている。燃料の温度はこの領域では圧縮のために高くなっているので、冷却の効率は高まる。
また、少なくとも1つの熱交換器を噴射装置へ接続された燃料蓄積管路に熱的に結合することもできる。直接噴射型の内燃機関には通常この種の燃料蓄積管路が設けられており、ふつう“レール”と称されている。こうした燃料蓄積管路は燃料を高圧で蓄積している。燃料蓄積管路の冷却は、そこに蓄積されている燃料が圧縮のためにまた機関ブロックからの熱伝導のために冷却装置の冷却媒体に比べて高温になっているので、熱的に特に有利である。したがってこの位置での冷却はきわめて効率的なものとなる。さらに燃料蓄積管路は一般に良好にアクセス可能であり、本発明における熱的結合も容易に実現される。さらに別の実施形態により、当該の熱交換器が燃料蓄積管路の壁内に冷却剤の流れる空間を含むように構成することもできる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、少なくとも1つの熱交換器は噴射装置に組み込まれているシリンダヘッドに熱的に結合されている。この実施形態によれば、熱交換器は冷却媒体と冷却すべき領域とのあいだの高い温度勾配に基づいて効率的に動作する。
この実施形態では、当該の熱交換器がシリンダヘッド内の噴射装置の直接近傍に冷却剤の流れる空間を含むように構成することもできる。このとき冷却剤の流れる空間は通常のシリンダヘッドの冷却部に加えて設けてもよいし、当該の冷却空間のみを設けてもよい。
さらに別の有利な実施形態によれば、熱交換器の冷却能力を制御する調整装置が設けられている。これによりインジェクタ頂部の冷却を内燃機関のその時点での駆動条件へ最適に適合させることができる。
これは特に、調整装置を開制御および閉ループ制御装置に接続し、少なくとも1つの駆動パラメータの信号に依存して、および/または内燃機関の駆動状態に依存してこれを制御することにより良好に行うことができる。このようにすれば、インジェクタ頂部の所定の状況(例えば内燃機関のコールドスタート)でのウォームアップも考慮することができる。これにより混合気の調製が改善され、HC放出量が改善される。
さらに有利には、調整装置は回転数可変の電気式の冷却剤ポンプおよび/または駆動可能なバルブ装置を含む。このような調整装置は技術的に容易に構成でき、しかも安価である。また冷却装置の冷却能力をそのつどの駆動条件の要求に対して自発的に適合させることができる。
以下に添付図に示した本発明の内燃機関の実施例を詳細に説明する。
図1には内燃機関10の全体が示されている。この内燃機関は図示されていない車両内で当該の車両を駆動するために用いられる。図1に示されているコンポーネントは内燃機関10の駆動に必要なもの全てではなく、本発明の実施例に関連するもののみであることに注意されたい。
内燃機関10は複数の燃焼室を有しており、そのうちの1つ、燃焼室12のみが図1に示されている。燃焼用空気は吸入弁14を介して燃焼室12へ達する。燃焼した排気ガスは燃焼室12から排出弁16および排気管18を介して放出される。吸入空気は吸気管20を介して吸入弁14へ達し、圧縮器22で圧縮される。圧縮器22は排気管18内に配置されたタービン24によって機械的に駆動される。圧縮器22およびタービン24から成るユニットは“ターボチャージャ”と称される。
圧縮器22と吸入弁14とのあいだで吸入空気は第1の熱交換器26によって冷却される。この熱交換器には冷却剤が流れており、“チャージ空気冷却装置”または“インタークーラ”と称されている。この第1の熱交換器26は冷却剤管路28、30を介して第2の熱交換器32に接続されている。この第2の熱交換器により冷却剤と周囲空気とのあいだで熱が交換される。第1の熱交換器26、第2の熱交換器32、冷却剤管路28、30が冷却装置33を形成している。
燃料はインジェクタ34を介して燃焼室12内へ噴射される。インジェクタはシリンダヘッド36において燃焼室12の断面の中央の位置に配置されている。燃焼室12内へインジェクタ34から直接に噴射された燃料はスパークプラグ38によって点火される。図1に示されている内燃機関はガソリン内燃機関であるが、基本的にここに図示されているコンポーネントはディーゼル直接噴射型の内燃機関でも使用可能である。
インジェクタ34は高圧燃料管路40を介して燃料蓄積管路42へ接続されている。この燃料蓄積管路は“レール”とも称される。燃料蓄積管路42には内燃機関10の別のシリンダのインジェクタも接続されている。燃料蓄積管路42内では燃料がきわめて高い圧力で蓄積される。燃料は高圧燃料管路40を介して高圧燃料ポンプ46から燃料蓄積管路42へ供給される。
高圧燃料ポンプ46は図示されていない内燃機関10のカムシャフトによって機械的に駆動される。この高圧燃料ポンプ46は燃料を電気燃料ポンプ50を備えた低圧燃料管路48から受け取る。電気燃料ポンプ50は“プレフィードポンプ”とも称される。電気燃料ポンプ50は燃料タンク52から燃料を圧送するものである。
高圧燃料ポンプ46と燃料蓄積管路42とのあいだの高圧燃料管路44に第3の熱交換器54が配置される。この第3の熱交換器は冷却剤管路56および28、さらに別の冷却剤管路58および30を介して第2の熱交換器32へ接続されている。
内燃機関10は第2の熱交換器32および第3の熱交換器54の冷却能力を制御する調整装置60を有している。ここで調整装置60は開制御および閉ループ制御装置62に接続されており、この開制御および閉ループ制御装置はセンサ64a、64b、64cの信号を受け取る。これらのセンサにより内燃機関10の駆動にとって重要な駆動パラメータが検出され、開制御および閉ループ制御装置60はこれらの信号から内燃機関10の駆動状態を知ることができる。この点について以下に詳しく述べる。
図2から見て取れるように、調整装置60はエレクトロモータ68によって駆動される冷却剤ポンプ66を有している。冷却剤ポンプ66は第2の熱交換器32に通じる冷却剤管路28に配置されている。エレクトロモータ68は開制御および閉ループ制御装置によってその回転数が制御されて駆動される。
第1の熱交換器(インタークーラ)26へ通じる冷却剤管路28には第1の比例制御弁70が配置されている。この比例制御弁は開制御および閉ループ制御装置62によって駆動され、第1の熱交換器26を通る冷却剤流を滑らかに調整する。これと同様に第3の熱交換器54へ通じる冷却剤管路56には第2の比例制御弁72が配置されており、これも同様に開制御および閉ループ制御装置62によって駆動される。第2の比例制御弁72により第3の熱交換器54を通る冷却剤流も滑らかに調整される。エレクトロモータ68を備えた冷却剤ポンプ66および第1の比例制御弁70、第2の比例制御弁72が調整装置60を形成している。
内燃機関10は次のように動作する。
圧縮器22によって圧縮された吸入空気は第1の熱交換器26内でこれを通る冷却剤(例えば冷却水)によって冷却される。こうして冷却された圧縮空気は燃焼室12へ達する。インジェクタ34による燃料噴射により燃焼室12内で燃料空気混合気が形成され、スパークプラグ38により点火される。
第1の熱交換器26での熱交換により冷却剤は加熱される。冷却剤管路30を介して、熱くなった冷却剤が第2の熱交換器32へ供給される。この第2の熱交換器32には周囲空気が流れている。これにより冷却剤が冷却される。通常、冷却剤の温度レベルは第2の熱交換器32を出る時点で約40℃〜50℃である。
冷却剤管路56および第2の比例制御弁72を介して、冷却剤は燃料蓄積管路42と高圧燃料ポンプ46とのあいだの高圧燃料管路44に配置された第3の熱交換器54へ達する。この第3の熱交換器54には一方では冷却剤が流れており、他方では高圧燃料ポンプ46によってきわめて高い圧力で圧縮された燃料が流れている。熱伝導と圧縮とのためにこの領域を流れる燃料は高温となっている。約40℃〜50℃の冷却媒体で冷却することにより、第3の熱交換器54内で燃料の温度は効果的に低減される。
相応して第3の熱交換器54の下流の温度、すなわち燃料蓄積管路42の温度やインジェクタ34の温度も低くなる。こうした温度低下により燃焼室12内へ突出したインジェクタ頂部が比較的低い温度に維持される。これによりインジェクタ頂部、特にインジェクタ34の噴射孔に物質が蓄積してしまう危険が低減される。これは特に燃焼室12内の温度負荷の高い位置に配置されているインジェクタ34にとって有利である。
各比例制御弁70、72および回転数の調整可能なポンプ66を用いて、一方では圧縮された吸入空気を第1の熱交換器26を通して冷却することにより、また他方ではインジェクタ34の燃料を第3の熱交換器54を通して冷却することにより、内燃機関10のそのつどの駆動状態に対して最適な冷却効果を得ることができる。こうして例えばインジェクタ34の冷却を内燃機関10の上方の部分負荷の領域でのみ行うように設定することができる。
またコールドスタートの直後に燃料を加熱することにより内燃機関10のHC放出量を低減することもできる。これは加熱された燃料がインジェクタ34から噴射されると排気ガス特性が改善されるという知識に基づいている。吸入空気(チャージ空気)の冷却も内燃機関10の駆動特性に適合させることができる。ここでも同様に内燃機関10の部分負荷駆動において吸入空気が加熱され、付加的なスロットル開放が得られる。これに対して負荷が大きい場合には吸入空気が冷却され、ノッキング傾向を小さくしてシリンダ充填率を高めることができる。
図3には内燃機関10の第2の実施例が示されている。ここでは図1、図2の実施例に則して説明したものに相応するコンポーネントおよび領域は改めて説明ない。
図1、図2の実施例に対して、図3の実施例の内燃機関10では、最終的にインジェクタ34を冷却する第3の熱交換器54が熱的に直接に燃料蓄積管路42に結合されている。図4、図5から見て取れるように、ここでは燃料蓄積管路42の長さ全体にわたってその周囲壁74の約半周分延在するように冷却剤の流れる空間76が設けられており、この空間を第2の熱交換器32から来る冷却剤77が通る。
このようにして燃料蓄積管路42およびこのなかに蓄積されている燃料79が燃料蓄積管路42からインジェクタ34へ達する直前に冷却される。図3、図4には燃料蓄積管路42に設けられた圧力制限弁78と、燃料蓄積管路42内の燃料圧を検出する圧力センサ80とが示されている。これら2つのコンポーネントは図示しない線路を介して開制御および閉ループ制御装置62へ接続されており、燃料蓄積管路42における所望の燃料圧を正確に形成する。
さらに別の実施例が図6、図7に示されている。ここでも前出の実施例に相応するコンポーネントおよび領域は改めて説明しない。
図6に示されている内燃機関10では、インジェクタ34の直接近傍に設けられた冷却剤の流れる空間76を冷却流体77が通っている。この冷却剤の流れる空間76はシリンダヘッド36内に配置されている。これによりシリンダヘッド36が冷却される。特に図7から明らかなように、インジェクタはシリンダヘッド36内の縦孔82に固定されている。冷却剤の流れる空間76は燃焼室12に対してテフロンリング84によって密閉されている。外部の周囲へ向かってもこの冷却剤の流れる空間76は同様にテフロンリング86によって密閉されている。
冷却剤の流れる空間76は内燃機関10のその他の機関ブロックの冷却とは独立に用いられることを指摘しておく(図6、図7では特に表現されていない)。また図6、図7に示されている内燃機関10には比例制御弁は設けられていない。したがって第2の熱交換器32および第3の熱交換器54の冷却能力はほぼ制御できない。しかし基本的に図6、図7に示されている実施例においても、前述の実施例に則して説明したのと同様に冷却能力を相応に調整することもできる。
燃料を冷却する冷却装置を備えた内燃機関の第1の実施例を示す図である。
図1の冷却装置の詳細図である。
燃料蓄積管路を冷却する冷却装置を備えた内燃機関の第2の実施例を示す図である。
図3の燃料蓄積管路の詳細図である。
図4のV−V線で切断した断面図である。
シリンダヘッド内のインジェクタの直接近傍の領域を冷却する冷却装置を備えた内燃機関の第3の実施例を示す図である。
図6のシリンダヘッド内のインジェクタの直接近傍の領域を示す図である。
符号の説明
10 内燃機関
12 燃焼室
14 吸入弁
16 排出弁
18 排気管
20 吸気管
22 圧縮器
24 タービン
26、32、54 熱交換器
28、30、56、58 冷却剤管路
33 冷却装置
34 インジェクタ
36 シリンダヘッド
38 スパークプラグ
40、44 高圧燃料管路
46 高圧燃料ポンプ
42 燃料蓄積管路(レール)
48 低圧燃料管路
50 燃料ポンプ
52 燃料タンク
60 調整装置
62 開制御および閉ループ制御装置
64a、64b、64c センサ
66 冷却剤ポンプ
68 エレクトロモータ
70、72 比例制御弁

Claims (9)

  1. 吸入空気を圧縮する圧縮装置(22)と、圧縮された吸入空気を冷却する冷却装置(33)と、燃料を直接に燃焼室(12)内へ噴射する噴射装置(34)とを備えた内燃機関(10)において、
    圧縮された吸入空気を冷却する冷却装置(33)は少なくとも1つの熱交換器(54)に接続されており、
    当該の熱交換器は、噴射装置(34)へ供給される燃料、および/または噴射装置(34)の組み込まれた領域(82)、および/または噴射装置(34)自体を冷却する
    ことを特徴とする内燃機関。
  2. 少なくとも1つの熱交換器(54)は高圧ポンプ(46)の下流の燃料管路(44)に熱的に結合されている、請求項1記載の内燃機関。
  3. 少なくとも1つの熱交換器(54)は噴射装置(34)へ接続された燃料蓄積管路(42)に熱的に結合されている、請求項1記載の内燃機関。
  4. 当該の熱交換器(54)は燃料蓄積管路(42)の壁(74)内に冷却剤(77)の流れる空間(76)を含む、請求項3記載の内燃機関。
  5. 少なくとも1つの熱交換器(54)は噴射装置(34)に組み込まれているシリンダヘッド(36)に熱的に結合されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の内燃機関。
  6. 当該の熱交換器(54)はシリンダヘッド(36)内の噴射装置(34)の直接近傍に冷却剤(77)の流れる空間(76)を含む、請求項5記載の内燃機関。
  7. 熱交換器(54)の冷却能力を制御する調整装置(60)が設けられている、請求項1から6までのいずれか1項記載の内燃機関。
  8. 調整装置(60)は開制御および閉ループ制御装置(62)に接続されており、少なくとも1つの駆動パラメータの信号および/または内燃機関(10)の駆動状態に依存して制御される、請求項7記載の内燃機関。
  9. 調整装置(60)は回転数可変の電気式の冷却剤ポンプ(66、68)および/または駆動可能なバルブ装置(72)を含む、請求項8記載の内燃機関。
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